海上の森原人回顧録・その3

森を守る活動報告・ネット新聞掲載記事から転載
 


第60回:8月から投稿を本格化/反博・9月活動日録/掲載はコレだ!





  



      
       海上の森原人回顧録 ぱーと3
    森を守る活動報告・ネット新聞掲載記事から転載

  
      
  第53回:極秘文書・中日スクープ/投稿00年1月/建設大臣に要請書

00年1月1日(土)元旦21時45分:新年初電話が土地トラスト申込み!
 リタイア後所属の協会で長老を務め、大学の社会人コースで環境経済論を学ぶ祖父江敏行氏から嬉しい電話。指導教官の指名で「学生たちの前で30分以上も国際博に関するレポートを報告した」との由。氏の意欲と努力に脱帽!一廻り以上も違う氏の年齢になったとき、自分にそれだけできるかと思うと、自信がない。たぶん無理だろう。すごいなァ~。
そのうえ県民投票にも力を貸してくださるとのこと。勇気百倍、お酒がウマイ!!

1月9日(日)9~11時探鳥会/12~14時署名活動/15~18時会議
 新春第1回探鳥会「ほかに行くところはないの?」と言われつつ今年もまた海上の森!
トニカク飽きないんです。イロイロ鳥も出て二重丸。森、里山、雑木林いいな~ホント!
後ろ髪を引かれる?思いで、次ぎは都会の真ん真ん中、栄・三越前へ。
県民投票の受任者の募集活動。参加8名、2時間で受任者を20名ゲット。
遅いお昼を済ませ、千種区内山のプロジェクトM【県民投票のスタッフ会議】へ。
終了後、丸山さんの「店舗権利取得」を祝い、彼女の店
ハムティバイナで祝杯4名。
帰宅は日付が変わる頃……、こらこら!

1月15日(土)11時~「14日朝刊:通産省極秘文書スクープ」投稿作成
 中日新聞が1月14日付トップ記事で【BIEが通産省へ痛烈な批判文書を送付していた】事実を明らかにした。都合の悪いことは隠す!相変わらずの秘密主義でいつかはバレる悪いお役人の習性、臭いものにフタとはほんと情けない。あ~あ、どうせボツだろうと思うもののじっとしていられず、想いのたけをとにかく文章に。とゆーわけで400字詰原稿用紙
1枚に1時間かけて書いたのが以下の文で即、投稿欄へ発信。

 【森を壊す万博世界の恥だ】   00年1月15日
 前倒し事業の「新住計画」で土地を造成し会場にあてるという、
壊滅的な自然破壊が予想される万博計画を知り、一市民としていても
たってもいられない思いで過去数年、仲間とともに異議を申し立て続けてきた。

 趣味のバードウオッチング34年の経験から、大都会に隣接しながらこれほどまでに豊かな自然が残された里山をほかに私は知らない。改めて「なぜこの森で万博なのか」という想いを強くした矢先、博覧会国際事務局(BIE)首脳が通産省に対し「新住計画は万博を利用した自然破壊の土地開発だ」と強烈に批判したとの新聞報道に接した。万博で地域の活性化をはかり同時に跡地を住宅開発する。これが本音の目的だったからテーマが開発から
環境に変わっても、本質はなんら変わらなかった。

 しかし報道を知った世論を納得させる手段はただ1つ。国や県は過去の経緯や、
メンツにこだわらず、絶体絶命の崖っぷちにある新住計画の中止や海上の森での万博返上などを今こそ最終決断すべきときではないだろうか。生活や経済も人が生きられる環境があってこそ。環境をテーマにした万博が自然破壊の結果
「沈黙の春」となった会場で開かれるという最悪の図式は避けたいものである。

1月18日(火)9時半~15時頃:1人で「海上の森パトロール実施」
 まず、万博会場・正面ゲート予定地にある宣雄さん宅を訪ね、森の近況を聞く。
「昨日の夕方、ムササビの子が30分も玄関脇のカエデの木で鳴いて、
土曜の夜は前の山でフクロウが鳴いていた」と、兄の次男(つぎお)さん。
 次に三角点へ。村瀬さんからオオタカの情報をゲット。さらに裏道をたどり物見山、ものみ台大正池、再度、宣雄さん宅と森を一周、最後にまた三角点に登って村瀬さんの顔を見て下山、仕事場着15時40分。鳥もアカゲラ、ルリビタキ、ベニマシコ、シロハラなどバッチシ二重丸、やっほ~。快晴の中、初めての道も2本チェックできた。
期末&実力テストが終り、ほっと一息の1日だった。

1月20日(木)10時~12時「朝日1面トップ、22、23、25面も」で作文
 どうせダメだろうな。でもひょっとしてと、懲りず新たに、といっても同工異曲の
2種類の投稿文を作成 
【森を壊す万博やめるのは今】 まず1本目
 趣味で知った海上の森の素晴らしさから、壊滅的な自然破壊が予想される万博計画に 
自然保護団体の一員として92年以来反対してきた。96年6月、実母の葬儀の翌朝、
喪主の立場への非難を無視し、仲間とパリの博覧会国際事務局へ出発。バードウオッチングが好きと分かったBIE議長とは「視察の際は一緒に森を歩こう」との約束までした。

 96年11月、県は来日日程を極秘にしていたが、マスコミ情報で知り、栄で会い
約束を再確認した。翌日、現地で待つ私たちの前、知事と県幹部を乗せたバスは減速するものの止まる気配はない。手を振る私に気がついたBIE事務局長が中からウインク。せめて花束を!との呼びかけにやっと停車。半ドアに片足をかけた女性が議長に差し出す花束を県職員がひったくり、ドアを閉めそのまま発車・・(*女性は渡辺洋子さん:*BIE議長、事務局長
ともにパリで会って面識あり)

「森を一緒に歩こう」ただそれだけの約束を一方的に潰す。これが自然との共生を唱える県がとった態度だった。しかも、緩やかな草原を想像していた現地は驚天動地の「山また山」。
たとえて言えば見合い写真を信じて来たら思いもよらぬ相手。しかも新住事業という愛人
までいて自分は世間体のために利用されただけ。

 これがその後の対応から想像できる、環境劣国日本に対する、嫌悪感さえ漂うBIEの感想だろう。BIEを納得させる手はただ1つ。国や県は過去の経緯や面子にこだわらず新住計画の中止や「海上の森での」万博返上のなど、今こそ勇断すべきであろう。

【森を壊す万博やめる勇断を】 本日作成2本目
 趣味の野鳥観察で知った瀬戸市の海上の森の素晴らしさへの思いから、
森の壊滅的な破壊が予想される万博計画に対し、一市民として1992年以来、
異議を申し立ててきた。96年6月、仲間とパリの博覧会国際事務局を訪問。
同じ趣味と分かった議長とは「視察の際は一緒に森を歩こう」との約束までした。 
県は来日日程を極秘にしていたが、同年11月、マスコミ情報でBIE調査団の視察を知り
一行と会った。翌日、現地の集落で待つ私たちの前に、知事や県幹部、調査団を乗せた
バスが来た。が、せめて花束をとの呼びかけにわずかに停車しただけですぐ発車した。

 「森を一緒に歩く」それだけの約束を「自然との共生」を唱える県が一方的に潰したのだ。
調査団にとって、現地は県の事前説明であった「丘陵地」のイメージにはほど遠い「豊かな森」しかも新住事業という開発まで予定されている。自分たちは利用されただけ、以後の
BIEの対応を見ると、環境後進国日本に嫌悪感さえ抱いたのが容易に想像できる。

 BIEを納得させる手段はただひとつ。過去の経緯やメンツにこだわらず、新住計画の中止や海上の森での万博返上など、今こそ勇断を下すべきときではなかろうか。環境をテーマにした万博が、自然破壊の結果「沈黙の春」となった会場で開かれるという最悪の図式だけは
避けるべきだ。

1月21日(金)朝日〈声〉から連絡/名古屋タイムズからも原稿問い合わせ

1月22日(土)9時半~13時半:海上の森で水田洋氏を案内・のんびり散策
 【名大名誉教授、学士院会員、世界的な経済学者】と世間的にはスゴイ肩書きの《オジさんとは無縁のはずの》方だが、小生にとっては市民運動の気楽なつきあいの仲間のひとり。
しかも、名東区で車で3分のご近所。要請に応じ、2人でゆっくり、海上の森の最短かつ
最上のコースを選んで歩く。

 80歳という年齢がウソのような健脚と頭脳の冴え。う~む!斜度60度近い斜面も問題なく登りきり、ボーリング工事跡を見学。名古屋オリンピック阻止のため渡欧までした《オリンピック》回避の最大の立て役者の1人であり、今回もBIE宛てに要請文を書き渡仏もしたという熱意に、ただただ脱帽するのみ。とーぜん三角点に寄り、オオタカ博士で「営巣発見者」村瀬
さんからオオタカ最新情報をGET。

1月23日(日)13時~15時頃「海上の森くらぶ通信」ほぼ70%を脱稿
 本業が最盛期に入り、手付かずだったので忘れないうちにとメモを片手に、
折角の日曜にワープロ漬け。夜遅く中日新聞から受電。吉野川可動堰建設の賛否を問う住民投票で投票率が50%を超え、開票が決まり(*)その結果、圧倒的多数で《建設にノーをつきつける》ことになったが、そのことについて「コメントが欲しい」との要請、嬉しさ地のまま、思いつくままを申し上げたが、以下記事の一部。(原文のまま:*なお投票率が50%以下なら
「開票しない」取り決めだった!)
 2005年日本国際博覧会(愛知万博)をめぐり、1998年3月、万博開催に反対する市民団体が県議会に住民投票条令案を提出したが、否決された。再び条令の制定を求める動きがあり「海上の森を守る県民投票を求める会」が6月議会を目標に来月から署名を集める予定だ。同会副代表の宮永正義さん(53)は「徳島市の住民投票を自分たちのことのように
ドキドキしながら見守っていた。私たちにとっても大きな力になる」と喜ぶ。

1月26日(水)13~15時頃「通産大臣&県知事宛て緊急要請書を作成 
この2週間、新聞の一面に万博や新住事業の報道が載らない日がない。
次から次に内緒に隠していた事実や、風向きをみた関係者や有識者の修正発言が載り
『いまさらナニをいってんだ、このドあほ!』と腹がたつばかり。
要請文を全マスコミにもFAXした。NHK、読売、毎日から問い合せがあった。
 なお海上の森の現地では、緊急招集に応じた6人が深谷通産大臣に会い、
徳太郎氏が要望書を渡した。大臣が夕方から会った知事、財界関係者に
《万博、新住事業の見直しを示唆する発言した》と取材記者に認めたという。

1月28日(金)「30日の建設大臣視察」の対応を加藤氏と電話協議
 26日の文書をもとに建設大臣宛て文書を作成し直した。フォーマットを保存するのを
忘れ原文が消えて再作成した文書だけが残った。これからは注意しなくっちゃ。
 それにしても、通産省極秘文書スクープの衝撃はデカイ!風雲急を告げ、
 海上の森の運命が決まる日が目前に!われわれに【神風が吹く】日は来るのだろうか?
(*投稿:15日・中日新聞に1本、20日・朝日新聞に2本を行い、朝日2本目が「声」欄に
載りました。次回は「聞いてよ!建設大臣さま」の巻)


00年1月30日(日)9時半~14時頃:海上の森建設大臣視察」に要請
 29日16時5分、野鳥の会県支部・副支部長の森島氏から《ヘリコプターによる
建設大臣の海上の森視察に対し中止要請をした》と連絡があり、初めてヘリによる
視察予定を知った。以下が小生が作成し、森で大臣に渡した要請書。


 中山建設大臣殿             2000年1月30日
              海上の森くらぶ代表、万博オンブズマン事務局長
 愛知万博から海上の森を守るネットワーク代表 宮永正義(住所・電話略)

「海上の森」での新住宅市街地開発事業の即時中止を求める緊急要請書

 博覧会国際事務局首脳が通産省と愛知県に指摘したように、環境をテーマに据える
国際博と旧来の手法による跡地の土地開発は全く相容れない矛盾の極みの計画である。
 自然保護団体などからの文書、写真、ビデオ、インターネットを通じての情報と、あらゆる
詳細な事実の提供を受けているBIEにとって、小手先だけの弁解や言い逃れはますます
その不信感を増幅させるのみ、最低最悪の対応であることを真摯に認識すべきで、
かれらは「われわれはそんなに馬鹿ではないぞ」と真剣にあなた方に警告しているのである

 「海上の森」と呼ばれる奇跡的に残された貴重で豊かな森や里山を、大規模に
開発しようという新住計画に対し、過去足かけ9年言い続けてきた当初からまったく
変わらぬ以下の理由から、改めてこの「海上の森」での新住計画の中止を要請する。
(1)豊かな森の生態系と生物の多様性が維持されず破壊される。
 海上の森にはシデコブシやギフチョウなど世界でもこの地方のみという貴重な動植物が
豊富に生息している。〈日本版レッドデータブック記載の絶滅危急種の動植物19種
「99年12月現在」の存在が確認されている〉
 愛知県は県民から、その不当性を提訴された、不充分かつ不適切な環境アセスメントの結果を錦の御旗として「自然と共生する実験場」とし「公園や緑地に造り変えて予定地内の50%の緑は残る」と住宅開発を進めようとしているが、新アセス法にもとづく万博アセスメントとの連携をも無視した、国際的にも認められるはずがない強引な手法である。

(2)新住計画予定地にはかなりの危険が予見される活断層が存在している。
 2,000戸6,000人以上と想定しているような多くの人が住む用地として
使用するのには不適当である。猿投北断層という活断層が存在することから、
専門家からも住宅用地としての選定に疑問が指摘されている。

 愛知県は弾性波やボーリング調査をしたようだが、その結果はすべて未公表の
まま、問題ナシとの結論のみを発表している。このような風化した土質のもろい、
傾斜地がほとんどの場所に、多数の住宅を建設する計画自体、無謀なものである。

(3)県民の意向が万博と同様に、計画決定に際し全く考慮されなかった。
 鈴木愛知県知事によってバブル期に突然一方的に決定、公表された万博計画と表裏一体に計画されたもので、すでに時代遅れそのもので必要ない計画である。住民との対話のないまま、行政側の計画を一方的に推し進めた結果が今回の指摘に結びついたものである。

(4)財政計画の曖昧な巨大開発計画であり、県財政の破滅を招くこと確実である。具体的な予算計画が未決定で、会場造成費が最低で1,800億ほどというおおまかな見積もりのみの万博の先取り事業で、取り付け道路、周辺整備費なども未確定である。しかも環境に配慮した造成を行うためには複雑な造成事業となり、ますます費用が高騰し、県民への
財政負担=赤字=増税となること必至である。

(5)新住事業は予定地内に住む住民を強制的に追い出す人権無視の計画である。 
今も住む人々から土地を奪い生活を奪うことは重大な人権侵害で許されないことである。また計画地内には立ち木トラスト、土地トラスト用地が各2ヵ所存在している。当初から他の候補地を検討することは一切なく、更にその範囲まで拡大した万博計画同様住民の同意のないまま土地を奪い環境を破壊する新住計画に断固反対を表明する。


1月31日(月)11時~13時頃「懲りず中日新聞向け投稿2本作成」
 久しぶりに再開した投稿が1月23日付け朝日「声」欄に掲載されたのに気をよくして、
1月はボツにされたが、地元で80%近くの購読率がある中日をターゲットに再度、
投稿作戦を開始。以下はその1本。
【どうしてまたBIE訪問か】    

 1月14日付け中日紙の特ダネ記事以来、万博と新住事業の今後について連日の報道に強い関心を待つ市民の1人として、どうしても疑問でならないことがある。そもそも今回の事態は昨年11月、博覧会国際事務局(BIE)首脳が2005年国際博覧会担当の通産省と博覧会協会の、実務者レベルのトップとの会談で話した内容が発端で、雑談とかではすまされない非常に重い意味を持つものだったはずだ。この顔触れ以上に責任がある関係者が他にいたとは思えないし、それに事の重大さの認識があったからこそ、内容を極秘扱いにしたのだろう。

 そのBIEの指摘ははっきりと3点。(1)跡地に住宅計画は認めない。
(2)分散化した会場での開催費用、開催テーマなど国際世論に耐えうる最終方針の文書
(3)協会への登録を急がない。・・・なのになぜ文書が露見した後、万博の跡地予想図で
、「地上部分の建物を消した新住計画パンフ」に急遽作りなおしたり、対案もなくあわてて
弁解のため係官をBIEに派遣しようとするのだろうか。

 それが更に国の威信を下げるだけだと思うのは、世事にうとい庶民の常識はずれなのだろうか。だめなものはダメ、ここはどう考えても、新住事業中止という手土産しかまずはBIEを
納得させる道ではなかろうか?
     
 
第54回:森はいま2月/ニュースステーションに登場/またまた県民投票

2月2日(水)13時~15時頃「野鳥の会・愛知県支部報向け原稿作成」
 中日新聞「発言」欄担当者から電話。ヤッターと思ったら「たくさん投稿頂いていますが
字が小さ過ぎます。今までの3倍くらいの大きさで送って下さい」とのご注文。むむむ。
『今までのは?』と聞いたら「受けとっておきます」のひとこと。とほほ!たまたま万博関連で
問い合せてきた県政記者クラブ所属の中日記者についグチを!以下は再入会1ヶ月目の
新入会員(*小生の県支部報00年3月号原稿・編集長が仲間なので掲載された)

【海上の森はいま】   2000年2月2日

 1月14日付け中日新聞による報道に端を発した、一連の万博と新住宅事業を巡る関係
機関の動きにはめまぐるしい状況の変遷があり、関心を持つものにとっては目が離せない
毎日で、そんな1月30日、通産大臣のヘリコプターによる現地視察を知り森を訪ねて
みました。野鳥の会県支部が飛行中止を申し入れた、当日の13分間の視察状況と、
それに対する感想と意見を以下にまとめてみました。

◎1月30日午前11時32分:視察機と取材のヘリ、計4機が森の東南東に出現
11時35分:青少年公園上空/11時40分:東名高速道路沿いから瀬戸市上空

11時43分:赤津から東大演習林上空/11時45分:森の上空から飛去……
 ほぼ馬蹄形にとった飛行コースから、影響を回避しようとする配慮を確認しましたが、
海上の森に住む生き物はオオタカだけではありません。

 たまたま目立っただけで、無実の罪で死刑を宣告された被害者に、刑の執行の前に、
風邪気味だからとウガイ薬を渡したようなもので、その場限りの「お情け」のポーズをとる
のではなく、森と里山を本当に大事に思うなら新住計画はすっきり断念すべきです。

 また「里山には一切手をつけるなという一部の反対派がいる」との報道をよく見ますが、
過去足掛け9年間、私の知る限り、そういう人物に会ったことがありません。いったい誰がそんなことを言ってるのか、是非その名を聞きたいものです。すぐ自然保護=なんでも反対派と決めつける一部の報道機関にはいつもながらうんざりします。

 里山というのは人の手が入って当然なところで、われわれが主張している自然史博物館の構想も、ボランティアによる休耕田や放置田の再開墾、笹の繁った放置畑の手入れ、放置人工林での間引きや炭焼き、間伐材を利用した木工など、里と隣接した部分には密接に
関わろうというものです。(当然、ゾーニングによる自然保護地域も想定します)

 何もしないでそのまま放置したら里山はあっというまに原野となってしまいます。
われわれが主張しているのは【適度に人の手が入っていたからこそ残された】
貴重な里山を、たった半年の万博や時代遅れの住宅開発で【人の手を追い払い
破壊するな】ということなのです。

 数百年にわたり「人と自然」とが最も有機的かつ効率的に「共生していた」場所ヒトとヒト以外の生き物たちが、もちつもたれつありのままで暮らし「自然との共生」そのものだった場所、
それが【海上の森】なのです。新住計画構想の造成地上の建造物の予想図を消去して
パンフレットを作り直すなど、その場限りの子供だましや、BIE首脳が通産省や博覧会
協会の実務トップの前であれだけはっきり発言しているのに再度真意を聞きに係官を
派遣するとは、一体日本の官僚はどこまでアホなのでしょうか。

 会って話をしても聞いただけで中身を判断できないのか?とにかく責任を取りたくない
ババをつかみたくない、最後の嫌な判断は自分以外の誰かにさせればいい。あ~あ、
情けない限りです。世論からも見放され、不況や需要減、財源不足などから成功も
見込めない、八方塞がりの新住計画はもう中止すべきです。みなさんはいかが
お考えでしょうか。(次回は「ニュースステーションに登場」の巻)


00年2月3日(木)10~16時頃「高校入試対策まとめテキスト」授業前に作成
これでもヒマを見ては!コラコラこら~!おシゴトしているのです。
なんせ一年の総決算が入試ですからネ。

2月4日(金)10時半~12時頃「中日・万博世論調査」をみて再投稿
 おシゴトのスキをみてはアレコレ文案を練り、不採用の確率が高い投稿作り。
なんせ万博問題の一方の当事者・コテコテの反対派の意見ですからネ。ふ~っ。
夜1パック380円のえびフライうどんに卵、ネギ、油揚げを追加し調理しているうちに今日が誕生日だった!と気がついた。人生イロイロ、好き放題に生きていられる?健康に感謝、
どこか侘しいヒトリ宴会の乾杯、深夜2時まで……

2月投稿 その1  【民意はすでに新住計画中止】   2000年2月4日

 1月14日付け中日紙の2005年国際博覧会(愛知万博)に係わる極秘文書
スクープ記事以来、野鳥観察を趣味とする1県民として、連日のように報道
される関連ニュースに少なからぬ関心を寄せてきた。

 海上の森を初めて訪ねた1992年以来、森を破壊する万博、跡地を住宅地として 
開発する新住計画に自然保護の立場から、再三再四見直しを要請し続けてきた。
2月4日付け中日紙の世論調査の結果を知り、当初から主張し続けてきた意見が、
ようやく世間の認識と一致したとの想いを禁じ得なかった。

 が、考えうるありとあらゆる方法で、知事や関係省庁に訴え続けた「事業の見直し」提案が全て無視され、結局、国際自然保護団体を頼らざるを得なかった状況を思うと、考え込むと
同時に悲しくなった。今月10日のBIE訪問に際し、開催国からの最高の手土産として、
ここはいさぎよく「万博テーマと矛盾する新住計画は中止する」・・さらに「万博自体、
例えば海上の森での開催の返上を含め見直す」と伝えるべきではないか。

 最後に「何がなんでも万博推進なら」すべての万博計画の基の予想入場者
2,500万人との数を、首脳のひとりくらいはそろそろ正気に返って、確実に
実現可能な500万人などと言い出してもよい頃ではなかろうか。

2月5日(土)11時~12時頃「くどく中日向け投稿・改訂デカ字版」作成
 第2次県民投票へ向けての準備状況が事務関係・総元締めの阪野さんを通じて逐一
入ってくる。会議が夜で《私立入試が目前、続いて公立入試》と、おシゴトがいちおー
最優先のため参加できず、ホント申し訳ない。

2月投稿 その2【道はただ1つ新住計画中止】(1月31日作文の改訂稿)

2005年国際博覧会(愛知万博)に関する極秘文書の発覚以来、野鳥観察を趣味とする1県民として、連日のように報道されるニュースに大きな関心を寄せてきた。 海上の森を訪ね、その豊かさを知って以来、森を破壊する万博や跡地を住宅地として 開発する新住計画に、仲間と共に疑問を呈し続けてきた。2月4日付けの世論調査の結果をみて、当初から主張してきたわれわれの意見が、ようやく世間の大多数の認識と一致し
「やっとここまでこれたか!」との思いを深くした。

 しかし考えうるあらゆる合法的手段で、知事や関係省庁に訴え続けた
「事業の見直し」提案をすべて無視され、結局、国際的自然保護団体の外圧に
頼らざるを得なかった現実を思うと、情けなく悲しくなった。

 2月10日の予定と聞く国際博覧会協会事務局訪問に際し、開催国からの最高の手土産として、ここは潔く「万博テーマと相反する新住計画は中止」さらに「万博自体例えば
海上の森での開催の返上を含め、見直す」と伝えるべきでないか。

 最後に「何がなんでも万博推進」というのなら、過大な負担の元凶である予想入場者数2,500万人を「王様は裸だ!」と同様、そろそろ正気に返って、実現可能な500万人と言い出してもよい頃ではないだろうか。

2月6日(日)16時過ぎ「朝日小森記者、ニュースステーション取材依頼」
 以前、番組の下見とかで水中の美女・須賀潮美さん(ニュースステーション人気コーナー出演者)とTV朝日ディレクターを海上の森に案内し、他の人選も依頼されて紹介したが
その後は?のままだった。今回の取材要請はどうも本当そうだ。

2月7日(月)10時~16時頃「県民投票・活動開始&テレビ朝日取材」
 第2次県民投票へ向け始動。仲間宅2軒を訪ね、協力を依頼。その足で海上の森へ。
昨夜10時過ぎ朝日・小森記者から最終連絡。約束は森の中心地・加藤宅前で13時。
途中、三角点でオオタカ調査中の村瀬氏を誘い同行。

 東京からのディレクターと撮影スタッフとで森を2時間ほど案内して取材。
新住計画をメインに番組を制作するとの由。森で別れてから車をぶっとばし、
教室前で生徒3人が待つ営業開始5時5分前滑りこみセーフ!おいおいコラコラ

 放送はとーぜん久米さんの司会で、小宮さんが《こちらの言い分を上回るほどの的確かつ
充分な》解説をされ、さらに久米キャスターから巨大公共事業に対し、厳しいコメントもでた。
画面には小生の特徴あるヘアスタイルがちらちら。う~っむ。
(次回は「またまた懲りず県民投票始動」の巻


2月13日(日)13~17時頃「万博・補助金カット集会」河合塾体育館
 牧野剛氏のツテで「河合塾千種校」の体育館を借りて【県民投票を求める会】が
反博集会を開催。参加約200名。《通産省文書の暴露を受けて》日本博覧会協会から急遽
BIEに訪問団を派遣するも、新住計画の即時中止はなさそうで「水に落ちた犬は打て」で、
これはもう一気に徹底的に!圧力をかけ続けるしかない。
 集会後、影山夫妻、水田氏を交え中心メンバーで打ち上げ。ハシゴを重ね、
4軒目はなぜか牧野氏と2人。翌朝、西区の教室兼自宅で、着の身着のままコタツに
足をつっこみ寝ている〈オジさん2名〉を発見。あ~あ。

2月14日(月)11時半~14時頃「森を守る活動仲間の引越し手伝い」
 連日の深酒で約束をすっかり失念、地下鉄の駅まで牧野氏を送った帰りに、
やっと思い出した。結局1時間以上遅れてSさん宅へ。申し訳なく三拝九拝!
ホントにごめん。同じ棟で別の部屋に移動するダケなので、荷物の持ち出しはもう
あらかた済み、がらんどうの旧居の掃除をしつつ、ネコより3ミリはましというお留守番役

2月16日(水)14時~15時頃「県民投票を求める会発足」県政記者クラブ
組織の発足を報告。大雪で交通マヒのなか革新県政の会メンバーも同席参加15名

2月18日(金)21時半~23時:丸山女史ハムティバイナオーナー就任
 選管へ提出する【県民投票代表者届】に署名・捺印の必要があり、途中参加。
経営者として出発の祝賀会なのに、車のため呑めず、トホホ……

2月22日(火)10時半~15時頃「県民投票・知事宛て書類を提出」
 知事の代理で副知事が待っていた。書類を提出してから一旦帰り《1クラス授業を済ませて》午後の記者会見に出かけるというキセル参加。県庁前から南大津通りを北へまっすぐ進み、一度だけ左折して200m、車でもケッタでもほぼ同じ10分で西区の仕事場着。
期末テスト直前のため、やむを得ず?昼間からおシゴト。

2月24日(木)14時~15時半頃「テレビ朝日・ワイドスクランブル取材」
 あいかわらず続いている玉川徹記者の「末広まきこ」シリーズ。
テレビ撮影で例のごとく「いいたい放題のコメント」も録画。

2月26日(土)11時~14時半頃「県民署名用紙ハンコ押し」プロジェクトM
 代表者全員分をペッタンペッタン、これから数千冊分をハンコ押し。今回は少し工夫して
5連ハンコ(ハンコ5コを横につないだ)を作成したが、それで手間がかかり、タイヘンのヒトコト。印影は印刷ではどーしてもダメと選管が言うので、「無駄なこと、厳密には不法?」と
知りつつ、他人のハンコを大勢が「当人に代わり」手当たり次第押す?ことに。

2月27日(日)14時~17時過ぎ「万博やめよう県民会議総会」栄・市教育館

2月28日(月)14時~16時頃「末広裁判・法廷で証拠ビデオ映写会」名地裁

【聞いてよおじさんの独り言】3月1日《またまた県民投票》やるっきゃない!
ご承知の通り『典型的ミーハー』のオジさんでアル我が輩は!えっへん。
たぶんあれは7年前。初めてテレビ局を案内して森を半日ほど歩き、インタビューも
しっかし!受けた。とーぜん、手当たり次第、親しい友人、知人に連絡をした!!
ところが放送当日、大事件が勃発、急遽差し替えで、あっさりとボツ。え~ん。

 以来、キューピー頭のみっともない姿で各局に出没してきたが、口にチャックで
「放送予定の報告」を我慢?してきたが、今回だけはあの天下の【久米宏のニュースステーション!】で、つい《小生の身内に言われたとかで、週1程度の割合で西区へ仏壇に花を供えに来る》山の神に、自慢げに『あした出る予定だ』といったら「えっ、そんなの見たくない」
のおコトバで、それっきり。

 が、めげず当日の夜、帰ってみたら家族でビデオ映画を鑑賞中。とほほ。
拝むようにお願いして「裏録画」し、夜中にこっそりひとりで見たら、翌日に延期。
更に本番は「あれだけ撮影したのに」かすっただけ一瞬の登場。まあ、そりゃ~あ
そうだけど、メインは新住事業のデタラメさの報道だかこんなもんだろうな、うん。

 それにしても札幌、千葉、東京、京都、岩国など、有力支援者にも『出ます』と連絡済みで
ガックリ。コレ以後、取材を受け放送が決まっても、もう誰にも言わないことにしかし一番の
身内・家族にこれだけ無視される「自分勝手に好きなコトばっかしている悪い親」と決めつけ
られていたとは、いまさらもう手遅れながら、溜め息の山。(万博関連で小生が出そうな
雰囲気のニュースなどチャンネルを変えてしまうようで)ふ~っ、やれやれ。
〈次回は「無視され続ける要請書!」の巻デス〉
   

第55回:剣が峰!新住計画/中村敦夫・田中康夫氏を案内/土井たかこ氏と歩く

00年3月1日(水)「日本野鳥の会愛知県支部役員各位」無視され提言はボツ!
 「新住計画が中止されない限り」交渉には応じないとの〔在京3大自然保護団体による
通産省等への申し入れ〕が反古にされ、国営公園構想(元・環境庁長官&野鳥の会副会長が提案)派などにより水面下で交渉がされているようなので、県支部へ意見書を送付した。しかし1個人の意見として役員会に取り上げられずボツ!(最初は皆個人の意見のはずだが?)

【愛知万博問題に係わる県支部の対応への要請書野鳥の会有志一同2000年3月1日
 1月14日付け中日新聞の極秘文書スクープ以来、2005年国際博覧会に対する
愛知県支部並びに役員各位の迅速な活動と対応に心から賛意を表します。

 さて、各種情報から【世界自然保護基金日本委員会、日本自然保護協会、日本野鳥の会】の在京3団体と【通産省、日本博覧会協会、愛知県東京事務所など】と新住事業を含む万博問題について水面下での交渉が持たれているようですが(複数の情報提供者から連絡を受けています)、地元の関係諸団体の手を離れ、一部の元政治家を中心とした、東京での裏交渉による「ボス交」となる危惧を感じている状況をお知らせします。

 一部マスコミでは新住事業は「すでに中止と決定されたかのような報道」がされていますが、実際は検討中で、なんら確定した方針は定められていません。情報によれば、新住事業そのものの見直し案も複数あり、ましてや万博問題については予算、会場計画、出展内容、予想入場者数、交通アクセスなど、すべて白紙状態で、これから数カ月かけて検討するという状況です。さらに中部新国際空港の2005年開港も絶望的で(これもゼネコン関係者からの情報で確定済み)すべて振り出しに戻ったところです。

 また、県支部として《海上の森で万博を開いたうえで、跡地を国営公園とする》構想を推進されていますが、果たしてこれが県支部会員の総意をくみあげたものかどうか、はなはだ疑問です。支部報にアンケートを載せて賛否を問うとか、総会を開催し論議を図るとか、民主的な
手続きを経るべきで、上部団体の指示だからという理由だけでは納得できません。

 たとえ元政府の要職に就いていた「野鳥の会幹部」の提案だからといえ、無条件でその方針に従うというのであれば、市民団体とは最も遠い「官僚組織」となんら変わるところはありません。過去に同一人物による国営公園構想を拒否した「屋久島」や「吉野川」の市民運動の
人たちの対応から、まったく何も学んでいないことに落胆さえ感じます。

 国営ということは国が管理するということです。天下りの役人の指示のもと、民間は意見を聞いてもらうだけ、運営については何ら実権が付与されず、結局はどこにでもある【ふんだんにカネが使われたよく整備された、公園になる】のは過去の例で実証済みです。

 とにかくあわてて動く必要はまったくありません。時間がないのは推進側だけでじっくり相手の決定を待って動くべきです。あくまでも万博問題は地元・愛知の問題であり、地元の意向を無視し頭ごなしに中央が決定するのではなく、中央は地元の代理人に過ぎないという事実を県支部として、再確認して頂きたい。

 最後に同じ「鳥を愛し、自然を愛する仲間」として海上の森での【新住事業の中止】と、里山としての利用の際の自然の改変を越えるような【過度の自然破壊をせずに森を保全する】という2つの最低の条件だけは役員会で再決議し、地元の支部意見として東京本部へ伝え、上記3団体連名で申し入れた「新住事業の中止を認めない限り交渉には応じない」との当初の姿勢を信義として堅持するよう、県支部名で再度確認下さるよう要請します。(連絡先略・宮永)

3月2日(木)NHK名古屋、CBCテレビから海上の森関連取材申込&問合せ

3月3日(金)10時~13時半頃「オオタカ情報収集のため・海上の森三角点へ」
 ハイタカ1羽をカラス3羽がイジメ!気が強いハイタカがキレて大逆襲!!その空中戦の真ん中を日本最小の鷹・ツミが2羽横切っていった。こらこら……。11時30分、目の前の尾根からオオタカ(雄)が飛び立ち、15分間にわたって華麗な舞を披露した。

3月5日(日)12時半~15時頃「県民投票を実現する青空集会」栄小公園
 昼までおシゴト。急いで革新県政の会主催「県民投票呼び掛け集会」へ。しばらくいて「市民グループが署名活動をしている」パルコ前に移動したら、解散した後。仲間に連絡すると
参加はたった3名だったとか、ゲッ!

3月6日(月)21時半~23時半頃「NHK記者から万博全般について取材」
 「授業後、夜でも構わない」とのことで、約束通り来宅。失礼して晩酌しつつ食事の合間に質問に応答。BIE文書の暴露を受け新住計画は断崖絶壁、墜落寸前、記者の取材の意図も明白でお疲れサマでした。(次回「無視され続ける要請書・日本3大自然保護団体さま」の巻)

00年3月8日(水)22時半~「新住計画断念」朝日1面トップ報道で要請書作成
 朝日の記事によると「一部の地元関係者に対し、県から新住計画を中止するとの内示があった」という。これを知り正式決定なしで交渉するなと【在京3大自然保護団体会長】宛の文書を作成しているうちに日付が変わり、3月9日付で即、各団体へFAXした。以下その原文

財団法人 日本野鳥の会会長  黒田長久様    2000年3月9日
財団法人 日本自然保護協会会長   沼田 眞様           
財団法人 世界自然保護基金日本委員会会長 大内照之様     
          愛知万博から海上の森を守るネットワーク代表 宮永正義(住所電話・略)

【2005年国際博覧会にかかわる諸機関への対応に関する要請書】


愛知県瀬戸市南東部地区・通称「海上の森」を開催候補地とする、標記の国際博に関し、
地元自然保護団体の要請に応じ、その矛盾点を追及し、再三にわたる要望書の提出など、
多大なお力添えをいただき誠にありがとうございました。

 さて、1月14日付け地元紙の、BIEとの会見に関する極秘文書の報道以来、2005年国際博覧会(愛知万博)の基盤整備事業である新住計画を始め、すべての計画が白紙状態となり、まったくなにも確定されていない五里霧中の状況にあります。

 しかるに3月8日付マスコミ報道では、通産大臣の要請で貴職ら在京3団体のトップが
3月13日にも大臣と会合を持たれるとのことですが、これは事実なのでしょうか。
貴団体らによる、通産省並びに愛知県知事への最近の要請では「新住計画」の白紙撤回
がない限り、愛知万博に関する話し合いに応じない、ということだったと記憶していますが、
これはまぼろしだったのでしょうか。

 担当の関係者による事前交渉で、新住計画の白紙撤回の確約が得られたのか、それとも以前の「申し入れはなかったこと」にされたのでしょうか。地元で知る限り、事態は推移しているものの、なんら新たに決定されていません。また、海上の森で万博を開催した後、跡地を国営公園とする提案がされていますが、これは地元の自然保護団体の総意ではありません。
むしろごく一部の意見です。


会員数が地元で最大の日本野鳥の会愛知県支部が、一部役員の反対を押し切り推進を決定したのみで、会員の意思を確かめるなど民主的手続きは一切されていません。勿論、国営公園構想そのものが、BIE文書暴露以前の提案で、新住計画は避けられないとの見通しから賛成にまわった関係者も多く、事態は急速に変わりつつあります。

 万博に当初から係わってきた「海上の森自然観察会」「海上の森くらぶ」「海上の自然と歴史を守る会」「海上の土地トラストの会」など中心的なグループのほとんどが、国営公園構想に批判的であり、《海上の森に万博はいらない》を旗印にした知事候補に投じられた80万票にもおよぶ民意は衰えず、ますますその数を増しているのが現状です。

 われわれは、まず地元の問題であるこの愛知万博に関し、すべてを貴職ら3団体に白紙委任したとは考えておりません。あくまでも、地元の意見を中央へ伝えていただくための代理の役割を担っていただいているものと認識しております。地元の自然保護団体の最大公約数の認識は「新住事業中止、海上の森で万博をしない」であることを改めてお伝えします。

 このことは3月15日から開始予定の「愛知万博開催の賛否を問う」県民投票を求める署名活動で集約される署名数がはっきり証明するでしょう。政治的判断による確たる保証のない約束で決着をはかるなど、決してされないはずですが、「新住事業中止を最低の約束」として交渉開始の条件とされるよう強く要請します。

3月9日(木)10時半~15時「県民投票・署名簿作り」中区女性会館・参加10名
 5人連名ハンコや電動ホッチキスなど「優れもの」の登場で、前回の悪夢の日々がウソのような快調さ!夕方からおシゴトで3時過ぎに失礼したが、夜9時近く、最後まで奮闘の藤田、
井戸、筧の皆さんお疲れさまデシタ。

 2月9日に在京自然保護団体の協力を得て東京で万博問題の集会を開き、「海上の森自然観察会」北岡さんらが上京したが、その時に出た話【中村敦夫参議院議員と作家の田中康夫氏の海上の森視察】が、いよいよ明日、実現することになった。日程の打ち合わせなど、こまごまとした事務連絡はいつも彼女たちにお任せで、本当にご苦労さま!
(次回は木枯らし紋次郎・中村敦夫、作家の田中康夫の両氏と森を歩く」の巻です)

00年3月10日(金)11時~21時半「田中康夫氏、中村敦夫参院議員」を案内
 海上の森《四ツ沢》に地元からは「緑の党関係者」「海上の森自然観察会メンバー」&小生と10名ほどが集った。田中氏は単身で、中村議員は秘書を同行されていた。それ以前も、これ以後も、様々な人を森に案内したが、彼らほど熱心に長時間にわたり、ほぼ森の全域を歩いた方はなかった。当然同行した新聞、テレビのマスコミも途中で帰ってしまったが、夕方からの知事公館での面談には、また同じクルーが取材に来ていた。

 さて当日、植物は北岡、霞上さんら、野鳥は小生と説明役を兼ねてピッタシくっついて5時間近く一緒に歩き、ご両人の「人となり」や個性を、じっくり観察することができた。【環境渡世人】を自称する中村敦夫議員は、もともと芸能人だけに人当たりが柔らかく、物腰も穏やかで、
気さくな感じだが、それでいて言うべきときはピシッと言える威厳のある庶民派の人物だった。
まあ早くいえば芸人だったんだから、とーぜんといえば当然だが……

 対する作家の田中康夫氏は「まず人におもねない、彼我(ひが)の人物を瞬時に選別し対応する方」とお見受けした。多分、その基準は自分が知っている人物かどうかということで、知らない人であれば、たとえ相手が「議員や弁護士、医師、~会長、~社長」であろうと、そこらのおじさん、おばさん、十把ひとからげ。特段に敬語も使わなければ、特別扱いもしない。一応の社会的地位がある方の中には自尊心を傷つけられ、「唯我独尊」「夜郎自大」な人物と
嫌われかねないタイプで、天野礼子女史に通じるところがあった。

 まあ、肩書きがそのまま人間的評価につながるわけではないので、やたら権威にひれ伏すようなタイプよりはましだが、好悪の激しい差がでる人柄だと直感した。小生の自己紹介では万博反対の市民団体代表では無反応で【末広まきこを辞めさせる会】の世話人代表と
言ったら「あ~あの」と認識頂けて、それなりに会話ができた。

 《海上の里》で「お昼」のとき、中村敦夫氏に『もうズイブン前から知事に面会を申し込んでいるんだケド、一度も会ってくれないんだ』とこぼしたら、「じゃあ一緒に会おう、手配するから」『えーっ』ほんとかな、そんな簡単にいくのかなと思いつつ、4時過ぎに森で二手に別れ、
一行は知事公館へ、小生は着替えのため自宅へ。

 ネクタイはしないが一応!キチンとして?県庁《本庁舎秘書課》へ向かいドアを開けると、名乗る前に、待ち受けていたように秘書室長がいて「宮永さんですね。さあ、どうぞ、こちらです」長い廊下を抜け、裏通りを渡り、黒山のように県職員やマスコミが群がる「知事公館」の
玄関を抜けて待合室に。

 するとそこには、先着した中村議員と秘書に田中康夫氏。しばらく、今日の森の感想などを聞きながら雑談していたら、面識がある記者が何人もやってきて「あれ~、みやながさん、
どーしてここにいるの?」「会う約束してたんだっけ?知事と……??」

 結局、公館へは入れたが「知事が嫌だと認めなかった」とかで、貴賓室の待合室でひとりポツンと会談が終るのを待つことになってしまった。40分ほどの会談の後、まず「中村、田中」の2氏が1階ロビーで記者会見。それから知事が登場し会見となったのだが、近づこうとしたらボディガード3人に周りを囲まれ、さらに前に職員が衝立のように立ちふさがり……
コラコラ……なんなんだよ~。

 『おいおい、なにもしないって!』……ったくも~、目線をそらす知事に何か言おうと思ったが、間近で眺めるだけでじっと我慢。後ろで両氏が苦笑い。ここで騒ぎを起こして迷惑を
かけられないからなー、う~っむ、やれやれ、とほほ。

 6時半過ぎに名古屋駅前・中小企業センターで開催の「海上の森視察報告会」会場へ移動。コンビニ弁当で夕食後、田中さんは途中まで、中村議員は終りまで出席されて、
そのまま相ついで帰京された。往復の交通費を含め費用は全て自腹で、謝礼は
いっさい受けとられなかった。毅然とした見識とその矜持には感心した。

 中村議員の万博への見解や「予定地内の間伐材を利用してパビリオンや案内施設造り」のアイデアがでた田中康夫氏とは考えが異なる面もあったが、万博反対のアピールが第1目的なので世間的に知名度の高い人物が「万博反対派の案内で森を視察した」それだけでもう県民投票実施を前に視察の効果は二重丸!!

3月11日(土)18~21時半「県民投票を求める会総会」名駅前中小企業センター
 署名開始直前の総会。2度目とはいえ初めての方も多く、署名活動に関する手続き、手順の説明。これがホントにややこしい。署名を集められるのは受任者と代表者のみ。受任者は選挙権がある居住行政区域のみ、例えば名古屋なら区単位、そのほかは市、町、村単位。代表者は全県で集められるが、市町村ごとに別の署名簿が必要で、すべてをカバーしようと
思うと名古屋市だけで16冊、全県では100冊以上必要となる。

 また、署名できるのは居住区内の有権者のみで、西区の受任者に中区の人は署名できない。しかも署名は住所、氏名に、捺印または拇印、生年月日が必要で、代筆はいっさい無効(視覚障害など例外を除く)。それに受任者、代表者ともに管轄の選挙管理委員会に
《上記と同じ条項》で登録しなければ署名活動ができない。

 とりあえず参加者に署名簿を配ったが、共産党と組むことからか、前回に比べ市民運動グループからは激減の受任者の数。でもまあ一般市民で前回署名をした人たちの関心が高そうで、開始と同時に【うなぎ登りに増える】のも前回と同様だろうから、気にせず前のみを見つめ断固やるっきゃない!ダメでもともとなのだから。(次回は「土井たかこさんと歩くなど」の巻)


00年3月12日(日)《県民投票請求署名》名東区受任者の皆様へ(文書発信)

前略 今回は表記の活動にご協力くださり、ありがとうございます。私は名東区の取りまとめ役「世話人」をすることになりました宮永です。早速ですが、3月15日からの活動開始に向け署名簿を同封致しました。今回は受任者用の署名簿は1種類のみで、すべて1冊30人用です。もちろん、1冊いっぱいはとても……という方もみえると思います。3人でも5人でも、
欄が余っても構いません。

 一応2冊ずつ同封致しましたが、余分な場合、署名終了2週間くらい前までにご返却下さい。また更に部数が必要という場合は連絡下さい。即、お送りします。また、今回は極端に受任者が少なく、ぜひ、お知り合いで協力して下さる方がみえましたら、ご紹介下さい。
県内在住で選挙権のある方はどなたでもなれます。(公務員を除く) 草々

3月14日(火)10時~12時「愛知県庁地方課」県民投票・代表者証明を受領
 革新県政の会など7人、県民投票を求める会から3人が参加。記者会見では前回同様、県議会での否決が確実なことから、厳しい質問が続いた。そんなことは、当事者が一番よくわかっている。でも、万博開催の賛否を正確に知るには県民投票を実施するしかないし《お上の
意向》ではなく《民意を問う》有効かつ合法的な手段が、もう他にはないのだ。ここまできて
黙って森を見殺しにして、むざむざ引下がるわけにはいかないのだ。

3月15日(水)11時~15時「街頭署名活動開始」栄・三越前:マスコミ全社取材
 市民運動グループに革新県政の会、新婦人の会が机を並べ、名古屋の繁華街の中心・ライオン象前を占拠して署名活動を開始した。新名所・名古屋駅前JR高島屋の開店と重なったが、あふれた客がこちらへきたようで、結構な人出だった。県民の関心も高く滑り出しは
上々の3重丸。夜、再度環境3団体に要請書発信。

財団法人 日本野鳥の会会長  黒田長久様 2000年3月15日
財団法人 日本自然保護協会会長      沼田 眞様      
財団法人 世界自然保護基金日本委員会会長 大内照之様   

愛知万博に係わる通産大臣「ご意見を伺うだけ」会談の無期限延期要請書

 貴団体各位による万博問題をはじめ、全国各地に山積する自然保護問題、環境保護活動への積極的な支援や関係諸機関への強力な働きかけに、改めてエールと謝意を送ります。
 さて1月17日予定の通産大臣との会談が、再度延期になったとの報道に接し、
以下の理由から、環境3団体首脳各位と通産大臣との「言いおく」「聞きおく」だけの
会談の、無期限延期の必要性を申し述べます。

 88年10月、愛知県知事が万博構想を発表以来、足かけ13年間、博覧会関係者首脳といわゆる万博反対派(自然保護団体)との間で、対面し言葉をやりとりする形での会談は一度も開かれませんでした。現知事の135万票に対し、「海上の森に万博はいらない」のみを
旗印に80万票を獲得した影山健氏との対談すら、すべて拒否されました。

 反対派がボイコットした96年8月3日を最後に、万博シンポジウムが過去6回、愛知県主催で開催されましたが「反対派からの苦言を聞いたBIEからの要請」を受け、やむなく県が
始めたもので、しかも開催に関するいっさいを県側が一方的に決めていました。

 その内容は県が指名したパネリスト2、3名が講演し、その後、賛成、反対の住民代表各3人が1人10分発言。そして会場から挙手による発言4~5人(ほぼ全員、反対派)をさせてガス抜きし、時間切れ、応答なしで終りというシロモノでした。また後半3回は反対派代表との
事前協議会を開きましたが、決定事項の伝達と意見を聞きおくだけというもので、
そのすべてに(*)私は参加していました。(注*シンポ5回、事前協議3回)

 そして96年9月14日に45分間だけ知事と反対派が会見しましたが、議論はなく、事前に
質問事項を提出させたうえでの、聞きっぱなしの中身ゼロの会合でした。BIEに対し「反対派と話しあっている証拠」として、この計6回のシンポと知事との会見が報告されていたことが、
われわれのBIE訪問の際、明らかになりました。

 97年6月の日本の開催権決定以降も、自然保護派との対話は以前同様、絶無でした。
かれらには、しっかり相手の目を見つめ、声の届く範囲でお互いに信ずるところを述べ
合うという民主主義の最も基本となる、議論をし、話を聞くという考えはまったくありません。

 その後、動員された人たちだけが参加する、万博シンポジウムマラソンが賛成派を中心に年4回実施されてきましたが、1回240万円の予算がもったいないと、かれらにとって最も
必要なはずの今年度から中止が決定されました。(ぜんぜん役に立たなかった!)

 以上のことから、今回の通産大臣との面談も「会った」という事実のみがアリバイとしてBIEに報告されることは確実です。日本の常識は世界の非常識。まさか、ただ会っただけとか、
意見を言わせただけとは、BIEは考えません。そこがお役所のいつもの手です。

 大のおとなが、しかも日本を代表する自然保護団体の首脳が、ただ大臣に会うだけで、
出かけるとは想像もしないのです。それをBIEに説明することさえ恥ずかしいくらいです。
前回のFAXでも申し上げましたが、われわれには時間がたっぷりあります。あわてる必要
もあせる理由もありません。オオタカも元気に営巣活動をしつつあります。

 新住事業の中止、名古屋瀬戸道路、若宮八草線の建設中止など提示済みの最低条件を
クリアする正式発表まで会談に応じられぬよう、重ねて、強く、心から要請致します。
       愛知万博から海上の森を守るネットワーク代表    宮永正義(住所・電話・略)

3月18日(土)10時半~14時半過ぎ「社民党土井たかこ党首、海上の森視察」
 実兄が元愛知県議で、労組幹部の経験もある阪野智夫・事務局次長(県民投票を求める会・今回の実質的責任者)のツテで「大脇雅子議員」を通じ土井たかこ社会党党首が
海上の森を視察する案が実現した。

 朝8時20分に視察スケジュールを受信。森の入口、四ツ沢、海上の集落、大正池と主要
地点のみまわる計画で、小生は大正池を案内することになった。急なことで改めて要請書
を作る時間がなく、最近の【在京3団体宛て要請書】と森に関する資料を渡すことにした。

 11時過ぎ、大正池入り口の鎖場で車から降りる「おたかさん」をお出迎え。
旧知の参議院議員・大島礼子さんが同行していて
「あれあれ、みやながさん、こんにちは。相変わらずお元気ですね~」
 『どうもどーも、丈夫さだけが取り柄で……。はじめまして、宮永です』
「こちら野鳥の会の宮永さんです」
「あっ、よろしく!」女性でも男性でもない【土井たかこ】という人物がそこにいた。
人間としてのオーラを発散していた。
 『大島さんには前回の県民投票で随分協力してもらいましたが、
まさか国会議員になってしまうなんて驚きです』
「いやあ、自分が一番ビックリしました」と、ピンクのスーツを着ても
そこらのオバさん然(失礼!)とした大島さん。
『でも、感じはこれまでとゼンゼン変っていませんね、いいことデス、うん』

 「宮永さん、私も野鳥の会の理事なんです。
これでも野鳥に前から興味があったんです」と、土井たかこ議員。
『えーっ、存じあげませんでした。そーなんですか。
ここは大都市の近郊としては奇跡的に豊かな森でして……
 あとはいつものように立て板に水。話し出したら止まらない、
請願、懇願、お願いのヤマ、暑苦しくて失礼をば……

 車から池まで往復し20分足らず同行しただけだが、あの独特のしゃがれ声が今でも耳に残っている。野党党首では直接的効果は?だが、同行した記者団の多さから「県民投票署名への宣伝効果」は抜群だろう。マンタのような「おたかさん」を見送った後、オオタカポイント2カ所を巡回し、おシゴト方面へと移動したのでした。(次回「あれやこれや反万博の日々」の巻)
 

00年3月18日(土) 夜「日本野鳥の会保護室長 古南幸弘様」

*日付が変わったばかりの9日深夜に発信した要請書に返信が届き、
その返事を18日夜やっと発送した。
 古南幸弘様 3月9日付FAXレターを受け取りました。即日のご返答有難うございました。
 46億年の地球の歴史から見ると、吹けば飛ぶような、シラミの鼻毛についたチリのごとき、わずか50数年の人生経験ですが、巨大組織のトップへは、なかなか中間管理職の意見や外部の動向が伝わらないことが往々にしてあるものです。多分、野鳥の会以外は担当の部署で止まって上までは伝わらないと思い、せめて伝わるところまで、地元にはこういう意見があると認識して頂こうと、くどく、しつこく3月15日に再FAXしました。

 東京の自然保護3団体が知事や通産大臣とどのような話し合いをされたのか、確認できただけでもお知らせ下さいませんでしょうか。新聞やテレビの報道から断片的に情報が入ってきますが、よくわかりません。 もちろん、「海上の森で万博を開いて、跡地を国営公園に」という野鳥の会の方針と、われわれの「海上の森を候補地とする現在までに公表されている形での愛知万博には反対」という意見には、幾分の隔たりがあります。

 しかし、冷静に考えれば、環境にかなりの影響を与えること無しに、果たして万博を開けるものかどうか。環境などというネグラで、わくわく胸おどる期待感絶無の、つまらないテーマで、東京ディズニーランドを筆頭とするテーマパークの面白さを知った観客が2500万人も来るものかどうか。その結果、巨額の赤字を出さずに済むかどうか。答えは自ずから明らかではないでしょうか。

 現実的に、適当なところで手をうつというのも選択肢の1つでしょうが、われわれは、まだ時期早尚とみています。まずはじっくり、国や県のお手並み拝見といくつもりです。
 以上、全国各地の自然保護問題てんこもりで休む暇もない、身体が幾つあっても足りない忙しさの毎日と思いますが、どうかよろしくご配慮下さい。
                愛知万博から海上の森を守るネットワーク代表 宮永正義

3月19日()午後1時半~5時頃「オオタカ密猟対策委員会」東生涯学習センター
 海上の森でのオオタカ繁殖が間近となり、標記市民団体を野鳥の会愛知県支部の呼び
掛けで設立。今日は、その第1回目の会合。野鳥関連の各団体、個人が多数出席した。
ただ、マスコミには極秘のはずが、入口にNHKのカメラが待ち構えていた。ゼンゼン覚えて
いないが6日・夜討ちのインタビューのとき、呑みながら無意識に口走ってしまったのか?
極秘情報を元に検討する集会中の取材はお断りしたが、終了後、取材に応じた。

3月22日(水)午前9時・山口駅前「NHKテレビ・海上の森取材に同行」
 3月6日夜に取材を受けた際、依頼された件を実施。風景を撮影するのではなく【海上の森】の上空を飛翔するオオタカの撮影が目的。〔サンヒル上の山団地〕から奥の遊歩道を登りきった丘のテッペン(現在の万博【海上の森会場】内で最高地点)で、午後3時過ぎまでカメラクルーと定点観測。

 ただただ飛ぶのを待つだけなので、『カラスじゃなさそうだけど、大きさがそれくらいのが出たら全部撮影するように!』とアドバイスしてカメラを残し、小生のみ、途中1時間ほどキセルして山口駅前で県民投票の署名集め。結局9時42分に初めて飛んでから13時47分まで、計4回もオオタカが出現しバッチシ撮影に成功した。タカ類は、ほかにノスリ、ハイタカ、ツミ、トビを視認。カラブリでも珍しくないのに、よっぽど皆さんの心掛けがよかったようだ。ま、一番ほっとしたのは正直言って場所を選定し案内した小生だったが……。あ~、やれやれ。


3月26日(日)午前9時半~11時頃:山口駅前「県民投票・街頭署名活動」
 春休みで多い各種観察会を目当てに愛環鉄道の駅前で署名活動。全県からの参加者が予想されるので、代表者しか効率的にできないのだ。机の上に署名簿をズラリと並べ『えーっと中川区ですか?あなたは瑞穂区、そちらは稲沢市ですか、それから美和町……』。探すだけでもタイヘンで、無いものは急いで作らなければならない。

 そうこうしているうちに、並んで待つのが面倒になったのか、その場から立ち去ってしまう人も出てくる。署名も署名日を書き、住民票の記載通り住所、氏名、生年月日をキチンと書かなければ無効で、親子、兄弟でも代筆はダメ、略字や右に同じなどもってのほか。更にハンコを持っていない人がほとんでなので、拇印を押したあと、用意のウエットティシュでいちいち
指を拭き、そのゴミをポチ袋に処理もしなければならない。

 居合わせた仲間に手伝ってもらうがてんてこ舞いの忙しさ。しかも観察会なので時間になるといっせいに出発してしまう。せっかくなので?森の中心を一巡して次の署名場所、地下鉄
藤が丘駅前へ向かったが、強風と小雨がパラパラの悪条件で中止。

 午後はもっぱら前回の名簿を片手に、受任者確保の電話作戦。街頭で署名を集めるより《署名を集める人を集める》よーするに今回は【受任者を大量に確保する】作戦に変えた。2回目とあって少しは学習し、署名が決定以来、暇があれば電話で依頼し、友達のそのまた友達と連絡先を聞き出してはお願いする毎日なのだ。(次回「なんだかんだで今日も暮れた」の巻)


00年3月26日(日)「名東区受任者の皆様へ」不特定多数の支持獲得は街宣!
 春寒の毎日ですが、県民投票のための署名集めへの協力ありがとうございます。
さて早速ですが下記の日程で街頭署名活動を実施します。お時間と都合がつきましたら、
ぜひご参加下さいますようお願い致します。

4月1日(土)午前10時半~12時半頃まで(地下鉄藤が丘のミスタードーナッツ前)
◎4月2日(日)同じ時間帯・高間町メイトピア前/署名に必要なものはすべて用意します。
ただし雨天中止《名東区:代表者 宮永正義》

3月27日(月)「通産大臣と環境3団体首脳が会談」さて、結果はどうなる?
 朗報を期待しつつ、海上の森くらぶ通信の発送作業。
県民投票がらみで今月は26日までの活動分で原稿締め切り。

3月30日(木)「海上の森南部地区を万博会場に」の報道:急遽文書作成&発信
 午後1時から3時過ぎまで、依頼を受け〈名古屋文理大学情報文化学部〉と〈中京大学社会学部〉所属の研究者2名と、ナゼか旧知の〈名古屋大学法学部院生〉の内田君(*)が
万博の取材で来宅し、キチンと応対。以下は、報道機関宛て緊急に作成したコメント。
(注*現・全国市民オンブズマン連絡会議事務局担当)


万博関係者並びにマスコミ各社殿  2000年3月30日
 一部マスコミに、海上の森南部地区に限定して、万博開催を目指す模様との予測記事がでましたが、詳しい予定地が判明していないため断言できませんが、もし広久手第1池、広久手第2池(通称・赤池又はタニシ池)周辺一帯を含む案であれば、今後も徹底的に反対行動を
継続せざるを得ません。

 当該地の中心地域には97年の人為的な巣の撤去による妨害で、以来、営巣は断念されていますが、オオタカの営巣木(えいそうぼく)はそのまま存在し、また同様に、妨害としか思えない水路工事により、大量発生地が破壊されたものの、相変わらず天然のゲンジボタルが
発生し続けている吉田川源流域が重なっています。

 さらに今春、営巣調査を予定している、レッドデータブックでオオタカと同じ絶滅危急種
類に選定されているサンショウクイの密集繁殖地であり、近い将来の指定が予想されるサンコウチョウや、キビタキ、オオルリなどの夏鳥の生息地としても、森で最も密度の高い地域となっています。湿地帯のシデコブシなど希少な植物が多種多様に成育している場所でもあります。
いずれにせよ、森の里山としての自然度が最も高い上記土地の開発には同意できない
ことを、前もって表明し、このことを推進側にも伝えます。
             愛知万博から海上の森を守るネットワーク代表 宮永正義

3月31日(金)14時~16時頃「県民投票を実現する会・会見」県政記者クラブ
 県民署名の第1回中間発表。開始後2週間で受任者数1万1,000人、署名数3万9,000人。前回の1カ月後で1,200人、3万2,000人に対し、非常にハイスピードで順調。これは
《新婦人の会》など、地域別拠点事務局の設置による連絡網の整備と、無党派県民の
党派を超えた参加が強力に結びついてきている結果だろう。会見出席11名。


【聞いてよ!おじさんの独り言】季節は巡りまたまた県民投票署名集め!ふ~っ
*冷房も暖房もはっきり言ってキライだ!しかし、さすがの我が輩も五十路(いそじ)を越えた厳冬2月中旬、室温7度に音をあげエアコンを入れることにした。ところがコレが、ぜーんぜん効かない。まったく暖かくならない。

*ガスが抜けたのかな~?どこか調子が悪いのかな?う~む???で1週間。なにげなくリモコンの表示を見たら、な、なんと、冷房、指定温度21
。どっひゃぁ~。よくよく考えてみたら去年のお盆、身内一同揃って、冷房ダイスキ人間の妹が設定して以来そのまんま。

*一同が引き上げてからは扇風機もキライ……で、夏じゅう網戸に団扇(うちわ)で、エアコンは一度も使わず寝ていた。それをすっかり忘れていた。指定温度より低いのだから換気?するだけで効くワケがない。あ~あ、この1週間の寒さを思うと、目から鼻水が……。

*つい最近まで、こんなんでも平気だった自分自身が信じられない。なんでもスイッチ1つの便利さの陥穽(かんせい)に呑みこまれてしまったのか、それとも「冷水浴に寒中マラソン、もっと身体を鍛えよ」という天の声か?で結局、それっきり暖房に切りかえることもなく、寒いときはおろおろ歩き……じゃなく、また耐える毎日に。
     

第56回:懲りず第二次県民投票/新住計画断念へ/投稿作戦開始

★00年4月1日(土)10時半~13時過ぎ「街頭署名」藤が丘駅前・昼食後解散
 ひょっとすると1人っきりかなという不安は杞憂に終り、約束の時間に計4人。
署名簿がぶっ飛ぶ強風と底冷えのなか2時間弱。もうこれまでと、少し早目に終了。
署名41筆、受任者1名GET。暖かい麺類の店で揃ってお昼。署名のついでに話をすると
万博そのものに反対の人がほとんどだった。そりゃ~そうだよねウン。

★同上(土)14時半~:受任者獲得電話作戦/夜:要請書発信
(財)日本野鳥の会、日本自然保護協会、世界自然保護基金日本委員会各位殿

00年4月1日  愛知万博から海上の森を守るネットワーク代表  宮永正義

愛知万博開催地として海上西部地区を代替地とする提案に関する要請書

 愛知県瀬戸市南東部地区・通称「海上の森」を開催候補地とする、標記の国際博に関し、
地元自然保護団体の要請に応じ、多種多様にご尽力くださり誠に感謝にたえません。
 さて、マスコミ報道によると、万博主催者側が計画見直しで新たに構想しているとされる
「南部地区」を開発から守るため、逆提案として「西部地区」を候補地として申し入れる
動きがあるとのことですが、事実であるとしたら、以下の理由から、この案には同意でき
ないことをお伝えします。

(1)まず代替案といっておられますが、西部地区はもともと予定地の一部であって、
当初から開発が予定されている地域であり、従前の計画以外に何ら新しい構想が発表
されていない現在、一部でも認めるということは、これまでの計画を追認することになります。

(2)サンヒル上の山団地の造成されたまま放置されている分譲地と、それに隣接した荒地といわれる西部の丘陵地は、オオタカはじめハイタカ、ツミ、ノスリなどの猛禽類の貴重な餌場であり、重なり合って生息する彼等のテリトリーの、重要なバッファゾーン(生息境界線上の
隣接、緩衝区域)となっており、ここなくしては互いにすみわけが不可能です。

(3)また一部の住民有志と話し合った上で提案したと「国営公園構想をすすめる連絡会」の
案には書かれていますが、これは従来のお役所主導の万博計画の進め方と全く同じで、
有力者の了解さえ得られれば事足れりという発想がほの見え、まったく市民の側にたった
配慮がされておりません。

 更に提案者は苦渋の選択をしたと述べられていますが、それは提案者がいうべき言葉ではなく、当該地域の住民が結論として留保する言葉の1つです。計画に係わるあらゆる情報公開をすませ、充分に論議をはかり、その利害得失を検証した上で、住民全体の合意が得られた段階で初めて提案すべきものと考えます。

(4)国営公園を造るためには万博を実施しなければならない。そのためには妥協して西部地区の住民には我慢をしてもらうという論法にもみえ、まったく本末転倒の方策です。1日1万人程度の利用という提案も、交通アクセスや会場の設備などを勘案したうえでの数とはとても思えず、近接住民が受ける、渋滞、騒音、人の入り込みなどによる被害などをまったく無視した、従来の万博計画そのものと同じとしか思えない提案です。

(5)万博そのものの開催の賛否を問う住民投票条令制定を求める、公式の署名活動がされている現在、新たに予定地として加えられた青少年公園地区の、環境アセスメントすら未実施のうえ、こんな状況のなか、多くの自然保護団体のメンバーはじめ、良識ある県民の期待を裏切るような提案を軽々しくされないよう、あらためて、切に要請するものであります。

4月2日(日)10時半~12時半:メイトピア 16~19時半:国営公園派集会
 名東区メイトピア前で街頭署名。今日こそ1人っきりかと覚悟していたが、水田珠枝(名経大教授)、森島、石倉、匿名希望・母娘のみなさんと計6人。ひょっとして買い物で《山の神が現れはしないか》とビクビクものながら、獲得署名48筆。お疲れ様でした。カップ麺でお昼を
済ませ、休憩後、注文を受けた署名簿3冊を自転車で宅配。
 4時から瀬戸市民会館で中央の環境3団体と【国営公園を進める会】共催の会合に出席。押しかけた反対派メンバー総出で異議、異論、果てはヤジまでぶつけて【3団体と連名の
国営公園推進決議案】を阻止した。
 1歩譲ればあとはもうナシ崩し、いいようにあしらわれて、森での開催を全面的に認めることになる。借金まみれの国が数百億円も払い、普通の里山を買い取って公園にするワケがない!ったく、ナニ考えてんだか!(次回は「「言うべきことはシツコクいう」の巻デス)


4月3日(月)昼4時~5時頃「外人女性から英語の留守電」自宅に案内し会見?
 「カナダから来ました。ラジオ局の仕事ですが、青山(巳織・同時通訳&英会話教室経営)さんからの紹介です。ホテルへ電話ください」との内容。UPIにAFPと外国通信社、The Japan Timesなど外人記者から受けた取材を思い出し、カナダのどこかの報道記者がアポ取りで
連絡してきたと判断し、早速連絡を取った。

 地下鉄の経路と降車駅を教え、「鶴舞線・庄内通り駅」前のミスタードーナツで待ち合せ。はちきれそうなボディの金髪の若い女性と「空手の有段者で修行のために日本へ来た」という男性の【映画の1シーンから抜け出たような】カップルがやってきた。

 自転車を押しながらゆっくり歩いて10分弱の自宅兼教室へ、見上げるような大柄のお二人を案内。部屋にあがって頂き、お茶を出し、名刺を交換したが、マスコミとは関係のない肩書き。えーっ、では《学生*》で愛知万博に係わる市民運動の研究で話を聞きにきたのかなと、万博と自然保護について話し始めたが、どうも反応がおかしい。英語が下手なせいというのでもなさそうだ(*過去、ドイツ人、アメリカ人、韓国人学生から研究のためとかで取材を受けたことがある)。
 う~ん、よくよく聞いたら「NHKラジオの仕事で名古屋へきたが短期なので《語学教師の仕事》を探している」という。「宮永さんのとこなら仕事があるかも……」と青山さんに聞いて電話したダケと判明。とんでもない勘違い、思い違いで互いに大笑い。「おかげで名古屋の環境問題がよく分かった」といわれたが《海上の森のバンダナ》をお土産に渡し、栄行きのバス停まで見送った、とんちんかんな国際交流のひとこま?……とほほ……デシタ。

4月4日(火)朝刊トップ「新住計画断念・万博見直し」通産省と県、協会合意
 海上の森北地区(森の中心部)は断念、海上の森南地区を会場とする。新住宅市街地開発事業は中止、名古屋瀬戸道路と若宮八草線の都市計画認可申請は取り下げ。以上、今夕に正式発表との報道だった。やった~、この日が来るのを!どんなに待ったことか!!
(次回は「海上の森・里山自然保護連絡会」の巻)


00年4月5日(水)「海上の森・里山自然保護連絡会を結成します」
「海上の森を守る会・海上の森を守る土地トラストの会」 加藤徳太郎 様
「海上の森自然観察会・海上の森世界遺産登録推進協議会」 北岡由美子 様
「海上の森地権者、海上の自然と歴史を守る会」 加藤宣雄 様
「BIEへ手紙を!」   渡辺洋子 様
「瀬戸自然の会」    佐路伸子 様
「愛知万博の環境アセスメントに意見する市民の会」 宇佐見大司 様
「環境ネットワーク緑の会」   高岡立明 様
「環境と暮らしを考える緑ネットワーク」 筧優子 様
「アースデイ名古屋」   青山巳織 様
「汐川干潟を守る会」   小柳津洋 様
「ピースサイクル愛知」   阪野智夫 様
「野鳥の会会員有志の皆様」  森島達男 様
「子供がいきいきと過ごせる蒲郡をつくる会」 竹内康子 様
「愛知万博返上!海上の森を守る県民投票を求める会」 影山健 様
主旨に賛同くださる団体、個人の皆さん


【海上の森・里山自然保護連絡会】結成のお知らせ
 すでにご承知のように「海上の森からの万博全面撤退」まで、あと一押しのところにきております。一部自然保護団体は西部地区を代案として、妥協の道を探っていますが、われわれは森での万博中止を求め、緩やかなつながりのなかで一致連合し、県、通産省、博覧会協会に対する地元団体総意の窓口のひとつとして圧力をかけたいと考えています。
 
もちろん、われわれに対する「一木一草(いちもくいっそう)も切るなという自然保護団体」というマスコミを通じての誹謗中傷も聞こえてきますが、ここでひるむことなく、森を守ろうという初志を貫徹したいと思います。いつも言い続けていることですが、里山として維持するということは、木本(もくほん)類の間伐をはじめ、草本(そうほん)類の間引き、下草刈りなど、適切かつ充分に手を入れ続けることなのです。もちろん、生態系からみて貴重な生物の生息地は
しっかり線引きして保護します。
 
当然、県に協力し県民共有の財産である放置田や放置畑の再開墾、荒れ放題の人工林の
再資源化や、自然林への再生をはかるなど、ボランティアの手を借り自然と共生を目指し、
すべきことは山ほどあります。そのまま放置するなど絶対にあってはならないことです。
 
会の目的が目標通り達成された後は各団体、個人の提案、アイデアを持ちより、最善の方策で里山を維持、保全することを目的とする「海上の森・里山自然保護連盟(仮称・案)」の結成を目指したいと考えております。
 以上、ぜひ賛同の上、別紙会則を確認され、事務局あてに連絡下さるよう心からお願いします。また表記にない団体、個人で賛同下さる方がみえましたら、あわせてご紹介下さい。 
 愛知万博から海上の森を守るネットワーク   宮永正義


………海上の森・里山自然保護連絡会・会則(案)………

 【名 称】 第1条 この会の名称は「海上の森・里山自然保護連絡会」とする
 【事務所】 第2条 この会の事務所は名古屋市西区XXX 宮永方に置く   
 【目 的】 第3条 この会は海上の森「南部・西部を含む」地域を開発する  
2005年国際博覧会(愛知万博)の完全撤退を求めることを唯一の目的とする
 【活 動】 第4条 この会は以下の事柄を行う                  
 (1)生態系を保護するため「海上の森地区での万博開催に反対する」
ただこの1点を核に賛同いただける団体、個人を対象にした会員募集活動
 (2)加入された自然保護団体、市民団体、個人など会員相互の情報交換
 (3)賛同団体、個人により森での万博撤退を要請する共同アピールを作成、発表
 (4)目的達成後は即、解散し「海上の森・里山自然保護連盟(仮称)設立をめざす

 【会 員】 第5条 会員は趣旨に賛同する団体または個人とする   
 【役員及び運営】 第6条 事務所の所有者・宮永正義を事務局とし、
事務所あて申し出のあったボランティアメンバーを核として、すべての活動を
協議、決定する。参加団体、個人の互選によって代表者を選任する。
 【会 費】 第7条 (1)会費は寄付によるものとする           
 (2)広く一般にカンパを呼びかけ会費にあてるものとする

 【会 計】 第8条 行動終了後、適切な監査を受けたのち報告する
 【会則の改廃】 第9条 この会則は2000年4月12日発効し、
海上の森での万博中止決定後廃止する。
〔2005年6月15日付記:当時、妥協案として【海上の森での一部開催】を認める動きが
「日本野鳥の会・東京本部」を中心に活発化し、森での開催はやむなしとの認識が広がり
はじめていた。で、当初からの仲間ながら一種の「踏み絵」として、「あくまでも森での
開催は絶対に認めない」のはどこと誰か?を確認するためのものだった〕

4月6日(木)午後1時~3時半頃「共産党月刊誌・前衛」記者から取材
 東京から来た記者にインタビューを受けた。失礼を省みず《言うべきことはハッキリと》が主義なので、『資本主義経済の恩恵をタップリ受けた人たちからの「カンパ」で政党助成金を受けずに済んでいるのだから、果実だけを享受して共産主義を主張するのはおかしい。綱領を見直し、党名を変えるべきだ。しかし、環境や自然保護問題で主張していることはわれわれと一番近いから、ケースバイケースでこれからも協力することはある』と申し上げた。市民グループによる万博反対運動がメーンで、記事に土地トラスト募集の併載も依頼した。

4月8日(土)7時~21時半「街宣活動&県民投票集会」終日駆けずり回る
 朝8時:金山駅前集合。国労の街宣車、藤田さんの運転で大津へ。G8(主要先進国)
環境相会議・会場のホテル前で、万博反対の抗議行動。共産党がバス2台で70名、
われわれは7名、むむむむ……!動員数ではない、一騎当千の「ツワモノぞろい」と
いうことで、強力に市民グループの存在をアピール。
 警備当局からスピーカーの使用を厳禁され、やむなく小生ひとりが英語と日本語でニンゲン拡声器。聞こえたのは、ほとんど「みやながサンの声だけ……」と、共産党をはじめ参加の
みなさんから、G8閉会後、各国首脳陣を見送ったあとの感想!翌日、中日に「反対派が
抗議のシュプレヒコールをした!」との記事があったが……??
 夜、名古屋駅前、中小企業センターで「県民投票を求める会」総会。
署名は順調で、掘県議の話がよかった。

4月9日(日)9時~14時頃「海上の森探鳥会」夕方から必死で新学期の準備
 野鳥の会東京本部保護室長・古南氏(環境3団体の実質的まとめ役)と前半1時間近く同行し話をした。逆らうようだが、「南部」と引き換えに「西部」地区を会場にという構想には、絶対賛成できないとハッキリ宣言。

4月12日(水)11~16時頃「海上の森・里山自然保護連絡会」文書作成&発信
【海上の森を開発する万博】は認めない皆様へ    2000年4月12日

 桜吹雪の春から、季節は一気に初夏へ、時の流れはほんとうに速いものですね。
 さて、92年2月に初めて海上の森を訪れ、その自然の豊かさに驚愕し『えーっ!ここにこんなに素晴らしい森があったのか、やった~っ!もうこれで、これから一生、ここで遊べるゾ!』と嬉しくてその晩なかなか眠れなかったことが、昨日のことのように思い出されます。
ところがその直後でした。ここが愛知万博の候補地だと知ったのは。

 それ以来、身内は無論、友人、知人に「どうがんばってもムリだよ、万博をやめさせるのは」「いいかげんに諦めたら」「まだやってるの」「いったん国がやると決めたのだから、何をいってもムダだよ」……などなど。言われ続けて、はや足かけ9年目になりました。ふ~っ。
 でも世の中捨てたモンじゃありませんネ。誰の眼からみても《巨像に対する蟻の闘い》が、まず前提工事の「新住事業と道路計画」が中止という結末を迎え、1ラウンド目はノックアウト勝ちという信じられないことが起きたのです。ここまで来たら、なんとしても、海上の森を万博から守らなければなりません。

 状況は《海上の森を開発する》万博の全面撤退まであと一押し。敵は断崖絶壁に、
背中をこちらに向けて立っています。相手に同情する必要はこれっぽっちもありません。
推進側は「金もアイデアも、先頭に立って旗を振る人も皆無」で、やめたいのが本音です。
 一部の自然保護団体は西部地区を代案として妥協の道を探っていますが、われわれは
森を開発する万博の中止を求め、緩やかなつながりの中で一致連合し、県、通産省、博覧会協会に対する地元団体総意の窓口の1つとして【海上の森・里山自然保護連絡会】を結成し、
圧力をかけたいと考えています。

 勿論「一木一草も切るな」という自然保護団体という、われわれへの中傷も聞こえてきますが、ひるむことなく『森を守ろう』という初志を貫徹したいと思います。森と里山と人間が真に共に生きられる適切な方策をみんなで考えたいと思います。生態系からみて貴重な生物を守る
だけでなく、あらゆる生き物との共存をめざします。

 当然、県に協力し、県民共有の財産である放置田や放置畑の再開墾、荒れ放題の人工林の再資源化や自然林への再生を図るなど、自然と共生をめざし、すべきことは山ほどあります。海上の森をそのまま放置するなど、絶対にあってはならないことです。以上、ご賛同の上、ぜひ参加下さるよう、心からお願い致します。(次回
「知事さま・博覧会協会会長サマ」の巻)

4月12日(水)前項に続き【県民投票・名東区受任者の皆様へ】を発信

 突然の連絡失礼致します。活動開始から、はや1カ月近く経ちますが、署名集めご協力ありがとうございます。4月15日予定の第2回中間発表に向けて、現時点での署名数を集約します。お手数ですが14日午前までに524-××××宛て、お手元の実数をご連絡頂けませんでしょうか。なお第3回は4月31日までの分を同様にご報告願います。

 また、署名簿は5月14日の期間終了後、できるだけ早く回収したいと考えています。署名簿を直接お渡しした方は、また直接回収し、郵送させて頂いた方は、宮永宛に返送頂けたらと考えています。以上よろしくお願い致します。

◎お知らせ:海上の森を歩く会を実施します◎(連絡先:略)
4月16日(日)集合:午前11時 愛環鉄道・山口駅前<雨天中止・駐車場アリ>
目的地:万博代替案の海上の森南部、西部地区を宮永が案内します
 解散:午後3時頃<無料、申し込み不要>
 満開の桜の下でお弁当を!電車の方は泡モノなども可。

4月13日(木)【海上の森を開発する万博反対の皆様へ】準備会発足について
 度々のファックス失礼致します。海上の森の万博を巡る状況は驚天動地のめまぐるしさで推移しているようです。4月14日の女性会館での会合に「出席を要請された人」と、集会の連絡を受けて参加した人とで、愛知万博自然保護検討会議(後の、愛知万博検討会議)の母体を結成し、そのなかから委員を選任し、4月18日に地元自然保護団体の代表として、推進行政側との交渉窓口として発表の手筈のようです。委員数は自然保護団体6/地元有識者6/推進側14の計20名とのこと。
(*05年6月21日追加記載:愛知万博検討会議は、委員構成が反対派6人、推進派14人と圧倒的に推進派に有利で「採決は全員一致」というが、どう考えても、言うだけ言わせて「計画の根幹に触れない!オイシイ意見にのみ耳を貸し」あとは結局、数で押し切るものと直感し、以後、1度も万博検討会議は傍聴に行かなかった。主だった自然保護団体がこの土俵に誘いこまれ最終会議で棄権したりしたが西地区開催に抵抗しきれず体よく利用されて終わった)

4月14日(金)10~11時半「知事、国際博協会長へ要請書」マスコミにも発信
愛知県知事 神田真秋 殿         
2005年国際博覧会協会会長 豊田章一郎 殿      2000年4月14日
愛知万博から海上の森を守るネットワーク代表 宮永正義(住所など略)

【2005年国際博覧会・企画調整会議提案の協議会に関する要請書】
 愛知県瀬戸市南東部地区・通称「海上の森」を開催候補地とする、標記の国際博に関し大幅な見直し案が提出され、それに係わる活発な実務レベルでの動きが報道されています。協会、通産省、愛知県の3者が見直し案の「海上の森南地区」の利用方法の検討を目的として、自然保護団体などとの協議の推進をはかるため、協議会を設立するとお聞きしました。

 われわれに寄せられた情報では自然保護団体関係者6名(日本自然保護協会・吉田正人/日本野鳥の会・古南幸弘/世界自然保護基金日本委員会・草刈秀紀/日本野鳥の会愛知県支部保護部長・高垣英明/ものみ山自然観察会・曽我部行子/藤前干潟を守る会・辻敦夫)、地元知識人6名、推進側関係者14名の合計20名とのことですが、これは事実なのでしょうか。
 小生は県の選挙管理委員会の正式な許可を得た、住民投票条令制定を求める署名活動で、連日非常に多くの県民のみなさんを見、そしてその反応や意見に接しています。
そこでハッキリわかるのは、


(1)ほぼ過半数が万博にまったく無関心という県民。当然、この人たちは面白くなければ、
絶対に万博には足を運びません。しかし、現実は連日のように、環境がらみのクライ、
ミジメったらしい、気の滅入るような報道ばかり
。一体だれが、貴重な休みに、大枚の
お金をはたいて、夢も希望もない環境博なんか、見に行くでしょうか。庶民の感覚は、
環境などという、しち面倒くさいことはパスです。

(2)万博反対派の署名ですね、とわざわざ確認する人がほとんどの、
1時間に50~100人も集まる関心派。

(3)そして3日に1人くらいいる(*)万博賛成派。……これが現状です。

 これまでの万博計画で最大の問題は、推進派と対極にある反対派といわれる人たちと、直接会って話し合い、意見を交換しあうことをすべて避けてきたことではありませんか。推進側にとって耳障りのよい意見の持ち主だけを集め、話し合っても何ら前進は得られないでしょう。

 地元有識者6人も既に決定しているようですが、真に県民に開かれた、国民のための万博を本気でめざすのならば「県民投票を実現する会」代表の影山健氏や、海上の森を開発しての万博に異議を申し立てている瀬戸市議の加藤徳太郎氏などを委員として迎えられ、
その意見にも耳を傾けられるよう切に要請するものであります。


 いずれにせよ、中央の環境3団体の意向にかかわらず、地元の大多数の市民団体は、海上の森を開発しての万博に反対であり、この活動はますます活発化すると断言します。その事実は15日に予定の「県民投票を求める署名」の第2回中間発表で、集約された署名数がはっきり証明するでしょう。(注*開催の賛否を県民投票でスッキリ決めたらいいという
万博賛成派の方:次回は「集会、デモ、見学会、集会」の巻

4月15日(土)9時~11時40分頃:海上の森/12時半~15時頃:栄小公園
 生憎のこぬか雨のなか、見直し候補地の「海上の森南地区」を中心に明日(16日)の下見を兼ねて3時間弱歩いた。シデコブシが満開を過ぎていたのが残念無念!でも、デモ、雨も
また、ヨシ!が海上の森の魅力。


 長靴姿のまま《万博開催の賛否を問う県民投票条令制定を請求する》県民署名の中間発表の会場:名古屋・栄・三越前・栄小公園へ直行。30分遅刻で【署名数の発表】にはなんとか
滑りこみセーフ。やれやれ。


 さらに突然の指名を受けて《集会アピール》を読み上げ、街宣車3台、約100名で、三越松坂屋三越と南大津通りから久屋大通りをテレビ塔に向かって戻るお決まりのコース
栄の中心街を賑やかにデモ行進。
 帰宅後、絶滅寸前の《本業》の教材作り。
人間だったらダレでも可!生徒を紹介してちょ~~ダイ!!


【聞いてよ!おじさんの独り言】  00年卯月
 う~む!本業に背水の陣で取り組めとの警告かも?
これぞ《紺屋の白袴》……え~ん、とほほ……。最愛の我が娘、本人はもう「ふんッ」と
相手にもしてくれないが、いよいよ中3・3学期。しかし、生活拠点が違うため〈受験に関して〉は友人の塾と山の神に任せっきりにしていたのだが、本命を含め〈目当ての公立高校〉
なんと2校とも見事に?不合格。がび~ん!


《付属中学を持ち、国・公・私立のブランド大学受験を目指す》私学トップ校(5校ほど)の
受験希望者以外は、ほとんど全員が公立を目指す愛知では、「私学は公立の滑り止め」が
受験の際の共通認識。従って推薦合格者を除く、私立進学者の多くはなんらかの挫折感を
抱いて高校へ通い始めることになる。


父親を真似て?本業以外のことに熱中していたわけでもなさそうだが、それにしてもガックリ。性格的に共学への進学を願っていたが、公立の前に合格していたのは女子高のみで、コレにも、あ~あ。これからは【私学助成金カット返上】を求める親の会などでの活動も必要に
なりそう
……で、やれやれ。

4月16日(日)11時~山口駅【海上の森・西&南地区を歩く会】15時過ぎ解散
 乗り遅れて11時26分着のひとりを待つことになり、駅前発が11時40分。車に分乗して
【サンヒル上の山団地】に向かうが、途中、迷車?が出て20分のロス。結局、予定より
1時間遅れて昼過ぎに、第1見学ポイント《西地区見晴らし台》着。NHKがオオタカを
撮影した場所で、視界360度・絶好の眺望に歓声があがる。

 海上の森会場の本命とされている《南地区》へは、見晴台から森最高の自然度のルートを
たどり、キブシ、シデコブシなど木々の花が咲き競うなか、お食事ポイント・三角点を目指
して進むが、その途中、また迷子が2名。んモウっ!山歩きの初心者ばかりだったコトを
失念していた当方のミス。


 『そま道が網の目状に四方にあるから、トニカク前の人について歩く。ついていけなくなったら声をかける。前の人の姿が見えなくなったら遠慮せずに声を出す』もっと、クドク、しつこく言うべきだったが後の祭り。やっと全員が予定の昼食サイト三角点についたのは13時20分。
 まあ、1時間余りだったが、5弁の白い鍔片(がくへん)が清楚なムシカリ、ピンクのコバノミツバツツジが満開で夢の中のような、江戸時代からの〈そま道ウオーク〉を満喫していただけた。しかし「この後、まだ予定が」という参加者で時間切れ。あと約1時間のコースをやむなく
カット。まあ、次回のお楽しみということに!


4月17日(月)13~15時「県民署名&ノーモアリストラキャラバン隊」キセル参加
 三越前で県民署名の呼びかけ。マイクで一席『みなさま、お楽しみのところを、
お騒がせして申し訳ありません。私たちは
……』。いつものとおり、署名活動と受任者
獲得作戦。期間中はいつでも受任者になれるのだ。

 もちろん、住民票登録地の選挙管理委員会へ地区責任者(代表者)を通じて登録しなければならないが、申請はあとからまとめてでよく、受任者になると決めた日から、即、署名を
集めることができる。


 その後、向かいの栄小公園で開催中の《愛知全労協》主催「首きり反対、雇用を守れ」とのアピール行動にも参加。こちらでもマイクを渡され、しばしお騒がせ。フォークシンガー熊谷誠さんのミニライブを聞きたかったのだが、時間切れでやむなく、おシゴト方面へ退去。あ~あ、聞きたかったんだケドな~。
 前回の受任者名簿を元に、電話やハガキで暇があれば受任者獲得作戦を実施していて、あちこちから郵便が届く。そのなかに【徳山ダム建設中止を求める会】事務局長・近藤ゆり子さんからの手紙があった。返事を……と思いつつ1週間ほどが過ぎてしまい、授業後、
あわてて資料を元に文書を作成し発送した。


00年4月21日(金)11~13時頃【長良川&万博アセス裁判】原告でハシゴ傍聴

4月22日(土)11時~16時頃:プロジェクトM/18時~21時半:中区女性会館
 千種区の牧野氏の個人事務所で、明日の《アースデイ会場》内のブースに張る
ポスター書きなど準備作業。
(下の写真の手書きポスターがそれデス)

 夜は《日本3大環境団体》主催の「地元との意見交換会」に出席。『たとえ元環境庁長官が提唱した構想でも、万博開催の人身御供?に南地区を差し出し、それと引き換えに国営公園化を図るなどという、本末転倒の、莫大な国費負担が不可欠で、実現不可能な案には乗れない。海上の森での万博は絶対に認めない』と、言うべきことは遠慮せずきっちし主張した。
 翌日、いきなり知人に「影山氏とミヤナガさんが刑事と犯人みたいに並んでテレビにバッチシ映っていた」と言われ、『え~、また怒鳴ってるトコ映されてしまったのかな』。やれやれ。

 4月23日(日)10時~17時頃【アースデイ2000】栄・ナディアパーク
 中央高校(定時制)跡地にできた「県の複合文化施設」ナディアパーク横の公園で開催の
アースデイに参加。県民署名の呼び掛け。松坂屋東の久屋広場に比べ、いささか立地条件
が悪く、人出はいまいちだった。

   

 アースデイ終了後、三重県の芦浜原発反対運動に長く関わってきた中心メンバー20数名
と《元・瀬戸市長選候補、元参議院議員選候補》の落ちても落ちても懲りない?最強の同志、丸山悦子女史、よーするに悦チャンのモンゴル料理店で【芦浜原発撤退を祝う会】に出席。

 市民運動を通じての知り合いが多く、なぜだかお誘いを受けて、大きな顔でもぐりこみ、
グビグビごくり。市民運動が勝つなど滅多にないこと。『よかったな~ホントあきらめず、
ここまでやってきて・・!うん、今度はオレたちの番だ!』

 22時に名残惜しいがお開き。ここで初めて知ったのだが、今夜は会費無料の大盤振る舞いだったという。ワオー『こんなの毎週ないかな~』、こらこら。でも、門外漢にも喜びの
おすそわけ、ほんとうにご馳走さまデシタ。


4月24日(月)「海上の森を開発する万博」に反対の皆様へ
 いつもながら突然のFAX失礼致します。緊急行動を要請します。
【4月26日:午後6時半「東生涯学習センター」集合!】とはいえ発信人の私が、絶滅寸前の仕事保護のため出席できませんので、非常にお願いしにくいんですがどうかお許し下さい。
 
すでに新聞などでご承知のことと思いますが「環境万博推進」の旗のもと、それに手を挙げた自然保護団体、市民団体を中心に4月28日に愛知万博に係わる《官民の新協議体》が発足するもようです。当然、推進側のお目に叶ったメンバーを、お情け程度にまぜて事業推進の免罪符にしようとの思惑がみえみえの、BIE向けの傀儡(かいらい)機関です。(*検討会議を構成する委員が賛否同数でない限り、結論は見えている)


 また「国営公園構想」や「干潟と川と森をつなぐ環境万博構想」グループを核に委員の調整も済んでいるもようです。(無論。選ばれた自然保護関係の委員を非難はしません)これに先駆けて4月26日に東生涯学習センターで開かれる、地元市民団体が対象の集会で、地元の意見はあくまでも「海上の森を開発しての万博には反対だ」ということで意思統一をはかりたいと思います。それにはこの意見に賛同下さる1人でも多くのみなさんの出席が必要です。
一部を妥協しての万博案では決して、森を守れません。


 当然、森で万博を開催して国営公園にとか、世界で初の環境博をという「金勘定」無視のグループも、多数のメンバーが参加するものと思われます。4月2日の瀬戸での集会で「西地区を会場に」という在京3団体からの逆提案を、参加のみなさんの意見で「見直し事項にした」
ことを再現したいと考えています。


 たとえ集会での決議が得られなくても、そういう声があったという事実だけでも示したいと思います。ぜひ、都合がつくかぎりご出席下さるようお願いします〔この動きにかかわらず、タイムリミットの迫る推進側は発足を計るでしょうが……〕。 最後に、このFAXをお知り合いの方にも転送して下さるよう、重ねてお願い致します。

4月25日(火)新学期の授業の準備完了:ほっとして朝日へ投書1本作成

同日:「土地トラスト記事掲載のお願い」朝日への投稿に次いで作成・発信
 県会議員 堀 一 様 2000年4月25日
 突然のFAXで、いつもいつも失礼しております。さて、既にご承知のことと思いますが、私たちは海上の森南地区の最南端部にトラスト用の土地を取得し、トラスト運動を実施しています。この土地は、海上の集落から南部に通じるただ1本の既存の林道を、南地区入口直前の位置で、幅約7mにわたって横切る部分の面積が208㎡、さらに林道沿いに一部は道路に食い込みながら幅1m、約168mの長さで168㎡、合計376㎡あります。(*道の1部がトラストの土地になっている)

 昨年10月のトラスト運動開始以来、みなさんの協力を頂いておりますが、時節がら非常に苦戦しております。不肖、宮永もへそくりから100万円を先行投資したため、当座の活動資金に四苦八苦している状況です。そこで誠に勝手なお願いですが、新婦人の会や革新県政の会など関係先の機関紙に、この土地トラストに関する記事を掲載して頂けるよう働きかけて頂けませんでしょうか。厚かましいとは思いますが、内部で可否をご検討の上、どうかよろしくお願い致します。
……………
土地トラスト共有者募集(参考資料)……………
所在地:愛知県瀬戸市海上の森・国際博予定地内376㎡
様 式:1口2万円・500口募集/共有登記
手続き:加入者「海上の森を守る土地トラストの会」郵便振替○○に送金
事務局:〒489 瀬戸市XXX 渡辺洋子
連絡先&F:0561XX又は宮永052-XX貴重な里山の自然を国際博の破壊から
守るための活動です。入金を確認次第、手続き資料を送付します。不況のなか、
心苦しいのですが、ぜひご協力下さい。〔海上の森くらぶ代表・宮永正義〕


4月26日(水)早朝4時35分:なぜか目が覚め別の投書/結局・計3本作成
 6時頃から1時間ほど横になり、さらに2本(*原稿消失)作成して昼頃にまたまた朝日へ
ファックス。13時半、朝日「声」欄担当・中山記者からTEL。

 「ミヤナガさん、いったいどうなってるの?昨日の原稿で、もう版を組んであったところへ
今朝の原稿。これは差し替えてということだなと思って組み直したらまた2本。
全部載せるというわけにもいかないから1本選んで!」

 『ええーっ、聞いてないよ。こっちは《数撃ちゃ当る》と送っただけで……いつもだったら、
採用するって電話くれるじゃない』。でも、まあいいか。『じゃあ、その組み直したので

 「わかりました。それから続けて掲載はムリなので、後からのは時間を置いて送り直して」
『ハイハイ、了解』 (次号は「掲載はどっちかな?00年4月」の巻)


4月28日()12時半~17時頃【落選運動東海】結成決定・文書作成&発信
 韓国での華々しい活動を知り2月頃から考えていた。4月に入り「日本でも神奈川で始まった」との記事を読み、愛知でも誰か手を上げないかなとずっと待っていた。ところがなんの
音沙汰もない。う~ん、このまま誰も手を上げないで終るのかな~。


 とはいえ、自分は本業が卒業13人に対し、新入生4人と、とても市民運動どころでナイ!と一時は絶望的に落ちこんでいた。しかし、死ぬほどの苦境ではないし、ナントカ生きていけるサと、図太く考えなおし、誰もやらないなら自分がやるっきゃないと覚悟した。

 昼過ぎ《末広まきこ元後援会長》大木康子さんから5月の末広裁判の広報の問い合わせがあり、決意を話した。直後に《文化財保全全国協議会》飯野恵子さんから、後押しの「市民連帯・波21」に関する情報が届いた。10日ほど前に続いて斉藤懸三氏(注【末広まきこを辞めさせる会】設立世話人・初代公設秘書)にも再連絡。弁護士の籠橋隆明氏にも了解を得た。当然、大木さんや市川さんにも異論なし。5月1日にマスコミ発表し、詳細は別紙にあるように5月8日の裁判の後、決定ということになった。

【市民連帯・波21】落選運動事務局 事務局長 山崎康彦様 
呼掛け人 桜井善作様  2000年4月28日
 貴団体の呼掛けに賛同し、ぜひ参議院議員「末広まきこ」を名簿に掲載して頂くよう要請致します。尚、小生は「末広まきこを辞めさせる会」の設立世話人です。5月8日に8回目で実質審理に入る「末広まきこ損害賠償請求」裁判で、原告代表3人による意見陳述ならびに証拠認否の公判のあと、上記の会を設立母体に「落選運動・東海」を設立する予定です。

 今後は貴団体とも連携し、全国ネットの一端を担いたいと思いますので、どうかよろしくお願い致します。(*なお小生は同封の4月28日朝日「声」欄掲載の件に係わることがらを中心に市民活動をしている者です)

4月29日()12時~13時 「車イスで病院から自宅へ」
 恒例・裏庭でフジの花見。親父が大事にしていた盆栽を庭に降ろしたのが、立派なフジ棚になった。親父もこれだけは忘れないで毎年の楽しみにしている。自分も記憶力がムムムだが、感動する心はまだダイジョウブで『きれいだな~、生きててよかったなぁー』つくづくそう思った。これからも昼休みに車イスで散歩に連れ出すのは、できる限り続けようと決めた。
昼からは掃除と洗濯。青空、緑のそよ風。ほんと久しぶりに、こころからホッとした。


4月30日()9時半~14時頃:大津橋【日本キリスト教団名古屋教会】署名
 名古屋城のお堀端、創立116年目の教会へ。長老の1人・祖父江さんの計らいで、教会内で県民投票署名に協力頂いた。なんせ生まれて初めての礼拝。前日には床屋へ。辻さんの選挙以来、背広はないので、いつものジージャンで失礼した。信心と宗教、無宗教を標榜する小生としては、いろいろ考えることの多い半日だった。

00年4月25日、26日に投稿した2本。それぞれ、掲載文はどっちかな

投稿その(1) A 【一体どうする愛知の環境博】
 2005年に愛知で開催予定の国際博(万博)計画が最も肝心な国民へのアピールと関心の引き起こしに失敗したまま惰性で進められている。このことは環境を国際博のテーマにした時点から、一層顕著になった。 万博そのものが時代遅れとの指摘があるうえ「環境」という実体のよく見えない、日常生活からも程遠い、楽しみとか喜びとは無縁の地味な事柄に、全国の
魅力的なテーマパークを知る庶民が飛びつく筈がないのである。


 イベント実施には、中心となる強力な推進者が不可欠だ。が、誘致に最も熱心だった前知事が引退。パリへ乗り込み開催権獲得に奔走した当時の小渕外務大臣は病で再起不能。全国推進議員連盟会長の竹下元首相も同様。地元の旗振り役の海部元首相も今や権威低下。
 現知事は破綻寸前の県財政から、前任者からの引継ぎ事項とはいえ、腰が引けどうにも力が入らない。財源の3分の1を負担の地元財界からも、不況の中、撤退の声すら上がり始めている。
 実務でも環境、交通、会場計画など83名の専門委員でも「船頭多くして、船山を登る」そのまま、誘致以来、丸3年、何ひとつ決まっていないし、決まりそうにない。当然、自然保護団体の反対活動も国際化している。ここはもう従来のいきさつは忘れ、中止を含め事業を根本から見直すべきときではなかろうか。

投稿その(1) B 【今や根本的に万博見直す時】
 2005年に開催予定の国際博(愛知万博)計画が、最も肝心な国民へのアピールと関心の巻き起こしに失敗したまま、惰性で進められている。それは、環境を愛知万博のテーマにした時点からいっそう顕著になった。万博そのものが時代遅れという指摘があるうえに、環境という実体のよく見えない、日常生活から程遠い、楽しみとか喜びとは無縁の地味な事柄に、全国の魅力的なテーマパークを知る庶民が飛びつくはずはない。

 イベントの実施には、中心になる強力な推進者が不可欠である。だが、誘致に最も熱心だった鈴木前知事が引退。パリへ乗り込んで開催権獲得に奔走した当時の小渕外相は病気に倒れた。全国推進議員連盟会長の竹下元首相も同様だ。地元の旗振り役の海部元首相も今や権威低下。 神田現知事も破たん寸前の県財政から、鈴木前県政の引継ぎ事項とはいえ、腰が引けてどうにも力が入らないようだ。財源の3分1負担の地元財界からも、不況の折、
撤退の声すら上がり始めている。

 実務面も環境、交通、会場計画など83人の専門委員らがいるが「船頭多くして船山を登る」そのままに、誘致以来、まる3年たつのに何ひとつ決まっていないし、決まりそうにない。当然、自然保護団体の反対活動も国際化している。ここはもう従来のいきさつは忘れ、中止を含めて事業を根本から見直すべきではなかろうか。

投稿その(2) C 【目玉欠く万博は開催見直せ】
 愛知県瀬戸市で開催予定の2005年国際博覧会(愛知万博)計画の推移に強い関心を持つ住民の1人として、疑問でならないことがある。それはテーマが環境という、雲をつかむような、よくわからないもので、主催者が何をしようとしているのか、庶民には明確なイメージが
全く伝わってこないのである。


 一言で環境といっても、水、光、音、空気、人間、自然、地球、宇宙など、甚だ漠然としていて、つかみどころがない。万博は一種のお祭りだと思う。行かなければ見られない、体験できない何か目玉があって初めて、人はわざわざそこへ足を運ぼうという気持ちになる。
その何かが、いまだかつて一度もはっきりと明示されたことがない。


 仕事や家事、勉強にせかされて疲れる毎日を過ごした後の大切な休みに、ネクラで地味で、胸がわくわくドキドキするような期待感などまるでない環境博に一体どこのだれが行く気になるのだろうか。想定入場者数を見るたびに、不思議でならない。折りしも東京と大阪で海や映画をメーンにした庶民にとって魅力的なテーマパークが計画されている。これを上回るアイデアがないのなら、決定的な財政破たんを招く前に、環境のみならず財政問題を含めて、
その開催の賛否をあらためて県民に問うチャンスを与えるべきではなかろうか。


投稿その(2) D 【何をするのか環境国際博で】
 2005年に愛知県瀬戸市で開催予定の、国際博覧会計画の推移に、強い関心を持つ市民の1人として、どうしても疑問でならないことがある。それはテーマが環境という、雲をつかむような、よくわからないもので、主催者が何をしようとしているのか、庶民の頭には明確なイメージが全く伝わってこないことである。

 環境と一言でいっても水、光、音、空気、人間、自然、地球、宇宙など、はなはだ漠然として、つかみどころがない。万博は一種のお祭りだと思う。だから行かなければ見られない、体験できない何か目玉があって初めて、人はわざわざそこへ足を運ぼうという気持ちになる。その何かが、いまだかつて一度もハッキリと明示されたことがない。

 仕事や家事、勉強にせかされ疲れる毎日を過ごした後の、大切な休みにネクラで地味で、胸がわくわくドキドキするような期待感のまるでない環境博に、一体どこの誰が行く気になるのだろうか。想定入場者数を見るたびに、不思議でならない。折りしも東京と大阪で海や映画をメーンにした庶民に魅力的な、競合するテーマパークが計画されている。これを上回るアイデアがないのなら、決定的な財政破たんを招く前に、全ての情報公開のうえ、住民投票など、
その開催の賛否を問うチャンスを県民に与えるべきであろう。


  結局、2本目が4月28日朝日「声」欄・巻頭に載り、そのあと、もったいない?ので1本目を中日「発言」欄に送ったところ(コラコラ)5月9日に掲載された。送り直すつもりだった3本目と4本目は消去してしまって不明。本日掲載の〔投稿その(1)、その(2)〕はどっちが紙面化された文か、次号に正解を載せます。(*いずれも筆者作成の初稿と改訂稿で違いは「細かい修正」だけ)ただし、手元の原稿と比べて、中日掲載分は思いのほか細かい修正がされていて「こんなに直されたっけ」と、自分の記憶があやふやだったのに驚いた。
   

第57回:落選運動・東海/本音は末広蹴落とし/県民署名32万余筆提出

00年5月1日()午後1時~2時「栄三越前:街頭署名」連休の谷間・反応最低!
 降ったりやんだり、はっきりしないお天気。向かいの栄小公園は【赤と緑のメーデー】集会
を開催していた。雨天中止の呼び掛けだったので、結局、三越前に定刻にやってきたのは
《懲りないオジさん》1名のみ。それでも折角だからと〔県民投票・署名用紙を挟んだ〕
手板をぶら下げ、マイクで呼びかけ、チラシを撒くと、1人3役。

 目の前の交差点の角に、モチロン駐停車禁止!だが《疑問だらけの愛知万博》と大書した幟りを撒きつけた軽自動車を図々しく止めていたのだが、ナント免許証の不携帯に気付き、公式の署名活動なので警察も公安も文句はこないが、まんいちを考え1時間で撤退する
ことに……。ゴールデンウイークとあって反応は最悪。

 愛知県政記者クラブ殿 2000年5月1日
 「公約違反」の末広まきこを辞めさせる会よりのお知らせ
末広まきこ《原告証人尋問》公判&《落選運動・東海》設立を会員に諮ります。
内容:「末広真樹子」損害賠償裁判〈実質審理・原告3名が証言を実施〉
日時:5月8日(月)午後2時~/4時頃から弁護士会館会議室で呼び掛け集会
場所:名古屋地方裁判所・第1004号法廷:連絡先はとりあえず宮永とします。

 中学生恐喝事件(*)や地方警察トップの犯罪など「金にさえなれば」どんなことをしようと
見て見ぬふり、組織のためには嘘をつき犯罪も隠す。バレさえしなければ何をしようと
すべては金の世の中、握った者が勝ち。実際、ホントそれはそうだと思う、本音は
(*名古屋市天白区扇中学で起きた同級生から4千数百万円恐喝した事件)

 が、人間としての良心や矜持が底を払い、小・中学生のレベルまで「道徳なんかクソくらえ」
というところまで落ち尽した世相に、誰も驚かなくなるほどの人心の荒廃ぶりの象徴の1人
が〈国の進路を担うはず〉の国会議員の一人・末広まきこ偽!員です。

 1票に《蜘蛛の糸の望み》を託した無党派の庶民の願いを無残に踏みにじり、職に居座り
続ける氏に対する損害賠償請求が、裁判でやっと実質審理されることになりました。
 末広氏は中日新聞紙上で「大人なら国会の多数決の中では、1人の議員の公約など通ら
ないことぐらい百も承知で(議員を)選んでいる」などと発言するおそまつさですが、公約が口約と化した現在、全ての議員が改めて原点に立ち戻り任期中は公約実現に向けて努力する。
 
たとえ可能性がわずかでも公約した以上、改選までは貫徹する。それ以外に無党派層を含む有権者の政治離れを阻止する方法はナイと断言できます。「それが無理ならそんな公約はしない。そうしないと裁判で訴えられてしまう」こんな風潮の社会の確立を願い提訴し、現在までしつこく地道な活動を続けてきました。

 また「誰か手を上げないかなァ」とずいぶん待ちましたが、地元では声があがらず、
やむを得ず反万博運動の一環として「落選運動・東海」の準備会を発足させました。
正式には5月8日の裁判のあとの集会で、会員の賛同を得て設立母体とします。

 まず諸悪の根源、一部国会議員を「落選運動」の対象に選定し活動開始します。
私たちは決して諦めません。忘れもしません。あいまいなまま全てを時の流れとともに
「水に流してきた」今までのツケをなんとか払いたいのです。設立事務局・宮永(連絡先:略)

5月3日()朝9時頃~庭で自然保護/午後2時~6時落選運動東海・文書作成
 めったにいない名東区の本宅でお休み。とはいえ朝9時ころから昼過ぎまで、連休恒例の
庭の自然保護活動、草取り。雑草といえど、好みで草を選別しどんどん抜く。心の中でゴメン、ゴメンと言いつつナズナやドクダミ、ハハコグサはむしり、スミレ、タンポポ、ユリは残す。

 造成前は山の斜面だった庭の縁に自生していたシロユリが100本以上に増えた。墓地などに多く生えているタカサゴユリだが、山の神は「陰気なので抜いて」というが小生は好きなの
で頑として抜かずにいる。心根(こころね)がオバサン化しているようで気が引ける……

 庭をすっきりさせて責任を果たし、西区へ移動。落選運動の文書を作成、印刷、そして県民投票署名活動真っ最中ながら、主要構成2団体の責任者に運動への参加と協力を得るためFAX発信。更に8日の末広裁判で会員に配布する資料もB5で4枚分、50セットを用意。
なんやかんやで4時間あまり。やれやれ、ふ~っ。

 世間では8連休、9連休とノンビリゆったりオヤスミ。ところが【県民署名】に【落選運動】と頼まれたワケでもないのに、またまた勝手な活動。「ヒトのことより、もっと自分の家庭を!子供を!大事に!」わかっているのだが。(次回は「この指とまれ!落選運動・東海」の巻デス)

00年5月3日()県民投票を「実現する会」掘 一様、「求める会」阪野智夫様
【落選運動・東海】の活動への参加要請
 5月8日に【公約違反の末広まきこを辞めさせる会】を母体に【落選運動・東海】を発足させる件については既にご承知のことと思います。それに関し、以下の構想を提起しますので、
11日に予定とお聞きする【県民投票を実現する会】の事務局会議で、提案内容を
検討のうえ、15日までに宮永あて賛同の可否を連絡頂けませんでしょうか。
 さてここでハッキリ明言しますが、この活動は海上の森を利用する現計画に対する
万博反対運動の1つです。以下5つの項目とその補足説明をご参照下さい。

第1:参議院議員「末広まきこ」の次期、改選での落選〈不出馬〉を目指す。

第2:「何が何でも万博推進」現職議員の落選をめざす。岐阜、三重は不適格議員
愛知県内の全選挙区で各1人「万博推進派で、かつ手抜き冬眠議員」を選定する。
選挙区毎に受任者あて、キャッチコピーと対象者の名前を記載したハガキを送付する。
上記のうち、県民投票の署名数が「トップから上位3位ないし5位まで」を重点活動エリア
とする。重点区では受任者にチラシを送付、配布を依頼。街宣活動、集会を開くなど
〈前回の県民投票のときの名簿もある〉
チラシ、ハガキ作成はかならず「落選運動・東海」との協議を経て、その名前で発信する
〈アイデアはいくらでも出しますが、それ以外は名前の使用料はモチロン不要です〉

第3:「この名前、書くのやめよう、総選挙」 を統一〈キャッチコピー〉とする。
更にいい案があれば連絡を。
第4:選挙の公示前に街宣活動、記者会見など実施。マスコミにアピールする。
第5:公職選挙法を遵守し、裁判沙汰などを招かないよう細心の注意で実施する。
党の顧問弁護士、万博オンブズマンの会員弁護士などに相談する。

 この議員だけは許せないという名前を募集中です。5月15日に予定の「落選運動・波21」の全国名簿発表を受け、5月下旬に東海版の名簿発表の記者会見を実施します。某・中日新聞によると、われわれは「何が何でも反対派」という悪質なグループ?らしい?ですが、これからは「何が何でも賛成派」という言葉を推進派にささげ、マスコミで多用したいと思います。
〔落選運動・東海〕事務局  宮永正義(連絡先・略)

5月4日()連休の谷間・西区でノンビリ「中日くらしの作文」あて投稿を作成
 掃除に洗濯、合間に縁側で一休み。フジの花房のまわりを華麗に舞うアオアゲハ。カナブンの羽音。新緑のシラカシの枝先を渡る風(かざ)音つい『みどりのそっよっか~ぜ、い~日だな~、ちょうちょもひ~らひら青いそら~、菜の花ば~たけにいもうとの~』と突然、
メロディと歌詞が頭の中を流れ、思わず口ずさんでいた。

 いつもイチバンほっとするひととき。なんとなく思う。長いこと生きてきたケド、結局、人生
ひとり。独りっきり。寂しくって淋しくない。車の音もしない。誰も来ない。毛のない頭で考えた
『毎日、こんなんの繰り返し。そこらのおじさんの幸せなんて、たぶんこんなンだろうな、
あとになって思えば、きっと』さーて《びーる》といくか!!

5月7日()昼2時頃~4時半頃「署名をしたい」との連絡を受けMさん宅訪問
 名東区の本宅?から伺う途中、名東図書館に寄って住宅地図でMさん宅を確認。「日曜は
1日中います」とのコトで、然、お邪魔。『玄関で署名だけ頂いて』と申し上げたのだが
「詳しい話しや経過もお聞きしたいから、どうぞ、どーぞ、上がってください、トニカク!」と
強く勧められ、つい『では』と、遠慮なく上がり込んだ。

 《朝日の投書》を読みましたよということから始まって、初対面なのに、ご夫妻とは旧知のような雰囲気で、植物談義に鳥談義、自然全般のよもやま話しに花が咲き、こだわりのコーヒーまで2杯もゴチになり、ひきとめられるのを押して辞去。お手製のクッキー、ごちそうさま
デシタ。受任者にもなっていただけて三重丸!

5月8日()午後2時~5時頃「末広裁判第8回公判・結審」名地裁・参加20名
 大木(康子)30分、浦野(注*末広まきこ・名古屋自宅マンションのオーナー・喫茶店経営・中心的支援者)、斎藤(懸三)各15分の持ち時間で意見陳述。原告、被告双方の弁護士に
よる証人尋問。片手を上げて「真実を述べることを誓います」と宣誓して始まるNHKテレビの
《アリーmyラブ》の法廷風景とまったく同じ。そりゃあ、そーだよね、ホンモノの法廷での裁判
なんだから。ウン!

 3人とも堂々と迫力満点。末広氏は出廷拒否で結審。8月7日13時10分判決。籠橋弁護士が会議室の予約を忘れ、急遽、地裁2階の吹き抜けのロビーで集会。了解を受けて「落選
運動・東海」立ち上げを宣言。

 名古屋テレビが来てくれたが、許可を得ずに裁判所内でカメラを廻したため、衛視に見つかり、フイルム没収、映像はボツ。あ~あ。新聞は3社から取材を受けたが反応は△。毎日新聞の記者が「みやながサン、末広をだしすぎ!だから報道が難しい。気持ちはわかるけど《辞めさせる会》のカラーを薄めて普通の?落選運動にしたら」と。『うん、彼女は今回は非改選だしちょっとムリヤリすぎるカナと思ってたから、ワカッタ!』(次回 「落選運動のホンネ!」の巻)

00年5月9日(火)昼:文書作成&発信/夜:9時35分~12時24分朝日取材
 環境問題担当・朝日新聞記者から夜討ち取材。93年頃から「カスミ網バスターズ」でたびたび同行取材を受けた小森保良記者(*たぶん現在カイロ特派員)に始まって、嶋田圭一郎伊藤景子江口悟小柴晴子と、担当が変わるのはこれで5人目。授業終了後の夜9時半過ぎに来宅。【落選運動・東海】を柱に、失礼して晩酌しながらのお話。(*2017.1.21..
現在、手元に朝日新聞記者の名刺37人分あった)

 独身女性らしいので『夜分、男独りの個人宅に上がり込んで、しかも呑んでいるのに平気なの?』とか、途中3回も『もう夜中だし時間はいいの?』と念を押したが「いいです、かまわない」とのお返事。その間、延々と飲み続けていた小生も小生だが、さすがに新聞記者、日付が変わったあと「表通りでタクシーを拾うから」と、いつものことのようにお帰りになった。万博の前は《御嵩(*)の産廃担当》だったとのコト(*処分場建設反対派が担いだNHK出身の町長が襲撃されて重傷を負い、犯人は不明で迷宮入り、処分場計画は中止となった)。

 昼の間に下記の文書を作成しFAXで発信した。
【県民投票を実現する会】掘一様【県民投票を求める会】阪野智夫様00年5月9日
 たびたび一方的なFAXで失礼致します。すでに新聞などでご承知のことと思いますが「落選運動・東海」を立ち上げました。市民運動関係者(*)10人「斎藤懸三、大木康子、籠橋隆明、影山健、水田洋、牧野剛、阪野智夫、筧優子、丸山悦子、掘一:順不同」に2~3度、FAX
並びに文書を送付し立ち上げを伝え、異論がなく5月8日付けで発足しました。

 もちろん末広まきこを辞めさせる会のメンバーとは電話で相談し、8日の裁判の後で了承を得ました(注*末広関係と、愛知で「選挙で信を問う」無党派市民グループ中心メンバー)。
 4月28日に設立を決めてから要した費用は、FAXが〈市民グループ〉=10円×25、30円×1、60円×1、〈マスコミ〉=10円×16/電話3回・合計70円/郵便書簡が60円×9/文書用紙&コピー代=@5円××50/合計1,580円でした(人件費は無視)。

 市民運動にはとにかく、ご承知のようにカネがありません。最小の費用で最大の効果を狙うしかなく、これは【万博オンブズマン】や【末広まきこを辞めさせる会】設立のときも、まったく
同レベルの費用でした。《筆者注・その気にさえなれば、最低限の費用で社会に思いを発信
できるんです》
 何が言いたいかというと、マスコミを最大限、有効に使おうということです。
今回も「万博反対運動」と充分承知の上で、朝日と読売は「記事」にしてくれました。

 中日はこのところ連載している「万博の提灯記事」のトリに神田知事を持ってきて、
これまでの記事の偏向への不満のガス抜きのため?(それだけ常識的にみて異論を
唱える人が多いということだろうが)15日も前に投稿した小生の文(*)を今日掲載したので報道しなかったようです。<記者は理由をいわず、記事化しにくいと言っていましたが>
(注*「どっちが載ったかな?00年4月」投稿その(2)のC)

 毎日は落選名簿のめどが着いた頃、報道したいと言っていました。名古屋テレビは
取材に来たのですが、許可を取らずに地裁のなかで撮影してしまったので、ボツになって
しまいました。ホント、このどアホ!

 お願いです。11日の会で議題にあげて下さるよう要請します。受任者など関係のみなさんに、この人は落選させたいという人物を事務局宛にFAXするよう呼びかけて下さい。県民投票
条令の制定請求署名に協力してくれた人たちの思いを落選運動につなげたいのです。
とにかく、私とこの組織をフルに利用して下さい。かなりのことができると確信します。
【落選運動・東海】事務局 電話・連絡先・略 宮永正義

愛知万博に反対の皆様へ【落選運動・東海】基本項目と補足説明  事務局 宮永
 落選運動・東海の要綱を下記のように最終決定しました。 00年5月9日
第1:愛知・岐阜・三重、東海3県の不適格候補者の落選<不出馬>をめざす。

第2:不適格3本の柱(1)、法律違反(2)、公約違反(3)、義務違反の該当者 
有罪が確定した現職議員または候補者はもちろん、判決をめぐり上告中の者も含む
(ただし、ごく私的な個人的問題での訴訟関係は除く:例・相続、離婚など)
一般の社会的常識から著しい公約違反の候補者:反対から賛成への変身など
国会長期欠席者や議員提案・議会での質問等が皆無に近い手抜き活動の候補者
めまぐるしい所属政党の変遷議員、金銭疑惑の立候補予定者も含む

第3:提案者1人あたり、候補者または候補予定者を最大3名まで有効とする。
できるだけ、居住地区の候補者を提案してもらう。匿名のものは無効とする。
FAX
については発信の電話番号が確認できるものは有効とする。

第4:選挙の公示前に集約した結果を記者会見などの形でマスコミに報告する。
今まで一度でも投票したことがある人たちに働きかけたい。誰に入れるかは
有権者自身が判断すること。
第5:公職選挙法を遵守し裁判沙汰などを招かないよう細心の注意で実施する。
 この議員、候補者だけは許せないという名前を募集中です。知人、友人に呼びかけて
下さい。(次回は「いよいよ大詰め、第二次県民投票署名」の巻デス)

00年5月12日()早暁2時45分起床:テレビ観賞?/9時頃まで投稿3本作成
 深夜1時過ぎに就寝。ぐっすり寝て目が覚めたのが2時45分。えーっ、まだこんな時間?
ほとんど寝ていないはずだが目が冴え、頭もスッキリ?眠れそうもなくNHKで《尾瀬》と《南米》の映像散歩を続けて2本鑑賞。う~ん、いいなーとたっぷり堪能!でも『あ~あ、いつになったら行ける日が』『死ぬまでに一度は行きたいな~』と、見果てぬ夢。年数回、こんなコトが!終日お仕事。(注*投稿のうち2本は消去してしまい現在記録なし)

5月13日() 正午~2時頃「県民投票・街頭署名」地下鉄藤が丘駅前:最終行動
 共産党関係の団体と共同行動。明日で今回の署名活動は終了。今回は個人的には街頭
署名活動より、受任者確保に力を注いだ。前回で「なぜ万博反対派が県民投票を求めるか」の認識が県民に浸透したはずなので《なにがなんでも選挙に行かない》といった「典型的政治無関心層」は別として、かなりの手応えがあった。圧倒的多数の万博推進派の議員構成から
県議会での否決は確実だが、なんとかこの署名を生かす方法を!

5月14日() 署名最終日「依頼した名東区受任者20数名に」回収連絡
 名東区以外で確保した受任者は《住民票所在地の担当者》に連絡済みで、名簿回収は
そちらにお任せ。更に24日に予定している【落選運動・東海】の事務局会議の文書を作成。
これまた20数名の関係者に書簡とFAXで送付。あ~あ、新緑の野山が呼んでいるのに、
1日じゅう座りシゴト。とほほ。

 【県民投票請求署名・名東区受任者の皆様へ】 2000年5月14日
 前略 今回は表記の活動にご協力下さりありがとうございました。 
 早速ですが、3月15日からお集めいただいた署名簿を回収したいと思います。
5月18日までに宮永宛に郵送していただけませんでしょうか。お手数と思いますが
どうかよろしくお願い致します。また直接、署名簿をお渡しした方は、お宅へうかがい
たいと思いますので、ご都合の良い時間をお知らせくださると幸いです。

 受任者の方の記入欄は、署名簿表紙の市区町村欄と6ページ目の委任状の氏名、
住所欄の2ヶ所ですので、必ず鉛筆(シャープ)で記入しておいて下さい。
以上、2ヶ月にもわたる署名活動、ほんとうにお疲れさまでした。  草々
 県民投票を実現する会・名東区代表者  宮永正義

5月15日~16日:朝からおシゴト開始まで「署名簿回収」名東区を駆けまわる

5月18日()10時~13時【落選運動・東海】賛同の各位宛・中間報告作成
 「住所を明記したFAXとハガキ、書簡の賛同者」宛に、趣意書と事務局会議の
案内状を20通送付した。

5月20日() 午後1時~2時過ぎ「中日新聞」記者から取材を受ける

5月23日()午後2時~4時【万博の賛否を問う「県民投票条令」制定請求署名】
 3月14日に開始した署名活動の総決算。提出署名数:全県で総計322500筆。
このあと所管の選挙管理委員会で有効・無効の確認作業がある。県庁記者クラブで会見。


5月24日()午後2時~4時頃【落選運動・東海】事務局会議・西区教室参加4名
 中日新聞の報道でハガキやFAXがかなり届くようになった。朝日新聞と東海テレビから
会議中に取材を受けた。

5月27日()12時~6時頃「海上の森くらぶ通信」最終チェック
 晩春の雨に新緑が鮮やか。今月は投稿を6本作成し、4本が採用された。
投稿に落選!の2つは改稿して他へ再投稿の予定、資源の再利用?オイオイ、こらこら!
 【聞いてよオジさんの独り言】中途半端な妥協は敗北!万博検討会議参加グループとは
別に反対運動を続行

 いよいよ風薫る6月。でもすぐジトジトの梅雨がと思うと憂鬱になりますが、季節は
変わらず巡るワケで。さて、ようやくコンピュータを入手しました。話してみるものデスね。
友人がコンピュータをくれることになりました。コレがなんとワケありの友人の息子のもの。

 覚えてみえるはず。アメリカで「フリーズ」が解らず射殺された、あの服部くん事件。愛知でたった3人のAFS留学生。しかも全員旭丘の2年生。その1人が友人の息子で、ホームステイ先を決めたのはジャンケン。出発前日の送別会で息子に「アメリカは銃が野放しでぶっそうだから気をつけるんだよ」と忠告したのを今でもはっきり覚えている。『生きていたらきっと』と
服部くんのご両親を思い、ときの流れの早さに胸が痛くなった。

 事件後、友人は服部君のご両親と「アメリカの銃器規制」の全国規模での署名活動へ突入。小生も死に物狂いで?協力したのだった。あれから7年、その息子は浪人を避け東大は
断念したが、慶応の法学部でしっかり学んで、この春第1志望にめでたく就職。そして小生にそのコンピュータがまわってきたという次第。ただ、ばっちしバージョンアップされたソレを、
ちょー初心者の小生が使いこなせるかどうか最大の難問だが、ムムム!


★00年5月末日号「今月分、新聞各紙への投稿・原稿3本」

(1)【大人の写し絵子供たちは今】 中日新聞へ  00年5月4日
 終戦直後の生まれで団塊の世代。組織とか集団生活が苦手ないじめられっ子だった。
受験戦争や出世競争になじめず、といって資格を取ってエリートを目指すほどの才覚もなく
なんとなく塾を職業に選び、地位や出世とは無縁に生きてきた。保証は一切なしだが、
人生を自分の責任で決められる自由がこの職業にはあった。もちろん、学ぼうという向学心
に燃える生徒を教える喜びも大きかった。

 バイトや奨学金と、学資に苦労した経験から思うと、うらやましいほど恵まれている子ども
たちに、ぎょっとする言動や意識の変化が目立ちだしたのは、バブル華やかなころからだ。
それが最近はもう、絶句するような末期的症状になってきた。 大人たちが経済的豊かさ
のみを求めて右往左往する間にマンガやゲーム、マスコミ媒体などから、従来は「大人だけ
の領域」だった情報をはじめ、あらとあらゆる世俗的知識が、無制限かつ膨大に子どもたちに提供され続け、吸収されていった。

 小学校高学年ともなれば、もう世間を見る目は大人とほとんど変わらない。「今年は入塾生が少なくて困った」と私がいえば「世の中、とにかく金、パート考えたら」と小6女子。「先生、
ボランティアで自然保護したって何にも変わらないよ。大人にならなきゃ」。これは中2女子。
 いじめ、万引き、賭け事、たかりみんなゲーム感覚。悪いとか罪の意識とかはふっとんで、笑って話題にしている。普通の子供でこう。どんなことが起きても不思議ではない。非力な
塾教師になすすべはなく、原因がお金と引き換えにすべてを捨てた戦後社会にあるだけに
無力感が深い。

(2)【何をどうする愛知の環境博】 読売新聞・東京本社へ  00年5月12日
 愛知で開催予定の2005年国際博覧会(愛知万博)は地元では、ここ10年余りすったもんだの大騒ぎになっているが全国的には関心が薄いようだ。自然との共生をテーマにしながら、豊かな森や里山を開発する従来型の計画を強行したことが、問題を極端にこじらせた原因だろう。
 環境を考える万博会場に「県内でも指折りの豊かな自然を造成して使おう」というのだから、矛盾ここに極まれリというしかない。環境問題は人間にとって最も緊急、重大な課題の一つだろう。しかし、環境をテーマに開催決定以来まる3年、専門委員による数多くの審議を経ても
「計画決定をめざす」との報告のみで、中身が一向に決まらない。

 自然保護団体などの圧力で見直しているが、半年で2500万人も集客可能な施設やイベントが、財政破綻寸前の状況でできるのか。しかも万博は「ハレの祭り」とすれば環境は「ケ」で専門家や学者が解決に取り組むこと。一般庶民が気軽に楽しむ物見遊山の対象になるとは思えない。ただでさえ仕事に、家事に、勉強にと疲れる毎日なのに、そんなネグラで辛気くさいものを、いったい誰が大枚はたいて見に行くだろうか。

 生活環境や社会体制の破綻が原因の豊川の17歳バーチャル体験殺傷事件や、名古屋の中学生恐喝事件などが示すように、身近で緊急な環境問題には頬かむりし、うすうす気づきながらすべて見過ごしてきた大人たちの「カネにさえなればあとはどうなろうと知ったことか」と
いう、その同じ根が遥かに巨大で深く万博問題に潜んでいる気がしてならない。

(3)【世間の影武者中高生の現実】読売新聞・東京本社へ  00年5月12日
 4半世紀近く、塾を通して様々な親と子に本音の立場で接してきた。ここ数年、一部の生徒たちの人間性の劣化や常識の欠落には目を覆うものがある。名古屋の中学生恐喝事件や
17歳の青年のバーチャル3D連続殺傷事件も「あ~あ、しょうがないな~」これが現場を知る者の素直な感想だ。中学生の口から次から次に、今はもう驚かなくなった事実が告げられる。
「中2のAが春休みにソープランドへ行った」
「隣りの組のBは親と麻雀をして小遣い2ヵ月分負けたが、パチンコで元をとった」
CDは仲間と金を賭けて花札をしている」
「競馬が趣味のEは稼いだ金を負けた親に小遣いとして渡した」
「注文を取って万引きしている子もいる」もう手遅れの感さえする現状だ。
 原因は極めて明瞭「世の中すべてカネ」そのための勉強、就職、人生。なかば公然化した世間の認識が子供たちにも深く浸透し、遊びに関する情報量では大人をはるかにしのぐ一部の「レールに乗りそこねた」中高生を、成人同様の行動に、抵抗なく走らせているのが現実だ。

 「みんな大人がやっていること」そう言われると声もでない。「おとなの本音」の欲望の闇。
それをそのままゲーム感覚でなぞっている。この上何が起きても不思議ではない。
建前で「トニカクだめだ!」それしか言えない非力な自分が情けなく、問題が世俗の常識に
あるだけ絶望感が深い。 (どれが掲載されたかは次号文末に記載します)

2000年5月30日「落選運動・東海」の活動に関する中間報告 
 5月9日付け読売、朝日、18日付け中日と「落選運動・東海」に関して報道されましたが、
5月30日10時現在、ハガキ・封書76通、FAX44通、計120通となんとかマスコミに
報告できる数になりました。
 またNTTに申請したメールアドレスが26日にやっと届きましたが、今回の衆議院議員の
落選運動に使うのはちょっとムリのようです。まず、小生がコンピュータに習熟しなければ
なりませんから。いつものことですが、いったいどうなることやら?とほほデス。

 更に神奈川の「市民連帯・波21」のケースを参考に、人口比からみて、なんとか分母として
150件以上は欲しいと思っています。締め切りを延ばせば来るというわけでもないでしょうが、最終的に6月4日まで受け付けて、6月5日に発表できればと考えています。ただこれまでの連絡の中でも、ダントツに多いのは三重の「藤波孝生」議員だということを、とりあえず
お知らせ致します。

「落選運動・東海」第2回事務局会議のお知らせ 5月30日
 5月24日の第1回に続き、第2回事務局会議を前回と同じ志学ゼミ〈宮永〉宅にて
開催致します。興味、関心のある方、どなたでも出席できます。ぜひ参加下さい。
 30日13時現在、ハガキ&封書83通、FAX47通、計130通と、なんとかマスコミに
公表できるかなという数になりましたが、報道されるかどうかは??です。最終的には
150件くらいは欲しいと思っています。締め切りを延ばせば少しは増えるはずですから、
最終的に6月4日まで受け付け、6月5日または7日に発表(案)の予定です。

………
事務局会議について………
日 時  6月3日(土)午後2時~4時(若干伸びるかもしれません)
場 所  志学ゼミ・名古屋市西区江向町XXXX   電話&Fax/
交通機関の案内・略〔帰りは最寄りの駅まで送ります〕 
議 題 
(1)たたき台として提示した落選条件3つに追加する項目の内容と数について
(2)ハガキ、封書、FAXに関し、無効の基準をどうするか
(3)現在の集約数からみて,その発表の方法をどうするか。
(4)記者会見、またはマスコミ配布の日程をいつにするか。(以上は案)
  (次回は「落選運動と困ピュータ」の巻です)

   

第58号:落選運動東海あれこれ/困ピュータの日々/実父危篤に

★00年6月3日(土)午後2時~4時頃「落選運動・東海」会議 西区志学ゼミ
 6月に入り、ほぼこれまでかなという数字になったので、第2回の会議を開くことにした。
前回参加のメンバーを含め10名ほどにFAXと電話で連絡。大木さんから都合が悪いと
連絡があったその直後、CBCから取材をしたいとのTEL。で、「3人ぐらいしか集まり
ませんが」と言ったのだが、構わないとのことだった。

 まあ、たったこれだけの人数で、十分やれるということなのだが。それにしてもちょっと
寂しいかなという気が・・
。結局、小生を含めてメンバー3人に対し、取材のTVクルーが
4人<カメラマン、カメラ助手、記者、入社したての記者見習>という、トホホ状態に。


6月4日(日)11時~18時半「落選運動・東海最終」チェック&投書1本作成
 昨日の会議の結果をもとに、7日に予定の記者会見用に落選候補の票数や順位をまとめ
一覧表を作成。コンピューターをいろいろいじってみるが
Eメールが不調でアクセス不能。
その後、朝日新聞で知ったあほな計画に、即、反応して「声」欄あて投書を1本作成しFAX。


 ああしんど。困ったもんですネ、こんなんばっかしで。トニカク、いろいろやってみるしか
ない。それにしても初回、2回目が各1時間、3回目が9時間の合計11時間も!かかって
住所録を仕上げ、5月くらぶ通信を作るのに4回目の8日、5回目の9日とまる2日間延べ
6時間もかかった。このペースだと通信完成までにいったいどれだけ時間がかかるやら?


6月5日(月)11時半~16時頃「県政記者クラブあて文書」2本作成
 幹事社を東海TVと勘違いし、会見時間の打ち合わせに手間取り、やっと読売に連絡した。長良川河口堰、藤前干潟と、いわゆる自然保護運動に周辺部でかかわっていたのが
10年ほど前。その後、趣味の世界から愛知万博に関わり、あっという間にからめとられて
にっちもさっちもいかないこんな状態になってしまった!


〔愛知県政記者クラブ各位殿〕 2000年6月5日
【落選運動・東海】の最終報告のお知らせ  事務局 宮永正義
 5月9日に「落選運動・東海」を設立して以来ほぼ1カ月が経ち、少ないながら、なんとか
報告できるレベルかなという「落選候補」への投票数がでました。ちよっと大袈裟かなという
思いはあるのですが、個々のみなさんからの問合せにいちいち答えるのも大変なので、
下記日程で記者会見を開くことにしました。

 総選挙告示直前の微妙な時期ですが、選挙に対してまだ希望を捨てていない
ごく普通の庶民のみなさんの声を是非、報道していただけたらと考えています。


日時 6月7日(水)14時~14時30分ころ
場所 愛知県政記者クラブ・会議室〈愛知県庁・本庁舎3階〉
事項 「落選運動・東海」の約1ヵ月にわたる集票結果の報告 事務局・宮永正義

6月7日(水)14時~15時半「落選運動・東海」報告会見・愛知県庁記者クラブ
 昨夜、つい、うっかり寝しなに「午後の紅茶」を飲み、しまった!と思ったがもう遅かった。
みかけどおり(どこが?)とにかくカフェインに弱い。やっぱり眠れない。結局、夜明け間近か
の3時半過ぎまで眠れなかった。寝ながら考えたことを忘れないうちにと、起きてすぐまた
また投稿1本、作成。朝日新聞ナゴヤマルあて発信。


 午後1時45分県庁着。駐車場が満杯でようやく先頭にきたら『用事が2時から』と言った
だけなのに駐車場係員が小生の顔を見て「万博のことですか」と声をかけてきた???
肝心の記者会見はどこもこないのではという心配は杞憂に終わりTV2社と新聞5、6社
の十数人が出席。きちんと質問もあって、まあ成功だった。

 会見後、県議会の喫茶室で今後の方針を話し合って解散。夕方、朝日新聞から投稿の校正の問い合せ。掲載日を聞きたかったが、返事がくるわけがないので楽しみにして待つことに。

《「落選運動・東海」の活動に関する最終報告》
 5月9日に表記団体を立ち上げてから1カ月弱がたち、衆議院が解散されました。日本各地で各種団体が落選運動を進めるなか、神奈川の「波21」、静岡、大阪、九州の団体を中心に全国ネットを目指す会合も実施されました。多分、数ある団体のなかで、われわれが最も素人ばかりの極小ローテク組織だと思いますが、声をかけてくれた彼等から引き続き情報を受けつつ、今後に備えたいと思います。今回の活動は6月6日、最終的に受付を締め切りました。

      「落選運動・東海」報告とその補足説明
【東 海】投票者総数 152人/有効者数 112人/有効率 73.6%/有効投票 180筆/候補者数 45人
【波・21】投票者総数1677人/有効者数 910人/有効率 54.3%/有効投票1126筆/候補者数 229人
注*【東海】=落選運動・東海/【波・21】=市民連帯波・21の略/東海はハガキ、封書、FAXのみ/有効者住所、氏名などまったく匿名のもの、落選議員の記名のないものは
無効としました

落選議員 1名=70人〈内訳:ハガキ&封書52/FAX18〉
指名数 2名=16人〈内訳:ハガキ&封書6/FAX10〉
     3名=11人〈内訳:ハガキ&封書6/FAX5〉
     4名以上=15人〈内訳:ハガキ&封書6/FAX9〉
有効者数112人〈うち東海3県以外からは152人中で1人のみ。1人3筆*まで有効/
夫婦連名で1筆、5人で3筆のケースもありました(注*筆=候補予定者の名前の数)〉


有効筆数のなかから上位7位までを列挙し、東海3県以外も掲載しました。
(1)藤波孝生:60 (2)森 喜郎:27 (3)末広まきこ:14 (4)海部俊樹:9 
(5)亀井静香、野中広務:各6 (6)武藤嘉文、揖斐賢譲、中曽根康弘:各4 (7)青木幹雄:3 /以下2票が8名、1票が27名、名前を挙げられた候補予定者は合計45名でした。


東海3県が対象のはずでしたが、票数からリストを全国区で作ることにしました。
藤波氏の有効票に対する割合は3分の1で、60票のうち30票が三重からのものでした。
【波・21の投票者数】と【東海】を比べると100:9の割合で極端に少なく見えますが、
域内の有権者総数に対する割合を比べると、ほぼ同率でした。


6月9日(金)10時~17時「困ピユーター」前後に病院、買い物、お仕事!
 海上の森くらぶ通信の編集:ワード文書で入力作業。ひらがな入力の漢字転換が
ナカナカでてこずり、おまけにどこか関係ないキーを知らぬ間に触っては作り直しの連続、
思うように動かない指に溜息の山、ふーっ。それに入院中の親父の、着替えの洗濯や
差し入れで、1日おきに病院へ顔を出し、そして仕事という毎日なのだ。


★6月10日(土)~11日(日)「終日・困ピユーター」2日間で約12時間 わお~!
 本業の先行きは真っ暗だが、かといって他にバイトを探す《あて》もなく?コンピューター漬けの土曜日。合間に卒業生の親が「公明党に1票を」と来たり、共産党の西区選出の市会議員と地元愛知1区から衆議院選挙に出馬予定の候補者が来たり……。どうも話の様子では
わざわざ小生に挨拶にみえたようで、しばらく玄関で立ち話をしたあと、それではと上がって
もらい、しばし雑談。


 市民運動を通じて、県レベルの幹部とはかなり面識はあるが、それにしても、そこらの
ただのキューピー頭のおじさんのところへ来ても票にならないと思うんだが
……
はてさて、選挙は大変だよね、ホント!


 日曜日、名東区にコンピューターを運び、さとし君(*)にEメール設定をお願い。その後、
孤軍奮闘、2時間もかかって送信可能に。第1信は息子に発信。それ以外は朝から晩まで
10日までのくらぶ通信をシコシコ作成。今後の活動は2日に1本の投稿を目標に設定。
(注*フリーズで射殺された服部クンと同期の
AFSアメリカ留学生・友人の子息)

6月12日(月)13:45~15:15 「落選運動・東海」で毎日新聞から取材
 最初に取材を受けたとき『万博反対運動の一つ』と言ったので、担当記者に敬遠され、
立ち上げを無視されてしまった。その後の経過を見て、活動の結果をようやく、なんとか
報道してくれることになった。


6月13日(火)14:45~16:30頃 「中央公論・記者」から取材を受ける
 午前中に影山・愛教大名誉教授、そして午後は小生と、2人にインタビユーするため、
わざわざ東京から名古屋へ。万博反対に関わる市民運動の動向や、無党派と共産党の
連携などを記事として中央公論8月号に掲載予定とのこと。しかし、ほんまかいな?と
いうのが正直なところ?(*筆者注・かなり長文の記事が掲載された)


6月15日(木)9時~13時頃:オオタカ情報を求め久しぶりに海上の森を散策
 帰宅後、投稿2本作成。NHKと読売新聞からオオタカ関連の問い合わせがあった。
夕方仕事中に早速、朝日大阪本社から、さきほどの投稿を「声」欄に掲載する予定
との連絡。名古屋へ送ったはずなのに??


6月16日(金)授業中病院から緊急電話。17、18、19日と付き添い3連泊
(前号の投稿<1>は中日・5月19日「暮らしの作文」に、初めて投稿した読売分は
<2>が5月20日、<3>が6月8日にともに「気流」に掲載された。
<2>と<3>は同時に作成したが、送付を1週間ずらした結果です)


00年6月21日(水)10時~12時頃「長良川河口堰とアセス裁判」原告で傍聴

6月22日()付き添い&仕事の毎日から開放され8時間爆睡・腕立て210回

6月24日~25日(土&日)期末直前「10時から17時まで」休憩なしおシゴト


6月26日(月)払暁2時頃=毎日、朝10時30頃=朝日選挙コメント要請の電話
 筑紫哲也氏らの『週間金曜日』宛、初めて投稿作成。字数制限750字では足りず
1400字分書き、Fax。(注*コメントは毎日・朝日ともに掲載された)


6月29日(木)9:20済生会病院着/費用清算手続き後12:30堀田病院に転院
 夕方、『週刊金曜日』編集部から投稿を採用し掲載するとゲラ刷り着信。
文末の結語の前500字ほどがまるごとカットされていた。


【聞いてよ!おじさんの独り言】やれやれ、またあのジトジトの梅雨がやってきた!
 6月16日夜、授業中に実父の入院先から緊急電話:「脈拍が20から24の状態が続き、
このままでは危ない」21時30分、仕事を終え病院へ直行。院長と婦長が待ち構えていて
「現状では、もって一週間ほど、年齢と体力が心配だが、五分五分の賭けで手術という
手もある。どうしますか」う~ん、そういわれれば道はただ1つ。


 すべてお願いし、とって返して自分用の布団持ち込み、そのまま付き添い泊。翌17日朝、手配して頂いた済生会病院へ救急車で入院。隊員に「後について来て」と言われたので、
そのまま救急車にピタッとくっついて信号無視で走っていたら、4つくらい信号をクリアした
ところで、突然、救急車が止まって隊員が降りて来た。「つかまりますから、普通に走って、
あとから来て下さい!!」とほほのほ。そりゃそうだよね。え~ん。


 そしてその夜からまた〈折りたたみベッド〉を寝床に、昼夜が逆転した親父に付き添い、
いつなんどき、どうなるかまったく予断を許さない状況といわれ、半ば徹夜で4泊5日、
手術までもつよう願いつつ執刀を待つ毎日。

 22日、ぺースメーカーを入れる手術は無事成功。臨終の危機はまぬがれ、完全看護の
病院なので、昼間様子を見に行くだけでOKとなり、29日に元の病院へ転院。当座の命の
危機は去り、またイロイロできる極楽トンボの日々に突入したのでした、やれやれ。


「掲載はどれかな?00年6月号」 5本投稿(次号・文末にて報告します)

(1)【アイデア貧困絶望的環境博】 朝日新聞「声」欄殿 00年6月4日
 6月3日付朝刊1面を見て思わず声をあげ、そのまま絶句してしまった。()中部産業
活性化センターが、絶滅した生物を最新の立体映像で再現し見せる(*)「絶滅動物の
動物園」構想を万博に提言したとの報道だった。愛知万博構想が「環境万博」に変わった
あと提案されたことは知っていた。しかし飛びつくような名案が出ないからといって「まさか
本気だったとは」驚くと同時に、その感覚の鈍さにいきどおりを越え悲しさすら感じた。


 絶滅した動物を通じ地球の未来を考えるのは大切だろう。彼らが絶滅した原因がすべて
人間のせいであることを知った子どもたちは、これでもかこれでもかという残虐、非道な事実の羅列と人間の犯してきた罪への実感から、絶滅仲間に「ひと科ヒト」が入らぬよう環境の
大事さを学ぶだろう。

 だが、それはNIEのように、小中学校での授業などを通して真剣に学ぶことで「楽しく面白く、何より珍しく」が求められる万博とは最も縁遠いこととしか思えない。極端なたとえでいえば、原爆ドームやアウシュビッツ収容所を万博会場に設置するのと同じだ。

 3次元の立体映像がクリックすればネットを通じ簡単に世界中から手に入るはずの2005年に、全国からわざわざ貴重な休みに「万博の魅力の1つ」と足を運ぶと本気で考えているなら、こんなアイデアしかでてこない環境博は即刻見直すべきだろう。

(2)【それでも地球はまわる】 朝日新聞「ナゴヤマル」欄 00年6月7日
 ついうっかり寝しなの風呂上りにアイスティを飲んでしまった。案の定目が冴えて眠れない。先行きの暗い仕事のこと、生徒のこと、最近立続けに起きた中高生がらみの事件。
愛知万博、情報公開、末広まきこ、落選運動
と芋づる式に関わってしまった市民運動。
次から次へと浮かんでますます眠れない。


 「おーい、オマエ!これから先どうすんだよ」と天井から見下ろすもうひとりの自分。
「だけどなあ」長良川河口堰や徳山ダム、常滑で歯を食いしばり、不条理に立ち向かって
いる友人、知人の顔が浮かんでは消える。

 就寝直前に知った「香川県豊島の産廃問題」の朗報。現場からの中継で中坊公平さんが
「どんなに不利な闘いでも最後には道理の通った者が勝つ。その前例になる!」不意に
その言葉が肉声のままよみがえってきた。


 そんな日が愛知にも来るのだろうか。庶民には手に余る問題ばかり。あ~あ、いったい。突然、天空の闇の高みから「キョッキョ、キョキョキョ」命がけで数千㎞を渡ってきたホトトギスのひと声。真夜中3時7分。人間界で何が起ころうと季節は巡り、初夏がまたやってきた。
「おーい、のんびりいこうよ」私にはそう聞こえた。地球は廻っている。ありのまま生きる
しかない。知らぬ間に眠り込んでいた。


(3)【落選運動・東海その一部始終】読売新聞「気流」欄殿 00年5月15日
 同世代のおじさんに比べオトナになりきれていないようで、思い立ったら損得抜きですぐ
行動してしまう。好奇心が強くおしゃべりで、ひょっとして自分はおばさんか(叱られるかも?)と思うことさえある。そのうえ余暇は野鳥の観察と地味なことこの上ない趣味。

 仕事が夕方からで時間がたっぷりある。で、趣味の野鳥のフィールドを守りたいという
一心から「森を壊すな」という市民運動に関わってきた。自然破壊の万博に反対という
公約を破棄し、賛成派にくら替えした議員を辞めさせる活動もしてきたが、議員特権の
前になすすべもなかった。


 そんなときに知ったのが韓国が発祥の落選運動だ。誰かと待ったが誰も手を挙げない。
しょうがないなと4月28日乗りそうな仲間たちに連絡。すると全員即OK.さらに念の為、
友人ら10名にFAXや文書を発信、立ち上げを伝え5月8日に発足したという次第。
経過を白状すると「なんだそんなコトか」という安易さだ。


 そして1ヵ月、新聞2社による報道のみを頼りに連絡を待つだけの毎日。反応は人口比
からみて、中央の落選運動に少しも劣らず、いまだ選挙を信じ「蜘蛛の糸にすがる庶民の
思いがひしひしと伝わるものだった。総経費6000円、メンバー4人で集計判定が完了。

 簡単にできます。市民運動ってこんなもの。政治をなんとかしたいあなた!あきらめて
棄権をする前に、身近な選挙から落選運動を、それぞれ地元で始めてみませんか。


(4)【落選運動ってこんなもの】 朝日新聞「声」欄殿 00年5月15日
 19歳で野鳥の会に入会。その後いろいろあり43歳で人生観が激変。趣味の世界を軸に
生きる決心をした。 そして行きついた先が瀬戸市「海上の森」。やったあ、ここで一生
遊べるぞ!と思った矢先に万博問題。貴重な森を壊し、なにが自然と共生かと、
仲間と始めた万博反対運動。


 押しても引いても叫んでもまったく通じない声を、国に届けてくれると信じ応援したのを裏切られ、辞職させたい参議院議員がいた。が、身分保証の壁は厚く手も足もでない日が過ぎた。そんなとき知ったのが韓国の落選運動。誰かと待ったが誰も手をあげず、じゃあと決心した
のが4月28日。仲間数人に電話すると全員そくOK。そして5月8日に立ち上げ。
新聞2社による報道のみを頼りに待つこと1ヵ月。


 ハガキとFAXだけのローテク運動に寄せられた152人は中央の団体と比率では劣らず、
ハガキや便箋にびっしり思いを綴った人の、なんと多かったことか。選挙を見捨てていない
庶民の、蜘蛛の糸にすがる思いが溢れていた。

 無論、問題は多い。しかし民意を示す手段としてこんなに簡単なものはない。
実働メンバー4人、総経費6000円弱。政治を変えるにはひとりひとりが変わることから。
あきらめ棄権する前に、身近な落選運動を今度は地元で始めてみませんか。


(5)【国際博予定地海上の森は今】 週間金曜日殿 00年6月26日
 梅雨の合間、久しぶりに海上の森へ出かけた。趣味の野鳥観察から知った森の自然の
素晴らしさを守りたい、ただそれだけで仲間と始めた「2005年国際博覧会(愛知万博)
反対運動も8年目の夏を迎えた。


 命の息吹きあふれる雑木林を歩きながら、去年から今年にかけて「愛知万博」に関わる
激動のあれこれを思い出した。メモを見ると去年の海上の森での滞在日数は5月:27日間、6月:17日間、そのうち5月の8日間はテント泊。それに比べ今年の2ヵ月で訪ねたのは
わずか4日。どうしてそんなことになったかというと
……

 いつも通り1人で森へでかけオオタカの営巣に気付いたのが去年の4月12日。
第1発見者だった友人M氏は最初は言葉を濁していたが、野鳥の会幹部以外は極秘の
事実と認めた。26日専門家による確認は失敗。諦めきれず29日単独で調査に入った
M氏を仲間と麓で待つこと4時間。「やった、やった、やったー抱卵してたー」路側に突っ
込んだ車から半ドアのまま満面の笑顔でM氏が飛び出してきた。(以下省略:いったん〆て
から文末に付け足した部分が見事にカットされていた。さすがプロ・補足は余計と却下)
   

第59回:32万県民の声またも抹殺/末広裁判敗訴/掲載はどれかな?

00年7月1日()10時~13時半頃「海上の森くらぶ通信」発送作業など
 【海上の森くらぶ】会員名簿をシールにプリントできるようにしたので、宛名書きがとても
楽になった。手書きしていた時のように、友人や知人、みんなの顔を思い浮かべながら
という余裕がなくなったのが少し残念だが、背に腹はかえられないのが本音。
土、日でも今日、明日は期末直前で、午後からお仕事。商売、商売!

7月2日()14時~16時半ころ「県民投票を実現する会」名古屋市教育館
 有効と判定された31万373筆の重みをアピールするための総決起集会。
約120名も参加で盛会だった。


7月3日()~14日()正午~13時:愛知県庁前で10日間・街宣活動決行
 炎天下、県民投票の実施を求め、県庁前に街宣車を横づけし、国労メンバーを中心に、
1時間ほど入れ替わり立ち代りマイクを握り、森での万博反対を訴えた。小生も土日を
除く10日間のうち9日間、毎日休まずに出かけた。連日10人前後の参加があり、
見通しの暗さをものともしない元気さだった。

 最後の木・金以外は毎回終了後、県庁前の歩道の木陰にゴザを敷き車座になって、
丸山さん心づくしのおにぎりやおかず、藤田農園製のナスやきゅうりの漬物で、
のんびり和気藹々とランチタイム。冷凍して用意してあったお茶の《はらわたに染みる》
うまさ。見返りが何にもない市民運動だからこその、この上のない連帯感。
子供の頃の、田植えの合間の畦道での、あの楽しかった食事のひと時を思い出した。

7月6日()10時~14時半「夏休み・塾スケジュ-ル作成」以後、おシゴト
 夢中でワ~プロ。気がついたら12時半過ぎ。で、街宣はお休み。
期間中欠席はたった1回だったけどゴメン!

7月9日()12~16時半「万博検討会議報告会」最初で最後・中区女性会館
 海上の森での万博開催を前提とした「検討会議」はおよびでないと判断し、一切かかわら
ないできたが、いよいよ大詰めに来て、協会の意向通りになりそうになってきたので出席。
最後の最期に、挙手をして、とにかく一言だけ。「会議の結果がどうなろうと、森での開催は
徹底的に反対する」と宣言し、閉会と同時に退散。

7月13日()13時~15時半「長良川河口堰三重・判決」名高裁1001法廷
 1階のエレベーターの前で、在間弁護士とバッタリ。「やあやあ、元気?」で、そのまま
法廷の傍聴席最前列に並んで腰掛け、開廷までイロイロおしゃべり。趣味のジョギングの
こと、万博のこと、長良川河口堰・愛知の今後、などなど。 そして当然話題は今日の判決。
「知り合いの弁護士には、ちょっと厳しいと言われているが、そうでもないと思う」と在間さん
『だといいね』と小生。ところが開廷1分で「原判決を取り消し差し戻す」との裁定。やった!

 《聞いてよおじさんの独り言》 其の1
 いつ頃からか覚えていないが、夏になると、足の、指の間の水虫に悩まされていた。
久しぶりに会った息子に、そのことを愚痴ったら「指の間が汚いだけじゃないの」と言われ
〈はっ!〉とし、納得した。外出のとき以外は年中裸足で、寝る前に足を水やお湯に浸して!
終わりだった!!で、しげしげと指の間を見たら、わお~! 医者にかかるのが嫌いでほかってきたがこの際、自分で本気で退治することにした。まず左足を髭剃り後に使っている〈シーブリーズだけ〉で10日間。やや効果あり。次に〈メンソレータム〉で10日間。う~む効果なし。

 じやあこれで最後と覚悟。手持ちの唯一の薬〈ムシイチ〉を塗ること10日間、かえって悪化し?とほほ。その夜、しこたま泡モノを飲んだ後、洗面所で手近にあったチユ~ブで歯を磨いたら、どうも味が変。で見たら〈ムシイチ〉。いやはや。こりゃダメだ!結局、何にも手当てをせず、きれいにするだけで放っておいた右足が快方に向かい『なんだそういうコトか』ではと、何も
しないできれいに洗うだけで左足も良くなるのを待つことに。え~ん!

7月15日()18時~21時「万博と空港を考える会」名駅前中小企業センター
 影山健さん主催の集会に講師ということで参加。万博の現状と今後について約15分
楽観的意見を述べた。悲観的になったら「やってらんない」からダケなのだが
        

7月17日()10時~12時「県議会傍聴」14時~14時40分「記者会見」
 県民投票条例が否決された。9時40分:県庁待合室集合。打ち合わせ通り「海上の森を守れ!」の文字を1枚に1字づつ書いたTシャツにトイレで着替え、傍聴席の最前列に陣取った。 定数107人中、賛成はわずか5名。しかし共産党以外に無所属議員が2人も賛成してくれたのは嬉しかった。否決の瞬間、在名6社のTVカメラが待ち構える中、8人そろって
立ち上がり、バッと上着を脱いでアピール。

 そして歩く拡声器と言われる《森》のTシャツの小生の「嘘つき万博、赤字万博、環境破壊の万博は、絶対に許さないぞ~~」の、衛視の制止を無視して発声練習??の不規則発言。
 翌日から会う人ごとに「TVで仁王立ちになって怒鳴ってましたね」と!前回の否決のとき
同様、やたら怒鳴る『怖いオジさん』のイメージがまたそこらじゅうにまきちらされるコトに。
そんなんじゃないんダケドな~、とほほ。

7月21日()9時~13時「24日対策のマスコミ向け資料2枚」作成&投稿1本
 【万博検討会議】の結論は何が何でも海上の森を使いたい協会の意向通りに
なる気配で徹底抗戦を宣言。

7月25日()「愛知万博対策会議」大幅に規模を縮小し開催決定 ほぼ90%勝利

7月29日()18時半~21時 国労・名古屋地本・総会出席
 人手が必要なとき、いつも一番頼りになる【国労名古屋】が闘争13年目を迎え、和解勧告の条件を巡り、非常に微妙なところへ来ていた。緊急集会への出席要請を受けて参加した。
生活のすべてを賭けた彼らの活動の迫力に、ただただ脱帽するのみ。名駅前の中小企業
センタ第7会議室が、ほぼ満席80名近い盛況だった。

 総会後は『市民運動の楽しみ』打ち上げ懇親会。20人近くで和気藹々と乾杯。
気心の知れた仲間と飲む酒は心に染みるうまさだ。「徳山ダムを止めさせる会」
近藤ゆりこさんと久しぶりにゆっくりと話ができた。最高にリラックスし、22時半頃解散。

 【聞いてよ!おじさんの独り言】其の2
 冷蔵庫が壊れた。しょうがないので食事はゼンブ冷凍食品で、「氷冷蔵庫」時代をヒントに、その解凍熱?でびーるや水モノを冷やす『冷凍庫』暮らしを始めて一週間。知人から
大好物のハム、ソーセージをどばっと1年分ほどクール宅急便で送られてきた。
嬉しいやら慌てるやら、腐らせるわけにいかず、この顛末は又次回に。

◎〔前号に記載した投稿のうち掲載されたのは5本中2本〕
 
=朝日:6月18日「声」、=週間金曜日:7月7日号(初めての投稿だった)でした。
なお
=朝日「ナゴヤマル」はFAXでゲラ原稿まできたのに!結局、掲載されませんでした。理由はいえないのだろうが、せめて一言「ボツになりました」くらいは連絡が欲しかった。
あ~あ、この先、載せてもらいたいから抗議もできずやれやれ。こんなことは《今の
ところ》コレが初めてなんだが〕(次回は「末広まきこ公約違反裁判・敗訴」の巻デス)


00年8月1日()18時半~21時「県民投票を求める会」金山・市民会館
 「県会議員106名中5名が条令制定に賛成」では圧倒的小数、バッサリ請求が否決された
【県民投票条例制定を求める会】の解散集会。参加23名、お疲れ様。散会後、阪野、筧、
井戸、水田氏ら中心メンバで泡モノしつつ、今後の活動方針を協議。新たな枠組みを
めざし多方面に働きかけることで一致。こんなんでへこたれません!全員、意気軒昂。
ダメでもともと、道理がこちらにある限り言うべきことは言い続けるっきゃナイのだ。

8月3日()8時~11時半:朝日新聞「声」欄宛・投稿2本作成 FAX送信

8月4日()「名古屋司法記者クラブ殿」公約違反の末広まきこを辞めさせる会
 以下の項目について記者会見を実施しますのでよろしくお願い致します。
行事:末広真樹子・損害賠償請求・地裁判決を受け、今後の方針を報告
日時:8月7日(月)午後2時半~〈30分ほど〉
場所:名古屋地裁・司法記者クラブ〈判決=13時10分頃/1103号法廷〉

 参議院の改選を来年に控え、時が過ぎるのを改めて実感しているこの頃ですが、
選挙にわずかな望みを託した無党派の庶民の願いを無惨に踏みにじったばかりか、
いっさい責任を取ろうとしない〈人間失格〉とさえいえる氏に対し、法的な面から徹底的に
政治家としての不適格さ、理不尽さを追及しようと考え提訴しました。

 末広本人が「大人なら国会の多数決のなかでは、1人の議員の公約など通らないことぐらい百も承知で選んでいる」などと発言するような状況で、なおかつ投票に行こうという庶民が
いったいどれだけいるでしょうか。公約が口約と化した現在、すべての議員が改めて原点に
立ち返り、任期中は公約実現に向けて努力する姿を示す。たとえ可能性がわずかでも公約
した以上、改選までは貫徹する。そうしないと裁判で訴えられてしまう。そんな風潮の世の中の到来を期待し、やむを得ず裁判という手段を講じてきました。

 来年の改選を前に、有権者はいったい何を信じて投票したらいいのか。法廷でその回答が得られることを期待しています。【末広まきこを辞めさせる会】設立世話人 宮永正義(略)

8月5日()「緊急に資料が欲しい」と名古屋TV記者・授業中来宅・連絡の上

8月6日()13時半~17時【瀬戸と名古屋の市民グルプ報告会】に出席
 【アセス市民の会】・【海上の森を守る会】共催の「愛知万博検討会議」報告会へ。
こんなはずではなかったのだろうが、結局、何がなんでも森で開きたいという推進派の思惑
(おもわく)通り、海上の森での万博開催を一部市民団体や自然保護グルプが認める
という最悪の結果になってしまった。

8月7日()午後 【末広まきこ公約違反裁判・判決】名地裁1004号法廷
 98年1月7日、末広参院偽員!の自民党入党を、県民投票を求める会(第1次)の
名古屋市教育館での集会を取材に来ていた中京テレビの記者に教えられ「このまま
黙っているんですか?何かパフォマンスでもしないんですか。」とせっつかれ、
居合わせた朝日の島田記者にも「宮永さん、何かするんでしょ、なんか!」と


 『うん、なんかしなくちゃね~。じゃあ、やめさせる会でも作るか』ということで、それからあっという間に2年半が過ぎてしまった。ほんの思いつきで始めたことが、予想外に大きな反響を呼び、敗訴したのにNHKを始め、ニュスステション、ニュス23、WBSと全国ネットで放送され、マスコミの思わぬ反応の大きさに、びっくり、しゃっくり、むむむのむ!ケド、けど、
しかし、これで勝訴だったら、もうあ~あ、ヤッパシ神なんていなかった。

8月10日()午後8時~【アセス市民の会】参加のはず?が!本山・生協会館
 8月1日に解散した「県民投票を求める会」の副代表と「愛知万博から海上の森を守るネットワク」代表の立場から、今後の共闘を要請するため『5時半開催で、まだやっているはず』
と、授業後、急いで駈け付けたのだが、着いたら閉会後でもぬけの殻。

 あれれ?で、あわてて『コレだけはシッカシ聞いていた』打ち上げ会場:本山交差点、
北入る左側の《お食事処・台所》へ一目散。7時過ぎから始まったとかで、すっかり盛りあ
がっていた旧知の面々に割り込み、本来の目的!あるこーる方面から気分は急速に最高へ。
こっちが間に合ったのだから、文句ナシ!むふふふの夜デシタ。

【聞いてよ!おじさんの独り言】 其の1
 暑いときは暑い、寒いときは寒いのがアタリマエ!で、ひとりのときは冷・暖房は
いっさいなし。(ただケチなだけという声もどこかから。う~む、当たっている面も?!)
 7月31日たった1日の夏休み。しかし「日程表を見ていない」その上「話を聞いていない」
生徒は必ずいるワケで・・・。トランクス1枚のいつものスタイルで、教室でゆったり読書。
と、いきなり飛び込んできた中3ユリコ。その目が点に!ワオ!なんと、そこに
『頭髪が胸に転移したむきむきマン、キューピー頭の裸のオッサン』が一人。

 『いやあ、ごめんごめん、ユリコ。夢に見てうなされなければいいのだが』鍵をかけたはずがついうっかり。「夕涼み、よくぞ男にうまれけり」宝井其角の川柳を昼間から実践なのがワタクシ流。人目がないときの中年男の横着を反省。いくら暑くても半ズボンは穿こうね!皆さん!

 山頭火:「せきをしてもひとり」「鉄鉢にあられ」 「雨ふる古里はだしで歩く」
 ワタクシ:「へをしてもひとり」「グラスに泡もの」「蒸せる教室はだかで歩く」おあとがよろしいようで。《泡モノを大量消費しつつ作成しました。夏の楽しみは飲むことだけ、とほほ!?

8月11日()【末広裁判】CBCテレビ、ほか市民5人から上告するのかと問合せ

8月13日()13~16時「投稿2本」お盆くらいノンビリしたいがついゴソゴソ

8月14日()15日()16日()盆休み「毎日投稿2本」1本1時間半で作成
 諸般の事情から、というよりハナから予定などなく、お盆のあいだじゅう、ごろごろ。
14、15の2日間は嫁いだ姉妹3人が泊りがけでそろい、話にはとても割り込めない
ものの賑やかで、ビ-ルがうまかった。性別は違うけど姉妹(きょうだい)っていいね。
<投稿を4日で8本作成、そのうち自選して?6本だけ各社あて発信>

8月19日()19時【交通事故】一時停止義務違反!後悔先にたたず!エーン!
 そろそろスモ-ルライトを点けようかなというたそがれどき、見通しの悪い交差点。
浴衣姿の親子連れに見とれ、相手が立ち止まってくれたので、つい出てしまったら、
キキ-ッと急ブレ-キ音。ガッシャーン。あ~あ。

 「ブレ-キを踏まなければ、そのまますれ違って、何もなかったはずですね」と検分の
お巡りさんに言われ「まあ、交通事故としては最も軽微なものです」と慰められてしまった。
互いに軽い物損事故ですんだが、相手にはひたすら頭を下げて謝るのみ。不幸中の幸い
というか《保険屋》と《修理工場》が共に友人で、あとはぜーんぶお任せで安心なのだが、
それにしても、やれやれ呑んでなくて!ホントよかった。コラコラ、とほほのほ。

8月27日()朝9時:金山駅集合・三河幡豆の中部新空港の土採り予定地訪問
 マイクロバスで晩夏の幡豆の里山を訪ねた。初めて海上の森を訪れたときを思いだした。
素敵な、だけど、あまりに身近すぎてよさが分からない、どこにでもある田舎だった。
地元の市民グループの案内で歩いた。16時30分頃、金山帰着。同行の仲間と
里山歩きで乾ききった身体に泡モノを大量に注入。極楽極楽!

 【おじさんの独り言】其の2 先月号の続き
 冷凍食品でビ-ルを冷やす裏技も、缶びーる3本目の誘惑にはさからえず、山田電気で
先着5名15800円のイチオー冷蔵庫(台湾製)を購入。今や中身はミズモノばかり。それと
末広問題は始めた本人がびっくりの展開になってきた。どうも全国的な話題になったようで、たまには世間に認知されることもアルということか?(次回「掲載はどれかな?7月・8月」)

2000年7月:2日に1本作成のつもりが、今月は3本のみ

(1)【環境守る思い だれでも同じ】 朝日新聞「ナゴヤマル」へ 00年7月13日
 趣味で知った「里山の自然」を守りたいの一心で、昼休みに愛知県庁前でアピール活動を
していた。炎天下、なにをどう訴えても、無表情な職員たちが通り過ぎていくだけの5日目、
品のよい初老の男性が吸い殻を拾いながら近づいてきた。きぜんとした様子から
ボランティアと判断し、思わず声をかけていた。

 「毎週金曜の昼、県の自然保護課や名古屋市役所の土木部など、有志で吸い殻などを拾っています。ええ、自発的にやっているんです。国外の訪問者に〈日本は清潔だと聞いていたが想像以上に汚い〉と言われたのが始まりです。ここ数年、一番熱心だった人が足助の保健所長に転勤して、今はちょっと。でもゴミ袋3つ分くらいは拾いますよ」

 余分なことはしないという公務員全般に対するイメージを一瞬だが振り払ってくれた。
素敵な環境を守ろうという思いは同じ。こういった心を持つ官が長良川河口堰、徳山ダム、
海上の森と続く民の声に、謙虚に耳を傾ける日を待ち望むが、見果てぬ夢なのだろうか。

(2)【これでも行く真夏の環境博】 朝日新聞「声」欄殿 00年7月21日
 2005年夏に開催予定の愛知万博の立地に気象条件が無視されているのが不思議で
ならない。日本でも飛び抜けて愛知の夏は暑い。濃尾平野のどんづまり、猿投山の衝立で
さえぎられた森の中の道の炎暑は尋常のものではない。

 ここ10年来、年間数10回以上も森を訪ねているが、7月から9月まで3ヶ月は近づかない。理由はとにかく暑い。畦道から農道まで舗装された周辺部からの輻射熱が林道沿いに森に
侵入し、立ち上る水蒸気は熱風となって襲いかかりたちまち下着まで汗びっしょりになる。

 暑いのは生き物も同じ。昆虫も鳥も動物も夜明け数時間と日没前後に活動するだけ。
昼間にぶらぶらする物好きはいない。林の中から大音響の蝉の声がむっとする草いきれを
通し聞こえてくるだけ。こんな状況の森へ、クーラーに慣れた客が入場料を払い、炎天下で
じりじり焦げる無風の何もない「木道(自然観察路)」を歩きにくるだろうか。

 里山大好き人間でさえ躊躇するのが海上の森の夏だ。一度も聞いた覚えがないが、
駅や駐車場から会場全体を全天候のドームで覆う計画でもあるのだろうか。

(3)【それでもやる赤字確実万博】 中日新聞「発言」欄殿  00年7月30日
 瀬戸市「海上の森」で開催予定の2005年国際博覧会の会場案が決まった。当初案より
大幅に森の開発を縮小した点は評価できるが、県民投票を求めた「万博反対派」を排除し
開催区域を決めたのみで、多くの難問はそのまま残った。

 反対派は今後インターネットをフルに活用し、万博協賛企業に対する不買運動、
中身の決まらない環境博の実体、絶望的状況の財源問題などを徹底的に情報発信して
いく方針のようだ。それらを含め、どう考えてもこのまま万博がうまくいくとは思えない。

 理由の第1は状況不利とみた目先の利にさとい政治家が万博推進を見限り始めたこと。
第2にドイツで現在開催中の万博が巨額赤字が確実なこと。第3に赤字確実とみた与党が
損失の補填は地元の財界が持つべしと言い出したこと。第4に過去10年考え尽くしても
環境博の目玉のアイデアが絶無なこと。第5は庶民には万博問題はもうウンザリの声があり、関心は底をついている。八方ふさがりのなか、これでも万博をやるべきなのだろうか。

 
00年8月3日に2本、「お盆休み」に8本、合計10本作成し8本投稿!!

(4)【ますます混迷愛知の環境博】 朝日新聞「声」欄殿 00年8月3日
 「愛知万博」会場見直し問題が一件落着したかのようにマスコミは報道しているが、
万博反対の立場の自然保護派からみると何か変でふにおちない。
 新聞各紙は万博検討会議委員長の「市民は反対ばかりの無責任な存在ではないと示したかった」というコメントを評価し報道しているが、そもそも【賛成一辺倒の推進派】と【万博開催を容認する自然保護派や市民団体】との間で合意されたもので、世論を網羅しているとは
とてもいえないのである。

 われわれは官と民の関係改善や公共事業阻止をめざす「市民運動」の運動のために
海上の森を万博から守れと言っているのではない。ただ、自然を壊して環境博覧会というのは変だ、矛盾するからやめようといっているだけで、道理に合わないものには反対するしかない、それだけのことである。

 それを反対一辺倒と切り捨てるなら賛成一辺倒のままなら問題はなかったのか。どんな社会体制でも賛否が対立するケースはある。民主主義社会だからこそスイスやドイツでは万博開催の賛否を問う住民投票が実施され、スイスは中止、ドイツは開催と決まり大赤字で
進行中の状況にある。

 32万近い「県民投票条令制定を求める声」を一刀両断で切り捨てた状況下での検討会議の結論は「画龍点睛」を欠く片手落ちそのもので、問題解決の絶好のチャンスをつぶし、金もアイデアも推進役も市民の関心もない暗い未来へ自らを追いやってしまったようである。

(5)【誰が考えても赤字の環境博】 朝日新聞「声」欄殿 00年8月3日
 愛知万博計画で開催地が当初案からは想像できないほど縮小されたことは評価できる。
しかし場所を決めただけで中身も予算もきまらない難問山積の現状を、推進の旗を振る
人達は一体どうみているのだろうか。 万一開催した場合、発生すると断言できる「巨額の
赤字」に対し、個人保証なり連帯保証なり明確に責任を取ると「公証人役場」で登記する
くらいの覚悟を持ったうえで「推進発言」をしている人が果たして何人いるのだろうか。

 金のことは考えていない。当座、地元に金さえ落ちればいい。あとは野となれ山となれ済んでからのことは知ったコトじゃない。これが大方の推進派の本音としか思えないが権力とは無縁の「うまみ」のおこぼれにさえあずかれない、組織も金も持たない庶民のひがみだろうか。

 ここでひとつ断言したい。環境博に未来はない。もうこの流れは止められない。理由の第1は資金難。とにかく金がない、ない袖は振れない、ただそれだけ。第2は中央、地方とも柱となる政治家がいない。第3に客を呼べるアイデアの見込みが全くない。第4に当初案で見込まれた利権がほとんどなくなった。これでも万博をやるというのはどういう了見だろうか。

(6)【落選させよう不適格議員を】 中日新聞「発言」欄殿 00年8月13日
 野鳥観察で親しんだ森を万博の環境破壊から守ろうと仲間と始めた自然保護運運動も、
中心部を開発する事業や道路建設の中止、開催地の大幅縮小の決定を受けて最終段階に入ってきた。万博検討会議とは無縁の「万博の必要性を認めない自然保護グループ」の立場からはよくここまでこれた」との実感はあるものの諸手をあげてバンザイとは言えない複雑な心境だ。
 推進派などからは反対一辺倒の市民団体と、民主主義の道を外れた「だだっこ」の集団のように言われているが、では賛成一辺倒なら問題は起きなかったのか。多分、ベクトルの向きは逆かも知れないが、自然を思う気持ち、県や国の未来に寄せる思いはそう変わらないのではなかろうか。

 万博問題に関わって以来いろいろなことがあった。末広問題もその1つだ。本人は「万博反対と賛成の真ん中だ。自然と共生の環境博にしたのは私だ」と言っている。しかしそれを信じる人はほとんどいないだろう。末広氏を被告にした裁判で「何を言おうと、しようと議員の勝手」との判決がでた。「主権在議員」「多数決を占めそうな反対派は無視」このいびつな民主主義を認めていいのだろうか。万博の賛否とは別に、まずこの点を考えて行動したい。

(7)【忘れず諦めず政治家を監視】 朝日新聞「声」欄殿 00年8月13日
 愛知万博反対運動で一時期、手を結んだのが末広まきこ参議院議員だった。金も組織も
持たない「庶民の声を国会に届ける」との公約を信じ、政治とは無縁だった多くの無党派の
庶民が心から支援して当選した議員は、溺れるものには1本の藁そのものだった。

 しかし、現代の社会では庶民の願いはいつも夢で終り、夢を託した政治家のみが生き残り、政治不信、人間不信、徒労感のみが残されてきた。世の中そんなもの、仕方がないと諦め続けてきたが「いくらなんでも酷すぎる」と担いだ責任を取り、関係者有志で庶民に残された最後の手段「裁判」に賭けてみた。しかし、判決は「何を言おうとどう行動しようと議員の勝手」と
木で鼻をくくったもの。
 「世の中すべて金」と小学生さえ広言する世相で、どんな事件、事故が起きても不思議ではない。こんな状況にしたのは戦後の政治であり社会であり、われわれだからだ。断崖絶壁に立つ今こそ、これまで築いた世の中を反面教師に、経済がスローダウンしても生きられる
社会をめざし、まず手始めに不適格議員を落選させ、当たり前の道理が通る世の中に
したいものだ。(*このあと残り4本は「掲載はどれかな?00年7月・8月」その2に続く)

   

第60回:8月から投稿本格化/反万博9月活動日誌/掲載はコレだ!

(1)【環境守る思いだれでも同じ】 朝日新聞「ナゴヤマル」へ 7月13日作成
 趣味で知った「里山の自然」を守りたいの一心で、昼休みに愛知県庁前でアピール活動を
していた。炎天下、なにをどう訴えても、無表情な職員たちが通り過ぎていくだけの5日目
品のよい初老の男性が吸い殻を拾いながら近づいてきた。きぜんとした様子から
ボランティアと判断し、思わず声をかけていた。
 「毎週金曜の昼、県の自然保護課や市役所の土木部など有志で、吸い殻などを拾って
います。ええ、自発的にやっているんです。国外の訪問者に〈日本は清潔だと聞いていた
が想像以上に汚い〉と言われたのが始まりです。ここ数年一番熱心だった人が足助の
保健所長に転勤して、今はちょっと。でもゴミ袋3つ分くらいは拾いますよ」


余分なことはしないという公務員全般に対するイメージを一瞬だが振り払ってくれた。
素敵な環境を守ろうという思いは同じ。こういった心を持つ官が長良川河口堰、徳山ダム、
海上の森と続く民の声に、謙虚に耳を傾ける日を待ち望むが、見果てぬ夢なのだろうか。

(2)【これでも行く真夏の環境博】 朝日新聞「声」欄殿 00年7月21日
 2005年夏に開催予定の愛知万博の立地に気象条件が無視されているのが不思議で
ならない。日本でも飛び抜けて愛知の夏は暑い。濃尾平野のどんづまり、猿投山の衝立で
さえぎられた森の中の道の炎暑は尋常のものではない。

 ここ10年来、年間数10回以上も森を訪ねているが、7月から9月までの3ヶ月は
近づかない。理由はとにかく暑い。畦道から農道に至るまで舗装された周辺部からの
輻射熱が林道沿いに森に侵入し、立ち上る水蒸気は熱風となって襲いかかり、
たちまち下着まで汗びっしょりになる。

 暑いのは生き物も同じ。昆虫も鳥も動物も夜明け数時間と日没前後に活動するだけ。
昼間にぶらぶらする物好きはいない。林の中から大音響の蝉の声がむっとする草いきれを
通し聞こえてくるだけ。こんな状況の森へ、クーラーに慣れた客が入場料を払い、炎天下で
じりじり焦げる無風の何もない「木道(自然観察路)」を歩きにくるだろうか。

 里山大好き人間でさえ躊躇するのが海上の森の夏だ。一度も聞いた覚えがないが、
駅や駐車場から会場全体を全天候のドームで覆う計画でもあるのだろうか。

(3)【それでもやる赤字確実万博】 中日新聞「発言」欄殿  00年7月30日
 瀬戸市「海上の森」で開催予定の2005年国際博覧会の会場案が決まった。当初案より
大幅に森の開発を縮小した点は評価できるが、県民投票を求めた「万博反対派」を排除し
開催区域を決めたのみで、多くの難問はそのまま残った。
 反対派は今後インターネットをフルに活用し、万博協賛企業に対する不買運動、中身の
決まらない環境博の実体、絶望的状況の財源問題などを徹底的に情報発信していく方針
のようだ。それらを含めどう考えてもこのまま万博がうまくいくとは思えない。

 理由の第1は状況不利とみた目先の利にさとい政治家が万博推進を見限り始めたこと。
第2にドイツで現在開催中の万博が巨額赤字が確実なこと。第3に赤字確実とみた与党が
損失の補填は地元の財界が持つべしと言い出したこと。第4に過去10年考え尽くしても
環境博の目玉のアイデアが絶無なこと。第5は庶民には万博問題はもうウンザリの声があり関心は底をついている。八方ふさがりのなか、これでも万博をやるべきなのだろうか。

00年8月3日⇒2本、お盆⇒8本、合計10本作成⇒8本送稿!

(4)【ますます混迷愛知の環境博】 朝日新聞「声」欄殿 00年8月3日作成
 「愛知万博」会場見直し問題が一件落着したかのようにマスコミは報道しているが、
万博反対の立場の自然保護派からみると何か変でふにおちない。
 新聞各紙は万博検討会議委員長の「市民は反対ばかりの無責任な存在ではないと
示したかった」というコメントを評価し報道しているが、そもそも【賛成一辺倒の推進派】と
【万博開催を容認する自然保護派や市民団体】との間で合意されたもので、世論を網羅
しているとはとてもいえないのである。

 われわれは官と民の関係改善や公共事業阻止をめざす「市民運動」の運動のために海上の森を万博から守れと言っているのではない。ただ、自然を壊して環境博覧会というのは変だ、矛盾するからやめようといっているだけで、道理に合わないものには反対するしかない、
それだけのことである。

 それを反対一辺倒と切り捨てるなら賛成一辺倒のままなら問題はなかったのか。
どんな社会体制でも賛否が対立するケースはある。民主主義社会だからこそスイスや
ドイツでは万博開催の賛否を問う住民投票が実施され、スイスは中止、ドイツは開催と
決まり大赤字で進行中の状況にある。

 32万近い「県民投票条令制定を求める声」を一刀両断で切り捨てた状況下での検討会議の結論は「画龍点睛」を欠く片手落ちそのもので、問題解決の絶好のチャンスをつぶし、金もアイデアも推進役も市民の関心もない暗い未来へ自らを追いやってしまったようである。

(5)【誰が考えても赤字の環境博】 朝日新聞「声」欄殿 00年8月3日
 愛知万博計画で開催地が当初案からは想像できないほど縮小されたことは評価できる。
しかし場所を決めただけで中身も予算もきまらない難問山積の現状を、推進の旗を振る
人たちは一体どうみているのだろうか。

 万一開催した場合、発生すると断言できる「巨額の赤字」に対し、個人保証なり連帯保証
なり明確に責任を取ると「公証人役場」で登記するくらいの覚悟を持ったうえで「推進発言」
をしている人が果たして何人いるのだろうか。

 金のことは考えていない。当座、地元に金さえ落ちればいい。あとは野となれ山となれ済んでからのことは知ったコトじゃない。これが大方の推進派の本音としか思えないが、権力とは無縁の「うまみ」のおこぼれにさえあずかれない組織も金も持たない庶民のひがみだろうか。

 ここでひとつ断言したい。環境博に未来はない。もうこの流れは止められない。理由の第1は資金難。とにかく金がない、ない袖は振れない、ただそれだけ。第2は中央、地方とも柱と
なる政治家がいない。第3に客を呼べるアイデアの見込みが全くない。第4に当初案で見込まれた利権がほとんどなくなった。これでも万博をやるというのはどういう了見だろうか。

(6)【落選させよう不適格議員を】 中日新聞「発言」欄殿 00年8月13日
 野鳥観察で親しんだ森を万博の環境破壊から守ろうと仲間と始めた自然保護運運動も、
中心部を開発する事業や道路建設の中止、開催地の大幅縮小の決定を受けて最終段階に入ってきた。万博検討会議とは無縁の「万博の必要性を認めない自然保護団体」の立場からはよくここまでこれたとの実感はあるものの諸手をあげてバンザイとは言えない複雑な心境だ。
 推進派などからは反対一辺倒の市民団体と、民主主義の道を外れた「だだっこ」の集団のように言われているが、では賛成一辺倒なら問題は起きなかったのか。多分、ベクトルの向きは逆かも知れないが、自然を思う気持ち、県や国の未来に寄せる思いはそう変わらないの
ではなかろうか。
 万博問題に関わって以来いろいろなことがあった。末広問題もその1つだ。本人は「万博反対と賛成の真ん中だ。自然と共生の環境博にしたのは私だ」と言っている。しかしそれを信じる人はほとんどいないだろう。末広氏を被告にした裁判で「何を言おうと、しようと議員の勝手」との判決がでた。「主権在議員」「多数決を占めそうな反対派は無視」このいびつな民主主義を認めていいのだろうか。万博の賛否とは別に、まずこの点を考えて行動したい。

(7)【忘れず諦めず政治家を監視】 朝日新聞「声」欄殿 00年8月13日
 愛知万博反対運動で一時期、手を結んだのが末広まきこ参議院議員だった。金も組織も
持たない「庶民の声を国会に届ける」との公約を信じ、政治とは無縁だった多くの無党派の
庶民が心から支援して当選した議員は、溺れるものには1本の藁そのものだった。

 しかし、現代の社会では庶民の願いはいつも夢で終り、夢を託した政治家のみが生き残り、政治不信、人間不信、徒労感のみが残されてきた。世の中そんなもの、仕方がないと諦め続けてきたが「いくらなんでも酷すぎる」と担いだ責任を取り、関係者有志で庶民に残された最後の手段「裁判」に賭けてみた。しかし、判決は「何を言おうとどう行動しようと議員の勝手」と
木で鼻をくくったもの。

 「世の中すべて金」と小学生さえ広言する世相で、どんな事件、事故が起きても不思議ではない。こんな状況にしたのは戦後の政治であり社会であり、われわれだからだ。断崖絶壁に立つ今こそ、これまで築いた世の中を反面教師に、経済がスローダウンしても生きられる社会をめざし、まず手始めに不適格議員を落選させ、当たり前の道理が通る世の中にしたいものだ。(*このあと残り4本は次号に続く)


8月3日2本、お盆8本、7月3本の計13本から11本投稿し5勝!6敗

(8)【忍耐や我慢が救う環境破壊】 中日「環境派宣言」係殿 00年8月14日
 盆休みの1日、町内と周辺を自転車で1時間ほど走ってみた。50年近く住んでいても、
点と点を移動するだけでまるで見ていなかった町全体の姿が、驚くほどの変貌を経て目の
前に広がっていた。中学時代の新聞配達で隅から隅まで記憶の底に埋めこまれていた
風景が跡形もなく、ただ茫然とするだけだった。

 あったはずの小公園、畑、空き地がすべて消え、舗装されつくした道路と、ピッタリ窓を閉じエアコンの室外機がフル稼動する密集した家並み。空き地は例外なく駐車場で、触れれば
ヤケドしそうな車の群れにかげろうが揺れ、町全体が無人のサウナと化していた。

 終戦直後に生まれ節約、我慢がしみつき、夏は暑く冬は寒いものと覚悟、室内気温30度でも半ズボン裸、網戸だけで暮らしてきた。いったん手に入れた快適さを我慢するのは不可能に近い。しかし冷房温度を上げ、朝夕は外気を入れ除湿にするなどごみの分別同様、義務化し身近な環境を改善する一斉行動が常識化しない限り、都会の環境悪化は止まらないだろう。
(9)【企業と消費者・負担を法制化】 中日「環境派宣言」係殿 00年8月14日
 下駄に草履、団扇と蚊取り線香、蚊帳に風鈴、子供の頃は当たり前の風物だった。夏は暑く、冬は寒い、毎日が我慢の連続。あれが欲しい、これが食べたい、ないないづくしの庶民はささやかな夢の実現を願い必死に生きてきた。今から思うと「ええっそんなことが」と笑ってしまう夢ばかりだった。

 戦後55年、経済は奇跡的な発展を遂げ、あふれんばかりの物に子どもの頃の夢はほとんどかなえられた。よかったなあ、よくここまでとつくづく感心する。しかし喜んでばかりいられ
ないのが最近の世相だ。
確かに物は豊かになった。でも本当に心から幸せになれただろうか。その日が来るのを指折り数え、興奮の余り夜も眠れない、そんな日が季節毎にあった昔の子どもたちは不幸だったろうか。

 しかし問題はこれからだ。資源の大量消費を続ければ環境が破綻するのは目にみえている。個人の自覚に訴えるのも現実的でない。とすれば、せめて欧米なみに生産者に廃棄までの責任を徹底的に持たせる法律を作り、消費者には節約や再利用を徹底させ、その結果生じる手間や不利益に耐えるしか、環境破壊から日本を救う手だてはなさそうだ。

(10)【団塊の世代の男よ変身せよ】 朝日「ナゴヤマル」欄殿 00年8月15日
 55回目の終戦記念日を迎えた各地の動きをテレビニュースで見ていた。自分にはその自覚も才覚もないが、戦後に生まれ現在の日本の経済、社会を支えてきたとされる団塊の世代の一員として生きてきた。

 1クラス57人、13クラスでの義務教育。受験戦争、大学紛争、就職難、高度経済成長、
公害、バブル経済、過労死、経済破綻、少子化、物まみれのなかの経済不調。衣食足りて礼節ゼロ、道理も論理も行方不明の現在まで、ただ黙って時流のまま無批判に乗せられ
乗って、遮二無二走ってきた。


 「金、カネ」と上ばかりみていた40代半ば「おれの人生、こんなはずじゃない」と始めた【海上の森を守る】市民運動。ほぼ完勝に近い現在まで最も支援してくれたのは女性たち。同世代の男のほとんどは興味、関心の枠の外、仕事が生活のすべて。極端に言えば、仕事上の
利益になれば、たとえ反社会的でも黙ったまま。
 中年の男性たちに声を大にして呼び掛けたい。人生一回きり。もいいい加減に滅私奉公の生き方をやめ、一番したいことを最優先する生き方を選ぼうよ!と。


(11)【物は豊かでも心は行方不明】 朝日新聞「声」欄殿 00年8月16日
 団塊の世代として戦後を時代の流れのままに生きてきた。実力以外に隠し技のカネとコネが跋扈(ばっこ)する競争社会。大量生産、大量消費、大量廃棄を是とし、物質的な豊かさの確保が人生の目的、幸せと思い込まされ、そう信じてつっ走ってきた。

 バブル景気とかがはじけ、なおさら「カネ、かね、金喉から手がでるほどカネが欲しい」本音の自分と「野鳥観察が生甲斐の40半ば」の別の自分がせめぎあい『世の中なんか変、なんとかしなくちゃ、ダメでもともと、しないよりマシ』とみずから行動をそそのかし、のめりこんだ万博反対運動。 天の助けか時代の流れか、幼稚園児が横綱相手に、森から万博を押し出す勢いで、いまだに「人生ってなに?生きるってなんだ」と考えたりする青臭い自分に、進路は
間違っていなかったと示してくれつつある。

 そして今、経済的発展を極めてもなお多発する、年齢、性別の境界がない悲惨な事件の
数々。溢れかえる物のなかで連呼される経済不況の声。そして子どもだからこそ、その矛盾がわかる環境博覧会。加えて賄賂や公約違反を恥とも思わぬ国会議員。すべての原因は
ただひとつ、カネ!
 確かになんでもカネの世の中。でも「それだけではないよ」といろんな生き方を認め、
ごく当たり前の道理が通る、そんな社会は夢なのだろうか。

テーマ投稿は一度に2本づつ作成した。さらに投稿後、返事がくる4、5日間を待って
順次週2~3本ずつ月末まで投稿した。一紙で掲載されるとその月はもうダメなので、
改稿して他紙に発信するかまたはボツにした。
東海地方の購読者数から、投稿は中日と朝日の2紙に限定することにした。
掲載の可能性は中日が月1本、朝日が朝刊「声」、夕刊「ナゴヤマル」で月2本、2ヵ月で6本が最高で、7月、8月で採用5本は上出来といえる。「掲載がどれか」は次号の文末で報告。

   

00年9月1日(金) 革新県政の会から機関紙へ投稿転載の依頼の電話

 愛知万博関連の行事が9月3日に2件あり、1つは万博検討会議の女性議長を中心に「成果を検証する」という東京での集会。もう1つは博覧会協会主催の長久手町民への公式説明会。
 結局、妥協し《森を造成して会場を作ることになった》が、その報告会場で配るリーフレットを作るので、ついては新聞に掲載された小生の投書の一部をそのビラに転載したい」と【革新県政の会】からの申し入れ。ハッキリ「共産主義は嫌い」と公言しているオジサンでも、少しは利用価値があるらしく、まあ他の党よりは、ずっとましなのでO K。何でもできることはやるべし。

9月3日()10時~13時:夏期講習オマケ授業:午後~「くらぶ通信仕上げ」
 明日からの実力テスト対策で、午後1時までしっかり夏季講習の仕上げをかねオマケ授業。勿論無料。誰か入らないかな~と新学期への期待は空しくハズレ、新規入塾ゼロ。ふ~っ、ムムム!
 昨夜22時半、県議の堀氏から長久手での説明会へ参加要請があったが、上記の理由で欠席。《生徒が来なくて来年は塾がつぶれるか!?》という、とほほな状況で『そんな場合か!』ともう一人の自分が天井の上から。

9月4日()10時~12時半【くらぶ通信発送作業】コレが唯一?世間との窓口
 本当に!つまらない!!オジさんの愚痴やら失敗やらの平凡な毎日のアレコレを、
一方的に送り続けてまる8年。何かコトがあると「お願い、助けてください」の連続にもかか
わらず、ご協力下さる皆さんには、ただ、ただ、感謝あるのみ。今後ともヨ・ロ・シ・ク!
お願いします。オイオイ


9月6日()12時~13時半:朝日新聞「声」宛・投稿1本作成。即Fax発信
 地元有力紙の中日には先月19日に掲載されたばかりなので、今月前半はもう無理とみて前回からほぼ1カ月経った朝日「声」欄に投稿。ただ常連化しつつあるのでボツかも。

9月7日(木)13:30~14:30 ほぼ2カ月ぶり、ストレッチ体操を再開
 実力テストが済んで久しぶりにストレッチ。体力のバロメ=腕立てが204回でもう
ダウン。300回のベストまで戻すのに半年はかかりそうだ。なんせ『元手』は身体だけ。
生まれてこのかた《病気で寝たことがない》それダケが唯一の取り柄といえば、取り柄。
とにかく風邪や頭痛・腹痛さえナイ!やれやれ。とほほ。

9月11日()終日雨、《滝の裏側から滝の落下を見るような》激しい集中豪雨
 一応、月謝を頂いているので授業は実施した。さすがに出席は小・中3クラスで3名のみ。
いずれも「月謝がもったいないからと親にいわれて来た」と、納得いく出席理由。う~む。
 深夜に入り雨音ますます激しく、眠れないまま止むを得ず?泡モノにジン、焼酎とイブクロ
が大洪水!!明け方3時半、消防団が避難勧告をふれてきたが、へべれけで出るのは
かえって危険と判断し、そのまま夢の世界へ。幸い町内は道路冠水のみ。

【聞いてよ!おじさんの独り言】 こんな毎日なんデス!!
 数年の悩みだった両足の皮膚炎(水虫)。治療をあきらめ、1日3回水で洗うだけでほぼ
完治したのだが、一番ひどい部分が切手2枚分だけ残った。で、9月9日、重陽(ちょうよう)
の節句を期し、念力作戦を開始した。

 『どうしたか?つ~と』仕事を終え、ゆったり飯を食いつつ、たっぷりアルコールを飲む。
全身の消毒が済んだころ、親指の付け根の患部に意識を集中する。
 『全身の白血球よ、集合せよ!戦え!やっつけろ!万博はんたーい!』と指さし呼称すること5分間、全力で念じ続ける。これをしつこく、休まず、毎晩!日に日に改善し、10日でほぼ完治。『うーむ。俺は原始人か??』丈夫に生んでくれたあの世の母にただただ感謝!

9月13日()10時~13時《私学説明会》今回の水害と万博を絡め投稿1本

9月14日(木)以前のが昨日、昨日の投稿が今朝と「2日連続」中日に掲載

9月16日()昼1時・星が丘集合「海上の森」へ 17時半帰着。会食後解散
 友人(跡部氏)の友人(山本氏)とその仲間:東京でネットを使って「ウエブ・マガジン」を
主催しているグルプのメンバ4人が来名し、森を案内した。小雨が降り続き、蒸し暑く
汗まみれ。おまけに豪雨の影響で、森の中は至る所が陥没や土砂崩れでひどい状況だった。
 通行不能のところもあり、予定をかなり変更したが、要所はほぼ案内できた。
夜、跡部氏も交え、名古屋名物『味噌煮込み』で会食しつつゆったり歓談。
今夜は名古屋に泊り、明日は長良川河口堰見学ツアーに同行。

9月17日()9時:栄・芸文センタ前集合「長良川ツアー」昨日のメンバーと
 前回の【長良川河口堰住民訴訟】公判後の集会で、原告や支援者の顔合わせと共に
親睦を図り、結束を強めようと決めた河口堰関連施設を巡るバスツアー。
小生の「温泉へ行こう!?」との提案はあっさり否決され、とほほのほ。

 しかし初訪問の「おちょぼ稲荷」で、なまずの蒲焼をつまみに昼からのビールは最高だった。参加者20数名、帰名5時半。その夜、たまたま北岡さんから電話:『ケリがついたら大宴会をしようね』と嬉しい提案。

9月19日()午後2時~6時【万博の閣議決定を受けリレク】栄・三越前
 つい夢中で、投稿を作っていて、気がついたら午後1時40分。ヘルパーさんに「清拭(せいしき)剤がなくなった」と言われていたので、薬局に寄ってから病院へ。で三越へは5分の遅刻。

 前知事候補・影山健、参議院&瀬戸市長選候補・丸山悦子、東海民衆センター代表・藤田国広、緑ネット代表・筧優子、国労の闘士・佐伯昭二、井下外茂(敬称略)各氏の懲りない
面々で10~15分ずつ順次、交代で演説。
 小生は『環境博なんて真っ赤なウソ、建前で言ってるダケ!本音は商売博、産業展示博!』とスピーチ2回で絶滅寸前のおシゴトのため3時半に退散。参加の皆さん、オツカレさま。
夜11時~12時半まで投稿仕上げ。

9月23日()11時~13時:15~18時《くらぶ通信作成》合間に五輪TV観戦
人並みにテレビでのんびりオリンピックを観戦。挫折と栄光の瞬間に旗の色に関係なく感激!

9月25日()11時~14時《週刊金曜日・2度目投稿作成》腕立て240回到達
 今日も爽快まるかじり、秋そのもののさわやかな1日。
どっか行きたいなー、でもいけないな~、あ~あ。

9月30日()11時~14時:26日、29日と私学説明会:くらぶ通信仕上げ
《掲載はどれかな?7月・8月》・5本掲載の正解は
(1)【環境守る思いだれでも同じ】朝日新聞「ナゴヤマル」へ 00年7月13日
「環境守る思い官も同じなのに」で7月17日「ナゴヤマル」掲載

(5)【誰が考えても赤字の環境博】 朝日新聞「声」欄殿 00年8月3日   
「赤字必死でも万博やるのか」8月8日に「声」欄巻頭で掲載

(6)【落選させよう不適格議員を】 中日新聞「発言」欄殿 00年8月13日 
「民主主義問う万博反対運動」8月19日に「発言」欄巻頭で掲載 

10)【団塊の世代の男よ変身せよ】 朝日「ナゴヤマル」欄殿 00年8月15日
「団塊の男よ、滅私奉公やめよう」8月23日「ナゴヤマル」掲載

(8)【忍耐や我慢が救う環境破壊】 中日「環境派宣言」係殿 00年8月14日
「控え目な冷房一斉推進せよ」9月13日「発言」掲載  以上でした。
   

第61回:IT混乱の日々週刊誌&月刊誌いろいろ掲載/9月の投稿


00年10月1日(日)終日コンピュータ漬け:大量一括送信にトライ
 仲間のメーリングリストを丸ごと拝借して、万博検討会議関係者22名にEメール
発信開始の挨拶文を送付。「くらぶ通信」過去4ヶ月分=A4で8枚をオマケにつけた。
送信済みをチェックしたら、ダブッたり、改行がめちゃくちゃだったりで悲惨。
ついため息がでた。あーあ、一体どうしたらいいの??

10月2日(月)14時半頃『週刊金曜日』編集室・小林氏から校正FAX
 9月27日に投稿したのを10月6日号に掲載との連絡。かなり制限字数オーバだったが
校正は数行の削除だけで原文のまま。25日作成分は刺激的すぎと思い、もう1本作り
送ったら正解だった。7月に初めて投稿してから2回連続で採用してもらえた。よしよし!

10月3日(火)「受信をクリック」おそるおそる開くと着信2通。無事届いてた!
 1通には「面白いメールを有り難う」とお礼はあったものの、2通とも今後は無用との返事。     むむむ!?

10月4日(水)14~16時半頃:東京の「週刊ダイアモンド」の取材を受けた
 来名の記者を地下鉄庄内通駅まで迎えに行き、教室でお話といういつものパターン。
「本文8ページで愛知特集を組む」とのこと。『どこにでもいる普通のおじさんです』と言ったら、会うのは2度目なのにハッキリ「どこにもいませんよ!」と言われてしまった。
『そうだよね~、そうはいないよねー。10月なのにTシヤツ、半ズボン、裸足にサンダルで
車を運転している、頭はキューピーヘアーなのに、胸や手や足だけ、毛だらけのおじさん
なんていないもんねー』と深く自覚して答えたら、
「そうじゃなくって、あのねー、ミヤナガさん」
『いいです、いいデス!どうせ私は変人です』あーあ、早く万博騒動にきりをつけたいなー!

10月6日(金)10~12時半 朝日「声」欄宛、投書1本作成。FAX送付
 朝刊で来年の参議院議員選挙で、自民党比例区候補者・第一次公認名簿17名の
中に【天敵・末広まきこ】の名前を見つけ、さっそく最後の4行が本音で、あとはオマケの
投稿を作文し、即、投稿した。

10月8日(日)6~22時半【藤原岳登山】野鳥の会の仲間とのんびり植物中心に
 友人のキャバレー「花園」オーナー竹本氏にTELすると今回は欠席とのこと。
久しぶりに会い、例年通り帰りに大宴会と思っていたので、ガックリ。一代で財を成した
人生経験豊富な氏は、我々凡人の憧れの粋人で、今回は開田高原の別荘で茸狩りとか。
 むろん山は期待を裏切らず今日も最高。当然、いつもの店で延々5時間近く盛り上がり
メデタク解散。この会だけでお会いする皆さん、ではまた来春、再見!

10月9日(月)【テーマ投稿・挑む】作成・即、発信

10月10日(火)10~13時「私学説明会」栄・ホテルグランドパレス
 毎年秋、5~6回、塾関係者を対象に開かれる。バイキング方式の立食パーティが定番で
普段ホテルに縁のない欠食おじさんには魅力で、昼間からの泡モノもあり、つい休まず
足が向かうことに……、とほほ!

【聞いてよ!おじさんの独り言】二度あることは三度は!絶対いや!車のトラブル
 8日の昼間、ちょっと「あるこーる類」調達にとキーを回したら、ガガガガぷすんでバッテリー
上がり。この間、事故ったばかりなのに。あーあ、困ったときの神頼み。小学校以来の
友人で同業者のM君にSOSの電話。

 すぐに来てくれて一発でエンジン始動。「30分位かけっぱなしで充電すれば大丈夫」と
彼は仕事場へ。頃合いをみてエンジンをかけたが、ぷすん。あわてて電話したが通じない。
 「携帯をマナーにしていた」とかで、わざわざUターンして戻ってくれたのに、今度は肝心の
ワタクシが自転車で『コレなくて、ナニが人生あいうえお』と、酒精の買い出しにでかけて
いてすれ違い。いやあ、ごめんごめん。

 で、結局11日の私学説明会へやってきた彼をつかまえ車に便乗し教室へ。結局バッテリ交換するしかない状態で、とにかくエンジンをかけ、即イエローハットへ。運良く手数料無料
セール中4,980円+消費税で一件落着。整備の人に「よく45,000kmも、もちましたねと
感心されてしまった。やれやれ!

10月14(土)、15(日)10~17時「週末2日間ぶっ続け中間対策」授業実施
 足元に火がつき「もう手遅れ!」来年はつぶれるという噂もあるが、
生きるためには必死でお仕事、おシゴト。

10月16日(月)13~15時頃【末広まきこをやめさせる会】中区大井町女性会館
 末広氏が自民党比例代表名簿に搭載されたとの報道から、対応を協議。
なにがなんでも落選させるゾ!

10月17日(火)23時~翌1時半頃:長野県知事選の結果に投稿2本作成、発信

10月19日(木) 中日新聞から投稿を22日朝刊に掲載するとの連絡
 原稿が一部読みにくかったとかで、普通は掲載が決まっても何も言ってこないのだが。
まあヨシヨシ。週1回のストレッチで腕立て280回に到達。あと一息でベストだ。

10月21日(土)、22日(日)10~17時はお仕事。それ以外懲りず困?ピュータ
 メールをはじめて半月。4日間ほど見ずにいたメールを開いたら21通もたまっていて
ビックリ。とにかく、よくわかってナイのでやたら時間ばかりかかって返信を作成。
2日間かかりっきりで延べ8時間。ふーつ。

10月26日(木)「比例代表非拘束制」についてコメントをと朝日小渋記者から
 どんな風に報道されるか期待して翌日の新聞をみたら、中川官房長官のスキャンダルで
ぶっとんでボツになったようだった。やれやれ、ほんまに、このドあほ!せっかく珍しく
われながら『気が利いたことが言えた』と思ったのに!?

10月27日(金)「愛知県特集の記事掲載紙」週刊ダイアモンド社から届く
 特集の冒頭2ページが万博関連で、トリ?にワタクシのコメントがあり、記事の結論は
「今こそ開催の返上を考えるときであろう」とまるで小生が原稿を書いたようだった。利害関係のない東京からの記者だから書けたんだろうな。<週刊ダイアモンド10月28日号参照>

10月31日(火)14~15時頃【万博ちょっと待て!緊急行動】県庁記者会見
  11月5日の1,000人集会とBIE訪日へ向けての活動をアピールするために会見をした。BIEの来日現地調査が11月8日~11日で、これが大きな山場になりそうだ。
とりあえず、仲間を総動員して最後?のアピール行動となるかも?まあやるっきゃない。

☆以下は9月の投稿原稿です。ご一読下されば幸いです。(会見配布資料)

(1)【決定的破滅に向かう環境博】 朝日「声」欄殿 00年9月6日
 2005年国際博(愛知万博)開催の必要性を認めない立場から市民運動に関わって
きたが、ここへきて開催側は自ら設定した期限にこだわる余り、断末魔の声をあげながら
遮二無二9月19日に予定の閣議決定へ向け、矛盾の坂道を転がり落ちつつあるようだ。

 万博反対派として《その路線は予想通りで当然》と思う反面、なにか裏があるのではと
釈然としない。それは公式の地元負担額500億円弱についてで「なによりも利益の確保を
第1とし、石橋を叩いても渡らない」無借金企業さえ珍しくない中部の主要企業各社が
《ドイツ・ハノーバー博の大赤字の現実》を知りつつ、なぜ、尚も不成功の確率の非常に
高い万博推進の旗を振り続けるのかということだ。

 当然、支出はそれで済むはずがなく、やはり《同額以上の見返りが約束されているんだろう》としか思えない。しかも6日付朝日によると地元の状況を熟知する運輸省幹部が、この微妙な時期に「万博の失敗の可能性」を雑誌で明確に指摘している。多分、どの企業の首脳も、
そのことは痛いほど認識しているに違いない。

 今はただ「もう、やめた」と誰かがネコの首に鈴をつけるのを待っている。「あいつのせいで中止になった」そう言われるのはイヤ、それで右を見、左を見、にっちもさっちも行かなくなって中止になるまで傍観している。最終的に責任を取る者がいない無責任、無目的万博の現実を象徴しているとみるのはうがち過ぎだろうか。

(2)【お先真っ暗むりやり万博】(1)の改訂稿 朝日「声」欄殿 00年9月9日
 2005年国際博(愛知万博)がさまざまな難問を抱えたまま、9月19日の閣議決定に向け、資金確保の見通しがまったく立たないまま、会場整備費と施設建設費用のみを積算し、
遮二無二押し進められている。

 国際的に立候補し開催権を得た計画だが、知る限り、その万博で展示しアピールしようと
している具体的な事や物はなに1つ決まっていない。月の石レベルの魅力的な物もなく、
ただ闇雲に机上の想定でハード面の青写真を積み重ねているに過ぎない。

 万博推進派の思惑通り、金さえかければ施設はできる。しかし、万博は世界中で「そこに
行かなければ見られない」魅力ある物や、大枚をはたいても行きたくなる「万人の興味を
そそるもの」が多数あって初めて成り立つものだ。

 環境博を呼称しながら、自然保護団体の反対を受け、縮小に縮小を重ね、好感度最悪の
万博。資金繰りで首すらまわらず最高責任者さえはっきりしない無責任万博。推進関係者
のほとんどから「やむを得ず係わっている」という本音の「いやいや」感がまるごと外部に
漏れ出てくる万博。

 主催者すら乗り気でない万博に庶民が大挙してくるわけがなく、むりやり集めた
資金をこのうえ更にドブに捨てるような環境博に明るい未来はなさそうだ。

(3)【乱開発戒める自然の警告だ】 中日「発言」欄殿 00年9月13日
 記録的な集中豪雨が東海地方を襲い、甚大な被害を及ぼした。このところ頻発していた
地震や火山の噴火も「しょせんヒトゴト」と、気楽にマスコミ報道を眺めていた私にも、
12日未明、避難勧告がでた。

 今回の集中豪雨の原因は学者や科学者が今後いろいろ解説するだろう。そうした学術的、論理的追及とは別に、野鳥観察で頻繁に庄内川源流域を訪れてきた経験から、ぜひとも
指摘しておきたいことがある。それは愛知、岐阜両県境に連なる丘陵地帯の乱開発である。
このことが今回の河川のはんらんを招いた一因と思えてならない。

 愛知万博問題で愛知県瀬戸市の「海上の森」に関心が集まっているすきに、これまで「緑のダム」の役割を担ってきた広大な山林が次々と伐採され、環境万博の大義名分の下、造成や道路建設が進められてきた。それに加えて都市近郊の貯水機能を果たしてきた田畑が姿を消し、道路は全て舗装され、空き地は駐車場と化した。行き場のなくなった水はあふれるしかなかったのである。
 自然の摂理を無視し、金が全てとばかりに、身近な自然を破壊し続ける人間に対して、痛烈な警告が発せられたとみるのは思い過ごしだろうか

(4)【こんな人生もあるんです】婦人倶楽部「時の人」プロフィール00年9月19日
 復員直後の下駄職人を父に、名古屋の下町、円頓寺(えんどうじ)四間道(しけみち)沿いの屋根神さまのある3軒長屋で生まれた。父の廃業で小学校1年生で引越し、提灯張りの母の内職を4人の姉弟で支え、貧しさを日常とする毎日。 井戸水、行水(ぎょうずい)、蚊帳(かや)、粉末ジュース、アイスキャンデー売り、新聞社提供・野外映画会。欲しいもの、食べたいものが山ほどの日々。お正月、遠足、お盆、秋祭り、その日が来るのを指折り数え、待ち遠しくて眠れない。そんなわくわくドキドキが年に何度もあった。

 今から思えば笑い話の「ささやかな夢」が季節、季節で両手に余り、そして次を待ち侘びた。中3で身長139.5㎝、体重たった30㎏の体格でちびがゆえのイジメに耐え100軒以上の
新聞配達。負けず嫌いのおかげでマラソンが得意になったが、やっと高3で155㎝、44.5㎏の超小柄。 大学に入ってバイトを本格化し、栄養がようやく行き渡り22歳で169㎝、60㎏。
以来31年間、体形は変わらず頭髪のみが発展途上国?に。大学紛争まっただなかを
駆け抜け30歳から学習塾を開業、地位や名誉や出世とは無縁の現在に至っている。

 なぜか冷暖房が大嫌い。夏は暑く冬は寒いのが当然と仕事以外は年中、半ズボン1つの
まる裸。バードウオッチングとジョギングを趣味に、子どもの頃を思えば毎日が極楽、欲をいえばキリがない平凡な暮らし。40歳間近の粉雪が降る大晦日。サンダル、半ズボン、上半身は裸で車を洗っていたら、そこへ女房の友人。以来、冬だけはTシャツを着るようにしている。
 ムロン、家族には強制しないが自分の領域だけは冷暖房いっさいなし。好きでこの生活
スタイル、季節の微妙な移り変わりを肌で感じる快感は生きている醍醐味そのものだ。

◎9月19日()《万博担当記者各位》投稿は読まないかもと上記?~?も送付
 愛知万博が本日、正式に閣議決定された。BIEに正式登録を申請できる段階に
到達するようですが、万博問題に関しては何一つ明るい前向きな話題はありません。
かつてこれほどまでに歓迎されない、失敗が明白な万博があったでしょうか。

 19日付中日新聞は「5月以来、万博推進派と反対派が話し合いを重ね、
現在の計画実施を合意した」と報じていますが、これは正確ではありません。
森さえ守れれば「赤字が出ようと他の予定地の環境が破壊されようと県財政が
破綻しようと構わない」というような一部グループがいたのは事実です。

 しかし、最後まで同意しなかった検討会議委員をはじめ、(県民投票条令制定を求めた)
32万もの県民を含む多数の庶民の「いまさら万博なんていらない」の声を代表する「万博
やめよう県民会議」など、万博そのものを疑問視するグループは会議に参加していず、
問題は残ったままで、これで一件落着とはいきません。

 2005年3月24日の開催前日まで、われわれは決してあきらめず、ありとあらゆる合法的手段で万博開催中止を求める活動を続けます。もうダメは死ぬときだけです。

(5)【万博協賛金を豪雨義捐金に】朝日「ナゴヤマル」欄殿 00年9月22日

 愛知万博計画が9月19日に閣議決定されたが、これほど見通しの暗い万博は空前絶後
だろう。たとえば砂上の楼閣、寄付頼りの資金計画。東京ディズニーランドの「年間最多
入場者数の2倍」の観客を6ヵ月で確保という狂気の沙汰の想定入場者数。移動だけで
半日はつぶれる分散会場など、両手に余る難問の数々。

 朝日新聞の世論調査で明らかなように環境博の「建前」を見破った庶民の反感、
不人気の回復は絶望的だ。おまけに魅力的で胸ときめく強力なテーマパークが東京、
大阪に新設され、競合する愛知万博など話題にすらならないだろう。

 100億以上を万博に投入する東海の地元企業首脳にここで要請したい。株主代表
訴訟の被告になるような万博への寄付は今すぐ東海豪雨被害者への義捐金に切り替え、
日頃の顧客の生活環境回復に協力する決断をせよ、と。赤字確実な万博に捨てるより、
はるかに生きたお金の使い方になるはず。目先の環境を守れず、なにが地球の未来か。
賢明な財界人の英断を期待したい。

(6)【お先真っ暗むりやり万博】週刊金曜日「投書」欄殿 00年9月25日
 2005年国際博(愛知万博)計画が9月19日に閣議決定された。愛知県瀬戸市の自然豊かな里山【海上の森】を候補地に、1988年の誘致表明以来13年がかりの決着となった。
 しかし、当初の巨大開発志向の計画はバブル経済の破綻と、世界の環境優先の潮流を
踏まえた自然保護団体などの粘り強い活動に加え、予定地内での「オオタカの営巣発見」
や国際博覧会協会と国との「極秘文書の暴露」で、変更に変更を重ね、会場の大幅縮小と
分散開催という変則案で正式決定された。

 何が何でも森を開発したい推進派は万博反対派を蚊帳の外に、海上の森の利用についてのみ話し合う「愛知万博検討会議」を設置し(万博容認派の)自然保護団体の合意を得られたとして開催用地を決定した。

 《万博開催の賛否を問う》31万余の有効署名に基づく県民投票の機会を潰し、万博開催の整備費1450億円のうち地元負担分450億円の資金確保の見通しさえまるで立たないまま遮二無二計画を進めつつある。

 確かに国際的に立候補し、開催権を得た計画だが、知る限り、この環境博で目玉となる
具体的なものは何ひとつ決まっていない。この先、月の石レベルの魅力的な展示物の
見込みもなく、ただ机上の想定でハード面の箱ものの青写真を積み重ねているに過ぎない。
万博推進派の思惑通り金さえかければ施設はできる。

 しかし、万博は世界中で「そこに行かなければ見られない」魅力ある物や「万人の興味を
そそる物」が多数あって初めて成り立つものだ。それが東京ディズニーランドの年間入場者数の2倍を6ヵ月で見込む狂気の沙汰の予想入場者数。更に資金繰りは負担割合が未定の
運営資金300億円余りを始め、全て人の懐頼みのドンブリ勘定。おまけに公の関係者の
「やむを得ず関わっている」本音の「いやいや」感がまるごと外部に漏れ出てくる現状だ。

 無理やり集めた資金をこのうえ更にドブに捨てる環境博に明るい未来はない。いったん決めたら最後、それがどんなに見込みのない理不尽な計画でも止まらない、この日本の体質は
一体いつになったら変わるのだろうか。

《9月は6本⇒元原稿で掲載2本:▼3本を再利用した1本が掲載:2勝1分け3敗?》

 
【乱開発戒める自然の警告だ】中日「発言」欄殿 00年9月13日
 
【乱開発戒める自然の警告だ】中日「発言」題も原文のまま翌14日掲載
《テーマ投稿》で採用された「控え目な冷房一斉推進せよ」と2日連続だった。、
こんなことも多分、最初で最後だろう。

【こんな人生もあるんです】婦人倶楽部「時の人」プロフィール:注文原稿(掲載)

【お先真っ暗むりやり万博】週刊金曜日「投書」欄殿 00年9月25日
【見切り発車の愛知万博】週刊金曜日「投書」欄 00年10月6日号掲載

 ▲
は今月作成して不採用だったをまとめて作ったリサイクル原稿で、
週刊金曜日へ投稿したら二度目も採用された。もう1つ作ったのはボツにした。

    

第62回:「掲載10月はどれ?/下町・小中学生の実態/11月活動日誌」


(1)【庶民無視した自民比例候補】 朝日「声」欄殿 00年10月6日投稿
 10月6日付朝刊の政治面で、来年夏の参議院比例区の立候補予定者の第1次公認17人の名簿を見て「あ~あ、やっぱりだな」と思わず溜め息が出てしまった。市川房江さんが壮年の頃に「良識の府」と言われた時代もあったことを思うと、政権与党が率先して参議院の存在価値をおとしめ、無党派の庶民を無視する人選を、厚かましくも堂々と出したのに、怒りや
腹立ちを越え、空しささえ感じるほどだった。


 むろんヒモ付き議員の存在は「あっせん利得処罰法案」が審議されている現状が証明するように、消滅することはないだろう。いっそ名前を「業界・団体利権」代議院とでも変えたらと言いたいくらいだ。それにしても有名人以外は見事に支持母体があり、その見返りがあればこそ代々天下りがあり、横滑りがあって候補者が連綿と送り込まれ、蜜月が続いてきたのだなと
納得してしまった。

 
 しかし、これでは《組織に属さない庶民がほとんど》の無党派の声など、国会に届くはずがなく、利権につながる業界、団体のトップやエリート官僚、それに群がる政治屋がうまい汁を吸う状況が続くばかりだ。それにしても有権者数の半分を超える無党派層がこれほどまでないがしろにされたまま、黙っていていいのだろうか。末広まきこ氏を始め、余りにも有権者を馬鹿にする人選には、今度こそ選挙で、真剣に対処すべきであろう。

(2)【体質改善して鼻炎が治った】中日「発言」欄殿 00年10月9日
 生まれて以来、病気で寝たことがなく、唯一の取り柄が丈夫なことだった。それが30代半ばのある日、突然、鼻水が流れっぱなしで止まらなくなった。原因が全く分からず、といって医者にも行かず、春と秋にはティッシュペーパー1日1箱の憂鬱な日が数年続いた。

 そんなある日、鏡に映った赤鼻の顔を見て「これはもう体質改善しかない」と覚悟した。春休み明けのその日から、ラジオ体操に腕立て伏せなど全身運動を30分。直後にプラスチックのバケツ3杯の水をかぶる。夏から秋そして冬、雨が降ろうが雪が降ろうが毎日かぶり続けた。
 そして丸1年。腕立て伏せは300回に届き、やたら元気なおじさんが鏡に映っていた。満40歳の春、悩みに悩んだアレルギー性鼻炎がピタッとおさまった。以後、水をかぶるのは週2回、約10㎞のジョギングの後だけにペースダウンした。

 しかし、40代半ばから「仕事とどっちが大切なの」と詰め寄られると、つい「こっち」と答えてしまう「市民運動」にのめり込み、本来の運動を忘れたせいか、3年前の秋に鼻炎が再発。しかし今度は2週間で治し、その後は月2、3回の運動ながら、健康そのもので現在に至っている。皆さん、体質は変えることができるんですよ。

(3)【愛知にも吹け長野県政の風】朝日「ナゴヤマル」欄殿 00年10月17日
 誰も予想すらできなかった大差で、作家の田中康夫氏が長野県知事に選出された。選挙のプロのはずの政党をいかに庶民が見放し、現状の変革を熱望していたか、組織を持たない
無党派の火事場の底力を示すものとなった。


 阪神淡路大震災や神戸新空港の住民投票運動のボランティア活動で知られる田中氏だが、愛知の市民運動とも接点があった。中村敦夫議員とともに愛知万博予定地の【海上の森】を訪れたのは今年の3月10日のことだった。

 過去9年余り、数え切れないほど多くの人たちを案内してきたが、彼等ほど熱心に10時間以上も同行し、説明できたのは初めてだった。彼等と知事との面会を待つ間、知事公館のロビーで話し合った際、万博開催の是非に関し不要論の私と彼と意見の相違が明らかになったが、住宅と道路計画が不要という点では一致した。

 われわれとの見解の違いを知ったうえで、直接かつ具体的な表現で愛知県知事に意見を具申して頂けた。公共事業の見直しなど、外見に似ぬ緻密さと大胆な発想の田中氏に「時代の壁を破る風」の愛知への伝播を期待するこの頃である。

(4)【愛知にも吹け長野県政の風】中日「発言」欄殿 00年10月17日
 政権与党の思惑をくつがえし、ぶっちぎりで新人の田中康夫氏が長野県知事に当選した。政治も経済も、社会全体の先が見えない閉塞状況のなかで、上意下達の前副知事派の強力な締め付けを排し、無党派のシンボルともいえる田中氏を選んだことに「とにかく現状を変えたい」民意の強烈なパワーを感じた。

 愛知から選挙応援に駈け付けた仲間から《変革を望む庶民が動いた凄さ》を聞き、破綻寸前の愛知にも「そんな風が吹く日が来る」と希望が湧いた。田中氏とは今年3月10日中村敦夫参院議員ら3人と、朝から夜9時過ぎまで行動を共にした。愛知万博予定地【海上の森】に多くの官・民の人たちを案内したが、彼等ほど長時間歩き話したのは最初で最後だった。

 面会のため同道した愛知県知事公館の待合室の会話で、田中氏と私の万博への見解の違いに気付いたが、道路と住宅計画は阻止という点では同じだった。異論を認めた上で協力する氏の柔軟性と抜群の行動力で、オール野党の圧力をはねのけ、公約実現へ斬新な政治の流れを巻き起こし、長野県のみならず、全国へ新風を送られることを期待する。

オマケ:10月22日(月)《万博担当記者各位》庶民の暮らしと環境万博構想
 「愛知万博検討会議」関係者各位(転送可)00年10月22日2:39PM。
 10月15日の検討会議に関わる皆様のメールを拝見させて頂きました。度重なる会議、
本当に疲れることで大変ですね。さて一度も会議にでたこともなく、関心だけは人一倍ある
傍観者の立場から、余計な一言を発信しますが、どうか読み捨てて下さい。


 小生は名古屋市西区の下町で個人塾を始めて25年になります。生徒数が100人を超える最盛期も10年ほどありました。今は万博のせい?で絶滅寸前です。塾生の父母のほとんどが高卒で、教育費は母親のパートなどで補うのが今も地域の現実です。当然、子どもが小学校高学年になれば、ほとんどの母親が内職かパート勤めをし、ボランティア活動など、よくいえば夢の世界、ハッキリいえばお金の心配のない人の話です。

 過去の全塾生で知識階級?の父母の職業は小児科と産婦人科の開業医が各1、小・中・高の教師がやはり各1、あとは会社員(上場企業ゼロ)、自営業(喫茶、飲食店、理容、美容院、製造下請など)地方公務員(郵政、警察の一般職向け大規模官舎が学区内にある)等など
これが25年のすべて。教授も弁護士も社長も官公庁のエリートも
ひとりもいませんでした。

 混み合ったスーパーで、突然、声をかけられ「先生!テレビでよく見るけど、遊んでちゃかんよ!」これは子ども2人が塾へきていた《私を中学時代から知っている》近所の「自営業で
やり手」の主婦。

『月謝が足りないけど、どうなってるの?』とワタクシ。
「休んだ分を引いたって、お母さんが……」と生徒。
『先生は授業したんだけどな~その時間』個人指導じゃなくて一斉授業の塾で、
年に何人もいる。当然払ってもらいたいが、辞められるよりは
と、たいてい泣き寝入り。
 月謝が入った袋を投げて渡す生徒:『こらあ~、せんせーは賽銭箱じゃない!』

 休憩時間の男子生徒との会話:
「Aちゃんたちが1人100円とってビデオの鑑賞会をしたんだよ」
「お父さんが隠していたのを見たんだって」と小6B。
『えーっ、どんなんを見たんだ、オマエら?』
「バッコンスッコン、ズバリやってるのを女子も3人いて10人以上みたって」と別の小6C。
本人は見なかったというが??その気のあるのはたいていもう小学生でみているという。

「せんせー塾をやめたDね、こないだソープランドへ行ったんだよ。
兄さんに1000円割引券を貰ったんだって」と中2E。

「えっ、じゃあ1万6000円でいいんだ!」とその友人F。
『こらあ~、なんで知ってんだ、オマエ!』「Fも行ったんだよ」と別の生徒G。
ともに『こらこらコラー、そういうときは先生も呼べ!』で私の説教はおシマイ。
 「体育の水泳の時間に中2の女子が2クラス分、パンツ盗まれたんだよ」
去年もあったよと中2H。ノーパンクラスだ!てんで大いに盛りあがったという。


『万引き、かつあげ、イジメ、身近で知ってる人』その全部に全員が手を挙げる。
恐喝の被害を受けて新聞に載った塾生さえいる。みんな日常茶飯事どーってことない。
こんな話が1時間以上続けても終らないほど、ごろごろしている。

 休みの父母の過ごし方を聞くと「テレビ、パチンコ、カラオケ、釣り、ビデオ、麻雀、買い物」そうです、健全です。こんなもんです。間違っても《環境問題を考える集会やデモへ》なんて
イナイ。5年も先の環境万博なんて言ってる場合か!なに寝ぼけてんだ!
今をなんとかしてくれ!!が、子どもを預かる現場の本音です。


 日本の人口の7割が都市に集中し、ほとんどがこういう普通の庶民とその子どもたち。
「環境万博」を検討されている方々はハッキリ言って社会のエリート、有識者。知識、見識、
思考力ともに優れ、多分学歴も塾の宣伝に使いたいくらいの凄さでしょう。しかし皆さんは山にたとえると富士山のてっぺんにいる特別な人たちなのです。自分たちの思考のレベルが
裾野をカバーできる普遍的なものだと思い込んでいませんか。

年中裸足でジーパンにTシャツかトレーナー、普段着も仕事着もおなじ《そんな教師の
塾でも通用する》庶民のレベルの、地べたの下から見上げた視線が「環境」をテーマに
論じるなかから掬いとれません。

 確かに環境は大切です。しかし暮らしに追われる庶民には、皆さんがどうおっしゃっても
万博はしょせん《お祭り》、物見遊山の目当て、遊びです。「万博でお勉強したい」「知識を
得て考えたい」「世のため人のため暗くて深刻な未来を見つめ、貴重な休みを悩んで過ごし
たい」いくら考えてもそんな人が2500万人(*〉もいるとは思えません。


 日本中の関係各界のトップがよってたかって知識と予算をつぎ込み、箱物とそれなりの展示物は作られてしまうでしょう。でもハッキリ断言できます。愛知万博は大赤字で悲惨な失敗に終ります。地位もなにもない「金が欲しい、カネが欲しい、生徒がこんなにジリ貧では万博反対運動から心を入れ替えて来年は《まっとうな普通のオジさん》に戻るしかないな」そう覚悟している、そこらのおっさんのワタクシが言うのですから間違いありません。

 「環境万博推進」のための努力、ほんとうにもったいないことです。なんとか、こんな馬鹿な
計画をやめさせるために使って欲しいものです。以上、長々とお読み下さりありがとう
ございました。(注*その後、正式登録を前に想定入場者数が1500万人に激減された。
ふ~っ、やれやれ。次回は「愛用のケッタ盗まれる」の巻

00年11月1日()【BIE調査団来日情報】県議の堀氏からFax受信
 閣議決定を受けて、国際博として正式登録の手続きのための来日とは分かっていたが、
日本の民度を知って、それに合わせて行動する観光旅行のつもりの調査団には、外圧しか
なく、とりあえず朝日と中日宛に投稿2本作成。


11月2日()10時~16時半頃『ちょっと待て県民集会』アピール資料・編集
 10月21日に万博検討会議の〈メーリングリスト参加〉委員あて送ったメール文と、4月末から10月末まで6ヶ月分の投稿をB4・3枚の両面に収まるよう、原稿を探し、サイズを調整し、プリントアウトしたのだが、やたらと手間がかかり、ほとほとくたびれて、さすがの根気マンの
我が輩もげんなりした。あーあ!


11月3日(金)10~12時:友人宅でB4・3枚の原稿に飾りをつけ両面印刷
 その後、3枚ずつホッチキスで留めて、二つ折りにし、ホッチキスの爪の山を1つづつ金槌で潰し、二百セット作るのに更に2時間。われながら、ほんと、よくもまあ、あきずにやるなと
「自分で自分をほめた」???トホホ。「こらあー!他にやることはないのか!オマエー」と
いう声がどこかから
……、むぐぐぐ……のぐ。

11月5日()10時~16時半頃『ちょっと待て万博』集会:栄・ナディアパーク
 開会は13時だったが「準備を手伝って」との要請があり、朝から会場の設営に参加。
11月の連休3日目で絶好の行楽日和、紅葉が真っ盛りの情報があちこちから、快晴の
そんな日に、ねぐらで、ジミで気の滅入る万博反対の市民集会。


 にもかかわらず、熟年、高年、もとセーネンが200人ほども集まりホッとした。
当日、我が輩に許された発言の機会は「かねて用意の資料」で1分45秒の異例の
短さで済み大歓迎?された。栄の中心街を思いっきり声を張り上げ、デモ行進し解散。

       

11月6日()12~14時半【末広まきこをやめさせる会】集会、中区女性会館
 来年7月改選の参議院選挙で非拘束名簿方式の公認候補に、末広氏を選んだことに対し、「自民党本部を訪ね、自民党総裁宛に抗議文を提出すること」を決定。抗議文の提出日程は斉藤氏に一任。

11月7日()【海上の森関連各団体会員並びに森での万博開催反対の皆様】
国際博覧会協会(BIE)調査団へのアピール行動実施のお知らせ
 既に新聞などでご承知のことと思いますが、BIE調査団が8日に来日し、9日に「海上の森
南西地区・青少年公園」を視察します。例の如く反対派とその関係先には当日の細かい
スケジュールは極秘とされて、現時点で分かっているのは以下の県庁訪問の時間だけです。

 9日()午前9時~9時30分まで《知事公館》で知事、副知事、議長と面談
で、以下の2地点への皆様の集結を要請致します。(雨天でも実施します)
A地点 9日:午前10時=愛環鉄道・山口駅前(地元自然保護団体が中心)
B地点 9日:午前10時=青少年公園名鉄バスターミナル前(市民団体など)
午後4時過ぎまでかかると思われますので弁当、飲み物を各自持参下さい。

 〔付録〕なお「みやなが」が勝手に予測するスケジュールは以下の通りです。
朝10時半:サンヒル上ノ山団地「海上の森地区視察」/11時15分:瀬戸陶磁資料館「地元推進派の歓迎行事・地元首長と会談」/正午~1時:昼食、休憩「陶磁資料館」/1時~1時45分:模型、パネルによる会場の説明「同上」/2時~3時半:青少年公園視察/ツインタワーホテル帰着5時頃<海上の森と青少年公園の順は逆かも(筆者・注*まさに逆だった)

夜は訪日視察団への最大のイベント?歓迎大宴会。毎日結構なコトです。宴会などやってる暇があったら、カナダ(*最大のライバルだった)でしたように1日かけてじっくり歩いて見てまわれと言いたいが、主催者がとにかく「見せたくない」「実情を知らせたくない」のだから仕方がありませんね。
 以上、競馬と同様、予想です。全く外れということも。万博同様「夢まぼろし」です。正式なスケジュールは入手次第、改めて発信しますので悪しからず。
《愛知万博から海上の森を守るネットワーク代表 宮永正義


11月8日()昼過ぎ朝日へ投稿1本。夜気がついたが中日に1本掲載されていた

11月9日()10時~16時【BIE調査団へのアピール行動実施】長久手&瀬戸
 朝9時45分、長久手・青少年公園前着。もう賛否双方とも、正門前から本館入り口にかけて、ノボリや横断幕をかかげて数百人が勢揃い。うわー、想像以上に大がかりだなーとビックリ!40分近く待ち、やっとBIE調査団を乗せたバスが到着。

 旧知のロセルタレス事務局長と目が合い、思わず互いに、にっこり。乗降口に駆け寄ろうとして、公安に思いっきり阻止された。『何もしないって!ったく、身体に触るな!』公園内をバスで回る一行の通過3秒を1時間も待ち、そのあと丸山さん差し入れのおにぎりで、お昼。

 13時半メイン会場【海上の森】視察ポイントへ移動。例のごとくハンドマイク片手に『面白くもなんともない無駄な万博なんかやめようよ』と30分以上しゃべりっぱなしの独演会。ヤジの相手に『では意見を』とマイクを向けたが黙って下を向いたきり。『言いたいことがあるんだったら、マイクを貸すから何か言えっつ~の!』シーンと白ける沈黙のあと「みやながサン!もっと話して」と反対派のメンバーからアンコール。じゃあとまた言いたい放題しゃべってすっきり。

 結局500人以上(うち反対派100人ほど)を1時間近く待たせ、県がそのためだけに用意した視察用仮設展望台に登らずバスで通過し「海上の森西地区」の調査は終わり。BIEが「自然を展示する森の会場」に関心がないことが明らかになった一瞬だった。余りの拍子抜けに賛成派からさえ不満の声が漏れるありさまだった。圧倒的多数の動員賛成派を「信念の
反対派」が迫力で凌駕し、意気揚揚と夕方からのお仕事方面へ移動。


【聞いてよおじさんの独り言】本当だ!二度あることは三度アル車?のトラブルの巻
 11日土曜、西区の教室の駐車場がなにかすっきりしている。はてなと見回したら、ナイ!
ない!愛用のケッタマシーンがない。やられた!まさかこんなポンコツを盗っていく
物好きはいないと鍵が壊れたまま乗っていた。親父の入院先まで歩くにはちょっと面倒。
なにせ洗濯物が一山。あーあ、困ったなーしょうがないなー。


 確か名東区に両輪ともパンクして、ライトが点かない、スタンドがぶらぶらのが1台あった
なー。なんとか修理して乗るか?いや待て、少し探してみるかと小一時間心当たりを捜索。
見つからない。で、ま、少し様子をみてと、それから数日、雨が降ったり、時間がなかったり、歩くのも面倒、といって毎日車で病院へというのもな~うーん。


 そんなある日、珍しく手にしたチラシ。おおーっと《先着限定10名。26インチ自転車。
7980円!》修理するよりや・す・い!気がついたらもう車に乗ってホームセンターナカイの前。やれやれ。もう、コレで『乗り物カンケイ』のトラブルはオシマイにして!神様、仏様、
キリストさま!お願いデス!!無神論者じゃなかったっけ???


11月10日(金)13~15時半頃【海上の森南西地区一帯】テレビ東京取材に同行
 9日に青少年公園へ取材にきていた記者から案内の依頼を受け、海上の森予定地を
案内した。歩いていると、前から、後ろから、遠景からパンして、さらに正面から映して
インタビューと、どうも?様子が変?取材のコンセプトを全然聞いていなかったが、
小生を〈取材の対象として〉番組を制作しているんだと終わり頃になってやっと分かった。


 あーあ、先に言ってくれたら、床屋に行ってきたのに!17日午後5時から全国ネットのニュース番組「テレビ・アイ」で放送とのこと。問題ありとの方向になりそうとディレクターから
嬉しい発言が。


11月11日(土)18時~21時過ぎ【名古屋造形短大同窓会ギャラリーでお話し】
 「いつもこんな人数」という幹事を含め聴衆はなんとたった6人。リラックスして本音の放談を延々2時間半。生い立ちから、最近の反万博運動に至るあれこれまで、裏話し込みで、
ギャラを1万円も頂き、感謝々々。(旧知の美術評論家・鈴木敏春氏が幹事だった)


11月12日(日)10~13時頃【名東区自宅の環境整備】恒例の庭木の手入れ
 鳥が運んだ種からの「シンジュノキ」が大きくなりすぎ、止むを得ず、
ごめんゴメンと涙を飲んで2本伐採。


11月14日()「朝日投稿1本」メールの調子が?送れたり送れなかったり・・トホホ

11月15日~16日【くらぶ通信・半月分制作】お仕事以外、こんぴゅーた漬け

11月17日()朝日に連日掲載の「提言EXPO2005」をまとめて読みげっそり!

11月18日(土)13時半~17時【環境アセス万博意見交換会】県&協会主催
 瀬戸山口公民館へ反対派からの参加は19名。いつもと同じ言いっぱなし聞きっぱなしの、ほとんど話しのかみ合わない『しょうがないなーお役人は!』という集会。久しぶりに地元の
主要メンバーがそろい、和気藹々と《アルカス》でお茶の反省会には13名。帰宅18時半。


11月19日(日)10~16時半【海上の森候補地を歩く会に参加】愛工大隣接地

11月22日()10~12時【長良川河口堰裁判結審】弁護士を含め参加7人の侍!
 証人・証拠調べ一切なく来年3月に判決言い渡し。棄却か敗訴の暗い見通し。授業時間以外はずーっとこんな調子、困ったもんデス。仕事を考えると絶望的になるのが嫌で……という噂もどこかから。ほっといてくれ……(以後、月末まで期末対策でおシゴトのみの毎日)。

 【掲載はどれかな?10月号の回答】
 (1)【庶民無視した自民比例候補】 朝日「声」欄殿   00年10月6日
  【無党派無視の自民一次公認】 10月14日朝日「声」巻頭に掲載

 (2)【体質改善して鼻炎が治った】中日「発言」欄殿 00年10月9日  
 中日「発言」10月11日 題も文章もそのまま掲載された 

(4)【愛知にも吹け長野県政の風】中日「発言」欄殿 00年10月17日

 【田中新知事の活躍が楽しみ】10月22日「発言」掲載《10月は3勝1敗》
     

第63回:「00年10月末~12月投稿/万博BIE総会で決定/21世紀への手紙

(1)【自発的でこそボランティア】中日「発言・テーマ投稿」欄殿 00年10月下旬
 火山の噴火、集中豪雨、巨大地震と立て続けに天変地異が全国を襲い、その悲惨な状況を伝える報道のなかで、ボランティアの人々の活躍が唯一の救いだった。世紀末の無茶苦茶な世相に絶望しかけていたが「こんな人たちだっているんだ。世の中まだ捨てたもんじゃないな」と元気がでてきた。
 団塊の世代の自分には「ボランティア」より「社会奉仕」の言葉の時代が長く、庶民には縁がない、社会的に恵まれた別世界の人たちがやることという思いが強かった。たぶんそれは
同世代以上の人たちの共通認識で、大多数の彼らには今でも無縁の世界だろう。


 しかし、バブル経済がはじけ、ボランティア活動の一般化とともに「かね、カネ、金」と走り
続けてきた世間で「金だけではない生き方」を選択する人たちがわずかずつだが増えてきた。
その活動は《助けを必要とする身近な人たちへ差し伸べる手》であり《ゴミ、福祉、人権》など
多岐にわたる市民運動もその1つだろう。
 趣味で通い詰めた森を開発から守ろうと活動してきたが、対価を求めず「他のための行動を自ら選び取る」人たちが社会の常識になる、
そんな新世紀の到来を待ち望むが、叶わぬ夢だろうか。


(2)【好きな事からボランティア】中日「発言・テーマ投稿」欄殿 00年10月下旬
 ボランティアという言葉が中年世代にも耳馴染んできたのは阪神淡路大震災以後のような気がする。その言葉が一般化するまでは戦後生まれの団塊の世代にとって「勤労奉仕」とか
「社会奉仕」という言葉がまず浮かび、なんとなく義務感が先立つ圧迫感があり、暮らしに
ゆとりのある人や、功成り名を遂げた著名人などがすることとの印象が強かった。


 多分、今でも同世代以上のほとんどが「他人のこと」どころではなく「自分の生活向上」に追われ、ボランティアとは無縁の日々を過ごしていることだろう。しかし、右肩上がりの経済神話がバブルの崩壊で夢と消え「金が欲しい、ほんとうに金が欲しい!でも、もういい加減にしよう。金だけじゃない心の充足が得られる生き方だってある」と気付いた人がまだごく一部だが、幅広い世代の女性を中心に増えつつある。

 私の場合、大好きな森を巨大開発から守る活動がそれで、自由時間のほとんどと、
多大な経済的負担を払ってきたがまったく後悔していない。それどころか、多種多用な
メンバーとの交流を通じ、そんな生き方が主流になる日がくるのを期待し待っている。


(3)【ちよっと待て愛知の環境博】 朝日「声」欄殿 00年11月8日
 ドイツ・ハノーバーでの国際博覧会が10月末に閉幕した。「人間、自然、技術」を
メインテーマに4千万人の入場者数を見込み実施されたが、結局約1800万人の
入場者数(*)で1100億円の赤字で終った。


 海外からは空路しかない日本と違い、広いユーラシア大陸で国境を越えて道路や鉄道が
四通八達した交通の要所に位置し、国際的に見本市会場として知られたハノーバーでの失敗に対し、2005年にほぼ同じ「環境」をテーマに開催予定の日本に、この事実を他山の石とし開催そのものの是非を含め「民間企業なら当然」の根本から改めて徹底的に検証しようという動きがみられないのが不思議でならない。


 無論、国際的に立候補し開催を誘致した事業だが、国際博覧会協会に総収入の1%の
手数料を払う契約が示すように、国際博はボランティア活動ではなく営利事業なのである。
ならば採算を優先すべきで、地元愛知の県職員の給与や私学助成金、医療・福祉団体への補助金までカットする破産寸前の状況のなかで実施すべきものとはとうてい思えない


国際博覧会の調査団が訪日中のこの機会に、見通しの立たない資金調達計画や冷めた
世論、魅力ゼロのテーマなどマイナスの事実を認め、見栄や外聞を捨てて愛知万博計画の
明暗すべてを見てもらい撤退を申し入れるべきであろう(筆者注*愛知万博が2500万人を
1500万人に下方修正したのもこの影響だろう)。


(4)【今こそ民意を愛知の環境博】中日「発言」欄殿 00年11月11日
 ドイツのハノバー万博が十月三十一日に閉幕した。入場者数が想定の半分以下で千百億を越える赤字となるという。4万円入った財布を落としたのを三十年たっても忘れない庶民には、気の遠くなる金額でとても実感がわかないが、ドイツでは失敗の責任を追及する声はないようだ。理由は僅差だったが、国民投票で万博推進を決定したからで、結果は国民が引き受けるしかないのである。

 しかし、次回開催の日本では住民投票もなく計画が進められてきた。11月9日には賛成派すら不満の声を漏らす、バスで通るだけの国際博覧会協会(BIE)調査団の現地視察が実施された。10日の市民へのヒアリングも通訳・撮影を含め推進派60分、反対派30分とわずか。過去3回、調査団の現地訪問に居合わせたが、いずれも今回同様「それ程まで見せたく
ないの」という状況だった。

県民の総意が万博推進と確信するなら、堂々と全てを見せ調査団の判断を待つ、開催の
自信を「BIEに誇示すべき」だったのではないか。以上【注*10月某日作成の上記(1)、(2)のいずれかが11月8日に掲載され、11月1日作成の2本(その後改稿したため原本ナシ)
がボツ、その2本と合わせて3テーマで6本作り2勝4敗、テーマで言えば2勝1敗デシタ】
(次回は「万博パリBIE総会で正式決定」の巻です)


00年12月1日()中日「テーマ投稿・21世紀への手紙」2時間ほどで1本作成

12月2日()18~21時『ちょっと待て万博集会』名古屋市教育館。参加約100名
 影山さんが代表挨拶のなかで「11月9日に海上の森をBIEが視察した際、宮永さんが大活躍されました」と発言され、『えーっ、そんな~、ただいつも通り、言いたい放題しゃべっただけなのにー』と誉められることが滅多にないだけに、さすがの小生もこそばゆい思いでむずむず。集会後、中区役所の地下の店で打ち上げ。解散22時半。「コレだけが楽しみ」で、
とつい本音が
……。『また、ないかな~』コラコラ。

12月3日(日)11時~海上の森/15:30~16:30「名古屋市調査研究費」教育館
 野鳥の会大阪支部65名、「海上の森」訪問団に飛び入り参加。【国営公園構想】推進の
愛知県支部とは立場が異なるが、県支部の幹部以外の案内役の会員は、ほぼわれわれの同調者なので大きな顔で同行。

 顔をだしただけの「教育館での集会」の打ち上げ6時からハムティバイナで。車なのでお茶だけでパス。誰かが飲まないので、みなさんできあがらず8時過ぎから本題「名古屋市長選への取り組み」につき対応を極秘相談。散会後結局、牧野氏の誘いにのり24:04分、千種発の最終地下鉄で帰るというハシゴ酒に!呑まずにやってられるかってんだ、ういーっ!

12月6日()10~12時頃「朝日声欄」で幡豆の開発賛成意見を読み即、投稿作成
12月8日(金)14~15時頃「パリBIE総会への派遣団」報告記者会見。参加12名
 【万博ちょっと待て緊急行動実行委員会】メンバーからなる《ヨーロッパ訪問団》
団員と行動日程を報告。


12月9日(土)18時半~21時半過ぎ「BIEに手紙を」代表渡辺洋子さん宅で歓談
 ドイツから来日中の「東アジア政治問題」女性研究者のインタビューに応えてとの依頼で
訪問。ドイツで日本語を学び、3年間日本に留学していたとのことで、日本語はほぼ問題なしだった。自宅でインタビューしてその後「晩ご飯をご馳走するから」という、料理が得意な洋子さんの誘いが《本音の魅力》で遠慮なく、喉元までしっかりたっぷり頂きました。ごちそうさま
でした。で、こんどはいつかなー<こらこら、コラー>


12月12日(火)「愛知県政記者クラブ殿」 以下の要請行動を実施します。
日 時:12月13日 13:50/県本庁舎1階ロビー集合
行き先:愛知県万博局14時~15時、アポ済み
目 的:海上の森「回廊建設」測量作業・即時中止要請

愛知県建設部は12月1日から海上の森南西地区で、「海上地区地道・回廊等整備計画に
係わる現地測量」等として、オオタカが営巣を下見する重要な時期に工事を開始しました。
名古屋瀬戸道路と新住宅計画の中止で「二百数十ヵ所」ものボーリング調査や地質調査などで貴重な予算をすべてドブに捨てた無駄遣いの先例に懲りず、またまた、万博の正式承認前の県による工事強行です。自主整備とはいえ、県民の総意が得られていない現状から、非公認の会場予定地での工事の即時停止を要請するものです。連絡先「海上の森を守る会」加藤徳太郎「愛知万博から海上の森を守るネットワーク」宮永正義(略)


12月13日()12:50~14:40【海上の森散策回廊】調査中止要請・県庁推進局
 15日のパリでの正式決定を見込み、非登録会場として提案されていた『森を周遊する
回廊計画』の事前調査が12月1日から既に開始されていたことが判明した。即時中止を求め推進局、建設局の担当者と会談。まったく何も正式には決まっていないのに、工事だけどん
どん進めて既成事実化しようという魂胆がみえみえのもの。ホント!いやになる。海上の森
関連の4団体に幡豆トラストのメンバー3人も参加。計12名。おつかれさまデシタ。

12月15日()「愛知県政記者クラブ殿」 以下の集会を実施します
日 時:12月16日 12時~13時 名古屋・栄・三越前
活 動:「愛知万博・県民の声を聞け!」リレートーク
目 的:難問山積、展望ゼロ、関心最低の環境博を糾弾

 パリBIE総会で2005年国際博覧会・日本開催の決定に対し、開催地選定、会場建設計画、観客輸送手段、資金計画、開催内容など、全て見切り発車のずさんな愛知万博構想に「新鮮さ、面白み、期待感」をまるで感じない、殆どの庶民が興味を失っているのが現実です。関心を持つわずかな人たち「万博推進関係者」さえも、希望のない開催に、義務の仕事としてやむなく係わるのみで、行く先に光りの見えない絶望的な状況のまま大失敗、大赤字の断崖に突き進んでいるようです。

 意欲のない官が先頭にたち、あわよくば濡れ手にあわを狙う民が迎合する万博構想に明るい未来はまったくありません。集客のプロ、吉本興業の幹部にさえ、はっきり「サムイ」と言われる万博に、2005年開催前日まで、異議を申し立て続けます。「万博ちょっと待て!緊急
行動実行委員会」事務局:筧/愛知万博から海上の森を守るネット」文責:宮永


12月16日()12時~13時【愛知万博の正式承認】に抗議し街宣:栄・三越前
 ボーナス支給後、初の週末。買物やデートで賑わう名古屋一の都心。一人十分のリレートーク。ほとんどが無関心のなか「頑張ってね!」と女性から嬉しい一言。ビラを受け取るのは
中高年の女性と老人のみ。若者はみな無視!「そうだよなー人生、楽しまなくちゃな~」。午後2時間以上かけて週刊金曜日宛投稿を作成。ほんと懲りませんね。授業の下調べより手間がかかるのに困ったもんデス。中日から投稿19日掲載と嬉しい連絡。


【聞いてよおじさんの独り言】
 14日21時50分、閉店間際の名鉄パレで晩酌の食材を仕入れて戻り、毎夜恒例、ひとり宴会に突入。今夜のアテはマグロのやまかけ:岐阜の姉自慢の「ジネンジョ」を洗い摺り下ろす。指でつまんでもつきたての餅そのまま、ぶらさげられる粘りのすごさ。それを更に念入りにすり、「お値打ち半額!」のトロにたっぷりかけ、これも姉が持ってきてくれた「やまワサビ」をおろしてあえ、熱燗で、うぐうぐうぐうぐ、ぷはーっ。

 翌15日、万博決定の朝。あるこーるの抜けきらないうすらぼんやり頭のまま、起きてすぐ
洗濯。「うひゃあー。おやじのパジャマのポケットにティッシュを入れたまま洗ってしまった!
2階のベランダで、思いっきりはたいて洗濯物を干す。床にティッシュの破片が散乱して雪が積もったよう
。でも「気にしない、気にしない」乾いてから掃除機で吸えばいい。

 思いっきり背伸びをする。「あー、この瞬間が大好きだ。今日も元気で生きている。ふーっ」居間のテレビでアメリカ大統領選のあれこれ。ゴア氏52歳、ブッシュ氏54歳。小生えーん!
53歳。塾経営とは名だけ。教師ひとりの個人塾。典型的な居職で、その気になれば年中、
家の中にいて人生を送ることもできる、はためには気楽な稼業。でも、わずらわしいはずの
人間関係も、無さ過ぎればさみしくなることも
。同世代なのに、もう隠居みたいなこんな
毎日でいいのだろうかとも
……

 洗濯、掃除を済ませ、さてと窓を開け放しベランダでひだまりのなかブランチ。メニューは
ホットミルク、納豆、チーズ、バナナ、みかん、源氏パイ2個という定番?新聞を見つつのん
びり。「チィー」メジロの声に庭を見る。マンリョウの鮮やかな赤にハッとする。真っ青な空を
仰ぐ。ゆっくり時間が流れる。人生十人十色、人はひと!

 小鳥の声に、花の可憐さに、風や雲や空のうつろいに、しんそこ安らぎを感じ、それが何より心に沁みる自分。ささいなことにすぐ『生きていてよかったな~』と感動する外見から信じ
られない単純な自分だが、このまま地で、あっけらかんと生きていくしかなさそうだ。


12月17日(日)9時~11時半頃「跡部宅でチラシ印刷」16時~18時半投稿&校正 生徒募集のチラシをリソグラフで印刷。「いつでも好きなだけ使って」との好意にあまえっ
ぱなし。かなり部数が多いので、固辞されるのを押して《インク代がわりに図書券》でほんのわずか謝意を。もっとも投稿の〈謝礼でゲットした図書券〉との解説つきで、ホントせこくてゴメン!!これからもヨ・ロ・シ・ク。夕方、朝日「声」向けと規定の15字50行で「週刊金曜日」
向けの原稿2本を改稿して発信。


12月24日()11時~12時半過ぎ「読売新聞・気流」欄あて投稿作成、Fax送付
 塾の稼ぎ時(そんなこと言っていいの?という声がどこかから)冬期講習のすきを見て、
久しぶりに読売新聞東京本社宛・作文。朝日「声」あてのボツ原稿を再利用したのだが、
結局新規作成と同じくらいの時間がかかってしまい、やれやれ。ちまたのクリスマスと縁の
ないオジサンのイブは静かに「あるこーる」に溶けたのでした。


  【マスコミ各社殿】 以下の集会を実施します。 2000年12月24日
日 時:12月25日18時半~ 名古屋・本山・生協会館
活 動:「ちょっと待て万博」パリ訪問団・帰国報告会
内 容:難問山積、展望ゼロ、関心最低環境博を考える

 パリBIE総会で国際博覧会・日本開催が公式決定されました。万博問題検討会議が解散し、4つのミニ委員会が設置されるようですが、主目的の登録が決定した今、開催へ向けての「人員と予算の配置が最優先」となるのは自明なことで、飾りだけのガス抜きのための「言わせて聞き置く」機関になるのは確実でしょう。(散々苦労して釣った魚に餌をやる馬鹿はいません)
 彼らにとって問題なのは、2005年までにいかにカネを調達し、地元に落とすかということで、環境も赤字も民意も意識の枠外。失敗もすでに織り込み済みなのでしょう。愛知万博に「期待」しない庶民の無関心も、かれらには好き放題ができ好都合なのです。結果がどうなろうと、誰一人責任をとらなくてもいいのですから気楽なものです。意欲のない官が先頭にたち、あわよくば濡れ手にあわを狙う民が迎合し、ノウテンキな自然保護団体や市民団体が賛同するIT時代の万博構想に明るい未来はありません。「万博ちょっと待て!緊急行動実行委員会」阪野・「愛知万博から海上の森を守るネットワーク」文責:宮永

12月29日()10時~11時頃「中日へ今年最期の投稿」不採用原稿リユース!!
 気に入ったフレーズがある原稿なので捨てるには惜しく、校正して送信。さて、みなさま!
万博中止まで年賀状は休止しています。いただいた方にはこの欄で挨拶に代えます。
みなさん、良いお年をお迎えください。謹賀新年  宮永正義 頓首九拝


  《掲載はどれかな00年11月号の回答です》 3種6本中、2勝4敗
(1)【自発的でこそボランティア】中日「発言・テーマ投稿」欄殿00年10月某日
【対価を求めぬ生き方選ぼう】 中日「発言」 11月8日掲載

(4)【今こそ民意を愛知の環境博】中日「発言」欄殿 00年11月11日    
【調査団訪問で市民外し実感】 中日「発言」 11月20日掲載
 ズイブン前に送った2本と今月の4本、テーマでいうと3種類中、
2種類掲載されたワケで、まずは合格?(次回は「21世紀への手紙」の巻)


(1)【10代のみんな!昔は良くなかった】中日東京本社「21世紀への手紙」12月1日

 世間に溢れる情報は何だか夢のない話ばかりで「この先、こんな世の中で生きていくのか、人生なんかつまんないな」と思いかけている君、ちょっと私の話を聞いてくれないか。『おじさんは戦争から帰ったばかりの下駄職人の子として、屋根神様のある名古屋の下町の三軒長屋で生まれたんだ。親父の廃業と転職で小一のときに引っ越して、それからずっと同じ町で暮らしてきた。提灯張りの内職で家計を補う母親を姉弟で支える辛い日々。

 井戸水、下駄、たき火、ゴム跳び、凧揚げ。夏、最大の楽しみが中日新聞提供「野外映画会」。前の日からゴザで場所をとり、近所総出で揺れる布の画面を見つめ、歓声を上げた。
継ぎの当たった靴下や服は当たり前。欲しい物、食べたいものが山ほど、だけど手が届か
ない、その日暮らしの悲しさ辛さ。

 ご馳走といえばお盆に母親の実家で食べる押し寿司。指折り数えて待ちわびたお正月。腹いっぱい食べられるお雑煮やすき焼き。小6で身長128.5㎝体重25.8㎏。チビがゆえのいじめに耐え、生きるのがやっとの毎日。中3、139.5㎝、30㎏。高校へ行きたくてこの体格で新聞配達。

 今から思えば笑い話の「腹いっぱいうまいモノを食べ、欲しい物が買える暮らしをしたい」
ささやかな夢を支えに歯を食いしばり貧しさに耐え、高3でようやく、155㎝、44.5㎏。
そしてなんとか地元の大学へ。学生運動の荒波の中、バイトを本格化。稼いだ自分のお金でようやく栄養が行き渡り、22歳で168㎝60㎏に急成長。そして三十年、団塊の世代の一員として必死にがんばった。寒さ暑さひもじさ、耐えるしかなかった時代は幻となり、子供の頃の
夢は実現した。


 『さて、みんな、生まれたときから何でもある暮らしはこんな時代を土台に造られたんだよ。
「昔のことなんか知らない」と言うかもしれないが、衣・食・住とまず心配ない。これは本当に
素敵で運がいいことなんだ』


 『さあ後はどうする、これから』勉強が嫌いでも苦手でもいい。何をしたいか考えそして自活しよう。「命があり生きている、それで充分なんだ」親の世代が用意した舞台で好きに生きていいんだよ。ただし責任は全部自分持ち。豊かな日本がこのまま続くとは限らないとも言っておこう。では、グッドバイ。

(2)【旧世紀型事業撤退の決断を】 朝日「声」欄殿 2000年12月6日
 愛知県幡豆町での「中部国際空港用地埋めたて用」土砂採取計画が瀬戸際に立っている。県企業庁の計画は工業団地用地として山林を切り崩し、土砂5千万立方㍍を採取し、
うち2600万立方㍍を空港埋め立て用に売却、残りを空港対岸の前島造成に使用、
売却益を開発費にあてるというもの。


 県が地元漁協の同意に手間取ったうえ、予定地の保安林解除に反対する地元住民ら
1597通の異議申し立て書の審理に、2003年4月の埋め立て完了は絶望とみた中部
国際空港側が県に約束の5分の1弱「最大500万立方㍍」購入に変更と申し入れた。
愛知万博に開港を間に合わせるための処置だろうが、事業を続行すると莫大な損失が
避けられない事態が確実となった。


 愛知万博関連では既に「瀬戸海上の森」での「新住宅開発事業計画」を中止した前例がある。この幡豆の開発予定地を仲間と一日がかりで歩いたことがある。海と山に囲まれ、大人も
子供も互いに誰と分かる規模の、平凡だが安心して住める「心の古里」のような、初めて
「海上の森」を訪ねた時と同じくらい感動した素晴らしい里山だった。

 真に環境博をめざすなら、庶民の暮らしを犠牲にし豊かな自然を破壊する旧世紀型
開発計画撤回の、知事の勇気ある決断「事業中止」を期待したい。


(3)【旧世紀の遺物を新世紀に持ち越す愛知万博】週刊金曜日殿00年12月17日
 2005年日本国際博覧会が12月15日正式承認された。構想発表以来12年がかりの結果だった。途中「自然の叡智」「自然との共生」がテーマの環境博覧会(愛知万博)に構想を変更した。
 しかし、もともとが公金をあてにしたバブル期の巨大公共事業の誘致と推進で、万博はその隠れみのだった。名古屋と「車の町」豊田に隣接し、休日ともなれば市民が列をなして訪れる県内有数の里山「海上の森」を開発し、万博開催後は2千戸6千人規模の住宅を建設する
構想だった。

 余りに非常識な計画に植物や野鳥観察が趣味の庶民が「死にもの狂い」の声を上げ、森での万博開催の中止を求め続けてきた。奇跡的に残された緑豊かな里山を破壊し、環境博を開催するという「矛盾ここに極まれり」の計画への批判に、一切耳を貸さず県職員の給与カット、私学助成金の減額、老人・教育・障害者予算の縮小とあらゆる犠牲を払い突き進んできた計画も99年4月ついに、化けの皮がはがされる時がやってきた。それはたった一つがいの
オオタカの営巣の発見だった。


 翌年4月、外圧で「道路と住宅計画」を中止。海上の森の会場面積は540haから9.haまで縮小され、メイン会場でもなくなった。しかし、森にこだわる県が最終的に選んだこの地区は植物や野鳥の生息密度が最も高く、オオタカの重要な採餌地でもある森の心臓部だった。

 IT技術が飛躍的に進化するはずの2005年に環境というネグラで胸ときめかないテーマの万博にいったい誰が足を運ぶだろうか。実質的な計画はまだ白紙の「環境」博に対し、今後会場につながる幅4m、長さ2㎞の周遊回廊の建設中止、いまやお荷物と化した「海上の森」会場計画の見直し、「協賛企業への不買運動」、過剰な寄付金実施の企業への「株主代表訴訟」などを活動の視野にいれ、税金を無駄使いする万博問題を追求しようと思う。

(4)【吹かせよう政治刷新の風】朝日「声」欄殿 2000年12月17日
 十数年前から、趣味のバードウオッチングを通じて、自然保護運動の末端で環境破壊の
開発に異議を申し立てて来た。ところが活動エリアの愛知県《海上の森》が行政の一方的
判断で、突然2005年国際博覧会の開催予定地にされ「当事者」となってしまった。

 環境博による破壊から守ろうと署名、デモ、陳情、海外派遣、立木トラスト、土地トラスト、
住民投票条例・制定請求活動、とにかく考えられることは何でもやった。そして行きつく所は
いつも同じ『政治を変えるしかない』


 はた目にも勝算のない選 挙を戦い続けることとなった。過去8年で市長選、知事選、参議院選と累計7回。巨大な組織と資金力の既成政党にカンパとボランティアだけで挑む無党派の戦い。連戦連敗。負け戦さの山。そして万が一の微かな望みを託し「やっと国会への窓口が」と思った議員には公約違反で裏切られる始末。選んだ責任から裁判を起こし、落選運動にも取り組んだが、はかばかしくない。しかし諦めない。

 『朝のこない夜はない!』田中康夫長野県知事の先例もある。旧来型の政治の賞味期限はとっくに切れている。もう庶民は爆発寸前だ。担ぎ手はいる。いでよ第2の田中康夫!
世紀の壁をブチ破る候補者、ただいま募集中。


(5)【団塊の世代よ目を逸らすな】 中日「発言」欄殿 2000年12月29日
 終戦直後に生まれ、ゼロからスタートの「経済最優先の社会」をそのまま全て受け入れ、モノの無い貧しさから「金さえ稼げば幸せになれる。人生は競争に勝つこと」そう信じてひたすら
走ってきた世紀が終わった。

 立身出世とは無縁のまま迎えた40代、趣味の世界を守ろうと自然保護運動に関わった。
子供時代の夢が実現し、モノが溢れて、なおかつ想像を絶する事件が連続する世相の中で
9年が過ぎた。物質的豊かさの果てに、やっと知った「失ったものの大きさ」をかみしめる、
新世紀の現在に至るまで、実際に活動した仲間はほとんどが中年過ぎの女性たち。

男といえば、ほぼ定年退職者。
宮仕えや企業エリートは無理としても、愛知だけで塾の同業者約3千人。似た成り行きで職業とした同世代が全国ではかなりいるはず。せめて君らだけでもこのメチャクチャな世の中の「平成維新」を目指し、閉塞した社会の壁を破る「ときの声」を
あげてみないか。
(*24日に読売「気流」欄宛に発送したが不採用だった原稿のリユース版)

(6)【IT新世紀を希望の未来に】 中日「発言」欄殿 2000年12月31日
 機械文明と物質文明の爛熟の果て旧世紀が終わった。貧しさから抜け出ようと世の流れのままカネ、金、かねで明け暮れていた40半ば『我が子にだけは同じ思いをさせたくない』と
働き続けたことが自己満足に過ぎなかったと知り愕然とした。


改めて「生きるとは」と考えた。人間十人十色、違って当たり前。そして決めた「一度っきりの人生」したいことをしようと。以来、市民運動に関わってみたが、世の中は驚天動地の事件の連続。救いようがない悲惨さで「おおもと」は何も変わらないまま新世紀を迎えた。未来を託す子供たちは見事に「大人の写し鏡」あふれる欲望と本音の情報をそのままなぞっている。


 「カネがすべての世の中」をどう「それだけじゃない」が常識の社会に戻すか、どれだけ大人が変われるか。これのみが再生への道だろう。情報のはんらんに「こころのゆとり」を失った物欲まみれの世紀から「普通の人間の平凡な暮らし」が基本となる「新世紀の夜明け」を、
その曙光を今こそ見たい〈*12月作成・投稿の掲載はどれ?次号文末に)


【二十世紀最後のご挨拶】 2000年12月31日 一陽来復「謹賀新年」各位
 微力ながら公私とも万博まみれの数年の結果、皆さんの協力を得て完勝とはいえない
ものの、開発計画にかなりのダメージを与え、万博の規模を縮小させる事ができました。

 なお課題は山積していますが、今後は相手の自滅を待つのが万博中止への最善の方策のようです。無論、ちくちくと批判や抗議の行動は継続したいとは思いますが、万博が庶民の
視野から外れ、ニュースにならなくなる日がくるのが理想で、それもじきのことでしょう。

 それよりも世の経済不振と少子化が弱小塾にも及び、いくらのんきな小生でも扶養家族への責任から、従来通りの活動は無理になりそうです。新世紀を迎えるこの機会に元の普通のオジサンに戻り、地道にこつこつ期待もされず迷惑にも思われず、生きていくしかなさそうです。
 万博中止まで年賀状は休止しています。宮永宛にお送り下さった方にはこの場で、新春の挨拶をのべさせて頂きます。尚、最近の投稿を添付しました。ご一読下されば幸いです。
 酔眼朦朧散人  頓首九拝
   

第64回:「条例請求団体の代表に/懲りず3度目署名活動/1月~2月投稿」


年頭所感今年の座右の銘は一日一生!ゆったりとケ・セラ・セラで生きること!

01年1月2日(火)「中日へ初投稿」2時間ほどで《リユース改訂稿2本》作成
 いちおー長男なので「住人一人の実家」へも嫁いだ姉妹3人が相方を伴い毎年2日に来宅。3人の「積もる話」にさすが『しゃべってなんぼの商売』の小生も割り込めず、独り昼までワープロ事始め、今までほぼ5本で3本の確率で投稿掲載だったので、リサイクル時代に合わせ、
捨てるには惜しい「ボツ原稿」のリユースを再始動。で、12月ボツ分を2種類、
サラで1本作るのと同じくらい手間をかけて改訂し、そのうち1本を送信。

午後1時からは「下戸の義兄2人」を相手に、昼からでも堂々と酒が飲める正月の特権を
フルに活用!延々22時過ぎ!まで、ノドモトまでたっぷりと「あるこーる」で消毒できた
最高のお正月でした。


1月5日(金)11~12時半頃 朝日「声」投稿1本・ボツ原稿リユースその2
 4日から仕事始め。今年も「懲りず」に仕事のスキ?をみての投稿作戦の続行。ワープロの真っ最中に丸山さんから活動の業務連絡?そのとき「今朝の朝日に出てたね」と言われ
『えーっ、聞いてないよ』で、急遽、投稿先を朝日新聞夕刊の「ナゴヤマル」に変更したが、
ムダの上塗り、あ~あ。


1月9日(火)21:40~22:30頃 堀県議単身来宅。運動の今後に関し懇談
 用件は「市民投票を実現する会」代表に就任して欲しいとの要請。ただ*水田さんが「みやながサンが引き受けるなら代表になってもいい」といってみえるとかで、こんなオジサンで役に立つのなら、おやすいご用で、ということでOK。(*水田洋・名大名誉教授・学士院会員)

ムダでゴリ押しの巨大公共事業をやめさせるためなら、なんでもする。今回は共産党が
主導での住民投票だが、できることはなんでもやる。もちろん法に触れない範囲内でだが

またまた忙しくなりそうだ。ヤレヤレ。<各地の成人式をTVで見て、朝日宛に新規原稿
1本を作成。ムダと分かってるんだが、
つい……

【正月早々のぶつぶつ】昨年11、12の2カ月で投稿が計12本、そのうち掲載は5本。
今までほぼ5本で3本の確率だったので、リユース稿を2本作製し送信したところ、去年発信の未改訂稿が1月5日と10日に掲載され、採用は7本となった。結局改訂分は無駄に。
いったい正月の努力はなんだったのか?やれやれ、トホホ!


1月14日(日)11~12時頃:市民投票活動予定をマスコミ14社にFAX送付
 「革新県政の会+無党派市民グループ」をアピールのため事務局と連携し取材依頼

1月15日(月)10時:名古屋市役所4階行政課:12時~栄・三越前・署名出陣式
 直接請求代表者への証明書受領に同席。5階の市職員労働組合の事務所で打ち合わせ。前回の名古屋市長選の候補者・大島良満氏としばし雑談。一旦帰り授業の準備をして栄へ。2番手で挨拶。1時間で中座。TV3社、新聞5社が取材に来てくれ、まずまずの成果(TVは
瞬間だが、朝日、中日、赤旗、名古屋タイムズは特徴のあるヘアスタイルがもろの写真で、
あちこちから一目で分かったとの声が。本人は『えーっこんなん』と指名手配!顔にトホホ。

1月18日(木)18~20時半:市民投票を実現する会・顔合わせ集会:金山労働会館 土・日返上6日間連続お仕事。テスト終了で今日は試験休みにして夜の集会に参加できた。道に迷いぎりぎりセーフ。「共産系でも動員しないこともあるんだ」と感心したらなぜかうけた。

【聞いてよ!おじさんの独り言】仕事の先行きを考えない!コレが新春の決意?
 職業柄、話し相手は小中学生のみ。それもほとんど一方的に話しかけるだけの毎日。
一日中、自宅兼仕事場にいる「話し好き、ひと好き」のおじさんにはそれが耐えられない。
姉妹3人の中で育ったせいか、外見はオジサンでも中身は「おばさん」と自覚している。
で、もろもろの意見や感想を聞いてほしくて、友人・知人宅へ押し掛けることになる。


 一番の犠牲者がもと東大全共闘で同業の友人A氏。週1度は顔を出し仕事の邪魔をする。そこで人の話は上の空?で一方的にしゃべりまくる『オとこバサン』に変身。
ごめんネ、いつもいつも相手をさせて
……

 ほかにもそんな一人が《火傷治療で日本の最先端》にある中京病院・元院長夫人、活動仲間のIさん。名東区へ寄るとつい月1、2度、独り身の女性宅なのに図々しく上がり込んでしまう先日も庭の餌台のメジロを見ながら、のんびり2人でお茶をしていたらピンポーンと来客。これがなんと「市民投票条例」制定請求の署名を!と隣り組「蓮教寺」の先代住職の大黒様。

 お寺で開催の定例ミニコンサートのあれこれから、話がアチコチへ広がり、近所どうしの
情報交換。《酒のツマミに羊羹や饅頭》と甘辛両方とも「目も毛も」ないことをご存知で「そろ
そろ来るかなと取っておいたの」と甘いモノのおみやげまで頂き、いつも、いつも、
どうも、どうもと、ただただ感謝し辞去。


1月23日(火)13~15時半頃【末広まき子をやめさせる会】中区・女性会館
 参加5人。朝日記者1名。今後の方針を決定。大木さんから差し入れ。ごちそうさま。

1月24日(水)「県政記者クラブ並びにマスコミ各社殿」記者会見を実施します
 日時:1月25日午後1時半頃/司法記者クラブ
 内容:公約違反「末広まきこ」参議院議員に対する「民事」損害賠償請求訴訟
 名古屋高裁判決に対する原告並びに支援者の「意見表明」

 上記訴訟に対する名古屋地裁の判決を不服とし、末広まき子元後援会長「大木康子」氏を原告に名古屋高裁へ上訴した件につき25日13時15分、高裁10階法廷にて判断が下されます。残念ながら任期中の辞任に追い込めず、7月29日投票の参議院非拘束比例代表制で、自民党から出馬が予想される末広まき子氏に対し、今回の判決の如何に関わらず『徹底的にその無責任無節操を追求し』次回選挙での不信任を確定させたいと願っています。

最近報道を賑わせているKSDがらみの事件を始め、人間として最低の矜持すら消え失せた政界に庶民の怒りは爆発寸前です。この怒りが従来通りの「諦めから無関心・絶望」へと転化しないことを心から祈る毎日です。旧世紀の「お上まかせ」の結果、もたらされたこんな世の中を《ホント「誰かなんとかしてくれ~!」「末広まき子をやめさせる会」設立世話人:宮永正義

1月25日(木)13:15【末広判決・控訴却下】名高裁:方針通り最高裁へ控訴
 TV、新聞マスコミほぼ全社に取り囲まれ記者会見。ニュースステーションでも報道された。末広議員をやめさせようと始めた活動が本命の万博反対よりメジャー化したようだ。やれやれ!
【マスコミ各社殿】以下の記者会見を実施します 2001年1月25日
 日時:1月29日(月)16時 名古屋市政記者クラブ
 内容:「市民の税金を万博や新空港、徳山ダムにつかうことの是非を問う」
市民投票に関する条例制定・請求署名活動の中間報告


 1月15日から始めた署名運動もほぼ10日が経過し15万筆の署名目標をめざし、多くのボランティア市民を中心に各団体、組織とも急速に活動を広げつつあります。今回はこれまでの「干潟と渡り鳥」「万博とオオタカ」という『自然環境と人間という感性の次元から問題の本質を問いかけてきた署名』と異なり、直接市民の「ふところ具合」に関わる身近でわかりやすい
『税金の使い方』を切り口に署名を求めています。


 駅やスーパー前、そして戸別訪問などでの反応は署名の名称は難しいが、話を始めると
医療費の値上げや介護保険問題、税金のムダ使いに「怒りの声をあげる」みなさんが非常に多く「予想以上に署名に応じて下さる」市民の対応に驚いている状況です


 1月23日時点で署名簿を渡した受任者数が4千名を超え、近々署名数も法定数
(3万4千0293筆)を超えると思われます。当日は1月28日の中間集計結果により
詳細な数字を報告します。「市民投票を実現する会」事務局長:伊豆原 直/
市民投票を実現する会 代表委員(文責)宮永正義


1月27日(土)13:30~16:40【市長選・野党候補公開討論会】市公会堂
 午前中に週刊誌「アエラ」編集部記者・宇留間氏からの依頼原稿を【旧世紀の遺物を
新世紀に持ち越す時代錯誤の愛知万博】という長ったらしい題で作成し、発信した。


 昼からは鶴舞公園の市公会堂へ。今度の名古屋市長選で再選を目指す与党相乗り現職に対し、マスコミに名前がでている対抗馬3人のうち牧野剛、大島良満氏と友人・知人の関係にあり、その三者揃い踏みの討論会で興味深く意見を聞いた。散会後、仲間4人で情勢を分析しつつ一献。更に牧野氏と二人「鶴舞から大須」まで歩き「角屋」で飲み直し、そこからまた栄まで歩いてしまった。話に夢中になると距離を感じないンですね。トホホ……

1月28日(日)9時半~13時「海上の森」13:30~14:40「土地トラストの会」
 久しぶりに仲間十人で森を歩いた。野鳥26種。午後土地トラストの今後を協議。

1月29日(月)15時~15:40【市民投票を実現する会】会見:市政記者クラブ
 14時半には着く予定が駐車場の順番待ちで5分遅刻。みなさん待たせてゴメン。で、早速、事務長と各代表委員で記者会見の打ち合わせ。中間発表なのにテレビ2社が来ていたのが予想外。受任者数が五千を越え法定署名数に到達。今後の取材を報道各社に要請し解散。

1月30日()12時半「市民投票に関し朝日へ今月最後の投稿」ああシンド!

 「掲載はどれかな?12月分投稿」の回答
(1)【十代のみんな!昔は良くなかった】中日東京本社「21世紀への手紙」12月1日
【貧しさ乗り越え自立した】中日「21世紀への手紙」 00年12月19日掲載

(3)【吹かせよう政治刷新の風】朝日「声」欄殿 2000年12月17日
【新世紀に吹け政治刷新の風】朝日「声」欄巻頭で2001年1月5日掲載

(4)【団塊の世代よ目を逸らすな】中日「発言」欄殿 2000年12月29日
【社会の閉塞感打ち破りたい】中日「発言」 2001年1月10日掲載
12月は「オリジナル」が4テーマで6本投稿、3勝3敗、テーマ別では3勝1敗だった。
(次回は「懲りず3度目!市民投票条例請求」の巻です)

2001年2月1日(木)【マスコミ各社殿】署名と街頭パフォーマンスを実施!
 ◆世間にはびこる「鬼」退治大作戦・もう黙ってらんない!堪忍袋の緒が切れた!
  平成の世直し『主役は』あ・な・た です

 《日時&場所》2月3日(土)朝9時30分~南区・笠寺観音/朝10時~中区・大須観音/朝10時~守山区・竜泉寺前/12時~中区・栄・三越前/13時~中川区・荒子観音
財団法人の資金垂れ流し使い放題の「KSD鬼」/領収書不要、天井知らずの外務省の
機密費「ネコババ鬼」/巨額の資金があぶくと消えた里山開発「喰い潰し鬼」/みんなで思いっきりウップンをぶちまけよう/扮装のボランティアの皆さん!演技ヨロシク>雨天中止

 「市民投票を実現する会」事務局長:伊豆原直/文責:同会代表委員 宮永正義

2月3日(土)10~12時【街頭署名】名東区藤が丘・生協前/11時半栄へ移動
 いちおー「市民投票を実現する会」代表委員なので住民票所在地の名東区で直接行動に
参加。新婦人の会と生協の関係者10人ほどと一緒に、生協と駐車場の間の路上で買物客に声をかけた。客層は熟年の女性がほとんどで、さすがに名古屋の新興高級住宅地、意識が高く、署名の効率がかなり高かった。


 共産党市会議員や生協幹部による署名呼びかけに続いて、マイクを渡され「では」と例のごとくながながとしゃべっていたら、どう見てもエリートの風貌の男性が小生に会釈して店に入り、買い物の帰りに署名までも……。絶対に会った覚えがあるのに名前が出てこない。
 えーっと、えっと?しゃべりながら記憶のファイルをめくりやっと思い出した。どこかのシンポでパネリストを一緒にし、何度か話したことがある中京大学・河宮教授だった。とうとう!ボケが始まったか?やれやれ、ふ~っ。昼から栄の三越前で新聞、TVに囲まれパフォーマンス!!
2月4日(日)8時45分本郷駅前集合【豊川・設楽ダム現地視察】18時半頃帰着
 娘の自転車で本郷まで20分。誰もいず一瞬あせったが、一回りして戻ったら3人来ていて、ほっ。買って1週間で本人も扱いがよく分からないというT氏の新車で一路、豊川市役所へ。名古屋から同行はオオタカの村瀬貞彦、英会話教室の高岡立明、名女大の八田耕吉、
植物の橋爪、無芸大飲の小生の計6名。


 10時30分。豊川市役所着。14階展望レストランで地元NGOメンバーと打ち合わせ。
さらに合流したメンバーと総勢18名が4台の車に分乗。同乗の愛知大学・市野和夫教授の
解説を聞きながら源流域をめざし、豊川の堤防道路を遡上した。初めて訪れた豊川だが、河畔林がかなり残されている自然度の高い素敵な川だった。


 途中3カ所の取水口に寄り、3時過ぎダム建設予定地にたどり着いた。現地ではわれわれの要請を受け、休日にもかかわらず「設楽ダム調査事務所長」と「調査設計課長」が待ちうけていて、丁寧に応対してくれた。かなりきついことを、言いたい放題で注文をつけたが、三河人とは違う「役人慣れした尾張のNGO」に押されっぱなしで「たじたじ」という様子だった。

 帰路、田峰で越冬中のオシドリを観察。最大の目的クマタカは曇りのうえ時間が遅く、終日、影も形もナシ。あーあ、やれやれ。ふだん縁のない三河だが、支援団体を立ち上げる方向で合意し、東名で一路名古屋へ。

2月5日(月)11時40分~13時頃「末広関連の中日発言を読み投稿1本」発信

2月10日(土)17~18時半「行動派・奥村さん来宅」オオタカ密猟バスターズ会員


2月11日(日)9時~12時半【海上の森探鳥会】屋戸橋から広久手コース
 集合に遅れ屋戸橋で一行に追いついた。海上の森くらぶ主要メンバーと万博会場予定地とその周辺を歩いた。オオタカ、ハイタカをバッチリ確認。風は身を切るように冷たかったが、
里山の自然はマンサクの花もほころび春を予感させるたたずまいで静かに息づいていた。

 「鳥合せ」は失礼して土地トラストの手続きの件で海上の森の住人・加藤宣夫氏を訪問。フランス語が堪能なフリーのツアーコンダクターで、オオタカ密猟バスターズ最強メンバーだった。夕方から入試対策のお仕事。


2月12日(月)11~14時頃「長良川シンポ・マスコミ文書&朝日投稿作成」
 在間弁護士にアドバイスされてと【河口堰住民訴訟・愛知】の田中万寿さんから17日の
シンポの広報を依頼された。早速マスコミ向けフォーマットを使用し、取材要請文書を作成。朝日新聞で市長選「候補者一本化決裂」の記事を読み、これではならじと、ついでに投稿も
作成、FAXで即、発信した。


2月16日(金)所要約2時間【市民投票】記者会見案内・マスコミ約20社へFAX
 【市政記者クラブ並びにマスコミ各社殿】  以下の記者会見を実施します
 《市民の税金を万博や新空港、徳山ダムにつかうことの是非を問う市民投票に関する
条例制定請求*》署名の提出〈*注:非常に長い名称ですが、これが正式表記です〉

 日時:2月20日(火)午語1時半~/ところ:名古屋市政記者クラブ
 内容:2月15日終了の集約署名数報告・署名期間中の経過と市民の反応
    2月20日・各区選管への署名簿・提出予定一覧(別紙)

 1月15日開始の署名運動は開始10日間で法定署名数34,029名を越え『外務省機密費流用、KSD疑惑、幡豆開発断念100億食いつぶし、原潜海難事故と首相のゴルフ会員権問題など』折から多発した積年のうみの噴出といえる、庶民の神経を逆撫でする許しがたい
事件、事故へのウップンと怒りからか、予想を超える反応の連続でした。


 新世紀早々《世も末》と絶望的にならざるをえない社会状況を変革し、再生する一手段として、名古屋市長と市議会は民意を問う「市民投票」実施へ向け、勇気ある英断を下されるよう要請する。「市民投票を実現する会」事務局長:伊豆原直/文責:同会代表委員 宮永正義

2月17日(土)13時半~長良川シンポジウム/
          14時半~16時市長選候補・第1回意見表明会

 【河口堰住民訴訟・愛知】の集会へ。33名。直前の取材要請だったが中日が記事にしてくれた。途中退席し、名古屋YMCAへ。市長選の公募候補者4名の討論会。参加者のかなりが見知った顔。即、一票を投じた。百名ほどのほぼ半分がマスコミ関係者。広報の絶対量が不足と直感した!

2月20日(火)13:30~14:10頃【市民投票記者会見】名古屋市政記者クラブ
 10時半、北区の自治労「市民投票を実現する会」事務局へ。記者会見用のアピール文を
修正。骨組みは変えず40分近くかけて20カ所以上の「てにをは」と表現を手直し。言いたい放題でゴメン。一旦戻り、13時集合で塾を出たが、ガス欠に気付き、あわててスタンドへ。
ふーっ、あぶないとこ。さてと支払う段になって、ぎょっ!財布がない!!あーあ。暖かいと
コートを脱いだのが失敗のもと。やれやれ、とほほ。


 で結局、ぎりぎり記者会見場へ。受任者8,091人署名数83,367人有権者の4.9%。
厳冬期としては成功だろう。なにより市政へ《長いものに巻かれっぱなし》の市民の意識と
関心を掘り起こせたのが最大の効果か。


2月26日(月)17時半~21時【いまこそ新生名古屋の実現を!】鶴舞勤労会館
 牧野剛氏の立候補アピール集会。ゲスト:作家・宮崎学、評論家・辛淑玉の各氏。低調な
予備選の最中の決起集会とあって今までの関わりもあり、1クラス休講して途中出席。

 まずは《予備選当選が先》だが、牧野氏では《外見と新鮮度の無さ》がマイナスイメージ。人相については人のことが言える立場じゃないが!終了後、市長選「牧野選対」中心メンバー
10数名と焼肉屋で今後の対応を相談しつつ打ち上げ。帰西23時。
(次回は「1月~2月分投稿」の巻)

(1)【成人式崩壊は世間の写し鏡】 朝日「ナゴヤマル」欄殿 2001年1月9日
 各地の成人式の様子を知り、その酷さに絶句した。もう式典ではなく無礼講のイベント会場のようだった。今年、成人式だった長男に聞くと「行かなかった」という返事。どうしてと聞くと「つまらないから」でオシマイ。女子にとっては和服のお披露目会。来賓の議員には全ての顔が票に見える絶好の自己アピールのチャンス。

 しかし、そんな祝辞を長々と聞かされる者にとっては、たまったものではない。若者達は知っている。大人達がどんなことをしてきたか。例えば仕事の大半が「入園・進学・就職の斡旋、官と民のもめ事の仲介、商売の口利き」の議員やそれを頼む支持者、どっちもどっちの欲得がらみの大人の世界を。騒ぐ若者達を生んだのは、日本をリードする立場にある大人たちだろう。
 現象的には成人式を中止するか開催形式を変えるかすれば、コトは簡単に解決するが、
問題の根は深く「金がすべて、こころ喪失」社会の《根幹そのものの変革を問われている》と
思えてならない。


(2)【旧世紀の遺物を新世紀に持ち越す時代錯誤の愛知万博】アエラ編集部1月27日
 2005年日本国際博覧会が昨年12月正式承認された。構想発表以来12年がかりの結果だった。途中、構想を「自然の叡智」「自然との共生」がテーマの環境博覧会に変更したが、もともとが公金をあてにした、バブル期の《巨大公共事業の誘致と推進》が本音で、万博はその「隠れみの」だった。

 名古屋と「車の町」豊田に隣接し、休日ともなれば市民が列をなして訪れる県内有数の里山《海上の森》を開発し、万博開催後は2000戸6000人規模の住宅を建設する構想だった。余りに非常識な計画に、植物や野鳥観察が趣味の庶民が「死にもの狂い」の声を上げて、
森での万博開催の中止を求め続けてきた。


 奇跡的に残された緑豊かな里山を破壊し、環境博を開催するという「矛盾ここに極まれり」の計画に対する批判に、一切耳を貸さず県職員の給与カット、私学助成金の減額、老人・教育・障害者予算の縮小とあらゆる犠牲を払い突き進んできた計画も1999年4月ついに、化けの皮がはがされる時がやってきた。

 それは「われわれが見つけた」たった1つがいのオオタカの予定地内での営巣の確認だった。予定地縮小に続き、翌年4月、外圧で道路と住宅計画を中止。海上の森の会場面積は
540
haから9.45haまで縮小され、メイン会場でもなくなった。

 しかし、森にこだわる県が最終的に会場とした南、西地区は植物や野鳥の生息密度が最も高く、オオタカの重要な採餌地でもある森の心臓部で、反対派の「聖域」ともいえる地域だった。IT技術が飛躍的に進化するはずの2005年に環境というネグラで胸ときめかないテーマの万博に一体誰がわざわざ足を運ぶだろうか。

 実質的な計画はまだ白紙の「環境」博に対し、今後会場につながる幅4m長さ2㎞の周遊回廊の建設中止、いまやお荷物と化した「海上の森」会場計画の見直し、「協賛企業への不買運動」、過剰な寄付金実施の企業への「株主代表訴訟」などを視野にいれ、税金を無駄使いする万博問題を追求しようというのが万博反対派の最近の動きだ。

(3)【新世紀の選択住民投票の道】朝日新聞「声」欄殿 1月30日
 地元の自然保護団体の反対や世論の異議を押し切って実施された諫早湾の干拓事業をめぐり、有明海周辺の養殖ノリ不作が大きな社会問題になっている。これら一連の漁業被害は全て反対派に予測され指摘されてきたことである。分かっていてどうしてこんなことになったのか。
 公共事業が議会の多数会派の意向と、それを受けた首長の認可で決まってしまうからである。受益者負担のはずの公共事業実施が、住民は負担のみで、選挙というくびきを背負った議員と工事を請け負う業者、それにからまる官という三者の「闇の受益者」による利益誘導を最優先してきた結果がこの惨状だろう。

 公共事業は必要である。しかし有権者は選挙で選んだ議員にすべてを白紙委任したわけではない。「直接民主主義が機能していない」と住民が判断し、条例などに基づく正規の手続きをクリアーした場合、間接民主主義の一手段である「住民投票」を積極的に実施することこそ、閉塞した民主主義に「風穴をあけ」新世紀に希望をもたらす道の一つではなかろうか。

 事業に住民の総意による合意があれば、いかなる結果でも甘んじる他なく、問題は起こらない。無論、可否の判断の前提となる当該事業に係わる情報の徹底的な公開が住民投票実施の際の最低条件だ。これまで通算三度の住民投票条例制定請求のボランティア活動から、
いつかは来る春の曙光を待ち望む日々である。


(4)【国会議員って一体なにもの?】中日新聞「発言」欄殿 2月5日
 自民党入党は「公約違反」と提訴したことへの投稿を読み関係者として、まず国会議員とはと考えてみた。党籍を含め、所属選挙区の有権者の代表として国政に派遣された「代理人」で、KSD事件のように金で丸抱えはひど過ぎるが《代議士》の字面通り、支持者の国政に対する意向を最大限、代弁し、公約を実行するのが仕事のはずだ。無論、知名度だけで末広議員を選んだ有権者にも問題があろう。

 しかし公約が口約束と「政治の現実」を知りつつ、一縷の望みをかけわらにもすがる思いで候補者を信じて投票したのだ。どの党に入るのも自由だが、その前に「選任」に対する
義務があり掲げた公約に責任がある。

 「当選後なにをどうしようと個人のお好きに」と白紙委任したわけではない。議員の職責を
私物化した代議士に対し、残された手段が選挙しかないのは民主主義以前の問題で、
絶望的だが「選んだ責任をとる」行動を仲間と共に、今後も断固貫ぬきたいと思う。


(5)【変革の風吹け名古屋市長選】朝日新聞「声」欄殿 2月13日
 偉大なる田舎と言われもした名古屋の市長選が面白くなりそうだ。前世紀末に早々と現職が再選出馬を宣言し、共産党を除く全党相乗りの支援団体が1枚2万円、6千人規模の政治資金パーティーを実施するなど、相変わらずの金まみれ、利権まみれの出来合い選挙かと、いったんは見放しかけていた。 

 が、ここにきてやっと無党派を中心とする市民グループが、立候補表明者の強い要求に押され、難航の末、野党候補の一本化に向けまとまりつつある。新世紀を迎えても底冷えの厳しい経済状況が続く中、連日報道される政治がらみの事件、事故や常識、道徳が地に墜ちた
世相に、政治に期待せず無関心だった有権者の視線も厳しくなっている。


 従来型政治の典型といえる「中部国際空港、愛知万博、長良川河口堰、徳山ダム」など巨大公共事業の推進をめざす現職と、これに対し、事業見直しを柱に環境、福祉に軸足を置く無党派を支持母体とする新人の一騎打ち。保守と革新、現職と挑戦者が対立軸を鮮明にし、本音の信条で正々堂々と選挙に臨めば、有権者の関心も高まり、閉そくした時代の壁を破る希望が見えてこよう。
 名古屋市民がどちらを選択するかで21世紀の日本の「行く末」を占うものとさえ言え、
有力な野党候補の擁立を期待し興味津々で市民グループの動向を見守る毎日である。


(6)【秋愁期みんないつか行く道】中日新聞「暮らしの作文」欄殿 2月13日
 88歳の父がいる。数えで20(はたち)の徴兵検査から36歳まで10年近くも兵隊にとられ、運良く復員したものの日給月給の工員暮らしで、酒が入ると人が変わり暴力を振るう散々
苦労させられた嫌いな父だった。

 それも12歳からの丁稚奉公で苦労の末に身につけた下駄職人の腕が斜陽化で水の泡と
いう境遇だったと、大人になって初めて知り「呑むしかなかったんだ」とわかり、辛い記憶は
ほろ苦い「ため息」に変わった。


 5年前に母が亡くなった。貧しさにおしひしがれたみじめな青春時代だったが、今生きていられるのも親がいたからこそ。そう思い、1人暮しが難しくなった父と2人で暮らすことにした。
3度の食事の用意に掃除、洗濯、買物、仕事そして市民運動。親子2人の必死の半年が過ぎた頃、父が脳梗塞で倒れた。正直いってほっとした。幸い同じ町内の病院に入院できて、
以来手厚く看護を受けている。


 そして迎えた新世紀、自分の老後を考えるようになった。理想に燃えた「70年安保」から現実の「経済的豊かさ」追求に乗り換えた団塊の世代が定年を迎えるまでは大丈夫。問題はその10年後。逆台形の人口分布図の底辺となる若者達が我々を支えるのは無理だろう。今さえ良ければと破綻財政を見過ごす政治はあてにならず、社会保障は最悪で現行の半分と覚悟した。
 しかし昔を思えば衣食は毎日が盆と正月。幸い粗食で鍛えた丈夫な体とめげない心が自分にはある。必ず来る「迎えの日」まで節約、再利用をモットーに、最低の費用で最良の余生をめざし、毎日を最期の日「一日一生」と定め、何事も笑い飛ばして明るく生きていきたいと思う。
(7)【子供の未来は大人の写し絵】中日「発言」欄殿 2月22日
 30で脱サラ。選んだ仕事が塾だった。都会の貧乏暮らしで「電気代がもったいない」と叱られ、トイレやふとんの中で、懐中電灯で本を読む子供時代だった。求めない限り情報は何一つ得られなかった。
 迎えた新世紀、豊かになったが子供を取り巻く環境は悪化の一方だ。物心ついたときから
あらゆる情報が無差別に注ぎ込まれ、本音の洪水で「世の中こんなモノ」と大人の常識が
小学校高学年で「当たり前」の知識となるありさま。


 役所と漁協を抱き込んだ市長の公金横領、高裁判事に女房の逮捕を事前に教えた検事、機密費を女性や馬につぎ込んだ外務省幹部、KSDに議席を買ってもらった国会議員、練習船が原潜と衝突しても、もらった会員権で賭けゴルフを続けた首相『勉強がすべてじゃない、正直に生きよう』必死に訴えても「なに言ってんだ」と鼻であしらわれてしまう。

「みんなうまくやっている。運の悪いのがバレただけ。世の中金さ」塾生の90%が携帯を持ち、大人顔負けの情報量。なにより大人が変わるしかないが、その曙光はまるで見えない。
一体、この先どうなるんだろうか。(*初稿が掲載されたリユース稿はカットしました。1月3本
2月4本で合計7本。そのうちアエラの注文原稿は「週刊金曜日のボツ稿」の改訂版

こらこら!さてこのなかで採用されたのはどれでしょう?)
   

第65回:「実録名古屋市長選/3月投稿/4月日録・父彼岸へ旅立つ」

01年3月2日()12:40~14:30「長良川河口堰・判決」名古屋地裁
 マスコミから「入廷風景を取材したい」と要請があったと在間弁護士からメール。
急遽、電話とメールで呼びかけた。金城学園大学・伊藤達也助教授引率の
「花の女子大生」4名を含む23名が傍聴に参加し、やれやれ。

 判決は予想通り敗訴。だが却下ではなく棄却で、審理した上での判決だった。
審理不尽だったが、今後の法廷論争への道が開けたと解釈できる判決文で、
負けは負けでも未来への展望が開けた。夜、帰宅の途中、丸山さんの「ハムティバイナ」
に寄ったら牧野氏が来ていた。関心があるというので判決文を解説?してみた。

3月3日()【マスコミ各社並びに長良川河口堰関係者各位】2001年3月3日
 「河口堰住民訴訟・愛知」判決を受け原告団会議を開催します
諫早湾の次に『開けろ』長良川河口堰水門開放は天の声もう流れは止まらない
日時 3月10日()14:00~16:00
場所 名古屋YWCA・会議室:栄・愛知県芸術センター前

 訴えが全て棄却された判決へ今後の対応を話し合います。今までの門前払いの却下
ではなく、棄却との採決は審理不尽で不満ですが、裁判所が土俵を用意してくれました。
時代の風はいまや我々の味方です!

 巨大公共事業に最初に異議を申し立てた長良川河口堰。先駆者の苦悩が歓喜に変わる
日の訪れはもうすぐそこ。どんなに勝ち目の無い戦いでも、道理の通った者が最後は勝つ。真摯に受け止め、過去のいきさつや面子を捨て、未来に向け『長良川河口堰の水門を
ひらけ!』そして『運用中止の英断を!!』「長良川河口堰住民訴訟・愛知」」事務局
代表:伊藤達也:金城学院大学現代文化学部/【文責&問合せ先】原告:宮永正義

3月5日()21時半過ぎ「名古屋市長選・対策会議」牧野氏と選対幹部が集合
 結局、市民グループが分裂したまま2つの予備選の結果が公表され、牧野氏は共に3位。ただ共産党が支援した梅村氏の票が異常に多く、余りにも見え見えで興ざめする程だった。牧野氏は《本家?言い出しっぺ》の「市民ネット」で得票1位だった元神戸大学・大学院教授
・鷲田豊明氏と会い、それから自身の進路を決めるとの由

3月6日()11時~13時半頃「投稿を2本作成」ダメもとで朝日・中日にFax

3月7日()21時半過ぎ「牧野選対」丸山代表、井戸副代表と会い情報収集
 丸山さんの蒙古料理店に寄ると、顔を隠している人がいたずらを見つかった子供の
ような表情のかなりデキあがった*井戸さんだった。名古屋市長選・牧野支援団体の
(既に終っていた)今夜の会議の決定事項を聞いた。(*井戸孝彦・国労名古屋幹部)

3月11日()18時~20時頃「NGO・環境を考える会」準備会 本山生協
 愛知万博検討会議の市民版を「全県の市民団体や個人」に呼びかけ結成しようというもの。自然保護に加えて、経済問題も視野に入れ、環境を軸に幅広く声をかけて集まり、巨大公共事業の暴走をくいとめる方策を討議し、実行に移し、強力な圧力団体となるべく連合しようと
同意した。参加15名。散会後、本山のインド料理店で、ほぼ全員初めてのエスニック料理を片っ端から注文、賑やかに懇談。

3月12日()深夜ニュース【うのていお氏出馬】/午後【牧野15日出馬」封書到着
 深夜の「宇野氏」出馬のニュースを見て、牧野氏あてに『出馬を断念するよう』要請のFaxを送ったのが午前9時過ぎ。ところが午後になって【新生名古屋の実現を!市民の会】から
「牧野出馬決定」の内容の集会案内!やれやれ、どうなっているのか。死ぬほど考えた末の本人の決断だろうが……

3月14日()19時半「プロジェクトM」で牧野氏記者会見:千種区内山・三井ビル
 いつも通り丸山さんから情報を貰おうと出かけたら、Mでなんと事実上の出馬会見中。
終了後、場所を変え、決戦を前に気勢を上げようという雰囲気だったが、飲酒運転厳禁の
自戒から静かに帰宅したのデシタ!

3月18日()13~17時「中小企業福祉会館」国労緊急集会:大須演芸場隣り
 4党あっせん案を認めた国労の決定に同意しない名古屋地本の集会に参加。
まったく先の見えない戦い。国労名古屋地本・闘争団の持久力と根性にただただ、
脱帽するのみ。打ち上げ後、解散21時半。

3月19日()14時~16時頃「市民投票署名簿提出」記者会見 市役所5階正庁
 市条例制定に必要な有効署名数(選挙人名簿登録者数の50分の1)の34041を越え、
提出数83613人、有効署名数が79148人、4.65%に達した。しかし市議会の構成から否決は確実の状況である。「市民の税金を万博や新空港、徳山ダムにつかうことの是非を問う」市民投票の条例制定請求は否決されても、時代の流れは止められません。!

3月20日()13時~15時頃【愛知環境市民会議(仮)準備会】本山生協文化会
 19日就任の堺屋太一、万博協会最高顧問の記者会見の内容を確認し、今後の対応、
参加の呼びかけ、会の名称、日程などを相談。宇佐見(愛知学院大教授)、加藤(瀬戸市議)、堀(愛知県議)、鷲田(元大学院教授)、高岡、井戸、参加7名。

3月21日()【パリ映像博の情報から投稿2本作成】&仕事:終日メール作戦
 なんと04年5月から3カ月、パリ近郊で国際映像博開催とのビッグニュース

3月25日(日)【愛知の環境と開発を考える市民フォーラム】準備会:本山生協

 【聞いてよ!おじさんの独り言】 ハッキリいって本業は創業以来?最悪!
名古屋市長選の行方(5)<(1)~(4)はくらぶ通信と同封の「メールのコピー」にあります>
 18日の〔国労名古屋の集会〕の打ち上げで《牧野選対・実働部隊》幹部、井戸、藤田の
2氏に焼肉しつつ2時間近くも《絶対的不利としか思えない状況》をいろいろ言ってみたが
「牧野で選挙」を確認するに終わった。

19日市役所講堂に署名簿を積み上げ、市長代理・参事に正式提出。関係者百人近くと
〔革新県政、新婦人トップ〕勢揃いに対し、市民グループ代表は小生1人。署名簿提出より
候補「うのていお」氏の顔見せ集会という雰囲気でやれやれ。井上代表が「誰だこんな手配をしたのは」と事務方にイチオー言っていたが、小生を意識した発言の印象。横断幕を持ち
テレビカメラを前に顔売りモード全開の「うの」候補。目に余り、つい挨拶で嫌みを一言。

 さすが気がひけたか、遅れて到着の影山氏と「うの」氏の2人を【名前だけ】紹介。
終了後、誰かに言われたのか「うのです!ヨロシク」と小生に挨拶にこられた。『お互い正々
堂々とやりましょう』とりあえず握手。記者会見後、お茶したとき、つい『牧野の顔写真を
持ってきて隣に並べれば良かった』とイタチの最後っぺ。

 20日「愛知環境会議」設立準備会の帰り際、県議の堀氏が「ちょっと時間あるかな?」
用件は市議選がらみで「刺客といわれても、最後まで1本化を諦めずに、かけずりまわります。最終的な段階になったらお願いしますよ」と立ち話。うーん、かなり自信たっぷりだったが
どうするのかな?

 21日「牧野が候補ではみんなを押さえきれない。悪いが今回は〔うの〕で」と白木氏からTEL。22、23日と影山氏からTEL。なんとか1本化をと『思いは同じ』だが、でるのはため息のみ。25日「水田氏を含め最終的な1本化のための対策会議」を開こうという影山さんの案はボツ。26日丸山氏から《双方の擦り合わせ会議へ動員がかかる》が仕事で失礼。市民グループと共産党の候補一本化の前途は遼遠!こんな毎日はヤダね!

3月26日()博覧会協会へ公開質問状提出/14時~14:30県庁で記者会見
【県政記者クラブ並びにマスコミ各社殿】 以下の行動を実施します
〔堺屋太一万博最高顧問〕発言に関し公開質問状を提出
日時 3月26日()13:00~(提出)
場所 博覧会協会:名古屋駅前ダイアビル4階・市民参加G係
記者会見 同14時頃~県政記者クラブ・愛知県庁本庁舎・3階

 愛知万博についてほとんどの国民が無関心のなかで、万博に関心を寄せる《数少ない》
市民が、3月20日報道された堺屋最高顧問の「ツルの一声」で今までの全ての博覧会計画が「白紙に戻る」かのような印象を受けています。協会が常に言われている「市民の参加なく
して万博の成功はありえない」を確認するためにも、その疑問を解消しうる回答を期待し、
市民グループを代表し本日、公開質問状を提出します! 「愛知の環境と開発を考える市民フォーラム」(仮称)呼びかけ人:宇佐見大司・影山健・加藤昌・水田洋・宮永正義【文責&問い合わせ】 宮永

◎《報告》名駅前の協会本部を加藤宣雄、宇佐見(愛知学院大学法学部教授)、小生の
3人で訪問。予想を上回るマスコミの数でテレビ5社、新聞全社から取材を受けた。
県政記者クラブでの会見は宇佐見氏とふたり。反応は上々だった。

【掲載はどれかな?1月2月の巻】
 回答
絶不調1勝5敗1分け《アエラは注文原稿で》。1月は仕方ないが2月がムムム!
 
【変革の風吹け名古屋市長選】 朝日「声」欄殿 01年2月13日投稿
【変革の風期待名古屋市長選】 朝日「声」欄巻頭に掲載 01年2月19日

★「3月投稿まずイキナリ付録」《生臭すぎて掲載は無理!》で関係者とマスコミのみ発信
【茶番の予備選名古屋市長選】万博反対の皆様並びにマスコミ各位 01年3月3日
 名古屋市長選の予備選候補、牧野剛氏を支援する集会の会場で「その必要のないはず」の牧野氏への投票が呼びかけられていた。ということはと、翌日、革新県政の会へ電話すると
幹部が「みんなに登録するよう言った」と動員を認める発言。(*登録しないと投票できない
ため、牧野以外の特定候補へ投票を集中させる方策)

 『牧野氏が「候補者の最終決定に向け4者(*)会議の開催を申し入れる。だめなら予備選から脱退する」と言っているようだが』と、友人の立場からの情報と断って聞いてみた。すると即座に「それは困る。今までの一本化の努力がムダになる。ただ牧野陣営の阪野氏が〔梅村氏だと40%くらいの力になってしまう〕と言っていた」と突然、固有名詞が出てきた。重ねて「(梅村氏に)万博反対を入れたさせたら了解してもらえるか」との発言もあった。『牧野氏本人に聞いてくれ』と言うしかなかった。(*共産党・予備選主催団体・主要2候補の4者)

 一本化は無党派の望みだったが牧野氏の辞退が前提のようで、その後、別の幹部からも「牧野氏と連絡が取れないが、そちらから連絡できないか。候補2人は困る」と梅村氏当確がやはり既定路線ととれる発言 予備選を呼び掛けた市民団体が共産党との関係を巡って分裂後、前回市長選で梅村陣営だったグループが共産党と手を組み、同じ候補で選挙をしようと画策していたとはまさに知らぬが仏、おどろきもものきさんしょのき!ただただ絶句するのみ。

 末広まき子で懲りたはずだったが、ほんと政治は分からない。共産党と革新系一部市民グループが談合して当確候補を決めていたとは《小学校の生徒会選挙レベル》にも届かない
茶番劇で《市民の中から名乗り出た候補で予備選をし、新進気鋭の候補を選ぼう》なんて
『いっとき夢を見たんだ』とため息と共に諦めることにした。(以下3月投稿分)


(1)【庶民の夢破る幻の予備選挙】 朝日新聞「声」殿  01年3月6日投稿
 3月5日、名古屋市長選の予備選の結果が公表された。共産党を除くオール与党の支持を得て再選を目指す現職に対抗できる統一候補選出が最大目的だった。しかし庶民を蚊帳の外に紆余曲折の末、期待は破られた。 4月22日に投票の市長選を控え、出馬要請を受諾した2人を抱える団体と、公募に応じた3人を擁する団体がそれぞれ予備選を実施したが、
開票結果の扱いで意見が割れ、得票を合算せず別の候補をそれぞれ1位と発表した。

 皮肉なことに分裂の原因となった《共産党が支持し、合算すると得票数が1位だった候補》は政党色を嫌い分裂を決めた公募グループの中心メンバーが前回の市長選で擁立した人物だった。ねじれた原因は党派の好き嫌い、運動のための運動に終始した眼高手低の市民団体の未熟さだろう。選挙である以上動員したほうが勝つことは最初から分かっていたはず、
それが開かれた自主投票の避けられないジレンマ。

 原理原則を掲げ、現実に対応できない度量の狭さ、頭の固さ。政治に不満をにえたぎらせている有権者は多いはず。相手のピンチは味方のチャンス。吹き始めた変革の風に乗るには行きがかりを捨て、あっと驚く捨て身の作戦しかない。その希望も風前のともしび。新人の
出現で何か起きないかとの期待は生徒会選挙並のドタバタ劇に『予備選登録費500円ナリ
を払っていっときの夢を見た』と、ため息と共にあきらめることにした。


(2)【庶民の夢破る幻の予備選挙】 中日新聞「発言」殿  01年3月6日
 名古屋市長選の予備選が実施された。野党統一候補選出が最大の目的だったが、候補の一本化に失敗し、2つの予備選で1位だった候補が共に立候補を辞退する結末となった。
 ねじれた原因はいまだに引きずるセクト抗争。出たい候補者の意向より主義に固執した市民団体の硬直性にあった。原理原則を掲げ、現実から目をそらす感覚の古さ、器量の無さ。予備選で組織が支援する候補が勝って当然で、その対応に失敗し、政治に不満を煮えたぎらせている有権者の声を掬いあげられなかった。

 《大学教授に会社経営者、コンサルタント業》と名乗り出た新人から候補を選び、変革の風を吹かせるはずが、裏工作で決めた候補で《組織を動員して予備選挙を乗りきり》、手垢のついた既成候補でまた選挙では現職に対し勝ち目はない。
久しぶりに面白い選挙になるかと期待をかけた公募劇も役者が揃う前に黒子がこけるドタバタ劇で幕を閉じた。もやもやと立ち
こめる不満や怒りを爆発させてくれる「平成の坂本龍馬」の再来を待ちこがれ見果てぬ夢を
追う日がまた続きそうだ。

(3)【一体どうなる愛知の環境博】 中日新聞「発言」欄殿  01年3月21日
 愛知万博計画に激震が走った。自然豊かな里山を開発して環境博を開き、跡地を住宅地にする矛盾極まる計画に10年近い自然保護団体の反対運動が続いた。挙げ句昨年末、
反対派を含む官民の代表28人で万博問題検討会議が結成され13回にも及ぶ議論の末、
会場計画案を決定した。しかし元経企庁長官・堺屋太一氏が愛知万博最高顧問に就任し、
これまでの計画を見直すとの見解を表明した。今までの全てをあっさり1個人がボツにできる万博計画とは一体何なのだろう。

 おりしも3月3、4日合併号のフィガロ紙によると2004年5月から3カ月間、パリ近郊での
万博開催が博覧会国際事務局総会で3月28日に承認の見込みという。映像をテーマに
24haの用地に円形広場(6000m
2)、3つのテーマ館(各3000m2)、24の映像上映施設
各国パビリオンを設置。入場見込み800万人で予算は18億フラン(1フラン17~18円)
うち12億フランは入場料で賄うという。

 官民が賛成し、細部まで決定した万博が花の都パリ近郊で愛知の前年に開催される。娯楽性ゼロの「環境をテーマに同工異曲の展示」で半年後の開催へ向け、大失敗覚悟でこのままドン・キホーテの戦いを挑むのだろうか。いずれにせよ混乱を極める愛知万博に明るい未来はなさそうだ。


(4)【強力ライバル絶望愛知万博】 朝日新聞「声」欄殿  01年3月21日
 フランスのパリで2004年に映像万博が開催されることが決定した。インターネットやフィガロ紙によると開催地は「翼よあれがパリの灯だ」で有名なリンドバークが着陸したル・ブルージュ空港に隣接する公園で場所、交通の便とも絶好の位置だ。5月から3カ月間、世界最先端の映像関連情報を提供する万博となる。ハード面の構想は決定済みで、入場予想数800万人、予算18億フラン(1フラン17~18円)の計画だ。

 一方、2005年国際博(愛知万博)は誘致表明以来12年、開発か環境保護かでもめ続け、計画変更を繰り返した挙げ句、反対派を含む委員28人で構成する万博問題検討会議が
13回もの討議を重ね、会場計画のみようやく決定した。しかし3月19日に愛知万博最高顧問に就任した堺屋太一氏の鶴の一声で、計画を振り出しに戻し、もともと未定の中身は無論、
すべてこれからという雰囲気にある。国内に新設される映画や海に関するテーマパークなど
の強力なライバルに加え、半年前に「花の都パリ」で映像万博が開催されるとなれば、
素人目にも愛知万博に勝ち目はない。

 愛知の中止を見込んだ究極の選択とさえ思え、明るい展望が何一つなく映像という主要展示手段に二番煎じが避けられない愛知万博が取る道はもはや開催権の返上という選択肢しかないのではなかろうか。

付録その2【愛知の環境と経済を考える県民会議(仮)】設立集会 01年3月23日
 日時:3月25日()午後6時~/場所:生協文化会館・名古屋・本山
 標記市民団体の設立をめざし既に3回の設立準備会が実施されました。
愛知の自然と環境に関わる団体、個人を網羅した全県的なスケールでの統一組織を、
幅広くみなさんに呼びかけ、結成しようというものです。

 無論、動植物、山、川、海、湖沼などあらゆる自然環境とその住人が保護、保全、回復の
対象となりますが、その実際的行動には経済的側面の議論が避けられず、上記のような仮称をつけています。一部に特定政党の関係者の参加を危ぶむ声もありますが、何党であれ自然を守り県や市の健全な財政運営を願うのであれば個人、団体に関わらず、共に手をつなぐ
ことになんら問題はナイと、宮永個人は考えます。

 19歳から35年間にわたり日本野鳥の会への入会、退会を繰り返した出入りの激しい関係から、口は出すが何もしない鳥オタク、虫オタク、花オタクには正直いってうんざりしています。どんなことであれ社会的に発言をすれば、すべてそれは政治的にならざるを得ません。
人間は政治から逃れられません。

 左とか右とか無党派とか、文句だけで何もしない「健全な庶民」にはホント、正直まだるっこしく、腹が立ち、歯軋りばかりしています。『コラあ~、オマエらなあ!ったく、も~』我が輩の頭髪が発毛途上になった原因もそのせい?!と信じているくらいデス。

 とにかく何もしないより、したほうがマシなときは最善はむりかもしれませんが、次善、三善でもいい、まずは行動です。さあ、一緒に声をあげてみましょう。そして堺屋発言で振り出しに戻った愛知万博計画に強烈なパンチを浴びせ【海上の森】から【汐川干潟】【藤前干潟】【伊勢湾】【長良川】【徳山ダム】【設楽ダム】などと続く、環境破壊のオンパレードをなんとか辞めさせる《始めの一歩》としませんか。

 個人、NGOのみなさんの賛同を期待し加入を要請します。〈転送歓迎〉『やるったら、
やろうよネ、みんな』<尚、正式な事務局は25日の会で相談の上、決定する予定です>
以上:設立呼びかけ人(文責)宮永正義

   

【海上の森くらぶ通信】からのお知らせ 01年04月01日
 会員の皆様:メール通信〔雀の夜喋り(よぐさり*)〕を発信し始めました。一部を同封しました。不定期に各種情報も発信します。メールアドレスをお持ちで受信OKの方は宮永あて、メールで申し込んで下さい。意見、感想など、どしどしお寄せ下さい。お待ちしています。(*雀が集団ねぐらで夜中にジュクジュク塾?と鳴く寝言デス)次回は「父、彼岸へ旅立つ」の巻

4月1日(日)朝日新聞本社「論壇」宛:投稿1本作成&発信
 新年度スタート。教職から《定年退職組》や不景気による《リストラ組》の新規参入で塾の
数が異常なほど増えたのに加え、少子化が極端に進み、さらに《費用対効果の点から親も
賢く?なり》塾に通う生徒の数が激減、知る限り、どこの個人塾もみな青息吐息。
 ひょっとして申し込みに1人でも来たらと<休みでも教室を留守にできず>気を紛らわしがてら?投稿を作成。しかし問い合せ電話1本すらなく、待ちぼうけの1日デシタ。やれやれ。

4月7日(土)10時~14時半頃 遅れに遅れた【海上の森くらぶ通信】制作と発送
 日記代わりに、その都度、活動報告を入力しているが、最近ようやく順調になったEメールに夢中になったのと、加えて年度替わりの生徒補充の「やきもき」が重なり、つい発信が遅れ、
これはイカンとあわてて仕上げた。かなりピンチですがへこたれません。人生、山あり谷あり、しぶとく生きています。まけてたまるか!この~!!

4月8日(日)9:40~16:30【西区市長選ポスター張り・自転車作戦】実施!
 朝9時半、高岡さんから「選挙ポスター2種(*)のどっちを何番に張るの」との問い合わせ。「座っている方」のを1から3のあいている番号のトコに……と、いい加減な返事。
<選挙事務所から連絡なんかないので、よそがもう張っていることを前提に判断して、
この回答>(*前回知事選の経験から途中張リ代え用に2種作った)
公認ポスター
 今回は全域をママチャリでまわり1日で済ますことにして早速スタート。
掲示板の設置場所は公園、神社、寺院、小中学校、公営住宅・団地、旧市街では
民家の塀もあった。どこもかしこも桜が満開、花霞(はながすみ)、緑鮮やか、風かをり、
町並みは前回の知事選のときとは、見違える程良くなっていて、天下太平!無事平穏。

 春だなー。しかし、ぴったし真横に車が停めてあって《ポスターが見えない状態》の掲示板が10カ所。墓地と堤防の間や、倉庫と畑の間や、わざわざ人が通らないところを選んだ?と
しか思えない場所が20数カ所。いつもながら、だんだん腹がたって来た。

 駅やバス停や主な交差点など、人通りを意識して「見てもらおう」という位置の選定など、
配慮はマッタクなし。宣伝効果無視。あーあ、やれやれ。9時40分に出発、休憩15分を挟み、庄内緑地公園着16時04分。帰宅16時半。大都会の下町から、郊外と接する田園地帯の周辺部まで、都市化の現状がハッキリ見えた。

4月9日()13時~14時頃【暖か日差しのなか、父と車イスで散歩】
 ヘルパーさんから「昼間寝て夜中に起きて非常に困っている」との申し入れ。でアドバイス
通り、昼過ぎから1日おきに小1時間、町内1周の散歩作戦を開始し1週間たった。
モクレン、レンギョウ、雪柳、桜と毎日、日替わりで花が満開になり、春爛漫、最高の季節だ
(4月に合計10回ほど散歩、ゆったり水入らずの時間だった)。

4月16日(月)10時40分頃から【市長選ポスター、お色直し作戦】約2時間
 親父が危篤状態を行ったり来たり、本業もそれどころじゃなく、選挙で協力できるのは
ポスター張りぐらい。バス通り、表通り、スーパーなど人目につくところだけ、
20カ所ほどを自転車で張ってまわって、オシマイ。

 【聞いてよおじさんの独り言】 開業以来最低から腹をくくって再出発
 4月20日の朝日朝刊、江口悟記者の署名記事「愛知万博『堺屋発言』で迷路に」を、
お読みになりましたか。当然のことですがきちんと正確に万博計画の現状を伝えています。
 しかし、署名記事の結語にある「愛知万博は開催まで4年を切った。しかし道筋はなお
定まらない」が万博関係者の最大公約数の現状認識を象徴するように、マスコミは無論、
賛成派も反対派も、どうでもイイ派も、全員がこの見解に納得してしまうBIE登録済み
「愛知万博計画」とは一体なんだったんでしょう。

 特に計画策定の当事者にとって堺屋発言は、ギネス挑戦「ドミノ倒し」決行前夜!地震!
にあい、汗と涙の結晶200万個がぜんぶ倒れてしまった!!気分でしょうね。堺屋サマの
おかげで万博計画は完全にもう「死に体」「お陀仏様!」です。

 堺屋氏は「誰も責任をとらなくてすむ、最も安全確実な万博中止の刺客として、愛知に
送り込まれた」という見方が『うがちすぎでない』とさえ、最近の情勢から思うようになりました。(まあ、そうは簡単に問屋がおろさないでしょうが)このままもめて関心が失せ、気が付いたら中止になっていたというのが理想ですが、事態はどうやらその方向にむかいつつ?ある
よう?です??と、ここまでは失業寸前の我が輩の日常とは縁のない世界のおはなし。

 で、話が変わって20日深夜3時、電話でたたきおこされた。「とうとうきたか」かけつけると、なんとチューブだらけの親父が「動いて手に負えないので朝まで付き添ってくれ」とのコト。
うーむ。3年前、最初の心筋梗塞は危篤といわれて1日、2日と付き添い泊が重なり、
結局14連泊目で命をとりとめた。こっちが5kgやせて病気になりかけた。

 2度目が7連泊、3度目5連泊、そして今回?順番からいうと3連……、コラコラ!ベッドの下にスライド収納できる《キャスター付き》たたみ1枚サイズの「戸板式寝床」で、毛布1枚かけて着の身着のまま横になるだけ。寝袋1つで日本中を野宿して歩いた経験と、どこでも眠れる
身体に産んでくれた親に、ただただ感謝するのみ。

 しかし生きるのも大変だが、死ぬのもホント大変だ。結局一睡もせず朝9時に帰ってきた。経験から3日徹夜すると熟睡できる!今夜からいつまでかは分からないが、多分これが最後となる付き添い泊が始まった。今までの人生を振り返る絶好?の機会になるかも・・
 仕事やら私生活やら、身から出たサビとはいえ難問山積、あめあられ。溜め息と しょーがないの口癖で、自分にも来る《お迎えの日》までうだうだと悩み考え、生きていくっきゃナイと結論はとっくに頭ではわかっているんですがねっ。さあ、また元気をもらいに海上の森へ行こう。

4月22日(日)13時~18時頃【名駅前、金山、栄・三越】市長選・牧野氏応援活動

 影山、井戸氏から相次いで要請があり、選挙戦最終日くらいはと、とりあえず参加。名駅前はナナちゃん人形前で3分間?金山では街宣車の上で10分間スピーチ。栄ではチラシ配りでいちおー役目を果たし退去。危篤状態の続く父の付き添い泊、今日で3泊目に突入

4月25日(水)【マスコミ各社殿】 以下の行動を実施します
  日時 4月27日()9:30~10:00
  場所 自治センター4F・大会議室・名古屋市中区三の丸
  集合 同日 9:20自治センター1Fロビー・市役所新庁舎北隣り

 影山健氏が愛知県に対し、愛知万博に関わるBIE調査団の関係文書全てを情報公開請求したところ、非開示決定を受けたため、愛知県公文書公開審査会に異議申し立てをした。
その結果、上記日程で意見陳述の機会を得られることとなった。これは旧情報公開法に
基づく手続きで、旧法の欠陥を露呈するものである。

 参加予定者は下記の3名です。陳述人:影山健(万博やめよう県民会議代表)、
付添人:宮永正義(万博オンブズマン代表)、付添人:弁護士1名<出席者は届け出制で
最大5名限定で、3名が決まっています>【文責&問合せ】 宮永正義(ただし宮永は
緊急事態で不参加の可能性があり、その点ご了承下さい)

4月26日(月)0時46分「実父:宮永庫二郎儀」永眠致しました。
 「あと1週間がヤマです」と告げられて、9日目の深夜でした。姉弟全員が臨終をみとることができました。享年89歳でした。「いのち」が終わる瞬間を、この目でシッカリと見届けました。
 10代後半から酒、タバコと縁が切れず、吸い放題、呑み放題の毎日でした。84歳で胃を
半分摘出する手術の前日まで、3日で1升のペースで呑み、入院してもコッソリとカップ酒を
手に入れて飲み、タバコは2日で3箱のままでした。

 おカネとは縁がない人生でしたが、これだけ吸ったり呑んだりしても90近くまで生きられた、禁酒・禁煙・節制型の人には《まるでお手本にならない》典型的な肉体労働者の一生でした。多分、戦中に青少年時代を過ごした人たちの多くが父のように「自らの意思にかかわらず」
人生を折り曲げられ、悲運に泣いたコトでしょう。

 養子先が《養育費目当て》の児童虐待常習犯、遠い親戚だったので、他の養子のように*殺されずに済み、数え12で丁稚奉公に出された。そして19の徴兵検査から36で復員する
までに10年近くも兵隊にとられ、挙げ句の果て、散々苦労して身につけた下駄職人の腕も
戦後の斜陽化で水の泡と消えた。自身の努力がすべて、意思とは関係なく時代の流れに踏み潰され、ほんろうされた前半生でした。(*結局、その後、養子殺害で逮捕された)

 戦後は日給月給の工員となり残業はすべてこなし、とにかく働き者で昼間は優しい父でした。その唯一の楽しみが「ドブロク、焼酎、新清酒」の安酒。飲むと底無しで、人が変わったのも《思うに任せなかった人生を酒でまぎらわすしかなかった》からでしょう。
 言葉にならぬ苦労続きの母親を見続けた私たち姉弟4人は、そんな父を反面教師になんとか育ち、相応の伴侶を得て今では合計11人もの子供たちを授かるまでになりました。

 両親は亡くなりましたが、姉弟を頼みの綱として、今後とも肉親の繋がりを第一に、仲良く暮らしていきたいと願っています。皆様にはこれまで通り、暖かく見守って下さるようお願いする次第です。『とーさん!ほんとお疲れ様でした』 合掌 宮永正義

 《「掲載はどれかな?01年3月付録つき」の回答》
(4)【強力ライバル絶望愛知万博】 朝日新聞「声」欄殿  01年3月21日
【ライバル次々開催大丈夫か】 朝日新聞「声」欄 01月3日30日掲載
 1勝3敗、テーマ別で1勝1敗。掲載がペースダウン気味です。う~っむ!
   
   
 
 第66回:「4月投稿/5月日録・設楽ダム名古屋の会/末広まきこ落選させる会」

(1)【世紀末公共事業・絶望的愛知万博】朝日「私の視点」欄殿 2001年4月1日
 全国的に知名度が低く、地元でさえ関心が高まらない2005年国際博(期間6ヵ月)
計画に新世紀早々2つの激震が走った。前知事が万博誘致の構想を打ち上げて12年、
開催決定から、はや4年が過ぎていた。もともとがバブル期の発想で愛知県瀬戸市
南東部地区(通称・海上の森)540㌶を開発し、万博開催後は2千戸6千人規模の
住宅地を建設する巨大公共事業の誘致が真の目的だった。

 1995年、候補地が自然豊かな里山と認定した環境庁が国に構想見直しを要求し、
基本コンセプトを「産業技術」から「環境」に変更させた。以来、愛知万博は矛盾が顕在化し
苦難の道を歩むことになった。「自然の叡智」という難解なメインテーマ。聞こえだけはいい
「自然と共生」のサブテーマ。省資源・循環型社会のモデル、クリーンエネルギー関連施設、
絶滅動物ジオラマ館、ただの雑木林の展示など地味で根暗でおよそ祭りとはほど遠い「折角の休みに誰がわざわざ金を払ってまで見にいくか」という娯楽性無視、お役人的構想の数々。

 環境庁も認めた貴重な自然を壊して「環境を考える万博を開く」という矛盾極まる計画に、
地元の自然愛好家たちが反対に立ちあがったのは当然だった。そのねばり強い活動と
世界的な環境保護の流れや財政悪化から、万博計画は以後、変更を重ね、予定地の縮小、分散開催へと変転の坂道を転がり続けてきた。委員計83名、3つの専門プロジェクトチームが今年3月にようやく4年間の審議を答申した。加えて昨年末、官民28人の委員で万博問題
検討会議を発足。6ヶ月で13回の議論の末、会場計画案を決定した。

 そして第一の激震、財界首脳に三顧の礼で迎えられ「愛知万博最高顧問」に就任した堺屋太一氏が3月19日「計画を見直し再検討する」見解を表明、従来の計画が全て水泡に帰す状況となった。膨大な時間と経費を費やした計画案をたった一人が簡単にご破算にし、
しかも主催者がそれを認めるという現実。国が招致した万博計画に民主主義はないのか。

 加えて第二の衝撃、2004年にフランスで映像をテーマした万博開催が決定した。
開催地はパリ郊外、リンドバーグが着陸した空港とワールドカップサッカー会場の間の公園
一帯。交通の便も良く、期間は初夏5月から3ヵ月。3つのテーマ館、24の映像上映施設、
各国パビリオンを設置、世界最先端の映像関連情報を網羅する入場予想800万人、
予算18億フラン(約320億円)の構想だ。

 パリ万博が最有力の展示手段、映像分野をテーマに半年前に開催され、加えて国内では
映画や海に関するテーマパークなどが新設される状況で愛知万博に出る幕はない。
巨大公共工事が目的の会場建設費1350億、運営費600億円、想定入場者数1500万人の愛知万博が取る道はもはや開催中止しか残されていないのではなかろうか。

(2)【未来を信じ投票に行こう】中日新聞「発言」欄 2001年4月12日投稿
 長野県や千葉県では地方政治に変革を求める無党派層が立ち上がり、変革の嵐が吹いたようだが、地元愛知の名古屋市長選に有権者の関心はいまひとつで、極端に低い投票率で選挙が終わりそうだ。市民団体が現職に対抗できる野党統一候補の選出に失敗した予備選のごたごたに、選挙を見捨てていなかった有権者さえ背を向けてしまったのも大きな一因だろう。しかし、選挙に面白みがないからと、政治に不満を抱えたまましらけて寝てしまっていいのだろうか。
 現職でさえ、赤字覚悟の巨大公共事業に不安を隠せないなか、政治家を選ぶ有権者が
変わらなければ、世の中何も変わらない。政治の現実はわれわれ自身の写し絵だ。選挙は社会の流れを変える最大のチャンス。4月22日は投票に行き、政治に意志表示しよう。

(3)【老いる親と子供の老後】 朝日新聞東京本社「声」欄 2001年4月12日投稿
 今年数え90歳の父がいる。母が亡くなるまで夫婦二人暮らしだった。女房まかせで一人で何もできず、やむを得ず父と暮らすことにした。酒におぼれ散々苦労させられた父親だった。不運続きの人生を自分が大人になって知り、そのつらさが身に沁みて分かり、出るのは
ため息のみ。
 生きているのも親がいればこそ。三度の食事に掃除、洗濯、買物、仕事と必死の半年が
過ぎた頃、父が脳梗塞で倒れた。正直ほっとした。幸い歩いて5分の病院に入院、手厚く看護を受け、昼の食事の世話と一日おきに車イスで散歩するのが親子の日課になっている。

 最近、自分の老後も考えるようになった。経済的豊かさの追求に精魂尽き果てた団塊の
世代が定年を迎えるのはもうすぐ。破綻財政を見過ごす政治はあてにならず、年金・保障は現行の半分を覚悟。幸い粗食で鍛えた丈夫な体とめげない心が自分にはある。父に次いで必ず来る終わりの日まで、くよくよせず、明るく生きるほかに手はなさそうだ。

(4)【払拭できるか政治不振の波】 中日新聞「発言」欄殿 2001年4月25日投稿
 つい1ヵ月前まではアテ馬と目されていた小泉氏が総理大臣に就任する。愛知万博開催に反対する無党派市民として、自民党とは相容れない立場だが、それなりに注目していた。
勿論、森政権を支えた最大派閥の首脳が総裁戦出馬を決めた途端、脱派閥を唱え、
構造改革を声高に主張しても、にわかに信じがたく、つい眉につばをつけたくなる。

 国会議員になり大臣になることが唯一最大の目的の政治家が氾濫し、国民の政治に対する信が地に墜ちた今、これを一気に回復する起死回生の策が、小泉氏には一つだけある。
それは氏のテーマソング郵政三事業民営化の断行である。

 政治家として最高の地位に就いた今こそ最大のチャンス。一内閣一事業。政治生命をかけ、あらゆる妨害、懐柔にもがき苦しむ姿を国民にさらしつつ、信を曲げず徹底的に民営化
実現を目指し戦うこと。平成の田中正造を目指すことが小泉氏にのみ可能な、国民に政治を信頼させる唯一の道だろう。

(5)【無党派も注目小泉氏の采配】 中日新聞「発言」欄殿 2001年4月25日投稿
 次期首相に自民党の小泉氏が選出された。無党派の市民ではあるが、興味津々で選考
過程をみつめてきた。誰が首相になろうと保守連立政権である限り、施策がドラスチックに
変わることはないだろうが、ただ一点、小泉氏に期待することがある。

 小泉氏を象徴する持論といえば郵政三事業の民営化だ。そしてそれを知ったうえで党員が圧倒的支持をしたはず。総理大臣といえども、改革できるのはごくわずか。とすれば、小泉氏がすべき仕事は全知全能を傾け、自らの最大の政治信条実現に挑戦すること。たとえ可能性がわずかでも、刀折れ矢尽きるまで、あらゆる手段を講じ、民営化を目指し戦い続けることである。
 自らの政治生命を賭けた捨身の姿を国民にさらすことこそ、地に墜ちた政治家への信頼を取り戻す唯一の道であり、小泉氏が総理として信任される最良の方策だろう。国民は言行一致、信念に殉じ断行する政治家の出現を待っている。半ば期待し今後の動向を注目したい。

(6)【テーマ特集《ぶらり旅》下】朝日新聞「声」欄殿 2001年4月29日投稿
 彼と初めて会ったのは青森から函館へ向かう青函連絡船のデッキの上だった。なぜか目が合い話しかけると、同い年の二十歳(はたち)、共に専攻が電気工学で、本当は文学部志望だったことまで同じだった。北海道は初夏の7月、東大入試が中止になった年だった。
 意気投合し再会を約した、その一ヶ月後、北海道大学恵迪(けいてき)寮を訪ねると、前日まで「絶対に来る」と待っていたが帰省した、と後を託された友人達にジンギスカン鍋で歓待され、3日間彼の部屋に泊まった。(*下の写真・50年前、羊蹄丸のデッキで撮影)
        
 2年後の1969年9月1日。一人旅で立ち寄った誰もいない北海道礼文島、桃岩の突端、
ゆっくり近づいてくる人影。彼だった。奇遇に驚き、終日行動を共にした。

 そして1974年、27歳。何でも見てやろうの好奇心と人生の進路を探しあぐねてヨーロッパ放浪一人旅へ。スペイン、マドリッド《プエルタ・デル・ソル広場》。ぼんやりと雑踏を見ていたら、まっすぐこちらへ歩いてくる一人の青年がいた。なんとあの彼だった。

 あれから27年、約束通り自分の意志を曲げずに生きてきた。地位や名誉とは無縁だったが、精一杯やってきた《その後を話しあえる》名前しか知らない彼との《3度目の偶然》を待って
いる。(次回は
「設楽ダムを考える名古屋の会」設立の巻です)
   

01年5月3日() 【設楽ダム名古屋】マスコミ原稿作成/父親の初七日法要
身内だけで初七日を済ました。姉妹夫婦4組8人が集まり、義兄の読経にあわせ自分たち
ダケで簡素な法事。無宗教の小生は《形だけ妥協し》渡された数珠を手に?無言で頭を
垂れるのみ。ごめんネ、お経を読まなくて

5月5日(土)昼12時~18時過ぎ【岡崎・影山健氏宅にて市長選の慰労会】
 愛知の市民運動で現役最長老の84歳、白木さんの提案で市長選で《タイヘンだった
影山さんの慰労会》をすることになった。旧いつきあいの上、影山知事選では事務局長を
務めた《市議6期24年のツワモノ》前・豊明市議・小松氏から「影山宅でやることに
なったから岡崎まで来て欲しい」との連絡が来た。

 『えーっ、どうなってんだ?』と思いつつ、名鉄東岡崎駅ホームに上記3人が正午に集合。
それにしても『慰労する相手の自宅をお昼時(ひるどき)に訪問するというのは、どう考えてもご馳走になりに行くことになると思うけど』と、まだ釈然とせず他の2人にブツブツと小生。
 『途中で手みやげを』という小生の提案も、駅から影山宅までの間に肝心の適切な商店が
なく、結局手ぶら訪問することに。呑んだり喰ったり、奥様、澄子さんもいっとき加わり、
談論風発して18時過ぎに辞去。ほんとご馳走様、ご迷惑さまデシタ。

5月8日()中日「発言」欄に自分の名!26日投稿の小泉新総理関連の文
 ぼんやり見ていたら、載っていたのでビックリした。とっくにボツと思っていたので、
5日にまた1本作って、送信したばかりだった。掲載するなら、そうと言ってよ!
やれやれ、よそにまわすしかないな。コラコラ、とほほ!

5月9日()【マスコミ各社殿】名古屋の活動的NGOが以下の集会を実施します
第二の徳山ダム:前世紀型・巨大土木事業【設楽ダムを考える名古屋の会】結成総会
日時:5月12日(土)午後3時~5時/会場:NPOプラザなごや4階・会議室 
〒4500003中村区名駅南1-20-11 連絡:携帯・略(仮事務局長・鷲田豊明)
呼びかけ人(順不同) 八田耕吉、森島達男、宮永正義、高岡立明、内田 隆、
橋爪光子、筧 優子、村瀬貞彦、杉浦明子、大羽康利、鷲田豊明ほか。

「だから言ったじゃないの」と反対派が溜め息まじりに言わざるを得ない《悲惨な状況》の
現在は勿論、将来の需要もまるで見込めないムダのかたまり《長良川河口堰》や《徳山ダム》への巨額の愛知県負担金・垂れ流しに加え、それ以上に採算の見通しが暗い【愛知万博に
中部新国際空港】と巨大土木事業が山積しているなかで、更に税金をドブに捨てる『大規模
ダム工事』が瀕死の県財政を無視し、実施されようとしています。

 また今年度の県財政は黒字見込みのようですが、帳簿操作による見せかけだけのもので、内実は赤字と借金まみれで、「財政再建団体」転落寸前の状況に変わりはありません。
われわれは「何が何でもダム反対」と言っているのではありません。《始めにダムありき》ではなく《中止を含む複数案を設定し》経済的社会的優劣を比較検討し、更に精密な環境アセス
メントを各案ごとに実施し、最も適切とされた案で、事業決定すべきと主張しているだけです。財政改善、構造改革が21世紀の最優先課題の国や県には必須の手続きです。

 万博最高顧問の堺屋氏は政・官・民の3者、だれも責任をとらず三方一両損ながら、
めでたく万博開催から撤退できる「究極の秘密兵器」として政府筋から送り込まれたという、
うがった見方があります。アイデアがない、人気がない、成功の見込みがない、カネが集まらない、やる気がない、ないないづくしの万博に期待も将来もありません。「万博なんかやらなくてもいい」が庶民の常識になりつつあります。マスコミの皆さんはどう思われますか?
(文責)愛知万博から海上の森を守るネットワーク代表:宮永正義

5月12日()15時~17時【設楽ダムを考える名古屋の会設立】笹島NPOセンター
 準備を手伝おうと1時45分に西区を出たが、2時25分着で準備終了後。ゴメンね!
みなさん。新聞4社、テレビ1社(中京TV)が来ていて、自分で手配したのに予想外の関心の高さにちょっとビックリ!時間配分が不慣れなため、講師が一人立腹して待ちきれず帰る
ハプニングがあった。あとでG氏が謝りまくってナントカ解決とか。終了後、森島氏が1杯いこうと誘ってくれたが、打合わせが残っていて断念。今度はきっと、ヨロシクね!

5月13日()13:30~14:30【ほぼ2カ月ぶりストレッチ体操を再開し1週間目】
 5月8日:1回目=腕立てたった150回でギブアップ。体力低下にびっくり。10日:2回目=170回。今日13日:3回目=睡眠充分で224回。絶好調の300回に届くには月末までかかりそうだ。しかし、体力ばかりついてもな~、あ~あ。その後、大木さんと電話で打ち合わせ、
末広集会への参加呼びかけ文を作成、発送。

【末広まきこをやめさせる会】集会案内 以下の会議を実施します 5月13日
日 時:5月19日午後1時~3時・中区大井町女性会館1F
内 容:「公約違反の末広議員を落選させる会」立ち上げと
7月中旬の告示までの活動について話し合います。
公約違反の末広まき子氏に対する、信義違反を理由にした民事訴訟は元後援会長「大木康子」氏を原告に、名古屋高裁へ上訴しましたが、棄却され、現在は最高裁に控訴中です。
現状では、6年の任期中での彼女の辞職は見込めず、残された唯一の手段は、
改選となる次期参議院選挙で落選させることしかありません。当選を阻むにはどうしたら
いいのか、法を遵守したうえで、ボランティアでできる最も効果的でかつ費用のかからない
方法を相談したいと思います。とりあえず、議題には以下の6つをあげておきます。

(1) 末広まきこを落選させる会の結成(末広まき子をやめさせる会の改名、
又は新組織へかの論議)
(2) 会の役員の決定(会長、事務局長など)
(3) 今後の活動「ビラ撒き、署名、はがき・メールの募集」など
(4) 記者会見の設定、参加者の要請、マスコミ対策など
(5) カンパの要請。例えば郵便口座「海上の森勝手連」使用の可否
(6) その他(当日提案の件)連絡先【末広まき子をやめさせる会】設立世話人:宮永正義 

5月15日(火)【マスコミ各社並びに県民の皆様】 
 以下の集会を実施します。ぜひご参加下さい
 
《愛知の環境と開発を考える市民フォーラム》結成集会
 日時:5月20日(日)午後6時~8時半/場所:愛知県中小企業センター4階会議室
内容:愛知の自然と暮らしに関わるNGOによる緩やかな連合組織を結成

 国政では小泉新総理の登場で、何か変わりそうな雰囲気が生まれ、まだ政治を諦めていない?一部の国民が《かたずをのんで見守っている》状況です。しかし、これは余りの閉塞感にとにかく変革を望んでいた国民が藁にもすがる思いで、わーっと飛びついた感覚的、情緒的集団ヒステリー?とでも言うべきものでしょう。

 期待が大きすぎないか、冷静に過去のいきさつを点検し、マスコミ報道に過剰に
反応せず、醒めた目で状況を判断できる国民が多数であることを、ただただ祈るのみです。
 ひるがえって愛知はどうでしょう。財政破綻寸前の状況のなか県民の声を聞いたのか?
聞かないのか?相変わらず、やみくもの巨大公共事業が目白押しです。本体の工事だけ
進む中部国際空港。前島も空港島民間用地も売れる見込みまったくナシ。BIEを脱退した
アメリカが前回ハノーバー万博に続き、出展辞退が確実な愛知万博。2004年パリ情報博の翌年に、同工異曲の日本開催で、EU諸国も不参加明白な曖遅万博。

 愛知の辞退を見込み、外国政府として1番に名乗りを上げた、下心丸見えのカナダ。
会場が未定、やることも決まらず、なぜか、集客目標人数のみが肥大する愛知万博。
民に関心なく、官に意欲なく、財界にカネなく、マスコミもあきれ果てている哀痴万博。

 導水路もない長良川河口堰から、2010年の毎秒たった0.5トンの需要予測を根拠に、
毎年34億円余も払い続ける太っ腹な?愛知県。さらに30年近く前の計画をむりやりねじこむ設楽ダム建設推進と、まだまだ他にも。一体どうなってんの愛痴県?さん。納得できるように説明してちょー。
 環境と暮らしの未来に不安をお持ちのみなさん、ぜひ20日は現状を報告に来て!連絡先
【愛知の環境と開発を考える市民フォーラム(仮)準備会】文責:呼びかけ人・宮永正義

【雀の夜ぐさり:その6】2001年5月15日
(筆者注*《すずめのよぐさり》とは集団でネグラについた雀のお宿で、夜中に寝ぼけた雀が
「ぐちゅぐちゅ、ジュググジュ」とだす寝言の声のこと。また、その1~その5はコンピュータを変えたため紛失してしまいました)

 親父がこの世にグッドバイしてから3週間が過ぎた。自転車で見舞いに通う日課がなくなり、何か手持ち無沙汰な毎日だ。1996年1月13日に入院以来、当初は週2、3回、最近はほぼ毎日の病院通いが自分の暮らしにメリハリをつけ、気分転換にさえなっていたことが分かった。お袋に続いて親父が亡くなり、改めて人の死を身にしみて実感した。

 そうだ、そうなんだ。自分自身が地球であり宇宙なんだ。世界は自分のなかにあるんだ。
生きていて《認識するから》あらゆるすべてが存在するんだ。そう、今、この瞬間、無意識に
呼吸をし、何かをしている自分が世の中の、社会の、森羅万象の中心にいる「たったひとり」の存在なんだ。自分が死ねば世界も、地球も、その時点でオ・ワ・リ!おしまい!!自分が
いなけりゃ、始めも、終りも、なんにもナシ!たったそれだけのコト。

 世間?世の中?なにもそう気にすることなんかないさ。幸、不幸、運、不運、感知するのは自分ダケ。仕事が不調といってぼやくのも、まだまだマシって考えるのも、どっちもミンナ自分の気の持ち方次第。肩の力を抜こう。変わり映えしない毎日をただ生きている、それだけで
いいんだ。きっとそうだ。
 いろいろある。それも思い通りならないことばかり。だけど、それだって生きているからこそ。死んだら、何もかもジ・エンドだ。今まで楽しいことや嬉しいこともあった。だからこれからだってきっと?たぶん?ね。さてと、また今日も《自分》という人間業を始めるとするか。

 【掲載はどれかな?01年4月の巻】回答
(1)【世紀末公共事業・絶望的愛知万博】朝日「私の視点」欄殿2001年4月1日
《前に送った投稿が3月30日に掲載された》のを知ったのが4月1日に発信したあと。
投稿したのに新聞を読まなかった自分が悪いが、「私の視点」欄からは不採用を知らせる
ハガキが来ていて、同じように採用分も知らせてくれれば無駄な努力が省けたのに、ったく、も~、ふーっ。で、結局、採用は以下の3勝3敗。テーマ別では3勝1敗とまあまあの成績

(2)【未来を信じ投票に行こう】 中日新聞「発言」欄 2001年4月12日投稿
【投票で社会の流れ変えよう】 中日新聞「発言」欄 4月17日掲載

(3)【老いる親と子供の老後】 朝日新聞東京本社「声」欄 2001年4月12日投稿
【団塊の世代が迎える老後は】 朝日新聞「読者のページ」4月22日掲載

(5)【無党派も注目小泉氏の采配】 中日新聞「発言」欄殿 2001年4月25日投稿
【郵政3事業の民営化目指せ】 中日新聞「発言」欄 5月8日掲載 
(次回は「末広まきこを落選させる会」設立の巻


5月17日()10時~11頃【東京新聞労働組合、執行委員長・宇佐見氏・来宅】
 5月21日夜に開催の「ジャーナリズムと政治癒着を考える集会」への支援を要請するため来名したとのこと。趣旨に賛同した影山氏の紹介で小生宅へ。詳しく説明を聞き了解し、
早速メールで参加を呼びかけた。

 
【愛知県政記者クラブ・幹事社様】  2001年5月17日
  以下の集会を実施します。ぜひ取材を!参加を!!

 《ジャーナリズムと政治癒着を考える名古屋集会》
と き:5月21日(月) 午後6時30分~8時30分
ところ: 愛知産業貿易館(西館)名古屋市中区丸の内2-4-7
  地下鉄「丸の内」「市役所」から徒歩10分:電話052-231-6351
《討論者》新海 聡(名古屋市民オンブズマン、弁護士) 大西五郎(愛知大学教授、
元CBC報道部記者) 川崎泰資(椙山女学園大教授、元NHK政治部記者)

~中日新聞・小山副社長の献金問題から、ジャーナリズムと権力の距離はどうあるべきか、新聞が読者の信頼を得るにはどうすべきかを公開のシンポジウム形式で討論します~
 問合せ:新聞労連本部〈東京都千代田区三崎町3―5-6/電話03-3265-8641〉

新聞労連・東京新聞労働組合、執行委員長、宇佐見昭彦氏の訪問を受け、趣旨に賛同し愛知県呼びかけ人・宮永が発信しました。勤務先の、しかも経営陣がからむ不祥事では
追求の矛先が鈍って当然です。が《出世への悪影響や配置転換の危惧を恐れず行動できる》若いジャーナリストがいるとわかり元気がでました。

しかし愛知万博関連の報道のように、計画が支離滅裂でめちゃくちゃになっても、広告出稿量(料)日本最大の巨大スポンサー・トヨタ首脳の機嫌を損ねるような記事はマッタク出ません。トヨタあっての愛知!ですからね。まともな記者で、万博が成功すると本気で思っているのが皆無!と断言できる状況でもです。どこか一社にでも幹部に桐生悠々がいたらなあ!

まあ「そんなことならみんなやっている。青臭いことを言わずに大人になれ!」が世渡り上手の無難に生きる、社会人の知恵なのでしょう。正論がそのままスンナリ通る世の中じゃないのが現実で、溜め息のみです。
カネと出世、ほんと魅力的ですからね。どいつもこいつもしょうがないな~『それにつけてもカネの欲しさよ!』えっ?人のことをいえた義理か!って?そうデシタ。やれやれ、トホホ。
 【文責&問い合わせ】 宮永正義

5月19日()13時~14:30頃【末広まき子を落選させる会】
 中区大井町:女性会館 参加4人。中日新聞のみ取材。とりあえず、神谷さんの賛同を得て、立ち上げを決定。朝日から「遅れて2時半過ぎに会場へ着いたので会えなかった」のでと、電話で内容取材。翌日の中日の報道は破格だった。ちゃちな集会だったのに申し訳ない
くらいの記事の大きさ。う~っむ??

5月20日()18時~20:45【愛知環境市民フォーラム結成】
 名駅・中小企業センタ4階 「愛知の環境と開発を考える市民フォーラム設立集会/
参加30団体、50名でまあまあ。巨大公共事業を始め、様々な問題に異議を申し立てている市民団体を全県的な規模で連合し、強力な統一組織の確立をめざす試み。今後とも個人、
団体を問わず参加をよびかけることを決定。とりあえず愛知万博の中止決定を目指し、
全力で取り組むことになった。

 同日午前中:〈A4サイズ、デカ文字だけ〉のビラを作り、1000枚印刷した
   やめて!この名前だけは 公約違反の末広まき子
 末広語録:私には後援会はありません/36万票私ひとりでいただきました
愛知万博は賛成と反対の中間です/万博テーマ「自然と共生」私が変えました
「公約違反」の末広まき子を落選させる会/ホームページhttp://www6.ocn.ne.jp/~
kaisho/(*)宮永(*筆者注:ホームページは既に閉鎖されて存在しません)

5月24日()朝10時頃《野鳥の会・元保護部・副部長:突然来訪》
 用件は海上の森関連:万博推進派と「消極賛成派の自然保護団体」が協賛して、
6月9日に森で一番生物層の厚い吉田川流域で「動員をかけユンボやダンプも投入し
ゴミ掃除を実施する」との情報に、即、変更要請を作成し、主催事務局、博覧会協会、マスコミ宛に送付した。上記の知人が下記文書を血相を変えて持ち込んだことが《コトの発端》でした。
 【グリーンアップ海上PART1】 
日時 :6月9日(土) 午前10時~午後2時(小雨決行・順延10日)
集合場所:吉田川沿い・赤池手前の林道の入り口(鎖のあるところ)
 活動場所:吉田川周辺  持ち物:お弁当・軍手・ビニール袋
後援:愛知県・瀬戸市・(財)2005年日本国際博覧会協会
賛同:万博推進市民団体(*)、自然保護団体(国営公園グループ、
野鳥の会愛知県支部、ものみ山自然観察会、雑木林研究会など)(*=名称を省略)

5月25日() 朝8時過ぎから昼頃にかけ《関係各所から上記計画を訂正》と連絡
 万博蹴っ飛ばせ!でもおカネも欲しい?の諸君。イロイロ一方的に送りつけ申し訳ありません。問題は解決しました。今朝、馬宮氏からファックスで3回、曽我部さんから電話で釈明が
ありました。それによると、吉田川周辺というのは八草の愛工大敷地の北端から、サンヒル
上の山団地に抜ける道のつもりで、説明不足だったので、至急訂正するとのことでした。

 それにしても苦しい言い訳、弁解ですね。マッタク方向が違います。人間だれだって間違いをしますが、海上の森では、小生より詳しい曽我部さんが、そんな間違いをするとはとてもとても??でも、どうして『ついゴミ拾いのことばかり考えていて、季節のことをすっかり忘れていた。ごめん、ゴメン、お詫びに、いのちの次ぎに貴重な頭の毛を3本までなら抜かせてあげるから、それでカンベンして!お願い!』と小生なら正直に白状して、オシマイにするんだけど
なー。やれやれ。これって俺が変なのかな~、うーん。

 相変わらず、元気だけてんこ盛り 金欠散人 ミヤナガでした!<最近、視力が落ち目で、ついフォントがでかくなって>おまけをつけます。(*オマケは省略します)

【グリーンアップ海上PART1実行委員会殿】2001年5月25日
 昨日に続き、以下の要請書を下記団体あて送付しました。
改めて6月9日の行事変更を緊急要請をします。

1)、吉田川周辺というゴミ拾い場所を変更すること


2)、6月9日という日程を変更すること。【昨日、送付の上記要請に関する補足理由】
 1999年4月30日、海上の森くらぶ会員の村瀬、森島、宮永の3名は前記2名が「野鳥の会愛知県支部」、小生が「愛知万博から海上の森を守るネットワーク」代表として、県庁での「海上の森でオオタカの営巣を確認」の記者会見に臨んでいた。オオタカ営巣の第一発見者が村瀬、第2確認者が宮永だった。同日、オオタカ密猟バスターズ(代表:宮永)を結成した。

 オオタカのヒナの無事な巣立ちを願い5月1日から15日まで24時間体制、5月16日から
7月2日まで朝から日没まで1日も休まず、定点監視とパトロールを実施した。5月のバスターズ参加者は延べ205名、6月1日から7月2日までは延べ166名だった。(土・日に行政側が実施したパトロールの累計人数を含まず) 営巣の確認が愛知万博計画の真の目的だった
新住宅計画を中止させる決定的要因となったことは、みなさんの記憶に明確に刻まれているはず。さて、では計画が中止になった森は、もうどうなってもいいのでしょうか。

 海上の森とその周辺では今年も例年通り、オオタカが営巣し、ヒナを育てています。
季節は巡り、いのちの連鎖はおととしと変わらず、いまこの瞬間も続いています。
ようやく人間が大騒ぎして守らなくて済むようになった素晴らしい自然の宝庫【海上の森】を、どうかしばらくの間、大型ゴミの処理のためユンボやダンプまで入れてかき回さないで、
そっとしておいて下さいませんか。

 おととし5月は27日間、6月は17日間、森に滞在した《海上のハ?タカ=鳥にんげん・
ミヤナガ》のこころからのお願いです。静かに子育てをさせてやって下さい。みなさんの
「にんげん」としての良識に期待をかけます。文責:海上の森くらぶ代表:宮永正義

5月27日()13:30~16:50【環境愛知学生ネット集会】名古屋市教育館・栄
 「環境を考える愛知学生ネット」(4月結成)初の企画。中国三峡ダムと愛知の設楽ダムが
テーマ。愛知大学・渡辺正副学長の講演と質疑応答に1時間45分かけた。40人近くの盛況。6月末に予定している現地見学会も何人か参加してくれそうで、若者たちからの応援団の
出現は心強いものだ。

 【聞いてよ!おじさんの独り言】こんな毎日デス!!

「憎まれもの世に憚(はばか)る」の典型と、言いたい放題にいわれていた実父が長寿を
まっとうして一と月が過ぎた。定年退職し「毎日が日曜日」の姉夫婦が2組、おやつや
食糧など差し入れ持参で、週に一度ほど、お経をあげにきてくれる。

 想い出話しに花が咲き、2組の夫婦で一緒に出かける計画で盛り上がり、小生の仕事が
始まる夕方前に引き上げていく。本業以外に入れ込みすぎたせいと言われても弁解できない
「弟」の経済的苦境を、それとなく支え「迷惑を口に出さず行動を黙認し」応援してくれる姉妹
(きょうだい)ってほんといいなとつくづく思う。

5月29日()11時~11時半頃【政治団体届け出書類・手続き】県選挙管理委員会
 午後3時頃~4時過ぎ《中京スポーツ記者》末広問題で来宅。以前、結婚問題で相談に乗ったが、アドバイス通り「結婚して順調にいってます」と嬉しい報告。《人のコト》はいいのだが我が身を振り返ると、とほほ

【愛知県政記者クラブ並びにマスコミ各社様】 2001年5月29日
日時:6月1日午後1時30分より/場所:愛知県庁・県政記者クラブ3階・会議室
内容:「公約違反の末広まき子を落選させる会」設立報告と
7月12日告示までの「アピール活動」について

 6月1日午後1時10分、愛知県選挙管理委員会に政治団体として届け出後、発足し活動を開始します。ホームぺージ上でのアンケート調査のほか街頭活動は6月9日、7月7日の2回、1時から3時まで栄・三越前でビラ撒きとハンドマイクによるアピールを予定しています。

 末広まき子氏に対しねばり強く辞職を要求してきましたが、現状では辞職を見込めず、落選させるしか道はないようです。カネをかけず4、5人でできることはと考え「マスコミの皆さんに最大限お力添えを頂けること」をするしかないと、以上の会を設立することを決意しました。

 【末広まき子を落選させる会】は「やめさせる会」とは別団体で発足し、街頭活動2回、
設立時・告示直前・選挙後と記者会見を3回実施し、経過を報告し解散します。
(愛知県選挙管理委員会の指導のもと、政治団体としての登録を進めてきました。)
連絡先「公約違反の末広まき子を落選させる会」代表:宮永正義

5月30日(水)17時~18:20頃【参院選に関し朝日取材] 連載の1本の予定とか     

第67回:「末広まきこをやめさせる会の歩み/6月日録・末広偽員!宮永を告訴」


◎98年1月12日【末広まき子議員・自民党入党表明】会見を受けマスコミ送付文書
 
 参議院議員「末広まき子」氏が自民党に入党とのニュースを聞き、やっぱりと妙に納得してしまうと同時に、利用されただけという事実に腹立たしさがこみ上げてきた。海上の森の自然を破壊する万博だけは阻止したいと、運動の当初から、ほぼ全てにかかわってきたが、1996年秋以降は、末広氏が海上の森を守るため地元で行動したとか、市民グループと共に活動をしたという事実を見聞きした記憶がまったくない。

 当選直後の言動も支離滅裂だったが、それでもマスコミの取材が確実な、当選した年の1995年11月に東京で実施した喪服デモ、同12月名古屋初の反万博デモ(以上、反対派主催)、翌年の立木トラスト第2弾の記者会見と、都合3回行動を共にしたが、以後して当然の国会委員会等での関連質問3回のみがすべてだった。

 自民党入党の記者会見で、万博のテーマ「自然との共生」は自分の手柄との発言があったとのことだが、牽強付会もいいとこ。開いた口がふさがらないとはこのことだ。公約を全てほごにし、かっては徹底的にこきおろした政党に恥じることもなく入党する。この行動がどんなに
多くの有権者を政治不信にし、棄権者を増やし、末広氏は無論、政治家全体のすでに底の見えた信用を、底の見えない暗闇にまで失墜させたことか。末広氏はその責任を謙虚に認識し、潔く議員バッジをはずすべきである。

◎98年1月19日末広まきこ議員「発言撤回並びに辞職」要求声明】県政記者クラブ殿  「1月7日付末広氏の自民党入党」発表を受け以下の声明を発表する
 一、自民党入党の経過説明の名古屋での記者会見でとしてマスコミによって報道された「あの人たちは何がどう向いても反対だから」の発言撤回と謝罪を海上の森を活動エリアとする自然保護団体を代表し要求する。

 万博推進派が多用する「一木一草も切るなという人たち」というキャッチコピー同様、根も葉もないことであり、当選直後に自然保護団体が提供した資料や、会員のレクチャー、後には
秘書の作成した草稿を丸暗記という、付け焼き刃の知識による国会活動で、すべての万博案の変更は自分の手柄というノーテンキさにはあきれかえって言葉もでない。

 開催地の変更要求とならび、森の手を入れるべきところには手を入れ、大いに雑木林を活用する「自然誌博物館の森」構想を一貫して主張し続けている、われわれの活動の事実すら念頭になく、反対運動のおいしい上澄みだけをかすめとったあげく、口を極め徹底的に非難し、こきおろした相手の党に入りこみ、今度はその党の意に添う発言をするという無節操さは仁智にもとるものである。

 一、立候補時の支持票の意向を一切無視し、個人の損得勘定だけから選挙公約を破棄した、その政治姿勢は間接民主主義の根幹の破壊にも至る風潮を、押し進めるものであり、
議会制民主主義保持のためにも、残された最高の政治手段の行使は「責任を取る」こと、
すなわち直ちに議員を辞職することである。
 氏の行動は36万もの県民の政治不信を招来したばかりか、政治的無関心層の絶望的な拡大をもたらした。県民の政治や政治家に対する虚無感やしらけ感はもう止めようがない程である。( 以上文責:宮永正義 )

 ◎2001年5月24日「公約違反」の末広まき子を落選させる会】設立趣意書

 1995年7月23日、末広まき子は愛知県選挙区で参議院議員に当選した。無所属を旗印に「下町のまきちゃん」をキャッチコピーとし、『庶民の味方、無党派の声なき声を国会に届けたい』、『貴重な自然を破壊する愛知万博絶対反対』、『たった一人で既成政党と戦う』などが選挙中、支持を訴える際の一貫した主張で、候補者としての選挙公約だった。

 ラジオタレントとしての長年の言動を信じ込み、それまで選挙に関わった経験のなかった多くの人たちがボランティアで、選挙活動を支えた。私たち愛知県海上の森を活動エリアとする
自然保護団体のメンバーも森を破壊する万博中止の声を国会に届けようと必死で応援した。

 しかし当選後、活動らしい活動がないまま2年半が過ぎ、1998年1月10日、突然の記者
会見で、末広氏は自民党への入党を発表した。その会見で『私には後援会という組織はない。全部、私1人が36万票いただいたわけですから。どこへ持っていくかは私が決めること』と発言し、まさに存在した後援会を否定し、支持者のだれ一人にも相談せず、入党を決めるという、政治家としての前に人間として失格のでたらめさだった。

 これを受けて、元後援会長、元第一政策秘書など、かっての支持者が現職の国会議員を被告に、全国で初めて「公約違反」を盾に、民事での損害賠償請求訴訟を提訴した。が、しかし国会議員の特権の前に1審、2審とも棄却され、元後援会長を原告に最高裁で審理中の現在に至っている。

 末広氏の自民党入党表明以来3年半、ねばりづよく辞職を要求してきたが、現状では任期中の辞職は見込めず、7月末に予定される選挙で落選させるしか他に道はなく、表記団体を設立し世論に訴える次第です。「公約違反」の末広まき子を落選させる会代表:宮永正義


★01年5月30日作成:「公約違反」の末広まきこをやめさせる会の活動・略年譜
1998年度
1月12日:「末広氏は即議員を辞職せよ」マスコミ宛文書を送付
1月14日:第一回・末広まきこをやめさせる会:発足会議:参加8名
        設立世話人:水田 洋、斉藤懸三、宮永正義
1月19日:愛知県政記者クラブにて会見・辞職要求声明を発表:参加7名
1月23日:末広まきこをやめさせる会・総決起の集い:参加約20名
       第1回署名・三越北・栄小公園:自民党愛知県連までデモ行進
1月24日:末広まきこをやめさせる会(略)の会員募集開始

2月 7日:第2回街頭署名・三越前12時~15時:署名約850筆
2月14日:第3回街頭署名・三越前12時~15時:署名約640筆
2月21日:第4回街頭署名・三越前12時~15時:参加8名
2月28日:第5回街頭署名・三越前12時~15時

3月 7日:第二回やめさせる会・会合:女性会館12~14時:参加3名
3月14日:第6回街頭署名・三越前12時~15時
3月21日:黙っていたら腹が立つ「末広まきこ」緊急集会:参加10名
      名古屋西生涯教育センター2階和室:13時~15時:参加8名
3月25日:「登院拒否、無節操、虚言症参議院議員」末広まきこ辞職要求
       署名提出のため斉藤、大木2名上京。衆議院自民党幹事長室、
       自民党本部、末広まきこ東京事務所訪問。署名受理されず

4月 4日:第7回街頭署名:黙っていたら腹が立つ「末広まきこ」緊急集会
      ぱーと2三越北:栄小公園:まきこ鬼退治13~15時:参加23名
4月18日:第三回やめさせる会・会合:女性会館ロビー13時~15時半:8名
5月 9日:第四回やめさせる会・会合:女性会館 13~15時半:参加13名

6月 6日:第8回街頭署名:栄・三越前12時~15時:参加9名
6月13日:第五回やめさせる会会合:女性会館13~15時:参加10名
6月24日:末広真樹子・損害賠償訴訟・原告団結成と提訴会見:参加3名
6月30日:末広真樹子・損害賠償裁判・訴状提出:名地裁13時~15時

7月 4日:「忘れてたまるか!公約違反・末広まきこは辞職せよ!!」
       第9回街頭署名:栄・三越前:12時~15時:参加11名
7月17日:第六回やめさせる会・会合:女性会館13~15時:参加10名
8月 1日:第10回街頭署名:栄・三越前:12時~15時: 参加6名
8月 3日:末広まきこ・損害賠償請求訴訟・原告団打ち合わせ:参加3名
      名古屋E&J法律事務所:大須第二記念橋ビル503号/籠橋氏
9月 5日:第11回街頭署名:栄・三越前:参加4名、署名約400名。

9月10日:末広まきこ辞職請求署名:名古屋末広まきこ事務所へ提出
       千種・5番出口正面・第五オーシャンビル:13時半~15時
9月26日:シンポジウム「選挙公約と民主主義」:大谷昭宏氏らをゲストに
      名古屋市教育館:栄・14時~17時半:参加・約50名
9月28日:末広まきこ・損害賠償請求訴訟・第一回公判:
      名古屋地裁・第7民事部:中区三の丸:13時半~15時
10月 3日:第12回街頭署名:栄・三越前12時~15時:参加9名

11月 7日:第13回街頭署名:栄・三越前12時~14時:参加7名
11月14日:第7回やめさせる会・会合:女性会館:13時~15時
12月14日:末広まきこ・損害賠償請求訴訟・第二回公判:13時半~

1999年度
1月 9日:末広まきこ自民党入党一周年!忘れてたまるか
      第14回街頭署名/名古屋・栄・三越前:12時~14時
2月 1日:末広まきこをやめさせる会・原告団打ち合わせ:参加5名
      名古屋E&J法律事務所:大須第二記念橋ビル11時~13時
2月15日:末広まきこ・損害賠償請求訴訟・第三回公判:名古屋地裁
6月 9日:末広訴訟打ち合わせ:籠橋事務所:13~15時:参加9名
7月12日:末広まきこ・損害賠償請求訴訟・第四回公判:13~14時半
10月25日:末広まきこ・第五回公判:1004法廷:13時~15時:参加6名
11月 1日:末広訴訟打ち合わせ:籠橋事務所・10時半~13時:参加5名
       名古屋E&J法律事務所:大須第二記念橋ビル503号
11月19日:末広まきこ第二次提訴・名古屋地裁:14時半~:参加3名
12月 6日:末広まきこ・第六回公判:14時半~15時半:参加8名

2000年度
2月28日:末広まきこ第七回公判:14時~16時頃:証拠ビデオ映写
5月 8日:末広まきこ・第八回公判:結審14時~17時:参加約20名
8月 7日:末広まきこ・第九回公判:棄却:13時~15時半:控訴決定
10月16日:末広まきこ・やめさせる会・会合:女性会館:13時~15時
11月 6日:末広まきこやめさせる会・会合・女性会館:12時~14時半

2001年度
1月23日:末広やめさせる会・会合:女性会館:13時~15時半・5名
1月25日:末広まきこ・名古屋高裁判決:控訴却下・最高裁へ控訴
5月19日:末広やめさせる会・会合:女性会館:13時~15時・参加4名
      「公約違反」の末広まき子を落選させる会」を設立することをはかる
5月23日:愛知県選管に問い合わせた結果、政治団体として設立を決定
6月 1日:愛知県選挙管理委員会に政治団体として
      「公約違反」の末広まき子を落選させる会を正式に登録の予定
7月30日:末広まき子・参議院選挙・比例代表で出馬するも落選???のはず

   (次回は6月日録・「末広まきこを蹴落とせ!」の巻)

【海上の森くらぶ通信】2001年7月1日 第103号
《今月の予定》7月7()8()長良川デー
【長良川河口堰】直近上流の背割堤〈せわりづつみ〉でキャンプ。毎年恒例の長良川河口堰
関連の市民団体が全国から結集し、集会とデモを決行するもの。今年の目玉は田中長野県知事の参加。全国からの仲間との再会が楽しみ。以下は6月の活動報告デス。

6月1日(金)12:10~県選管・政治団体登録届け出/12:30~記者会見
 「公約違反」の末広まき子を落選させる会・政治団体として届け出。神谷氏、奥村さんと参加は3名。来るのを待ち構えていたようで、懇切丁寧な指導を受け(自治省に問い合せたら)
本邦初!の《特定候補の落選を目的にした》政治団体が誕生した。

 予想以上の反響の凄さで、殆ど1人で立ち上げた会員5人の極小団体が望外の量のニュースとなり全国に配信された(日本テレビ、テレビ朝日、フォーカス、東京スポーツ、共同通信など、全国のメディアから取材要請を受けた)。

6月2日()13:30~万博フォローアップ会議/18:30~新生名古屋・市民の会
 「万博検討会議」委員有志23名で結成された民間の上記団体と、協会並びに堺屋最高顧問の代理人との「公開意見交換会」が名駅前ダイアモンドビル2号館・第4会議室で開催され、検討会議時代?も含め初めて傍聴した。

 傍聴席のイスが20しかなく、ごちゃごちゃ言う職員にシツコク追加の申し入れを繰り返したら、当初10が結局30近く全員が座れる分が出てきた。始めからすんなり追加すれば、気分よく済んだのにホントお役人には疲れる。堺屋構想には万博推進、反対双方から異論、反論が相次ぎ廃案が確実と思われる雰囲気だった。

 栄へ移動し遅い昼メシ?をとり、市教育館での名古屋市長選「牧野選対」解散集会に出席。21時終了後、中心メンバー10名で中日ビル裏の居酒屋で22時45分まで打ち上げ。

6月3日()18時~21時頃「愛知環境市民フォーラム()」事務局会議・本山生協
 昨日のフォローアップ会議の論議を通じて確認できたことと、今後の堺屋構想に対する国と協会の対応をみて、今後の活動を進めることで合意。会として万博最高顧問会議の公開の要請を決定。要請文作成と送付、マスコミ対策は宮永に一任された。<付録参照>

6月4日(月)11時~12:40頃 博覧会最高顧問あて緊急要請書作成&Fax
 中日、朝日が5日付け朝刊に記事を掲載した。テレビ局2社からも問い合わせがあった。

平沼赴夫経済産業大臣殿        2001年6月4日
神田真秋愛知県知事殿、松原武久名古屋市長殿、増岡錦也瀬戸市長殿
加藤梅雄長久手町長殿、鈴木公平豊田市長殿
安部浩平(社)中部経済連合会名誉会長殿、太田浩次(社)中部経済連合会会長殿
堺屋太一(財)2005年日本国際博覧会協会最高顧問殿
豊田章一郎(財)2005年日本国際博覧会協会会長殿
坂本春生(財)2005年日本国際博覧会協会事務総長殿


  愛知の環境と開発を考える市民フォーラム
「愛知万博推進最高会議の公開」を求める緊急要請書
 愛知万博計画の策定にあたり、その最高の議決機関である愛知万博推進最高会議の
全面公開を、ここに強く要請します。理由について以下に申し述べます。

 去る6月1日14時30分から愛知万博最高会議懇談会が名古屋観光ホテル伊吹の間で
非公開のまま開催されました。続いて、翌2日13時30分から愛知万博フォローアップ会議が名古屋ダイヤビルデイング2号館2階会議室で堺屋最高顧問の補佐2氏を迎え、公開で開催されました。

 全国的にはともかく、少なくとも地元愛知には2005年国際博覧会計画(愛知万博)に関心を寄せる人々が、かなりいることはご承知のことと存じます。万博推進にあたり最も肝要な事の1つが、計画の最終決定過程の情報公開です。次いで公開結果に納得した「幅広い国民の開催への積極的参加」の確保でしょう。 21世紀の新しい万博を目指し、真にその成功を望むのであれば、万博計画策定にあたり、関係機関のトップのみが密室での決定に関わり、
事後に報告するという旧来の手法ではなく、公開された場で、幅広い国民の傍聴の元、議論を進め、世論の審査にさらされるべきです。世論の共感が得られない決定は砂上の楼閣に
過ぎません。

 その良い例が最近の国会中継の視聴率の高さに現れています。21世紀は情報公開と市民参加の世紀です。政府決定に基づき押し進める計画であっても、たえず幅広い国民の支持を得られるよう、最善の措置をとり続けるべきです。

 万博フォローアップ会議同様、2000年秋から13回にわたる愛知万博検討会議の公開の前例にもならい、ぜひとも公開されるよう、貴職各位に改めて要請します。なお私たちは環境に係わる30の市民団体と個人から結成された市民グループです。
「愛知の環境と開発を考える市民フォーラム」 事務局(略)宮永正義

6月5日(火)10:30~【藤前干潟観察会】新婦人の会・水野磯子代表の依頼
 9時過ぎに出て渋滞にあったが1時間で到着。観察会は参加者が全員、干潟に素足で入り、子供時代に戻った開放感が素晴らしく、いい気分転換ができた。問題は帰り。出口のインターを通り越し、あわてて降りたが方向音痴の我が輩、案の定道に迷い、なぜか街区の表示が緑区野並?道がソコからはなんとかわかる「堀田」にたどりつき、ホッ。帰宅14:05。やれやれ45分も遠回りのドライブをしてしまった。とほほ……

6月7日(木)【愛知県政記者クラブ並びにマスコミ各社様】下記活動を実施します
日時:6月9日 午後1時より3時頃まで
場所:名古屋・栄・三越ライオン像前
内容:「公約違反」の末広まき子を落選させる会《ちょっと待て、この名前だけは「やめて」ビラとマイクによる賛同の呼びかけ》

 6月1日、愛知県選挙管理委員会に政治団体として正式に届け出後、同時に発足し、アピール活動を開始しました。 ホームぺージ上でのアンケート調査もしています。3年と6カ月の間、公約違反の末広まき子に対し辞職を要求してきましたが、全く反省の色もなく、非拘束名簿の比例代表候補者として、選挙の事前運動で、全国をかけずりまわっています。

 日本の民主主義にも「最低の良識が存在する」ことを示すためにも、こんないい加減な議員は落選させるしか道はありません。せっかく、多くの国民が政治に一縷の望みを見いだしかけた「現在の政治状況」からも、庶民をまた「政治不信の奈落」へ落としかねない不適格議員の再選を阻止することは、支持し選んだわれわれの責任と考え、その責任を取り最後まで行動する次第です。連絡先「公約違反」の末広まき子を落選させる会・代表:宮永正義

6月9日(土)13~14時過ぎ【末広まき子を落選させる会】ビラ撒き・栄・三越前
 神谷、酒井、影山の4名。取材の人数の方が多く朝日、中日、日本テレビほかテレビ1社
(ヘリとセスナの衝突事故があり行けなかったと、夜になってから新聞2社と通信社1社から
事後取材を受けた)。


6月11日(月)【フォーカス、中京スポーツ、日本TV】から末広関連で取材申込み
 前回の取材で貸した末広の写真が戻ってこないとフォーカス堀田記者に抗議
(*結局戻ってこなかった)

6月12日(火)【愛知県政記者クラブ並びにマスコミ各社殿】以下の会見を実施
「やめよう!愛知万博」県民集会、実行委員会、結成報告と今後の活動のお知らせ
日時=6月13日()11:30~/場所=愛知県庁本庁舎・3階:県政記者クラブ
 愛知万博にはほとんどの国民が無関心のなか、6月8日第2回最高顧問会議懇談会が開催され、従来のYP会場計画を見直し、造成地を拡大する方向で、調整作業に入ると伝えられています。

 97年の誘致以来、88人の委員から成る3つのPTの答申、委員28人13回に及ぶ万博問題検討委員会の結論、その全てが登録へ向けての「形式上の手続き」に過ぎなかったことが暴露されました。一部トップの合意を受け、事務当局が一方的に会場計画を変更しようとしています。国や協会は「正式登録」の正式を「随意」とか「意のまま」と解釈しているようで、結局万博は上意下達の「偉い人達が決めるから下々はそれに従え」でいくようです。これを受け「愛知万博中止」の一点で合意した県下の市民団体を結集し、万博開催権返上を唯一の目標とする団体を立ち上げ、活動を開始したことを報告します。
連絡先「やめよう!愛知万博」県民集会実行委員会代表:影山 健
【文責】愛知万博から海上の森を守るネットワーク:宮永

6月13日()9時~「青少年公園事務局」で抗議/11:30~「県庁」記者会見
 12日夜11時過ぎ八田氏から緊急電話。八田氏らによる《青少年公園ハッチョウトンボ調査》に対し理不尽な妨害行為に会っていて、明日その件について交渉するので、マスコミ対策と交渉へ出席して欲しいとのコト。早速、抗議文とマスコミ宛て文書を作成。深夜1時過ぎに発信。当日、公園事務局長に対し抗議文を提出し、団交を実施。参加:堀県議、加藤市議、八田氏ら8名。

  愛知県県民生活部社会活動推進課課長 江場昭夫殿
(
)愛知公園協会青少年公園管理部部長 若杉 殿  2001年6月13日

     愛知の環境と開発を考える市民フォーラム 世話人: 宮永正義  宇佐見大司

   緊急抗議声明

 貴協会から本会会員八田耕吉名古屋女子大教授への、6月8日付文書による「愛知青少年公園内におけるハッチョウトンボ調査」は「安全管理上危険なので、立ち入り禁止区域に立ち入っての調査を取りやめ、調査のため設置の標識(竹串)を今週中(6月10日まで)に撤去をせよ」との申し入れに対し、その余りにも不当かつ極端に常識を外れた「愛知県青少年公園規則」の拡大解釈に基づく適用に対しここに強く抗議をする。

 従来から継続して行ってきた調査をなぜ今回、急に妨害する判断に至ったのか、愛知万博計画における青少年公園会場の開発面積拡大の影を、そこに感じざるを得ない措置であり、いやしくも、環境を主要テーマとする国際博覧会の会場予定地で正確な自然の状況をボランティアで調査しようとする専門家を強制的に排除し、予想される事実を覆い隠そうとする行為は、旧来の環境アセスメントで多用された開発に都合の悪い情報は隠す」という行為に通じる手法で、断じて容認できないものである。

 貴協会の「安全管理上問題がある」ことに対し、年間百万人以上、開園以来千万人以上と推定される入場者にとっても同様だったはずで、もしその見解が公式なものであれば、今まで「その危険を放置した」ことに対し、重大な責任問題が生じ、ことは1研究者の問題ではなくなるのである。

 いずれにせよ、官の民にたいするこのような措置は、社会通念上では「大人の社会でのイジメ」「お上による庶民へのいやがらせ」ともいうもので、子供の世界でイジメがなくならないのも当然であり、言語道断、情けない限りの行為である。当フォーラムは、この件に関し、調査禁止の撤回と文書による正式な見解表明を要求するものである。
 「愛知の環境と開発を考える市民フォーラム」事務局:宮永正義

【愛知県政記者クラブ並びにマスコミ各社殿】以下の抗議行動を実施します
愛知県公園協会・青少年公園管理部へ抗議
日時=6月13日() 9:10~正門前集合
場所=愛知県青少年公園・調査予定地:9:30~


    《サッカーグラウンド横・ささ池で竹串撤去実力阻止!!》
愛知万博会場計画がトップダウンの決定により大幅に変わり、従来のほぼ倍の青少年公園内の区域が開発にさらされる情勢を受け、従来からなんら問題なく続けてきたボランティアによる「公園内の自然環境調査」が突然、公園管理規則を拡大解釈する理不尽な名目で公園協会から禁止される事態となりました。

 県内で有数の専門家である名古屋女子大教授八田氏による最新の調査結果が、会場変更の重大な障害となると判断した、協会側の露骨な忌避がみえみえのいやがらせ行為です。都合の悪い調査結果はすべて伏せてきた、従来の環境アワセメントのおいしさが忘れられない、事業主側の意を受けた公園協会に対し、実力阻止も辞さない覚悟で抗議行動を実施します。参加予定は加藤徳太郎、宮永正義、八田耕吉ほか数名です。

 「アセス市民の会」「海上の森を守る会」「愛知の環境と開発を考える市民フォーラム」「海上の森くらぶ」合同抗議行動班/【文責】愛知万博から海上の森を守るネットワーク:宮永正義 

 深夜の要請にもかかわらず、中日、朝日、赤旗、中京テレビが駈け付け、交渉の場まで同行取材した。小生は抗議を中座し「やめよう愛知万博!県民集会実行委員会」会見の県庁へ。影山、丸山、藤田の4名。

 【聞いてよオジさんの独り言】 人生、開き直ればなんとかなるんデスよね!
 マスコミ報道によると、天敵「末広まきこ」に公職選挙法違反容疑で、名古屋地検特捜部に告発されたらしい。しかし、当事者の小生は、その告発状をまるでみていない。
 マスコミ各社からのインタビューで、告発の趣意をきき、それをもとにコメントしているだけで、なんだか隔靴掻痒そのものという感じで、スッキリしない、???の落ち着かない気分だ。

 いずれ、テレビ局3社から受けている取材日程が決まったら、一番手に訴状持参を頼む予定だ。それにしても、市民運動とは縁のない親類、縁者、友人、知人が「国会議員に告発された」との報道だけで、とんでもない大それたことをしでかしたと思い込んでいるようで、納得させるのが大変だ。改めて仕事や取引先、出世、身分、とはまるで関係のない自由業の気楽さ、有り難さを、つくづく実感!?

 「がんじがらめの人間関係のしがらみで、みんな本当に大変なんだ」と自分のノウテンキさを思い知った。ほんとにゴメン!こんな小生と関係があるみなさん!多大な迷惑をかけてしまうことが多いでしょうが、どうかご勘弁のほどを
!(次回は「末広議員名古屋地検へ宮永を告訴」の巻)以下は【海上の森くらぶ通信】 2001年7月1日・第103号続き

6月15日()11時~12時半頃【朝日へ今月初投稿】小泉総理・田中外相関連

6月16日()11時~本郷駅前【御岳山胡桃島キャンプ場】17日17時本郷帰着
 指折り数えて待ちかねたキャンプ。昨日までの梅雨も心がけよく中休み、空は曇りでも全員心は快晴。中年探検隊:森島、細谷、橋爪、小生の4名がニコニコ顔で集合。早速、なにはなくともアルコール方面から食糧へと、買出し2軒。わいわいがやがやキャンプはもうここから嬉しい!楽しい!の始まり。13時牧野ケ池でX隊員と合流し一路現地へ。詳細はまたいつか。出会った鳥:28種。高山植物:33種(宮永メモ分)あ~楽しかった。

6月18日()13時頃~約90分《今月2本目・中日へ投稿作成》小泉内閣関連

6月19日【県政記者クラブ&マスコミ各社殿】以下の行動を実施します
 「万博中止」申入書を提出
日時:6月20日9時 県庁1F集合:県議会各会派控え室
活動「愛知万博中止、返上申し入れ書」議会各派に提出
目的:難問山積、展望ゼロ、関心最低の環境博に引導を!

 パリBIE総会で2005年国際博覧会・日本開催が決定後4年たちましたが、開催地選定、
会場計画、観客輸送手段、資金計画、開催内容とすべて白紙同然のずさんな愛知万博構想には「新鮮さ、面白み」がまったく感じられず、いまやほとんどの国民が興味を失っています。

 「万博推進関係者」さえも、混迷を極める現状に、仕事としてやむをえず係わるのみで、行く先に光りの見えない絶望的な状況のまま大失敗、大赤字の断崖に遮二無二、突き進んでいます。中部財界トップの個人的意見を金科玉条に、国や協会が計画をくるくる変える回転寿司万博に明るい未来はまったくありません。

 「改むるに憚ることなかれ」です。いまこそ名誉ある撤退「中止」を決断するときです。各会派にその英断を要請する行動です。 「やっぱりやめよう!愛知万博」県民集会実行委員会 
事務局:影山 健 「愛知万博から海上の森を守るネットワーク」文責:宮永正義

6月20日()9~10時半【県議会各会派に万博中止要請書】影山、丸山他計8名

6月21日()午後某新聞社から《末広氏が22日県政記者クラブで会見》との情報

6月22日()【愛知県政記者クラブ&マスコミ各社様】下記の緊急要請します
 6月22日15時からの「末広まき子」記者会見に関し、目的が不明ですが、
以下3つを想定し要請します
(1)次期参議院議員選挙への不出馬表明(まず??)
(2)口先だけの転身の謝罪と比例区への正式出馬表明
(3)派閥離脱第1号同様「元後援会長への電話の釈明の報告」

 「変身の正当性の主張」「落選運動にたいする抗議」などを通じ、転んでもタダでは起きぬマスコミ・アピール作戦を敢行する末広氏に対し、過去足かけ4年にわたり「公約違反」の責任を取り辞職するよう要求してきましたが、さすがに世論の厳しさが身にこたえたのか、選出選挙区に戻り逆襲に動きだしたようです。

 当選するためには何でもアリの人物ですから「過去の行動を深く反省します」とかなんとか裏で「あっかんべー」が丸見えの口先だけの謝罪?会見をして「もういいだろう」と同情票を獲得しようとでもいう魂胆でしょう。

 そこでマスコミ各位への「言わずもがな」のお願いです。常識的な庶民の目で、公平かつ冷静な報道をされるようお願いします。かってないほど政治に国民の注目が高まり、参議院議員選挙の告示日が目前の今こそ、改めて公約の重さと「議員の資質」を厳しく問いかけていただきたいものです。文責「公約違反」の末広まき子を落選させる会・代表:宮永正義

同日16時頃【末広氏が宮永を名地検特捜部へ公選法違反で告発】読売から第1報
 被害妄想のムリヤリ拡大解釈の言い分で【選挙妨害】の名目で小生への告訴状を地検へ提出。不特定多数に「国会議員の特権の前に訴えは棄却された」と虚偽の情報を提供したというが、記者会見の当日の夜9時過ぎ、小生を電話取材中に朝日新聞石黒記者が当会のホームページを開いたら、これがなんとたったの38人目。

 うち10回が作者と小生が各5回実施の点検分。残り28人のどこが不特定多数か。理解に苦しむ言いがかり(営業中?の塾へ電話が殺到。いちいちコメントした小生も小生だが、これでは評判が下がって当然か……

6月23日(土)主要日刊4紙・末広告訴の記事掲載/朝日記者・投稿を示唆?
 山の神は無論、親戚からも「もういい加減にして!」とブーイングの嵐。訴状提出が即、告訴で裁判になると思いこんでいて、特捜部が受理する可能性が無いことを説明し、なんとか納得?してもらう。

6月24日(日)、25日()【趣旨は同じで表現を変え朝日宛・末広反論】連日制作
 24日の1本目は約90分、月曜の2本目はトーンダウンしたのを1時間ほどで作文。
24日17時~19時過ぎ「中京スポーツ」霞上記者から取材を受けた。「3日前に2世の妊娠を確認しました」とオメデタの報告も。

6月26日()11時~【亡父月命日】2組の姉夫婦に改めて騒動の釈明と陳謝
 CBC、日刊スポーツ(朝日系)から取材申し込み。期末直前で23日以降、昼間はテストの用意、土日はテスト直前サービス授業で、お仕事一筋の毎日、屋外活動一切ナシ。ただし、口だけの対外活動はちょー活発!

6月29日()11時半頃~13時【日刊スポーツ大阪の記者からインタビュー】
 万博最高顧問の堺屋氏が「最終案を提示し辞任」と朝日1面トップ。実現可能性ゼロの提案で、計画は振りだしに戻り、この先どうするのか賛成派すら見当がつかない沈没寸前の状況、あーあ!

 【雀の夜ぐさり その7】オマケ?の付録(*雀の夜ぐさりは日本野鳥の会支部報「愛知の野鳥」に1992年9月号から96年2月号まで30回、不定期に連載したコラムの題名です。
「海上のくらぶ通信」掲載の「聞いてよ!オジサンの独り言」の姉妹編?となります)

 仕事柄ほとんど1日中、自宅兼仕事場にいる。夜9時半過ぎの食糧買出しと市民運動関連の集会以外は、出歩かないからカネがかからないのはいいが、電話に訪問セールス、毎日とにかくイロイロある。最近は墓石と墓地関連の電話がメッチャ多くて閉口している。
 セールスマンの来訪目的は千差万別。が、たいてい胸に頭髪が転移したキューピー頭、
半ズボン裸のオジサンにぎょっとして、そそくさと退散していく。ごめんね!皆さん、驚かせて。これがいつものスタイルなんデス。

 6月26日背筋のコリが気になり《本業の超氷河期突入と親父の人生締めくくりのあれこれ》で、それどころでなかったストレッチングを3か月ぶりに再開した。前屈で手のひらがピッタシ床につくのは変わらなかったが、腕立てふせが225回しかできなかった。ないないずくしの小生にあるのは体力と底なしのノーテンキだけ。まっ、いいか、上見りゃきりなし下見りゃきりなし、ねっ。と・・・ここでピンポーン。勝手に入ってズカズカあがってきたのは小学校からの友人Mクン(*この友人は某有名国立大の出身なのだが)。

 『おう、どうした』「うん、東京でクラス会があって、20数年ぶりにでたんだ」
 『おい、おい、そんなの順調に世の中を駆け上がった連中が集まるんだから、オマエなんか、お呼びでないんじゃないのか』
 「昔(学生時代)の仲間のメールがあちこちから来て、つい行く気になったんだ」
 『で、どうだった』
 「うん、やっぱり大学教員とか一部上場の大企業の幹部とか、そんなのばっかし。カネなんかのこともでたけど、健康の話しとか子供の話しが中心で、ちょっとね」
 『そりゃ独りもんで、いろいろありすぎて、結局、学習塾のオマエなんか宇宙人だよ』
 「うん、でもわかったんだ。おれはやっぱり今一番したいことをトニカクやるよ。先のことはナシ。オマエみててわかる、いつだって生き生きしてて、いいよなー」

 『なにいってんだ、俺だって朝・昼とか日替わりで《人生カネばっかりじゃないよなー》になったり《やっぱりカネかなー》になったり、毎日、喰って寝て出しての繰り返し。でまた《こんなんでいいのかなー》になったり《いやいや、これでいいんだ》になったり、あのなー、オマエ、結構、これで悩んで忙しいんだぜ。ほんと、気楽そうにみえるケド』
結局【人生一回きり】で意見は一致?呑みにいく約束をしてチャンチャンでした。

 その後、久しぶりに会った山の神から「通信添削とか、なんか仕事はないの」と言われたくらいではメゲないものの『10年位前までは年収1500万以上のときもあったんだから、人生山あり谷ありで仕方がないさ。ずっと働いてくれているのにも感謝はしているんだョ。これでも』と声にならない声で口の中で、もごもご。
 「谷ばっかしじゃない、もうずっと・・」という声を背にそそくさと風呂へ、あ~あ、すまん。
 こんな状況になった大半の原因は自分のせいと、充分自覚しているのだが、といって、
今までの生き方を変えそうにない、意固地な自分に我ながらもう、とほほのほ……デス。

   

第68回:「悪代官にいいっぱなし5月/万博切り捨て御免6月送信」本音散人
 まず5月は投稿1本のみ。中日に送った3日後に《先月分が掲載され》1週間寝かせて、
 朝日に再投稿した以下の原稿が、そのまま掲載された。

◎【個人情報と営業活動】朝日「声」欄殿 01年5月5日作成・12日発信・20日掲載
 ピンポーンと朝8時。玄関にでると喪服姿の男性。昨日の葬式に欠席の方かなと招き入れようとすると、香典返し用カタログ持参の業者だった。お悔やみの言葉は鄭重だが、目的はハッキリと商売。その日のうちに来訪4人と電話が5件。翌日3人と電話4件。翌々日には仏壇業者が3人もと、連日のセールスマン。ほかにダイレクトメールも届く。
 これがもう2週間近く続く。父は大往生だったので悲しみを逆なでされるほどでなく、競争が激しくて営業は大変だなと思っただけだが、もし、身内が不慮の死で悲嘆にくれる家族だったら一体どう思うだろうか。

 それにしてもどこから情報を手に入れるのだろう。前々日、死亡届を出した区役所か、前日の火葬場だろうが、出産や婚姻など他にもそうしたセールスがあるはず。垂れ流しの個人情報を商売のネタとする世知辛い、金儲け最優先の情報社会の一端をかいま見た思いで気分が沈み、でるのはただ溜め息のみだった。(次回は「反万博メンバーへ発信メール」の巻)

2001年5月14日14:41【愛知万博、巨大ダムを蹴っ飛ばせの皆様】発信メール
 小泉人気で自民党の本質が変わったような雰囲気がかもしだされつつあるマスコミ報道や世論の流れですが、みなさん、要注意です。まゆつばモノです。3年前から、無責任、無節操を追求してきた末広まき子議員が、まったく懲りずに比例代表で自民党から参議院に出馬します。われわれは6年前を忘れません。【末広まきこをやめさせる会】の集会を下記日程で開催します。会員以外のみなさんの参加を歓迎します。(以下略)

5月17日23:53【世の中ヤッパリ金だよね!の皆様】
 くっそ~、かね、カネ、かね、カネがほしい~。あーあ、ほんと、かね、かね、
なんとかならんものカネ~!?すっかりできあがった《懲りない酔っぱらいオジサン》から、
くどい、集会のお知らせで~~す。無論、カネにはなりません、あしからず!!

その(1)末広まきこをやめさせる会・集会案内 
5月19日(詳細・略)
その(2)愛知の環境と開発を考える市民フォーラム結成集会 
5月20日(略)
その(3)ジャーナリズムと政治癒着を考える名古屋集会 
5月21日(略)

 1本780円のジンをガブガブやりながらメールしています。困ったもんです。
人間の欲というのは際限がなくて底なしでこれでもう充分っていうのがナイんですから
ね~。ほんとやれやれデス。 アル中散人・毎晩宴会中 みやながマサヨシ 頓首九拝

5月21日10:21【斉藤正和様、岡庭美香様】
 メール有り難うございます。相変わらず《グチてんこもり》山盛りの毎日です。まあブツブツ言えるのも元気な証拠ですけどね。近日中の行動予定は「末広まき子」を落選させる会の立ち上げ記者会見です。気の早いマスコミから、催促をうけています。ヤレヤレ。
 そして、愛知万博・堺屋最高顧問が「6月に発表予定の構想」への対応が万博反対派の全勢力を結集しての最後の総力戦となりそうです。そうそう、添付ファイルのJPGは開けます。どんどん送って下さい。楽しみにしてお待ちしています。

 終わりにまったくプライバシーで言うのも恥ずかしいことですが、ご心配をおかけしていました、ご承知の《万博のせい》で始まった山の神との3年間の別居も親父の死後、話し合いが進み、段階的に半別居の方向へと、互いの老後を踏まえ、歩み寄りを試みています。
 家族には本当に迷惑をかけ続けていて、今後も、それは変えようがなく、困ったことデスが……。最近発信したメールなどをオマケにつけました(略)ご一読下されば幸いです。
   野次馬散人 宮永正義 拝

5月22日13:07【鷲田さま】(*元神戸大学・経済学部大学院教授)
 いろいろな市民運動に参加され、大学教授時代とくらべ、かなり、目からウロコの毎日が続いているのではないかと思いますが、いかがですか。さて、今日は厚かましいお願いですが、救援の要請です。
 以前、資料をお送りした末広まき子参議院議員に関し【落選させる会】をたちあげる予定ですが、7月15日に予定されている告示の前まで「期間限定」のホームページを、できたら開設したいと考えています。<先日送付の資料を掲載する程度のものです>

 ご協力いただけるようでしたら、名古屋へ出たついでに30分ほど時間をとって頂ける日がありましたら、お会いしたいと思っています。小生は原則として平日は午後4時頃までと、土日はOKです。ただし、25日は10時から名古屋地裁で裁判の傍聴<昼頃まで>にでかけます。それ以外なら、指定の場所へ出向きます。
 勿論、忙しい毎日だと思いますので、無理ならムリとはっきりおっしゃって下さい。費用に関しても実費しか用意できませんので。尚、小生はハッキリ言ってホームページに関しては何も分かりません。ではでは むりむり散人 みやながマサヨシ 頓首九拝

5月24日21:38【グリーンアップ海上PART1 実行委員会殿】
 以下の件につき緊急要請をします
 貴会が海上の森のゴミ拾いを6月9日に計画中とお聞きしましたが、趣旨は大変素晴らしく、われわれも同様の計画をたてていたところです。しかし、ただ以下の2点について、ぜひ変更をお願いしたいと思います。
 1.吉田川周辺というゴミ拾い場所を変更すること

 2.6月9日という日程を変更すること

 《 要請の理由を以下に述べます 》
 ご承知のように【海上の森】は愛知県内で有数の野鳥の宝庫です。バードウオッチャーで結成した「海上の森くらぶ」メンバーは過去10年にわたり、海上の森で野鳥を観察し続けてきました。その結果、森のなかで吉田川一帯が、最も自然度が高く、鳥影も濃いことを確認しています。 今回の清掃区域の直近では96年に「人為的に巣が撤去されるまで」オオタカが営巣していたほか、オオタカ以上に絶滅が危惧されているサンショウクイの育雛が確認されています。(99年7月6日中日紙報道など)


 他にもサンコウチョウ、キビタキ、オオルリをはじめ、あらゆる野鳥が吉田川とその周辺で抱卵、育雛(ひなの子育て)の最重要期に入ったところです(この状況は県有地化と開発中断の御蔭で現在ますます濃密です)おそれ多くもたとえて言えば、雅子様が入院中の病院の「周辺はおろか病室の中まで」数百人の人間が半日近く、わいわい、ガヤガヤ、やるようなものです。野鳥の会愛知県支部の事務局長が貴会の委員長と聞きましたが、その見識の無さは言語同断、いうべき言葉がありません。

 また川沿いや護岸のノリ面でホタルをはじめ、様々な昆虫が植物と共に成育の真っ最中で、ただの道ばたの草むらと思われるかもしれませんが、森全域が彼らにとって年に1度の貴重ないのちの継承期なのです。少なくとも梅雨明け以降の、あらゆる生き物(ただし人間以外)の非繁殖期に、日程を変更してくださるようお願いするものです。
 《文責》海上の森くらぶ代表:宮永正義

5月29日23:39【鷲田様】
 忙しいところを無理なお願いで申し訳ありませんでした。とりあえず作成した会則を添付します。選管で事前チエックを受けますので、一部変更になるかもしれませんが、そのときは即連絡しますので、今後ともバックアップよろしくお願いします。
 それと昨日「環境を考える愛知学生ネット」(4月結成)の初の企画で「ダムを考える」の集会が名古屋市教育館で開かれ、中国の三峡ダムと愛知の設楽ダム問題がテーマで、愛大の渡辺正氏の講演と質疑応答に1時間45分も時間が割かれました。学生、院生、教官など20代の若者を中心に40人近く集まり、盛況でした。6月末に予定の現地見学会にも何名か参加してくれると思います。若者たちの応援団の出現は心強いものです。

 《公約違反の末広まき子を落選させる会・会則》
第1条 この会は「公約違反の末広まき子を落選させる会」と称する。
第2条 この会は「愛知万博反対」、「既成政党には絶対にくみしない」、「政党に属さず、声なき庶民の声を国会に届ける」などの公約を一方的に破棄し、36万もの支持者の信頼を裏切り、国会議員の権威を徹底して地におとしめた参議院議員「末広まき子」を、第19回参議院議員選挙で、落選させるための活動をすることを目的とする。

第3条 前条の目的を達するため、次の活動を行う。
1、広く、前条の事実を一般に知らせるための広報活動。
2、ホームぺージ、メールの利用による情報伝達、収集活動。
第4条 この会の事務所は名古屋市西区XXXXX 宮永正義方に置く。
第5条 この会は、本会の趣旨に賛同する者をもって組織する。
第6条 この会に次の役員を置く。 代表 1名、副代表 1名、会計 1名

第7条 役員の選任・任期
1、代表は会員による互選とする。
2、副代表、会計は代表が任命する。
3、役員の任期は2001年6月1日より8月15日までとする。
第8条 役員の職務
1、代表は、会を代表し、会の事務を掌握する。
2、副代表は、会長を補佐し、会長事故ある時これを代行する。
3、会計は、会の会計を司る。
第9条 運営
1、会議は役員会のみとする。
2、会議の招集は代表が行う。
3、役員会は、必要の都度会長が招集するものとする。
第10条 会計など
1、会の会計年度は2001年6月1日に始まり、同8月15日に終わる。
2、会の経費は、会費その他をもってあてる。
付則 この会則は2001年6月1日から実施する。

5月30日0:04【鷲田様】 
 今日の午後、小6の女子が塾へ来る途中、公団住宅のエレベーター内で、ナイフを持った男に襲われ、強制わいせつをされるという事件がおきてしまいました。この辺ではよくあることですが、さすがに直接の教え子がその目にあうと動転してしまいます。警察、学校、塾と、連携をとって被害の生徒の今後をフォローしなければなりませんが、至難の技です。心の傷の修復は簡単にはいきませんから。

 やれやれ、これからこの辺りはこんなことが続きます。要注意の変態や痴漢がゴロゴロいるんです。あ~あ、なんとかならんもんでしょうか。で、ホームページのチェックもこれからです。ではでは。 宮永 拝(注*鷲田氏には《ホームページの作成》に協力いただいた)

5月31日12:53【鷲田様】
 ほんとに、ほんとに、ほんとうにスミマセンでした。ごめんなさい。知らないということはマッタク、はた迷惑なことで多大な労力と時間をむだに費やす結果にさせてしまい、改めて貴兄に心からお詫び申しあげます。ついワープロ感覚で、いちいち訂正するより全て選択でコピーし、そのまままるごと張り付けをすれば済むと、勝手に解釈したのが素人のあさはかさでした。トニカクなにも分かっていませんので、他にもずいぶんご迷惑をおかけしていると思います。どうかその際はハッキリ、そうとおっしゃって下さい。

 謙虚かつ素直に聞くこころがけだけは持っていますので。くどいようですが本当にご迷惑をおかけしました。ホームページは息子の協力でなんとかチェックできました。立派で感激しました。以下が(略)最終の訂正箇所です。ヨロシクお願いします。宮永拝
次号は切り捨て御免メール01年6月です)

2001年6月1日21:16【万博蹴っ飛ばせの皆様】《以下は送信メールより抜粋》
 愛知万博問題がいよいよ山場にさしかかり、風雲急を告げています。いままでのいきさつをすべてチャラにし、巨額の財政負担増もなんのその、天の声・堺屋案で「環境破壊も財政破綻もアセスも民意もゼ~~ンブ無視し」闇雲の水ぶくれ計画で強行突破を計るのか、それとも博覧会協会と知事が「恐れながらご老公様、トヨタの印籠は痛いほど目に入っておりますが、あまりにご無体なお申し出、いかにも承伏しかねます」と《窮鼠猫を噛む》思いで立ち向かい「時間も金もない、無理なことはどうしてもムリです。できません!」と
最高顧問が辞任をちらつかす恫喝にひるまず、必死の諫言ができるどうか。

 まさに「裸の王様」堺屋サマに、いつ、誰が、どこで「あなたの計画は到底、実現不可能な白昼夢です」と厳しい現実を宣告し、断念を迫れるかというところまできている。恐らくトヨタ首脳から「計画は白紙、すべてご自由に」と全権委任された堺屋氏が「これでは話が違う」とアッサリ辞任して、オシマイというのが理想的な展開ですが、はたしてどうなることやら。興味津々しばらく目が離せませんね。もめろよ、もめろ!どんどんもめろ!

 さて【末広まき子を落選させる会】を政治団体として登録しました。ホームページにアクセスしてアンケートにお答え下さい。相変わらず《カネとカミのケ》に縁がない ぶつぶつ散人 みやなが 頓首九拝

6月3日13:28【 万博なんか蹴っ飛ばせの皆様】
 愛知万博は時代錯誤の堺屋案で、にっちもさっちもいかない袋小路に入り込みました。案などととても言えないチャチなものでした。現計画では全くダメと明言した堺屋氏の批判を、暗黙の内に認めた協会や県が堺屋氏にかけた「大きな期待」は見事に裏切られ、従来の計画はダメ、堺屋案もダメとなり、残った常識的な選択肢は万博中止しかないというのが典型的庶民の代表、懲りないシツコイ、万博反対の小生の希望的観測です。

 下町で万博は冷笑の対象!「まだトロイこと言っとるの、たあけか」「そんなもん、だ~れもいけせん。どうせダメになるで勝手にやらせとけ」になりつつあります。肝心の庶民に期待感ゼロの万博に未来は見えません。最大、必須の要件「万人を惹き付ける圧倒的目玉商品」?のまったくない環境万博は2004年パリ映像万博というライバルさえ現れた今、もう、やめるっきゃアリマセン。小生の口癖ですが「本物の宇宙人をつれてくる」しか、万博成功の道はないデス。
 さて前置きが長くなりましたが、実はこれからが今日の本題。無節操、公約違反の国会議員「末広まき子」を落選させる会を6月1日におそれ多くも!公の指導を受け?正式な承認を得て立ち上げました。ホームページで「公開投票」を呼びかけています。以下を是非つながりのあるネットに転送下さい。野次馬散人 宮永拝

6月6日13:49【宇佐見様】(*愛知学院大学・法学部教授)
 メール拝見しました。突然でビックリしました。辞任の件ですが、委員ではありませんが、了解しました。ただし、他に賛同者を募って何名かで、きちんと記者会見を開いていきさつを公開し、辞めるべきだと思います。ただ、やめるのではなく、少なくとも、相手(堺屋氏や協会)に最も大きなダメージを与えられる方法をとるべきだとも思います。このままでは少し唐突すぎて、大げさかも知れませんが、犬死にという印象でもったいないです。以上再考を要請します。宮永拝〈追〉そのお考えがないという事でしたら、この件につきマスコミに公表したいと思いますが、メール全文のマスコミ配布許可いただけますか。その可否についてご連絡下さい。

6月7日13:57【万博中止目前!あと一押しだョ、みんな!!】
 6月5日11:11pm宇佐見氏発信の「フォローアップ会議議長と委員を共に辞退したい」メールに驚きましたが、6日の夕刊で、もう報道されていました。実は小生も「大変だ」と、マスコミにこの情報を配信しようと思ったのですが、ちょうど、その件を問い合わせてきた加藤徳太郎氏のアドバイスもあり、本人に確認をしてからと見合わせたのですが

 結局、誰か他の委員がマスコミに知らせ、大々的な報道になったようでした。こうなったら後は、できれば同調の委員を誘って、正式に記者会見をし、辞任の真意を説明されることを期待するのみです。フォローアップ会議が分散する前に堺屋案がつぶれ、万博中止に向かって一気に進むというのが理想ですが。はてさて、どうなることやら。庶民はもう、あきれかえっているだけです。「アホかー、いい加減にしろ~」 懲りない、あきらめない、野次馬散人 みやなが 頓首九拝

6月9日16:29【森島様、皆様】16、17日実施「胡桃島キャンプ」について提案
 先遣隊と後発隊にわけず、午後から一緒に「3人が1台で出かける」というのはどうですか。先遣隊(森島、宮永、細谷)は早めに集合して食糧などの仕入れを済ませ、午後のメンバーと合流するほうが、「旅は道連れ」でにぎやかで、楽しいと思います。せっかく一緒にいくんですから、そのほうがいいかと……

 勿論、ドライバーは大変ですので「肩もみ券」「炊事、テント設営免除券」「がぶ飲み許可証」を発行しようと思っていますが。いかがですか。午後2時頃までに出発すれば6時半には着くんじゃありませんか。トニカク、賑やかがだいすき ヤケクソ散人 宮永 拝<追:オオタカ密猟バスターズの時、2人用のテントを切り裂かれてしまったので、6人用を持っていきます。イビキが凄いらしいので、森島さんの一人用と交換して使わせてください。ヨロシク。ではでは>

6月9日17:16【マスコミ各社殿】 青少年公園当局の姑息きわまる妨害行為
 青少年公園での自然調査に関し、下記のような嫌がらせ行為が行われています。ぜひ、取材のうえ報道していただきたく情報を発信しました。【海上の森くらぶ代表:宮永正義】以下、当事者(*八田耕吉・愛知女子大教授)からのメールを引用。

今日、青少年公園のハッチョウトンボの調査に行ったところ、愛知公園協会より「危険区域につき立ち入り及び調査をやめる」よう言われました。5月28日に文書で「調査への協力依頼」を出したところ、好意的に受け取っていただき「注意をして、調査をしてください」といわれ、草刈りの自粛も約束していただきました。

 「そんなことは約束していない」と現在は否定していますので、事実関係だけ説明します。6月3日には、新たに「ささ池」の裏側にロープが張られ、一般の人たちから調査への影響を避けるための処置をしていただいたものと思っていました.すばやい対応に感謝していたところ、今日6月8日に行ったところ、入ることは出来ませんの一点張りでした。.こちらの連絡先を書いていたにもかかわらず、突然の追い出し行為、今日の調査は出来ませんでした。

 池が危険であることは、ある意味で理解が出来るが、今まで危険であるという理由で立ち入りを拒否されたことは一度もありません。念のため、自然保護協会、WWFなどにも問い合わせたが、聞いたことはないとのこと。どなたか、この様な事例があれば、教えてください。

 さすがは、愛知県ですね。池の中に入って調査することを危険であるというなら、多くの自然調査は出来ないでしょう。管理責任上問題があるとするならば、自己責任においてやることに対しては拒否できないのではないでしょうか。弁護士に伺うと、自己免責という手続きががあると教えていただきました。

 「ささ池」の北側にある小さな湿地のどこが危険なのでしょうか。もし、これが危険であるというなら、危険でない場所はどんなところでしょうか、教えていただきたい。さらに、そのような危険な場所が、多くの市民が利用する公園の中にあっていいのでしょうか。非常にくだらない議論ですね。
 この様な議論以前に、好意として安全の確保に注意を払っていただけないでしょうかと、再三申し上げたのですが、「安全管理上問題がある」との主務課(愛知県・県民生活部、社会活動推進課)の判断ですといわれるだけでした。根拠は、「愛知青少年公園規則」の第4条「行為の禁止」の9「公園の管理上障害となる行為」であり、第5条「行為の制限」の4「管理者が指定する場所以外の場所に施設を設置し、または物件を置くこと」にあたるそうです。

 調査のために1m毎にさした竹串(焼き鳥用の)が、これにあたるそうです.そこで、愛知県庁まで行って、許可を頼みましたが、許可は公園協会がだめだといったら、私達にはなんともならないのですとの説明。県と公園協会の関係はどうなっているのでしょうか。

 私は、県が公園協会に管理を依頼、発注しているので県が許可、または決済するものと思っていましたが、課長は「公園協会の長の判断は覆せない」と言っていました。そのような関係が存在するのは、天下りのためでしょうか。市民には理解できないといっておきました。どうでしょうか。あきれたことに、公園協会から、竹串の撤去を6月10日までに行うよう文書が送られてきました。「撤去が行われなければ、6月11日に強制的に回収する」旨がかかれています。
 このような暴挙に対して抗議すると同時に、晴天であれば13日()、延期になれば15日()の9時半から調査を行えるように結論を出して、善処いただくよう申し入れをしてきました。研究者にとって調査データの欠落が、いかに重大な問題なのかの認識がないことを指摘し、次回の調査が行われなければ明らかに調査妨害と判断する旨を申し上げてきました。

 多分、今日の夕刊か、明日の朝刊には青少年公園の造成面積を倍増と載るでしょう.。突然、頑なに調査妨害を図ろうとしているのは「4つの池の上にステージを作る」が「池を埋め立てる」案に変わったからだと思われます。.もちろん37haが70haになれば南のギフチョウの生息地への拡大もありそうです。採取場を使わなければ、影響は軽微ということで、アセスメントは終わる可能性があります。オオタカとハッチョウトンボ、ギフチョウはこれからの論争には不可欠になってきます。
 先に書いた日にちには、出来るだけ多くの方に現地で見守っていただくよう動員方、お願いします.。メールの転送も広く、多くの方にしていただけるとありがたいのですが.。私は、マスコミへのルートが乏しいので、何方かからでもお願いできるとありがたいのですが.転送して頂いて結構です。よろしく.。県からの回答が文書でくるようにお願いしてきましたので、回答次第では抗議文等お手伝いしてくださることも付記して、お願いします。

6月9日21:49【絶滅は時間の問題、さよなら万博!】
 万博会場問題は、結局、最大のタニマチ「トヨタ」会長のツルの一声「青少年公園の敷地を最大限利用」で決着しました。堺屋氏にトヨタ首脳の面子をつぶすほどの度胸はありませんでした。堺屋氏が再三表明していた「拡大案が認められないなら辞任する」という脅しも、金主のトヨタの前には屁のようなもの、権力をかさにきた「お代官さま」の遠吠えでした。圧倒的金力の前には、閣僚経験者も、ただの政治屋、自分の発言にまったく責任を感じない、身過ぎ世過ぎにきゅうきゅうとしているタダのイベント屋でした。

 強いものには弱く、弱いものには居丈高(いたけだか)になる、ごくふつうの官僚出身の「えらいさま」でした。こんなレベルの人物を有り難がる名古屋の財界はやはり二流ですね。っていうことは、そこの市民は……??いやいや、スミマセン。「どうしても世界に見せたい、知らせたいもの」があって、万博開催のはずが「見せたい、知らせたいものがなにもない!まず、会場を造成しハコモノを建て、中身はそのあと」なんて「ばっかじゃなかろか、このドあほ!」というほかにもう言葉がありません。

 こんなのに係わって10年もつぶした自分が心底かわいそうになります。BIEに正式登録した開発面積を一挙に倍増の70haにする方針のようですが、日本の役人や財界には「正式」ということばが「適当な」とか「意のまま」と解釈するのが常識のようです。こんな連中の仲間でなく、まだましな世間で生きている自分は幸せだと思うことにしました。(かなりの負け惜しみ?とほほ)
 いやはや困ったもんです。ジン2分の1ボトルでいささかハイになった、ブツブツ散人 みやながでした。くっそー、なにがなんでも、ぜったいに、万博は反対だーー、まけてたまるかー、あきらめないぞー、くどくて、スミマセン、ではでは。

6月14日13:36 【万博に関心をお持ちの皆様】
 どうやら推進派「看板役者・堺屋黄門さま」が最高顧問会議メンバーの冷たい態度と、巨大建造物の提出構想に対する四面楚歌の状況に業を煮やし、場外乱闘作戦(情報リーク:辞表提出の言明)にでたようです。さて、この「辞表」印の印籠に果たして県や協会は「ははーっ」と全面降伏となるのでしょうか。騒ぎが大きくなればなるほど嬉しい野次馬散人の直感では、いかにトヨタのお墨付きとは言え、無理なものはムリで、計画は却下となり、日本では時代錯誤の堺屋黄門様は、ようやく大阪万博のレベルに追いついた中国が立候補の2010年万博に、三顧の礼で顧問に迎えられ、バックトー・ザ・フューチャーでタイムスリップして、ぴったし収まり、めでたしメデタシというのが当座のオチのようです。

 このドタバタ劇とは別に、青少年公園の開発面積を70~85haにまで倍増改変するという構想に、なんら直接的な動きの見えない検討会議の、特に推進派と言われる人たちはどう思っているのでしょうか。「いろいろ会議で決めてもらったけどそれは全部ナシ。知事や市長や元大臣の偉い人たちが決めたことだから、それで調整して会場計画を決めます」こんな状況で、それに公式な反論も抗議もしないというのは、ためいきのみです。

 中日や朝日やNHKなど、いろいろな記者に賛成派の動きを聞かれますが、そんなこと反対派の小生に聞かれても困るとしか答えようがなく、互いに顔を見合わせ「委員にも、これからの仕事やらなんやら、シガラミがあってできないんだろうな」と記者ともども、官に選ばれた権威ある委員の立場を推測する状況です。

 またまた話しが変わって、12日夜11時半近く、八田さんから電話連絡を受けた抗議行動を即、文書化し、深夜0時過ぎ新聞4社、テレビ局5社に発信しました。翌13日9時過ぎ、朝日、中日、赤旗、中京テレビの4社がかけつけてくれました。14日朝刊1面トップが【堺屋氏辞表提出】の朝日は、掲載されませんでしたが、中日朝刊は県庁で11:30から記者会見した「県民集会実行委員会」の記事に合わせ「県内総合欄」18行・4段抜き・ブロック記事で報道してくれました。
 推進色の強い中日にも、行く末を見つめた報道がされるようになった一例と勝手に解釈し、気分をよくしているところです。公園協会に提出した「抗議声明」をオマケにつけます(
)。(メール不要のかた、ご面倒ですが、お知らせ下さい)まいにち、わくわくドキドキの「ひま山盛り」散人 みやなが 頓首九拝(「末広まきこを蹴落とせ!」の巻:6月13日掲載分)

6月15日 21・53 【今の日本を何とかしたい皆様】
 そこらのオジサンがどうわめいても叫んでも、な~んもかわるワケがないとわかっています。わかってはいますが、とにかくこの重苦しい、すっきりしない淀んだ世間の澱を、ゆがんだ世相をぶっ飛ばしたいと痛切に思っています。それにはまず政治を変える。それが一番手っ取り早い方法でしょう。今度の選挙で、改選議員全員の総入れ替えができたら、かなり変わるかと思うんですが、なコトあるわけありませんよねー。ゼッタイニ!!

 ならば、とにかく一人でも多く新人議員を誕生させるしかありません。モチロン、世襲や業界、宗教その他「ひも付き議員」はノーサンキューです。とはいうものの、小生にできそうなのはせいぜい【末広まき子を落選させる】くらいですが。やれやれ、日暮れて道遠しです。あいかわらずの《ぶつぶつ散人》ミヤナガ  頓首九拝

6月18日17:26【愛知万博検討会議の委員だった皆様へ】
 愛知万博問題を1市民の立場で興味深く見つめてきた立場から、最近の動静を考えるとき、どうしても腑に落ちない点があります。言葉に言い表せないほどの苦労の末、みなさんが合意に達したとお聞きする会場計画案を基に「BIEに正式登録した開発予定地」が堺屋案、豊田案をもとに、一挙に倍増の70~85haに拡大の方向で、県と協会が調整に入ったとの報道がされていますが、これは一体どういうことなのでしょう。

 みなさんの協議は「正式登録」のための方便でなんら、拘束を伴う責任あるものでなかったということでしょうか。財界、政界のトップクラス2人の提案を「役所」が調整するという今回の方式を、このまま「長いものには巻かれろ」で黙認されるのでしょうか。自分たちの存在を全否定する国や県や協会が主催する万博に、ここまでコケにされても支援する、それほど、魅力的なうまみが、あなたがた、特に推進派の皆さんに約束されているのでしょうか。こんなことなら、最初から、最高顧問会議のメンバーにまかせてすべてを決めれば手間が省けて、簡単に済んだはずと思うのはなにも知らないど素人のあさはかさでしょうか。

 いずれにせよ、万博というのは民主主義とは全く縁遠い発想や手法がまかり通る「国営事業」のようで、庶民とは関係のない行事だということだけは、いまさらながらハッキリしましたが。今回の最終会場案に対し、皆さんがどのような対応をされるのか「やっぱり責任ある立場の人たちだったのだな」と筋の通った対応に拍手を送れる日が来るのを楽しみにしたいのですが、ムリでしょうか。

6月18日21:56【支離滅裂!こんなになっても万博に関心をお持ち?の各位】
 中部財界トップと元経済企画庁長官の意のままに計画がくるくる変わる回転寿司万博は「官民2人の最高顧問」の私的なおもちゃと化しました。下々のこれまでの経過は、彼らにはぜーんぶ、なかったことのようです。個人が勝手に決める万博に、どうして国や地元が経費を負担をするのかだれか納得できる説明をしてください。それとも、赤字となった場合、欠損分を彼らが全額だすというのでしょうか。いやはや、日本の公式行事がこんなレベルで決まっていくとは、あーあ。

6月20日13:45【でたらめ万博に関わりのある皆様】
 堺屋最高顧問にクソミソにけなされた「万博計画」はYP()の開発面積倍増だけで決着し、あとはぜーんぶ「見なかった聞かなかった」ことにして「堺屋黄門漫遊記」にチョーンとキが入り、これにて一件落着のようです。(注*青少年公園)大山鳴動ねずみの「シラミ」1ぴきのオソマツさ。やれやれ。このドあほ!三顧の礼で迎えた「どえりゃあ偉い」顧問にクソミソに全否定された計画を、しらんぷりして、ほおっかむりのまま、また継続しようとしているようですが、「自己矛盾」のあまりの壮絶さに、真面目に考えるのをやめたのでしょうが、もう、アホらしくて、言葉がありません。あんたらもう、好き勝手にやりなはれ!!

 仰ぎたてまつった堺屋顧問の痛烈かつ辛辣な批判や、適切な?アドバイスをほぼ踏みつぶした最高顧問会議メンバーの「これ以上金も面倒もかけたくない」本音がみごとにあぶりだされた幕引きで、万博の「死に体」は決定的となりました。

 今日から、愛知県議会の6月定例議会がはじまりました。朝9時集合で8人が、3班に分かれて、下記のような行動を実施しました。共産党を除く、全会派がこの期に及んでも万博推進で、蛙の面に何とかで、やらないよりはマシというレベルの行動でしたが、万博中止の曙光はみえたと、相変わらず、楽観的に観測しています。さて、これからどうなることやら。推進派にも反対派にもわけが分からなくなった万博に!みんなで引導を!!もめればもめるほど嬉しい野次馬散人 みやなが 頓首九拝 (「掲載はどれかな6月号付録付き」に続く)

   

 第69回「末広まきこ子の天敵って俺?/国会議員とオジさんの対決!マスコミ殺到」


◎6月21日13:04【設楽ダムを考える名古屋の会会員の皆様】

 まだ本人と直接連絡はとれていませんが、6月21日付中日新聞に本会事務局長・鷲田豊明氏が兵庫県知事選に出馬の意向との報道がされていました。正式な出馬声明は明日22日とのことです。多分、取材のやメールが殺到し大変なコトになっているはずです。

 設楽ダム名古屋(略称)広報担当の小生もメールで確認をしますが、誤報でなければ、われわれに出来るあらゆる支援をしたいと思います。勿論、会としてでなく、会員個人の立場で、賛同いただけるメンバーで連絡をとりあい、支援の中身や方法、手段を相談したいと思います。

 長野県知事選で田中氏の応援に「海上の森関連3団体」や「カルシウム21」のメンバーが、現地入りして選挙活動をした例もあります。そこまでしないとしても、カンパとか兵庫県在住の親戚、友人、知人に投票を依頼するとか、各人の事情にあわせ、ゼヒ応援をお願いします。

 無論、彼にメール又はホームページを通じ出馬に際し政治方針、選挙公約など知事選に係わるあらゆる情報を公開してもらい、それをしっかり確認してから判断し行動に移ることになりますが……。以上、名古屋市長選の悪夢を一掃したい 野次馬散人 宮永まさよし 拝

◎6月21日13・47【鷲田様】
 今朝の中日で兵庫県知事選出馬の意向との報道を読みました。多分、今頃はマスコミから取材の電話が殺到していることでしょう。即断即決、即実行の鷲田さんのことですから、準備に抜かりはなく、きっと、もうhyougochiji.comでホームページを作成してあるはず。

 明日の兵庫県庁記者クラブでの正式記者会見で発表される内容は愛知では報道されませんので、メールでホームページのUTLをゼヒ、流してください。もちろん変に遠慮せず、今まで接触したあらゆる方にもどんどん今回の情報を送るべきです。支持、不支持、賛同、無反応、それは受け手が判断してくれます。決めた以上やるっきゃない!デス。

 宮永としては、乏しい全知全能をフル回転させて、個人として可能なあらゆる手段で支援します。「人生一発勝負、その意気やよし」です。ただ一番強力な応援となる選挙資金面では、とほほデスが……〈追:最も初歩的な情報、公示日・投票日さえ知りません……〉 兵庫にも吹かそう、無党派の風! 宮永まさよし 拝

◎6月23日13:34【どこに行くの?万博に関わりのある皆様】
 やれやれ、困ったもんです。末広まきこのオバサンにはほんと。とうとう、天敵まきこから、名古屋地検特捜部へ公職選挙法違反容疑で「宮永まさよし」への告発状を提出されてしまいました。そのせいで、ただでさえつぶれそうな塾へ、夕方から電話が鳴りっぱなしで……。朝日、中日、読売、毎日、名古屋タイムズ、共同通信と面識ある記者が多く、まきこ氏のマスコミ利用の意図がみえみえで、あきれかえっているのは小生と変わらず、記者の誰と話していても、お互いに笑ってしまう状況でした。

 こんなことで、いちいち受理していたら特捜部の人間がいまの百倍、千倍いても足りません。まきこサンも、もうなりふり構っていられないほど追いつめらえていると感じているようです。しかしもう手遅れです、まきこサン。それにしても、告発されたと聞いてもマスコミの記者が驚くほど平気だった自分に感心?しました。まあ、悪いことをしたという自覚がゼロですから、あたりまえなんでしょうが。
 各社とも「読めばわかるよう」配慮して報道されるとのことで、安心しました。それにしても「旅費を用意するから、大阪の遊説先へ行かないか」と東京のキー局の某テレビ局から提案があったのには、むむむでした。まいにち!いろいろあって人生面白いですね!! 野次馬散人 宮永まさよし 頓首九拝 付記:【業務連絡】メール不要の方、お手数ですが、ご連絡下さい。

中川様:東部丘陵線の公聴会の意見陳述お疲れさまでした。なーんにも聞く気がないお役人相手でも、キレなかったようで安心しました。(注*中川武夫・中京大教授)

八田様:青少年公園のお役人の「危険」にたいする意識のあまりのトホホさと、回答文の程度の低さにアホらしくなって反論の気がぬけました。あーあ。

鷲田様:出馬報道の翌早朝にもうホームページ立ち上げとはさすがデスね。<*兵庫県知事選挙関係のサイトを作成しました。立候補にあたってのあいさつ、公約暫定版勝手連、勝手サイト登録のページをさしあたって用意しました。http://mutoha.net/hyogo/

◎6月24日18:18 【迷走万博に係わる皆様】
 確か22日夜に非公開の万博フォーローアップ会議が開かれたはず。どうなったのかなーと起き抜けのボンヤリ頭で考えていた23日朝7時半、ピンポーンと来客。こんなに早くから何か急展開があって取材かなと、下を覗くと「夜明けから長良川河口にでかけ、アサリをとってきた」と岐阜の義兄のニコニコ顔。汐の香りと海草のオマケ付き。やったー。

 一晩砂を吐かせ、今朝早速、大好物のアサリ汁を鍋いっぱい作成。腹いっぱいたいらげて、シツコク投稿を1本作成。午後一息ついて、大粒のは酒蒸しにして今晩のつまみにと作りかけたところで電話。旧知の中京スポーツ霞上記者の末広がらみの取材の申し込み。3分で来宅され、今日はここまで。以下はオマケ(投稿6月分)ではでは 野次馬散人 宮永まさよし拝


1)【参議院選から政治変えよう】朝日新聞「声」欄殿 2001年6月15日投稿

 小泉総理、田中外相コンビの率直な言動がマスコミを通じて連日大々的に報道され、政治を諦めかけていた庶民までも巻き込んで、空前絶後の高さまで政治的関心が達しようとしている。今まで政権の座にあった政治家たちが、如何に「自分自身の言葉」で国民に語りかけてこなかったかを示すと同時に、国民がいわゆる玄人政治家を全く信用していなかったことの裏返しなのでもあろう。
 「景気は悪化の傾向」と政府がハッキリ認める経済状況に加え、凶悪な児童大量殺人事件に代表される、とらえどころのない圧迫感、閉そく感が渦巻く社会を変革できるのは、国民ひとりひとりが変わることだと改めて自覚すべきではないか。
 政府首脳数人に期待をかけるのはいい。しかし、彼らが命がけで改革の声を上げても、内閣に対し衆議院480人参議院242人の国会議員がいる。混迷の社会状況を招来した責任は現職の国会議員にもある。行政が変わろうとしている今こそ、国民が選ぶ政治家を変えない限り、政治の再生は見込めない。
 参院選が7月12日告示される。改選議員126人は全国会議員の約17%。政治常識と無縁の新しい発想を持つ人材とどれだけ多く入れ替えるかが、今後の進路を左右する始めの一歩と言え、政府から投げられた改革のボールを今度は国民が投げ返す義務があるのではないか。
(2)【政治の変革は国民にも責任】中日新聞「発言」欄殿 年6月18日投稿
 相変わらず小泉、田中フィーバーが続いている。権謀術数が渦巻く異星人の集団と思われてきた政界から、庶民が理解できる語り口で「政界で非常識、国民には常識」的提案を、てらいなく表明する決断と度胸に、判官びいきの国民性もあり熱狂的支持となったようだ。

 しかし、政府首脳がいかに国民の期待に添おうと努力をしても、内閣を支える国会が旧弊のままでは変革は進まない。7月12日衆参両院722名中、約16・8%にあたる121名の参議院議員の改選が告示される。小泉内閣を応援するのなら、古い入れ物に新しい中身を送り込む手だてが支持をする有権者にはある。

 現在の日本を作り上げた旧来の政治家に換えて、世襲やひもつきでない「政界では変人・奇人」の新議員をいかに多く当選させるか、これが内閣支持率85%近くを示した国民に課せられた「小泉政権への正しいエールの送り方」でなかろうか。

(3)【議員の資質と有権者の責任】朝日新聞「声」欄殿 年6月24日投稿
 参議院議員末広まきこ氏が「愛知万博反対。無党派の声を国政に届ける」等の公約を信じ投票した有権者の驚きの中、万博推進の自民党入党を表明してから3年半が過ぎた。
 入党時の記者会見で「私には後援会という組織はない、全部、私一人が36万票いただいたわけですから、どこへ持っていくかは私が決めること」と発言。その余りの非常識さに元支援者らで「公約違反」の末広まきこをやめさせる会を結成、以来選んだ責任をとり、議員辞職を求め続けてきた。
 しかし署名や陳情、民事訴訟等の活動も効なく、任期満了を控え、愛知県選管の承認を受け、前例のないという落選させるための政治団体「公約違反」の末広まき子を落選させる会を結成した。ところがその公式政治活動の一端であるホームページ上の文言「国会議員の特権の前に一審、二審とも棄却された」との言葉尻をとらえ、名古屋地検特捜部に「公選法違反容疑」で告発状を提出したと弁護士3人を従えた記者会見で発表したと聞いて驚いた。

 ごく普通の主観的表現を、いきなり法的手段で封殺しようとする態度こそ「問答無用、庶民は批判をするな」と国会議員の特権をふりかざすもので、目先の再選しか眼中にない議員の姿が感じられた。言論には言論で対する政治家の矜持があるのなら、かつての支援者のわれわれと公開の場で議論し、真意を説明すべきであり、改めてこの欄を借りその実施を呼びかけるものである。

(4)【政治家と公約有権者の責任】朝日新聞「声」欄殿 6月25日投稿

 万博反対などの公約と無党派の旗印を反故にし、末広まきこ参議院議員が万博推進の政党へ入党を表明して以来3年半が経過した。後援会の存在を否定し「36万票は自分一人が頂いた。だから、どこへ持っていこうと勝手」と有権者を無視した発言と態度に元支持者と共に、かついだ責任をとり民事訴訟、署名と辞職を要求する活動をしてきた。

 が、国会議員の身分を保障する壁の前に力及ばず、改選期を迎えるに至り、改めて選挙と公約、議員の職責を問おうと政治団体「公約違反」の末広まき子を落選させる会を結成、愛知県選挙管理委員会で正式に承認を受けた。そのホームページに掲載の文言「国会議員の特権の前に一審、二審ととも棄却された」を公選法に違反するとして末広まきこ氏が名古屋地検特捜部に告発状を提出した。
 ありふれた抽象的表現を拡大解釈し、権力とは無縁の庶民の言論を抹殺しようとする態度こそ、権威を振りかざすもので断じて容認できないものであり、その発想の傍若無人さに驚きを通り越し苦笑してしまった。他人を非難し告発する前に、これまでの自身の言動に「恥じることなきや否や」を胸に手をあて熟慮頂き、ぜひ一度公開の場で堂々と議論し、その真意を伺いたいと思う。(次回は「ノーモア万博、末広、長良川河口堰の巻」くらぶ通信・第104号)

7月1日(日)12時半~【「やめよう愛知万博」実行委員会】市教育館・キセル参加
 1時半開始の集会に「末広まき子を落選させる会」のビラを届けた。明日まで期末テスト。本業が最優先で、すぐ帰塾。とーぜん、デモも打ち上げも参加できず、仕事の後ひとりで、ひっそり、いつものお疲れさん?会。名目はともあれ、呑めればゴキゲン!

7月2日()【中日:万博特集連載の意見募集】ボツ覚悟のうえ投稿1本作成
 ここまでこじれて、夢も希望も新鮮さもゼロ。ほとんどの人が興味を失った万博に対し、いまだに「期待の声」や「成功させよう」という意見をずらずら載せる中日の編集方針は、社主の意向か?単に時流や人心の推移を見る目が編集者にないだけか?やれやれ。困ったもんだ。

◎7月3日12時
迷走万博に係わる皆様相変わらず一方的なメールで失礼します
 絶滅に片足を突っ込んだ本業ですが、とりあえず他に職のアテもなく6月23、24、30、7月1日と2週連続、土日各6時間、期末対策サービス授業を実施。平日はテスト対策プリントの用意に授業と、ボランティア活動は一切休止し全力で、窮地脱出を目指し、生徒達に対しましたが、はてさて1学期の通知表がどうでるか、まあヤルだけのことはやった充実感で「まな板の上の鯉」の心境です。
 さて、中日新聞で万博の行方を占う連載(上・中・下)が1日で終わりました。「明確なテーマを持ち何が何でもやる」というカリスマ的最高責任者が一人もいない2005年国際博覧会は「3日前に栓を抜いたサイダー」です。しかも日向(ひなた)におかれた。ほころびにつぎはぎだらけ、おまけに空気が半分抜けた、手垢まみれの飛行船「環境博号」はもう墜落寸前です。

 てんでばらばらの方向を向いた乗組員は全員だれかの指示待ちで、その誰かが今後も現れそうにありません。こうなったら対処療法はただ1つ。一旦すべてをご破算にすることです。どうしても未練がある人たちは自己責任で名称、組織、人員を一新し180度別の世界からスタートすべきでしょう。 野次馬散人 宮永 拝

 【業務連絡】<メール不要の方、お手数ですがご連絡下さい>
愛知環境市民フォーラム会員各位:
《長良川デイ》ブース確保しました。ビラ、リーフレット、販売物ありましたらゼヒお持ち下さい。7日午後1時から三越前で街頭記者会見を予定していますので、現地着が4時過ぎになりそうです。受付開始は3時からですが早く着かれた方はしばらくお待ち下さい。
皆様:末広まきこ女史が宮永を告訴した件につき、いろいろご心配、ご連絡を頂き有り難うございました。

7月4日(水)【少しトーンを落とし中日宛・万博意見】くどく作成またまた発信
 すったもんだの末、堺屋案に活用できるアイデアはゼロ。といって起死回生の名案はなく、ここまで手詰まりになると、一体、どう決着をつけるつもりか、見当がつかない。推進側はアイデアがなく困り果て、反対派も7月末に予定の最終案を待つしかない状況だ。進む道は中止しかないのが時代の流れだろう。コラア~、いいかげんに観念しろっつーの。

【県政記者クラブ&マスコミ各社様】下記活動を実施します 01年7月4日
日時:7月7日11時~12時:事務局会議<宮永宅>
同日午後1時~街頭記者会見~ビラ撒き
場所:栄・三越ライオン像前/内容「公約違反の末広まき子を落選させる会」の街宣

*6月1日アピール活動を開始しました。ホームページのアクセス数は23日夜=38、29日昼=48、しかもうち10は作者と小生のチェック分で、なぜこの数が不特定多数にあたるのか、いまだに納得できません??
 公約違反の末広まき子に対し3年半にわたり辞職を要求してきましたが、自民党フィーバーのなか比例代表候補として、大阪を拠点に反省の色もなく、全国をかけずりまわっているようです。日本の民主主義はまだ「ワイドショー」の芸能ニュースレベルのようで、こんないい加減な議員でも当選しそうな雲行きです。

 小泉、田中人気=自民党なんてのは「とんでもない錯覚」と早く目覚めて欲しいですが、いずれにせよ国民の政治的塾度が露出する選挙です。末広氏を選んだ責任を取り、結果がでるまで行動する覚悟です。連絡先「公約違反」の末広まき子を落選させる会・代表:宮永正義

◎7月4日11:23
ゴリ押し万博に関わる皆様メール通信
 とにかく考えることを禁止した受験教育、丸暗記教育の究極の成果?が最近のなにがなんでも小泉さんの自民党人気に直結しているようです。自民党の参院選候補者が、すべて小泉支持とは限らず、むしろへたをするといわゆる守旧派、橋本、亀井、野中グループが大量当選し、用済みとなった小泉、田中派が、数の論理の前に消滅する可能性がきわめて大、ということさえ眼中にない自民党フィーバーに、あらためてカネ、かね、カネの国民の民度の現実に、ためいき百連発の毎日です。

 非拘束名簿比例代表・自民党候補26名中22名は当選確実というマスコミ予想さえあり、天敵!末広まきこもひょっとすると当選という有様。もうこうなったら、なるようになると、腹をくくるしかないようです。この先どうなろうと多数派の民意が選んだこと、甘受するしかありません。とはいえ、結果が極端なほど、混乱が楽しみでもあり、困ったもんです。驚天動地大歓迎!やれやれ、 野次馬散人 みやなが 頓首九拝

◎7月6日01:06
さて、どうなる日本、興味津々の皆様 メール通信
 よくも悪くもこれが日本の現状。「儲けたものが勝ち」の分かりやすい社会がたどりついた姿なんでしょうね。ただ生きているだけではダメ。とにかく稼いで、買って、飾って、見せびらかして、優越感にひたること、これが人生で最高の目的、理想の姿と、走り続けた結果が、かね、カネ、金の日本。
 政治も、政治家も、福祉も自然保護も、事件、事故もぜんぶワイドショー。大量に垂れ流し、大量に視聴し、大量に面白がり、飽きたらポイで、オシマイ。いい加減だから生きていられるんでしょうね。理不尽だから「がんばれるン」でしょうね。めちゃくちゃだから『くそーっと、アタマにきて人間をやってられるンでしょうね。思うようにならないから、努力をするし、工夫をするんでしょうね』なんでもアリ、どうなるかもわからない、むちゃくちゃな日本の未来に乾杯デス!

 参議院選の結果がどうなろうと、地球が滅びるわけでもナシ、我が塾の生徒が増えるわけでもなし、な~んにも変わらない暮らしが、1ミリでも変わればそれだけで充分意義がある!奇想天外、驚天動地の結果大歓迎、はてさてどうなる?さあ、さ、さ、さ、さあ、地震、大波、津波、ハリケエーンなんでもどんどんやってこい!
 7日は要請に応じ(TV朝日、日本TV、CBC、中京TV、日刊スポーツ、名タイ、東京スポーツ、共同通信ほか)取材用の会議を西区の自宅で開催します。マスコミ濫用では人のことを言えません。やれやれ、乱世、俗世、混沌、大歓迎! 野次馬散人 みやなが

7月7日()11~12時【落選させる会事務局会議】西区志学ゼミ教室・参加3名
 11時から《12日放送予定》のCBCテレビが撮影している間じゅう【長良川ディ】用チラシの準備作業。午後1時から三越前で「ノーモア末広」チラシ配り。TV局1社、新聞3社。参加5名。いったん帰宅してキャンプの用意をし、長良川ディ会場へ。到着午後4時半。

 「愛知環境市民フォーラム(略)」のブースで反万博、反末広をアピール。万博中止署名も同時に実施。日没頃到着の石原洋一さんと2人で適宜ブースの番。止めナイト長良川河口堰「メインイベント夜間集会」は田中長野県知事目当てのマスコミが殺到し、喜名昌吉氏のライブコンサートも会場総立ちの盛り上がりとなった。

 ブースへ、エイズ裁判の川田竜平君、俳優の近藤正臣氏、「花」の喜名昌吉さんといれかわりたちかわり来られ《万博反対の》ではなく《末広まきこを落選させる会の》ミヤナガさんと周囲がいうと「ああ、アノ」と即、握手となり、賑やかに歓談し記念撮影。田中知事とも立ち話ながら5分ほど話せたのデシタ。就寝!深夜1時半。


7月8日()6時起床【11時~河口堰までデモ】/18~20時本山生協で会議
 いつものことながら市民団体代表の3分間スピーチは時間切れで1分にカットされ、言いたいことの百分の一もいえず終了。「この日のため用意してきたのに」と無念の表情のグループもいた。その点、いきあたりばったり、原稿の用意など絶無の小生はホント気楽だが……
 夕方6時から、本山生協会館「愛知環境市民フォーラム」事務局会議。長良川の〈呑み疲れ〉がでて、昼寝で遅刻。とほほ。堺屋案がボツになったことから、7月末予定の新提案を見て対応を決めることを申し合わせた。
             

◆7月10日12:42
末広まきこにレッドカードを!の皆様 メール通信
 自民党愛知県連が自民党本部へ「末広まきこ」に愛知県内での選挙活動を自粛させるよう強く申し入れたと聞いていたが、そんなことでひるむようなタマのはずがなく、無視して既に何度か事前運動で愛知県入りをしてきた「末広候補」がいよいよ告示後の14、15の2日間、愛知での選挙活動を決定したようです。

 が、常識が通じないというより、常識も、良識も、良心も、とっくに捨てた政治屋らしく、日程は当日分をその日の朝、マスコミに発表するようです。後ろめたい裏切りや、野次り倒されるような悪いことをした覚えがないのなら1分、1秒でも早く、より多くの人にきてもらえるよう、スケジュール表を公表し、動員を計るはずなのに、それができないのは、ナゼなんでしょうね。

 しかも、小泉人気でひょっとすると当選しそうで、一寸先は闇、どうなることやら、またまた刺激的な毎日が……。<こらこら!面白がっている場合じゃナイ!>スケジュールが判明次第、連絡しますので、関心あるかたはゼヒ、現地へ集合ください。ではでは、野次馬散人 宮永まさよし 頓首九拝

◎7月11日()【フォーカス、中京スポーツ、日本TV】相次ぎ再度の取材や申し込み
 取材で貸した末広の写真がまだ戻ってこないとフォーカス堀田記者に二度目の抗議。

◆7月12日(木)12:51
末広まきこにレッドカードを!その2
 いよいよ参議院選挙の告示日。政治活動は昨日で終了。末広問題では訴訟がらみで完全に当事者になってしまい、愛知万博同様なまぐさすぎて「送ってもボツとわかっている」のについアレコレ書いては投稿し、我ながらくどくて困ったオジサンです。

 11時12分、突然・某在名マスコミから電話。「12:25分から名駅裏代々木ゼミ前で、末広まきこが街頭演説をします。宮永さん、なにかする予定はありませんか」……おいおい、こらこら……『いま初めて聞いたし、急にそんなこと言われても、そう簡単には注文に応じられないよ~。とにかく、今日は動く予定ナシ』とつれない返事で、ガチャン。『たまごかパイでもぶつけてやりたいけど、候補者の実名つきは選挙後しか報道できないしねー』とひとりブツブツ。

 とここでまたTEL。田中知事の愛知万博への見解が新聞にでていたという。で、7月7日、夜11時過ぎ、長良川デイの仮設ステージ下で、川田竜平君が話をしている間、5分ほど田中長野県知事と立ち話したことを思いだした。『以前、海上の森を丸1日案内したんですが・・』と言うと思いだしてくれて「万博については世界遺産の【白神山地や屋久島】が会場なら話しは分かるが、海上の森が会場なんて万博はだめだ。開発済みの平場を再生する方式にでもしないと」と、万博推進の立場は相変わらずだが、現計画には、全く否定的だった。

 このときの会話が7月10日の中部9県知事会議でも、そのままでたようで、改めて新聞を読み「小生との会話が少しはきっかけになったな」と確信した。で、またTEL。「14日は小泉首相に終日べったり、15日単独で愛知県内街宣。詳しいスケジュールは14日夕方にしかわからない。判明次第連絡する」と、在京キー局日本TVから「末広まきこ」情報。

 まあ、栄か名駅かどこか1か所で、今回はどう言っているのか聞いて、大人としての節度を保ったエールをシッカリ送り、オシマイにしたいと思う。確定情報が入り次第、連絡します。末広まきこは許せないという方、日曜日にぜひ指定の場所へお集まりください。最後の直接行動に参加しませんか。とにかく、しつこく、あきらめない、野次馬散人 宮永まさよし 拝

◎7月13日01:26 
兵庫県知事選「鷲田豊明」候補にぜひ支援を!
 言葉を交わしたのも、勿論面識を得たのも【名古屋市長選・予備選に立候補された】とき以来で最近です。しかし人間の良さ、行動力の果敢さ、有言実行の意志の強さ、全て満幅の信頼を寄せられる人物です。
 「人間として生きたい」という根源的な意志が、ポーズでなくじかに伝わってくる「21世紀の政治改革」に必須の無党派を体言する人物です。半世紀以上、人間業をやってきましたが、こんなに頼もしく信頼できる人物は極めてまれです。理屈じゃなく、会えばわかるんです。うーむ、凄いやつだなーと。

 現時点で約2000人の宮永につながるメール網の皆さんに心からお願いします。兵庫県在住のあらゆる友人、知人、親戚の方々にゼヒ鷲田の名前をお伝え下さい。末広まきこには手ひどい目にあいましたが、彼にはその恐れは皆無です。12日告示、29日即日開票と、参院選とダブリますが、とにかく応援を切望します。【海上の森くらぶ代表、万博オンブズマン事務局長、設楽ダム名古屋広報部長、愛知万博から海上の森を守るネットワーク代表、愛知の環境と開発を考える市民フォーラム世話人、末広まきこを落選させる会代表、海上の森勝手連代表】等々。とにかく、いろいろやっている無党派のオジさんの心からの応援要請です。転送、引用、なんでも構いません。兵庫にも無党派の革新の風を吹かせましょう。人生一発勝負、やるっきゃありません。 野次馬散人 宮永まさよし 頓首九拝

「掲載はどれかな?01年6月」の巻回答です
 (2)【政治の変革は国民にも責任】中日新聞「発言」欄殿 6月18日投稿
【古い入れ物に新しい中身を】 中日新聞「発言」欄 6月26日 掲載

 6月投稿は1勝3敗、テーマ別では1勝1敗でした。ただし「末広関連分2本」は《告示直前に加えて訴訟沙汰となまぐさすぎて載らなくて当然!》で、無駄と分かりつつ『メールで全国へ発信できるし』と作文したものデシタ。(次回は「続・末広まきこにレッドカードを!」の巻です
)

第70回「マスコミ殺到・逃げ廻る末広候補/末広&万博にレッドカード/末広落選」

◆01年7月14日13:26末広まきこにレッドカードを!その3全国へ一発送信
 13日の時点で参院選挙がらみの取材のオファーが7件来ています。(*TBSテレビ、日本テレビ、CBCテレビ、新聞4社から15日に取材を受けました)。すべて「末広まきこ」関連で、全国区では注目候補?の一人のようです。

 いずれも、開票速報の特番中に流したり、特別番組として当確後報道する予定で、新聞は当確後の記事化が目的です。とーぜん悪役の候補者としての扱いです。マスコミからの情報を受けて15日に【末広まきこ候補の街頭演説を聞く会】を実施します。

 選挙期間を通じ、愛知の万博反対運動の存在を全国レベルで報道してもらえる、絶好のチャンスと考え、取材に協力します。万博反対に利用できるものはなんでも乗ります。15日、現地での行動は公開質問状の手渡しと、冷静かつ節度をわきまえた候補者への声かけと、レッドカードの提示です。ただし、今回で末広関連の活動は終了とします。以下、公開質問状と日時・場所未定の「街頭演説を聞く会」の案内です。

 【末広まきこ参議院議員選挙・候補の街頭演説を聞く会】を実施 01年7月14日
 日時:7月15日午??~??時頃から/場 所:名古屋???前
 内容:愛知万博を「自然と共生」万博に変えたのは私です」と公言される末広候補の演説を     聞きます。

 【末広まきこ参議院議員選挙候補殿】 公開質問状 01年7月15日
 末広まきこ殿  
下記事務所あて、2週間以内にご回答ください

(1)現在でも「あなたには、後援会はなかった」と思ってみえますか。

(2)1998年6月18日付中日新聞朝刊で「大人なら、いったん選んだ議員を<任期六年の間>辞めさせるなんかできないし、議員1人が公約を守れたって、国会の多数決の中では、そんな1人の公約など通らないことぐらい、百も承知で選んでいる」と発言されていますが、その認識で今回の選挙も有権者に公約をアピールされているのですか。

(3)前回「定数3の地方選挙区」で36万票もの支持を得、現在でも理解者が多くいるという
愛知県に今回、選挙事務所を置かれないのはなぜですか。

(4)愛知県選出の自民党国会議員にもかかわらず、自民党愛知県連に入会を拒否され、
改選を迎えてしまったのはなぜですか。

(5)自民党愛知県連が末広氏に「愛知県内での選挙活動を自粛するよう」自民党本部に申し入れたというのは事実ですか。

(6)自然を破壊する万博から「自然と共生」の万博に変えたのは私だと街宣で話されていますが、当選直後からの3回の国会質問、海上の森立木トラスト、霞ヶ関喪服デモを除き、万博問題に関わる議員自身の具体的活動の事実を最低5つ列挙してください。<ちなみに小生は過去十年間、愛知の万博反対運動の中枢部にいて、その主要な動きのすべてを知る立場にあります>

(7)最後に宮永個人を公職選挙法にもとづき、名古屋地検特捜部に告発状を提出されたそうですが、記者会見当日の夜の時点で、ホームページへのアクセス数が38。不特定多数へ
情報を提供したとの告発のようですが、いくつから多数と認識されるのか、その数を正確に
お答えください。<例えば20以上とか、30とかいうように> 以上回答をお待ちします。


7月14日()16~18時【万博中止署名】栄・三越前:参加6名/反応は今イチ
 ボーナスが出そろった夏休み直前の土曜。週末を楽しむ人でごったがえし、とーぜん、ほとんどが無関心。ただ、署名はしないが「その件は了解している」という雰囲気の人が結構いた。こんなものか。

7月14日22:52末広まきこにレッドカードを!その4
 7月14日の末広選対の活動が午後10時終了したようです。マスコミ3社から得た明日の情報は15日午前9時=小牧、10時半=一宮、11時=JR岐阜駅前、12時頃=柳ケ瀬商店街午後1時=岐阜高島屋前で、その後、移動、夕方から名古屋でした。名古屋で隠し球の何かパフォーマンスを計画しているようです。結局、肝心の名古屋での予定がわからないままです。
 同行取材のクルーの情報によると99%近く、どこでも、有権者に無視、非難、罵倒されているようです。当然でしょうね。それにしても〈翌日午後のスケジュール〉を〈翌日昼に発表する〉という、常識からは考えられない、直前まで秘密という大統領なみの厳戒体制のようです。
いったい何をそう警戒し、何におびえているのでしょう。何か後ろめたい、こそこそ選挙運動をしなければならない理由があるのでしょうか。

 いちおう、各社と連絡をとった結果、15日昼過ぎ12時半を、行動決行のタイムリミットとしました。その時間まで自宅にいて連絡がつき、指定の名古屋市内へ集合できる方は、ぜひ参加ください。もちろん、行動中止ということもありえます。(筆者注・携帯電話のない時代でした)


 落選させる会メンバーにはFAXで、その他の方にはメールで13時までに速報します。
最悪の場合、公開質問状はマスコミに託し、我が方は集まってレッドカードをかざしている絵を、市内どこかで各社が撮影してオシマイということになりそうです。いずれにせよ「あす夕方6時頃、名古屋市内」が最新のきわめておおざっぱな予定です。 以上、万博反対をマスコミを通じてアピールできるならなんでもやろうの 野次馬散人 宮永デシタ

7月15日12時半末広まきこにレッドカードを!その5やっと決定!行動実施!
『末広まきこ参議院選挙候補の街頭演説を聞く会』
日時:7月15日午後5時半頃集合:1時間ほど(大相撲の観客を目当てとの情報)
場所:愛知県庁側「県体育館から大津通り方面出口」屋台が並び駐車場がある付近
内容:愛知万博を「自然と共生」万博に変えたのは私です」と大宣伝の末広候補の演説を聞きます。
 じっくりと街頭演説を聞き、大人の礼節をわきまえた「声かけ」をして、彼女に庶民の本音の反応を示したいと思います。余談ですが昨日、博覧会協会事務局次長(会場計画担当・53歳)が就任1年余りで辞職。後任は未定で、坂本事務局長が暫定で兼任するとの報道がありました。沈没寸前の船からいち早く逃げ出す、目先のきく乗組員が、今後も続出するんでしょうね。やれやれデス。
 愛知万博誘致決定時の幹部がほぼ入れ替わった今春の人事異動に続き、今後、どんな状況変化があっても、現在の幹部は責任を問われないよう(当時の責任者は転任しましたのでわたしにはワカリマセンで、チョン)体制をとりつつあるようです。あいかわらずの野次馬散人 でした。

7月15日()17時半【末広街頭演説を聞く会】実施:県体育館東入口・参加5名
 正午過ぎ同行取材の日本TVから、5時半愛知県体育館で大相撲の観戦帰りに街宣との。仲間の参加予定者にFaxで緊急連絡。が、情報がもれたか、末広陣営は予定を変更してしまった。仲間5人、TV局4社!新聞2社!!の計14人!!?全員待ちぼうけ1時間半。やれやれ、トホホ。

7月17日()【兵庫県知事選・鷲田勝手連メーリングリストから】情報を受信開始
 「海上の森勝手連」として参加すると挨拶メールを送付。早速、大歓迎と返信メールが……。よしよし!

7月17日11:15 鷲田氏支援「海上の森」勝手連!711日に立ち上げ!
 「power-to-people」の皆さん、こんにちは。私たちは愛知県在住の万博問題に関わる市民グループのメンバーです。設楽ダム問題や愛知県の環境や開発を考える活動で、鷲田さんと行動を共にしてきました。今回の兵庫県知事選への鷲田豊明氏の出馬を聞き、有志で支援の輪をひろげる活動を始めています。

 実際行動としては、19日夜名古屋をたち神戸入りし、20日は終日、選挙運動に協力する予定です。域外で選挙権がないのがはがゆいですが、精一杯できることで応援したいと思っています。 当日の活動内容は選挙事務所の指示に従う予定です。なお、愛知県から当日参加希望の方は宮永までご連絡ください。
【愛知万博から海上の森を守るネットワーク代表】宮永まさよし

7月17日11:32Hさま
 小生がわかっていないせいでしょうが、インターネットの調子が悪く、選挙関連のホームページにリンクできません。鷲田氏の選挙事務所の住所やなど確認お願いします。
 それから4、5人ということでしたら、京都の嵐山に妹がいて、宿泊可能な家が一軒空いていますので、そこで一泊してそこから、でかけるというのはどうでしょうか。気兼ねはまったくいらない気質の妹です。ではでは。【愛知万博から海上の森を守るネットワーク代表】宮永

7月19日()12:40~TBS取材/20時~「やめよう愛知万博」実行委員会
 記者、カメラ、音声のクルー3名。そこらのオジサンのコメントと画を撮りに東京から名古屋まで遠路はるばる、くそ暑いなか、ホントご苦労様。60分のインタビューで、期待に添える話ができたかどうか?29日の筑紫哲也「ニュース23」でどう編集されて報道されるかが楽しみ
(*結局、別のテレビ局が徹夜で!西区の教室へ撮影にきて放送を見れず)

 記者によると「愛知で宮永が何かをたくらんでいる」と末広陣営が名指しで警戒し、マスコミ各社に正確な日程を教えないのだという。日程を内緒にして、こそこそ街宣をして、議員として「恥じることは何もない」などと、よくいえたものだ。選挙後半は有名候補にコバンザメ方式で
くっついて歩く戦法にするようで、本人の愛知入りは23日に大相撲の千秋楽帰りを目当てに街宣という情報がただ一つのみ。

 19:20までお仕事。1クラス明日に振り替え、栄の教育館・第2研修室【反万博集会】に
途中参加。7月末の万博最終案に対し、総力をあげて立ち向かうべく、新たな市民団体を
結成することになった。21時、時間切れ終了後、白木、石原氏ら4名で素材屋栄店に移動。23時までたっぷり喉を潤して解散。

7月21日13:43愛知万博にレッドカードを!
 参議院選挙、それと重なる兵庫県知事選、ともに、はや中盤を迎えました。予想、予断が飛び交っていますが、結果次第では波瀾万丈!面白くなりそうです。マスコミが第一にはしゃいだ自民党小泉・田中「芸能ワイドショー・マスコット作戦」は大成功で、関連番組はみな空前の視聴率、各局とも広告収入ガッポリ、盆はモチロン、暮れもボーナスたっぷり、うはうは状態のようです。(やれやれ。でも、いいなー!?)

 あーあ、みえみえの「ヨイショ」報道に簡単に乗ってしまう国民のかなりの人たちも、どーかと思うんですが、これが金権大国・カネを握ったものが勝ち!の日本国の「まっとうで平均的なわれわれ庶民の政治感覚」の見事な「写し絵」なんでしょうね。

 さてと本題。選挙の結果にかかわらず、万博返上・中止の活動は今後も続けます。宮永に繋がる全国約350の団体の皆さん!下記、2つの集会、行事にゼヒご支援を!さらに〔鷲田豊明〕兵庫県知事選候補の支援勝手連ネット約160団体の皆さん、あと1週間、全力で、
わっしーを知事に!の輪を広げましょう。

行事:その(1)=愛知万博・返上、中止を求める新市民団体・設立準備会
 日 時 8月2日(木)午後6時半~9時まで
 場 所 名古屋市教育館・4F第二研修室(栄・もちのき広場西) 連絡先:影山 健
 *万博開催返上に賛同されるあらゆる団体、個人の最強連合体の結成をめざします。

行事:その(2)=青少年公園(長久手町)とその周辺の自然展示会
日時 7月27日(金)、28日(土)午前10時~午後5時/29日(日)午前10時~午後3時
場所 名古屋市政資料館/第一展示室(地下鉄名城線:市役所駅・徒歩約5分)
日時 8月4日(土)、5日(日)午前10時~午後5時
場所 長久手町文化の家・展示室 連絡先「長久手町くての会」有志:今村美砂子
*絶滅が危惧される動植物を含む感動の写真・標本を展示します。
(すべて転送、転載可:
メール不要のかたお手数ですが連絡を)野次馬散人 みやなが拝

7月21日 18:41 皆様へ
 夏バテ酸欠なのかメールの受信機能がダウンしました。昨日はなんともなかったのに、
受信の4本目で10分以上かかり、自動的に切断されてしまう状態です。3度トライしたのですが、3度とも3本目が入って4本目で時間ばかりたち、ダメになります。

 気の長いしつこい小生ですが、1時間近くこんなことを繰り返し、断念しました。今日は29本届いているようですが、この疫病神の4本目以後はまったく開けられません。昨夜(20日)12時以後、宮永あて発信された方で、緊急の用事の方は、あらためてFAXで用件をお知らせください。
 ただし、明日は終日・神戸で、明後日23日以降しか小生には連絡がつきません、以上、
あしからず。(携帯は持っていません) 金欠散人こと野次馬散人【鷲田豊明を知事に!「海上の森勝手連」代表】みやなが拝

7月22日朝5時起床:6時集合:神戸へ【知事選「鷲田候補」支援で終日行動】
 名神、阪神高速とも順調で、片道3時間以内で往復できた。森島、高岡氏ら合計4名。
午前=鷲田事務所で室内作業。午後=近くの市営高層団地、合計20棟へ〈法定2号ビラ〉を約4千枚配布。14階、11階という集合住宅の1軒1軒に、汗だくになって選挙ビラを手配りで投入した。
 終了後、喫茶店で飲んだ生ビールは最高のうまさだった。その後すぐ18時開始の勝手連
総決起集会に出席。鷲田候補の挨拶に次ぐ冒頭で、名古屋から賭け付けた勝手連代表として「元気山盛りのエール」を送り、途中で退席し、21時半頃名古屋帰着。

7月24日()【受信障害の原因判明】息子のメモ通り操作、滞留43通の受信成功
 県会議員の林としのぶさんの事務所が4089KBもの大容量文書を送付したためと判明。小生同様、初心者ミス。タメイキのみ。たぶん気づかず自分も迷惑をおかけしてきたはず。
皆さん、改めてごめんなさい!!

7月25日(日)【反万博の皆様&マスコミ各位】 徹夜で開票を見守ります!
日時:7月29日午後9時以降~朝まで
場所:名古屋市西区XXXXXX:宮永宅(志学ゼミ)
内容:朝まで生テレビ:参議院・万博・河口堰・空港問題いろいろ話そう

 政治のワイドショー化と「アイドル首相」の誕生。何でも娯楽化する大量消費・大量忘却、
ノーテンキ社会の現実。選挙がどんな結末になろうと「日本人の民度の写し絵となる」選挙結果を素直に認め、今後の対応を考えるしかありません。万博、空港、長良川、ダム、末広問題とあれこれ一晩じっくり話しませんか。

   交通手段
1)地下鉄豊田線・庄内通り下車<以下、TEL下さい、迎えにいきます>
2)栄:教育館方面・地下鉄出口前のバス停から「如意車庫行き」又穂住宅前・徒歩1分
3)名駅バスセンター:中切町行き(2系統いずれも可)又穂住宅前下車
4)車:南大津通り<三越・県庁前・名城公園>まっすぐ北進、中丸町交差点を越え2本目左折、2本道を横切り左側すぐ(栄から一度曲がるだけ・約15分)

 とにかく選挙結果が気になるひと、たまには帰る時間を忘れみんなと話したいヒト。
万博反対、末広まきこは許せない人、にぎやかにワイワイしたい人<小生だけ?>ミヤナガにつながりのある皆さん、ぜひおいで下さい。<仮眠室もあります>会費ナシ。飲み物・つまみ差し入れ大歓迎。退席いつでも自由。来てください!
連絡先:「公約違反」の末広まき子を落選させる会代表(文責)宮永まさよし

7月25日 11:12 岩田さん
 名古屋からでは《これだけは自信がある!体力勝負の選挙活動ービラ撒き、街宣》ができず、全国に支援メールを発信するくらいで、あとは皆さんのやりとりや、選挙の行方をやきもきしながらみつめています。
 神戸で岩田さんが実践されていることには驚嘆しました。凡人にはとてもマネができませんが、共感した人たちに「できる範囲内で私もやってみよう」という気を起こさせる強力なパワーがあると感じました。どんどん発信して無自覚、無関心で眠っている人たちを洗脳して下さい。ちょっと極論すぎるかな?(失礼)という意見でないと世論は反応しませんから!痩せイヌの遠吠え散人 みやなが拝

7月25日16:56愛知万博にレッドカードを!その2
 愛知万博「基本の枠組み」と称する案が23日に公表された。〈何でも反対派〉とまた攻撃されそうだが、やはり言うだけは言おう。まず人事。ホント懲りない人たちですね。分かってませんね。「実績と名声に頼ってもダメなものはだめ」と超一流?堺屋氏で酷い目にあったのに、1本でだめなら「ミニ堺屋・著名人」3本束ねて「どうだ」ときた。やれやれ。

 毛利元就の故事に倣ったのか。小泉首相の百俵の俵の例もあるし……と。その上さらに
チーフプロヂューサー3名とか。失敗しても責任を問われないよう分散したんだろうと勘ぐられても仕方のない、トップ不在の体制。
 それと今回の提案の目玉らしい?会場を巡る「ループ」構想。明石市で、悲惨な事故が起きたばかりで、延長数キロの長大な陸橋構想。たった6カ月で、終了後は撤去する工事で、どれだけの安全対策が可能なのか。同時に数万人が滞留し(来るはずがないが……)そこで地震が起きたらどうするのか。

 人気館の前のすし詰めの雑踏整理と対策は?迷子や病人も場所を選ばず出るはず。雨も降れば突風もふく、雷も鳴る。避難先を求めて混乱する人への対策は?期間の半分以上が酷暑の夏。地上数十m、遮るもののないループ上の気温は輻射熱で40度を確実に超える。炎天下、いったい誰がそんなところを歩くのか。それとも、ループ全体を密閉式にして、完全
冷房をするとでもいうのだろうか。

 夜ともなれば、森のまんなかだけに、ありとあらゆる明かりに何百何千匹の蛾や昆虫が殺到する。スクリーンにもビッシリ虫がとまる。いったいどうするつもりか?豊かな自然が残るところは、人間にとっては決して快適なところではない。むしろ逆、不快なところだ。そこに考えが及ばない万博立案者はもう既に失格だ。森や雑木林で万博は不可能。開発しまくり人間さま用に改変しない限りは!【愛知万博から海上の森を守るネットワーク代表】宮永まさよし

7月27日 16:11 斉藤様、岡庭様
 夏だから暑いのはアタリマエなんでしょうが、ちょっと異常ですね。22日には朝5時起きで、仲間4人と神戸へでかけ、兵庫県知事選の法定ビラの各戸配布などで、汗まみれになって
きました。1014階建ての高層住宅、約20棟に一軒一軒、全戸ポスティングしたんですよ。

 最上階にたどりついて、ほっと一息つく目に飛び込んでくる、真正面に広がる六甲の山並みが、汗みずくの不快感をぶっ飛ばす、豊かな緑の連なりで、なんともいえない清涼感がありました。全身運動で思いっきり汗をかいた後、喫茶店で飲んだ夕方の、まだ陽が高い時間の
〈生びーる〉の、くーっ!なんとうまかったこと!

 最高でした。五臓六腑にしみわたる「まさにそのもの」でした。さてさて、ビール券ありがとう
ございました。近ければゼヒお誘いするのですが、29日実施の「朝まで生テレビ」で有効に
使わせていただきます。<是非、いつか、いっしょに飲みたいですネ>

 何時ころになるか見当もつきませんが、テレビ朝日、TBS、日本テレビ各社の選挙速報の特番で、小生たちの活動状況が報道されます。タイミングが合えば見てもらえるかなと思っていますが。ではでは、まずは御礼かたがた。 野次馬散人 頓首九拝

7月28日()朝8時:車に便乗し名古屋発。10時F氏らと豊橋市役所前で合流
 「寒狭川サマーフェスティバル」に名古屋から高岡氏らと小生の3名で参加。F氏らの案内ですぐ裏、吉田城の脇を流れる豊川の河岸段丘にある霞堤を見学。次に、日本唯一という、
手漕ぎの「牛川の渡し」へ。いつもの倍も時間をかけ、素朴な船頭さんが往復してくれる大サービス。利用する小中学生13人はモチロン、常連の大人たちからも「話を聞いたり相談を
受けたりする」という。いいですねー。

 川岸や渡し場のレトロな雰囲気がサイコーでした。が、開発の波はここにも及び公園化する計画がもう図面段階まできているとか。あーあ、いいかげんにせい!午後4時前には《オシドリの伊藤仙二さん》宅キャンプサイト到着。総勢、子連れ夫婦1組と熟年男性8人。4時半には楽しい嬉しい「あるこーる」を交えての歓談が始まり、深夜12時過ぎまでひんやりとした山の冷気の中、本音の飛び交う会話が賑やかに続いたのでした。

 明けて29日。45年ぶりの釣り!や泳いだりで、思いっきりリラックスできました。
あー楽しかった!でもこんな時間はいつでもあっという間……、昼過ぎには名古屋へ。
同行の1人は2時から瀬戸の会議。小生は西区の教室へ。
 大掃除に、つまみ・飲み物の用意に打ち合わせと、準備万端整えた午後9時半CBC記者、11時過ぎ仲間2人とCBCのカメラ、音声クルーが同時到着。夜中の12時、兵庫・参議院
選挙速報に知事選「鷲田氏届かず」のテロップ。うーむ。残念無念!

 夜中2時、クルーのみ交代。まだかまだかと待ち続け、とうとう夜が明け7月30日6時45分やっと比例区のNHK最終速報が!やったー!末広まきこメデタク落選。取材陣ともども9時間15分もTVづけの末の結論でした。そしてその瞬間からコメント要請が新聞4社から殺到!ところで一晩中撮影されてオンエアはたった数分。こんなもんでしょうが……とほほ。

7月31日 14:40 鷲田豊明さま
 残念でした。でもやるだけのことはやった充足感はあると思います。反省することは山ほどあるかも知れませんが、後ろ向きに沈み込まず「人生こういうこともある!」とすべて前向きに明るく解釈し、嫌なことは忘れ、また新たな目標に向かって前進しましょう。人生山あり谷ありです。選挙を通じてつながった鷲田支援のボランティアの人脈は貴重な財産となって今後の人生のサポーターになるはずですし、貴兄に投票した人たちの思いを真剣に受け止めて今後の活動にしっかり生かしてください。
 愛知に戻ることになれば、また、ぜひ、いっしょに活動したいと思っています。仲間ともども、その日が来るのを待っています。 海上の森勝手連・宮永

【聞いてよオジさんの独り言】考えても?考えなくても!光陰矢の如しデス!
 冷房が嫌いだ。暑いときは暑くてアタリ前。真夏でも、1人のときは網戸にすだれ、半ズボン裸。ただし、年中同じスタイル。なぜか裸がじゃなかった裸でいるのが好きなんです。
 トーゼン室内でも最高35度を越え、やたら汗をかく。仕事の後の楽しみは〈泡関係のみ〉のオジさんが、裏庭の穴へ生ゴミを捨てに出るたびに、蚊には「歩く生ゴミ」とうつるらしく、あっという間に喰われまくり、ついでに何匹か部屋の中に紛れ込む。これがイヤなんです。とにかくシツコクまとわりついて、刺しまくるんデス。

 で、夜明けの3時4時までかゆくて眠れない。で、つい、また睡眠薬代わりにびーるを呑んでしまう悪循環。愛用のスズキの軽も窓を全開で運転し、そのまま駐車している。なんとこの車をすみかにしているヤツが2、3匹いて、乗るたびにこいつらに刺されている。片手ハンドルで追い払っていて、あやうく事故りかけたことさえある。やべー、もう少しであの世へ行くトコだった。くわばら、くわばら!

 乗るたびに、殺虫剤をまかなくちゃと思うのだが、降りるともうすっかり忘れてしまう。
やれやれ、まっ、いいか。呑んで汗をかいて蚊に刺され、洗濯物を干して汗をかいて、
また蚊に刺されるという、【汗】と【洗濯】と【蚊】がぐるぐるまわるだけの、きわめて非生産的な「清く正しいオジさんの夏」が今年も過ぎていきます。ふ~っつ。

 
 

inserted by FC2 system