森を守る活動報告「海上の森くらぶ」通信02年11月以降分
★第86回「椰子の実・伊良湖岬へ/正面ゲート・白装束で割腹/世間胸算用・ふらふら日録」
【海上の森くらぶ通信】02年11月6日:119号&オマケ◆メール
◆11月6日17:17≪皆様≫ みやながデス 相変わらず金にならないコトばかりの毎日です
【行事予定】11月23日(土)午前9時:山口駅《海上の森で冬の妖精!ベニマシコを見よう》
【活動報告】知事選候補を求め、闇夜のトンネルを手さぐりでさまよう日々:以下に詳しく記載!
★02年10月2日(水):昼過ぎ「朝日新聞」小渋記者から電話。万博担当に着任の挨拶
2年ほど前に着任されたときにも来宅され『酔っ払いのオジサンひとりの家に、独身女性が、こんな夜分にひとりで上がり込んでダイジョウブ?』と言われながら12時近くまでいて、帰られた方だったことを思い出した。10月から、また記者クラブ担当になったのでヨロシクとのことで、最近の万博反対運動と知事選候補者選びの概況を中心に40分ほどおしゃべり。
★10月3日(木)夜10時半頃、中日今村記者から電話<以後頻繁に取材が続くことに>
木曜洋画劇場を食べつつ?晩メシを見ていたら!まさにクライマックスの場面でプルルルー。やれやれ。もう3度目か4度目の「ダイ・ハード2」なので、ヨシとするか!
口をもごもご、あわものグビグビしつつ≪進展しない≫状況を、ナゼか詫びつつ、今村記者の質問にお答えする。歩くチリ紙交換と言われる?小生、つい固有名詞をだしそうになるが、報告できる状況ではなく、おしゃべりをぐっと自戒し、ヒントのレベルで勘弁していただく。『どうしても勝ちたい!!』当然だが……で、望みが高くなり!?メンバーが納得できる候補者に、いっこうに到達できないでいるのが現状なのだ。
★10月4日(金)午前10時~【住基ネット行動】名古屋市役所前・西庁舎11階
前日、西さんからの要請を受け、住基ネット(国民全員に11ケタの背番号をつける国民管理監視制度)への異議申し立て書を提出する行動に参加。名古屋市長に直接渡したいとの要求に対し、担当者の不手際でもめたが、結局、時間切れで書類をひとりずつ提出。小生は11時半頃に済ませ退席。新聞、テレビなどマスコミ取材陣の多さに、問題の大きさを改めて実感した。(*西英子・末広まきこを辞めさせる会で仲間の一人に)
◆10月4日 16:03 ≪近藤さま≫ みやながデス
朝日の記事は当日一番に読みました。以前お聞きしていた内容だったのですが、もうこれは常識レベルに達しているのでしょうね。それから水源連総会への出席はムリですが【脱ダムネット愛知】で会として加盟は可能です。連絡先、手続き方法など、おわかりでしたらお知らせ下さい。設楽ダム関連の団体は正確に調べて連絡します。また以前投書した、設楽ダム関連分をオマケにつけます。【懲りなく続く巨大公共事業】中日「発言」欄2001年10月9日投稿(略)
★10月5日(土)午前9時:日進市役所集合 【伊良湖岬へ】タカの渡り観察会
ケッタでMさん宅8時40分着。今日から【海上の森】の仲間と1泊のキャンプ旅行。とりあえず豊川の葦毛(いもう)湿原へ。11時半過ぎ到着。シラタマホシクサが満開だった。上空をハイタカが2羽、その他のタカも舞い、幸先は上乗!気分は爽快!!木蔭で、コンビニで仕入れたお握りやサンドイッチで和気藹々の腹ごしらえ。
地図が古くて道に迷い、2時半過ぎ第2目的地・田原の蔵王山にやっと到着。期待の景色はかすんで残念無念もやの中!むむむ……、看板の絵図で想像してオシマイに。《伊良湖ビューホテル・宿泊探鳥会》の責任者がわれわれ一行にいて、4時ホテル集合というので大急ぎ。なんとか間に合い、キャンプ組は伊良湖岬・恋路が浜を拠点に鳥仲間と夜まで情報交換。浜の食堂の定食が実にお値打ちでおいしく、全員大満足。M氏と2人《恋路が浜!》駐車場で車中泊。
*ここで筆者から少し解説をします『バードウオッチャーで、特に鷲鷹(わしたか)類に興味があるヒトにとって【伊良湖岬】は憧れの土地なのです。愛知から静岡、岐阜、長野方面の中部山岳地帯で子育てを終えた夏鳥の鷲鷹類が《10月上旬の10日間から2週間の間》毎日何千羽という規模で渥美半島沿いに伊良湖岬をめざして集まり、岬の上で上昇気流に乗り(タカ柱といわれる現象)一気に沖縄からインドネシア、フィリピンなど、南洋諸島へ向けて渡っていくのです』
『特に多いのがサシバ、ノスリ、ハチクマなどで、ほかにも数百羽の規模で渡っていくヒヨドリや、集団の数は少ないもののノビタキやハクセキレイなども渡っていきます。特に《帯のように長い群れ》で途中まで行っては強風にはばまれ断念し、海面ギリギリの高度で戻って、また渡りに挑むというヒヨドリの《命懸けのチャレンジ》は感動的ですらあります。そうそう、何百、数千頭のアサギマダラも、てんでばらばら、頼り無いとしかいいようのない飛び方で、千数百㌔を渡っていきます』
『10月始めに伊良湖岬へ来れば日本のほとんどの鷲鷹類を見られるんです。ですから東京、横浜、大阪、神戸などザラ、北九州から北海道からなんぞというバードウオッチャーが車やバスで大挙して押しかけ、週末などさしもの広い駐車場も満杯、ホテルも民宿も1年前から予約でいっぱいがここ10年以上続く状況です。双眼鏡やプロミナーを手にした人間だらけの浜なんです』
★10月6日(日)起床5時【タカの渡り】満喫。1時半~伊良湖フォーラム/帰名7時半
次々飛来するサシバの群れ。30~50羽のタカ柱の連続、ハチクマ、ノスリ、ミサゴ、ハイタカなど十分堪能し大満足。1300羽を越えるタカの仲間の渡りをただただ見ただけ!「それでど~した」と言われても『よかった!』としか言えないマニアックな「好きなモンしかわからん」世界?しかし自然や環境保護に関心はあるが「いろいろ見れてよかった」でオシマイが99%のバードウオッチャー。いいんです趣味なんですからハイ、行動なんかしなくてみてるだけデモ…。
◆10月7日 14:04 ≪大羽さま≫ みやながデス 伊良湖フォーラム盛会でなによりでした。 14回も休まず会を続けてこられた努力に最大の敬意を表します。さて、お忙しいところ誠に恐縮ですが小生の市民団体「海上の森くらぶ」の古い会員の方で静岡大学の工学部の教授で多分「松本?りゅういち?」さんとおっしゃる方(昨日のフォーラムに参加されていました。以前は確か信州大学におられたはずです)から、今年の4月以来連絡が絶えていると、昨日の会場で申し出られました。
会員名簿をワードで作成したさい、小生の手違いでお名前が抜け落ちたようで、帰宅してから、原簿を探したのですが見当たらず、資料を改めてお送りすると約束した手前、非常に困っています。もし可能でしたら住所と連絡先をお教え下さいませんでしょうか。確か、浜松市にお住まいだったと記憶していますが…。以上、お手数をかけますがヨロシク。 宮永まさよし 拝
◆10月9日 0:53 ≪大羽さん≫ みやながデス 早速のお知らせありがとうございます。 今まででいちばん参加者が少なかったということですが、多分、テーマが「レッドデータ あいち」についてという地味で限定された地域の話題だったのが原因の1つでしょう。地元の各分野のプロにしろ、趣味のアマにしろ、得意の分野については了解済みで、そうでない分野は、まあ本を読めばわかるということだったのではないでしょうか。
レッドデータの現状から、現在から未来にかけてどんな対策なり処置が求められるのか、どんな問題が提起され、どんな動きが既にあるのかといった現状報告や前向きの問題提起とそれに伴う対応が論議されるテーマであったら……とも思いました。いいっぱなしですみません。気楽な参加者の思いつきの感想です。悪しからず【脱ダムネット愛知】代表 宮永拝
★10月9日(水):午後1時半~約1時間【新海弁護士と市民運動と政治について】面談
約束1分前まで影山さんが現れずやきもき。相変わらずニコニコ明るい新海聡氏。権力に動じない行動力溢れた人柄、識見にますます氏の大ファンになった!別れ際に「またいっしょに何かやろうよ!」といわれたのが素直に嬉しかった。出馬辞退の意向は実に堅固だった。
◆10月9日 18:48 ≪近藤ゆり子さま≫ みやながデス
「水源連だより」送付ありがとうございました。さて問い合わせの設楽ダムで動いている主な運動団体名とその代表・事務局長をお知らせします。三河で一番歴史が古く中心的な団体が
(1)豊川を守る住民連絡会議(事務局長:松倉源造)
(2)豊川を勉強する会(代表:松倉源造) 松倉源造:TEL&FAX(略)
〒441-1202 愛知県宝飯郡一宮町大字(以下略)
(3)設楽ダムと環境を考える東三河の会<略称:設楽ダム東三河の会>
事務局長:田中邦利 TEL:(略)〒441-2301 設楽町田口字(略)
(4)設楽ダム計画の見直しを求める豊橋市民の会代表:鷲田 豊明 TEL:(略)
〒440-0872 豊橋市前田中町(以下略)
あとは判明しだいお知らせします。ではでは【脱ダムネット愛知】代表 宮永
◆10月9日 21:28 ≪皆様≫ みやながデス
愛知県三河で計画されている設楽ダムの特集記事が9月20日から3日間にわたって中日新聞に連載され、ついで10月8日から朝日でも連載が開始されました。上、中と掲載され、明日その「下」になるものと思われます。感想を書こうと思いましたが、去年、両社に投稿した文をテロについての意見とともに、再度発信することにしました。手抜きですが、意見は当時とマッタク変わっていません。読み捨てていただければ幸いです。ではでは≪じゃんじゃん掲載分略≫ 【懲りなく続く巨大公共事業】 朝日「声」2001年9月5日 【米国を襲ったテロと悪循環】中日「発言」2001年9月22日 やれやれ、アメリカのイラク攻撃は地球滅亡の引きがねか?【脱ダムネット愛知】代表 宮永
★10月10日(木)午後2時・金山のホテル【保健問題専門家・池住氏と面談】3時途中退席
例のごとくケッタで西区から50分弱。ユックリ走ったつもりだったが汗をかいた。歩道で身支度をしていたら、影山さんが「よおっ!」既着の松田、井戸氏と待つこと数分で池住さん到着。中座したが、夜、影山さんから状況の説明があった。簡単にイエスがでるわけなんかナイよね、うん
★10月11日(金)10時~【青少年公園管理棟など取り壊し差し止め訴訟】 名地裁
代表原告5名の一人なので、遅刻するとまずいので20分前をめざし出発。弁護士がいない本人訴訟のせいか、裁判長が気を使い、緩やかな訴訟指揮をしてくれた。というのは『原告の丸山の代理で、意見陳述をします』といったら、入廷している原告しかダメということで、では『宮永が陳述します』と読み上げたが、それで通ってしまった。丸山さんと生活環境が重なるせいか、代読ながら「感情がこもったいい意見陳述だった」と傍聴の仲間から誉められ?思わずニッコリ。
さらに某原告の個人的見解の吐露を伴う、素朴極まる質問にも、制止せず耳を傾け、陪席の女性判事などニコニコしながら聞いていた。次回は11月26日。<注*11日以降たびたび受けた新聞各社からの知事選がらみの電話取材は、煩雑なので以後の分をすべて割愛しました>
◆10月14日 1:37 ≪皆様≫ みやながデス
◎【當世・世間胸算用:ふらふら日記】〔世は情け浮名の横銭?浮世の沙汰も??次第〕
〈その1〉 「せんせー!忘れ物」と生徒E。
『おッ!ずいぶん分厚いなー、だれかなー?』
脇からいきなり生徒Aが財布をひったくって、札を取りだし、ポケットに入れた。
『こらこら、コラ~!なにするんだ。ほんとにもう、この~、Aのドあほ!』と小生。
とりあげチェックすると、同じ中2の「今日は休む」と連絡があったBの物。前回、机の棚のなかに忘れてそのままだったようで、詳しくは見なかったが、やたらカードが入っている《ブランド物》の高級財布だ すると「こないだ中切のバス停の近くで財布を拾ってさ~、2万円入ってた」
『えっ、どうした。ちゃんと届けたのか?警察へ……』と思わず、声がうわずる小生。
「先生!ナニお人よしなこと言ってんの~、いいトシをして」と生徒C。……むむむ???
『こら~、ねこばばしたんだなー、おマエ!』と、やっと、とりあえず反撃。
「ダイジョウブ。ちゃんとカードも免許証もゼーンブ裁断して捨てたから……」
『う~ん、現金の被害だけで済んだわけだ。それにしても!なんてコトを!ばかもん!!
この罰当たりのコンコンチキめ!警察に言うぞ~、ほんと、もう、しょうがないな~!ふ~っ』
財布は新品だったので友達のお姉さんに「5千円で売った」という。あ~やれやれ。
で、後日、謹厳実直を絵に描いたような友人の某大学教授にこの話をしたら、「もったいないな~、 カードも免許証もいい値で売れたのに~」と真顔で言われ、冗談とわかってはいても、あまりの反応に、おもわず、ずっこけ、トホホ。
〈その2〉 相変わらず月謝の滞納が多い。金に困っているわけでもないのにもってこない!
そんな生徒ほど携帯は使い放題、小遣いタップリ。で、困っているのは塾だけ。連絡しても「あーそうでしたか」でオシマイ。『事情があれば申し出て』といっても音沙汰なし。生徒にくどく言っても、その都度「あ、忘れた」の一言。こらー。
5カ月溜めても何も言わない……塾もあるという。延びノビで結局払わず卒業や「3か月分踏み倒された」「5万未納のまま」……仲間の塾長から聞く被害の有様。いったいどうなってんだ!とうとう堪忍袋の緒が切れて、直接、親に請求の電話・・『塾は趣味ではアリマセン!引き続きこられるなら月謝を納めて下さい』と宣告。
それから1週間たって、2か月、3か月と溜めている数人から、まだ入金はナイ。《聖職意識の残る》業界の足元をみすかした「タフな庶民」のずぶとさ!?精一杯こころを込めて教えていても「金儲け」と言われれば『ハイその通り…』う~っむ。
〈その3〉 「もしもし…」不吉な予感の電話。風呂が壊れた……と、山の神からのお知らせ。《設置 以来15年。一度も壊れなかった》と言ったら、業者が驚いたという。着火の部品を変えればしばらくはもつが、他の部品がもう在庫がなく、寿命だと……。なぜか、うん万単位の話になると、小生が払うと我が家の法律で決まっている!『で、どうなったの』と聞くと「あれやこれやで16万8000円ヨロシクね」で、ガチャン。
『ええっ、あの、その』とほほ。今更、銭湯に行けとは言えないし、ふーっ。甥っ子の祝儀に10万、これができちゃった結婚で双子が生まれ、お祝いに3万。あと香典などが重なり、来年2月の選挙を始め【活動資金】にとせっせと貯めた《4月からのヘソクリの半分以上》があっというまに宇宙のかなたへ。え~ん。
さらに20から30代の甥や姪がゾロゾロ、小生には目出度くない予感すら……。おっと、叔父や叔母より先に「もういいかげんにおいで!」とあの世から小生へのお誘いの声が先になるかも……。でも、ひょっとして≪憎まれもの世にはばかる≫を地で行けるかも?? まあ、命さえあれば、またいいことも……≪あるわけナイよね~≫ ダハハ。世はすべてしがらみのなか!!そこらのおっさん酔生夢死!散人 宮永 頓首九拝 (次回は「正面ゲート・白装束で割腹!」の巻」です)
【海上の森くらぶ通信】02年11月6日:119号続き&付録◆メール
★10月17日(木)朝9時50分:元青少年公園正門到着【万博起工式会場前】で抗議
小泉首相を式典に迎え庶民の関心いまいちの官製起工式。詳細は《雀の夜ぐさり》に!
◆10月18日 1:31 ≪新海さま≫ みやながデス
やりましたね~すごいデスねー。世の中捨てたモンじゃない!と思いました。ほんと!先月の「最高裁差し戻し採決」に続く、ランニングホームランですね。小生は無神論者ですが「見えざる手!」の存在を確信しました。公費住民訴訟で「実質住民勝訴」と解釈した、嬉しいかぎりの【名古屋高裁の判決が出た】と10月17日付け朝日新聞の報道で知りました。
マトモな市民感覚でまともに判断してくれたんですね。やっと!どんなに勝ち目がないと思われる戦いでも、道理がこちらにあるかぎり、あきらめないで言い続ければ勝機がめぐることもある《そんな嬉しいご褒美》の裁判結果でしたね。あとは悪智恵ばかり働かせる顧問弁護士が張りついた名古屋市が《最高裁への控訴を断念する》のを願うばかりです……。
でも、ここまできたら、もうこちらに天の理アリです。あとの5例も提訴して、判例として定着するまで戦うのみですね。ことの理非は法廷に問い、その採決にゆだねる、まさに王道です。強きが弱きをくじけ、金持ちがますます栄え貧乏人はカスというこんな理不尽な世の中を変える【市民オンブズマン】に最大のパチパチを送ります。
きょうは本当に嬉しくて、つい新海さんにメールを送ることにしました。勝訴など夢のまた夢の「徳山・長良川・万博」訴訟の原告ですが、ほんとうに勇気と元気と喜びをもらった、久しぶりに嬉しいニュースでした。ではでは、酔生夢詩!散人 宮永 頓首九拝」
★10月18日(金)10時半頃・栄・教育館《26日予定の最終準備会》会場を予約
午後2時過ぎまでかかって約100通の案内状を発送。宛名プリントが枠からはみ出し、修正の仕方がわからず使えないので、ノーカット用紙を買ってきたが、これがまたシールがうまくめくれなくて、結局、宛名をテープで張りつけるということに…なんのこっちゃ。やれやれ…トホホ。
夜9時、朝日・本田記者が夜討ちで来宅。知事選は話せる材料がなく、彼は持参のび~る6缶を空にされるは、漫談をたっぷり聞かされるは…で、12時過ぎ手ぶらでご帰還!ゴメンね。
◆10月19日 9:21 ≪皆さ~ん≫
飲み過ぎて酔っ払い、半分居眠りしながら非常に読みにくい『ぶつぶつ』を送ってしまいました。イランとイラクの区別もつかない、そこらのおっさんです!まあ、笑って読み捨てて下さい。
◎《雀の夜ぐさり第18号:正面ゲート前・白装束で割腹?の巻!》
秋真っ盛り、澄みわたった青空のした、グリーンロード沿いに自転車を走らせた。都市高速を降りた「一社から青少年公園」まで、すべての交差点の信号ボックスに無線を構えた警官がとりつき、【小泉首相ご一行】がノンストップで走行できるよう、総動員態勢を敷いて待っていた。
秋とはいえ強い日差しのなか1時間以上も前から、タダひたすら《小泉首相の通過》を待つ警察官のみなさま、ほんと~に。ごくろうサマ。《世の中は籠に乗る人、担(かつ)ぐひと、そのまた草鞋(わらじ)をなうヒト!》まさにそのものデスね。
17日朝10時少し前、地元でも大して話題にならない「愛知万博」起工式の会場前に到着。
公園正面の広場に賛成派、反対派が入り混じり、ノボリや横断幕を掲げて陣取っていた。横断歩道を渡った先の、カラーコーンにロープを渡した車道側の「しきり」と「ガードレール」の間にいて、歩道にいる仲間と話している影山さんをみつけ、近寄り、隣りに立ったら、影山さんには注意しなかった警備の私服がやってきて「中へ入れ」という。
ムカッときて『どうしてだ?』と聞くと「危険だから…」
『おいおい何言ってんだ、俺より外の道路にいるアンタのほうがよっぽど危険じゃないか』
「とにかくなかに入って」 『あんたにどんな権限があるんだ、法的根拠をいいなさい』
「中に入ってください!」 『それは命令なのか?』「いいえ、お願いしているんです」
『じゃわかった、聞いた。お願いはきいた!』
見覚えがある固太りの私服がやってきて、にらみつけてきたが、無視して影山さんの話しが終わるまで、そのままそこを動かず。
すると今度は信号の前でノボリをたてていた仲間や、脚立の上の読売の写真部員に、班長みたいのが道の向こうから「後ろの信号係りが対面の信号が見えないからどけ!」と言い出した。
『おいおいオジさん!何いってんだ。見えなければ横へ顔を振るとか、どいてって小学生でも言うぞ。それとも、そんなこともいちいち指示しないとできない警官しか配置していないのか』
当の若い交通警官は、なんともいいようがない顔をして、きょろきょろ、班長は首をふりふり、なんだかぶつぶつ言って、どっかへ移っていった。
反対側の歩道へ戻ったら〈黄信号でとまった乗用車に〉10トンダンプが警笛と猛烈なブレーキ音のあおり行為、どきっとする脅迫行為。10人近い警官がすぐ脇で知らん顔、反応はゼロ。
『こら~、おまえら、なに見てんだ、注意しろ、注意を!こんな不法行為を黙ってみているなんて、ど~なってんだ。市民を守るのが仕事だろ~が!』 ようやく私服の親玉らしいのが、運転席に近づき形式的に注意してオシマイ!ったく、もうー
10時15分、先導に白バイ2台、警備のミニバン、続いてまた白バイ2台。斜め後ろ両脇にSPの黒塗りを従えた防弾装備の首相車が通過。なんと、窓から手を振る小泉さんと目が合ってしまった……。「みなさん歓迎ごくろうさま」としか思っていないだろうな。やれやれ、ふーっ。それにしてもBIE議長の時は歓迎の推進派2000人、今回小泉さんはたった200人。日本の首相はそんなレベルなのか。お仕着せで動員された数が万博の未来を見事に暗示していた。
さて11時過ぎ、歩道から車道に仲間のノボリの先端が揺れる。またまた重箱の隅をつつく
交通警察の細かい注意、いやがらせ・・「危険だから、車道に出さないように、ノボリの先端を!」
『こら~、ぬのッきれのどこが危険だ~。布ッきれでへこむような車があんのか。あったらそんな車を造らんようトヨタや日産に注意するのが先だろ。エッ、あんた!それに、こんな旗に文句いうヒマがあったら、街なかのアンドン広告をなんとかしろ。歩道につきだした看板も撤去させろ。危なくて自転車で走るのにヒドい迷惑だ!』
「そりゃそうだよね」と脇にいつのまにか居た、顔見知りの警備(公安)の私服。おいおい。
起工式を終え海上の森の視察に向かう首相一行を見送ったのが11時半ころ。
『推進派の皆さん!万博は絶対に赤字です。万一の場合推進の責任を取ると念書を書きなさい。ひとり100万払うと約束しなさい。自然を壊し財政を壊す万博で、何がなんでも金儲けしたい皆さん、自分さえ儲かれば後はどうなろうと知ったことかの皆さん。本当に万博をしたいなら自分の金を出しなさい。全国レベルで募金活動をしなさい。国や県の税金にたかり、うまい汁だけ吸おうなんて人間のクズだ、恥を知れ~』人間拡声器で思いっきり怒鳴り、スッキリ。キンモクセイが薫り、モズが鳴く郊外から西区へケッタで1時間半。乾ききった喉に吸いつくびーるのうまかったことといったら……。ではでは。
◎オマケの余談:前日16日、牧野(剛・河合塾講師)から電話がかかってきた。
「ど~する、あした、行くんだろ?抗議に……」
『うん、もちろん行くさ』 「行ってただ立ってるだけじゃあつまらんな、なんかするか?」
『うん、白装束で、正門前で割腹してやる!』「え~っ、本気か?」
勿論、前から、お互いに言いあっていた冗談。そんなアホなことなんかホントにするわきゃナイ!! ところが、当日、どこへ動いても、いつのまにか公安がピッタシ!
『オイオイ…、腹を切るなんて、そんなイタイことなんか、しないっつ~の!オレがどんなヤツか、もう、充分ワカッテるはずだろ』 (当時も、いや今だに、みやながさんとこへ電話すると変な音がするってみんなに言われている)
◆10月19日 12:42 〔"kaisho1"受信:〕 〉〉いつも精力的なニュースを送って頂きましてありがとうございます。今回、民主勢力へのみ威力を発揮する警察官の姿を浮き彫りにさせていただきましてありがとうございました。あおり行為のダンプカーという長久手町民を恐怖に陥れている交通公害につきまして、町民からも心配な声が上がっています。12月町議会の一般設問に取り上げることになるかもしれませんが、その時は原稿の一部を借用させていただきます。ご了解をお願いします。
長久手町議会での一般質問は保守議員を含めて「盛り上がらない愛知万博」が枕言葉になっています。愛知万博はずるずると税金をまき散らしながら巨大公共事業の亡霊を引きずってさまよっています。県知事選挙も直前に来ました。この亡霊の幕引きに今後もよろしくお願いします。(*注▲メールの送信者は当日、小生の横にいて一部始終を見ていた長久手町・町会議員でした)
◆10月20日 13:05 ≪浅井さま≫ みやながデス
いつも『言いたい放題』のぶつぶつでスミマセン。本文をそのまま署名つきで使って下さっても構いませんし、口調がかなりくだけた「おっさんの」になっていますので、少していねいに修正して引用して貰っても結構です。まあ、庶民の素直な感情を代弁した積もりですが…。ではでは 酔生夢詩!散人 拝
◆10月24日 12:55 ≪皆様≫ みやながデス
直近ですが下記集会をします。既に封書を受け取られた方には重ねての連絡です
【知事選を考える会・最終準備会】
◎とき 10月26日(土)午後5時30分開場~開会5時45分頃~7時半頃
◎ところ 名古屋市教育館4階・第6研修室《地下鉄東山線・栄・3番出口歩1分》
(1)準備会代表からの報告 <20分> 影山健
(2)今後の活動方針を協議 <40分>
(3)準備会の解散と、今後の日程など打ち合わせ <進行>宮永正義
2003年1月16日告示の愛知県知事選で無党派を核として、現職に対抗しうる「統一候補」の擁立をめざし8月以来、幅広い分野の名前を挙げられた方々に対し、準備会としてさまざまなルートと形で接触し、立候補を要請してきました。その3カ月にわたる詳細を報告し、今後の取り組みを協議したいと思います。 愛知県知事選を考える会準備会:影山健 TEL(略)事務局《文責》宮永T&F(略)
【付録】ここ15年ほどの交友記録である住所録を紛失しました。ワードに転載し名簿を保存しようと思っていた矢先でした。45才のときに過去20年近くの分をなくして以来2度目です。このときの分はほとんどが音信不通になってそのまま……です。商売?の塾生への返信以外、自分から年賀状をださないので、一旦きれたら、連絡を貰わないかぎり、それでもう音信不通です。
過去の人間関係がすべて記録的にはゼロになるわけで、これは「新しく付き合い始めたひとと繋がって行け」という『見えざる手』の啓示と思い?ぜんぶナカッタことにしました。一期一会、ケセラセラ、あしたは明日の風が吹く!一度っきりの人生、すんだことはくよくよしない?!とほほ!ただし用がある方は連絡先(電話)などお知らせ下さい。ではでは、酔生夢詩!散人 宮永 拝
◆10月25日 15:47 ≪土川さま≫ みやながデス
早速の連絡ありがとうございました。新しい住所録に第1号として登録しました。これからまたいろいろな人と付き合っていこうと思っています。自分とは違うからこそ興味津々なんです。まあ付き合いたくない奴の住所がなくなったという点では『せいせいしました』が、後はもう諦めました。 人生至るところ青山アリ!!前を向いて進みます。ではでは、酔生夢詩!散人 拝(*古い友人の歯科医師)
◆10月25日 16:04 ≪万寿さま≫ みやながデス
バスツアーの会計報告、落手いたしました。細かいところまでキチンと報告お疲れ様でした。来年は鵜飼見物のあと「アユとうなぎ食べ放題」の大祝賀会を、ぜひぜひ小瀬で実現したいものですね。それには『なにがなんでも』最高裁での差し戻し!判決が…。
当たり前の道理が「素直に認められる」世の中が1日でも早く来てくれるよう千秋の想いで待っています。でも、はてさていったいどうなることやら!やれやれデス。そうそう相変わらずの言いたい放題を読んで下さっているようでありがとうございます。ではでは 酔生夢詩!散人 拝 (*正式には田中萬壽・長良川河口堰愛知の事務局)
◆10月25日 19:21 ≪みなさま≫ みやながデス
最初に、いきなり下記のメールが届いて、なにがなんだか事情がよくわからないでいるうちに《名前がついて新しい観察会ができる》運びのようですが、そもそもの始まりは、どーいうことからなんですか。ただ単にクマタカの調査に行こうという話しが、小生も8人のメンバーに入っているらしい?会の発端ですか?
これってひょっとすると【オシドリシンポジウム】がやめになったあとの、なんかその後継活動みたいなもんですか。設楽ダム建設に批判的な鳥の関係者を集め、調査を実施し情報を収集し抵抗しようということなら無条件で賛同しますしのりますが…とりあえず??なので、メールしてみました。なんでも反対派!といわれ続けウンザリのおっさん!脱ダムネット愛知 宮永 拝
★10月26日(土)午後5時~【知事選を考える最終準備会】栄・市教育館
午後1時半から「ウイル愛知」で海上の森保護保全協議会主催の会に出席。市民が提案する「海上の森の保護保全条令案」の雛型をもとに説明&意見交換会。4時まで参加、言いたいだけしゃべって中座。ゴメンねみなさん。次があるので!
その後、【青少年公園訴訟】原告4人で、反訴用・証人尋問用原稿の分担を相談、決定。朝昼抜きで腹が鳴るので「ザどんぶり」でうな玉丼470円をかっこみ、あたふたと教育館へ。カギを受け取り仲間と会場へ向かうと、入口前にもう10人近い報道陣がすでに待ち構えていて驚いた。参加は市民20名ほどに新聞5社、テレビ1社。(1)主力候補に再度決断を求める、(2)11月11日頃に最終会開催を決め……散会。
◆10月27日 17:03 ≪大羽さま、M様≫ みやながデス
説明で事情がよくわかりました。ニンゲンを含むあらゆる生き物の立場から、ことを考え設楽ダム問題を解決しようというワケですね。了解!さてMさん!メールを見ていたら2日(土)の予定を連絡下さい。車でなら指定の時間にお宅へうかがいます。脱ダムネット愛知 宮永拝
◆10月27日 17:04 ≪酒井さま≫ みやながデス
26日はお忙しいところを集会に参加くださり、ありがとうございました。帰りにゆっくり話しをしたいと思いましたが、マスコミの取材などがあり、時間がなく失礼しました。今度、また一献傾けながら、むだ話でもしたいですね。ではでは 酔生夢詩!散人 頓首九拝
◆10月30日 17:47 ≪皆様≫ みやながデス
相変わらずのオジさんのブツブツ、ありふれた日常のヒトコマです。知事選の候補選びは
最終コーナーに差しかかっています。はてさてどうなることやら愛知の県政!この先4年間は?
◎《雀の夜ぐさり19号》 〔當世・塾生事情:こんなもんです!下町は?〕
*男児1人女児2人の小3クラス。ある日の休憩時間のやり取り。
「先生、K也ったら浮気してんだよ-」と同じ小学校で同級生のA子。
『エッ、K也、もう彼女いるのか?』と、イチオー話を合わせるワタクシ。
「ううーん、いないよー」とにこにこ顔で、まんざらでもなさそうな小3K也。
「うそばっかり、Cちゃんと付き合っているのに、この間、Dちゃんとさ、遊ぶ約束してたじゃないの。
オトコったらもうー」といっぱしの口ぶりのA子。
と、たまたま期末試験で自主学習にきて、後ろの席でやりとりを聞いていた中3で〈同じ名前の〉K也 が「浮気っていうのは結婚してないとできないんだよ。女は16、男は18にならないと結婚できないか ら、小学生で浮気なんてないよ。小3で結婚してるわけないだろ?わかってないなー」と、至極もっとも な意見。
「えーっ、だって浮気しているんだもの、K也!」と、まだゆずらないA子。
「浮気って男のヒトがほかの人を好きになることで、女には言わないんだよね。B子のお母さん、
よく男の人と二人でお茶をのみにいったりしてるよ……」
「えーっそんなん言っていいの。それってひょっとして浮気だろ!」と中3K也。
意外な展開に、『まあ、世の中いろいろ付き合いがあるからねー』と、あわてて話しを引き取り、
『さあ時間だから、休憩はオシマイ、おしまい!』
《うーん案外、そのお母さん、本気だったりして…授業をしつつ、ついあれこれ考え、
だけど『そんなお友達が欲しいなー』と思わず本音がぽろりん、コラコラ、とほほ!の我が輩デシタ》
*1時間遅れで休憩時間にやってきた中3男子との会話。
『こらー、どうしたんだM.。こんなに遅く、連絡しなくちゃダメじゃないか』
「来る途中パンクしちゃってさー、自転車屋に寄ってたんだよ、先生」
『そうか、それじゃあ、しょうがないよなー。先生もこのあいだパンクしてさ~、20分ぐらい引っぱって 歩いて、やっと修理してもらったけど、大変だった』
「今日は前も後ろもパンクで、悲惨だった。2200円もとられたんだよ」とM。
『よく、お金もってたな~。先生は片方だけで1200円だったけど……』
「うん小遣いをもらったばかりだったんだ。この分、お母さんにいわなくちゃ」
「なにいってんの、そーいうときはそこらのに乗ってこなくちゃ」と横からP。
『そこらのってひょっとして無断でか、オイオイこらこら、なんてやっちゃ!』
「こないだ栄からちょっと借りて家まで乗ってきたけど、ちゃんと黒川へ返しといた」
『ええ~っ、それって完全に自転車泥棒じゃないか。なんてことを!盗られた人の立場になってみろ このドあほ!ほんとにしょうがないヤツだなー、栄にあったのを黒川へ返して済むコトじゃナイだろ! 持ち主にはわからんだろ~が、黒川にあるなんて……』
「だって、カギかけなかったヤツが悪いんだ。オレだって、今まで2回も自転車を盗られたから、
あとイッペンやってモトモト。みんなやってるから、どうってことナイよ」平然とP。
罪の意識の無さに驚き『誰がやってんだ』と聞くと、次から次にやった?仲間の名前がでてくる!
自転車の拝借?と万引きは一部の生徒には「話しても平気なゲーム」のようです。万引きの損失は「織り込み済み」という経営者の発言を聞いたことがあるが、最低の公徳心さえ消えかかっている現在、この先どうなることやら……あ~あ、酔眼朦朧散人 頓首九拝
★第87回「海上の森ムササビ&設楽クマタカ調査/なんとも不本意!擁立劇に幕」
◆02年12月2日23:57≪皆様≫【海上の森くらぶ通信】120号&◆メール
【行事予定】海上の森野鳥の会・忘年会!(*11月23日に第一回観察会を実施しました)
◎12月26日(木)午後6時半:地下鉄東山線:藤が丘【三丸】にて/変更アリ
★11月2日(土)午後1時・愛環山口駅前集合 【万博会場ムササビ生息調査】
ムササビ調査の際、大型の野鳥の巣2箇所を発見。関係機関に調査要請をすることにした。10月17日万博起工式の午後、加藤氏(瀬戸市議)らが情報を得て、海上の森会場へ調査に入った際「大藪氏が無意識に掴まった枯れ木から」驚いたムササビが飛び出したのがコトの発端。
今日はその営巣木や周辺の巣穴や食痕(しょくこん)、皮はぎ跡を調査した。ただ直近の工事の騒音で、巣を放棄しないかと心配だ。5時近く解散。小雨降るなかケッタで帰宅6時半。汗をまったくかかないので楽だった!
★11月3日(日)午前6時半<日進イリガ池集合>「三河設楽ダム」クマタカ調査」
25~30年後に完成予定の「設楽ダム」建設を中止させる活動の一環として「クマタカ生息調査」に。待ち合わせでかなり時間をロスしたが、これも愛嬌。詳細は別紙ふらふら日記に!
◆11月5日 14:48 ≪皆様≫ 以下の集会を実施します。参加自由
《知事選を考える会準備会:最終報告》
☆とき 11月11日(月)午後6時30分開場、開会6時40分頃~8時頃
☆ところ 名古屋市教育館4階・第3研修室《地下鉄東山線・栄・3番出口》
(1)準備会代表から経過報告 <20分> 影山健
(2)今後の取り組みを協議 <40分>
(3)マスコミ向け記者会見を実施
「無党派の声を県政にじかに届けられる」「皆さんの広範な賛同を得られる」そんな愛知県知事選「統一候補」擁立をめざして有力候補を絞り、粘り強く立候補の要請を働きかけてきました。その最終結果を報告し、今後の取り組みを協議したいと思います。【愛知県知事選を考える会準備会】影山健 TEL(略)/事務局《文責》宮永正義 T&F(略)
◆11月5日 15:11 ≪皆様≫ みやながデス
11月3日:連休の谷間の1日だけ、海上の森野鳥の会の会員4名(H、村瀬、森島、宮永)で、豊橋から参加の市野さんご夫妻と田口で合流し、設楽ダムのダムサイト周辺で実施されたクマタカ定点調査に参加しました。
篠田氏は2日から2泊3日、大羽さんは1泊2日の日程で手弁当、気合のこもった集中調査に取り組まれました。われわれはお手伝い程度の「にぎやかせ参加」でしたが、調査ポイントとして絶好の場所を発見したのが最大の収穫でした。詳しい報告はまた篠田・大羽両氏からあると思います。以下は付録の集会案内です。《知事選を考える会準備会:最終報告会・略》
◆11月6日1:36 ≪皆様≫ 【霜月頭寒?肌寒(ずかんはださむ)ふらふら日記】
〔チャリンコおじさん・里山行き当たりばっ旅の巻〕
11月1日金曜日。修理して10日目、やれやれまたパンクした。新車で7800円のママチャリを
3年以上乗りまわして、とうとう寿命が尽きたようだ。
「お客サン!今度パンクしたら車輪ごと付け替えるか買い替えですね」『替えるといくらですか?』 「4400円です」……そう、自転車屋に宣告されていた。
う~ん、もとは充分とれたよな。さーて、付け替えるか、買うか考えつつ、夜、名東区へ移動。
西区の単身赴任?先から地下鉄庄内通りまで徒歩10分。一社まで地下鉄290円、高針まで
約3kmを20分ほどジョギングして、汗まみれで10時35分到着。
「どうしたの、この寒いのに汗びしょで!なんなの?」 家人はあきれ顔を通り越し、宇宙人でも見る目つき、むむむむ。『いやいや、ちょっとケッタがね』お目ざわりで、スイマセン!!ハイ。
2日朝、家人がチラシを手に「格安バーゲンの自転車が!」と素早いお知らせ。盗られたり壊されたりで、娘に2万ウン千円で通学用の3台目を4月に買ったとき作ったという〈ポイントカード〉なるものを渡され、歩いて≪ギガス名東店≫へ。新車特価6480円!消費税を加えポイント割引643円で、なんと総計6128円ナリ。即決で購入、そのまますぐ、海上の森の入口・山口駅へと、直行したのでした。
さて、今日は海上の森万博会場内で準絶滅危惧種ムササビの生息調査。約束1時の12分前に愛環鉄道利用の大藪氏と同時に駅前ロータリーに到着。 『やあ、どうも、どうも…』
最終集合地点・クサリ場前には名女大・八田教授、瀬戸市議・徳太郎さん、県立大学外国語学部中国語学科1年生の令夫人、在名・某商社最高経営責任者の畏友・森島さん、海上の森住人にしてパリBIE訪問5度のつわもの「フランス語が堪能なツアーガイド」宣夫さんと最強【7人のサムライ】が揃い踏み。まあ小生のみ、そこらのおっさん《格落ちオマケ7人目》でしたが……トホホ。
すでに仲間からの告発で「会場予定地内でムササビ生息」と新聞報道されていたが、再確認のため森に入ったのだった。至るところで《皮はぎ跡や食痕》を発見。巣穴と思われる《うろ》も数カ所特定した。残念ながら巣への出入りや声は確認できず、今後の対応を協議、5時前解散。
3日。起床午前5時25分。外はまだ暗い。ご就寝中のミナサマにご迷惑をかけぬようオジャマ虫の身分をわきまえ、静かに身支度。そして買いたてほやほやのケッタで出発5時55分。
愛知淑徳大学から東名高速のガードまで、道の左に広がる猪高緑地沿いの雑木林にも開発の手がのび、丘陵を背に田畑やヤブが広がる懐かしい景色も、今や風前の灯の状態。ふーッ。またひとつ「ふるさと」の原風景が消滅する……。
走ること35分、6時半。万博会場変更の逆転満塁ホームランとなったオオタカ発見トリオ、村瀬、森島、小生に「闘うティーチャー」M氏が約束の公園に集合。本日の目的は設楽ダム中心部での鳥類調査。グリーンロードから紅葉で有名な香嵐渓を通り、渋滞もなく田口8時10分着。
専門家篠田さん、渥美の大羽さん、六条潟を守る会・愛大市野夫妻と合流。第一調査ポイントで、日向を求めうろうろしつつ<なんせ冷え込みがきつくて……>アレやコレやおしゃべりしつつ、ひたすら空を眺め昼まで。と、こんな山奥(*)にオオタカが2羽も登場……。その疑問は昼から新たな調査ポイントを求め移動した結果、見事に氷解!(注*オオタカは里山の鳥です)
川岸からくねくねとつづら折りの道をのぼりつめた先に、なんと夢のような!《隠れ里そのものの集落》が出現。天空まぢかにひっそり静かに広がる家々……手入れの行き届いた棚田が山の南斜面に頂上近くまで広がる最奥の村だった。〈お目当て・クマタカ〉は空振りだったが、調査ポイントとして最高の場所を発見したのが《今日の大収穫》と皆の意見が一致。調査2日目の大羽さん、明日で3日目の篠田さん、日帰り参加の市野夫妻を残し3時少し前名古屋組は現地を後に。
心配していた渋滞も軽く済み、5時半には朝の集合地点に無事、帰着。そこからの帰路、ズイブン久しぶりにジロジロぶらぶら「新興住宅地」ウオッチング。日進~名東区周辺が浦島太郎の心境もかくやという変貌ぶり。ただただ驚き!ユニクロやゲオ、マグドナルド、海鮮アトムなど店舗が並ぶ表通りを観察、こっそり帰宅したのでした。あ~あ変らないのは甲斐性のない本人だけ!「亭主元気で留守がいい!」おっしゃる通り、その通りハイ!イヤハヤ 酔生夢詩散人 拝
★11月6日(水)午前10時半~【市議調査研究費第11回公判】傍聴:名古屋地裁
経理担当の自民党市会議員が被告側証人として証言したが、まさに「ぬかに釘」議員一人月額55万円が支給されているが「ある、保存している」という?領収書など帳簿を公開すれば、ことの正邪が一目りょうぜんで済むのだが一切ださない!だせない?非合法がみえみえでも証拠がない限り手がでないスッキリ、この悔しさ!溜息のみ。酔眼絶望散人 拝
◆11月6日 14:57 ≪森島さん≫ みやながデス
井桁氏は交渉中の人物ではありません。早い段階から立候補の動きを承知していましたが、県民投票条令の制定請求活動で各会派を廻ったとき、彼とも面談をしましたが、けんもほろろ、話しにならない態度でした。万博は賛成の立場で、教育勅語を信奉し皇国史観に基づく例の「新しい歴史教科書を作るグループ」に近い「右翼系」の人です。従ってこちらから連絡をとることは一切ありませんし、今後、行動をともにすることも、マッタクないでしょう。
はっきり言って、衆議院選挙など「国政選挙が本命」の売名をはかっての、顔を売るための立候補と思われます。なお、彼の実父は元津島市長で、不祥事を起こして辞任した、こてこての利益誘導型の地方ボス政治屋です。【愛知万博から海上の森を守るネットワーク】代表 宮永
-- Original Message --Sent: November 05, 2002 9:13 PM::知事候補 >> 宮永さんへ 森島より>> 名刺をもらうと『いげた まこと』とありました。この人が宮永さんが言っていた人物ですか?本人も候補者だと名乗っていました。
◆11月6日 15:25 ≪井戸さん、藤田さん≫ みやながデス
11月11日教育館での知事選報告会の使用許可書を岩田さんに預けましたので、受けとっておいてください。(*菊二さん、お手数ですがヨロシクお願いします)残念ですが、宮永は当日は仕事で出席できませんので、申し訳ありませんが、受付と進行よろしくお願いします。
8日の結果次第では、テレビ取材も見込まれますので、手書きで充分ですが、当日は候補者名入りの横断幕が必要でしょう。なお、皆さんから預かった会費は、会場費、通信費で11月6日の時点でマイナスになっていますので、今後、費用が必要な場合、収入面の検討が必要です。(11日の会場費まで支払い済みです)なお収支の詳細は後日、領収書とともに明示します。
◆11月7日 13:24 ≪井澤さま≫ みやながデス
いつも、ブツブツへ感想ありがとうございます。知事選の候補者選びも8日夜にはやっと結論がでます。また近いうちに報告かたがたおじゃましますが、急に寒くなりまし たので、井澤さんこそ風邪などひかないようにご注意下さい。
◆11月8日 10:28≪影山様、井戸様、藤田様≫ みやながデス
候補が決まった場合の知事選の選挙母体の件ですが、代表が影山さんで、事務局長は松田さんが適任と思います。以前、松田さんに事務局長就任をお願いしておきました。宮永はゲリラ戦法が合っていますので、勝手連への参加呼びかけ役か広報担当で動きたいと思います。あと副代表・井戸さん、副事務局長・藤田さんの線でどうでしょうか……。
なお、宮永はコンピューターがまだ初心者のレベルですので、ホームページとかメーリングリストの製作や管理については是非、万博中止の会の新井さんに連絡し、勝手連の連絡調整役をお願いしてください。前回知事選の際の経験で必要な情報はすべて渡します。全県レベルの情報網の作成と連携が必要ですので、トニカク、コンピュータの熟練者が必須です。以上よろしくお願いします。
知事選を考える会準備会 収支決算内訳
【収 入】 【支 出】
7月18日(会費@500×14) 7月13日 会場費3300円
小計7000円 8月 9日 会場費1300円
8月 9日(会費@1300×16) 10月26日 会場費1430円
9月28日 会費 1430円 11月 6日 会場費1300円
8、9月 小計20800円 郵便書簡
10月26日(会費@300×18) 6月10日 50枚:3000円
小計5400円 7月 3日 100枚:6000円
カンパ 400円 9月 6日 100枚:6000円
【収入総計 33600円】 10 3日 100枚:6000円
11月 6日 50枚:3000円
10月3日宛名ラベル:1134円
【支出総計 33894円】
以上若干のマイナスとなっています。 会計担当:宮永正義 2002年11月8日 上記報告します。 <領収書は、次に皆さんがそろったときに提示します>
★11月9日(土)午後4時~【海上の森ムササビ夜間調査】 降雨のため退却
2時半自転車で出発。時間なのに鎖り場前に誰も姿が見えず、あれれ?呼びかけた当の主催者も現れず、とりあえず加藤兄弟、大藪、森島で森の中の営巣木を監視。すっかり日が沈んだ6時近くまで動きがなく、遅れて参加の面々と他方面へ分散し、観察を続行。
小生は一人で林道の突き当たりの赤池へ。新月の闇のなか徒歩約20分。ムササビの声のみ確認できたが、雨が降りだし6時半に引き返した。ポンチョを着ていたが結構濡れて名東帰着8時半。しかし気分は爽快!!
◆11月10日17:50 ≪皆様≫ みやながデス
【雀の夜ぐさり:20号】〔知事選無党派候補・擁立顛末!記】 02年5月25日昼過ぎ、一本の電話がかかってきた。愛知の市民活動の最長老、バリバリの行動派、白木正三さん82歳からだった。 用件は「来年の知事選、そろそろ考えんといかんけど、宮永さん、どう思やーす」
『そうですね~、影山さんに連絡をとって、それから相談しましょう!』
で三者で相談の結果【愛知県知事選を考える県民の会・仮称】を設立することにという次第。
政治関係の市民運動の主要メンバー40人余りの名をあげ白木、影山、宮永を発起人に文書を作成し、発送したのが6月9日。さらに同夜、メールでも呼びかけを発信した。
◎第1回会合が7月13日、名古屋市教育館。無党派候補の擁立をめざし、
(1)幅広い市民グループに協働を呼びかける
(2)次回候補者の名寄せをする
(3)候補者が見つかるまでとりあえず「準備会」としてスタートする。を決定。
◎第2回8月9日。名前がでたうち6人の有力な人物……「現役議員」には水田さん(名大名誉教授・学士院会員)、「宇佐見教授」には影山さん(愛教大名誉教授)、「芸能関係」は小生、「その他」は推奨した人が責任を持ち接触することを決定した。ただ、どの方もその業界?では著名だが、庶民的な認知度で、全国的には???で田中康夫レベルの候補が希望の事務局としては、とりあえずの行動開始となった。
まず影山さんがアポをとり、複数メンバーでお会いし要請するというパターンで11月10日現在、立候補を要請した方は12名で、いまだ最終段階での交渉中である。最初に立候補を打診したのは宇佐見教授で9月10日。面談や各方面の人脈を通じて要請を重ねたが、返事はノー。以後、さまざまな方と交渉が行われたが、小生が直接お会いした≪5人のうち2人≫とのやりとりの一部を以下に記すが……候補者として仲間内で「宮永の名がでる!」ようでは……と・ほ・ほ・デス。
全国的に著名な弁護士・新海聡氏(*)は相変わらずニコニコ明るい笑顔で快活そのもの。いきなり説得する影山氏。横にいる宮永が新海氏と波長が同じで、懸命に出馬を吹きこむ空気が≪我が輩のせいで≫漏れていく……しまらない展開。ごめんね、影山さん……
なんせ新海氏(*全国市民オンブズマン連絡会議・事務局長)が8年前に始めた市民オンブズマン活動に小生も関わっていて、知事選は関心外の氏の意向を前から了解していたうえ「他人には言うのは初めて、お2人だから言うけど絶対に口外しないで」とおっしゃる、ごく私的な出馬できない事情まで説明され、影山さんも納得。宮永としては2期先の知事選候補と改めて確信!
ただ「ここまで切羽詰ってきたら、2人のどちらかが責任をとって出るしかないんじゃないの」とおっしゃる新海氏のご心配には「その可能性はゼロです」と即、2人とも断言。新海さんから別れ際に「ミヤナガさん、またいっしょに何かやろうよ!」といわれたのが正直!嬉しかった。
保健衛生関連の国際的NGO代表で全国的に活動している池住氏と金山サイプレスホテルで面談した。影山、松田、井戸の諸氏とホテルのロビーで待ち合せ。自己紹介の段階で池住さんからミヤナガさんとは県民投票条令請求署名のとき一緒に行動したことがありますよと言われ、初対面と思い込んでいた小生はボケを痛感。言われればそうだろうが、記憶を探ってもなにも思い浮かばない。やれやれ。
知事選への出馬要請に「愛知での活動歴からいえば、影山さんがムリなら僕より宮永さんのほうが適任でしょ」とまたまた小生におはちを回されたが、そこらのおっさんとして即、否定し、氏の経歴をうかがいつつ、懸命の説得工作。仕事で中座したが、夜、影山さんから連絡があった。その後、有力候補として身内の方を交えての説得など面談交渉は数次に及び、まだ結論がでていない。
11月8日。池住さんから最終決断を伺う手はずの会合の途中、ほぼ気持ちは確定と予想していた彼に、突然、東京から「お母さんが亡くなられた」との緊急電話連絡。交渉は一気に凍結。晴れるかと見えた視界に、にわかに暗雲が立ち込めてしまったのでした。
前回知事選で80万票近くもの信託を受けた責任から「会合を重ね、終始、先頭で交渉されたてきた」のは影山さんで、小生は脇からお手伝いしただけだが、無党派の熱い期待を叶えてくれる候補者が確定し、勝利するその日を信じ、今は耐えて、仲間ともども、時期の到来を待つしかなさそうな状況だ。
★11月11日(月)午後9時過ぎ~朝日・本田記者≪4度目夜討ち取材≫ご苦労サマ
本命池住さんのお母さんが亡くなり、今夜、決着のハズの見通しがたたなくなり、これからどうなるのか、こっちが逆に聞きたいくらいの状況となった。本田記者には12時近くまで愚痴を聞いてもらうことに。ゴメンね。(モチロン、この時点では池住さんの名は秘匿したままだった)
◆11月12日13:13 ≪皆様≫ みやながデス 以下の観察会を実施します
◎11月23日(土)朝9時・愛環山口駅集合/解散:午後1時頃<雨天中止>
会費:無料・予約不用・現地集合(駐車場へは案内します)
野鳥を中心に、初冬の雑木林の自然を観察します。あれば双眼鏡、動植物図鑑をお持ちください。暖かい飲み物など防寒対策も必要です。朝日新聞の愛知、岐阜、三重、静岡の一部をエリアとする夕刊行事案内欄に、観察会の内容が近日中に掲載される予定です。
うっかりしていて肝心の掲載欄名を聞きそびれてしまいました。多分?木曜日の「高木美保のうふふナチュラルライフ欄」のある【テーマパーク・アウトドア欄】だろうと思いますが??違っていたら、ゴメンナサイ。みなさん、当日、お会いするのを楽しみにしています。ではでは。
◆11月13日 11:18 ≪皆様≫ みやながデス
【知事選を考える会・準備会】報告会を行います
☆とき 11月18日(月)午後6時30分~8時頃まで
☆ところ 名古屋市教育館2階・第7研修室《地下鉄東山線・栄・3番出口》
(1)準備会代表から経過報告 <20分> 影山健
(2)今後の運動の進め方を協議 <40分>
11日から繰り延べになっていた有力候補についての報告と今後の活動について意見を集約したいと考えています。【愛知県知事選を考える会準備会】影山健/《文責》事務局:宮永正義
★【海上の森くらぶ通信】120号続き&付録◆メー 11月15日 15:39 みやながデス
>>森島より November 13.2002/12月26日の忘年会の予約はどうしましょう。最近、藤が丘駅周辺の居酒屋が忘年会の予約を勧めるチラシを駅周辺で配っています。早く予約しないと席が取れなくなるおそれがあります。>>
というワケで、不景気で暗い世相のときほど!思い通りいかないことばかりで、沈みがちなときほど!おもいっきり明るくぱーっと賑やかに過ごそう!!がモットーの『宴会だいすき』ニンゲン宮永からの、気の早い忘年会のお知らせです。海上の森に関心のある方どなたでも参加できます。
*日時:12月26日(木) 午後6時半頃から<会場と開始時間は変更する場合があります>
*場所:名古屋市名東区・藤が丘(地下鉄東山線)駅前:三丸(さんまる)
*会費:5000円前後<下戸割引アリマス>/主催:海上の森野鳥の会
連絡先:森島達男(℡略)または宮永まで。人数の件がありますので、早めに連絡を!
それから先日お知らせした「23日海上の森観察会」案内掲載の件ですが、21日朝日夕刊「四季の箱」アウトドア欄で、東京本社マリオン編集部の扱いでした。名古屋支社「まちかどファイル」宛に依頼したのに??でした。中日にも掲載を依頼したのですが、まだ連絡がありません。
そうそう木曜日に友人の歯科医のところへ治療にいったところ、歯科技工士の奥さまから、意外な情報を聞きました。名古屋市長選以来、沈黙が続き、なかなか所在がつかめない牧野氏がテレビ朝日の8時から9時55分までのモーニング番組で、毎週金曜にレギュラー出演しているというのです。
いつもの調子の毒舌がでなくて、思ったよりおとなしい発言が多いという彼女の感想に『そりゃ~ねー、番組の進行が秒単位で組みたてられていて、台本もあって、発言も順番がきまっていて、それに合わせて映像が挿入されるから、新顔が「言いたい放題できる」ような余地はありませんよ。でも、まあ嬉しいですね。そうそう選挙の後「今度2人でユックリ飲もう」といわれて、そのままになってたな~。
さて15日金曜日、相変わらず夜中まで飲んで、起きたのが8時半。あわててテレビをつけると、いきなり特徴ある坊主頭が「どアップ」に!発言の機会は少なかったが《最後の締め》で渡辺キャスターがコメントを求めたのに牧野氏が答え、番組が「エンディング」になった。以外に柔和で笑顔が明るく安心した。まあいろいろあったが一度、連絡をとってみようかな。ではでは。
◆11月19日 12:55 ≪皆様≫ みやながデス
【霜月半ば:週末ふらふら日記】〔春の来ない冬はない!耐えて時期を待つべきトキかも?〕 11月16日土曜。やたら騒がしいカラスの声で起こされた。時計を見ると8時半。1日2食と決めている。で…毎日最大の楽しみ…夜中の晩ご飯に2時間近くかかる。このところアルコール度40度の「ズブロッカ」の梅酒割りにはまっているが、合間にび~るで水分を補うせいか、3杯飲んでも二日酔いせず、毎朝スッキリ目が覚める。メチャクチャな大量飲みはしないが、歳と共に酔いの廻りが遅くなり、ほろ酔いでメールをチエックして2時近く就寝のパターンが定着、いまやフクロウ人間なのだ。
さてとベランダの窓を開け放し、日向ぼっこしながら新聞を開き、胃袋の洗浄に水をコップ1杯。庭からメジロとジョウビタキの声が…のんびり至福のひとときだ。
あれ!朝日・愛知県版20面に55行4段:中見出し「オオタカ営巣発見」が踊っている。天白区相生山の自然を守る会が「去年4月に営巣と孵化を確認」を公表したという。
野鳥の会県支部が公共事業には反対しない方針(元役員の発言によると…)から事実を伏せてきたようだ。しかし今後、営巣妨害が予想され公表の《タイミングがどうにも??》だ。相生山緑地を守るには済んだ話では弱く、来春に再確認すれば道路にかなりダメージになる話だが!
続いて社会25面29行8段抜き:囲み記事「反万博派苦戦・構図様変わり」の大見出し。10月から4度夜討ち取材を受けた本田記者の顔が浮かんだ。10月末連続2晩目に「聞くまで帰るな、死ぬ気で聞いて来い」とデスクにいわれたと気迫が篭っていた。
その後、別ルートの情報などもあり、有力候補者名をなんとか特定したようだが、世の中一寸先は闇。折角の取材も「候補者名を添え」記事化直前に候補者の実母が亡くなり、ペンディングで暗転、水の泡。トクダネは逃したものの、小生のコメントもいれ《過去の経緯と現状を正確に伝える》解説記事にはなっていた。
朝日も、連日取材の中日・今村記者も、微妙な段階での報道を配慮し、機が熟すのを待ってくれたのには感謝しているが、ヒト事でなく最も落胆する状況になってきた。コレで候補者が消滅すると、現職独走で、起死回生・世直しの最高のチャンスをみすみす捨てることになる。独自候補擁立を諦めず、強力な個性の持ち主の登場を最後まで待ちたいと思う…。
溜息をつきつつ、めくった26面7段抜き26行連載「藤前干潟・下」よかったなー!辻敦夫さんが「藤前干潟を守ろう」ただ一点で名古屋市長選に立候補した年を挟む、数年いろいろお手伝いしたなー。その後、活動エリアの海上の森が万博候補地になり、やむを得ず反対運動を始め、最近は万博への「見解の相違」から疎遠になったまま。
そういえば「小柴晴子記者がラムサール会議の取材で2週間も渡欧するんですよ。いいな~」なんて本田記者がいってたな。あ~あまたゆっくり外国へ行きたいナ~。友人、知人、本人が関わっている記事が3本も続くと、新聞を読むのもホント疲れる!銭にならないこんなコトはもうぜーんぶ放り出して、どっか温泉へでも行きたいョ!ふ~っつ。
さてと、山の神から草刈十字軍のキツイ要請があったなー。風呂釜の付け替え工事の人から「立派な草原ですね」と言われたとか。庭じゅう腰まで草が伸びてるもんな~ほんと、しょうがない…行くか、今から。で、11時半、朝昼抜きのまま、道具一式を前籠に入れ西区からケッタで16㎞移動開始。大都会も今が秋の真っ盛り。イチョウ、ナンキンハゼ、ハナミズキ…黄葉紅葉が青空に映え、綾錦の街路樹のモール、ついこの前まで汗まみれの急坂も、快適そのもの。瀬戸電・尼が坂の脇、ふと見上げた上空70~80mをなんとオオタカが旋回していた。たっぷり勇姿を見せた後、ゆうゆうと名城公園方面へ飛び去っていった。
到着後バナナと牛乳でブランチ。1時過ぎから暗くなるまで3時間余り草と格闘。腰の痛さなんかふっとぶ!一仕事終えたシャワーの後の≪び~る≫はなんとも最高デシタ!むふふのふ!
◆11月21日 0:07 ≪あっこちゃんへ≫ みやながデス
鳥がドジでなくネコが野性的なんですよ。都会ではトカゲやカエルをみるとおびえるネコもいるんです。ヒモでつながれて公園を散歩しているネコもいます。冷暖房完備の室内で飼われてスッカリ人間と思いこんでいるネコもいます。
さてその可哀想な鳥ですが、なんでしょうね。写真でもあれば一発でわかるんですが、喉が真っ赤で身体が灰緑色のようですか?サイズはメジロくらいなんでしょうか。文章から思いあたるのはムギマキの若鳥のオスかノジコのやはり幼鳥のオスかなと思いますが??ひょっとしてベニマシコのオスだったりして?本屋で図鑑をちょっとめくってみればわかると思いますよ。ではでは。
★11月21日(木)午前10時半~約2時間 ≪県議会8会派を訪問≫陳情活動
設楽ダム東三河代表高橋正氏、事務局長田中邦利氏と待ち合わせ。12月議会に提出予定の請願の紹介議員を依頼するため各会派を訪問。2会派4議員が賛同の見込み。ついでに飛びこみで記者クラブに寄り声をかけたら新聞5社、TV3社が集まり話を聞いて貰えた。ヨシヨシ。翌朝刊で中日が地味ながら「4段抜き短冊記事」を県版の真ん中に載せてくれ、ただただ感謝。
★11月22日(金)朝9時~【海上の森】 東郷町立・春木中学・野鳥班を案内
★11月23日(土)朝9時~【海上の森野鳥の会】第1回自然観察会:参加19名
◆11月26日 11:00 ≪皆様≫ みやながデス
以下の集会を行います。関心のある方、どなたでも参加できます。
◎【知事選を考える会・候補者擁立集会】
☆と き 11月29日(金)午後6時30分開場~開会:6時40分頃
☆ところ 名古屋市教育館4階・第5研修室《地下鉄東山線・栄・3番出口・歩1分》
(1)準備会代表から経過報告 <20分> 影山 健
(2)立候補予定者池住氏から所信を伺う<30分>池住氏
(3)候補者としての擁立の如何を論議し決定
(4)午後8時からマスコミ各社に対し共同記者会見を実施
5月末以来、続けて参りました来年実施の愛知県知事選への「候補者擁立作業」もようやく光が差し込み、終盤に入ってきました。有力候補者を紹介し、その所信についてお聞ききしたうえで、賛同を得られれば選挙母体の結成など、今後の活動について協議したいと考えています。幅広い皆さんの参加を期待します。愛知県知事選を考える会・準備会:代表世話人一同 代表:影山 健 ℡(略) 《文責》:宮永正義・問い合わせ:T&F(略)
◆11:26 ≪ 柘植さま ≫ みやながデス
「私信」の件につきましては取り扱い充分了解しました。知事選候補最終決定については、あの日の夜遅く、影山さんから連絡があり、宮永自身もビックリの状況でした。これまでの影山・宮永ラインからの出馬要請はすべて断ったから《もうなかったコト》にして、改めて自分自身で考えて、自分の意思で出馬を決断したとおしゃっているという。
笑っちゃいますが、影山さんより前に、マスコミから情報を知らされ「明日の朝刊にのせますがいいですか」と了解を求められ『本人の了承を得られればOK』と答えたのが、ああいった各紙の記事となったようです。今、お手数をおかけすることになりますが、どうかこちらこそヨロシクお願い致します。
◆11月26日 13:06 ≪皆様≫ みやながデス
相変わらずのぶつぶつです。お手数ですが不用の方はご連絡下さい。
【霜月第3週:ふらふら日記】〔ヒマつぶしだよ!人生なんて?の巻》
11月23日金曜日と24日土曜日の2日連続、海上の森を歩いてきた。もみじ前線が里山に届き「色とりどりの錦を纏った雑木林」と「杉や檜の濃い緑の植林」のパッチワークで覆われた森が晩秋の日差しのなか、穏やかに広がっていた。今回は用事もないのにふらふら歩く、いつもと違い、ちゃんとした名目がありました。それはっていうと…
*23日は「海上の森自然観察会」北岡さんから1ケ月ほど前に案内の依頼があった件。24日は万博反対運動の激化で2年半ほど中断していた「海上の森くらぶ」第4土曜日:例探鳥会を引き継ぐ「海上の森野鳥の会」主催:第1回・自然観察会という次第。ただ森を歩くだけなんですが、冠がついた会だと肩身が広い?んです、なぜだか!
23日朝8時半、誰もいない森の入口・銭屋鉱産跡地着。やがて、静寂そのもののしじまを破り、元気いっぱいの小学生が徒歩でやってきた。この子たちかな~と思ったらどうも違うらしい。くるのは地元の幡山西小学校・約400名で校外学習という。
元青少年公園から撤去した植木約2000本を無料配布するイベントの開始時間と重なり渋滞で、大型バス3台ギュウ詰めの東郷町春木中学ご一行様:約140名が着いたのは予定をはるかに過ぎた10時少し前。あー待ちくたびれた!!賑やかな小学生が森に散ったあと、おまけに中学生だってみんな開放感のかたまり、おしゃべり軍団、静かにするなんて到底ムリなハ・ナ・シ
追い散らされ、けちらされ、ほとんどの鳥は森の奥深くに引きこんだあと!というバードウオッチングには最悪の状況…。それでも野鳥斑32名に『先頭で手を上げたら静かにする!』とくどく説明し出発。でも聞くワケないっすよねー。総合学習は表向き?本音はピクニック。楽しく歩いて、ワイワイしゃべり、弁当食べて、あ~、楽しかった…で、充分!うん。
ただ、当然、鳥に詳しい生徒もいてウソの声を聞き分けたのに驚いた。声だけが多かったが、里山の鳥たちにはほぼ出会えまずまず。全員が期待していたカワセミを見られたのがホントによかった。 12時20分大正池でお弁当を開く中学生の皆さんと別れ、オシゴトに向かったのでした。
*24日やはり8時半、銭屋鉱産跡着。自転車を置き、駅まで15分ほど歩いて戻る。青空がのぞいていた昨日に比べ曇り空。まあ、降らなかっただけでヨシとするか。新聞を見てという方が3組。あとは久しぶりの方も含め見知った顔がニコニコ…。渋滞に捲き込まれた仲間を待ち、9時半すぎスタート。山口川左岸沿いに屋戸橋を目指す。
のんびりゆっくり声の解説をしながら進む。今日の目的ベニマシコが早々と登場。篠田さんに『どうして、この森ではメスばっかり、やたら目立つんですか』と以前からの疑問をぶつけると「あ、それはオスの若が混ざってるんでしょうね」と目からウロコの答え。 『あ~、エクリプスですね。な~んだ!』 繁殖をシベリアで済ませ、冬を越しに来るのだから、ちょっと考えればわかるはず。なのに、その後もオスじゃないベニマシコを見て、すぐ『これはメス!』
我ながらマッタク進歩がなく、やれやれトホホ。本日の収穫は全員がチョウゲンボウ(タカの一種)をしっかり観察できたこと。参加者19名に12時過ぎ大正池で失礼し、本日も仕方なく!お仕事に方面へ…あ~あ。
22日夜10時過ぎ、西区から《16㎞・1時間10分》で名東へ移動/23日朝、名東から森へ《15㎞・1時間》/昼、森から西区へ《24㎞・1時間40分》/夜また名東へ《16㎞・1時間10分》/24日名東から森へ《15㎞・1時間》/森から西区へ24㎞・1時間25分(車道を走った!)3日間で、延べ約110㎞を7時間30分余り、自転車でかけずり廻ったが、疲労感ゼロ、面白かった!
25日夜も名東へと思ったが、朝から定食600円ナリを口にしただけで腹が鳴り中止。で、半年ぶりに50年来通っている銭湯にでかけた。薬ぶろ、電気ぶろ、ジェットバス。思いっきり手足をのばして芯からあったまり、たった350円。すっかりくつろぎ体重58.4㎏!連日《午後から6時間の休日授業》を済ませた「打上げ宴会」はもうサイコーでした。無為無策・酔生夢死!散人 拝
★11月29日(金)午後6時半~【知事選を考える最終準備会】候補擁立承認へ
授業を1クラス休講にしてかけつけたが、開始15分前でほぼ満席の状態。定時に小生の進行で開始。知事候補に池住氏を推薦することを決定。しかしなんだかスッキリしない終章となった。われわれの要請は断ったが、それとは【無関係に】自分で出馬を決めたって、どうよ??
★第88回「池住氏立候補へ/鷲鷹シンポ/相次ぐ裁判/アセス市民の会/歳末雑記」
◆03年1月1日【海上の森くらぶ通信】121号&「師走:ふらふら日記&雀の夜ぐさり」
◎活動報告:次期・愛知県知事選・市民派候補決定:12月7日出馬会見を実施!!
★11月30日(土)~12月1日(日)長野県堀金村・オオタカシンポジウムに参加
全国から道路やダム開発に関わる企業の担当者や役所の係官、アセス調査に携わる調査員、
それにワシタカに詳しい研究者やバードウオッチャーなど200人余りが結集した。
海上の森で知り合った、気心の知れた仲間たちと参加した。詳細は以下に記載。
◎【師走・魁(さきがけ)ふらふら日記】 世の中何が起きるかワカラナイ!?12月4日記
11月30日土曜、起床7時。今日から長野で開催の「オオタカシンポジウム」へ。家人には「遅くなるから泊まってくる」とのみ、出がけに言い「どこへ?何しに?」はなし。いつものコトですが・・・プライベートには干渉しない、これが妥協した暗黙の掟。
H氏宅へるんるん気分ケッタで約10分。8時15分地下鉄・赤池で成田、篠田氏をピックアップ。森島・村瀬(貞)氏と合流後、H氏の実家に車を置き、1台で出発9時3分。(成田美幸氏・海上の森くらぶメンバー) 森島さんから連絡を受け即、今回の参加を決めたが、頭に残っていたのは日程のみ。行き先が長野県という以外、頭の中の情報は空っぽで全てオマカセのいい加減さ。でも高速を走っている間の会話から、集会は堀金村、いわゆる安曇野のど真ん中の村営体育館で開かれ、宿泊はそこから車で移動するらしい?とまでは判明。やれやれ。
92年2月4日結成の「海上の森くらぶ」設立メンバーで、オオタカ確認トリオでもある、最も信頼が置ける仲間:森島、村瀬氏をはじめ、友人・知人と「シンポ」参加を名目に、呑んでしゃべってゆったり温泉に入り、思いっきり手足を伸ばそうというのが小生の「本音の目的」・・これでイイのデス。)文句あっか!?まあ物見はしないが遊山の旅なのだ。
車中、相変わらず独演会のオシャべリに「当の本人も気が引け?しばし沈黙のとき」に最近のあれこれを思い出した。う~ん、ホント!世の中なにが起きるかわからない!!
電話や面談での度重なる粘り強い交渉。知る限り、直接会っての出馬要請は10回近く。二度にわたって正式辞退されたが、状況を逐一連絡を受けた際の、影山さんの不屈の姿勢や「最後まで諦めず説得する」という影山さんの強烈な意思にはただただ感嘆するのみ。くどくしつこい再考をお願いした最終期限の11月21時夜9時半過ぎ、電話が鳴った。
「もしもし中日の今村です」『あ、どうもどうも』「影山さんから連絡がありましたか?」
『いや、まだです。帰られてからの11時過ぎだと思います。で、どーでしたか』と逆取材。
「80~90%出馬の意思を固められたようですよ」
『えーっ、ほんとですか?よかったですねー、長い間の取材お疲れ様でした。これでやっと書けますね。有力候補も決まって選挙も面白くなりますね。今後とも公平な取材、よろしくお願いします。』
予想通り11時過ぎ、影山さんから、明るい声で詳細な連絡が届いた。よかった、よかった。
最終的に辞退したのち「本人が改めて自ら出馬を決意した」との池住氏の表明を戦略的な面からの判断で了承し、知事選を考える会・準備会は一勝手連として支援することとした。ただ「井戸を掘った人」に対する扱いは、ぜひ中国を模範として留意すべきと思うのだが・・・。
さて回想から我に帰ったら、そこはもう犀川河畔のハクチョウの里。餌付けが進んで双眼鏡などまったく不要。公園のドバト状況で、ハクチョウ始めカモ類がぞろぞろ。やれやれ、こうなると感激も薄く、なんだか動物園へでも来ているようで、贅沢な不満?がポロリ。
シンポはコンサル(アセス会社)とワシタカ専門家やマニア的バードウオッチャーが全国から200人近く集まり開催された。保護の点から詳細な情報はほとんど提供されず(当然だが)集会以外の時間に、個々が懇親を深めながら情報を交換するのが最大目的の会と了解した。
一行はタップリ宴会と温泉を楽しみ、夜10時45分には全員就寝というお行儀の良さ。ただ本人は「まるで記憶にない」いびきや寝言、吠え声が飛び交う恐怖の夜だったようで・・ゴメン。
シンポ2日間を通して朝寝・昼寝の休養をたっぷりとり、常念岳、蝶ヶ岳の雄姿を拝み、鳥仲間との友好を深め、すっかりリフレッシュして帰宅したのでした。醉生夢詩散人 宮永 拝
★12月7日(土)午後6時半~「池住氏・知事選出馬集会」 名古屋鶴舞労働会館
昼過ぎ西区からケッタで16㎞移動し名東区へ。高針から約10㎞40分で鶴舞公園へ行けるが、雨が本格的に降り出したので一社までに変更。出発夕方5時半ジャスト。とにかく一社までやたら坂が多い。スピードを落とす気配がない車とすれ違うときなど、片手ハンドルで傘を差して走るのはかなり危険だ。狭い歩道に路上駐車しているときなど最悪だ。結局、歩道をベルを鳴らし、声を掛けて走ることになる。みなさん、ゴメンね!
地下鉄を降りしばらく行ったところで追いついた、影山夫妻と一緒に会場着6時10分。受付から進行まで学生が中心のユニークな会で大成功。集会後、松田、白木、北村氏の準備会中心メンバー4人で鶴舞高架下の居酒屋で打上げ10時まで。ほっと一段落。
★12月14日(土)午後1時半過ぎ~「愛知の環境を考える懇談会」共産党主催に出席
ずいぶんいろいろ共産党主催の案内を貰ったが、出たことがなく、初めてどんなものかなと参加してみた。明道町で文房具を仕入れてから寄ったが、ちょうど始まったところだった。
八田ひろ子参議院議員と堀一県議が発言者だというから、動員されているかなという予想は大ハズレで、市民グループの西英子さんのほかは革新県政の会代表、新婦人の会代表とその幹部といった、ほとんど面識のある中心メンバーが十人前後といった少人数だった。
どんな集会でもそうだが、なかなか発言者がでないので《言いたいひとはいるだろうが、序列や周囲の目を気にして手が挙がらない・・》で、つい「今まで発言しなかった方で何か?」という司会者の問いかけに反応がないので「今まで発言した人はダメですか?」といって、厚かましくしゃべりまくってしまう。無党派の口先おじさんにはビックリしていたようで、お騒がせしてゴメンね。まあ、言ったもんが勝ちデスからね。
◎12月15日 【雀の夜ぐさり21号】 師走のぶつぶつ:市民運動家って誰のこと!
「しばらく入院のため不在です」 おやおやこんなメールが10日、鳥仲間から・・・。
『えーっ?』 ただ続けて「退院予定日」が明記してあり、命に係わる病ではなさそうで
ほっと一安心。それにしても人生!なにが起きるかホントにワカラナイ!ですよね?
『どうしてなんだか?トニカク丈夫なんです、吾輩は・・・申しワケないほど・・・』
生まれてこのかた病気で一晩寝たという記憶がまったくナイ!悪いのは顔と頭ダケ!なんでも食べるし、やたら動くので熱が出たとか腹が痛いのは年に1、2度あるが、それで床についてじっと寝ていたということがない。下痢は一食抜けばすぐ治るし、熱はアルコールを入れて風呂に入り汗をかいて《一晩普通に寝れば》朝には治っている。
なぜだかやたら走るのが好きな子供だった。それも短距離でなくいわゆるマラソン。40~50年前の名古屋の小中学校では冬になると、校内マラソン大会とか学区対抗駅伝大会が恒例の行事で、小4になり初めての大会で学年1のチビの小生がトップだった。
小6で身長128.5cm/体重25.8㎏、中3で139.5cm/30.0㎏、高3で155cm/44.5㎏という極め付けのチビだったから、そのときばかりは全校から教室へ「あれが一番の子!」と覗きにくるほど。それが普段《チビ、チビといじめられっぱなしの自分の存在証明になる》それが今になって思えば、深層心理の底にあって、小中を通じて夏休みになると、毎朝1時間以上、誰に言われたわけでもないのに走り、それが新聞配達につながった。たぶんそのころからランニングハイの快感にとりつかれ、今でも忘れられない・・・ようだ。
で、つい先日、一泊旅行の行きの車中で「老後や介護」に話が及んだとき、彼を含む仲間と交わした、典型的オジサンの会話を思い出した。『今の夢は一度でいいから入院してみたい。やさしい看護婦さんに、額に手を当てて「お熱はどうデスか?」とか手首を握って「脈はどうですか?」なんぞと言われてみたい!ああ、若くて美人だったら、もうずーっと入院していたい・・・《おいおい、こらこら》
「なに言ってんですか、宮永さん。ほんとにもう・・・」とこれは森島さん。
『いやー、ホント病気したことがないから、健康のありがたみがわからないんデス。健康保険料を
返せって言いたいくらいで・・・車のように等級割引をするとか、ナントカして欲しい!
健康のために運動せよというのをよく聞くが、そんなコトを考えたいもない。ただ、したいことをしたいようにやっているだけ。義務感なんてこれっぽちもない。このところ自転車でほぼ毎月500㎞前後、1年で6000㎞以上走ったがまだ飽きない。
昼思い立ってほんと久しぶりに腕立てをした。この前は8月25日徳山ダムでキャンプのときだった。夜中の2時まで中日新聞揖斐川支局の記者と呑みながらしゃべり、起きたのが5時半。それから山道を往復3時間ほど歩き、戻って缶びーるを呑んでいたら、寺尾(光身てるみ:母校名工大教授)さんが「いつもずいぶん腕立て伏せをしているみたいですね」で、調子に乗ってネコ(成田操・政調費の情報公開を求める名古屋市民の会代表)が数えるのに合わせ、いきなりやって174回でダウン
今日は久しぶりにラジオ体操をしてから205回。やれやれ体力がダウンしたな~。
なぜか市民運動家といわれるコトがある。しかし、本人には世のため人のためという意識はない。自分が『これは変だ、嫌だ』と思うと、黙っていられずつい行動を起こすだけで、みんながカラオケやパチンコやゴルフに行くのと同じレベルだ。ただ余暇の時間をぜんぶ注ぎ込んでしまうのと、とにかくクドクしつこくめげず飽きないという性癖があるだけだ。どうせ一度きりの人生、済んだことはくよくよせず、ネアカにできることはやって、ぶらぶらオジサンの「ひまつぶし人世」をこのまま続けたいと思っている。酔眼朦朧散人 拝
★12月16日(月)午前10時~「名古屋市議調査研究費」第12回公判 名古屋地裁傍聴
最終準備書面の提出が今朝という代理人の怠慢?で、もう出ないと踏んだ裁判長が今日にも判決を出すつもりの手順が狂った?(と小生は推測)ためか、裁判長の機嫌が最悪で、こちらの代理人の不用意発言もあり、原告の最終意見陳述が拒否され、結局、最後の詰めが不本意なまま、来年1月31日結審と宣告されてしまった。
例のごとく地裁2階のロビーで解説を聞いたあと、参加者の有志10名余りで三の丸会館喫茶部でお茶をしたが「ほとんどボランティア」の弁護士に依拠しているが故の、原告・代理人双方の「遠慮と甘え」が原因という結論に・・・。ただ互いに善意に基づくほぼ無償に近い活動を前提にした「訴訟行為」だけに悩ましい、難しい問題ではある。
◆12月18日(水) 《県政記者クラブ様》 オープニング・ワークショップのお知らせ
◎と き:12月21日(土)午後3時~1時間前後
◎ところ:みんなで愛知を変えよう会・事務所 名古屋市中区新栄 現代ハウス新栄ビル 地下鉄新栄駅下車、国道19号線沿い南に徒歩7分。右手西南角
駐車場はほとんどありません。公共交通機関をご利用ください。
◎ファシリテーター:池住よしのり 参加費無料(カンパは超大歓迎、いわゆる事務所開き)
来年2月2日投票の愛知県知事選挙に向けて《池住よしのり》は今年いっぱいかけて参加型の
公約作りを行います。選挙事務所のオープンにあたり、参加型の公約作りの手法を池住よしのりをファシリテーターに体験的に学んでみましょう。(公約作りのための連続ワークショップも準備中)
愛知を変えるってどういうこと?何が問題?っていう方もだいじょうぶ!公約作りはひとりひとりの思いからはじまります。ゼヒお誘い合わせてご参加ください。
【みんなで愛知を変えよう会・事務所:機能開始は21日午後以降】 (HPアドレス・連絡先略) 発信元:海上の森勝手連代表・宮永正義 (連絡先略)
★12月20日(金)午前10時~元青少年公園訴訟:名古屋地裁1003号法廷
「元青少年公園・管理棟、宿泊棟取り壊しへの損害賠償請求」裁判の判決
予想通り、訴えの棄却で敗訴。法廷内の原告席に座るのにはすっかり慣れたが、一度でいいから勝訴の判決を聞いてみたい。多い時は同時に5件の裁判の原告だったことがあるが、ここ10年余り「両手に余る提訴」で全戦全敗。とほほ。 今回の裁判は特にひどく、判決理由は被告の反訴を丸写し。まったくもって地方では行政と司法は表裏一体。常識では考えられない非常識なことでも、行政の言い分が通ってしまう。証人調べの申請もほとんど却下されてしまう!哀しいことデスね。
★12月21日(土)午後1時半~アセス市民の会総会・市教育館/4時半~選挙事務所
かなり雨が降っていて止みそうになく、ケッタをあきらめ久しぶりにバスで栄へ。第7研修室で1時半からの「幹事会」が始まったところで、正面に幹事と事務局長の4人、一般参加者が8人。その後何人か増えたが、見覚えのある顔が並んでいた。今回、会員でもないのにオジャマしたのは、役員の皆さんに許可を得たうえで、参加の皆さんに、次期知事選で「池住氏」を支援と「勝手連結成」を要請するため。宇佐美教授に口添えしていただき無事完了。続いて博覧会協会との意見交換会に。
途中で抜けるつもりが「ムササビ問題」の応答が長引き、気が付いたら4時過ぎ。新栄の選挙事務所まで歩いて約15分。「宮永さん、今ちょうど終わったところ」・・誰かなと声の主を見ると県議の林のぶとしさん。で、あわてて彼らのいた手前のビルに入りかけ『おっと違ったここじゃない!アセス市民の会の集会で、ムササビ問題でやりあっていて遅くなったんです!』とわざわざ戻って、いらない言い訳!
着いたビルの出口で「海上の森自然観察会」幹部最強の仲間3人娘?とバッタリ。階段の途中で「作家・城山三郎」と親戚の畏友・祖父江敏行さんとやあ、やあ、御苦労さまでした。見知った仲間がどんどん帰るところ。オープニングセレモニー事務所開きは大盛況で終了直後の熱気が溢れていた。会場を片付け学生たちが全員帰り、残った知事選準備会のメンバー≪影山、白木、北村、松田、奥村、林ほか≫で今年最後27日の集会を決め、解散したのでした。帰宅7時半。
◆12月22日(日) 《万博に異議ありの皆様》2002年歳末総括・合同集会の」お知らせ
「愛知県知事選を考える会・準備会」「元青少年公園・損害賠償請求・原告団」合同総会
*とき:12月27日(金)午後6時半~ *ところ:みんなで愛知を考えよう会事務局(略)
*参加費無料:集会後簡単な打上げをします。(アルコール類など一品持ち寄り大歓迎)
5月以来、知事選候補擁立のため活動をしてきた「知事選を考える会準備会」の解散総会に続いて、ほとんどのメンバーが重なっている「元青少年公園・損害賠償請求・原告団」打ち合わせ会も実施します。選挙事務所には池住さんのチラシやリーフレットも用意してありますので、会員以外の方も事務所のための様子を見がてらおいでください。お待ちしています。 なお27日午後6時半から予定していた「名古屋市教育館」での集会は年末の補修工事のため休館となっていましたので中止になりました。そですのでの代替会場が上記・池住選挙事務所ですので、変更ご了承ください。発信元:海上の森勝手連代表:宮永正義(連絡先・略)
◆12月22日【歳末ふらふら日記:下町塾生事情】 〔この教師にして!この生徒?〕
「先生!友達がさー、授業を見学したいと言ってるけど、いいかなー?」
『うん、、いいけど・・・M子、おまえ、今どこにいるんだ?もう授業始まっているぞ!』
「今玄関の前・・・」 『なんだ、そうならそうと早く言え!ったくもう・・・』
で、中3女子のMが大中小、ぞろぞろ男子3人も連れて入ってきた。
『おいおいどうなってんだ、いったい!』聞くとそれぞれ中1、中2、中3でセンター(西区浄心にある不登校児の公的施設)の仲間で、話を聞いて「塾に入りたい」といいだしたので、とりあえずいっしょに来たという。『どうやって来た』と聞くと「1時間近くかけて歩いてきた」という、う~ん。
中3の授業中だったからキリまで済ませ、やることを指示してから事情を聴く。と、言っても住所と名前と学年だけ。他は聞かない。とにかく話し始めるのを待つ。
地元が一人、あとの二人は中村区の稲葉地と東区の舎人町だという。まず入塾説明書を渡し『通う時間や経路のことを考え、親ともよく相談してだねー。まあ冬休みの特別講習だけ受けるのもいいし・・』と言っていたら休憩時間に・・。それにしても不登校の子が親にも相談せず、自分から進んで見に来るとは、おれはパンダか?しかも来て30分くらいしかたたないのに!全員入りたいという?
その休憩時間の会話:「先生、みんなでさーチャリ1台、交代で乗って来たんだけど、Jったら、ミユキモールの横で、ケッタに乗って思いっきりオナラするもんだから、みんなが振り返って、恥ずかしくて顔から火が出た」とこれは連れてきたM子。
『いいじゃん、本人じゃないから。先生なんかこの間、夕方で暗くなっていたし、誰もいないと思って、腰を浮かして思いっきり一発かましたら、女子高生と親が脇道からすぐ後ろに来ていて・・・わおー、それが近所の顔見知りでさー、もう、とほほで最低、死ぬほど恥ずかしかったけど、中身は出なかったから、まだマシだった。』 「やだー、先生ったら。」
『しょうがないの、出もの腫れ物ところきらわずといって、そういうのはネ』
最初にやってきた「不登校の子」は今もいる中3のYが小6のときだった。過去のいきさつ、理由、原因をいっさい聞かないダケの、くだらんおやじギャグを連発する〈キューピー頭、年中はだし〉の冴えないオジン先生の教室へ一日も休まず通ってくる。テストを受けないのに試験直前の5連続、6連続授業もやってくる。来なくてもいいよというのにやってくる。その紹介で不登校仲間のRやMが入ってきて、とにかくみんなよくしゃべるし、気持ちも打ち明けてくれる。感性の豊かな、自分の頭で考える子ばかり。
問題ないといわれる「普通に学校に通っている子」のほうに、根源的な人間としての繊細さとか基本的な思いやりとか常識とかが欠けている子が多いような気さえする。自分さえよければいい・・・見すぎ世過ぎの動物的本能にドップリ浸り、もしこんなことを他人に言われたら、自分はどう感じるかという「他者への物言いを自分の身に置き換えて考える」ことなんかしない。
そんなことをしていたら生きていけない・・だから見ぬふり、知らぬふり、どんどん感性がマヒし、鈍化し、擦れ切った中年男のような(*自分のことを棚に上げてスミマセン)子どもばっかりが増殖していくような気さえする。
金がすべての世の中。どの子もほんと生きにくい!生きるのがつまらない?世の中だ。
ぶつぶつ言うだけなんにもできない、そこらのオジサンはびーるを呑んで寝るしかない。ふ~っ、
やれやれ。 酔眼朦朧散人 頓首九拝
★12月27日(金)午後6時半~知事選準備会&青少年公園訴訟団・合同総会
設楽ダムネットでメールの返事を書いていて、西区をケッタで出たのが6時15分。教育館前で (直前に会場を変更したので)念のため40分まで待ったが誰も来ず、新栄の池住事務所へ。待ちかねたメンバーと早速、裁判の今後を相談。論議の結果、控訴は断念し、改めて住民監査請求をして、その結果をみて提訴も・・ということになった。
建物取り壊しに対する損害賠償請求訴訟だが、原告側の「そもそも万博事業自体が民意を無視し、行政が一方的判断で誘致した不当な事業である」という≪訴訟の根拠とした言い分≫に≪被告の言い分≫の丸写しで行政べったりだが、真正面から答える判決だったのが非常に印象的だった。 8時から近くの寿司屋「五一」(テレビコマーシャルで有名!)に移動。12名で忘年会。堀県議の顔でビックリするほどお値打ち!だった。飲酒ケッタで、こらこら帰宅10時。
◆12月29日(日)午前:大掃除/午後:買い物・読書、ゆったり歳末の休日を堪能
西区の2階住居部分14畳洋間、床の間に仏壇を置いた6畳和室、バス・トイレと大掃除に半日。午後、ティッシュ、トイレットペーパー、浴用シャンプー、養毛剤!など日用品を仕入れにダイヤモンドシティーへ。市議の斎藤まことさんにバッタリで、やあやあ!どうもどーも。
◆12月31日(火)【雀の夜ぐさリ:おおつごもり】〔ボケがとうとうフーテンおじさんにも?〕
30日夜、1週間ぶりに本宅?に帰り指定席に座ったとたん、言いようのない疲労感と、ゾゾーっと全身に寒気が押し寄せてきた。額に手をやるとかなりの熱だ。ヤバイ。最近一週間の暴飲暴食が身体に拒絶反応を起こしたのに違いない。もう寝るっきゃない。当番は子どもだが、自分で掃除し、お湯を入れ、しっかり温まり10時にはふとんの中へ。起きたのが31日朝10時半。判断はあやまたずスッキリ回復!体力ダケはよしよし!?
丘陵地帯に豪邸が立ち並ぶ名東区から、何万基もの墓石が林立する「平和公園」を抜け、またまた大邸宅が続く光ヶ丘から、戦前からの長屋や「たおれ荘」「あまもり荘」がピッタシの木造賃貸アパート(失礼をば)にマンション、民家が並ぶ西区までケッタで1時間。栄華盛衰、貧富生死・・・そこらのおじさんの胸に去来する想いは《邯鄲一炊の夢?》デス。世の中、千差万別なんでもあり。みなさんそれぞれ生きているんですね。それにしても記憶力、注意力の減退をつくづく感じる年の瀬でした。その例を以下に:
その① 12月7日。鶴舞勤労会館。池住さんの知事選出馬集会でのこと。
ロビーで池住さんの奥さん(この方がまた素敵なんです!)の隣で女性がニコニコ顔でこちらに手を振っている。いかにもキャリアウーマンの、小生とは住む世界が違う女性なのだが、見回したが、どうも自分へのようで、とりあえず会釈しておいたが?まったく見覚えがナイ??
17日。池住さんの事務所開きの日。皆さんが帰った会場に先日の女性が現れた・・・。
居合わせた北村さんが「宮永さん、こちら議員のXXさん」と紹介してくれたが、他の音とかぶって
聞き取れない。『あっ、この間、勤労会館で手を振ってくれてた方ですよね。』 「そうです。
みやながさんとは前にもう2,3回お会いしていますよ。今後ともよろしく。」・・名前を聞きそびれ
誰だか?で頭の中を捜しまくったがでてこず???のまま。
24日。ニュース23を見ていたら、なんとあの女性が映っていた。え~、誰なんだ?あわてて夕刊を見ると、民主党から新保守党に党籍を変更した「比例区東海選出」議員・山谷えり子とあった。う~ん、国会議員だったんだ。そこらのオジサンには最も縁の薄いエリートの女性だしなー。未だにいつどこで会ったか、何を話したか?まったく思い出せない、やれやれ・・。
その② 30日帰宅直後の夜7時半過ぎ、生徒の母親から電話がかかってきた。
「先生、今日はオヤスミでしたか?行ったら真っ暗だったと帰ってきましたが・・・」
『しまった。完全に忘れていました。本当にスミマセン!』弁解しようがない大失態。
昼の4時に中3冬期講習を終え、教室を掃除し「くらぶ通信」を作成・発送した時点で、やれやれ済んだとほっとして、最終クラスが完全に意識からすっ飛んでしまっていた。
理由はほかにも思い当たるが、それにしてもこんなことは初めて、ふ~っ。
やりとりを聞いていた「相方」の尖り眼が突き刺さり、ますます気分は絶望的に・・・
すっぽかした生徒全員に『ごめんね。期末の前にちゃんとまた余分にやるからね。お詫びに頭でも丸めるかな』と電話すると、異口同音に「もう丸めてるじゃん」
『こんな先生だけど、来年もヨロシクね!』 「うん、いいよ」 ありがとう、みんな!とほほ。
相変らず【万博反対】をバカの一つ覚えのように言い続けた一年でした。事故で息子が奇跡的に
九死に一生を得た僥倖もありました。我が家の経済危機を乗り越え、なんとか家長の面目を保てた一年でもありました。禍福はあざなえる縄の如し!です。また思うに任せない一年が始まりますが、ケセラセラでいくしかアリマセン!良いお年をお迎えください!!
★第89回「手遅れ懺悔・お年玉談義/BIE文書公開訴訟/栄で決起集会/裁判傍聴」
報告:知事選2月2日投票:小生は深く静かに活動!(◆メール量厖大化のため以後、引用中止)
☆03年2月4日発行 【海上の森くらぶ通信】122号&「新春ぶつぶつ:雀の夜ぐさり」
★1月4日(金)~16日(木)まで:ホント10年ぶりかという?おシゴト一筋の毎日!!
大4の子どもが針路で苦戦している。父親が環境保護にのめり込み、結果、同じゼミの仲間全員が内定を確保したのに「最終の身元調査」で地元は全滅の様相。本人には関係のないことで将来の選択の幅を狭めさせてしまった。「長男が公職を諦めたのも、あなたの活動のせいよ」と新年早々、ぼそっと相方に言われ、心に突き刺さった。そうか知らなかった。
「単位は卒業に充分取れている」と大学から通知が来たが、卒論を出さず就職浪人をして、地元は諦め来年、東京をめざすという。これ以上針路を妨げないよう、しばらくおとなしくすることを今年最大の目標にしたが、今更手遅れという声がどこかから・・・そりゃそうだよなー、とほほ。(*本名で動いてきたからネットで検索すると、最盛期?は2000件以上でてきた・・・あ~あ)
◎1月5日:中日新聞「鳥虫花」欄様 : 朝日新聞「エリア情報」欄様 海上の森野鳥の会
以下の観察会を開催します。行事案内欄などへの掲載、ご配慮よろしくお願い致します。
「海上の森で冬の雑木林を歩こう」 ◎1月25日(土)午前9時・愛知環状鉄道・山口駅前集合
午後1時頃解散の予定。あれば動植物図鑑・双眼鏡を持参。防寒対策が必須。車の方は駐車場へ案内します。落葉樹の」葉が落ちて見通しの良い里山をゆっくり歩きながら、野鳥を中信に自然を観察します。連絡先:宮永正義(以下略:*当初は昼過ぎ解散後、有志が集まり食事をしていた)
☆1月9日(水) 【雀の夜ぐさリ・通算その53】〔新春・当世子どもの話しアレコレ〕
姉妹編?が増えすぎたので、本年から【雀の夜ぐさリ】に絞り、原人のぶつぶつを発信します。
◎年末に無断欠席が続いた中3の生徒S子に新年4日の朝、電話をした。
『もしもし、おめでとう!今日から授業が始まるけど、今日はこられるかな?』
「あ、ゴメン、先生。親戚がいっぱい来ていて、どうなるかわからない。」
『そうか。だけど暮れはどうしたんだ。連絡が全然つかなかったけど・・・』
「うん、あのさー、25日におっさんとパチンコに行ったらさー、大当たりでさー、今までの最高!
いくらとったと思う?」(注:おっさん=母親の内縁の夫で元パチプロという)
『う~ん、見当つかないな~、一万くらいかな?』と注意もせず!答える小生。
「ぶっぶー12万円!」 『え~っ、凄いな~』で、あとが続かない小生。
「全部小遣い。だからもう25日からお正月にしたの。お年玉も入れて20万超えたよ。
だいぶ使ったけど、まだ14万くらいあるから、もう少しのんびり遊んで、そのうち行くからねー」
といって切れた。友人のA子によると7日始業式の朝、S子から「学校いつから?」とメールが
来たけど、その日は学校に来なかったという。ふ~っ。
新年恒例・お年玉のはなし!:
小4T子:「先生、ママのおじいちゃんが3万円くれたんだよ。」
『え~っ、千円札と入れ間違えたのとちがうのか?』と小生。
「ううん、もう一人のおじいちゃんに言ったら5千円が3万円に増えた。もらった総額10万5千円
、 全部使っていいというので、もう3万使ったという。
『え~っ、おいおい。親が公認かよ~う~ん!』・・・2ヶ月、3ヶ月と月謝を溜め、挙句に来なく
なった生徒がいて、がっくりしていたオジサンには、あまりの落差に、出るのはため息のみ。
8日夜10時過ぎ。今年3度目、名東区へケッタで移動。独り指定席で晩酌していたらトルルー。 山の神へのお電話。幼稚園で知り合い、家族構成がまったく同じことから20年以上、家族ぐるみ で付き合ってきた3家族のうちのM家の母親から。長電話の内容が聞くともなしに、いやおうなく 漏れてくる・・・。
高校からカナダに留学したM家のKちゃんが帰国子女枠で、学習院と東京女子大と聖心女子大 に合格。本命の上智大学がこれから。それから同志社大を中退後、一浪して国際基督教大学に
入り直した兄が無事3年に進級という、ご同慶の至りの近況報告。我が家は名大を就職浪人の 兄に、妹は本命の県立大受験がこれから・・と報告の様子。
もう一軒のN家に話が移り、慶応大学法学部に進んだRちゃんが、民放は全社だめだったが、NHKの東京本社採用が決まり、愛知高へ進んだ弟は今年、現役で医学部をねらっているという。
う~む、漏れ聞こえる赫々たる他家の戦果?に比べ、親の因果が子に報い!針路がまったく未定、前途遼遠の我が子どもたち??。よそはよそ、親のレベルが違う・・・とはいうものの・・。
ここ10数年、父親が肝心な時期に子どもをほったらかし、カネにならないどころか持ち出しばっかりで、子どもの将来の足を引っ張る環境保護運動の明け暮れ。いまさら手遅れだけど、今年は自粛するかと、あらためて殊勝に?反省していたら・・ Mさんが「暮れにうん百万の不渡りを掴まされてねー、パートを減らし、東京の下宿は兄と同居にした」・・と一気に暗転、大損害の告白。山高ければ谷深し。いいことばっかりではナイんだな~、Mさんちも・・・・
むむむ、月謝についての問い合わせに「居留守」を使う親に、哀しくガッカリしていたが、うん百万に比べれば10万、20万は鼻クソみたいなもん。うちなんかまだマシだ!来てなかったコトにして諦めるしかないな~。そうムリヤリ思い込むコトにした。他人の不幸がわが身の薬?!それにしても新年早々の未収、減収はキツイ!さあてパチンコで稼ぐか!我が家の子供の養育費?やれやれとほほ。(*この3家族で中学までキャンプや旅行にでかけていた)
★1月17日(金)朝日K記者から電話取材:知事選公約・設楽ダムなど環境関連
「池住候補の設楽ダムに対する政策担当は宮永さんですよね」との問い合わせだった。
無党派野党の〈知事選候補〉擁立の当事者だったから、当然、選挙事務局代表に申し入れをして いたので、その旨伝えた。「設楽ダムは中止または凍結とする。徳山ダムは毎秒4立方メートル分
水利権を返上する」の2点だった。万博についてはいうまでもないが中止、返上で・・・。
☆1月17日 【雀の夜ぐさリ54号】 〔万引き:当世下町・中学生事情〕
1月12日、3連休の谷間の日曜日。恒例のテスト直前クラス(サービス授業)
通常クラスに加え、休みにも3クラス6時間の授業を実施するため、中一、中二は7連続、
中三は8連続授業の中間日《個人塾では休日返上でテスト対策が常識なんデス。もちろんタダで》 その中二クラスでの生徒と小生のやりとり。
『こら~、S、ダメじゃないかオマエは!30分も遅刻して、なにしとったんだ?
「ゴメン、先生。XXでシャー芯買ってたらサー、万引きで捕まったのがいて遅くなっちゃった」
『見てたのか?』 「うん、お金払う前だったから、まだ・・・。すぐパトカーが来てさー、大変だった から、もう、そのまま待ってみてた。それがさー、中三の女のGでさー、川X小学校の子で、知ってる
ヤツなんだ」 「えーっ、F町の県警の宿舎に入って行くのをみたことあるよ」とSの仲間のR。
「うん、確か、お父さん機動隊のはずだよ。」とK。「わー、たいへんだなー」とS。
『おいおい、名前を言っちゃってしょうがないな~。だけど、お父さんが警察では困るよな~
立場上。みんな!ほんとに気楽に万引きするけど絶対!!ダメだぞ!』と小生。う~ん・・。
「こないだ、Yがあそこで万引きするのを見た!」と、いきなりいいだすK.。
すると、あいつもこいつもと「万引きしている」という子の名前が、どんどん5人も・・・。
「そうそうXXのおばさん、万引き見つけるとすぐ警察呼ぶんだ!」としたり顔のN。
『確かDのお母さん、バス停前のコンビニでパートしてたよな。』とワタクシ。
「うん、ほんと万引きが多くてイヤになるって。こないだも自分の責任になるから、団地の中まで
おっかけて捕まえたって。」 『え~っ、裏のM団地までか?』 「うん、そうだよ!」
万引きしたことがあると平気でいう生徒や「自分はしていない」といっているが、普段の言動から、眉唾で信用しきれない生徒も何人かいる。塾の忘れモノ用の備品《鉛筆、消しゴム、シャープペン、色ペンなど》がすぐなくなる。買うといって親からもらったおカネはポケットに・・で、塾で補充という次第。むむむ・・・。10本以上常してある傘。急に雨が降ると、黙って持っていってしまう。
「先生!貸して」と言いに来るのはほんの2、3人。暮に雨でカラになり、その後、戻ってきたのは
16日現在2本のみ。『持っていった生徒は返すように』と、クドク呼びかけているのに・・・だ。
《借りると貰う》の区別がつけられない。面倒でも《借りたものは返す》当たり前の約束ごとが
通らない。きっと親もそうだろうが、そこまではとても手が届かない。やれやれ補充しなくっちゃ。
教室の前にガムの噛みカスや菓子袋、ジュースの空き缶を何度注意しても捨てていく。
《ごていねいに袋に詰め塀の隙間に詰めていく》不届きなのまでいる。こらこらコラ~
新学期ごとに『月謝は毎月10日頃までに納めてください』と文書を入れているのに、
20日過ぎに《請求して、ようやく持ってくる》常連が何人もいる。いったい、どうなってんだ??
2ヶ月、3ヶ月と月謝を溜め「ひとこと理由を言ってくれれば」いいのに突然、黙ってやめてしまう
生徒。電話してもつかまらない親。切羽詰まった事情があるんだろうが・・。
日系ブラジル籍1、韓国系2、母子家庭3、内縁家庭2、不登校4、車イスの子1。これでもう13人。 様々な塾生の家庭。空っぽのココロをモノで埋め合わせる、その日暮らしの世相。
下町の県営住宅、市営団地、民間アパート住まいが多数派の子どもたちをめぐる環境は「自分さえよければ、人のことなんかどうでもいい」あらけない本音で生きるしかない世間に包囲されている。バレなければ何をしてもいい、うまくた立ち回ったもんが勝ち!?。 あ~あ、のんきに国際環境博なんて言ってる場合かよ!ほんとに、このどアホ!!世の中なんてこんなもん!とわかっていてもブツブツ言いたい!酔眼朦朧散人でした。
★1月19日(日) <マスコミ各社殿> 〔裁判・公判のお知らせ〕 みやながデス
愛知万博:情報公開申し立て却下・差し止め請求訴訟
日時:1月20日(月)午前10時より /場所:名古屋地裁・1103法廷
博覧会国際委員会(BIE)の来日目的書の情報公開請求に対し、県は非開示決定を下し一切情報を明らかにしませんでした。この非開示を不服として、愛知県知事を告訴致しました。原告側の請求に基づき、裁判所が職権によりBIEに文書についての問い合わせを実施しましたが、期限を記した最終の手紙にも、BIEから裁判所への返事は届きませんでした。
公判が02年6月21日⇒同年7月29日⇒同11月21日と3回も延期された主たる理由はBIEから返事がこなかったことです。 ここに至っても文書の公開を認めないのは、単なる調査目的だけでなく、公開されてはよほど、都合の悪いことが記載されていたのではと、憶測せざるを得ない状況です。 その一端が今回の裁判で明らかにいなることを、期待しつつ、関心のあるマスコミ関係者はじめ、皆さんの傍聴を要請します。 原告:影山 健 (連絡先略) 文責・宮永正義 「愛知万博から海上の森を守るネットワーク代表」(同上略)
★1月19日(日)午後1時過ぎ~【池住候補・総決起集会】に参加 JR名古屋駅前
20日の裁判についてメール案内と広報の作成に手間取り、西区を出たのが11時40分。
必死でケッタを飛ばし22分で到着。小雨が降っていたが、駅前はリボン、旗とイエロー1色。
主催者発表2000人で埋まっていた。掘一(はじめ)県議や海上の森観察会北岡さんとムササビ問題の情報交換。集会の進行は若者たちで盛り上がりまず成功。問題は、ほとんど知事選に無関心の圧倒的多数の庶民層をどう掘り起こすか!だが・・・。
★1月20日(月)午前10時~【BIE文書・公開請求裁判】公判傍聴・名古屋地裁
裁判所からの職権による問い合わせを無視したBIEのせいで、裁判が遅れに遅れ、結局、2月28日に判決ということになった。2階のロビーで弁護士による解説があり、11時解散。参加10数人。詳細は別紙に。
★1月25日(土)午前9時~愛環鉄道山口駅前集合:海上の森野鳥の会主催・観察会
参加20名。観察した鳥32種。初めての方12名。和気あいあいの観察会。知事選の真っ最中で、初めと終わり、休憩時と参加のみなさんに、メンバーがかわるがわる池住支援を要請。(関心がナイ方にはクドク失礼をば・・・ただ案内はボランティアなので、お許しを・・)
★1月26日(日)お昼12時~名鉄瀬戸線・清水駅から栄まで行進。集会参加・帰宅16時
名東区から直行11時着。が、誰もいない。15分頃、街宣車が来て止まりかけたがすぐ行ってしまった。時間を間違えたらしく、いったん西区へ向かい、その後出なおし、正午頃から栄まで徒歩でアピール行動。栄小公園から三越前一帯で、主催者発表2500人の間違いなく投票してくれる参加者の熱気はいいが、問題は相変わらず「ひとごと」「済んだコト」ムードが濃い無関心層。打つ手がなくタメイキの山!!
★1月31日(金)午前10時~【市議調査研究費・公判】傍聴・名古屋地裁・参加20名
予想通り訴えは棄却、敗訴。判決言い渡し後、判決理由の言い渡しがあり、裁判長の訴訟指揮行為としては良心的?で「証拠さえキチンと出せば、被告敗訴の可能性も」と示唆している?とさえ感じる判決だった。明確な証拠の内部告発さえあればな~!!「海上の森くらぶ」「万博オンブズマン」代表:宮永正義 (連絡先略)
第90回「知事選・惨敗/ロト&生着/万博ガス館を検証/BIE文書裁判・勝訴!」
☆【海上の森くらぶ通信】 03年3月7日発行 第123号&雀の夜ぐさリ
活動報告:知事選終わる。予想をはるかに上回る敗戦だった。
★03年2月2日(日)午後9時過ぎ:新栄選挙事務所着。すでに記者会見が始まっていた。
8時投票終了で即時開票。で、いつも通り10時頃、記者会見と予想しゆっくりケッタで出発。
事務所入り口にいた伊豆原さんに「もう記者会見が始まっている」といわれ、ビックリ!中は当然 のことマスコミを始めビッシリの人。で、ちょっと失礼してもぐり込み、前の方で空いていたイスに。 たまたま隣りが堀県議で、いきなり握手を求められた。
会見中の池住さんに目顔で挨拶し、会場中央にいた影山、水田氏と握手を交わす。開票率0%だったが、出口調査の結果を聞いて「本人の判断で」はやばやと敗北を認める会見を始めたところだった。各方面からいろいろ吹き込まれた?候補者の思惑と、市民運動グループの分裂が複雑に錯綜して、ほんと力が出ない中途半端な選挙だった。済んだことをブツブツ言っても仕方がナイ!!よく反省して今後につなげたいと思う。
◆2月3日(月)12:11 <マスコミ各社様>「海上の森くらぶ」代表 みやながデス
愛知県知事選挙、池住候補を始め、みなさん全力での選挙活動でしたが、残念ながら力及びませんでした。しかし目を背けられない難題が露呈し、愛知が断崖絶壁から地獄の奈落の底に突き進むのは、まさにこれから2005年の開催までの期間です。愛知万博は環境を破壊し、県財政を破綻させ、大失敗、大赤字の結末に向かって直進すると断言します。
「万博失敗は反対運動のせい」ときっと責任転嫁され、惨憺たる結果の閉幕後、ぬけぬけと言い逃れされるでしょうが、何がなんでも推し進められるだろう「環境・財政絶滅万博」に対し、今後は、その被害を可能な限り減少させる方向に修正するよう、アタマではなく目を光らせ、万博に異議を申し立て続けることにします。
それにしても「まんいち赤字の場合」の対策も責任者も、何も!誰も!決っていない国策事業って、ホント気楽ですね。(*国民投票で万博実施を決めたドイツでは政府が赤字を補てんすると決めていた。) さて以下は相変わらずの日常の断片です。やれやれ・・・。
◎2月3日 【雀の夜ぐさリ:第55号】 〔当世下町中学生事情《ロト&生着》の巻〕
▼「せんせー、ロトやったことある?」塾へ来るなり、中2の生徒のご質問。
『いきなりなんだよ~M.。ロトって、あの1枚200円でスクラッチするやつか?』
「うん、ふつーは1枚200円で、年末とか特別なときは300円なんだよ。」
『詳しいな~お前。マックとかで貰ったクジをスクラッチしたことはあるけど、自分で買った
ことはナイな~、宝くじはあるけど・・・で、どうしたんだ?』
「それがさー、5千円当たったんだ!」 『え~っ中学生は買えないハズだろ、ロトって』
「知ってるよ。ロトが買いたいから、自分の金を1500円出すといったら、かあさんが500円
足して2千円にして買ってくれたんだ。そしたら自分のが5千円当たってさー。」
『う~ん、やるじゃん。だけどよく買ってるのか、ロト?』 「うん、今のところ損してないよ。」
『で、ぜんぶ自分の小遣いにしたのか?』・・と叱りもせず、取り分を心配する、そこらのおっ
さんまるだしの小生。「ううん、うるさいから2千円渡した。まあ倍になったからウハウハさ」
▼と、その話を聞いていたAが、電話で馬券を頼んでいる親に便乗して暮に「万馬券を取っ
た」と言い出した。「先生、宝くじはバラ券で買わなくちゃダメだよ。」とアドバイスしてくれるK
『おいおい、みんな、もう馬券も宝クジもロトも、経験済みかよ~。社会人になって自分の金
で自分の責任ですることだよ、ほんと~は・・・けどありがとネ。今度買うときは相談するから
ヨロシク』で、休憩オシマイ!
▼ようやく小遣いが尽きたらしく、二十日を過ぎて、また塾へ来だした中3M子との会話。
『最近は名駅方面で、彼氏と遊びまわってるみたいだけど、どうなんだ?』
「うん、年下だけど、告白されたからには受けなくっちゃね。うん。名駅だけじゃなくて、栄や
大須の方にも行ってるよ。」
『塾へ来なかったけど、何時ごろに家に帰ってたんだ?』 「4時ごろ」
『え~っ、それって夕方じゃなくて朝のか?』 「うん。」
『付き合う相手もちゃんと選ばないとダメだぞ。結婚はまだ先だろうけど・・・』
「いいの、浮気したっていいの。男なんてみんなおんなじだし、毎月キチンとお金さえいれて
くれれば、あとはそれでイイのわたしは。」・・むむむ・・・
▼『だけど金がなくなったからといって、援助交際なんかするんじゃナイぞ!』
「そんなメンドウなことなんかしないよ。いまは生着を売ればすぐ金になるし・・・」
『え~っ、生着って、パンツのことか?』 「やだーせんせー、ショーツっていうの。」
「駅前を行ったり来たりしていると、スケベなオヤジが寄ってきてさー、脱ぎたての
〈あったかいのが〉いい値段で売れるんだ、これが。こないだ友達が3枚千円のショーツを
1枚5千円で売ったって。」
『お前もやってんだろ』 「さあーねー、忘れた。」 こら、こら、こら~。
『そうか、先生も3枚千円のユニクロのトランクスをはいているけど、駅前をうろうろしたら
誰か買ってくれるかも知れないな~。今度いっぺん行って、やってみようかな~』
「うぎゃー気持ちわるう―、何いってんの、先生は!先生は<センセイ>なんでしょ。」
『いや~、世の中いろんな人がいるから、わかんないよ。ゼヒ!!あなたの脱ぎたてを・・・
なんてヒトがいるかも・・・』 「ダメだよ。先生がそんなことを言ってちゃ、オシマイだよ!」
『お前に言われたくないよ。誰だってよくないんだ!そんなコトは!!』で、休憩オワリ。
▲知事選当日2月2日。私立直前サービス授業の休憩中。生徒との会話。
『今日は選挙だけど、みんなの家の人はもう行ったかな~』と小生。
「なんの選挙?」とD.。「知事選だよ」 結構、新聞を読んでいるKが知っていた。
「だけど行かないみたいだよ。」 ガクッ。
「選挙なんて行ったことないよ。ウチの親」 「うちも行かないよ!」
「センセイ、まだなんかやってんの?」 『う~ん、まあね、少しね。』
「選挙なんか行ったってなんにも変わらないよ!」
「やっぱ、かね、金、カネだよ!世の中」「儲けたもんが勝ちだよねー」
口々に言いつのられて、思わず納得しかけた?そこらの塾教師にして、明日がナント!
56歳の誕生日という 酔眼朦朧散人 宮永まさよしデシタ。
◆2月5日(水) 中日新聞「鳥・虫・花」欄様 《海上の森野鳥の会》 宮永です。
以下の件、掲載ご配慮ください。よろしくお願いします。
『幻の春の女神ギフチョウを探して里山トレッキング』 《無料・雨天中止》
とき:3月2日(土)朝9時 ところ:愛知環状鉄道・山口駅前集合:昼1時頃解散・駐車場あり
大都市近郊に奇跡的に残された野鳥の楽園「海上の森」で花や鳥を観察しつつ、春爛漫の
秘密の尾根道をたどり、絶滅寸前の幻の蝶ギフチョウを求めて、のんびりスローウオーキングを
します。あれば双眼鏡・動植物図鑑を持参ください。予約不要。(連絡先・略)
◎2月9日【雀の夜ぐさリ:第56号】〔戦い済んで夜が明けての巻〕 酔眼朦朧散人 宮永
▼キリリコロコロ、キリリコロロ・・・と澄んだカワラヒワのつぶやきが聞こえてくる。
庭に積もった枯葉にキジバトが1羽、ゆったり座り込んで休んでいる。やあやあ、おはよう。
起きしな、新聞記事の感想を知人の「市民オンブズマン」新海聡弁護士宛、メールで発信。
ひと息ついたら、もう11時。雨上がりの晴れ渡った青空、静かないつもの日曜日の朝だ。
さて2階のベランダに茣蓙を敷き、小机にゴチソウ?を並べ1食目「ブランチ」の始まり。
今日のメニューは「クロワッサン2、明治ホテルチーズ2cm5mm?フリルレタスとパブリカと
ほうれん草の黒胡麻あえサラダ・ドレッシンッグは四国馬瀬村産ユズぽん、麦とろ納豆、
おはよう特濃4.3牛乳180cc、台湾バナナ1、香川オレンジ1、ブルガリア飲むヨーグルト・
プルーン1、仕上げにサントリーソーダ割梅酒グラス1。簾(すだれ)で手元に日影を作り、
新聞を読み、合間に雲を眺め、鳥の声に耳を澄ます日向ぼっこ、至福の食事タイムだ。
▼真南が3階建てビルの裏側、両側面が民家の壁で、パンツ1丁でも平気のお気楽空間。
地位も肩書もな~んにもナイが、ストレスとは無縁の、生きていることを実感する瞬間だ。
しかし記憶力が極端に減退してきた。特に人名がでてこない。歳のほか思い当たる節は
飲酒の習慣だが辞める気は毛頭ない。なんせ、そこらのおっさんにとって夜最高の楽しみ。
まず缶びーるで喉を湿らせ、ズブロッカの梅酒割かジンライムでほろよい気分に・・。締めは
その日の気分で選んだ、ソーダで薄めた「各種あるこーる」で口を漱いでオシマイ・・・。
アルコール度40・500cc1本が2日でカラになる。二日酔いはしないし、すこぶる快調そのもの。
▼知事選で栄の集会に行ったとき、応援演説が終わった宇佐美さん(愛院大教授)と別れの
挨拶をしていたら「道の向こう側から宮永さんの姿が見えましたから」と妙齢の女性が現れナント! ?握手を求められた。若くてステキな女性で見覚えがあるのに、いまだ名前が浮かんでこない。
あ~あ、聞いておけばよかった名前を。観察会なんかに誘えたのにな~、残念!
▼で、知事選の話し。マスコミ始め「惨敗だった」がおおむねの評価だが、本音のところは
そうでもない。候補者は無論、まったく選挙は素人の若者たち、裏方の事務を支えた市民
メンバー、全員精一杯やったと思う。済んだ後はなんとでもいえる、運動の部外者が特に。
敗因は候補者の「知名度のなさ」が99%。これに尽きる。もちろん候補者の責任ではない。
[どんな選挙でも投票に行かない40%] [どんな選挙でも行く30%]を除いた[残り30%]
の白けてはいるが、面白そうだとなれば投票する[まだ政治に一縷の望みや希望を捨てきって
いない人たち]を掴めなかっただけだろう。異論のある人は直接、小生までどうぞ。口だけでは
気が済まない方にはタイマンも可。ただし素手でお上の世話にならない範囲で応じます
▼ まあ努めて共産党色を排しつつも、文書配布や集会に、新婦人の会や革新県政の会の
組織を勝手連としてフルに活用しカンパもシッカリ受けた、その才覚は脱帽するところです。
前回までの知事選の影山氏や牧野氏など「共産党容認?」グループをやんわりお客様と遇し
、集会など「応援演説や顔見世」の苦労をさせないよう配慮?されたのはいささか?!でしたが・・
▲ただ残念なことは、全回投票した80万票弱のほとんどが「共産党推薦の候補」と知った
うえで影山健と書き、党派や思想を基準に投票したのではなかった。「万博をなんとかやめ
て欲しい」その一点だったことです。問題解決のためには、目的が一致すればどことでも組む、
これが小生の変わらぬ方針。あとは坂本竜馬のような人物さえ出てきてくれば、9回裏の逆転
満塁ホームラン!あっと驚く起死回生の大改革がトヨタ王国愛知にも・・・見果てぬ夢ですが
(出っこないと諦めず、希望を持つしかナイんです)。最後に中坊公平弁護士の発言。
「どんなに勝ち目がなくても道理が通った方が最後は勝つ!!」を。
★2月11日(火)午後6時半~「万博中止の会」選挙総括集会:名古屋市教育館
なんとか候補は擁立できたが、選挙は反共産党派?と容共産党グループ?のよくわからナイ
牽制や反目が目に見えない形で飛び交ったようで、本来の敵である対立候補を利する結果に
なった?のは残念だった。口だけで実際には行動しない連中に引ずりまわされた?候補者も気の
毒だった。出馬表明が遅すぎたこと、知名度が低かったこと、肝心の無党派の県民に「万博なんて
今さらもうどうしようもない」とシラケが充満していたなどなど、敗因は敗因として総括。反万博で
引き続き行動することを確認して散会。栄地下街の酒津屋で6人で打ち上げ。事務局を束ねた
井戸さん、久野さん、お疲れ様でした。
◎2月15日【雀の夜ぐさリ:第57号】〔当世下町・小学生事情〕酔眼朦朧散人 宮永まさよし
▼木曜最初の小3クラス。今日も、始まる15分も前からニコニコ生徒がやって来た。
席に着くなり 好奇心の強いRが真剣な顔で「せんせー!」『な~に?』
「あたま、さわっていいー」 『えーっ!?? うん、イイよ』
思いもつかない問いかけに不意を突かれ、どぎまぎしつつもアッサリ許可する小生。
「わー、つるつるだー、気持ちいいー」とR. 「みんなも!さわってみやー」・・・こらこら。
「わーほんとだ、すべすべ」 『うん、毎朝ワックスで磨いているからね~。さあ、みんな、
おさわり料ひとり100円ずつね』と、恥を知らない教師ミヤナガ。
「えーっ、うっそー、ずるいよ、そんな、先に言ってくれなくちゃー」と口を尖らすM.。
「おじいちゃんトコのお店みたいなこといってる、センセイ」とK.。
『え~っ、どんなお店なんだ、それって?』と、思わぬ展開に聞き返すワタクシ。
▼「お酒を飲ますお店で、ホステスさんがいるんだよ!」
「それってお化粧をした女の人がいて、夜だけやっているお店だよね~」念を押す小生。
「うん、一番上は60歳のひともいるんだって」なぜか、くわしいK.。
『え~っ、そんな歳の人もいるのか?』 「うん、時給が2千円からなんだって」
「いいなー、わたしもそこでバイトしたいなー」と、よくわかっていなそうな小3M。、
▲『先生も女に生まれたかったな~。そんな歳になっても仕事で酒が飲めて、
おまけにお金がもらえるなんて。』
「なにいってんのセンセー、たいへんなんだよー、結婚すると男はみんな浮気をするんだって。 だからおカネのことやいろいろややこしいことがあって、根性がナイとダメなんだよ。」
『そうか、じゃ~、Mはムリだ。ほかの仕事を探したほうがいいな。まだ先の話しだけど。
さてと、今日は二桁の掛け算の復習から。そのあと《何倍でしょう》をやろう。
教育で得る知識と世間で知る情報の乖離に笑ってしまう56歳と10歳の会話でした。
★20日(木)朝9時27分名東区出発~海上の森下見~13時50分西区帰着
22日観察会初めてのコースなので事前踏破。当然、全行程37km自転車。めちゃめちゃ風が冷たかった。愛環山・山口駅前着10時半。屋戸橋を渡ってそのまま直進するコースに決めた。 途中、何ヶ所か川を渡るところで道がわからなくなっていて、目印をつけルート確保。念のため逆からも歩き山口駅着12時10分。凄い強風でケッタを漕ぐのが大変だった。
◎【雀の夜ぐさリ:第58号】 〔万博ガス館を検証する〕 酔眼朦朧散人 宮永まさよし
▼2月18日朝日朝刊で、全国の都市ガス事業者で構成する「日本ガス協会」が愛知万博に
出展する「ガスパブリオン」の外観デザインなど、基本計画に関する報道を知った。
まずカラー写真で掲載された外観にギョッとした。いったいなんなんだ、コレは?タガが外れた 風呂桶のヘリに積もった雪から汚れた氷柱(つらら)がニョキニョキ下がっている!?
さらにじっと見ていたら、なんと座棺にみえてきた!棺桶に入った母方の祖父の姿も・・。
これが人生最初の記憶。1949年数え3歳のとき。場所は愛知県西春日井郡豊山村字青山
名古屋空港の真西の村。高さ3尺、断面が短楕円形の杉板製の棺桶に、膝を抱えた姿で座って いた。当時は土葬で深い穴に降ろされた座棺を上から覗き込んだ、2つダケ覚えている
▼約2千㎡に20億をかけ、海底深く埋蔵されるガスや家庭用燃料電池など最先端技術を紹介。 併設の300人収容の劇場で「炎」をテーマにライブショーなどを上演するという。
オイオイ、産業技術の展示なんて、なんとか金儲けにつなげようという業界関係者か、よっぽどの マニアが興味を持つダケ!!不景気で人情紙風船の世の中を必死に泳ぎ、やっと迎えた休みに 誰がそんな肩の凝るネグラな展示をわざわざ見に行くものか。見たいモノはとにかくあっと驚く 未知のもの、深く考えなくて済むもの・・《楽しかった、面白かった、あーよかった。さあまた明日 から仕事や勉強だ・・》で、オシマイ!それでジュウブン。
▼「炎」のライブショーだって。そんなもん路上のガソリン吹き付けの大道芸人とか、タヒチや
ポリネシアの観光客用ライブショーなど、いささか、いかがわしかったり、憧れ訪ねた現地
エキゾチックさから感動するものであって、お上が主催するショーなど、栓を抜き、ひなたに1日 置いたビールのようなもん。金を払ってまで行くのは関係者ダケ。
▼サンデー毎日2月23日号が全国の巨大テーマパーク(公立動植物園を含む)の入場者
ランキングを掲載していた。それによると東京ディズニーランドがだんとつの1位で年間1712万人、毎月何回も訪れるというリピーターがまったく珍しくない状況で!この数なのに、愛知万博の想定 入場者数は半年1500万人。しかも批判を受けて、当初の4000万人から2400万人1800万人 と下方修正を重ねた上でこの数字。どっか狂っているとしか思えない
▼そもそも万博開催の賛否そのものについて、民意を聞こうという姿勢が皆無だった。この間、 開催の是非を問う「住民投票条例」制定を求める署名活動を愛知県で2度、名古屋市で1度実施し、そのすべてに代表者の一人として関わったが、ことごとく議会で否決された。
前回の開催国ドイツでは反対派に6千万円の活動費を公費から渡し、広報期間を置き、住民投票 を実施し、賛成51.5%、反対48.5%で開催を決めた。万博が赤字になった場合は国と開催地 ニーダーザクセン州が折半するということも、事前に決められていた。だからこそ1500億円以上 といわれる赤字処理に、国民から表だった不満は出なかった。
▲愛知万博は住民投票に選挙と、たび重なるいざこざにウンザリで、誘致決定時をピークに下がり 続ける関心度。あまりの不人気、無関心になんとか庶民を振り向かせようと、一部の市民団体
代表や大学教授を取り込んで推進の機運を作ろうとしているが、無視されしらけ切った庶民に
関心がよみがえることは絶対にナイ。いのちの場を奪われた生き物たち、圧殺された県民の声、 破壊された環境、巨額に上る借金、そのすべてを封じ込めるために用意された墓碑とモニュメント とみれば思わず納得する?ガス館。凄いブラックユーモアだろうが・・はっきりいって!万博には ウンザリしている 酔生夢死散人 でした。ではでは。
★2月22日(土)午前9時~山口駅前「海上の森観察会」 秘密の里山探検隊
名東区8時27分発。昼から雨との予報で、午後から西区で仕事が控えていたので、山の神を 拝み倒し、お車を拝借。運転は1年ぶりで少し心配だったが問題なかった。前日の問い合わせの 多さから若干感じていたが、それにしても曇り空で昼過ぎには雨という雲行きなのに予想以上、 50名もの参加者だった。出た鳥はしめて34種。昼近くからパラパラし始めたが大崩れせず、 子どもたちにも好評で、まずは成功だった。
解散後、中心メンバー5人で山口駅前・珍竹亭へ。今日参加された堀由美さん(県議夫人たちも みえていて、4月に県議2期目に挑戦する「はじめさん」へのメッセージを依頼され、即、応諾。 所属政党に関係なく、意見が同じなら誰とでも手を結び行動する!が小生の主義。
◎2月22日【雀の夜ぐさリ:第59号】ベッカム先生?妄言蜚語もうげんひご:酔眼朦朧散人
▼木曜日、小3と小5の臨時混合クラス。休憩時間に男女が入り混じって腕相撲を始めた。
すると小5のTが「先生の力こぶ、すごいんだよー」といいだし、小3が「みせてー」
『う~ん、まあ、いいよ』 「うわー、スゴイ、どうしてそんなになってるの?」
『うん、整形手術でね~、卓球のボールを埋めたの!』 「え~っ、うっそおー」
『そのとき頭も手術して、それから少しづつ毛が生えて、やっと今みたいになったんだ!』
「またまた、そんなことを言って、センセイ、ウソでしょ?)『さ~て、どうかな~』
▼「じゃー先生、メガネをとってみてよ」 と素顔にこだわる、少しは信じたらしいM。
『うん、いいよ。どうだ、男前だろ~なかなか!』と言いたい放題のほらふき教師。
「わー、でっかいなー、目が、センセイ!」「外人みたいだ」 『なに人にみえる?』
「えーとねー、フィリッピン人」「ブラジル人」「インドネシア人」・・・
『おいおい、センセイはコテコテの日本人のつもりなんだけどな~』
さて漫才はオシマイ!授業開始!(*訂正:57号・小3は8歳1人と9歳2人でした)
▼顔といえば、先日、ほんと久しぶりに「山の神」サマと話したことを思い出した。
『ずいぶんいろんなとこで、ゼンゼン記憶にない人に、突然あいさつされるんだけど、
俺の顔って、そんなに特徴あるのかな~。どこにでもいるおっさんなんだけどな~』
「なにいってんの!どこにもいないわよ、そんなエグイ顔」『え~っ、そんな~』
「とにかく目がきつくて、とっつきにくい堅い顔をしている」・・・俺はカマボコの板か!?
『そうかな~、普通にしているつもりだけどな~』
「世の中に不平、不満でしょうがないという顔をしている、近寄りたくない雰囲気が・・・」
「それに昔っから人の顔や名前をきちんと覚えない、テキトーなとこがあるわよ。教師という
職業なのに!一番大事なことなのに!!ちっとも覚えないんだから-」
『う~ん、鳥の名前ならすぐ覚えて、ゼッタイ忘れないけどな~』で、会話オシマイ。
▼そのとき、そのトキに繋がりがある人のことは当然覚えるんだが、疎遠になり、時間がた
つと名前が出なくなってしまう。顔はなんとか覚えているんだけど・・。困るのはもう30年近く
教えてきて、卒業した生徒に街中で声を掛けられることが結構あるが、ほとんど名前がで
てこないコト。つい4、5年前の生徒でも・・・とほほ。《覚えようという気がない》と言われる
とそうかもしれないし《記憶力がナイだけ》という気もするし、呑み続けたあるこーるの影響
かな~という気も少しはするしな~。
▲ただ胸に手をあてて考えると、いつも《今やっていること、関心があること》に夢中で《済ん
だこと、終わったこと》はそれでオシマイ!と、どっかへすっ飛んでいってしまう。当座は反
省やら後悔やらしたはず?だが、それはどんどん抜けてしまう。で、それにつながる名前も
面倒な人間関係のいきさつやアツレキも抜けていく。
残るのはベッカムヘアーの脳天気おじさんの『はた迷惑を省みない』言いたい放題。
だから、よく「いつまでも、くどく、シツコク、いろんなことを続けられるよねー」と変に感心
されたりするんだが、まあハッキリいうと一種の健忘症なんだろな~。
押しても引いても蹴っ飛ばしても、ビクともしないお上相手に10年以上、ほとんど連戦
連敗でも懲りず負けた気がせず、立ち向かえるのはいったい《なんでだろ~??》とほほ
◆2月27日(木) 〔マスコミ各社殿〕 裁判・公判のお知らせ
愛知万博BIE訪日文書・非開示決定取り下げ請求訴訟
日時:2月28日(金)午前10時 場所:名古屋地裁1103号法廷(1階ロビー9:45集合)
博覧会国際協会(BIE)の来日目的文書に対する情報公開請求を非公開とした、情報公開審議会 の決定を不服として、愛知県知事を訴えた民事裁判の判決が3年かかってやっと出ます。長崎の ハウステンボスが会社更生法を申請し、イギリス政府がアメリカに続き、公式に万博出展辞退を 表明し、すでに参加を表明した国以外の欧州やイギリス連邦諸国の愛知万博への不参加は確定 的です。今や《愛・地球博=愛知・窮迫》怒涛の落日デス!!
ガラスの斜面を「ワックスを効かせたソリ」で滑り降りている。贅肉たぷたぷの「国際環境博の 末路があからさまになってきました。どうにも止まらない!行きつくところまで墜ちて卒倒し失神する まで。気が付いた後は!誰も知らない、誰もいない!無責任砂漠!!誰一人
本気で成功するとは考えていない不幸な愛知万博!!!関心ある皆さん並びにマスコミ関係者の傍聴を要請します。原告:影山 健 (連絡先略) 文責:宮永正義 (同略)「愛知万博から海上の森を守るネットワーク」代表
★2月28日(金)午前10時:名古屋地裁:BIE訪日文書公開請求裁判
ここ10年余りで10数件の裁判の原告をしてきたが、支援するものを含めて初めての勝訴。まだまだこの先控訴されて長引くだろうが、ほんとうにいい気分だ!「海上の森くらぶ 宮永
◆2月28日(金)14:18 〈皆様〉 原告完全勝訴判決 BIE訪日文書 みやながデス
既報の裁判の判決が下りました。BIEが愛知県に手交した「A4一枚・英文」の訪日目的文書の公開請求を不開示とした「愛知県情報審査会」の決定を不服として、愛知県知事を被告として提訴した裁判で、本日、名古屋地裁にて「非開示決定は違法である」と原告完全勝利の判決が出ました。 当然、被告側の控訴が予想されることから、原告を含む支援者一同11人で知事室を訪れ
連名で知事あて即時、文書を公開するよう申し入れ書を提出しました。判決直後の名古屋地裁司法記者クラブでの会見に続き、県政記者クラブでも、この件について臨時会見を実施しました。「都合の悪い」情報はすべて覆い隠す、お上の姑息な体質!《知らしむべからず、依らしむべし》に強烈な一撃を与える判決でした。 しかし、本件が開示を受けるのは4、5年先になるでしょうが、無敵の空母も、破船はアリの一穴から。こつこつ穿ち続けるしかアリマセン! 10年以上の万博反対運動で、十指に余る裁判の原告をしてきましたが、勝訴は初めてで傍聴席で思わず声を上げてしまいました。やった~。
今、なにげなく庭を見たら、ヒマラヤユキノシタのピンクの花穂が満開。ラッパズイセンもつぼみを開き始めていた。あ~もうそんな季節なんだな~。緊迫した国際情勢とは無縁の下町にも春は時を違えずやってきたようです。だけどダケド、無理押しゴリ押しの行政に無視されっぱなしのわれわれに本当の春が来るのはいつなんだろう?ふ~っ、やれやれ。
「愛知万博から海上の森を守るネットワーク」代表 宮永まさよし (以下略)
◎【雀の夜ぐさリ:第60号】 〔万博・自動車工業会パビリオンを検証する〕 酔眼朦朧散人
▼新聞の白黒写真に一瞬ギョッとした。いったいなんなんだ?コレは!悪い冗談か、それとも
皮肉たっぷりのパロディか?すぐ、阪神淡路大震災で傾いたビルを思い出し、ぞっとした。
見た目から来る不安と落ち着きのなさから不快感さえ湧いてきた。
2月20日朝刊で日本自動車工業会が出展する「ワンダーホイール展覧車」パビリオンの
デザインなどを公開との記事を見た。直方体のビルが斜め60度に傾き、全体の3分の1近くが 地面に突き刺さり、わずかに底がのぞいている。その傾いた側面の開口部に高さ47mの観覧車 があるという設計。人を驚かせ強烈な印象を与えようとの魂胆だろうが「展示するものがナイ」から 「建物で誤魔化そう」というキワモノ的発想がみえみえだ。
▼前回、名古屋デザイン博同様、二度、三度と動員される小中学生や老人会・婦人会。入場券 を押し付けられた「関連会社やその下請け」関係者、市職員と関係者もとーぜんのコト。
観客に「民意を無視し環境を破壊すると、天変地異でこんな目に遭う・・」とひそかに万博の末路 を暗示する「反面教師パビリオン」なのだろうか?とすれば名付けて「アイタニック号ビル!」
これがピッタシだ。
▼《アイ知+とよタ》のアイタにっく、まさに沈没寸前、断末魔の姿。沈みかけたビルを支えるのは「世界最大の収益を誇る大企業」トヨタ自動車。万博協会が必死に船の外輪を廻すものの、切るのは空気のみで空回り。いっそのこと「トヨタ万博」と改名し、負んぶにだっこで「責任も含めオマカセ」すれば万々ザイだろうが・・・収益に命を賭ける企業がハナからわかっている損失を引き受けるはずがナイ!自動車館は「乗り合わせたあんたらの運が悪かった。運命と思って諦めなさい」という象徴なんだろうか・・・。
▼それとも業界と役人の利益誘導のもたれあいで「祭りが始まるまでが花」お手盛りの大盤振る 舞い予算で、インフラ整備や箱物造りの突貫工事。目いっぱいうまい汁を吸い 取るだけ吸い取 り、済めば「あとは知ったことか」dせ頬かむり、ぬくぬく「ふところ手」でゼニ勘定。金持ちはます ます儲け、結果がどう転んでも役人は出世の道を駆け上がる。いつの世もババを掴むのは「自分 たちは関係ない」と無視し、傍観し続けた庶民の皆さま。
当然やってくる財政破綻から「医療、福祉など公共サービスの低下から、最終的に増税で終わる」じわじわ応えるボディブローのしわ寄せを受けても「後の祭り」で泣き寝入り。こんなひどい目に遭っても「お上が決めたこと、長いものには巻かれろ」でチョン。
▼ッたく!ほんの一握りの政・官・財の特権階級が好き放題にしゃぶりつくした後始末を「公金の累積」税金で尻拭い。庶民には縁のない「官の予算」が連中にとっては遣い放題の掴みガネ。宗教団体が手にするお布施や、暴力団の上納金となんら変わるトコロがない。こう考えて眺めると、弱みに付け込み不安をあおり、網にかかった信者から身ぐるみはがそうと宗教団体がこさえた「カネがご本尊」の神殿に自工会パビリオンが見えてきた。
ラマ教のマニ車に模した巨大な輪っか。すがるものは「神」しかない、非力な庶民が乗ってくるくるクルクル廻り続ければ「病も悩みを癒される、信ずるものは救われる」・・な~んて。
▲敷地面積2千㎡、ゴンドラに乗ったまま見物する中身がなんと「燃料電池や次世代エネルギーなど環境関連」・・・おいおいマジかよ~、考えただけで暗くなる、くたびれる!お勉強で苦労しなかったエリートのドアホ!な発想。《近場で手頃な料金、スリルとスピード、面白く楽しく、勉強なんてクソくらえ!》が庶民の本音。誰が環境なんてしょーもないもん、金を払ってまで見に行くもんか!・・・とはいうもののイッペンでいい!お願い神様!?そんな美味しい身分にさせてクダサイ!!・・・おいおいコラコラ、とほほ。(*同じゼミの学生9人中8人がトヨタ本社採用とか。こんな親がいては潰されて当然、スマン!勘弁な!!イマサラ手遅れだが・・あ~あ
第91回「調査研究費・名古屋の会」広報担当に/愛知県と名古屋市に請願提出!」
☆【海上の森くらぶ通信】03年4月1日発行 第124号&下町中学生事情
活動報告:「市議調査研究費の情報公開を求める名古屋市民の会」(1999年設立)
友人の成田操代表の要請を受け、一会員の立場から事務局(広報)として動き始めた。
◆03年3月2日 <朝日マリオン編集部様>宮永です 以下の件掲載ご配慮ください
◎【幻の春の女神ギフチョウを探して里山トレッキング】(無料・雨天中止)
とき:3月22日(土)朝9時 愛環鉄道・山口駅前集合/昼1時頃解散・駐車場あり
大都市近郊に奇跡的に残された野鳥の楽園「海上の森」で花や鳥を観察します。春爛漫の秘密の尾根道をたどり、絶滅寸前の幻の蝶ギフチョウを求めてのんびりスローウオーキングします。飲み物あれば動植物図鑑、双眼鏡を持参《海上の森野鳥の会・以下略》
◆3月3日<マスコミ各社殿>記者会見のお知らせ みやながデス
◎【愛知県会議員への費用弁償廃止と政務調査費の領収書公開を求める請願書提出】
時:3月4日(火)午後0時30分~記者会見/場所:県政記者クラブ会議室(県庁3階)
集合:午前10時半県庁一階ロビー:各会派を要請訪問/11時半県議会事務局へ提出 愛知県議の政務調査費は107名、一人50万円が支給されています。年間6億4千万円以上もの莫大な税金です。政務調査費の支出の根拠は地方自治法100条13(232条2も)にあります。ここで調査費は「公益上必要がある場合において支出できる補助金」に該当しています。さらに私たちが自治省(現・総務省)に照会した結果、「調査研究費が助成金の一種である以上、市民、県民納税者からの説明要求に答える責任がある」との回答を得ています。
地方自治法の解釈からも、指導行政機関の見解からも、住民への使途公開の責任が愛知県議会議員に課せられているのです。「市議調査研究費の情報公開を求める名古屋市民の会」代表:成田 操(連絡先・略)文責「愛知万博から海上の森を守るネットワーク」代表 宮永正義
★3月4日(火)午前10時半:愛知県庁1階集合・各会派を請願賛同要請のため訪問
愛知県会議員への費用弁償廃止と政務調査費の領収書公開を求める請願書を11時半、愛知県議会議長あて提出。成田操、池住義憲、山田、桑山、宮永の5名。午後0時半から県政記者クラブで会見。河宮中京大教授が参加。いつも通り進行は小生で実施。
◆3月8日(土)18:02<関心のある皆さま> みやながデス (転送すべて可)
【みんなでいこまい!!こんなんで「委員会?」傍聴ツアー】 参加を要請します!
日時:3月14日(金)朝10時~名古屋市・総務環境委員会
申込:名古屋市議会事務局:受付開始9時~9時半終了(厳守・10時まで控室で待機) 日時:3月14日(金)13時~愛知県・総務県政委員会(定員10名・1時まで待機) 場所:愛知県議会事務局:受付12時~12時半終了(定員を超えた場合クジ引き)
☆私たちが名古屋市と愛知県に提出した「費用弁償並びに政務調査費」に関する請願に
対する審議が上記の委員会で14日に同時に実施されます。
◇名古屋市議歳費=月額101万(現在、5%減額で96万)、政務調査費月額55万 合わせて151万、プラス私たちの裁判の影響で1万5千円から1万円に減額した日当 (費用弁償費・名目交通費・年額70~80万ほど)
◇愛知県議歳費=月額101万(減額なし)政務調査費月額50万、小計151万に濡 濡れてに粟の日当(費用弁償費)1万5千はそのまま。
▼議員というだけで歳費が払われ、委員会や本会議に出席するたびに日当が貰える。こんなオイシイ商売はありません。一般企業で出社したり、会議に出るたびに日当が貰えるなんて考えられません。本会議出席は議員究極の仕事ではないのでしょうか?
愛知県議107人の年間政務調査費、合計6億4200万円!!いったい何を調査したんでしょう。過去10年近く、本来の目的通り調査費が使われていれば、大赤字必死の愛知万博や中部国際空港、長良川河口堰、徳山ダムとすべての絶望的破綻事業を「最小限の損失」で避けられたはず。税金のムダ遣い、ここに極まれりです。
▼さて緊張する数十人のお役人を前に、馬蹄形の委員席の玉座に居並ぶ委員諸氏。始まって15分も経たないのに居眠りしたり、あたり構わず悠然とタバコをふかしたり、なにやら呼び出しがかかり、それっきり戻ってこなかったり、事務方の答弁中いつまでも私語を続けたり、塾なら「黒板拭きが飛んでいく」ような状況の「選良」諸氏の日常茶飯事!の実態をつぶさに観察できるかも?知れません。これで日当1万5千円、うらやましいな~
▲百聞は一見に如かず。話しのタネに、冥土への土産話に、一度参加してみませんか?ただし、あまりのことに「堪忍袋の緒が切れる」おそれがありますので、血圧や心臓に問題のある方はご用心ください。なお名前と連絡先さえあれば、誰でも傍聴可能デス。
「市議調査研究費の情報公開を求める名古屋市民の会」代表:成田 操(連絡先・略) 文責:「同上・市民の会会員:愛知万博から海上の森を守るネットワーク代表」宮永
◎3月11日【雀の夜ぐさリ61号】下町中学生事情・ベッカム先生妄言蜚語〕宮永
▼弥生その① 授業が終わったとたん、Mがすっ飛んで帰った。
『あれっどうしたんだ?M!』中二のリーダー格で、仲間を呼び止め《20分近く塾の前で遊んでから帰る》のがいつものパターン。それがまだ全員が帰り支度をしている間にいなくなり、何かあったのかな?と仲良しのYに聞いてみた。
「あのさー、Mの父さんからメールがきてさー、いま△△会館に来ているから、終わったらすぐ来いと言われたんだって。それがさー最初2千円すって、もう3千円やったらコレが大当たりで山盛り8箱、母さんも4箱なんだって。そいで父さんが《半箱やらせてやるから来い》って言ってるんだって。《やったー、今日は思いっきりパチンコができる》って喜んでいたよ、M!
▼『え~っ!夫婦公認なのか?よく一緒に行ってるのかな~Mも、う~ん!』
・・・思わず絶句する小生。「うん、よく行ってるみたいだよ、Mんち!」
『みんなも行ったことあるのか?パチンコ』・・ 残っていた男子6人がみな当然という顔で、ウン。『おいおい、18歳未満はダメなんだぞ!』
『けど、そういえば暮れに中3の女子が12万儲けたと言ってたな~』とつい余計な一言。するとKが「うちの父さんなんか、最高20万儲けたことがあるんだ。」と言い出した。
▲「5千円使ってもうオシマイというときにジャカスカ出だしてさー、横で見てたんだ!」 『う~ん、たまに儲かるんだろうけど、結局は損をするんだよ。大人が気分転換で遊ぶの なら、結果は自己責任で問題ないけど、まだ中学生ではな~』と、親が公認というのでは 歯切れの悪い我が輩。下町の中学生でタバコとパチンコは「万引き」以上にどーってこと のない普通のコトになっている。
その② 公立高校入試直前の日曜日。中3のKが時間ぎりぎり、息せき切って教室に
駆け込んできた。『どうしたんだ今日は!いつも10分前には来ているのに?』
「起きたら12時過ぎだった。」『なにやってたんだ、昨日の夜?』
「みんなで駅前のラーメン街道へ行ってきたんだよ。」
『最近評判のJR名古屋駅前のショッピングモールにできたラーメン屋が集まってるのか?』
▼「うん、6人で黒川で7時半に待ち合わせて、自転車で行って、700円のラーメンを 食べたんだ。それから居酒屋に入ろうってことになって・・・」
『え~っ、なんか言われなかったか?店の人に!』「ううん、みんなは酎ハイだったけど自分はビールで、ぜんぜん覚えていないけど6杯飲んだらしい。」
『ええ~っ、大でか?』「ううん、中で」『どうやって帰ったんだ?』
「2時過ぎに自転車で帰ったらしいけど、まるっきり覚えていない。とにかく起きたらもう昼で、スグそのまま来たんだ。」『そうか、それにしても強いな~、お前!』・・・注意するのを忘れ、感心している不良教師のワタクシ。
▼『で、勘定はどうしたんだ?』「んなもの、割り勘だよトーゼン。母さんに3月分と4月分の小遣い前借りして6千円持ってったんだけどすっからかんで、起きたら母さんはいないし食い物はないし金はないし、ハラ減って死にそうだよー」『え~っオマエ、二日酔いはしないのか?しょ~がないな~、バナナとみかんならあるけど食うか?』「うん食う食う、助かったあー」『あと1週間で公立の入試なんだから、新聞種になるようなことするんじゃないぞ!』と、問題行為の根本的な違法性を詰問せず《目先の対応の注意のみ》で済ませてしまう放任教師なのでした。
▼と、「先生だっておととい(2月28日)またテレビに出てたけど、なんかやったんでしょ?」と別の生徒Y。『コラコラ、人聞きの悪い言い方をするんじゃないの。そりゃあ~いろいろやってるけど、こないだのは万博の情報公開を求める裁判で先生たちが勝ったのでテレビに出たんだよ。まあゴルフやカラオケとおんなじ《趣味》で、自然保護や情報公開活動をしているダケなんだよ。
▲《生きてていいことあるの?》とか《なんで生きてるのかワカラナイ!》ってさっき
YやKが言ってたけど、そんなの誰もわかっていないんだよ。先生なんかこの歳になるまで、そんなんばっかし考えていたんで《こんなヘアースタイル》になってしまって・・・オマケにいまだによくわからない、あ~あ。ただ、言えることは人生一度っきり。だから好きなように生きていいんだ。したいコトがあればなんでもやればいい。
うまく行くか、行かないかはトニックやってみてのコト。トーゼンできるコトとできないコトがある。生まれつきの能力や家の財力など「個人の運命」でどうしょうもないことも。ただし《どんな結果になろうと、ぜんぶ自分で責任を負えば済む》それだけのハナシなんだよ。ウン。じゃあ授業を始めるぞ!
★3月14日(金)朝9時【みんなで行こまい!こんなんで「委員会?」傍聴ツアー】 10時から名古屋市・総務環境委員会/13時から愛知県・総務県政委員会にハシゴ出席 ◆3月15日(土)0:37 <皆様> 〔朗報!愚放?傍聴ツアー〕 みやながデス
☆行ってきました!市と県の委員会をハシゴして廻るこんなんで《イイん会?》傍聴ツアー結論からいって、政務調査費関連の請願は市が《保留》、県議会は他の請願と一括、なんと十把ひとからげで《不採択》 名古屋市の「総務環境委委員会」はツアー発案者の小生が遅れ、9時15分着で定員の一番最後・7番目でぎりぎりセーフ。やれやれ、ほっ!!
▼さて、相変わらずタバコ吹かせっぱなし横着議員が6人。答弁中に私語をやめない小学生レベルが2人。そのうち一人がどうにもこうにも人品・骨柄ともにいやしく、態度も目に余る横柄さ、そこらのチンピラも顔色ナシのおっさん議員で、こんなんが市会議員でのさばっているんですね~、いやはや!?しかし、責任は選んだ有権者にあるのは明白で、結局は天に向かって吐いた唾(つば)は、そのままわが身に落ちてくるわけで・・・やれやれ、困った悪循環ですんで。
議事進行は「正論だがすべて却下された」共産党・江上議員の発言がほとんど、あと委員3人ほどモゴモゴ言って、討議ゼロでオシマイ。審議などあるワケなく、それを確認するダケ《ドーデモ委員会》でした。
▼愛知県の総務県政委員会も同様。ハナシにならないお粗末さ。堀 一議員の意見陳述がなければ、10分で終わる出来レース委員会。例によって「評決済み議案」を儀式として確認する手続きのみ。これ以上書いていると、貴重な頭の毛によくないのでもう止めマス!
ただ自称年金生活者・水田洋さん(学士院会員・名大名誉教授」が朝日に投書するとおっしゃっていたので、ひょっとすると実行されて、そのうち掲載されるかも・・・。みやながは又の機会にトライします。
▼それと午前、待ち時間に開いた朝日新聞・愛知県版社会14版30面。デカデカと4段ぶち抜き・大見出し「BIE文書・非公開訴訟」が踊っていた。あれれ「愛知県控訴の方向」と見出し。あ~あ、時間稼ぎ、面子のみで控訴か!しょうーがないな~ほんと、お役所というのは頑迷固陋で度し難い・・・。
で、何気なく横を見ると「住民訴訟の対象と認定」長良川河口堰訴訟。ええ~っ、読み進むとなんと最高裁で、被告三重県が控訴棄却された。ということは・・・原告勝訴!やった~またまた続いてホームラン!!「県の支出は住民訴訟の対象となる」高裁の判決が確定した。これで一般会計から建設負担金への繰り入れ支出は違法であるという、われわれの主張を審判の場で堂々と陳述でき、評決を求められる。
▲うれしくて傍聴の合間、在間事務所へお仕事中に飛び込み訪問。満面の笑顔の彼と、思わずしっかり握手。やったね、よかったね~。
★3月16日(日)朝9時15分名東区出発~海上の森へ:西区14時ジャスト帰着 22日の下見。ゆっくり歩いて2時間。で、西区へ。森山の四軒屋でぽつぽつしだし、大曾根から本降りしっかり濡れた。当然全行程37km自転車。気分はサイコーだった。
◎3月16日【雀の夜ぐさリ62号】〔当世下町中学生事情・弥生その②〕酔眼朦朧散人 ▼「せんせー、アタマをなおしてきたから、今日は調子がいいよー」来る早々、いきなり
中3のNがニコニコ顔で言う。『頭を治すって、どうやって?』・とりあえず切り返す小生。
「うーんとね、お母さんと拝みに行ってなおしてもらってきた。本当は1枚5万円のおフダなん だけど私は特別で一枚1万円で5枚頼んで、お祓いや頭に手を当ててなおしてきたんだよ」 『え~っ、そんなお金払ってか?宗教団体かなんかなの、どんなとこ?』
「本部は岐阜県にあって、毎週土日だけ東区のマンションに事務所が借りてあって、
そこへ行ってきたんだよ。クチコミだけで宣伝していないんだけど、はやっているんだよ。 うちはおじいちゃんが家を建てたトキ、いろいろあって行くようになったんだって!」
▼『イイ商売だな~儲かって!どんなヒトが来てるのかな~。そこへは?』
うんとねー不登校や自閉症の人、霊がついて困っているヒトなんかみたい。うちはみんな霊が強くてそれで問題が起きるんだって。一番の原因はおじいちゃんが家を建てたトキ、地面をみんなフタして、土地の霊を閉じ込めてしまったからなんだって。」
『フタって、敷地をぜんぶ舗装してしまったというコトなのかな~』「うんそうみたい」『家じゅうみんな信じているのかな~』「うん、お母さんの実家もいってるみたいだよ。」『う~ん、問題の原因はそんなことではないような気が、先生はするけどな~』
『そうだ、先生も見てもらおうかな~。金にならないコトばかりして自分ではどうにも止められないし、家庭は崩壊寸前だし、生徒は減るし、海上の森の霊に取り付かれたのかな~。だけど、そんなカネはとても出せないしな~。ウン、いっそのこと商売替えして《海上教》なんてのでも始めようかな~、みんな、どう思う?』
「せんせい、そんなの急にムリだよ。何いってんの!」そりゃそうだよな、むむむ。
小5から不登校でも、塾へはこの5年間ほぼ皆勤の生徒との会話でした。それにしても人の弱みに付け込む商売というのはホント後を絶たないんですね~。いやはや他人事ではなく、我がナリワイの塾もその仲間デシタ。ごめん、とほほのほ・・・。
▼同じ中3Hとの会話。(クソ真面目なのはいいけど、なんか趣味はないのか?おマエ)
もうじき中2の弟がまだ母親と寝ている、真冬でも半ズボンTシャツの15歳。
「うーん、なんにもしたいことがナイ。テレビは見ないし、音楽は頭が痛くなるしスポーツは嫌いだし・・」『どっか旅行に行きたいとか、彼女が欲しいとか、ないのか?』
「車酔いがひどくて1時間以上乗っていると吐いてダメで、どっこも行かない。
オンナはぎゃーぎゃーうるさいだけでめんどくさいし、いないほうがいい!」
『先生は好きだし、いたほうがいいと思うけどな~。ただ相手にして貰えないけどネ。
で、読書とか映画の《スタジオじぶり》のなんか興味ないのか?』「えーっなにそれ?」 『風の谷のナウシカ、トトロ、魔女の宅急便、紅の豚、千と千尋の神隠し』「しらない」
▼『いつも何してんだ、家では?』「なんにもしたくないから、ぼーっとしている」
『マンガはどうなの?』「読まない、買ったこともない」『これからどうしたいの?』 「ヒマがあったらゲームをして、あとは寝ていたい。ほかにしたいことなんかナイ、
とにかく食うのもめんどーくさい!」『だけど高校はいくんだろ?』「親がうるさいから 行くダケ。なんにもしたくない」
▲ついこの間の14日。テレビで「天空の城ラピュタ」を見て、ひとり笑ったり泣いたりした!これでも56歳のおじさんには《どうにもワカラナイ》醒めて?生きる気迫ゼロの生徒との会話でした。とはいえ、暇つぶしで毎日ぶらぶらしているだけの我が人生、ヒトのことをとやかく言えるような「ご立派な」立場ではアリマセン。はてさてこの先、世の中どうなることやら・・やれやれ出るのはため息のみ。おっと!ただいま生徒募集中。
◆3月21日〈朝日新聞・行催事欄殿> みやながデス
以下の自然観察会の案内、どうか掲載をご配慮ください。「海上の森くらぶ:連絡先略 【ピンクの妖精シデコブシを訪ねて里山ウオーキング】会費200円・雨天実施・予約不要
とき:4月5日(土)朝10時 愛知環状鉄道・山口駅集合:昼1時ごろ解散・駐車場ありまさに春たけなわ、野鳥の楽園「海上の森」でパステルカラーの芽吹きや花を観察しながら、とっておきの尾根道を散策します。飲み物、あれば動植物図鑑、双眼鏡を持参下さい。
★3月22日(土)午前9時山口駅〔幻のギフチョウを訪ねて海上の森・里山探検隊〕 名東区7時55分発。昼から雨の予報だったがケッタで出発。山口駅着8時52分。参、加者20名。森島、高垣、篠田、丸山のレギュラー諸氏以外は全員!新聞を見てギフチョウがお目当てだった。初めのあいさつで、春先の寒さで可能性の低さを説明して出発。予定をカットして海上集落着12時20分。いったん解散。希望者を大正池まで案内。帰路昼寝中のムササビを森島さんが発見!西区着午後4時ジャスト、やれやれ・・・。
◎3月26日【雀の夜ぐさリ63号】〔下町中学生事情・弥生その③〕酔眼朦朧散人▼「先生!玄関がタバコ臭いよ。先生ってタバコ吸ったっけ?」と中二の休憩時間に、結果を報告に来た《元中三の卒塾生》のRが、第一志望合格のニコニコ顔で言う。『しょうがないな~、また誰か隠れて吸ったな、先生はタバコ吸わないからな~。だいたい見当はついているけど、注意しても止める気はないみたいで困ったもんだ。ところで、どうだったんだ?今年卒業した3年生は、タバコは?』
▼「校舎の裏やトイレとかで、いっつもおんなじ連中が普通に吸っていたよ。町でもゲーセンとかコンビニの前とか自販機のコーナーとか、いろんなところで男ばっかじゃなくて、女も吸ってるのが、知ってるだけで何人もいるよ。近所のXなんか小4から吸い始めて、今は毎日2箱だって。舌なんか真っ黒で指も黄色くなって、アイツが寄ってくると、変なにおいがして気持ちが悪くなる。」
『え~っ、そんな酷いヘビースモーカーなのか。家の人は注意しないのかな~?』「うーんとね、なんにも言われないみたいだよ。気づいていないんじゃないかな。」『だって、その子の服も臭うって言ってただろ、それでも気がつかないということは親も吸うんで、臭いにマヒして《子どものタバコくささ》がわからないんだろう~な。』
▼「うーんわかんない。Xは卒業したら止めるっていってたけど、さっきまた吸ってるのを見たし、手が震えていることもあるし、もうダメだろうな、アイツは!」『ダメって、どういう意味?』「もう中毒でやめられないってことだよ、せんせい!」『そうか、もうそんな状態か、困ったもんだな~、先生にはどうしょうもナイしな~』 中学生がタバコを吸いながらパチンコとか、居酒屋でワイワイ呑んで吸っていてもゼンゼン問題にならない、都心の下町の歓楽街はまさに平和ニッポンの象徴です。それにしても《中二で大人顔負けの体格の生徒のなんと多いことか!》驚きデスね。
▼夕方、これも卒塾生が合格の報告にやってきた。定時制高校の受験を控え、引き続き来ている仲間の顔を見るのが、本当の目的だったようで、終わるまで待っているという。で、休憩時間の3人の会話:「この間、2回続けて補導されちゃってさー」『おいおい、しょ~がないな~、何してたんだ?』「D子のチャリに二人乗りしてたんだ。それがさー。スタンドが壊れて無灯火でカギもなくて、パクシャと間違われてしつこく調べられちゃった。」『パクシャって、盗難車のことなのか?』「うん、そうだよ。で、そのあとまたゲーセンで、おんなじオマワリに見つかって、チョーやばかった。」『何時ごろなんだ?』「12時過ぎ」『それじゃ~補導されるわな~、困ったもんだな。』
▲とKが「おれもこないだ呼び止められてヤバかった。本屋へ行って、それから呑みに行こうと走っていたら、急に出てきてさー、ヒキョウだよ、あいつら。でも、酒を呑む前でよかった。帰りだったらややこしくなるところだった。」『おいおい、なにいってんだ!』・・・「帰りカラオケ行こうよ。金が入ったんだ。昨日、知り合いの酒屋でバイトしたんだ。」『え~っ、バイトって時給いくらなんだ?』「750円だよ。よく頼まれるんだ、おれ」『う~ん、自分で稼いだカネを使うのはイイけど、酒やタバコはダメだよ。それにちゃんと連絡して、親に了解とってからだよ!』・・と、言ってみたものの、注意する言葉にまるで迫力がナイ、頭に毛がナイ以上に!お酒に目がナイ!教師でした。さて休憩はオシマイ、じゃあ、また授業を始めるぞ!!
★3月26日午後2時頃~:〔マスコミ宛文書&メールを作成・発信〕
成田さんから連絡を受け、政務調査費問題の緊急街宣活動の呼び掛け文を作成、発送
◆マスコミ各社様 下記行動を実施します【使い放題!月額55万円!!市議政務調査費 なんとかしてちょー】みなさん、こんなんでいいんですか?街宣活動
日時:3月27日(木)午後5時半から 場所:名古屋市栄・三越ライオン像前
土日は反戦活動が累積していますので、やむを得ず、平日夕方に設定しました。
《名古屋市・愛知県の政務調査費&費用弁償費に関わる諸問題を訴えます。
政務調査費の情報公開を求めてきた活動と《湯水のように使い放題の》その使途を追求した民事裁判の、地裁段階での判決結果を報告します。なお市議、県議選・立候補予定者全員にアンケート形式での公開質問状をだします。関心のあるみなさん、ぜひ参加よろしくお願いします。*連日、テレビ画面に映し出される戦闘状況は「ゼッタイ安全と思いこんで眺めている」大多数の庶民にとって、シュワルツネッガーや007の映画を見ているようなもので、マッタク実感のわかないヨソゴトのまま!平和大国?ニッポンです。
とはいえ、物騒でなにが起きるかワカラナイこんなトキこそ、精一杯、穏やかで静かな毎日を過ごしたいのも庶民として当然。*4月5日=朝10時~愛環鉄道山口駅集合《海上の森・里山ウオーキングの会》一期一会の「春らんまんのひととき」を世の憂さを忘れて過ごしてみませんか?
*それにしても「身内の被害」をはるかに超える上回る「イラン国民の人的・物的被害」に惻隠、悲嘆の思いが至らないアメリカ国民の途方もない!!不感症!!!とはいうもの庶民にはどうにもならないコトで、ただただ歯噛みするばかりです。
「市議調査研究費の情報公開を求める名古屋市民の会」代表:成田 操(連絡先・省略) 文責:同上・略称「市民の会」会員・宮永正義 (連絡先・省略)
第92回:「シデコブシ観察会/反戦ピースアクション/県議選コメント要請/活動総括?」
☆海上の森くらぶ通信 03年5月1日 125号&ベッカム先生・妄言蜚語
活動予定:バードウイーク海上の森で自然観察会〔5月10日(土)10時愛環山口駅集合〕
★03年4月3日(木)【海上の森くらぶ観察会】下見:天候に応じコースを2つ歩いてみた。
朝飯抜きで時間もみず、花曇りの名東区を出発。山口駅と屋戸橋の中間の石材屋の前にいたガードマンに聞いたら10時20分だった。屋戸橋の脇に自転車を置き、予定のコースを歩いたあと、予報で5日は雨になりそうなので、足元を考えて逆回りでショートカットしたコースも歩いてみた。ひとりだとドンドン歩ける。山から下りたらちょうど12時。途中で食事して西区着14時!疲れず気分爽快!
★4月5日(土)午前10時~山口駅前:シデコブシ観察会・海上の森くらぶ主催
降り続く雨が止む気配もなく「雨天中止」と」掲載すべきだったと反省しながら、それでも新聞で呼びかけた以上、行かなくっちゃと8時39分名東区出発。定刻20分前に山口駅着。こんな天気でも、なんと3組6人!加えてレギュラー3人。《みんなが歩いたことのない》コースが小生のこだわりなので下見が欠かせない。最大の目標、シデコブシはまさに満開で、好評?のうち1時過ぎ屋戸橋で解散。
ぱらつくなか一路西区へ。飲まず食わずのケッタ⇒山歩き⇒ケッタの約6時間。朝出がけに「牛乳コップ1杯だけの胃袋」に染みわたるビール。4本200円の焼鳥、250円の焼きそばのなんという美味しさ。あとは常備のチーズに納豆、野菜サラダだけ。グルメがなんだっ!こだわりの一流のシェフ?!そんなん関係ナイ、あ~うまかった。
★4月6日(日)午後2時~名古屋栄・久屋公園〔反戦ピースウオーキング〕へ
イラク攻撃の報道を前に、じっとしていられなくて、迷ったあげくケッタで栄まで。諸般の事情から、トニカク目立つ行動はとらないことにしたので、集会の隅でひっそり。デモ(ピースウオーキングと言うと柔らかいが・・)も最後尾についてシズシズ。
◆4月8日(火)〈中日新聞「鳥・虫・花」欄殿> 海上の森野鳥の会・宮永・広報掲載要請
下記の自然観察会の案内、掲載どうかご配慮下さい。【野の花と鳥を訪ね海上の里と峠道を歩く会】
《会費200円・雨天中止》(後注:無料だったが以後、会費を徴収することにした)
*とき:4月25日(土)朝9時・愛知環状鉄道山口駅集合・解散昼1時頃・駐車場アリ。
☆コバノミツバツツジが満開の雑木林から池のほとり、峠道とゆっくり歩き、庄内川の源流域を探索します。夏鳥たちにも会えるかも?飲み物・軽食あれば動植物図鑑・双眼鏡を持参下さい。予約不要(省略)
★4月14日(木)昼過ぎ:愛知県議選の結果を受け中日・今村記者から電話取材 コメント要請
*同業の友人と相も変わらぬ新規入塾の無さを、こぼし合っていたら、コメントをと電話。例の調子で
7、8分あれこれと思いつくまま口から出放題。本音の感想を話した。さすがにプロ、とりとめのない話しからの言葉はそのまま、要領よくキーワードを拾い上げ、過不足なく、実感していたことを15日朝刊で纏めてくれた。ナルホドな~(*注:宮永発言=10字15行で掲載されていた)
◆4月17日(日)<朝日新聞「行催事欄」殿>5月バードウイーク協賛観察会:
掲載どうかご配慮ください。【海上の森で鳥を見ながら里山ウオーキング体験隊】
☆5月10日(土)朝10時:愛環鉄道山口駅集合・午後2時半頃解散・駐車場あり《会費300円・予約不要・雨天中止・初心者歓迎》◎新緑が目に鮮やかな河原から、野の花が咲き乱れるあぜ道、池、尾根、峠と春たけなわの「海上(かいしょ)の森」を最深部まで、案内人お薦めのフルコースをゆっくり6キロほど歩きます。昼食持参・あれば各種図鑑・双眼鏡も〔海上の森くらぶ:宮永正義(連絡先略)
★4月26日(土)午前9時~海上の森野鳥の会【夏鳥がもう!探鳥会:走行距離53キロ
*誰の心掛けが悪いのか、またまた曇りときどき雨のはっきりしない天気。8時前、霧雨が止まず森島氏に相談の電話。藤ヶ丘までケッタで行き、迎えに来てもらい山口駅までと、ご好意に感謝することに。事前の新聞案内がゼロと判明、やれやれ。で、海上の森原人が6名にトーゼンお客?はなんとたった1名。途中参加があと1名。コース予定を一部変更し、森を南北に細長く縦断する全員が初めての道順をたどる。オオルリ、キビタキ、サンショウクイ、サンコウチョウ、ヤブサメ・・と、こちらは夏鳥はメインが勢ぞろいの豪華さ。最後にオオタカもでて確認36種。西区午後4時帰着。
◎4月末日<みなさん>【皐月のぶつぶつ:ベッカム先生・妄言蜚語(もうげんひご)】
*朝から降り続いた霧雨の肌寒さが夜には花冷えとなり、長そでを着たかと思えば、一夜明けるとみかん色の日差しがこころよい花曇りの暖かい一日。三寒四温の移ろいをまさに字義通り感じる季節のはざま、もう5月だ。
つい先日までの選挙の騒音がピタリと止んだ昼前のひととき。いつも通りブランチを済ませ、のんびり縁側から庭先に目をやる。萌黄色の若葉をまとい、すっくと背を伸ばすキンモクセイの根元でオダマキが三株、淡紫色の花弁に白い王冠を載せて微笑んでいる。盛りを過ぎた八重のヤマブキの脇で、卯の花が〈たおやかな白の五弁花で鈴なりの〉花かんざしを揺らし、下町に今年も初夏が巡って来たことを知らせている。
*イラク戦争はいつの間にか終息に向かったようだが、騒然とした世相とは関係なく、久しぶりにコトもない春を迎えた。全力疾走をした後の達成感と脱力感がないまぜになったような不思議な感覚で《どうにもならなかった活動》の最終章を振り返り、ついあれこれ考え始めると、無力感から虚無感へ突き進みそうな気がして思わず頭を振った。
*《ここなら!一生遊べる》森を見つけ43歳でセミリタイアした2年後、そこが「2000戸6000人規模の住宅地になる」という寝耳に水の話しが起きた。しかも「経費を浮かすため」国の資金をアテにして先に万博を開くという。おいおいコラコラ冗談じゃないぜ!いまさら万博なんてナニ考えてんだ!
*で、やむを得ず、巨大な公共事業をゴリ押しするお上に再考をお願いして「有り余るヒマと、なけなしのヘソクリと小遣い」を注ぎ込む11年間が過ぎた。できることは「笑ってしまうようなこと」まで手当たり次第なんでもやった。
*組織もなにもないまま、身銭を切り、知恵を絞り、死力を尽くす《巨像に対するアリの闘い》振りかざすのは蟷螂(とうろう:カマキリ)の斧のみ。波乱万丈、それこそいろいろあった。おかしいことはオカシイ、ただそのことに我慢できず、始めた活動だった。*2003年3月。気が付くと少数の仲間以外、誰もいなくなっていた。勝手に自分で決めて勝手にやってきたが、周りへの迷惑も限度を超えた。逆算すると注ぎ込んだ自前のカネは1千万を超えるが、そもそも勝ち目はハナからなかったし、負けは覚悟のうえ。ほとんど押しつぶされたが、まあ言いたい放題、したい放題、おもしろかった。
*権力を握る者に盾ついて、勝てるワケないのが平和大国ニッポン。計画を少しは変えたが、おおもとはまるで変わらず、結局でるのは溜め息。刀折れ矢尽き、今は静かに、計画の悲惨な末路を座視して待つのみ。『やるだけのことはっやった。もうこのくらいで矛を収めようか・・』そうつぶやく自分がいた。ただし後悔はしていない!?・・もうこれからはカネにならないコトなんか絶対にしないぞ!!やれやれ、酔眼朦朧散人拝
☆海上の森くらぶ通信 03年6月1日126号&雀の夜ぐさり64、65、66号オマケ付
活動予定:6月21日(土)~22日牧野ヶ池集合:くるみ島キャンプ・御嶽山濁河温泉
★5月1日(木)朝10時集合:【元青少年公園・ギフチョウの卵調査】12時半頃解散
朝9時10分名東区を出発。極楽から愛知淑徳大学裏、東名のガードをくぐり、長久手の古戦場交差点へでる「沿線が里山を根こそぎ破壊している」現場沿いルート。グリーンロードはリニアで土建業大盤振る舞い工事中。本日の調査は名女大・八田教授の呼びかけで恒例3年目。
学生が愛工大2、名女大4、長久手自然クラブ佐藤さんら3、計11名。車3台で普段は立ち入り禁止の公園内を堂々と?移動。
2班で2ヶ所を調査。かなりの確率でギフチョウの産卵を確認できた。西区まで初夏の爽やかな風を切り、ゆうゆううとケッタで移動。気分はサイコーだった。2時半ごろ帰着。トーゼン夕方はお仕事。
★5月5日(月)朝10時:愛環山口駅前集合【海上の森・ギフチョウの卵調査】
愛知女子大・八田夫妻、愛女大生4、名大H教授、海上の森野鳥の会3、Y氏の計1の1名。H氏は同行取材の中日記者と単独行動。われわれはまず広久手第2池(通称赤池)の奥へ。ここは乱獲に遭った模様で卵はマッタク確認できなかった。
次に銭屋鉱産跡の先、道から南東へ入る沢を調査。道沿い約100メートルと、沢からわかれた谷筋の両側を約10メートル幅で調査。卵から孵化した幼虫を多数確認でき全員ほっと胸をなでおろした。沢を三角点まで登りつめて、そこでお昼に。解散屋戸橋1時40分頃。3時過ぎケッタで西区着。ゆっくり独り宴会。しかし空腹に昼のびーるは効く!
◆5月8日(木) 〈中日新聞「鳥・虫・花」欄殿〉観察会の案内掲載どうかご配慮下さい
☆【夏鳥を訪ね初夏の海上の里を歩く会】5月24日(土)朝9時・愛環山口駅集合
《会費200円・予約不要・雨天中止》解散:昼1時頃・駐車場アリ。☆新緑の里山をのんびり歩きます。 飲み物・軽食あれば動植物図鑑・双眼鏡持参。宮永まさよし(連絡先・省略)
◎5月9日(金)【雀の夜ぐさり・第64号】 〔下町中学生事情その①:いじめ・教師編〕
4月末の休憩時間・中二の生徒とおしゃべり
『どうだ最近の学校の様子、先生なんかいじめてないか?』
「うん、あのさー、こんど来たセンセイがまつもとXXXでさー」
『え~っ、あの全国展開のドラッグストアーと同性同名なんだ!』
「うん、だから授業のたんびに連呼するヤツがいて、可哀そうだよ」
「最初にガツンとやらないとダメなのに、これから大変だよ、アイツ!」
『アイツって、そのセンセイのことか?』「そうだよ!」おいおい・・う~ん。最初が肝心というからな~。
*と、別の生徒が「ウチの学校に(のびた)というアダナのセンセーがいてさー、これがチビでおとなしく てさー、もうむちゃくちゃ・・・クラスのGに「おい、のびた、まだいたんか、オマエ!ドラえもんに頼んで (どこでもドア)で、どっかへ行ってしまえー」とみんなの前で言われても、いわれっぱなし」
『どんな子なんだ、そいつ?まだ中二になったばかりだろ?』
「身長が180近くで体重も80キロ超えてて、金髪で耳ピアスしてるんだ!」
『え~っ、学校で、なんかいわれてないのか?』
「いわれてんだろうけど、ゼンゼン気にしてないみたいだよ」「体重が100キロ超えてて、身長が同じく らいで、やたらすぐなぐるコワいせんせーがいるんだけど、ソイツのときは静かなんだ」むむむ・・・。
*以前聞いたこんな話しも・・・。苦労知らずで下世話なこととは無縁な環境で育ったらしい、いかにも <お嬢様>という学卒ほやほやの新任教師が来た。ハナから聞く気がなく<授業を壊すことだけが楽 しみ>というナントモ横着な悪ガキが何人もいるクラスを担当することになった。教室の前と後ろのカギ を掛けて中へ入れなくしたり<あとの報復が怖くて誰も開けようとしない>・・仕方なく職員室へ助けを 呼びに行って戻る・・と聞いている。付いてきた古参教師が追及しても<誰も知らないといい>これで 1時間つぶれる。
*教卓の上に、そのものズバリのグラビアエロ写真を並べたり、従業中「ナプキンやスキン」を板書き している背中に投げたり、「センセイ!これ、なにー」と目の前でふくらませるヤツまでいた・・・。あまり のひどさに涙ぐんで、「何が気に入らないの、なんでもいいからワケをいって、みんなの言うコトを聞く
から・・・」と訴えた教師に「ホントになんでもいうコトを聞くのか?」と応じた悪ガキが言ったヒトコトが、 ナント「いっぱつ、やらせろ!」だった。
*そのクラスだった塾生から聞いたとき、一瞬絶句したあと『それって、ホステスさんに入れあげたオッサンが酔っ払って言うせりふじゃないか!』・・・たとえがヒジョウシキなワタクシ。「そうだよねー、ちょっとひどいよねー」これまた平然と応じた生徒。トーゼン女生徒もいて、その前での発言というから、あ~あ。 『ちょっとジャない!ひどすぎる』言ったきり黙ってしまった小生。結局、監視の教師がついて「せんせい」二人の授業が続いたという。その教師がどうなったか、生徒が卒業したいま、もうわからない・・・。
◎〔第65号その②:イジメ・つっぱり編〕 5月2日(金)中三クラス・休憩時間の雑談
『今日さ~、北図書館へ行こうと中丸町の交差点を通ったらさ~、総菜屋のみぐろのとこの、道向かいのDP屋の駐車場にさ~茶髪の中学生が3人座り込んでいたけど、S中の生徒じゃないかな~』と小生。 「どんな子だった、センセイ?」『うん、アタマのてっぺんが地面に近い女の子と、手下みたいのが2人』「ナニまわりくどいことをいってんの、センセイ、よーするにチビなんだろ!」『うん、差別語はイヤだからな。先生なんかも《毛の不自由なヒト》と言ってネ』 「うん、うん、わかった、わかった、センセー・・」
*「たぶん、それはXXだよ。いつも3、4人でつるんでるから」「XXってさー、ひとりだとしないけど、仲間がいると悪いんだ!」「まだ中学生だから、ほんとは入っていないらしいけど、暴走族のレディスの準構成員だと、みんなに自慢してるみたいだよ」「そういえば昨日、休憩時間に廊下で女子2人、正座させて、ひざゲリ入れたりして、謝らせていたよ、二人で・・」
『え~っ、どんな子を?誰も止めたり、先生に知らせたりしないのか?』
「みてるだけで、だれもそんなんしないよ。あとがコワいから」 「どっちも茶髪で、ツッパリグループで、なんかもめたんだろうな」「男は女子のことは笑って見てるだけだし・・・、ほっとけばいいんだ」
*「そうそうこないだXXが、気に入らないやつにタイマン張って、決着つけようと申し入れたら、相手の親から家に電話があって<外でごちゃごちゃしないで、なんか言いたいことがあったら、いまからすぐ、家まで来てハッキリ言え!>と怒鳴り込まれたんだって!」・・・なるほど、子どもの喧嘩に、親が出なくっちゃね~いまは・・・。
*『へ~、誰か教えたんだ、親に・・・そ~いうことは相談しないハズだから・・・』
「うーん、そこは知らないけど。どっちもどっちの・・・子だけどね!」
*『ところで今年は、男はおとなしいんだな、S中は。昼休みに廊下を自転車で走るとか、学校の横の道路の真ん中で、バットを振り回して車を徐行させるような、とんでもないヤツはいないみたいだな』 「うん、女が仕切ってるよ」・・・大人の世界同様、女性が元気なようで・・。さてと、じゃあ~授業を続けるぞ。
★5月10日(土)10時:愛環山口駅前【夏鳥を訪ね観察会】海上の森くらぶ主催
◎豊田からの16人グループに同数の個人参加。海上の森原人4人を加え総計36名。天気は良かったが、もう昼が近いせいで予想以上に鳥が少なく、今後の反省材料に。ただほとんどの方が探鳥会というより、海上の森ウオーキングが目的のようで、その点では聞いた限り満足していただけたようだった。
三角点では春霞で名古屋方面の遠望がきかず残念だった、とにかくゆっくりのんびり歩き、予定より1時間以上遅れ山口駅3時40分着、解散。予想以上に時間がかかったが、喜んでもらえたと思う。
★5月24日(土)午前9時【海上の森・夏鳥を訪ねて探鳥会】ケッタ走行距離53キロ
*先月から徴収の有料参加者12名。レギュラー4名。ほとんどの方が新聞で案内を見てという、探鳥会が初めての皆さん。屋戸橋を渡って左折、直進すぐ右手の広場を抜けて、谷底を通り三角点へ。それから四ツ沢、北海上側沿いに、裏からロープ伝いで堰堤に上り、大正池で折り返し本道を戻るコース。 オオルリ、キビタキ、サンショウクイ、ハチクマと夏鳥はメインが勢ぞろい。海上の集落でお昼の皆さんと別れ、篠田・宮永他二人で帰路に。山口駅着1時10分。久しぶりに天候に恵まれ、ゆっくり歩けたと好評だった。
★5月31日(土)午前中草取り:午後1時~6時【海上の森野鳥ガイドブック作成】
観察会で初心者にもわかるよう、出現頻度の高い鳥を中心に図鑑から台紙に切り貼り。探鳥会の案内用に、カラーコピーで4部作製の予定。食事時間を除いてかかりっきり。明日も1日かかりそうだ。よくいる鳥から順に、季節も考えて並べると時間がかかる。〔海上の森くらぶ:宮永正義・連絡先省
第93回:「塾生VS原人の日常漫談/県職員から内部告発/海上の森くらぶ通信126号」
◎お上に盾つく不良親父のせいで「単位も充分・卒論も仕上げたのに就職浪人を決めた長男」の大学
5年目。地元を諦め東京を目指す息子のため今年は活動自粛を決定!本当にゴメン!勘弁な!!
★2003/05/22: 1.質問いろいろ(1)【どうして勉強しなくちゃいけないの?】
☆小学生クラス、休憩時間のこと。 まず6年S子から、いきなり直球の質問。
「どうして塾をはじめたの、センセイ!」 『うーん、サラリーマンじゃないけど、最初は会社に勤めたんだ。でも、ああしろこうしろと命令されるのがゼッタイにイヤで、思いきって独立することにしたんだ。
だけど資格は何もなかったし、勉強が嫌いじゃなかったから、なんとなく、塾を思いついたんだ』
☆ 「塾っていいんでしょ、もうかって」 これは6年T子。
『みんな気楽によく、そーいうけどね、まあまあかな。塾なんて出世とは縁がないし、毎年、同じことの繰り返しだし、毎日、生徒のほかは人とつきあうこともない孤独な仕事だよ。ただ先生は独りが好きで、苦にならないから平気だけどね。それに突然月謝を溜めたままやめたり、よそに変ったり、毎年3月にゴッソリ卒業した後、なかなか新しく入ってこなくて、収入がメチャクチャ不安定で、神経が太くないと続かないんだよ』 「うーん、そうかー、いろいろあるんだね、ラクそうでも……」
『そう、どんな仕事でもイロイロあってね。大変なんだよ』
☆「センセイ! どうして勉強しなくちゃいけないの?」 次は4年M子。
『うーんとねー、生きてると食べるし服も着るし、お金がいるだろ。≪一生遊んで暮せるうらやましいヒト≫も世の中にはいるみたいだけど、そんな人でも、お金を仲立ちに他人と付き合わなくちゃならないんだ。そういう【人とのつきあい方】や【気持ちや考えの伝え方】を、教科を習いながら、仲間や先生を通して、身体で覚えるのが勉強で、テストは点がいい方がイイけど、生まれつきがあって、まあオマケだな。<いろんな人がいる>と分かれば、なんか仕事を見つけて稼げるんだ』
☆「どうしてバイトしないの。昼間ヒマなんでしょセンセイ」 6年K子。
『ドキッ!奥さんみたいなこと言うね。うーん。そりゃーおカネは欲しいけど≪欲を言えばキリがない≫とムリヤリだけど、やっと思うようになったんだ、最近。たぶん歳になったんだろうな。先生は若い頃ムチャクチャ働いたときがあってね、だからもういいのさ。
みんなには分からんけど、先生はボンヤリしてるのが一番あってるんだ。人生、好きなように過ごせばいいんだ、人がどう思おうとね! うん』 ……とはいうものの、生徒の欲しさよ…、やれやれ、とほほ……
◆03/05/25 11:57 会計報告 <篠田さん、丸山さん> みやながデス
これまでの観察会収入の件ですが【海上の森くらぶ】と【海上の森野鳥の会】とは別会計にしてありますので、ご了承ください。海上の森野鳥の会収入:4月26日350円、5月24日1400円:計1750円
海上の森くらぶ収入:5月10日9500円でした。とりあえず海上の森でよく見られる野鳥40種類ほどの案内用簡易リストを4セットほど、A4サイズで作ろうと思います。手間賃はなしで6000円ほどかかる見込みです。(著作権の問題がありますので、販売はしません。)それから必要な図鑑類、順次購入しますので希望の物をご連絡ください。海上の森くらぶ代表:宮永まさよし (連絡先・略)
★03/05/26: 2.Kのこと 「カスミ網バスターズから環境博推進に転向したアイツ」
☆5月20日、朝日「視点」欄に「よど号ハイジャック事件」実行犯の投稿が載っていた。
趣旨は、拘禁施設の改善を求めるもので、在監者からの主張は理解できたが、庶民の感覚では<拘置所へ閉じ込められるほどのコト>さえしなければ!そんな目に遭わないで済んだのに……と、つい醒めて冷たい感想が浮かび、同時に、連合赤軍のメンバーだったXのことを思いだした。
▼Kの名前はずいぶん前から知っていたが、言葉を交わし行動を共にするようなったのは、趣味の愛好団体の役員となった40歳を過ぎてからだった。 愛知と岐阜の県境の山岳地帯を中心に、貴重なたんぱく源として、「ツグミ」を代表とする野鳥の大規模なカスミ網猟が古くから行われてきた。「にわとり」の普及と自然保護の時代の流れから、昭和の末に猟が禁止され、カスミ網の生産も所持も違法となったが、それでも密猟が絶えなかった。
▼1間×3間から5間(1.8m×5.4m~9m) の網を少なくて2,3枚、多いと20~30枚も、斜面を切り開いた網道にコの字形に張りめぐらせる。もちろん、あらゆる鳥がかかるが、網が傷むからと、どんな貴重種だろうとすべて即、首を折って殺す。<ペット用に密猟する小規模の場合は別だが>*ツグミの場合、多いと衣装ケースに1,2杯、何百羽と大量にかかる。1羽800円から1000円として、一晩で40万~50万を超えることもあり、過疎地の山村に不似合いな高級な外車が庭先に何台も並ぶことになる。
▼共に役員として活動するうち、カスミ網撲滅に命を賭けるというXに共鳴し、「カスミ網バスターズ」を結成したのが92年。毎年10月から1月にかけて愛知・岐阜県境の愛知県側の山中を、しらみつぶしにパトロールした。
記録がない92年の分を除き、記録をつけ始めた93年11月6日から96年12月7日までの4年間だけでも【カスミ網バスターズ】を名乗る摘発行動は20回に及んだ。<97年以降も情報を入手するたびに単発的に実施した>
▼密猟は地元の人間だが、暴力団の影がちらちら。もとより危険は覚悟のうえ。航空写真や地元の情報をもとに密猟現場を特定、事前に下見をし位置を確認。深夜に入山し、山頂からわずかに下った南向きの斜面に設置された「鳥屋場」(とやば)を囲む雑木林の四方に散開し、冷え込むなか、寝袋で夜明けを待ち、現れた違法者を現行犯で摘発するという捨て身作戦も決行した。
▼メンバーは最大10人ほど。毎年、仲間だけで犯人や現場を摘発した。多い年は数件のこともあり新聞・TVが同行することもたびたびあった。3メートル以上の崖からとびかかり、組み伏せたこともあった(93・11・27)捕まえた責任から犯人の隣に立っていたら、パトカーから降りた警官に、いきなり「犯人はこの人か」と指さされ、以後、笑い話の種になったことも…。下山中ずっと逃げられないよう威圧していて、顔が固まっていたせいだが。思えばあの頃、ずいぶん危険だったのに熱にうかされたように夢中だった。
▲Kとの10年以上のつきあいで「浅間山荘の中にいた当事者」として、過去をどう清算し、どう現在と折り合いをつけたのか、機会はいくらでもあったが、故意に触れず、聞くのを避けてきた。Kの生き様で十分だった。その後、愛好団体としての限界からか、森の開発を認め、国際博推進に立場を変えたKと断絶状態になったが、今改めてその本音の声を聞きたいと思う。組織として止むを得ず、開発優先の時流に乗ることにした苦渋の決断なのか。折り合い妥協し、うまく立ち回るのが世渡りの知恵と分かってはいても、納得しないかぎり妥協できない意固地な性分は、死ぬまで変わりそうにない。あーあヤレヤレ
★03/05/27: 3.質問いろいろ(2)【先生!にんげんはなんのために生きているの?】
☆「せんせい!先生って結婚しているの?」と4年H子。 『うーんしているよ。いちおー』
「子どもはいるの?」 『うん、大学生がふたりいるよ』 「じゃあ、どうしてひとりで暮しているの?」
『うーん、あのねー、身元調査みたいになってきたなー』
「だって、いつも先生しかいないじゃん、大きな家なのに……」 『えーっとね、先生は名東区にも家があって、そっちでみんな暮してるの。両方とも一軒家で世の中物騒だから、それぞれ家の番をしてるんだよ』
☆「ということは……、ヤッパリ!別居しているんだ、センセイ」 『おいおい、単身赴任といってよ、人聞きが悪いから……。先生は車がないの知ってるよな。おととし暮れにやめたんだ。ここから名東区まで16㎞あって、ケッタだと1時間以上かかるんだ。毎晩9時半頃から腹ぺコで走っていって、それから晩飯はタイヘンだから毎週日をきめて、その日だけ帰ることにしているんだ。いちおー』 「ふーん、そうなんだ」
☆「センセイ!にんげんは、なんのために生きているの?」と6年P子。
『うーん、難しい質問が出てきたなー』
『先生もそれをずーっと考えてきて、それでこんな頭になっちゃったんだ』
「えーっ、うっそー」 『うーん、ウソ。先生にも分からん。正解がわかったらノーベル賞だ。だけどたぶん
【いま生きている】ことがだいじで、それが答えかな。だって、明日のことは分からないだろ、誰にも・・。 あしたの夜、みんながテレビを見ていたら≪脇道から出てきた自転車の塾教師、トラックと衝突死≫
とか、≪塾教師、ハゲを苦に首吊り自殺≫ってニュースが流れるかもしれん!!』
「そんなん、あるわけないじゃん」 「なにいってんの、せんせー!」
☆『ううん、人生なにが起きるかわからんもんだよ。だから今やること、いまできること、イマ!やりたいことをヤル! 朝起きて、しっかり食べて、シッカリやることやって、しっかり寝て、1日が終われば≪それが生きていること≫で≪いきる≫ことなんだ。命があるだけで凄いコトだから、みんなはもう充分、生きてるんだよ』 さーてと、今度はあさってだね。また元気に塾へ来てね、みんな!
★03/05/29: 4.口のきき方「るっせーうざいんだよ、キモいんだよ、寄るんじゃネーおめー」
☆名古屋では中2になると2泊3日の宿泊学習が実施される。
*体育館での説明会で<班ごとに分かれて>という教師の指示を無視し、茶パツで、後ろ髪が真っ黄のツートンカラー、耳ピアスとド派手な!ツッパリ生徒Aが隣り組の仲間Bのところに座りこみ、しゃべっていた。 トーゼン、教師は決められた位置に戻るよう、Aに注意をする。
『こらー、A、自分の場所へもどりなさい!』
「うっせー☆☆☆<あだな>、俺のナマエ呼ぶんじゃねーよ」
『いいから、こちらにもどりなさい』 「るっせー、うざいんだよ、キモいんだよ、オメー」
教師が近寄って……『自分の斑にもどりなさい!』 「うっせー、寄るんじゃネーよ。どっかへ消えろ」
Aが教師の足をけりまくるが、けられっぱなしでまるで抵抗せず、
『とにかく、こっちへきなさい!』 「さわるんじゃネーよ、うざいんだよ、☆☆☆!」
『じゃー、A、教育相談室へ行こう』
「オメーと2人っきりなんか、なりたかネーんだよ。調子こいとるンじゃネーよ、☆☆☆!」
『じゃー、もういいから、ここからでていきなさい。』
「えっ、いいの!じゃあね。」 Aは出ていき、帰ってしまった。
*<だれひとり居眠りさえしない>コワイ先生が1人だけいるという。
いなくなったら学校はムチャクチャになるという、その教師の口ぐせ。
『おめー、ナニ考えとんのかー、アホかー』
『あーん、おめー、なめとんのか。コラー』
『オメー、けんかうるつもりか。あーん、廊下へこーい』
『ぐれるならぐれてみよ、あーん、上等だー、オレが相手してやる』
もうマトモな話し方では収拾できないトコロまで来ているようです。
*『で、最近の様子はどうなんだ?』……小生から塾生への質問。
「廊下に菓子の袋が20個くらい散乱していて、ケータイはかけ放題、部活の帰りに中1と中2の普通 の女子がタバコ吸いまくってるし、万引きはし放題……。しないのは知ってるヤツで、1人か2人だよ。
こないだも◆◇が目の前で●☆を全巻万引してさー、メチャクチャ」
『オマエもしてんじゃないのか』 「やってないよーそんなー、母さんに殺されちゃうよー」
「授業だって、まともに受けてるの、ほとんどいないよ。
3学期の期末の数学なんか、0点から10点まで52人もいてさー」
『ええーっ、学年180人くらいだろ、しょーがないなーそんなんじゃー』
「うん。オレ37点でEランク、学年70番から90番の間だった」
『まあまあだな。ところで、中間の範囲、もうひと通り終わったか?』
「範囲表なくして、範囲がわからないから、まだやってない」
『えーっ、もうあさってからテストだぞ、ナニいってんだ、オマエ!』
下町の中学はタイヘンです。ただいま1学期中間試験の真っ最中……!
★03/06/02: 5.ギャラ 【TVによく出てるけど、ギャラは出るの?と言われて】
☆「TVによくでてると、母さんがいってたけど、ギャラは貰えるの?センセイ!」
来るなり、小5からいきなりの質問。 『うーん、今年も、もう何回か映ってたみたいだけど、去年までの5、6年は、ホントよく「うつってた」なー。けど、頼まれたとき以外は、ほとんどニュースで、タダなんだよ。ここ10年くらい、いろいろ腹が立つことがいっぱいあってねー。我慢するのがヤで、かたっぱしから文句いってきたからなー、先生。で、名古屋には≪お役所には逆らわない≫という気風があってね、先生みたいにヒマで、言いたい放題ブツブツいうのは珍しいんだ。そんで、なんかもめごとがあると、どこへでも顔をだすもんだから、いつも、先生も映されるようになっちゃったみたいだなー』
☆「ふーん、どんなことに腹がたったの?」『先生が映るのはたいてい森や川や海を《金もうけ》から守ろう!というのでね、記者会見やデモやいろんな集会にほとんど行くから、ホラ!先生のヘアースタイル、特徴あるだろ。だから目立つみたいで、みんな、まるっきりカネにならないボランティア活動なんだよ』
「なーんだ、お金にならないのかー、イミないじゃん」 むむむ……。
「ワタシさー、こないだ春日井のお祭りで踊ったんだ。ギャラ出るんだよ。もう3年もジャズダンス習ってて、今年の名古屋祭りでも踊るよ」 『そうか、それは凄いなー、じゃあ将来はプロをめざすんだ!』
「なにいってんの先生、プロなんて、世の中そんなに甘くないよー、趣味、シュミ……」 うーむおっしゃる通り、どっちがオトナか、やれやれ。
☆別の小5の質問:「先生、昼間ナニしてんの。ヒマでしょ、パートしないの?」
『うーん、新聞みながらTVだろ、掃除、洗濯、食事や授業の用意……。あと、図書館で本を読んだり、公園や街を自転車でぶらぶらしたり。森や公園で鳥や花を見ているのが大好きでね。街の様子なんかも……ね。みんなの父さんや母さんがパチンコやカラオケが好きなのとおんなじさ。・・金持ちも貧乏人も1日は24時間。起きて、食べて、寝ての繰り返し。ひとはヒトで、のんびりぼけーっとしてるのが性にあって気分がいいんだ。そいでさー、パートはしたくないから、みんな、頼みがあるんだ!だれかいないかなー、塾へ入りたいトモダチ、紹介して、お願い!?』
★03/06/05: 6.世間の眼 【センセイ、テレビに出てるの、見たよ!】
☆「先生! テレビでよくみるけど、遊んでちゃいかんよ!」 ・・客がかなりいる、いきつけのスーパーで、いきなり声をかけられた。オイオイなに言ってんだ。いったい誰かな?と声の主をみると、近所の主婦。中学生のころから小生を知っていて、その子供2人も教えた母親で、亭主を引っ張り、一代で商売を成功させ大儲けした、まさに女傑という人物。・・・『うーん、遊んでいるわけじゃあ、ないんですけどねー』
「そんな、カネにならんコト、いつまでもしてちゃアカンよ」
『はい、はい、おっしゃる通りです。以後気をつけます』ふーっ。
☆「センセイ、こないだまたテレビにでてたみたいだけど、まだ、なんかやってんの」と、父親も中学のとき塾生だった小6女子。 『どんなのだったカナー』
「選挙とデモなんかみたいだったって・・・。」
『うーん、たぶん、選挙は知事選だな。ここ3回続けて、友達や知りあいが選挙に出たからねー知事の』 「で、当選したの?」 『だめだった!』 「イミないじゃん、そんなん」 『うーん、そういわれてもねー』
「だって、当選しなくちゃオシマイじゃん。ナニいったって」 『そうだよなー。もうひとつのデモは、イラク戦争反対のだと思うけど、映らないよう気をつけて、いちばん後ろを歩いたんだけどなー』
「なんか集会で立っているとこが大写しだったって」ムムム……。
☆たたみかけて「センセイ! 自然を守ろうとか環境保護とか、そんなんいくらやってもムダだよ。国がいっぺん決めたコト変えれるわけナイよ。もういいかげんに、オトナにならなくちゃ」とこれまたキツイご忠告。『うーん、先生、もう充分オトナのつもりなんだけどなー』とほほ…。と思えば、応援してくれる人もいる。
テレビ朝日・お昼のワイド「スクランブル」、正午から1時間の放送。公約違反の参議院議員【末広まきこ】特集をあしかけ2年で全16回、昼飯を食いながら、ゼーンブ見たという隣りの町内の電器屋さん。
「せんせい、ほとんど毎回でてしゃべってたねー」『うん、しょーがないんだ。辞めさせる会、やり始めたのは僕だから……』
「末広まきこに名古屋地検に告発されたり、タイヘンだったねー」『うん、僕は平気だったけど、野村沙智代と浅香光代の告訴合戦の後で新聞TV全社で報道されたから<国会議員に訴えられるなんて!>と、親戚から総攻撃で往生こいたよ。トーゼン僕は不起訴になったけど』
☆以来『ヒューズが飛んだ、エアコンのガスが抜けた』と困って電話すると、すぐ飛んできて、ニコニコと修理を済ませ、オカネをとってくれない。生徒減を心配し、我が塾の顧問税理士はもう2年も申告経費をタダに。他にもいろいろ支援をしてくださる方が…ただただ感謝するのみ。ヒトさまざま、毀誉褒貶、定まるところナシ……です、ネ。
★03/06/10: 7.名古屋最期の日【家族全員がケータイを持ち、溢れる情報に侵食され、
モノを追いかけ、追いかけられ】
☆試験が済んだ開放感からか、コテコテの成人雑誌を持ちこんだのがいて、興奮して声が裏返っている生徒までいた「全員男子中2クラス」でのお話:取り上げて見ると【どひゃー、こんなトコまで写して、愛も恋もクソもあるものか!】という、あらけないカラーグラビア写真満載の定価3980円。
『ゆっくり先生が鑑賞したあと、クジ引きで、順に希望者に回覧する!』と、おごそかに宣言して、没収。
とりあえず、授業に入ろうとしたら、
「あーっ、そんなのヒキョウだ、センセイ、自分だけ楽しんで!」とA。
横から小声で「たまんなくなって、先生フーゾク行くんじゃないの」とB。
『あのなー、オマエねー、いってくれるよなー、ドキッとすることを、ここは塾なんだよ、
ほかに考えることないのか。ったく、ほんとにもー』
☆そのとき、急に小さな揺れがあり、話題が東海大地震の予測に移った。
と、「もしコレで最期となったら、死ぬ前に何がしたいか」 誰かが言い出し、生徒の【そのものズバリ】の、あまりの発言に、さすがの小生も仰天した。
A:「知り合いがインターネットで【無修正アダルトビデオ】を買ったらしい。誰かにアドレスを聞いて、時間指定の宅配便で、注文したんだって。これがもう凄いんだって。だからそれを一度でいいから見たい!」
聞いたB:「お年玉の残りが10万近くあるから、オレも見たい。教えて」
C:「見てもしかたがない。Dなんか、いっぺんやりたいといってた」「それは、おまえもいってたじゃないかー。Cの部屋の押し入れ《ビニ本》だらけだったじゃないか」と、部活で塾を休んだDの友人F。
A:「Xなんか、こないだソープへいってきたと自慢してた。いいなー」
B:「Cはまだ無理、背が子供だからなー。Xなんかもう大人だもんな」
『おいおいコラコラそんなこと、先生の前でよく平気でいえるな』
☆けど、年頃なんだろうなー、爆発しそうなくらい好奇心のカタマリなのは…。なんせ[大都会のど真ん中の盛り場]が生まれたときから町内みたいなもん。いつも駐車の右翼の街宣車に、暴力団の要塞のような建物…、住む人も様々。あらゆる業種の店がならび、満艦飾でおいでおいでと欲望を誘いそそっている。共働きが当たり前で、家族全員がケータイを持ち、溢れる情報に侵食され、モノを追いかけ、追いかけられ、そして行きつく先は誰にも見えていない…。
☆6月4日、庭で今年初めてアマガエルが鳴いた。ゲッゲッゲッゲッグワッ……。雨もよいの風が頬をなでる。あじさい色の梅雨がもうすぐそこにやってきた。「カネがないは命がナイのと同然」が憂き世の常識、世渡りのパスポート。さーてブツブツ言わず、なんか金儲け考えなくちゃ、ナンにもできなくなる?!大都会は大人も中学生も難儀デス。ある意味健全なんですが、やれやれ。
★03/06/14(土)午後1時半~【公共事業はいま!シンポ】本山生協会館・5時終了
◎小雨降るなか、西区から本山までケッタで往復、片道約40分。暑くも寒くもなく、実に快調。
本山生協会館4階ホールはイスの追加がでるほどの空港盛況で万博、徳山ダム、中部新国際空港(注これは予想が外れたが)・・・愛知の3バカ「無駄遣い・ゴリ押し巨大公共事業」の哀しい現状と、今後の予測が報告された。
◎財政破綻や環境破壊を心配する人より、事業の周辺に群がり「なんとかうまい汁を吸おう」「おこぼれでいいから儲けよう」という連中が圧倒的に多く、おまけに国民の99%以上?の庶民がマッタク無関心ときているから「もう財政も、環境も、なにもかも落ちるところまで墜ちて破綻するしかないな」と、底なしの無力感が湧き、仲間に呑みに行こうと声を掛ける気も起きず、速攻で帰り、浴びるほど呑んで寝た。多勢に無勢、掛け声ばかりで気勢は下がる一方!あ~あ・・・酔眼ぶつぶつ散人 みやなが拝
★03/06/16: 8.公表!テスト結果【イチオーやったよ。けどまだマシなほうなんだよ】
☆6月6日、そろそろ出揃ったころと、塾生に中間テストの結果を聞いた。定期テストごとに主要
5教科の得点を、平均点とともに提出させている。『おいおい、A、なんだ、この英語の点は、いったい、
どーなってんだ。こんな点じゃあ、塾なんかムダだし、いわれた通りちゃんとやったのか?』
「イチオーやったよ。だけど、そんなこというけど、まだマシなんだよ」と中2のA。
『この点のどこがマシなんだ。親に月謝返せ! といわれちゃうよ、もうー』
「だって今度の英語、0点から10点が50人、11点から20点が40人くらいで、
オレ20点だから、下に90人くらいいてちょうど真ん中くらいだったんだよ」
『うーん、本当かなー? 今度、成績分布表を持ってくるコト! いいなっ、証拠に』
「わかった。だけど、どっかにやっちゃったから、もう、ないかもしれない」
『…ったく、しょーがないなー、家の人には見せたんだろ、個表と一緒に』
「見せるワケないじゃん、クソばばあなんかに。怒鳴られるダケだから」
『こらー、なんてことを言うんだ、このどアホ! 自分の親なんだろ』
「もういいんだ。自分でハンコ押して、すぐ返しちゃったから、学校へ……」
『けど、期末の後に、3者面談があるんだろ。そんときまでナイショなのか』
「いいの、そんときは担任がいるから、溜め息ついて、オシマイさ」……ふーっ。
☆「自分ばっかり文句いうけど、Bの社会なんかもっとヒドイよ、センセイ!」
『えーっ、B、あれだけクドク言ったのに、また、なんにもしなかったのか』
「したんだけど、やったトコがほとんどでなくて……、で、17点」と屈託のないB。
『あーあ、目つぶって押さえた記号に丸つけたって、とれる点じゃないか』
「歴史ばっかりやったら、地理がほとんどでさー、ヤマが外れたんだ」
「地理が中心で、歴史は少しだけって、先生いってたぞ、テストの前に!」とA。
「えーっ、そんなー、知らんかったー。授業なんか聞いてないもんなー」
『オマエなー、 からんなんていってたし、もっと前に、友達に範囲を聞いて、少しはまともに
勉強しようと思わないのか。なんのために月謝払って塾へ来てるのか考えろ!ほんと、しょーがないなー。先生だって張り合いがなくて哀しいよ、これでも一生懸命教えてるんだゾ!!』
「うーん、ゴメン、センセイ、今度はちゃんとやるから」
『ゴメンはないだろ! だいたい、この前もおんなじセリフ聞いた気がするけどなー。まあいい。二人とも数学が予想以上に良かったし、ほかはまあまあだからな。節目節目に能力を全開することが大事なコトで、そのチャンスなんだ、テストは。勉強って、自分へのチャレンジで、やるだけのことをやった快感って凄いんだよ』「ふーん、ゲームやって高得点とったときがサイコーだけどなー」むむむむ…。
☆どんな学校にも《テストの得点の限りでは》優秀な生徒が、それなりの数でいる。極小のわが塾にも、いつも5教科合計450点近くとる生徒が何人かいるし、向き不向きもある。で、まるで分からない生徒と、簡単すぎて!
聞いていない生徒で、教室は溢れ返り、順位づけのため難問奇問や、やたらひねった意地の悪い問題がテストを占拠する。意欲をなくした生徒が向かう先は…大人と同じ「カネ次第で好き放題の巷(ちまた)?」親の財力、知的レベルを見事に反映し、学力の格差はとんでもない開きとなり、
東京の荒川区のように成績を公表したら、どんなに悲惨でおぞましい結果が出ることか。あー、よかった、ここは名古屋で……。それにしても、こんなんでいいのかなー。
◆03/06/18 <マスコミ各社殿> 以下の行動を実施します。
《愛知県公文書・情報公開請求&開示受け取り》 主催:万博オンブズマン 代表:宮永正義
直前ですが下記の情報公開ツアーを実施します。お時間のある方、話のタネにぜひ参加ください。
日時&場所 6月25日(水)午後1時40分 愛知県庁西庁舎・一階ロビー集合
開示請求は情報センター2階(名古屋市役所・西庁舎裏)
午後2時から愛知県議・政務調査費・収支報告書の開示
◎愛知県職員からの内部告発(▼この下に掲載)を受けて知事、副知事、出納長、各局長の黒塗り
専用車の車種、購入年度、エコカーランクカーについて情報公開請求をします。さてナニがでてくるか?
情報によると某幹部が専用車買い替えにあたり、他との差別化からトヨタの最高級車セルシオを要求し購入したとのこと。何を考えてんだか!【市議調査研究費の情報公開を求める名古屋市民の会】代表
成田 操・広報事務局:宮永まさよし (連絡先・略)
▲(匿名・告発)活動には参加できませんが、ついでに以下のことを公開請求してみませんか?
知事、副知事、三役、議長、副議長、県警本部長、部長の公用車の車種、購入年度、エコカーランク
(排ガスの星と燃費の星)というのは本年度購入予定の副知事車を並みの部長(クラウンハイブリッド)と差をつけるため、燃費のよくないセルシオにさせたという情報があるからです。させたのは長谷川だという話しもあります。ご存知のように愛知県は自動車環境戦略と言うインチキ政策を発表しています。
▲2010年までに県内のエコカーを300万台にするというやつです。実は現在市販されている車の半分はエコカーなので、8年たてば自動的に300万台ぐらいはエコカーになってしまうという裏があるのだそうです。かりそめにも県民にエコカーを奨励しているのですから、幹部職員の公用車(そもそもそんなものは要らないというのが最も正解かもしれませんが・・・)は、広告塔としてベストのエコカーであるべきで、それを体面とかステータスシンボルで高。 級車に乗ったのではルール違反です。ちなみに大阪府知事はプリウスだそうです。(*この結果。数ヶ月後、公用車の大幅な見直しが公表された
★03/06/19: 9.水無月のぶつぶつ【原人の本音:とは言うものの!カネの欲しさよ!?】
◎マジメな?新聞や雑誌で青少年問題が盛んに論じられている。《戦後60年近く、日本中が経済的な豊かさだけを追い続けてきた結果、夢のまた夢だった「溢れるほどの物」をたっぷりと手に入れた代わりに、子どもから大人まで「こころの貧しさ」という形となって、その歪みが現れた。問題は「かね儲けがすべて」の生活環境にある》という論調が主のようだ。
▼しかし「知的レベルや道徳心が高く社会的地位もある皆さん」や「経済的に心配がない暮らしをシッカリと手に入れた方々」や「子育てを終え、他人の子どもまで心配する奇特な?ひとたち」を集めてのシンポや、そんな人たちだけ?が視聴するマスコミによる問題提起なんぞ、ハッキリ言ってムダ?で、その前に「自分の受験や子供の進学のとき」なにを考えどう行動したか、正直に告白し本音をさらけだすシンポでもしない限り、うまく立ち回った後の、絶対安全な立場からの「高見の空論」が氾濫するだけ!
▼口だけは立派だが、いざとなるとマッタク行動しないオトナの知識人?全共闘世代を先頭に「儲けてなんぼ」の社会に粉骨砕身、見事に順応し、酸いも甘いも噛み分け、やっとの地位を手にした「勝ち組」のミナサマ。「仕事が・・家族が・・時間が・・周りの目が・・言い訳はウンザリ、聞き飽きた。いま50代の連中から、まず変わらなければ、この先世の中まったく変わらない。しかし、その見込みはゼロ?とっくの昔に落ちこぼれたから断言できる。
▼さらに絶望的は「気楽に万引き、イジメ、たかりをする子供たち」の親!そういう子の親は「やっぱりその親」で、親がもう手遅れ破綻している!正論?に耳を傾ける気も、余裕も道徳心も?そんな機会すら・・・ない。政治家や役人も五十歩百歩。ずるがしこさにかけては役者が遥か上。時代の流れに乗りうまく立ち回り、トニカク権力を握ったモンが勝ち。いかに要領よく法の網をくぐるか、バレなければどーってことはナイ。捕まるのは「運が悪かった」ヤツだけ。道徳なんてくそっくらえ。たとえばれて捕まっても、時間が経てば「みそぎが済んだ」で、チョン。
▼子は親の行動をシッカリ見ている。溢れる報道から世間の現実も・・。表向きと裏腹の社会の実態をハッキリ!見透かしている。「建前では甘い汁を吸えない!」世渡りの知恵が公然と受け継がれる日々!「正論なんてアホ」「なんでもいいからカネ儲け」が日本中の本音!?
▲結局、カネにならないことには関わらない「圧倒的多数の庶民」が作るのが世の中、世間というもの。不満はあるが生活はこんなものと、当事者が無関心ないま、もう根本的な改善は絶望的な状況だ??以上ひねくれものの八つ当たり、そこらの能無しオジさんのヒガミ、そねみの大解放でした。とほほのほ。
★03/06/21(土)朝9時:牧野が池駐車場集合【御嶽山くるみ島キャンプ】22日18時帰着
◎反対側の302号線沿いの駐車場へ行ったK氏が道に迷ってどうにもならず、集合先を変更。
お互い相当やきもきしたが、それでも予定に遅れることわずか12分で地下鉄・本郷駅前に全員勢揃い。車を名東プール駐車場に集約。2台8人で「御嶽山・胡桃島オートキャンプ場」へ出発。
下呂で昼食後、いつものスーパーで買い出し。これが楽しいんですネッ!献立を相談、わいわいがやがや、段ボール2箱分購入。ここで名女大・八田教授からポケットマネーで、嬉しい泡モノの差し入れ。目のないオジサンたちへの心配りに感謝々々。現地到着4時。
◎早速小一時間ほど散歩。そしてお待ちかね?の宴会タイム。しかし前県議・堀さんの料理の腕前と気働きにはただもう感心するのみ。う~ん凄い!焚き木を集めるダケが仕事の小生は、できあがった
ご馳走をありがたく、おいしくいただくのみ。堀さんの奥様が「高山土産」で選んでくださった銘酒をほとんど一人で飲み干し、H氏の中国土産の酒もガボがボ!最後まで呑み続け12時近くお開き。で、その間、
なにを話したかいっさい記憶ナシ。やれやれ。
翌朝は散歩と野天風呂を楽しみ、事件事故が続発する下界、なんとか無事に帰還!できた観察植物30種、出会った野鳥28種。ゆったり過ごした2日間はサイコーでした!!
◆03/06/23 <原科さま>宮永デス(*原科幸彦・東京工業大学教授:面識アリ・同学年)
今朝の日経朝刊の署名記事拝読しました。最後の?断崖絶壁を前にしての真摯な提言であり、論理的で、これ以上の表現がナイまっとうな警告でしたね。霞が関の関係省庁の〈関係部局の入り口のドア〉全部に全紙大にコピーして貼り付けてやりたいくらいです。
何人のお役人が読み、キチンと受け止めてくれるか、ただただ勇気ある若手の官僚の出現を願うのみです。とはいえ、お役人の階級制度は堅牢で、前途遼遠・・〈でるのは溜め息のみ〉というのが、庶民の感想ですが・・・。お忙しいところ失礼しました。ではでは。
▲06/23 14:45 宮永さん 原科です。 メール、ありがとうございます。
以下、本当に霞が関の関係部局に貼り付けて回りたい感じです。9月に国土交通省の国土交通大学校で3つのコースで講義をしますので、これらの講義ではこのコピーを配って話をする予定です。〈以下
6行:省略)
◆03/06/24 <原科さん> みやながデス
報道では聞いていましたが、ヤッパリ長野で、それも全国初とは凄いことですね。個人的には「鼻持ちならない尊大さ」で田中康夫さんは、どうも少し苦手なんですが、仕事ができるのと、それとは別ですからね・・・。(朝9時から夜8時まで終日同行したことアリ)
今回のSEAが膨らみきった水ぶくれの水球に突き刺さる頂門の一針となり、原科さんのこれまでの主張が実行に移され、そしてすべてが変わる!初めの一歩となる!予感がします。それを思うとわくわくしますね。先駆者にはあらゆる困難がつきものです。でも道理が通ったが勝ちます、絶対に!原科さんに絶大の支援と心からのエールを送ります。名古屋からも成功を祈っていますよ!ではでは。
脱ダムネット愛知・代表:宮永まさよし
▲06/27 9:09 <宮永さん 原科です>
昨日まで出張しておりました。激励頂き、ありがとうございます。最大限の努力をする考えです。
★03/06/24: 10.目撃!万引き
【だってみんなやってるし、その仲間から外れたら、遊ぶ友達いなくなっちゃうんだよ、センセイ】 ☆6月9日、「センセー、こないださー、本屋でさー、見ちゃった」来るなりA。
『ナニみたんだ、いったい。またー、変な本でもみたんじゃないの』
「なにいってんだよー、センセイ、そんなんじゃないよー。それがさー、本屋にいたらさー、背広のおっさんが入ってきてさー、店の奥のほうのレジから見えないところで、ごそごそしてたんだ。で、なんか変だなーと思ったら、パンパンにふくらんだカバン持ってさー、いきなりレジを通らずに、だーっと、そのまま出ていってしまったんだ」
「で、Bと2人で追いかけたら、信号無視して、半分走って、どんどん行くんだ。近くに誰もいなかったから、電柱の蔭から《万引きー》と、怒鳴ってやったらさー、もう、むちゃくちゃあわてて逃げてったよ。オトナもやってんだ、万引き!」
『そりゃあ、子供がみんな大人になるんだから、万引きも泥棒も、なかにはいるさ。けど、どうして、その前に店のひとに言わなかったんだ、万引きだと』
「だって、カバンに入れるとこ見なかったし、追いかけるのが先で……」
☆「それで、次に行ったとき、《こないだ、なんか万引きされなかった》と聞いたらさー、イッパイされてるから、どれがいつのか分からないって、溜め息ついてた」『うーん、気の毒だね、その店。先生の知り合いで、月に15万から20万も被害があって、とうとう、コンビニをやめちゃった人がいたな』
☆と、別の生徒: 「センセイ、Tだけど、あいつ、むちゃくちゃ万引きしてんだよ」
『えーっ、前に塾へ来ていたTか。いいかげんなヤツだったけど、しょーがないなー。
だけど、友達なんだろ、オマエって…確か。アイツにやめろといってみたのか』
「うん。けど、ゼッタイ捕まらないといって、まるっきり言うこと聞かないんだ」
「もう、お母さんに、このこと、言いつけてやろうかと思ったんだけど……」 『ダケド、どうしたんだ』
「やってるみたいなんだ、親も、アイツのくちぶりだと」
『うーん、そんなこと、証拠がないから、よそでいったらダメだぞ』
☆「うん。前に3人いっしょにいて、もう1人が万引きして捕まったことがあったんだけど、そんときは、
あいつはめずらしくやってなくてさー、たすかったんだ。そんで警察が来て、捕まったやつだけ親がきて大騒ぎになったけど、結局、おカネ払って済んだから《こんなんならダイジョウブ》っていうんだ、アイツ」
『えーっ!そんなんあったのか? おカネ払って済むコトじゃないけどなー。それに、オマエもいっしょにやってんじゃないのか、つきあいで……』 「やってないよ。そんときも、ヤバイと思って、先に店から出ていたんだ、おれ」 『そうか、信用しとこー。友達は大事だけど、忠告を聞かないなら、そんなヤツと付き合うのやめたほうがいいと思うけどなー、なんか、また起きる前に…』
☆「だって、みんなやってるし、小学校からのグループでその仲間から外れたら、おれなんか遊ぶ友達がいなくなっちゃうんだよ、まるっきり、センセイ」
『そうか、困ったなー。どーするー、アイフルー!』
「せんせいっ!!ちゃんと考えてよー、もー」
『ゴメンゴメン。万引きやめようと本気で言うとか、ヤバイと思ったらその場を外すとか、自分で考えて自分で行動を決めるしかナイな、最終的には、うん!』
◆03/06/25(土〉午後1時40分~:情報公開請求&開示ツアー
愛知県議・調査研究費の使途明細の公開請求に対し、開示された文書を受け取った。名古屋市議はこれまでの活動の成果か、全会派から剰余金の返還があり、総額1千万円近かったが、県議は全会派見事に使い切り残金0円。みえみえの決算で、呆れて声もでない!小生は愛知県職員からの内部告発?を受けて、県の3役、全局長の黒塗り専用車に関し情報公開請求をした。市役所の食堂でお茶をして解散 参加:調査研究費名古屋市民の会(略)成田 操、丸山悦子、万博オンブズマン小生の3名。
★03/06/30: 11.密告電話?【天網恢恢(てんもうかいかい)疎にして漏らさず、かな】
☆6月20日、「センセー学校にじゃんじゃん電話がかかって大変だよ」と中2A。
『えーっ、どんな電話がかかってくるんだ、そんなに』
「えっとねー万引きに、あっちこっちでタバコを吸ってるっていう電話とかさー」
『うーん、学校へ電話する前に見たときすぐ注意すればいいのにな』
「なにいってんの、そんな度胸のある大人なんて、イマドキいないよ」
そういえば、先生も前に一度注意したら、《ウルサイ、おっさんには関係ナイ》って言われたから
『何がうるさいだ、このどアホ!どうしても吸いたかったら、隠れて、こっそり、ひとりで吸え!
こんな目立つ表通りに集まって吸うな! いやなら、いっしょにこれから交番へ行くか』 といったら、
あわてて全員タバコを踏み潰して、ゴメン、すみませんと逃げてったなー』
☆「そんなん、センセイがその顔で、どでかい声で怒鳴ったら、大人だってビビルよ」
『オイオイ、その顔ってなんだ! ほんとにもー、ぐさっとくるなー。声がデカイのは認めるけど…』
「コンビニや自販機の前にたまって、あっちこっちで吸ってるもんなー。あいつら」
『あいつらって、大体だれかわかってんのか、オマエ?』
「うん、いつも見かけるから。普通の子も結構いるんだ、女が多いよ」
『万引きやかつあげほど悪くナイから、粋がって、ためしたい気持ちはわかるけど、まあ、ダメといわれると余計やりたくなる年頃だし……。先生はゼンゼン吸わんから、吸いたい気持ちがまったくわからん。だから、これ以上なにもいえんけどなー』
☆「それと、◆◆ゴルフクラブからも、きつい苦情があって、警察にも電話したんだって」
『あの庄内川の河川敷にあるゴルフ場か? 堤防沿いに事務所のビルが建ってる……』
「うん、夜、フェンスを乗り越えて入りこんで、おおぜいで花火をしまくったんだって。
花火の打ちカスや菓子の袋や空き缶が、芝生やそこらじゅうに、散らしっぱなしで…」
『どうして、★★中の生徒とわかったんだ?』
「それがさー、財布を落としたやつがいてさー、学生証が入っていたんだって、中3の…」
『しょーがないなー、そーいうのを天網恢恢疎にして漏らさず(てんもうかいかいそにしてもらさず)と
いって、バチが当たったんだ』 「なにー、そのテンモーカイカイって、せんせー」
『悪いことをすると、思わぬところからばれて罰を受けるという中国の古い言い伝えさ』
☆「そのせいで全校集会が何度もあって、関係ない俺たちまで、文句たらたら言われてさー、ほんといい迷惑で、もうむちゃくちゃだよ、おれたちの学校……。そいでさー、Bの学校はどうなんだ、いま?」
「そんなん、なんにもナイよ」とB。「いいなー、オマエの学校に転校したいよ」
『うーんタイヘンみたいだけど、学区外だし、塾の教師ではどうにもならんしなー』
☆放火に空き巣やひったくり、窓を壊す車上狙いなんぞ、日常茶飯時。ついこの間も、北区で起きた、卒塾生の知り合いだったという《28歳の会社役員を22歳が暴行し、生き埋めにして殺した》事件の裁判で、死刑が求刑されたとの報道があった。(我が塾から50m歩くと、もう北区)
*自転車で7,8分の、友人が住む町内で、3月30日に起きた《22歳の看護師が刺殺され、主婦が 重傷を負った通り魔事件も、女性らしき犯人は人相書きのビラが氾濫するなか、不明のまま。
*現場まで歩いて5分の隣町で起きた《幼児の目の前で、主婦が下腹部を切り裂かれ殺された事件》 は数年経つが、やはり犯人と思われる女性の手がかりは皆無で、迷宮入りの様相。
*友人の《大学時代からの友達の兄の長男》が、フィリッピンパブの女性に入れ込み、遊興費に窮し た青年会議所の仲間に、身代金目当てに誘拐されて殺された。
*タクシー運転手強盗殺人の死体遺棄現場を、夜10時過ぎ、まさに犯行直前にケッタで通りかかり、 いまも週に何度も通っている。自分が被害に遭うまで、すべてヒトゴト、カンケーない。
☆過去たった5年くらいで、身近に起きて覚えているだけで、もうこれだけの凶悪事件。都会はあらゆ る事件、事故を飲み込み、庶民の暮らしはコトもなく、たんたんと続く。ふーっ、やれやれ、あしたに
紅顔、夕べに白骨、かくの如し。 酔眼朦朧散人 拝
第94回:「塾生と雑談/政調費/徳山ダム/相生山緑地/設楽町松戸でキャンプなど」
活動報告:夏休みを前にぼつぼつ!静かに?こそこそと!セイジ的行動に参加?
☆『海上の森くらぶ通信』03年8月1日発行:127号&下町寺子屋事情・本音問答
★03/07/01(火)公開要請を受諾した市議団控室訪問:市役所東庁舎ロビー集合
午後1時に共産党市議団控え室を訪問。緊急会議中とかで40分待ったが、しびれをきらし一人会派斎藤まこと氏の控え室へ移動、しばし面談。2時少し前改めて再訪したらやっと事務局長が現れ「市議調査研究費」領収書の公開を受けた。30分ほどで領収書チェック完了。保存領収書を整理のうえきちんと提示され問題はなかった。
★03/07/03(木)12.目撃 即死!〔事故死の現場に出会った生徒の平然たる態度〕
▼遅刻常習のAが珍しく時間前にきて、席につくなり、
「センセー、光音寺の交番のまん前で交通事故があってさー、死体見ちゃった。」
『えーっ。六所社の横をまっすぐ水草団地に抜けたとこの交番か?』
「ウン、そうだよ。中におまわりがいて、すぐ飛び出してきた。」
『いま、来る途中で見たのか?』と、思わずたたみかけるワタクシ。
「ううん、昨日、部活の帰り。先生、今朝の新聞見なかった。でてたよ。」
『朝日はでてなかったなー。なに新聞?そうか!中日はとってないからなー、
今日、北図書館へいったけど、貸し出し中で、中日は読めなかったし…。』
▼「横から急にふらふらっとばあさんがでてきて、ドーンとぶっ飛んだんだ。」
横からBが「雨ふりで薄暗い夕方で、信号もなくて最悪の条件だよなー。」
『え~っ!Bも一緒にいて、見たのか?事故を…。』
「うん、ぜんぜん動かなかった。即死みたいだったよ。
でも、あんなんじゃ、運転手かわいそうだよなー、絶対とまれないよ。」
「横から、ばあさんが急に飛び出してきたんだもんなー。」とこれはA。
『オイオイおばあさんはかわいそうじゃないのか。死んじゃったんだろ。』
「だって、どうみたって、ばあさんが悪いんだもん。しょうがないよー。」とB。
『そうか、車には注意義務というのがあって、相手の不注意でも運転手の責任のほうが
たいてい重く見られるから、運が悪かったでは、済まないんだよな~。』
▼しかし、2人とも《1人の人間の死》に立ち会ったというのに平然としたもの。
テレビゲームでさんざん《虚構の死体》をみているせいか、今度の事故も道ばたで見る
《犬やネコのそれ》とたいして変らぬ印象だったようで、あ~あ。
翌日、散歩がてら現場へ寄ってみると、目撃者を求める看板がでていた。
次の授業で『目撃者を探す看板がでていたけど、もう行ってきたのか』と聞くと
「知ってるけど、まだ行ってないよ。面倒だもん。」あっさりとA。
『おいおい、オマエの父さん警察だろ、親に言ったのか、このコト…。』
「母さんにはいったけど…、父さんは交通警察じゃないから、関係ナイよ。」
『だけど、事故の現場を目撃したんだろ、だったらいかなくちゃ!』
「部活でいそがしいし、いろいろあとからメンドクサイみたいだし…。」
「だれか、ほかに見たひとがいるよ。たぶん。」と、まるで気がない返事。
『とにかく、1度ゼッタイにいかなくちゃダメだぞ、わかったか。』
「うんわかった。そのうち気がむいたらね」・・・ う~ん、そうじゃなくて!
▼生徒から聞いた話は親に告げ口しない主義なので、そのままになったが、
数週間後、まだ看板がでていたので生徒に尋ねたら、結局行かなかったという。
う~ん、いまさら生徒と交番へ行くのもナンだしなー、聞いたときすぐ交番へ電話して
事情を説明しておけば…とも思ったが、それも後の祭り。
で、そのまま無責任に《なかったことにして!》頭を振ってオシマイ。以上、去年の話。
▲そしていま、週何回か平和公園のど真ん中を自転車で往復する。戦後の区画整理で「都心の寺院から郊外の丘陵地へ強制的に集められた墓地」で何十万基もの墓石が林立する巨大墓苑だ。夜10時過ぎ《無数の死者の魂の気配》が濃密な!霊界の闇のしじまをくぐって走り、明けて朝は《ヒトのかたち》の風となって、空蝉(うつせみ)の現世の坂をのぼって、駆けくだる。あの世と此の世の裂け目を走る。ヒトごとには不干渉、都会の暮らしは過ぎていく…。いいのか悪いのか、人は生き、毎日どこかで誰かが死んでいく。色即是空、合掌。 酔眼朦朧散人 拝
★03/07/06(日)午後ず~っと【民主党抗議文の校正、改稿で細切れ休日】・・・とほほ
調査研究費・領収書非公開への成田さん作成抗議文の校正を要請され、骨組みを残しばっさばっさと大鉈(おおなた)振るいで修正。細かい字句やら言い回しやらに、次々に気になるトコロが出てきて、変更が重なり、午後都合4回もメールをやりとりして半日つぶれて、やっと最終稿が完成。やれやれお疲れサマ。
★03/07/07(月) 13.将来の夢?
〔お金持ちと結婚して、毎日朝寝をして、何もしないでノンビリ暮らしたい〕
▼6月30日休憩時間「せんせー、夢、見ることある?」と、小5A子。
『う~ん、先生ぐらいの歳になると、仕事のあとの楽しみは《呑むコト》だけでね、毎晩、ガバガバ呑んで酔っ払ってバタンキューで、目が醒めたら、もう朝。だから夢なんてゼンゼンみないな~』・・・しょーもないオッさん丸だしの返事。
「ふーん。トシって、せんせー何歳なの?」と、これはB子。
『う~ん、いくつに見えるかなー?』「38歳」A子、「36歳」これはB子。
『え~っ、ゼンゼン違うよ、こんな頭なのに、ど~してそんな歳にみえる?』
「だって担任のX先生が32でハゲだし、父さんが37で同じくらいに見えるモン!」
『先生は、もう56なんだよ。』「えーっ、ホントー。」
『ありがとね、若く見てくれて。で、A子はどんな夢を見るのかな?』
▼「うーん、クラスの男の子の夢をみるの。笑ってるんだよ!いつも、その子。
それから、貞子がテレビからゾロゾローと出てくる夢を見て泣いた、怖かった。」
『そうか。で、どんな子なの、その子?』
「うん、イジメじゃないけど、いつもいろいろ《ちょっかい》かけて来る子でさー」
『それはA子が気になるからで、たぶんA子が好きなんだ。』「そうかー!」
『それより、みんなの将来の夢はどうなの?なんかあるんだろ、そろそろ。』
「ウン、お金持ちと結婚して、毎日朝寝をして、何もしないでノンビリ暮したい。」
「ワタシも!欲しいものイッパイ買って、好きなもの食べてゆっくりしたい。」うーむ。
▼7月2日夜:中3クラス『東京で中学生が飛び降り自殺したの知ってる?』
「うん、昨日テレビで見た。中3の女子2人がビルの屋上から飛び降りたんだ。」
『みんなはどう思う?』口々に「わからん」「初めて聞いた」 「カンケーないよ、せんせー」
と、Mが「センセーそんなんいちいち気にしてらんねーよ、ヒトのことなんか。
大人だっていっぱい心中してるし《世の中いろんなヤツがいる》それだけだよ。」
「そうだよ、死にたいヤツは死にゃーいい。理由なんかどうでもいいよ。」とH。
「そんなんよりオレ、学校もう行きたくないよ。勉強大キライだし、センコーなんか
殺したいようなヤツばっかしだし、あいつら辞めさせる手、なんかないかなー」とR。
『おいおいナニいってんだ。先生だってセンセイなんだぞ!』 「宮永先生はいいの。」
「働くにしても《とび職》は高いところ苦手でダメだし《大工》は修行がヤだし、昼まで寝て、
1時から5時でオシマイ、肉体労働じゃない、そんな仕事ナイかなー」
「そんなんあるわけないじゃん、おマエ」これは別の生徒から、あたりマエの応答。
『あと半年、義務教育だからガマンしなさい。』 「そのガマンができないの!」・・・うぐぐ・・・。
▲なんでもアリの世の中、自殺に過労死、事件・事故、見まい聞くまいとしても情報が押し寄せ氾濫し、いつのまにか不感症になり、ぜーんぶ聞き流してオシマイ。自分や家族の利害と関係ないことはなんにもしない!コレがイチバン。考えたってどうかなるワケじゃなし、どうこうできるわけもない!!
他人のことは分からないし、不本意な境遇や生活は耐えるか諦めるか二つに1つ!
うらやんだり、ひがんだり、不運や能力のなさを嘆くけど「みんないつかは死ぬ!」
だから、目先を精一杯立ち回って毎日過ごせばそれでヨシ、これが究極の処世術?
くよくよ、いじいじ、みっともなくその日まで生きればいいんです!?うーむ、ほんとかなー、やれやれ。 酔眼朦朧散人 拝
★03/07/10(木) 14.また夏がくる
〔痴漢、変態、婦女暴行の被害が増加する夏:なんとかならんもんかなー〕
▼7月3日:「もしもし、小5のA子ですが『変な人がいるので外出を控えるように』と学校から言われてきましたので今日の塾はお休みします」『え~っ、もうでましたか?』
今年もまた、コンクリートジャングルの大都会に、うだるような炎暑の夏がやってくる。どこか「神経がぶっこわれた」人間が、やたら跋扈(ばっこ)する夏が…。あーあ、やれやれ。ほとんど犯人が捕まらない、目を剥くような犯罪が日替わりで身近で繰り返されても、誰もたいして驚かなくなった大都会は、もうどうにも救いようがないんだろうか。
▼塾生だった小6の女子が襲われたのは2年前の夏休みのことだった。親切に「何階ですか」と聞いて、8階のボタンを押してあげた男に、ナイフをつきつけられ、踊り場に連れ込まれて暴行された。思わず場面を想像しかけて頭をふった。なんてこった、このバカヤロー。防犯カメラの犯人は帽子をかぶりうつむいてカメラを避けていたという。
▼その前の年まで、2年連続して7月初め、地元の中学でプールの授業中に誰もいない教室から、2年生の女子の下着だけ2クラス分、ごっそり盗まれた。外部から侵入したと思われる犯人はいずれも不明で、迷宮入りしたまま。女子全員「ノーパンクラス」てんで、男子だけが異常に盛りあがったという。
*近隣の団地を中心に毎年、痴漢、変態、婦女暴行の被害を聞いてきた。すれ違いざま下半身をみせて、ニタニタ薄笑いする、いつもの中年おやじ。いきなり後ろから抱きつくシンナー男に、エレベーターで胸を触るお兄ちゃん。低学年の女子専門に公園のトイレに連れ込む20代の男…次から次に出てくる。子供達にとって、どれも珍しいことではなくなり、平気で笑って話しをしている。
▼緑区で起きた中学生が中学生から5000万円以上まきあげた恐喝事件の直後、大学生といて「高校生グループから恐喝にあい」新聞で大きく報道された塾生もいた。いじめ、万引き、ひったくり、自転車盗、起きても極秘にされる!わいせつ行為。「貸せ」という合い言葉で「返す」といわれ、渡す額がせいぜい1000円単位で、警察沙汰にならず、いずれもとられっぱなしの日常茶飯事、たかり、かつあげ。ちっちゃな塾ですら、聞けばたちまち、被害を受けた生徒がぞろぞろ手をあげる。
まんいち現場を目撃しても、へたに声をかければ、被害がふりかかる。何をされるかわからない恐怖から、まわりも「触らぬ神にたたりなし」でしらんぷり。「運が悪かった」「交通事故に遭ったことに…」とムリヤリあきらめ、これもオシマイ。で、手がつけられない連中がますます増長し、被害はやむことがなく続く悪循環。
▼地下鉄で、チョー小柄で気弱そうな青年に、因縁をつけてからむ酔っ払いがいた。酷さに見かね注意をしたら、矛先がこちらに向き、やむを得ず、売り言葉に買い言葉、激しいやりとりの末、着いた駅で「降りろ」とすごまれた。しーんと静まり返る車内。孤立無援のなか、覚悟を決め降りようとする背中を引っ張ってくれた人が2人いた。殴り合いは避けられ、ホームで怒鳴る相手と、閉まるドアのこちらで、ほっと緩む空気。お騒がせしてスミマセンと周りに頭をさげたら拍手が起きた!?ひたすら愚弄に耐えた青年が私に見せた、しんそこ嬉しそうな笑顔が忘れられない!!
▲昼間っから自転車でぶらぶらしている自分も、たぶん変なオジさんなんだろうな~。もう街中で、双眼鏡を持って歩くのはやめよう。そういえば思いあたる節があるし…。あ~あ、なんとかならんもんかなー。デモ、なんとかなるなら!とっくになってるよなー。みんな無事に!この夏を過ごせますように!ただただ、西を向き、合掌するのみ!!
★03/07/12(土)午後1時半~【徳山ダムは名古屋の問題】名古屋本山生協会館
◎午前中3時間ほど草取り。その後名東区⇒西区⇒千種区本山とケッタ移動2時間。
昼抜きでもぜんぜん疲れず、今日も快調そのもの。丈夫さに我ながら感心する!
さて1時間遅刻で到着の集会は満席で、主催者発表134名と補助席がでる盛況さ。
◎ゴリ押し巨大公共事業に対し、理非を踏まえたうえでなにを言っても、どう抗議をしても、お役人様には「のれんに腕押し」で聞く気も聞く耳も、いっさい持たないのが現実。破綻が顕在化し「だから言ったじゃないか!」と言われても恬(てん)として恥じず≪責任を感じ良心の呵責に堪えない≫なんて反省する気弱な?官僚は皆無の有様。
◎集会後、開店早々の「八方」で堀 、八田、小生の〈政治家、学者、そこらのおっさん〉3名でお疲れさん会。悲憤慷慨!?不平不満グチをぶちまけあい名東帰着7時半
★03/07/13(日)午後1時半~【相生山緑地シンポ】参加:中区大井町・女性会館
◎名東区⇒西区⇒中区大井町とケッタ移動約2時間。西区から出がけに来客で、今日も遅刻。曇り空がとうとう栄あたりで降りだし、びしょぬれに。でも汗に濡れた身体にはまさに干天の慈雨!天然のシャワーで爽快そのもの。トイレでぜんぶ着替え、すっきりして会場到着2時過ぎ、やれやれ。
◎地域限定の問題のせいか、和服姿を含め女性の姿が目立ち、柔らかい雰囲気の集会だった。今日は八田教授は講師、堀さんは散会後も関係者とお話し中で、連日の「お茶?」は断念し、腹の虫をなだめながら西区へ。朝から食パン一切れだけだったので「ウシヒロ」で焼き鳥などしこたま仕入れ、遅い昼&夜兼用《ひとり宴会》を6時から夜中までタップリ楽しんだのでした。むひひ
★03/07/16(水) 15. 痴漢!軽犯罪?
〔不道徳が大手を振り、転がり落ちる坂道の果ては無限の闇の彼方のようで…〕
▼7月10日:4歳児を殺害した容疑で中1が補導された翌日の小学生クラスのこと:
塾へ来る早々、いきなり小6のA子が「せんせー、でたよー、うちんとこの方も!」
『でたって、ナニがでたんだ?ひょっとして、夏になると出る、例の…』。
「うん、裸のおじさん、ぶらぶらさせた…」。
『え~っ、いま来る途中で出たんか?みんなで見たんか?』
「ううん、昨日のはなし。友達とふたりで歩いてたら、突然でてきたの!」
『どこに出たんだ。家のそばか?』
「塾からいうとさー、愛工(愛知工業高校)の横を通り越して、2本目を右に曲がって、
水が流れている通りをまっすぐいった、公園の近くの廃車がいっぱいある空き地」
『う~ん、だいたいわかった、場所は…。で、どんなんだったんだ?』
「うん、下まるだしで、にやにや笑っててさー、びっくりして、あわてて逃げた」。
「そーいうときはアソコ指さして《おソマツねー》といってやらなくちゃ!」と気が強いB子。
「そんなんいったって、ねー。なんか気持ち悪いのが先でさー。」
「そんなん石ぶつけるか、ぶったたけばいいんだ」と、空手を習っているC男。
「だめだよ。そんなんしたら喜んで!よけいに…、ヘンタイなんだから」とD子。
『で、その男はそれからどうしたんだ?』
「後ろを見ずに、思いっきり走って逃げたからわからない」。
▼『そういえばE子。こないだ、変なのがうろうろしているから、
外出しないようにと学校からいわれたって塾を休んだけど、そのあとどうした、なんかあった?』
「ううん、いまんところ何も聞いてない。そんときも裸のおじさんがでたんだよ」。
『また出るだろうけど、現行犯じゃないと捕まらないから、困ったもんだなー』。
◆翌11日:中1クラス「センセー、こないだテレビに映ってたねー、なんかやったの?」
『おいおい、ヒト聞きの悪い言い方だな~。たぶん《住基ネット》といって、』囚人みたいに国民全員を背番号で登録する法律ができて、その問題を考える集会のときだな』
「なにが問題なの?」 『うん、絶対ナイショにしたい個人情報まで含めて、まるごと漏れる可能性があるんだ』 「漏れるとなにか都合がわるいこと起きるの?」
『うん、それを使って悪質な勧誘や詐欺や、悪い金儲けを考えるヤツが絶対でてくるんだ。それにお役所が個人情報を握って、みんなが《鵜飼のウ》みたいになりそうなんだ』「詐欺なんかひっかからなけりゃーいいし《せんせーみたいに》なんだかんだ文句いって《にらまれるようなコト》をしなければいいじゃん!」 『そりゃ、そうだけどー、うん』<なるほど・・・あたってる!やれやれ、とほほ>。
▼「そういえば4歳の子を殺した犯人が中1だったって、昨日テレビでやってたね。」
『ああ、長崎の事件だろ。みんなの学校でも、最近なんかあった?』
「あんな変なのはいないけど、中2がメチャクチャ。ガラスがしょっちゅう割られるけど、
学校が表に出さないかわりに、警察がウザイくらい、いつも周りをパトロールしてるよ。
小学校に入り込んで《小2が育てていた苗》を、中2が全部折ってしまう事件もあった」
「そんなん、まだましだよ、ウチの中学なんか、全学年、もうムチャクチャだよ。
授業になんかならないし、暴力団の手下みたいな連中がのさばってて、もうオシマイだよ!」
無道徳が大手を振り、転がり落ちる坂道の果ては無限の闇の彼方のようで。あーあ。
★03/07/18(金) 16.市民運動って?
〔たとえ国策事業でも、道理がこちらにある限り、しつこく抵抗すればいつかは変る!〕
◎12日、13日と二日続けて、市民グループが主催する環境関連のシンポに参加した。
事情があって活動を自粛中なので《発言をせず》黙って座って、聞いてきた。
7月12日の『徳山ダムは名古屋の問題』シンポ:最高に近い参加134名。13日『都市に残された身近な自然・相生山を子どもたちに残そう』112名。ボーナスがほぼ出そろった土・日の開催で、ともに午後1時半から5時までだった。
◎下町の呑み仲間に話せば「そんなゼニにならん、しょーもない!ほかに行くトコないの宮永さん!」とバッサリ切り捨てられてオシマイだが、ヤッパリ出かけた。どちらも主催者側の中枢を占めるメンバーに友人・知人がいてサボれない!しかし日本に生まれてよかったな~、上みりゃキリなし下みりゃキリなし。12日の『徳山ダム』シンポで会場を見渡したら、長良川河口堰から徳山ダム、愛知万博、新国際空港と中部地方の「ゴリ押し巨大公共事業」に楯突いている?事業推進側には「不倶戴天の敵、目の上のたんこぶ」みたいな連中(失礼)がほとんどゼーンブ顔を揃えていた。ここで一網打尽に捕まえたら反対派は壊滅。もう、あとはスッキリ事業をやり放題!あ~ビルマでなくて良かった、ほんと!!
◎二日目は地域に密着した問題なので、主婦らしき女性の姿がめだったが、連日参加の顔ぶれを筆頭にほとんどが男性、それもリタイア後の高齢者が大多数だった。「カネ勘定がすべて、ひとのことなんか知ったことか」のあらけない世相の中で、「日々の暮しからは遠い」社会的な問題に関心を寄せ《気が滅入るネグラな話》をカネを払ってまで聞きにくるのは、余裕のある退職者か、奇特な年金生活者、よっぽどの物好きか変人?だ。
◎しかも「もの申す」相手が国や県の不沈軍団では多勢に無勢、圧倒的差で勝ち目ゼロ?に近く、となれば「たったコレだけでなくこんなにも仲間がいる」と《ムリヤリ思うしかない》参加者の数だった。あーあ。
◎そういえば学者、弁護士、市民運動家と、一口に並べて報道されたりして、職業にした覚えがないのに、いつのまにか「市民運動家」にされてしまった。 おいおい、冗談じゃないぜ。ナニ勘違いしてんだ、オレのこと、ったく…。「世のため人のため」なんて了見は「ハナからこれっポッチ」もないし、今もナイ。ここで一生遊べると見定め、43歳でセミリタイアして楽しんでいた「海上の森」が万博で壊されると聞き、やむを得ず「森を守る」団体を作ったのが11年前のことだった。
◎どんなに勝ち目がない相手でも、納得できない限り、ガマンできない性分で、黙って引き下がるなんて「死んでもヤだ!」ただそれだけの理由で動いてきた。個人でできること、仲間を募ってやれること、思いついたら、なんでも即、実行する。万博反対をベースに自分で設立、記者会見を重ねた団体の数も十指に余る。極小3名、最大200名弱の会員数だったが、あらゆる機会を捉えて訴えた。
◎10年間毎月欠かさず発行した「通信」に活動の全記録が残る「働きかけの結果」万博計画は続行中だが、最大の目的《海上の森を守ること》にはほぼ成功した。黙っていては始まらない。意志を貫けば、かなりのコトができるンですねー。たとえ国策事業でも道理がこちらにある限り、しつこく抵抗すればいつかは変る!
◎自分が認識するから全てが「ある」。自分が死ねば世の中も何もかもオシマイ。地球は《自分を中心に》廻っているノダ!だから、好きに生きたもんが勝ち!?本来の《そこらのおっさん》として、のんびりぶらぶら、安心立命の毎日です。ただし、熱中しすぎると、商売は左前、家族関係は北極圏の中…。したい放題してきた本人はストレス皆無で「アッケラカン」としているが、しわよせをもろにかぶせられた身内は…、ゴメン、すまん、勘弁!とほほ!!
★03/07/24(木)午後1時から3時頃まで 〔万博関連取材:Xマガジン記者来宅〕
車関係の専門誌・今回で取材は3回目。かなり本音の反万博記事を掲載してくれる雑誌だ。
★03/07/25(金) 17.ピアス 〔学校でダメというんだったら、校内では、はずせばイイと
思うけど、でも、そんなんじゃあ、つっぱってるイミがないからな~、ムリだろうな〕
▼7月17日・夏休み前日、中2クラス:休憩時間のおしゃべり。
「せんせー、ウチの学校で、ピアスしてるの、何人いると思う?」
『そんなん、いきなり急に言われても、先生、見当つかないな~』
と、横から違う中学の生徒が「30人」 「ぶっぶー」
『クラスでか、学年でか、学校でか、まずそれを言ってくれなくちゃー』
「うん、えーとねー、学年で」 『じゃあ20人!』
「全部で180人だから、そんなにはいないよ」
『う~ん、わからないなー、ピアスは禁止されてるんだろ、学校では?』
「そんなん、気にしてなんかイナイよ、連中は!正解は…9人」
『学年集会かなんかのときに、数えたんか、おマエ?』
「ぶっぶー、休憩時間に、全クラスをまわって数えたんだ」
『えーっ、おマエも相当ヒマだなー、することナイのか?ほかに!』
「せんせーの生徒だからねー」 うぐぐぐ・・・
『わかってるなー、本当のコト、確かにヒマだもんなー、先生』
▼『で、鼻ピアスとかへそピアスはいるの?男と女、どっちが多い?』
「そこまではいないよ。みんな耳だけで、男女は半々くらい」
『校則違反って、注意する先生はいないのか?』
「注意なんか聞くような連中じゃないから、チャパツもピアスもし放題だよ」
「Bの学校はどうなんだ?」と、Aが他校の生徒に質問。
「うん、チャパツは校門で《染め直して来い》といって、ソク追い返されるし
ピアスなんかしてたら、すぐ指導室行きで、親に電話されちゃうよ」
「ふーん、ウチなんか校門でアイサツするやつさえ、ほとんどイナイよ、オレはするけどネ。
ひどい連中なんか校門で、立っている先生に《おっす、じじいー》とか
《朝から汚い顔みせるな、ばばー、どっかへ消えろ。》とか、
《いい歳こいてスカートなんかはいて!誰もナカなんかのぞきゃせんよ》
《げっ、オエー、気持ち悪い顔、サイテー、オレに寄るんじゃネー》とか言いたい放題。
なんだか可哀そうで、よく先生やってるなーと思う」 ・・・ふーっ。
▼また別の日、小6と中1に聞いてみた。『ピアス、どうしてつけたいんだろうなー?』
「そんなん目立ちたいダケ、簡単じゃん」 「目立てばもてると思ってんだよ、きっと」
「ほかに目立つもんがナイから、カッコウつけてるんだ」
「穴のところがただれたり、アトピーになったりする子もいるんだって…」
『みんなはピアスをつけたいと思ってる、どうかな~?』
「つける気なんかないよ、あんなん。」と、あっさり否定する生徒
「高校生になって、つけたくなったらつけるかも…、たぶんつけないけど」
「私はいい、目立たなくたっていい、このまま普通にオトナになって、
金儲けできなくていいから、普通に暮して生きていけばいい」
「おんなじ。欲しいものはあんまりないし、食べたいものは食べてるし…」
『うーん、しっかりしてるなー、普通がイチバンだよね、うん、ホント!
ただ、その普通がケッコウ難しいんだ、どんなんが普通か…でネ。』
▲先生は『ピアスは個人の自由で、アゴでも舌でも好きにすればイイ、そんなに目立ちたかったら「毎日逆立ちで歩けば!」と思ってるくらいだよ。まあ学校でダメというんだったら、校内では、はずせばイイと思うけど、そんなんじゃあ、突っ張ってるイミがないから、ムリだろうな!』
やれやれ、どうでもいいことナンだけど、むずかしいな~。
★03/07/26(土)~27(日)【新城ネコギギ集会&設楽松戸・星見キャンプ】参加5名
◎名東区牧野ヶ池に2台4人集合。梅雨もそろそろ明け、心掛けが良いせいか雨も上がり薄日が差す、まあまあのキャンプ日和。新城市民会館での集会は名古屋からの5名を含め13名参加。むむむ。仲間の天文マニア丸山氏の「鳳来町の友人」宅を訪問。巨大な手製の双眼望遠鏡の数々を拝見した。設楽最奥の集落・松戸で星見キャンプ。場所は田中町議にお世話して頂いた。牽引台車に乗せて運んだ高性能望遠鏡で持ち主の友人の解説者付きで満天の星空をしっかり堪能した。詳細はまたいつか。
★03/07/28(月) 18.お金の話し
〔小学6年生4人が監禁された事件に対する塾の小学生の意見は?〕
エリートとは無縁の庶民が暮す、典型的な下町に住んでもう50年。そろそろ潰れかかった個人塾へクチコミでくる生徒もまさに庶民の子。生徒の数から収入を計算してくれる小5から、しゃべりっぱなしの中2。
▼『こらー、うるさいっ!B。 おマエ、7月分の月謝払ったか?そうかー、払ったかー、じゃー、もう、帰っていい!!今度は25日過ぎに来るコト!来月分の月謝袋、渡すからナ!』「センセー、そんなー。」
『だったら、呼吸を3分間止めて、静かに聞けー!』
いいなりで、どんどん買い与える親に、次々に消費し捨てる子。欲しいモノが「親の財力を超えた」とき、子は自分で稼ぐ道を考える。
▼小学6年生4人が監禁された事件。
≪会うだけ、話しをするダケでカネになる≫プチエンジェル募集!女子高生が配るチラシにひかれ、
ついていったホテルで男から≪会ってくれたお礼にと1万円!≫もらった。すぐ使い果たし、あじをしめて、おカネ欲しさに、また仲間を連れてでかけたという。
生徒の発言: 「そんな、うまいハナシあるワケナイじゃん」
「なんかされるにきまってる。やらしいコト」
「ヤバイけどひとりじゃないからダイジョウブって思ったんだ、きっと。」
「半分はついて行ったほうが悪い。」 「アホだよ、ばかだよ、その小6。」
「どっちも悪い!」 これが我が塾の小学生からの率直な意見。
▼生徒減で、息もたえだえの個人塾の悩みの種は「月謝の滞納」。
長年、地道にやってきた塾教師が集まった席でのグチ話。
A:「今月分で4か月溜めて、電話をしたら首がまわらんといっていた。それがこの間、図書館で、親子連れで来ているのにバッタリ。生徒に聞くと≪2泊3日で旅行に行くペンションの下調べに来た≫って もう、話にならん!」
B:生徒が「英語塾5ヶ月溜めてヤメた。何もいわないからほってある」と…。
C:「いつも忘れた。で・・・結局、2か月ずれたまま!持ってくる!??それがケータイは万単位で使い放題、よっぽど家まで集金に…と思う。」
D:「たまりかねて、もう滞納は困るので退塾を、と宣告したら、翌日すぐ、とりあえずこれだけと5万持ってきたが、残り半分はまだ…。」
E:「未払いのまま卒業して、しらんぷりという図太いのがいた。」・・・ウチにもいた!それも今年、あーあ
▼金がないというよりは、請求をしない「教育がウリ」の足元をみすかし、アチコチ払って、まだ残って
いたら最後に払おうという算段?のようで、教育をショーバイにしている「あんたらが悪い」といわれれば、ハイその通り。でも≪払わずに済ませられたら、もうけもの?≫これもこまったコトで・・・。
他人の子供が何をしようが見ぬふり、いまやソレがアタリマエ。気になるのは利害が絡む関係だけ。後はみ~んなもう、カンケイない!悪がしこいヤツらが≪スキだらけの庶民≫をえじきに、跳梁跋扈し、ばくだいな利益をフトコロにしてほくそえむ。それをまた≪うまいことやったなー≫とうらやむ!おおかたの庶民。
▲「アイフル・武富士・・・」高利貸し、「ヘルス、ソープ・・・」売春斡旋、「人材派遣業、紹介業・・・」口入れ屋・手配師、昔でいえばゼンブ裏家業?ハッキリいえばピンはね、うわまえかすめ取り業、それが今では正業!!加害者と被害者、カネかね金の腐れ縁、どっちもどっち同じ穴のムジナ?トニカク世知辛い世の中、不慮の事故以外、自分は自分で守るしかない。≪デモ、なんかうまい話ないかな~≫オイオイ、こらこら。
★03/07/29(火) 小遣い稼ぎ 19
〔せんせー、なんだかんだ言ったって、世の中ヤッパシかねだよ!〕
▼「せんせー7月21日って、何の日か知ってる?」 『オイオイ、いきなりナンだよー?』
前のクラスが帰り支度をしている教室に、飛びこんできた男子生徒。
(遅刻常習犯が授業前に来るなんて、あしたは雪か?)
『そうだなー、“あすから夏休みでAの天国が始まる日”どうだ!アタリだろ。』
「違うよー、せんせー、海の日!祝日だよ。」
「だから“CR海物語”が大開放で、玉が出ほうだい!せんせーも行く?」
『なんだ、パチンコの話か、しょうがないなー、ダメなんだぞ、本当は!』
(注:CR海物語とはいまフィーバー中のパチンコの人気機種名デス。)
▼自転車で数分の範囲にパチンコ屋が5軒、満艦飾で客をそそっている。教師より大きい生徒が私服を着れば、もうどこでも出入りし放題、サングラスをかけると「子持ち」に見える中2さえいて…やれやれ!と、別の生徒。
「せんせー、わたしすごかったんだよー、こないだの日曜。」
『どうした、彼氏に告白でもされたんか?』
「ちがうよー、ナニいってんの、パチンコで勝ったの、山盛り12箱!」
『えーっ、凄いなー、家族と行ったのか?』「ううん、ひとりで、気晴らしに。」
『うーん1箱5000円にはなるんだろ?』叱りもせず金額が気になるワタクシ。
「うん、7万以上!」『全部、自分の小遣いにしたのか?』「お父さんにも少しあげた。」
▼無職の内縁の夫がいる実母と、公営団地で暮す中学生の女子。夜勤がある母親に代わり、掃除、洗濯、買い物と家事をこなしている。「先生だったら何が食べたい?」と、晩ごはんの献立を相談されたり、“本業がおろそかな”教師を気遣って、生徒を紹介してくれたりする。学校は行ったり行かなかったりだが、塾は休まず、かならずやってくる。「せんせー、定時制しかムリだけど、高校へは行くつもりだよ。“援助交際している”知り合いはいるケド、自分はしないよ。」…ヨシヨシ。
▼モノは溢れている。カネさえあれば欲しいものはほぼ何でも手に入る。だから、カネの使い方を覚えれば、もう小学生からカネ儲けを考える!てっとり早くて楽そうなら、少々ヤバくても簡単に手を出してしまう。大都会の下町では、中学になればパチンコ・競馬の勝った負けたが子供の間で話題になるのも珍しくなく、競馬≪ヒシミラクル≫で2億近く稼いだ人物の「詳細ないきさつを休憩時間に解説してくれた」生徒の話では、小遣いのほとんどをはたいてロトや宝くじを買う生徒も結構いるという。
▼更に親と賭けマージャンをして「小遣い2か月分負けた」と言う生徒から、ロトで10万当てて、親に2万づつ小遣いをあげたという孝行?息子に、金や物は借りっぱなしで請求されても「今度ね」でオシマイの生徒すらいる。親の意見なぞどこ吹く風、眼が届かないところで、好き勝手な日常生活。だいたいその親が「え~っ、いったいどういう了見なんだ!」という非常識さで絶句するようなケースが多く、問題の元は≪ほぼ親にある≫といっても過言でない。
▲「せんせー、なんだかんだ言ったって、世の中ヤッパシかねだよ。」
『そーなんだけど、金さえあれば幸せというワケでもなさそうだよ。でも、先生も、いっぺんでいいから
大金持ちになってみたいな~』
「ナニいってんの、ダメじゃん、センセーがそんなコト言ってちゃ!」むむむ・・・
そうだよねー、ゴメンね、情けないオトナで、とほほ。 《海上の森くらぶ:宮永まさよし》連絡先・省略
第95回:「不法侵入/週刊文春から取材/税金泥棒/こどな?のエロス/オオタカの話」
☆【海上の森くらぶ通信】2003年9月1日発行・128号&下町寺子屋事情
◎活動予定:9月27日(土)海上の森野鳥の会・第4土曜日探鳥会
◎活動報告:お盆まで雨続きの冷夏で、下旬にやっと真夏の日々となりました!!
★03/08/04(月) 20. 不法侵入!「アメリカみたいに≪センサーで身体検査を受けて
校舎に入る≫ なんてとこまでいってないから、まだ、マシなんだよ…]
▼7月終業式の日、中2クラス。騒々しく男子生徒が駆け込んで来た。
「せんせー、センセー、また大事件だよー、今朝、学校でー」
『なんだ!ナンだ?いったい、どうしたんだ、何があったんだ…。
クラス全員の通知表が盗まれたとか、そんなんか?』
「ちがうよー、夜中の0時54分に学校に侵入したヤツがいてさー」
『夜中って、今朝早くの0時過ぎっていうことか?』
「うん、警報ベルが鳴って警備会社に通報が入って大騒ぎになったんだって。」
『それで、どうだったんだ、誰か捕まったんか?』
「ううん、すぐ警備会社が来たけど、もう逃げた後だったって。」
▼『なにか被害はあったのか?』 「うん、校門のところで消火器を振りまいて、びしょびしょベタベタ。
で、廊下が足跡だらけ。それから理科室の黒板にヒドイいたずら書きがイッパイしてあったんだって。」 『どんなことが書いてあったのかなー?』
「うん、ちょっと言えないようなコトみたい…。完全にイヤガラセだよなー。」
『そうだろうな。で、何か犯人の手がかりは残っていたのか?』
「わかんないけど、すぐ警察に連絡して、捜査してるみたいだよ。」
『まあ、時期からいって、在校生の誰かがやったんだろうな。』
「でしょ!なのに全校集会で、事件の報告をした先生が≪いま警察に調べてもらっているが、本校の生徒でないことを願っている。もし万一この中にやった生徒がいたら、正直に名乗り出るように≫なんていってたけど【言われて名乗るようなヤツなら】そんなコトしないって!」 『そりゃーそうだけど、学校の先生の立場ではそう言うしかナイんだよ』
「もう、ほんと、いやんなっちゃうよ、こんなんバッカシで!」
『えーっ、ほかにもなんかあったんか、最近?』
「うん、万引き、タバコ、バイク、しょっちゅう警察や店から通報があるんだ!」
▼『そうか、こまったもんだなー。ところでBの中学はどうなんだ?』
「ウチもいっぱいあるけど、ゼーンブ伏せてしまうから、表にでないよ」
「そうだよ。ガラスを割ったり、トイレを壊したり、非常ベル鳴らしたり、
消火器のホース引っ張り出したり、先生の車のミラー折ったり…」
「ウン、だから、学校の周りを、いつもおまわりさんが巡回してる。
なんだか見張られているみたいで、ヤな気分がすることもあるよ」
『でもアメリカみたいに≪センサーで身体検査を受けて校舎に入る≫なんてとこまでいってないから、まだマシなんだよ、みんなは…』と、極端なたとえで問題をすりかえてしまう?いい加減な教師ミヤナガ。
▲「勉強以外で、もう毎日めちゃくちゃで、勉強する気になんないよ。」
「先生が注意しても、叫んでも、無視してゼンゼン話を聞かなくって、
終わる15分くらい前に、やっと、みんなしゃべり疲れて!静かになって、
それで先生の声が聞こえるようになるんだけど、結局、それまで授業で
何をやったのか、まるっきりワカンナイ、そんな先生が何人もいて…」
クチでは手に負えず、もう学級崩壊しているようだが、さりとて名案はなく、
このまま野放しで夏休みに入って、9月には一体どうなるコトやら!あーあ!
★03/08/09(土)午後2時から5時【政務調査費問題・請願署名活動】金山駅北口
◎台風通過後の曇り空のなか参加11名。予想以上に反響が良く、時間を延長し5時まで活動。成田操、水田洋(名大名誉教授)、富田勝三名古屋市議、小生の4人で、散会後《泡モノ》で慰労のカンパイ。ふ~っ、うまかった。(*成田・水田の2氏は「調研費の情報公開を求める名古屋市民の会」共同代表:以下は宮永校正の配布チラシ)
◆政務調査費の交付に関する条例の見直しを求める署名にご協力お願い致します
◇名古屋市議には議員報酬(給与)月額95万円以外に、政務調査費(昨年まで調査研究費)が会派ごとに1人月額55万円、年間660万円支給されています。今年度は名古屋市会議員75名で4億9千5百万円支給されています。この収支には領収書や帳簿の提出は要せず、年一回簡単なA4一枚の収支報告書を市議会議長に提出するだけで、どのように使われているのか現行の制度では知ることはできません。情報公開制度でも収支報告書のみしか公開されていません。それでも政務調査費は非課税の給付という特権を得ています。(*税金のかからない使い放題のカネです)
◇7月1日市会議員の所得が新聞紙上で公開されています。平均所得が1739万円ですが、その内訳には政務調査費の収入額(660万円)や費用弁償給付(本会議や委員会に出るたび1回1万5千円支給される)は含まれていません。ここでも政務調査費などの給付は隠されています。会派への支給という形になっていますが、実質は個人ごとに月割りの支給です。(*毎月領収書の要らないカネが60万以上貰える計算)
◇2002年度(平成14年度)の収支報告書を見ると、全会派が残金を返還しました。今まで残金0の報告を続けて自民党市議団も残金返還を始めました。(裏面参照・略)しかし、その根拠が何なのかを知ることもできません。(*過去数十年、きっちり使い切ったと報告していた)社会的な常識として、私たちが金銭の受け渡しをする場合、必ず領収書が必要であり、そのことが金銭授受における信頼性を保証しています。しかし年間660万円もの非課税所得を受けながら、使途証明の社会的責任を免れても恥じない特権意識は通常の社会常識では考えられないことです。
◇いま日本では失業率5.4%という厳しい不況に市民はさらされています。それでも容赦なく市民税、県民税の請求は来ます。この不況なかで市民の暮らしがいかに苦しくなっているか・・・領収書公開を不要とする議員は、そんなことは我関せず、自己の利益追求しか眼中にないように思われます。私たちはこの給付を不当利得であるとして名古屋地裁に提訴し、約2年半争ってきました。富田勝三市議の証人尋問では「個人では660万円は多すぎて使い切れない」という実情が証言されました。また使途を一層隠そうとする自民党議員の証人尋問もありました。
◇判決で裁判長は「領収書添付は検討に値する」という従来から一歩進んだ見解を表明されました。政務調査費の使途の透明性は領収書を公開することにあります。「お金を返せば免罪」という考えは通用しません。
▲私たちは多くの市民に政務調査費の実態を伝え、皆さまとともに名古屋市政を変えていきたいと考えます。今回の領収書公開を求める署名を世論に訴え、名古屋市議会に要請していきたいと思います。当面1次署名は9月初旬といたします。ご協力よろしくお願いいたします。《市議調査研究費の情報公開を求める名古屋市民の会・略》
★03/08/10(日)【名古屋市長から「住民監査請求8月8日付け裁決書」が届く】
◎7月17日に西英子さんを代表に236名、24日に5名追加の、総計242名連名で名古屋市長に提出した「住民基本台帳ネットワークシステム」への住民監査請求の採決謄本が届いた。主文は「本件審査請求を棄却します」だった。やれやれ・・・。
★03/08/11(月) 21.ナゴヤの休日!
〔こんなんで1日が過ぎていく…無為徒食、しょうーもないコトで…やれやれ〕
▼《夏休みは稼ぎ時》なのは大手チェーン塾をはじめ、著名進学塾、お受験塾など《生徒を選別》し、父母に《カネに糸目をつけさせず》派手に事業(授業ではアリマセン)を展開する有力塾のおハナシ。・・・いいな~がっぽり稼げて!うらやましいなー、こらこら・・・ソレに比べ《学校の授業が分からない》《どこでもいいからトニカク高校までは行かせたい》こんな願いの親子が多い、下町の補習塾ではのんびりとした夏休みとなる。
▼起床8時半。たっぷり呑んで深夜1時過ぎに寝たが、寝覚めは今日もスッキリ。開けっ放しの網戸から入り込む冷気で、夜中に一度目が覚め窓を少し閉めた。新聞を開き、牛乳を飲みながらイチジク2個とバナナ1本の朝ごはん。例年だとうるさいくらいのアブラゼミが、今朝は一匹も鳴いていない。世の中同様、気候もなんか異常だ。愛知県新城市で有機農業を営む知人*が「稲の発育が悪くイモチ病の発生が心配だ」と言っていたのを思い出した。涼しいのは嬉しいが「寒さの夏はおろおろ歩く」しかない農家はタイヘンだ。(*福津農園・松沢政満さん)
▼新聞から顔を上げると9時50分。そうだ!今日はゴミの日だ。ずいぶん溜ってたな~。まず《プラゴミ2袋と紙ゴミ》、次に《ペットボトル、ビン、空き缶》と二往復。来合わせた自転車の空き缶オジサンに《これどうぞ!》とアルミ缶を2袋。にっこり笑顔で受け取ってくれた。明日は我が身?人生いろいろ、ヒトさまざま。家まで戻ると「おはようございます。ちょっとお聞きしたいことが・・・」『あ~、おはよーゴザイマス、いいですよ。なんでしたか?』「お宅のお父さん、XX病院に長いこと入院されてましたよねー、そのことで・・・」今年80歳という独居のおばあさん。通院、入院の相談で20分ほど立ち話。「よくわかりました。助かりました。ありがとーございます。」
▼そこへゴミ収集車。反射的に『どうもごくろうさまー』と声を掛けたら「せんせー◇◇です!こんにちは!!」大きな声で返事が返ってきた。あれれ?車両右後ろの取っ手に掴まった、若い男性がペコリと頭を下げた。『お~がんばってるなーよーし!』思わずガッツポーズを2度、3度。すると収集を終え荷台に飛び乗った彼も、にこにこ顔でガッツポーズの返礼。小学生の頃からなりたいと言っていた夢を見事実現したようだ。
▼気分よく家に入り、11時過ぎから《お掃除》で昼間の暇つぶし?開始。まず1階のトイレを約30分。2階の廊下と14畳のフローリングを雑巾がけ。シッカシ二度目は乾拭きで仕上げ、ジンジャーエールで一息ついて、続けて2階のトイレと浴室をピッカピカに!汗まみれでやっと予定終了。時計を見ると、もう3時少し前。う~ん、時間が経つのは早いな~、ほんと!磨き上げたお風呂にたっぷりの湯、のんびりゆったりオジさんの極楽タイム。風呂からあがり、生まれたままの姿でビール片手に《冷ましている》ところへ「もしもし週刊文春の●○です。宮永さんですか?」とお電話。これが3時45分。
『はい、そうです。こんなカッコウで失礼します・・・』おっと、電話だった。
「前にも取材でおうかがいしましたが《末広まきこさん》のその後について・・・」【有名人、あの人は今!?】お盆恒例・特集記事の取材だった。今月、雑誌社からの取材は愛知万博関連に続き、これで2件目、ふ~っ。せっかくいい気持ちだったのにイヤなことを思い出させられて、くしゅん!!
▲気分転換に【寺子屋事情・不法侵入!】に取り掛かり1時間半ほどで脱稿。腹が鳴りだし、行きつけのスーパー「うしひろ」へルンルン気分で買い出しに・・・。ヤキトリ、煮魚、お総菜、サラダにおつまみ、各種あるこーると、あるだけ並べ、最大の楽しみ、昼夜兼用《独り宴会》を「たそがれドキ」6時半過ぎに開始。こんなんで過ぎる毎日・・・無為徒食、しょーもないコトを繰り返すメビウスの輪。人生なんて、しょせんお迎えが来るまでの《ヒマつぶし!》なんでしょうネ。
★03/08/14(木)【東京都収容委員会から強制収容の買取等申出裁決書が届く】
八王子天狗裁判のトラストの買い取り決定書が届いた。八王子中央自動車道・富士吉田線・新設八王子JCTの山林の区分所有権を消滅させられてしまった。水資源公団・道路公団と、ほんとニッポン中でいい加減な工事を続ける連中に、なんとかガツンと天罰が落ちないものか!
★03/08/18(月) 22.税金泥棒!
〔ワケのわからないことに“赤字財政にあえぐ”名古屋の市税を濫費しているのがガマンできない!〕
▽四国に上陸後、列島を縦断、北海道で犠牲者が多かった台風10号が東海地方を通過した8月9日午後2時22分、西区の自宅をケッタ(編集部注:自転車)で出発した。行き先は名古屋の副都心・金山。片道2時間までは自転車と決めている。台風一過の快晴とはならず、曇り空に吹き戻しの強風がママチャリには厳しく、思いのほか時間がかかり、到着3時10分と若干の遅刻。どうもどうもゴメン…。
▽バスターミナル側の北口に横断幕をつけた長机を置き、署名が始まっていた。土曜午後の貴重な時間を割いて、駆けつけたメンバーは全員旧知のボランティア。顔ぶれは看護師、モンゴル料理店主、社会保険労務士、JR職員(国労所属)、政治団体役員、名誉教授(学士院会員)、主婦(元教員)、小生と応援の市議が3名。フツーの人から見れば「ゼニにならんことに熱中する、変わりモン」のみなサマ勢揃い!?会うのはこんなトキだけで「普段の暮しでは何の接点もない」不思議な人間関係。
▽代表が友人で、頭脳ではなく行動力を見込まれた(?)小生はもっぱら実働隊で、市議会の会派巡りや請願、裁判の傍聴、街宣活動、記者会見などに駆り出され、今年でもう4回目の夏を迎えていた。ヤレヤレこんなコトばっかし困ったモンだ。お盆を控え気ぜわしく行き交う人達にビラを配り、交互にマイクを握り訴えた。「領収書公開を義務づけよう。条令見直しを請願する署名にどうかご協力を!」本日の活動の主催は「市議調査研究費の情報公開を求める名古屋市民の会」。そのまんま!説明はほとんど要らないが、ずいぶん長ったらしい名前だ、ふーっ。
▽前期まで名古屋市の場合、市会議員1人あたりの歳費(給料)が月額101万、調査研究費55万、本会議や委員会に出席すると費用弁償1回1万5千円が一律に支払われていた。このほか市バス、地下鉄の無料パスも支給されている。歳費とは別に議員1人年間660万、総額5億1千万円の調査研究費が支払われ、年1回A4・1枚だけの“領収書・帳簿類の添付が不要”の簡単な収支報告書を各議員会派が市議会議長に提出するだけ…。監査も何もないドンブリ勘定のシロモノ。
▽無論、剰余金を返す議員は皆無で、情報公開請求をしてもナニもでてこない!加えて、議員の仕事と「本会議や委員会出席」がなぜ別で、交通費や日当として歳費(給料)の他に毎回・費用弁償1万5千円も払うのか、という素朴な疑問もあった。もう税金の2重取り3重取りとしかいいようがない既得利権のかたまりのシステム。
▽余りの不透明さに民主クラブ、自民党、公明党、市民クラブの4会派を被告に、「目的外使用の違法な利得」として返還請求訴訟を起こしたのが3年前の秋。活動がマスコミに大きく報道され、窮した議会は小手先の改正条令案を可決。費用弁償を1万円に減額、調査研究費は政務調査費と改名し、収支報告書は使途を8項目、領収書は非公開(!)内訳は任意で(!?)情報公開ということになった。改正条令案に反対した名東区選出・富田勝三議員は民主党を除名され、原告側証人として証言したが、提訴から2年3か月後の03年1月31日、名古屋地裁で棄却された。
▽更に笑ってしまうが、先の統一地方選で「費用弁償の廃止」を公約に当選した1年生議員が、「公約を守り費用弁償の受取りを拒否し続けた」ら、足並みを乱したと民主党を除名されてしまった。地方政党のアホさ加減には絶句して言葉がでない。ただ、敗訴したが「使途を明らかにする制度を設けることは、公費支出における透明性確保の観点からみて充分検討に価する」と判決文にあったのが救いだった。
▽政務調査費の支出の根拠は地方自治法232条2項(旧100条13項)にあり、“公益上必要ある場合において支出できる補助金”に該当しており、それを踏まえ自治省(現総務省)に照会した結果、「調査研究費が助成金の一種である以上、市民、納税者からの説明要求に答える責任がある」との回答をすでに得ていた。
▽03年7月に開示を受けた02年度:名古屋市議会政務調査費の収支報告書の一部を列挙する。
【会派名】 収入 《残金返還額》 (単位:万円・千円未満切り捨て)
【民主党】16500《500》 【自由民主党】15840《165》
【公明党】 8580《 70》 【共産党】 6600《 46》
【市民クラブ】1980《12》 【市民ネット】 660《2》
【◇ローカルパーティ名古屋】660《260》
【◇ともにネットワーク】 660《191》
◇印の議員は行動を共にしている無所属議員で、この2名と共産党は全ての領収書を公開しており、市民の会代表と宮永はこの目で1枚ずつ確認。あ~しんど。ちなみに良心的で最も精力的に活動中の富田、則竹の2議員は使い切れないと言っていた。
▽現在、市議の歳費が月額95万(財政危機で6%カット)、政務調査費55万、本会議や委員会にでるだけで1万円(以前傍聴した委員会は15分で終わった)。国民の60%近い人が年収300万ほどで暮しているという時代に、濡れ手に粟のカネの掴み取り、貰ったら最後どんなに請求しても領収書を公開しないまま。やましいコトがなければ、疑いをきっぱり否定できる葵の印籠が「領収書」のはず。好き放題に使いまくり、領収書なんてナイから、出しようがナイんだろうなー。政務調査費を廃止せよと言っているのではない。領収書があり、適切な使途で市政の為にキチンと使われたのであれば、全額使いきっても少しも惜しくはない!
▽ただ高額の給料に日当まで貰っている議員が、市民に領収書が公開できない?ワケのわからないことに“赤字財政にあえぐ”名古屋の市税を濫費していることがガマンできないだけ。非課税の給付なのは公金だからで「チップ」ではないノダ!あえて言おう、バッジをつけた税金泥棒の諸君!今からでも遅くはナイ!!すみやかに前非を悔い、領収書を公開し、出処進退を明らかにしたまえ!!!
▲まだ愛知県議会が議員報酬101万、政務調査費50万、費用弁償1万5千円と旧制度のまま市議会のあたふたぶりを尻目に、寝たふり死んだふりで無視しており、その《無反省無反応》の県議会対策など、活動はこれからまだまだ長引きそうで、やれやれ。・・・さてお盆だし、浮世のことは忘れ昼から呑んで無礼講とするか!ウン。
★03/08/21(木) 23. こんなんで委員会?傍聴記 〔愛知県議会と名古屋市議会に行けば議員のミナサマは居眠り、タバコ、おしゃべり、途中退席やれやれ、とほほ〕
▽名古屋市議=歳費95万、政務調査費55万、費用弁償1万《4月議会から》愛知県議=歳費101万、政務調査費50万、費用弁償1万5千《同上》のうち、【本会議や委員会に出席するたび】各議員に一律に支払われる費用弁償費が共に1万5千円だった03年3月改選前の市議会、県会委員会の傍聴記。
▽市議会、県議会とも委員会開催は午前の場合10時から、午後は1時から。傍聴の受付開始は午前が9時、午後は正午からで委員会開始の30分前に締め切られる。ただし定員に満たない場合は20分前までは受け付けて貰える。共に所定の用紙に住所氏名を記入するのみで身分証明書や印鑑は不要。市議会は委員会ごとに傍聴者数が7名から9名と決まっていて先着順。県議会は定員が10名で、超えた場合はクジ引きで決められる。これまでずいぶん傍聴したが、最低は3名で定員の倍を超えた記憶がない。補助イスを出せば済むのに《規則を盾に!》融通は一切利かせない。
▽2時間、3時間かけて来た傍聴希望者など、タブン2度とこないだろう。締め切り直後、別室に案内されトイレ以外は待機となり、15分前から「傍聴心得」の説明に職員が3名(委員会が重なると2名)というものものしさ。
▽さて【政務調査費】の請願を審議した名古屋市の「総務環境委員会」9時15分着で定員の最後7番目でぎりぎりセーフ。お役人は50名ほど。10人余りの委員のうち、開始そうそうからずっとタバコを吹かしっぱなしの横着議員が6人、質問中も答弁中も私語をやめない小学生レベルが2人。うち一人がどうにもこうにも人品骨柄ともいやしく、態度も目に余る横柄さで、そこらのチンピラも顔色なしの、聞くにたえない野次を飛ばしまくっていた。『こらーしゃべってナイでちゃんと聞け!』よっぽど怒鳴ろうかと思ったが、以前、つい我慢できなくて『コラー、寝てるんじゃない!』と叫んでしまい、不規則発言で《審議妨害》と譴責され、当の居眠り議員はお構いなしで、抗議むなしく退室をくらったコトを思い出し、にらみつけるだけでガマン?
▽議事は我々の紹介議員がほとんど発言、あと3人が他の案件を10分ほど。討議ゼロでオシマイ。審議などあるワケがなく各委員の所属会派の意見を事前に調整して「採否、保留決定済み」で、それを確認するダケの儀式。約1時間半で終了。緊張しまくるお役人と議員の横柄な態度が対照的だった。
▽次は愛知県議会で『国際博覧会調査特別委員会』を傍聴した体験記。12時20分、本庁舎裏の県議会事務局受付で、傍聴申し込み手続き。定員10名に傍聴希望者が11名。「くじ引き」のはずだったが1人辞退し、めでたく?全員顔見知りのメンバーが係員の案内で控え室へゾロゾロ。名札と関連文書2枚を配布<若手1名>、心得の説明<中堅1名>あと《傍聴人を監視?》の<上役1名>と、キッチリ分担する3人組。5階の委員会室へ案内し、終了するまでお役人が3名つきっきり。(民間企業だったら、パートの女の子1人で済むシゴトなんだがな~)
▽幅4間奥行き8間(約7.2X14.4m)の部屋の前半分に馬蹄形テーブル。正面に委員長、両脇に委員が12人。1人1本ずつペットボトルのお茶。対面して、副知事を中心に左隣が国際博事務局長、両翼に局長、審議官と10人が《お茶1人1本》を前に並び、委員席に向かって着席。2列目3列目は部・課長「3人がけ事務机」3つ一列に、3人にお茶1本。その後ろ10列目まで飲み物ナシで、奥ほど順に役職の位が低くなる!お役人のダンゴ詰め。脇に控える「伝令組」を含め、その数約100名!
▽1時きっかり全員そろったところへ、最後に傍聴人が注視のなか入場。入り口脇の壁際へ衛視に挟まれ1列に座り、全員無言でTV各社が頭撮り。委員長の《3時半をめどに進行したい》との発言で、委員会開始となった。問題山積万博の行く末にふれる論議も、目新しい見解の表明もなく、会議で発言したお役人は副知事と事務局長、課長3名の計5名のみ。後はゆっくり昼寝と瞑想の「仕事は黙って座っている」お役人のミナサマ。
▽途中、委員数人が出たり入ったり、うち2人は終わりまで途中退席のまま。よほど緊急の用事だったんだろうが、これでも『1万5千円』が貰えるとか。本給の議員歳費に《領収書不要・非課税》の政務調査費、さらに本会議や委員会に出席するたび日当が1万5千円。こんなオイシイ商売はない!会議に出るたび日当が貰えるなんて、民間企業では考えられないコト。本会議出席なぞ議員究極の仕事でせいぜい交通費が妥当ではないのか。
▽推進派の委員や、回答のお役人サマの発言を思いだし書き並べるとまた腹がたって貴重な「ケ」が抜けるおそれがあり、すべてを割愛するが、ただ、無党派の万博反対派が全幅の信頼を寄せる堀議員の質問は、矛盾点や問題点を理路整然と鋭く明確に突き「うーむ、さすが!」だった。しかし、それに感応する委員、役人がいるはずなく出るのは溜め息のみ。結局、3時半までといった委員長が3時で「もうこの辺でキリにして」と、他に質問者がいないのを見て、くいさがる堀議員の発言をカットし終了。
▽帰りのエレベーターで偶然一緒になった、女性秘書を連れた委員長*が3人きりだったので、つい本音がでたのか「宮永さん、あれ以上やっても、なにもでてこないから…」と《質問をさえぎった件》に弁解がましいことをいったのも、なにをかいわんやで…、こんなんです、委員会の現実は!(*自民党所属の委員長とは面識があった)ひまつぶしにはなったが、ホント精神衛生上よくないデスね、ふーっ!
▽年間:市議=5億1千万、県議=6億4200万、県議と市議を合わせて平成の15年間で【政務調査費】累計約170億円、約190名の議員たちはいったい何を調査してきたんでしょうね!こらあー、責任者でてこい!!!本来の目的通り適切に使われていれば!!大赤字必至の愛知万博や完成済みで悲惨な状況の長良川河口堰や水資源開発公団が総事業費2540億円の97%を使い切り、予算不足から更に追加工事費1010億を新たに関係自治体に請求しようとしている徳山ダムなど、絶望的な巨大国策破綻事業も「最小限の被害」でなんとかくいとめられたはず!
▲相変わらず利権に群がる大多数の議員と、権力をあてにする民間やお役人。ぼやいてみても、そんな議員を選んだ責任はわれわれ有権者にあるのは明白で、「天に向かって吐いたツバは、そのままわが身に落ちてくる」ワケで、あーあ、まるでメビウスの環、どうにもならない悪循環!やれやれ、とほほ。
★03/08/23(土)~24(日)【恒例・徳山ダムキャンプに参加】 若者が多かった!
◎朝9時名東区からケッタ約70分で西区へ。トーゼン汗びしょ!さらに11時10分西区出発。地下鉄庄内通りまで。名駅経由で大垣着12時25分。北口改札前の「ドトールコーヒー」でブランチしていたら、マラソン弁護士・在間さん登場。やあやあ、どうも、ドーモ!海野ご夫妻の愛車・超レア「日産グロリア22年モノ」に在間さんと便乗。
▽キャンプサイト到着14時半。国労・東海民衆センターメンバーを中心にキャンプの準備が進み、小生も邪魔にならないようお手伝い。4時過ぎにはもう御馳走が・・・いくらなんでも今から宴会では・・・と、いつもの水場までゆっくりジョギング。汗まみれで飛び込んだ谷川のえもいわれぬ冷たさ!気分はまさにサイコーだった。
▽今年は弁護士に、司法修習生とその仲間で10数名と多く、夢いっぱいの彼らが心底まぶしかった。夜11時出発の恒例「ふくろう」探検隊も《縄文の真の闇》や火星、天の川、クロマドボタルとたっぷり堪能し、1m先も見えない暗闇のなか「大勢の酔っ払い?」が手探りで歩いたにも関わらず、ひとりも行方不明者をださず?1時過ぎには全員メデタク帰還したのでした。珍しく小生はそのままテントに向かい就寝。みなさんは2時過ぎまで賑やかでした。
▲翌朝7時過ぎ、オオタカに続きクマタカも登場。さすが上田さん!*めざといですね。朝食後、今度は鳥と植物めあての朝の散歩。去年は自然のままだった上流部があちこち開発され、まさに工事場の様相で、イキモノの気配がほとんどしなかった。昨夜の盆踊りなど「どんちゃん騒ぎ」を反省!思い上がらないよう自戒することとした。帰路は森夫妻(国労メンバー)の車に便乗。庄内通まで送っていただき、ただただ感謝!(*徳山ダム建設中止を求める会・代表)
★03/08/26(火) 24. こどな?のエロス 〔性の商品化は根絶は無理。自己防衛しかない〕 ▼お盆が過ぎて、やっと真夏らしいカンカン照りとなったある日。『オイオイ、なんだ、なんだ!ここは ハワイの海岸か?』中3女子の凸凹コンビがド派手に登場、とんでるコギャル2人組。肩まるだし、極彩色の布切れでバストだけ覆ったヘソだしルック?に超ミニ。トーゼン、指はマニキュア、素足はペディキュア、髪はメッシュの茶パツ。目が点になり教師のはずが《そこらのオジサン》化し、じろじろ見てしまう。 同級生の男子は《見なれているのか?》どーってことナイという顔で無反応。
▼『うーん、ここはランジェリーパブか?んな!ワケないよなー。どうなってんだー、お前たち。
そんなカッコウで、ここは塾なんだぞ!』 「いいじゃん、別に、好きなカッコウしたって…」
『そりゃそうだケド。まあ、裸じゃないしなー』 いきなり気弱なワタクシ。中1から知っている生徒たちだから、まだ落ちついていられるが、それでも、うつむき加減の胸元に、つい目がいったりすると、ドキッとする。なんだか痴漢をはたらいたようで、ドギマギし、あわてて目をそらす。ふーッ。
▼うーん!「こども」と「おとな」の中間《こどな》の幻惑的な色っぽさに、血迷うのがでてくるハズだよなー。もう中3で昔の高校2、3年の感じだな。こんなんに《お小遣いくれたら付き合っていいよ!》なんて言われたら小金に不自由しない《おっさん》なんかイチコロで食らいつくだろうなー。ほんとオトコって根がスケベで、しょーもない生き物だからなー。なんて思いながらつい半分以上見えるバストに目がいってしまう。
▼授業後、まっすぐ帰りそうにない2人に《イチオーは教師》なので『変な男についてくんじゃないぞ!』と、いわずもがなの注意をすると、「先生こそ勘違いされないよう注意しないと!」と、授業中の目線を感知し、街中で向けられる《好色な視線》をタップリ潜りぬけてきた!辛辣なご助言。むむむむ見透かされたか、ゴメンごめん、とほほのほ。
【くるものは拒まず、誰でも可、生徒も家庭も千差万別】という個人塾を《即物的なコトこの上ない》庶民が、図太く本音で暮らす都会のど真ん中、名古屋城の真北1キロの下町で、ほそぼそと開きながら世間を眺めてきた。開発されつくした都会には《働いて食べて寝るだけ…》では済まさせない!欲望をそそり、煽り立てるあらゆる《道具建て》が両手を広げ待ち構えている。
▼自転車で数分の盛り場「黒川」にはゲームセンター、パチンコ、スナック、フィリピンパブから、客引きが立つキャバレー、ピンクサロンまでゾロゾロ。当たり前のこと《風俗の典型》ヘルスからソープランドも普通に営業中だし、親や兄弟がそういう職業の経営者だったり、従業員だったりする子弟も当然いて、セックスとカネに関する情報は《小学生》でもハンパじゃない。24時間営業のコンビニなどにたむろする一部の中、高生や無職青年をはじめフリーターから大人まで、金さえあればなんでもOKの世界が広がっている。性が商品化され、普通の経済行為として組みこまれ、暮しが廻っている。援助交際=売春も子供や親に原因を探っても、ただ現実があるだけだし、どう考えても《需要があるから供給する》わけで 【闇の中】から【公然】と売買されるようになった》ダケで、捕まえても罰しても同じことの繰り返し。
▼人類最古の職業が売春といわれるほどで、コレはもう体制に関係なく、生殖行為に快楽を求めるニンゲンがいる限り、根絶するのは絶望的。結局、個々が自己防衛し、関わりあいさえ!しなければなんら問題はなく、まあ後は《自己責任でお好きにどーぞ》で済むハナシなんだろーな、たぶん。
▲いつの世も子供は大人の写し鏡、世相の影絵。カネかね金の廻り灯篭。寝ても醒めても欲と得の2人連れ、追いつ追われつ無限連鎖の日が続く…あーあそれにつけてもカネの欲しさよ。コラコラ、おいおい
★03/08/27(水) 25. オオタカの話し 〔食物連鎖の頂点に立つ猛禽類:
オオタカが滅びるということは、自然環境の破綻を示唆することです〕
▽はじめて野鳥に興味を持ったのは19歳の初夏、1966年のことだった。日本野鳥の会名古屋支部(現愛知県支部)に入会したのはその年の秋。1968年1月の会員名簿があるが会員数は91名、自分が最年少だったと記憶している。初心者の常で入会から数年間、ほとんどの支部主催行事に参加した。当時、自然保護なんて発想があるワケなく、会員の大多数が野鳥を飼い、声や姿を楽しんでいた。野鳥は俳句や短歌を嗜(たしな)む《知識階級》のペットだった。《鳥がいる所を探し、声や姿を楽しむダケ》という会の基本的なスタンスは21世紀になっても変わらず、自然愛好団体のまま現在に至っているようだ。
▽あの「グリーンピース」は極端としても、保護のためにデモなど実力行動を提唱するはずがなく《鳥がいなくなったらいる所を探せばいい》という役員さえいる状況なので脱会した。現在は有志と「海上の森野鳥の会」を主催し、活動エリアの保全に必要となれば《あらゆる合法的手段を取る》体制を敷いている。
▽1999年4月30日朝10時、愛知県政記者クラブで緊急記者会見を開き、万博予定地「海上の森でオオタカ営巣を確認した」と報告したのはワタクシである。当時のいきさつは《オオタカ騒動顛末記》として、いずれ報告できそうなので割愛するが、今回はオオタカについて、いささか私見を述べてみようと思う。・・・とまあ、振った《まくら》は大袈裟だが、実際はただの鳥好きなオジサン。専門家でも研究者でもなく、鳥と、鳥がいる自然の雰囲気が好き!というだけ。愛知を中心に、ぼんやりぶらぶら鳥をみてきただけの体験からのおハナシ。
▽オオタカは農耕地と後背に広がる山地との境界を生息域とした猛禽類で、昔はよく裏山の木にとまって、農作業をしている人を見下ろしていたという。餌は中型の鳥(キジバト、カケス、ヤマドリ、カルガモ、キジなど)で2、3日に最低1羽、年間で百数十羽から二百羽以上を捕食する計算だ。「つがい」で子育てをすれば4、5百羽以上が必要で、コンビニやスーパーで買うワケにいかず、どうにも切羽詰まると、カラスまで襲うというのも納得できる。最近では、生息地から5~10キロメートル離れた都会の大規模緑地まで飛び、ドバトを餌に、やっと食いつないでいるサラリーマンオオタカも目立ってきた。
▽繁殖は、山に連なる丘陵の南向き斜面の頂上から幾分下がった林の中で、同じような木の中から、直径20センチ以上で見晴らしがよい常緑の高木を選び、カラスなど天敵からみつかりにくい樹冠部の枝の根本に営巣している例が多い。人間のように、なんでも食べ、どこでも生きていける生き物とは違い、野と山の境目、いわゆる「里山」をなくてはならぬ必須の生息地としている。古来、鷹狩に使われるなど、人間の身近で棲息し続けてきた仲間でもある。
▽当然、餌となる鳥たちが生きていける《花や虫や魚》が豊かな自然が必要で、人工林や都会で繁殖できるわけがない。オオタカが生きるのに最適の場所は「人間にとっても最高の立地」で住宅、工場用地、ゴルフ場など、片っ端から開発され、わずかに残った適地が更に「潰されつつある」というのが現状だ。また種が存続するためには、巣立ったヒナが親とは別に棲めるエリアが必要で、面としての繋がりがある《そういった林や森や野原》が激減!している。▽条件に合う場所は限定されるので、人間の目で探せば追い詰められた彼らの巣(最期の砦)がいとも簡単に、そこらじゅうの開発予定地でみつかるのである。人間を除いた「食物連鎖の頂点に立つ猛禽類が滅びるということは、水を保ち、酸素を補給し、食べ物を生産する自然環境の破綻を示唆する。
▲あらゆる生き物は、すべてが有機的にどこかで繋がってその役割を果たす。「存在のすべてのトータルの上に」現在の地球が「アル」のではなかろうか。オオタカは生存を脅かされ、ギリギリのところでやっと生きている…。ジュゴンもヤンバルクイナもアマミノクロウサギも、みーんな状況は同じだ。あーあ、ニンゲンは途方もなく貪欲で勝手な生き物ですネ。やれやれ、トホホ。
★03/08/31(日)金山駅:午後2時~4時【名古屋市政務調査費・街頭署名行動】
◎午後1時15分西区発~帰着5時。政務調査費の領収書公開を求める街頭署名活動参加11名うち7名は前回と同じ懲りない面々。獲得署名数約150名。お疲れさま!行き45分、ビラ配り2時間、帰り60分。【ナゴヤど真ん中祭り】で渋滞が酷かった!あらゆる階層と年齢の男女が行き交う都心。ニンゲンって!ほんとイロイロ面白いな~。ゼニにならない全身運動のあと《カキーンと冷えた泡モノ》は干天の慈雨、まさに極楽!!!
第96回:「遅刻常習犯!?/お金持ちって?/学級崩壊/自殺!/嫌がらせ?騒音」
☆【海上の森くらぶ通信】2003年10月3日発行:128号&下町寺子屋事情
◎活動予定:10月25日(土)9時集合:海上の森野鳥の会・第4土曜日探鳥会
◎活動報告:相変わらず市議政務調査費・請願署名活動に会員として参加!!
★03/09/03(水)午後6時半~9時 【徳山ダムは名古屋の問題シンポ】名古屋市教育館
◎今日で実力テストが終わり塾はお疲れ休み《徳山ダム撤退ルール学習会》に出席。建設事業費
2540億円の97%を使い切り、更に1010億円を関係自治体に負担させようという《でたらめ水資源
開発公団》に《ダム建設から撤退し、これ以上の環境破壊を辞める》最期のチャンスをあげようという、
こころ優しい反対派からの提案集会。
▲参加は100名を超え大盛況だった。「ぜったい来ないと思ったけど、珍しいなー、みやながサンが来るなんて・・・」と在間弁護士。『うん、実は・・・』と上記の理由を説明。『平日の夜に来られるなんて滅多にナイからね~』と小生。
★03/09/03(水) 26. 遅刻常習犯!
〔学校の先生に残された道は、「戦う」しかない!なのか?〕
▼『こらー、また15分遅刻!コノー、Aのどアホ!たまには時間に来い!』
「うんうん、わかった、今度から気をつけるから…」
『ナニがわかっただ!ほんとにも~、いっつも口だけ、しょーもない!』
「それがさー、夜中の1時過ぎに《連れ》からケータイにかかってきてさー、しゃべってて、
気がついたら4時過ぎで、寝て、起きたらもう10時で…」
『女の長電話ってのは聞くけど、中3のオトコがそんな話すことあんのか?』
「うんクラブのことやダンス(栄まで稽古に通っている)のこと、いろいろさー」
『習い事もいいけど、もう受験だろ。今のままじゃあ行ける高校なんかナイぞ!』
「わかってるよ、だから、塾へ来ているんじゃん、センセー!」・・・むむむむ・・・
『じゃ~、キチンと来い!まともに来たことナイぞ、お前は、情けない!!』
「そんなん言うけど、オレなんかまだマシだよ、学校なんかもっとヒドイよ」
『ヒドイって、どうひどいんだ、学校?』 「8時半までに教室に入るんだけど、いつも来るのは
10人くらいでさー、40分頃から1時間目の終わりにかけて、ゾロゾロやってくるんだ」
『そんなんじゃあ、授業がまともに始められないじゃないか』
「だから、先生も40分過ぎにきて、あとはもう勝手にドンドン進むんだ」
「それに20分でも4時間でも、どうせおんなじ遅刻だしなー」。おいおい。
『先生は注意しないのか、バシッと』 「注意されて聞くような連中じゃないし《すぐ切れて、
けったりたたいたりする》怖いZ先生以外はみんなナメられていて、言うコトなんかゼンゼンきかないよ。4時間目の終わり頃に《スクールランチを食べくるダケ》ってヤツだっている」
『そうかー、だからといって、遅刻していいって理由にはならんのだゾ』
▼「そうそう、こないだ学校でさー、教室に侵入してTVのボリュームを最大にして、廊下のガラス、
みんな割って逃げたヤツがいてさー」と別の生徒。
『ええーっ、いつの話だ?夏休みになってからのことか?』
「うん、つい最近。こないだの出校日(25日)のちょっと前らしいケド」
『それと、いまの遅刻の話となんの関係があるんだ?』
「まあ聞いてよ。やったやつの友達から、僕の友達が聞いたんだけど、遅刻や授業態度を
いつも注意されて《うざったいんで》やったんだって!!」
『うーむ、やったヤツわかってんのか。学校はそのこと知ってんのか?』
「そんなん教えるワケないじゃん。学校だって事件、内緒にしてんだもん」
『学校の先生も《ちゃんとした子になって欲しい》と思って言ってんだよ』
「それがよけいで、ほっといてくれればいいんで、うざいんだよ、たぶん・・・」
「そうそう、教頭とツッパリグループが一緒に何回かプールに入ってたよ」
『どうせ《プール空いているから泳がせろ・・・》とでも言い出したんだろうな。
大変だな~、気を使って相手するのも。無視してほっぽり出せないしなー』
▲『そういえば先月、塾のドア開けてゴミを投げ込んで、生徒の名前を怒鳴って逃げたヤツがいて、
はだしで飛び出して《コラー、待てー》っておっかけたら、もうビックリ仰天して、4、5人ちりじりになって
逃げてったなー』 「先生がその顔で追いかけたらビビルわなー」。・・・オイオイ、どんな顔だ?
「で、捕まえたの、センセイ」
『1人くらいは捕まえられたけど、深追いして表通りまでいくと、
車がビュンビュン走ってて、事故ると可哀想だから、やめたんだよ』
「誰だかわかんないの?センセー、その逃げてったヤツ」
『うん、前から何度も授業中に、うちの生徒の名前を叫んでいく連中がいて、声で誰か分ってたから
《今度やったら家まで怒鳴り込む!》と生徒たちに《そいつに伝えさせたら》ピタッとやんだよ。50mは
追っかけたからな~』 あーあ【目には目を】で、ガツンと反撃しないとコタえないようで、やれやれ。
★03/09/06 27.お金持ち 〔お金持ちと貧乏人、この不公平何とかならない
▼「センセー、どーして金持ちがいるの?ナンにもしてないのにー!」と中3のA。
『おいおい、どうしたんだよ、いきなりなんの話だ?』とワタクシ。「うーんとさー、☆☆んとこのおばさん、今度、クルマ換えたんだけどさー、BMWでさー、もう5台目だって。☆☆に聞いたら800万したって」
『うーん、スゴイなー、先生のケッタ(自転車)、新品で約6200円だったから800÷0.6で1300台は 買えるな~』
「なにいってんの、くらべる相手が違うよ、先生のケッタなんか!」
『まあ、いいじゃん。わかり易いかな?と思って言ってみたダケ!で・・・?』
「それがさー☆☆に聞いたんだけど、オヤジのベンツが2000万でさー、あいつのオヤジ、どっこも
勤めてないみたいで、いつも家にいるんだ!」
『うーん、苗字から☆☆ってのは地(じ)の人だな。昔から住んでたんだな』
「それに★★んとこも、ベンツにアウディ、セルシオ、あとなんかの4台で、ビルの一階で喫茶店やってるだけなのに、浜名湖に別荘もあるんだョ」
▼『う~ん、それはねー、先生はここにもう50年住んでるから知ってるけど、このあたりは昔、ぜーんぶ田んぼだったの、庄内川の堤防までずーっと。大きな通りの角に家があるだけで、見渡す限り田んぼ。なーんもなかったんだ。それが今、空き地はゼンブ駐車場で、家やアパートやマンションだらけ。☆☆、★★、◎◎、◆◆って、みんなこの辺で聞く大きな家の名前だろ。ゼンブ昔からの農家やその分家、よーするに兄弟で、田んぼが宅地に化けたのさ。たぶん不動産がいっぱいあって、それでナンもしないで豪勢に暮せるのさ』
「いいなーそんな家に生まれたかったなー、不公平だなー世の中って」
『うん、そうだな。先生にも≪マンション3棟、アパート4軒、駐車場十数ヶ所≫持ってる知り合いがいて、銀行に勤めてたけど、給料もボーナスも全部小遣い、それでも足りないって家から金をもらったりしてて、ホント羨ましかったな~』
「そんな不公平なの、ナンとかならないの、センセー」
『うん、土地を国有にして≪身分や仕事ごとの極端な収入の差をなくそう≫と考えて政治を進めた国もあったけど、権力を握るとすぐ≪国の最高ランクから地方の末端まで≫階級ごとに見事に≪関係者が群がって甘い汁をすって≫ダメだったんだ。結局、今の日本みたいな体制がまだマシ?みたいなんだな』
▼「だと、オレら一生かかっても、あんなイイ思いゼッタイできないよなー」
『うん、しょーがないの。人間は生まれながら平等っていうけど、アレはウソ!生まれたときから家柄や財産、能力、顔の良し悪し、体格みんな不平等なの。羨ましがってもみじめになるだけ。ヒトはひと、だからあきらめるしかナイ!みんな、大したことナイ、才能なんてナイ自分を認めて!生きるしかないのさ。
Aの家は3階建ての2世代住宅だろ。それが羨ましい人だっているんだぞ。世の中には目や耳や手足が不自由なひと、それから毛の不自由なヒトもいて、でもみんな生きてんだ、自分が置かれた立場を歯軋りしながら!踏みつけて!』
「そうかー。だけど、センセーのはただのハゲじゃん」
『こら~、なんてことを!これは親からうつされたの、代々そうなの!』
「ウチはさー、長男が自衛隊でオレ3男。高校でたら働けっていわれてて、先のコト考えると夢もなんもないよ。がばっと儲けられる見込みゼロだし・・・」
『先生だってオヤジは日雇い、お袋は内職、中学から新聞配達で、金持ちになれんかったし後悔することばっかし、けどケッコウ面白かったよ。人生そう捨てたモンじゃなかったよ。まだこれからイロイロあると思うけど。それにかみさんに≪先のコト何にも考えてない!≫って、しょっちゅう言われてるけど、5年も10年も先のことなんか、考えたってわからん!!毎日出来ることを精一杯やるだけ。無理なことはムリ、できんのだから・・・』
▲「で、どーしたらいいの、オレなんか」 『あさってから実力テストだろ。まず勉強がシゴト。350点とれたら大合格!あと何がしたい?そうかゲームか。部活も・・・か。どっちもドンドンやりゃあいい。勉強や仕事は生きる手立てだから、トニカクもう、我慢してやるっきゃない。アトはそのトキそのトキ、やりたいことを自分の責任で、できる範囲で全力でやる!くよくよしたって何も変わらん!お前が生きているのは今、この瞬間なんだぞ。毎日やることやってれば、明日になり、明後日になり、あっというまに50年たつ』
・・・と、まあ、えらそうに生徒には言ってみたが・・・。≪う~ん、年末ジャンボ、今年は絶対に買うぞー!!≫ こらこら、トホホ。
★03/09/06(土)~07(日) 【旭高原元気村・自然観察会】9時10分:く牧野ヶ池集合】
◎もんごりクラブ小林さんのお誘いを受け、丸山さんの車に便乗して1泊2日の旅。参加19名が元気村バンガローに分宿。小生は高原の散歩道を約1時間ジョギング。びっしょりの汗をシャワーで流し絶好調。夜は《最接近の金星》を天文台や丸山さんの望遠鏡でも観察。翌朝は森を探索。名東区牧野ヶ池着14時半。そのまま炎天下をケッタで西区へ移動。夜また再び名東区へ。ゼンゼン疲れず、毎日快調そのもの!
★03/09/10(水)午後2時半~【住基カード反対・住民訴訟提訴】 名古屋地裁
◎地裁1階ロビーには定刻5分前に到着。参加者合計65名が正面玄関前歩道に勢ぞろいし、待ち構える6社のTVカメラの前を横断幕やプラカード、ゼッケンをかざし地裁敷地の境界までぞろぞろ歩く入廷風景を撮影。裁判所内での撮影は禁止されているのだ。(*撮影は開廷直前の頭撮りと記者クラブでの記者会見時のみ)提訴後、司法記者クラブでの会見に続き、弁護士会館で原告・支援者の集会を開催。解散4時過ぎ。
★03/09/12(金) 28. 嫌がらせ?騒音
〔警察へも行ったけど、通り魔事件が重なって、それどころじゃないみたいで・・・〕
▼「オーイ、いるかー」駐車場に車が入る音がして、耳なれた野太い声。
『いるいる、上だよ、2階!あがってこいよー』
「うん、その前に車洗っていいかなー」
『いいよー、ゆっくり洗ってー』 本音で話せる小学校からの親友M(独身)だった。
空いた駐車場で《いつでも洗車していい》と友人たちに言ってある。
『おい!このままだと財産はゼンブお前の兄弟が山分けしてオシマイなんだから、
あっちこっちの不動産売り払って好きなことダケしたらどうだ、足腰立つうちに・・・』
「好きなことって言ったってなー、車はもういいし、ゴルフや旅行はキライだし、糖尿で《酒も食らうのも アッチも》ダメだし、デカいカネがいるコトなんかないし」・・・むむむ。
『これ以上稼いでどうすんだよ。しょーがないなー、遺言書に俺の名前忘れるなよ!』
▼で、しばらくしてあがってきて、開口一番「だれか弁護士紹介してくれ!」
『なんだよ、どうしたんだよ、いきなり…、ひょっとして例の生活騒音か?』
「うん、隣りのイヤガラセが我慢の限界を超えたんだ、もうどうにもならん。
水商売の夫婦だと思うけど、夜中の2時、3時に帰ってドスンドスン歩いて、
ドアはバンバン閉めるし、どデカイボリュームで音楽を流してカラオケするわで、
何回も怒鳴りこんだり、管理人にも言ったんだけど、ゼンゼン効きめナシでさー、
こないだとうとう車のドアに横一線ギリギリーと、ひどいキズつけられちゃって・・・
《ウルサイって言いに行った》向こう隣りの車もやられてさー、証拠はないけど」
「うーん無神経なヤツがいるからなー、家でナニしようが勝手というんだろうな」
▼「警察へも行ったけど、通り魔事件が重なって、それどころじゃないみたいで、
それでもくどく粘って《今度なんかあったら来てくれる》ことにはなったけど・・・」
『ナンかあってからじゃー遅いし、それに暴力ざたなんか起きたら困るしナー』
「うん、最近はわざとやってる気がするんだ。だから、念のため録音してるんだ!」
『そうか証拠集めしているわけだ、ナルホド。でもタイヘンだなー、おマエも。
もうマンンション売って事務所へ引っ越したらどうだ、自前の一戸建てだろ』
「近所づきあいが面倒でさー、昔からの知り合いだらけでヤなんだ」・・・そうか~。
▼ 「そうそう、こないだスーパー銭湯でYにあってさー」
『Yって、指定暴力団★★の本家の若頭から組長にまでなったYか?』
「うん。サウナやホテルのプールは暴力団お断りでダメで、
しょぼいけど、気分転換にたまにスーパー銭湯へくるんだって・・・」
『あいつ、たしか中学出てから、お前んとこのオヤジの鉄工所で働いてたよナー』
「うん3、4年な。今は指つめて、盃返して不動産屋。本当は金貸しだけど・・・」
『えっ、そうするとアイツ、指2本ないなー。ずいぶん前、アイツにあったとき、オマエ
《指どうしたんだ?》と聞いたら、先代の親分の墓参りについていって、そこで親分が撃たれて死んで
≪護衛の責任をとって≫詰めたといってたから。そうそう背中に凄いド派手なイレズミしてたよなー、
あいつ!・・・で、銭湯なのか?』
「うん、刺青はそのまま。前に宅建取引主任の免許貸せって来たことがあってさ」
『おいおい、アイツになんか頼んだんじゃないだろうな、まさか』
「そこまではまだ。アイツはいいけど周りに現役がいっぱいいて、ヤバイから」
『で・・・、弁護士紹介してくれっていうワケか』 「うん、そういうこと」
▲『そういやーオレ、同時に≪5件の裁判の原告だった≫ときもあったからなー。
万博、末広まきこ、市民オンブズマン、長良川河口堰、アマミノクロウサギ裁判・・・
トニカク【かねに関係なく】奔走している凄い弁護士いっぱい知ってるから
紹介はするけど《カネはあるんだから》しっかり払ってくれよな、おマエ!
「うん、わかった。頼むと決めたら、その前に連絡するからヨロシクな」
『それより短気を起こして、目には目を!だけは絶対にすんなよ!』 「うん」
1週間たったが、まだいまのところ連絡はない。どうしたかなーアイツ?
★03/09/13(土)朝11時~12時【政務調査費・街頭署名】地下鉄一社:参加8名
◎3回目の街頭署名。富田勝三、斎藤まことの両市議と事務所の方2人、市民ボランティア4名。汗まみれで署名を訴えた。猛者ぞろいのメンバーも1時間でギブアップの暑さ!小生はケッタで1時間以上かけまた西区へ。運動不足解消のため正調ラジオ体操でウオーミングアップし腕立て235回。絶好調で早速《泡モノ》で真昼からカンパイ!!(●号泣議員「ののちゃん」で政調費が一気に全国区になる10年前の話し)
★03/09/18(木) 29. 自殺!
〔ダメなことはダメ、あとはなるようになる、どーってことない!人生気楽にいかなくちゃね〕
◎わが塾ではたったひとりの教師が小中の主要教科を全部教えている。教師を雇う余裕がなく仕方なくゼンブ教えているというウワサは本当だ!で今回は最高学年・中3クラス社会「公民」の授業でのおハナシ。
▼『前回は≪相続の話し≫でかなり盛りあがったけど、今日は暮らしと経済だ』
と、すかさずAが「そーいえば学校で≪緊急の社会問題≫って過労死の話を聞いた」
「あれは休んでた●●の≪父さんが過労死≫って、誰かが言ったからだ」とB。
「うちの母さんから聞いたけど本当は自殺だったって・・・」 ●●と同じ町内のC。
『うーん、亡くなった人のコトは深く追及しないってのが、世間にはあってねー』
『で、過労死とは別に≪自殺≫についてなんかハナシ聞かなかったか?』
「うん、聞いた。毎年3万人以上の人が自殺してるっていってたなー」
『よく覚えてたな~。7月に去年分の発表があって、5年連続3万人超えたんだ。
平均すると、毎日90人も自殺している計算になるんだよ、日本では・・・」
「そんなん、死にたいヤツは勝手に死にゃーいいじゃん。オレらー関係ないし!」
『そりゃそ~だけど、そんな身もフタもない言い方されたら、話しがすすまないヨ』
▼「せんせー、うちの親戚も自殺してさー、もうゼンゼンそこへ行かなくなった」
『う~ん、先生の親戚にも何人かいたけど、気の毒でとても行けないよな~。まあ自殺の理由がなんでも、残されたヒトたちのそれからが大変なんだ。死んだらオシマイで本人はそれで済むけど、あと家族がまだ生きてくわけで・・・』
「けどさー、なんで簡単に死んじゃうんだろー、ぜんぜんワカンナイ」
『う~ん、先生もわからん。けど、同年代のヒトのことはなんとなくわかるな~。
原爆を落とされて1945年8月15日に戦争が終わったのは知ってるよな。先生の仲間は翌年の46年4月から47年3月にかけて生まれた連中で、やたら数が多くてね、1クラス56人で13クラスなんて、もう普通でさ~。頑張るのが当然で≪ひとより偉くなることが人生の最大の目的≫みたいな教育を受けて、毎日が競争に競争で、ヒトを押しのけ、蹴落とし、1番を目指す! だからトニカクがむしゃらに前しか見ないで、みんな突き進んできたんだな。
▼で、国を動かす位置まできたエリートや≪奮闘努力の末≫かなりの地位や身分を手に入れた出世組が≪数の多さ≫から今の世の中を動かしているみたいだけど、ごく一部がくたびれ果てて、ぼーぜんとしてて、ポキッと折れたやつが自殺するんだ。 失業、倒産、借金苦、病気、人間関係…いろいろだろうけど、動物的な生命力が弱くて物の見方が1つしかできなかった…なんてのが自殺の裏?の理由だろうな。真上から見ると円、真横から見ると長方形。だけど実際は!斜めにみると円柱!てなもんで、考え方を変えれば別の人生を送れるハズなのに、頭が堅いというか融通がきかず、バカ正直すぎて、人間に≪車のハンドル≫みたいな遊びがなくて、ダメなんだろうな。ちょっといまの≪喩え≫わからんかったかな?みんなには』
▼「センセー、せんせーは会社とか、勤めたことないの?」
『勤務時間が決まっている会社はナイな~。ネクタイと靴下が大キライで。まあ、落ちこぼれだな』
「でさー、いまみたいだと生徒が少なくてつぶれそうだよねー」・・オイオイ。
『いいの!もうかったときも?あったんだから、こんでも昔は!まあボチボチ・・・』
金に困ったって≪かね、カネ、金が欲しい!だけどもっと「毛」が欲しい!≫とか≪困った、困った、
苦しい、苦しい≫ってメールばら撒いて言って、スッキリ・・・ で終わり。ぼやいたって【誰も助けてくれん、金だって湧いてこん】そんなん、わかってる。でも反応が《見苦しい》 《もうメール止めて》 《面白い》
《いつも本音でその通り》ってイロイロで、人間が見えて面白い。
▲思うほど誰もヒトのことなんか気にしてナイしね。思い詰めて悩んだって、解決するわけないから、そんなときはもう考えないコト!ダメなことはダメ、あとはなるようになる、どーってことない!人生気楽にいかなくちゃね。まあ、自殺しそうな《ひ弱》な生徒は、塾にはいないから心配しないけどな。さてと、前置きはここまで。社会の【建前(たてまえ)の仕組み】を教科書でおさらいするか。
★03/09/21(日)午後1時~5時過ぎ【今池祭り会場で政調費署名】 懲りない5名
◎12時36分西区発。現地着1時15分。凄い人出!小生は5時過ぎまで署名集め。祭り見物の人たちに信号待ちの間に声を掛けるのだが、場違いなのに結構署名してくれた。岩田さんのおごりのビールで3時にお昼をしていたら、河合塾の牧野(剛)氏が突然現れ、また泡モノの差し入れ。彼と「ヒカリ組」が2人、道路の真ん中で立ち呑みしつつおしゃべり。(*商店街の祭りで道路が歩行者天国になっていた)
★03/09/23(火) 30. 学級崩壊!〔来てすぐ弁当食って、朝飯がわりで、それからバックラってゲーセンいって、腹が減ったといって《スクールランチの時間に戻ってくる》ヤツもいるんだ〕 ▼「せんせー、もう、いよいよメチャクチャだよー、オレらーのクラス」
『どうしたんだ。どうめちゃくちゃなんだ、新学期になってからのことか?』
「うん、ハナシになんないよ。授業にならんのだから!もうオシマイだー」
『だから、いったいどういう状況なんだ?消しゴムちぎって投げるとか、
しゃべってゼンゼン説明を聞かないとか、マンガ読んでるとか、寝てるとか・・・』
「そんなんなら、前からで、どーってことないよー。じゃなくてさー、休憩時間になると勝手に
≪バックラっちゃう≫やつがいるんだ」
『なんだよ、そのバックラっちゃうってのは?』
「だまって抜けていなくなるんだ、教室から。よーするにさぼるコト!せんせー」
『何人もいるのか、そんなんがクラスに…』
「うん、4人いてさー、毎日なんだ。昨日も2時間目の放課にいなくなって4時間目の途中に戻ってきたヤツがいて、またそれで授業潰れちゃった。あとで聞いたら《家にカギがかかってて、入れなかったから戻ってきた》って。来てすぐ弁当食って、朝飯がわりで、それからバックラってゲーセンいって、腹が減ったといって≪スクールランチの時間に戻ってくる≫ヤツもいるんだ」
▼「それから授業中トツゼン立って出てってしまうヤツとか、授業が始まってから
窓から入ってくるヤツとか、もうすき放題で、やりたいほうだいなんだよ」
『いつもいなくなる4人なのか、そんなんするのは?』
「ううん、それが別のヤツなんだよ。授業中の菓子なんかさー、当たり前で、授業なんか騒いで
もう聞いてなくて、まともなのは、仕方ないから寝てるよ」
『おいおい、どこがマトモなんだ。先生はどーなってんだ、いったい』
「うん、こないだも≪何度いったらわかるんだ★★!その髪の色はなんだ!染め直すか切るかどっちにする≫って◎◎(先生)がいったら逆切れしてさー、≪るっせーこのボケ、調子にのるんじゃねー上等だ、表に出ろ、タイマンだー≫って言って、廊下にでてって≪でてこーい◎◎≫って★★が怒鳴りまくったら、◎◎はまあまあとかなんとか言って逃げてオシマイ。気の弱いセンコーばっかし」
▼『う~ん、本音でモノを言ってないんだろうな~。2,3発殴られていいから、思いっきり抱き着いて
動けなくして、目から鼻水出して説得してみるとかな~』
「ほかに賭け事がはやっててさー、100円、200円、500円って賭けるんだ。
オレ、いままでに3500円とられた。みんな学校に財布もってきてるからなー」
『おいおい、そんなん一緒にやるお前もダメなんだぞ。金をかけるなんて・・・』
「だって遊び仲間だから、イヤだっていったら、友達がいなくなっちゃうよー」
『うーん、困っちゃうなー、仲間がそんなんばっかしではなー』
「万引きしまくってるヤツとか、親の帰りが遅いヤツの家に夜中12時過ぎまでたまって、
そこの冷蔵庫のを勝手に飲んだり食ったりしてる連中もいるんだよ」
『うーん。どうせ、お前も誘われていってんだろ』
「そりゃーいったことあるけど、くそババーがうるさいから10時には帰るよ」
『なにがクソばばーだ、大事な親だろーが。しょーがないなーほんとにー』
▲「けど、センセー、いっつも≪塾へナニしにくるか考えてからこい≫って怒るけど
カバンの中に弁当だけで学校へくるのがいっぱいいて、オレなんか教科書もってくし、塾だけは休まず 遅刻せず来るから、ホントましなほうなんだよ」
『どこがマシだ、教科書は忘れる、筆箱はナイ、問題集をなくす、試験前日までテスト範囲表を見ない、 センセイの髪の毛が抜けるのはみんなお前のせいだ!!』
「せんせー、塾ゼッタイにくびにしないで、塾へ来るのダケが楽しみなんだから!」
オイオイ、ここはなんなんだ!レジャーセンターか?まあいい、授業始めるぞ!
★03/09/27(土)朝9時~定例【海上の森・秋を探そう探検隊】 参加34名
◎名東区発7時45分、山口駅着8時55分。スタート9時20分。快晴、でも鳥はとほほ!山口駅帰着14時10分、西区着15時50分。寺子屋事情作成後、西区発19時10分。名東区帰着20時23分。
ケッタで移動4時間、山歩き5時間。気分爽快!元気デス!!
★03/09/28(日)午後2時~【政調費・街頭署名4回目】栄・三越前:参加11名
◎2時前から4時20分頃まで実施。錚々たる顔ぶれ。84歳の学士院会員・水田洋さんの元気さには脱帽。終了後、水田さんも《生大ジョッキ》で、仲間9名が乾杯!6時過ぎまで歓談後、解散。これがあるから辞められない市民活動!!むふふ。
★03/09/29(月) 31. 生活騒音・報復?!
〔マンションなんかゼッタイに住んだらダメだぞ、オマエ!〕
▼「おーい、いるかー」 『いるよ~奥、おく、1階の奥だよー』
「なんでカギかってんだ、いるのに・・・」 やってきたのは小学校からの親友。
『うん、半ズボン裸でいるもんだから、いきなり入って来られるとチョットね。
こないだ、女生徒がトツゼン来て、ぎょっとして固まってた。時間を間違えたんだな』
「かわいそーに<もう辞める>って言わなかったか、塾を、その生徒」
『なにいってんだ。それより、なんかいいことあったんか、顔が明るいな~。
いよいよ年貢納めて20歳くらい若い嫁さん、もらうことにしたとか・・・』
「ちがうよー。例の生活騒音、やっとカタがついたんだ!」
『へー、どうしたんだ、あれから…、弁護士頼まずに済んだんだ!』
「うん、マンションの管理組合の委員長と副委員長に事情を話したんだ。
それで、役員会で話がでて≪こういう苦情がある≫と相手に伝えたんだって」
『ふーん、そんなんで静かになったんだ、でも、よかったなー』
▼「それがゼンゼン。まったく無視。こっちが変だと言ってたみたいでサー」
『なんだ、それじゃー、解決したんじゃないじやないかー』
「うん、相変わらずでさー、こないだの夜中2時過ぎ、とうとう切れたんだ。玄関へいって、ドアをガンガンたたいて【でてこーい●●、このバカヤロー、下手に出てりゃ、つけ上がりゃあがって、このヤロー、表に出て来い●●、話をつけに出て来―い!】って、出てくるまで叩きまくってやったんだ、ドア。もう近所中の電気がパッとついて、それでも、だーれも外へでてこなくてさー。ひきつったような顔をした嫁さんが半ドアでのぞいてから、亭主がでてきて・・・」「それで<警察へ行こう>という話になって、ソイツが先に着いたんだ北署へ。それがどう説明したか知らんけど、一緒に話を聞いてくれないんだ、別々で。結局≪お互い冷静になってよく話し合って≫なんて、アホみたいな仲裁でチョン。そんとき、アイツ酒臭いから≪おマエ、飲酒運転だろー≫といったんだけど、警察しらんぷりで、アイツ平気な顔で運転して帰って、戻ったら3時半過ぎ」
▼『そりゃ~交通警察じゃないし、夜中の民事の仲介なんかハイハイって聞くだけ、
器物損壊とか傷害とか証拠がある被害がなければ、動くワケなんかないよ!』
「こりゃダメだと完全にわかったから、それからはもう、うるさいと、こっちから棒で壁をバンバン叩いて
やったんだ、夜中でも、いつでも・・・」
『え~っ、おいおい、それもどうかと思うけど、しょーがないんかな~、で?』
「3、4日続けたら、もうピタッと止んで、静かになった。」
『そりゃ~なるわなー、なにされるかわからんもんナー、切れたヤツから!』
「うん、それがさー、今まで普通に挨拶してた同じマンションの嫁サン連中が、顔をみかけるとすーっと
引いてくようになってさー、町で行き会うと、脇道へまがってっちゃうのもいてヤな感じで、気が滅入るよ、ったく・・・被害者なのに」
『独りモンだし、なにしてるかわからん人って、思われてるんだろうな。それに駐車でもめて「隣りの主人を猟銃で殺して自殺した」事件があったし・・・』
「近所の喫茶店でいっつも見られてるし、自営だから昼間いたりするしなー」
『まあ、迷惑してても我慢して波風立てないのが普通の近所付き合いだから、
夜中に怒鳴り込むなんて、もうお前は変わりモンで、すぐ切れるコワイ人なのさ』
▲「マンションなんかゼッタイに住んだらダメだぞ、オマエ!ほんともう懲りた」
『そんなん住むワケないじゃん。ウチなんか静かすぎてシーンと音がしてるぜ』
「マンション処分して、事務所壊して住まい兼用に建て替えようかなー」
『うん、それがいい。どうせ死んだら持ってけないんだから、財産なんか、なっ!』
★03/09/30(火)午後1時:名古屋市役所 2時:議長に政調費請願提出:18名
第97回:「オンブズマンって?/告白!/こんどーむ!/反面教師?!/生成流転」
☆【海上の森くらぶ通信】 2003年11月3日発行:130号&下町寺子屋事情
◎活動予定:11月22日(土)9時集合:海上の森野鳥の会・第4土曜日探鳥会◎
★03年10月1日(水) 32. オンブズマンって? 〔県や市が税金から組んだ予算を使って
キチンと仕事をしているかどうか《専門家の目でチエックしよう》という組織なんだよ〕
▼「せんせー、実力テストの時事問題でさー、PKOとNGOが出たよー」
『そうか、で、どんな問題だった?』
「うん、正式な日本語の名称を書けというのでさー、できんかった!」と中3A。
「前の日に塾で、先生がキチンと調べろっていってたよ、NPOとかも…」とB。
『えっ、おれ、そんなこといったっけ。じゃー、Bはできたな!』と記憶喪失教師。
「それがさー、できんかった。メンドーくさいから調べんかった・・・」
『おいおい、しょーがないなーAもBも、ほかのみんなはできたんか?』
「うん!」 「できたよ」 「国際平和維持活動と非政府組織だよね」
『たぶんそうだと思うけど、ODAとかGNP、NPT、GATTなんていっぱいで
先生も教科書よくみないと…、頭文字を並べて覚えろといわれてもなー』
「いいよ、せんせー、試験にでたから、もう一生、カンケーないよ、ゼンブ!」
『そりゃ~そーだけど、そういう問題じゃあないんだけどなー、まっいいか』
▼「そいでさー《オンブズマン》ってのを調べてくるという宿題がでてさー、前に、ポストから新聞取ってきてって言われたとき、なんとかオンブズマンって、先生宛に郵便がきてたのを思い出してさー、なんか関係あるのセンセー?」
『うーん、オンブズマンというのは確か北欧の国が始まりで、日本で先生が関係してるのは名古屋の弁護士が始めた《市民団体》なんだ。行政といって、地方自治体、まあ県や市が税金から組んだ予算を使って、キチンと仕事をしているかどうか《専門家の目でチエックしよう》という組織さ』 『で、正式には全国市民オンブズマン連絡会議といって、今年で丁度10年で、それを始めた新海 聡という弁護士が「情報公開請求をする市民グループ」を作りませんかと呼び掛けたんだ。それを聞いて手を上げたのがヒマな先生で、新海さんが弁護士を3人紹介してくれて、先生は仲間の大学教授や通訳に声をかけて合計10人で「万博オンブズマン」というのを、確か97年に作ったんだ。』
▼「で、万博オンブズマンってどんなことしたの、せんせー」
『う~ん、まず《みんなで行こまい情報公開ツアー》ってのを新聞で広告して、毎月1回大勢でおしかけて、手当たり次第、あらゆる情報公開請求をしたんだ。これを99年までのあしかけ3年間は一度も休まず、24回連続でやったんだ。職員にはホント気の毒だったけど、なんせ、トニカク隠すのが仕事だから、文書の塗りつぶし作業が膨大でさ~、とうとう2年目の夏には職員の盆休みがとれなくなるから、お願いだから取り下げて…なんていってくる状況になってね。
モチロン市民オンブズマンの粘り強い活動や《数えきれないほどの》訴訟が90%以上の要因だけど、全国の都道府県で下から数えて2、3番目の情報公開度だったのが、上から2、3番目の情報公開先進県になったんだ。センセイたちはそれ以後も万博関連を中心に情報公開請求をしていて、一番最近は《4月に新車に換えた知事、副知事専用車》の情報公開を7月に請求したな』
▼「ふーん、そーなんだ。で、どんなヒトがやってんの、そんなん」
『え~っとねー、フツーの大人には政治や経済は頭の中の世界の話なんだ。《なるほど》という意見や考えを言う人は結構いるけど、まあみんなそこマデ。情報公開請求とか署名活動、デモ、集会なんて、実際に行動を起こす人はほとんどいないな。社会の仕組みに納得できないことがあって《出世やカネ、外聞は関係ナイ!》トニカク自分で動いて、なんとか変えたいというヒト、まあ、世間の常識では≪変わりモン≫がやってるんだろうな。』
▲「ふーん、でもカネにならないんでしょ、そんなことしたって!」 『まあね、面白い話は情報公開をいっぱいやったから山ほどあるけどそれダケ。それより新海弁護士って、若くて愛嬌があって明るくてすごい実行力の人なんだ。今まで2回、知事選に出るよう頼んで断られたけど、きっと!愛知どころか日本を変えるひとりだから、今からみんなが選挙権を持つころがホント楽しみなんだ。』 「そうなんだ」 『おっと、オンブズマンの話から脱線しちゃったな。さーてと、今日の授業始めよーか』
★03年10月2日(木)午後2時~名古屋市議会・議長あて請願書並びに署名を提出
《政調費領収書の公開を義務付けるよう条例改正を求める請願》を富田勝三、斎藤亮人、村瀬たつじの3氏が紹介議員となり、市民15名が署名3740筆と共に提出。2時半から市政記者クラブで記者会見。各紙が報道してくれた。
★03年10月4日(土)~5日(日)【伊良湖岬と神島:1泊2日タカの渡り観察旅】
◎朝8時・天白区高垣宅へ地下鉄・赤池で藤井保人、田原「道の駅」で篠田耕児の諸氏と合流、黒河湿地へ。収穫はシデコブシの実!大山の麓で丸山茂、大羽(渥美自然の会)、小柳津弘(汐川湿地を守る会)さんが揃い、壮年でもシンドイ!急傾斜の道を《おんとし88歳》の小柳津さんが頂上付近まで登られたのには驚愕した。(頂上少し手前で待機されたが)
大山頂上が自衛隊のヘリコプター離発着訓練場の候補地になり、反対運動代表:大羽さんの案内で登った。眺望は抜群だった!16時の船で神島へ。民宿周辺を散策、宴会後、丸山さんのガイドでスバル星団の観察会。翌朝は島を一周後、神島灯台で渡りを観察。伊良湖ビューホテルでのセミナーに参加後、フェリーで師崎へ、帰着20時。お疲れサマ。
★10月6日(月) 33. オトナの遊び!大人の楽しみ?
〔まあ好きなコトして遊んでいいのさ、楽しければ。ただし社会のルールを守ってネ!〕
▼「せんせー、昨日さー、ひどいめにあっちゃってさー、やんなっちゃった」
日中はまだ暑い夕方の小5クラス、来るなり口を尖らせて報告するA子。
『えっ、痴漢がでたとか、なんかあったんか?』すぐ、そっち方面が浮かぶ教師・宮永。
「ちがうよー、クソ暑いのに、カギがかかっててさー、家に入れんかったの」
『えーっ、カギ持ってなかったんか』
「うん、とーさんがいるはずなんだけど、休みでさー、それがいなかったんだ」
『それでどうしたんだ。おばあちゃんかお母さんに連絡したんだろ』
「だってケータイ、学校へ持ってけないからさー、パート先に連絡できんもん。
おねーちゃんも帰ってきて、ヤッパリ家にあって、B子んとこへ行ったんだ」
『そりゃあ、よかった。B子んとこなら、道をはさんですぐ斜め向かいだもんな』
▼「ウン、だけどB子の塾が4時からで、家に誰もいなくなるから又戻ったんだ」
『そーか。B子んとこも、お母さんもおばあさんもパートで昼間いないよなー。
じゃあ、それからずーっと家の前で待ってたのか、だれか帰るまで?』
「うん、母さんのも、ばあちゃんのも父さんのも、番号覚えてなかったもん」
『そーだよなー、登録したら、あともう覚えてないよなー、あんな長い番号』
「で、結局6時半過ぎまで待って、蚊に食われてボコボコで、もうサイテー。
それがさー、とーさん春日井までパチンコにいってたんだって、朝からずっと。
大人ってほんとパチンコ好きだね。休みになると朝からみんな行くもんねー」
『それは隣りの学区の浄心に≪日本で最初のパチンコ屋≫正村会館ができて、
そこから日本中に広がったからで、今でも本家?のパチンコ屋があるんだよ』
「そーか、だからこの辺いっぱいあるんだ。せんせーも行くんでしょ、パチンコ」
『うーん、それが行きたいんだけど、ダメなんだ』 「どーしてなの?」とC子。
▼ 『先生さ~、小学校から高校まで陸上部の長距離で、のどが弱くてだめなんだ。
ああいうとこって、タバコの煙だらけだろ。むせて咳きこんで、息ができなくなるんだ。
前にパリ行きの飛行機で、注意したら無視する外人がいて《コノヤロー表へ出ろ!》
ってなりかけたケド、周りが止めてね。まあ飛んでたから、外へ出れなかったけど』
『それにパチンコって手軽なんだ。損するコトが多いハズだけど…じゃないと店が
潰れるからね…で、たまに大当たりすることがあって、それが強烈に頭に残って、
損したことがぶッ飛んで、また行きたくなるんだろうな。2、3時間すぐ潰せるしね』
「大人の遊びってパチンコしかないのかなー」
『この辺ではみんなパチンコだけど、他に男だったら呑みに行く、釣り、ゴルフ…
女の人なら喫茶店、買い物、カラオケ…って、まだいろいろあるさ』
▼ 「ふーん、じゃあ、センセーの楽しみはなんなの?」と脇からD男が質問。
『それがさー、そんなんどこがいいの?てんで《20へー》にも届かんな、多分…』
「えーっ【トリビアの泉】見てるの、せんせー!」 『うん、いっぺんだけネ』
「教えてよー、せんせー、なんなの?」
『え~っとね、森や山を独りで歩くこと、鳥や花を見ながらね。それと走ること。
今はケッタでぶらぶら、都会のジャングルを探検?してるんだ、あっちこっち!
名東区や千種区にはジェットコースターみたいな坂がいっぱいあってさ~、
全力で上りきったあと《一気にくだる気持ち良さ!!といったら》もうサイコー。
こないだなんか汗ベタで頂上にさしかかったら、急に小雨がさーっと降ってきて、
もう天然のシャワー《夢みたいに気持ちよくて》思わず口をあけて走っちゃった。
それから庭や公園、街並み…見るものゼンブ、もうホント!世の中イロイロで面白い。
▲《あ~気持ちいいナー》とか《生きてて良かったな~》って思うことが毎日あるんだ。
なんでもすぐ感動する単純で安上がりな人間で、みんなにはゼンゼンわからんだろうな!まあ、好きなコトして遊んでいいのさ、楽しければ。ただし社会のルールを守ってネ。昔から《遊びをせんとや生まれけん》って言葉があって、本人がよければいいんだ。 さ~て、授業を始めようか。今日は小数の割り算からだったよな、うん』
★10月8日(水)10時【徳山ダム・追加費用:担当部局と交渉】県庁1階ロビー集合
◇徳山ダム・県庁実務最高責任者の課長ら3名と市民グループ14名で意見交換会。団体交渉に慣れていない課長で、追及に感情的になりむっとする場面もあり、お役人としては「かなり地が出る」お役人のなかでは珍しいタイプ。在間さんの語調が厳しいのが印象的だった。正午ごろ解散。
★10月10日(金) 34. 告白!〔せんせー聞いてよー、Aちゃんさー、彼氏できたんだよー」
▼きゃっきゃっと声をあげて、小6の3人娘が教室に飛び込んできた。
「せんせー、聞いてよー、Aちゃんさー、彼氏できたんだよー」とB子。
「ちがうよー、勝手にコクられただけで、他に好きなヒトいるもん!ワタシ」と、ニコニコ顔のA子。
『コクられたって、告白されたんか?好きだって!』とりあえず聞く小生。
「うん、ナイショだっていったのに、B子ったらー、すぐ言うんだから…」
「いいじゃん、せんせーだから」
「えーっ、だれ、好きな子って。夏休みのお泊まり会で言ってた子?」とC子。
「えっ、なんて言ってたっけ、そんとき、ワタシ」 「☆☆ちゃんって言ってたよ。」
「じゃあ違う、今のと」 「だれなの?」 「ナイショ、すぐしゃべっちゃうから、もう言わない」
▼「そーいえば◎◎さん、ファーストキッスしたんだって!」と情報通B子。
「えーっ、去年の12月24日、わたし◇◆が◎◎さんにコクった現場にいたんだ!」
「じゃあー、Aちゃんが愛のキューピッドだったんだ」
「うん、そー。あれからもう、あつあつで、いっつもカップルで、るんるん」
「あのふたり、もっと進んでいるってウワサだよ」
「えーっ、というとどこまで、きゃーっ、ひょっとすると…」
『おいおい、なんてトコまで話が行っちゃうんだ、変なうわさはヤメ、やめ!!』
「いいなー、ワタシも欲しいなーカレシ」突然いつも控え目でおとなしいC子。
「そうそう、A子のファーストキッスっていつ?」これまたズバリと聞くB子。
「えーっ、そんなん、ナニいってんの!B子、やーね」
と、C子が「そんなん言うもんじゃないよねー。わたしはまだ、だけど…」
▼で、つい『3人とも、今のところカレシいないのか?』と聞いてみると、
「5年のとき、つきあってた子がいたけど、今は別れてフリー」 むむむ。
「好きなコがいるんだけど、ライバルが多くてさー、コクる勇気がないの」
「好きなコ、3人いるんだけど、どれにしようか、迷ってるの」
『オイオイ、ものじゃないんだから《どれ》に、じゃなくて《どのコ》だろ!』
「いいの、小学生だから、あっちこっち連れて歩くだけなんだから…」
『そんな~、大人だって基本は連れて歩くだけだと思うケドな、先生は。
じゃあ、中学になったら、どんなふうに付き合うんだ、カレシと…』
「それはもう、そのときの気持ちしだいでさー」
「愛を確かめ合うんじゃん、2人で、◎◎さんみたいに、きゃはは」
『ええーっ、それってどんな?』つい過激!?なコトを想像し、聞くと
「センセーは大人なんだから、そんなこと言わせなくてもワカるでしょ!」
……うーん、そうでした、ハイハイ、おっしゃる通り、デス……
▲『そうか~、先生は女のヒト大好きなんだけど、もうじき57になるのに、昔からずーっと、
好きになって寄ってくと≪しっしっ≫といわれてオシマイで、もてたコトないからな~、いいな~、
うらやましいな~、みんなもてそうで…』
「せんせーなんか、まだ40くらいに見えるから、いいことあるよ、きっと」
『こんなキューピー頭の先生でもか?ありがとネ、元気づけてくれて…』
さーてと、時間だな。今日は算数、比例の関係からはじめようか。
★10月12日(日)12時:東岡崎駅前集合【愛教大名誉教授・影山健宅にて慰労会】
◎このところ秋恒例の《健さんを囲む会》・・といっても押しかけて「ご馳走になる会」へ。ハプニングで電車に乗り遅れ、東岡崎駅前で電話し終わったところへ、心配してスクターで様子を見に来られた奥さまとバッタリ。健さんに迎えに来てもらい、どうも、どうも!
◎愛知の市民運動の最長老白木昭三さん88歳、豊明市議6期・悠々の年金生活者小松猛さん61歳、小生のレギュラーに、愛知民商の長老・医療法人名南会相談役・梶田吾郎さん84歳の4名。早速《鍋奉行》健さん差配の「つみれ鍋」をつつき、昼間っから泡モノに焼酎で、過去2度の知事選のあれこれから、健さん初孫のアルバム、奥様がマレーシア人という次男の結婚式のアルバムと、身内同然の仲間という対応。笑顔がこぼれっぱなしのひととき。ほんとゴチソウさまでした。辞去はもう夕方の5時半!
★10月16日(木) 35. こんどーむ! ◎授業が終わるのを外で待ち、まだ帰り支度
している教室へ、真っ先に入ってきて席につき、早速オシャベリを始める《チョー明るい女子2人》が
牽きいる中2クラス。準備をしながら聞くともなしに聞いていると、こんなやりとりが耳に入ってきた。
▽「◯●ったらさー、アレふくらませて女子にぶつけたりしてんだよ、今日」とA子。
「うん、ワタシもさー、渡されて、ねちゃねちゃキモかったから、手洗ってきた」とB子
「使用済みのじゃあなかったんか?それって…」と脇からずいぶんなコトをC男。
「やだー、そんなんちゃうよー、新しいのふくらましてるトコ、見てたモン」
「やんなちゃうよねー、調子に乗ってほかの男子も、ふくらませて飛ばしてた」
『え~っ、ナニ持ってきたんだ学校へ!』薄々…わかりながら聞くワタクシ。
「センセー、アレだよアレ、ナニするとき使うヤツ、わかってんでしょ!」とC男。
『ウ~ンしょーがないなー、そんなん持ってきて、学校へ。毎年いるけど、いったいどこで手に
入れるんだろう、あんなん、連中は?』 「せんせー、100均(ヒャッキン)で売ってるよー」
「自販機でも売ってる!」 「カンタンに買えるよ、せんせー、誰だって!」
「そいでさー、しょっちゅう持ってくるヤツがいてさー、おもちゃにしてんだ」
『100均だって、そんなん買うの恥ずかしくないんかな~、店の人に…』
「100均なんか、ナニ買っても《数をかぞえるだけ》だから、平気なんだよ」
▼「だって使ってるヤツがいるんだもん、アレ、もう…」みな当然という顔つき。
「えーっ、もう、そんなんが中2でいるんか、みんなのなかでか?」
「うん、わたしが知ってるコで2人いるよ、いくとこまで行ったコ」…おいおい!
『クラスでか!』 「ちがう、同じ学年で…」 あっけらかんとA子。うーむ。
「せんせーなんかも使うんでしょ!」
『コラコラ!先生もうじき57なんだよ。そんなん使う相手がいないよ~』
「援助交際すればいいじゃん!」と、母親も中学のとき塾へきていた生徒D。
「そんなカネないよね、せんせー」いつもケッタで移動の我が輩を知るB子。
A子「月謝上げるとか、バイトするとかなんか金儲け考えたら」…むむむむ。
「カネができたらエンコーするってか?先生が!そんなんないよなー」
《母親が元ヤンキーで父親が右翼の構成員だった》というEが意外な援護。
▼『収入が少ないの、よくワカってるな~、みんな。誰かいたら、紹介してね!』
「エンコウの相手?せんせー」と、トンデモナイ、D。
『ナニ聞いてんだ!オマエ。塾で勉強したいコを紹介してってことダョ!!』
『ほんとにも~、みんなアレのことで頭がはちきれそうになる年頃だけど、オトコってのは
《とにかくチャンスがあればイタダキ》ってとこがあるから、特に女子!安売りしちゃあ、ダメだよ。
ゆっくりあわてず、時間をかけて…ね』
「わかってるョ、中学はいっくらなんでも早過ぎる」 「高校だってまだ早いよ」
「ここにいる子は、そんなヘンなのいないよ。みんなマトモだもん」
『うーん、ヨシヨシ、まあ自然の流れに任せて、もう少しアトで…、ね。』
▲『先生が中学の頃は、そんな話は友達どうしでも口にだせない時代でさ~、だけどヤッパリ関心は山盛りでネ、でも、辞書で《アブナイ?言葉》を引いて興奮する程度でさ~、情報はセイゼイそれダケ、ほんとカワイイものだった。みんなは凄い情報がなんでも手に入って、ずいぶんなコトまで知ってるけど、結局≪お互いのこころが一番大事≫ってのは、昔も今もかわらないんだよ。さーて、きわどい話はここまで。今日は一次関数から。身体は勝手にどんどん大きくなるけど、中身も成長させなくちゃネ!』
★10月17日(金)14時15分 【徳山ダム・監査請求書提出】市役所1階ロビー集合
◎愛知県の監査請求人は74名。名古屋市の請求人は42名。岐阜県120名。参加者は伊藤(金城大教授)代表、新海聡弁護士など計7名。名古屋市についで愛知県へも監査請求。監査委員との窓口は新海聡弁護士の事務所。2時半から記者クラブで記者会見。参加6社。
★10月18日(土) 36. 反面教師?
〔前のクラスが終った後の10分間、今夜も中2の面々が早くから来て賑やか〕
◎生徒にプリントを配り《わからなければ質問する》というテスト対策の授業で、始まっても問題を解く手を動かしながら言いたい放題オシャベリが止まらない。小生もときどき《しゃべってばかりいないで!》と注意をしつつ聞いている。で、今夜の話題はテスト初日まで《あと2日!》とあって、とーぜんテスト関連。
▼「今度の中間の数学さー、誰が作るか知ってる?」
「知ってるよー、確か●○だよ」
「げっ●○なのー、ほんとサイテー、もう死にたくなった、やだー」
「●○ってさー、むっちゃ難しい問題だすんだ!ゼンゼン教えたことないヤツ」
「この学校の生徒は≪バカばっかり≫って、平気で授業のとき言うんだ」
「前にいた学校が◎◎中でさー、凄いハイレベル校だったみたいでさー」
「授業のときいつも、この問題がとけたら<3>、これがわかったら<4>、
こいつが説明できたら<5>って、すぐ通知表の数字を持ち出すんだ」
「うん、ほんと生徒を馬鹿にしてんだ。スグ、こんなんわからんのは<1>だとかさー、
オレらー、通知表のために勉強してんじゃないっつーの」
▼「●○さー≪こんなんがわからんのか、アホか!オマエ≫ってすぐ言うけど、
わからんから習ってるんで、それを教えるのがアイツの仕事なのになー」
「それに、わからんっていうと≪わかれ!≫って言って、それで次にいっちゃう」
「でも、わからんからもう一度聞こうとしても≪さっき説明した通り≫って無視で、わからんまま聞い
ててもしょーがないから、聞いてないと、急に怒りだして、≪聞く気のないヤツは出てけ≫って、
ドア引いてどなるんだから、やんなっちゃう」
『おいおい、そんなんだったら、どっかの塾の先生も、しょっちゅう言ってるぞ~!
≪でてけ!≫とか≪もう帰ってよし≫とか…』トツゼン割り込む教師・ミヤナガ。
「せんせーのは≪ホントに聞いてない≫ときで、それに半分冗談だからちゃうよー」
▼「それに●○は絶対に100点とらせない≫テスト作るって、いつも言ってるんだ」
「どっかの入試問題集から≪クソ難しいのばっかし≫探してくるんだよ、アイツ」
「完全にいやがらせだよなー」 「イジメだよ、あいつのは」
「それで、できんと≪レベルが低い≫とか≪バカばっかし≫とかよく言うよなー」
「そのくせ、答案の見直しは答え渡して≪自分でやっとけ≫で、おしまいでさー」
「そんな難しいの説明してくれんと、答え見たってわかるわけナイじゃん、なー」
「あんな生徒をバカにしていじめるセンコー、辞めさせる手ないかなー」
『こらこら、ずいぶんなコトになってきたなー、そんなにヒドイ先生なんか?』
「もう、学校中で嫌われてんだ。早くどっかに行かないかなー、●○のヤツ!」
▼「今度、でてけっていわれたら、みんな教室出てくとかさー」
「教育委員会に訴えるとかさー」 「そんなんいったってムリだよ」
「じゃあ、●○に≪やらしいことされた≫って、誰か女子が言うとか…」
「あんなんに≪やらしいことされた≫って考えただけで死にたくなる!」…オイオイ…
▲『うーん、難しい問題ばかりで平均が20~30点ってテストはチョット困るな。まあ、先生といっても、
世の中にはいろんなオトナがいる……というコトなんだな。みんなの言ってることが本当で、ほんとうに
イヤなら≪そんなオトナにダケ!は絶対にならないよう≫みんなが気をつける!たぶん、ソレが、その先生が≪みんなに教えてくれているコト≫だな、反面教師ってね』
★同上18日(土)〔みなさま、並びにマスコミ各社様〕
◎名古屋市議政務調査費・条例改正請願書に添付する署名を求め街頭活動を実施
とき:10月19日(日)午後2時~4時 ところ:名古屋市栄・三越ライオン像前
◎10月2日に政務調査費の領収書公開を求める請願書を提出しました。市議会本会議が閉会後、所管の委員会が開催されて審議の予定です。鉛筆1本、消しゴム1個にも領収書が要るお役所で、月額96万円の歳費を受け取っている議員が、それだけでも凄いのに、本会議や委員会に出席するたびに貰える費用弁償1万円に加え、月額55万・年額660万円もの政務調査費を使用するにあたって≪領収書の添付が義務付けられていない≫ことを知った市民の〔全員一致〕の感想は【こんなうまい汁、を吸ってるから、一度なったらもう議員を辞められないんだ。選挙でカネをかけても、すぐに元がとれる!こんなんでは、どーにもしょうがないなー】です。
◎借入金まるけの市財政を考えたら!後ろめたいことがなかったら!!堂々と領収書を公開できるはず。言い訳はもう許しません!!!ぜひ時間のあるみなさん、いっしょに署名活動に参加ください。 〔市議調査研究費の情報公開を求める名古屋市民の会〕代表:成田 操 〔文責&問合せ〕事務局:宮永正義 (連絡先・略)
★10月19日(日)14時~16時【名古屋市議政務調査費・街頭署名】参加8名
直前に成田さんから1時半頃集合との連絡であわてて出かけたが、時間に来たのは池住義憲さんのみ。オイオイ!それでも懲りない常連が計8名。反応はにぶかったが120筆あまりをゲット。
◆10月22日(水)午前中:投稿作成 【こんなダムいらない】 朝日新聞「声」欄殿
▽21日朝日新聞朝刊で、国交省中部地方整備局と設楽町が設楽ダム建設推進協定書に調印したとの記事を読んだ。1962年電源開発(株)が計画を構想して以来41年、変遷を重ねた末の多目的重力式コンクリートダムで建設費も1997年に試算された2千億円で済むはずがない。
▽国交省側は「地元の反対運動の弱体化を捉え」、設楽町は「保障交渉の担保」と、双方共に≪開発のお仕事確保≫と≪補償金≫の利害が一致したお手盛り証文だ。地元さえ潤えば、結果が悲惨な環境破壊や、巨額の経済的負担を国民にかけようと≪カネでケリをつけてオシマイ≫というトンデモナイ話し。
△計画がバブル時のままで、ダム問題を検討した「豊川流域委員会」でも最新の需給予測に対応する見直しもなかった。たとえると≪とりあえず豪邸を建てたい≫が、何人家族で、どんな年齢構成で、どう使いたいのか、しかも施主の負担額もわかっていない!でも建てると≪国≫がいっている。こんな≪造るだけが目的のダム≫なんかもういらない!《個人塾経営・宮永正義・56歳》
★10月22日(水)13時~【住基カード差し止め訴訟・第一回公判】 名古屋地裁
原告などで傍聴席はいっぱいだった。次回公判12月5日で閉廷。所用で集会は欠席
★同上22日(水) 37. 生成流転!
〔ベンチで新聞を読んでいた典型的サラリーマン氏が、≪野宿のヒト≫に!?〕
◎西区の自宅兼教室は名古屋城の真北、かつての尾張徳川家の城下町の周縁部にあり、秀吉や信長に関わる戦跡や砦の跡が今もあちこちに残っている。日課の散走(自転車でする散歩)で、いつも立ち寄る志賀公園もその1つで、公園の中央に≪織田信長の補佐役≫で、その行状を諌めて切腹し、うつけもん信長の目を覚まさせ天下人へと向かわせたという《平手政秀》の屋敷跡の碑が立っている。
▼今年3月中旬。毎日、木蔭の同じベンチで、ネクタイ・背広姿、見たところ小生と同年輩の典型的サラリーマン氏が新聞を読んでいるのに気がついた。1週間ほどは≪営業の人が時間調整か休憩でもしているんだろう≫と思っていた。
▼1と月もすると、背広に革靴、脇にカバンのスタイルは変わらないもののネクタイを外しベンチでぼんやりしているコトが多くなった。あちこち出歩き、≪多い日は3回も通る≫小生にも、ちょっとワケありなんだろうなと分った。
▼春爛漫5月。背広をハンガーにかけて枝にぶら下げ、靴を脱いで脇に揃え、靴下サンダル履きでベンチに座り、いつも新聞だったのが週刊誌に変わった。
▼新緑6月。背広にカッター、タオル…と枝にかかるハンガーの数が増え、裸足にサンダルで、食べ物や持ち物が入ったポチ袋が並ぶようになった。春先はキチンとしていた髪がボサボサになったが、ヒゲは目立たなかった。
▼梅雨どき。姿がみえず、なんとなくほっとしていたら、図書館で寝ていた。
▼梅雨あけ7月末。クーラーボックスを脇に、日用品がベンチに並び出した。カバンがいつのまにか紙袋になり、ベンチの周りに蚊取り線香を3つ並べ、ヒゲづら、カッターに紺の作業ズボン姿で、マンガを読みながら座っていた。
▼盛夏8月。枝に渡したロープにシャツやタオルが干してあるようになった。下着のシャツ一枚に半ズボンで、雑誌を枕に昼間はいつもベンチで寝ていた。大型の手提げ袋が数個と荷物が増え、ベンチが家という雰囲気になっていた。
▼白秋9月。ベンチに座布団大のクッション2つ。ベンチの下には日用品各種。身の回り品らしき物をシートで3つに包み、背もたれの後ろにまとめてあった。Tシャツ、トレーナーズボンで空き缶をつぶしているのを見かけるようになった。
▼10月始め。自転車が増え、のび放題の髪やヒゲが半ば白くなっていた。見かけはもう典型的な≪野宿のヒト≫で、ベンチの周りに雑然と積まれたモノはその存在を主張し、近づくのをためらわせる雰囲気になっていた。
▼その週末、雨降りに通りかかったら、木の枝を利用してベンチの上に青いシートで屋根を作り、その下で傘をさして、カップ麺を食べていた。
▼急激に冷え込んだその翌朝から、大部分の荷物とともに彼の姿が消えた。早春から晩秋までのわずか8か月、一度も声をかけなかった。ただ眺めて通り過ぎただけの≪関係なんかまるでナイ!≫関係?なのだが、なぜか…気になった。
▼数日後の10月15日夜9時半すぎ。名東区へと公園を通りかかったら、スベリ台の横で、ゴミ箱から空き缶を拾っている人影があった。彼だった。きっと、もっと仲間のいる名城公園にでも移ったのだろう。
▲冷え冷えとした風が梢を鳴らして吹き渡り、見上げると、地球周回中の中国の≪宇宙飛行士≫も、きっと!見たはずの下弦の月が、中天高く、こうこうと輝いていた。・・・人生、いろいろ・・・。
★10月23日(木)18時~21時 【徳山ダムをやめさせる会・会議】在間法律事務所
中間テストが終わり振替休日。会議後、在間、竹内平、近藤ゆり子、宮野の諸氏と和気藹々で会食。
★10月24日(金)15時~【衆議院議員候補・公開質問状の結果を報告】愛知県庁
在間、伊藤教授の両代表に竹内弁護士、近藤、小生の5名が記者会見に参加。反応はまずまず。
★10月25日(土)9時~【海上の森探鳥会・17名】徒歩4時間半、ケッタ4時間
★10月26日(日)14時~16時【政調費・金山街頭署名】懲りない面々4名60筆
◎さすが毎週となると参加者も激減。交通遺児のカンパとかちあい遠慮も・・・ふ~っ!
◆10月27日(月)【総選挙公約と公共事業・コメント】愛知民報・柳田記者より依頼
▽無党派の市民として愛知万博に反対してきたが、棄権層を含む無党派層が「完全に白けきっている」のが今回の総選挙への印象だ。各党ともマニュフェストなどカタカナの耳に柔らかい言葉で関心を集めようとしているが、政権を握っていた政党が「現在進行中の無理無駄のかたまりの公共事業をいっさい見直さず」今後は注意しますと言っても、選挙で支持を拡大するだけが目的の「口約」と看破し、本質が従来と変わらないことを見抜いている。
△例外的に共産党の公約は信用できる。ただその実現性が最大の難問で、かけ続けた期待に無力感がただよう無党派対策がカギだろう。
★10月29日(水) 【動きだした巨大ダム建設!】 <皆さま、マスコミ各社様> 宮永正義
▽10月20日、国交省中部地方整備局と設楽町が設楽ダム建設推進協定書に調印した。愛知県の東三河を縦断する一級河川・豊川の最上流部に1962年に電源開発(株)がダム計画を構想し、1973年に建設省が公表した計画だ。構想から41年、変遷を重ねて1998年に総貯水量1億トン、治水・利水の多目的重力式コンクリートダムとして計画が確定した。総建設費は1997年の時点で2千億円と試算されている。
▽国交省側は、当初は強硬だった地元の反対運動が30年も経って軟化したのを捉え≪建設推進のアピール≫のため調印を働きかけ、設楽町側は今後の≪保障交渉の担保≫と受けたもので≪開発≫と≪補償金≫の思惑が一致した「保身と利権まみれ」の協定だ。
▽調印した町長自身が「個人的にはダム建設には反対」だが、水没予定地の住民の高齢化のため≪その生活再建や保障が目的≫で調印したと明言している状況で、クマタカやネコギギなど貴重種の生息環境を破壊するという自然保護団体の反対や、治水・利水の観点から不要という市民団体の異論を、ことごとく退けて進められている。
▽ダム建設計画はバブル時の産業動向や人口予測に基づき策定され、事業主が委員を選定した「豊川の明日を考える流域委員会」が設楽ダム問題を審議した。しかし≪委員に流域や河口の漁業や農業関係の委員がいず≫、料金が≪使用面積で決まる≫ため無駄遣いが野放しの農業用水や、製造業の工場の海外移転や節水などによる工業用水使用量の低下、人口減少による上水使用量の低下予測など≪最新の需給予測に対応する見直しがない≫と建設反対派から強い抗議の声があげられたが、計画に変更はなく建設が確定した。
▽国交省は2004年度から水没予定地で保障交渉に入り、2007年に建設着手の予定という。特定多目的ダム法で、利水は上水が国3分の1、県3分の2、治水で国70%、県30%の負担なのだが、国交省は「ダムの利用配分が決まらない」から費用負担が試算できない。だから裏付けとなる建設財源や県民の負担額は不明といっているのに対し、「世界的な脱ダムの流れに逆行する時代錯誤の計画だ」との批判が反対派から寄せられている。
▽ダムは利水や治水で緊迫した要請があり、必要性が認められ、明確な保安・保全、需要と供給の見込みがあり、官民合意のうえで建設されるのではないだろうか。喩えると≪とりあえず豪邸を建てたい≫ただし何人家族で、どんな年齢構成で、どう使いたか未定、更に施主にさえ負担金額が不明!でも≪建てる≫といっている。そんなダム建設が≪20数年後の完成をめざし愛知で動き出した≫というのが正直な印象だ。
▽加えて愛知では、水余りで死に体の「長良川河口堰の悲惨」を上塗りする徳山ダム問題があり、建設予算2540億円の約97%を使い切った段階で、水資源開発公団が愛知、岐阜、三重、名古屋の3県1市に対し、1010億円の追加負担を要請している。
▽民間で個人が予算2540万円で業者と家の新築を契約し、建設にかかったとする。予算を半分も消化した時点で、トーゼン不足は予想できるはず。誠実な業者なら工事を中断して≪設計や仕様の変更など≫施主に真っ先に相談するのが世間の常識。それがギリギリまで巨額の不足を伏せ、突然、追加負担を通知されたことに、関係自治体に表立った抗議はなく、当局に対応を聞いても検討中という回答だ。
▽ともに2005年スタートで認知度の低い愛知万博と、前途多難の中部新国際空港(対岸の埋め立て商工業用地問題)、年間23億円垂れ流しの長良川河口堰負担金、そして徳山ダムの底抜けの経費。県債まみれの愛知の財政で、このうえどう算段して設楽ダムを建設するのだろうか。
△造ることダケが目的のダムなんてもう要らない!というのがおおかたの本音と思うが≪現在進行中の無理・無駄には目をつぶり、賞味期限は選挙が終わるまで≫なんてならず、マニュフェスト選挙がどんな結果をもたらすか興味津々で眺めている。
第98回:「カスミ網バスターズ/ふつーの1日/政調費!/ふつーの1週間?」
☆【海上の森くらぶ通信】 2003年12月4日発行:131号&下町寺子屋事情
◎活動予定:12月27日(土)9時~海上の森野鳥の会:第4土曜日探鳥会!
◎活動報告:毎週末ごと、定期便のようにバスターズ出動:成果は大!!
★03年11月1日(土)午前7時:山口駅【岩屋堂山中】 カスミ網バスターズ第2弾
◎定刻7時にMさん、Sさん、Hさん、小生の4名が集合。「3ルートのうち密猟者が入っていないと思われる道から行く」というHさんの配慮で、マス釣り場の奥から東大演習林方面に入山。(*詳細はホームページ「:カスミ網バスターズ」に第6弾まで:今回はまず第1弾・前編・中編・後編まで掲載)
★03年11月2日(日)午後2時~【徳山ダムをやめさせる会街宣】名古屋栄・三越前
◎名東区から西区へ移動後、昨日の報告を作成。夢中ワープロしていて気づいたら2時!あわてて食パン1枚、ミカン1個に牛乳でブランチを済ませ、ケッタで栄へ急ぎ、2時31分着。国労・東海民衆センターの面々が勢ぞろいで、近藤ゆり子さんがマイクを握って演説の真っ最中だった。
◎どうも、どーも。全力で走って来たので汗だく!Tシャツ1枚になりチラシ配りに参加。凄い人出に加え、歴戦のツワモノ10数人が迫力満点のチラシ配りで、用意した1000枚が見事にさばけ4時半には街宣終了。終了間際に不肖ミヤナガもマイクでおしゃべり!?近藤さんや他の人から「うまいもんだ!」と褒められたが、聞いているのが身内だけではね~。≪信号待ってる間だけでも、トニカク聞けよ!オマエら!いや失礼ミナさま!!】・・・やれやれ、とほほ。
★11月5日(水)午前10時15分市役所1階集合【監査委員会:徳山ダム意見陳述】
◎市役所西庁舎・監査委員会室フロアーの会議室で、10時半から名古屋市民6名が監査委員(倉坪修一:横井利明・梅村邦子=現職議員2名)を前に意見陳述。残り7名は後列で傍聴した。事前に提出した「意見陳述書」に従い、まず在間弁護士、後半竹内弁護士が合わせて30分陳述。その後、坪倉委員長から簡単な質問があり、宮永、伊藤(教授)、西英子、田中万寿が一言ずつ陳述、署名をして終了。簡単で中身の濃い陳述であったが、監査委員が理解できたか?かなり疑問で、まあ結果を期待せず待ちたい。
★11月6日(木) 中日新聞「鳥・虫・花」欄殿:海上の森野鳥の会・宮永正義 以下の自然観察会を開催します。行事案内欄への掲載ご配慮お願い致します。〔全山紅葉の海上の森を歩こう会〕 ◎11月22日(土)午前9時愛環山口駅前集合(13時頃解散・当日朝7時雨天中止)◎秋さなかの里山で木や草のもみじを楽しみ野鳥も観察します。昼食・飲み物持参。あれば双眼鏡・図鑑も。駐車場案内します。
★11月8日(土)午前9時:山口駅前 【カスミ網バスターズ第2次出動】雲興寺方面
◎林さんから「去年も見つけて連絡したけど、時間が取れないというので、宮永さんから連絡してもらって、ほかの人たち(たぶん県支部保護部のメンバー)と行って空振りだった場所がある」という話しから、まずそこに決定。参加は懲りないレギュラー4名。麓から徒歩約50分。まさに密猟真っ最中の典型的鳥屋場を発見。網19枚、竿39本を使用不能にし意気揚々と下山。移動しさらに2ヶ所調査したが、古い鳥屋場跡だった。(詳細:カスミ網バスターズ欄)
★11月10日(日) 38. ありふれた一日
〔遅刻、早退、注意を聞かないのが日常。中学校はこんな状況になっているようです〕
▼『こらー、A!遅刻だゾー、ナニしてたんだ?』・・・・・・中2(帰宅部)クラスでの話。
「勘弁してよ、センセー、たった3分じゃん」
『たった3分がだんだん癖になって、5分、10分、15分ってなってくんだ、いっつも!』
「だって、センセーさー、今日、学校で、何人遅刻してきたと思う?」
『うーん、そうだなー、ヒドイっていうから10人くらいかなー』
「ブッブー、大ハズレ。36人クラスで、ちゃんと来たヤツの数がそれくらいだよ」
『えーっ、そんなん多いのか、遅刻が・・・・・・最近は』
「ちゃうよー、いっつもこんなンだよ。だからオレなんか、もう優等生だよ」
「せんせー、それよりBがまだ来ないよ、電話したら? どうせ寝てるよ!」
『うん、10分過ぎたら連絡することにしてるけど。あっ!もう10分過ぎたな』
▼『オイオイ、どうしたんだ?B、えっ、風邪ひいたってか~、じゃあしょうがないなー、ムリしないで
あったかくして早くなおすんだよ。けど、いっつも言ってるように、そういうトキは連絡しなくちゃ!塾へ。
気にして待ってんだからな、これでも・・・・・・』
「ウチに誰もいなくてさー、番号がわからんかったんだ、ゴメン、せんせー」とB。
『そうかわかった、じゃーね。Bは風邪で休むって!だから今日は2人で授業だ』
「ちゃんと理由があるからいいよ、Bは。今日さー、学校で1時間目が終って●●がさー《オレ帰るわ》って帰ってさー」 『どっか具合が悪くなったんかな?先生にチャンと言って帰ったのかなー?』 「そんなん言うワケないじゃん。どっこも悪くなんかないんとちゃうかな。気分が乗らないと、勝手に帰っちゃうんだ、アイツ、いっつも」
『それで問題にならないんか?ほかにもそんなんがいるのか?』
「何人もいるよ。どーってことない、いつものコト、先生もイナイなーって言うだけ」
▼「そいでさー3時間目の音楽のとき、座ったまましゃべってゼンゼン歌わないのが3人いてさー、
先生が切れて《ちゃんと立って歌いなさい!》って注意したら、《オレと指スマやって勝ってから、
そう言え!》って★★が言って大爆笑でさー」
『なんだ?その指スマって』「えーっ知らないの?親指をこうやって揃えてする《じゃんけんの一種》だよ」 『ふーん、初めて聞いたなーそんなん。で、結局どうなったんだ』
「ほかの2人はオンナで、3人とも立つワケなくて無視で、そいでオシマイさ」
『先生は怒らないのか?』 「怒ったってナニしたって、コタエる連中じゃあないし、
そいで、オレたちにあたって授業続けてさー、もうヒドイ迷惑で、やんなっちゃう!」
「だからオレ、4時間目は保健室へいって休憩してきたんだ」
『どっか気分が悪くなったんか、オマエ』 「ううん」
▲「そういえばオマエと保健室でよく会うなー」とC。
「そんなにいってないよ。週に3回くらいかなー、抜けるのは・・・・・・」
『おいおい、それって授業さぼって行ってんだろ、保健室へ!』
「うん、まー早くいえばね」 「しょーがないセンコーからの自衛手段さ、なあ」・・・むむむ・・・
「そいで、5時間目に別の3人がバックらって、帰りの会にはもう10人くらいいなかった。まあ、いつもこんなモンで、まだマシなほうなんだ、ウチのクラスは」
「そうだよな、●組なんかもう1時間目からセンコーと取っ組み合いだもんなー」。
うーん、相変わらずどうにもならない状況が続いているようで・・・・・・。やれやれ。
★11月13日(水)瀬戸署の要請で林さんが署員に同行:バスターズ・第3弾(*)
★同日 ≪皆さま並びにマスコミ各社様≫ 【公金?み取り・名古屋市議会!前編】
◎「市議調査研究費の情報公開を求める名古屋市民の会」(以下略・市民の会)が結成されて
はや4年以上過ぎた。工業出荷額10年連続日本一の愛知、連結決算・黒字額日本一の《トヨタ》の
おひざ元・名古屋の市会議員には≪手厚い待遇≫が用意されている。
◆まず民間の月給にあたる、登庁しなくても貰える議員歳費が月額101万円。ただし極端な債務超過財政で、減給を職員に迫るだけでは理解を得られないと6%の減額を決め、03年現在≪月額95万円≫が支給されている。加えて調査研究費が議員一人当たり≪月額55万円≫が支給されている。さらに≪本会議や委員会*≫に出席すると、交通費等として≪1万5千円≫が費用弁償という名目で支払われていた(*市議全員がいずれかの委員会に必ず所属)。10分で終わった委員会や、委員が途中退席してそのまま《最後まで戻ってこない》委員会など、傍聴すると普通のコトだが、それでも1万5千円支払われた(他に名古屋競馬組合、名古屋港管理組合など外郭3団体の役員職もあり給与が支給される)。なお申請した議員には市営バス・地下鉄の無料パスも支給される)
◆さて費用弁償費だが、庶民感覚としてどうにも納得できないものが残る。主たる名目は交通費というが、確かに渥美半島の先端や設楽の山奥からなら2時間、3時間とかかるだろう。しかし名古屋市16区で、区ごと選出の市議には、徒歩や自転車でこられる議員もいるはず。なぜ一律なのか?公聴会に参加する市民同様、実費で済むのではないか?本来、議員が本会議や委員会に出席するのは議員の≪もっとも議員たる本務≫で、歳費に含まれて当然の責務で、それがなぜ費用弁償の対象になってしまうのか?民間で役員会や部署ごとの会議に出ると≪日当が貰える≫なんて聞いたことがない!お手盛りの≪名目をつけての歳費分捕り≫と思われて当然ではなかろうか。
◆次に調査研究費の支出の根拠は地方自治法232条2にあり、調査費は「公益上必要がある場合において支出できる補助金」に該当している。さらに自治省(現総務省)に照会したところ「調査研究費は助成金の一種である以上、自治体住民・納税者からの説明要求に答える責任がある」という回答があった。地方自治法の規定からも、指導行政機関の見解からも、住民に対する使途公開の責任が議員に求められている。
◆この調査研究費・月額55万円が非課税で、議会事務局から会派を通し≪月々の残金があっても議員には返金の義務はなく≫どんどん支給される。3月末に各会派がA4・一枚程度の収支報告書を議長に出せば経理は完了する。その収支報告書には帳簿類も領収書の添付も不要で監査もない。2年前まで全会派が残額0円で提出していて、何にどう使おうとまったく議員の任意、まさに掴み金!そのもの。個々の使途は非公開で不明、市民がまったくチェックできない状況だった。(議会も項目別金額の総計の正誤をチェックするダケ!)
◆で、「市民の会」が始めたのが各会派への「調査研究費の使途を明らかにするいっさいの書類」の情報公開請求。しかし門前払いの非開示決定で何もでなかった。公金なら常識の「使途を証明する領収書」さえ公開すれば、疑問を抱く市民から「痛くもない腹を探られずに済み、すんなり理解を得られて双方まるく収まる」話しだが、与党会派すべてが「領収書は出せない。見せる必要はない」の一点張り!帳簿・領収書類の開示に積極的だった共産党と、一人会派の2人を除き、≪自民党、民主クラブ、公明党、市民クラブ≫の4会派を被告に「調査研究費は目的外使用の違法な利得である」と返還請求を3年前に名古屋地裁に提訴した。
◆この問題が報道されるに及び、市議会は01年3月に調査研究費から「政務調査費」と名前を変え条例の一部を改変。03年3月には費用弁償を≪1万5千円から1万円≫に減額した。調査研究費から名前が変わったものの、肝心の領収書などの添付義務はなく、支出8項目の費用概要の集計のみ公表で、透明・公正からほど遠いものだった。
【公金?み取り・名古屋市議会!後編】
◎しかし調査研究費(現・政務調査費)や費用弁償費問題で「市民の会」の」要求に応じ、領収書公開に賛同し、条例改正に向けて行動を共にする議員や会派も出てきた。その一人、富田勝三議員は「収支報告書で領収書を公開しない:政務調査費条例案」に反対したため、当時所属していた民主クラブ(現・民主党)を01年3月に除名されたが(国政と違い、愛知では自民党と民主党が与党の立場にある)一人会派を結成し、費用弁償費の廃止、政務調査費の領収書公開を求め続け、上記「返還請求裁判」では原告側証人として、調査研究費の使途の実態を証言した。
◆提訴から2年3ヶ月経った03年1月31日・名古屋地裁での判決は棄却だった。判決では「全国的には政令指定都市(高額支給の都市)では領収書の添付等がない」実情を認めたうえで「愛知県内26市のうち、使途に関する領収書を公開していないのは名古屋市と他1市である。会派の政治活動の自由、独自性を損なうおそれはなく、領収書公開の制度を設けることは十分に検討に値する」と記されていた。
◆だが、判決は:3兆円以上、市民一人当たり158万円の膨大な債務(赤字)を抱える名古屋市が、議員77人に年額5億820万円も支払う政務調査費に関し≪領収書をつけなくてよい≫というお墨付きを与えたわけで、庶民感覚からは遠いもののように思われた。
◆03年2月26日「市民の会」は市議会議長に「議員への費用弁償の廃止と政務調査費の領収書公開を求める」請願書を提出した。さらに名古屋市議会の対応を横目に、「議員に101万円の歳費・1万5千円の費用弁償・月額50万円の政務調査費」を支給しながら、対岸の火事と「高見を決め込んで」動かなかった愛知県議会に対し、3月4日市議会と同様の請願書を県議会議長に提出した。
◆この請願に対して3月14日午前:名古屋市総務環境委員会、午後:愛知県総務県政委員会で審議され、名古屋市が「保留」、愛知県が「不採択」と議決された。
◆4月地方選で民主党公認の市会議員候補・則竹勅仁(くにひと)氏は≪政務調査費の全額透明化・費用弁償の廃止≫などを公約し、初当選した。
◆6月:公約を守り費用弁償の受け取りを拒否した則竹議員の言動が連日報道され、まったく報道されなかった「住基ネットに係わる会派の決定に反し、関連予算委員会の採決を欠席した」との理由で、7月3日則竹議員は民主党市会議員団を除名された。党の公認を得て当選した議員が≪公約を守った≫結果、除名されてしまう。こんなことが恥ずかしくなく堂々と行われるのが名古屋の与党会派の現実だ。
◆「市民の会」は10月2日名古屋市議会議長に「政務調査費の領収書公開を義務付けるよう条例改正を求める」請願を、市民の署名3740筆と共に、一人会派3、所属議員9人の会派1、圭2議員の賛同署名を添えて提出した。現在11月20日の委員会審議を待っている。請願に添付する街頭署名も8月から7回を重ね、市民の関心も徐々に広がりつつある。
◆02年度の収支報告では市議2名と共産党会派が領収書をすべて公開し「市民の会有志」が逐一チェックし、使途の可否とは別に、収支を確認し了解した。残りの会派は領収書の提示がなく、真偽のほどはいぜん疑問符のままである。ただ全会派から残金返還があり、わずかながら成果はあったと言えそうだ。しかし77人中65人分が相変わらずの収支報告で、成果の公表・評価もなく、保管しているという領収書等・証拠書類も秘密のベールに包まれたままである。
◆「市民の会」は政務調査費の廃止ではなく、市民の負託を受けた議員が使途に≪説明責任を果たし、税金を適切に使ったことを自ら説明せよ≫と要求している。核心は市民が納得できる情報公開をせよということダケだが、前途は多難なようだ。(文責・「市民の会」事務局:宮永正義)
★11月15日(土)【海上の森篠田池裏・鳥屋場】宮永単独出動・バスターズ第4弾
★11月16日(日)午前9時:山口駅前集合 【岩屋堂方面】バスターズ出動・第5弾
★11月17日(月)13時半【住基ネット住民票コード削除請求】市役所西庁舎・参加
★11月19日(水) 《皆さま、並びにマスコミ各社様》 みやながデス
《名古屋市議政務調査費・条例改正請願書に対し総務環境委員会にて審議実施》
とき:11月20日(木)午前10時開始 ところ:名古屋市役所東庁舎・委員会室集合:午前9時20分・東庁舎1階ロビー(本庁舎奥) 傍聴手続きは9時半から先着7名です。
●10月2日に提出した「政務調査費の領収書公開を求める請願書」が名古屋市の総務環境委員会で11月20日に審議される予定です。今回は議員一人あたり月額55万円、年額660万円もの政務調査費の使途に関して≪領収書の添付が義務付けられていない≫ことに対する審議です。
●市会議員は登庁しなくても歳費が支給され、さらに議会本会議や委員会に出席するたびに費用弁償1万円が払われ、市バス・地下鉄の無料パスも貰えます。18日に名古屋市議会・元議長が道路清掃事業に係わる口利き疑惑で、業者から賄賂100万円を貰ったとして収賄の容疑で逮捕されました。この連続8期目・名東区選出の渡辺昭議員には何度か会ったことがあり、自民党会派の実力者で、名古屋市議会を思い通り牛耳っていました。資金源である「業者」と施政の当事者である「お役人」を結び、権力者の特権を好き放題に行使して≪懐を肥やしていた≫ようです。
●名古屋市議会にはこんな議員を頂点に、政務調査費という名目で税金を湯水のように濫費してきました。6兆円を超える債務を抱えるなか、掴み金の特権を握り込んだまま、いったいどう市民の声に応えるのでしょう。≪こんなんではどーにもしょーがないなー≫にならないよう祈るのみデス!「市議調査研究費の情報公開を求める名古屋市民の会」代表:成田操 《文責&問い合わせ》:宮永正義
★11月22日(土)9時:山口駅前【瀬戸山中】バスターズ第6弾出動・朝日記者同行
★11月23日(日) 39. カネにならないコト!
〔カスミ網バスターズってのを、10年くらい前につくったんだ】
▼「こんにちはー!」 「やっほー!」 「こんばんはー!」 「オッス!」
『ハイハイ、みんな、こんにちは、きょうも、元気いっぱいだな~』
てんでばらばらの挨拶、ニコニコ顔の小学生たちが賑やかにやってきた。
「あれー、センセー、どうしたの?鼻が腫れて真っ赤だよ。」
「ハチに刺されたんだ、きっと!」 「お酒の飲み過ぎだよな、ゼッタイに」
『ぶっぶー、みんなハズレ!かぶれたの』 「えーっ、なんでかぶれたの、せんせー」
『山を歩いていてかぶれたんだ、たぶん、こないだの休みに…』
「あっ、わかったキノコ採りでしょ、うちのおじいちゃんも行ったんだよ」
▼『ちがうよ、悪いヤツを捕まえに山へ行ってきたの、鬼退治にいってきたんだ!』
「えーっ、そんなん、ケーサツじゃなくてもできるの、誰か捕まえるなんて…」
『うん、禁止されてる網を使って、鳥をメッチャ捕まえているヤツがいてね。
先生が仲間に声をかけて作った《ゾク》があって、その連中と行ってきたんだ』
「なに、そのゾクって、暴走族みたいヤツなの」
『えっとねー、みんなが生まれる少し前に【ゴーストバスターズ】って映画がはやって
《プロの妖怪退治グループの話し》でさー、それを真似て【カスミ網バスターズ】ってのを10年くらい前に作ったんだ。もう今までにも犯人をいっぱい捕まえたんだよ』
「ふーん、プロなんだったら、お金がでるんでしょセンセー、時給高いんでしょ」
『なにいってんだよ、そんなん、でるわけないじゃん。みんなボランティア!タダ、カネはカンケイなし。ぜんぶ自腹で、少々ヤバイのは覚悟のうえでいくんだ』
▼だって山んなかでしょ。疲れるしカネにならんし危ないしほっとけばいいのに…」
『そりゃそうだけど、本当は《密猟》といって取り締まるのは警察の仕事なんだけど、
被害者が人間じゃないから《犯人を見つけた》という通報でもないと、動かないんだ。
だから、鳥たちを守ってやれるのは鳥が好きな「先生たちくらい」しかいないんだ』
「そーか、でも捕まえるとなんかイイコトあるの。表彰されるとか、なんか…」
『そんなん、なんにもないよ。はっきりいって《なんかあっても》補償はなんにもない』
「なんかって、悪いヤツが反撃してくるの」
『そんなんはなかったけど、5、6年前、密猟者がしかけたワナに落ちて、大怪我した人がいたんだ。
岐阜の別のグループの人だったけど…』
▼「ふーん大変なんだ。でも、なんでそんな山んなかで、鳥を捕まえてんの」
『それはねー、ツグミといって昔から食べてた鳥がいて、好きなヒトにはたまらない味みたいでね。
禁止されても《高い値段で売れる》から捕まえようという連中がいるんだ。1日でウン十万円分獲れる
こともあってネ。それに網にはいろんな鳥がかかるわけで、ワシやタカ、フクロウの仲間とか闇値で1羽何十万円もする貴重な鳥もかかるんだ』
「で、センセーたちが山に入って捕まえてんだ」
『うん、現行犯で捕まえると1番いいんだけど、しつこく、山の中をパトロールして、とにかく、もう2度とやらないようしてんだ。
▲自然というのは《キレイだなー》とか《美しいナー》とみているだけでは守れないんだ。特に生き物は武器を待たないから気がついた人間が守ってやらないと、あっというまに滅んでしまうんだよ。でもカネにならないことなんか誰もやらないから、先生たちが勝手にやってんだ』
「そうかー、せんせー、そんなんばっかりやってるから儲からないんだー」
『うーむ、そう言われればその通り、耳が痛い』 むぐぐ……、とほほ。
★11月25日(火)【野鳥の会愛知県支部保護部・差し出し】小生宛に不審な葉書届く
消印は《豊田北・平成15.11.24.12~18》23日朝日新聞朝刊の記事を読んで投函したと
思われた。(*渡辺昭市議の汚職記事と同じ社会面・漫画「ののちゃん」欄)
●即対応し以下の緊急質問状を発信(小生の肩書は当時関わっていた市民団体)
★11月26日(水) 【日本野鳥の会愛知県支部殿 並びに 保護部殿】
◎貴支部より別紙コピーの文面の葉書を受け取りました。突然の《お願い》に非常に驚くと同時に不快感を禁じ得ません。保護部のどなたが《どこの誰から》どのような情報として記載の事柄の事実関係を得られて、このような文面の根拠とされたのか、直接、《面談のうえ》で納得できる説明を頂くよう緊急に要請します。
◎人権に係わる《ことの重大性》を認識し、不毛の時を浪費する愚を避け、早急かつ適切な対応を強く要求します。この件について《迅速な対応がなされない場合は》公的手段に基づく諸対応も検討せざるを得ません。なお回答の期限は12月6日とさせて頂きます。
≪脱ダムネット愛知代表:海上の森野鳥の会代表:カスミ網バスターズ代表:万博オンブズマン事務局長:設楽ダムを考える名古屋の会事務局長:愛知万博から海上の森を守るネットワーク代表:愛知の環境と開発を考える市民フォーラム事務局長・宮永正義≫
★11月28日(金) 【カスミ網バスターズ:嫌味?ハガキ編】
〔差出人は透明人間? 参加者しか知らない行動に、ずいぶん詳しい人物からの葉書が届いた〕▼11月25日、なんとも面妖で不快な葉書が舞いこんできた。自分でいうのもヘンだが「万博反対の最強硬派のリーダー」(土井たか子氏が海上の森を視察したとき、NHKの記者が彼女に小生を紹介したとき言った言葉で、……オイオイなんてコトいうんだ、これから森を案内するのに……と、ずっこけた)として、今まで10年以上、お上に楯突いてきたが、脅迫や嫌がらせは電話も葉書も何もなかった。
▼葉書には野鳥観察団体の名前が記載されており、バスターズの活動が新聞報道された翌日の24日12~18時豊田の消印で、文書の日付は11月12日だった。連絡がありバスターズ5名のうち、真偽不明の差し出し団体の「元・副支部長と元・部長2名」の計3名に同文の葉書が来ていたことがわかった。
▼葉書を原文のまま掲載すると:野鳥保護に関心を寄せる皆様、日ごろの野鳥保護の活動に敬意を表します。さて、カスミ網による密猟が行われる時節となりましたが、密猟の摘発をめぐって最近誠に残念な事案が生じました。この件について、ご報告いたしますとともに密猟の摘発にあたってのお願いを申し上げたいことがございます。
▼愛知県支部が長年摘発をめざし、今年県警とともに検挙を計画していた瀬戸市の雲興寺の奥の鳥屋場に入り、張ってあったカスミ網を破り、竹ざおを折るという行為をされたグループがありました。そのため13日の朝に密猟者を検挙するという県警の計画がオジャンとなってしまいました。
▼こうした密猟者の検挙を逃すという事態を生まないために、今後、鳥屋場にてカスミ網が張ってあった場合には、県警あるいは愛知県支部に一度お問い合わせくださいますように心からお願い申し上げます。2003年11月12日日本野鳥の会愛知県支部保護部 電話・FAX 略(文中の▼印は筆者がつけた)というものだった。
▼すぐ印刷上の差し出し団体に、真偽を含め調査を要請する電話と文書を送付したが、葉書については知らないということで、この団体としても迷惑しているという返事でした。それにしても、参加者しか知らないこちらの行動に、ずいぶん詳しい人物からの葉書だ。
▼10月10日午後、電話してきた署員との会話で、検挙する予定だったという鳥屋場を、バスターズが8日に摘発したことを認めたが、苦笑いしている感じが伝わったものの注意も何もなかった。そのとき「ぜひ平日に調査したい」との強い要請を受け、13日に鳥屋場を案内したのだった。
▼また長年摘発を目指してきたと言うが、【ナゼ、見つけてすぐ摘発したことがイケナイ】のか分からない。犯人逮捕も大事だろうが、現実に張ってあったら、道具を摘発すれば少なくとも目前の被害は防げるし警告にはなる。今年初めて密猟を見つけたときはすぐ110番した。担当外という係官が来て、休みで身動きがとれないから連休明けに摘発すると言い、このままでは大量の犠牲がでるから撤去しようと主張するB氏を、逮捕すれば遥かに大きな犠牲を防げると説得し、涙をのんで撤退した結果が、3日後にはもぬけの殻。
▼ひったくりに空き巣、車上狙い、詐欺、強盗…と、ニンゲンの起こす事件だけで警察はもう手一杯だろう。アマミノクロウサギの耳を掴んでぶらさげている密猟犯と、パトロール中の巡査がバッタリ…てな!現行犯でもない限り、密猟情報だけでは動けないから、なんでも獲り放題。ペットブームで人の持っていないモノが欲しいのがマニアの常で、しかもカネに糸目をつけないから、あらゆる生き物が秘密裏に捕獲され、売買され、飼育されているのが日本の現状だ。
▼そこで野鳥の場合、プロの鳥屋場は山に慣れた足で片道50分なんて普通で、証拠の大量の竹竿や用具の運搬に最低10人は緊急出動が必要で、休日で犯人がいないとなれば、通報があっても動けないのは理解できる。でも鳥好きとしては黙って見過ごせない。で、ボランティアのバスターズが、【カネにならんことを物好きに】密猟退治に出かけるコトになる。
▼捜査上の守秘義務がある警察が、第3者に捜査協力者の氏名を漏らすなどあってはならず、それがバスターズ3名の名前から住所まで知っていたとは盗聴したか?透明人間だったか!
おまけに鳥屋場を見つけたら愛知県支部に連絡せよというが、どこにそんな権限があるのか?
▲いずれにせよ差し出し団体に限りなく近い関係者の仕業だろうが、自称【愛鳥家】と言う【幽霊】のゴーストバスターも必要なようだ。しかし嫌がらせを気にせず、バスターズの活動はまだまだ続く。
★11月29日(土) 40. 【ありふれた一週間?!】
〔中2部活クラスでの会話。とにかく凄いデキゴトばかりです〕帰宅部5時~:部活部7時半~授業
▼「センセー、■□中がヒドイっていうけど、うちの学校もメチャクチャだよ。特に中2!」
『え~っ、どうしたんだ、どんなコトあったんだ?』…中2部活クラスでの会話。
「それがさー、2階の窓からベビーカーに≪消しゴムぶつけた≫ヤツがいて、
それが赤ちゃんの顔に当っちゃってさー、お母さんがビックリしちゃって、
≪泣いて職員室へ言いにきて≫もう大騒ぎ。見事に当るんだモンねー、消しゴム」
『オイオイ、通りを歩いていた親子連れにぶつけたんか?消しゴムを!』
「うん、●●がふざけて投げたんだ。(私の)隣りの席の子の消しゴムでさー」
『そんなん、急に子供に何かぶつけられたら、誰だってびっくりするよ。しょうがないなー。
いったいどうなってんだソイツ、常識ゼロのヤツだな~』
「誰がやったってコトになったけど、後がコワイからみんな知らんぷりでオシマイ」
▼「そいで前の日に学校の横で道路工事やっててさー、旗振ってる人いるじゃん。
その警備の人に窓から「バーカ」とか「あほー死ねー」っていったヤツがいてさー、怒った警備の人が
≪カンカンになって≫怒鳴り込んできてさー、職員室へ…」
『えーっ、そんなこともか!しょーがないなー、ったく、ホントにもうー』
「その前、どっかの宅配のトラックに≪チョークをぶつけまくった≫ヤツがいて、ゆっくり走ってて
気がついたみたいで、やっぱり運転手のひとが職員室に怒鳴りこんできたっていうから、そんなん、
もう3度目だったんだよ、先週」
「それにあっちこっちの教室のチョーク入れに牛乳をぶちまけたヤツがいてもうぐちゃぐちゃ。
だから今はどこの教室もチョーク入れは空っぽなんだよ」
「ほうきの柄は折りまくってるし、壁にけり入れて、割ったり穴開けたりしてるし、
どのクラスもヤカンはボコボコで、うちらーの組なんか、お茶ナシなんだよ」
「ほかにさー、みんな窓からメッチャ紙飛行機、飛ばしてんの、道路に!」
「あーワタシもやってる、しょっちゅう。むしゃくしゃしたときすっとするもん」
「みんなやってるよ、道路なんか紙クズだらけでさー、はっはっはっはー」
『笑ってる場合じゃないぞ、誰か片付けてるんかなー、道路』 「しらなーい」
▼「それから登校拒否の◆◆がトツゼン木曜日にきて、▼▼を呼び出してさー
【タイマン張りにきたー】って2人で殴り合いを始めてさー、ボカスカにやられて
目じり切って血流して、帰り討ちにあって帰ってったよ。アイツ、変だよなー」
「ホント、変だよ。転校してくる前の学校で、突っ張ってたみたいだけど、
こっちでも意気がるから、生意気だって眼つけられてイジメられたんだ」
『殴り合い、みんなで見てたのか、誰も止めないで』「うん」『先生にも言わないでか?』
「うん、そうだよ」 「勝手に殴りあって、勝手にショウブつけて、そんで帰ってったんだ」
「日曜日ゲーセンで会ったら、まだ目が充血して真っ赤だったって、誰か言ってた」
『ただ黙って見物してるオマエたちも相当ヘンなんだぞ、困ったもんだなー』
▲「そうそう、こないだ◇◇が急に≪おなかの調子が悪い≫って言い出してさー、
トイレに入ってったんだ。そしたら□■がさー、トイレに行って◇◇って呼んだんだ。
そんなん【大】だから返事するわけなくてさー、隣りに入って便器に登って、上から覗いたんだって、
やってる最中を…、これが臭い仲だって、みんなで大笑いさー」
『なんてことを!それって女子を覗いたんじゃないだろうな、まさか!』
「ちがうよー、◇◇って≪男のセンコー≫だよ、うちの学校の」
『えーっ、先生を覗いたんか。先生は教師用のトイレじゃないのか』
「ううん、こないだ校外学習で●●市民会館へ行ったときのことだよ」
…これが全部中2だけのデキゴト?!
・・・それにしても、ウーン、なんと言っていいのか言葉がナイ!やれやれ、ふーっ……。
第99回:「続・密猟摘発/CBCラジオ・メーテレ取材/自殺!/名地検特捜部出頭」
☆【海上の森くらぶ通信】 2004年1月1日発行:132号&カスミ網バスターズ続編
◎活動予定:1月24日(土)9時~海上の森野鳥の会:定例・第4土曜日探鳥会
★03年12月1日(月)11時15分~ 〔住基カード差し止め訴訟・公判〕 名古屋地裁
▽名東区から直接、中区三の丸の裁判所へ。本降りになってジーパンのひざから下がビッショリ。
直接外から入れる「大法廷」のドアの脇で、ごそごそ脱いでいたら顔馴染みの書記官におやおやという顔をされ「いやケッタで来て濡れて」といわずもながの弁解。公判は40分近くかかり12時過ぎ閉廷。
▽午後1時からの市議会・本会議の前に、戸別訪問で市議会議長、議事運営委員会・委員長、各会派あてに市議の政務調査費にかかわる意見書を、成田 操代表と2人でおおあわてで配布。道路清掃汚職で逮捕された元・市議会議長の渡辺昭氏がついさっき辞表を提出したとかで、てんやわんやで「きちんとと読むように伝えてと事務局に頼んで「置いて廻る」だけで精一杯だった。
★緊急質問状 2003年12月1日 日本野鳥の会愛知県支部・支部長 佐々木和治殿
▼さて愛知県支部保護部名で小生に宛てて送付された葉書に関し11月26日付けで質問状を
貴支部へ送付致しましたが、それに続き以下の質問を補足しますので、併せて回答を要請します。
①、11月9日に貴支部会員である高垣英明氏に対し、佐々木氏が「僕も県警とは直接連絡を取っているが、県警から(竹竿を折って網をずたずたにした者がいる。県支部がやったのか!)と叱られた」と発言したというが、この発言は事実なのか。
②、事実であればその県警署員の名前を明らかにされたい。カスミ網バスターズが瀬戸署と密猟に関し接触した署員は生活安全課・松田氏、水野氏の2名である。したがって両氏を通じ、直接本人に事実確認をしたい。
③、もし事実であれば雲興寺奥山の鳥屋場に関し、11月10日午後4時半頃、水野氏と電話で話した際〈直接、関与を認めた宮永に〉県警から注意も譴責もなにもなく、なぜ関係がない県支部が叱られたのか、理解できる理由を聞きたい。
▲以上が確認された時点で、捜査の不手際と警察官の秘密保持義務違反として瀬戸署に抗議し、
これまでの経緯すべてを抗議声明として公表し、記者会見を開催することも視野にいれていることを
ここにお伝えしたい。なお回答期限は12月11日とさせて頂きます。
脱ダムネット愛知(以下5団体・略)代表並びに事務局長・宮永正義
★12月3日(水)朝7時50分:メーテレ黒塗り高級車で送迎・バスターズ出動・詳細は以下の項
◆12月6日(土)発信:【カスミ網バスターズ・密猟摘発その⑥】HPバスターズ欄記載」
◆同日:差し出し団体:日本野鳥の会愛知県支部・保護部殿 (再度・詳細を発信)
▼11月25日不快な葉書が舞いこんできた。土井たか子氏が海上の森を視察したとき、NHKの記者が「万博反対の最強硬派のリーダー」と彼女に小生を紹介したくらい、今まで10年以上、お上に楯突いてきたが、こんな嫌がらせは初めてだった。葉書の消印は〔バスターズの活動が朝日新聞で報道された〕翌日の24日だった。(以下一部改訂・重複分省略)
▼10月8日に指摘の鳥屋場に入ったのは確かだが、それを知るのは10日に宮永に問い合わせてきた瀬戸署の水野氏のみで、それも情報を交換して分かったことで、「検挙する予定だった」とは聞いたが13日とは聞かなかった。しかも摘発行為に苦笑いしている感じが伝わって来たが注意もなにもなかった
。▼それどころか【土日しかバスターズが動けない】ことを承知のうえで【土日は警察は対応できないから】なんとか平日に調査したいとの水野氏の強い要請を受けて、気が進まない林さんを説得し13日に捜査に協力し瀬戸署・松田、水野の署員2人を鳥屋4ヶ所も案内したのだ。
▼また長年摘発を目指してきたと言うが【なぜ見つけてすぐ摘発したことがいけない】のか分からない。【土日は出動できないという県警に任せ】鳥が犠牲になるのを見過ごし、13日まで待つべきだったという意見もわからない。犯人逮捕も大事だろうが、現地で見つけたら、道具いっさいを摘発すれば少なくとも目前の被害は防げるし警告にもなる。
▼そもそも11月1日今年初めて密猟現場に遭遇したとき、すぐ110番した。下山に1時間かけて迎えに行き、3時間近くたって管轄が違うという署員・松田氏が筆記具も持たずに来て、われわれに言われて鳥の写真を数枚撮っただけ。張ってあった網23枚と大量の密猟道具一式【獲物入れ用プラスチック衣料ケース、カセット3台、テープ7巻、ノコギリ、ナタ、ヘッドランプ、懐中電灯、ジャンパー、バッグ(中身未確認)、新品のカスミ網3枚】の遺留品を調べもせず写真すら撮らなかった。
▼とにかく現状のままで休み明けに摘発すると言うので【このままでは大量の犠牲がでるからいますぐ撤去しよう】と主張する森島氏を【逮捕すれば遥かに大きな犠牲を防げるから】と小生が説得し、涙をのんでそのまま撤退した結果が、4日に【もぬけの殻】で取り逃がすという大失態。
▼その際、名前と電話を控えられたのがバスターズ4人。警察には捜査上の守秘義務があり【第3者に捜査協力者の名前を漏らす】など絶対にあってはならないコト。それが葉書でバスターズの名前から住所まで知っていたとは盗聴したか透明人間だったか。おまけに鳥屋場を見つけたら愛知県支部に連絡せよというが、どこにそんな権限があるのか?またバスターズの高垣氏が佐々木支部長に問い質したところ「県警から、竹竿を折って網をずたずたにしたものがいる、県支部がやったのか、と叱られた」と言っていたという。なぜ県支部が叱られたのかも理解できない話しだ。
▼以前BIE(博覧会国際委員会)が海上の森へ現地調査に来たとき、鈴木知事や県幹部、トヨタ社長始め財界代表、博覧会協会幹部に、ゴンザレス、フィリップソン、ノゲスの代表が乗ったバスが【愛知県の山田課長の制止】で海上の集落で停まらずに通り抜けようとして座り込んだ事件があった。そのときは現事務局長・加藤倫教氏も来ていて、進行方向道路の右側、バスの後ろで見ていた。
▼何度も手紙を送ったので【渡辺洋子さんと宮永の名前を覚えていた】ゴンザレスとパリで会った際に「日本へ来たら現地を一緒に歩こう」という約束をし、前日にも名古屋栄の≪もちのき広場≫へ降りる階段の途中で偶然、ゴンザレスと小生がすれ違い≪約束通り明日は森を一緒に歩こう≫と声を掛けたら、オーと両手を広げにっこり笑って≪ウイ、ウイ≫と言っていた。
▼それが当日、小生と眼が合って、立ち上がり降車しようとしたゴンザレスを押しとどめ、半開きのドアから渡辺さんが渡そうとした花束をひったくって、むりやり集落を通り抜けようとした。止むを得ず、小生がアタマをなでたら、50人近くが道路に寝転んでしまうコトになった。
▼通行妨害で≪遥かに明確な違反行為だった≫のに現行犯では誰も捕まらず、半月以上経ってから、小生が2回も事情聴取を受け、市民運動への恫喝の不当取り調べだと抗議した結果、愛知県議会に県警本部長が呼び出され、民主党の議員にシツコク追及され、瀬戸署の課長2名が飛ばされた経緯があり、前歴を知ればもう少しましな対応をするはず。警察などお役所では、部下の失態で議会などに呼ばれたら出世は≪おじゃん≫だから・・・。
▼12月1日CBCラジオ≪多田しげお≫のコーナーで、電話インタビューでバスターズの行動について20分ほど話した。12月8日には名古屋テレビ・スーパージェイチャン6時から6時半の【斎藤のすすめ】のコーナーで今回の活動の様子が放映される予定で、気が付かないだろうが、我々の活動に警察がクレームをつけてくるか、なにか言ってくるかを待っているところだ。
▲いずれにせよ今回の葉書は差出団体の関係者の仕業だろうが、貴支部からの誠意ある回答をお待ちする次第である。脱ダムネット愛知(以下6団体略)宮永正義
★12月11日(木) 【41. ありふれた会話!?】
〔ある中2部活クラスでの会話。とにかく凄いデキゴトばかりです。〕
▼中2男子クラス。いつも《くっつきムシ》の2人組が賑やかに登場。
「センセー◇■ったらさー◎◎書店で凄いエロイの立ち読みしてたんだよ」
「あー、なんてことを、オマエだって、横から覗いてたじゃないかー」
「あっ、センセー、こいつ、まだシコッテる。テント張ってるよー」
「こらー、なにすんだよー、ひとの股ぐら握るなよ、なんてヤツだ、友達だろ」
『おいおい、騒々しいな~、そんな大事なトコロ、勝手にさわるんじゃナイ、○■!
オトコどうしでもセクハラになるんだぞ、そんな≪キモチいいこと≫したらダメだっ!!』
「えーっ、センセー、なんてコト言ってるのー、オレ、そんな趣味ナイよー」
『わかった、わかった。お願いだから授業中に2人で見つめ合って手握ったり、
顔を触ったり、手紙をやりとりするのはやめて、なっ、頼むから…』
▼「なに勘違いしてるの、センセー、アイツがちょっかいだすから、手をつねったり
顔を叩いたりしてるんで、そんなん、ヘンな趣味じゃないって、オレらー」
「そうだよ、オマエがへんなコト書いてよこすから、紙にヤラしいことを…」
『トニカク、帰りは手つないで足を組んで帰っていいから、ちゃんと授業を聞くっ!』
「足組んだら歩けないよ、センセー、また冗談バッカシ」
「そいでさー、センセー、夢精ってしたことある?」
「エーッ、なんてこと聞くんだ◇■!、センセーに!恥ってもんないのか?」
「オマエになんかいわれたくないよ、○■の、このどスケベ」
『まあ、いいから2人とも。そ~だなー、みんなの年頃で大人になりかけると身体が本能的に反応して、朝起きるとパンツが「ぬれてる」ことがあるんだ。男ならだれでもそういう時期があって、ヘンなことじゃないんだよ、ちっとも。こんな歳になったけど、先生だって40ウン年前にはあったよ、そんなことが・・・』
「えーっ、センセーでも!そうかー変じゃないんだ、どっかおかしいかと思った」
『そうだけど、おおっぴらにみんなの前で話すことでもないんだよ』
▼と、そこへ中3男子が1人、明日は来られないからと飛び入りで教室へ。
「ナニ話してんの。ずいぶん盛りあがってるけど、あっちのハナシ?」
『あっちもこっちもないの、大事なハナシしてたの』 「彼女の話?せんせー、おれ困ってんだ」
『えっ、オマエ、もう彼女いるのか?つきあってる!』
「うん、そいつがさー、うちへ遊びに来たいっていうんだ、親がいないとき…」
『親がいないときって、どういうコトなんだ』
「そりゃー、そういうことで、ものすごく積極的なんだ、もう早くって…」
「えーっ、□□先輩、あの、こないだ【ダイエー】でいっしょにいたヒト?」
「それがさー、オレのウチって団地でさー、弟と一緒の部屋で、ヤなんだ」
「□□先輩、コンドーム用意したほうがいいよ、ゼッタイに…」
『おいおい、なんてとこまでハナシがいっちゃうんだよ、ほんとうにも~』
「でさー、センセー、ダンスの連れ(つれ・仲間)で≪両想いでもう済ませたのがいてさー≫
それを知ってる彼女が、わたしもイイよって、今年じゅうにっていうんだ」
▲『う~ん、2人とも中3なんだろ。まだゼンゼン早いと先生は思うけどなー』
「うん、じつは自分もちょっとびびって、まだ、もう少し後でと思うんだけど…」
『そうだよな、大事なことだからよく考えて、責任とれる歳まで待ったほうがいいよ』
「そいでさー、オレ専門学校の推薦がもらえそうなんだ、センセー」
『そうか、よかったな~、今の内申では高校はちょっとムリだからなー』
「でさー、専門学校へ行ったらバイトして自活できるから、それからって…」
『それがいいな!あっ、しまった。もう10分もくいこんじゃった。休憩半分で、5分延長いいなっ!さ~、
そろったし、授業始めるぞー』 ……あ~あ、もう1度、いまの10代になれたらなー こらこら、トホホ。
★12月13日(土)7時40分:守山四軒屋ヤマナカ前 【カスミ網バスターズ・出動】
★12月14日(日)発信【カスミ網バスターズ密猟摘発その⑦】HPバスターズ欄掲載
★12月18日(木) 42. 自殺!〔ある中2部活クラスで、とにかく凄いデキゴトばかりです。〕
▼「センセー、死ぬことって考えたことある?」(中2女子&部活クラス)
『おいおいA子、いきなりナンだよ~、どうしたんだヨ?彼氏にふられたんか?』
「ちゃうよー、カレシなんか今いないもん。そんなんじゃなくてさー」
『なんで、そんなこと聞きたいんだ、急に…』 とりあえず質問の発端を聞いてみる小生。
▼「それがさー、昨日ニュースでやってたんだけど、三重県でさー、19歳の女のコ2人と
30過ぎの男の人が心中してたんだって、車ん中で3人いっしょに。でさーなんでかなーと」
『あっ、それだったら先生も新聞で読んだ。一時期、流行ってしばらく無かったんだけどなー』
「あ、それって車ん中で練炭焚いて一酸化炭素中毒で死ぬってやつでしょ」 と脇からB子。
『そう、車に目張りして睡眠薬飲んで眠ってるうちに死ぬんだけど、理由はわからないんだ』
「あっ、それいいなーゼンゼン苦しくなさそうだし」
『えーっ、なんだなんだ、死ぬこと考えてるんか。死ぬこと考えたことあるのか?みんな』
「うん」・・・居合わせた全員が【考えたことがある】という。そしてそれぞれがてんでに、
「おれだったら、ナイフで心臓を一突きして死ぬな」
「だけど、心臓ってどこかわかるの?外れたら痛いし苦しいし、死ねないじゃない」
『そんなん心臓を刺すこと自体が痛くて苦しいコトなんだから』 マトモに反応する教師?
▼「わたしだったら、飛び降り自殺するわ」
「失敗して半身不随とか寝たきりになったら悲惨だよ。植物人間なんて超迷惑だし」
「だったら高いところから、飛び降りればいい。ゼッタイに即死するような…」
「だけど、飛び降りるの、そんなに高いと【怖くてとてもできない】んとちゃうかなー」
「それに高いと落ちるまでに時間がかかって、しまったと思って考えなおしても遅いし」
『あのね~本気で死ぬんだったら【怖いとか痛い】なんて考えてナイと思うけどなー』
「うーんと、やっぱ【クスリ】がイチバンいいと思うな。睡眠薬とか青酸カリとか…」
「どこでクスリ手にいれるんだ、そんな死ねるような。ヤッパリ首吊りだよ、自殺は」
『だけど、首吊りってのは失禁といって【大・小垂れ流し】になって臭くて汚いんだよ』
「いやー、はずかしー、そんなん見られるのヤだなー、ぜったいに」
『だけど、もう死んじゃってるんだから、どうなろうと関係ないんだケドな~本人は』
「じゃー、リストカットで出血多量で死ぬっていうのは…」
「そんなんは、何回もやって【死ぬまねしてる】だけで、とても死ねないよ」
「うん、知ってる子で手首に何本も筋がある子いるよ」「ワタシも知ってる!」
▼「死んだらどうなるのかなー、あの世ってあるのかなー。センセー、どう思う」
『そうだな~、先生まだ一度も死んだことないからワカンナイな~、多分ナイと思うけど。でも、みんないつか必ず死ぬんだよ。それが明日か、10年、20年後かわからん。でも死んだら生き返れない!これは確実だ。それまでとりあえず生きてみればいいんじゃないかな。それで最初の質問の返事だけど、先生は死にたいと思ったことはないな~。どうしてこんなに貧乏な家に生まれたんだろうとか、なんのために生きてるんだろうとか、今でも、どうやって生きていこうとか考えるけど、死ぬのは絶対ヤだな。たとえ事故でも!【したいことを決めて、自分の責任で、できる範囲で、とことんやろう】と思ってるんだ。ダメでもともとだしね。まあ大して何もできんけど【口だけでオシマイ】はイヤなんだ』
「センセー、死にたいと思ったことあるけど自殺なんかしないよ」「うん、そう、わたしも」
▲『まあ、先生は【アタマがこんなになるくらい】いろいろ考えたから、トニカク相談して、
なんかあったら。先生より先に死んだら、あの世でいじめてやるからな、いいな!』
「なにいってんのセンセー、さっきあの世なんかナイって言ってたのに、
それにアタマはただのハゲでしょ」オイオイずいぶんグサッとくることをはっきりと、ウーン、とほほ。
★12月18日(木)午後1時:【名古屋地検特捜部・事情聴取で出頭】市役所北東隣り
◆12月20日(土)【地検特捜部・事情聴取 その①出頭要請】(以下の原稿作成)
▼12月17日午後4時50分。授業開始直後で教室にいたら電話が鳴った。う~んよくかかる日だな~ハウスクリーニングに下水管1000円チェック、商品先物取引、新聞媒体の企業案内、もういい加減にしてよ~と思いつつ出ると「もしもし宮永さんですか、こちらは名古屋地検特捜部の○□と申しますが・・・」えっ!と思わず身構える《こわもてのお役所名》を告げる事務的な男性の声。
『はい、そうですが・・・』と答えて、はっと瞬間的に思い当たった。
▼「明日かあさって、名古屋地検へ出頭して頂けませんか」有無をいわせぬ雰囲気。
『え~っと、いったいなんの件ですか?ひょっとして末広まき子さんの件ですか?』
「はい、そうですが。名古屋地検へ以前告発されていましたね、その件です。」
『ええっと、場所はどこでしたっけ。県庁の近くでしたね』 「そうです。国立名古屋病院の隣りです。」
『時間はいつなんですか?』 「9時から5時までの勤務時間内ならいつでも構いません。」
『じゃ~、明日の午後1時はどうですか?』
「よろしいです。場所は5階建ての本館が前にあって、その裏の9階建て合同庁舎の5階です。
そこの☆☆検事を訪ねてください。」 『なにか持っていくものはありますか?』
「身分を証明するものと印鑑を持ってきてください。連絡先は☆☆検事班の◎◎で、電話は951-4551内線2806です。」『わかりました。では明日その時間にうかがいます。』
▼う~む。たまたま自分は【夜の商売】だったから、簡単に昼間の時間がとれたケド、勤め人だったら、年末の忙しいときに半日休むとなるとタイヘンだ・・と余計な心配をする小生。それにしてもコレだからニンゲンやめられない!人生いろいろ、ナニがあるかわからない!警察に【身柄拘束】されたり、出頭命令を受けて【事情聴取】されたことが何度かあるが、地検の特別捜査班からの事情聴取なんて初めて!どんなのか楽しみだな~、オイオイ!!
▼だけど告発されたのいつだったかな~。忘れたころに来るのは災害のはずだけど、今頃なんて、てっきり【不受理で済んだ】と思ってたのに、ずいぶんなハナシだな~。で、少し資料をめくってぼやけた記憶を再生し、その当時のことを思い出してみた。
◎1998年1月5日:万博関連で地元夕刊紙・名古屋タイムズの取材を受ける。
◎6日:【万博開催の賛否を問う県民投票条例】制定を求める運動で記者会見・宮永を含め参加3名。◎7日:名古屋市教育館での集会に参加後、2階ホールからの階段を下りきったところで、
上にいた中京テレビ記者が「宮永さん、末広まき子が自民党に入党したよ」と教えてくれた。
『え~っ、うそ~、なんにも聞いていないよ!』と驚いていると、下にいた朝日新聞の島田記者に
「なんかしないの、こんなことになって」といわれ、つい『辞めさせる会』でも作るか・・・と。
◎9日:末広まき子氏入党に関し、CBCテレビの取材を受けた。
◎11日:カスミ網バスターズで出動。2ヶ所現場を発見。夜、朝日、中日から末広コメント取材をうけた。◎12日:マスコミに宛てて【末広氏は即、議員を辞職せよ】との抗議声明を発信した。
◎13日:第6次の【万博開催地変更を求める署名】を開始。封書約500通を発送。
◎14日:小生の呼びかけに応じて集まった市民運動メンバー8人から、水田洋(学士院会員・名大名誉教授)、斎藤懸三(末広選挙事務局長・初代第一秘書)、そこらのオッサンの小生(塾教師)の設立世話人3名を決定。【末広まき子を辞めさせる会】を設立した。
◎19日:愛知県政記者クラブで設立報告記者会見・参加7名。とまあ、こんな調子で《カネにならんコトばかり》の毎日が続いていた。
▲無党派の市民グループとして【クモの糸ほどの支え】でも国会に議員を送りたかった。万博反対・自然保護の【庶民の声を国会に届けるという公約】を信じ手弁当で応援した。なのに支持者も、後援会も、どこにも相談もなく、万博推進の自民党に入党してしまった。あ~あ、トニカク考えるだけで腹が。末広関連だけで原稿20本以上!は書けるが、それはまたいつか。この後は事情聴取までのあれこれについての報告。続きは次回。
◆12月21日(日)作成:【地検特捜部・事情聴取 その②出頭まで】
▼17日夜、名東区へ移動。18日朝9時半過ぎ、前から立つ約束してあった個人塾自営の友人宅を訪問。「重力と磁力の・・・」で最近話題の山本義隆氏と同世代で東大駒場祭の実行委員だった。甘いものにも目がない小生にチョコやクッキーが次々と出て、コーヒー2杯もゴチになり、受験シーズンを前に貴重な情報を仕入れ辞去。快晴の青空のもと、強風をつっきりママチャリで東から西へ名古屋縦断16キロ、散走70分、気分爽快12時ジャスト西区着。
▼で12時35分。悪いことをした認識は【まったくナイ】から、好奇心まる出しワクワク気分で、昨日約束した名古屋地検へ再出発。正面入り口でケッタを停めると、けげんな表情の警備員。どっかでこんな表情をされたな~と記憶を探ると、あれは名古屋空港の国際線正面入口へ行ったとき、【駐輪場はない!ここはダメ】というガードマンと【いいでしょ、停めたって】と入口前で押し問答してたら、なかから顔見知りの刑事が出てきて【このヒトはいいよ】ってコトがあったな~。しかし今日は指示に従い、入国管理局の前の駐輪場にママチャリを置き、出直した。
▼さてビルに入ってすぐ右の受付に警備員が一人。さらにロビーに2人もいる厳重さ。A5の用紙に【住所・氏名と面会先を特捜部】と書き、受けた係官が入館12時57分と記入。その用紙と円形の面会章のバッジを渡され、警備員が見守るなかをエレベーターで5階へ。
▼特捜部事務局のドアをノックして開けると、席に3人、部屋の中央で立ち話が3人。『1時に☆☆検事との約束で、宮永ですが・・・』部屋の時計はまさに1時ジャストだった。「あっ、じゃあーこちらへ」廊下へ戻り、突き当りのドアを開け、少し進んだ右側が待合室。ドアがなく入った後、外から電気がつき、見まわすと8畳ほどで四方が壁の部屋。入り口を背に右手に3人掛け・グリーンの人工皮革の脊もたれ長イスが3つ並び、入り口に続く正面の壁に畳半帖分ほどの【注意書きボード】が高々と掲げられている。ボードの右下に憲法週間の催しのチラシが入ったマガジンラックが1つ。背中側の壁に丸い壁掛け時計が1つ。あとはなにもない殺風景な留置?部屋。
▼ボードの注意書きは5項目。
◇1、体調のよくない方は申し出てください。・・・う~ん、病院じゃあるまいし【取り調べ】の不安や緊張で具合が悪くなるのかな~。だけど、そんなヤワな神経のヤツが犯罪を起こすなんてとても思えんけどな~。《すいません!このところずっと懐の具合が悪いんです》なんていったら怒られるかな~・・・。
◇2、警察と同じような質問を受けるかもしれませんが、知ってることをすべてそのまま正直に話して下さい。・・こんなん読んで【正直に話そう】なんて思うヤツがいるなんてトテモ思えんけどな~・・
◇3、待ち時間が長くなるかもしれませんが、長くなった方は係官に時間を申し出て下さい。
◇その4、へ進もうとしたら担当官?が呼び出しに来た。待ち時間4分で係官についていくと、さらにまた別のドアを開けてなかへ進んだ。
▼廊下の左側、10畳ほどの部屋に入ると、正面のデスクに☆☆検事正が座っていた。朝の番組「特ダネ」【小倉智昭キャスター】の輪郭を太くしたような野武士的風貌の人物で、小生とほぼ同年代と見受けられた。案内をした人物が書記官で、大阪府知事に立候補がうわさされる【江本参議院議員】似の30代後半とおぼしき、もの静かな雰囲気の人。
▲なんと特捜部事務局から数えて3つのドアと、非常に厳重な防備の先に検事正の【取り調べ室】が用意されていた。そうだよな~。人畜無害な人物なんて来ないからな~。左手脇にノートパソコンを前に、案内した書記官が座り、検事正と向かい合って小生が着席。う~っむ、けどゼンゼン緊張しないな~オレって!さあーて、どんなふうにするのかな?
◆【地検特捜部・事情聴取 その③ 事情聴取で】
▼「わたしが担当の☆☆です。前回の参議院選挙で末広まき子前議員から、公職選挙法違反容疑であなたへ告訴状が提出されており、その件について事情をお聞きします。ご承知だと思いますが、あなたには黙秘の権利があります。よろしいですね。」 『はい、了解しました』・・・う~ん、きたきた、テレビや映画とおんなじだ!「貴方のお名前、生年月日、本籍地をお知らせください」・・これから後の《詳しい証言》はイチオー係争中のことなので、割愛するが・・検事手にした書類つづりの厚みは3センチほどで、証拠書類はそれですべてのようだった。
▼ここで告発された事案のおおまかな経緯を列挙すると、
①、末広まき子は95年【庶民の味方、無党派の声を国会に届ける】をキャッチコピーに
無党派層の支持を受けて立候補し【愛知万博反対】を公約に参議院議員に当選した。
②、2年半後の98年1月、突如、万博推進の自民党に入党した。
③、入党に際し、後援会幹部はじめ支持者に、経緯と理由の説明はいっさいなかった。
④、入党表明の記者会見で【36万票はわたしひとりが貰った票で、どこに持っていくかは
わたしの勝手です】とか【わたしには後援会はありません】という発言があった。
⑤、宮永を含む世話人3名で、98年【公約違反の末広まき子を辞めさせる会】を結成し、
01年6月まで活動を続けた。《考えうるあらゆる手を打ったが辞任しなかった》
⑥、宮永が結成した「末広まき子を落選させる会」のホームページの内容が
公職選挙法違反であるとして01年6月23日、末広氏が名古屋地検へ宮永を告訴し受理された。
⑦01年7月参議院全国区比例代表で立候補したが1万数千票の惨敗で落選した。
▼事情聴取は末広まき子が初当選した95年当時の経緯から、01年5月末の改選直前に宮永を代表として、愛知県選挙管理委員会に正式登録した【全国初の政治家を落選させるための政治団体:末広まき子を落選させる会】とそのホームページの内容のことまで、約1時間の聴取後、検事が口述する《小生の証言》を書記官がワープロし、用紙の左肩に5センチほどの赤枠がついたA4公用紙にプリントアウトされ4枚分にまとめられて仕上がった。最後に検事正が読み上げる陳述書に間違いがないことを確認同意、署名捺印して一件落着。
▼その陳述の合間の小生と検事正とのやりとり。右手の書類棚に「名古屋市議会議員らによるあっせん収賄等被疑事件証拠綴り」という背文字の【厚さ10センチほどの書類】3冊があり、それらにちらちら目をやりながら小生が 『政治家も業者も、トニカク人間として最低限の信義すらないヤツが多すぎて、ほんとなんとかならんモンですかね~、嘘で塗り固めて屁とも思わない連中は・・』というと、
「いまも扱っていますが、ほんと悪いやつが多すぎて・・証拠さえあればできるんですが」
『そうですね、内情を知ってて陰で言う人はいるけど、いざとなると口をつぐんで・・』
「そうですねー、内部告発の保護制度がシッカリ確立されないと、なかなかねー」
▼『変なことはへん、オカシイことはおかしい、納得できんことはやめようと言ってるだけの人間を
【変人・奇人・変わりもん】で切ってしまう世の中はヘンですよね~ゼッタイに。ヒドイとわかっていても、
なんでもすぐ諦めて長いものに巻かれてしまう。ほんと大事な自分たちのことなのに、ほとんどみんなヒトゴトと考えもしない。ひとりひとりが声を出して動けば凄い力になるのに‥』なんてつい《世間にどう思われようとかまわない》《世間なんてそんなもの》と嫌になるほど承知で!行動しているはずなのにグチると
、「そうですね、ひとりひとりがキチンと世の中を見て、判断できるようにしないと・・」
▲『いや~こんなくだらない事件で貴重な時間をつぶさせてしまってスミマセンでした。悪いヤツを逃がさないで、どうかこれからも頑張って下さい、頼りにしてますからネ!!』 2年半近く前に受理された訴状が【今ごろ審理される】業務の忙しさを思い【あうんの呼吸】で検事正とのやりとりから、勝手に自分に都合よく裁定を予想し、2時27分爽やかに検察庁を後にしたのでした。あ~、しまった、買いそびれてしまった、年末ジャンボ!やれやれ、とほほ!
★12月27日(土)朝9時【海上の森観察会】:18時半~〔忘年会・栄・えん・20名〕
忘年会は予想を上回る大盛況でしたが、多すぎて個々の方とお話ができず残念でした。次回は《二度にわけて》なんて鬼が笑うコトを考えてしまいました。
▼さて①会計報告と②鳥合せじゃなく《ひと合せ》デス。料理代¥66286 酒代¥56448 合計122734、大幅な不足分は最後まで残ったメンバーで支払いました。参加は1、篠田耕児 2、森島達男 3、高垣英明 4、塚本圭司 5、藤井保人 6、柘植達志 7、堀 一 8、林 信敏 9、八田耕吉 10、影山 健 11、成田 操 12、西田一広 13、長谷川洋二 14、丸山茂 15、高岡立明 16、天野弘朗 17、上田秀徳 18、白木正三 19、牧野 剛 20、宮永でした。海上の森くらぶ創設メンバーに海上の森野鳥の会幹部、愛知の市民運動中心メンバーに加え県議や党事務局中枢の方々も勢揃いでした。(*2017年7月7日現在・名簿のうち4人が逝去されました。全幅の信頼を置いた友人たちに心から合掌!!)
▼それからとほほな余談を少し・・・、店(注:栄交差点・三越斜め向かいのビルにあった)を出て『明日は授業があるから帰る』といったら牧野(*河合塾講師)に「俺だってある」の一言で却下され今池(壺)へ。居合わせた名大教授の黒田さんたちと話がはずみ、気がついたらもう1時過ぎ。ありゃりゃ!もう一軒という牧野、成田と別れ栄へ逆戻り。ところがタクシーの中で財布を探るともう札がない!ええ~っ、無賃乗車になってしまう・・これはヤバイ。そこらじゅうを探りまわって小銭を集め1280円を払ったら、残りが150円ポッキリ。おまけにケッタで走り出してすぐ広小路大津でチェーンが外れ、調べるとコレまたご丁寧に前も後ろも外れていて、なんせ、酔っているからゼンゼンはまらない!!
▼諦めてタクシーをと考えたが残金150円。家から有り金ゼンブ持ってでたし、カードはダメだし・・結局1時間近くトボトボ歩いて帰宅が深夜2時37分。冷凍ニンゲンを風呂で解凍したら酔いが醒め、呑み直して寝たのが朝方4時過ぎ。で、思い出した!塚本さんの1万円をくずしてあげて両替したその札を胸ポケットに入れ、その上に篠田さんから預かった会費分を突っ込んだ・・のを掴みだして支払って・・・むむむ。
▼翌朝ジョギングがてらケッタを取りに戻るとナイ!チェーンが外れているからとカギを掛けなかったのだ。油断大敵、泣きっ面に蜂とはまさにこのこと、え~ん!やれやれ。で、7890円の2台目ママチャリが本日からわが車庫に鎮座することに!ちなみに27日は名東区から海上の森へ1時間強、海上の森から西区へ1時間40分、教室から栄へ25分と合計3時間強ケッタで散走、その間に森を4時間歩き、夜中にコンクリートジャングルをまた1時間歩いた。
▲今朝(28日)9時に起きたら疲労感ゼロで絶好調!ジョギングで広小路大津まで往復1時間10分走って更に元気もりもり!我ながらじょうぶいのダケにはつくづく感心しました。あ~あ、一度でいいから病気で入院してみたいな~、3食昼寝付きで、かわいい看護婦さんに「お熱は?」とか手首を触って「脈はいかが?」なんて診てもらえたら・・う~っむ、コラコラ!
★12月30日(火) 43. 通知表の巻 〔親が塾へ、その効果を要求するのはトーゼンで、通知表が気になるのは生徒以上ではないかとさえ思う〕
▼吹けば飛ぶような下町の寺子屋【志学ゼミ】も世間並みに年末・年始を迎えた。膨大な宣伝費をかけて大手や中堅塾が【選抜クラス制】などで優秀な生徒を囲い込み、教師1人の塾などは、どこも生徒確保に悩み、業種替えや廃業が珍しくなくなっている。そんな状況の中、払った月謝の対価として親が塾へ≪その効果を要求する≫のは≪トーゼンのこと≫であって、通知表が気になるのは生徒同様、いや生徒以上ではないかとさえ思う。従って、学期末には生徒1人ずつ通知表の結果を聞くことになる。
▼で、まず問題児?の多い中2、生徒Aから、いきなり溜め息のでる数字の行列。
『オイオイ見事に揃えたな~、どうせ揃えるならゼンブ3くらいにして欲しかったな~』
「ちゃうよー、センセー【2】ばっかじゃなくて【1】が1つ混じってるよー」
『あのな~、そんなんわかってる!どーしたんだ、技術家庭のこの【1】は!』
「えーとねー、全然怒らない先生だから喋りまくって、授業ゼンゼン聞いてなかった」
『しょーがないなーそんなんじゃ。態度点が0だな。どうせ提出物も出してないな』
「うん、注意もなんにもしないから、マッタク出さなかった。それによく寝てたからなー」
『オマエな~恥ずかしくナイのか、こんなんとって、先生なんか目から鼻水が出ちゃう』
「うん、そりゃー。でも塾へ入ってから5教科からは【1】は無くなったんだよ、センセー」
『そうだっけ。けど、こんな成績では先生は納得できないな、どうしたらいいと思う?』
「うん、授業態度と提出物をキチンと出せば3がつくと思うけど、それがナカナカ…ね」
『なにがナカナカだ、まず得意な数・社を3にする。それから1と2を減らす。いいな!』
「わかった、学校でも担任に【もう少しで公立へ行ける】といわれたし、やってみる」
▼『ところで、Bが「風邪で学校休んだから、今日は塾を休む」って言ってきたけど…あいつの成績はどうだったんだ、知ってるんだろ、オマエ、友達なんだから…』
「えーっ、あいつ来てたよ、学校。風邪なんてウソだよ、そんなん。きっとこないだ先生が5教科に【1】があったらコレで叩くって【カナヅチ持ち出して怖い顔をしたから】アイツびびって休んだんだ、ゼッタイに!先生怒ると真顔で本当に!コワイもんなー」
『あのな~、笑って怒るなんてナイの!怒るときは本気じゃないと怒れないの、もー』
▼で、翌日やってきたBとの会話。『こら~、このドあほ、なんてヤツだ、ずる休みして。すぐわかる嘘なんかつくんじゃない。社会が4、国・理・数が3、なんで英語だけ【1】だ。情けなくて先生、夜ねれなかったぞ』 「なんでみんな知ってるの。あっ、Aが教えたんだ。せんせー、ゴメン、叩かないで…」
『あのな~叩いて3になるか?しょーがないヤツだなー、思い当る理由はナイのか』
「うーん、ノート全然出さなかった。英語キライだから、ほとんど授業中は寝ていた」
『汚くて出せなかったんだろ、ノート。何度言ったらわかるんだ、間違えたら指で字を消すな。
それにスペイン語で英語書くな。ぶっとい字がギュンギュン詰めで、どこで単語が切れてるかゼンゼン
わからん。教科書はしょっちゅう忘れるし、塾のメインだから英語をなんとかしろ』
「だってさー、オレ外国へ行く気ないし、英語キライだし、高校でたら働くから、いいもん」
『あのな~、言い分はわかった。けど月謝払ってんだから【1】だけは取るな、頼むヨ。
先生がっかりでホント情けナイ、オマエのせいでまた毛が抜けた、どうしてくれるんだ』
「ゴメン、せんせー、なんとか寝ないようにする。ノートも出す。だから勘弁して…」ふーっ。
▼そして中3問題児のC。塾へくるなり「センセー、数学【3】にされちゃった」
『え~っ、中間も期末もA判定で学年10位に入っていただろ、テストの点は…』
「うーん、たぶん授業態度だと思う、大嫌いなセンコーで授業たるいから聞いてなかった」
『聞いてるふりだけでもしなくちゃ、ずーっと5だったのに、この大事な時期に、ほんとにもう、このどアホ、成績はテストの点だけでないんだぞ。』
▲塾へ入った段階で【オール2からオール3】の間というのが我が塾の【生徒の平均像】 それが中3で【オール3からオール4】近くになるのが【自慢じゃないが?】いつものペース。 天職と【思い定めた】仕事だが、少子化とドライな時代性から口コミが期待できず、厳しい春が来そうだ。親の弱みにつけこむ商売だけに自業自得とも言えるが、やれやれ、トホホ。〔発行:海上の森くらぶ・宮永正義〕
第100回:「続・通知表/ケッタの勧め/お年玉談義/ヒューマンチエーン/本音トーク」
☆【海上の森くらぶ通信】 2004年2月1日発行:133号&下町寺子屋事情てんこ盛り
◎活動予定:2月28日(土)9時~海上の森野鳥の会:定例・第4土曜日探鳥会
◎報告:愚息の就職のため、活動を自粛した1年がやっと終了か!?
★04年1月3日(土) 44. 〔通知票の巻・その2〕
なんでも口だけはダメ、できる範囲で徹底的にやるコト、【ダメでもともと】なのさ!
▼暦が替わっただけでナゼか【気分が一新】する初春に相変わらずのお話。本来、小・中学校の学習指導要領に通知表の発行は義務づけられていないが、愛知県では【5段階で成績を表す】進路決定の最重要文書として定着している。塾では終業式後の冬休み最初の授業を潰し、別室で1人5分の目安で成績を聞く。
▼中3B:「センセー、頑張ったけど1つ下がっちゃった。やったんだけどなー」 筆者:『えっ、成績は上がったと思ったけどな~、ちょっと通知表見せてみな』
「忘れたー。5教科はあがったけど美術と技術家庭で3つも下がっちゃった」 『持って来いっていったろうが、しょーがないなー、理由はわかってんのか』「うん、夏休みの課題を出さなかったのと、よくしゃべってたからだと思う」
『ふ~っ、私立推薦の子に回される例もあるから、態度を改めるんだな』
▼「けどセンセー、連れに塾もどっこも行ってないのに【内申44】ってヤツがいるけど、なんであんなにできるんだろうなー。授業だって普通に聞いてるだけだし、試験の前だってオレらと一緒に遊んでるし、なんでだろなー、家は金持ちだし、ほんと不公平だよなー」『そうか、ほとんどオール5なんだ。あとの講評でそのことは話すから次はCを呼んで』
▼C:「センセー数学が初めて4になった。34で今まででイチバンよかったョ!それと▽◯高の情報科学科の学校推薦がもらえた。校長推薦だって」『そうか良かったな~、推薦入試の1月30日まで、あとひとふんばりだな』「うん、早くコンピュータの技術を身につけて仕事したいからがんばるよ」
▼そのあと恒例の総括講評:『塾に入ってすぐのとき本人が【みんなに見せた】から知ってると思うけど、9科目合計12で就職しかないって言われてたGが、【1】がゼロになって【専門学校の推薦がもらえた】ってカタコトなんだけど、お母さんから電話があって嬉しかったな~。それからCも難関の▽◯高の指定校推薦がもらえた。ホントよくやった。それとDが3、Eが2、内申合計が上がって、2人ともこれまでで最高になった。Fは変わらなかったけどこつこつやった努力は認める。まあこんなモンだ。
▼それでBに「おんなじようにやってるのにどうしてめっちゃできる生徒がいるの」と聞かれたけど、人間には生まれつきの能力ってのがあって、特に記憶力だけど、努力してどうこうできるもんじゃなくて、最初から違って生まれて来ているんだ。人間はみな平等というけど【命がみんな1つずつある】のが平等なダケで、あとは千差万別、ハッキリいって不平等で、自分とヒトとはなにもかも違うんだ。中学3年間の社会のテストがゼーンブ100点で東北大から弁護士になった生徒がいたけど、そういう特別な人間もいる。けどそれは例外で、数から言えばみんなが普通!【まとも】なの。先生だって中学ではオール5に近かったけど、今は地位も身分もなんもないハゲのそこらのおっさんでさ、ど~ってことない。問題は自分で【納得できるだけ】、やるだけのことをやったかどうかで結果は自分の責任だから、ソレマデなの。自分でできないことは誰のせいでもなくて【自分のせいだから】仕方がないんだ』
▼そのとき突然、教室の戸が開いて、アゴ髭をはやした青年が顔を覗かせた。センセー☆☆です。こないだ寄ったら留守で、また来たんだけど、いいかなー」『え~っ☆☆か?いま恒例の成績を聞いたところ。もうじき休憩だからいいよ』「先生オレさー、がんばったよ。公立は東京都立で、あと立教と明治と青山を受けるんだ」同期の何人かの近況を話し「忙しそうだから結果がでたらまた…」と帰っていった。
▲『みんなの先輩だよ。今年は7人とも高卒で就職みたいだけど、普通にやればそれなりに暮していける。正直な話、先生も金持ちの家に生まれたかったよ。まあ人生思うようにならんコトばっかしさ。でも結構面白いこともある、これはほんと。ただなんでも口だけはダメ、できる範囲で徹底的にやるコト、【ダメでもともと】なのさ!』じゃあ今日はこれまで。
◆04年1月8日(木) 45. 〔通知票の巻・その3〕
通知表を貰った生徒はモチロン、親も塾も8教科の内申点合計に、一喜一憂することになる。
▼名古屋市の場合、小学校の通知表では【5段階評価】が廃止され、8教科それぞれに4つ(国語のみ5つ)合計33の【観点別評価欄】があっ、【◎、○、△】の3段階で示される。通知表を貰った生徒はモチロン、親も塾も8教科の◎の合計の数に、それなりに一喜一憂することになる。我が塾にも、ほぼ全員が【弟や妹の】中学受験はしない小学生がいて、冬休みは復習中心の【全員集合クラス】となる。その4年から6年までみんな一緒の【新年最初のクラス】でのおハナシ。
▼せんせー、通知表だけど、小学生は見せなくていいの?」とA子。
『うーん、良かったヒトとか見せたい人は見せればいいんだよ』
「だって、お兄ちゃんたちは【持ってかないと怒られる】っていってたけど、いいの?」
『うん、中学生は卒業したら就職したり、高校入試があるから、もう大人の準備で厳しくしてるんだ。
みんなには難しい言葉かも知れんけど、将来の《人生がかかってんだ》よ、通知表にはね』
「ふーん、うちの兄ちゃんなんか【冬の生活】さー、昨日(5日)やっと2ページやっただけでもう疲れたっていって、ゲームしてたよ。それに『やらしい本』もってるの母さんに見つかって、大騒動でさー、クソばばーって怒鳴ったり、あれって反抗期の始まりなんだろうね、きっと」
『え~っ、あれだけもらったらスグやれっていったのにしょーがないヤツだなー』
▼「母さんに【今年は中3で受験だから】っていわれると、よけいに逆らうみたいだよ」
『うーん、昔と違って面白いコトや楽しいコトがいっぱいで勉強どころじゃナイもんなー』
「昼間は毎日、友達みんなと集まって、栄や大曽根のゲーセンへいったりしてるよ」
『お年玉はあるし、宿題はみせっこすればいいし、一番ノンビリできるときだからな~』
「せんせーがそんなこといってていいの」 『うんいいの。勉強は授業のときと試験の前にシッカリやればいいんだ。ただ口では簡単だけど、コレがみんなには難しくてね。まあ進む道がみつかったら、その道に進みたいと本当に思ったら、いわれなくてもやるようになるし、そのときがホントーの勉強なんだ、自分のために自分でする…』
▼『そいでさー、A子の成績はどうだった?』と、つい聞いてしまう教師、宮永。
「えーっ、聞くのー、まあいいけど。ウン、上がったよ。◎が21個あった」
『スゴイなー、よかったなー、で、他のみんなはどうだったの?』
「理科がゼンブ◎で、24個あった。前より6個増えた。交通遺児のクリスマス会でさー、誉められたよ、いいねーって。このままでいけば将来、奨学金も貰えるんだって…」
『そんな成績の話し出たの?パーティで!でも、よかったねー、頑張ろうな!』 「うん!」
「でさー、わたしは恥ずかしいからいいたくないけど、あがったよ、せんせー」
「わたしも秘密。ないしょ。でも△はひとつもなくなったよ」
『そうかよかったなー。Eはどうだった。言いたくなければいわなくてもいいけど…』
「うーん、よくなったよ。どうだったか忘れたけど、母さんが喜んでたよ」
▼「それで母さんが言ってたけど、どーして塾は中学部、宿題出さないの、せんせー」
『試験の前は出してるんだよ。でも普段は学校で出るだろ。塾でわかったらもう学校の宿題で十分なんだ。この辺の子はたいてい高卒で就職して、先生も、もうすぐだけど【定年の60まで】ず~っと働くんだ。みんなの母さんも働いてるだろ(塾生の母親全員がパートなどで働いている)平日に昼間から友達とのんびりしたり、遊べるのは高校までで、あとはもう仕事、しごと。モチロン大学へ行く子もいるけど、そういう子は宿題なんか写さず、自分で勉強するし、それぞれ向き不向きがあって、ムリヤリ勉強させたり、勉強を押しつけたりしてもダメなんだ。進みたい道が見つかったときに、大学だって行ける【シッカリした読み書きの基本の力】と自分で勉強する気力が残る【土台】さえつけばいいと思ってんだ、ちょっと難しかったかな』
▲「うーん、でも、いっつも≪遊んでばっかいないで勉強しろ≫って、うるさいんだよ、ウチ」
『そういうときは《勉強ばっかしてないでたまには遊びに行け》って、1度でもいわれたことがあるかって親に聞いてみな』 うーん、こんなこと「いってるようでは」生徒は集まらないな~、ヤレヤレ。
◆04年1月10(土) 原人の提言 〔ケッタライフのススメ!?〕 酔眼朦朧散人の独り言
▽名古屋では日常会話で自転車のことを通称「ケッタ」と言っている。ただ転勤族や漫画やテレビの影響で「チャリンコ」というヒトもいて、それに倣うと小生の現在の愛車はキューピー頭の【オジサン】が乗っているのに「ママチャリ」という部類になる。免許所持者が2人の4人家族で【外国製スポーツカー(カルマンギア)を含め車が3台】というときもあった車好きが32年乗り続けた車をヤメテ、自転車(以下:ケッタ)に替えてもう丸二年過ぎた。
▽自分用の車を辞めた理由はいたって簡単、経済的負担を減らすため、よーするに収入が減ったため!環境保護だとか健康のためなんぞという【聞こえの良い理由】ではこれっぽっち!もナイ。では収入が増えたらまた買うかといわれたら、たぶん買わないし乗らないと答えるだろう。(ハッキリ言って収入が増える見通しは小生のアタマに?が生える確率より遥かに低い・・・)
▽ぜんぜん自慢できない理由で始めたケッタ生活だが、今や完全にはまっている。モチロン車の便利さは認めるし、わが相方も車なしでは済まない毎日を過ごしている。ただトヨタ城下町・愛知で【一家に車2台】が普通というのは《ちょっとな~》という気はする。【土地や家】には手が出ない、で【一点豪華で車】という庶民の選択の現れとも思うが・・・
▽稼いだカネをどう使おうと勝手だが【ぶったくって儲かるからできる】溢れるテレビコマーシャルや膨大な折り込みチラシで購買意欲をそそり、稼いだカネをつぎ込ませ次々に買い替えさせるメーカーの洗脳ぶりと、それに乗り何の疑問も持たずに買い続け【車のために働く】のが常態化している【平和大国ニッポン】の多くの皆様のバイタリティーにはつくづく感心してしまう。
▽「たおれ荘」とか「壊れ荘」という賃貸アパートにベンツやBMWがいつも停めてあったり、市営や県営の住宅の駐車場に300万、400万という高級車がぞろぞろあるのを見るにつけ、母親のパートの理由が「車のローン」だったり、月謝滞納の理由が【車のローン支払いを優先したため】らしいこともままあり、ヤレヤレ!塾は車より下か!!とつい納得してしまうことになる。
▽車が買えないおっさんの繰り言はここまでにして、暮の28日に丸2年乗ったケッタを盗まれ、急きょ特価7890円で二代目を購入。前籠に荷台、旧式スタンド付き:正真正銘のママチャリだ。初代が税込み6400円ほどだったから730日で償却したとすると【1日9円弱】の移動経費。
▽なくす前日の忘年会で会費が4千円、追加が4千円、幹事として支払うときポケットマネーの【万札1枚】を混ぜてしまい、そのあとの二次会とタクシー代で6千円ほど、さらにその日、朝から【海上の森】を4時間歩き、ケッタで往復3時間弱の帰り、友人の陶芸家の窯開きで「8千円」の大皿を買って、2千円のマグカップをオマケに貰ったことも思い出したが、
2日で合わせて3万2千円:【4台分】を撒き散らしたことに比べると、なんともお値打ちな乗り物だと思う。
▽深夜、名古屋の都心・栄から【からっけつ】でトボトボ1時間以上歩き、半ば酔いが醒めて、やっと辿り着いた我が家の玄関で壁時計が【2時37分をさしていた】のを見たトキ、つくづくケッタの有難さがわかった。移動で歩くのは気にならないが【都会で夜中】はトホホだった。
▽片道2時間まではケッタと決めて実行してきた。決してムリにではなく苦にもならなかった。もともと【走るのが好き】でケッタはゼンゼン疲れず運動にならないのが残念なくらいだ。過去1年半、新聞の折り込みに入る月暦に、毎日ケッタの走行記録を記してきた。去年1年で片道16キロを279回、その上50キロ以上が6日、40キロ以上50キロ未満が12日、延べ約5230キロ、あと公園、図書館、買い物と毎日2,3キロをチョロチョロしたのを合わせるとおそらく6000キロ以上、月平均で500キロ、2年で1万2千キロ以上走ったことになりそうだ。
▽時間はたっぷりあるし、走っていると気持ちがいいし、なによりブラブラするのが趣味だから【人生暇つぶし】と思い定めた?毎日、ケッタで行動するのはとーぶんやめられそうにない。もともと丈夫で、生まれてこのかた【一晩でも病気で寝た】という記憶がないので、はっきりケッタの効用とは言えないが、医者とは無縁の【悪いのは口とアタマだけ】の健康体でいる。
▲【夏は暑く冬は寒いのはアタリマエ】と思えるヒト、【見栄や外聞をちょっと脇に置ける】方、大げさに覚悟せず、気楽に行ける範囲で、明日からでもケッタライフを始めてみませんか!
★04年1月12日(月) 朝日新聞「案内欄など」殿 (同文・中日新聞「鳥虫花」欄にも発信)
〔北の貴婦人ベニマシコや冬鳥が暮らす森を歩こう〕 掲載どうかご配慮下さい
▽日時:1月24日(土)午前9時・集合:愛環鉄道山口駅前:会費200円、午前7時雨天中止、1時頃 解散、車は駐車場へ案内します。◎落葉(らくよう)でスッキリ見通しがきく冬の雑木林はバードウオッ チングに最適です。暖かい格好でゆっくり歩きながら草や木も観察します。あれば図鑑・双眼鏡を持参・ 《海上の森野鳥の会・宮永正義》・連絡先略
◆04年1月15日(木) 46. 〔いま昔・お正月とお年玉〕
ほどほどに《この真ん中くらい》は、ここまできたら【ないものねだり】なんだろうなー (宮永正義)
▼昔のことを話すと年寄りと言われるが、月が変わると《57》と若いとは絶対に!言えない歳になるから気にせず話すが、トニカク子供の頃は「もーいくつ寝るとー、おしょーがつー」の唱歌の通り、12月も半ばを過ぎるとまいにち、毎日、《日めくり》の残りを確め、指折り数えて待ちわびたお正月だった。1950年代の下町では【クリスマス】など話題にもならなかった。
▼貸し本屋か友達に借りるしかなかった「漫画王」や「冒険王」を正月はお年玉で買える!それも貸し本では《絶対ついてない》七大とか十大付録に別冊付き【新年特大号】なのダ!双六や福笑い、紙製の組立玩具などを挟み、紙紐で縛った片手で持てない山盛りの部厚さ。いま思えばチャチなモノだが【テレビがない時代】子供の最大の娯楽が月刊漫画雑誌だった。貧しかったが【年1度の嬉しさ】は50年近く経ったいま思い出しても、胸が熱くなり心が疼く。
▼家庭の【情報源で娯楽の中心】はラジオで講談、浪曲、落語に夢中だった。我が家では母親が内職をしている間と晩御飯のあとつけるだけで、どこも10時を過ぎたら寝ていた。テレビは小5のとき近所の工場に1台入って、土曜の夜お願いして町内中が見に行った。畳敷きの食堂に置かれた台の上で【観音開きの扉のケース】の奥にテレビは鎮座していて、ビロードの幕をめくって現れた白黒画面のプロレスを50人近くが大歓声を上げて見ていた。
▼名古屋のお雑煮は鰹節だしのすまし汁に四角い切り餅、小松菜、かしわ《鶏》カマボコと簡素な具で今も変わらないが、家中にお節作りの匂いが立ち込め親子勢ぞろいで餅をついた子どもの頃の風習はとうになく、買ってきて盛りつけるダケ。便利だが風情なんて、もうどこにも…ナイ。
▼当時の下町のお年玉は百円札が1枚もあれば大喜び。漫画雑誌1冊買える程度のモノ。正月の遊びといえば双六、カルタ、トランプ、タコ揚げ、コマ回し。普段は男はメンコ、馬乗り、クギ打ち、陣取り合戦…。女はゴム跳び、お手玉、綾取り、ままごと、着せ替え人形…。小学生から中1くらいまで入り混じって鬼ごっこや馬跳び、ケンケンパッにカッチン玉…とそれこそ日が沈むまで、空き地や路地や通りで、近所じゅうの子供が集まって遊んでいた。
▼さて現代、年末年始子供の関心の的は【クリスマスプレゼント】と貰うお年玉の【総額】・・・塾生全員に【手に入ったら飛び上がって喜ぶほど欲しいもの】ナニかあるか?と聞いたら、口裏をあわせたように「べつにー」「カネさえあればなんでも買えるし、タイテイ持ってるしー」「特にナイ」という返事がかえってきた。強いて楽しみといえば新年初売りの【福袋】という。3千、5千、1万と金額こそ違うが、一様に【自分で】【家族が】買ったという声が上がる。でも【カスばっかりだった】とか【気にいらないのであげた】とか【どっかに置いたまま】とか袋を開けてオシマイ!どうしても欲しくて金を貯めて《やっと買った》なんてのは全くいない。
▼中身を見たらオワリ。たまたま手に入ったモノだから愛着も薄く、そこらにしまってチョン。モノで溢れているから、喜びは《思いっきり膨らました風船を針で刺した》そんなレベル。指の間から束の間の興奮だけがすりぬけ、《モノ》そのものより《買うコト》に喜びが移り、【湯水のようにカネを使うコト・使えること】が最良の人生という世間の共通認識が透けてくる。
▼塾生から聞く今の遊びは、まず家で「ゲーム」。ほぼ全員が持っているケータイでも目を盗み、スキさえあればピコピコ、こらこらこら~。更にメールのやりとり。そしてお決まりのゲーセン。女子はプりクラ集め、そして男女ともありとあらゆるゲームに熱中し半日などアタリマエ。正月に朝から晩まで入り浸り、小学生が5000円、10000円使ったなんてフツーのこと。平均3~4万円のお年玉を利息0の時代、貯金なんてせず、ほぼ無条件の使い放題。どう使おうと過ごそうと勝手だが、暮れに親に頼んで買った馬券500円が7800円になった生徒に、ロトに1万かけて全部すったという生徒、11日の段階で貰った10万円を使いきったという生徒さえいる。正月休みじゅう、朝から晩まで両親ともパチンコという生徒も…。
▲欲しいものが山ほどあってほとんど買えなかった昔。あんなしっみったれた暮しは二度とご免だ、ゼッタイにヤだと思う、衣食住に関する限りは…、だからこそ必死に働いてきた。そして今、欲しいものはほとんど手に入り、手に入らないものといえば《身の丈に合わない》、《宝クジでも当らないと買えない》超高額なモノだけ。どっちがいいとか悪いとかじゃなく、ほどほどに…という《この真ん中くらい》はここまできたら【ないものねだり】なんだろうな~。
▲ヤレヤレ、なんで、どうして、こんナンになってしまったんだろ~、どうしたら、どうなったらいいんだろ?????
★04年1月17日(土) 【自衛隊小牧基地:自衛隊イラク派兵・抗議ヒューマンチエーン】
愛知県小牧市・自衛隊基地正門ゲート前から道路沿いに展開する【自衛隊イラク派兵】に抗議する【人間の鎖】に行ってきました。どうにも引き返せない状況ですが、我慢ができず出かけました。あいにくの空模様。でも戦場に行かされることを想えばどーってことはない。いのちの保証はある!
▼午前9時50分、暮に買い替えたばかりのママチャリのケッタで名東区を出発。降りしきる雪のなか、2時間くらいで直行するつもりが手と足の指先が凍傷寸前の冷たさ、痛さでたまらず、黒川から41号経由の予定を変更し、西区に寄って出直すことにした。向かい風に雪で80分近くかかって教室に到着。すっかり冷え切ったので暖をとり着かえて、改めて12時ジャストに再出発。なんとか迷わず現地に到着したのが大幅遅刻の12時37分。それでもなんとか1回目のヒューマンチエーンに間に合い、やれやれ。
▼最初に会った友人が近藤ゆり子さん(徳山ダム)、ど~も、ど~も。それから少し通り沿いに進むと影山健さん。あれあれ、岡崎からご苦労様です。「ここに入って」というお誘いで、隣りに並び手をつなぐことに。それから2時まで抗議行動。正門前の申し入れ書の手渡しで水田洋、寺尾光身、黒田征太郎、安川寿之助諸氏の教授陣に、丸山悦子、西英子、杉本ひろこ、山本みはぎ、幅さんらの元気な女性組。そのほか大勢の友人、知人、仲間のみなさんが勢揃い。もの好きな皆さん!?お疲れ様です。
▼雪が舞い寒風が吹きすさぶなか、主催者発表1400人が集まった。しかし、どう叫んでも抗議しても!イラク派兵は止められない。既成事実でどんどん進む、そんなコトはわかっている!!といって無視したら認めたことになる。どんなに見込みがなくても抗議の意思を示すべきだ!
▼95年に東京で実施した喪服デモ【原人回顧録・第9回掲載】の帰り、バスの中で【喪主】宮永が3つの活動計画を提案した。その一つが知人Y氏の発言を聞いてすぐ飛びつき、参加者にはかって決定し、翌年に実施した「海上の森」での2回のヒューマンチエーン【回顧録・第10回】だったことを思いだした。今日隣りにいた影山さんが代表で、小生も子供2人を連れて参加しマイクで演説?した。
▲愛知の市民運動は連戦連敗やられっぱなしに見えるが、風向きを変えたり、最悪の事態を避けたりはできたはず。すくなくとも!やらなかったよりはマシだと断言できる!?あ~あ、だけどイッペンでいいから、すこーんと、一泡吹かせたいな~。高速やインターがアチコチにできて、帰路少し迷ったが3時17分に無事西区着。ヤレヤレ!
★04年1月19日(月)11時20分 【住基カード差し止め訴訟・第3回公判】名地裁大法廷 ◎10時少し前に名東区を出て地裁へ直行したが、大法廷入口のゲートが閉まっていて誰もいず《ええ~っ時間を間違えたか?》と一瞬あわてたが、寒さのためロビー集合になっていたのだった。着いたのが11時15分だったので余計にあせった。公判は11時30分頃に終わり、外で杉浦弁護士の解説を聞くミニ集会。傍聴参加65名。「個人情報削除申請を却下された」異議申し立てを西さんに託し、西区へ帰着12時27分。
◆04年1月22日(木) 47. 〔初春・身辺雑記 〕
今年も相変わらず下町暮らしのブツブツを撒き散らし、元気に【ケッタライフ】を続けられそうだ ▽《昨日の続きの今日》でも、なぜか大晦日から元旦は特別で、普段はまるで縁がない人たちで神社や仏閣が賑わい、気分が昂揚し気持ちが改まるようだから不思議なものだ。年頭に【過ぎ越し方のあれこれ】を《あるこーる》でふやけた頭で神妙に反省?してみた。
▽趣味の世界からはまりこんだ【森を守ろうという活動】に、《いっさい家庭に持ち込まない》約束のうえで、よせばいいのに物好きにどっぷり首まで漬かり込み、子育ては任せっきり、思春期に家庭サービス皆無、持ち出すばかりでカネにならんコトに精力を注ぎ【自然保護より家庭保護・生活保護でしょ!】と面と向かって言われても【返す言葉がない】十数年だった。【父親の子離れがちょっと早かったダケ】と言うと【自分勝手】とのお言葉が飛んでチョン。自分の思いを最優先した自覚はあり、それで特に子供たちに対してかなり負い目がある。
▽親はなくても子は育つとの俗諺通り、いてもいなくても変わらない親でもなんとか育ったが、今ではとっくに相手にされなくなり、顔があってもフン!と愛想もなにもナイ……対応の日々だ。が、大学生でも《こどもは子供》顔をみれば嬉しいし、一緒にいたいし話しかけたい。とほほ…そして今年も元旦から西区と名東区、片道16㎞を往復する相変わらずの毎日が始まった。
▽そんな1月11日土曜日テスト直前特別クラスを昼間に済ませ、夕方5時半過ぎ西区を出た。「子供の将来を邪魔するコトだけはしないで!」新年早々の山の神の声が耳の奥に蘇える。『そんなん、今更言われても手遅れだけどなー』言いかけて《声を呑み込んだ》コトも…。ほんとうにゴメンな、父さんのせいで迷惑かけて…)差しかかった、たそがれの交差点。直前で赤に変わった信号で我に返り、一旦停止をして右を見たら、後ろから追いついて横に並び左を向いた人と目があった。
▽「道路はニンゲンのためにあるんだ」つぶやくその男性。『そうですよネ~、ウン。なんにも来ませんねー』思わず相槌を打つ小生。では、と揃って信号を無視して渡りかけ、その人のケッタの荷台のプラスチックケースにアルミ缶が入っているのに気がついた。見直すといかにも【野宿のヒト】という風体の人物。『タイヘンですね~、今からですかー』 「そう。目に触れないよう、迷惑かけないよう、暗くなってからネ」 『そうですか、がんばってください』…それ以上、なにも言えなかった。「ありがとう」わずか10秒程度の会話。年齢不詳だが、たぶん同年代のオジさんだった。
▽自ら納得して選んだ生き方かも知れない。それにしても10日で10万使い切る中学生がいれば、夕方から夜中にかけてゴミ集積場をまわってアルミ缶を拾い集め、手にした1000円足らずでその日を暮らすヒトもいる。う~ん、厳冬期はタイヘンだろうな~、人生いろいろ、ふーっ。ぼんやり考えながら差しかかった大通り、信号がない交差点。帰宅ラッシュで前方の信号が赤になっても誰も止まらない。と、クレーン車を積んだ大型ダンプが止まり《渡れ》という合図。『ありがとう!』思わず声を出し頭を下げて渡る。再びゆっくり動き出し前へ詰めていくダンプ。そういえば2、3日前、横断歩道でベンツが停まってくれたな~、こんなケッタのおじさんに…。
▽あ~、なんとも異国的な香辛料の匂い、え~っと、なになにベトナム料理【アンナンブルー】。いっぺん入ってみたいが、ひとりではな~)思いっきり香りを吸いこみ、ペダルに力がこもる。シンガポール料理、タイ料理、スリランカ料理…そういえば途中ズイブンいろんな店があるなー。信号待ちの交差点、偶然目が合った女の子がにっこり。で、思わず『ハーイ』と手を振ったら、なんとお父さんが「オオ、ハーイ」。では…と『Have a nice day』というと「サンキュー」と今度はお母さん。ほっかりした気分で渡ったら、右手におやおや【アンナンブルー】の看板の店。え~っ、確かさっきは東区葵3丁目、ここは千種区東山通り4丁目。う~ん、姉妹店だったんだ。急に腹が鳴った。あと20分くらいか。冴え渡った夜空、中天に満月がこうこうと輝いていた。
▲1月22日現在片道16㎞を23回、17日はイラク派兵抗議に小牧基地まで雪の中を往復50数キロ。累計約450㎞。今年も相変わらず下町暮らしのブツブツを撒き散らしながら、元気に【ケッタライフ】を続けられそうだ。
★04年1月24日(土)朝9時~山口駅前【ベニマシコを探して海上の森探鳥会】参加14名
◎銭屋鉱産跡の裏山の木に止まるノスリを全員が確認。出会った鳥30種でまずまず。
★04年1月30日(金)10時~【名古屋市水道局と会合:徳山ダムをやめさせる会】参加6名
◎在間弁護士、伊藤金城大教授の両代表、林信敏県議、村瀬惣一、宮永、立会人:渡辺(名水労)。徳山ダムの負担金増額に対する名古屋市の対応はまだ「需給予測策定中」で数値が出ず、未定との回答。
◆04年1月31(土) 48. 〔本音でトーク〕
生徒でありながら、「月謝が安い」と心配してくれる・・・。いやはや、幸せです。(宮永正義)
▼「おっはよーせんせー」。満面にこぼれる笑顔で、今日も元気に小学生A子が登場。
『こんばんは!だろ、A子。もう暗いし、芸能界じゃあるまいし・・・』とつまらない応答の小生。
「うん、分ってるけど、いいじゃん。気分のもんだから、アイサツなんてさー」
『そりゃそうだけど。まっいいか!じゃー、おはよーA子。なんかいいことあったな?』
「そう。せんせー、うちの父さんさー、仕事決まったんだよ。良かったー」
『あれーっ、運転手してるんじゃなかったっけ』 「えーっ、ばあちゃんに聞かなかった?」
『ううん、聞いてないよ』 「父さんさー、事故って会社首になったんだよ、去年の11月・・・」
『ええっー、でも、ということは人身事故じゃあなかったんだな、怪我もしなかったんだ』
「うん、一瞬ふわっと寝ちゃったンだって。で、タンクローリー壊して、クビだって」
▼『そうか、それでおばあちゃんが暮れに《まとめて持ってきたんだ》遅れてた月謝・・・』
「うん、母さんに《塾やめたら》といわれたけど、ゼッタイにヤだといったんだ、わたし。
それで、ばあちゃんが話しを聞いて・・・。でも、仕事がみつかったから、もう安心なんだ」
『よかったな~。去年頼まれて教えた問題が出て、お蔭でお父さんが【危険物取扱主任】に
合格したって、お礼にみえたことがあったけど、今度の仕事はその関係なのかな?』
「ううん、やっぱ運転手。タクシーだって。でも、まだ給料13万の見習でタイヘンなんだって」
『そうか、ずーっと運転が本業だったからな。でも母さんが仕事持っててよかったね』
「うん、そいでさー、せんせーって担任になれないの?もうヤなんだ学校、めっちゃイヤ」
『ムリだよ塾の先生は資格ないからネ、それにこんな《ツルぴかハゲ丸》の先生じゃねー』
遅れてきたB子「せんせー、そんなん自分から言うコトじゃナイじゃん」ともっともなご指摘。
「やさしいし、オモシロイし、なんでも聞いてくれるし、毎日教えてほしいよねー、B子」
▼『ありがとね。こんなオジン先生に。けど昔は《ふさふさ山盛り毛だらけ》だったんだぞ!』
「せんせー《昔は》っていうけど、いつからハゲだしたの?」オイオイ、そうきたか、あのね~。
『毎日鏡をみて点検してたわけじゃないから、いつからってハッキリしないケド40過ぎかな』
「けど、今のほうが自然でかっこいいよ。学校なんか女の先生ばっかしで、息が詰まるもん」
「うんセンセー、いまのほうがいいよ。先生らしくて」
『アリガト、ありがと、さてと始めるか、まず国語からね』
▼で、次の中2クラス。学校は休んだけどといってC夫が妙に元気にやってきた。
「ただの風邪でさー、うちにいるとヒマで退屈だから・・・」もう熱も下がって大丈夫という。
そこへ、ついさっき「熱があるから休む」と本人が電話してきたD男が遅れてやってきた。
いきなりど派手な咳きを連発するので『うつると困るし、帰ったほうがいいんじゃないのか』
「ダイジョウブ、インフルエンザじゃなくて、ただの風邪なんだから、医者がそういってたし。
それに、母さんが月謝がモッタイナイから、熱なんかあっても行けって追い出されたんだ」
『うーん、仮病つかったり嘘ついたりするから信用ないんだ。もったいないっていうけど、オマエ!月謝使いこんだんじゃないのか、みんなからズイブン借金してるみたいだし、もう何回も言ってるのに持ってこないし、どうなってんだ。塾はボランティアじゃないんだゾ・・・』
▼「うーん気にしない気にしない、そのうち持ってくるから、カネはなんとかなるから払うから」
『こらこらナニが気にしないだ。使い込みは絶対にダメなんだゾ!!塾の月謝だって・・・』
「そうだよこんな安いのに!●●へ行ってる連れで、月6万で暮れに15万払ったヤツいるよ」
「えーっ、そんなん2か月でうちらーの塾の1年分じゃん。せんせー、月謝上げたら、塾の・・・」
『みんなの月謝も上げることになるんだけど、それでもいいのか?』 「そうかー」
『先生は貧乏で苦労したから授業料はトニカク低くしてるんだ。でもキチンと払ってくれないと困るんだ。趣味で仕事してるんじゃないからね、先生にも生活ってのがあってさ~、そんなんはもうわかるだろ、
みんなにも』 「うん、生徒少ないもんな、うちの塾」 「生徒紹介しなくちゃ」
「けど、もうみんな塾行ってるもんなー、知ってるの」 「もっと宣伝しなくちゃ、チラシいれるとか、
電話かけるとか」 「やっぱ月謝あげるとか、払うのはどうせ親だしー」・・・・・・むむむ。
▲『まあ、持ちこたえられる限り頑張るから、トニカク生徒を紹介して、ただしマトモなね!』
ヤレヤレ、こんなんではね~【志学ゼミただいま生徒募集中!】とほほ。
★第101回:「流感!/未来のみんなへ/ゴンドラ裁判/東京でモデルにスカウト?!」
☆【海上の森くらぶ通信】 2004年3月11日発行:134号&下町寺子屋事情てんこ盛り
◎活動予定:3月27日(土)9時~海上の森野鳥の会:定例・第4土曜日探鳥会
◎行ってきます台湾へ!台甲渓自然維護協会と市民交流:「台中懸」で野鳥観察?!の旅
《やたら忙しく通信の発行が遅くなってしまいました。トニカク人生なにがあるかワカリマセン》
◆04年2月1日(日) 49. 流行性感冒 〔学校を休んだ夜に塾へくる生徒がナゼか多い!〕 ▼暦ではもう立春も間近だが、現実は真冬のさなかで、下町では風邪が猛威を振るっている。
わが塾でも欠席者がでるのだが、学校を休んだ【その夜に】塾へやってくる生徒がナゼか多く、しかも生徒たちの間では違和感がなく《それがアタリマエのこと》のようで、マスク姿や咳き込む姿に《こじらせても、他の生徒にうつしても困るしな~》と教師が気を揉むことになる。
▼そんな心配をよそに、カゼ?の子・生徒たちが今夜も賑やかハイテンションでやってきた。
「きゃはー、せんせー、おっはよー」 「イエーイ、今日もゲンキでぜっこうちょー!!とかー」
『ハイハイ、こんばんは!いいな~、みんな苦労なんかまるでなさそうで…』
「ええーっ、せんせー、なんかあるの?困ってるコト、サラ金とか…」
『あるからアタマがこんなんになっちゃったんじゃないか、みんなのセイもあるんだゾ!』
「そんなんただのハゲじゃん」「なにいってんのせんせー、カンケイないでしょ!」…むぐぐぐ。
塾生のマスク姿を見て「あれー、A男って今日さー、学校休んだんじゃなかったっけ」
「うん、休んだけど、気分よくなったから出てきたんだ。熱さがったし、退屈だから…」
『B子だって、こないだ学校休んだとき来てたじゃないか、熱が38度もあるっていうのに』
「だって、ヒマだし、来ないとさびしいモン。しゃべって笑ってると、病気のこと忘れるし…」
▼『オイオイ、ここは吉本の寄席か?お笑い道場か!?イチオー学習塾なんだケドな~』
「だって、言いたいことなんでも聞いてくれるし、せんせーも言ってくれるし」
『まあ、言いたい放題、先生もいってるのは確かだケド。で、C子はダイジョウブ?風邪…』
「うん、おととい17人休んで昼から学級閉鎖で、今日は12人休んだけど平気だよ」
「おれらーのクラス、おととい12人で昨日7人今日5人、学級閉鎖なしで、やんなっちゃうよ」
『なに言ってんだD夫、学級閉鎖するとその分春休みが減るんだゾ』 「エーッ、そうなの」
「そいでさー、塾は学級閉鎖したことないの?」
『そんなんあるわけないじゃん。塾を始めて30年、一度も休んだことがないんだ、病気では』
「えーっ、病気しないの、せんせー」
『ちょっと具合が悪くても夜寝ると治っちゃうんだ。朝から1日中寝てた記憶がないんだ』
▼うちなんかさー、3500円も払ってインフルエンザの予防注射うってきたんだよ」
「えーっ、わたしなんかXちゃんのお母さんに打ってもらったからタダ」『それってどういうコト』
「だってXちゃんのお母さん看護師で、遊びにいったとき家で一緒に打ってもらったもん」
『エーッ、それって医師法とか薬事法とか違反になるんとちゃうかな、ヤバイと思うケドなー』
「いいの、親が責任を持ってしてるんだから。他の病気のときもしてくれるんだって…」
「じゃー、わたし今度いく分、Xちゃんに頼んでみよかなー、貰ったお金が浮くしさー」
「ダメみたいだよ。自分の子供だけみたい。うちはお母さんが子供のときからの友達でさー」
『親も小児科で、塾の卒業生がいて、今は後を継いでるんだけど、塾へ来てたころ家で診てもらうっていってたな。だけどそれとは違うんだろうけど、まあ世の中いろいろアリで…、うん』 健康で【病気をしたことがない】のが自慢で広言してきたのだが、ちょっと気になって手元の1955年(昭和28年)小1家庭連絡簿から66年(昭和39年)高3通知表まで調べてみた。
▼すると小3まで8教科27項目《おとる、ややおとる、ふつう、ややすぐれている、すぐれている》
の5段階評価で、小4から《連絡簿が通知表となり5段階評価》に変わっていた。
その身体検査の結果と出欠状況を列挙すると…
【小1=体重15.5㎏;身長104.0㎝:病欠6日・内訳=腹痛2日・オタフク4日】
【小2=体重17.0㎏;身長109.2㎝:欠席5日・ 事故1日・風邪4日】
【小3=体重19.5㎏;身長114.4㎝:病欠3日・ 腹痛3日】
【小4=体重21.5㎏;身長119.5㎝:病欠0日】
【小5=体重23.0㎏;身長125.2㎝:病欠0日】
【小6=体重25.8㎏;身長128.5㎝:病欠3日・ 風邪3日】
【中1=体重27.5㎏;身長131.4㎝:病欠2日・ 理由不明】
【中2=体重28.0㎏;身長137.2㎝:病欠2日・ 腹痛2日】
【中3=体重30.0㎏;身長139.5㎝:病欠3日・ 理由不明】
【高1=記録記載ナシ:病欠3日】【高2=記録記載ナシ;病欠1日】
【高3=体重44.5㎏;身長155.0㎝:病欠0日】
12年間で学級閉鎖は小5の2月に3日、中2の2月に2日の2回だけで、共に流感だったが、
小5は皆勤賞を貰っていて、中2のときも流感にはかかっていなかった。
▲しかし《アダナが当然》だった小・中・高での自分の《チビ》ぶりが凄まじいレベルだったのに今さらながら驚くと同時に、結局《病気知らず》は思い込みで、丈夫になったのは自活が本格化した大学以降で、子供時代は普通の健康度だったこと、ただし日記や手帳が残っている20歳以後は確かに病気で寝たことはなかったことが解ったのデシた。 それにしても皆さん、どうも風邪には弱いようで、どうかお身体お大事に!
◆2月4日(水) 50. 未来のオトナ・中学生のみんなへ (*満57歳の誕生日に)
〔色々ある世の中だけど、「命があっていま生きている」ってだけで、十分じゃないかな〕
◇世間にあふれる情報は何だか夢のない話ばかりで「この先こんな世の中で生きていくのか、
人生なんかつまんないな」と思いかけている君、ここでちょっとおじさんの話を聞いてくれないか。
▽おじさんは1945年8月15日に戦争が終って、軍隊から帰ってきた下駄職人の子として、名古屋の下町、西区四間道(しけみち)の、五条橋の西詰から一本南の路地に並ぶ【屋根神様】のある三軒長屋で1947年2月に生まれたんだ。長屋路地の1本北が大須に並ぶ繁華街で親父が番頭だった下駄屋のあった円頓寺通りだった。親父が12の歳から丁稚奉公で身につけた職人の腕が時代遅れとなり、廃業と転職で小2の夏に同じ西区の田んぼの真ん中、借地の一軒家に引っ越し、それからずっとそこで暮らしてきたんだ。
▽運が悪い親父で、19歳の徴兵検査から36歳で終戦を迎えるまで《青春時代から壮年まで》の10年近くも兵隊に取られ、やっと帰ったら苦労の末に手にした職人の技は、靴やサンダルの時代となり水の泡でオシマイ。日給月給の町工場で慣れない肉体労働に歯を食いしばって家庭を支える父親と、提灯張りの内職で家計を補う母親を姉弟で支える毎日が、それから延々10数年続いたんだ。モノはなんにもなかったけれど《叶うあてのない》夢見るだけの夢は山盛りあった時代だった。
▽下駄、足袋、たき火、焼芋、夜廻り火の用心、ゴム跳び、凧揚げ、馬跳び、おしくらまんじゅう。夏といえば最大の楽しみが中日新聞社提供の【野外映画会】さ。公園で前の日からゴザで場所をとり、1時間も前から集まり、パタパタ団扇を煽ぎ、近所総出で揺れる画面を見つめ歓声を上げたっけ。継ぎの当たった衣服は当たり前でさ。クラス写真にも自分を含め何人かそんな子が写っていた。欲しい物や食べたいものが山ほど、だけど手が届かないその日暮らしの悲しさ辛さ・・・なーんてわかんないかな。下町はみんな似たようなものだったけど、その頃も【金持ち】は金持ちだったなー。ご馳走といえばお盆。母親の実家で食べる押し寿司。指折り数えて待ちわびたお正月。腹いっぱい食べられるお節料理にすき焼き。なんと年にたった2回、夢みるようで心底おいしかった!
▽小6で身長128.5cm体重25.8㎏。チビの劣等感に苦しみ、いじめを我慢し、息をするのがやっとの毎日でさ、中3で139.5㎝、30㎏。高校へ行きたくて少しでも親の負担を減らそうと、こんな体格で新聞配達を始めて、中卒で働き始めた姉達の援助も受けて、なんとか高校に通えるようになったんだ。今から思えば笑い話の《腹いっぱいうまいモノを食べ、欲しい物が買える暮らしをしたい》ささやかな夢を支えに歯を食いしばり貧しさに耐え、食べるだけ生きるだけで精一杯の暮らしだった。
▽で、受験だけど行く金がないから私立なんて受けられず、高校は1校、大学も2校受けたが受験は生涯たった3校だけ。大学は本命の文学部がダメで、浪人できずヤケクソの工学部で、親戚中で初めて!大学へ入ったんだ。ところが学生運動の荒波の真ん中でさ、バイトを本格化して稼いだ【自分のお金】でようやく栄養が行き渡って大学1年から3年の夏までの間に、身長が13㎝体重が15.5㎏も増えて168㎝、60㎏になったんだ。それ以来頭のてっぺんのほかは体形はそのままで、下町で小さな塾の先生をしながら、なんとか生きてきたというワケ。身分や出世と無縁だったけど、やるだけのことはやったつもりさ。
▽寒さ暑さひもじさ、耐えるしかなかった時代は幻となって、子供の頃の夢はおおかた実現した。あふれる物と当たり前の平和。それがあれよあれよとあっけにとられている間にイラクに兵隊が送り込まれ、きな臭い戦争の影。この先ナニがどうなるのか、何が起きるかマッタクわからなくなった。さて、みんな、生まれたときから何でもある暮らしは、こんな過去の時代を土台に造られたんだよ。うちの親父なんか戦死しなかっただけ運が良かったとムリヤリ思う。だけど戦争はゼッタイにヤだ。
▽「昔のことなんか知らない」と言うかもしれない。けど衣食住、まず心配ないって本当に素敵で運がいいことなんだ。きっと「ナニいってんだ。そんなん当たり前、どーってことない」っていうだろうけどネ。でさー中学生のみんな!どうするこれから?おじさんはこう思うんだ。勉強が嫌いでも苦手でもいいさ。何をしたいか考えそして自活しよう!って。人生に解の公式なんてないのさ。ホントだよ。
△親の世代が用意した舞台で好きに生きていいんだ。ただし一寸先は闇、不平不満は言ってもゼンブ自分に振りかかるだけ、責任は全部自分持ちだよ。豊かな日本がこのまま続くとは限らない・・・とも言っておこう。しかもカナリの確率でネ。くどいけど、もうイッペン言うよ。人生の目的なんて誰にもわかんナイ!【命があっていま生きている】それで充分なのさ。では、みんな!健闘を祈る、グッバイ!!
★2月8日(日) 中日新聞「鳥虫花」欄殿 自然観察会をします。掲載どうかご配慮下さい
【冬鳥の楽園・海上の森を歩こう】 ◎2月28日(土)朝9時・愛環山口駅前集合:会費200円
◎午前7時に雨天、降雪中止・予約不要・午後1時頃に解散・車は駐車場へ案内します。
◎いま雑木林はバードウオッチングに最適です。草や木も観察します。暖かい飲み物、軽食、
あれば図鑑・双眼鏡を持参下さい。『海上の森野鳥の会・宮永正義』 連絡先・略
◆同2月8日 51. SF映画? 〔受けなければチャンスはゼロ。当ればノーベル賞、報奨金200億!?ダメでもともと、外れても、ソコソコ生きていけるよう【脳みそを訓練】してるんだ。〕
▼中2クラス、英語の授業。とんでもない下ネタがらみから始った生徒とのやりとり。
【science fiction movies】…まあ、省略してSF映画っていってるヤツだネ。といったら、とつぜん、 生徒Aが「えーっ、教科書でそんなコト教えていいのー」と素っ頓狂な声を上げた。
『おいおいナニいいだすんだオマエ!聞いてなかったのか?さっき説明した単語の意味…』
「だって、水着の女がスケベな男をムチで叩いたり、足で踏んだりするヤツだろ、SM映画って」
『なに聞いてんだ、そんなん教科書で教えるワケないだろ、ヤバイこと。このどアホ!』
「だってぼーっとしてたら、せんせーが急にSMなんて言い出すもんだから!」
『だから言ってないって!SMなんて、SFっていったの。オマエの耳がオカシイの!』
「だってSMって聞こえたんだもん。しょーがないよー、センセー」 『あのな~!?』
▼「せんせー、Aさー、もうひどいんだよ。しょっちゅう夜中に見てんだよ、アダルトビデオ」とB。
「あー、オマエ、もう貸してやんないぞ、オマエの方がオレより見てるくせになんてヤツだ」
「アダルトビデオなんか10本もみたら、もうミンナおんなじで、どーってことナイからイイよっ」
『こら~、困ったヤツだなー。だから学校でも塾でもしょっちゅう居眠りして注意されるんだろ。
しょーがないなー、Aは。もうそっちのコトばっかで、頭がはちきれそーなんだからなー』
「だって兄貴がいっぱい持ってて、親が起きてるうちは見れないからつい夜中にみちゃうんだ」
▼「そういえばさー、Aのやつ、こないだの日曜さー、朝5時にうちへきて窓たたくんだよ」
「だって、もうスゴイのでさー、眠れなくて朝になっちゃったから、Bにも見せてやろうと思って」
「そんな朝早くから来て起こすなよ!ビックリしたじゃないか。寝てるトコへ来るもんだから…」
『オマエには常識ってのがナイのか?朝っぱらからそんなん持って友達んちへ行くなんて』
「だけどせんせー、結局、Bだってそれから一緒にみたんだよ。ホントよくいうよ、ひとのこと」
「そりゃーみんなまだ寝てたし、オマエが≪もろズバリの凄いやつだ…≫っていうから…」
『これからそういうのは昼間に、先生のとこに持ってくるコト!みんなにはナイショで!!』
「えーっ、なんてこというのセンセー。せんせーは先生なのに」 『いいの、先生はオトナだから』
▼と、それまであっけにとられて話を聞いていたC子が「先生みたことあるの?
アダルトビデオ!ビデオ屋さんで《成人コーナー》で借りれるんでしょ」すると
「そんなこと先生に聞かないの、大人なんだから…」コレは意外な!D子からの助け船。
『ま~、特に男の子はそういうのに興味が集中する時期があってね、たいていみんなそう。
だけどそういうのは《こそっとひとりで見るモノ》で、こんなとこで明るく話すっていうのはちょっとネ~』
「もー、オトコってみんなスケベばっかしなんだから、学校でもそんな話ばっか、してさー」
「なにいってんだよー女も話してんじゃないか。誰と誰ができてるとか、もう済ませたとかさー」
『オイオイ、もうそこまで、授業に戻ろう、なっ、きりがないから、おしまい、オシマイ!』
▼「だけどさー母さんも言ってたけど、なんで英語なんか勉強しなくちゃなんないの?先生」
「こんな《わけのわからない》のをムリヤリ覚えさせてさー、イジメだし拷問だよなー、ホント」
『う~ん、先生は教えているし、昔1人で行った外国旅行で役にたったけど、ここにいるみんなには
そうかも知れんな。今のところ大学ってのはEだけで、あとは高卒で就職みたいだし』
「せんせー、オレ母さんが行けっていってるだけでさー、ゼンゼン英語だめでキライだし」とE。
するとA「オレなんか、こないだの三者懇談でハッキリ《高校はムリ》って言われちゃったよ」
「商業高校いって簿記かなんかの資格とって、働いて結婚してじゃあ、英語なんかネ」とD子。
『そんなこと言ったら数学だって理科だっておんなじでさ《三平方の定理を証明しないと呑ませない》 飲み屋とか《オームの法則を説明しないと買えない》本屋なんて聞いたことないし、ムダといえばゼンブむださ。
▼でもどんな人間になるか生まれたときは分らないだろ。それで、あらゆる基本的な知識をまず教えるんだ。モー娘みたいだったら、小卒でも、親兄弟までぶらさがって?生きていけるだろうけど、宝クジみたいなもんだな、教育ってのは。受けなければチャンスはゼロ。当ればノーベル賞から報奨金200億!?ダメでもともと、先生みたいに外れても、ソコソコ生きていけるよう【脳みそを訓練】してるんだ。
▲言葉を仲立ちに折り合いをつけて【いろんな人間がいる世の中】で暮らしていけるよう【頭の体操】をしてるってワケさ。自給自足で生きていける社会じゃないからね、いまの日本は』さ~、授業に戻るぞ!
★2月10日(火)13時15分開廷 【ゴンドラ裁判傍聴】 名古屋地裁1102号法廷
◇瀬戸市上之山3丁目山中に建設予定のゴンドラ*の「支柱建設差し止め訴訟」第一回公判を
傍聴に出かけた。開廷5分前くらいに入廷したが、傍聴席はもうほぼ8割がた埋まっていた。
(注*愛知万博・青少年公園会場と瀬戸会場とを結ぶ路線) 原告は上之山3丁目住民13人で、本人訴訟といって弁護士を立てないでする裁判だった。本人訴訟は法廷手続きや用語にマッタク素人の人間が起こすとなると、相当の準備が必要で、本職のしかもお役所丸抱えの弁護士を相手に渡り合うとなると、非常に苦しいものがある。
▽愛知万博会場となった元・青少年公園の「管理棟と宿泊棟の解体・撤去を差し止める」ため影山健さんを代表に本人訴訟を起こし、原告の一人として意見陳述書を提出したことがあるが、結局公判4回目・半年ほどで結審し、むろんアッサリ敗訴で、訴えを却下されたことがあった。巨大事業が動き出すと不備、不合理、不都合があっても、予算が執行されたらもう決まり!裁判に訴えても、お役所の言い分を追認するだけで、蛙の面にしょんべんというのが現状だ。
▽巨象に対するアリの闘い、素手で機関銃に向かうに等しいが、トニカク頑張れというしかない。それにしてもわずか半年のためにゴンドラを設置し、終了後またそれを撤去するなんて、究極のムダ、ムリ、ムチャを平然と認め、通しまくるお役所のムチャクチャさには言葉がナイ!!
▲既成事実でどんどん進む万博工事。赤字も巨額負債も不人気で大失敗も織り込み済みで、終わったあとのことはカンケイない。税金で補てんし、なんとかなるだろうと無責任のてんこ盛り!今さえ仕事があればいい業界と、天下り先を確保したいお役人の官民抱き合わせの構図。特権にあぐらをかく連中と、それを取り込む巨大利権の業界が潤うのみ、ヤレヤレとほほ!
★2月15日(日)9時30分~【海上の森を守る会(加藤徳太郎代表)自然観察会】初参加
◇9時10分、守山区四軒屋ヤマナカで森島さんと待ち合わせ。便乗させてもらって山口駅へ。
名東区は小雨がぱらついていたが、守山では青空が広がり、振り返ってみた名東区方面に密集する雲のかたまりからは想像できないような天気になっていた。少し前に中止かどうか確認をしたのが信じられないほどの好天で、まず「観察会とケッタでの帰路」は一安心とほっ。
▽観察会というより《ゆっくり歩こう会》という感じで、海上の森の一番ポピュラーな「屋戸橋・四ツ沢・海上の集落・通称大正池・物見台」を往復するコースで、旧知の「守る会」のメンバーと情報の交換やお喋りに忙しかった。昼過ぎまでかなと思っていたが、予想以上にゆっくりペースで、銭屋鉱産跡で解散。四軒屋で森島さんと別れ、途中、腹ごしらえして西区に着いたのが4時近かった。
★2月18日(水) 52. 学年末テスト 〔テスト前に一夜漬けをするのは、昔も今も変わらない。 どうせ受けなきゃならないなら、とにかく全力でチャレンジ!〕
▼私立の高校入試が済み、ほっと一息つく間もなく中1、中2の学年末テストが迫ってきた。営業上?生き残るため!土・日を中心に直前に《テスト対策無料クラス》を実施している。学区の境に教室があるためか、小さな塾なのに2つの中学の生徒がいて、テスト期間がずれる今回など《先々週の私立直前》から先週、今週土・日と3週連続休みナシ!という状況になる。
▼ただ生徒減が著しい最近は中1、中2合わせても両手で間に合う人数で、学校別で学年別だと《時間の負担が大きい割に》教師はヒマだし、1人や2人では《まるでお通夜みたい》で嫌だという生徒の声もあり、じゃあ先生も楽だし…と中1、中2はまとめて一緒に実施するようにしている。休憩時間にいろんな情報を交換したり、別の休みに一緒に遊びに行ったりすることもあるようで、テスト前の合同授業が楽しみという声も聞こえるようになった、そんな2月14日土曜のおハナシ。
▼『さあ期末まであと4日。テスト範囲一通り終ったかな。もう終った人いるかな?どうだ?』
「…………」 『えーっ、ひとりもいないのか、もう10日も前からくどく言ってきたのに、もー』
「しょーがないよー、言われてゼンブきちんとできるんなら、塾なんか来ないよ」
「もっとマシな成績とってるしー」
「学校なんかできる子だけ分ればオシマイでさ、勝手に進んでくんだモンいっつも」
「オレらーだって、わざとわからんワケじゃないョ。わからんもんはワカランもんなー」
『むむむ……』 「でさー、センセー、社会だけど範囲どこまでだったー、テスト範囲教えて?」
『おいおいナニいってんだ、いまごろになって! 覚えてないのか? 範囲表持ってんだろ』
「捨てちゃったからナイ!」 『オマエな~捨てちゃったって、なんだ?どうなってんだ!いったい』
「うざいセンコーで、どうせお前なんか勉強しない……っていうから、カチンときて、貰ってすぐ
クシャクシャにして捨てたったんだ、目の前で、ゴミ箱に……。だからナイ!!」
『あのな~オマエなーふーっ、そういうときこそ【勉強していい点とって見返してやろう】とかさー』
「だってセンセー、オレが1週間か10日前から勉強したとして、100点取れると思う?」
▼『オマエな~、まずその前提がおかしいの。今までいっぺんでも1週間も前からやったことあるか? ないだろ。こんだけ塾で言われまくっても……。それに100点なんか取れなくていいの。できんことを 前提にしない。誰でも向き不向きってのがある。だけど、イチオー、試験を受けるんだから、前日でも 前前日でもいいから、とにかくできる範囲で、全力でチャレンジする。ゲームとおんなじ!で、結果が
30点でも50点でも《やるだけやったんなら》それでイイ。集中してやるということが大事なの!』
「センセーはいっつも500点満点で250点とれたらスゴイとか、300点超えたら勉強に向いてるって
いうけど、家や学校では、そんなんじゃあ、バカとか《できんたれ》ってすぐ言われるんだよっ」
▼『記憶力さえよければいいというワケじゃないの。モチロン暗記は大事だけど、勉強って【脳みそを動かす訓練】なんで、一生懸命暗記しても、抜けていくのは仕方がないんだ。能力には《生まれつき》のものがあって《努力とは関係ないソレを越える》のを【要求するほうがムリ】なんだよ』
「けどさー、どーしてこんな関係ナイことばっかし、いろいろ覚えさせられるの、センセー」
『そう言うけど最近の勉強の量は昔の半分くらいでメッチャ減ったんだよ。昔は工員でも職人でも【かなりの工夫や頭の働きが必要な】熟練労働者が大量に必要だったから、ズイブンしごいて頭を動かさして《いろんなことができるよう訓練して》やっと、今の大量生産システムを作ったんだ。例えば、中2で習った日本地理は全国の地勢と【地元の愛知県、志賀県、福岡県ダケ】だろ。先生たちなんか九州、中国・四国、近畿、中部、関東、東北、北海道と全国を分けて、山から川から産業までゼンブ覚えさせられたんだよ。ほんと細かい地名から特産品までタイヘンだったな~。中1の世界地理でも【中国とアメリカとイタリア】を習うダケで、あと地球儀を眺めてオシマイだろ』
▼『工場はロボット化が進んだし、商売もマニュアルさえ教えれば間に合うから、脳みそがぺらぺらで余計なコト考えない人間の方が都合いいし《そんな人間で》もう十分間に合う社会になったのさ。でも、金持ちや頭がいい?連中は相変わらずますます磨きをかけて、うまく立ち廻っているから、ピコピコゲームばっかして【空っぽの頭でこのままいくと】みんなの将来はもう溜め息の山だな!』
▲『だけど命の心配なしで生きていける今の日本なんて、世界からみたら天国みたいな国なんだよ。
食べものはなんだってあるし、子供の乞食なんて見たことないだろ。まあいつまで続くかだけど……』
今がどんなに豊かで恵まれているかを言っても無反応な生徒に、【懲りない】教師のぶつぶつデシタ。
★2月24日(火) 53. 公立推薦入試と面接!
〔入ってから真ん中以下の、その他大勢にならないよう頑張って欲しいんだな、先生は〕
◇2月18日公立高校で推薦入試が実施された。その夜、受験した生徒に様子を聞いてみた。
『どうだったA、面接!ひょっとして遅刻したんじゃないだろうな、元気ないけど』
「そんなんするワケないじゃん。8時15分にはついたんだけど、まだ門がしまっててさー」
『えーっ、入口を間違えたんとちゃうのか、他にも誰かいたんか、そこに?』
「うん、もうだいぶ来てたよ。結局、8時半になってようやく門が開いたんだけど、寒くて風邪をひきそう でさー、なんでもっと早くいれてくれないんだろうなー、もう中にいるのに?」
『物騒な世の中で誰が入ってくるか分らんから、警備の都合とかで、じゃないかな?』
「そいでさー、ビックリしたけど30分も遅刻してきたヤツがいてさー」
『えーっ遅刻したのがいたのか?』 「ウン、もうアイツ、ダメだろうな、きっと!せんせーどう思う?」
『うーん、電車の事故とか公的な証明が出る理由だったら多分いいけど、雪も降らなかったしニュース で何も言ってなかったし、単純な遅刻だったら気の毒だけどまずムリだろうな』
▼「やったー1人減った!けどさーオレ16番でメッチャ待たされて面接オカシクなっちゃった」
『ナニいってんだよ、もともとオカシイの!お前って。推薦貰えたのが不思議なくらいだ!』
「そんなこと言うけど、今年、うちの学校で公立の推薦貰えたのは学年で5人だけなんだよ」
『エ~ッ、たった5人ダケなの?そんなに今年の学年メチャメチャだったのか?』 「うん!」
「おれらーの学校だとクラスに4、5人はいるよ」と、隣りの中学で推薦は貰えなかったB。
「旭丘も明和も、トップ校は1人もいなかったんだよ、推薦、今年は…」とA。
「うちは会長で内申44のヤツが旭丘の推薦でさー、ほかにもいて。できるヤツはいいよなー」
▼『うーん、公立の推薦は【実力でもほとんど受かる】レベルの子が楽しようと受けるのだからな。
うちの塾は今年4人推薦を貰っているけど、入ってから真ん中以下のその他大勢にならないよう
《トップクラスを目指して》今度は自分だけの力で、頑張って欲しいんだけどなー、先生としては…』
「そんなん受かってからのコトでさー、変なヤツがいてさー、40番なのに3番の席に座ってたり、30番のヤツだけど手を上げて《目薬差していいですか》ってわざわざ聞いたのがいてさー、笑っちゃった。」
『えーっ、そんな大勢で面接したのか、いっぺんに』「ううん、1人ずつ。1番から21番までと22番から41番までに分れて同じ部屋で待っててさー、6番のヤツなんかさー《こんなにヒマだったら、ゲームもってこりゃよかった》なんていってたよ」
▼『オイオイ、部屋にだれか先生いたんだろ、監視かなんかの、携帯だってダメのはずだし…』
「うん。でさー、面接の1人がゼッタイ【なめられてそうな】メッチャ若い大学生みたいな先生だったョ! 質問も20問くらいと聞いてたのに、6問こっきりで、3分くらいで済んでさー、多分ダメだろうな、オレ」 「そうだ!センセー、疲れて休むってCがいってたけど、アイツさ《3問しか聞かれなかった》ってガックリ してたよ」と、塾で試験前日に【面接の練習をして】バッチシだったという生徒D。
『うーん、Aが受けた科は定員40人に推薦希望41人で【公式】枠12人だから厳しいな』
「だけど、毎年23人まで推薦でとってるって、学校で言ってたよ、あそこは…。センセー」
『うん、まあ学校が言うんだったら本当だろうけど、一般受験の生徒からいうと困るな』
「いいじゃん、推薦で受かったら、それで。よその子のことなんか、カンケーないし…」
『だけど、もしダメだったら残りの倍率はもっと高くて厳しくなっちゃうんだぞ』 「そっかー」
▼『だいたいオマエな~、ついこないだチャリ通【禁止されている自転車通学】が見つかって問題に
なって、よく推薦が《取り消しにならなかったな~》とほっとしてたのに…、もう何回目だと思う、コレで!』 「だってみんなしてるし、オレだけじゃないよ、もっと常習犯がいるし、チクらないけどさー」
『ゼンゼン懲りずに先週また、ゲームを学校に持ち込んだのがバレて取り上げられただろ』
「えーっ、どうして知ってんの、そんないろいろ…」 『先生は生徒については地獄耳なの!』
「だってさー、あれはMがゲーム売ってくれるっていうから、持ってきてオレの机にほりこんでったのが、 たまたま見つかったダケで、オレのせいじゃないし、運が悪かったんだよ」
『なんでも運が悪いで済ますから、万引きやカツアゲがちっとも減らないんだ!
オマエの推薦だって出願した後だから取り消しにならなかったんだゾ!ったくもう…』
結局、面接の設問は3問の生徒が不合格だっただけで、ほっと一息なのでした。
★2月27日(金) 54. サクラ咲く・受験事情あれこれ 【 「せんせー、僕、受かったよ!」
思わず手をとり、喜びを込めて、ちからいっぱいの握手を繰り返してしまった】
◇名古屋の真冬は快晴の日が結構多い。そんな日はベランダで日向ぼっこしながらブランチというコトにしている。青空をゆったり流れる雲を眺め、庭のどこかでカチカチ嘴を鳴らすジョウビタキやチィーチィ賑やかなメジロの声に耳を傾け、のんびりとお食事中に、ピンポーンと来客の様子。
▼(誰かなー?ひょっとして入塾申し込みかな!)なんて一瞬、虫の好いことを考えながら出ると
「せんせー、◯☆です」と弾んだオトコの子の声。名乗られても苗字だけでは顔が浮かばず、
誰かわからないまま急いで階段を駆け下り、ドアを開けるとそこに満面の笑顔の若者が立っていた。 『あっ!君か』 「コンニチハ!」ひとなつっこいヒゲ面に中学生の頃の面影が確かに残っていた。
「せんせー、僕、受かったよ!明治大学。やったよ。がんばったョ、ホント!」
『そうかー、よかったなー、おめでとう!ヤッタなー!それで報告に来てくれたんだ!!』
「うん!やったよ」。思わず手をとり、喜びを込めて力いっぱいの握手を繰り返してしまった。
▼当然、進学状況は地方ごとに違うのだろうが、愛知の場合は伝統的に公立が優位である。
理由は簡単で【幼稚園から大学まで】エスカレータ式で行ける全国レベルの私学が皆無なこと。
だから幼稚園からの【お受験】なんてあるワケなく、私立中学を受験するのが最初で、それも難関校と 言われるのが東海・名古屋(男)、滝・南山(男女)、淑徳、椙山(女)の6校があるだけだ。
転勤族やごく一部の上流?家庭の子供が【全国レベルの私学】を目指すが、それも僅かである。
▼名古屋に110校ある公立中学で名東区、千種区などがトップレベルといわれる地域で、教室のある西区や北区などは下から数えたほうが早い90から100番前後のランクにあると言われている。(業者の全県レベルの模試が「新統テスト」「全県模試」と大手2つあり、その情報などによる……)名古屋も少子化が進み小学校は1クラス30人前後で各学年2、3クラスが普通になっている。しかし、名東区でも中学受験はクラスで6、7人、西区で3、4人と数は大して変わりはないようだ。
▼愛知では90%以上の小学生が地元の公立中学へ進み、そのまま公立高校への進学を目指す。
公立高校は全県が尾張と三河に、更に普通科と専門学科で各々A群、B群に分けられ、受験は2度可能だが【学校の優劣?】が見事に!ランクわけされ【通知表の内申点】で序列化されている。だから愛知の場合、ほぼ全ての受験塾が公立高の【基準内申点】確保を指導の目玉としている。トップレベルの大学を目指す生徒が受験するのは公立進学校で、私学は【数校の中高一貫校】と推薦合格組を除き《公立を失敗したか、ムリといわれた》生徒の受け皿となっているのが現状だ。
▼このコラムの【読者のみなさん】は《大学進学は常識》という環境で育った方が多いのでは……と推測するが、小生が生まれ育ち、寺子屋を開いている下町では【そんな家庭は特殊?】で《どこでもいいから高校までは行ってほしい》家庭が大多数だ。(絶対評価に変わっても、いわゆる【できる生徒】は学年の10%以下で、コレは30年の経験から断言できる)それで数の多い方が「普通」という言い方をすれば《チラシを見るため新聞を取る・選挙は行かない・関心は自分の利害に直接係わることダケ》という、まっとうで普通の庶民が【本音で暮らしているのを眺める】毎日なのだ。
▼『でさ~、明治大学のほうで、明治学院大学じゃないんだな?受かったのは』
「うん、明治大学文学部英文学科!とにかく英語がダイスキでメッチャわかるようになったんだ」
『そうか~、けど費用タイヘンだろうなー、東京で下宿だと。確かお父さん公務員だったよな』
「うん、ゴミ収集している。父さん7人兄弟の一番上で、母さんが早く死んで仕事しない父さんで苦労したんだって。だから何でも自分1人でやって来たんだって。で東京へ出るのは反対されたけど、オレさー、どうしても外へ出て暮らしたかったんだ。生活費は自分で稼いでがんばるからって!下宿4万5000円で決めてきた。あと、バイト探さなきゃいかんけど、どうしたらいい、センセー?」
▲『まず大学に学生課というのがあるからそこへ行くといいな。家庭教師がいい。先生、一番多いときは3軒で高校生教えてたな~。昔と違って今なら小学生や中学生もたくさんあるはずだよ』
「うん、教え方はせんせーの見てるし…バッチシ稼いで留学するんだ。通訳になりたいから絶対頑張って勉強する、自分のことは自分でなんとかするけど、これから困ったとき相談してもいい」
『もちろんさ。ただ通訳っていっても何か専門がないとネ』 「うん、環境問題をばっちしヤルつもり」
『そっかー、いいな~』 特に、ここ数年は生徒減もあって、大学まで行く卒塾生はいても1人か2人。 こんな日の夜、独り飲む酒はまた格別に!うまい!!…あ~、よかったな~。
★2月28日(土)~29日(日)東京銀座【インターネット新聞janjan市民記者交流会】に出席 ◇友人の友人である【需要研究所】代表・山本眞人さんからの紹介で、去年3月からインターネット
新聞ジャンジャンに投稿をしている。去年5月からは「当世下町寺子屋事情」というコラムに言いたい
放題のブツブツも連載している。モチロン単発でそのほかいろいろ書いている。その創立1周年の市民記者交流会が開催され上京した会場のホテルで、スピーチしたら朝日の記者にモデルにスカウトされた。詳細は以下に:
◆3月2日(火) 55. 教師の休日!東京編 〔市民記者交流会をきっかけに朝日新聞の
【ハゲの方!の写真と記事を掲載する企画】で、取材を受けた。これでメジャーデビュー?〕
◇2月28日(土)【JAN JAN創立1周年記念・市民記者交流集会】に参加のため東京へ出かけた。
市民運動がらみの【陳情や要請】で度々上京していたが、個人の私用では随分久し振りだった。
それに銀座は30年ぶりだったが、なんとか迷わず時間10分前に指定のホテルにたどりつけた。
▽1階ロビーのエレベーター前に立っていたら、後から来た数人のグループの中から
「あっ、宮永さん、こんにちは」と声がかかり、見ると【編集委員】の山本眞人さんだった。
『や~、どうも、どうも』 「こちら《当世下町寺子屋事情》の宮永さんです」
「こちら竹内謙さん、こちら須田春海さん、野澤宏さん」と次々に紹介され『ど~も、どーも、ヨロシク!』 で、そろって乗りこみ3階という会場へ。 受付で記名し名札を探すがナイ。あれ~?出席メールを
送ったはずが届いてナカッタのだ!!集会の様子は鉄田氏や編集部の正式報告済みなので、
以下は飛び入り参加者のデキゴトいろいろ…。
▽会場は中央のテーブル数卓に《ビールが林立》し、窓際に料理がズラリと並ぶ…立食パーティ形式で、他にもウイスキーやジュースなど飲み物も用意されていて《シッカシ朝昼兼用で腹ごしらえしてきた》小生には【宝の山を目の前にアトの祭り】で《とほほのホ》なのデシタ。しかし!別腹のビール片手に広島からの女性や入間市の男性、富士ソフト広報の人など大勢の方と談笑。更に、紙上で名前は《お馴染み》ながら、初対面の皆さんと名刺を交換し無事お開きとなった。《さて、お茶でも飲んでそれから、どっかで景気よくばーっと一杯》と、友人の友人である山本さんと相談していたら 「すみません、朝日の室田と申します。突然で失礼なんですが《写真のモデル》になって頂けませんか」と30代の女性。
▽『ええーっ、写真のモデル、この僕が!!???』
「そうです、お話しを聞いててこの人だと思ったんです。私、ナンパするの初めてなんですよ。ユル・ブリンナーやサッカーのジーコみたいな素敵な方を探していたんです。ゼヒ!お願いしたいんです。
宮永さん、これからの予定どうなってますか」
『予定といっても飲みにいって帰るだけで、まあ遅くなったら泊まってというコトもあるかな…という』
「名古屋からでしたよね。明日なんですが、予定はどうなってみえるんですか。もしなかったら、ゼヒお願いしたいんです。実は素敵な【ハゲの方!(おいおい、ズイブンはっきりおっしゃいますね~)】の写真と記事を掲載する企画があって、ゼヒ宮永さんにお願いしたいんです。ネ!と脇にいた上司らしい40代の男性を振り返って同意を求め、シッカシその人に真顔で会釈されてしまった。
▽『ええ~っ』廻りを見ても両手に余るほど《お仲間!がいる》のに、なんで?僕なのと一瞬絶句して
しまった。しかしそこは【人生ナニがあるかわかんナイ!面白そうなコトはなんでも乗る】主義の小生。
『じゃ~、いいです。ただ泊まるところが決めてないので、どっか紹介してくれるとこアリマセンか?カプセルホテルでもどこでも屋根さえあればいいですが…』
「ありがとうございます。それで、宿は社がいつも使っているホテルでいいですか。すぐ手配しますし、もちろんホテル代は負担します。少しですがギャラも出します。撮影は明日午後2時半から朝日の本社のスタジオでしますので、よろしく願いします」
▽すぐその場で室田さんがホテルへ電話し、喫茶店へ移動して企画の説明を聞いた。
『それにしてもなんで僕なんですか。小生のことを、ナニか、ご存知なんですか?』
「ゼンゼン知りません。会場でお話を聞いてステキだと思ったんです。恰好いいなーって。
企画にぴったりの人だって。塾の先生なんですよね、ミヤナガさん」
『ええ、そうです。ほかにいろいろオカネにならないことをやっていますが…』
「じゃー、明日ホテルへ2時頃に迎えにいきます。よろしくお願いします」
記者の説明に同席した《お茶でもと誘って下さった》逗子の姥桜さん、山本氏と、そのあと銀座で一献傾け、朝日新聞御用度という《プレッソイン東銀座》に一泊、翌日は約束の時間まで《30年ぶりの東京見物》をたっぷり堪能したのでした。
▽さて明けて3月1日午後2時半過ぎ、朝日新聞・本社新館地下3階のスタジオ。まさに本格的な撮影ロフト!用意されていた衣装に着替え、週刊「アエラ」の専属写真家による撮影が始った。まずは、1人ずつ。そして30代、40代、50代の3人の集合写真。何十回ものシャッターが切られる。うーん!
撮影は2回の休憩を挟んで1時間以上続いた。その後、小生のみ編集室に移動。
『で、小生のことネットで調べられましたか』 「いやー、家のことがあってまだ…」と室田さん。
男性記者からインタビュー。《ハゲ談義》が進むうち、「朝日の記事データベースで《宮永さん》を調べ たら86件もヒットしました」と室田さんの声。
「えーっ、ちょっとした有名人だったんですねー、ミヤナガさん」と、むむむの不躾?な奈良岡氏。
4時半近くに取材も済んで(オイオイ、身元もはっきりしないオジサンを選んで、こんなんでいいのかい) と内心思いつつ、タクシーを拾い最敬礼する二人に見送られ、八重洲口に向かい帰名したのでした。 ダケド、あー、面白かった!オレがモデルだって!!こんなんあるから人生やめられない、ウン!
▲3月8日朝日新聞・首都圏版、夕刊Let’sのコーナーに掲載とのコトだが、ホントに載るのかな~?
?夢なんじゃーないのかなー???
◆3月7日(日) 56. 教師の休日 東京編その2
〔「ちょっとだけ愚痴を言わせて」東銀座ホテル宿泊記〕
◇2月28日(土)世の中ナニがあるかわかんナイ!《どひょん》なことで突然決まった東京一泊。
初対面の方も交え気分よく一献傾け、ほろ酔い気分で指定のホテルへタクシーで向かう。
「お客さん、この(プレッソイン東銀座)って聞いたことないんですが、なんか目印ありますか」
『えーっ、って言われても僕も初めてで…ここにFaxしてもらったパンフがあるんですが』と言いつつ
見ると、コピーで建物が全部黒く塗りつぶされたようになっていてわけワカメ!? で、渡しながら
『この住所と朝日本社のすぐ近く、歩いて5分ほどというのでわかりませんか』
「この辺だと思うんですが…」と言いつつ同じ区画をふた周り!?結局、朝日本社前で客待ちのタクシーの最後尾につけ、降りて前の運転手に聞いている。わからないようで、アレアレ階段を上って正面のガードマンに聞きにいってしまった。
▽オイオイ《9時過ぎても連絡がなければキャンセル扱い》といわれているのに、もう10分過ぎだ!
あ~あ、こんなトキにはケータイがあったらなー。運転手が慌ててもどってくる。「ガードマンがここですって。中央通路を入って奥だそうです」 お釣りはいいといって急いでガードマンのところへ駆け寄ると、「えーっ、朝日本社新館のスタジオじゃなかったんですか」と差し出したパンフのメモ書きを指で押す。
なんとホテルの名前じゃなくメモをみて教えたという。ふーっ、やれやれ。改めて教えられた晴海通り沿いのホテルへ小走りで急ぐ。到着は20分を過ぎていたが心配は杞憂で、部屋は901号が無事確保されていた。ふ~っ。
▽さて、部屋のドアでカードを挿入口に差しこむ。押しても引いても開かない!反対かなと逆に入れても開かない?2、3度やっても開かない。頭に血が上ってくる。こりゃダメだ!聞きにいかなきゃとカードを引き抜き、無意識にノブを押したら開いた。なんだ!こんなことか。ところが中は真っ暗、なんにも見えない!片足でドアをひっかけ、そこらのスイッチを押すが、ゼンゼンつかない。イッタイどーなってんだ!もう頭の中で?が36個は乱舞している。ふと振り返って入口右をみるとカード立てのようなものがある。そこにカードを差しこんだら電気がついた。あ~なんてこった。フロントで「当ホテルは初めてですか」と聞かれて『ハイそうです』と答えたんだから【ちゃんと説明しろよな!お客に、ほんともうこのドアホ!】よっぽど戻って文句を言おうかと思ったが《お上りさんを認め恥の上塗りをするダケ》と我慢?イチオー恥の観念が少しは残っていたおじさんデシタ。
▽ 翌朝『これ頂いていいですよね』とフロントの籠から《名前入り軽便カミソリ2個》をゲット。この19日から行く台湾旅行で《電気カミソリの代わりに》というセコイおじさんの宿泊記念品。そして9時。とりあえず歌舞伎座へと午後2時までの東京見物にのんびりぶらぶら徒歩で出発。実物は初めての重厚な《江戸情緒の残る建物》を見物、次に都営浅草線に乗って定番の浅草観音へ。
▽駅をでて矢印通りに右に曲がると「ほとんどシャッターが下りた《どこにでもあるアーケードの商店街》。そのまま進むと、おやおや浅草観音の本堂手前右側に出てしまった。振りかえると戸を下ろした《大門前商店街?》がまばらな人影を挟んで雷門までずらずらずらーっと繋がっていた。無信心者でもイチオー賽銭を投げ両手を合わせ2拍1礼。空っぽの頭を下げ、ふと左手を見るとミニながら《観覧車にジェットコースター》吸い寄せられるように歩いていくとヤッパシ《花屋敷》だ。
▽こんなんじゃー閉鎖したんだろうなーと入口を見ると開場10時半。それに、もう親子つれが…。
(いいな~、うちにもあんな時代があったなー。開いてたら乗りたいなー)と思ったが、なにやらソノ通り突き当たり。ご同輩らしいオトコどもがうろうろゾロゾロ。なんだ、なんだ、ナニゴトだ?ふらふら行って表示をみると浅草「場外馬券売り場」。勝負に賭けた《いかにもソレ風の男ども》が右往左往。そっかー。花見小路の名前につられ脇道に入ると《台座にネコを座らせ》縁台の炭火を起こしていたおばサンとピッタシ目があってしまった。 「ハイ、いらっしゃい」 『え~っと、じゃー、ビールと炭焼き3本』
▲ちゃきちゃきの江戸っ子だという彼女。当世の世相を語って留まるところを知らない。《節約、勿体ない》を忘れ《むだ使い》。物があふれ心が滅びる世の中を本気で怒って止まらない。さすがの小生も相槌をうつのが精一杯。そのうち自分の手術のこと、やっと手に入れた家のこと。うんうん、にこにこ聞いてあげたら、炭焼き2本がサービスに!上機嫌で送り出され、次は渋谷へ。《続く》
◆3月11日(木) 57. 教師の休日!東京編その3
〔お上りさん観光コースの続きは「忠犬ハチ公」の渋谷へ〕
◇両手両足でも足りないほど東京へは来たはずだが、観光となると中学の修学旅行以来なのだ。
それでトーゼン!誰でも行くようなお上りさんコースとなり、浅草の次は「忠犬ハチ公」の渋谷へ。
渋谷駅で矢印に従いハチ公口に出ようとするのだが出口が分からない。ロビーのような2階ホールの 窓から覗くと《駅前が見える》のにウロウロする。結局、通りがかりの女性に聞くことに…。やっと表に でたらお決まりの【年度末】工事中。そこらじゅうがカラーコーンや柵で埋まっている。
▽ナント【ハチ公】も《コの字型に板壁で3方を囲まれた》一番奥に押し込められ、交通安全のタスキを掛けられ、野犬収容所の【模範犬】という《なんともしょぼい》表情で、台座の上に座っていた。それでも一目で《ご同類とわかる》老若男女のお上りサンたちが賑やかに、ケータイでハチ公と並んで写真をとっていた。軽く2本指で挨拶して表敬訪問を済ませ、歩いてゆっくり表参道方面へ。
▽過去29年間で何人かを送りこんだ青山学院大がどんなトコか見たかったノダ。だらだら坂を上り詰めた先の右手に校舎が連なっていた。向かいには如何にも《国際権威の象徴》という国連大学が《こじんまり》と控えていた。5、6階建ての名古屋に比べ8階から10階というノッポビルが目だつ、道なりに並ぶ様々な店舗は都会では《ドコでも同じ》表情のようで開店前の素顔を晒していた。
▽一度、準備中の店の前でシェフらしき人物に確認したが、一本道で迷わず表参道方面に左折。参道というから精々2、300メートルと思っていたが、歩いても、歩いても、先に鳥居が見えない!?うんざりしかけたころ、歩道沿いに有名ブランドの店が立て続けに現れだした。開店準備にかかるさすが粋な店員さんたちを中に「ランバン」「イブ・サンローラン」「グッチ」「ハナエ・モリ」と見慣れたロゴのしゃれたデザインの店舗が続く。行く手右手から突然、急にかなりの人波が現れた。
▽ヤレヤレやっと明治神宮到着かと思いきや、なんとJR原宿駅前。陸橋を渡って大鳥居が現れ、ようやく社域に到着。鳥居をくぐり歩き出すと、行き交う人が言葉や顔立ちから実に様々な国からの人達ばかり、改めて首都であることを実感した。うーん、庶民は正月くらいしかこないもんなー。参道を挟む社域は下草から落ち葉一枚まで見事に手入れされ管理された里山そのものだった。入園料500円の御陵地は「海上の森」で十分堪能しているからパス。紋付羽織、文金高島田の新婚カップルを外人観光客と一緒に取り巻き、心から前途を祝福し、きびすを返したのだった。
▽さて、もう12時半。原宿から《騒乱事件》以来の新宿へ。あ~、もう面影はなんもナシ、ゼロ。西口のスカイデッキから往来を見下ろし、《焼き鳥横丁》を左手に眺め、東口へとガードを潜る。年々歳々人同ジカラズ、歳月人ヲ待タズ。万物流転、変わらぬモノは心の底に潜んでぬぐえない《痛恨の思いのみ…》か!な~んちゃって。ヤメヤメ!済んだことはもうオシマイ。問題はこれから!
▽とはいうものの1代表として【条令制定を求める県民投票】を愛知で2度、名古屋で1度と【手続きが超面倒な】公式署名活動をやり、落選運動東海、末広まきこを辞めさせる会、万博オンブズマン…と全部!万博反対がらみ、更にメンバーとして長良川河口堰、名古屋市議会政務調査費、各種選挙…とやれることはなんでもやってきたが、結果がイマの【ニッポン国のこのありさま】。出るのは溜め息のみ。でもオジサンはくじけない!巨象に挑む蟻の戦いはまだまだ続くノダ!うん。
▽さて、地下鉄二つ目で新宿御苑。誰もいない東大手口から200円ナリの入場券を改札に入れたら、吸いこまれたまま出てこない!あれ~、記念にするつもりだったのにな~。快晴なのに貸し切り状態の芝生広場の真ん中に腰を下ろす。ふ~っ、さすがに4時間も都会を歩くと疲れるなー。北西、ビルのてっぺんに白地に赤で【アデランス】とアイスキャンデーを立てたようなド派手な看板。オイオイ。左に東京都庁が屹立。辺りを睥睨し倣岸不遜な威圧ビームを強烈に放っている。
▽靴を脱ぎ足を投げ出し天空を仰いで深呼吸。特大ダブルバーグにかぶりつき持参のイヨカンを嚢ごと味わう。デザートは新宿で貰ったコーヒーヨーグルト2個。数え切れないビラ配りの苦労から渡されるモノはナンでも受け取るから、バッグには東京で《貰ったティッシュ》がなんと11個も!すっかりくつろぎ、時間を聞いたら1時35分。やっべー、急いで公衆電話するが繋がらない。そうだ!タクシー券貰ってたんだ。コレがまた地理にうとい運転手で通り過ぎUターン、ホテル着2時7分。誰もいない。え~っ、どうしたんだ、やっぱ夢だったんか?
▽と、フロントの人がでてきて《こちらへ向かっているので朝日新聞の方へ向かって下さい》との伝言。角を曲がるとはるか向こうから急ぐ記者の姿!初デート?のようで嬉しくて、ついおもいっきし手を振ってしまうオジサン!そんなこんなで《花のお江戸見物》はこれにて一件落着、トツゼンの至福の時間は尾張名古屋なのデシタ!メデタシ、メデタシ?? (★3月4日:霞網バスターズその8&8日~9日番外余聞1・2は次号掲載)
第102回:「中日新聞へ徹底抗議!/最悪テスト結果/職務質問/台湾極楽賞鳥記」
☆【海上の森くらぶ通信】 2004年4月1日発行:135号&総統選を脇目に酒池肉林旅
◎活動予定:4月24日(土)9時~海上の森野鳥の会:定例・第4土曜日探鳥会!
◎行ってきました台湾へ!台甲渓で野鳥観察など現地メンバ-と昼から宴会の毎日!!
★3月4日(木)【バスターズ余聞:中日新聞2月29日コラム「隣の大事件」欄に中傷記事】
〔本社社会部など4ヶ所に「抗議声明と資料・A4・4枚」FAX。同時にしっかり電話でも糾弾〕
◎東京への《いきあたりばったり一泊旅》から戻った2月29日の夜、気分よくその日の朝刊を読んでいたら、オイオイ、なんだコレは!という【とんでもないカコミ記事】が目に飛び込んできた。地元愛知では(というより中部で)、最大部数を占める日刊紙・中日新聞の【警察関連の囲みコラム】《隣りの大事件》欄で、こんなことが掲載されていた(原文のまま)。
◇◆かすみ網追い山へ この冬、瀬戸署のある署員は、ツグミやヒヨドリなどの野鳥を一網打尽に捕獲するかすみ網猟を摘発しようと、瀬戸市の山々を歩き回った。しかし“収穫”はなかなか上がらず。というのも、地域住民から「網がある」との通報を受けても、摘発前に、かすみ網が壊されてしまうからだ。どうやら野鳥保護に熱心な住民が、かすみ網を壊していくらしい。署員は「何回、山へ登ったことか、もうヘトヘト」と苦笑い。「自然保護に熱心なのは分るけど、犯人を捕まえないと密猟はなくならない」と複雑な表情を見せた。◇◆・・・というものだった。
▽翌3月1日。朝10時を待って中日新聞本社・社会部、生活部、県政記者クラブ、瀬戸支局の4カ所 宛てに、以下の抗議文と【参考文書A4・4枚】をFAXし、本社あてに抗議の電話もかけた。
☆中日新聞社・社会部殿 04.03.01
*貴紙2月29日名古屋版[23]面市民版、隣りの大事件「かすみ網追い山へ」に抗議します。記事中の「野鳥保護に熱心な住民」とは小生と仲間のことです。警察の一方的な談話を取り上げてそのまま記事にするのは「大本営発表」と全く同じです。恥ですョ。本来は自分達が山中をパトロールして摘発するのが仕事として当たり前のことで、我々や野鳥の会などの「通報」を受けて発見の「数日後」に、通報者の案内を受けて2、3回歩いただけでヘトヘトとは笑止千万です。この間のいきさつは「インターネット新聞JANJAN、カスミ網バスターズ・その7まで」に詳しくのっています。宮永正義 拝
▽カスミ網バスターズ密猟摘発記としてJANJANに掲載済みのコトだが、前に自然愛護団体の《日本野鳥の会愛知県支部保護部》を自称する輩から不愉快な葉書が届いたことがあった。名義上の団体に問い合わせたものの「知らぬ存ぜぬ関係ない」の一点張りでうやむやになった。
▽この団体には19歳で入会して以来の縁だが、欧米の自然保護団体とはまったく姿勢が違う。小生は愛知県瀬戸市の海上の森では92年からバードウオッチングを始めたが、県下最大の里山で野鳥の楽園のこの森が、「愛知万博」の候補地として一方的に決められ、やむをえず反対運動を始めた。
以下に新聞社への抗議文と共に送付した【資料の一部を参考のため抜粋し】記載する。
☆96年11月BIE《博覧会国際委員会》が海上の森へ現地調査に来たとき、鈴木知事や県幹部にトヨタ社長始め財界代表、博覧会協会幹部ゴンザレス、フィリプソン、ノゲス氏ら代表が乗ったバスが《愛知県の山田課長の制止で》止まらず、通り抜けようとして座りこんだ事件があった。そのときは「野鳥の会愛知県支部」現事務局長・加藤倫教氏も来ていて、進行方向道路の右側、バスの後ろで見ていた。
☆何度も手紙を送ったので《宮永の名前を覚えていた》ゴンザレスとパリBIE本部で会談した際、「日本へ来たら現地を一緒に歩こう」という約束をし、森を視察する前日にも名古屋栄の《もちのき広場》へ降りる階段の途中で偶然、ゴンザレスと小生がすれ違い、「約束通り明日は森を一緒に歩こう」と声をかけたら、オー!と両手を広げ、ニッコリ笑って「ウイ、ウイ」と言っていた。
☆それが当日、バスの中のゴンザレスと小生と眼が会い、彼が立ち上がり通路を歩いて降車しようとしたのを山田課長が押しとどめ、中から声があったのだろうが、いったん止まってバスのドアが開きかけ、駆け寄った仲間の女性が渡そうとした花束を別の職員がひったくって、彼女の手や足が挟まっているドアをむりやり閉め、バスを発車させ海上の集落を通り抜けようとしたから、やむを得ず【小生が頭をなでたら】なぜかそこにいた50人近くが道路に寝転んでしまうコトになった。
☆《追記・注:これまたなぜだか、職員3人が小生だけを取り囲み「ミヤナガさん起きてください」「お願いですから立って下さい」「止めさせてください、ミヤナガさん」と必死の形相で連呼する様子がNHKの全国ネットで放送され、札幌の友人からいったいナニをやらかしたんだと電話があった》
☆通行妨害で《明確な違反行為だったろうに》現行犯では誰も捕まらずおとがめなしで、半月以上たって出頭命令が来て、小生が2回も事情聴取を受け、市民運動への恫喝の不当取り調べだと抗議した結果、県議会に県警本部長が呼び出され、民主党の議員にシツコク追及され、その後、瀬戸署課長2名が譴責された経緯があり、前歴を知ればもう少しましな対応をするはず。警察などお役所で、部下の失態で議会などに呼ばれたら本人の出世は《オジャン》だから。
☆12月1日CBCラジオ【多田しげお】のコーナー用電話インタビューでバスターズの行動について20分ほど話した。12月8日には名古屋テレビ、スーパーJチャン6時半から7時の間の【斎藤のすすめ】のコーナーで今回の活動の様子が放映される予定で、多分気がつかないだろうがわれわれの活動に警察がクレームをつけてくるか、なにかいってくるか待っているところだ。……以下略……〔海上の森野鳥の会代表、カスミ網バスターズ代表、設楽ダムを考える名古屋の会事務局長、愛知万博から海上の森を守るネットワーク代表、海上の森くらぶ代表、脱ダムネット愛知代表 宮永正義〕
☆というような経緯があって多分警察が新聞を利用して《鬱憤をはらした》のかもしれない。抗議の電話に出た中日新聞本社社会部の記者は「今、文書を読んだところですが、おっしゃる通りですので、記事を書いた記者に連絡し対処させます」という返事だった。そして翌日の2日朝、記事を書いた記者本人から連絡があり【そのやりとり】や結果については、また次号でということに。
★3月7日(日)朝10時:山口駅前 【中日新聞・瀬戸支局記者をカスミ網現地に案内】
◇2月29日中日新聞朝刊コラム欄に掲載された記事に抗議した結果、記事を書いた記者からの謝罪と要請を受けて、カスミ網の密猟現場へ、林さんと小生の2人で案内することになった。詳細は別紙(以下)にあるが、結局13日第三土曜日の夕刊では後追い記事は掲載されなかった。推測するに《野鳥インフルエンザ蔓延》とのニュースがマスコミを席巻しているさなかに、野鳥保護を訴えるような記事はマズイと判断されたのではないかと思われる。まあ時期が悪かったということで、記者の言葉を信じ、適切な事情が報告される日が来るのを待とうと思う。やれやれ!
★3月8日(月)【誤報記者から謝罪・バスターズに同行取材】 「えーっと、トニカクきちんと 宮永さんたちの活動を知りたいので、一度お会いして直接詳しくお話しを伺いたいのですが」
3月2日朝10時ジャスト。1本の電話がかかってきた。
「もしもし、宮永さんですか。こちら中日新聞の△▲と申しますが」
『はいそうですが。ひょっとしてこないだの記事で《かすみ網の件》を書かれた方ですか』
「ハイそうです。私です。申し訳ありませんでした。送っていただいた文書全部よみました」
『インターネット新聞JanJanの【カスミ網バスターズの文書】も読まれましたか?』
「ハイ、全部読みました。ほんとうに済みませんでした。おっしゃる通り、一方だけの話しを聞いて、 もう一方の当事者から話しを聞かないで記事にしたのは私のミスで、スミマセン!」
『あなたが取材で話しを聞いたのは瀬戸署の水野さんですか、松田さんですか?』
「いえ、えーっと、あのー、取材相手の名前は言えません」
『瀬戸署の担当者は3人しかいませんから、もし、なんなら警察立会いの上で、双方一緒に取材を受け てもいいですよ。今回の経緯については、証人は何人もいますから……』
「えーっと、トニカクきちんとミヤナガさんたちの活動を知りたいので、一度お会いして直接詳しくお話し を伺いたいのですが」
『いいですよ、そちらの都合のよい日で時間が合えばいつでも』
「それでは近いうちに森へでかけるというような予定はありませんか? 今週なんか」
『予定はありませんが、もし取材をしたいというのなら時間をとって案内しますよ』
「そうですか。お願いできますか。では3月7日はどうでしょうか、日曜日ですが・・・」
『いいですよ、ただし自転車で1時間40分くらいかかっていくので、朝10時に山口駅前で待ち合わせということでどうでしょうか』 「はい、いいです。それでどこへ行くんですか。海上の森ですか」
『車でみえますよね。それに乗せてもらって移動しようと思っていますが、いいですか』
「いいですよ」 『仲間に声をかけてもいいですか』 「いいです、構いません」
『じゃー7日に岩屋堂方面ということで。そうそう携帯の番号教えて下さい、私は持っていませんが、なんかあったときに連絡しますから、それから雨のときなんかにどうするかも連絡しますし……』
▽で7日。時間ちょうどに身長178㎝ほど、細身で20代後半と見受けられる男性が現れた。
「あ、すみません。カスミ網バスターズのミヤナガさんですか」
『はい、そうです』 名刺2枚を揃えて差し出す記者氏。 それをさえぎり、憤懣やるかたない表情の
林さんが用意の【達筆で便箋2枚にびっしり書いた】抗議文と資料の地図を記者に差し出す。
「とにかくコレを読んで下さい!」
そして小生:『ツグミやヒヨドリをとるって記事にありますが警察がそう言ったんですか』 「そうです」
『じゃ~、カスミ網のこと全然知らない人です!ヒヨドリなんか絶対に獲りませんからネ。ツグミやシロハラなんかですからネ』 以下、往復3時間半程の現場への道中や鳥屋場で交わした記者との【会話のごく一部】を【思い出す限り記憶に忠実に】まとめて、まず山口駅前を出発するときから列記すると……
▽記者:「今日はどこへ行くんですか?」
宮永:「まず記事になった問題の雲興寺の奥の鳥屋場(とやば・カスミ網の密猟現場)へ」
林さん:「ルートは2つあって、いつもの岩屋堂の方からではなく、犯人が使っているはずの、ねむの森の方から行きましょう。そっちのほうが少し遠いけど、高低差が少なくて楽だから」
宮永:『わかった。そうしましょう。XXさん、車に乗せてもらえますね。場所わかりますか?』
記者:「わかります。ねむの森ですね。小さくて汚いですが整理しますから乗って下さい」
▽林さん:「ここを左折して行けるトコまでどんどん入って、狭くなってきましたがまだ行けます」
記者:「まだですか、ズイブン狭くなってきましたよ」
林さん:「あっ、じゃあここで降りましょう」歩き始めて林さんが時計を見たら10時20分だった。
宮永:『県道から脇道に入る両側から民家が並んでいたでしょ。軽トラックに竹竿を積んで入ったり、シーズンには何度も獲物を持って朝と晩に出入りしますから、地元の住人はみんな誰がやってるか知ってるんですョ。みてないようで、家の中からも、外からも見てるんです。何十年も代々やっていて罪の意識なんかナイし、密告したら村八分ですからね。さ~、1時間ちょっとかかりますよ』 さて、いつものペースでらくらく山道を歩く2人に汗をかきかきついてくる記者氏。
記者:「瀬戸署は(12月1日に)通報があった後、警察が摘発に入る前にあなたたちが網を壊したと
いっているんですが、どうなんですか。網を持っていったとか、竹竿を折ったとかしたんですか」
宮永:『それはナイ。あのときは週明けに取り締まるというので涙をのんでそのまま帰ったんです』
林さん:「あのあと鳥屋場を案内したとき、よっぽど慌てて網を外したみたいで、竿があっちむいたり、
こっちむいたりしてたと警察が言ってたくらいで、そんなはずない」
▽記者:「警察はあなたたちが壊したっていっていますが…」
宮永:『だいたい網を壊すって言わないんです。撤去するとか回収するとか……。問題の鳥屋場を(われわれが)みつけたのが8日で、9日に入った野鳥の会(注・日本野鳥の会愛知県支部)が、それを知って瀬戸署に連絡して13日に予定していた手入れが《おじゃんになった》原因はあいつらというコトになったんでしょう。(密猟を)知っていて13日まで放置する野鳥の会の気持ちが分からないし、とにかく現行犯で逮捕できる確信があったんでしょうが、不思議です、ワカリマセン』(それにしても13日に必ず網が張ってあるっていう確証をどうして手に入れたんだろう。まさか打ち合わせ済みの談合?なんてコトは……!!)【次回に続く】
◆3月9日(火) 【森の仙女・林さんの詳細なカスミ網情報満載の日記と鳥屋場の地図】
〔自分のことで精いっぱいの時代に《鳥》を守ろうなんて誰がやりますか?
でも、僕は鳥が好きな変人だから、鳥のことは僕ら変人が守ってやるしかないんデス!〕
記者:「瀬戸署はカスミ網を見つけたという通報が20件はあって全部調べたといっているが」
宮永:『それはありえない。信じられない。瀬戸の岩屋堂、雲興寺、海上の森……と管内の森はほぼ調査した。それで現役の鳥屋場が4カ所。去年まで、数年前までも含め17カ所ほど確認した』
林さん:「もう1つ八草をいれて5カ所。今日持ってきた日記で【カスミ網を見つけた日】に印を着けたらいっぱいあった。《車の中で記者にも見せた紙袋の中に、ピンクの付箋が数十個ついた日記がギッシリ、参考に本も3冊、場所を示すため張り合わせて作った地図多数も用意されていた》少なくとも、ココ5年くらいはゼンゼン捜査に入っていませんよ。数十個も乾電池がほかってあったり、竿がそのままだったり、トニカク場所を知らないんです、ドコにあるのか。本気でやってませんョ」
記者:「すみません、ちょっと休憩して下さいませんか」
宮永:『道もなんもナイこんなトコ案内人がいないと分からないでしょ。もし私たちが隠れたら』
記者:「絶対に!遭難しますね。ゼンゼンどこだかワカリマセン。ついていくのがやっとで」
林さん:「さー鳥屋場ですョ。着きました。ここより【種ブタ(通称)】の方がもっと凄いんだけどね」
宮永:『いま何時ですか』 林さん:「11時半ですね。ちょうど」
現場で網道や《獲物入れ用プラスチックケースや竹竿など》遺留品の説明や撮影をしながら
記者:「ミヤナガさん、カスミ網密猟の摘発活動を始めたのはいつ頃からですか」
宮永:『野鳥の会では17、8年前から、カスミ網バスターズを名乗ったのは10年くらい前かな』
記者:「バスターズは何人くらいみえるんですか」
宮永:「一時5人だったけど、葉書の件があって1人抜けて、いま4人」
林さん:「私はバスターズの活動に参加した時だけ、その時だけメンバーです」
記者:「ミヤナガさんは今後も警察に通報せず、見つけたら処分するつもりですか」
宮永:『いや、私だって現行犯で捕まえたいから情況次第ではモチロン通報しますよ。でも、なんでも警察に任せるんじゃなく、かっぱらいや万引き、窃盗と人間のコトだけで警察はもう手いっぱいで、土日に緊急出動しろといってもムリなのは分かるから《情況を考えて》そのように対応します』
林さん:「とにかく代々おおっぴらにカスミ網をやってきたし、昔からの土地柄で、地元の人が警察に通報したり、案内して山に入るなんて考えられません。そんなんしたら一発で村八分にされてしまうし、それに【持ち回りで捕まる人が決まっている】という話を聞いたことがある。地元では誰の鳥屋場か言わないだけ、みんな知ってるし、鳥屋の名前がついた窯跡がゾロゾロあるんですよ」
記者:「カスミ網バスターズはいつまでやるんですか。もう今(3月)はしないんですか」
宮永:『密猟の季節は10月末から1月頃までだけど、鑑賞用の小鳥、オオルリやメジロを民家の裏などで獲るのはこれからで通報があれば出動します。12時5分ですか、そろそろ下山しましょう』
歩きながら、記者:「林さんはもうどれくらい山を歩いているんですか」
林さん:「20年ちょっとかなー。週1回いや10日に1回くらいかな。【尾張名所図会とか古窯】の調査をする人を案内して歩き回ったのが始まりで、それからは仲間ができてずーっとね」
宮永:『僕は19で野鳥の会に入ってから。林さんはこの辺の山は全部知ってる山の仙女ですよ』
下山して駅へ向かう車の中で……
宮永:『自分のことで精一杯の時代に《鳥》を守ろうなんて誰がやります?ハッキリいって鳥のことなんかどうでもいいんです。知ったこっちゃナイ!でも僕は鳥が好きなんです。こんな山ん中歩き回って変人ですよ。鳥が好きな変人だから、鳥のことは僕ら変人が守ってやるしかないんデス』
林さん:「鳥は自分で自分たちを守れませんからネ」
記者:「宮永さん、いま、変人って3回言いましたね」
林さん:「私いろんな人と会ってきましたが、ミヤナガさん、一番まともです。ほんと、まともな人です」 (心の中で…林さんありがとう)
宮永:『僕の夢はいっぺんでいいから、鳥みたいに空を飛ぶことなんです。好きなトキに起きて、好きなトキに食べて、好きなトコへ飛んで行って、気がついたら死んでいたって。アッ死んだら気がつかないか』
林さん:「ミヤナガさんって、人も鳥もおんなじなんデスね!」
宮永:『人間ってほかの命を頂いて生きているんですよね。生きるためには仕方ないんですが、
程度の問題で、鳥だって虫だって生きる権利があるんです。おんなじ地球に住んでるんですから。
センセー【大人って、お金とセックスと食べることダケなんだね】って、小5が言うんですョ、小5が!!
なんにも言えませんよ、そうなんだから。テレビ見たって《そんなんばっかり》じゃありませんか」
記者:「記事は土曜の夕刊になると思いますが、もしダメでも来年までにはきっと書きます」
宮永:『自然を守れとか環境保護っていうけど、口だけじゃあダメなんです。ムダかもしれないけど、
やれるコトをできる人間がやるしかないんです。それで1ミリでも世の中が変わればいいんです』
午後1時半、山口駅前で、林さんに取材を続ける記者と別れ、ケッタで西区へ。
到着した3時7分、改めて記者氏に電話した。『今日はお疲れさまでした。新聞の影響力は読んだ人にはとても大きいんです。どうか見たこと知ったことを客観的に判断して、公平な記事を書いて下さい。
お願いします』 ……言わずもがなの注文でした…
★3月9日 〔中日新聞・社会部殿〕 志学ゼミ塾長・宮永正義(*後日取材を受けたと連絡が)
◎すでにご承知と思いますが、今年から高校入試のテスト用紙が持ち帰りできます。大手塾を中心 にいろいろな動きがあります。ぜひ取材してみてください。良心派の代表として名東ゼミナールの跡部 重夫さんを紹介します。連絡電話・略 なお以下の件、掲載ご配慮ください。
◎【春爛漫の海上の森で初心者歓迎バードウオッチング】 3月27日(土)朝9時:愛環鉄道山口 駅前集合《会費200円・雨天中止・予約不用・弁当飲み物・あれば図鑑、双眼鏡持参》
▽奇跡的に残された野鳥の楽園「海上の森」で、野の花や野鳥を観察しながら、ゆっくり歩きます。 子ども、お年寄り大歓迎です。解散2時頃 〈海上の森野鳥の会〉
◎【春の女神ギフチョウとシデコブシを訪ねて森の探検隊】 3月31日(水)朝10時:愛環山口
駅前集合・2時頃解散・大人会費200円・予約不要・朝8時に雨天の場合は中止
▽愛知最大の里山「海上の森」で、春爛漫の秘密の尾根道をのんびりウオーキングします。
軽食・飲み物・あれば図鑑など持参下さい 〈海上の森くらぶ〉 いずれも連絡先:宮永・?略
★3月13日(土)朝10時過ぎ 【中日から入試問題について問い合わせ:友人に質問!?】 ▽《公立B日程数学》に今年の受験生が習わなかった公式がからむ問題が出たようだが、その件についてどうかとコメントを求められた。確かに接弦定理を使うと解ける問題だが、ほかにも解き方がありそうで、友人で《名古屋の中学・高校の進路担当者や塾関係者で知らない人はモグリと断言できる》ほど業界では名前と顔の知られた《名東ゼミナール・跡部重夫氏》に急いで見解を聞いてみた。
△問題がアリといえばあるが、問題作成のミスと追及できるほどのレベルではないという返事だった。それよりほかに問題が山積していて《小生も例の中日に跡部氏のところへ行くように連絡しておいた》件について、記者が取材に来たというコトだった。記事がいつ載るかまでは聞かなかったが、そのうちに・・
◆3月14日(日) 58. 最悪!?学年末テスト〔Kなんか知ってる?8点だよ、5教科合計が。 目つぶって印つけても50点は行くと思うケドなー」。色々な生徒がいるようで。〕
▼学年末テストの個表が出て最初の授業。いつもはギリギリに来る中2のAが早々とやってきた。
開口一番:「センセー、もうおれオシマイ!モウ死にたいよー、オレ、テスト、むっちゃくちゃ悲惨でさー」 『オイオイどーしたんだ、そんなに悪かったんか?テスト難しかったんとちゃうんか今度の!』
「うん。300点越えたら【1万円の約束】だったんだけど、ゼンゼン届かなかったんだ。あんまり悪いん で《アンタ!やる気あるの、学校でナニやってんの、アホとちゃう》って母さんに怒鳴られちゃってさー、
ケド返事のしようがなくてさー、だって自分ではがんばってやったつもりなんだけどなー」
「えーっ、オレもさー350点越えたら【6000円のDVDと2000円のCD買ってもらえる】ハズだったのに ゼンゼン届かなくてさー、すっかりパーでやんなっちゃった。イチオーやったんだけどなー」
▼『オイオイなんだョ、2人とも金やモノでつられて勉強してんのか。ったく、しょーがないなーほんと、
親も親で、そんな金やモノではな~!それに時間さえかければ点がとれるってモンじゃないんだ。
だいたい何回言っても直らんケド、2人とも【ゼンゼン話しを聞かない!しゃべってばかりで授業に集中 できない!静かに聞けっていわれても5分持たない!】ハッキリ言って、マッタク見込みナシ!!』
「センセー、そこまで言わなくても…自分でも分かってんだけどさー、自然に口が動いて…」
『わかってると先生も思う。だけどソレは言い訳で少しでも直そうとしなくちゃダメなんだ』
▼「だって今度のテスト、特に数学がむっちゃ難しくて、オレらーのクラス最高が55点だったんだよ。
証明ばっかしで、いきなり最初の5問が全部△で、みんなで20点くらい損してさー、23点だった」
「ヤッター勝ったー、おれ28点だった!」とDVDとCDがダメだった友人のB。
『コラコラ、レベルの低い争いで喜んでる場合じゃないの!で、クラス平均はどうだった』
「うん平均点はあったんだ、オレ。1ケタの点のヤツがぞろぞろいてさー、もうヒドいもん」
「◇◆(教師)なんかさー、ここまでできんとはまさか思わんかった」って気楽なもんだよな」
『それも困るなー【苦手な子もできる問題を入れて】平均が50点くらいにしないと』
「ホントむっちゃ難しい習ったコトない問題バッカシだすんだもんなー、やんなっやうよアイツ」
▼『でさー、よかったみたいだけど、どうだった5教科の合計?』とニコニコ笑っているC子に。
「ウンよかった。目標に3点届かなかったけどランク上がったし、英国が特によかった」
「えー、ってことは347。いいなー頭がいいやつは。オレなんか200ないもんな」とD夫。
『オイオイそんなん、おおっぴらにいうコトか?オマエには恥ってのはナイのか』
「ダサー、そんな点じゃあ塾なんかムダじゃん、センセーがかわいそうじゃん」とC子。
「いいよなオマエ頭いいから!そんなんいうけどPなんか5教科13点だったんだぞ」
「Kなんか知ってる?8点だよ5教科。目つぶって印つけても50点は行くと思うケドな」
『おいおい、やたら固有名詞がでるけど、そんなんヒドイ点の子がいるのか?』
「うん何人もいるよ」「もうマッタクやる気ナシでさー、親がうるさいから来てるだけみたい」
▼「けどMなんかさー、なんも持たず学校へきてずーっと寝てるんだ。そいで400点以上」
「オレなんかこないだチョット寝たら教科書でたたかれて、Mなんかナンも言われないんだよ」
「だって知ってる?アイツ、通知表が9教科で16しかないんだよ!」
「いいよ、あいつ名進研でバッチシやってて学校は休憩しに来るんだって、私立へいくから」
『う~ん、テストさえできればイイってもんじゃないんだ。みんなが行ってる公立の中学なんてさー、
金持ちや貧乏人、片親や離婚組や《いろんな家庭》の、体格や能力、成績や顔も《いろんな子》がいるのを《身近にみて知って》自分のこれからの人生を組み立てていく参考にするところなんだ』
▼『それに自分がサイテーってことはないんだ。《点がいい・悪い》と《頭がイイ・悪い》は別なんだ。みんなイイトコ、悪いとこがあって【みんな幸せでみんな不幸】なんだ。よーするに《自分が楽しい、幸せだ》と思えばそうなんで、それに気がつくようになるのがホントーに【頭がいい】んだ。イマ生きているのは誰でもなくて自分で、自分の替わりに誰も自分を生きてくれない。イマとこれからの人生は全部自分の責任なんだョ。
▲人と比べてもしょーがないのさ。死んだらオシマイ。なんでもいい加減で適当に済ませたり、自分はダメって諦めないで、もうちょっとナントカ努力して欲しいな~!』 つい、いつものお説教になってしまう教師ミヤナガでした。やれやれ!
◆3月16日(火) 59. 職務質問!
〔センセー、やばいよー、推薦ダメになっちゃうかもしれん!」来るなり、いきなり中3のAが言う〕 ▼『おいおい、どうしたんだ!ナニがあったんだ?』 「それがさー、職務質問されちゃってさー」
『なんでまた職務質問なんかされたんだ。無灯火か2人乗りでもしてたんだろ、オマエ、きっと!』
「ちゃうよー、まだ暗くなってなかったし、3人ともケッタだったしー」
『じゃー、なんで呼び止められたんだ。普通は【アヤシイと思わないと】止めないぞ!』
「それがさー、ケーサツが近づいてきたら、Kがイキナリ《僕はなにもシテマセン》って、そのまま走り抜けようとするもんだから、コラーってんで、捕まっちゃったんだ」
▼『しょ~がないなー、そんな《なにもシテマセン!》って警察が「なんかいう」前に言うのは《アヤシイと思われる》に決まってんじゃないか。けど、捕まったっていっても呼びとめられただけだろ?』
「うん、そいでさー、名前と学校、聞かれたんだけど、もう卒業しちゃったって言ったら住所と電話番号聞かれてサー、そこまではいいんだけど、Kのケッタが【カギが壊れてて名前が消してあって】さー、一緒にしつこく聞かれて、やんなっちゃった。みんなゾロゾロ横を通るのにさー」
『で、結局どーして呼び止められたんか分かったんか?なんかあったんだろ、どうせその辺で』
「うん、J中学の3人組がなんか起こして、その手配が回ってたみたいでさー。そいつらの背格好や服装がオレらに似てたんだって。でも、もういいから行けってことになって……」
▼『そんなんなら別にどーってことナイさ。推薦取り消しなんてなるワケない!ソレより入学式までになんかやらかすなよ。万引きとかカツアゲとか、かっぱらいとか警察沙汰だけは起こすなよ!』
「そんなん分かってるよ。ナンもしないよ。万引きなんてもうしないしさー」
『オイオイ、ってことは今まではしたことがあるんだろ。もう、これからは絶対にダメだぞ!』
「そういえば中2のSもこないだ職務質問されたって言ってたなー。アイツ、ずぶといヤツでさー、無灯火で呼び止められて【前の塾の連れの名前と電話番号】で済ませたって言ってたなー」
『どうしてウソついたんだ。ばれたらもっとオオゴトになっちゃうかもしれんのにー』
「いつ電話かけても10時過ぎしかいない家だから平気さ。ウチへ電話されたらマズかったからウソついたけど、それで済んじゃったからイイ。図書館で勉強してくるって言って、ワンダーへ行った帰りだったんだ、試験の2日目でさー。もう何回も職務質問されて慣れてたからさー」
▼『で、ワンダーってスーパーやショッピングモールやシネコンのある川向こうのワンダーシティか』
「うん、昼に試験終って、ちょっと夕方まで気分転換に行ってきたんだ」……おいおいコラコラこらー。 『そういえば、ワンダーで【知り合ったヤツとメシを食ってて】、食い終わった頃【ソイツにケータイがかかってきて】出ていったきり帰ってこなくて、ソイツの分まで払わされたって、中2が言ってたなー。たかられたんだな。まあ、ソイツも《いっぺんだけ食い逃げしたことある》って言ってたから、きっとバチが当ったんだ。西区じゅうのワケありがたまってるみたいだから、暗くなってからワンダーなんか行くんじゃないぞ。それに試験中くらいは勉強しないと!本業なんだからな!!』
▼「本業っていうけど、センセーも【東京でモデルにスカウトされた】ってネットに書き込んでたでしょ」
『えーっ、どうして知ってんだ、そんなコト!公立入試前だし、言わなかったはずだけどなー』
「だって、ヒマだったからセンセーの名前検索したら二百何十も出てきて、最近のを開いてみたんだ」 『仕事は塾だけどほかにイロイロやってるの!オトナは好きなコトしていいんだ、自分の責任で!』
「でさー、新聞で《ラブハゲ》ってなんなの。そんなエグイ名前なのに、センセー、よくやるよねー」
『面白そうなのはナンでもやってみる主義なの、先生は!中1がGoogleで《ラブハゲ》で検索したら写真が出てきて、《右のヒトがチョーカッコよかった!太って見えるけどセンセーもまあカッコよかったョ》って言ってくれたよ。インターネットを始めたっていうから、つい教えたんだけどネ……』
「そんなに顔が出たら、もう指名手配されたら一発だね!センセーもされたことある?職務質問」
▲『警察でも公安というのと相性が悪くていろいろあったけど、前に黒川の手前で、赤で進入しちゃって《ウー》ってなったんだけど、降りて免許証みせたら、「私も海上の森はダイスキです」ってんで「これからは気をつけて!」で済んだことがあったな~(注*自慢たらしいけどホントなんデス…たぶん車に【オオタカ】のステッカー、【海上の森】のロゴ入りトレーナー姿だったせいもあって…)お役所や警察は大事なとこなんだけど、普段は縁がないほうがイイんだ。でも、そうはいかないコトも世の中にはあってね、コレが面倒でネー、うん』 さーて、授業始めるぞ!
★3月17日(水)10時40分 【住基ネットカード差し止め裁判・傍聴】 名地裁1階・大法廷
▽懲りずに各種裁判の原告を掛け持ちしているので、今日は住基カードの差し止め公判に参加。
大法廷の外階段のところにいたら、顔見知りになった廷吏の方(30代の温厚な丸顔の男性)に「開廷しましたからどうぞ!」と挨拶されてしまった。やれやれ、こんなところで知り合いができてしまうというのも
トホホ。傍聴席に座ったら、末広のときの仲間で「新海弁護士の市民オンブズマン・サポ-ター」でもある《天白区の大地主》近藤奎治さんが近づいて来て「みましたよ!朝日新聞」と言う。
▽『ええ~っ、どこで?』と聞くと「女房と湯河原の温泉へ行って、一杯やりながら晩飯を食べていたら、女中さんが新聞をもってきて、開いたら、どーもミヤナガさんそっくりなヒトが写っている。で読んでみたらミヤナガさんだったのでビックリした。てっきり全国版だと思ったから置いてきたけど、持ってこればよかった」と。で、持っていた「朝日の夕刊」をこれでしょ!と周りのヒトにも見せる厚顔無恥の小生!《まあニンゲン、どこで誰とつながるかワカリマセン、不思議なもんです、いやはや》
◆3月18日(木) 60. クルマのおハナシ! 〔欲しいモノってキリがないんだ。それで
《カネさえあれば》ってなって、みんな駆けずり回って、ワケがわからなくなっちゃうんだ、うん〕
▼「センセー!センセーって、どーしてクルマないの。免許もってないのー?」
「えーっ、知らないの。センセーってさー、車ヤメタんだよネ、おねーちゃんがいってた!」
「だよネー、ゼンゼンもうかってないもんね、塾。センセー、なんかほかに金儲け考えたら?」
「センセーって、どこでもケッタだもんね。うちなんか兄ちゃんのも入れて3台あるんだよ!車」
『おいおい、みんな勝手にイロイロ言ってくれるねー。まあ、だけど、心配してくれてアリガトね。当ってるトコもあるから、順番に答えると ①免許は持っている ②クルマは《先生用はナイ》けど、奥さんが持っている ③タシカに儲かってない! ④片道2時間まではケッタで出かけている』
▼「えっセンセー、奥さんいたの。ゼンゼン知らんかった。ここにひとりで住んでると思ってた」
『うん、イチオー、そんなヒトが名東区にいるんだけど、まあ単身赴任みたいなもんだな……』
「そっかー。いるんだー、センセーにも!」
「でさー、せんせー、どうしてクルマやめたの」
『そうだなー、一番大きい理由は《もったいない》と思ったから。トニカク車はカネがかかるんだ。みんな気楽にうちの車に乗ってんだろうけど、たいていの家はローンで車を買ってて、毎月何万も払ってるんだよ!それにガソリン代、駐車場代、税金や保険料、修理代ってもうタイヘンなんだ。どんどんおカネが入ってくる家はいいけど、収入が減ったりすると、これがねー、キビシイんだ』
▼「そういえばうちの母さん、車、買い換えたから当分パート辞められないって言ってた」
「うちなんかも父さんが失業したときクルマのローンがあるから塾やめたらって言われた」
『そうだなー、みんなみたいな子供がいると出掛けるのにいるし、若い人はデートでカッコつけたいから欲しがるけど、先生なんかもう歳だからね。なんでも見栄を張ってムリするのはヤメたんだ。そりゃー、ベンツでらくらく暮らせる身分だったら乗ってるかもしれんケド、そんなん夢でさ、必死に働いて前より高いのに替えて、また働いて高いのにってのは【車だけじゃなくてさ……】ヤメタんだ』
「だって、うちらーなんか車がないとどっこも行けないし不便で困ると思うけどなー」
『そんなことないよ。家族そろって遠くまでってのはムリだけど、1人だったらケッタで充分だよ。でも、どんなに近くでもクルマって《なっちゃってる》から、ケッタに乗ろうなんてオトナは、特に男はまずいないだろうな~!たぶん普通のオトナは車を放せないだろうな、きっと!』
▼『ケッタに乗ってるのは《免許証がない人かカネのない年寄り?》くらいなもんでさ。まあ、カネがなかったらナイのに合わせて暮らせばいいんで、ヒトがどう思おうと自分が納得できればイイんだ。カナリ、負け惜しみなんだけどね!コレは……』
「だけど、オカネ欲しいよねー。持ってるヒトが勝ちでさー、人生やっぱカネがなくちゃ」
『ウンそうだなー。オカネって大事だよな。ないと困るし、いっくらでもどんだけでも欲しいもんなー』
「早い話、センセーはクルマに乗ってられなくなったから、ケッタにしたんだ!」(むむむ……)
『そう言われると、その通り、そうなんだよな、うーん』(とほほ……)
▼「それにやっぱクルマってカッコいいし雨降りなんか助かるし、オトナになったら欲しいな」
『ウン、いいさ。自分で働いてとか、買ってもらってもいいさ。先生だって多いとき3台持ってたし。
ただ、先生は《イロイロあってさ》おカネのことが一番大きいけど、一家に1台で充分かなって』
『でさー、みんなの家にはいま何台、クルマがあるのかな?』
「うちは3台」 「うちは1台」 「2台あったけど、とーさんがケータイしてて事故って、今は1台」
『え~っ大丈夫だったのか?』 「うん、どっかにぶつかって、つぶれちゃったみたいでパー」
「じいちゃん、父さん、母さん、仕事用バンで4台」 「うちも2台」 「こないだ1台誰かにあげて2台」
▲『うーん、みんなヤッパシあるんだ!クルマもそうだけど、アレも欲しいコレも欲しい……って、欲しいモノってキリがないんだ。それで《カネさえあれば》ってなって、みんな駆けずり回って、ワケがわからなくなっちゃうんだ。この歳になって人生って【それをドコまでにするか、どこまで来たらもうイイとするか】自分でみつけるコトだって、やっと、わかったんだ。ムリヤリだけどネ。続きはまた今度にして授業を始めようか』
★3月19日(金)~22日(月)まで3泊4日【台湾・賞鳥旅行】 詳細は別紙に(*以下)
◆3月23日(火) 61. 教師の休日・台湾総統選の巻 《第一天》
〔空港から台北市内へ走るバスの中、友人から「陳候補が撃たれたらしい」との一言〕
◎3月19日・星期五(金曜日) 起床6時20分。 代理店から名古屋空港・国際線発券窓口:7時20分集合と封書が来ていたが、フライト予定が9時20分なので(まあ、1時間前につけばイイか)と、横着なオジサンは《前籠に【お土産の一升瓶1本】が入った小型リュック1つを入れて》例のごとくケッタで西区を7時20分に出発。
▽ポカポカ陽気のなかをのんびり走って国際線の自転車置き場を探し、出国ロビーで窓口はドコかな~?と見まわしていたら発券窓口で手を振っている森島氏の姿が飛びこんできた。
『やあやあ、どーもどうも、おはようございます。みなさんは?』
「もうそろってます。ホラあそこ」見るとニコニコ顔の仲間が手荷物カウンターに並んでいた。
『思ったより時間がかかったみたいで何時?』「8時です。僕も15分前に着いたとこデス」
▽今回の3泊4日台湾【賞鳥旅行】参加者は愛知万博会場となった【海上の森】で知り合った自然愛好家の面々。《海上の森野鳥の会》主催で旅行の幹事は本業が貿易会社CEOである森島さん。ほかに市役所主査、大学教授、野鳥調査専門家、造園・造庭家、趣味が焼き物と写真で韓国へ140回通ったというTさん、そして塾教師の小生と、反骨奇人?《七人の侍?》といった顔ぶれ。
▽中正機場《台北国際空港》着11時47分。時差は1時間で、さっきまで雨が降っていたという曇り空。気温21℃。約3時間の旅だった。入国ゲートで歓迎の横断幕を掲げた一団の中にJames(ジェームス・通称)の顔。森島氏の友人で96年以来、日本では3回会っているが、台湾では始めての6年ぶりの再会だった。出迎えのバスに驚いた。定員46人の二階建てバス!《*このバスを借り切って、4日間台湾中部を巡り回った。空港からの行き帰りでは走るカラオケルームとなった》これに現地の台湾勢8人、総勢15人がらくらく座り、一路目的地・台中へ向かい高速道路をぶっとばす。日本語教室で習い始めて2年《ひらがながナンとか読める》という郭美華さんの説明でこの道が最近開通した国道2号と判明。平行して大林組が建設中の台湾新幹線が見える。
▽朝9時に地元・台中【東勢國小学校】に集合。チャーターバスで2時間以上かけて空港へ迎えにきたという台湾側メンバーが、サービスエリアで昼食中に《機内食で昼を済ませた》われわれは早速、エリア内の庭園で花を眺め、鳥を探して…とウロウロぶらぶら《台湾ウオッチング》を開始。道路は整備されていて沿線風景も若干異なるが《余り違和感がない》近代的な街並が連続する。
▽車内時計14:00ジャスト。斜め前、ひとり掛けのイスに座っていたJamesの携帯が鳴った。中国語でなにやら緊迫したやりとり。振り返ったジェームスが「連選候補が撃たれたらしい」との一言。
『えーっ、そりゃあタイへンだ、死んだのか』 「ケガだけで済んだらしい」
『それにしても投票行動に相当影響がでてしまうなー』
「うーん、どうなんかなー」と互いにへぼい英語でのやりとり。
『ところで、ジェームスはどっちのサポーターなんだ?』
「陳水扁!台湾は台湾人のものなんだ!実は今日来てるメンバーも2つに別れてて。選挙がなければ もっと大勢参加する予定だったんだ。俺たちのグループ全体も2つに別れちゃって…ネ」
▽『そっかー難しいよね、こればっかりは。野鳥の会も万博推進派と反対派が対立しちゃってねー。
【鳥がいなくなったらいる所へ見に行けばいい】とか【役所が決めたコトには逆らえない】と平気でいう 【トヨタ、中電】とすぐ勤務先の名前がでるへっぴり腰役員が過半数を占める野鳥の会を見限って、
元副支部長だった森島さんたちと自分たちの会を作ったんだ。鳥や自然を守らないで《自分のことしか考えてない》んだからヤんなっちゃう。それだったら【自然保護団体の看板をはずす】か、自分が【役員を辞退するか、会をやめろ】つーの。ま~、言ってもしょーがないんだけど。
▽誰だって自分が一番大事だからね。そんなんといっしょにやってた《自分たちがダメでアホだった》のさ。「うん、そーだよね、そんなんは【見るだけ聞くだけ】の趣味の会だったんだろうね」 前の席の郭美華さんと筆談しながら、バスは急坂が続く道をくるくる走り、台中懸東勢鎮の山奥、今夜の《住宿》雲涛山荘到着:4時半。休む間もなく持ちこんだ道具、材料で運転手も加わって準備が始まり、すぐに盛大な歓迎バーベキューへとなだれ込んだ。次々に現れる現地参加の男たちと盛りあがり、さんざん麦酒を飲んだ末《40度以上の白酒をボトル半分近く》飲んだらしい【典型的酔っぱらい】の小生。
▽「撃たれたのは陳候補だった」とジェームスから聞いた後の記憶がなく 《人生は線香花火!》なんて1時間近く同じハナシを繰り返し「さあ~もう寝よって説得して12時頃やっと寝たんですよ、ミヤナガさん!」とコレは翌20日、同行最年少・篠田氏から聞かされた《その夜の小生の顛末》…やれやれ、とほほ!…続きはまた次回に?!
◆3月24日(水) 62.教師の休日・台湾総統選の巻 《第二天》 〔投票所の入口まで長蛇の列。来る人が絶えない盛況ぶり。選挙をわがコトと考える政治への期待感の熱さ!羨ましいなー〕
▽3月20日・星期六(土曜日) 起床5時45分。 しきりに聞こえる鳥の声で目が覚めた。6時、仲間と山荘周辺の「賞鳥」に出かけた。トーゼン日本人にとっては珍鳥、貴鳥ばかり。民家の庭先には公然とカスミ網が張られ!野鳥が飼われていた。これはその後《至る所で》見られた風景だった。
▽7時半に戻ると、女性たち全員の姿が見えない!ジェームス《チャン・輝雄》に聞くと「総統選に投票するため山を降りた。昼に町(東勢鎮)で合流することになってる」とのこと。う~ん凄いなー。2時間かけて山を下り、それぞれ自分の町に戻って投票し!また集まって来てくれるなんて!!
▽投票は朝8時から午後4時までで不在者投票はナシ。代理投票はできるとのコト。ジェームズも「今回の計画がなくても、いま住んでいるニュージーランドのオークランドから13時間かけて投票に来る予定だった。先祖は400年近く前から台中に住んでいる客家人(原住民)で、自分は陳水扁支持派だが親戚でも違うんだ」という。
▽台湾訪問の発端は96年の【台中縣大甲渓自然維護協会】メンバーによる訪日旅行にあった。25年前、商社員だった森島氏が取引先の社員の女性と知り合い、その《夫となった男性》がジェームスで、その後も鳥好きの彼との交流が続き、協会の中心メンバーとなった彼の呼びかけに応じ、台湾から5泊6日の日本訪問が実現し、われわれも同行して御嶽山麓を中心にまわったのだった。
▽そのあとも、来日した彼と森島さんの誘いを受け一緒に海上の森を歩いたり、東京にピアノ留学して今ではニュージーランドでは著名なピアニストとなった娘さんや彼の奥さんとも会ったことがある。その訪日を受けて日本から台湾を訪ねる旅が始まり、今回が4回目で、小生は初参加だった。
▽8時過ぎ山を下り合流地へ向かう途中、朝食を…ということになった。台湾の食堂は基本的に空けっぱなしだ。シャッターを開けるとコンクリートの土間にテーブルが並び、簡単な調理場が剥きだしになっている。ガラス張りの保温機に豆乳や肉饅やら食材が入っていて取リだして食べる。
▽いきなりジェームスの弟のジャッキー(藩輝政)が野菜を切りだし大型フライパンでチャーハンを作り始めた。なにやら指示して半熟の卵料理を作らせ、漢方の味がするスープ、野菜料理、なんとも独特な味の豆腐料理がでてきた。甘いのとコ-ヒー味と豆乳が「あるだけゼンブ」プラカップ5杯。総勢10人がシッカシ食べて650元(約2000円)。うーん日本人には!ウソみたいな安さ!!
▽東勢鎮の中心街にバスが停まった。待ち受けた人の中に昨夜の宴会にいた人の顔も見える。早速自己紹介が始まる。まずジェームスの奥さんのお父さん、奥さんの妹夫婦、ご主人は山城週刊・總編輯(日本語のできるお父さんの説明では月刊誌編集長)、妹のご主人は東勢鎮民代表会・主席(鎮長=議長)、カタコト美華さんのご主人は(郵便局長)、劉さんは(元小学校長)と地元の名士ぞろい。
▽しばらく町の鳥をウオッチングし、トイレを借りに、歩いてすぐの《東勢國小学校》へ。コレがまたいかにも教育に力を入れているのがわかるほど敷地が広く、立派な建物の校舎。おりしも総統選挙の真っ最中で、投票所の入口まで長蛇の列。さらに次ぎから次ぎへと来る人が絶えない盛況ぶり。う~ん、凄いなー、選挙に対する関心の高さ、わがコト!と考える庶民の政治への期待感の熱さ!羨ましいなー。
▽盛東水餃館での昼食。回転台にあふれる料理の数々。勝手に持ち込んだ瓶ビールの栓がドンドン抜かれ、総勢19人で台湾式(一気に空ける)、日本式の乾杯が繰り返される。ジェームスに聞くとやはり支持候補がイロイロで【その話しはまずい】とウインクでの返事。このあと彼も投票に行くため中座するという。
▽食後、彼らの活動エリア・大甲渓の5年前の地震で甚大な被害を受けたダムを見物。その後行く先々で、地震の被害現場の一部が保存され、どこでも!観光名所になっていた!?ここでジェームスと合流後、八千山森遊樂区へ。国立公園だが、ゲートの係員がメンバーの友人とかで、1人100元の入場料が16人で300元!う~ん、設備は最高なのに、こんなんでいいのかなー。
▽さて今夜は谷関温泉飯店(近代的ホテル)に素泊まり。7、8分歩いて【協会支部長】の店まで行き、7時から晩餐。散々飲み食いした後、ここからはサービスと酒や料理がまたゾロゾロ!その間にもTV開票が進み、ついに陳水扁氏に当確がでた!歓喜して携帯しまくったジャッキーは宿泊予定を変更して帰っていってしまった!
▽台湾の温泉は水着必着。ホテルに戻り、頼んで日本式に男3人で《泡湯》していたらリンさん《食事した店の奥さん》が竹製の目隠しに両肘をかけ堂々と覗き見。一緒に入ろうと誘うが笑うだけ。隣りの囲いに入っていた水着の女性陣も《おしりが見えた》と大騒ぎ。台湾では男同士でも夫婦でも裸で入ることはないという。
▲風呂から上がるとジェームズがテラスから手招き。ホテルの電気技師で会員という男性がビールを1ケース持ちこみ、更にテーブル2つに乗りきらないほど…数えると7種類も…つまみが運ばれる。いつの間にか《支部長の食堂の夫婦》に、フロントにいた女性も来てビールを飲んでいる。風呂からあがった女性たちも着替えてやって来て、総勢11人の宴会は夜中の1時近くまで続いたのでした。(次号に続く)
★3月25日(木)10時30分~【徳山ダム・愛知県土地・水資源課との交渉】 参加6人
◇ちょうど12時まで県の水資源課と徳山ダムの治水・利水の予測について情報を聞く。利水予測の基準年を過去20年間で下から2番目の渇水年に置いた愛知と、4番目に置いた徳島とでは基準年を異常渇水の酷い年に置くほど需要予測が大きくなるはずなので、なぜ愛知が最低から2番目で、徳島が4番目なのかと県に聞いたら「そんなことは常識のことで、こんな席では聞くことではない」と在間さんに注意されてしまった。
◇専門家同士の会合で不見識な質問なのだろうが、そこらの一般のニンゲンが不思議に思うことが切って捨てられるようでは、まあ、いつまでたっても主義者や活動家だけの運動なんだろうな。ほとんどの庶民は難しいことはわからないし、関心もないのだから、少しでも関心があるヒトがいたら、少し言葉をそえて説明すれば済むことで・・・勉強不足を棚にあげてのブツブツでした。
◆3月26日 63.教師の休日・台湾総統選の巻 《第三天》 〔今回の台湾メンバーは呉越同舟で選挙の話を避けていたが、それでも《漏れ聞こえてくる選挙への熱情》は驚異的なものだった〕
◇3月21日・星期日(日曜日) 起床5時40分。今朝も鳥の声で目が覚めた。6時頃から温泉街を抜け、吊り橋を渡って「賞鳥」に出かけた。ここは日本統治時代からの典型的な温泉街という。
▽バイキングの朝食をとっていたら《昨日の覗き魔?》リンさんがやってきて、フロアー責任者らしき女性の肩に手を回し、なにやら笑い声。そのうち勝手に飲み物をとってきて飲み出した。アレレ?いつのまにか料理をとり分けて食べ出している。オイオイ、ど~なってんだ。そこへ現れたチーフコックらしき人物とも二言、三言。みーんな【朋友・お友達】らしく、平然としたもの。うーむ!?
▽さて、まず地震記念?という友愛橋のある《惠孫林場》を尋ね「賞鳥」。郊外の畑と川が広がるのどかな田園地帯。昨日に続き、ジェームスの兄弟姉妹とその親戚・友人のメンバーで移動。
▽都心?に戻り、駐車場があり入口ドア!もある「洋風レストラン」で盛大なお昼。モチロン酒は持ち込み放題。野菜や魚、肉、どれも淡白で漢方の味付け。テーブルに乗りきらない量が続々と…。
▽腹をなでなで次ぎの「賞鳥」への途中、錦吉昆虫館に寄る。ここで八田さんが大枚2万元(6万円)も蝶と甲虫を購入。う~む、見ているだけでもどきどきする凄い量!店にとっては最上客の出現で、店の奥から、道を挟んだ倉庫からと、各種とりまぜ出てくる、出てくる。八田さんもニコニコ笑顔で大満足。分類で当分の間!毎晩楽しめるという。
▽と、Nさんが急須を気に入ったらしく値段の交渉を始めた。台湾メンバーの加勢もあり、2万が1万5千円になり、こちらも破顔一笑で、大喜び。この高額購入に便乗?同行の台湾女性二人がなにやら店の人にいい、150元の蜂蜜と100元のお菓子をそれぞれがゲット。たぶんリベートを要求したんだろうな~。ナカナカやるもんだなー!
▽バスが走り始めて改めて驚嘆した。昨日はモチロン、今日も目に付くどこのテレビも選挙一色!台湾の店舗は基本的にシャッターを開けると中が丸見えで、特に飲食関係はカラオケが付き物なのだが、昨夜など完全にどこでも《テレビにクギづけ》で、カラオケ命の台湾人なのに!!カラオケを歌っているのは皆無だった。
▽台湾の総統選は副総統とセットで選ぶのだが、今回は【独立派】陳呂、【親中国派】連宗の一騎討だった。選挙区は台北、新竹、嘉義など特別市が7、花蓮、桃園、苗栗など縣が18、合計25区で争われ、投票率の最高は81.81%の高雄市で、最低は金門縣の64.39%。投票率81%以上が9、70%未満はたった4縣。うち3縣は辺境に位置する島嶼部で、トニカク凄い投票率だ!
▽最終投票率は80.28%、得票数は陳呂・民進党6471970票、連宗・國親聯盟6442452票、その差はわずか29518票。8時に最大13万票開いていた差がその後急速に縮まり、あと30分開票が続いたら逆転かというペースだった。
▽今回の台湾メンバーは呉越同舟で、選挙の話を避けていたが、それでも《漏れ聞こえてくる選挙への熱情》は驚異的なものだった。トニカクあらゆるツテを使い電話し面会するという。更に、村ぐるみ、町ぐるみでビラを張り、支持を表明していたのにも驚いた。モチロン、買収、代理投票、身代わり投票も【ナイとはとても言えない】情況だという。
▽しかしそれでもコレだけ選挙に熱中し、政治に期待をかける台湾の人たちが実に羨ましかった。過去13年間、参議院2、知事3、市長3、市議1、合わせて9回選挙に深く関わったが投票率が45%を越えたコトが一度もないし、勝ったこともナイ!トニカク日本の庶民は醒めている。政治になんかマッタク期待していない!見捨てている!アキラメきっている!やれやれ、あーあ、ふーっ。
▽「ミヤナガさん!つきましたョ」で、大学付属実習林で「賞鳥」後、南投縣櫨山園着6時半。例の如く早速、部屋選びと料金の交渉。台湾にはシングルがない!単床(ダブルベッド1つ)の二人部屋か隻床(ダブルベッド2つ)の四人部屋。台湾では男も女もみんなダブルベッドで寝るのがアタリマエという。そんな習慣がない日本人はダブルベッドに1人づつとなり、1部屋いくらという料金体制から値引き交渉となるわけで《2食付き3500元を3200元にする》ことでメデタク合意。
▽荷物を置いて付近をしばし「賞鳥」。日本組はいささかダウンで部屋に引き返し、疲れを知らぬ小生のみ《男2人女5人の台湾組》と地獄泡湯で名物「温泉卵」を待ちつつ「温泉珈琲」を味わい、日・英カタコトで心に染みる本音の交流タイム。お互いの名前と仕事がしっかし了解し合えたのデシタ!
▲盛大な夕餉が果て跡片付けを終えた《係員が帰った》と思ったら、テーブルにピンクのシートが広げられ電熱器!が登場。ポットが懸けられ、手際良くパイナップルが切り分けられ山盛りに。ビワ、台湾リンゴ、ツマミ各種、手品のようにゾロゾロとホテルの皿に!最高級というお茶が振舞われ、誰もいない!レストランで、いつ果てるとも知れない大歓声の宴会が深夜まで続いたのでした。う~む、いやはや!(*現地メンバーがいるとナンデモありに!)
◆3月28日 64.教師の休日・台湾総統選の巻 《第四天》
〔道の終点には近代的な宿と温泉プールがテラス状に広がっていた!まさに桃源郷!!〕
◇3月22日・星期一(月曜日) 起床5時45分。今朝も鳥の声で目が覚めた。 連日の乾杯続きで持病の腎臓結石が悪化し、昨夜は晩餐もソコソコに部屋に戻った同室の八田教授も、ゴソゴソ小生が立てる音で目を覚まし、拝見すると顔色も調子もよさそうで、ホッと一息。
▽では、と顔が揃った仲間4人で、早朝「賞鳥」に源泉《第一煮蛋池》まで早足で往復。滞在時間を入れて小半時。沢音が激しく鳥の声が聞こえず、ではと今度は反対側、下流の山の方へ。広場で太極拳を試みていた30人近い地元住民グループと挨拶を交わし、しばし付近で「賞鳥」活動。
▽ここでジェームスと残りメンバーが合流。総勢8人で広場横の「地熱煮蛋池」で温泉卵にチャレンジ。「日本とおんなじ!」という声に、ジェームズが「そりゃ、そう。日本統治の名残りなんだから」むむむ・・なるほど!
▽思わずありったけの英語を総動員して「霧社事件」や「蛮社の獄」「高砂族迫害」「強制徴兵」「従軍慰安婦」などなど…戦前の台湾総督府や日本軍が加えた迫害、悪行の数々を、戦後をのうのうと生きてきた《ヨッパライおじさん》ながら、心からジェームスに謝罪したのデシタ。…いまさら謝まっても手遅れナンだけど…ほんとゴメンね~!
▽《秘境温泉⇒》という道標に斜度35度近い急坂をつんのめるようにして登り奥地へ。なだらかな高原から見渡す山々の斜面に天まで届く段々畑が広がり、道の終点には近代的な宿と温泉プールがテラス状に広がっていた!まさに桃源郷!この散策中見かけた「秘境温泉」ならぬ「秘密温泉」。標高1300mにある地元向けの温泉だ。「秘境」と違って「秘密」の方はかなり開けている。台湾では温泉に入るとき男女とも水着を着て入る。
▽モチロン、マニアックすぎて今回まであえて名前を挙げなかった台湾固有の鳥もバッチシ!!とーぜん日本では見られない鳥が多いうえ、日本より間近で鳥を見ることができる。台湾2度目のXさんや、過去25年以上、数え切れないほどきたという森島さんはさすが目ざとく、見つけるやいなやたちまち名前がでてくる。目もハゲかけている!小生などは《視野に入れ姿を見るのが精一杯》で、すぐ名前もどっかにいってしまう。帰国後の【鳥合わせ(見た鳥の報告)】で、図鑑でチエックして思い出そうというレベル。
▽もともと、ヒト(特にオトナ)の名前を覚えるのが大の苦手だったのだが、ダイスキなはずの鳥の名前さえ、もう頭に入らなくなったとは!あ~あ、歳はとりたくないなー。昔から、たくさん見ようとか種類を増やそうなんてあまりなく、鳥がいる自然、野生の生き物とそこに暮らす人間がスキなんであって《森や川や湖を控えた》里山のような《人と自然が密接に向き合って生きている》トコロ、まあハッキリいうと【田舎】デスね。そこをぶらぶら歩き、出会った人なんかに声をかけて、話しを聞いたりしゃべったりするのがダイスキ、ただそれだけのことで・・。
▽さてゆっくりし過ぎて、ホテルに戻ったのは出発予定時間さえ過ぎた8時32分。
急いで朝食を済ませ、有名観光地「日月潭」へ向かう車中での総統選を巡るジェームスとの会話:
『よかったなージェームス。ほんと一時は抜かれるかと思ったョ。凄い接戦だったよなー』
「ウン、見て、コレ」 『わ~新聞広告!オークランドの華字紙なんだ』 「ここに名前が載ってるだろ! ニュージーランド在住の台湾人向けに支援広告を出したんだ!」 『すごいなー、やるもんだなー』
「2月28日にはHand in Handをしたんだよ、台北から500キロも手をつないだんだ!」
『え~っ、まさか、ジェームスってニュージーランドからソレに来たんじゃないんだろうね?』
「モチロン来たさ!オークランドから。南アフリカから来た友達もいたんだョ」……むむむ……
▽『そういえば7、8年前、バスをチャーターして全員喪服で東京へ陳情にいったことがあってさ~、
帰りのバスで【喪主の挨拶】をしていて、これからの活動を3つと勝手に言い出して (1)デモ、
(2)署名活動、そして誰かのコトバに飛びついて決めたのが(3)ヒューマンチエーン《人間の鎖》でさ~、海上の森で2回やったけど、ヘリコプターがブンブン飛んで面白かったなー』…おいおいコラコラ…
「まだまだこれからがタイヘンだけど、もう国へ帰るからあとは静かに落ちつくのを待つよ」 『そっかー』
▽《日月潭》観光はわずか10分。お別れの午餐では乾杯を繰り返し缶ビール1ケースを空に!12時過ぎ一路中正機場へ。高速公路であと40分くらいで、突然加藤さんが【赤のバッグがない】と言い出した。全員!総立ち。中国語、日本語、英語が飛び交い、ケータイが鳴り響く。わおー!結局、現地参加の車に積み替えられてソノままだった!!1カ月くらいで戻るとなってほっと一息。さあいよいよお別れ。最後まで同行した台湾メンバーと握手を繰り返し、再会を約したのでした。
▲搭乗ゲート最後の7人目。え~っ!航空券がナイ!頭が真っ白!全身がすーっと冷えていく!!
声を聞いた仲間の顔が引きつっている。たしかさっき座席番号を見て無造作にポケットへ。と《みやながサンはイマセンか》と外人係員の声!手にはチケットが…。あ~良かった。誰かが拾ってくれたんだ!!かくて酔眼朦朧散人のヨッパライ台湾賞鳥旅行はジ・エンド!めでたし、メデタシ!?
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