海上の森原人回顧録 ぱーと6  
       
   04年3月以降《市民活動文書・メール&寺子屋事情から再録・転載》

 
 ◆森を守る活動報告「海上の森くらぶ通信」04年5月号から05年7月まで
 
          

 ★第103回:「喫煙常習中学生/風俗嬢!/塾がはやらないワケ/中日誤報・最終章」

☆【海上の森くらぶ通信】 2004年5月1日発行:136号&部活と痴漢のカンケイ?
  ◎活動予定:5月22日(土)9時〜海上の森野鳥の会:定例・第4土曜日探鳥会!
  ◎行事予定:6月第二(土・日) くるみ島キャンプ(御嶽山・森林限界直下)参加者募集中!


  ◆3月29日(月) 65. スピークアウト・ミーティング 〔自分で中学卒業後の進路について
   《しっかり考えてくるように!》って言ったの、覚えているよな。考えたヒト、手を上げて!〕

  ▼『2時間目は今後の進路について恒例の【スピークアウト・ミーティング】をやるぞ!』
  「えーっ、なにー、そのスピークなんとかっていうの?センセー!」 
  『え〜っと、こないだいったよな!先生が台湾に行っている間、一日、塾を休みにするけど【休みにした日】に
  《塾の時間分》自分で中学卒業後の進路について《しっかり考えてくるように!》って。覚えているよな!・・・
   で、考えたヒト、手を上げて!え〜っ、みんな考えたのか!!ホントか???凄いな〜』


  ▼『で、今日はその考えたコトをみんなの前で発表する!ちゃんと自分で決めたコトをネ』
    「だけど、恥ずかしいなー、ちょっと。まだハッキリいえないこともあるし……
 
  『いいんだ、言えるコトまでで。だけど言った以上ミンナに約束したことになるんだよ。質問は全員おんなじ。
  まず
@就職か進学か?A進学なら高校か専門学校か?B公立か私立?C推薦かそれとも一般受験か?
       まあ、ほかにあればナンでも。で、まずAから』
   「センセーおれさー大学まで行きたいんだ。でさー公立の工業で情報技術に行きたいんだけど
    今の内申でどうなんかなー、本当は近いから愛工がいいんだけど、親もそういうし」
   『そうだなー、3学期の内申だと市工芸がちょうどくらいで、愛工はちょっと足りないかな。
  地元だから内申がかなり重視されるんだ。本番一発勝負じゃなくて普段しっかりやらないとダメなんだ。
  どうだ、あと少しがんばって内申あげられるか?それと大学のことは入ったあと、また考えような』
    「うん、がんばって2をなくしたい。社会と国語が好きだから、なんとかする」
       『よし!約束だぞ、次ぎっ!B』


  ▼「せんせー、オレもうむっちゃくちゃ。態度点ゼンブC。かーさんが爆発して塾と学校以外、
 外出禁止になっちゃった。もーどこでもいいよ、公立なら。私立はダメっていわれてるしー」
 『オマエな〜、どこでもイイっていうけど、オマエに来られた学校が迷惑なの。胸に手を当てて考えてみろ。
 教科書、問題集、筆記用具、何度言ってもマトモに持ってこれん!カバンの中はゴミ箱だし、字は汚いし
 ノートなんか見たら目を消毒せないかん!あやしい本やビデオにバンバン金を注ぎこんで
 頭はパンクしそうだし、ウソはつき放題、約束は守らん!いつか先生のハゲをうつしてヤル!!』

  ▼「センセーそこまでいわんでも。学校で寝てたり、ぜんぜん聞いてないのは認めるけどー」
  「センセーBさー《13歳のハローワーク》買ってきてサー【アッチのことに興味あるひと】ってので
    アダルトビデオの男優がいいって言ってたよ。そんなんカンタンになれるワケないよネ」
  『オマエな〜、ナニ考えてんだ!アホか。もうちょっと現実的なコト考えられんのか、ったくもー』
  「やらしーBのすけべ」とE子。

 ▼「冗談で言っただけ!もう、Aなんかには貸してやらんからな!」
  「けどさー、いっつも兄貴と比べられて《親戚中の恥、身内のゴミ》っていわれちゃって、やんなちゃうよ。
 高校で学年10番、内申が44もあったんだよ、兄貴、とーぜんクラス1番でサー」
 『オマエの兄貴も来てたし、母さんから聞いたから知ってる。だからちゃんと言っておいた!
  兄弟でもマッタク違う!!ハッキリいってオマエは勉強には向いてナイ。だけどめげないし、神経は図太いし 
 明るいし営業に向いている。悪いことさえしなければ普通に生きていける。ただ常識だけは身につけないかん。
 態度や提出物にだけは注意して、とにかく1をなくす!でなければ就職だ』

 ▼『Cはどうかな』 「公立の普通科で、大学までいきたい。もらえれば推薦がいいんだけどな」
  『うん今のペースで大丈夫。北高を目標に苦手な社会をなんとかしよう!次ぎD子』
  「勉強は苦手だから普通科はイヤ。どっかの公立の商業でそれから看護学校にいきたい」
  『そっかーお母さん看護士だったよな。まあ今の成績を少しがんばって上げて総合学科ができる西陵がいいな』

  「ウン、兄ちゃんもいってた。先生のいう通りやって、一流企業に行けたって」
  『そうだよな、高卒でテレビコマーシャルやってる会社へ就職できたもんな、Sは!・・・で、E子は?』
  「行きたい専門学校があるから、高校は勉強が楽でバイトができるトコがいいな。資金を稼ぎたいんだ。
  どんなって?ええーっと、洋菓子の勉強がしたい!だから常識さえ身につけばドコでも」 『まあ問題はないな』

 ▼『Fはどうなんだ』 「野球でセレクションを受けて東邦へ行く」
  『おととしはHがバレーボールの中学全県選抜レギュラーで推薦もらって、
 今年は野球で【イチロー選手】の名電へKが行ったけど』(注:Kは甲子園に2度レギュラー出場した)
  「うん、ふたりとも先輩で知ってる」「うちの近所だもん、K先輩!」

  『だけど、必ずセレクションに受かるとは限らないから勉強もキチンとやること!』

 ▲『先生も約束する!できることはなんでもやってやる!!ただし、人生を決めるのは、
   みんな自身なんだぞ、先生にできるのはそのお手伝いだけ、いいな!』

 4月1日(木) 66. ヘビー・スモーカー
 〔
あっ▽だろ、アイツ毎日20本で、月に600本は吸うっていってたよなー歯が真っ黒なんだよ〕 

 ▼『コラ〜、A、なんだ、オマエ、タバコ臭いぞ!またすってきたな!このドあほ!』
 「えーっ、どうしてそんなんわかるの、センセー」
 『先生は無断で、横で吸われると《殴りたくなるくらい》タバコがだいっ嫌いだからわかるのっ!』
 「それがさー、聞いてよ、センセー、来る前にマック(マグドナルド)に寄ったら◇◇がいてさー、
  席で堂々とタバコ吸っててサー、眼があっちゃったから、つい寄ってって隣りに座っちゃったんだ」
 『誰なんだその◇◇ってのは?制服じゃなかったのか。店で注意されなかったのか?』
 「うん、おんなじクラスのヤツでさー、もうどこでも、いつでも吸ってるやつでさー、
 きてたお客も、みんなチラチラ見てたみたいだけど、しらんふりしてた」
 『そんなんに寄ってくからダメなんだっ・・ていっても《同級生でワケありのヤツ》じゃあ〜ムリか?そうだなー』

 ▼「うん、そんでさーケムリをぷかーって吹きかけられてオマエも吸えっていわれて、つい」
  『しょ〜がないなー、でも1本でやめなくちゃ。どうせ何本か吸ったんだろ、調子こいて』
  「中3になるからもう止めたんだよ、ほんとだよ、センセー。今日だって味が苦かったもん」
  『ま〜、信用しとこー。Bも一緒にいたんじゃないのか、そんとき』

  「センセー、オレ、ぜん息だから、すったら死んじゃうよー、だから離れて座ってた」 
  「センセー◇◇なんか指や歯が黄色いくらいだけど、もっとヒドイ中毒みたいのがいるよ」
  「あっ◯◯だろ、アイツ毎日20本で月に600本は吸うっていってたよなー。歯が真っ黒なんだよ」
 『えーっ、そんなヘビースモーカーのヤツがいるのか?』
 「うん、学校でも先生の前で平気で吸ってるよ。隠れてトイレや校舎の裏で吸われると
  前にもボヤがあって、危ないので、みてても知らん振りなんだよ、アイツなんか!他のにはうるさいんだけど

 ▼『ほかのにって、まだ吸ってるのがいるのか?』
 「昼休みや部活のときなんかに《こそっと吸ってる》のは5、6人だけど、バローやゲーセンで
 溜まって吸ってるのは20人くらい知ってるから、学年ゼンブで30人くらいかなー、女もいれて・・・」 
 『え〜っ、そんなにいるのか?学年180人くらいだったろ、オマエの学校』「うん、そうだよ」
 「だって、夜、店で買うのはヤバイけど、昼間だったら自販機もあるしドコでも買えるし
 『まあ、そりゃーそうだわな。自販機なんかカネさえ入れれば、いくらでもでてくるからなー』
 「◯◯なんかもう、家公認でさー、親がもうあきらめてんじゃないのかなー」 
 「どーなってんだろなー、あいつが寄ってくると臭くて気持ちが悪くなるくらいだけどなー」
 『まあ、親が黙認してるんじゃあ、他人がどういっても仕方がないけど、可哀相だなー』

 ▼「可哀相っていうと◯◯なんかほんとカワイソーなんだよ。アイツんちってめっちゃ貧乏で、
 兄さんなんか頭よかったけど高校いけなくて、アイツもカネがないって昼メシなんか学食のチョコパン1個。
 で、しょっちゅうだまって誰かの弁当食っちゃってさー、揉めてんだよ、証拠ないもんでさー」
 『それも困るな〜、学校が何かできることあるハズなんだけどなー、生活保護法ってのもあって
 「んなん、やるわけないじゃん。面倒なだけだし、知らんふりして、ほかってくだけ、センコーなんか、みんな」
 「なんかさー、事件を起こしたり、オオゴトになって新聞に載ったリしなければいいのさ」

 ▼「☆☆なんかさー【こんなんアホばっかしのできん生徒が集まってる】中学は長いこと教師やってて
 初めてってハッキリいうもんねー。アホとかバカとかいうけど、好きで《やってんじゃナイ》っつーの」
 『まあ数学とか英語ができんからバカってそのセンセーはいってるみたいだけど《ちゃんと聞いて》
 《やることやって》わからない子もいるわけで、そういうのは【生まれつきで】しょーがないんだ。
 それにいい加減で、授業なんか聞かなくて、勉強しなくて、ほかごとの注意ばっかしで、チョー手の
 かかる子もいて、この中にもいるケド!そんなんをゼンブひっくるめて教えるのが教師なんだけど
 《それがわからないニンゲン》が教師になっちゃってるから困るんだ』 

 ▲『オトナをみればわかるけど、なんで警察なんかあると思う?世の中ってほんといろんなオトナがいてさー、
 そいつらみんな昔は子供だったんだ。だからこの先、そんな連中の中でも、ちゃんと生きていけるように
 いいコト、悪いこと、どうしようもないコトだって《ときにはある!》ってコトを教えるのが教師だと思うんだけど』
 生徒のいってることがゼンブ本当とは思えないが【火のないトコロに煙りは立たず】で
 《勉強ができるだけの子供が》教師になると、ヤレヤレ、とほほです、ネ。

  4月2日(金) 67. はやらないワケ?!
 
「センセー、どーしてうちの塾、こんなん生徒少なくて、はやらないの?」
 『どうしてだと思う?ミンナ〜! みんなは、どうしてこの塾のこと知ったのかな〜』


 ▼3月29日新学期を前にした《春休み小学生合同クラス》での会話。
  「センセー、どーしてうちの塾、こんなん生徒少なくて、はやらないの?」

 「そんなん宣伝しないからだよ!チラシばんばんいれて電話して、テレビコマーシャルして」
 「なにいってんのーそんなカネ、せんせーにあるわけないじゃん!」オイオイ、むぐぐ
  『どうしてだと思う? ミンナ! みんなはどうしてこの塾のこと知ったのかなー』
 「うちはお兄ちゃんがきてた」 「うちはお姉ちゃんが来てる」 「母さんが昔きてたって
 「隣りの子がきててそれでイイってきいて、きてホントよかった」アリガトありがとネ、うん 

 ▼『いま、このクラス全員、兄弟か近所の紹介できた子ばっかしだよネ。チラシとかじゃなくて
  ウチは前からほとんどクチコミばっかしでさ〜、ただ、ここ4、5年あんまり集まりが悪いんで、
 年に1、2度チラシをいれてきたんだけど効果がなくてネー。子供の数が減ってきたのが一番で、
 あとは、ガリガリの受験塾じゃあないからだろうな、生徒が集まらないのはきっとうん、たぶん』
 「かあさんがいってたけど宿題ださないし、月例テストもない、特訓も中1、中2は夏だけ自由参加で、
 全員受けるのは中3の夏と冬だけだって……だけど、キチンと教えてくれるからいいって……
 「だって、うちの一番上なんかさー、毎月カネを払うテストがあって、中1からゼーンブ特訓受けて、
 カネは通帳からどんどん引かれて、そんで結局いけたのは工業高校で、失敗したっていってた」

 ▼『個人の資質って、生まれつきの能力があって、それをちゃんとみてあげなかったからだろうな。
 やたら時間とカネをかけてムリヤリ覚えさせればいいってワケじゃないんだ、ホントのところネ』
 「やっぱテレビでやってる塾とか、建物が立派でチラシがいっぱい入ってくる塾にみんないっちゃうもんねー。
 うちのクラスでも、名進研とか野田塾とか公文にダイタイみんなもういってるもんな」
 『そうだよねー、入塾テストで学力別に分けて、どんどんしごいて詰めこんで【能力も気力もあって】
 おカネもだせるという家の子だったら、そこで少しでもイイ学校を目指せばいいんだろうけどネ』
 「うちの塾もできる子ばっかし集めればいいじゃん。月謝もがっぽりとってサー」
 『そんなんだったら、この塾に入れたと思うか?通知表を思い出してみろ、どうだ』
 「うーん」 「そうだよね、この塾誰でも入れるもんね。試験なんかないし、きたらその日からだもんね」
 『イチオー通知表に1がないコトって言ってんだけど、兄弟や友達っていうと断れなくてね』

 ▼『知ってると思うケド、うちの中学クラスはいっつも1学年《ダイタイ多くて7、8人》でさ〜、
 去年の卒業生なんか8人中4人が登校拒否で……最近は不登校っていうんだけど、そんな子たちが
 ゼンゼン休まず来たんだよ。で、1人トップクラスの子がいて「どうしてオマエ! あんなデキンタレの塾へ
 行ってんだ」って【塾の名前をいうたび】に言われるっていってた。先生からみるとよっぽどマトモで純粋な子
 ばっかしだったのにネ〜。そのせいじゃないと思うけど、その兄弟も、次ぎの学年も来なくてさー、
 中1なんか1年間ずーっと生徒2人っきりでシンドかった。けどまあピンピン元気で生きてこれたからイイケドね』

 ▼「どうして、弟や妹がこないの、そんなにしてあげたのに!」
 『よくあるんだけど、一生懸命教えて成績があがるとさ〜、お蔭でよくなったからフツーの塾へ替わりますって
 のがいるんだ。ウチだってきちんとできるんだけど、そういう世の中なんだ。それによそで断られて行くとこなくて
 来たから《下は》普通?の塾ってなるんだろうな。できん子とか不登校とか問題児が行く塾って思われてるみたいで、
 そうじゃないんだけどネ。若い先生で建物がしゃれてて、そいで友達が行ってるとなると、どうしてもそっちへいって
 しまうんだろうな。それと【ナニがなんでもしごいて上の学校へ】という迫力が先生にナイのが親にはわかるんだな』
 「うち、だれか友達誘ってみる」 「わたしも、もういってるみたいだけど、友達に聞いてみる」

 ▲『心配してくれてアリガトね。まあ、きてくれたみんなには精一杯できるだけのことをするからね。
 だけどのんびり、ゆっくり、あせらず《本人がやる気になるのを待つ》のは変わらないし変えないョ。
 《頭がよくてほっといても勉強する子》とか《ソコソコ能力や気力があって親がおカネを注ぎ込める子》なら
 どんな塾で勉強しても上を目指せるさ。でも、そうじゃない子もいるからネ、世の中って』
  …
かなり負け惜しみの強いおしゃべりデシタ、とほほのほ!

   4月5日(月) 68. 風俗嬢! 『で、きいてもいいかな〜、イマ、なにしてんだ?』
                    「うーん、まっいいか、センセーなら。フーゾク嬢してるの」 

  ▼
4月3日教室近くの桜が満開の公園をケッタで通り抜けようとしたら、いきなり「センセー、こんにちは!」
   正面から来た小生とは《マッタク無縁なはず》のキャピキャピのギャルに声をかけられた。
  茶髪にド派手な化粧、ボディーラインがあらわな衣装、いかにも水商売ふうの女の子だ。

  『えーっとゴメン!誰だっけ?あんまり変わっちゃって、名前を思い出せないんだけど』
  「センセー、☆
よ。塾へきてた。もう忘れちゃったのー」

  ▼『え〜っあの☆?そういえば面影が残ってるけど。またずいぶんハデないでたちだな〜』
  「センセーさー、こないだヒカエ室でテレビみてたら、急にアップで映ってさー、それからずーっとでてたでしょー、
  選挙のときやなんかもよくでてるし、顔がちょっとも変ってないからすぐわかるんだよ。そいでさ【まだやってんだー
  環境とかなんとか】って思って見てたの。そしたらさー、いま前みたら、向こうからこっちへ来るの、センセイじゃん
  で、つい声をかけちゃったんだ」

  『うん、メーテレ(旧名古屋テレビ:テレビ朝日系列)で、おととい(4月1日)の夕方だって?
  先生も知らなかったんだ。何人か《見たよ!》ってメールがきたけどエープリル・フールかなって思ったくらいだョ。
  でさ〜、こんなトコでオジサンとニコニコ話してると【援助交際】と間違われちゃうんじゃないのか?』

  「ナニいってんの、ケッタのオジサンなんかとエンコーする子なんかいるワケないじゃん」
  『そりゃあそうだけど、まさか、まだ援助交際してんじゃナイだろうな、恰好からいって』

  「エンコーなんて高1くらいまで!わたしなんかもうオバンで、そんなんやってらんないの」

  ▼『で、きいてもいいかなー、イマ、なにしてんだ』
  「うーん、まっいいか、センセーなら。フーゾク嬢してるの。岐阜の金津園で去年から・・」 
  
『えーっ!風俗嬢ってあのソープランドのか。金津園っていったら昔から有名だけど
  「せんせー行ったことあるの?金津園。地元じゃあちょっとと思って岐阜にしたんだけど」
  『金津園はいったことはないけど、まあ、オトナの常識でさ〜、うん』

  『でさ〜、お母さんは知ってんの?いまの仕事。お父さんなんかはどうなんだ?』
  「ハッキリ言ってないけど知ってるョ、母さん。父さんは二人目がやーさんで、今のがパチプロでさ
  【オトコなんかみんなドすけべでカネさえくれればイイ】って、いっつもいってるから気にしてないよ。
   わたしさー、センセー、半年で500万貯めたよ。一年で1000万貯めるつもりなんだ。
  2、3年たったら店を開くんだ。どんな店にするかはまだ考えてんだけど、若いうちに稼げるだけ稼ぐんだ!」 


  ▼『稼ぐたって毎日ナニするんだろ、それこそみたことないのや、知らないのと
  「やだー、センセーもそんなん考えるんだ!うん、まあネ、イロイロ。毎週来る70過ぎのジイさんもいるし、
  遅いと酔っ払ってくるのが多くて、ダメなのが多くて、やだー、公園で話すコトじゃないよね。・・・
  主婦だって相手が《1人かそこらのショーバイ》でさー、おんなじ!目つぶって、ガマン、がまん!」
  『うーん、本人が納得してるんだったら、いいようがナイけど。もう、ホカの仕事ができなくなるんとちゃうかな〜、
   カネのことだけでいえば。日ぜにがゾロゾロ入ってくるんだろ、毎日!!』


  ▼「うん、ブランド物を買いまくったり、ホストに入れこんだりで《月に100万以上》使う子もいるよ。
   ヒモに吸い取られてる子もいるけど、ソレでいいみたい。先生がよく言ってたケド、人生いろいろ。
  でもさー、ワタシはしないよ、そんなん。みんな見てきたから。今度名古屋に変わるんだ!お店。
  行きは岐阜駅からタクシーだけど、帰りは名古屋まで契約してても、毎晩8,000円かかってさー、
  半分負担なんだけど。慣れたし、近いから大門に移るんだ。そうだ!センセー、あげよか割引券

  『オイオイ、いっくらなんでもいけるワケないだろ、そんなん。先生もオトコなんだケドさ〜』
  「じょーだん、ジョーダン、やらしー目でみる男ってすぐわかる。違うもん!先生」

  『先生だって好きなんだけどな〜、女の人、相手にされんダケ、うん。で、もういくつになった』
  「はたち、今年成人式だった!」

  ▲『そっか〜、自分で決めたんだろうから、説教はしない。なんにもしてあげられないしネ』
  つい《仕事がんばってネ》といいかけたコトバを呑み込み、『身体だけは壊さないよう自分を大事にね
  というのがやっとの小生。明るく屈託なく「じゃあねー、バイバイ」と彼女はシゴト!にでかけていった。

   ★4月13日() 《中日新聞「鳥虫花」欄様》 以下の件掲載ご配慮ください
  【夏鳥がやってきた森で観察会】 ◎4月24日(土)朝9時 愛環鉄道山口駅集合
  (会費200円・雨天中止・予約不要・昼2時頃解散) ◎野鳥の楽園「海上の森」で
  花や鳥を観察しながらゆっくり歩きます。子ども、お年寄り大歓迎。弁当・飲み物持参・あれば図鑑・双眼鏡も 
  《海上の森野鳥の会》宮永(付記:3月は掲載して頂けませんでしたが、なにとぞ今月はヨロシクお願いします)

    4月15日(木) 69. クラブ活動?!
 「サッカー部っていい加減なんだよ、先生がいないと、いっつも!今日だってさー、もうめちゃくちゃ」
  4月13日。新学期が始まって1週間。中2クラスでの休憩時間の会話。
  「センセー、今日さー身体検査あってさー、背が5pも伸びてたよ!よかったー」
  「いいなー、ワタシなんか1.5pしか伸びなかった。もうとまっちゃうのかなー」
   『まだまだダイジョウブ、これから伸びるさ。先生なんか、大学に入って13pも伸びたんだよ』
  「やっぱ運動して身体を動かさなくちゃね。オレなんか、サッカーで鍛えてるもんな!」

  「そうそう、今日、部活の登録申し込みだったよね。テニス部なんか50人超えたんだョ」
  
『そういえば、A子は生徒会で会計やってたけど、部活がどうとか言ってたよね?』

  「うん、部活に専念したいから2年は生徒会やめたの。書記とか副会長とか言われたけど」
   『そっかー、テニス部だったな。3年になったら1学期で引退だから、今しかないもんなー』
  「うん、生徒会は休んで、今年は勉強と部活に力を入れる積もり。ちょっと手を抜いたから。
   だけどサッカー部っていい加減なんだよ、先生がいないと、いっつも!今日だってさーもうめちゃくちゃ」

  ▼『えーっ、いったいナニしてたんだ。Bはサッカー部だから、いっしょにしてたんだろ?』
   「ちゃうよーオレはしてなかったよ。それがさー☆☆たちがさー、ふざけてシュートごっこしてたんだ。
    ミスると一枚ずつ服を脱いでいくんだ。オレなんか、そんなんアホらしくてやらなかったんだョ」
   『ふ〜、よーするに野球拳みたいなヤツだな。負けたらどんどん脱いでいくんだろ』
   「うん、でさー、
◆◆がドジなやつでさー、どんどん負けていいなりに脱いでってさー、
    アイツほんとヘンなヤツでさー、最後にパンツ1枚だけになっちゃってさー。そいで30秒だけって
    もろすっぽんぽんになって、みんなに平気で見せてたんだよ、アソコまるだしにして
   「センセー、テニス部の女子が隣りで練習してて
みんな見てたんだよはずかしー」
   「アイツ、そんなん見られてもゼンゼン恥ずかしくないって、どっかヘンだよなー」
   『困ったヤツだな〜、そんなんがオトナになると春先なんかにヘンなことして捕まるんだ。
    ワイセツ物陳列罪とかいって、しょ〜がないよなー、そういうのが痴漢になったりして』

  ▼「そうそう有名な大学の先生がスカート覗きで捕まったってニュースでやってたよ、夕方」
   「あんなんアホだよ、普通に階段上がってたらいっくらでも見えるのに」・・・オイオイ何いってんだ・・・
   「学校の階段なんか見放題でさー、みたってしょーがないのに、あんなんドコがいいんだろ。
    きいたハナシだけどわざわざ見せたくて
かわいいのをはいてるのが結構いるんだって」
   『う〜ん、まあ
やったら短いのをはいているのには「ソレを承知の上という子もいる」みたいだからね。
    そんなんに引っかかってガマンできない大学教師ってのもナサケナイけどね』
   「なんで、そんなんしちゃうんだろう。バレたらタイヘンな騒ぎになっちゃうのに」

  ▼『友達に女子大の先生してるのが何人かいてさー、特にこれから夏になると、目のやり場に困るような
   服装のコが多くて、そうじゃないのに、つい目に入って見えたりしたのに《裾を押さえたり、胸元を隠したり》
   痴漢あつかいみたいにヤな目で見られたりして、ホント迷惑だっていってたな〜』
   「捕まると刑務所なんかにいれられるの?そういうノゾキなんかでも」
   『電車なんかで触る痴漢と違って、手鏡で覗くのは迷惑防止条令違反つって一番軽いセコイやつで、
   罰金で済むんじゃないかな。【ついむらむらしてやってしまいました。スケベな自分を多いに反省し、
   もう二度としません】って記者会見で謝罪すれば《しょーがないネー、このどスケベ、もうやったらダメだよ、
   あんた。めっ!》でオシマイ。《お笑い芸人なら半年で復帰できる》そんなモン。ただ癖になってもっと進むと
   風呂を覗いたり、アソコを見せたりするヘンタイになっちゃうんだろうな』

  ▲『まあ有名人で教授だったからオオゴトになったみたいだけど【そんなのが見えても】ヘンな気持ちを
   コントロールできるよう、勉強ばっかしてないで【気持ちを上手に発散できるように】世の中のいろんなコトを
   体験してこなかったんだろうな、きっと。そういうのを社会勉強っていうんだけどネ』
   「ってことは、勉強ばっかしてないオレたちなんかいいよね」
   『まるっきしシナイってのも問題なの!』 さ〜て、じき学校の授業が始まるから今日は予習をするぞ。 

  ★04年4月17日(土)1時半〜3時半【イラク撤兵呼びかけ街宣】名古屋三越ライオン像前
   ◎ピースアクション主催:イラクからの自衛隊撤兵を呼び掛ける街頭活動に参加した。
  (*注:偶然先日、17年7月22日:ラブ&ピースアクション主催【イマジン集会】栄・もちの木広場に参加、
  当時からの平和・反戦・貧困・労働問題などの市民運動メンバーが5人も健在だった!)サクラの季節も終わり、
  ツツジがここぞと咲き始めたナゴヤの一等地、三越前で署名活動。不景気なんて微塵も感じられない!
  ありとあらゆるファションの、派手で豊かで無関心!自分たちだけの世界に浸りきった老若男女の群れ!
  ほとんどの通行人がヒトのことなんか知ったこっちゃない。イラクとか自衛隊、人質関係ないマッタク無視の対応。

  ▼そりゃ〜そーだろうな。せっかくの土曜日、デートや買い物、遊びに出た「気休め、楽しみ」の時間。
  《ややこしいことなんか聞きたくナイ!》ってのは、まあいつものコト、だけど・・・。
  それにしても日本人の顔って、無国籍っていうか「無機質で個性のないロボットみたい」のがホント増えたな〜。
  2時間近くチラシを配って正直な感想だ。感情がゼンゼンか感じられない。
   あ〜あ、のっぺらぼうでこぎれいに   着飾った人形の群れ!やだやだ、都会は・・・やれやれ!

   ◆4月18日(日) 【カスミ網バスターズ 誤報抗議・番外終章 】
  
鳥インフルエンザ騒動が風化し始め、バスターズについて再取材された記事が『中日新聞』に載った。

  ☆大都会の民家がギッシリ立ち並ぶ下町にも目を凝らせば季節は違えず巡ってきている。
  近くの店先でツバメの巣造りが始まった8日、幼稚園入園式。両親揃って記念写真。
  燕尾服を思い浮かべ頬が緩む。平和だな〜、日本は!ところがそ の夜《市民記者仲間を含む》日本人3人が
  誘拐された。1週間たってやっと開放で喜びも束の間!更に2名不明というニュース。あーあ!

  ▽2月末に《われわれの活動に対し誤解を招く記事が中日新聞に掲載され》抗議した結果、取材を受けたが
   例の《鳥インフルエンザ》騒動が勃発し、現地取材の翌日に問題の中心人物「浅田農産の会長夫妻」が
   自殺したりして、とてもじゃないが《野鳥を守ろう》なんて記事を【掲載できる雰囲気じゃなくなった】ようで、
   約束の日には載らず、そのままになっていたのが3月28日にやっと記事化された。
                   
  ▽犯人の《決定的証拠》なんてあるわけナイが、まあ渡り鳥からうつされたのだろうと《野鳥すべて》が
  バイキンの「かたまり」みたいにされ、ウイルスをうつされた鶏も被害者?なんとか隠して済まそうとしたが
  《マスコミによってたかって追い詰めれ自死するしかなかった》経営者や、ウソで塗り固めた言い訳も
  《逮捕で白日の元にさらされた》社長など関係者も、その立場になれば誰だってそうしたかも知れない??
  みんな運が悪かった。気の毒だけどしょーがないで、一件落着!!??

  ▽次々起きる事件やイラクのテロで、鳥インフルエンザ騒動が《記憶から遠ざかり風化し始めた》そんな庶民の
   ヒトゴト感覚の「健忘症」を見据えて記事にしたのかな?というのが正直な感想だ。日曜・尾張版の記事は
   写真付きB4サイズで、横一列の大見出しが【かすみ網猟・遠い撲滅】、右端中見出し【瀬戸で活動の市民団体】
   写真脇に【ツグミ根強い人気】その下に太字で【山奥探し網撤去】の中見出しという校正。抜粋を転載すると

      《中日朝刊〔特報館〕欄掲載》
  ◎ツグミやシロハラなど冬の渡り鳥を捕獲するかすみ網による密猟が後を絶たない。
  この冬県内で六人が県警に摘発された。現実には表に出ていないだけでもっと多くの密猟者がいることは
  間違いない。かすみ網を撲滅しようと活動する市民グループを通じてかすみ網猟の実態を探った。
  「すごい山奥でしょ。密猟者も、人目に付かない場所を選んでいますからね」カスミ網を探し出し、
  撤去を続けている市民グループ「カスミ網バスターズ」代表の宮永正義さん(57)=名古屋市西区=は
  鳥屋場(とやば)と呼ばれる密猟場所を指さして言った。(中略)

  ◎十一月初旬、日本野鳥の会県支部保護部に協力してもらい、県警は瀬戸市内の鳥屋場で密猟者の
  摘発をもくろんだ。しかし、グループが直前にかすみ網を撤去したため、空振りに。県警のある捜査員は
  「自然保護の気持ちは分かるけど、犯人を捕まえないと、密猟はなくならない」とほぞをかんだ。
  野鳥の会保護部の会員も「鳥屋場を見つけたら、警察に通報すべきだ」と話す。

  ◎バスターズの考え方は違う。「警察の摘発には時間がかかる。待っていては多くの鳥が犠牲になる。
  私たちは、だから活動している」野鳥保護の観点から、かすみ網は鳥獣保護法で、使用だけでなく、所持、
  販売も禁止されている。法に反してまで密猟をするのは、需要があるからだ。特に、ツグミは一匹千円以上で
  闇取引されているという。(中略) ◎宮永さんは「もし野鳥を食べることが伝統文化だというなら、
  捕鯨のように表に出て法改正の署名運動でもすべきだ。陰でこそこそやるのはひきょうだ」と訴える。(以上)

  ☆報道に際し、当事者が対立する関係にある問題については、双方に取材して言い分を聞き、双方の見解を
  過不足なく伝え、読者がそれを元に【コトの理非について判断できる材料を提供する】までがマスコミの役割であり
  筋であるはず。マスコミは裁判官ではないのだから、一方的に断罪するのは許されることではない。
  特に【公人である役所や警察】と【私人である民間人】の行動や見解が異なり対立した場合、
  公の見解を認めた報道をされると、民間人が《それを訂正させ失った名誉を回復する》のは容易ではなく、
  ほぼ不可能に近いといって過言でないのが現状である。

  ◇今回はたまたま後追い記事で、ある程度は挽回できたが運が良かったというしかない。
  いずれにせよ目の前で次々と網にかかる鳥を放置し、発見から2、3日後に捕まえるという警察の対応に
  ガマンできんから、自主的に撤去してるダケで、バスターズの活動はこの冬も続くのである!!

 ★4月20日(火) 【フィンランド人留学生から万博関連インタビューを受ける】 西区自宅
  ▽午前11時半、地下鉄鶴舞線・庄内通り駅1番出口・ミスタードーナッツ前で待ち合わせ。
  時間になっても来ないので、公衆電話から携帯にかけようとしたらカード専用でペケ。
  う〜んやっぱ携帯がいるのかな〜と思いつつ振り返ったら、そこに外人女性の姿。ケッタで迎えにでたので、
  自宅まで自己紹介を受けつつ、のんびり並んで歩く。 ▽ヘルシンキ大学で2年半日本語を勉強し、その後
  9ヶ月間、中京大学に留学して帰国。今回は3ヶ月の予定で「環境と市民運動の関わり」を調査し修士論文を
  書くという。小生を青山己織さんから紹介されたとのこと。日本語はかなり達者で会話には問題なし。
  あと1週間で帰国する予定で、加藤徳太郎、影山 健の両氏に会ったということだった。

  △外国人留学生から、万博関連で研究対象として取材を受けるのはたしか3人目だった。
  最初はドイツのデュイスブルグの女子大生、次は韓国から中京大学への留学生だった。
  ほぼ2時間、話しを録音し、次の約束に向かう彼女をまたケッタで駅まで送り別れた。
    (往復の超個人的な身の上ばなしなどまさに一期一会の縁)

 ★
4月24日(土)朝9時:愛環山口駅前 【海上の森定例観察会】 参加15名
  中日新聞の行事案内がいつも直前の水曜日朝刊掲載で、しかもゴールデンウィーク間近とあって、
  ほぼいつものレギュラーのみというメンバーで和気藹々と出発。でもちょっと少なすぎるかなという気も・・・。

  ◇愛環のガードをくぐり、アザラシ像のある民家を右折、またガードをくぐり人道橋で山口川を渡り、
  左岸沿いに屋戸橋まで。銭屋鉱産跡地手前から「土砂採取場跡地の原野」を横切り、急斜面の崖を上り、
  モンゴリナラや石積墓室跡を横目に三角点へ。見晴らしを楽しみつつ休憩。

  ◇四ツ沢から裏ルートを進みロープを頼りに堰堤横に登り大正池へ。ここでようやくオオルリの声と姿を確認。
   キビタキのさえずりも・・・。絶好のバードウオッチング日和。大正池でお昼。その後海上集落を抜け、
   銭屋跡地で鳥合せ。

  ◇今日確認できたのは25種。時間的に遅いのと、季節の境目で若干すくないかなという印象だった。
   四軒屋で森島さんと別れ、西区帰着4時過ぎ。25日は5人で段戸裏山を散策。連日の鳥見でした。
 

 ★4月29日()10時山口駅集合【八田氏主催・ギフチョウ卵調査】参加19名(学生12名)
  ◇広久手《赤池奥》と《愛工大へ抜ける山道》の二手に分かれ、万博「海上の森会場」の周辺を調査。
  万博で知名度が上がり、開発でゼンブなくなるという予見からマニアが入り込み、徹底的に乱獲されたようで、
  どこもかしこも新しい葉がやっとでてきたという様子だった。小生は赤池奥を担当し、学生7・社会人3のチームを
  指揮して調べたが13個、9個とわずか確認二ヶ所のみ。八田班も同様だったとのこと。

  ◇名東区⇒山口駅⇒西区とケッタで快走。夕方6時からオシゴト。まったく疲れず快適な1日だった。
    (ギフチョウ生息地壊滅を確認、あ〜あ)


   ◆4月30日(金) 70. 今更ながら人質事件!?
  〔イラクで誘拐事件が発生したとき、平均的中学生である塾生たちに意見を聞いてみた〕

  ▼『テレビで見たと思うけど、日本人が3人、イラクで人質になったみたいだけど、どう思う?』
  「あのさー、あんなんアホだよ。バカだよ。危ないっていわれてるのに行ったんだろ!」
  「なんであんな戦争やってる国へ、わざわざ行ったんだろうな。なんもカネにならんのに!」
   『おいおい、いきなり、そんな意見なのか?ちょっとそれでは気の毒過ぎると思うケドな〜』
  「だって母さんが《ヒトのコトに命懸けてそんだけできるなんて、よっぽど余裕があって生活に心配ない人で》
   勝手に好きで行ったんだから仕方ない、まあ運が悪かったんだね」って言ってた。」」

  「うちでも《なんで高いカネかけて外国までいってボランティアするのか、ゼンゼンわからん。
  ほかにすることナイの?自分とこだけでも大変なのに人のことまでヤル余裕なんかナイ》って」
  「そうそう、そんなヒマあったらパートでもっと稼ぐか、そんだけのカネ自分のために使うって」

 ▼『う〜ん、おカネがあるとか余裕があるとかは別にして《損得を天秤にかけての行動》じゃあないと思うけどなー。
   あのヒトたちが今までやってきたり、イラクでやろうとしてたことは。普通(?)のオトナはカネのことを考えて
   行動するんだけど、そうじゃなくて、経済的には不利でも、持ち出しになっても、自分の信念で《困っているひとの
   ためになんかしよう》という人がいるんだ、世の中にはネ。そういう気持ちってのはちょっとワカランだろうーな
   「だってさーボランティアってのが分からん、どっかオカシイんじゃない。世の中カネだけなのに、ようそんなんやる     よなーうちなんかさー、ジイチャンの遺産でもめてさー、裁判で何年もかかって、8人兄弟の末っ子だから、結局
   みんなの半分2500万しか貰えんかったって。親戚はもうそれっきりでさー。うちも親が死んだら、あっちこっち
   土地があるから、もめるだろうなー。オレなんか絶対にヒトのためなんかに金は使わんよ」
 

  ▼『あのなー、もう親が死んだときのことまで考えてんのか、オマエ』
  
「そりゃーうちのクソばばーなんか、遺産でブランドもん買いまくって使い放題でいいもんなー」
  『まあ、貰ったカネをどう使おうと勝手だし、あぶく銭っていって、ついそんな使い方しちゃうんだけどネ、
   うらやましいな〜、先生だったら、もうちょっとホカの使い方できるんだけどなー』オイオイ、こらこら
  すると、今まで黙って聞いていたE子が、「ボランティアしたことがあるんだ、老人ホームで」
   『あっ、お母さんの関係だな、看護師してる』
   
「うん、そう、母さんについてってダケドさー」
  「そいでさー、少しは気持ちが分かるけど、そんな危ないとこ絶対に行かないし行きたくナイ」
  「わたしだったら、オカネもらったってゼッタイに行かない。そんなん死んだらオシマイじゃん」
  「けどさーみんなどうして犯人に文句言わないんだろ!一番悪いのは誘拐したヤツでさー、変だよな」


  ▼『うん、確信犯といって、非難されて《悪かったゴメン》って解放する連中じゃないし、人質の命が
   かかっているから犯人を刺激するようなことはいえないんだ。お金が第一目的じゃナイみたいだしね』
   「それにしても危ないって分かってて《こんなんになったらどうしよう》って考えなかったんかな?」
  『たぶん、自分たちはダイジョウブ、危険な目には遭わないって、ムリヤリ思いこんでたんだろうな、
  甘いっていえばその通りで責任はあるけど、みんな事件が済んでアトから初めて!言えるコトで難しいな』
   あとの2人も解放された23日にまた感想を聞いてみた。「えーっ、もう済んだことでしょ、センセー」。

  ▼先日《環境保護と市民運動》のテーマで修士論文を書くというフィンランド人留学生からインタビューを受けた。
  韓国人、ドイツ人と過去3人目だが「日本のヒヒトはほんとテレビが好きですね」が共通の感想だった。
  まさにその通り。全ての情報がワイドショー化し娯楽化していてドラマか映画もどき
  《国民に迷惑をかけた》なんていうのがいるが【拉致のニュースにCMを挟んでベッカムの不倫事件】
  日替わりで【ダイアナ妃と北朝鮮の《共に事故直後の映像》】
  【拉致被害者に費用を払えとテレビで吠えていた「大臣」が21年間もの国保未納がばれて陳謝】なんて
  垂れ流しの情報を見続けていると、ゼンブ絵空事、ヒトゴト、右から左へ抜けて《国民総不感症》。

  ▲誰も迷惑なんかせず、コトが起きるほどマスコミは潤い、庶民の関心もその都度分散し不満も発散する。
   トニカク偉くなったモンが勝ち!カネと権力にひれ伏す世間を踏み台に政治屋に業界、役人とモウあとは
   好き勝手のし放題。あ〜あ!これが平和大国?日本の現状なのだ!!とほほの……ほ。
    『発信元:海上の森くらぶ・宮永正義』
 《注:◆=当世下町寺子屋事情:ネット新聞JANJAN掲載分》
   

 第104回:「今年の●●状況/住基ネット公判/政調費・活動活発化/オオルリ観察会」
 ☆【海上の森くらぶ★通信】 2004年6月5日発行:137号&イマドキ中学生事情!?
 
◎活動予定:6月12日(土)9時〜地下鉄本郷・丸茂病院前集合:1泊2日宿泊探鳥旅行
 ◇海上の森野鳥の会 〔くるみ島オートキャンプ場(御嶽山七合目)探鳥会〕参加者募集中!

  ◆5月4日(火) 71. 【今年の不良?情況!】 ゴールデンウイークの連休前、
  スポーツ大会などでノンビリとした一日を過ごした夜、休憩時間に《今年の中1の様子》を聞いてみた〕
 
▽名古屋の場合、ゴールデンウイーク5連休のさきがけ「みどりの日」(4月29日)の翌日は、どこの小学校も遠足
  やら校外学習で半ばお休みモード。中学もスポーツ大会などでノンビリとした一日だったようで、その30日の夜、
   休憩時間に《今年の中1の様子》を聞いてみた。

  ▼『もう学校に慣れたと思うけど、今年の中1どうかな?去年はひどかったケド』
 
 「うん、どうって、学校の先生のこと?生徒のこと?部活のこと?」 
 『そっか〜、まず生徒のこと。なんか問題児っていうか不良っぽいのいなかったか?』
 
 「ウンいるよ、何人か、頭が茶色っぽいのとか、染め戻したような色の子とか…… 
 『髪の色だけで不良ってのはナイけど、5、6人かな?まだおとなしくしてんだろうけど
 「ううん、もっといるよ、なんかヘンな目付きのや、ちょっとヤバイのんが!」
 
 「あっ、KYとかTNだろー、ピアスしたり、下に色シャツ平気で着て来るもんな」

 『えーっ、カッターの下に色シャツ着たらダメなんか?そんなん見えないのに……
「うん、白以外は禁止されてんだよ。カッターのボタン外して見えるようにするもんだから……
それにピアスしてくるのもダメ、そいで《学校の中でだけ》は外しているのがいるよ」

 ▼『うーん、校則でダメというのなら仕方がないけど、色シャツやピアスなんか個人の趣味の問題でさ〜、
まあ《家に帰ってから》鼻のてっぺんでもまぶたでも【好きなトコに】ぶら下げればイイし、赤でもピンクでも
ドドメ色でも、好きな色のシャツを着ればいいんであって』
「センセーなにドドメ色って?」
  『あのなー、いいたくないけど犬やネコのうんちのイロなの!』
 「わーばっちー。けどさーダメって言われてもゼンゼン気にしてないみたいだよ」

 『そっか〜、タブンどっちかというと勉強のほうは苦手で、とゆーかハッキリいうとダメでさ〜でもなんか目立ちたい、自分のことを認めさせたいっていう、ちょっと難しい言い方だけど《自己顕示欲》ってのが強い子なんだろうな〜、目立ちたがり屋っていうか、よくテレビの中継なんかでカメラに向かってVサインしたり、おどけたりしてるのがいるだろ、けっこうミンナそんなのがあるんだけど……。それが極端でさ〜《世間的にダメでよくないコト》のほうに向いたりしちゃうんだよな。タバコや酒から始まって万引き、かっぱらい、暴走族なんてネ。不良とかツッパリって
「くくられ怖がられる」と、それがその子の勲章になっちゃったりしてネ!』
 「でも今のところ、なんも大した事件は起こってないよ。今年の中1は……
「ウン、授業中ゼンゼン聞いてないとか、用具なんにも持ってこないっていう程度かなー」
「置き勉(教科書など学校に置きっぱなしにする)なんか普通の子がしてるしー」

 ▼「そうだ!こないだ英語で始まってもゼンゼン教室に入らん連中がいてさー、 
  新任の気の弱い先生で  【お願い!教室に入って】なんていってるからダメで、それっきり出たまま」

 『ホカの先生を呼びにいくとか、怒鳴って叱るとかしなかったのか?』

 「それがさーどんどん時間たって《何したらいいの》って教室のみんなから言われて、あきらめて授業を進めたんだ」
  「あそこでバシッとやっとかんとダメなのになー、もうあの先生なめられてアカンだろうな」
  『う〜ん、どこまでサボれるか試してるとこがあるから、そういうのは最初が肝心だモンなー。まあオトナにもいる
  けど【悪いことでも、楽して儲けて捕まらんければいい】っていう《箸にも棒にもかからん、どうにもならん》のがいて
  まともに話しにならんから困るんだよなー』

  ▼『そいで、その連中、それからアトの英語の授業どうだったんだ?』
 「連休に入っちゃったからなんも」 「帰りの会で担任から注意されたけど笑ってた!ミンナ」
 「今は大したことないけど、このまんま2年、3年ってなってくとトンデモナイことやりそうな連中でさー、
  ゼッタイに近づきたくないから、もう見かけたらよそへいくことにしてんだ」
 『うん、そうだな。まず【ガン飛ばした】なんてインネンつけてくるからな!目が合ったりすると。これからまたいろいろ
  起きそうだな〜。親からして「悪いコト」の基準が常識から飛んでいて【見つからなければいい!バレなければイイ】
  っていう感覚で世渡りしてるのが結構いて、それを見て育ったりしているから、ヤワな神経では負けちゃうんだよな。
  オレオレ詐欺とか督促状詐欺とか《大人でも気が弱いのは絶好の餌食》だもんな〜、気の毒だけど、ウン』

   △子供は『天使なんて綺麗ゴトが通じる世界じゃないんデス、大都会の下町は!やれやれ!ふーっ


 ★5月10日(月)午前11時〜【住基カード差し止め・第5回公判】 名地裁大法廷・傍聴

 ◇西英子さんが市民の会結成以来、事務局として弁護士との交渉や連絡、裁判のたびに原告や支援者に
  「傍聴者 確保のファックス、電話、声掛け」と大車輪で奮闘されている。その努力と根気とエネルギーにはつく
  づく感嘆する ばかり。う〜ん、究極のボランティアだ!小生にも数日前のFAXに続き、前日夜には「ぜひ参加
  してください」と、 留守電まで入っていた。

 ▽地裁へは名東区から直接駆けつけるつもりだったが、9時過ぎに出発、いったん西区に向かい10時20分着。
 汗と雨でビショビショの衣類をぜんぶ替えて、同35分に再びケッタで地裁へ向かったが、ようやく雨があがって、
 名古屋城やその周辺の新緑が実に鮮やかで、気分は爽快そのもの。あ〜あ、裁判さえなければ、もうサイコーの
  気分なんだけどな〜。

 ▽開廷10分前に大法廷正面階段前に到着。いつもの廷吏と顔が会い、どうもどうも!!
 地裁1階ホールに集まってから大法廷に向かう参加者を「引率」した西さんとそこでバッタリ!
 留守電がなかったら「雨だし今日はヤメ」とパスしてしまうところだった。いやはやゴメン!!

 △公判は20分程で終了。杉浦弁護士の解説を聞き昼前に解散。 次回公判は6月28日。相変わらず60代以降
  の熟年の方がほとんどだったが、原告側の傍聴者50名以上の盛況だった。裁判は被告に立証して争う姿勢が
  乏しく、あいまいなまま逃げ切られそうな雰囲気だった。

 ★5月10日(月)午後 【中日新聞「鳥虫花」欄様】連絡が遅くなりましたが以下の件、掲載ご配慮ください。
  『幸せの青い鳥オオルリ探検隊』 ◎5月22日(土)朝9時 愛環山口駅集合。
 (会費200円・雨天中止・予約不要・昼2時頃解散) ◎キビタキ、サンコウチョウなど夏鳥の楽園「海上の森」を
  歩きます。あれば図鑑・双眼鏡、昼食・飲み物持参《海上の森野鳥の会》

  ◆5月13日(木) 【中日新聞瀬戸支局内:高橋健一様】 海上の森くらぶ 宮永正義 拝
  5月12日付け貴紙で、貴兄の署名記事を拝見しました。交通事故死した四国出身の女子大生の両親が
  「原因究明の再調査」を請求した《特別抗告事案》の最終結果に関する報道の「後追い囲み記事」でした。

 ▽亡くなった女子大生の父母による特別抗告が認められ、再捜査されたものの不起訴となったという記事で、
 《一番責任の重い》ハッキリ言って悪い!「警察」を含め、三方一両損となった結末から、ぬぐいがたい灰色度に
 苦しむことになった車輛側の当事者に!目配りを忘れず配慮の上、記事化されたことに最大の敬意を払います。 

 △今後もこの視点を忘れず!積極果敢かつ慎重な取材活動をされるよう祈ってやみません

 ◆5月14日(金) 72. 【今年の進学情況!?】 〔需要があるからチェーン塾がはやるわけで
 教育で食う同じ穴のムジナとしては批判できる立場にない。《過去問を集め》テスト対策を始めようかな?〕 

 
▽「こんにちはー、シャープです」 『あー、いま下りていきます。開いてますから入って下さい』
  リース契約している事務機器の点検が毎月あり、担当者が愛知県の尾張地方に住む「中3の娘」がいる女性だった。
  一番上の子が塾へ行ってなくて、詳しい情報が入らず困っているという話から、ここ一年ほど相談に乗り、それなり
  にアドバイスしてきたのだった。

   『先月見えたときは留守にしてて、カウントチェックをファクスしたきりでしたね。
           それで、娘さんの進学結果はどうなりましたか?志望通りの高校でしたか?』
 
   「それがねー先生、ダメで、結局、第2志望の地元の□□高校になっちゃったんですョ」
  『いいじゃないすか。まあまあの高校だし、1時間も1時間半もかかるとタイヘンですから』
 「そうなんです。歩いて15分ほどで行けるんです。なんかかえってよかったみたいですョ」 
  『チャリ通はダメというくらい近いですねー』 「それが、やっと、最近許可がおりたんです」

  ▽『けど、成績が上向きに良くなってきたって暮れにおっしゃってましたよね、確か・・・』
  「ええ、期末はがんばって学年順位も上がったんですが、(3学期の通知表の)内申が5つも下げられちゃって、
   もうサイテーで、第1志望はその時点であきらめたみたいですが……
   『えーっ、確かオール4より少し上くらい内申があったはずでしたよね、2学期は!』

  「それが推薦の子が多くて、みんな上がったっていうのにウチの子だけヒドイ成績で……
  『あ〜、タブン自分の意見をずけずけ言う子でしょ!先生が間違ったりすると指摘したり……
   それから先生の好き嫌いがハッキリ顔にでちゃう子じゃないかな、イヤだって嫌うのが……
  「そうなんです。キライだとモノも言いたくナイ!無視するって言ってました」

 ▽『うーん、成績ってテストの点だけじゃないんです!理由はどうあれ教師の立場からいうと、人格を全否定される
  ような態度を取られたり、毛嫌いされてバカにされたりすると《体罰なんかできませんから》ついコノーってことで
  成績で復讐されてしまうんデス!気の毒ですが』
  「ええ、本人も《そんなんで、評価どうなるのかわかってんのか!》って言われたって……
  『イヤな先生やキライな先生がいても、愛想を振り撒くなんてまではいかなくても、授業中に目があったらウンウン
  うなずくとか、聞いてるフリするとか手を上げるとか、それなりに対応しなくちゃね〜。アタマがいいというのは《そう
  いうことが出来ること》なんだけどホントは!まあ、最近の子はみんな《自分の身に置き換えて、考えてものを言う》
   ってのがマッタクだめで・・・』

 ▽「でもやっぱショックで懲りたから、もう高校では気をつけるって言ってましたケド」

  『まあ、いい人生経験になったんとちゃいますか。好き放題してるとツケが廻ってくるって』
  「それと今年は第1志望から100人も落ちてきて、内申があってもダメだったみたいですよ」
  『そう、身内の知り合いの子供でオール5内申45でも○○高と××高の両方ともダメだったり、38で
△△
  
◇◇高がダメの子がいて、チェーン塾の生徒なんかに多かったみたいですねー。多分、相対評価(全学年で
  上から10%、20%、40%、20%、10%の割合で5、4、3、2、1と5段階の点をつける)から、絶対評価(個人
   の能力から達成度を判定する)に変わって最初の入試で、かなり水増しになった内申の生徒を《従来の基準で》 
  大手塾などが実績狙いで大量受験させたため、公立トップ高で2校不合格の生徒がぞろぞろ出てしまったんですネ

 ▽公立優位の愛知では内申点アップが塾の最大目標で、定期テスト対策はどこも数年分の《過去問》を用意して、
  直前に徹底して丸暗記させるダケなので、今年の入試みたいに《自分でいろいろな知識をリンクさせて考えないと
  《解けない問題》が出ると、お手上げなんです』
  「高い月謝払って大手塾へ行かせたのにって、友達の親なんか怒ってるみたいですよ」
  『まあTVで宣伝したり人件費もかかるし会社ですから金儲けが最優先なんですトーゼンとはいうものの根強い
  需要があるからチェーン塾がはやるわけで、【教育で食う同じ穴のムジナ】としては批判できる立場になく、
  それどころか生徒がいなくちゃオシマイ!背に腹は替えられないから《過去問を集め》テスト対策を始めようかなー    おいおい、コラコラこら!!

 ★5月17日(月)  【名古屋市政記者クラブ・幹事社様】
 
《名古屋市議・政務調査費 条例改正請願の審議保留を解き、再審議の要望書提出!!》
  ☆とき:5月19日(水)午前11時30分  ☆ところ:名古屋市役所1階ロビー集合 
  ☆提出:午前11時40分頃・名古屋市長室 同50分頃・名古屋市議会議長室
  以後・各会派事務局を個別訪問  記者報告:午後1時30分・名古屋市政記者クラブ

  ◇政務調査費の領収書公開を求める請願書を署名とともに提出しましたが、03年12月、04年5月と2回続けて
  名古屋市環境総務委員会の審議で保留とされ、議会運営委員会での審議扱いとされてしまいました。費用弁償
   を伴う金銭消費については必ず領収書が要るお役所で、市会議員が政務調査費月額55万円、年額660万円も
  の公金を使用する際、《領収書の添付が義務付けられていない》とは、社会常識からいってもとうてい納得できる
  ものではなく、非常識極まる最低の悪習既得権です。 ◇赤字だらけの市財政健全化のためにも!
  後ろめたいことがなければ!堂々と領収書を公開できるはず。言い訳は政治不信を増すだけデス。
   《市議調査研究費の情報公開を求める名古屋市民の会》 代表:成田 操 『文責・問い合せ』 宮永正義  
   (注*04年から政調費名古屋の文書作成、会見設定は宮永がすべて担当することに)

5月19日(水)11時30分 【政調費請願の審議再開要請】名古屋市役所1階ロビー集合
 ◎11時ジャスト、ポツリ、ポツリとしだしたところであやうくセーフ。裏口からホールに向かったところ、すでに待ち構えていた「市民の会・代表」成田 操さん、「市議会傍聴ネット・代表」桑山さんがソファーから立ち上がって、やあやあ、どうも。とりあえず小生が用意してきた「市長宛ての要請書1通」「議長・会派宛の要請書各20通」を成田さんに渡し、市長、議長、各会派、議会と《全事務局を順繰りに訪問》して提出.。その後記者会見に参加。

 ▽団長に会えたのは民主党と共産党、そして斎藤、富田、荒川の個人会派3人、計5団体。
 まあ、すでに応じている個人会派と共産党は問題ないのだが、最大会派の自民党と共同与党の民主党、公明
 がまったく歯切れが悪く、うだうだ言ってるだけ。自ら改革しようという意欲まるでなし。民主じゃなく民下党!
  不公明党って!変えろよな、名前を、オマエら、ったく、もー。

 ▽まあ好き放題に使えるカネ、特に《後援会関係にダボダボ注ぎ込める、領収書不要の月々55万円》とあっては天変地異でもないかぎり、どうにも手放せない!おいしいカネなんだろうな〜!やれやれ、こんなんを選んだのは自分たち選挙民なんだから、天に向かって吐いた唾はまたわが身に振り落ちてくるワケで、しょーがないよなーざるで水を掬うってまさにこのことか


 5月21日(金) 73. 【今年の担任状況!】
  〔確かに担任の《当り、外れ》というのがあるから、もう運だよな〕
 
中間直前の日曜特別クラスで、休憩時間に新学年の担任について話しを聞いてみた。

 ▼『さぁ〜て、そろそろ担任が《どんな先生か》わかってきたと思うけど、感じはどうかな?』
 まず生徒A:「新任の先生でさー、めっちゃテンションが高くて、まともにつきあってると疲れちゃうよ。
     やったら元気がよくてさー、イチバン下っ端の先生なのにデカイ顔しててさー
 『新任って、大学出たてで、教師になったばかりの先生なんかなー?』 
 「うん、研修を受けただけで、ここの中学が《先生になって初めての》学校だって!」
 
  『そっかー、じゃー、元気いっぱいで当然だな!男なの?女なの?なんの先生?』
 「オトコ!英語のせんせー。23歳独身。とにかく廊下を走りまわって、声かけまくってるよ」


 ▼「昨日なんかさー、体温計無くしたって大騒ぎしてたよ」 
  『えーっ、ハリキリ過ぎて熱だしちゃったんかなー、その先生 
  「ちゃうよー、具合が悪くなったヤツがいてさー、そいつの熱を測ったんだ」
 「でさー、使ったあと教卓の上に置いておいたら、なくなっちゃったんだって!体温計が
  そいで、放課後に2時間も探したんだけど、みつからなかったって!もうあせりってたよ」

  『どうせ誰かいたずらで隠したか持って帰ったんだろうな、しょーがないなー、ったく、もー』
 「それがさー、保健室から借りてきたヤツでさー、保健の先生が修学旅行についていってて、
  帰ってくる月曜までにみつけないとヤバイんだって!」 

  「そんなん新しいの買ってきて入れとけばイイじゃんって、みんながいったんだけど《そういう問題じゃナイ》 
   っていってさー、新品になるんだし、そいで済むのに、ヘンな先生でさー」  

  ▼『ヘンなのはおまえらなの!万引きで呼び出されたのに【ダメじゃないの】って子供にヒトコトいっただけで
  《スミマセン、おカネを払えばいいんでしょ》って店員に言ってる親を見たことがあるけどそれとおんなじ!
   弁償すりゃーいい、それでオシマイ!というもんじゃないの!』
  「ふーん。でさー、今日の帰りの会で、みんなも一緒にさがしてっていわれたんだけど
   『いっしょに探したんか?先生と
  「んなん、だーれも。ふーんって、みんな帰っちゃった。そんなんするワケないじゃん」
   『ふーっ、さびしいナー。新任っていうから誰か副担任がついてんだろ。補佐役っていうか』
  「うん、今年で20年目っていうDV(アダナ)だけど、なんも言わないで後ろにいるだけ」
   『そりゃ〜生徒の前で注意とか指導なんか《面目まる潰れになるから》するワケないさ』
  「でさー、昨日みんなが朝学のプリントでヒコーキ作って飛ばしてたらさー、プリントで【飛行機】なんか
   作るなって、むっちゃ怒ってさー、で、今朝はみんなで【鶴】を折ったんだョ! むむむむ

  ▼するとDが「オレらーなんかもう、面白くもなんもないセンセーでさー」『どんな先生?』
  「センセーくらいの歳のおっさんでさー、国語のセンセー。副担任が美術の女の先生」
  『先生くらいの歳っていうと、もう定年が近い先生なんだな、かなりベテランの
  「えーっそんな歳じゃないよ!二人とも40ちょっとで、どうってことないフツーの先生」
   『うーん、で、教えかたはどうなんだ、その国語の先生』 
  「うん、担任は声がでかくてハッキリしてる先生だから、授業がよく聞こえていいよ」

  「YZなんかチビで声が小さくて、いっつも後ろの方が騒いで1番前でも聞こえんもんなー」
  「中1より小さい、背が150ない気の弱いYZか。あの先生だったら、学校ヤメタよ、3月で」
  『まさか、いじめ抜いてやめさせたんとちゃうか、みんなで!前にも何度かあったケド
 「親が歳を取ったから、57だけど早期退職して田舎に帰って看護するって。
 《つっぱり連中がいじめまくってさー》いっつもすぐ泣いてカワイそうだったケドなー、アイツ」おいおい!
  と。Eが「オレらーなんて最悪・最低のセンコーで名前を聞いた途端、全員ゲーッで死んだよ」
   う〜ん、時間だから続きはまた!確かに担任の《当り、外れ》ってあるから、もう運だよな〜

★5月22日(土)午前9時〜:愛環」山口駅集合 【海上の森定例探鳥会】 参加29名
 
◇新聞の案内欄掲載が直前の水曜日で、しかも珍しく1本も問い合わせの電話すらなく、こりゃあひとけたも集まれ
  ば上乗かと思っていたら、なんと初めてという方も多く、久しぶりの大人数だった。天気予報では晴れだったのだが、
  赤池を目指して農道を延々と歩き続けたため、炎天下だったら全員ホットプレート上のタマゴになるところが、
  薄曇 りでのんびり観察しながら歩けたのはよかった。

 ▽ただし目標のオオルリは《さえずる気分になれない》天気だったようで、途中の林道はすべてバツ。赤池の堰堤で
  全員が勢ぞろいしたとき、前方の木の梢近くにやっと1羽が飛来!!数分間さえずってくれたが、一部逆行で、
  なんとか濃紺色(ダークブルー)が確認できたかなという状態。鳥見は△、会の雰囲気は◎で、確認できた鳥33種。
    くるみ島キャンプへの参加者は15名の予定で、いまからおおいに楽しみだ。 〔海上の森野鳥の会・宮永正義〕

  ◆5月24日(月) 74. 【今年の修学旅行情況!】

 ▼5月13日から15日まで《東京、箱根》へ修学旅行にでかけた塾生に話しを聞いた。
  『どうだった?今年の修学旅行!問題は起きなかったか?なんか事件なかったか?』
 「うーん、ちょっとした《こぜりあい》っていうか《なぐられっぱなしの喧嘩》があったダケだよ」
 『え〜っ、なんだ?ソレは!しょーがないなー、オマエはからんでなかったんだろうな!!』
 「んなん、するワケないじゃん。あんだけセンセーにいわれて、見てただけ!なー、B!」
 と、遅れてきたD子が「センセー、これおみやげ!」
 
  『え〜っ、ありがと。アリガトウなー、気つかってくれて、先生なんかに  
  「わー、センセー、涙でちゃうんじゃないのー、嬉しくてー」とC。 

 『ちゃかすんじゃナイ。気持ちが素直にうれしいんだから。で、オマエは【ナシ】なんか?』
 「んなん」 「でさー、今の話しって、みんなが集まってたトキのケンカのこと?」とE子。 
 「そうそう、H
Dがさー、よその中学のヤツが携帯みてるのを、こうやって横からわざわざ覗きこんでサー、
  いきなり、ソイツがH
Dになぐりかかったんだ!」 
 『そんなん、ちょっとツッパッてるのなら、喧嘩になるに決まってんじゃん、ったく、もー』
 
 ▼「だいたい、いっつも、H
がまずちょっかい出してさー、それからJやKなんかがでてきてモメゴトになるんだけど、
  もうボカスカ一方的にH
が《そいつになぐられっぱなし》でさー、《ごめん、ごめん》ってあやまりまくって、そいで、
  すぐ向こうの先生が飛んできて、コラーって引き離されてオシマイ。ばーって、ひきずってったよ、相手のヤツを
   「横にいたJやKなんか、あっという間でなんもできなくてさー《このドジ!このアホ、死んじまえ》って
   H
にあたってたよ、その後で。いっしょにメッチャ叱られたもんでさー」 
  『よっぽど、喧嘩慣れしてるヤツに、ちょっかいだしたんだな、その様子だと、きっと
  「ウン、けどさー、向こうの先生、それっきり行っちゃって、どこの生徒かわからんまま
   『そんなん、どっちもどっちの生徒で、ややこしくなるから、名乗らないのさ、先生だって』

 ▼『たしか6、7年前だけど、何人かでふざけて《ミッキーを池に突き落としたり、ほかにも着ぐるみの人を突き落とし  て》さー、そいで
☆☆中は「ディズニーランド」へ出入り禁止になって、こないだまで修学旅行で入場できなかったと   いう話しでさー、まあ生徒からの情報だけど』
  「あーそいでディズニーシーにしか行けなかったんだ、兄ちゃんたち修学旅行で」
  『そんな騒ぎはなかったんか?もう手に負えないハチャメチャのがいるっていうケド?』
  「うん、タバコ吸ったり、酒飲んだりしたのはいたけど、バレなくて済んだみたいだよ」
  「ほかにも先生のいないとこで、蹴ったとか叩いたとか、ちょとしたのはあったみたい」
  「そーいえば、お兄ちやんのときに、女子二人の部屋で【いっしょにフトンに入って】隠れていたオトコ二人が
   見つかって、【修学旅行の途中で帰らされた】って、いってたケド
 
 ▼『うーん、あんときは酒も呑んでたし、タバコも持ってて、厳しくしたんだろうな。だけど、旅行の途中で
   連れて帰った先生だっていい迷惑でさ〜、ホント困ったもんだよなー』
  「自宅謹慎でもさー昼間電話があっただけで、夜、遊びに出てたって。前からできてる連中で
    ラブホ(ラブホテル)なんか平気で、そんときも【どーってことナイ】っていってたって!」
  「オマエの兄貴ずいぶん詳しいナー、ひょっとして《連れ》だったんとちゃうか、その連中と」
  「そんなんちゃうよー、おんなじ斑だったんだって、たまたま」 

▲『昔は元服っていって13歳で男はオトナの仲間入りしたんだけど、それより遥かに【身体ダケは成熟した】
    のが相変わらず子供扱いされてるから【こんなん】が起きるんだろうなー。
 アッチ関係の情報は溢れまくってるし機会は山ほどだし【援助交際】だって、みーんな相手をする大人がいる
  からだモンなー。最大の原因は大人にあるから、もう、お手上げなんだ! まあ、こーゆうことは自分の責任で   決めるしかないコトだけどね。さー授業、授業!』

 ◆5月26日(水) 75. 【今年の初体験?情況!】
 〔中1の塾生に【初めてのテスト】体験を聞くと「
☆☆さー、ぜったい社会のテスト0点だよー」・・・なぬ!?〕 

21日に中1の塾生の中間テストが終った。母校でもある地元中学は27日からで、
   生徒数が極小でも手間はおんなじ《直前対策》で、2週連続で土・日が潰れ、ふ〜っ、あと一息。
  さて、一足先に試験が済んだ中1の塾生に【初めての中間テスト】体験を聞いてみた。
  『どうだった?中学のテストは!結構難しかっただろ、でも、ダイタイできただろ?』
  「それがさーセンセー、
☆☆さー、アイツ、ぜったい社会のテスト0点だよー」
  『え〜っ、ひょっとして、カンニングがバレたとか、まさか!!と思うケド
  「んなんじゃなくてサー、あいつ、アホでさー、答案用紙もらったのに《問題用紙に答えを書いて》さー、
   終って集め始めてから気がついて、あせりまくったんだけど、どーしようもなくてさー、白紙の答案に
   名前だけ書いて出したんだよ。もう顔がひきつってた!」 

  ▼『そんなん、ワケを話して問題用紙を出せば、それなりにしてくれるハズなんだけどなー』
  「そうだよねー、だから《トニカク問題用紙を出したら》っていったんだけど、なんかブツブツいってて、
  そのうち先生が出ていっちゃってさー、ほんとアイツ、ようわからんヘンなやつ
  『もうパニくってアタマの中が真っ白で【いってる声が聞こえなかった】んじゃないのかなー』
  「けどサー、そんなん、出せば、少しは点がもらえるかもしれんのになー」

  『それがな〜、血がのぼると《ワケわかめ》になっちゃうの!そーいうとき、気の弱いのは!
   それにしても、オマエくわしいな〜。横でみてたのか?』 
  「ちゃうよー、列の一番後ろで答案を集める係りだったんだ。だから
◎◎と二人がかりで
  《今から職員室へ行ってだしたら》って、いってやったんだけど、アイツに
  『で、結局どうなったんだ、その後は』 「知らないよー帰っちゃったから、もうほっといて」

  ▼そこへ、当の本人が遅れてやってきた。
  「センセー、やっちゃったー、テストもうダメだー。だけど、もうなんにも聞かないでー、お願いだから!!
   (仲間に向き直って)おまえらもゼッタイいうなよ、センセーに、絶対に!だぞ」
   …先にきていた生徒たちと、思わず顔を見合わせて、むむむむむ。
 
   と、ほかの生徒が「国語と社会が去年とまったくおんなじ問題でさー、社会なんか記号が違ってたダケ。
   M
なんかさー、もう全部できたって!そいでさー、学校へもってきてたのをみせてもらったらホントだったョ。」
   いいよなー☆☆塾へいってるヤツ、楽していい点とれて!」
   「センセー、どーして、ウチの塾は過去問やらないの?」
  『うーん、それはなー、そんなんで味をしめると、もうテスト前に《過去問》しか勉強しなくて、肝心の学力が
   まるっきりつかなくて困るんだ。たいてい3分の1くらいはでるから、授業も聞かないし、ノートもとらない
  【試験の前に塾でもらった過去問ダケ】やってオシマイってね』
  「いいじゃん、それで30点もとれたら、普通にやっても、たぶんそんなモンだし、オレなんか」

  ▼『あのな〜、テストにでないコトのほうが遥かに量が多くて大事なことが多いの!イロイロ読んだり聞いたり
  書いたりして、いったんアタマに入れて考えて、抜けてもいいんだ。とにかく世の中【こんなにも知らないコトが
  いっぱいあったのか】ってわかりさえすれば、あとはもうどんどん忘れても構わないんだ。よーするに脳みその
  運動をしているんであって、毎日少しずつでも動かして、社会に出たとき【普通に生きていけるようにしている】 
  のが勉強なんだ』・・・とはいうものの、近隣の大手はモチロン!どこの塾も最低3〜4年の過去問を《中学別・
    テスト範囲、作成教師、得点分布表まで含め》収集し、直前に配って、テストに対応している。

  ▲過去30年の矜持?に目をつぶり、まず中3に声をかけたら、2中学3人が9教科・過去2年分を、
  なぜか中2が1人・1年分を、そっくり持ってきてくれた!はてさて、どうしたものか?
  《貧すれば鈍する》か【窮ずれば通ずる】か《バカとハサミは使いよう》という俚諺もある!生徒がこう少なくては
   商売?にならず、ドーピングにならぬよう、とりあえず明日からのテスト組に有効に使い【評判をあげ?
   生き残りを図って】みるか!?・・・おーい、もう手遅れ!という声?も!建前が本音にアッサリ蹂躙される
   とほほ教師で・・やれやれ 《海上の森くらぶ:宮永正義》
  
                    

 ★第105回:【とほほ見聞録・連載開始/女子小学生殺人事件/夏祭り/登校拒否?/教師のホンネ】

 ☆【海上の森くらぶ通信】 2004年7月3日発行:138号&当世下町寺子屋事情!?
  
◎活動予定:9月25日(土)9時〜愛環山口駅前:海上の森野鳥の会・定例探鳥会

 ◆04年6月2日(水) 76.【教師のブツブツ 性務(?)調査費の巻】〔なんとクラブやバーの費用からNHK
受信料、電気、水道代など公共料金分までがあったノダ。何より驚いたのは領収書が公開されたということ〕

  
▽少し早めだけどブランチにするか……と支度にかかるついでにTVをつけたら、イキナリ小倉智昭キャスターの顔がどアップで映り、「東京都区議の政務調査費を検証する」というテロップが流れた。オイオイ、なんだなんだと思わず座り直してみると、もう空いた口がふさがらないデタラメのオンパレード。品川区と渋谷区で市民グループが区議の「政務調査費を情報公開請求した」ところドンデモナイ領収書がゾロゾロ出てきたという。

  ▽なんとクラブやバーの費用からNHK受信料、電気、水道代などの公共料金分までがあったというノダ。まず何より驚いたのは領収書が公開されたということ。更にビックリしたのはそんな領収書を堂々と添付した議員たちの厚かましさ、危機感の無さ。きっと長年の慣例から流用なんて意識はなく、そのための性務(?)生活補填費でトーゼンのこととして使ってきたんだろうな、きっと!

  ▽繰り返すが、とにかく驚いたのは月額18万とか25万というレベルでも領収書が公開されるようになっていたという事実だった。というのは月額55万円、年660万円かかる定員75人の議員に、年約5億円近い税金を投入している我が名古屋市議会はいまだに「領収書の公開を決めていない」からだ。更に県民の厳しい追及を受けていない「月額50万の愛知県議会」などは隣の火事と高みの見物で、だんまりを決めこんでいる有様。あきれ返ってシラケてしまう。
  ▽市議調査研究費(現・政務調査費)の公開を求める市民の会が裁判を含め足かけ5年にも渡る活動をしてきたが、2003年5月に全会派が02年度分の残金を返還したものの、A4一枚の収支報告を出しただけでオシマイ。市民の会からの度重なる署名や請願にも、多数会派である自民党、民主党、公明党(名古屋では仲良し与党デス)は領収書や帳簿の公表なんぞするワケなく、知らんぶり。

  ▽ 余りのほっかむりにしびれをきらし、5月19日に市民の会代表と共にメンバーとして議長と各会派すべて個別に訪問し、03年12月、04年5月と続けて市の総務環境委員会で保留にされ議会運営委員会(非公開)での継続審議(いわゆる議会預かり)にされた「われわれの請願」を速やかに審議し領収書公開を議決するよう強く要請してきたところだった。ナニを言われようと一度手にした利権はもうゼッタイに自分からは離さない。トニカク時間稼ぎをしてが見え見えの対応だ。

  ▲シカシ、But、一個人として考えると「月に55万も領収書がいらない(使い放題)の金をもらえる」ナンて、こんなオイシイ話しはない!ワケで、しかも税金がかからないという。議員・議会のレベルは、それを選んだ市民の民度を示すという。う〜ん、そうだとすると、当分、アイチではナニも変わりそうにないなー。あ〜、アブク銭でいいから、こんな金欲しいもんなー。こらぁ〜! やれやれトホホ……。 

 6月4日(金) 【海上の森原人・とほほ見聞録 第一回】脱稿・投稿無修正の連載開始
  
ネット新聞に「93年以来の森を守る活動」の記録掲載が決まり、以下にその一部を再録する 
  ◎〔第1回プロローグ〕 2004/06/06 人生の転機は思わぬときに不意にやってくる。コトの発端はちょうど今から15年前。卒業25周年記念という高校のクラス会の案内が届いた。大学入学以来、過去を振り返る余裕なんてまるでナイ日々を突っ走っていて、んなものと小・中を含め一度も行ったことがなかったクラス会に、どこでどう魔が差したのか《ナゼか出席する気になった》のだった。

  ▽1990年3月半ば。同級生57人中20数人がきていた。卒業後会ったことがあるのはたった1人っきりで、そのうち顔と名前が結びつく、親しかった十人ほどと名刺を交換して愕然とした。なんと大学助教授2、医師3、弁護士1、社長2、日経新聞出版の新刊を携えた作家1、ホテル経営1、むむむのむ。ひきかえこちらは脱線を繰り返し、そこらのただの塾長。(以下原文は回顧録第一回に記載)
当世下町寺子屋事情」

6月5日(土) 77. 【女子小学生殺人事件!】 〔第一報を聞き小6女児に感想を聞いた〕
  ▼
九州の佐世保市で【小6の女子が同級生の女子の首をカッターナイフで切って殺した】事件が起きた
     《その日の夕方》第一報を聞いて早速《塾で小6女児》に感想を聞いてみた。

 『ニュース聞いた?カッターナイフで小6の女の子が同級生を殺したっていうニュース?』
「えーっ、うっそー、知らない、はじめて聞いた、ビックリしたー、どーして、なんで?」とA子。
 『う〜ん、詳しいことはまだゼンゼンわからんけど、給食の時間だったみたいだよ』
「女の子が殺したの?同級生って男の子なの、女の子なの?」
 『うん、女の子が女の子殺したみたいだけど、A子の学校ではなんか問題起きてない?』
「ううん、別に……フツーだよ、みんな。そうヘンなのはいないよ」
 『確か6年生は2クラスだったよな、今年も……
◎◎小学校は……
「うん、私の組は女15人男16人で、去年なんか少なくて女8人のクラスがあったんだよ」

▼『そっかー、で、今年の6年はイジメとかなんかないの?シカトするとか叩くとか……
「うーん、ナイと思うけど、ただ隣り組に登校拒否の子がいて2年からゼンゼン来てないよ」
 『男の子、女の子なの、ど〜して来なくな ったのか知ってる?その子が学校へ……
「うん、男の子でさー、イジメにあって、そんで来なくなったみたい。よくわかんないケド」
  そこへ違う小学校の6年女子、仲良し二人組がやってきて、同じ質問をしてみた。
「えー、マジー、うっそー」 「ばっかみたい、信じらんない、どっかおかしいんじゃない」
「ゼッタイ変だよ、その女の子。まともじゃないよ!気ィー狂ってんじゃないかなー」
「そうだよ、フツーじゃーないよ。殺しちゃったらもう一生パーじゃない。アホだなー」

▼『う〜ん、そうだよな。相手の子の人生なんて、もう、ソレでオシマイだもんなー』
「ううん《殺したほうの子の人生がもうオシマイだ》っていったんだよ、センセー」
 『オイオイ、殺したほうの子の心配してんのか、モウこれからの人生、先はナイって
「だって死んじゃった子なんかもうどうしようもナイじゃん。それに心配なんかしてないしー」
 『そうはいうけどさー、ニュースでは成績もいい普通の子だっていってたケドなー』
「だって、そんなんがフツーの子だったら、毎日どっかで殺人事件が起こってるよ」むむむ!

▼6月3日《チャットでの悪口》が殺人の動機かも?という報道があって、また聞いてみた。
 『B子とC子は確かインターネットしてるんだったよな、メールをやりとりしたり。こないだなんか、
  お兄ちゃんが修学旅行で《1日中、パソコンが使える!やったー》って喜んでいたもんなー、B子』

 「ウンしょっちゅうやってるよ。ホームページも持ってるし、メールもチャットも毎日やってる」
 
『じゃー、チャットでもめたり、喧嘩になったり、殺してやる!なんてなったことないの?』
「うん、コトバだけだったら、しょっちゅうあるよ。友達5、6人でさー、メッセンジャーってのを使ってチャット
  みたいのでさー、こないだも【ぶっちゃけちゃおうよー】ってんで、もう言いたいほうだい」
 『で、どんなんが飛びかうんだ、そんなとき、ズイブンあらけないんだろうな』

▼「JKったらさーうざいよねー。あのブス、ハゲ」とか「あんただってうざい、しっしっ」とか
 「はりきっとんじゃねーよ、消えろ」とか「クサい、どっかへいけー死ねー」なんて平気でさ。
 「そいで男なんかみんなガキでさー、女のほうがしきってるって感じ、うちらーのクラス
 「うん、テメーとかオメーとか、女の方がメッチャ口が悪くて気も強い!すぐモノを投げるのもいる」
 「だけど、そんな殺すとこまでいくチョー変なのはいないから心配するコトなんかないよ、センセイ」 

▲『わかった、わかった。口が悪いのは特に《女の子で気になる》んだけど、ワザと言ってるとこもあるからなー。
  いつの時代でも異常なのはいるけど、最近ちょっと多すぎる気がして【ヤ】だなー』

  ★6月7日(月)13時半〜【住基ネットカード:意見書提出】 名古屋市役所西庁舎
 ◎西英子さんから、いつも通り参加要請のファックスが来ていた。曇り空からパラパラしてくる
《ちょっと出かけたくない天気》だったが、そうも言ってはおれず、時間ぎりぎりに出た。ケッタで飛ばせば
 10分ほど、ゆっくりと景色を楽しみながら行けば15分弱で着く。

 ▽名城公園のなかを抜けたりすればモチロン、急いで脇を通るだけでも、緑のかたまりから放出される
《フレッシュな空気》や、樹々が放つこのうえない《爽快な香り》に全身が反応する。あ〜っキモチがいいな〜、
 生きてて良かったな〜、つくづく安上がりなニンゲンです・・・小生は!

 △さて小生が予定者のラストだったようで、集まってみえた皆さんに『最後に来て一番で、ほんと申し訳ありません。用事がありますので・・』と弁解し、最初に提出し、スグトンボ帰りで教室へ。とはいえ、ざっと見たところ、57歳の小生が最年少という参加者に《政治問題に関わる人の層の薄さ》を実感。だいじなコトなんだけど、いつもこんなんではな〜、やれやれ、とほほ 

 ◆6月9日(水) 78. 【縁日・夜店・夏祭り!】
  〔「センセー、こんどの10日、休みたいんだけどさー」 友達みんなで祭りに行くことになったという〕

 
 ▼「センセー、あのねー」
 『おいおい、ど〜したんだ、くるなり、イキナリ!また失恋でもしたんか?』
 「なにいってんのー、ちゃうよー、じゃなくてさー、こんどの10日休みたいんだけどさー」
 『なんナンだ、その日は?なんか急用でもできたんか?』
 「あのさー、弁天祭りの日なんだ。友達とみんなで行くことになってさー」
 『だけど、弁天祭りは二日間あるから、塾がない9日に行けばいいじゃん、ちゃうか?』
 「それがさー、みんな塾があってさー、その日にいくことになったんだ!せんせー」
 『オマエだって、その日は塾があるからダメっていえばよかったのに』
 「だって、友達ほとんどみんな10日が塾ない日なんだもん。やっぱみんなでいきたいし」
 『そりゃ〜そうだわなー、ヒトリじゃわびしいっていうか、みじめになっちゃうもんなー、ウン』

 ▼「せんせー、おれも」 「わたしも」 「おねがい、せんせー、休ませてー」
 『オイオイ、みんなそうなんか?いっそのこと《塾のみんなで》行ったらどうなんだ、一緒に』
 「んなこといったって、学校が違うし、クラスも違うし、ヤッパなー」 「そうだよ、せんせー」
 『そっかー、家の人はどう言ってんだ』
 「先生に聞けって」 「先生がイイって言ったらって」 「聞いてない」 「時間を変えて貰えって」
  『じゃ〜なー10日は休みってことにして、11日に振り替え授業するか、中2と合同で』
 「やったー、こんでみんなと行けるー」 「ゆかた買ってもらったもんネ、ワタシなんか!」
 「えーっ、ってことは《10日はオレひとり》ってことになっちゃうの、センセー」
 『なんだ、オマエは行かないのか?弁天祭り?』
 「ううん、おれ、9日にいくんだ。小遣いゼンブ使っちゃうからもう10日は行かないんだ」
  『いいじゃん、つきっきりでバッチシしごいてやるから。眠ってるヒマなんてないぞ!』
 「ええーっ、そんなー、お願い、せんせー、前のクラスにきていかんの?中1のクラスに」
 『3人しかいないし、まっ、いいか、遅刻するんじゃナイぞ』「ウンわかった。ちゃんと来る」

 ▼次ぎの日、中2クラス。どうも塾の先輩から聞いたらしく、そろって「センセーあのさー」
 「来年は受験だし、今年は毎日さー、二日とも行きたい。友達みんなと決めた」という。
 親にも言って《塾を休んでもイイといわれた》という。そうかそうか、いいことだ。うん。
 『わかった、わかった第3金曜に補習をしよう。それでいいな。祭りが済んだらスグ期末試験だから

  今度はがんばるんだぞ。わかったな。それからヘンなのに関わり合うんじゃないぞ』

 ▼ナゴヤの下町、西区の弁天通りは、戦後になってできた商店街だ。全国的には【パチンコ発祥の地】として
  その筋では有名で、その日本第1号の正村会館が今でも営業し繁盛をしている。戦前からの下町なのだが、
  いわゆる山車や神輿が出る夏祭りではなく、商店街が主催し行われてきた、いわゆる縁日が中心の祭りで、
  近隣の住民にとっては初夏を告げる最大の行事。子供たちがとても楽しみにしている二日間のお祭りなのである

 ▼浄心交差点を中心に、特に東へ《名古屋城の外堀の掘端》に至る1キロ以上の大通りの両側に、屋台の夜店が
  ずらりと勢揃いしたさまは壮観で、4m近くある広い歩道をぎっしり詰めて歩く人出の多さは、ハンパじゃないもの
  がある。「フーテンの寅さん」の世界そのものの夜店を冷やかして歩くだけの、下町の庶民の祭りだが、こどもも
  大人もゆったりのんびりくつろげる懐かしい空間だ。

 ▲【いまを我慢し、いつかの、将来の、そのために】ってのが、今でも世の中の主流だろうな。でも、中2、中3の
  夏ってもう2度とこない。おとなとコドモの合間の微妙で夢みるようなトキ。思いっきり夏祭りを楽しんでくればいい。
  笑いさざめき、つっつきあい、異性にほのかな視線をとばす。飲んだり食べたりしゃべったり、ちょっとヤバイ経験
  をするかも、でもいいさ。人生いろいろ!一度っきりの人生。今このトキを楽しまなくちゃネ!
  あ〜あ、若いって いいなートホホ

  ★6月10日(木)【中日新聞「鳥虫花欄様」 以下の自然観察会案内掲載ご配慮ください。
   〔夏鳥の楽園海上の森を歩こう会〕 ◎6月26日(土)朝9時〜 愛環鉄道・山口駅集合
  ◎会費200円・雨天中止・予約不要・昼2時頃解散:あれば図鑑、双眼鏡・昼食必携
  ◎数千キロの長旅の末、たどりついた森で、子育て真っ最中の夏鳥たちを静かに観察しながら歩きます。
   《海上の森野鳥の会:宮永正義・連絡先:省略》 

 ◆6月12日(土)9時半・本郷丸茂病院前【くるみ島キャンプ】13日18時本郷交差点解散
  ◎前日までは曇りときどき雨。ひょっとしたら中止かなという予想は杞憂に終わって曇り空。
  貸し出し用を含め寝袋3つをケッタに積んで9時ジャスト、勇躍名東区の自宅を出発。
我が相方には森島さんと
  キャンプと言ったのみ。行き先は聞かれなかったので非通知?《お母さんが急に具合が悪くなった》と残念ながら
  おひとりキャンセル。しかし差し入れのお菓子やあるこーる持参で、わざわざ見送りに来てくださっていて、どーも、
   どーも感謝、感謝!


 ▽高速では晴れ間さえ見えていたが、御嶽山の山麓にかかった頃から、天候がどんどん悪化、山は雨と霧のなか
  ・・・初めての皆さんが期待していた展望台からの眺めもやむなくパス。4時前胡桃島オートキャンプ場着。
  雨は止む気配がなく、水場で下ごしらえを済ませ、建て直すとかで床の畳が一部上げてある「山の学校」のなか、
  ざら板の上で煮炊きすることに。男性8、女性6と構成もほどよく、宴会もなごやかに進み10時には全員就寝
  したのでした。

 ▽さて翌朝4時10分、丸山・藤井コンビのかけあい漫才で目が覚めた。夢うつつのイビキ合戦の合間に、
  しきりにホトトギスが鳴いていた。ジュウイチの声も二度ほど聞いた。夜中に見上げた「天の川」と、
  砂粒を撒き散らしたような満天の星は実に壮観だった、う〜ん、スゴイ!!
     

 ▽4時半から6人でキャンプ場を軽く一周し、キャンプ場の展望台まで往復した。終夜断続的に降った雨が
  やっと止んだ後で、草花がまあまあというほかは鳥も景色もイマイチで残念!無念!!

 △7時過ぎに戻り、火を焚いて朝食の用意。朝食後、ほぼ全員で再度展望台まで往復。戻ったのが11時半。
  それから恒例の濁河温泉で露天風呂。一部メンバーは周遊路で自然観察。本郷帰着5時少し過ぎ、
  給油し費用を清算して解散。いのちの洗濯ができました。みなさん、お疲れさまでした。ではまたいつか! 

 ◆6月15日(火) 79.
【年齢差47のおしゃべり!】
    〔せんせー、まだ時間早いからおしゃべりしてもいい?〕

 ▼「こんにちはー、センセー」『はいはい、コンニチハ!』年の差なんと!47歳の会話です。
 『今日はまたずいぶん早いんだねー。いつもは時間ピッタシなのに、どうしたの?』
「せんせー、まだ時間早いからおしゃべりしてもいい?」 『うん、もちろんいいよ』

 「じゃあー、はい、コレ、せんせい。テスト返してもらったんだ!」
『どれどれ、え〜っ92点!スゴイなー、よかったなー。この鈍ミスなけりゃ100点だったな』
 「うん、よかった。塾に入って成績あがってきてさー、国語も得意になったし
『だけど、塾は4月からだから、まだ試験は今度で2回目じゃなかったっけ』

 「うん、だけど、そんでもさー、みんな90点くらいはとれるようになったモン」

 ▼『それはスゴイなー、もうウチの人には見せたのかな?』
「ううん、じいちゃんがでかけてて、ばあちゃんはパートで6時過ぎだし……まだ」
『だと、帰っても誰もいないな(交通事故で早くに母親をなくしている)淋しいことナイか?』
「ううん、毎日帰ってすぐ習い事があってさー、忙しいからネー」
『そうだよな、塾が2日で、習字にソロバン、それにピアノもやってたんだっけ』
「ピアノはやめたの、もう時間がなくていっぱいになったから」
 『タイヘンだったら塾なんかやめていいんだよ』「ううん、イヤ、ほかのやめる」
『そっかー、でなんのハナシがいい? 家のこと、友達のこと、学校のこと?』
「学校のことなんだけどさー、厳しいっていうか、キツイせんせーでさー、担任の先生」

 ▼『キツイっていうと、怒るとたたいたりするんか、その先生』
「ううん、ポイント制の罰があってさー、悪いことしたり言うこときかないと減点されるんだ」
 『悪いことっていうと』  「しゃべってハナシをきかなかったり、ケンカしたり、宿題忘れたりすると
  0.5ポイントづつ増えてくんだよ、減点が……。最高でもう減点2の子がいるんだよ、ひとり」
  『で、減点が増えていくとどうなるんだ』
「うん、でこピン(親指を支点に人さし指を弾ませ額をはじく)されるんだ。3段階あってさー、
 1番強いのはメッチャ痛いんだって。でさー今日も宿題忘れた子がでこピンされたんだよ」
『そりゃ〜仕方ないわなー、忘れたら【でこピン】って約束なんだろ、で、何人もいたんか?』
「ううん、ひとりっきり、そいでさー、一番強い【ウルトラでこピン】されてたよ」
『ふーん、だけどひとりっきりっていうのはスゴイなー!宿題しなかったのが
「うん、そうだね」

 ▼『でさ〜、どんな宿題だったんだ』

 「昔のことを調べてくるって宿題でさー、図書館で調べて、じいちゃんにも聞いたんだよ」
『そいで、なにを調べたんだ』  「あのねー、昔の給食のことを調べたんだよ」
『昔の給食か〜、で、どんなことがわかったんだ』

 「昔は給食なんてなかったんだって、じいちゃんもいってた。給食は戦争が終ってからで、
   ごはんの給食もほとんどなかったんだって
『そういえばコッペパンに脱脂粉乳のミルクで、ごはんを食べた記憶はないなー、先生』
「なーに?脱脂粉乳って」

 ▲『うん、ちょっと難しいけど代用品といって【そっくりだけど違う食べ物】なんだ。
砂糖の代わりに「サッカリン」とか「ズルチン」ってのもあってね。お餅の代わりにウドン粉を堅めに溶いた
団子のぜんざいや、鯨のベーコン、舌が真っ赤や真っ青になる粉末ジュース、【タマゴの素】なんて
1個分が2個分になるのもあったなー』
  「ふーん、そいでおいしかったの」
 『なんもない時代だったから、それでもオイシイって食べてたんだよ、今だったら口に入れた途端、
   うえーって吐き出しちゃうだろうな、きっと さてと、みんな揃ったから授業始めるぞ。

 ◆6月17日(木) 80. 【こころの不自由なヒト!】 〔ただ目や耳なんかが不自由な人と違って、
   本人さえソノ気になれば「壊れたこころ」は治せるんだけど、これがまた難しいんだ〕 

 ▼
「せんせー、聞いてよ、ヤバイよー、今年の中1」
 
  『オイオイ、ど〜したんだ、もうなんかあったんか?学校で。まだ4月から3ヵ月だぞ!』
  「それがさー、終りの会が済んで廊下に出ようとしたら、いきなり「ロケット花火」がドカーン」
 『え〜っ、誰かが持ちこんで火つけたんだな。天井に当ってこげちゃったんじゃないのか』
 「ううん、上向きじゃなくてさー、廊下に沿って横向きに火をつけたから、最初に廊下へ出た女子の
  前をかすめて火花がとんでさー、すっごい悲鳴で、そっちのほうがビックリした」

 ▼『しょ〜がないなー、やったヤツは分かってんだろ。ライターで火をつけたんだろうな』
 「ちゃうよー、ライターはタバコ吸うヤツがいるから厳禁でさー、マッチ持って来てたんだ!」
  『センセーはなんかしたんか、つかまえて叱るとか、たたくとか、残すとか
 「ううん、もう疲れ果ててさー、なーんもいわないで、無視して、それっきり」
 「そういえば、昨日も昼休みに教室で爆竹鳴らしまくってるのがいたけど、あいつらかな」
 「うん、今日もその後で、運動場にたまって爆竹投げまくってたよ」
  『もう、そんなんまでいってんのか、今年の中1は』
 「うん、ねーチャンのときは「中1のトキは静かだった」っていってたから、ヤバイよー」

 ▼『蹴ったり叩いたりする【コワイ先生】がいたはずだけど、今年は転任しちゃったのかな』
 「いるけど学年が違うし校舎が離れているから、もう怖いものなしみたいでしたいほうだい」
  『そっかー、ガツンと抑えたり、ビシビシやれる先生がいないんだな、度胸があってさー』 
 「うん、口で《ダメだよ》とか《なんでそんなことするの》なんていうだけだから、てんで馬鹿にして《るっせー、
  すっこんでろ》とか《したいからしてんの、しっしっ》《ハイハイ、消えろ》なんてまるっきり気にしなくてオシマイ。
  モウ、あんなんどっかに隔離しないとダメなんだけどなー」
 『そんなにヒドイのか?中1になったばっかしで、もう
 「ウン、小学校のときからだけど、タバコも万引きも【14まではナニしたって平気だ】っていってるし、
  アイツら中学でたらゼッタイ暴走族になってむっちゃくちゃヒドイことしまくるだろうな」

 ▼『困ったもんだな〜、世の中には目の不自由な人、耳の不自由なひと、手足の不自由なヒト、
    先生みたいに毛の不自由なヒトって、トニカクもう、いろいろいてさー』
 
  「せんせーのはただのハゲじゃん」
  『まー、いいから聞け!そんなかに心が壊れた「こころの不自由なヒト」ってのもいるんだ。
 昔、石川五右衛門っていう大泥棒が「浜の真砂(まさご)は尽きるとも世に盗人(ぬすびと)の種は尽きまじ」
 って《金にさえなれば、悪いことでもなんでもやってしまう、捕まってもまたやってしまう。
 そういう懲りないのがいっぱいいる》っていってんだ。 《イジメたり盗んだり、壊したり怪我させたり、
 そんなんどーってことナイ》ってのがそこらじゅうにいてさ〜、だから交番や警察署がコンビニ並みに
  どこにでもあるし、テレビニュースの種だって切れないんだ』

 ▼『そいで先生が中学の頃もそんなんがいて、何人か《ヤーさん》になって、組長から全国組織の若頭って
  のまでなった《指が2本ない》ヤツまでいる。今じゃ2時間ドラマなんか、みんな殺人事件で、悪いコトの
  手口がなんでも山盛り垂れ流し。そういう連中には《絶好の時代》で、なんだってやっちゃうんだ。
  なんせ、考えなくっても、見たのを真似すりゃいいんだからなー。ただ目や耳なんかが不自由な人と
  違って、本人さえソノ気になれば「壊れた心」は治せるんだけど、これがまた難しいんだ。
   なんせ心ってのは「見えない」もんだからなー、ウン』

 ▲そんな話しをした次の中3クラス「せんせー、とうとう出たよ、年少に入れられたヤツが・・・」
  『えーっ、年少って少年院のことか』

  「うん、修学旅行の前の日に、急に行けなくなったって先生がいってたけど、もう一月来なくてサー。
   そいつの連れから今日聞いたんだ。盗んだバイク乗りまわして捕まったんだって。
   おんなじクラスのヤツだよ」・・・    あ〜あ、ふ〜っ、やれやれ。

 ★6月18日(金)午後2時〜【徳山ダム・住民監査請求書を名古屋市と愛知県に提出】
  
朝、竹内 平弁護士から電話。18日2時:市役所東庁舎ロビーに集合と緊急連絡。ぼーっとしていたら「ミヤナガさん、今日ですよ。遅れないよう早めに来てくださいネ」と念を押されてしまった。ではと、20分前に着いたら誰もいない!在間(正史)弁護士のメールでは本庁待合室だったから、ひょっとして場所が違うんじゃないかと移動したら田中(万寿)さんが・・・やれやれ。メンバー全員が揃って市役所監査委員室へ。その後、愛知県監査委員室⇒県政記者クラブと《記者とカメラに囲まれ》ぞろぞろ移動。報道されるのはいいが、その効果が全く?

 ◆6月20日(日) 81. 【本音でトーク!?】
 〔自分からテスト勉強する生徒なんて「変わり者」と思っている子供たちとの会話〕

 ▼
下町の《来るものはこばまず》の寺子屋塾にくる生徒たちは、ごく普通の庶民の子供たちだ。どんな点が
庶民かというと、まず、ほとんどの母親がパートに出ている。それどころか《おばーちゃんも》という場合が実に多い。両親の学歴でいうと大卒なんて珍しい。 わが塾の場合、親の職業で【医師、教師、税理士】など《師・士》がついたのは過去30年で8人!世間的にもてはやされる?職業の親はまれで、おおよそ中小企業の社員や工員、店員、自営業。トーゼン勉強も、親自身が子供に《自慢できる、大きな声で威張れる》雰囲気?になく!《勉強が好きで、すいすい分かって、苦労しなかったなんて親は》まず見当たらない。

 ▼それどころか昔は「ヤンキーだった」とか「暴走族だった」とか自慢する親さえアタリマエにいる。
イロモノ・キワモノ皆無の《ネット新聞》の読者の皆さんには多分想像できない世界だろう。 さて自分から
テスト勉強する生徒なんて「変わり者」と思っている子供たちとの会話。
「せんせー、期末のテスト範囲どーなってるか、教えて!」土曜の直前特別・混合クラス。
『オマエな〜、もう中3だろ、今ごろそんなんいって恥ずかしくナイのか、後輩たちの前で
「だって、まだ3日もあるじゃん、期末まで」
『それは今日をいれてのハナシ!火曜からだから、あと2日しかないぞ。
 テスト範囲を一通り終っててもおかしくないくらいなのに、いったいナニやってたんだ、ったくも!』

 ▼「それは発想の違い!まだ2日もアルの!キチンキチンとできたら、塾なんかこないよ」
 『そりゃそうだけど、とりあえず、学校のプリントとか提出用の問題集くらいはやったんだろ』
「うーん、どっかいっちゃったのがあるから、コピーさせてくれる、せんせー」
 『いいけど、貸してくれる子いるのか?まだやってナイやつを
「おれはダメ、ゼンブ書き込んじゃった」と仲間のB。 「えーっ、頼むよ、コピーさせて」
 と、聞いていた同じ中学の中1が「えーっ、先輩、プリント、コピーしたやつでもいいの?」
「丸ごとコピーして、名前だけ書いてバレなかったヤツもいたからダイジョーブだよ」と中3A。
 『こらこら、ヘンなこと教えるんじゃナイ。それはオマエだろ』 「えっ、どうして分る、せんせー」
『そんなん、マネしてバレてこっぴどく叱られたヤツがいるって、この間Bが言ってただろ』

 ▼ 『そんな手抜きを考えているヒマがあったら、ちゃんとヤル!試験の前くらいは!!』
「それがさー、忙しくてさー、やってる時間がないの」
『忙しいって?試験の前で部活は休みだし、勉強のほかにナニがそんなに忙しいんだ』
「だって、部活がないから普段できないことで《したいコトがいっぱい》でさー、忙しいんだ」
 『うーん、先生としては、テスト前は勉強を《優先順位1番》にして欲しいんだけどナー』
「一番したいことが先って、いつもいってるじゃん!先生!それにどう頑張っても勉強なんて」
 『点さえよければっていってんじゃないよ、態度とか提出物も含めて、意欲がみたいんだ』
「オレなんか寝てただけで【オマエなんか1だって言われて】2年はずーっと英語が1でさー」

 ▼「えーっ、先輩、授業のじゃまさえしなければ《寝てたってテストさえよければ5》って
  国語の
☆☆先生がいってたよ」 「うん、保健の◯◯先生もおんなじこといってた」と1年生。
「寝てて、提出物を出さなくて、ノートが真っ白、テストも悪いから、1はアタリマエ」これはB。
 『まあ自覚して、覚悟の上で悪いのはしょ〜がないケド、1年は悪い見本をマネしないコト!』
 「せんせー、そんなー、3年になってからはちゃんと起きてるよ」
『起きてるかしらんが、まるっきり勉強してる気配がないけどな〜、特に英語なんか』

 ▲「そうだ、今日は弟と4時前に帰してね、せんせー」と中3B。
 『どうした、なんか急用できたんか?』
「うん、チケットが手に入ったんだって、野球の。で、見に行くから、先生にそういえって」
 『そっか〜、2人とも「学校のプリントも問題集もやった」っていってたナ、提出用は。よし!
家族揃ってなんて、モウそうないから、いっといで。ただし明日また前日対策で塾あるからな。
明日は帰るまでちゃんとやるし、月曜も塾があるからな』さあ、じゃあテスト対策始めるぞ!

★6月25日()マスコミ各社殿 【住基ネットカード差し止め第6回公判】以下の行動を実施
  ◎日時&場所:6月28日(月)11時〜 名古屋地方裁判所1階大法廷(中区三の丸) 
  ◎10時40分:地裁一階ロビー集合 その後大法廷へ移動◇以下の理由で提訴しました。

 1、住基ネットは違法 憲法三条:個人の尊厳に違反する

 2、住基ネットは税金の無駄づかいだ。システム作成に全国で約805億使い、
   さらに維持費が毎年約190億かかるという。

 3、国から押し付けられた「お荷物」である。

 3月末現在、名古屋市民約218万人のうち住基カード保持者はたった3825人。
  普及率はナントわずか0.17%です。1万人あたり17人の割合です!!!
  閉廷後、杉浦弁護士の解説があり、お昼前には終了する予定です。裁判の傍聴にぜひ来てください。

  〔住基ネットに反対する市民の会・会員・広報担当・原告・「文責・問い合わせ」宮永正義〕

 ★6月28日(月)11時〜:名地裁大法廷【住基カード差し止め訴訟・第6回公判を傍聴】
  名東区からケッタ移動。掃除中のトイレでお願いして着替え。汗臭くてゴメン、

 ◆6月29日(火) 82. 【もう学校なんて行きたくない!】
 〔だってさー、学校なんて世間の常識つーか、法律なんてゼンゼン通用しないトコなんだよ!〕

▼『オイオイどーしたんだC。そんな絶滅しそうな顔してなんかバレたんかヤバイこと!』
「ちゃうよー、もうやんなっちゃったョー、あんな学校行きたくないよ、登校拒否したいよー」
 『なんなんだ、ど〜したんだ!《あーいえばこういう》図太いオマエがさー、ヘンだぞ!』
「だってさー学校なんて世間の常識つーか、法律なんてゼンゼン通用しないトコなんだよ」
 『いったい何があったんだ、期末が終ってイチバンのんびりできるときのはずだろ?』
「それがさー、あんだけ不良がごそっといなくなったのに相変わらず、メチャクチャでさー」
 『あんだけって、確か修学旅行の前に1人少年院送りになったってAから聞いたけど?』
「なにいってんのセンセー、おれらーの学年で4人、去年の3年で卒業生が6人、ゼンブで10人
窃盗で捕まって、全員半年入れられたんだよ、少年院へ。ほとんどミンナ知ってる連中でさー
同じクラスのヤツなんか結構仲がよかったつーか、小学校から一緒だったんだ」

▼『じゃー、ハッキリいって、いなくなってホッとして《よかった》って思ってんじゃないのか』
「それがさー、女の不良連中と中2、中1のツッパリがもうメチャクチャのさばりだしてさー」
 『のさばりだしたって、どんなふうなんだ。たくさんいるのか?ややこしいのが……
「うん、中3の女だけで8人いてトイレや部室でタバコは吸い放題、カバンなんかナシでさー、
なんか袋にケータイやピアスやお菓子入れて、それっきしで来るんだ。万引きやカツアゲなんか
へっちゃらで、去年最高268回遅刻したやつがいて、おれなんかたった28回。
授業なんか受けるわけなくてさー1年や2年へいったり、廊下にたまったりしてんだいっつも」

 『なにがたった28回だ。オマエだって相当なもんだったく。けど、先生はどうしてんだ』
「たまに追いかけたりしてて、こないだもテニスコートまで追いかけてるのを見た」とB。
「そんなん、もうなにいってもムダだから、たいていの先生は机があっちこっち空いてても
 知らんぷり、たまにいても《静かに寝ていてくれたらイチバンいい》ってハッキシいってるよ」 
「そうそう、授業中にパフ使って化粧したり、まゆ毛剃ってるのがいたよ!」とA。
「なんかしらんけど、中身を見せてくれたことがあって口紅とナイフが入ってた」これはB。

▼『う〜ん、授業中騒いだり、先生に暴力振るったりするってコトはないんだろ』
「ウン、そんなん《先生が逆らわなければ》しないよ。口でいって聞く連中じゃナイもんな」
「でさー、こないだ《ちょっとあって》文句いったらさー、11月になったら出てくるって……
 『なんだ、おどされたんか、でてきたら連中にいいつけるって、留守中にデバったって
「うん、いままでだってみんなにたかったり、いじめたりしてた連中で、オレ、どうしようー」
 『どうしようって、戻ってきたらまたそのときのコトで、今から心配してもしょーがないよ』
「だって【カネ貸せ】ってみんないわれてて、だして返してもらったことなんかなくてさー」
 『そんなん、学校にもってかなければいいじゃん、余分なカネなんかさ〜』
「だっているんだもん、いろいろ、昼メシ代とか喉がかわくし、ほかにもさー」
 
▼『じゃあー、カネなんかもってないっていえばいいだろ』
「だってそんときは《はねてみろ》っていわれて、ジャラジャラして《もってんだろ》でオシマイ。
おんなじクラスにそんなんが何人もいてさー、顔をあわせたら逃げられないし、もうヤだよ。
授業だってみんな勝手に好きなことしてて、マトモに聞いてんのはほとんどいないし、クラスはばらばらで、
しらーっとしてて、もう《学校にいかないで塾だけ》ってのはダメなんかな」
 『ものは考えようで、イラクじゃ武装勢力の総攻撃で100人以上、自爆テロで23人、巻き添えで8人死んだとか
言うコトを聞かないと首を切るなんて《ヒトごとでどーって思わないで見てるけど》もう毎日ムチャクチャ。
関係ないのにもう何千人も殺されてんだよ。それを思えばまず命の心配はないし、なんかあったら先生に
相談しな,、ナントカするから、いいな!』

 △われながらどうかと思う《たとえ》で済ませたものの《行き過ぎた自由》ってのも困ったもんデス。
   もう体罰を加えて済む問題でもないし、やれやれ、とほほ。
            
    

 
★第106回:【だんじょ交際!?/カネ・金・かね/徳山ダム控訴審/イジメられっ子!】

☆【海上の森くらぶ通信】 2004年8月7日発行:139号&青春18キップの旅(詳細次号)
  ◎活動予定:8月28日(水)〜29日():長野県・鳥が池でキャンプ実施・参加者募集!

  ◆04年7月3日(土) 83. 【つきあってる!】 〔明日が小生の出身中学の期末最終日〕

  ▼連日の特別授業で、今日7月1日は時間の都合から《中3が男女2人ずつ、中2が男1女2》の混合クラス。
  全員《親が》 《兄弟が》 《近所の子がきていた》という顔見知りや友人で仲がいい。予定は5時10分
  からだが、今日も早い生徒はもう2時に来て、3時までには顔がそろい、全員7時まで!勉強していった!!
   『まだ2時だぞ、ズイブン早いなーA。先生、いまメシの最中だから先に勉強やっといで』
  「わかった、せんせー。テスト範囲のプリントあったらちょうだい、明日の分、やるからさー」
   『あのなー、その前に学校の分済ませたのか?提出用〈問題集〉とかプリント!そっちが先』
  「ウン済ませた」と中3A。 「まだのがある。忘れたから取って来ていい?」これは中2のE。

  ▼さて、50分ごとに10分ほど取る休憩時間に、先生を前にして生徒同志のおしゃべり。
  「聞いて聞いて、Eってさー、Fちゃんに【つきあって】って頼んだんだって!」と中3C子。

  「うっそー」「そいでさー、もう泣きそうにして頼むもんだから、つきあうことにしたんだって」
  「ウン、オレも聞いたEに!アイツさー、ごっつー自慢してたよ、彼女できたって」と中3B。
  「そいでさー、もう、ディープキス3回もしたんだって!!」
  『コラコラなんてこと話してんだ、先生がいるのに、ったくもう〜』 「いいじゃん、センセーなら」
   『先生は《仲間》か?!じゃ〜さー、Eって、そこの惣兵衛川の橋んとこのEなんか?』
  「えーっ、どーして、せんせー、Eのこと知ってんの」と中3D子。
  『だって、そいつのオヤジが中学の同級生で、こないだ散歩してて会ったばっかしなんだ』

  ▼「へー。でさー**部の中2って〈つきあってる子〉多いよね、Fちゃん」とC子が中2に。
  「うん、Mちゃん、Jちゃん、Hちゃん、Tちゃん。こないだTちゃん彼と2人乗りしてるの見た」
  「えーっ、Tちゃん、もう別れたって聞いたよ」と脇から身を乗り出して中2のG子。
  続けて、「でさー、Jちゃんって【中学生日記】(NHK名古屋で人気の長寿番組)にでてるんだって」
  『ふ〜ん、中学生日記って先生の奥さんも何回かでたっていってたなー、確か中学のころに・・・』
  「ええーっ、先生って《離婚してひとり暮らし》してんじゃなかったの、ここで

 『こらこら、勝手にヒトを離婚させるな!カネにならんことばっかしてるから相手にされんのは
  確かだけど、まだ離婚してないぞ。前から塾がつぶれそうでヤバイとこはあるけど!』
 「そういえばセンセー、妹が来たいけど時間がないっていってた」と、昔、母親もきていたK
  『うん、モデルやってて忙しいみたいだね、こないだも静岡までロケに行ったんだって?』
 
 ▼「あーっ、知ってる、今、テレビのCMに出てるよね、なんかの、えーっと?」
  「なんか知らんけど、ふたつくらいでてるみたい。雑誌でさー、子供服のもあるみたいだよ」
 『なんかってオマエ、妹なのにスポンサーの名前も知らんのか、出てるの見たんだろ?』

  「だってさー、いっつもいっしょにいるし、家に・・・どーってことないしさー」 『そっかー』
 『でさー、みんな〈つきあってる〉とか〈別れた〉って簡単にいってるけど、どんなんなんだ』
 「どんなんって大人とおんなじさー」『おとなとおんなじっていっても、どんなトコがなんだ』
 「えーっ、そんなんコドモに聞いていいの? けど、センセーが聞くんだから、まっ、いいか!
  いろいろでさ《いくトコまでいった》って子も何人か知ってるョ。でもヤバイよね、こんな話し・・・」

 ▼『わかった。どうだ、こんなかでもう〈付き合ってる〉のいるのか?うーん、まだみたいだな。
  いっとくけど、あわててヘンなのと付き合うんじゃないぞ!いいな特に女子!!
  自分を安売りするんじゃないぞ。オトコってのは みんなスケベなんだからな。
  先生がいうんだから間違いない。カネも毛もないおっさんで、誰にも相手にされん
   から言ってるんだけど、ホントだぞ!』

 ▲「ソコまで自分のコト言わなくていいじゃん、せんせー」 「そうだよ、いまでもカッコいいし」
  「カツラなんて想像できんし、ヘンだよ」 ありがとアリガト、みんな!当分、宿題ださんからな!!
     (おいおい、コラコラもともと出したことなんかホトンドないのに)

  7月5日(月) 84. 【いちばん欲しいもの!】 
  〔
大人と子供の《真っただなか》小6女子3人組と、いつまでたっても《コドモ大人》教師の会話!!〕 

 「せんせーさー、いまいちばん欲しいものってなーに」 
   『そりゃ〜、カネさ!かね、かね、かね、かね、かね〜っ!』
  「そんなんムキになって、何回もいうことないじゃん、せんせー」 
  「そうだよ、せんせーがそんなんいっていいの、カネだなんて先生なんでしょ!!」
  「でさー、じょ〜だんじゃなくて、ホントのこといってよ、せんせー」

   『じゃー、かみの毛!ふさふさで三つ編みできるくらい長いのがいいなー』
  
「なにいってんの!そんなんムリじゃん、どう考えたってさー、いまみたいじゃ、ネー」

   『だからさー、アデランスかアートネイチャー!1つ100万から200万もするんだよ』
  「知ってる!親戚のお兄ちゃんで《車1台分かかった》っておばさんが言ってた!」

  ▼『だろ〜、だからヤッパし!それにはカネがいるんだ。あ〜、おカネが欲しいなー』
  「だめじゃん、先生がそんなこといってちゃ、オトナなんでしょ!ほんとにも〜」
   『だよナ!先生ってさ、まだオトナになりきれてないみたいでさ〜だから塾も半人前で』

  「ちゃうよーいい塾だって誘うんだけど、チラシばんばんの塾へもうみんないってるもんネ」
  「だからさー、うちの塾も、新聞なんかにチラシいれてさー、もっと宣伝したら
   
『うん、心配してくれてアリガト!仕事も大事だけど、気になることがいろいろあってネ』
   「気になることってなーに、せんせー」

  『みんなにはまた怒られるけど《おカネが欲しい》ってのはホントなんだ。もう喉から手がでるほど欲しいんだ!
   ダケド《人間にはさ〜、能力の限界ってのがあって》ちゃんと食べて、着て、寝るとこがあって健康で、 
   ほどほど稼げたらもういいじゃん、というのが先生にはあってね』

  「そんなん、ばあちゃんがいっつもいってるよ。健康で毎日生きていられたら充分って」

  ▼『うん、そうだよね。そいで、先生には「森や山でぼんやりするのが好き」って趣味があってね、
   よく遊びにいく川や森がどんどん壊されていくのを、黙って見ていられなくなったんだ。
   でさ〜、仕事をしながら、そっちもナントカしようと思ったんだ、自然を守ろうって活動なんだけどね』
   「そういうのっておカネ、もらえるの」
  「なにいってんの、もらえるワケないよね、せんせー」
 
  『うん、もらえるどころか、手弁当って、小遣いがゼンブ消えて、そのうえ持ち出しばっかし。
   だから普通のオトナはそんなことしないの!世間の常識ってのがナイ!大人がするんだ』
   「そんで、せんせーはオトナになりかけっていうの?じゃあー、どんなんなったら大人なの?」
    『そうだな〜、まず自分のこと、次に家族のことを考える。ほかのコトはもうあんまり考えない』

  ▼「ほかのコトってどんなこと?」

   『たとえば会社がヒドイことしてても、給料を減らされたり、首になりそうなコトは言わないで
  《見ないふり知らないふり》をする。そうしないと出世できないからな。それから《金持ちばっかし》が集まって
  《もっと金儲けしよう》って、海を埋めたり山を削ったりはじめたら、ナントカ仲間に入れるようコネを探すか、
  ムリなら子供が将来仲間に入れるよう《いい学校》へいれる。ヒトのことはどうでもいいから構わず、
  《ブランド品を買って海外旅行して別荘がもてる》そんな暮らしを目指す。
   で、不公平で不満ばっかしの世の中でも、変えようなんて思わない。
  デモとか署名なんてトンデモナイことで、陰でぶつぶつ文句をいうだけにする。政治なんかあてにしないし、
  選挙だって《パチンコで儲かって気分がよかったら行くかもしれない》ってくらいにする。
  モチロン国やお役人が決めたことに逆らう連中なんかには近づかない。自分たちさえ儲かればいい。
  まあこんなんができるようになったら立派なオトナだな。みんなも《個人ではどうにもならないコト》には
  《どんなにヘンでも》逆らわないで《しょーがないなー》と静かにあきらめて生きていく人間になるんだよ!』

  ▲「せんせー、なんか逆言ってんじゃないの?」
  『そう思う?けどそれができないと、ケッタでぶらぶらしてる《先生みたいな変なオトナ》になっちゃうんだよ!
   でさ〜、みんながいちばん欲しいものは?? 先生はやっぱカネだけど
  「まだ!いってる〜、じょーだんばっかし!」 ・・・いやいやホンネの積もりだけどな〜、トホホのホ。

 ★7月13日(火)午前10時40分〜【徳山ダム控訴審】 名古屋高裁・一階大法廷
 
 ◇傍聴券が必要かもということで10時20分に西区を出た。トーゼン「けった」でだが暑い!
  それにしてもお城の堀端を走っているときだけは、水面を渡ってくる風が心地良かった.んだが・・・。
  名古屋地裁(高裁と同じ建物)へ着いた時にはもう汗まみれ。あいにく清掃中だったが、掃除のおばさんに
  断ってトイレでTシャツと半ズボンから半袖とジーパンに着替え。 これでもイチオー場所柄を考え、みなさんへ
  配慮もしているんです。ただでさえ暑苦しいオジさんが、汗べとべとで、もわ〜っと来て近くにすわられたら、
  とんでもない迷惑ですもんネ。

  ▽原告用に確保した傍聴券では足りないかも・・という近藤(ゆり子)さんの指示で、建物西側の大法廷・
  入口階段わきの《傍聴券配布用の通路》に並び、先着順に配られたフダを貰い配布を待った。
  受付時間終了間際に「一般傍聴希望者の数が定員数と同じ」ことがわかり、な〜んだ、ならばなくても全員
  入れるんだ!と近藤さんからも同じ指示がでて全員ぞろぞろ入廷。

  ▽裁判は原告の「上田武夫・近藤ゆり子」2氏の意見陳述と、原告側弁護士による陳述がメインで、
  ともに文書として提出・配布されているので、被告側は聞いているというより手元の文書を見ているダケと
  いうもの。まあなにを言っても聞き流すだけだろうが・・・。

  △弁護士とはいえ商売だから、あらゆるケースの弁護をするのだろうが、コレだけ悪役!がハッキリしている
  「行政側」弁護士って「良心なんて売り払い商売と割り切っている」んだろうな。まあ県の顧問弁護士という
  地位が彼らの出世と名誉の到達点。ゴリ押し上意下達のお上のために《素朴な庶民の疑問を踏み潰し》
  働くことに《恬として恥じない》のは覚悟のうえかも。

  ◆7月21日(水) 85. 【イジメられっ子だった 教師編!】 〔走る特技を支えに潜りぬけたが、
   どうにもならない理由でイジメを受け続けた心の傷は、いまだに癒えてはいない〕

  ▽子供の頃から走っていた。なぜだか走るのが苦にならなかった。人の眼を気にせず、孤独のなかで
  自分と向き合え、行くも止まるもすべて自分次第というところも性に合っていた。しんどいけれど、
  苦しいけれど気持ちが良かった。(そういうコトってあるンです、好きだと
  走っている最初の記憶は小5の運動会、マラソンのとき(5、6年の選手が校庭を一周してから校外へでて、
  名古屋城のお堀沿いを走って戻ってくる約4km?)。フツーに走っているのに、なぜだか他の選手は
  どんどん後ろへいってしまい、戻ってきたときには、いつのまにか2位に半周以上の差をつけゴールしていた。
  自分でもエッ?と驚いたのを覚えている。

  ▽それよりもっとビックリしたのは《イジメで僕を選手に選んだ》同級生や、周りの子供だった。
    いつもひとりぼっちで、本ばかり読んでいる身長126p、体重25sのあのチビが・・・

   「エエーッ」というものだった。あの頃(東京オリンピックまであと10年前後)の名古屋では
   小・中・高を通じ、冬になると「校外マラソン」と称して、毎週のように生徒全員を走らせていた。
   そして2月になると、どの学校でもマラソン大会が行われた。今からでは想像もできないが、車も少なく
   道路も安全で、まだまだ道は〈ニンゲン〉が主役だった。いじめられっ子の自分がソノときだけは
   《ヒーロー?になれる!イジメもしばらくは減る》、そうか、これだッ、走ろう!

  ▽で、中学時代の夏休みはほとんど毎朝、汗みずくになって走っていた。庄内川の堤防まで走り1時間以上
  10km前後を周って戻るのだが、コース沿いに流れ去っていく木の電柱や、後ろへ飛んでいく家や商店の
  たたずまいなど走りながら目にした風景を今でもひょっとすると《50年近い昔の姿のまま》で夢に見ることもある
    最後のラストスパート、ダッシュで駆け込んだあとの充足感、爽快感といったら・・・もう、ないっ!
     わからないだろうな〜きっと。

  ▽ここでまたいろいろと思いだした。そう、あれは確か中1の冬。ハンディいっさいなし、中1から中3まで
  全校男子800人以上参加のマラソン大会。なんと身長135p、体重27.5sの僕が《上位6位まで中3》の
  その《7位》に入った。入学以来、主に他小学校出身の生徒たちから受けていた《チビがゆえの》しつこい
  イジメが、ピタッと音が聞こえるほどに減った。
  それでもまだシツコクいじめるヤツもいた。くそ〜、あいつとアイツとあいつ、今思い出しても身体が震えるほど
  腹がたつ。わざと足をひっかけられたり、田んぼに突き落とされたり、小さな身体にムリヤリ5つも6つも
  カバンを持たされたり人にはいえないようなコトまでイジめる側にはなんでもなくても、当人にとっては
  死んでも忘れられない口惜しさ辛さ。そしてだれにも言えなかった、誰にも・・・。
   (ほんと〜なんだもん、本当にチビだった・・・あの頃はね〜)

  ▽中2、3月・名古屋市中学対抗駅伝大会。139cm、30kg、超トランジスタの身体のありったけの力を
   絞りきってタスキを渡し、ひきずり上げられた伴走のオート三輪の荷台で、ヤカンから呑んだ《砂糖入りの
   白湯(さゆ)》のうまかったコト!!といったらモウ、あんなにおいしいと思った飲み物にはいまだに
     巡り合えていない。 (あるこーるは別ですっ、念のため・・・)
    そして中3のマラソン大会。ラスト直前50m。人目も気にせず並走したうえ、トップでゴールと同時に
   倒れこんだ僕に《アルミのコップに水を汲んで持ってきてくれた「男子憧れの」彼女》。いっしょに歩いたこと
   さえなかったが、ハッキリ互いの気持ちが通じたのが分かった。が、たった1ヶ月。彼女の転居で終った
   淡いあわい僕の初恋?いまだに思い出すたび心が疼く。人を好きになるってほんと素敵ですね〜。
    『エ〜ッ、鏡をみろって』、え〜ん。とほほ!」
 
  ▽高校の入学式。隣りの女性から「見て、みてあんな小さい生徒が!」と言われたと涙ぐんで話していた母親。
  2番目に小さい生徒より頭ひとつ小さい身長143p、体重34sの僕。直接のイジメは皆無だったが、
  コンプレックスは高校も変わらず、走る特技を支えにやっと潜りぬけたが、中学まで自分ではどうにもならない
  理由でイジメを受け続けた心の傷は、いまだに癒えてはいない。 

 ◆7月22日(木) 86. 【イジメられっ子だった 教師編 A】〔1950年代は、とにかく子供が多かった。
  クラスに何人か在日の子がいて、いま思い出しても胸がつぶれるほど、理不尽にイジメられていた!〕

  
▽あの頃、1950年代はとにかく多かった、子供が!敗戦直後生まれを中心に、
   小・中・高とも1クラス50人以上が「アタリまえ田のクラッカー(古いネ〜、このギャグ!)」だった。
   兄弟が4人、5人は普通で、栄養失調でガリガリ、青鼻を垂らしている子も多く、互いに気にもしなかった。
   そんな時代でも、いやそんな時代だったからこそか、やっぱりイジメはひどかった。

  ▽大都会の下町という土地柄か、小・中いつもクラスに何人か在日(韓国・朝鮮籍)の子がいて、
   いま思い出しても、胸がつぶれるほど、もうムチャクチャ理不尽にイジメられていた。あ〜あ・・・
   偏見は大人ゆずり(?)で、訳も分からず子供たちがマネをして、蔑称を投げつけていたのだった。
   中1でやっと身長131cm、学年で2番目の子よりまだ頭半分チビ!それだけでイジメられていた
   僕からみても悲惨なものだった。

  ▽それがどんなであったかは半世紀近くたった今でも逐一ハッキリ覚えているが、とてもここに書けるような
  シロモノではない。テレビならピーピーの鳴りっぱなし。ただそっちに 鉾先が向いていれば、こっちはしばらく
  安心とカラッポの頭ながら考えて、ひたすら見ているだけで首をすくめていた。昼休みなど「運動場の鉄棒の
  脇の木蔭」とか「渡り廊下の下駄箱の後ろ」とか、そんな子ばかりが、なんとなく何人かいることが多かった。
  人目につかなくて安全なトコって決まってしまうんですよネ。学校の中で、テントウムシの冬のネグラみたいに。

  ▽で、イジメられっ子同士ポツポツ話すうちに分かったんです。小学校の頃、年中同じ服だったのはそれしか
  なかったからだし、遠足になると休んだり、直前までピンピンしてたのに、病気といって修学旅行に来なかった
  のは、行きたくて行きたくて仕方なかったけど、カネがなくて行けなかったということ。〈55円〉〈70円〉という
  集金を、何度も何度も「忘れた」と言っているのはナゼか、子供の僕からみても分かるのに、怒ってたたきまくる
  先生すらいた。このドあほ!くそセンコー!!どんなにゴジラ化してなぐってやりたかったことか、このチビ助の
  僕でさえ・・・。

  ▽また、よく「忘れた」と言って弁当を持ってこないのも、持ってこられナイからで、水ばかり飲んでいる彼に、
  麦飯の上に〈煮つけた油揚げ3枚だけ〉とか〈ジャコと昆布の佃煮だけ〉という弁当でもキチンと持ってこられた
  自分が《コレ半分あげるよ》と、その一言がどうしても言えなかった。そんな子が何人もいて、またそれをタネに
  イジメられていた。

  ▽高校へ行きたくて一緒に新聞配達を始め、そこで仲間たちの名前が本当は金(キム)とか朴(パク)だと知った。
   約束してその一人の家へ遊びに行ったときは茫然とした。ミゴトにな〜んにもない長屋に住んでいた。
  我が家も立派な貧乏だったが、6畳一間に8人暮らしとは!でも笑顔が素敵なオモニ(お母さん)が、
  僕にだけ《食パンに白砂糖をのせたおやつ》を出してくれた。凄いコトだったんです・・・僕らにとってコレはッ!
  もの欲しそうに見ている友人の妹弟たちを横目で見ながら1枚ゼーンブ食べちゃったんですネ・・・この僕は。
  (なんせサッカリンという甘味料がごく普通に砂糖の代わりに使われていた時代でした)あ〜あしょ〜がないねー

  ▽時が経ち、子を持って、親になってやっと気付くコトってあるんですね。自分の子供6人には1袋5円の
   パンの耳、それもひと袋だけ。《やっとできた!》息子の友達には《食パン1枚を買ってきて砂糖をのせた》
   母親の心・・・。 それを思うと、思い出すたびに胸が詰まって・・・。

  ▽なんでそんなにビンボーなのか知ったのは中3の冬。
  友人の話では父親が生まれたのは朝鮮。農作業をしていたら日本軍がやってきてトラックの荷台へ。
  そのまま海を渡って日本へ。仲間の半数以上が死んだ強制労働。そして終戦。放り出されてそれっきりだったと。

  ▲戦後50年、今は北朝鮮となった地に《一言も話せず引き裂かれたまま残してきた妻と2人の子供のこと》を!
  !臨終の間際まで、うわごとのよう言いつつ友人の父親はなくなったという。人間って集団になるとどうしようも
  ないんですね。イジメはなくならないと思う。だが、人間はそういう業を背負った哀しい存在だということだけは
  心したい・・・いや忘れないで欲しいのです! (この続きは:イジメられっ子だった Bに)


 ★7月23日(金)18時発〜25日(日)帰着11時40分 【青春18キップ・九州2人旅】
  
◇西区の教室を午後6時にもちろん《ケッタ》で出発、名古屋駅へ。ゆっくり走って30分くらいの予定。
  城西小学校の横を通りかかったら、玄関を開けて男性が出てきた。あれれ!山田さん、ここだったの、
  教室って!自宅兼用って聞いてはいたけど・・。なんと私立高校の説明会のときにだけ会う同業者で、
  友人の知人でもある30代の独身教師。

  ▽『やあやあ、ど〜もど〜も!ちょっとこれから友達と2泊3日で九州へ旅行にいくとこなんですョ』
  「ええーっ、いいなー、優雅ですねー、もう悠々自適で・・・駅までケッタですか、元気ですねー」
  『まあやぶれかぶれデス。行きたいときに行かないと明日のことはワカリマセンからね、うん、じゃあ』 


  ◎大雑把な列車乗り継ぎスケジュールを以下に列記しました。詳細は別紙に!
    《インターネット新聞janjan.jp/  にも8月上旬に掲載の予定》

  ☆7月23日19時:名古屋発⇒20:14着(米原)発20:39⇒21:30着(京都)発21:33《ムーンライト九州》
   ⇒24日6:04着(小倉)発6:41⇒8:09着(柳浦)発8:19⇒9:08着(別府)発10:20⇒10:40着(大分)
   発10:47⇒11:51着(湯布院)発13:57⇒16:57着(久留米)発17:03⇒17:42着(博多)発18:27⇒
   19:31着(戸畑)発21:58⇒22:06着(小倉)発22:12⇒25日7:05着(京都)発7:31快速⇒
   9:54名古屋着(*同行:藤井保人・海上の森くらぶ幹部と弥次喜多ふたり旅)

 ◆7月26日() 87. 【いじめられっ子だった B 人間改造編】
  〔上ばかりみるのを止めて、できる範囲で、のんびり、ユックリ行こうよ、ねっ!〕

  
◇それにしても無知は怖い!高校生の僕は大学受験にトンデモナイ常識知らずだった。
   親類に大学へ行った者がひとりもいず、しかも進学先が【大学受験がアタリマエ】の高校だった。
  小・中・高を通じ問題集を買ったコトがなく(授業で使う教材は別で、勉強は教科書と教材のみ)
  中卒で働き始めた姉たちの援助で《学費がやっと》の状態で、好きな本も図書館か貸し本屋だった。
  高校へ通うだけの毎日で《現役生向け予備校や大学別の過去問題集、奨学金制度》の存在すら知らなかった!

  ▽誰も進学に関する情報を教えてくれなかったし、肉体的、精神的にまるっきり子供で
  (今でも大して変わらないが)いつも独りっぽっちで親友もいなかった。学校の授業だけでほかになにもせず
  簡単に高校へ進学できたので、大学も同じつもりでいた。高3の夏と冬休みに《受験対策の補習》があったが
  《カネが要る》という理由だけで受けなかった。受験は《国立一期・文学部》と《二期・電気工学科》の2校だけで
  《学費が安く地元で通える》のは「それしかナイ」という選択肢で選んだが、それでもイチオー本命は文学部だった   
  ▽直前1ヵ月《入試科目の教科書と授業で使った問題集を復習したダケ》で運よく大学へもぐりこんだ。
  結局、生涯で高校1校、大学2校、合計3回で僕の受験は終った。もし当時、適切なアドバイスと指導さえ
  あれば、きっと別の人生があったはず。《後悔先に立たず》で、今更いっても詮ないことだが・・・やれやれ。

  ▽さて大学の学生課で初めて!《日本育英会の奨学金》を知り、月額3千円貰えることになった。
  国立の学費が月750円、半年4500円だった。18歳の夏頃から中川区の名古屋食肉処理場でバイトをし、 
  まかないでホルモンの味噌煮込みを毎回たらふく食べた結果、栄養が全身に行き渡り、2年ほどで背が
  13p伸び、20歳で168p、60sになった。なんだか吹っ切れて僕は以前とは別のニンゲンになった。
  そして57歳の現在まで体形はほとんど変わっていない。(ただし頭髪カンケイはパス!)

  ▽70年安保を挟む学生運動、バイトや放浪を重ね、企業に所属した後、なんの見通しも展望もないまま
  (いまだにソレは変わらない!と家人に指摘されていて・・・トホホ)成り行きで28歳のとき選んだのが塾だった。
  もともと身体を動かすのが好きで、どう考えても肉体労働タイプだったが。

  ▽30半ば、親戚の大工と左官に頼み《下地を竹と藁縄で編んだ土壁》の自宅を新築した。持て余した体力を
  発散するため18畳の教室は土壁に板張り、床は縁甲板、天井に吸音板と《体育館仕様》で「ラジオ体操」に
  毛が生えたような運動を始めた。ちょっと片付ければどんなに暴れても平気の平左の空間ができ、ほとんど
  毎日1時間以上、真っ昼間に独りでやっていた。

  ▽腹の底からのどら声で「とりゃー」「えいっ、おうー」「ぎゃおー」ってんですから、もう道で会う近所の人は皆、
  眼をそらしていた。勿論セールス、保険の勧誘など一切立ち寄らない!仕上げに腕立て伏せを一度に500回
  やって水をかぶると(真冬でも)ようやくスキッとした。これが自宅を別に構えるまで7年近く毎日ず〜っと
  怯えて?家人も何も言わなかった。

  ▽そして20代と較べるとケンカをしなくなった。まあ力道山の例もある(古いネェー)。いきなり後ろから
  ナイフとか、脇から拳銃では、格技なんて《屁の足し》にもなりゃしない。ましてやサリンなんて持ち出されては。
  で、ナニを言われても口で面白おかしくいなすことにした。 揉め事が起きても、相手から目を逸らさず!
   『ハイハイ、夏暑いのも地球が丸いのも、朝になると陽が昇るのも、オウムとかインコとか変な宗教が
    流行るのも、み〜んなワタクシのせい!ゴメンナサイ!!』 『えっ、ど下座しろって、はいはい』
   『3べん廻ってワンですか?ヤリマスやります、ワンワン、で?』
   腕の彫り物をちらちらさせるヤツも、へきえきしてかすっこんでいった(名城公園で目が合いからんできた
   ヤーさんにビビらず平然と応じたら、因縁をつけられた妹夫婦や居合わせた甥や姪が目を丸くして驚いていた) 
  △しかし変な世の中にナリマシタね。みんな先ばかりみて今の幸せに気づいていない。
  いい加減に上ばかりみるのを止めて、できる範囲で、のんびり、ユックリ行こうョ、ねっ!「エッ?おカネが・・」
  ですって。おカネなんて、カネなんて〜、欲しいっ!?でも、そろそろ考え変えようョ。な〜んてえらそうにいいつつ
    ヤッパしウジウジ悩み、ブツブツ文句をいい、あるこーるで誤魔化し、歯がゆい世の中となんとか折り合いを
  つける毎日が続いている。ナニ?勝手なことや、自慢ばっかし言ってるって
  『るっせ〜文句あっか!表へでろ!オモテへ・・・』 おいおい、コラコラ!〔海上の森くらぶ:宮永正義・連絡先略〕

         

  ★第107回:【青春18キップの旅/離婚!/光文社から取材/回想8月15日/夏休みが終わる】

☆【海上の森くらぶ通信】2004年9月2日発行:140号&久しぶりに本業だけの夏休み
  ◎活動報告:暑さボケでぼんやりぼけっとしているうちにもう9月。仕事以外はのんびり!

 ◆04年7月31日 16:25 〈みなさま みやながデス〉 宿泊バードウオッチングのお知らせ 
  ◎神島への旅:10月2日(土)予約しました。和光(0599・38・XXXX)1泊2食8千円です。
  一応10人で予約しましたが希望の方は宮永まで連絡下さい。師崎からフェリーで神島に渡ることにします。
  集合地点や時間はまたお知らせします。車に乗り合いするのであれば、またいつものように費用を分担しましょう。
  ゆっくり島巡りをして「潮騒」の島を充分に、こころゆくまで味わいたいと思います。
   《海上の森野鳥の会:宮永まさよし 連絡先・略》 

 04年8月1日(日) 88. 【教師の休日「青春18キップ」九州の旅・前編】
  〔鳥仲間で鉄道マニアの藤井保人氏にお任せの旅。JR全線を完乗し韓国の鉄道完乗も間近かの達人だ〕

  ▽7月23日19時ジャスト。定刻通りほぼ満員の乗客を乗せ、米原行き快速は名古屋を出た。約束の18時50分を過ぎ、やきもきし始めたところで旅の相方・藤井氏が現れ、ホッと一安心。まずは弁当、そしてなにはさておき〈泡モノ〉を中央改札口正面のキオスクで購入。駅で酒は異論があるようだが、迷惑をかけない限り!旅には欠かせないというのが【ふーてんオジさん】の持論。岐阜からは各駅停車となり、穂積を過ぎた頃には、もう車内はガラガラ
  では!と、もうコレ以上はないニコニコ顔で〈ぷしゅー〉のカンパイ!名物・名古屋コーチン弁当750円のうまいこと!《篠竹で手編したような素朴な容器》も素敵で、びーるもまだ冷たく、一粒残らず味ご飯を頂いた。

  ▽20:14終点米原着。20:39発(新快速)西明石行で京都着21:30。急いで21:33発《ムーンライト九州》博多行きに乗り換え、6号車6番C号の席に着き、やれやれ。全席指定の割には空席が目立ち、大半が若者だが女性や中高年もチラホラ。リクライニングシートで寝やすく、0:20に停車して目覚めた駅でようやく満席になった。冷房がきつくレインコートをかぶり、もうひと眠り。今回は《通関士》をしている鳥仲間・藤井氏に全てお任せの【青春18きっぷ】を利用した旅で、鉄道マニアの氏はJR全線を完乗し、現在は韓国の鉄道完乗も間近い《韓国語の達人》である。昔から旅がダイスキで、車を買うまでは、鉄道で全国を放浪していた記憶が蘇えり、自分用の車を手放した今、また鉄道を使ってのんびり旅をしたいと思い、藤井氏に声をかけたのだった。
                   
  ▽【青春18きっぷ】は期間限定の割引切符で春、夏、冬の長期休みを目当てに発行されている。
  04年夏は発売期間が7月1日から8月31日まで、利用期間が7月20日から9月10日まで。1日乗り放題の
  きっぷ5回分のセットで11500円。年齢に制限はなく、5人グループの日帰り旅行や、5日間の一人旅、何回かに
  分けて使うこともでき、使い方は自由自在。とにかく1日2300円!!日本全国のJR線が《普通、快速》まで、どこまででも乗り放題、普通列車が運転していない区間は特急自由席にも乗れる!日付が変わっても最初に止まる駅までは有効というスグレモノだ。とーぜん目的地までの間、何度でも乗り降り自由で、なんと!同じ線を行ったり来たりもできる。

  ▽今回の名古屋小倉別府大分湯府院日田久留米博多小倉名古屋の全行程で、
   2300円×3日分、指定券510円×2で、旅費はたったの7920円、これで2泊3日の旅!!

  ▽関門トンネル手前の下関で機関車の付け替えがあり目が覚めた。トンネルを抜け門司でまた付け替え。
  このゆったりした停車時間がまたいいのだ。小倉着6:04。乗り換えまで時間があり、腹が減った!と藤井氏は
  駅前の吉野家で牛丼。朝は抜きの習慣の小生は駅前のマクドナルドへ。ジンジャーエールを片手に座った席の
  隣りが、どこか不似合いなカップル。横目でチラチラの耳に会話が入ってくる。

  白のスーツ上下に、おもちゃのようにデカイ指輪だらけの腹の出た中年男。「どうだ、仕事は慣れたか。
  身体は疲れるか。今月の《水揚げ》はいくらぐらいになった?」隣りにブランドのバッグから全身まで白で決めた
  清楚な感じでスタイル抜群はたち前後の女性。「う〜ん50万くらいかな?今月は、いまんとこ。でさ〜、疲れるって
  いうより、痛いの」 「最初にしてはまあまあだな、そのうち慣れて気持ちよくなる!」 オイオイ、なんて会話してんだ
  この〜。すっかり目が覚めてしまい、藤井氏に聞くと、角からその奥一帯が九州屈指の風俗街だという。

  ▽朝っぱらから毒気を抜かれ、6:41柳浦行きに乗りこむと、超ミニに、肩から背中丸だしでバストで止めた服?
  の「顔グロ、目の廻りがパンダみたいなどぎつい化粧の女性」が乗りこんできた。おいおい、出る場所と時間を
  間違えてんじゃないのか、もう〜、コレは化けもんだな〜、いやはや。カッターに作業ズボン《大字(おおあざ)
  いなか字イナカ》典型的70代の光頭のおじいさんが、目を丸くして、吸いつくようにして見ていた。
  続いて乗って来た女子高生も大都会と全くおんなジ! 

  △『名古屋で地下鉄に乗ってるのとちっともかわらんな〜』「どこでもこうだよ、日本中」と藤井氏。
  別府9:08着。閑散とした駅前通りを直進、3本目を右に曲がりアーケードを進む。水を撒いていたオジサンの
  指示通り左折すると、急に道幅が広くなり、砂湯で有名という竹瓦温泉に着いた。(次回に続く)

  ◆04年8月2日(月) 89. 【教師の休日「青春18キップ」九州の旅・後編】 
     〔もう天にも登る夢見心地でうつらうつらと各駅停車の旅〕

  ▽7月24日(土)別府駅から歩いて8分ほど、共同浴場・竹瓦温泉にやってきたオジサン2人。いでたちはというとTシャツ・半ズボン・裸足にサンダル履きでバンダナの小生、綿シャツ・メッシュのベストにチノパン・カウボーイハットでジョギングシューズの藤井氏と、リュックを背負っていなければ《ほぼ野宿のひと!》の暑苦しく見苦しい、どうにも冴えない弥次・喜多コンビ。やれやれ。夜行列車で寝たきり?スズメのままでは、外見は修復不可能でも、せめて服だけは着替えて、心身ともにスッキリしよう。それには《なにはともあれ別府温泉郷》まず「お風呂」となった次第だ。

  ▽ここ竹瓦温泉は砂湯で有名で、地元の人たちの温泉施設として開業したのが明治12年(1879年)、当初は竹屋根葺きで、瓦屋根に改修後、創業時の建物にちなんで竹瓦温泉と名付けられたという。昭和13年に建築された現在の建物は《唐破風造りの総二階の木造》建築で、豪勢な風格ある佇まいは松山の坊ちゃんの湯(道後温泉)を思い起こさせるものがあった。お寺の本堂へ上がるような入口のすぐ右手、昔の帳場のような台を前に、おばあさんが店番。あいにく砂湯は年に1度の砂の入れ替えでお休み。で、普通浴だけ。これがなんと1人100円!6:30〜22:30まで時間無制限。右手前が男湯の入口で、戸もノレンもない空けっぱなし。

  ▽入った左手が脱衣場で、超ミニの清水の舞台みたいな位置にあり、階段を3メートルほど降りると長方形10畳ほどの湯船。源泉は62あり、水でぬるめているところと先客のご老人お二人。お決まりの「どこから?」「何をしに?」という質問に答えているうちに互いになごみ、84歳というご老人の昔話を興味深く拝聴。とにかく元気で記憶もシッカリ。毎日通うのが日課と羨ましい話し。終日ラジオを聞いているのがボケない秘訣と《ボケ始めた小生には実に貴重な》ご意見だった。

  ▽入浴40分余りで別府10:20分発・大分経由で由布院着11:51。改札をでた構内にレンタサイクル、駅前に観光馬車とレトロ風観光バスが1台ずつ、降りた客は20人ほど。閑散とした駅前通りをまっすぐ進む。橋を渡って斜めに行ってみたが、どこも同じような商店と旅館が並ぶだけ。時間もいいしと目にとまったのがお食事処・龍庵。暖簾を潜ると先客は母親と幼児が1組。カウンターに平行な小上りに差し向かいで座り、まずは生びーる大!とりあえず大至急でネ!

  ▽表から裏へなんとも心地よい風が脇を通り抜ける。え〜っと、オススメはなんですか?じゃあー、馬刺しに特製由布院餃子、ヤキトリ、野菜サラダ、山芋ステーキ生・大・追加お願いしますネ。風呂上りに空腹、おまけに気持ちよい自然の風、なんと昼間っから大ジョッキ3杯ずつ空にしてお愛想7130円也。地元のホテル・旅館の従業員たちが常連との説明が納得できるお店だった。

  ▽由布院発13:59。完全に出来あがり、もう天にも登る夢見心地でうつらうつらと各駅停車の旅。停まったきりでシーンで目が覚めた。【豊後森】駅:45分停車という。オイオイどーなってんの?駅員に聞くと、周辺に高校が2校あり、その下校時間に合わせ日曜以外は必ず待ち合せという。で、改札を出て駅前を散策。映画の「書き割り」そのもの。食堂、電器屋、美容院、肉屋、カメラ屋、見渡す左右両側、ひとっこ1人いない通りに商店が並んでいた。土曜のコレが3時過ぎ!行ったり来たりしてみたが、野良犬一匹寄ってきたダケ、店の中にすら!人影がない。う〜む!

  ▽久留米着16:57。博多行き17:03に乗り換え。久留米から2つめ「スペースランド久留米駅」で、若さ溢れんばかりの中国人・男女グループが乗り込んできた。身体全身で青春をしている!いいな〜。そういえば駅や列車で韓国語や中国語がよく耳に飛び込んでくる。ヤッパし九州なんだ。すぐ「お隣り」だもんな〜。しかし、どうして彼らはみんな、あんなに眼の力が強いんだろう!キチンと目的があって日本に来てるからだろうな、きっと。それに引き換えわが同胞は!?

  ▽17:42博多着。名物「とんこつネギらーめん」650円で腹ごしらえし18:27発で戸畑へ。戸畑着19:31。駅前のスカイウオークの先が1q近く縁日の夜店で、まっすぐ歩けない人の波。九州三大山笠という竿燈をタップリ楽しみ、山盛りサラダで生をグビリ800円。戸畑21:58発、小倉着22:06。  △小倉22:12発「ムーンライト九州」京都行き。疲れと酒精で結構眠れて京都7:05着。「九州から東京まで18切符で21時間、そして成田からパキスタンへ行く」という女子大生と別れた名古屋駅・終着9:54。いやいや日本にも素顔がステキな、シッカシ生きてる!若者がいました!!その日の昼寝の気持ち良かったことといったら、もう……

◆04年8月5日(木) 90. 【離婚!】 〔けど、ウチのクラスさ〜、3分の1くらい離婚してるよ
               ・・・多感なはずの子供たちから「離婚の陰」はあまり感じられない・・・〕

▼最近、遅刻が多い小学生A子が時間前にやってきた。で、まず兄のことから聞いてみた。
  『ど〜も兄貴の様子がこの頃ヘンだけど何か知ってる?ちょっと普通じゃナイんだけどな』
 「あのさ〜、せんせー、母さんが家を出ていっちゃってさ〜」
  『ええ〜っ、家を出るって、ひょっとして離婚したってコトなんか?それって
 「うん、ソウだよ。でさ〜、ばあちゃんのいうことなんかゼンゼン聞かンもんね、兄ちゃん」
  『そっか〜〈塾だよ〉とか〈時間だよ〉とか、おかあさんみたいにはキツく言わないんだ!』
 「うん、イチオー言ってんだけど、ふんふんって返事だけして、どっかへ行っちゃったり
  『で、塾へ届かないんだ。こないだも1日無断欠席したしな〜、もう中3だから心配で、
   留守電に《ちゃんと来るように》って入れといたんだけど、そっか〜、そういうコトだったんか!』
  『だから、A子も遅刻が多いんだな、このところ
 「ばあちゃんがパートで、誰もいないから、つい昼寝したり、ゲームに夢中だったりして
  『気がついたら《始まる時間が過ぎてた》ってことか?しょーがないな〜そういう事情じゃ

▼「あっ、K子さん(中2)来て、試験受けたんだね!」と壁の成績表をみて話しを変えるA子。
 中学生は《単元》毎に英単語の試験をしていて(1週間前にテスト用紙を渡してある)、勉強さえすれば
 100点がアタリマエのテストで、成績一覧表が壁に張り出してある。で、K子だけ何回か抜けていて、
  欠席がわかるのだが、その空欄が減ったのに気付いたようだ。
 『ウン!K子の兄貴も塾へ来てて《叩くと音がするくらい》マジメな子でさ〜、大学へもいけたんだけど
  《早く働いて自活したい》って商業高校へいったんだ。同じ兄弟でもちょっとな〜』
 「うん、お母さんのコト考えたら塾なんかさぼれないのにね〜K子ちゃん!ダメだよね〜」
  『エッ!知ってんの?K子とこのこと』とそこへ小学生B子がやって来て話しに仲間入り。
 「K子さんって、お姉ちゃんの友達で、お父さんがいないって知ってるよネー!A子もさ〜、
  ウチだって《父さんがパチンコ好き》で、でも、4ヵ月に一回は会えるんだよ!」とB子。
  『えーっ、気付かんかった。B子んちも母子家庭になったんか、全然知らなかったョ、先生』
 「そんなん、親のことは親のコトで、子供にはどうしようもないじゃん」と屈託のない?B子。

 ▼で、次のクラス、最初に教室にやってきた、B子の姉のC子に聞いてみた。
   『なんか家でドラマみたいなことがあったって?』
 「エッ、なんのこと?あっ離婚したこと?うん、いろいろあってさ〜。けどウチのクラスさ〜
  3分の1くらい離婚してるよ、せんせー」と指折り数えて次々に同級生の名前を挙げ始めた。
   『オイオイ、そんなにいるんか!C子のクラスだけか?そんなん多いのは
 「ううん、ワタシのクラスも多いよ、ウチだってそうだし」あっけらかんと次に来たD子。
   『C子のクラスはいま何人いるんだ?そっか〜じゃあ、もう、ほとんど3分の1に近いな〜』
 「だってさ〜、もう我慢してる時代じゃないし、女の人の仕事って一杯あるもんネ〜」とE子。

 ▼つい先日ガツンと説教してから〈しばらく来た〉のに、また前回休んだK子がやってきた。
 『おっ、来たな!特技・さぼり!今日はうまい理由が思いつかなかったんか?んとにも〜』 
   「そんなん〜、でも、ど〜してわかるの?」
 『おまえな〜、来た仲間に聞きゃあスグわかる!さっきまでピンピンしてたっていうのに、
  何が風邪だ!腹いただ!急用だ!このドあほ!またつきあってるカレシとでかけたんだろ』
 「う〜ん、えへへ。まあね〜、いろいろ忙しいの」  『あのな〜もう来年中3なんだからな』
 「せんせー、わたしさ〜結婚する前に1年間は一緒に暮してそれから決める」と、急にF子。
 「センセーもちゃんとしないとそのうち追い出されるよ!」これはK子。オイオイ逆襲かよ、ほっといてクレ〜

 ▲さあ大体揃ったな。そういえばH男以外全員片親だな〜このクラスって!
  多感なはずの子供たちから【離婚の陰】はあまり感じられない。ただし金銭面は別としてだが。

 ★04年8月6日(金)午前10時35分〜12時半頃【光文社契約記者からインタビューを受けた】

  ◇2005年2月始めを目途に、光文社《カッパブックス・新書版》で「万博本」を出版する予定とかで
  旧知のライターから取材を受けた。現地・愛知で関係者からの聞き取りや情報収集、それに基づく
  荒原稿の作成  までが「契約記者」としての彼の仕事のようであった。とーぜん、内容は愛知万博の
  「内実暴露、破たん必至の悲惨  な未来を予測する」批判本で万博直前に出版し、
   関心がソレナリに頂点に達する時期で部数を稼ごう?という魂胆!

  △まあ、ここまできたら長良川河口堰や徳山ダムと同じ。あらゆる批判を押しつぶしムリヤリ、
  遮二無二!工事を  進め、眼も当てられない悲惨な結果になっても、誰も責任を取らない!
  地方の政治ボスたちが利権の分配に  預かれる圧倒的に有利な立場の《業界・官界・政界》の
  強力な支持と談合のうえに、国土を食い潰していく構図は  終わりそうにナイ、あ〜あ!!

  ◆04年8月12日(木) 91. 【教師の休日 邯鄲一炊の夢:また8月15日がやってくる!】
  
     〔幸せって時間が経って気付くコトなんですね〕
  ▽盆休み《びーる》片手に資料を探していて【95年8月15日付】の◎ブツブツが目にとまった。

  ◎典型的縄文系ニッポン人の例にもれず、トニカク!好きデス、お風呂がで、毎日入っている。
  もっとも夏は暑くてイヤとかで、家人はシャワーで済ますので、水風呂ということになる!といっても
  別に神経過敏性・潔癖症なんてのじゃなくて、エッ・・・「そんなん顔を見ればわかる」ってまあまあ
  ただただお湯につかっての〜〜〜んびりが好きってゆ〜だけ。モチロン!あるこーるで内臓を
  消毒したうえで『いい湯だなハハンいい湯だな〜』なぁ〜んてのが、サイコー。
  ふわ〜、ごくらく、、ゴクラク、いい湯だったなぁ〜、お〜い、びーる!

  ▽ここ数年来の至上の喜びは《超ヤング女性》との週1度の混浴。
   柔らかいおしりをスネに受け、向かい合って交わすオシャベリ。
   「ねえネエ、今日ね、しおりちゃんとあゆみちゃんとコタニ公園でね〜」
   『うん、うん、そうか、で、それから
  「ネェ、ねぇ、おとうさん、ど〜して、ムネとかそことか、足に、毛がいっぱい生えてるの?」
   『ウ〜ン、それはねー、ずーっと大昔、ヒトがまだおサルさんみたいだった頃の証拠でさ〜、
    服を着るようになっても《大事なトコだけ》毛が残って、身体をホゴしてんだよ、うん。』
  「ふ〜ん、そっか〜、じゃあ、おとうさんの頭のてっぺんに〈ナイ〉というのは、
    もうソコがダイジじゃなくなったということナンだ!!」
   『ええーっ、ギクッ、うーむ』 とほほのほ。 
   『さあ、今日は髪を洗うんだろ、キョン、えっ、もうでるのか?じゃあ、おとうさんはもう少し

  ▽いくつの頃までだったかな〜?たらいで行水したのは。熱いお湯を足してもらったときの気持ち良さ、
  イチジクのほんのり甘い香りを運ぶ夜風。満天の星。カエルの声、ホタルブクロの花。
  きちんと拭かないから!と蚊帳の染料の青い〈網目のついた〉ほっぺをつねられたことも
  西区明道町四間道(しけみち)、下町の屋根神様のある長屋から引っ越してきたのが40年前。
  見渡すかぎり緑の穂波が続く田んぼの中の一軒家。最寄りの銭湯まで歩いて10数分。
  真冬の帰りなんぞすっかり身体が冷えちゃったよなー。いつになったら家に風呂が

  ▽やがてどんどん家が建って59年2月(昭和34年)ナント、我が家の隣りに【お風呂屋さん】ができた! 
   そしてその秋、悪夢の伊勢湾台風、屋根が飛び、母親が腰に重傷を負った。そうそう我が家の裏庭が
   ちょうど女湯の窓側、家中が早く寝たあとなど、誰かがハシゴをトンデモナイこと!がよくあったな〜
     (ワタクシめは、いっさい係わりアリマセン、念の為!!)

  ▽そして高度経済成長、隣りを含めて歩いていける距離に銭湯が5軒!という時代もあった。
  みんな無我夢中だった。そういえば、こんなことも、あれは20代後半のころ。
  炭坑夫をして資金を稼いで上京し、文字通り《苦学》の末に定時制大学をでた札幌時代の友人から
  【東京都の公立中学の教員に採用が決まった】との電報を受け、朝一番の鈍行で東京へ行ったっけ。
  6年の苦闘の末!掴んだ夢。日大夜間部出身の採用は戦後初とも
  自分もやっと定職についた頃で、あの日の昼下がり「2人で入った高円寺の銭湯」も一生忘れられない。

  ▽開場したてで誰もいないカラン。まっさらのお湯。薬湯の匂い。富士に松並木のタイル画。
  窓から差し込む午後3時の明るい陽射し。長方形の青空をゆっくり横切っていく白い雲。カーンと響く
  手おけの音。『よかったな〜、ホントに!』 「うん」 知る限りいいことなんかマッタクなかった親友の
  「シャワーでごまかした涙目」。思いっきり浴槽で手足を伸ばして泳いだっけ!!

  ▽あれからン十年。がんばって約束通り!互いにローン付きながらマイホームを手に入れた。
   ・・・「あっ、ヤッパし!おかあさ〜ん、あ〜あ、またおとうさん、おフロの中で寝てるよっ!・・・
   あっ、いけね〜、ついウトウトと昼間のあるこーるってよく効くなー、ふーっ。十年一昔!
   《しあわせ》って時間がたって《やっと気付くコト》なんですね。あ〜8月15日がまた今年もすぐそこに。

★04年8月22日(日) 【みなさま・以下の行事:時間と余裕のある方ゼヒ参加ください】
  @9月6日(月)午後1時半『住民基本カード差し止め訴訟』1時20分名地裁一階ロビー集合

  ▽大法廷での公判終了後、杉浦弁護士から解説があります。小生を含め194名もの名古屋市民が
  名古屋市長を被告に「住基カード」はいらない!と提訴して1年経ちました。昨年8月から今年3月末
  までの発行枚数は3824枚、1000人にたった1.7枚です。一枚当たりの経費は5521円、
  想定していた1500円の3.7倍にもなります。しかも当初の構築費2億数千万円に加え、今後毎年
  1億円以上の経費がかかり続けます。

  ▽メリットは大部分のヒトには一生ほとんどない「引っ越しの手続きが簡単になる」なんてことや
  「住民票がどこでも取れる」程度のことで、利点なんておこがましい《無駄の極致》の制度です。
  名古屋市は当初4万枚の発注を予定していましたが、反対派などの声に気押されて半分の2万枚に
  しました。しかしそれでも1割の4000枚にも届かない悲惨さ!です。  ▽民間なら即、責任者は
  左遷かクビです!しかも今後、この数が増えることは期待できず、またも《税金をドブに捨てる
  ムダ金の大盤振る舞い》です。あ〜あ、長良川河口堰、諫早干拓、徳山ダム、愛知万博・・でるの
  いつも《だから言ったじゃないか!このドあほ》《責任者でてこい!》と怒鳴ってみてもしらんぷり・・・

  ったく、出てくるワケないもんね〜、だれひとり、やれやれ・・・。

  A募集!10月2日〜3日【神島へ一泊旅:三島由紀夫「潮騒」の舞台・伊勢湾の孤島】

  ▽名古屋・地下鉄東山線・本郷駅・丸茂病院前集合。車で乗り合わせて行きますが時間は未定です。
  鳥や花に興味がない方も島めぐりを楽しめます。宿泊は民宿ですが、素朴な島の人情たっぷりの宿です。
    ☆和光:0599・38・XXXX《二食付き8000円》 往復の交通費が名古屋から5000円前後。
  小遣い込みで2万円もあれば充分でしょう。  ▽遠距離の方は前日10人くらいまでは小生宅に
  「あるこーる」付き無料で宿泊可能です。参加希望の方は宮永宛にご連絡ください。

  △オマケ:ネット新聞連載「海上の森原人とほほ見聞録」がもうじき96年に突入します。
   「当世下町寺子屋事情」も連載中です。ぜひ他の記事と合わせて覗いて下さい。 

◆04年8月28日(土) 92. 【夏休みが終わる】 「実力テストの範囲教えて」 
 『えーっ、範囲表ど〜したんだ!』 「なくしちゃった!」・・・また、こんな生徒たちとの新学期が始まる。

  ▼ほんと時間がたつのが早い!うだうだ《びーる漬け》になっていたら9月がもうすぐそこだ。
  下町の寺子屋塾とはいえ、中3には世間並みに夏休み特訓クラスを《全員必須》で実施する。
  《イチオー進学希望?》だから塾へ来るワケで、地域には早々とドロップアウトし、好き放題の子も多く
  塾教師としてそういう《世間的にヤバイ子》から塾生を守る気配りも欠かせない。経済的に豊かでない
  生徒が多く、月謝や特訓の費用を大手塾よりかなり低くしているが「えーっ、そんなに安いの?
  そんなトコ大丈夫!」と友達に【よっぽどレベルの低い塾】のようにいわれると生徒がポツリ。
  月謝が《高ければ高いほどいい塾》という世間の常識に逆らえないのがクヤシイ。
  費用の多寡や勉強が苦手と、人間がダメなのは《関係ない》のにな〜。

  ▼地縁、血縁でやっと!生徒がくる塾なので《学年トップクラスの生徒》がいる年もあるが、
  今年の中3は《どうにも勉強が苦手》から《まあまあ普通かな》というレベルのごく平均的な中学生たちだ。
  好奇心が強く面倒なことは大キライ。金さえあれば《いくらでも遊べる》誘惑に抵抗して勉強するには、
  相当な根性が必要で、この夏休みもたびたび脱線した生徒がいた。脱線といっても朝から夜中まで
  1日中ゲーセンにいたとか、塾が終ってから夜明けまでとか、終日DVD17本見っぱなしとか、
  プレステで1日つぶした……なんて程度で、警察沙汰などなく(去年はあった!)クドク、うるさい
  『塾のせんせーの小言を聞き流さず』にこれたようだ。

  ▼家族と《旅行、キャンプ》は大賛成!友達と《映画、コンサートなど》は塾の時間とかちあって
  変更がムリなら、親の同意さえあれば《生きているのは今この瞬間!イマこのトキを楽しむべし》との
  信念から『いっといで!』なので、特訓といっても全員揃うことはなかなかない。で、迎えた8月25日
  夏休み最後の全校出校日。昼からのクラスに中3男子2人がやってこない。はっきりいって《どうにも
  勉強はトホホ組》で夏休みが心配の種だったが、なんと!休まず遅刻もなく来ていた。それなりにやる
  のだが《知識が記憶に留まりにくい》体質?で、本人に責任はなく、ざるで水をすくうようだが、
  繰り返すことでナントカ基礎がわかってきた。

  ▼『おい、ど〜したんだろうな、AとB。なんか聞いてないか?』
  
「えーっ、チャンと学校へ来てたよ、フツーに」 「補習を受けてるから、そのせいじゃない?」
  
「オレ、補習受けたけど、とっくに終って帰ってきたよ」 (通知表5教科に1と2がある生徒約60人
  〔学年の約3分の1〕を3クラスに分け、7月に3日と8月末の今、計6日、ほぼ強制的に補習がある
  ことは聞いていた) 『いままでの夏休みの様子からは《ゼッタイに!》さぼるワケないんだがな〜』
  その2人が40分ほど遅れ、前後してやってきた。
   『どーしたんだ!なんかあったんか今日は』
   「あのさ〜、残されちゃって。それで時間がかかって遅くなっちゃった」
  
『なんで残されたんだ。補習授業だったんだろ』
  「今日提出の宿題がやってなくてさ〜、1時までに出したら半分点をくれるっていうから
   『あのな〜、あんだけいっただろ、テストはムリだから宿題と態度でって、このどアホ!』
  「だって始業式でいいと思ってたもん」  「オレは出したんだけど、再提出っていわれてさ〜」
   『どうせ答えだけ書いてだしたんだろ』  「うん、途中の計算なんも書いてない」 『ったくも〜』

  ▼「で丸写しで出すだけでもいいっていうんで、5枚分必死で写して1時過ぎまで残って
  
「えーっ、残ってよかったの?聞いてないよ。帰ってやり直して再登校で、飯も食ってないよ」
  
「○
先生が残っていいって、だからオレと女子2人でやってるの、帰りにオマエ見てただろ」
  
「えーっ、少しやってないだけかと思って。そんならそうと教えてくれなくちゃ」
  
「オマエは《だした》と思ってたから、そんなん、気がつくわけないじゃん」オイオイこらこら!

  ▲「ハナから出す気のないのが何人もいる!オレらーなんか、まだマシ」という2人。フーッ!
   「ところでせんせー、実力テストの範囲教えて」  『えーっ、範囲表ど〜したんだ、おまえ!』
   
「なくしちゃった!」 9月2日から実力テスト。さてさて、またこんな生徒たちとの新学期が始まる。
        

★第108回:「集団カンニング!/住基カード公判/リストカット/日韓市民交流/徳山ダム控訴審」

☆【海上の森くらぶ通信】2004年10月4日:141号&とほほ見聞録9月⇒ネット新聞19本掲載
    ◎活動予告:秋まぢか!そろそろカスミ網密猟バスターズが動き出すシーズンに!!

 ◆9月3日(金) 93. 【集団カンニング事件!?】 〔先生が答案配って、教室を出てって
         それっきり、どっかへ行ったっきり、戻ってこなくて、もう、みんなしたい放題でさ〜〕 

  ▼夏休み開け早々の実力テスト1日目が終った9月2日:臨時の直前クラス。
   半分ほど入った《コーラ2Lサイズ》ペットボトルをぶら下げて、いつも一番乗りの中1Aがやってきた。
  『オイオイ、なんだ、なんだ、この涼しいのに《どデカイの》で今からそんなに飲めるんか?』
   「だって、せんせ〜、冷蔵庫みたらコレしかなかったモン」
  『オマエな〜、そんなん家で飲んでこなー、後はまた帰ってからで。またミンナにボトルごと振られて、
   噴き出したりして、大騒ぎになっちゃうじゃないか、ったくも〜、しょがないな〜!』
  『でさ〜、どうだったんだ?社会。昨日塾で3時間もやったから、少しはできたんだろ?』
   「うんイチオー埋めたよ。11問わからなかったけど、半分はとれると思う、塾のお蔭だよ」
  『そっか〜よかったな〜、期末テストの10何点なんて《いっくらなんでも》だったからなー』

  ▼「でもさ〜、テストムチャクチャでさ〜、やんなっちゃったよ、オレ、せっかく勉強したのに」
  『えっ、ど〜したんだ、なんかあったんか、名前を書き忘れたとかカンニングばれたとか?』
  「んなんじゃなくて、それがさ〜、先生が答案配って《じゃあテスト》っていって、教室を出てって
   それっきり、どっかへ行ったっきり戻ってこなくて、もう、みんなしたい放題でさ〜」
  『どっかへ行ったって、他に誰か監視の先生いなかったんか?教室に、試験なんだろ!』
  「だ〜れもいないし、うるさいのに一人も先生のぞきに来なかったんだよ。だからモウ、後ろを見たり、 
   横をみたり、立って歩いて《できるやつの答案》を見て覚えて書くやつもいたし 
  『ええーっ、そんなんだったんか!それって立派な?集団カンニングで《テストなんて言えないん》
    じゃないのか?先生呼びに行くとか、そんなんダメっていうヤツ、いなかったのか?』
  「そんなん言うワケないじゃん。先生がいないんだモン、こんなイイコトないって

  ▼『オマエもどうせやったんだろ!』
   「そんなんしないよ、見られたけど。わかるのだけやって裏返して、こーやって寝てたんだよ」
   『そっか〜、ほんとだったらエライ!そいで《立って歩いてた》のって何人もいたんか?』
   「うん、みんなで10人いたんだョ」

   『また、ばかに人数がハッキリしてるな〜。女子もいたんか?』
   
「うん、女子が3人に男子が7人、そんで10人」
 
   『ど〜してそんなに詳しいんだ、あっ、誰か言いつけたんだな、担任かなんかに』 

  「うん、帰りの会で、担任に言ったヤツがいて、黒板に名前を書き出したんだ」
  『そいつダイジョウブなんか?あとでいじめられたりなんかしてチクッタっていわれてさ〜』
  「うん、きつい子でさ〜、だいじょうぶだと思うよ」

 ▼『とくに目立ったのが10人で、ほかにも周りからカンニングしたのがいっぱいいたんだろ』
  「う〜ん、たぶんネ。でも指導室に呼び出されたのはソイツら10人だけで、あとはなんも
   イヤだって(答案を)隠してみせない子もいたし
 
  『そのままテストを集めて、そのあとなんか言われなかったのか。再テストとかなんかって』
  「なんもきいてないよ、それっきり。もうこんなんヤだよ、ど〜なってんだろウチの学校って」

  『その行ったきりの先生ってどんな先生なんだ』
  「中3の先生でオトコの先生だけど、よく知らない。でさ〜(テストが終る)2分前に先生がきたんだけど、
   ソイツがほかの先生でさ〜、なんも言わずに集めてったんだ。ヘンだよね〜」
   『うん、確かにヘンだな、いったいどーなってんだろな〜。授業拒否の先生だったんかな〜』 
   世の中何が起きるかワカラナイ、一寸先は闇!何故か理由はそのうちにわかるだろうが

 ★9月6日(月)午後1時30分〜【住基カード差し止め住民訴訟】名古屋地裁
  
  ◇194名の原告が名古屋市長を相手に「住基カードはいらない」と起こした裁判の第7回公判が
  大法廷いっぱいの傍聴者を集めて行われた。毎回、事務局の西英子さんから熱心なファックス公判
  案内が重ねて届き、この熱意には《用事がないのにサボるわけにはいかない》のだ。
  住基カードは「だから言ったじゃないか!」というしかナイ悲惨な状況で、このままでは名古屋が
  発行した「カード2万枚」が消化される日は永遠にこないだろう。ヒドイ!話し!!だ。

  ◇発行開始からほぼ1年経って、日増しに新規「発行申込者」が減っているという。
  これから先もとても増えるとは思えずゼンブ無駄がね!「失敗だったね」でお役人さまはオシマイ。
  名古屋市側の顧問弁護士団も、まともに渡り合えそうにないので、だんまりで言われっぱなし。
  直接、弁論を闘わせて理非を明らかにしようという姿勢が皆無。やれやれ、困ったことデス。

  ◆9月11日(土)〜12日(日)【しらびそ高原でキャンプ】 森島さん秘密のキャンプ地 
   参加:森島・篠田・丸山・早川母子・誰か不明?(添付写真の撮影者)の7名。

         

  ◆9月18日(土) 94. 【リストカット】  「でさー、センセー、うちのクラスに
     困った子いてさー。すぐ前の席なんだけど・・・」 『困ったって、どんな子なんだ?』 

9月17日7時20分開始の中2クラス。A子がスクールジャージー姿でやってきた。
  「せんせー、こんばんは〜」 『おっ、こんばんは、どーしたんだ、その恰好は!』

 「うん、部活で遅くなって、時間がなかったからそのまま来た!」
  『そっか〜、なんか食べてきたか?晩ご飯・・・』
 「ううん、お母さん、8時過ぎだから、まだ、おなか空いた〜」

  『う〜んと、バナナだったらあるから食うか?なんか菓子もあったな〜、たしか?』
  「いい!《ジャガリコ》あったから持ってきた。だから休憩時間に食べる。せんせーにもあげる」
 『アリガト。今ちょっと食べていいよ。しまったな〜、お茶切らしてた。ビールだったらあるケド」
  「なにいってんのせんせー、ワタシ中2よ」

   『じょーだん!ジョーダン!!じゃあ〜ひとつダケ……』 

▼そこへ同じ部活で大の仲良しのB子がやってきた。
 川向こうに《庄内緑地公園》という河川敷を利用した広大な 緑地があり、散走?に出かけた小生と
 《無料コートで練習をした帰り》の仲間といる彼女たちとが、土曜の夕方などによく出くわし、
  半ズボン・Tシャツ・サンダル履きのつるピカおじサンを気にもせず「せんせー」と、ニコニコ顔で声をかけ
  手を振ってくれる。たいてい《呑みに行く約束をした》友人と一緒に《ケッタで走っている》コトが多いのだが

▼そのB子が、「せんせー、Aちゃん書記になったんだよ」
 『えっ、とゆーことは確かB子は1年のとき会計で《生徒会どーしようか》っていってたよな〜』
「うん、副会長やることになった」  『そっか〜、タイヘンだけど、決めた以上はな〜』
「うん!勉強はせんせーがちゃんと教えてくれるから……、ねっ、A子」
  たった2人だった中1が中2になって〈2.5倍!の生徒数になった〉が、はっきりいって恵まれた
 環境の子は少ない。2人とも父親がいないがシッカリ育っている。小生を含め反面教師をよく見、
 自分の意見を持ち、前向きに明るく生きている。こちらが手本にしたいくらいなのだ!!

▼「でさー、センセー、うちのクラスに困った子いてさー。すぐ前の席なんだけど 」

  『困ったって、どんな子なんだ?』 
 「ウーン、指定外の袋持ってきて、中にお菓子やCDやカッターや、ダメなもんばっかり」
 「学校の用具はなんも持ってこないんだよネ」
 「休みになるとピンクや黄色やわけワカメの色に染めて、学校は髪を戻すんだけど茶色で」
  「めっちゃ短いスカートで……
 「階段なんかパンツ丸見えでさ〜」……コレは後からやってきた男子の発言。

 『まあ、そ〜いうのは見せたいんだから、見てあげればいいの!』 「やだ〜、せんせーったら」

▼「でさ〜、〇が袋を取り上げたら、キレちゃって《死んでやる〜》って教室を飛び出してって、
  図工室へいって《カッターでリストカット》しかけて、やっと取り押さえたんだって」
 『〇って呼び捨てだけど、誰なんだ、先生なんか?それにいつの話なんだ?』
 「先生で、今日の授業中だよ。コレで20分つぶれて、もうかったー」
      オイオイ、こらこら!ったくも〜。


▼もうヒトリいて、援助交際してる子でさ〜、もうむっちゃヘンで、中学生に見えん子でさ」
 『えっ、援助交際ってそんなん、みんな知ってるのか?親や先生は知ってるの?』
 「生徒はみんな知ってるよ。相手なんかいっくらでも見つかるって、ヘーキで言ってた!」
 「一緒に遊びに行くと、もう全部払ってくれるんだって、飲んだり食べたりもみんな!」
 「ワタシも払ってもらったことがあった」
  『え〜っ、おマエさ〜、そんなんについてったのか?』
 「友達がいて断りきれなかったし、うわさだけだと思ってたもん……

 「財布の中に万札がいっぱい入ってて、めっちゃめちゃ、カネ遣いが荒いんだよ」

▲『親はどうなんだ、気付いてないんか、持ち物や服装なんかも派手なんだろ、きっと』
 「親も変わってて、オトコのヒトを相手にする商売とかで……」 そっか〜オトナもいろいろだからな〜。


★9月23日(木)午後1時30分〜【日韓労働者交流集会】 中村区役所・講堂

◎国労名古屋地本が中心となって「日韓の労働者・市民をむすぶ名古屋集会実行委員会」を組織し、
  集会を呼びかけ実施したもの。この手の集会としては多い約130名の参加者があった。


▽小生も例のごとく西区からケッタで約30分かけて参加した。出がけに電話や来訪者があり、
  若干遅刻したが《三歩一拝:世界の生命、平和とセマング干潟保存》の上映に間に合った。
  宗派を超えた宗教者4人が《三歩あるいては地にひれ伏し一拝する動作を繰り返し、340km近くを
  65日間かかって歩きとおした記録》で、まさにもう凄い!よくもここまで命懸けの行動がやれるもんだと、
  画面から溢れ伝わってくる《韓国のヒトたちの激越で膨大なエネルギー》に圧倒された。


▽韓国鉄道労組・元委員長、公共連盟運輸分科会委員長の金在吉氏の労働運動に関する講演を聴いたが、
 戦後日本では考えられない《ハチャメチャで理不尽な弾圧》を同じ50年代から80年代まで受け続けても、
 それでも命を賭けて抵抗し闘い続けた彼らの《粘り強く決してあきらめない》抵抗心や反権力の凄まじさ
 には圧倒されっぱなしだった。とにかくエネルギーが違う!  ▽通訳を介しての講演だが、間の取り方、
 節目節目での声の出し方、アジの上手さには脱帽した。投獄経験もかなりあるようで、さすが30代で全韓国
 の鉄道労働組合の委員長になっただけに、韓国ではカリスマ的存在のようで、今後は政治の世界に打って
 出ていく人材だろうと確信した。


★9月30日(木)午前10時30分〜【徳山ダム公判:控訴審第2回・口頭弁論】
 ▽名地裁・高裁合同庁舎1階2号大法廷:西側の階段から入って、向かって左に入口のある法廷で開廷。
  前回の判決がマッタク原告の論点を無視した、被告の言いなりの判決であったため、再度原告・被告の
  論点の違いを比較対称した文書を作成し提出をすると同時に、学者3人の証人を申請し「証人尋問」を
  通して主張の正しさを証明する作戦だ。


▽ただ証人が認められるのか、認められたとして何人かは、意見陳述書を提出したうえで、裁判所の
 判断待ちということだ。で、併合審理していた訴訟案件を二つに分けたものの、一方が年を越すため
 かなり長引きそうで、このままずるずると工事が進み《判決が出たころ》には《工事完了》てなコトになり
 そうで、ただ出るのは・・・溜め息のみ。あ〜あ、まったく、なんとかならんかね〜。

◎行事予定:10月23日朝9時:山口駅集合【秋真っ盛り!宮沢賢治の森観察会】
         『海上の森野鳥の会:宮永正義』 (連絡先・省略)
 
    

 ★第109回:「鳥仲間と神島へ/小遣い!?/前世はタコ!/ツッパリ事情・旧友が殺人を告白」

  ☆【海上の森くらぶ通信】2004年11月2日発行:142号&政調費・万博ゴンドラ・住基訴訟

  ◆10月2日(土)午前9時:地下鉄東山線・本郷駅前集合 【初めての神島へのんびり旅】 
   ▽ニコニコ顔で集まったのは「海上の森野鳥の会」の常連:男女各4名、計8名が勢揃い。
    知多師崎からの予定を変更し、渥美の伊良湖岬から渡船で神島へいくことになった。
    わざわざ高浜から車を出してくれたのは篠田さん。小生はご好意に甘え丸山さんに迎えに来てもらい
    いや〜、どうも、どうも、お世話になります。天気は曇り空ながら、なんとか持ちそうな空模様。
    早川母子と小生が丸山車、小林、飛鳥井、清水の女性陣は篠田車に分乗して名神経由で出発。

  ▽高速を降りたところからポツポツしだし、汐川干潟は傘を差したり畳んだりで、水鳥を観察。
  海面に突き出した杭の先に止まり《魚をちぎっては食べている》ミサゴを目撃したのが二重丸!?
  お昼に入った食堂がなんと《てんこ盛り!地元客?》向けお店。ナポリタン定食の女性陣は全員
  ご飯を残したようで、焼きそば定食の小生も《どんぶり1杯のご飯》にてこずり、半分だけ。
  もったいないけど《おにぎり》にもできず残してゴメン!働いているヒトは食べるんだな!と実感。

  ▽黒河湿地でシラタマホシクサやサワシロギクなどを見てから《渥美の森》の展望台へ移動。
  駐車場から登り始めたら《サシバ》の鷹柱!ハチクマも少し混ざっていたが、その総数200羽あまり。
  展望台で本降りになり、ゆっくりしすぎてあわててフェリー乗り場へ。午後4時の便で神島へ渡った。

  ▽中電の発電所の騒音に驚きつつ民宿へ。港から徒歩4分ほど。慣れれば気にならないのだろうが、
  初めての客には音が気になる民宿だった。驚いたのは風呂が玄関から外へ出て、建物の道路沿い
  からドアを開けて入る式になっていたコト。雨降りは傘が必要でタイヘンだろうな、きっと。
  ただし料理はカンパチの姿造りにイセエビ、ヒラメ、マダイと豪勢な刺身の船盛り、その他、
  食べきれない!ご馳走で《これで一泊8000円》とは大満足の豪勢さ。その後、とーぜん無礼講に!

  ◆10月3日(日)朝6時起床:2日目 【終日、小雨の中をにぎやかに神島一周島めぐり】
  ▽タカの渡りは次回の楽しみという天気で、傘をさして階段だらけの周遊路を神島小中学校から三島由紀夫で
     有名な《監的哨:かんてきしょう》⇒神島灯台⇒神社と、植物を中心に観察しながらゆっくり歩いた。
                  
       昼前に伊良湖岬へ戻り灯台まで往復。小雨で風まで強くタカの渡りの観察は諦め、
         丸山さんお薦めのファミレスで昼食をとり帰路に。本郷着:午後4時半。
         丸山さん、篠田さん、運転お疲れ様でした。みなさん、また行きましょう!

  ★10月6日(水)12時45分〜【市議・政務調査費:申し入れ】 市役所・東庁舎ロビー集合 
  ▽ロビーで水田洋(名大名誉教授)、成田操(介護福祉士)の「政調費名古屋」の両代表に、
   小生が作成した  《議長宛て文書》を渡し、小生はすぐ名古屋地検へ移動。警戒厳重な受付を
   のぞくと丸山(悦子)さんがなにやらもめている様子。面会先の検事の名前が言えないと入れないのだ。
   オイオイってんで、経験者の小生が横から手続き、無事終了。

  △やがて加藤(徳太郎)瀬戸市議も到着。事務官ふたりとゴンドラ鉄塔問題での告発状を検討。
  1時間余り話し合ったが、受理は難しいというコトでやむなく退却。ダメでもともと、やれることはなんでもヤル!

  ◆10月9日(土) 95. 【小遣い!おお遣い?】 「Mって、前に家の金庫から53万持ち出して、
            全部使っちゃったコトがあってさー」 『え〜っ、どんな家なんだ、ソイツんとこは』 

  ▼『こら〜、K男、どーしたんだ、遅刻だぞ!今日は体育大会の準備で半日で、
    部活もなかったはずだし、また帰ってすぐ《ワンダー》へ行ってたんとちゃうのか?S夫なんかと一緒に!』
   「ちゃうよー、友達としゃべってたら遅くなっちゃったんだ。S夫は行ったみたいだけど
    『おいおい!S夫って呼び捨てか?いちお〜先輩なんだろ、3年なんだから
  
 「いいの、ずーっと小学校からの知り合いなんだから

    『それにしてもS夫も困ったもんだな〜。母さんが出てって、押さえがなくなったもんで、したい放題で。
     アイツ確か、競馬ゲームに夢中で、こないだなんか《実力試験の真っ最中》に学校から帰って
    そのままいって、塾、遅刻だモンな〜、ったくなんも考えてない!けど、よくカネがもつな〜』
 
    「こないだ大当たりで8000円分勝って、友達にメダル3000円で売ったって言ってたよ
     もうセミプロ級だって。それにちょーだいって言うと、ばーちゃんがどんどんくれるんだって
    
『う〜〜ん、母さんがいないから不憫に思ってなんだろうけど、ちょっとな〜』

  ▼「センセー、Mって、もっとカネ遣い荒いのいるよ。ワンダーなんかタクシーで行くんだよ」
   『えーっ、往復タクシーでか?どうなってんだ、本当なのか?』
   「うん、いっつもタクシーみたいだよ。一緒に乗ってったって友達がいるもん」
   『だってケッタで25分くらいで行けるだろ、ワンダーって普通中学生はケッタで行くよな』
   「そうそうMって、前に家の金庫から53万持ち出して全部使っちゃったコトがあってさー」
    『えーっ、持ち出したって、どんな家なんだ、ソイツんとこは
   「商売やってて毎日現金が入ってさ〜、ちゃんと数えず金庫にほうりこんでるんだって
  「でも、あんまりカネ使いが荒くてバレたんだって
  「けど、ゼンゼン平気で気にしてなくて、笑って言ってたよ!どうせいつか自分のもんだって」

】 ▼『う〜ん、カネがありすぎても、ソンナンなっちゃうんだよな〜、なんて言ったらいいか
   「でさ〜、こないだもMが急に来て、あげるって4人に5000円くれて1人1250円ずつ」
   『えーっ、「カネ持って来い」って言ったんじゃないのか、そんなんしたらカツアゲなんだぞ!』
   「ちゃうよ〜、なんか《クジを拾ってスクラッチしたら10万当ってた》って、万札みせびらかしてたから
   《いいな〜》っていったら、くれたんだよ、5000円
   『えーっ、そんなんホントか、またくすねたんとちゃうか、そんなうまい話あるかな〜』
  「だって昨日も、ばーちゃんにもらったって4万円もってて、Hがいいな〜、
   ちょっとちょーだいっていったら、うんって1万円くれたんだよ、2人でわけろって
   『えーっ、そんなんでカネをもらって気にならんのか、オマエたち?』
   「だってくれるっていうんだし。万札だったから、明日Hが5000円札にくずして持って来ることになってんだ。
    こんでDVD欲しかったの買えるし、あいつホント気前いいよな〜」コラコラ!

  ▼「Mって、ナンかみんなに相手にされない子でさ〜、ヘンなトコがあって、グループ分けなんかイヤがって
   誰も引き受け手がなくて、そんで《なんとか気にいってもらおう》とおカネばらまいてると思うよ。
   D
のグループにもそんで寄っていくんじゃないかな〜」と、生徒会副会長のA子。
    「うん、なんだか寄ってきて一緒にいるけど、仲間ってわけじゃないな〜」と冷たいD
   「かなりクラスで浮いてて、トニカク金があるから、なんでもソレで済ましてきたって感じでさ〜
   金銭感覚が普通じゃなくて、まともな子は付き合わないんじゃないかな〜」と、生徒会書記のB子。
    『う〜ん、いろんな家のいろんな子がいるけど、おカネの使い方ってほんと大事なんだけどな。
   先生なんかどこでもケッタで、タクシーなんかここ5年位で2、3度しか乗ったことないな〜。
   そんなに余ってるんだったら、先生んとこへ寄付して欲しいな〜、いろんな活動にカネがいるし、ウン』
     「なにいってんの、センセー、ダメじゃん」

   ▲『そ〜だよなー、自分で稼がなくっちゃね〜、がんばらなくちゃ。でもそれには生徒がな〜
     みんな〜マトモな生徒紹介して!頼むからさ〜』オイオイこらこら。

 ★10月12日()<中日新聞「鳥・虫・花欄」様>以下の行事・案内欄へ掲載お願いします 
  ◎10月23日(土)朝9時:愛環山口駅前集合【ちょっと変?秋の森を歩く会】2時頃解散
  ◎会費200円・昼食持参・あれば双眼鏡・駐車場案内します:当日朝7時・雨天中止  
  ◎自然界のバランスを壊してきたニンゲンとして命の豊かさと責任を肌で感じましょう。
   《海上の森野鳥の会 宮永正義》

  ◆10月14日(木) 96. 【こんなんできる?センセー】
      『そんなん、先生は前世がタコだったから、カラダが柔らかいの!』

 
 ▼『あれ〜どーしたんだ!今日はやけに早いな〜』小6女子2人組が体操服でやってきた。
   「うん、体育大会の練習があってさ〜、そのままきたの」と、A子が、「でさー、センセー、こんなんできる?」
   机の間に立って両手で身体を支え、両足を揃えて前に上げ、上半身と直角・L字形になるよう、何度かやって 
   みせるができない。B子もやるが、寸止めできず足が下がってしまう。体操の平行棒でよく見るワザのようだ。
   『うーん急にやると腿(もも)がひきつるコトがあるけど、揃って止まったら5数えるんだよ』
    「1、2、3、4、5、えーっ、センセーできるんだ〜!スゴイな〜」

  ▼「じゃあこれは:まっすぐ立って前かがみになり床に手をつける動作。2人とも指がつく程度。
   「でさ〜《伊東家の食卓》でやってたけど、こうやって《その場駆け足》をしてからやるとさ〜」
   『うん、うん、なるほど、2人とも4本指の根本までつくようになったな。そっか〜、面白いねー』
   『でも、そんなことせんでも、ホラ……』  「えーっ、手首までついちゃうんだ〜、センセー」
   「じゃあ両足を開いて、こう腰を落として、足を開いたままお尻を床につけるこんなんは?」
    『そんなんどーってことないさ、ホラ』
   「あれ〜どーしてそんなん柔らかいの?カラダ、センセー

  ▼『そんなん先生は前世がタコだったからカラダが柔らかいの!今だってホラ、口をこうやると』
   「うわ〜、うっそー、ほんとなの〜?」 「センセー、きもいよ〜!じょーだんだよネ〜」
   「冗談に決まってるだろ!小学校のころ《器械体操部》ってのがあって、マットや鉄棒の選手だったの先生は!
    逆上がりなんか《もういい》というまで連続何回でもできたんだ。跳び箱も得意でさ〜」 
   「いまでもできるの? 逆上がり」
    『ウン大車輪はムリだけど、逆上がりはつい最近も《おなかの皮》がむけちゃって』

  ▼「そ〜いえばセンセー、いっつも【庄内緑地をケッタ手放しで体操しながら走ってる】って、
      ねえちゃんがいってたけどホントなの?」
   『うん、足ダケだと上半身がヒマだから腰から上はラジオ体操しながら走ってんだ』
   「えーっ、そんなん、ヤバイんじゃない、変なヒトって思われて
   『いいの、知らんヒトばっかしだし、どうせもう一生会うことがないヒトばっかしだから!』
   「だって、ねえちゃん何度も見たっていってるよ、せんせー」
   
『そういうのは《またやってるな〜》とか《変わったヒトがいるな〜》とか《あのオジさんはそーゆーいうヒトだ》って、
   せいぜいそんなもんで、みんな退屈な人生送ってるから《キューピー頭のヘンなおじさん》が手ばなしで
   ケッタにのって体操なんかしてた・・・なんて《ハナシの種》になっていいの!』

  ▼「ふ〜ん、でも手放しなんて、よくできるね〜」 『そんなん毎日ケッタに乗ってたら、誰でもできるよ。
   一番難しいのは《篭に荷物》があってライトをつけて坂を上がるときで、あんまり急なのはダメだな。
   いちばん気持ちいいのは坂を下りるときでさ〜「タイタニック号」の舳先(へさき)で両手を広げて
   波を切ってるような気分でサイコーだよ。ただしみんなは公園みたいな安全なとこでネ、やるんだったら、
   一輪車よりカンタンだから……
   
「そうそう、にいちゃんが41号の交差点を手放しで渡ってくセンセー見たっていってたよ」
   
『いつも夜10時過ぎで誰もいないトキだけどな〜。アイツまた黒川のゲーゼンの帰りだナ!』
   
「ダメじゃん、せんせー、そんな危ないとこで

  ▲『信号と交差点さえなければ名東区からだって手放しでこれるケド、まあ裏通りで人通りのナイとこだけで
   やるからね。あとは最大の注意を払うってコトかな。怪我したらそれは全部自分の責任だからナ』 
   (ミナサン、世の中にはいろんなニンゲンがいるってことで、ハイ!?)

★10月16日(土)朝8時:愛環山口駅前 【カスミ網バスターズ04秋:初出撃・臨時号】
 
 ◎バスターズ5名《レギュラー4、新人1!》出陣(詳細はHPカスミ網バスターズに転載!)

  ★10月18日(月)【ゴンドラ違法工事中止申し入れ書】 日本国際博覧会協会から回答書
  名古屋地検への告発は断念したが、8日に「海上の森を守る会(加藤代表)・愛知万博中止の会(影山健代表)・    愛知万博から海上の森を守るネットワーク(宮永代表)」の3者連名で提出した要求書へのトホホな回答が
   送られてきた。門前払いで無視のいつも通り、やれやれ!

  ◆10月20日(水) 97. 【最新?つっぱり事情!】 〔相変わらず学校もタイヘンなようで〕
  ▼『Y子が来ないけど、なんか聞いてないか?みんな!学校へは来てたかな〜、今日?』
   「ううん、クラスが違うし、試験中だから放課に外へでないし」「ゼンゼン見かけなかった」
    <18日中間試験初日、生徒数が極小なので《中2・中3混合》テスト対策クラスでの話し>
  
  ▼そういえば昨日:『こら〜Y子どーしたんだ!1時間も遅刻だぞ!明日から試験つーのに』
   「あのさ〜センセー、先輩のGさんから「家で一緒に試験勉強しよ」ってメールがきて」
    『オマエな〜、そんなん勉強なんかできるワケないだろ、友達んとこなんか集って』
   「でもさ〜先輩だし。行ったら(5分ほど待っててすぐ帰るから)って別の友達んとこへいって、
   そのまま戻って来なくて30分ほどして(その友達んとこへ来て)ってメールが来て。 『おいおい』 
  
 「そんで行ったら、高校生やK先輩がいて、しゃべってたら時間が過ぎちゃって
    『勉強にいったんだろ!ったくもー、ろくな連れがいないんだな〜、オマエはっ』

  ▼「センセーさ〜、昨日言わなかったけどGさんって《ちょっとネ〜》という子で、それにK先輩なんて、
   もうゲッという子で、あんな連中と付き合ってるなんて、どうしたんかなーY子」
  
 「えーっ、Gだってヤバイよ。禁止のカバンで《ゲームや化粧品やダメなもんばっかし》持って来て、
   次から次に先生に取り上げられてさ〜(もうカバンがナイ)って、こないだなんかスーパーのレジ袋で
    来てたんだよ。授業の用意なんか、なんもナシで・・・」とこれは中3C子。
   『えーっ、そんなん平気な子なんか。身なりとかおしゃれとか気にしない子なんか?』
   「ううん、なんかワケわからん子なの。髪なんかメッチャメチャ、黄やピンクに染めたりして」
    「万引きし放題で、こないだ(もうじき15になるからソロソロやめようかな)って言ってた」

  ▼「K先輩っていってたけど、同棲してるっていう○▽さんのことかな」と中2A子。
  「うん、親のマンションで高校生のカレが勉強用に使ってる部屋にしょっちゅういるみたい」
  「プチ家出の常習で、また1週間くらい家出して母さんがキレてさ〜、丸刈りにされたんだ」
   『エ〜ッ、丸刈りっておんなの子なんだろ、そんなんまたムッチャクチャな親だな−』
  「うん、母さんもかなりヤバイひとで、ムリヤリ坊主頭にされちゃったみたい」むぐぐ!
  「Kってさ〜いっつも頭にタオル巻いて、しなきゃいいのにますますバケモンって感じ」

  ▼「そうそう、こないだ名駅のバスセンターで高校の制服を着てる子がいて、3人の1人が頭に
   タオル巻いてて、あれ〜と思って寄ってったらKだった」と姐御肌で気が強い中3D子。
   『えーっ、中学生なのに高校の制服着てたんか?』
  「うん、ケバイ化粧して近寄りたくないフンイキでさ〜、もう完全にいっちゃってた」
  「授業中しょっちゅうキレるし、勝手に来て勝手に帰るし、ヤバイよ!あの子んたちって」
   「昨日もPがキレちゃって<オレのコト笑ったヤツ殺していいスか、ナイフ持ってるし>って、
   先生に平気でいってんだもん」  『ソイツも仲間なのか、オトコなのに。ズイブン物騒だな〜』
   「うんいっつも持ってて見せびらかしてるよ」「中3なのにクラスめちゃくちゃで4人も泣いてた」

 ▼『Y子大丈夫かな〜』  「うん、ちょっとネー部活やめて変わって、誘われると行っちゃうんかな〜」
  『一風変わったというか気をそそるって〜か、中学生離れした服装してて気になるケドな』
  「うん、前からあんなんで、会社員のねーさんのせいなんかな〜派手派手なのは」
  「去年のF先輩みたいに呼び出してガツンとやってくれたら〈少しは〉落ちつくんだけど
  「Kの顔がボコボコになってたけど、こないだ」 「あれはタイマンしたんだって!」
   『おいおいナニいってんだ、それってリンチじゃないのか、呼び出してなんて
  「ううん、去年仕切ってたF先輩はカツアゲやイジメや中途ハンパなのは《ソク呼び出してヤキをいれてた》
   からマトモだったんだよ学校が」 生徒が言うには親や先生のいうことを聞かない連中も
   《一目置いていた》という。 うーん、相変わらず学校もタイヘンなようで、ふーっ!!

 ★10月23日(土)朝9時〜:山口駅集合【秋真っ盛り!賢治の森観察会】 参加25名

 ◆10月26日(火) 98.  【最新?ツッパリ事情!その2  「来い!といって校門まで
      連れてかれて
先生にみつからんうちに書けって全員、ムリヤリ署名させられたんだ!」 
  ▼『オイオイ、どーしたんだ?浮かない顔をして、なんかあったんか?ヘンだぞ、オマエ』
  「それがさ〜今日さ〜、授業が終って帰ろうとしたら、急にSが教室にやってきてさー」
  
10月25日のこと:話し始めたのは前回「
最新?ツッパリ事情!」で取り上げた中学の《隣りの中学》の3年生A。
  『そいでソイツがどうしたんだ?カツあげでもされたんか?オマエいっつも金持ってるから』
  「ちゃうよ〜、そこにいた男ばっかし10人くらい
来い!といって、校門のところまで連れてかれて
   ≪先生にみつからんうちに、書け!って全員、ムリヤリ署名させられたんだ」
   『署名ってなんなんだ?そんなんワケのわからんの、みんな書いたんか!言われるまま』

 ▼「だってSって学校を仕切ってたヤツで、びびってダレもなんも言えないんだョ!」
  『どうせワルで、チャパツのやつなんだろ?』
  「ちゃうよ〜チャパツじゃなくて、金パツで、クチビルにピアスしてて、年少(少年院・保護観察施設)を
   でてから、ほとんど学校へきてないヤツで、メッチャクチャやばいヤツなんだ!」
   『で、なんの署名か少しは見たんだろ』

   「うん、P先輩が殺人事件を起こして、その助命嘆願の署名だっていうんだけど、
   S
やってないっていってたケド、ようわかっらん!トニカク住所までみんな書かされた」

  『そりゃあ〜署名だから住所はいるわな〜。P先輩って、オマエ知ってるのか?』
  「うん、中1のとき中3だった。ヤバイから、ぜんぜん近づかなかったからよく知らんけど」
  『そんな殺人事件オマエ聞いてたか?そ〜いえば先生はなんか聞いた気もするけど』
  「知らん。新聞読まんし、ニュース見ないし、こないだ9人も年少送りになったのも、
   学校へ来なくなってやっと分ったし。けど、こんなん学校に言うと殺されちゃうから、ど〜しよう!」
  『そんなん署名したダケだからほっとけばいい。オマエが強制的に集めたんじゃないだろ』
   「ウン、けどさ〜前もなんか署名させられて、バレて講堂に50人くらい集められて、
    2時間くらい先生に説教されたことあるんだ。これでもう2度目なんだよ、こんなんが、センセー」

 ▼『う〜ん難しいなー未成年同志の署名でどうかって、PTAや町内会で署名なんてあるし』
  「今度はSも気合が入ってて
200人集めなかんけど、まだ100人ちょっとって、
   中3の男子はほとんど署名させられたみたいでさー」
  「えーっ、だってオレそんなん、知らんよ……」と、いっつも一緒の中3B。
  「だって、オマエ、なんか用事があるって、スグ帰っちゃっただろ、さっき」
  「うん。そ〜いえばPと一緒に捕まって年少に入ってたJがまた来なくなったんだけど聞いた?
   《またやっちゃった》んだって、バイクでカッパライ窃盗の現行犯だって」
  『オイオイ、しょ〜がないのばっかしだなー、懲りるってのがナイのか?ソイツらは』
  「とーさんが《ヤクザ》ってのや、かーさんが元ヤンキーとか【捕まったのは運が悪かった】って【親もいい加減】
   みたいで、それにまだ《中に入ってる》連れがいて、抜けられないんとちゃうかな〜」と冷静な分析をするB。

 ▼『う〜ん、オトナってのもイロイロいて《オレオレ詐欺》とか《債権サギ》とか《消防署のほうから来ました》
   《警察のほうから来ました》って、とにかく隙があれば【だまして儲けよう】ってのがうじゃうじゃいるからな〜、
   先生も教室にいるとホント《いろいろやってくる》からなー、困ったもんだな〜』
  「そ〜いえば、女子もなんかしたみたいで、
◎◎(教師名)が昼休みに子をスゴイ形相でおっかけまわしてた。
   逃げ回って体育館の横から上履きのまま塀を越えてったみたいだけど、ナニしたんだろ?」
   「Jなんかとつるんでるから、カンパとかいって女子から巻き上げてたんとちゃうかな〜、
     しょっちゅう、おっかけっこしてるから、よーわからんけど」

 ▲『おっかけっこ!ってナニ言ってんだ、遊びじゃないんだろ。ったくも〜、手におえない情況だなー。
   どっちにしても自分の事は自分で守る、それしかナイ!署名なんか、まあ気にせんでイイからな!!』

  ★10月27日(水)午後1時30分〜【住基カード差し止め訴訟】 名地裁第一大法廷 
  傍聴席がぎっしり。時間ぎりぎり到着で席がなく《途中で帰る》ので原告席に座るワケにもゆかず、
  結局、成田さんに席を譲ってもらい着」席。(裁判では立ち見や通路に座るはバツ)公判はまず被告人側の
  尋問から。次から次にボロが出る証言で聞きながらつい笑ってしまうおソマツさ!それが終わった3時に、
  原告席にいた成田さんに席を譲って退席。

  ◆10月30日(土) 99.  【選ばれし者!】
  〔 ひとはヒト・自分は自分、
自分のいいとこを探して、自分を認めて、上ばっかし見ないことさ!〕 
   ▼「せんせー、こんにちはー!」 『おいおい、もう「こんばんは」だろ?外はもう暗くなってるぞ!A子』
   「じゃあ、コンバンハ!そいでさ〜、せんせー、パリまで時間どれくらいかかるの?」 
   『いきなりなんなんだ、まあいいけど。3回くらい行ったけど急にいわれてもな〜、えーっと』

  『先生は30年くらい前が最初でアエロフロートというロシアの航空会社、次が20年くらい前で大韓航空、
   その次が去年、いっつも安い飛行機で直行便じゃなくて10時間くらいかな』
  
「せんせー、9時間だっていってたよ、☆☆ちゃん」・・と、これは後からやってきた中2B子。

 ▼『なんだ?その
☆☆ちゃんって子がパリへ行ったんか?こんな時期に豪勢な家だな〜』」」
 「ちゃうよ〜、全国大会で優勝して、招待されてパリへ行ったんだよ」
  『なんの全国大会なんだ?みんなの先輩なんか?よく知ってる子なんか?』
 「えーっとさ〜、テニスの中学生の部で全国優勝したんだよ。スゴイでしょ」とテニス部B子
 「おんなじ学年で部活もいっしょで、こんどの市大会で私と組むんだよ」とA子。
  『ふ〜ん、凄い子なんだな〜、だけど学校の部活は《ソフトテニス》じゃなかったんか?』
 「うん、そーだよ。だけど、その子は硬式もずーっと前からやってる子なの」
 「とーさんがA高校の体育の先生で、よく教えてもらうんだよ、わたしたちも

 ▼『じゃあ、もう小さい頃からイチローみたいに特訓受けてたんだ!たぶん素質があって』
  「でも、あんまり上手じゃないョ。練習はみてくれるケド私に負けるんだよ」とA子。
   『練習をみてくれるって、学校へきてくれるんか?
☆☆ちゃんの父さんが
 「ううん、どっか借りるの。こないだは児玉公園のコートで6時半から8時半まで」とB子。
  『そっか〜、それにしてもちゃんと気を配ってコーチしてんだ、やっぱ自分の娘だから』
 「うん、妹も前に全国大会で優勝したんだよ、確か小学生の部だったと思うけど
 『凄いな〜妹も優秀なんだ!兄弟そろって全国大会優勝なんてなかなかいないからな〜』
  「まだ下にいて、うまいんだって、
☆☆ちゃん3姉妹なんだよ。それにみんな頭もよくてさ〜」
 「A子、知ってる?
☆☆ちゃんのか〜さんってN高校の数学の先生なんだよ」

 ▼『そっか〜両親とも高校の先生か、いいな〜恵まれた環境の子なんだ。
  《先生んとこ》なんか親戚中探しても、そんなん1人もいないもんな〜。みんな大工や左官や工員や会社員』
  「ウチもそうみたい。いいな〜頭がよくて全国優勝で高校どこでもいけるもんね
☆☆ちゃん」
  「ウチなんか母子家庭でアパートで、なんも取り柄がなくておんなじ中学生なのに」
 「だけどまだいいんじゃない。ウチなんて父子家庭で保護がなくって大変で、差別だよネ」
  『うん、世の中には《どーしてこんなにみんな順調で、いいコトばっかしあるんだ》という人がいるけど
  
〈生まれた家〉とか〈運〉とか〈才能があって信じられない大変な努力をした人〉とかネ
  でも羨ましがるのはいいけど、それマデで 《ひとはヒト・自分は自分》なのさ。羨ましがっても、
  ちっとも自分は嬉しくならないだろ。自分のいいトコを探して、自分を認めて、上ばっかし見ないことさ』

 ▼「でもやっぱ不公平だよね、顔がよくて頭もよくてお金もあって、親もちゃんといてさ」
  『そうだよね、ニンゲンっていろいろなんだ。先生にだって《高校の時、成績が下だったのに》今では大学教授
  とか医者ってのがいるかと思うと●東京商船大学の助教授にまでなったのに奥さんを殺して刑務所ってのもいるし
  まあ、キューピー頭でケッタでふらふらしても、生きててよかったって思ってるヒトもいるし
  「あーっ、それってせんせーのことでしょ」
 
 ▲『こんな塾でも来てくれるみんながいるし、健康で丈夫で、したいコトがいっぱいで。出来んことや
  ムリなことは考えても仕方がないんだ。だからできることはなんでもやる。でも、落ちこんだり、
  悲しくなったり、さみしくなったりすることもあるんだ、そういうトキは
   「呑んで寝るんでしょ」うぐぐ。 《オマケ注:●「女房を殺しちゃった、どうしよう」って電話があってビックリ
  即!自首を勧めたが、その後音信が途絶えた。服役後「どこか塾の先生に紹介してくれないか」と連絡を受けたが『知り合いが誰もいないとこで、自分で塾を始めろ』とアドバイスしたがそれっきり、あいつどーしたんだろうな??》
        

 ★第110回:「ネット新聞連載《とほほ見聞録》ほぼ毎日入稿/バスターズ出動4回/ケガ談義」

  
【海上の森くらぶ通信】 2004年12月4日発行:143号&11月投稿⇒25本採用・掲載!
   ◎連日《1本・2時間以上かけて》ネット新聞の連載原稿を入力:《◆印の日付はネット新聞掲載日》

 04年11月1日(月) 【とほほ見聞録:「原人の独り言」の巻】 97年4月1日(火)
   かけがえのない海上の森を守る活動にのめりこんで5年。本業以外、生活のほとんどソレだけでトホホ!

 ◆11月2日(火) 【とほほ見聞録:「アースディ 97など」の巻】 97年4月7日(月)
   午前11時〜14時30分・瀬戸市役所:加藤議員控え室 《
海上の森市民会議・事務局会議に出席》

 ★11月3日(水)午前9時:山口駅前集合 【カスミ網バスターズ・今季2回目の調査に突撃】
 
◇参加は森島、林、小生の3名。田中重機から右へ「岩屋堂無料駐車場」手前の橋に抜ける近道で
  公園の奥・突き当たりにある「マス釣り場」の橋を渡った「どん詰まり」に車を停めた。
  荷台のハッチを上げたバンの周りに作業員の人たちが4、5人、けげんそうに眺めていた。
  とーぜん釣り堀の主人が出てきてこちらをちらりちらり。我が一行は「キノコ採り」という設定。

 ▼岩屋堂大滝へ給水している導管の修理とかで、われわれは一行の後からボチボチ入山・・・にしても
  観光客が喜んでいる「滝の水」がポンプで汲み上げ送っているとは知らぬが仏。今年、初めて確認した
  《センブリ鳥屋場》へ直行。誰もいなかったが確実に現役の鳥屋場。現行犯逮捕を目指し、なにもせず
  そのまま退去。鳥屋場にいるときから聞こえていた声が、なんと数百m離れた麓でキノコ採りの2人組と判明。

 ▼それからまだ少し残っていると聞き、10年以上前《咲き乱れるリンドウ》に感動した海上の森の奥へ。
  万博協賛事業で日本山岳会東海支部が管理する「山路の森」林道で咲いている株を26株確認!
  森島さんが《リンドウ林道》と命名。

 ▼昼食後、加藤(徳太郎)市議に「案内を頼まれた」という森島氏と1時40分過ぎ上之山団地へ。
  入口の空き地に10人前後のひと・・・2,3人はわかるがあとは??と、そのうち一人の女性が
  「ごぶさたしています」『え〜っとどなたで?』「池住の家内です。その節はお世話になりまして」名乗られて
  やっと思い出した。前回の愛知県知事選で影山さんと「擁立に駆けずり回った」あの義憲さんの・・・
  少なくとも3回は面と向かって話をしたことが・・とほほ。海上の森を「イギリスから来たという環境学者」を
  通訳の外人女性と共に案内しぞろぞろ 

 ▲4時からの集会で「発言してもらえないか?」との加藤氏の依頼を辞退。3時半過ぎお仕事方面へ。
   《☆以後、今季バスターズ5回目まで、ホームページ別項:「カスミ網バスターズ回顧録」に掲載》


 11月5日(金) 【とほほ見聞録:「万博オンブズマン誕生」の巻】 97年4月18日()
 
事務局長として「万博オンブズマン」設立を【海上の森市民会議】役員に諮り一任され、設立

 
11月6日(土) 【とほほ見聞録:「新海 聡弁護士から書簡」の巻】 ◎97年4月23日(水)
   新海弁護士から《万博情報公開について》A4=1枚:「大胆な計画ほど詳細な準備」との助言

 ★11月6日(土)朝8時:山口駅前【バスターズ・今季3回目出動:男ばっかしで迷子に!】
  
◎今回の最初は「東大演習林」に隣接した《ツルリンドウ》鳥屋場。もう絶対に場所がワカル!
  夏からきれいに整備されていたが、足跡などで感づかれたせいか?今年はまだやった気配ナシ。
  で林床にフユイチゴがびっしり、見渡す限り実をつけていた「広幡集落」の裏山へ。
  何度も行ったはずなのに、記憶が重なりぼやけ、どうにも道がわからなくなり、結局すごすご退散。
  あとでチヨコさんに聞いてわかったが、いつもの道が鉄線で封鎖され様子が変わっていたという

 
11月7日(日) 【とほほ見聞録:「新海弁護士へ返信」の巻】 
97年4月23日(水)
   名古屋市民オンブズマン・新海 聡様 「
裁判を起こすぞという意思表示で県にプレッシャーも一策」かと

 11月8日(月) 【とほほ見聞録:「万博オンブズマン・情報公開ツアー」の巻】 ◎97年4月26日(土)
   朝9時〜山口駅前:第30回「海上の森くらぶ主催」《賢治の森探鳥会》実施:春爛漫
の観察会に!

     <注☆ 11月1日から8日まで1週間分=海上の森原人回顧録:第19回・20回に収録>

 ◆11月9日(火) 【とほほ見聞録:「だから万博いりません!集会」の巻】 ◎97年5月3日(土)
   午前10時〜午後4時:「憲法運動会」鶴舞公園・名古屋市公会堂 《300人以上の大盛況》

 11月12日(金) 【とほほ見聞録:「万博オンブズマン募集」の巻】 ◎97年5月18日(日)
   終日:「万博オンブズマン」文書3点作成&改稿:関係先へ送付《万博誘致対策費徹底追及》
 

 ★11月14日(日)<中日新聞「鳥・虫・花」欄殿>以下「観察会」案内の掲載ご配慮下さい
   ◎【海上の森で紅葉狩り探鳥会】会費200円(駐車場案内します)
   ◎11月27日(土)午前9時・愛環山口駅前集合・午後2時半頃解散
   ◎冬鳥の楽園の雑木林で、草や木のもみじを楽しみながら野鳥を観察します。
    弁当、飲み物あれば双眼鏡を持参下さい《海上の森野鳥の会・宮永正義》


 11月14日(日) 【とほほ見聞録:「情報黒塗り公開」の巻】 ◎97年5月18日(日)
   「万博オンブズマン」開示請求参加者と関係者に文書を送付 《記者会見で黒塗りのあまりの酷さを告発》
 

 ◆11月15日(月) 【とほほ見聞録:「前代未聞・トヨタ本社にデモ」の巻】 ◎97年5月28日、31日、
   6月2日、3日、5日の5日間:12:30〜3時・街頭署名 《トヨタ抗議行動で息子は就職浪人・本当にスマン》


     <注☆ 9日から15日までの1週間分=海上の森原人回顧録:第21回に収録>

 11月16日(火) とほほ見聞録:幻の「万博カナダに決定声明」の巻】 ◎97年6月8日(日)
   午前8時:名古屋国際空港:「海上の森市民会議」モナコ訪問団9人を盛大に見送り!


 11月18日(木) とほほ見聞録:「万博「日本に決定」の巻】 ◎97年6月12日(木)
   12時半〜3時半:名古屋市・栄・三越ライオン像前「街頭活動」最終日 金で買い占めた集票作戦

 
11月19日(金) とほほ見聞録:万博「相次ぐマスコミ取材」の巻】 ◎97年6月14日(土)
   午前10時〜昼過ぎ:「時事・共同」通信社2社から取材を受けた。午後3時〜「栄小公園」で集会 


     <注☆ 16日から19日までの3回分=海上の森原人回顧録:第22回に収録>

 11月21日(日) とほほ見聞録:「SAVE the 海上 FORESTS」の巻】 ◎97年6月21日(土))
   夜8時〜11時半頃まで「海上の森市民会議・拡大事務局会議」
プロジェクトM・千種区内山・牧野剛事務所

 ★11月21日(日)朝8時:【バスターズ今秋4回目・懲りず「岩屋堂」現地に6名集合】
  
◎いつもと逆コース、公園なかほどの橋を渡って右から山へ入る遊歩道で、再び《ツルリンドウ》鳥屋場へ。
   猟の痕跡はなく《足跡だらけ》にして退散。次の《センブリ》鳥屋場は迷いに迷ってやっと到着。
   ここもきれいさっぱり撤去。足跡だらけにして《フユイチゴ》鳥屋場へ。詳細はバスターズ回顧録に!


 11月22日(月) 【とほほ見聞録:「湯水の万博誘致費」の巻】 ◎97年7月10日(木)
   「万国博覧会予算の推移(当初予算)」文書と手書きメモを入手。まあこれだけ使えば勝って当然

 
11月23日(火) 【とほほ見聞録:「当局の懇願に請求取り下げ」の巻】 ◎97年7月22日(火)
   万博推進局から「盆休みが取れなくなると職員が悲鳴!開示請求の取り下げを打診!

 ★11月23日(火)朝8時:山口駅前 【チヨコ先達を筆頭に!バスターズ 5回目出動】
 
  ◎ねむの森から《アケボノソウ:別名・黒糸)鳥屋場へ。前回、注意したのに糸を一か所切ってしまったが、
   結び直しておいた糸が二ヶ所で切れていた。犯人が切るとは思えず、誰かが調査に入ったのだろうか?
   われわれ以外で、考えられるのは《日本野鳥の会・県支部》のメンバーだけだろうが、わからない??

 
11月26日(金) 【とほほ見聞録:「台湾・大甲渓生態環境維護協会歓迎」の巻】 97年7月30日(水)
   朝日「声」欄への投稿の責任をとり「海上の森市民会議」事務局長辞任を宮永より申し出。
以後関係を断つ!

    <注☆ 21日から26日までの4回分=海上の森原人回顧録:第23回に収録>  

 ★11月27日(土) 100. 【怪我も生きてる証拠?】
   〔
フェンスにぶつかって7針縫ったことから、ケガの体験談が始まる〕 
 ▼
期末テスト対策・混合クラスでの会話:
    「せんせーどうしたん?目んとこのキズ!」
   「あ〜っ、ホント、まだ血がついとるよ!センセー」  『う〜ん、ちょっとあってネー』
   「わかった、ケッタで転んだんだ!」  「ちゃうよね、酔っ払って階段から落ちた!」
   
『あのな〜、そんなんのとちゃうの!』 「じゃあ、だれかと殴り合いしたんだ!」
   
『オマエな〜、ったくも〜先生はヤンキーか?』 「だって、せんせー、スグなんか言いそうだもん」
   
『そりゃあ、目に余るコトしとったら言うケドさー、最近はトシで、もう殴り合いなんかしないの!』

 ▼「でも、ほんとどうしたん?センセー!ほっぺたもズイブン腫れてるよー」
   
『あのさ〜、ケッタで走ってて金網のフェンスにぶつかって、眼鏡のガラスが割れて切ったの』
   
「どーして、フェンスなんかぶつかったの、せんせー」
   
『無灯火のヤツが急に飛び出して、思いっキシよけたけど、フェンスにガシャーン』
   
 「あっ、センセー、手放しで走ってたんでしょ、ケッタ」
   
『え〜っどーして知ってんのって言いたいケド残念!交差点はちゃんとハンドル握ってんの』
    
「でさー、その飛び出してきたヒトはど〜したの、そんとき
   
『うん、中学か高校くらいの男の子で、なんもなくてさ、そのまま行っちゃった』
   
「えーっ、そんなん、あやまらせないかんのに

 ▼『うん、あっというまで血が噴き出してハンドタオルがぐしゃぐしゃ、それどころじゃなくて』
   「うわ〜、きもっ!」  「まゆげも半分きれてナイし腫れてるし、痛いんでしょ、かなり、センセー」
   
『うん、7針縫ったんだけど《どうしてスグこなかったんです》って言われちゃった、医者に!』
   「えーっ、すぐ行かなかったの、医者へ。でさ〜、いつ怪我したの、せんせー」
   
『日曜の夕方。血さえ止まればって、バンドエイド貼って、あとはほっといても治ると思って』
   
 『ウチでキズを見て《こんなヒドイのはゼッタイに医者へ行け》ってうるさくて、仕方がないから
    名東区の外科へ月曜に行ったらさ〜、2時間半も待たされて、そんで《もっと早くこなけりゃ》
    っていわれてさ〜「こういうケガは傷口が開いちゃうから、6時間以内なんですよ」って、
    「ほんとーは、手当てするのがその時間くらいまでなんです」だってさ!』

  ▼「そういえば、せんせー私も縫ったんだよココ、見て!10針も、車にはねられちゃって」  
   「うん、オレもケッタがグシャって潰れて入院したことある。飛び出しちゃってさ〜」
  
 『オイオイ、相手は車か?ヒドイ迷惑な話しだな、悪いのはオマエたちなんだろ、きっと』
   
「ウン。だけど、その女のひと、すみません、スミマセンって泣いてた」ヤレヤレ。
   
『先生は人身事故だけはやったことないから、そんだけはよかったな〜、うん』
   
「けどさ〜、どーしてセンセー、車ないの?いつもケッタでしょ、買わないの?」
   
『もう車はヤメタの。ワカルだろ、いまはもう必死で《アデランス貯金》してるトコ、先生は!」

 ▼「カツラなんか変だよ、先生じゃなくなっちゃうよ。ゼッタイ今のほうがカッコいいよ!」
   
『ありがとアリガト。こんでもっとキチンと勉強してくれたら、嬉しくて目から鼻水出ちゃうんダケドな〜。
   まあ、車の事故だったら激突して死んでたから、運がよかったさ。みんなも気をつけような!
   さーて、ケガの話しはこれまで

 ▼1週間後、11月22日月曜午後。小学校以来の友人がやってきて「どーしたんだその目?」
    『うーん、今日糸取ったんだ、7針でさ。縫ってから「明日消毒に」って言われたけど西区から
    往復2時間で2時間待ちなんてタマランから、ヒゲ剃りあとにシーブリーズ振りかけて、
    ほっといたんだ。で、今朝2度目でいってきたんだけど「なんか手当てしましたか」って言うから
    「なんも」っていったら 「ふつーは膿んだりするから手当てしなきゃいかんけど、
    キレイにくっついているから、もうコレでいい」ってで、オシマイ』

 ▲( 事情を聞いたあとで )友人:「そんなんスグ医者へいかな。
    休日急病診療所だってあるし、そのために高い保険金払ってんだし」
   『それでも自己負担金が3割要るんだろ、こないだも《治療5分で1万7千630円!
    払った負担金が5290円》で、そんなん【泥棒に追い銭】みたいでヤなんだ。
    ケガくらいすぐ治るし。今度だって1週間で、もうどーってことないし』
   「そーいえば、オマエって、くそ丈夫いもんな〜」そりゃあ、そうだけど、むむむ

 
11月29日(月) 【とほほ見聞録:「土地トラスト開始」の巻】 ◎97年8月上旬:
   夏休みキャンプ旅行中に「差し出し人不明」文書が届いていた!加藤宣夫氏の宅地を有志7人で購入


 ★11月30日(火)朝9時45分〜【徳山ダム控訴審公判】 名古屋高裁・第二大法廷・傍聴
  ◇名古屋テレビがドキュメントを特別番組として制作をするということで、近藤さんから呼びかけが。
   しかし肝心のゆり子さんが寝坊?であららのら!裁判所前でのお約束の《原告・支援者の行進》も
   女帝がいず、横断幕もなく、なんだかしょぼくれてゾロゾロ、意気が上がらないことおびただしい!
   公判はすぐ済み会議の様子も撮影されたが、やはり元気がでない。ゆり子さん到着で解散!やれやれ

 
12月1日(水) 【とほほ見聞録:「聞いてよ原人の独り言・97年お盆」の巻】 ◎97年8月15日(金)
   《亡母一周忌》盆供養で無宗教を標榜するも、無用の混乱を避けお寺さんの法要へ列席。 

 
12月2日(木) 【とほほ見聞録:「長良川ディ 97」の巻】 97年9月2日(火)
   午後2時「万博オンブズマン」事務局会議:愛知県弁護士会館:長良川では全国の環境団体と情報交換
     《海上の森くらぶ・万博オンブズマン:宮永正義》
 連絡先:省略 

    <注☆ 29日から12月2日までの3回分=海上の森原人回顧録:第24回に収録>

        

   ☆第111回:「続バスターズ04秋/《不登校・床屋・月謝・ツッパリ》とほほ談義」

  
【海上の森くらぶ通信】2005年1月3日発行:144号&とうとう万博元年に!?
  活動報告:04年11月に続き、12月もくどくシツコク密猟摘発パトロールを実施!

  ★12月2日(木)午前8時:山口駅前 【今秋6回目の調査・バスターズトリオ参集】

  ◇参加はチヨコさん、篠田さん、小生の3人。これまで土日しか調査してこなかったため
    敵も用心して平日にやっている可能性が高い・・・とゆーことで、急遽突撃することに!

 ▽別紙(バスターズその7)にあるように《勘違い・思い込み》は本当に怖い!?
 まったく思考回路がただ一方に片寄ってしまい、他の判断や思考の修正ができなくなってしまう。
 目が開いていても見ていない、聞いていても聞いていない。とにかくワケがわからなくなり、
 パニクッてしまう。まさに《キツネに化かされる》という古来、同じような状態になったとき
  使われる 《比喩》そのままだった。

 ▽道を知り尽くしたチヨコさんさえ、自信たっぷりでわれわれに言われると分からなくなってしまった。
 やむなく転進後、岩巣山(いわのす)の頂上近くの鞍部で見つけた鳥屋場は休止中だったが、
 その先は時間がなく行けなかったので再調査が必要だ。きっと地元の集落から逆方向の道がある
 はずで、周辺の尾根に別の鳥屋場がある可能性が非常に高い。でもまあ鳥屋場を一つ確認
  できて成果はまずまず。(▲詳細は別項「カスミ網バスターズ回顧録」迷子の巻に)

 ★12月10日(金) <中日新聞「鳥・虫・花」欄殿> 以下の案内の掲載ご配慮ください
 【冬鳥の楽園・海上の里山探検隊】 ◎12月25日(土)午前9時〜愛環山口駅集合・会費200円・
 雨天中止・14時頃解散 ◎草もみじの森へ、はるばるやってきたベニマシコやルリビタキに会いに
 行きませんか?昼食・飲み物持参、あれば双眼鏡も。駐車場案内します《海上の森野鳥の会:宮永》

 ★12月11日(土)午前9時:山口駅前 【今秋7回目・バスターズ常連5名集合!】
 ◇今回は「東大演習林」と「県有林」の境界沿いに、広大な森を《ほぼ楕円状に一周する》かた
ちで
 広範な範囲の尾根を調査した。ほとんどの丘陵で《日当たりのよい頂上》はみな鳥屋に使用された
 跡があった。瀬戸市周辺の古窯分布地図をみると「鳥屋」の名前がついた遺跡が「狸の鳥屋」を始め
 小石鳥屋、高鳥屋、鳥屋口北、鳥屋口南というようにそこかしこに散らばっている。

 △登り窯で瀬戸物を焼き、隣接した丘陵に鳥屋を仕掛け、獲物の野鳥でたんぱく質を補っていた
 昔の暮らしの名残だろう。今年出動したなかで、道の険しさ、距離の長さ、かかった時間とこれまで
 で一番の強行軍の一日だった。解散16時過ぎ。《▲詳細は「カスミ網バスターズ回顧録その7に》

   ◆12月12日(日) 101. 減らない不登校 
 『みんなのクラスで不登校の子はいるの?』 「うん、中2の全クラスにいるんじゃないの」
 ▼
ほぼ全員、大幅に成績がアップし、開催中の「3者懇談」も余裕の中2クラスでのオシャベリ。
  無論、例外はいるわけで。「せんせー、こんにちは」 『ずいぶん早いな〜、A子、どうしたんだ』
 「3者懇談で昼までだったから、ヒマで早めにきたの」 『そっか〜、ところでE子って、学校来てた?』
 「ウーン、来てたような気がするけど、クラス違うから」 「うん、来てたよ、今日は」と次に来たB子。
  『期末直前にいっぺん来ただけで、今月は一度もきてないんだけど、困ったもんだな〜』
 「だけど、こないだ会ったときは、行くっていってたんだけど……」とA子。
  『でも届かないんだよな〜、いつも言ってるだけでさー、塾まで足が……
 「学校もなんだかよく休んでいるみたいで、あんまり姿みないもんネ」とC子。

 ▼『登校拒否ってことはナイよな、性格的にルーズでサボっちゃうみたいだけど』
 「う〜ん、それはナイと思うよ。暗いところはないし明るいもん!ぱっぱらぱ〜なくらいにさ〜」
  『携帯に電話しても「こちらは留守番登録センターです」とか「ただいま圏外にいます」とかでさ、
 全然つかまらなくて連絡がつかんし、休むときは連絡するようクドク言ったるんだがな〜あいつには』
 「う〜ん、つきあってる子が問題かな〜ちょっとヤバイ系が多くて」と副会長A子。
  『最近は寒くなったからそんなんないけど、前はドキッとする恰好多かったもんな』
 「関係ないと思う。できる子でもズイブンな服着てる子いるもん」と、自分もカナリな
  (ちょっと目のやり場に困る?)服装が多いB子。『そっか〜、趣味の問題だもんな〜』 
 
 ▼『学校は来てるみたいだナ。ところでみんなのクラスで不登校の子はいるの?』
  「うん、いるよ。中2の全クラスにいるんじゃないの」
 「えーっ、オレのクラス、今はいないよ。転校してったから」 「3組もいないよ」
 「1組と2組、4組にいるんじゃないかな」
 『いま中2は何クラスだっけ。確か5クラスだったよネ』
 「うん、そ〜だよ、せんせー」 『何人くらいいるのかな?』
 「みんな2人ずついるよね、いるクラスはさ〜」 『女の子、それとも男の子』
 「うちのクラスは2人とも女でGちゃんとKちゃん」
 『え〜っ、その子って母さんに頭刈られて丸坊主にされた子じゃなかったか?』
 「うん、そ〜、とうとう来なくなっちゃった」
 『子供を、しかも女の子を丸刈りにしちゃうなんて親も親で、ズイブンな親だな〜』
 「そんなんされるようなコトした子供がやっぱダメなんだよ、せんせー。親なんだからしてもしょーがないよ」
 『う〜んそれはそうなんだケド。それでも「いっくらなんでも」ってのがさ、限度が』
 「●●先生も〈あいつは学校より外のほうが楽しいようだから、来なくていい!〉って言ってた」 むむむ

 ▼「ウチのクラスは男と女。ほら岐阜の山奥から転校してきた子、Fってヤツ」
 「う〜ん、いっぺんだけ見たことある。ズボンにシャツ1枚、ほら下着の、そういう感じの子」
 「4月に転校してきましたって挨拶して、それから1、2度来ただけでそれっきり来ないよ」
  『う〜ん、どうしたんだろうな。ナニがあったんだろうな〜』
 「わかんない。前の学校でいじめられたってウワサだけど、普通の田舎の子って感じだった」
 『素朴で口数が少なくて控え目なんて、イマの時代じゃ【イジメの対象】になっちゃうから困るんだよな』

 ▼「うちら〜のクラスに体育祭や文化祭や校外行事のときだけ来る女子がいてさ、
  そんたびに〈あ〜、めずらしー!〉とか〈なんで来たんだ〉なんて言われてる」
 『う〜ん、精一杯気張ってきたんだろうに、それでまた来られなくなったり、悪循環なんだよな。
  〈言うな〉って言ったって、ワルガキは言うだろうしな〜』
 「けどさ〜、なんだか頼り無くて、おどおどしててイジメてくれ〜っていう男子がいてさ、イライラしちゃう」
 『う〜ん、そういう子っているけど、だからって【イジメていい】ことにはならないんだケドな』

 ▼「しょっちゅうパシリ(使い走り)させられて、けられたり叩かれたりしてるのに、一緒にいるのもいるし」
  『う〜ん、そういうのは完全に威圧されてて、もう逃げられないんとちゃうかな、逃げたくても』
 「よ〜わからんけど、そんなんには近づかないし、相手にせんようにしてるから、
   ウチらはダイジョウブだよ、せんせー」
  『みんなのことはそれで安心だけど、やっぱ親に一番責任があって、命懸けで子供を守らな
  いかんのだけど、人任せみたいな親が多くてな〜例外はあるんだけど。
  まあタイテイ親が問題で、  親がまずダメなんだ。どうにもなんない親がいてネ』

 ▲相変わらずまったく解決の道が見えない問題で、自分のことは棚に上げて
  【塾教師歴30年】の感想でした。

 ★12月16日(木)午後1時愛知県自治センター【影山氏・情報開示受け取り・相談】
 
◇愛知万博の民間協働プログラムで「一宮・瀬戸・長久手」2市1町が実施した民間?主導の協賛
 事業で「受注業者名、受注団体、補助金額など」について影山さんが自治センターで情報開示を受けた。

 △その後、6階食堂で2時半頃まで相談事。内容は来年1月30日に実施予定の
 「マンモス大法要(仮称)」について《ない知恵を絞り》いろいろ思いつくままアイデアを提供した。
 「なんでも反対の市民運動」とか「堅いことばっかし言う市民運動などと一方的に片付けられ、
 無視されることが多いが、ユーモアやウイットもあることをこの供養を「大マジメにやること」で
 示したいねと話し合った。

 ★12月18日(土)朝9時:山口駅 【今秋8回目・バスターズフルメンバー出動】
 
◇年末も近づき今年最後の出動で、この秋初めて確認した鳥屋場を《ケガの功名》
  逆のルートから到着。最大規模の密猟道具一式の隠し場所を発見し、徹底的に破壊した。

 △見事に整備された巨大な鳥屋場で、これまでの野鳥の被害は厖大なものだったと思われるが、
 シーズンを控え準備万端、整えてあったところを事前に発見し、完全に粉砕することができた。
 バスターズ今年一番の大手柄だった。やれやれ!今年最後になってやっと報いられた思いだ!!
  《▲詳細は「バスターズ回顧録その8」に》

 ◆12月19日(日) 102. 床屋談義  〔世の中、毎日がお盆や正月。
    なんでも食べられるし、買えるし、お正月って騒ぐコトなんかもうないんです〕
 ▼久しぶりに床屋へ出かけた。還暦が近いオジさん世代はヘアーサロンなんて言わないのだ。
  ヘヤースタイル?のセイもあり、春4月とお盆に正月、あと冠婚葬祭などがあったときダケ行くのだが
  暮れも近づき《レゲエのオジさん》じみてきたので、行こうかなと考えていたら、影山さんから電話。
   『どーもどうも、ご無沙汰しています』

  「いつも通信ありがとう。楽しんで女房と読んでいますよ」
  『しょーもないことを、書き散らしているばっかしで……
 「それで、ちょっと会って相談したいことがあるんだけど、都合はどう?
   こっちから名古屋へ出かけるから……

 ▼というワケで12月16日午後1時に「自治センター」資料室で会うことになった。
  情報公開窓口の受付には面識のある妙齢の女性がいて、その前を通らなければ資料室へ行けない。
  鏡を見ると手配犯そのもの。ヤバイ!ではと床屋にでかけ、 「お次の方どうぞ」
  『いや、慌てんでいいですよ。ほかに誰も待ってないし、ゆっくり一服して!
   どうせこんな頭だからすぐ済むし、今日はなんも急いでいないから、いいよ〜』
  よっぽどの愛煙家らしく、前の客を送り出して、タバコに火をつけながら裏口へ消え、
  2、3口吸ってすぐ戻り、揉み消そうとしていたから、思わず声を掛けた。
   『かまわんですから、ゆっくり吸ってください!』 「えーっ、そんなこと」
  『いいんですよ、1本ゆっくり吸って!慌てたって、もうコレ以上生えて来ませんから』

 ▼吸い終わって、「さ、どーぞここへ座ってください。で、どんなふうにします?」
 『どんなふうっていわれてもネー、とりあえず《揉み上げ》を長めに、耳の半分くらいまでにして、
  あとはみっともなくない程度で、テキトーに。まあ、目線を下の《揉み上げ》でごまかそう
   という戦法なんですケド……
  「(笑いをこらえながら)バリカンじゃなくてハサミですよネ。しかしお客さん、ヒゲが濃いですね〜」
 『う〜ん、2日剃らないと口の周りが真っ黒で、昔いた「てんぷくトリオ」の南伸介みたいになっちゃうんです』
 「お客さんみたいな人は、そういうヒトが多いですねー。ホルモンのせいなんかな〜」
 『胸とかスネとか、関係ナイとこばっか生えて、ナントカならんもんかね〜、皮膚を頭に移植したいくらいだよ』

 ▼「今日はオヤスミですか、お客さん」
 『いや〜、ちょっとネ。でもコレから年末までタイヘンでしょ、おたくらは?』
 「もうそんなことゼンゼンないです、ここ10年くらい。正月もお盆も関係なしですよ」
  『へ〜、そうなんですか』
 「もう世の中、毎日がお盆や正月、なんでも食べられるし買えるし、お正月って騒ぐコトなんかもうないんです」
  『そういえば《空きカン集め》の人たちが名城公園に大勢いるんだけど、将棋をしたり碁をしたり、
  のんびりやってるもんネ。昼間っから宴会している連中もいて、話しをしたら「コンビニで賞味期限切れを
  くれるトコがあって食う心配はない。買うのは酒だけ」だって。そういえば昨日、冷蔵庫にヨーグルトが
  5コあって、パックのはやめて奥の方にあった2つを食って、フタを見たら「賞味期限04.8.24」・・・
  うまかったし、今でもなんともないもんな〜。まあ、しがらみを思いきってしまうと、もう俺たちなんかより
 よっぽど優雅みたいだね。あくせくせずその日その日をなんとか生きて、しのいでいけばいいってふうでさ』

 ▼そうですね、フリーターとか言って問題にしてるみたいだけど、そんなんでも十分生きてけるんですもんネー」
 『うん、平和で恵まれていて、こんないい時代はないと思うよ。バイトで時給1000円も貰えれば御の字で
  自活できるし現に大勢が自分で決めて、ひとに迷惑かけず暮してるわけで、もう全然問題ないと思うけどね』
  「そうそう食べて着てっていうだけだったら、なんとでも暮せますね、今の時代って、欲を言えばキリがないし」
 『そーですよ!ニンゲンなんて昔から食べて、寝て、起きての繰り返し。なんか「しなくちゃなんない」なんて
 幻想で、なんも起こらず起きず時間が過ぎて、なんとなく暮してってのが普通で、そんで《いつのまにか順繰りに
 死んでいく》ってなもん、そんでいいんだけどね。みんな【理由なんかなくてただ生まれてきたダケ】なんだから』

 ▼「ホント今はなんでも食べられるもんね。もうゲッというくらいで。子供の頃は「お節」が楽しみだったケド、
  もうお正月しか食べないもんなんてお雑煮だけでしょ。食べたいものナニって子供に聞くと「別にー」だもんね」
 『そうそう、そんで、じゃ〜欲しいモノはっていうと〈とうてい手がでんモン〉ばっかし。で、見切ってそこそこで
  いいって思うの当然だよね。テレビで〈豪邸拝見〉とか〈日本一の土地持ち〉とかさ、呆れ返るような金持ち
  の紹介番組が大はやりだけど、裏返せば〈あんたらにはこんな暮しはムリだよ〉って教えてるようなもんで
  【あんな暮らしはゼッタイにムリ】なら、あくせくせず「自分の分をワキマエテ暮そう」って覚悟したのが
  フリーターじゃないかな〜、大袈裟な言い方だけど。でも、やっぱグッチとかなんとか、小物で少しは
  虚栄心を満たしてっていう程度でさ。金持ちがますます金持ちになるために「働かされて買わされる」 
   社会なんかより、よっぽどマシだと思うけどな』

 ▼「そうですよね、近所にマンションを持ってる大金持ちがいて、もう世界が違う話しになんない!宇宙人」
  『ウチの近所もそうで、昔はぜんぶ田んぼ。今はマンションに駐車場、アパート。子供同士でも金の
  あるナシははっきり分かるから、もう世の中はそんなモンと知ってる。フリーターっていっても貧乏人の
  子供とは限らないから、まあいろいろでさ。「浜の真砂は尽きるとも世に盗人の種は尽きまじ」って
  石川五右衛門がいってたけど、ちょっと「どうしようもない」のが極端に多いけど、まあ普通に生きて
  いくにはいい時代なんとちゃうかな、今って』  ▲とはいうものの、やっぱなんかうまいことして
        「がばっとカネがほしいよね〜」と笑い会ったオジサン2人でした。  とほほのほ!

 ★12月23日(木)午後6時〜【市議調査研究費・市民の会忘年会】今池・養老の滝 
 ◇愛知で政治的な?活動をしている市民団体の主要メンバー22名が勢ぞろい。
 「住基ネット」西英子事務局長、「イラク派兵差し止め訴訟」池住義憲代表、「ピースアクション」水田洋代表、
 市民オンブズマンサポーター、国労&「人民の力」幹部、笹日労支援メンバー、市議2人、元県議1人、
 とーぜん「当会代表」成田操と、体制側が強権発動したら《革新系活動家?》を一網打尽にできる顔ぶれだった。

 △平和天国ニッポンに生まれてよかったな〜ほんと、文句は山ほどあるケド!
  しかしアタリマエなことに堅い話しばかりで、酔いは?う〜む、とほほのほ。 

 ★12月25日(土)朝9時:「定例探鳥会」/午後6時:「海上の森野鳥の会」忘年会 
  山口駅前でいきなり上田さんが「ハイタカ」を、次いですぐ篠田さんが「コチョウゲンボウ」を
  電柱のてっぺんに発見。厳冬期にもかかわらずポカポカ暖かい快晴で、幸先の良いスタートとなった。 
  その後も「オオタカ、ノスリ」と鷹づくし。午後から風が出て少し寒くなったが参加22人。
  確認した鳥は34種。楽しい観察会だった。

  △夕方から11人で池下「万歳」で忘年会。女性の参加も2人あって、
   和気あいあいと楽しく過ごし、9時半頃解散。みなさん、来年もヨロシク

 ◆12月28日(火) 103. 月謝談義〔どーしてウチの塾、こんなん月謝安いの?〕
  
冬休みに入り、のんびりした雰囲気(まあいつもそうだが特に)の小学生クラスでのオシャベリ。
 ▼「せんせー、どーしてウチの塾、こんなん月謝安いの、ヨソなんかモットとってんのに!」
  『なんだ、なんだ、月謝上げて欲しいのか、宝くじでも当ったんか?』
 「ちょうよ〜、月謝安くて、せんせー優しくて面白いのに、なんで生徒こないかなって」
 『う〜ん、アリガトね、そういってくれて!塾がはやらないのを気にしてくれたんだ。
  まあ、思い当たる理由はイロイロあるんだけど、みんなはどうしてだと思う?』
 「う〜ん、ゼンゼン宣伝しないからだと思う」
 「もっとチラシを入れるとか、派手な看板を立てるとかさ〜」
 「テレビでコマーシャルをやるといい!」
 「あんた、アホね〜、そんなカネ!せんせーにあるわけないじゃん」
  『おいおい、はっきり言ってくれるな〜、まあ確かに当っているけどさー』
 「何百万ってかかるんだよネ、コマーシャルって、テレビのってさ〜」
  『まあ、ピンからキリまでだろうけど、最低でもそれくらいはかかるだろうな』

 ▼「友達なんか名進研へいってんだけど、月5、6万かかるっていってた!」
 「うちの知ってる子なんか、中学入試の暮れの特訓で10万以上払うっていってたよ」
  『う〜ん、世の中には《塾のカネくらいだったらいくらでも払う》っていう親がいて 
  子供の将来のためならネ。まあ《ある程度勉強の見込みがあって》カネが出せるという家なんだけど。
  先生だって15年くらい前までは50分で1万円なんて個人指導をしてて、月8万とか12万って
  生徒がいて、土日だけで今ぐらいあったんだ。でも、考えることがあってネ、そういうのはやめたんだ』
 「えーっそんなんもうかるのにどーしてヤメタの、いっつも生徒が少ないって言ってるのに」
 『う〜ん、そんときは《働くばっかしなんて人生はもうやめよう》って決めて、まあイロイロ始めたからね』
 「だけど、おカネがなくっちゃなんにもできないし、やっぱおカネ儲けしなくっちゃ」

 ▼『そーだよね、だから誰か友達を紹介して(オイオイ)。ウチの塾は口コミで兄弟、友達って子が
  ほとんどで、みんなもそうだよネ。とにかく生徒がいなくちゃ教えようがないし、来年卒業する分の
  補充ができんとな〜』
 「う〜ん、誘ったんだけど、もう公文とかがんばる学園とかへいってたり、他ので時間が合わないみたいでさ」
  「なんかできん子の行く塾っていってる子がいてさ〜」
 『困るんだよな、そういうウワサが。「来たい」って子は誰でも入れることにしてるから、 
  去年卒業した学年なんか不登校の子がいつも3、4人いて《3年間通ってくれた》んだけど、
  その出た年の中1が【たった2人っきりで丸1年】でさ〜、ホント困ったよ』
 「あっ、知ってるウチの姉ちゃんのトキだ、Dくんと2人っきりっていってた」
 『その不登校の子たちに弟や妹がいたんだけど誰もこなくてさ、聞いてみると《ヨソの塾へ行かせてる》
  って《普通の塾へ》って、じゃあウチの塾はなんなんだよ〜、ったくもー、親の本音の塾って、
  【できる子ばっかし集めてしっかりしごいてくれる塾】なんだろうけど、ウチだってちゃんとできるのに。
  まあ、世の中ってそんなもんダケドな、ウン』

 ▼『まー、はやる塾ってのは中学入試から始まって、ドンドン宿題を出してバリバリしごいて
  勉強させるトコで、あんまり勉強に向いていないな〜って子にもトニカクやらせて、
  模試や特訓も  中学になったら《1年生からほとんど強制的に受けさせる》のが普通だからな。 
   うちなんかそんなんゼンゼンしないからな〜』
  「ウチは特訓が全員って中3の夏からだよね。中2までは『どっちでもいい、希望者だけ』って。
   部活でこれん日は予備日ってのがあって個人指導してくれるって、だから中3になったら
   受けるって、姉ちゃんがいってたもん」
 『もともと人数が少ないから個人指導だし、昔だったら50分1万円の授業が今じゃ、ただみたいなもんだ』
  「だったら月謝や特訓のおカネを高くすればいいじゃん、せんせー」
 『あのな〜前にオマエが言ってたケド、このクラスあと4人ともお母さんがいないの!
  (*離婚・死別の父子家庭)知ってるだろ。世の中おカネがたっぷりある家ばっかしじゃないの。
  一生懸命働いても月謝がなかなかって家もある。今月だってもう27日だけど月謝を持ってこれん子が
  2人いるし、「特訓のおカネがでん」て母さんに言われた中3もいるケド、似たような子が多くてさ、
  タダってわけにもな〜、月謝が安いからこれたって子もいるんだよ』

 ▼「うんウチも月謝が安いし、母さんの友達の子が来てたから」
  「ところで先生、月収っていくらぐらいあるの?」 『えーっ、それは企業秘密、ナイショ』
  「そんなんウチら5人に中学が6人ずつで、月謝が、せんせー電卓貸して」
   『おいおい、ヤメテよ!当分宿題はださんからさ〜』
  「せんせー、宿題なんかほとんどださないじゃん、前から」 『じゃー宿題はじゃんじゃん出す、
    休憩のお菓子は禁止、祝祭日も休まない、うるさいと叩く、コレだったらどうだ!?』
  「えーっ、そんなんやめて、ほかの塾なんか絶対にいきたくないから」
  「ここがいちばんいいもん」  そうかそうか。

 ▲『みんな十人十色って、それぞれ向き不向きってのがあってさ、できるだけムダな負担を
    かけずに、それなりに力を発揮できるよう、がんばって教えるから、これからもヨロシクね。
    そいでさ〜宿題は【ひとり1人ずつ友達を紹介すること!】頼むね』
   「えーっ、そんな〜」 「また冗談ばっかし、せんせー」
   『本気なの!』 やれやれ、しょーがない先生の塾デス、とほほ!

 ◆12月29日(水) 104. ツッパリ談義
  〔ソコまで来たかという大都会の下町の中学の現状のようです〕
    
中3冬期講習で休憩時間の会話:
 ▼「せんせー、ウチのクラス、もう成績メチャクチャ。完全に学級崩壊でさ〜」
 『そんなヒドイのか、確かオマエは上がって下がって同じっていってたな。いっしょに騒いでんじゃないのか?』
 「そんなんするわけないじゃん、先生に《高校はムリだから専門学校にしろ》って言われてるくらいで、
   もうあとがないって情況なんだから」
 「おまえってヘンだよ、スグ気分がって、トイレにいって、ほとんど教室にいないじゃん」
 『塾でもソウだな。はっきり言って向いてないから、諦めて就職したほうがいいと思うケド、今のままだったら』
 「ヤだよ。就職なんかしたくないし《親戚中の恥になるからとにかく高校へ行け》って親にいわれてるし」
 『そんなら、もうちょっとマトモに話しを聞くとか、真剣に勉強するとか、本気を実際に態度で示さなイカンな〜』

 ▼「だってもうウチのクラスなんて《ツッパリ》に占拠されて、授業なんてできる状態じゃないんだよ、せんせー」
 「それは本当だよ、そんでほとんど全員、通知票の成績がダラ減りで【1学期甘かったから2学期は厳しくした】
  って先生はいってるけど、もう報復で、オレみたいに1つ上がったとか、現状維持なんて少ないんだよ」
 「そうそう内申合計が35から24になったヤツや、28から19になったヤツとか、ひどいのがゾロゾロいるんだ」
  『それにしたって、いつも平均点とってるのに《1がいくつもある》オマエも、よっぽどの態度じゃないのか?』
 「ちゃうよー提出物をだいたい出したから、もう1がひとつもなくなったもんね、今度で」
  『そんなん自慢できるモンじゃないだろ。社会で91点もとってどうして2なんだ!中間もよかったのに!』
 「そりゃ〜、授業態度がぜんぜんダメだもんね、Dは!」と同級生のE
  「オマエなんかに言われたくないわ」

 ▼『それにしたってどんなにひどいんだ?注意するとか怒るとかしないのか、先生は』
 「んなん、無視、ゼンゼン言う事なんか聞かないし!もうまったく無法状態、やりたい放題、したい放題!」
 「茶パツに口ピアスで、9月に年少(少年鑑別所)から出てきたヤツがしきってて、もう誰も逆らえないんだ」
  『えーっ、出てきたってどのくらい入ってたんだ?』
 「窃盗で1年間入ってて、その前は2ヶ月入ってた」
  『エーッ、そんなんが平気でまた学校へきてんのか。改心したんなら話しは別なんだけど』
 「うん、どーってことなくて来てるよ。授業中でも《携帯でゲームし放題》で、急に窓から出てったりして
  『授業中に窓からか?』
 「ウン、そ〜だよ。先生の前でも平気でタバコ吸って、ほかにもいっぱいいて、トイレなんか吸殻だらけでさ〜」

 ▼「こないだも女子が吸ってて、見つかって捨てたんだけど、●●(苗字じゃなくて名前を呼び捨て)が
  注意したら《吸ってない》っていいはるもんだから、●●が切れて胸倉を掴むもんだから
  (セーラー服だけなのに)クラス中の女子から【ヘンタイ】ってコールされて、逆ギレしたソイツに、
  ●●がゲンコで殴られて、メガネの枠がゆがんで、そいで●●がさ〜、男のセンコーのくせに
   泣いちゃうもんだから、もうシメシなんてゼロ!」

 ▼「こないだなんか授業中に花火やったヤツがいて、わやくちゃ。誰もやったヤツの名前を言わないから
 「んなん、言ったら殺されるョ、じょーだんじゃなくて、本気なんだよ。連中なんかリンチするのヘイキでさ」
 「あと《ちっちゃいヤツ》で、金パツでメチャメチャ狂暴で、モノなんか買ったことない万引きし放題の
  ヤツがいて、こないだも《バローで警備員と殴り合いして逃げた》って噂のがいて」
   『おいおい、そんなんがいっぱいいるんか』
 「中3の男子だけで10人くらいいるよ。みんな上に《暴走族とかやーさんみたいの》がついていて、
  女子なんか、もっといるよ、もう茶パツだらけ、タバコは吸うし、学年の半分くらいの女子はもう
  染めたことあるんじゃないかな〜」

 ▼『茶パツやケータイ持ち込みとかは禁止されていないのか』
 「んなん、校則なんてまるっきしカンケイなし。茶パツなんて平気、無視!
  ケータイも、先生だって《マナーにしろ》って注意してそんでオシマイ。」
  『まあ、それは塾もおんなじだけど、学校は人数が多いからタイヘンだな』
 「うん、そこらじゅうで着メロが鳴ってるし、菓子は食い放題だし、授業中に抜け出すのはアタリマエだし
 「それに学校中、学年関係なし、みんな名前の呼び捨て、タメ口(仲間同士の話し方)きくしオカシイよな」
 「こないだも授業中にクラスのツッパリにケータイがかかって《ハイ、すぐ行きます》って、よそ行きの
  言葉使いで返事して、出てっちゃったけど、きっとゾクの上のヒトなんかに呼び出されたんだろうな」
  『えーっ、先生は止めるとか、コラって注意するとかしなかったのか』
 「んなん、したって聞くわけないから、しないの」
 「シンナーの袋が廊下に転がってたり、シャブとかスピードとか、クスリもいろいろやってるみたいだし」
 「毎日毎日、ビクビクしてて緊張のし通しで落ち着かないし、もう転校したいよ、どっかヨソの学校へ!」

 ▼『そんでオマエ、いっつも塾で「昼寝の後のカバみたい」に口を開けてぼーっとしてんのか?
   オマエが緊張してるなんて信じられんな〜。ダイタイ先週は6時に早引きで「焼き肉食べ放題」
  今週は「わんこソバ早食い」って、おマエんとこ、食って寝てばっか。それくらいの緊張があって
  丁度生きてるバランスがとれるんとちゃうか。テレビや映画の殺人を見て、殺人ゲームばっかし
  ピコピコやってること思ったら、現実で緊張感があって面白い毎日じゃないか。
  日本ぐらいだけなんだぞ、普通にしてて命の不安がほとんどない国なんて』

 ▲とはいったものの、やっぱしどこかヘンな、というよりソコまで来たかという
  【大都会の下町の中学の現状】のようデス。《次回は「お年玉談義」です》
  
       

 
 第112回:「マンモス供養お葬式顛末記/お年玉談義/バスターズ05新春3連発」

 
【海上の森くらぶ通信】2005年2月4日発行:145号&地球上の生き物はみな仲間

 04年12月10日() 【コトの《発端》万博中止の会代表:影山 健氏から受電】
  商売が夜のおシゴトなので、平日夜の「市民活動関連の集会」には殆んど出席できない。
 ただ情報だけは流れてくる。そんな情況のなか、盟友・影山健氏から電話がかかってきた。
 「ちょっと会って相談したいことがあるんだけど、都合はどうかな?」 『いいですよ』
  「じゃあ、来週の木曜日、昼からはどう?」


 12月16日()午後1時〜影山氏「情報公開」開示。その後、影山氏と懇談
 自治センター資料室で岡崎市から出向いた氏と待ち合わせ。
  6階の展望バツグンのレストランに席を移し、お茶をしながら用件をうかがうことになった。

  『今日はなんの相談ですか?わざわざ』
 「まずコレを見て。犬山市、瀬戸市、長久手町の〔市民団体によるプレ万博協賛・補助金申請事業の全て〕
 を情報公開請求してみたんだ。全県となると多過ぎてコピーがタイヘンでね、まずコレだけにしたんだけど

  う〜ん、まあ見事に半官半民というか、まるごと官から頼まれてやったとしか思えない団体名で
 【費用の半額補助を受けた万博協賛行事】申請書と決裁書の一覧表のオンパレード。


 『言い値の半額が補助されるんだったら水増しのし放題で、こんなオイシイ話しはないな〜』と
 すぐ裏を勘ぐってしまう【発毛途上オジさん】の下世話まるだし不規則発言。

 「まったく、ムダとしか思えないカネのばらまき方で、なんとかならんもんかネ」 
 『ですネ、みんなコレがあるから万博推進で、砂糖にたかるアリみたいなもんで』


  「ところで今日の相談は、実は高知へ行く用事があって、明治の自由民権運動のころ、
 土佐に高知日日新聞という新聞があって、政府から発行禁止処分を受けたのに抗議して
 【新聞のお葬式】を真面目に大々的にやったというんだ。それで、じゃあ〜、万博で見世物に
 されるマンモスの霊を慰めるために【お葬式】をやろうということになって、司会はあんたで、
  実際の中身はまだこれからで、そのアイデアをあんたから聞こうと思って


  『わかりました。盛大にやりましょう。万博で犠牲になった他の生き物たちも併せて供養しましょう。
 中途半端じゃなく正式にきちんと手順を踏んで厳粛にやりましょう!』まず葬儀の名の案を四つほど、
 更に式次第:弔辞、献花、会場計画まで思いつきを片っ端から喋りまくって!2時半過ぎまで。
  果たして参考になったか?どうか?


  さて問題のマンモスは【ユカギルマンモス】といいシベリア・サハ州の永久凍土の中から発掘されて
 日本に持ち込まれたもの。愛知万博で展示の目玉の1つとして、博覧会協会がサハ州政府を通じ
 「現地のマンモスハンター業者」と全身の埋蔵遺体を発掘し引渡しを受ける契約を結んだのだった。


 しかし何事も思い通りいかないのが世の常で、結局解け始めた凍土から牙のついた頭が
 見つかったものの、掘り出してみたら頭部と半ば腐った腰など身体の一部だけ。
 もう改めて他を探す時間も金もなく、それでお茶を濁そうとなったお粗末さ。


  牙1本見つければ半年は暮らせるという「マンモス探し」に群がり、たっぷりうるおったのは
 仲介の政府関係者や発掘を請け負った業者にマイナス20度で輸送、保存、展示と万博終了まで
 「マンモスを動かすたび」に金が落ちるもろもろの関係業者。
10億近い金をかけた《半ば腐りかけた
 哀れな遺体》を誰が喜んで見に来るのだろうか。しかも世界で初の全身標本など多数が既にロシア
 ・レニングラード「マンモス博物館」にあるというのにだ。


  そもそも発想からしてオカシい!マンモス展示がなぜ「自然の叡智」というメインテーマと結びつくのか?
 協会は「環境と人間の関わりを考えるきっかけになる展示物」とか「愛・地球博」を象徴する存在といってるが
 「哀痴・窮迫」を象徴しているとしか思えない。また展示後は学術研究に供するといっているが、 
 それこそロシアの「マンモス博物館」に資金を寄付し人材を派遣すれば豊富な資料を基に遥かに
  有益な功績が期待できるというもの。


  ほかにも絶滅した動物たちを立体映像で再現し、特殊なメガネで《自然の森のなかにいる状態で》
 見物させようという計画があるようだが、ニンゲンたちが「これでもかこれでもか」とアウシュビッツ並みに
 殺戮を繰り返し、絶滅させた可哀相な動物たちを「眺めて喜ぶニンゲンがいる」なんて思う発想が哀しいし
 「実際にいるだろうな」と思うと、最近の救いようがない世相と連動して、余計に絶望感がつのり、
  その殺伐さに胸が切なくなる。


 05年1月6日()午後:影山さんから「手書き文書」をFAX受信
 「マンモス供養際の開催要項ができたので目を通して下さい」との書き出しに続く本文は、
 以下省略するが【参加を受諾したお寺さん3人の名前、会場の件、11日に事務局会議を開くこと】などが
 記されていた。おり返しすぐ電話を入れて内容を了承し、公報を中心に行動を開始することを約束した。


 ◆
1月7日(金) 105.  【お年玉談義!?】
    〔大人って大変だね。親戚まわってお年玉あげて、出てくばっかしで

  家庭環境や学習面でワケありの生徒が多い《吹けば飛ぶような》下町の寺子屋塾にも新年がやってきた。
 経済的にも不如意な家庭が多く、それだけに「せめて高校までは、それも月謝が安い公立へナントカ!
 行かせたい」という親が多く、イチオー進学塾なのでその対策として、中3の夏休みと冬休みだけ
 「原則として全員受講のこと」という受験対策の特別クラスを実施している。


  その新年最初1月4日。まず中3女子2人「せんせー、おっは〜」 「こんにちは〜せんせー」
 『おいおい、いやに明るいな〜、それに、まず【明けましておめでとうございます】だろ!』
   「じゃあ、あけオメ」
 『なんだよソレ、ひょっとして手抜きか?まあいい、じゃ〜先生も、あけオメ!』
 他の生徒もやってきて『さ〜、みんな!今年はいよいよ入試、頑張ろうな!じゃ始めよう』
 
  そして次の休憩時間。とーぜん話題はお年玉のハナシになる。
 『どうだった、今年は?けっこうはずんでもらえたんじゃないか?お年玉、もう中3だし
 「うーんとさ〜、ゼンブで5万円」「わたしは5万5千円」「オレ4万7千円」「ピッタシ10万円」
 『えーっ10万、ちょっと貰い過ぎとちゃうのかまあカネがあるってのは聞いてるけど』
 「うん、会社やってるば〜ちゃんが、500円玉40個余ったからってくれたし、
  みんな2万とか1万でさ、ゼンブ好きなように使っていいんだ、お年玉は!だから、もう使い放題」


  『あのな〜余ったからくれたって、なんだ?先生なんか、余ったなんて一度もないけどな、
   わからんオマエの話しは!それに中3で、お年玉が1人で2万なんて多すぎると思うケド』
  「いいな〜、うちなんか万札なんかゼロ、みんな千円札、だからいくら貰ったかいいたくない」
 「うちは母さんが5千円であとは1万。親戚中で一番下で、もうみんな働いているから」
 「オレんとこもさ〜みんな1万ずつ。万札は貯金するって約束だから使えるのは小遣いだけ」

 『まあ、オマエは私立の推薦で、これからカネがかかるから、しょーがないな、がまんするしか。
  みんなもこれから受験でカネがかかるからムダ遣いしないこと。わかったな、じゃあ授業始めるぞ』


  さて次の中2「ウチってさ〜親戚中で一番貧乏だから正月はくれるんだ、いっぱい。ばーちゃん、
 じーちゃん、叔母さん、叔父さん、みんな1万づつ、けどかーさんに生活費に使われちゃうンだ、たいてい

 『みんな、タイヘンなことが分ってるから、だからその積もりで渡してるんだと思うよ、親戚でも普段は
  ナカナカ現金って渡せないからね。おカネって、ただで出せるもんじゃないからネ、世間では


  「ウチもそうだよ。ばーちゃんの兄弟が4人いてみんな1万ずつ、それからとーさんの親戚、会社の人。
   とーさんがくれた1万が使っていい分で、あとは、ばーちゃんが学資にゼンブ貯金するって」
  「うちはかーさんの親戚だけで、中学生はみんな5千円って決まってて、いいな〜、みんなんとこ」


  『みんなんとこなんかまだ多いほうだよ。先生んトコなんか小3まで千円、小6まで3千、中学5千、
  高校、大学で二十まで1万って、親戚で額を決めていたんだよ。まあ兄弟4人で子供が11人もいた
  せいもあるけど。全員が高校、大学ってころはお年玉だけで10万以上でタイヘンだった』

  「そっかーもらえるってことは今まであげてきたんだ」
  「じゃ〜子供が多いほど得なんだ」  オイオイ。

  さて締めは「両親がいるのは1人だけ」の小学クラス。勿論、たまたまそうなったのだが。
  「せんせー、お年玉ぜんぶで4万4千円あった」 「わたしは4万円」 『スゴイな〜』

  「もうDVD買ったりで、5千円使った」 「ゲームソフトで4千円」 「これからいろいろ使う予定」
  『ウーン、小学生には大金だから大事にしなくちゃね』「郵便局に半分は貯金するんだ」
 「だけどオトナってタイヘンだね。親戚まわってお年玉あげて、出てくばっかしで」

  『それはみんな子供の頃に貰ってきたから、じゅんぐりで返していくんだ、貰って嬉しかっただろ』
 「だけど、せんせー、生きてくってタイヘンだね。働いて、みんなにおカネをあげて、少ないとケチって
  いわれたりして、それに働いたおカネだって《自分だけのため》に使えないし、ヤだな〜」

 『そうだね、生きるってみんなのためにおカネを使うことなんだよ。モチロン!みんなって、親や子供で、
  それから食べたり着たり、でかけたり、暮していくために必要なゼンブのことにネ。まあ、折角生まれて
  きたんだから、いいコトだってきっとあるから、トニカク生きていくしかないと先生は思うんだけどね』

   「そっか〜」 『さあ〜て、じゃあ授業を始めるぞ!今年もいっしょにがんばろうな!!』

 ◆1月8日(土)【カスミ網バスターズ05年新春・その1「密猟現場に遭遇」の巻】メンバー2名
  ▽「もしもし、ミヤナガさんですか?」低く押し殺したような、しかも丁寧な男性の声。一瞬、正月早々
   また《商品先物取引》の勧誘かあ〜、しつこいな〜、やれやれと思ったら「もしもし、Kですが」と
  【カスミ網バスターズ】レギュラーメンバーの声。お昼を少しまわった頃、相変わらずのブツブツ連載中
   の【当世下町寺子屋事情】
を作成中のことだった。(*以下詳細はバスターズ回顧録の欄に掲載)


 ◆1月10日(月)<中日新聞「鳥・虫・花」欄様> 自然観察会を開催します。掲載ご配慮下さい
   【冬鳥が過ごす早春の雑木林を歩こう】 ◎1月22日(土)午前9時 愛環鉄道山口駅前集合
    ◇会費200円・雨天中止・午後2時頃解散・弁当、飲み物、防寒対策必須・駐車場は案内します
   ◎木の葉が落ちて見通しがきく森で「ルリビタキやピンクの妖精ベニマシコ」を探しながら草や木も
     観察します。あれば図鑑や双眼鏡を持参ください。《海上の森野鳥の会・宮永正義:連絡先略》

 ◆1月11日(火)【バスターズ05新春・その2「密猟現場発見」の巻】 メンバーKさんからメール
   こんばんは、宮永さん、Kです。1月10日も鳥屋場を探して山の中をさまよって来ました。
  当初、上半田川の方に出かける予定でしたが地元の人の情報を聞いて岩屋堂から入る事にしました。
  今回は民家のあるところからごく近いところです。岩屋町から直線距離で約600mほぼ真北の位置です。
   (*以下詳細は「バスターズ回顧録に転載してあります)

 
 ★1月15日(土)影山さんから記者会見の設定について相談がありアドバイスした
       万博開催直前なので「マスコミの対応」が難しいところにきていた。


 1月18日(火)午後2時半〜「マンモス供養大法会」発表:愛知県政記者クラブ
  参加は影山、井戸〔今回の事務局長〕、加藤(徳)、鈴木、松田の6名。翌日の中日新聞の扱いが
  予想外に大きく驚いた。「まだやってるのか」という反応へ「最後まで徹底的に異を唱えるぞ」という 
  反対派の意思表示だ!
(次回は「マンモス供養大法会の巻」その2デス)
   

 1月21日()「愛知万博に関心をお持ちの皆様へ」メールとFAXで発信
   皆様  みやながデス  以下の法要を行います。
  【マンモス供養大法会】 ◎1月30日(日)午後1時半〜4時頃/
  会場:名古屋市教育館ホール(地下鉄栄・歩3分)〔香典〕カンパ・お気持ちで結構です。

    
 第1部 (1)供養 (2)弔辞 (3)献花 (4)送る言葉
     第2部:反万博デモ 主催「反愛知万博」市民運動連合(代表:影山健)
          諧謔を解する方ゼヒご参列下さい

  ▼
万博の見世物にされるため、多額の賞金目当てのマンモスハンターにより
   永遠の眠りに就いていた永久凍土から掘り起こされ、さらし者にされる
   ユカギルマンモスの口惜しさ、無念さを想い、供養の法要を営みます。


   環境博覧会の名目のもと、棲み家を潰され追われ、命を奪われた「数えきれないほど
  多くの動植物たち」の鎮魂をも兼ね、総合司会・宮永/葬儀委員長・影山健で有志の諸君
  ともども、心から哀悼の祈りをささげます。宗派を問いません。モチロン平服でも結構です。
  ユーモアとウイットを解する皆様 の多数の列席を待ちます。


 ◆1月23日(日)【バスターズ05年新春・その3「県下最大規模・現役鳥屋場発見」の巻】

  朝7時5分「篠田さんから電話」突然、山の神に起こされた
  蒲団の中から手を伸ばし、ねぼけマナコで受け取った子機の赤ボタンを反射的に押してしまった。
  「つーーー」あ〜、切れちゃった。「なにやってんの、ダメね〜!保留を押さなきゃ」
  『あ〜、そうだった、しまったー』呆れた山の神が行ってしまって、じきにすぐまたかかってきた。
   やれやれ。 (*以下この続きはカスミ網バスターズ回顧録の欄に掲載してあります。)


 1月28日()午後1時〜「マンモス供養大法会」最終準備会:中区女性会館
  参加は影山、井戸、鈴木、水野、奥村、八田、堀(前県議)、松田、宮永ほかの計10名。
  司会は井戸、受付は松田と影山夫人。マンモスの遺影は鈴木、竹筒の供養花入れは水野、
  白の布と黒リボンは影山、動植物の遺影はパリ訪問団のときのを加藤、献花の白菊は欠席の丸山、
  横断幕は奥村が、各自用意。八田名女大教授と弔辞の内容をうち合わせ宮永が弔辞を作文確認。
  白黒の幕はリースと決めた。


  ただ、影山さんから「一旦は了承頂いた僧侶が3人とも説得したがダメになった」と報告があり、
  ドキッとしたが、新たに僧侶1人、牧師2人の参加が決まりなんとか恰好がついたと聞いて安心!
  本人ではなく檀家など外部の意向で断念されたとの由。やれやれ。


 1月30日()正午集合・法要開始1時半〜/4時半〜「三越松坂屋経由」で葬列
 朝8時22分。留守電に影山さんから伝言「あー、影山です。えー、できたらお電話ください」
  10時過ぎ名東区からケッタで戻り、気付いてすぐ電話すると「白い布を用意できました。
  会場の祭壇の設定を考えておいてください。任せますのでヨロシク」というものだった。
  その後マスコミ全社へ小生の弔辞を添えて取材要請のファックスを送信。
   (中日、朝日、毎日、読売、赤旗、東愛知新聞がきた。
TVはゼロ。そりゃそうだよな)

 正午:関係者10数人全員喪服で集合。てんやわんやの準備のあと、無事粛々と1時半過ぎ
  法要を開始。式次第通り僧侶・石川勇吉さん、牧師・松本普さん、島しづ子さんと「読経や祈り」に続き、
  胸をうつ法話や説教に無宗教の小生も思わず頭を垂れたのでした。
 

   弔電の紹介のあと参列者100人以上が白菊を献花し冥福を祈り、4時半から藤田氏運転の
  街宣車を先導に「三越前〜松坂屋と栄の繁華街」での葬列となったのでした。散開後、影山夫妻、
  八田、掘、鈴木、Cさん、宮永ら8人で喫茶店へ「心のこもった会で参会者の数もまずまず」ほっと一服。

    

  「ここまできてまだ反対なんていってるの」という声も聞かれるけれど、3月25日開催前日まで
  【自然破壊の万博、財政破滅を招く万博】反対の声をあげ続けると確認し別れた。ただ実働部隊の
  面々は「きゅーっと一杯」で打ち上げとかで、そっちの方がよかったな〜」以下は宮永の弔辞である。


      弔辞     ユカギルマンモス殿     2005年1月30日

  シベリアの永久凍土の中で永遠(とわ)の眠りにつき、ゆっくりゆっくり地球の土に戻りつつあった
 あなたを掘りだし、環境博とは真っ赤なウソ、国費を利用して「電気・通信・エネルギーなど産業界」の
 最新事業・販売促進展示会であり、東海地方限定「趣味の同好会」による素人芸発表会にすぎない
 「名のみの市民参加」万博を強行し、最大の見世物の1つとしてあなたのなきがらをさらしものにする
 ことに対し、同じニンゲンの1人として【恥を知り、強いいきどおりを禁じ得ず】ここに心からの謝罪と、 
 深い哀悼の意を表します。


  思えば地球誕生から45億年余り。その最新のたった数万年前に誕生したわれわれニンゲンは、
  今では地球上のあらゆるものが自分のモノだと錯覚しているようです。


  地球上に生を受けたすべての生き物に等しく生きる権利があり、目に見えないところで互いに
 繋がりあって生きている。「無用の用」という言葉があります。ムダな命なんてない、全ての命が
 「存在すること」それ自体が「存在の理由である」ことを多くのニンゲンが忘れ去ろうとしているのです。


   しかもその生き物たちの命を「生きる糧として」口にし、日々の命を支え、その頂いた
   命の繋がりがあってこそニンゲンが生きていられるということも


  さらには生きる場所である野、山、川、湖、海など、あらゆる地球環境が、絶妙なバランスが保たれて
  やっと「ニンゲンが生きてこられた」コトさえ忘れ去り無視し、いまや地球温暖化など環境破壊は留まる
  ところを知らず、一蓮托生、地球もろとも滅びの道へ突き進もうとさえしているのです。


  でも同じニンゲンでもそれに気付いた心有るものはいます。残念ながら、その声は多数派とはならず
  微々たるもので、しかもカネ、かね、カネの世の中です。でも、地球が滅びては元も子もアリマセン。 


  あなたが安らかに眠れる世の中を目指し、今日ここに参列した仲間ともども、緑と水の地球を
  守るため決して諦めず!これからも、全力で行動することを誓い、別れの言葉とさせて頂きます。

  終わりにユカギルマンモス殿、しばらく安眠を妨げる日が続きますが、どうかわれわれに免じ、
  安らかに眠って下さい。 合掌
  【愛知万博から海上の森を守るネットワーク代表】宮永正義
            

   ★第113回:「如月バスターズ/長良川河口堰公判/探鳥会/おじさんの独り言」
 
 ☆【海上の森くらぶ通信】2005年3月1日発行:146号&本業入試・最終コーナーに!
  活動報告:シーズン最終期を迎えても、そこらじゅうにアリマス鳥屋場が!とほほ

  ◆05年2月8日(火) 106. 【高校入試・私立1日目】
   〔
愛知は「月謝が安く、近くにある公立」志向が強い土地柄なのだ〕 
 ▼「こんばんはー!」 『あ〜、どうだった、今日の入試、できたか?』 「う〜〜ん、ビミョウ」 
  「ダメだ!もう死ぬよ、おれ、過去問とスタイルが全然違ってて、英語なんか長文ばっか」
  仲良し二人組がそろってやってきた。2月7日は愛知県の私立21校の入試1日目。9日まで3日間で52校の
  全日制高校の入試がある。従って、多い生徒は3日連続の試験となる。首都圏と違い愛知では「お受験」と
  いわれるのは中学まで。県内では東海、名古屋(以上男子)、滝、愛知学院(以上共学)、南山女子、淑徳、
  杉山(以上女子)などがまあ難関といわれる中学で、下町の西区、北区あたりで私立中学を受験する生徒は
  クラスで2、3人から3、4人という程度。

 ▼また受験が売り物の私立高は欠員を補充する程度で、殆んどの中学生は公立を目指して塾へ通うことになる。
  とにかくごく一部の中高一貫校を除き、伝統的に《月謝が安く近くにある公立》志向が強い土地柄なのだ。
  モチロン全員が公立に行けるワケがないので、成績が真ん中以下の生徒は中堅以下の私立を目指すこと
  になるが《それでもほとんどが私立を【滑り止め】で受け》合格通知を得ても、3月23日の公立の合否発表で
  受かれば商業、工業でも公立へ進学してしまう。

 ▼従ってトップ高の私立を除き、私立への入学者は70〜80%近い推薦合格者(そのまま付属大学への
  進学を狙う人が多い)と、公立をすべった失意の生徒で構成されることになる。 さて我が塾の2人組はというと
  成績はほとんど変わらないのに(前回テストは5教科合計で1点差)、通知表の5段階評価が9つも違うという
  コンビ。理由はモチロン授業態度と提出物、忘れ物。1人はほんとに普通の成績、いわゆるオール3に近い
  「勉強が苦手でも得意でもない」どこにでもいる中学生。もうひとりはう〜ん困ったもんだが、事件を起こさず
  なんとか生きていって欲しい。

 ▼『で、様子はどうだったA』 「う〜ん、数学はけっこうとれると思う。計算なんかなかったけど基本の応用問題で
  簡単な問題ばっかし。でも81の平方根を39と書いちゃった」  「アホとちゃう!」
  「じぶんでもわからん、なんでそんな答えを書いたんか。それに英語がゼンゼンで《レイチェルカーソン》って
  のがわかったケド、あとみんな勘。10点あればマシかな。まわりもオンナジで、書いてる音なんかしなくて、
  みんな鉛筆を転がしている音ばっかし」 『鉛筆転がすってなんだ?』
  「鉛筆の角に番号書いて転がして出た目を書いてんだ。みんなやってたョ」おいおい!

 ▼「そう、おれらーんとこも長文ばっかしで、答えも記号だけど《6択》でさ〜、勘もきかなくてもうゼンゼン」
  「でさ〜、ひとりカンニングみつかったヤツがいてさ、腕つかまれて連れ出されてた。どうなるんかな〜あいつ」
   「うちんとこでも、こうやって手鏡で後ろの席の(答案)を見てる女子がいたよ」
  『おいおい、なんってこった。しょーがないな〜。まあ、カンニングがバレたら、もう失格だし、
   その手鏡の生徒のことは、なんか言わんかったのか、試験官に
  「そんなん言うワケないやん。なんか本読んでてさ〜、その気になったら《し放題》だったもん」
  「おれんとこも居眠りしてたり、ダメだ、あんなんじゃ」
  『オマエらもしたんじやないんか、カンニング』
  「するわけないじゃん」「そうだよ、あんだけシツコク、せんせーに言われてたもん」 『そうか。ヨシヨシ』

  ▼「そいでさー、面接で本校の校則を知っていますかってきかれて、わからなくてさー、
   でも、あと5人も知らなくてほっとした」
  『あのな〜前に調べとけっていっただろ。ったくもー似たような生徒ばっかしでよかったケド』
  「あっ、ネットで明日の学校のを調べとこ。おれらーは自分のことを書けという用紙があって、塾の名前が
  思い出せなくて、てきとーに書いておいた」
  『たのむよ〜、もう2年以上来てるんだから、塾の名前くらい覚えてくれよ、なっ』
  「でさー、茶パツの女子3人組がいてさー、休憩時間にぎゃーぎゃーうるさくて、ヨソの男子がるっせー、
  てめーらって怒鳴ったら、ひとりがバーカ、調子こくんじゃねーよって言い返してさー、ビックリした」
  「うちでも廊下でオメー、おれになんでガンとばすんだって喧嘩してるのがいたよ」と男子校を受けたB。

 ▼「そうそう、学校のすぐ近くのコンビニに入って注意されてるのがいたよ、試験の帰りに
  『うん、受験の始まる前と帰りの時間に、地下鉄の駅や周辺のコンビなんかで受験生を見張っているんだ』
  「そこの生徒も店に入ってたし試験を手伝ってる生徒だって茶パツがいて、ムダなのにネ」
  『まあ、入学するまでにひとりでもややこしいのは減らしたいからさ。オマエらなんかまだ《可愛いいもんだ》
  っていうのがゾロゾロいるから、先生もタイヘンなんだよ』
  「そっか〜、もうゼッタイどっか公立、受かりたいな〜」
  『公立っていっても、はっきりいって、オマエのいけそうなとこは似たような成績でワケありのばっかしで
  大して変わらんぞ。ま、自分を基準に考えてガマンするしかない。とにかくコトをおこさんよう!明日もガンバロウな』

 ★2月11日(金)朝9時:山口駅前集合【カスミ網・密猟現場2ヶ所を調査】
 
▽参加はチヨコさん、篠田、森島、上田、小生。工事中の駅前で3人がデカい地図を広げているところへ 
  森島氏とふたり、ピッタシ9時に到着。や〜、どーも、どうも。

 ▽それにしても「幸子(ゆきこ)好き」の中年男?の執念と言うか、思いこんだら命懸け!?のエネルギーの
膨大さにはホトホト感心する。海上の森東北端・豊田市側から岐阜県境まで、広大な丘陵地帯の、まず通常の
ニンゲンなら入り込まないところまで木に名前が彫り込んである。まったく相手にされないでいるのだろうが、
ソコまで深くヒトを愛することができるなんて、いささか羨ましくもある。

 △最新の森島氏の情報によると「幸子・1958年生まれ」と、またどっかに彫ってあったという。叶わぬ恋に
身を焦がし、山野を悶々として「さまよい歩くオトコ」って?さらにコレだけ惚れられる「オンナのヒト」って??と
、いやはや、好奇心・空想・想像はもう天地を駆け巡って・・・。

 ★2月13日(日) カスミ網バスターズ05・新春(その4)番外編 
    〔1月22日()「海上の森探鳥会」で森島氏が杭につまずき捻挫!〕
  ◎1月24日()22時11分【森島さん発信】 
みなさんへ
 先日の探鳥会で足首をくじいてみなさんにご迷惑をおかけしました。今日瀬戸市の陶生病院で精密検査を受けました。結果は捻挫でした。職場に同じ経験をした者がおり、やはりボキと骨が折れる音がしたそうですが、彼女は骨にひびが入っていて一週間入院しました。私も入院覚悟で戦戦恐恐で診察を受けたのですがどういうわけか骨は無傷でした。
医師も不思議がっていました。こういうときのために、探鳥会保険の詳細をだれかが知っていることも必要だなと
感じました。これで晴れてまたバスターズに参加できます。

  ◎1月25日()10時01分【宮永発信】 森島さん みやながデス
 
 ネンザということでほっとしました。保険の手続きはどうなるんでしょうか?当日の名簿は小生の手元にあります。
Gさんが勤務高に出入りする業者の方を通じて団体保険を申し込んだと聞いていますが…。(会計担当の)Fさんが
手続きすることになるんでしょうか?名簿が必要であれば、指定先へ郵送します。いずれにしても、ヨロシク手配を
お願いします。

 ▽それからまあ(*)、密猟者の反撃は気にすることはありません。悪い事をしているのはアッチですし、
罰金刑のカスミ網に比べ傷害罪ははるかに刑が重く懲役もありますから(押されて転んで擦り傷でも診断書を
付ければ傷害です。*注:本稿に未掲載のメンバーからの「密猟者の反撃を危惧するメール」を受けて)。

 ▽それとKさんのGSPの威力は大したものデス。今後の調査には絶対に不可欠の武器?になるでしょう。
ただ、案内してくれた初めての帰り道(*)、最後に「橋を渡って左」という指示は全く反対で、瀬戸に戻ってしまいました。途中で気がつきましたが…。まあ、笑い話ですが、今後ともどうかヨロシク!!(*車をやめて3年間で『運転するのは
この日が4回目!』山の神の車を借りて出かけたのだが「その西区への帰り」のこと。とほほ)

  
1月25日21時52分【Gさんから発信】 森島さん、Gです。
  大丈夫ですか?確か、22日には保険を掛けていると思っています。明日、学校に行って確認します。
先週、保険屋となにかやり取りをしたような気がします。学校に行けば、いつ保険がかけてあるかわかりますので、
該当するかどうか、 ちょっとお待ちください。

  
1月25日22時04分【森島さん発信】 皆さんへ
 
 私の不注意での捻挫に対しいろいろご心配をおかけして申し訳ありません。
 今まで医者にかかったことは殆どないためこの怪我で考えさせられることも多くありました。

 1)保険について:探鳥会で会費を徴収するのですが、この金額には保険料が含まれています。
この説明を毎回参加者に説明する責任はあると思います。どのような怪我(死亡もある)にどのような保険金が
支払われるのか?いつまでに、どこへ申し出るのか?医者でどのような証明をとるのか?等々。これらをリーダー
となるメンバーが即答できるようにしておくべきです。

 2)バスターズの個人情報:密猟調査中の事故(怪我や密猟者からの反撃)などに対して、すぐ家族や
関係者(警察も含む)に連絡できるように個人情報をみなで共有することが重要です。MLで公開することも
ないと思いますが、メンバー間だけでも共有していたいものです。

 3)密猟者からの反撃:先日のアセス市民の会で八田先生からも注意されました。密猟者にはどんな人間が
いるか分かりません。特に大金が動くブラックマーケットが関係しています。現場ではもとより、日ごろからどんな
報復を受けるかも知れません。個人情報の漏洩には十分注意が必要ですし、地元の警察署との密な連絡も
必要ではないかと思います。警察が関わるとうっとおしいものがありますが、こういう時に頼れるのは警察しか
ありません。会としてしっかりわれわれのしている活動の説明をしておいて、関係を深めておくことも重要では
ないかと思いますがいかがでしょうか。

 △私の捻挫の状況ですが、腫れはひいていませんが痛みはだいぶ和らぎました。一週間もたてば良くなる
のではないでしょうか。次回の調査にはぜひ参加したいと思っています。日ごろから歩く習慣がついているため、
じっとしていることができません。痛くてもどうしても何kmも歩いてしまいます。治るのが遅くなると言われても
そのような始末です。困ったものです。

 
1月26日08時35分【Eさん発信】 みなさん おはようございます。Eです。
  前回のみなさんの活躍は大変なものだと思います。バスターズの活動が野鳥保護のためにどれだけ
役立っているか考えるまでもないと思います。しかし密猟者は八田先生がいうようにどんな連中かわかりません。
注意することにこした事はありません。

 ▽Kさんがいうように、「バスターズ・カスミ網・密猟」等と言う言葉を何処で聞かれているかもしれません。
たとえば暴力団の情報網は警察と同等かそれをしのぐものである。そのような連中が関わっていれば
われわれの情報はすぐに知れ渡るでしょう。そのための私たち自身の危機は簡単に警察が守ってくれる
と言う考えも気がかりです。

 ▽警察は事件があって動く。われわれに何かあってからと言うことが考えられます。法律が守ってくれると
いう言葉は慎重に考えなければなりません。法律は弱者、正義の味方などと言えないことが多くあります。
だから消極的になると言うことを言っているのではありません。警察にしろ、駐車違反など取締りを外部に
委託するようになってきた?、防犯に市民の手を借りるようになったことを考えれば、警察にわれわれの
活動を認めさせることができるのではないでしょうか。行政にも同様なことをしていかなくてはなりません。

 ▽どのように認められるようにするかは、活動がものがたっていると思いますが、これからのみんなとの
相談だと思います。マスコミを使うのも手です。このような活動を積極的に行えるようなことをいろいろやって
いきましょう。保険のことは、やはりその名目がある以上一度、説明とパンフレットがあれば配布しておくと
これからの活動も安心して行えるのではないでしょうか。 以上簡単な意見を述べさせていただきました。
(次回は「その4・番外編の(2)」デス)

  ★2月14日(月) 【カスミ網バスターズ'05新春(その4)番外編2 】

 ◎1月26日(水)11時49分【宮永発信】 皆様  みやながデス
 ▽バスターズの活動と個人の身の安全の確保についての話しがでていますが、Eさんの発言のように
警察は人的、物的被害が明確に出てからしか動きません。ですから、あとは自己責任で行動するしかありません。
はっきりいって頼りになるのは共に行動する仲間だけです。▽ただ、カスミ網より遥かに《利害関係が極端な》
万博反対運動で、住所、氏名などすべて公表し、活発に動いてきましたが、【カスミ網バスターズ誹謗ハガキ
(注*野鳥の会愛知県支部・保護部を名乗る)】の一件以外、これまで一度も、脅迫やいやがらせ電話や、
暴力を振るわれたこともアリマセン。

 ▽だからといって安全だなんてことはいいませんが、生きていれば危険はそこらじゅうにあり、あとは自分で
それを覚悟して行動するしかない、というのがミヤナガの個人的見解です。それからバスターズの出動に関しては
個人的に面識のある朝日、中日の記者に毎回メールで、みなさんに送ると同時に連絡しています。

 ▽またこれまでの報告はすべて中日「生活部」と「社会部」、朝日「声欄担当」記者にファックスで送信してあります。
ですから多分それが一昨年、昨年の朝日、中日のカスミ網バスターズの記事につながったと思います(またメールで
全国に情況を一発送信しています)。 ▽警察に関しては現行犯で犯人を捕まえたときに連絡するよう番号を携帯していればいいでしょう。まあ、万一なにかがあればマスコミを全面的に巻きこみ、報道してもらえるよう働きかけるつもりです。

 
1月26日21時19分【Gさん発信】 Gです。
 ▽保険屋に連絡を入れました。保険屋も代行なので、損保ジャパンに連絡を取って、どのような書類が必要かを、
明日わたしのほうに連絡するということになっています。ちなみに、医者には掛かっていますよね。名簿も必要ですので、どなたか、名簿を送付してください。くれぐれも大切にしてください。では。(注*これに応じて名簿は宮永が発送した) 

 
1月26日21時41分【森島さん発信】  Gさん 保険の件はお手数をおかけします。
 治療費はたいした金額ではありませんでした。しかし、後学のために試験的に申請してみようと思います。
免責の範囲だとは思いますが。それより医者の診断書作成費用のほうが高くつくかな?

 
1月27日20時51分【Gさん発信】 みなさま
 
現在、入っている保険は損保ジャパンの傷害保険です。通院一回2500円(180日まで、90回上限)、
入院1日5000円(180日以内)、死亡954万円となっています。探鳥会で怪我をした場合には、私のほうから
損保ジャパンに連絡を入れることになっており、怪我をした方と損保ジャパンが直接書類のやり取りを行うことに
なっています。 メールのチェックは毎日行っているわけではありませんので、もし、探鳥会で怪我をした場合には
電話なりファクスなりを入れていただくと手続きが早くすすむと思います。

 
1月30日17時55分【Iさん発信】 バスターズに参加するにあたっては、それなりのリスクの
大きさは承知の上で参加しているのですから、何かあった場合、自分自身で処理するつもりでいました。

 
1月31日11時21分【宮永発信】
  
改めて私見を述べます。まずバスターズは情報に応じて随時出動しますので、日付を「前もって指定して
契約する」保険になじまない。それから「カスミ網バスターズ」の団体名で参加者に保険をかけることになるので、
この点から海上の森野鳥の会からの資金はちょっとムリ。 まあIさんの意見にあるように、各自の保険で万一の
場合の補償を確保し、あとは改めて「自己責任を覚悟した上での参加を呼びかける」ことになるのではないでしょうか。

 
1月31日21時48分【Gさん発信】 本日、6月までの保険の契約を行いました。
 第4土曜日、朝7時から夜20時までです。2月3月は30人参加として、4月以降は万博で参加者が減ると考え、
20人で契約しました。(注*宮永が事前に相談を受け了承した) けが人が出た場合、わたしのところへFAX
または電話で至急連絡お願いします。メーリングリストはチェックしているとは限りませんので・・・。

 ◎【宮永発言】 最後に、議論は終ったわけではないが、バスターズ代表としての見解は
【リスクは自己負担と了解し、覚悟を決めたうえで賛同されるメンバー】と共に、これからも密猟防止のため、
可能な限り行動しようと考えている。以上 カスミ網バスターズ代表:宮永正義

 ★2月15日(火) <朝日新聞「街角ファイル」欄殿> 海上の森野鳥の会・宮永正義
  自然を楽しむ会を開きます。案内の掲載、どうかご配慮下さい(同文を中日にも発信)
 ◎〔晩冬の森で春の目覚めを探そう会〕 2月26日(土)午前9時:愛環山口駅前集合
 ◎会費200円・雨天中止・午後2時頃解散・予約不要・弁当必須あれば図鑑、双眼鏡
 ◎早春を告げる花はもう満開です。いのちの鼓動が溢れる雑木林で「草木の芽吹きとバードウオッチング」
 を楽しんでみませんか?初心者大歓迎です。連絡先:省略

 ★2月17日(木)午前11時〜【長良川河口堰公判】 名古屋地裁1003号大法廷
 ▽《長良川河口堰住民訴訟・三重》公判。在間正史弁護士の母堂を含め、原告9人が起こした訴訟。
原告側の証人申請は残念ながら「予想通り却下」された。3月末で裁判長が転任するなど、人事がらみで
「後を濁さないため」英断が要るような新規の裁定は素人が考えても出るワケがなく、またずるずる
「お役所の言い分を丸呑み」しての訴訟指揮が続きそうで、やれやれ。

 ▽原告側の傍聴は田中万寿、杉下、村上の諸氏に、大森めぐみ桑名市議など6,7人だけ。
 わずか4、5分で終了した公判後、弁護士会館4階の会議室で在間弁護士の説明を聞いて、昼前には解散。

 ▲使うアテがなく、垂れ流しにされる水に「膨大な公金がつぎ込まれる」悲惨な状態は止まる気配すらなく続く。
あ〜あ、そんな余裕はマッタクないはずだがな〜。いったん決まった支出措置は赤字や財政破たんを無視し
継続され、開けっぱなしの蛇口からドブに捨てられる!あ〜もったいない!!

 ◆
2月19日(土) 107. 【せんせいもタイヘンね!】
  〔
これでも学校では問題児のレベルに入らない!普通の生徒なのだ!〕

 ▼
「せんせー、どこに座るの?」 『おいおい、まず「こんにちは」か「こんばんは」だろ!』
 「いいじゃん、そんなん」 「学校でもなんも言わんよ!」
 「かたいこといわんと、でも、まあ、そんじゃあ、おっす!」
 『あのな〜固いとか柔らかいじゃなくて、挨拶は気の問題で大切なの、だからちゃんと言う!』

 ▼中1の横着3人組がそろってやってきた。油断をすると《嵩にかかって》すぐ仲間だろうと教師だろうと、
ナメて小馬鹿にして収拾がつかなくなるので、要所要所で怒鳴ったり、たまには本気で怒って胸倉を掴んだり、
本で叩いたり、でないとコントロールできないが、これでも学校では問題児のレベルに入らない!普通の生徒なのだ。
 『一緒だと、ちょっかいだしたり、しゃべってウルサイから、ここと、あそこと、こっちと、別々に座る、いいな!』

 ▼塾が学区の境にあるので、地元の2つの中学から生徒が来ている。定期試験の日程がずれることが多く、
しかも、テスト前日といっても《強制的にやらせないと勉強しない生徒が多い》ので、直前に中学ごとにテスト対策
授業をしなければならない。しかし、土日以外は余分な時間が取れないので、平日はやむをえず、他のクラスへ
臨時にこさせることになる。そして明日が期末テスト初日という今日は《小6女子が3人のクラス》へ、特別に
中3が2人、中1が3人の合計5人がきて「いっしょに授業を受ける」ことになっていた。

 ▼さっそく中1Aが6年生女子に「どこの小学校?みたことのない顔だけど」 「稲生小学校」 「幼稚園はどこだった」
 『こら〜、合コンじゃないんだから、余分なコトはしゃべらない。テスト範囲のなんかやるもん持って来たか?』
 「あ〜忘れた!」 「そんなん持って来いっていわんかったし」 「オレもなんも持ってこんかった」
 『あのな〜、先生はちゃんと何度も言った!範囲表に書いてあったプリントと問題集を持って来いって!!』
 「あっ、カバンに入ってた、プリントが3枚。まだやってないのが
 『あした試験だっていうのになんもやってないのか。まあいい、じゃあ、それをコピーするから、しっかり覚える』

 ▼「あ〜、せんせー、後ろから消しゴムが飛んでくる〜」と小6D子。
 『コラコラ〜、ったく、も〜Bのドあほ!ちょっかいだすんじゃナイ!試験なんだろ、あした』
 「あっ、鉛筆落ちちゃった。拾ってくれる?」 「しまったー。消しゴムがころがってっちゃったー」
 『こら〜っ、いいかげんにしろ、おまえら!真面目にやってる子の邪魔すんじゃない、もう帰れ!いますぐ帰れ!!』
 問題集で頭をはたいて回ったらやっと静かになり、イチオーお勉強タイム。ふ〜っつ。

 ▼で、休憩時間。なぜか床に座りこんでいた中3Gを
  中1・3人が取り囲んで、その中1Aが「コレ、だれ?」と。
 『あのな〜、中3なんだから、コレはないだろ、コレは!なんて口のきき方してんだ先輩に!』
 「じゃあ〜、コイツ」と中1B。 『コラ〜塾ではちゃんと「このヒト」って言え!学校ではみんなタメ口で、
 学年が上でも呼び捨てがアタリマエみたいだけど、塾ではちゃんと先輩、後輩のケジメをつける。わかったか』
 「わかった。でもコイツ、学校で、いっぺんも見たことないよ」と今度は中1C。
 『まだいってる、ったくもー、それにGもこんだけいわれて黙っとらんで、なんか言い返せ、相手は中1なんだから』
 「だってせんせー、アイツの兄貴が番を張ってて、ヤバくて怖くてなんも言えないんだョ」
 『えーっ、Bの兄貴、中3だったのか』 

 ▼「うん、しょっちゅう学校から呼び出しくってる。オレと違ってデカイし
 「それにCの兄貴は去年の番長でバリバリの族(暴走)で、いっぱい仲間がいて」と中3H。
 『なんだ、そういうコトか。しょーがないな〜、まともな兄貴はAだけか。うちの塾から去年、愛工大名電の
 (イチロー選手の母校)野球部に入って、確か今年は春の選抜で甲子園へ行けるっていってたよな!』
 「うん、まだ高1だから準レギュラーで、だけどベンチ入りはできるみたい。でも同じポジションで打率は
 一番いいんだョ先輩より。そうそう今度、合宿所から帰ってくるけど、いっぺんせんせーに会いたいっていってたョ」

 ▼『そっか〜、よかったな〜甲子園に行けるんだ。まだ1年生なのに凄いなー。
 なんでも、ひとつ取り柄があるといいんだけどな〜。ところで、オマエらもなんか探さなくっちゃなー、
 自分のいいとこ。好きなこと。やりたいこと。 学校の勉強なんかはその準備体操みたいなもんで、
 とりあえず、でさ。本番はそのあと、なにをするか探す コトなんだ。でも、まずは明日の試験。
 最低50点を目標にガンバルこと、いいなっ』

 ▼「うん、やりたいことはバイクの免許を取って族に入ること」
  「いちんちじゅう、ゲーセンでゲームしたい」
 「オレは馬券を買って大儲けしたい!ワンダーで鍛えてるからゼッタイいける」
 「オマエさ〜、アダルトビデオの男優になりたいって言ってたじゃないか」
 「ナニいってんだ、オマエだって兄ちゃんの生録ビデオいっつも勝手に見てるくせに」
 「あ〜っ、もう見せてやんないぞ、おまえなんか」
 「引出しの奥にいっぱい変な本いれてるの知ってるぞ」

 ▲聞いていた小6女子E「うちのにいちゃんも持ってるけど。せんせーもタイヘンね、こんな生徒ばっかしで!」

 ★2月26日(土)朝9時:山口駅【海上の森探鳥会】参加15名:出会った鳥32種 
 ▽到着後、いきなり駅前工事の作業員と森島さんが駐車をめぐって大口論!ふ〜っ、公共工事だと「おかみ」を
かさに着て居丈高に命令口調でモノを言う。森島さんを「そこらのおっさん」だと思って見下ろした言い方をするから
大反撃に逢う。即、ミヤナガも「得たりや応」と参戦してしまう。 ▽権力を振りかざす官僚の皆さんと渡り合ってきた
「歴戦のツワモノ」って知ってたら、もう少し丁寧に下手に出てお願いしたのだろうが「なんだか知らんが、観察会に
来たおとなしそうな連中」と思ったのだろう。チヨコさんも「東大演習林の作業員」に権威をかさに着てヒドイ物言いを
され、仲間と強硬に抗議した結果「謝らせた」コトがあったとか。やれやれ、親方日の丸って、ったく、もう〜。

 同日夜【聞いてよ!オジさんの独り言】便りのないのが無事の証拠ってホントなんですね!
 ▽名東⇒四軒屋⇒(森島さんの車で海上の森往復)⇒西区⇒名東区とケッタで約40キロ、3時間。
で、本宅へ戻ったのが夜7時半頃。「聞いてなかった?」と居間でゲームの娘。『え〜っ、2時半頃、留守電が
入ってたけど、無言で・・・』 「にいちゃんが事故って、手術の同意書がいるって、母さん、出かけてった!」
 『え〜っ!!』 「詳しいことはなんにもワカラナイ。バイクでスリップして足を折って、けど命は別状ないって。
場所は神奈川県大和市」。携帯に連絡してもマッタク応答がない。あ〜どうなってんだ。

 △翌日帰った山の神の報告で「保険が発効した初日の自損事故」と判明。ラグビー日本選手権でにっくき
「トヨタ」をやっつけた会社の東京本社にいる不肖の息子だが「快哉を叫んだスッキリ感」も吹っ飛んでしまった。
治療費が「全額保険で済む契約」とかで、不幸中の幸い?だった。《海上の森原人:ネット新聞にぶつぶつ連載中》
        

  ★第114回:「実録・公立入試/掉尾を飾る反万博集会/名古屋市議政調費追及」
 ◆05年3月5日(土) 108. 【公立高校・推薦入試】
        〔塾生が推薦で落ちた。一般試験で見返してやろう!〕

  ▼
「もしもし、志学ゼミですか?」 『はい、そうですが』 ●●ですが、ダメでした。
 ひどい落ちこみようで、トテモ自分ではかけられないというので」
 『えーっ、そんな〜、そんなハズでは、全然、予想外で、どうしてでしょうネ』
 「ショックで泣いたりして面接はうまくできたって言ってたんですが。やっぱり倍率がとても
  高かったせいなんでしょうかね〜」
 『う〜ん、そうですね。残念ですがまだ一般入試がありますから

 ▼2月21日昼過ぎだった。10時の発表で『すぐ連絡するように』と言ってあったのにかかってこないので、
 ひょっとしてと悪い予感がしていた矢先だった。ウーン、これほどまでだったとは!よっぽどレベルの高い
 生徒が殺到したのだろう。愛知では公立高校が住居地により尾張と三河の2つに分けられ、
 【普通科】は第1群A、B:第2群A、Bとそれぞれ4つに分けられている。生徒は選んだ群のA、B2つの
 グループから1校ずつ受験できるシステムになっている。そして一般入試に先だち、今年は2月17日に
 全県でいっせいに推薦入試が実施されたのだった。

 ▼中学校からの推薦には3種類あって(1)学力推薦(通知表の評価)
 (2)人物推薦(スポーツなど格別の特技、実績)(3)生活環境推薦(母子・父子家庭、帰国子女、外国人
  生徒など)で、作文(400字詰め2枚ほど)と面接のみで、推薦枠は30%までだが、(3)については
  明確な制限がなく、高校側の裁量に任されている。

 ▼全国どこでも同じだと思うが、愛知でも【内申点によるランク付け】が高校ごとに明確につけられていて、
 生徒は自分の内申点に見あった公立を選んで・・というより
選ばされて2校まで受験できることになっている。
 学力推薦は一般入試の基準内申点+5点前後が必要(進学トップ校は別)で、普通に受けてもほぼ受かる生徒が
 ほとんどで、「ランクを
落として試験を受けずに楽に進学したい」。そして競争相手が少ない高校生活を送り、
 「できたら大学、短大へも推薦で・・」などという生徒もいるようだ。誰だって楽をしたいもんな〜、うん。

 ▼ご承知のように名門校
中堅受験校後発進学校普通高商業・工業校定時制や専門学校、
  職業訓練校というランクが厳然として存在し、その【専門学科】の商業、工業、農業、水産、窯業は
 尾張・三河全域でA、Bの2グループに、新設の【総合学科】はAグループ・市立西陵のみ、Bグループは
 岩倉、蒲郡など5校ある。今年の異変は、その
ほぼ真ん中クラス・内申点で9教科オール3:27前後の
 生徒
が受験していた【商業系から総合学科】に変身した高校で起きた。

 ▼生徒の減少を受けて2校が統合した【総合学科】の杏和、知多翔洋、鶴城丘などと違い、単独で商業
 から変わった市立西陵高校(ラグビーでは全国大会常連の名門校)が17日に塾生が受けた高校だった。
 昨年までは
普通科はちょっとムリとか、高卒で就職したいという生徒などが受験するごく普通の
 商業高校で、それが【高1は一般教養、高2から「成績と志望」により学科を選択する】総合学科に衣替えをし、
 大学進学より「トヨタやその系列企業など」への就職が遥かに有利という売り込みで、前人気が急上昇し、
 受験者が異常に増えたのだ。

 ▼後日、さえない表情でやってきた生徒に事情を聞いてみた。
 『まあ倍率が県下で最高だったし、名古屋だけで公立中学が109校もあるから、クジが外れたようなもんで
  しかたがナイな。推薦はダメだったけど、実力はあるから、本番はゼッタイに受かるから、いいな!
 それから気にするなって いってもムリだろうけど、入試はこれからだから、気分を変えてがんばろう』
 「うん、全校で推薦もらえたのが8人だったけど、受かったのは3人だけ。オール5で
、 いつも学年トップの子も、旭丘ダメだった」
 『えーっ、学校中で8人だけだったのか?確か西陵は2人だっていってたよな?』
 「ウン、1人は受かった」 『どんな子なんだ』 「あんまり自分と変わんないけど、内申がちょっと上かな」
 『そっか〜、じゃあ36か7か、ソレだけだな差は!議員に部活に生徒会に、ボランティア体験の作文で
 名古屋テレビ賞も貰ったのにな〜募集200人で推薦合格が106人だったから、いっくら地元でも
 2人はムリだったんだ、きっと!』

 ▼「うん、A中(*西陵が隣りの学区にある)は西陵15人受けたけど2人だけだって」
 『え〜っ、A中は希望者を全員受けさせたんだな。誰でも彼でも推薦すればいいってワケじゃないんだけどな〜。
  まあ、今までの実績から5、6人は採ってもらえると思ってたんだろうな。でも希望者が殺到して、
  あっちこっちに顔を立てて、結局そうなったんだろうな。推薦合格者数は【総合】では杏和が96人で、
  あと最低でも109人。120人超えてるとこが2校もあるもんな〜。全県の合格者は去年より42人減って、
  募集人員全体に占める割合が22.1%で0.7%増えただけなのに、それが総合はどこも軒並み 
  50%前後の合格者だもんな〜。ちょっと競争相手が異常に多すぎたってことダケだな。

 ▼まあ、実力では2ランク上でも受かるから、またがんばろう。世の中そう思い通りうまいこといかないってコトで、
  口惜しいだろうけど人生イロイロでさ、まあ、本番で受かって
入ってから見返してやるんだな。
 「うん、ケド、どこがダメだったか知りたいな〜。それにダメだったトコをまた受けるなんて、すっきりしなくてさ〜」

 ▲『先生なんか
うまいこといったコトなんか「頭の毛」ほどもなくてさ〜、
    それでも58まで生きてきたから、ダイジョウブ!』 「う〜〜ん!?」

 ★3月10日(木)<中日新聞「鳥・虫・花」欄様>掲載どうかご配慮下 さい(朝日へも同送)
 【万博が始まった海上の森を歩く会】 ◎3月26日(土)午前9時:愛環山口駅裏側に集合。
  予約不要・会費200円・雨天中止 ◎住宅開発をまぬがれた古里の自然・里山の雑木林の春を
  ゆっくり満喫しましょう。 ◎あれば図鑑・双眼鏡を持参下さい。また徒歩か自転車か公共交通で。
  駐車場はありません。《海上の森野鳥の会:宮永正義・連絡先省略》

 ★3月12日(土)朝7時半出発:【ネット新聞設立2周年・記者交流会のため上京】
 金券ショップで切符を買ったのだが、ぼんやりしていて「名古屋⇒豊橋」「豊橋⇒名古屋」の
 ニ枚つづりでも いいですか?と聞かれ『別に急ぐ旅でもないのでいいですよ』と答えたのが誤算だった。
 なんと乗車できるのが本数が極端に少ない「こだまとヒカリだけ!で8時31分発「各駅停車のこだま」で
 東京着10時26分!各地停車駅の駅前風景や乗り降りする人たちに土地柄が感じられ、意外に面白かった。
 記者交流会は無論、有意義だったが、帰りの足が心配で、千葉の反万博支援者の方とお茶を飲んだだけで、
 あっさり帰途に。西区へは22時過ぎに着いた。

 ◆3月13日(日) 109.
 【公立入試・第一日:B日程終わる】 〔愛知の公立高校の入試が始まった。
  今年はB日程が先で、A・B共に試験の翌日に面接・特別検査(実技)があり、23日に合格発表が行われる〕

 ▼
「せんせー、今日何時から〜?」いきなり挨拶もなく、玄関から中3の生徒Aの声。
 『ったくも〜、何を聞いてんだ!』言いかけた声を呑み込み 『しょ〜がないな〜、おマエってやつは・・』と
  いいながら『5時からだよ!で、今日の面接はどうだった?それから朝刊でテストの自己採点はしてみたんか!』
 「うん、面接はど〜ってことなかったよ。でさ〜、新聞で調べたんだけど、英語が4点でやっぱダメ、理科が
 難しかったけど国語がむっちゃ簡単でさ〜、社会もまあまあできた。で、たぶん50点(注*総計の半分)だと思う」
 『結構取れたじゃないか、やったな。入試点は充分届いた!今度はA日程にチャレンジ!』
 「うん、じゃあ」ニコニコ顔で帰っていった。

 ▼愛知の公立入試が3月10日に始まった。今年はB日程が先で、県立75校と分校1、名古屋市立6校の
 計82校で学力検査が行われた。募集人員16147人に対し、ほぼ2倍の志願者数だった。このあと
 14日にA日程が実施され、A・B共に試験の翌日に面接・特別検査(実技)があり、23日に両グループとも
 合格発表が行われる。学力検査は全県で同じ問題で、1教科20点・5教科100点満点で採点される。

 ▼Aがやってきたのは面接が済んだ11日のお昼過ぎ、ちょうど《前日の試験問題》を新聞でチェックし終わった
  ところだった。絶滅寸前の塾とあって、今年もやっと片手に余る数の塾生が公立入試に挑んだのだが、
  見事に普通の?生徒ばっかしで、内申点からいうと《オール3で27》を挟んでプラス・マイナス5の範囲に
  ほぼ全員が並んでいた。ただ問題児?がひとりいて別の高校で、あと全員が同じ地元の高校を受験したのだった。 

 ▼夕方、定時5時。時間ちょうどに来たのは1人だけ。その最初に来た生徒からも試験の様子を聞いてみた。
 『どうだった。自己採点は?やってみたんだろ、新聞で……
 「うん、昨日(*試験当日の夕方に「大手塾の提供」で地元TV局2社で、解説番組が放映される)テレビでみた。
  問題用紙を持って帰れると聞いたから、答えをつけておいたの。でさ〜国語カンペキ!20点満点だったョ!!」
 『それはスゴイな〜、あとはどうだった?数学が難しかっただろ』
 「うん、8点しかとれんかった。で、合計が59」
 『スゴイな〜、そんだけ取れたら、もう完全に合格、文句ナシ!よかったなー、まあ、今度は本命のA日程だな』 

 ▼しゃべりながら、あとの生徒がくるのを待ち、やっと全員そろったのは10分過ぎ。
 『こら〜、ちゃんと時間に来ないと!面接でなんかあったのかって心配で・・、先生だって、こうみえたって
  気にしてんだぞ!まあ、みんな顔が明るいから安心したけど。で、自己採点はしてみたんか?もうAは
  昼に来て「50点もとれた」っていってたし、Bも国語が満点だったみたいで、スゴイいんだぞ!!』
  「うん、苦手のヤツから採点したら理科が4点、社会が3点で、こりゃもうダメって死にたくなったけど、
  国語がよくて15点、数学が14点もあって結局44点だった」
 『数学の14点はスゴイ!よくとれたな〜、偉い!!』
 「オレなんかさ〜、みんなおんなじような点で、10点が3つもあって、48点」
 『そんでも合計がいいからOKだ』 「いいな〜、社会が一番よくて13点、あとはゼンゼンで40か41点」
 『点はギリギリちょうどくらいだけど、内申があるからダイジョウブ、おマエは』

 ▼『トニカク、愛知県中の中学生が受けて「満点が取れないように作ってある」から、難しくてとーぜんなの!
 現役で東大、京大へ行って医者や弁護士なんかになっちゃうのがいっぱいいるんだから、世の中には。
 まあ、数からいって《みんなが普通》なんだからネ。そういう連中は特殊で普通じゃないの、はっきりいって
 宇宙人みたいなもんで、人種が違うのさ。まあ、自分は自分で、比べたって仕方がないしネ!で、みんなの
 予想合格点は40点だけど、内申点が届いているから、まず合格まちがいないと思うよ、よかったな〜』
 「せんせー、そういうけど、オレは内申足りないんだけど」と、ひとりだけ遠方の高校を受けた生徒。

 ▼『オマエの受けた学校はな〜、う〜ん、なんともいえんなー、はっきりいって修学困難校だもんな〜、名うての』
  「だって、まだ試験の最中に、でてっちゃったのが2人もいてさ〜」
  『えーっ、試験の時間中にか!できちゃったのかな〜?(監督の)先生はなんにもいわんかったのか?』
 「なんも。休憩時間に制服のボタン全部はずしてるヤツがいたし、頭染めて平気で来てるのがいて、
  女子が特にひどくて
染め直しを入れたら半分くらいいたよ。オレ、受かっても、いくのやめよかな。
  制服も
改造服をアタリマエみたいに着てるのがいたし。今日の面接も遅刻してきたヤツや、
  来なかったヤツもいたんだよ」

 ▼「うーん、定員割れしたりすると
どういう選考をしたんだって教育委員会あたりからつつかれるから、
 特に校長なんかタイヘンだろうな。
先輩から情報が入ってる地元の受験生なんかが足元をみて
 
したい放題でそういうコトになっちゃうんだ。あそこは毎年欠員がでて、2次募集の常連校になってるからな。
 ただ、おマエもひとのこと言えない生徒なんだから、それこそ自業自得ってコト!はっきし言って」「そんな〜」

 ▲『おマエの入試点は基準をかなり超えてるけど、内申書に
自己中心で協調性がないとか
  ≪
極端にルーズで責任感がナイなんて書かれてたら難しいカモな。おマエみたいな生徒ばっかしがくる
  学校っていうのも、気の毒でカワイそうなんだゾ、ホントは!!』 

 3月14日(月)午後1時〜「政務調査費条令改正・要望書」各会派に提出
 
約束きっかり名古屋市役所東館・市議会棟1階ロビーに集合。顔ぶれは【市議調査研究費の情報公開を
 求める名古屋市民の会】代表・成田操、【住基ネットに反対する市民の会】事務局・西英子の2女史に【
 名古屋市議会傍聴ネット】代表・桑山さん、調研費名古屋事務局の小生と、いつもの懲りない面々の揃い踏み。 

 ▼名古屋の革新系無党派の(各級選挙を支えてきた)市民グループの中心メンバーで
市議調査研究費の
 情報公開を求める
市民団体を設立して5年がたった。どんな市民運動もそうだが、中心となる特定の、
 しかも
意思の極めて強固な個人がいて初めて活動が継続する。今日集ったメンバーを見渡して、
 改めてつくづくそう思った。よくやるよな〜、みんな、ほんと!!

 ▼今日ともに行動した成田さん、西さん、そして【徳山ダム建設中止を求める会】の近藤ゆり子さんと、
 身近に接する女性たちの「政治的活動に果たすパワー」の凄さ、執念深さに改めて脱帽したのだが、かくいう
 小生は本業が夜のおシゴトなので、平日夜の会議に出席できず
街頭署名、デモ、議会傍聴、陳情、請願など
 
『態度や声のデカさ、話し出したら止まらない演説力?』などを見込まれ実働部隊の兵隊として参加してきただけ。

 ▼結成後2年がたって、市議会で【選挙目当てに条令が改正】され
各種委員会、本会議に出席ごとに
 一律1万5千円支払われていた【費用弁償】が1万円に、市議調査研究費の名称が「市議政務調査費」と
 改名され、これまで一切公表されなかった使途の「明細」が8項目で提出が義務つけられることになったのが
署名に請願、監査請求に裁判と手当たり次第!必死にたたみかけてやっと得た成果といえば成果だった。

 ▼その費用弁償について、市バス・地下鉄の無料パスが支給されているのに、なぜ交通費を含む日当として
 議員が本務の「晴れの舞台」である本会議に出席すると1万5千円が支給され、更に各会派から選任された
 代表として「各種委員会」に出席するたび1万5千円が支払われてきたのか納得できる回答は得られなかった。

 ▼民間でいえば各種プロジェクトの委員として会議にでると1万5千円、役員会にでると又、1万5千円払う!
 そんな気前のいい大盤振る舞いをする会社があるだろうか?まったく信じられないバラマキ体質で、 しかも
抗議を受けても
減額してチョンという度胸の太さに、呆れて声も出ない圧倒的多数【選良?議員諸兄】なのだ。

 ▼また更に議員報酬月額101万円(現在は財政窮迫のため税込み95万9500円)に加え、1人あたり
 月額55万・年間660万が無税で【会派に支払われ会派の裁量に任されている政務調査費】の使途に
 領収書を添付する義務は相変わらずなく、会派毎にA4一枚の項目別総額を記載した書類を議会議長宛に
 提出してオシマイという【恰好だけつけた杜撰さ】で今日に至っている。(*追加注=下記要望書を各会派の
 理事あてに提出した翌日!3月15日の市議会理事会で【02年度から続けていた報酬カットをやめ4月
 新年度から101万円に戻す】お手盛り決定をした。やれやれ。減らすのは死んでもイヤのようだ!?)


 ▼もっとも全会派・無所属・諸派が領収書もなにもなく、ただすべて使いきって残金ゼロと報告していた
 4年前までに比べれば、ここ2年は全会派と無所属議員が
いちおーの残金を報告し、返還するようになり、
 わずかではあるが前進したとはいえる。
特に個人会派の斎藤まこと、富田かつぞう、則武のりひとの3市議と
 共産党からは
自発的に詳細な領収書の公開がされるようになり、これはこれで成果があったといえる。

 ▼しかし最大の「自民、民社、公明」の相乗り与党が領収書公開に耳を貸す気配すらなく、今年も3月末
 公表の04年度収支報告を待っているところだ。結局、難しいことは何もなく【議員毎に支給し個々に領収書を
 添付した収支報告を義務づければソレで済む】話だが、日暮れて道遠しの現況である。以下はその要望書である:

    名古屋市議会議長殿 名古屋市議会議会運営委員長殿 2005年3月14日
      政務調査費条例改正についての要請書
 
  私たちは「政務調査費に領収書を添えた収支明細の報告を義務づけること」で、名古屋市の情報公開
  を進め、 税金の使途についての説明責任が果たされることを求めて活動している市民グループです。
  平成15年10月2日、私たちは「政務調査費の交付に関する条例の見直しを求める請願書」と請願者
  (第一次、第二次合計)約6000名の署名を提出しました。この請願は、今日においても議会運営委員会の
  理事会において継続審議の扱いとされ、事実上棚上げの状態で放置されています。理事会の審議は
  非公開であり、私たち市民は傍聴も出来ません。

   請願書において指摘してあるように、巨額の資金の収支報告書がA4版の紙片1枚という杜撰な形式では、
  政務調査費の使途の内訳・詳細はわかりません。公金の使用については、領収書の添付が不可欠であり、
  社会的常識といえます。すでに大多数の自治体では、政務調査費の収支報告については領収書の添付が
  義務づけられており、またこのことにより政務調査費の使い方についての新たな問題点も明らかになって 
  きています。政務調査費は使用目的が限定されており、適正に運用されているか否かは常にチェックされる
  必要があります。政務調査費の使途を透明化するには、少なくとも領収書の添付義務を盛り込んだ条例
  改正が肝要であり、これは市民の信頼回復にもつながる筈です。

   また、議会の最も重要な役割は税金の  使途を審議・決定し、その使途を監視することであり、
  議員こそ率先して、税金の使途を説明し、市民の  理解を得るべきものと考えます。議会運営委員会
  理事会での継続審議扱いで、事実上市民の目を逸らそうとする議会運営を改め、早急に請願を採択し、
  政務調査費条例の改正に取り組まれるよう、再度強く  要請いたします。
  市議調査研究費の情報公開を求める名古屋市民の会 代表
水田 洋、成田 操
  ≪
以上、文責:同会・広報担当:宮永正義

 
3月15日(火) 110. 【公立入試・第二日:A日程終わる】 〔世の中相性が悪いヒト、
    嫌なひとも出てくる。けど、そういう人とも折り合いをつけてなんとか生きていくのが人生だ〕

 ▼「せんせー、自己採点した」電話に出たら明るい声で中3M。14日夕方5時過ぎのこと。
 『オイオイもうじき高校生なんだから「モシモシ」って出たら、名前くらい名乗るの、ったくも〜』
 「でさ〜、むっちゃよくて、合計54点!!」 『なんだよ〜無視かよー、先生のいったコト。しょーがないな〜、
  まあいい。でも、よかったな〜今までの模試を含めて最高点だな、54点なんて。やったな!まあ終り良ければ
  始めヨシっていうから、電子情報は倍率が高いから心配してたけど。まあ万一の第2志望もコレで合格確実だな!』
 「うん、だといいケド、でもまだわかんないもんネ、第1も(倍率が)高かったから心配でさー」
 『まあ、やるだけやったんだから腹をくくって待つしかないさ。で、各科の点はどうだった?』

 ▼3月14日(月)愛知の公立高校全日制で一般入試A日程が実施された。県立75校と1分校、
 名古屋市立7校で行われ、募集人員16,878人に対し志願者が32,678人、欠席者を除いた倍率は
 1.92倍だった。15日の面接・特別検査を経て23日にBグループと同時に合格発表となるが、今回、
 塾生は3つの高校を受験していて、うち2人が倍率6倍の【総合学科】で、第一志望だった。

 ▼で、翌15日ベランダで日向ぼっこしながら、やはり新聞で入試問題をチェックしていたら下から呼ぶ声。
 『お〜!』と返事をして下りていくと、制服姿の中3S。 『どーしたんだ、面接の帰りか』
 「うん、そのまま。センセー、自己採点の合計Bとおんなじ。数学11点で、できんかった」
 『そっか〜、先生も1問悩んだのがあって難しかったな。まあ第1志望が大丈夫だからいい』
 するといきなり直立不動になり、「先生、長い間有難うございました。また発表があったらきます」
 『うんうん』 母親が家を出て、なにかとタイヘンな時期に精神的に不安定だった子がこんな挨拶をできる
 ようになったとは。
面接用に教えた通りのお辞儀をして帰っていく後ろ姿に声をかけつつ、
 感慨深いものが。 『もう、のんびりしてもいいけど、ハメをはずしすぎるんじゃナイぞ!』 「うん」

 ▼それにしてもアクの強い生徒が多い学年だった。とくに仲良しだったAとB。共に中1の頃はメチャクチャな
 反抗児だったようで、中2になって塾へ入ってきたときも、まだその片鱗が残っていた。教師に「帰れ」といわれて
 家へ帰ってしまったり、学校をさぼってゲーセンに行ってしまったり、血が出るような殴り合いの喧嘩をしたり、
 教師の注意を無視するなんて日常茶飯事だったという。

 ▼Bに変化が現れてきたのは2年の終わり頃から。が、とうとうAは極端な行動はなくなったようだが、
 性格的にはそのまま。いろいろ言葉を尽くし本音で向き合ったつもりだが
本人が自覚しないかぎり
 ムリで、 とうとう時間切れになってしまった。その中3最後の授業、3月13日、3時間目が終った
 休憩時間のAとBと3人での会話(残りの生徒は気分転換で教室の外にいた)。

 ▼『おマエな〜、相変わらず消しゴムや赤ペンや、渡した教材を持ってきてないけど、
 明日の受験で最後なんだぞ。いい加減にそのルーズな性格なんとかならんのか。
 塾へ遊びにきてんじゃないんだから。結局、学校もそのままで、まともに授業受けてなかっただろ、
 すぐ腹が痛いとかいって』
 「うん、しょっちゅう授業中にトイレへいってて、最高2時間でてこんかったよ、アイツ」とB。
 「ほんとに腹が痛くなるんだって、うそじゃないよ、センセー」 『だったら少し我慢して放課にいくの』
 「なんで我慢せなかんの?」 『おマエな〜、だから、どの先生にもサボりと思われてしまうんだ』

 ▼『はっきり言うケド、ほとんどおんなじ成績でBと内申が12も違うのはどうしてだと思う?』
 「そりゃ〜いろんな先生に
くそばばァとか死ねッて3年になっても言ってたし、忘れもんが多いし、
 提出物もださんし」・・・また横からB。 『ほんと〜なのか』 「うん」
 『おマエな〜、いっくら嫌いでも、気にいらなくても、それはナイぞ。確かに世の中いろんなヒトがいる。
 相性が悪いヒト、嫌なひとも出てくる。けど、そういう人とも折り合いをつけてなんとか生きていくのが人生で、
 それができないと、今みたいな状況が続くんだぞ。私立が全滅で公立だってどうなるかわからんし、
 これから社会へ出ていっても、今までみたいに好き勝手にできるとはかぎらんし、まあ言ってもムダだと思うケド、
 本当に心底酷い目に合わんとムリかもしれんな、おマエが変わるのは。こら、笑ってないで最後の注意だから、
 ちゃんと聞け!!』

 ★3月19日(土)【開幕直前「反愛知万博集会」名古屋市教育館 有志で大須で打上げ
 ▽3月24日開会式、そして25日一般公開と秒読みの状態に入った。今日は反対派主催の開幕前では
 最後の抗議集会。ほぼ読み通りという150名前後の参加者。@、著名なルポライター「鎌田 慧」さんの講演。
 A、週刊金曜日・東海読者会との共催と、両面の効果で「しつこいねーまだやってるの」という雰囲気でも!
 コレだけ集まったのだろう。影山さん始め「愛知万博中止の会」スタッフの皆さん、お疲れ様。

 △澄子さん(影山夫人)から「矢場とん」での打ち上げに誘われたが、先約の「教師労働組合ASK」メンバーとの
 
  飲み会に出席。参加7人中初対面2人。3人はカスミ網バスターズ。5時半から気勢を上げ8時まで。
  ケッタの飲酒運転1時間で名東区へ帰宅。この詳細は次号【愛知万博内覧会:05年3月20日・その1】
        

 ★第115回:「万博内覧会へ招待?/河口堰・最終裁判/お花見バスターズ/よくあるイタズラ」
   【海上の森くらぶ通信】2005年5月1日:147号(3月&4月合併号):生徒と本音の攻防

 ☆3月20日(日)朝9時47分:名東区本宅発 【万博内覧会・節を曲げジロジロ見物】
  以下に経緯と見たまま感じたままを報告します:あとはお手並み拝見というところデスね!

  ◆愛知万博内覧会 その1】 発端:05年3月19日(土)昼1時〜「万博を考える会」
 
▼ケッタで開場10分前に名古屋市教育館に到着。2階講堂・受付前で牧野剛氏とバッタリ。
  「やあやあ、元気にしてる?」 『元気、ゲンキ、バリバリさ!で、久しぶりだし、どう、今夜コレ?』
  「それが6時から東京で河合塾の抜けられない集会があってさ〜、ダメなんだ。
   折角来てくれたから、鎌田さん《ルポライター》に挨拶だけしておこうと思って」
  『そっか〜選挙の度に応援に来てもらってたしな〜、ところでさー新潟の教室、調子はどうなんだ?(*)』

 ▼「うん、まだ持ち出しでタイヘンなんだけど、なんとか来年度くらいからはうまく廻りそうで、そーなったら
  オマエにも頼むからな、週に1日か2日は」 『いいよ、そんなん気にせんで、ナントカ食っていくだけくらいは
  今の教室で稼げるからさ。でも、アリガトな』 (*東京の有名予備校の教師仲間で、商業主義に毒されない
  手作りの授業で生徒と向かい会える、理想の私塾を求めて新潟に教室を開いた。去年2月に東京がキー局
  のTVでその経過のドキュメント番組が放映された)

 ▼24日の開会式まででは最後の万博反対集会となったが「週刊金曜日」の読者会と共催し、トヨタ期間工の
  経験がある鎌田慧氏を講師に呼んだこともあってか、約220名の参加を得て、とどこおりなく会は終了した。
  さてと、デモに向かおうとした出口付近で水田洋さん(名大名誉教授)と顔が合い、立ち話。
  『どうもどーも、どこでもお会いしますね。相変わらずパワフルで、すごいデスね!水田さん』
  「いやあ、今日はデモのハシゴでね〜、遅くなっちゃって」
  『それにしても、おん歳82とは思えないお元気さですね。
九条の会の人文字でしたよね?
  たしか久屋広場であったんですよね、朝から・・・』
  「そ〜なんです、成瀬さんの会です。あちこちから声がかかって忙しくてね」

 ▼『じゃあ』、と歩きかけたら後ろから声。 「みやながさん、よかった、ここで会えて!」振り向くと
  前県議の掘 一(はじめ)さん。 「あしたの万博内覧会の招待券があるんだけど、いかない?」
  『えーっ、急にそういわれても』  「宇佐見さん(愛知学院大学教授)の分だけど、行けなくなったんで、 
  明日、なにか予定あるの?みやながさん」 『う〜ん、予定っていっても(カスミ網バスターズで9時:岩屋堂
  集合の手筈になっていた。が、コレは【天の声】と瞬時に判断し)。わかった、もらいます、さっきまで
  ゼッタイに行かないと決めていたけど、いってみます、あした、万博内覧会に!』
 ▲「よかった、イチバンいい人に貰ってもらえた。それで是非どんなだったか書いて!楽しみに待ってますから」

  ◆3月20日9時47分・名東区発ケッタで万博「長久手会場:正面北ゲート」へ
 ◎開場は9時半だが、昨日9時20分に着いた人が1時間かかってやっと入場できたという記事を読み
  一波越えた頃を狙ってゆっくり出かけた。内覧会3日目のせいか広小路線も渋滞せず、歩道にほとんど
  人もいず、我が輩の専用道。万博会場駅の元バスターミナル側の歩道沿いにある駐輪場はバイクで来た
  ペアと小生が止めてちょうど満杯になった。う〜ん、始まったら手前からえんえんと歩道に溢れて!
  タイヘンなことになるだろうな。

 ▼愛知万博の完成直前のお披露目会として3月18日から3日間の予定で内覧会が開催された。
  初日18日はとーぜんのこと
政界、財界、官界、マスコミなど報道関係者が対象で11,245人が来場。
  2日目は地元3市1町の住民と出展関係者が招待され52,508人が入場。そして今日、小生にもお鉢が
  回ってきたという次第。さて入口前では「ペットボトル、弁当、サンドイッチは持ち込みできません」と
  係員が3人も声を嗄らして呼びかけていた。5つ並んだ緑の箱?は、どれももう下から3分の1ほど
  没収された飲み物などで詰まっていた。オイオイ!!

 ▼しかしゲートは空いていて、
トレイに折畳み傘とカメラ、カギを乗せカバンと並べて探知機へ、
  人間は空港でお馴染みのゲートを潜って我が輩も問題なく通過。カバンの中身の検査は《渋滞の元凶との
  悪評》からか、今日から中止したらしく、食べ物(パン)をいれていた小生はおとがめなし。言われた通り
  正直者?は差し出したり、自主規制するが『なんだ!と、ゆーことは』(抗議をした人はそのまま持ちこめた
  と新聞に出ていた)次いでゲートを出たところで無料の案内地図を渡され、ついでに時間を聞いたら10時40分。

 ▼メインの北ゲートを背に左手が企業ゾーンB:ガスパビリオン、夢見る山(地元企業・新聞・テレビ出展)、
  三井・東芝館、【海上の森行きゴンドラの駅前】で最高の立地にトヨタグループ館日立グループ館が並び
  今度は右手にゾーンAの電力館、JR東海館、展覧車(観覧車が半分入ったビル)、三菱未来館と並び、
  まさに産業展示博、企業博を象徴する配置で、訪問客の視線を独占していた。
    
 ▼で、まずグローバルコモン1(アジア)からスタート。出展14カ国中で完全オープンはサウジアラビア、韓国、
  モンゴル、ブータンの4カ国、完全?閉鎖が6、あと4カ国が準備中、壁の内装などの段階で、中はかっらぽ
  のまま展示。最初に入ったサウジアラビア館が入口正面に砂漠のテントを展示、ベドウイン族だという人物と
  記念写真のコーナーへ。初のパリ万博でアイヌやアボリジニの方を展示したという話を思い出し、やれやれと
  思いつつ仲良く肩を組みパチリ。そして【四方の壁と天井がスクリーン】のステレオ音声で迫力はいっぱいの
  映像展示。これは廻ってわかったが先進国、富裕国はみな同じ代理店で同じプロデューサー、そういうことか!

 ▼そして中間?諸国は壁面に5つか6つの大型ビデオ放映画面、壁1つに巨大スクリーン。残りの半数以上の
  出展援助?国は遺跡や世界遺産、寺院や仏像など象徴的なミニチュアセットに旗や幟、現地風のみやげ物屋
  に食堂が必ずセットになっていて、いずれも観光物産展示場、まあ異国情緒が売り物の模擬バザールの設定
       (その2に続く)

                 
  ◆愛知万博内覧会 その2 】3月20日午後1時40分頃「グローバルコモン2」から
 ◎バングラデシュ、スリランカ、パキスタン、ブータンたぶんどこの国でも月収に匹敵するような値段の
  《食事や品物》を揃えたパビリオン内の出店が、客を待っていた。たとえばネパール館。一番安いナン
  (お好み焼きの皮みたいなモノ)が300円、チキン唐揚げ3個500円、トゥスパ800円、セットA=1,000円
  セットB=1,500円。そして従業員は皆その国の方のようで、『ここで給料はいくらもらってるの??
  この値段をどう思う?』などとつい聞きたくなったが、できるワキャなく、う〜っむ、どっかでニンマリしてる
  ヤツがいるんだろうな〜、きっと。
              
 ▼まあそんなんは余計なお世話で、使用人の彼等には目の玉が飛び出るような値段でも、モノがあふれる
  平和大国ニッポンで例えて言えばまさに【縁日、夜店】の雰囲気、気軽に楽しめる非日常の曼荼羅的空間構成。     年に1度、庶民が小銭をぱーっと散財し、スカっとできる仕組みで、見事に壷を押さえていると言えようか。
  それにしてもほとんどの館が工事中なのに、店だけ!はシッカシ開いていて、さすが商売博?なにはなくとも
  カネさえあればコワイモノなし【万華鏡博】の現実!?どこもかしこも似たような展示、雰囲気で記憶に残るのは
  食べた物と買ったお土産だけになりそう。まあ、それでいいんですケドね、遊びに、息抜きに行くんですから。
                 
 ▼さて、世界を6つにわけたコーナーを結ぶグローバルループ。床に木をふんだんに使い、広くて傾斜もゆる
  やかで歩きやすいのだが、難点は腰を掛ける場所や日陰のあるところがほとんどないこと。お節介だろうが、
  6月末からほぼ1カ月続く【梅雨の雨風】や、そのあと10月上旬まで続く【信じられないほどの暑さ対策】はどう
  するのだろう。横から吹き付ける雨風や、森林を伐採した空間で熱せられた《灼熱の照り返し》を思うとぞっとする。

 ▼このことは各コモンにも共通だが、並んで待つ人に風雨や直射日光を避ける手だては全く取られていない。
  問題は多分入場者の大多数を占めると思われる子供やお年寄りたちが、どれだけこの過酷な「我慢大会」に
  耐えられるかだ。貧血や日射病、急性熱中症などでバタバタ倒れるなんてことにならなければいいのだが

 ▼てなことを考えながら、次はグローバルコモン2(北・中・南アメリカ)。まずカナダ館、入口前の騎馬警官2人は
  男でもうっとりするカッコ良さ。ただし壁面の多数のビデオ画面の前に重ねて《天井から下げた沙のような》
  スクリーン(オーロラのつもりか?)への映像や、2部の《都会と自然を交互にめまぐるしく映し出す映像》は
  「前衛ゲージュツ」か、はたまた「芸術祭参加作品」か、そこらのおっさんにはワケわかめで、めまぐるしさと
  音響のデカさに、考えるヒマも感動も感激もなく??????いったい何が言いたいの。
                 
 ▼ここで急に腹が鳴り、ベンチでお食事中の方に時間を聞くともう1時50分。では、とつつじ池の横で
  《唐揚げポテトチップ650円》をおかずに、持ち込みのパンでランチタイム。屋根なし休憩コーナー脇の
  コールドだけの自販機は《500mlペットが160円、350mlが120円》の機種か《氷付きかナシかどちらか、
  紙コップで受け120円》の2種のみ。これは会場内どこでも同じで、缶モノはいっさいなし。
  ペットボトルを目の敵にする理由がハッキリ、コーラを飲みつつ、ナルホド、なるほど!

 ▼更に公式館より賑わっている横浜中華街という出店。アンマン、肉まん1個350円、シューマイ3個500円
  どこでも同じ【生びーる、グラスワイン】共に500ml・500円、カップ入りラーメン650円。そうそうどっかで
  【映画館と同じ】ポップコーン500円あとは推して知るべし、出店料1千万〜3千万をこれまたウーン、納得!

 ▼さて話しは戻ってコモン2=11館中、開館は5館のみ。中米共同館は一坪ほどのミニガーデンが3カ所、
  写真パネルの前に《円柱のアクリル容器に8分目まで砂を入れた展示物》が7カ国分。どれも穴から手を
  入れて砂を触れるのだが、これが自然との触れ合い?自然の叡智??あとはエコツーリズムの観光案内セット。
  外貨が喉から手が出るほど欲しい?キューバ館も《観光客誘致目当て》典型的エスニックパティオの展示。
  政府が万博を公認しなかったはずのアメリカ館は《ベンジャミン・フランクリンの生涯》の放映に続き、彼の案内で
 「希望、探求心、楽観主義」を映像で提示とか。確かにイランを思うと楽観主義ここに極まれり!で言葉がでない。
  そのノーテンキさに鼻から涙が。後はどの館もこれで間に合うのか?他人事ながら、心配なガランドウ。
                   
 ▼そしてグローバルコモン3(ヨーロッパ)。最初に20分並んでフランス館。ここの映像15分は見応えがあった。
  水、食料、資源、実に環境博にピッタシ【天井まで使う】もう、お馴染み立体画面。ただし《何も考えずに面白く、
  明るく、楽しく》という方には?「そんなんいわれても、自分たちではどうにもならん、政府や国がやってくれんと!
  こむずかしいことはワカラン。万博って、ただのお祭りなんとちゃうの?!次ぎ、次ぎへ行こう!!」

 ▼ヨーロッパ13カ国中フランスだけで4時半となり、残念ながら内覧会の終了、時間切れ。
  最新技術の展示場の企業パビリオンなら1日2、3館が限度で、それダケで1週間はかかる。
  あとも広い会場なのでこれまた1週間以上。開場から閉館までいても、楽しいか、面白くないかは
  主観の違いで別として、半月はひまつぶしができそうだった。(「その3」に続く)
                
  ◆【愛知万博内覧会 その3】3月20日午後4時40分頃「愛知万博・グローバルコモン3」から 
 ▼半日で見ることができたのは会場のほんの一部で【群盲象をなでる】の言葉そのものなのだが、独断と
  偏見で見た限りでの感想は、「リトルワールド(世界各国の独特の建物や民具を収集展示した愛知では
  著名なテーマパーク)」のミニチュア版。

 ▼ただそれに発想が同じ【壁面に複数の中型ビデオ画面や1〜2箇の大型画面】を加え、映像展示が
  増えたダケという世界早廻り観光施設だった。直接その国へは行けない庶民にはそれなりに楽しい、
  現地の食べ物やお土産が買える、環境とはほとんど無縁の、明るいお祭り広場に仕上がっていた。

 ▼今回はゴンドラやバスで行く【瀬戸会場*】は工事完成間近に外観だけ勝手にシッカリ見物したのでカットした。
  たぶん最初に【*海上の森会場】へ行かない限り、同じ日に更に【海上の森】を訪ねることは至難の技だろう。
  おそらく訪れるのは【海上の森会場】で催される市民主催?の各種行催事への出演者と関係者のみ。

 ▼入場者は多くて1日2、3千人というところか。ゴンドラに連結バスと、建設地の住民に迷惑をかけたうえ、
  メチャクチャ高いムダな投資になるのだろうが、「どれだけ反対しても止まらずにきたっていうけど、

  ≪
造るのがそして又壊してカネを儲けるのがもともとの目的だったっていうじゃな〜い!残念!!」

 ▼ましてや長久手会場や瀬戸海上の森会場への
行き帰りに瀬戸市や名古屋笹島会場を訪れる観光客
  なんぞは絶無といって過言でないだろう。待ちくたびれ立ち疲れ、歩きくたびれた普通の人にそんな余裕はナイ!
  半日6時間ほど歩いただけの、バスターズで足腰を鍛えた海上の森原人でさえ、つくづくそう思った。

 ▼ただし全期間入場券を購入し【1日、食費に交通費で4、5千円の予算】で、毎日ゆっくりのんびりとヒマを潰す
  には最適の施設だろう。お小遣いに余裕のあるリタイアした皆さんや、暇とおカネを持て余してみえる方々には
  ゼヒにとお勧めできる。今回は着いた時間が昼前で、係員に
最低2、3時間は順番待ちといわれ、
  テレビで【さわりだけだがどの館も内容を知っていた】ので訪ねなかった《先端技術展示》の企業館などは
  別格として、刺激や興奮、感動を求める方には少し物足りないかもしれない・・・が。

 ▼3月24日に愛知万博は成功裏に終了した。財界、業界、政界の悲願だった中部国際空港は無事開港し、
  トヨタ社員の通勤路線として開通した愛知環状鉄道は複線化した。名古屋都心と愛環鉄道(略)を結ぶリニア
  モーターカー路線【リニモ】も完成し、沿線の地価は今や住宅地並みとなり、この日のために大量取得した大地主は   濡れ手に粟。国費に県費、競輪や競馬、宝くじ、民間からの寄付金、すべて目論んだ偉い方々の懐に還元して
  収まり、もう当分はこんなうまい話はナイ!そこで几(キ)が入って《一件落着》チョン、チョン、チョン、チョ〜〜ン。

 ▼9月25日閉幕後、足りない分は多分?いやきっと!赤字になっても、有識者の皆さんからなる検討委員会が
  《慎重審議の結果》注文通り【債権放棄の提言】を答申し「と、ゆーことで徳政令の交付」となり借金棒引き、
  誰も責任をとらず、三方一両得??そうそう忘れていた。そしてオマケの3月25日からの期間中は飲食、
  物品販売業者の皆さんが最後のおこぼれに群がり、掴み金の現金収入に血眼の6カ月。バス、
  タクシー関係者もそれなりに。あー、いいなあ〜、うらやましいな〜(コラコラ)でも、環境博っていったいどこが?
  自然の叡智ってさ〜、要領良く儲けるってことだったんだ、やっぱ!そうだよ、ソウだったんだ!なるほどネ、
  ではでは、おあとがよろしいようで

 ▼オマケ:北口・正門ゲートを出たのが5時過ぎ、リニモ駅前で乗車の順番を待つギッシリの人波を横目に
  スイスイ帰宅6時。3日間の無料入場者数は合計114,298人とか。これも入場者総数に入れるんだろうか?

 ▲いずれにしても万博が始まった。トニカクいろいろと問題がおきるだろうが、誰も!どんな責任も取らず、
  問われず、粛々と会期を済ませ、結果がどうなろうと
そんなこともあったっけということで忘れ去られる
  ことだろう。『だから言ったじゃないか』と後になっていっても、曳かれ者の小唄、あ〜あ、ヤレヤレ、とほほ!】

 ★3月26日(土)朝9時:山口駅【定例・海上の森観察会】主要メンバー台湾旅行中の催し
  参加17名。出会った鳥34種。予報は「晴れで気温も15度を超える」でしたが、見事に大ハズレ!
  小雨がぱらついたり粉雪が舞ったり、終日肌寒い冬そのものの半日でした。鳥合わせが終わったとたん
  オオタカとノスリが出ました。もちろん追加しました。 ショウジョウバカマがあちこちで咲き、アセビがどこでも
  花房をいっぱいつけて壮観でした。特に銭屋鉱産跡地向かいのピンク色のが満開で、ヤマウグイスカグラの花も
  咲いていました。クロモジの花も可憐でした。今年は3月後半に寒波が押し寄せ、シデコブシやサクラの開花は
  例年より1週間は遅れそうです。

 ◆3月31日(木) 111.
 【個人塾とほほ教師のグチ!】〔個々の性格に合わせ、能力に応じ、
     できる限り最善の学び方、考え方、ものの見方を教えられる自信はある。でも生徒がこないとな〜〕

 ▼『コンニチは〜!どうもどーもいつもスミマセン』今日は友人の塾でリソグラフ(印刷機)を借りてチラシ作り。
  で、機械がまわっている間に情報交換。といっても、愛知の私塾業界で知らない人はモグリ!の熱血塾長の
  友人から、最近の業界のアレコレをほとんど一方的に聞くだけだが。

 ▼『どうでしたか?今年の状況は。ウチの方は全員第1志望合格で、めでたし、メデタシ、なんですが』
  「え〜ウチもまあ、予想外の内申で受かった子が2人もいて、学校でもビックリしてたようですよ。でも先のことを
  考えたら、そっちの方がいいと公立はやめて、淑徳を選んだ子もいてイロイロですね。それより、大学受験が
  好調でね〜、名大に岐大、横浜国大とよかったんです。特に横浜国大は
小論文がバッチシ予想があたって
  同じ著者の次ぎに出た本がテーマで出題されて、もう完璧でした」
  『それはよかったですね。読みがあたって!』 

 ▼『ところで、いつも言ってるけど、小学校に中学、高校では、ちょっと忙し過ぎるから、もう少し仕事をセーブする
  ようにしないと、倒れたらタイヘンだよ。もう、ヒトゴトじゃないんだケド、歳なんだからさ〜。少しゆっくりして、
  ノンビリ楽しむ時間も取れるようにしないと、奥さんも大変なんだから。クラスや時間を減らしてさ〜、
  また、いっぺん昔みたいに一緒に《花見》にいったりしようよ』
  「うん、わかっているんだけど。それがね〜、なかなか。S子(奥さん)が風邪で体調を崩しちゃって、
  もう1か月くらい入院したり家で寝てたりで、代わりの英語の先生を頼んだり、それでもう、余計に忙しくて大変でネ。

 ▼『う〜ん、私教育の分野でこれだけ真剣に必死でやってると、もう抜けられないというか行くとこまで行かないと
  ヤメラレナイってのはわかるけど。塾も、もう完全に【金儲けダケ】になっちゃったもんネ〜、大手を含め、業界の
  ほとんどみんな・・・。まあ昔からそうだったといえばそうだけど。でも、塾なんてオトナシイほうでさ〜。
  ソフトバンクインスツルメントなんてのがライブドアに待ったをかけたようだけど、投資なんてカッコイイこと
  いってるけど、要するに「法」さえ破らなければ【何をやっても!カネさえ儲かればいい!】って
利鞘稼ぎ、
  楽な金儲け
しか考えてない、自然も環境も人権もなにも、カネにならなければ関係ナイっていう連中がして
  るんだもんね。カネさえあれば何だって怖いものなしって《北川って人の顔なんか》モロでてるもんね。
  もう、カネ、かね、カネ。談合、贈賄、裏金、闇給与、バレたら運が悪かったダケ!なんだってやり放題。
  テレビニュースに溢れる欲まみれの現実。こんなんを子供たちミンナ見てんだもんネ。やっぱ、なんでもいい
  から儲けたもんが勝ち、カネさえあればって、結局』 

 ▼「うん、もういくとこまでいって、この後どうなるかだよね、でも当分はなんにも変わらないようで・・」ふ〜っつ。
  『でさ〜、今年はチラシ入れたの?いっつもほとんど宣伝していないのに、実績があるから集るのが凄いケド』
  「ううん、忙しくてゼンゼン。そんなん余裕がなくて、公立の結果の処理が大変で、この間も中日の記者が来て
  担当が変ったとかで3、4時間もレクチャーしてさ〜。教育の担当は初めてとかで
そもそも論から事情を
  説明しなくちゃならないからタイヘンだよ」 

 ▼『そーいえば、前に《万博担当だった》毎日の記者が来てて「ミヤナガさん、なんでここにきてるの」って
  ことがあったっけ。社会部の担当も短いと3カ月とか半年で変ることがあって、それが各社で、いちいち
  説明が大変だったなー』
  「それで、A日程、B日程とも、まだデータを送ってこないとこがあって、解析ができたら渡して記事化する予定なんだ」  『ふ〜ん。ところで、今年はどうなの、入塾の状況は?』
  「うん、ゼンゼン宣伝しないから、2、3人かな、新1年生は。いつも、どっかヨソへいってダメだったと
   入ってくるのがほとんどで、夏頃にならんとクラスの形にならんね」

 ▼『そっか〜、どこでもおんなじだね。ウチなんか、でてったきりでゼロ。こないだチラシを入れたけど反応なしでさ。
  それから弟や妹がぜんぜん当てにならなくなったね。どんなに一生懸命やってあげてもそれっきり。
  聞くと友達がいる塾へいったなんてのばっかし。それに合格してもソレっきりでさ、子供はムロン、親からも
  ヒトコトもなし。そんなんがホント増えたね。寂しいよネ〜。電話1本でいいんだけどさ〜。もっとひどいのは
  月謝をためてそれっきりってのまでいて、あ〜あ、でさ。そういうのはいないんだろ、こっちでは』 

 ▼「うん、離婚したとかで払えないのがいて
出世払いで、就職してから払うって約束で来てるのはいるよ」
  『そっか〜、それほどまでして「来たい」っていうのは嬉しいよね。ウチなんか「払わんで済ませたら儲けもん」て、
  そんなんが多くて。トニカク下町で事情がある子が多くて、負担が少なくなるよう月謝も抑えているんだけど、
  「安いからレベルが低い」って、なんかそんなんがあって、余裕があるとよっぽどヒドイ子?以外は《高いだけで
  いい塾》という感覚で、テレビや折り込みでしょっちゅう宣伝してるとこへいっちゃうんだよな』 

 ▼『個人塾でも最上級の高校に対応できる授業ができるし、これまでもちゃんと実績があるんだけど、
  あとが続かないんだよね。それで、不登校や低学力の子に対応すると、もう「あんな子がいってる塾」って、
  その学年から2、3年こなくなったりして、やれやれで。それに学校から帰るとみんな家の中で、子供も親も
  孤立化して、クチコミもなくなったし』 

 ▼オイオイこら〜「グチばかりぶつぶつ言わず、今まで全力で塾をやってきたんか?」といわれたらスミマセン。
  しかし、いわゆる余暇?の時間は余分な活動に注ぎ込んできたが、本業の時間も全力で生徒に向かってきた。
  個々の性格に合わせ、能力に応じ、できる限り最善の学び方、考え方、ものの見方を教えられる自信はある。
  でも生徒がこないとな〜。

 ▲毎年、この時期になると繰り返される悩み、というかグチの繰り返し。いっそ、そんな商売辞めたらといわれると
  【もうほかにこの歳になってできそうな仕事もナイ】しな〜、で、やっぱ塾!と
メビウスの輪≫ とほほのほ

 ★05年4月6日(水)13時10分【長良川河口堰・住民訴訟三重】名高裁民事3部・長年に渡る訴訟の最期
  《長良川河口堰・三重》高裁の裁判を傍聴しました。原告6人中出廷は2人、傍聴人を含めて住民側は全部で
  10人でした。完全敗訴でした。30年に及ぶ長良川河口堰関係の裁判が終わりました。特に三重の裁判で
  原告は「ほとんど名義だけ」で、亡くなられた村瀬惣一さんの提供資金をもとに、実質的には在間正史弁護士が
  原告兼訴訟代理人として訴訟指揮をされてきました。これまで裁判はことごとく敗訴の連続でした。

 ▼証人申請を最小限に退け、実質的な証拠調べをすることもなく、被告(国・県・公団)の資料のみを判決の根拠
  とする裁定の連続でした。労多くして得るもののほとんどない裁判に骨身を削り、諦めず、粘り強く、徹頭徹尾、
  正論を述べ続けてこられた在間さんに心からの賞賛と敬意と感謝、そして慰労のエールを送りたいと思います。
  ほんとうに御苦労さまでした。住民訴訟は引き受けてくれる弁護士はほとんどいず、ごく特定の弁護士が経済的
  不利を覚悟の上、孤軍奮闘、巨大な国家権力を背景にした裁判官と闘っているのです。

 ▽なおまだ最高裁がありますが公判はなく「忘れたころに裁定文書が届くだけ」で、最終的に上告するかどうかは
  在間さんに一任しました。「裁判なんかしたって、結局、全敗で、まったくムダだった」と言う声もありますが
  『なんにもしないよりはるかにマシだった。やるだけやってそれなりに効果はあった』と、宮永は考えています。
  『ダメでもともと』コレが小生の口癖ですから。

 ▲重ねて在間さん、田中万寿さん、村瀬さんご夫妻、その他大勢の関係者の皆さん、ほんとうにお疲れ様でした。
  よくここまで頑張ってこられました!!返す返すも残念なのは『だから言ったじゃないか!!!』というときが
  万博・徳山ダム・設楽ダム・その他全国至る所の「公狂!事業」でこれからも途切れることなく続きそうなことです。
  あ〜あ、やれやれ。

  ★4月9日(土)山口駅9時【お花見バスターズ】たっぷり堪能:参加8人・5時頃解散

  ★4月13日(水)<中日新聞「鳥・虫・花」欄様>以下の行事案内掲載ご配慮ください
 ☆【海上の森で花と鳥を楽しもう会】  ◎4月23日(土)朝9時:愛環山口駅集合
   ◎会費200円・雨天中止・昼2時頃解散・昼食、飲み物必携・あれば図鑑、双眼鏡を
持参
   ◎目に鮮やかな新緑や、ピンクのツツジが満開の里山を、野鳥や野の花を観察しながらゆっくり歩きます。
   子ども、お年寄り大歓迎。なお車は銭屋鉱産跡に無料で停められます。《海上の森野鳥の会・宮永正義》

  ★4月16日(土)朝9時:【海上の森秘境探検隊】のハズが現役・鳥屋場発見:詳細は《カ網バスターズ》に

  ◆4月25日(月) 112. 【よくあるいたずら!】(当世下町寺子屋事情より転載) 
 ▼『こら〜、誰だっ!先生の愛車のハンドルにいたずらしたのはっ?ったく、も〜!』
  
「えーっ、せんせー車なんか持ってないじゃん」 「そうだよ、いつもケッタばっかしなのに」
  『誰が車って言った? 先生のダイジな大事な自転車のハンドルをヤンキーにしたのは誰だ』
  「えーっ、そんなん知らんよ」 「おれも」  『ナニ言ってんだ!こないだの木曜(4月14日)授業が終って
  しまおうとしたら、上にそりくり返ってたから、どう考えても来たときなんか外でしていたAかBのどっちかだ、
  やったのはどっちだ!あれから今日まで名東区へ2回も往復して、ホント走りにくくてヒドい迷惑したんだぞ』

 ▼「えーっ、せんせー、ほんとに名東区までケッタで通ってるの?終ると9時半過ぎるのに」
  『そうだよ。週2、3回は行き来してんだ』 「えーっどれくらいかかるの?」 『1時間10分くらい』
  「そのあいだ、ナニ考えてんの?」  『そりゃあ
注意しても注意してもしゃべってばっかしの生徒は
、 いったいどうしたらいいんだろう!とか
隠れてハイチューを食べたりして、ゼンゼン授業に集中できん
  Aのドあほとか、考えてんだ!

 ▼そうそうB、こないだ貰った甲子園の土(
)ホントかどうか証拠がないなんて言われちゃったから、
  今度、合宿所から帰ってきたら日付と名前を書いたラベルが欲しいって言ってたって、光希に言っといて、
  折角の記念だから』  「そんなん言われたの、じゃあ、言っとく、兄ちゃんに」

 ▼『あんとき、すぐハンドルを直そうとしたんだけど、工具がなくてさ〜、まあ、カッコはいいけど
おじさんには
  似合わないしな〜
とにかく、ダレだ、やったのは!正直に言え!!』  すると全員がAを指差した。
  「知らんよ〜オレじゃないよ、やってないよ〜」とA。
  『あのな〜、オマエしかいないの、やりそうなのは!こないだは前籠に壊れた三輪車が突っ込んだったし、
  その前はサドルが逆向きにされたし、もういい加減にせなかん、いいから元に戻せ!』
  「えーっ、今から?」 『休憩時間に!』 「だって工具ないもん」 『ど〜したんだ六角レンチ持ってんだろ』
  「だって拾ったヤツであのあと捨てちゃったもん」

 ▼『あのな〜、そんなんだったら家へ帰って工具を取ってきて直す』 「家にもないし」
  『じゃ〜家へ電話して買ってきて貰って、それを持ってきて直す』 「えーそれだけは勘弁して」
  『オマエのケッタのハンドルもそりくり返ってるけど、自分でやったんだろ』
  「うん、友達に借りてやったんだ」
  「じゃあ、誰かに借りて直す。1番近いのはCだけど、頼んでみな。Cんちにあればだけど
  
「ある?」 「たぶんあるよ、とーさん、工具一杯持ってるから」
  『じゃあ、今日も終ってすぐ名東区へ帰るから、休憩時間にCんちへ行って直す。いいな、A』

 ▼「えーっ、Cに持ってきてもらって、それで塾で直すっていうのではいかんの?」
  『ダメ、先生も一緒に行くから、家の人に事情を話して貸してもらって、そいで直す。
   Cんちだったら10数えるうちに行けるからな』 「えーっ、そんなんまでなっちゃうの」
  『だから、もうやらないコト』

 ▼で、休憩時間、生徒2人と教師がぞろぞろ。 「センセー、母さんパートで、父さん寝ている!」
  『そっか〜、じゃあ起こすのもなんだから、後で言っといて、今日のこと。ホラ、Aさっさと直す。
  それからなんでも自分がやったことは自分で責任をとらないかんのだゾ!今度やったらオマエの家まで
  ついていくからな、どう謝ってもゼッタイにいいか、わかったか』 「うん」
  『ウンだけじゃなく、Cにもありがとうって言え!それから先生にもスミマセンっていうの!』
  「Cありがとう。先生ごめんなさい」

  
▼『よ〜し、これで済んだ、じゃあ戻ってまだあと5分休憩できる』
  中2になっても、まだこんなスグばれるイタズラをする子もいる志学ゼミの一コマでした。
  (
注:暮れに合宿所から帰ったとき塾へ顔を出し「いけそうだ」と報告してくれた生徒が愛工大名電の
  メンバーに選ばれ甲子園で優勝したのが4月の初め。予選では同じポジションで最高の打率の活躍だったが
  ベンチ入りしたものの高1なので先発できなかった。ただ、この夏の大会でレギュラーはほぼ確実という。
  その生徒が「先生に渡して」と小瓶に入れた
甲子園の土を弟に託して贈ってくれた。
  ▲まあ大人げナイとは思ったけれど、事実でも「証拠の署名の大切さ!」を伝えたかったのデス)

 ★4月28日(木)9時40分【住基ネット裁判・地裁判決】原告として横断幕を掲げ最前列で行進後入廷・傍聴
         

  ☆第116回:「原人の或る一日/万博太鼓騒動=森の仲間からの伝言/市議政調費・抗議声明」
 
【海上の森くらぶ通信】〔4月下旬+148号5月上旬〕 ▼付録:原人57歳=撮影アエラ・M.Takai 氏

  ◆2005年4月27日(水) 113. 【春風駘蕩?とほほ教師の或る一日!】 「潰れそうなのに!どうして
 センセイ、いっつも明るいの?」 『勝手に潰すな!無事で、生きているダケでこんなにイイコトはないの!』 
 

 ▼4月25日:パートに、大学にと、もう誰もいなくなった家を後にしたのが朝9時半過ぎ。起伏に富み緑が濃く、
  自然がそれなりに残る名東区から名古屋を斜めに横断して16キロ、人家が密集した下町の西区に向かう。
  始点と終点が決まっているだけで、その日の天候と気分次第で、好きなようにコースを変えケッタを走らせる。

 ▼さすがに桜は散ったものの、今は街路樹のハナミズキが《胡蝶のような花びら》を満載しており、行く先々、
  至るところに連なって、薄紅色やオフホワイトのモールが目に鮮やか、爽快そのもの。やがて歩道が狭くなり、
  空き地が徐々に減り、ビルやマンションが目立ち、狭くなった空にもやがかかってくる。最後に志賀公園の緑
  のトンネルを抜け、ほぼ1時間10分で50年以上暮らしている西区の教室に、汗ひとつかかず快適に到着、
  10時43分。
 ▼一息ついてから最近の日課、1日1本「海上の森原人とほほ見聞録」の原稿作成を開始。保存してある
  「海上の森くらぶ通信」などから転記するだけなので、作文する必要はないのだが、両手の一本指入力なので
 、コレがタイヘン。あと1年分が済めば、コンピューターの保存文書になるので、ワンクリックで転載完了となり
  何本でも即座に《ハイ、1丁あがり!》となるハズだが、それまでは「よちよちタイプ」の連続。ふ〜っ。

 ▼作成中の12時過ぎ、珍しく妙齢の女性の声で電話。フルタイムで働いているかつての活動仲間からの連絡。
  嬉しいもんデス、忘れないでいてくれて。用件は「海上の森を案内する」こと。数日前に丸山さん(*悦子●
  参議院議員&瀬戸市長選・立候補経験者)からおおまかな概要のFAXが届いていたが、連絡先がわからず
  そのままになり、気になっていたところだった。(どうせまた連絡が・・・と横着な判断も、ゴメン)「直接、依頼主
  から詳しい話を聞いた方がいいわよね」となり、先方に連絡をしてもらい、かけ直してきたのがこれまた懐かしい
  影山知事選の専従事務局だった「鷲野紀子」さん。(注●先日9月9日・金山でNO設楽ダム街宣を一緒にした)

 ▼『やあやあ、ほんとズイブン久しぶりですね。お元気デスか。今どうしてんですか?』
  「宮永さんのネット新聞の《とほほ見聞録》読んでますよ。高校で講師しているんです。松本にある通信制の」
  『ええーっ、そうなんですか。で、詳しい用件は、どんなんですか?』
  「7月15日から一泊の予定で愛知万博へスクーリングに行くんだけど、その1日目に『理科』」の授業3時間分
 、海上の森を歩いて、そのあと夕方から自然と環境について講義して欲しいんだけど、適任者はミヤナガさんの
  他に考えられないから、とにかく、ゼヒ、ぜひ頼みたい」というものだった。

 ▼『う〜ん』。迷ったが旧知の女性3人にも頼まれてはイヤとは言えず、振り替えて塾を一日休みにするコトにした。
   「で、その前に下見に行くから、そのとき会って打ち合せしましょう」と彼女。
  『えーっ、わざわざ松本から出てくるの』と聞くと、「なに〜知らなかったの?私、今、中国の北京にいるのよ、
  通信制だから、年の3分の2は中国にいるのよ」 う〜ん、元気ですねー女性は。軽々と国境を越えて働き口を
  見つけ活動しているなんて。やるもんですね〜。 

 ▼さて、一本仕上げて送信しようとした午後2時頃、ピンポーン。「おいオレだー」小学校以来の友人で同業者のM。
  『あがってあがって、ちょっとまって、オフにするから。ついでに昼飯にするから、2階へあがっといて』
  「あいかわらずコンピューターか。いいなあ〜、気を紛らせるコトがあって。もうこの春は最低でさ〜、
  いろいろあって胃をやられちゃって、もう最悪だよ。オマエんとこはどうなんだ、あれから少しはきたのか」
  『んなん、まるっきしゼロ、なんもなし。3月に比べて20万の減収で、もうサッパリ。まあしょうがないさ、ウン』
  「オレんとこなんか13人出ていって補充ゼロ、他にやめたやつもいて、考えると眠れなくて、体調崩しちゃって、
  こんなん名東区から(教室を)移して以来、初めてだよ。もう、改築も含めて、全面的に考え直さないかん」 

 ▼『まあ毎年、毎年、似たような繰り返しだけど、特に今年は酷いな。でもモノは考えようでもっと気を楽にしなくちゃ。
  仕事があるだけ、働けるだけありがたいし、オレなんか《カミサンは自活してピアノ教師のほかにパートも出てるし 、
  息子は就職、娘は近所のコンビニで深夜のバイト、合計するとそこそこになるから、一年かかって徐々に増えて
  元に戻れば《御の字》って思うことにしたんだ。最近やっと!こんなんが言えるようになった分、歳をとったんだろうな』

 ▼「う〜ん、言うコトはわかるんだけど、つい考えこんじゃって。いいな〜オマエは。いろいろ趣味があって楽しみで」
   『また今度、気晴らしに呑みに行こう。それから一緒に台湾か韓国かどっかいこうよ、沖縄なんかもいいぞ!』
  「うん、旅行は好きだし、でも時間がな〜。また寄るよ。用意があるし、じゃあ」 

 ▼その夜、トニカク
特技が注意力散漫!!中2のクラス。
  「せんせー、どーしてうちはこんなん生徒が少ないの?」  『そりゃあ〜、オマエたちみたいのが来てるって
   聞いたら、親が反対して来ないさ。こないだ体験入塾来たのだって、そうだろ』
  「うん、母さんに●●がいるっていったら、ダメっていわれたっていってた」  『だろ、困ったもんだ』
  「だけど、こんなん潰れそうなのに、どうしてセンセイ、いっつも明るいの?」
  『あのな〜、勝手に潰すな!そんなん事故にあったとか、殺されたって思えば、毎日無事で生きていられるダケ
  こんな運のいいことはないの。できることはなんでもできるし、できんことは自分のせいだから、仕方がないの。
  なんでも人のせいにするから駄目なんだ』(*とにかく明るい安村じゃなくみやなが・・とほほ・・右下に撮影者署名
               
 ▲と、授業終了間際に言ってたら「もしもし、三重県四日市の中学の教師ですが《万博見物の前に、
  午前中だけですが中2の生徒に森を案内して頂けません?》と「小生の友人からの紹介」という電話が。


 ★
4月28日(木)9:40「住基ネット判決」原告として最前列で横断幕を掲げ入廷
 
  「枯れ木も山の賑わい」と、西英子さんのご指名で杉浦英樹弁護士の隣りに並んで、待ち構えるTVカメラの
  放列の前をしずしずと行進。いつも必ず公判前に「傍聴呼び掛け」を忘れない西さんの熱意には負ける。
  大法廷いっぱいに詰めかけた傍聴人の注視のもと、住基カード差し止め訴訟第1審判決が下された。
  詳しくは当日夜のテレビニュースや翌4月29日付、各紙朝刊で報道された通り。原告敗訴で即、控訴を決定した。 


 4月30日(土)朝日夕刊:
自民党名古屋市議団・前団長「政務調査費ついに不明朗さが露見」との
  記事を掲載。作成した抗議文を渡し、記者クラブへ投げ込みをした。 
 ▼
自民党名古屋市議団、前団長の西村けんじ議員が【団長として請求した《昨年度の政務調査費として支出した
  共通経費約1,000万円分の領収書のうち》数枚分・約250万円分が《日付や項目がなく番号が連続するなど》
  不自然で、会派から受け取りを拒否された】という記事が載った。(他紙では朝刊に載っていたとも) 

 ▼よっぽど《ナニか内輪であってリークされてしまった?ん》だろうが、「いままでコレで問題なく通ってきたのに、
  なんでオレだけこんな目に」と西村氏には闇討ちに遭った思いで、憤懣やるかたない《驚天動地の内部告発》
  だっただろう。【天網恢恢(てんもうかいかい)疎にして漏らさず】とは、まさにこのこと。ご愁傷さまデシタ!! 

 ▲そもそも政務調査費は市政運営上の調査、研究経費として議員1人・月額55万円が【各会派に一括して交付】
  され、当然、使途が限定されているのだが、自民党名古屋市議団は1人5万円を上納金として会派に納めさせ
  残り50万円をそのまま議員に渡し、その個々の議員の領収書が情報公開の対象になっていないのである。
  (この件に関しては『議員特権掴み金』の巻に)あ〜あ、危惧した通り!使途不明、掴み金の実態が発覚! 

 5月4日(水)午前11時過ぎ「政務調査費・市民の会(略)成田代表から電話」 
 
「もしもし、ネコ(*)です。あれ〜、こんないい日にいたの?」(*仲間うちの学生時代からの彼女の愛称)
  『そりゃあ〜、連休だからといって毎日山へいってるワケにもいかんからね、で、そっちこそなんだったの?』
  「それがさ〜、政務調査費の自民党・西村団長の領収書の件、ミヤナガさん知ってた?」  『ウン、知ってたよ』
  「わたしゼンゼン知らなかってビックリして。みんな知ってたっていうんだけど、誰も教えてくれなくてさ〜」
  『そんなん、とーぜん、ネコは知ってると思ってるさ。あんだけ先頭にたってガンガンやってるんだから』
  「けど、ホント気がつかなくって、口惜しくて、くやしくて。でさー、どうしよう。このまま黙ってるわけにもいかないし」

 ▼『う〜ん、トニカク連休の真っ最中だし、マスコミはJRの脱線事故一色だし、いま動いても、みんなイロイロ
  休みの予定があって、そんなん気にもしてもらえないだろうから、あわててもしょうがないと思うよ。 
  だから、気がつかなかったことを、そう気にすることなんかないよ。出かけて読まなかったり、
  知らない人がほとんどだろうから』
  「そっか〜そうだよね、そういってもらうと気が楽になった。でさ〜抗議文か要請書を書いてくれない」

 ▲『うん、いいけど。でもさ〜、その前にもっと情報を集めて、連休明けに行動を起こすっていうことにしようよ』
  「わかった、そうしよう。じゃ〜、いつがいい?月曜か、火曜がいいんだけど、地裁へ出かけるから」  

 5月5日(木)カスミ網バスターズせーねん部【おおどもの日・段戸裏谷探鳥行】 多忙で記録せず 

 ★5月8日(日)午前10時:山口駅前【名女大・八田教授主催:ギフチョウ調査】 参加10名
  
「海上の森ギフチョウ調査」はゼミ生4名と取材のAFP通信外人記者、《海上の森野鳥の会》会員にして
  《カスミ網バスターズ》セーネン部メンバー
宮永、森島、篠田、塚本の4名。八田教授が司会役で「合コンには
  ピッタシの・・・あっと、んなんじゃなくて合同」調査でした。ともあれゼミ生はほぼ娘と同じ年齢、バカいってる
  場合じゃアリマセンね、うん。
総勢10名で名大・広木教授の研究エリアのみ調査し11時40分に終了・解散。
  三角点で早めのお昼を済ませてから、森島さん、コージ君と湿地から赤池奥へのんびり散歩。
  その後山口駅へ向かう途中で以下の騒ぎに!

 ◆◆同上8日午後:散策の帰途【万博瀬戸会場・和太鼓など大騒音!】会場責任者に徹底抗議 

 ▼
赤池奥から帰路についた《セーネン部》3名がのんびり森を歩いていたら「ドンドコ、ズンドコ、ズズンドン、
  ドンドコズドン」やまない太鼓の音。  「ヒドイね〜、どーする。いないはずだ、鳥が!こんなんひどすぎる。
  抗議しに行こうよ」  『ウ〜ン、行っても《なんかうるさいおじサンが文句いってきた》って、オシマイじゃない
  かな〜』と消極的なみやなが。  「でも、いっくらなんでもうるさいし、ヒドイ、抗議しに行こうよ」と森島さん。
  『そうだよね、じゃあ〜、とりあえず行くか』これが午後2時ごろ。 

 ▼厳重警戒の警官に誰何され、ゲートで守衛に来意を告げ、待つこと10分余り。
  瀬戸会場・市民プロジェクト責任者(公務員でも協会職員でもなく
東京の公告代理店所属という40代男性)に
  シツコク、強硬に
抗議すること30分余り。まあ、閑古鳥が鳴いている瀬戸会場に「なんとか客を集めたい!!」
  ただソレだけで、出演者の身内、親戚、知人と《かなり集客が見込める大掛かりな民間和太鼓集団》の公演を
  組み込んだのだろう。まあ、お祭り万博の典型だろうな。
環境とは無縁のイベントを仕切る、いわゆる《ランカイ屋
  :博覧会屋》といわれるタイプの方だった。やれやれ!で、止むを得ず『
ドンドコドドンのどこが環境博だ!』
  負けずこちらも盛大にドカンと抗議
!(よくもまあ次から次に抗議の言葉がでるね〜と篠田さんに感心された)

 5月9日(月)【騒音環境博に緊急抗議声明】など以下2通作成。協会&マスコミへFAX 2005年5月9日
    2005年日本国際博覧会協会殿
    愛・地球博瀬戸会場市民プロジェクト事務局 磯崎貴雄殿
        海上の森野鳥の会、カスミ網バスターズ、愛知万博から海上の森を守るネットワーク 代表・宮永正義  
      万博瀬戸会場「騒音垂れ流し」行為への緊急抗議声明ならびに要望書 
 
 まず5月8日正午から2時半過ぎまで大音量、重低音の複数の太鼓の連打により、会場から半径1.5q
  以上の範囲に絶え間なく騒音を撒き散らし続けたことに対する【森の仲間たち】の悲痛な声を届けます。

  ●「わたしは瀬戸日本館が目の前に見える〈関係者用ゲートの向かいに住んでいた〉ムササビです。
  ここには女房と子供がいます。友達のたぬき君、テン君、ハクビシン君もいます。博覧会の皆さんが金網で
  囲って私たちを締め出したところはゼンブ昔からわたしたちが暮らしていた場所でした。それが急に工事が
  始まって長い間近づくこともできず、といってココしか住むところがないので、じっと我慢に我慢の毎日でした。
  ▼ようやく静かになったと思ったら、昼からずっと「ドンドコ、ドンドコダダンダン、ズンドコドン・・」。
  そんなにわたしたちが邪魔なのですか?追い出したいのですか?わたしたちは夜行性といって昼間は寝て
  いるのです。お願いデス、静かに寝させて下さい。それから中の広場にわざわざ〈わたしたちため〉に木を1本
  植えてくれたそうですが息子は怯えて《もう絶対にいきたくない》といっています。あっリス君も何か言いたいそうです」

  ●「ぼくはリスです。皆さんに指を差されただけで、ドキッとして隠れてしまうほど気が小さいんです。
  〈いんたーぷりたー〉とかいうヒトが〈里山遊歩ぞーん〉というところを案内して歩くそうですが、これダケ大きな
  音で脅されては、おびえて体が動きません。それに、あっ、ドンドンガガン、ズンドコドン・・まだ続いています。
  鳥くんも他の仲間たちも隠れてしまいました。説明の声もよく聞こえないのに、太鼓の音が響くだけの森を歩いて
  なにが楽しいんでしょう、ニンゲンってほんと、わかりません」

  ●「わしにも言わせてくれ。わしは97年までそこから300
mほどのところに巣があったオオタカだ。
  万博があるとかで98年に巣を落とされ、今は800
mほど離れたところで子育てをしている。
  99年4月12日に篠田川の左の岸で巣造りしている仲間に気付いた〈ニンゲンの友人たち〉が4月30日に
  愛知県、博覧会協会、マスコミに《ヘリやセスナの飛行中止》を呼びかけ、5月1日から15日まで24時間、
  更に7月2日まで連日パトロールし、わずか数分の飛行にも抗議して仲間のオオタカくんを守ってくれた。

  ▼それなのに今日はもう2時間以上もドンドコズズン、ダダンドン・・貴重な餌場を!代々暮らしてきた場所を!
  〈黙って瀬戸会場に明け渡し〉あとはただ静かに暮らしたいだけなのに、わしらはそんなに悪いことをしてきたのか
  こんな仕打ちにあっても仕方がないほど!!そうか、だから【哀・痴窮博(あいちきゅうはく)、歓狂蛮博(かん
   きょうばんぱく)、自然と強制】なんていってるのか!でも、無学なので字が間違っていたらゴメンなさい。
   あっ、サンコウチョウ君も怒っています」

  ●「わたしは東南アジアから数千キロを渡ってきて、やっと森に着いたサンコウチョウです。疲れて一息と
  思ったら、この音。でもこの森しか行くところがないのです。この森で子育てがしたいのです。わたしたちの
  ことを心配して来てくれた《海上の森野鳥の会のひとたち》からも隠れています。ニンゲンの皆さんと違って
  〈いつでも子供を〉というワケにいかないのです。どうかこれ以上、森の仲間をおびえさせないで下さい。
  これから1と月が命を次代に伝える貴重な毎日、今しかないのです!」

  ●以上声なき声、森の生き物たちの心の叫びを代弁し、ここに厳重に抗議すると同時に、今後も15日、
  22日は屋外スペースで、29日は屋内で、いずれも12時〜14時25分まで予定されている太鼓の公演に対し、
  緑豊かな森の真ん中で《鳥の声、風の音、川のせせらぎに耳を》というのならわかる。それがナゼ2時間半も
  大音量で腹に響く太鼓の連打なのか、森じゅうに響く音の暴力がどう環境博のテーマと結びつくのか納得が
  いく説明を庶民にわかる言葉で頂きたい。

  ▲尚、責任者・磯崎氏との約束通り、5月18日までに最善の対応の回答をお待ちするものである。 

 ★05年5月9日 <県政記者クラブ並びにマスコミ各社殿>  上記声明文を発信しました。
  ◎愛知万博・瀬戸会場で「市民プロジェクト」と称し太鼓の連打によるお祭り騒ぎが繰り広げられています。
  盆踊りでも精々1〜2台、それが太鼓を連ねて2時間半も!いったいドコが自然と親しむ里山で開く環境博
  でしょうか?ドンドコ賑やかにしたいなら長久手会場のセンター広場か室内でニンゲンだけが楽しめばいい
  のではありませんか?野生の生き物たちは非常に耳がいいのです。木の葉1枚、落ちた音にも反応します。
  今は繁殖期といって1番神経質になる時期です。どうしてこんな乱暴なことをするのでしょう。地球にやさしい、
  イキモノに優しいというキャッチコピーが泣きます。参加団体の皆さんの見識、レベルを疑います。

  ●もし折角の休みに耳元でドンドコ2時間半太鼓を叩かれたら、たったそれだけでもあなたはどう思いますか、
  喜びますか?非常に残念デス。改めて強い抗議の声を届けたいと思います。  「海上の森野鳥の会」
  「カスミ網バスターズ」 「愛知万博から海上の森を守るネットワーク」代表 文責:宮永正義 連絡先(略)
  ◎発信直後、毎日、朝日から問い合せがあり、翌10日朝刊には読売を加えた3紙で報道された。
  地域の主力紙である中日新聞は?? 

 5月10日(火)9時10分「政務調査費・自民党控え室へ抗議など」帰着11時40分 
 
7時半、寝ているところへ政務調査費・成田操代表から電話。今日、小生と2人で抗議に行く約束をしていた
  のだが「文書もなく手ぶらで抗議では迫力がなくてどうも・・とかなんとか、ブツブツ」。寝ぼけ頭で生返事して、
  もう一度寝て起きたら、8時5分!これはやっぱ、きちんとした抗議文書を持っていくべきだなと、慌てて保存
  してある「市民の会」のフォーマットを検索し、広報担当として30分ほどでこさえたのが以下の要請書となった。

        自民党名古屋市議団殿                 2005年5月10日
         政務調査費の領収書公開を義務づける条令改正を緊急に決議することを要請する  

  私たちは、名古屋市の情報公開をより透明性の高いものにすること、その第一歩として市議の政務調査費に
  領収書を添えた収支明細の報告をすることを求める名古屋の市民グループです。政務調査費の交付に関する
  条例の見直し(政務調査費の収支明細報告と領収書添付などを含む)を求める請願を提出してあります。
   総務環境委員会は、私たちの「請願」の審査を議会運営委員会での継続審議にしました。なぜ市民の請願が
  つぎつぎに先送りされてしまうのか、理事会審議は非公開であり、傍聴も出来ません。市民の税金から支給される
  公金を受け取る市議自らが非公開で審議するのでは、やましいところがあるからだといわれても仕方がありません。

   納税者への説明責任があらゆる議会活動の大前提です。それを十分に果たせない機関であっては「議会」の
  名にもとるといわざるをえません。議会運営委員会という公開の場で審議するよう自民党名古屋市議団が自ら
  緊急に提議すべきです。 *今回の西村けんじ前市議団長の日付、項目なしの領収書問題について、多くの
  市民の感想は「一人年間660万円もの大金の使途を公開しないのはあまりにもおかしい」「公開しないから
  こんないい加減なことをするのだ」「市民の税金をやましいことに使ってないのなら、堂々と領収書を公開できる
  はずだ」 「ほかにも同じような議員がぜったいにいる」 といった厳しい意見がほとんどです。

   名古屋市道路清掃汚職事件、自民党議員の逮捕や、議員が理事を務める社会福祉法人の介護報酬費
  水増し請求など市会議員と行政の癒着を示す事件が続いて、この使途不明金の騒ぎです。市議には議会に
  対する市民の不信を拭う責任が大きくかかっています。 *まず、市民の血税から支給される政務調査費
  (紙切れ一枚の収支報告書のみ)、何に使われているのかわからない5億1,000万円以上の税金の使途を
  透明化するために、「領収書の添付義務」を盛り込む条例改正を今こそ率先して実行すべきときです。
  それが、西村議員の不祥事が特異な例であり、自民党名古屋市議団全体はこれまでも真摯に政務調査費を
  適切、真正の領収書を添付し有効に使ってきたことの証となり、市民の信頼回復につながると考えます。

  市民の目を逃れ、本来の目的から逸脱した「議員個人の私的な費用の弁償に濫費されているのでは」と市民に
  疑念を抱かれるような政務調査費の使途を公明正大なものにするために、政務調査費の領収書公開を義務付
  ける条例の即時改正に向けた会派審議に入るよう再度ここに強く要求します。
   ◎名古屋市中区金山5−2−30金山レックスマンション604号  TEL/FAX7略 市議調査研究費の
   情報公開を求める名古屋市民の会
:代表 水田 洋、成田 操  文責:宮永正義 

 ▼さて、名古屋地裁前に池住(*義憲さん:前知事選候補者:そのイロイロはまた後日)ら3人とネコが待っていた。
  『ごめん、ごめん、遅刻で、どうもどーも、おはようございます。ど〜したの?ケータイがゼンゼン繋がらなくて』
  「あっ、ビラ巻きで車に置きっぱなしだった、ごめん」   朝8時から【イラク派兵差止め訴訟】街頭行動だったのだ。

 ▼で、
堪忍袋の緒が切れたネコと2人で抗議。まず市議会「共産党控え室」で村瀬たつじ団長から、
  次に「1人会派」則武勅仁市議(*4月28日朝日・私の視点に投稿掲載)からと続けて情報収集。
  その後、とーぜん逃げ回って誰も出てこない自民党控え室を訪ねて
《抗議声明と回答を要求するメモ》を渡し
  市政記者クラブで幹事社の毎日新聞に投げ込み
して帰った午後、徳太郎さん(瀬戸市議)から電話。
  (*以降、西村けんじ前市議団長のニセ領収書をめぐる自民党会派のてんやわんやの動静が連日報道される)

 ▼
「瀬戸会場の太鼓の騒音問題、今朝の朝日と読売に載ってたね(当日、彼も森に入っていて、森島さんが
  経過を携帯で連絡してくれていた)中日は出てなかったな」 『まあ、愛知万博の広報紙だからね、開催中は。
  それと毎日にも載ってたみたいだよ。毎日が1番詳しいってさっき成田さんから連絡があったところ』
  「それで【万博開催時における環境配慮行動計画(2004年7月・万博協会作成)の事業者に対する徹底事項】
  を今からFAXするから参考にして」 『わかった、ありがと』 さて受けとって読むと『なるほど、イチオーきちんと
  決めてるけど、全く無視してるってコトだな、ぜんぶ、  まるっきり!』。あ〜、やれやれ。

  ▼結局、政調費の件に関しては翌5月11日、朝日、中日2紙の朝刊で【自民党市議団へ市民団体が抗議し
  「要望書を提出した」と報道された。また5月12日付け「朝日・社説」欄で、大阪市議会の例が取り上げられ、
  同じ朝日27面「愛知社会欄」でも9・10・11と3日連続で開かれた議員団総会の結果の後追い記事が出ていた。
  ◎なお自民党市議団に対しては5月10日に受付で、小生の手書きで、以下の《要請メモ》を必ず!
   伊神団長に手渡すよう依頼して置いてきた。

  【西村議員に対し】:この件についての釈明と責任の取り方を明らかにする文書を10日以内に提出する。
  市議団に対しては伊神団長名で「今回の件について西村氏への処分の結果と政務調査費の情報公開に
  対する今後の方針」を同じく10日以内にわれわれに対し文書で回答する、以上】
   《文責:市議調査研究費の情報公開を求める名古屋市民の会・広報担当・宮永正義》 

             

 ☆第117回「投稿翌日(声)掲載へ/抗議とその顛末/琵琶湖ケッタ旅/徹底糾弾/原人の独り言」
  ◇【海上の森くらぶ通信】2005年7月4日:148号 〔5月中旬〜下旬まで〕
 

 ★05年5月12日(木)午後1時半〜【徳山ダム差し止め裁判】 名古屋高裁・傍聴 弁護士は愛知最強
   6名が法廷に勢ぞろい。傍聴は公判後の弁護士会館での集会に参加した原告と支援者らメンバー10名

 ★5月15日(日)「ステテコ反対派!登場」ニンゲンって自分のことは見えないんデスネ 
 ◎『ネット新聞JanJan』のご意見板で【ステテコ反対派】という、言い得て妙のネーミングを貰った。
  いくぶん侮蔑のニュアンスが気になるが面白い。う〜む、なるほど。小生のコラムが万博宣伝の罪滅ぼしに
  利用されているのだそうな。もっとも生まれてこのかたステテコ、モモヒキとは無縁で山下 清同様、半ズボン
  シャツ1枚派だが。しかし【既成権威は認めない。マスコミは万博ヨイショ機関だ】とボロカスに非難しているのに
  【週刊誌や地元紙にでたご本人の紹介記事】をホームページに載せて【自分の権威付け?】に使ったり、ほんと
  ニンゲンって自分のコトになると見えなくなるんですね。

   これはヒトゴトでなく自分がそうで、声が掛かればどんな雑誌や週刊誌でも取材はすぐ受けるし、
  掲載されると買ったことがない中央公論や婦人倶楽部を4冊、5冊と買ってしまう。特に写真付きの新聞、
  雑誌、週刊誌などは全部とってある。おまけに2、3度あったダケの有名人のことを知人のように自慢して話して
  しまう。だからトホホで、他人を批判しても《天に向かって吐いた唾が自分に向かって落ちてくる》という按配だ。

 ★5月17日(火)午後6時頃:【朝日・声欄より電話】 いつも『みやながデス』のメールの方ですネ
  「掲載したいが、文章を一部変えてもいいですか」と問われ『はい、モチロン、どうぞ』・・1ヶ月以上前に投稿して
  いたが、音沙汰がなく昨日、再投稿していた。一時期マニア的に投稿していたが、いつも1週間くらいのうちに
  連絡があったのが音沙汰なしで、それがなんと昨日の今日?いったいど〜なってるの??

 ★5月18日(水)「どこが環境博だ!抗議声明」への公式回答を落手 
  約束通り【博覧会協会・瀬戸市民パビリオン】担当者から騒音対策について返事が午後の郵便で届いた。
  次回公演日と聞いていた15日は、午後から中間テスト対策の授業で休めず、森島さんに検証を頼んであった。
  モチロン『万博での公演が決まり、出演者の皆さんは少なくとも3カ月から半年は練習してきただろうし、友人、
  知人、親戚、身内など、みんなに宣伝してきただろうから、中止せよとは言わない。太鼓の台数を減らして会場を
  室内にするとか長久手会場に変更するとかトニカク出演者にも配慮して対策をたてるよう』責任者に要請してあった。

  ◎その15日夕方、森島さんからメールで報告:「万博会場から太鼓の音がしないか検証に行きました。
  幸いに今日はまったく太鼓の音は聞こえませんでした。イベントが中止になったのか、それとも室内行事に
  変ったのかは分りません。そのせいかどうか、聞きなれない鳥の声がいくつかしており、上田さんと首を傾げて
  聞きほれていました。午前中は雨が降りましたが、午後からは爽やかな風が吹いて快適でした。こんな季候が
  一年中続けばいいなと話し合いながら歩きました」

   ◎さて、肝心の協会からの回答は以下の内容だった。
  海上の森野鳥の会、カスミ網バスターズ、愛知万博から海上の森を守るネットワーク 代表 宮永正義様
      平成17年5月18日       愛・地球博 瀬戸会場 市民プロジェクト事務局 磯崎貴雄
   謹啓 皆様ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
  去る5月8日、瀬戸会場海上広場で実施された市民プロジェクトにおける太鼓演奏についてお知らせします。
  協会では屋外ステージで行われる催事に関して、環境影響評価の中で催事場所毎に音量を設定すること
  などにより、会場周辺の環境に及ぼす影響の低減が図られるものと判断したと記述しております。
  これを踏まえて催事に参加する市民(団体)とともに実施計画を作成し、実施に際しても私たちで音量を測定
  してまいりました。しかしながら、ご指摘いただいた5月8日については、参加市民の熱意のあまり音量が大きく
  なった時間帯がありました。協会と協議した結果、今後は大きな音量が長時間続かないよう太鼓台数を減らす
  など、これまで以上に細心の注意で、より慎重に実施する所存です。今後ともご指導ご鞭撻の程、何とぞよろしく
  お願い申し上げます。   敬具

  ▲味もそっけもないお上御用達の作文。これから気をつけますで一件落着。どんなに厳しいルールを
  作っても守らない限り、無いのと同じ。抗議されなければ、垂れ流しは続いただろう。ふ〜っ。 

 ★5月19日(木)9時半〜「四日市市立常磐中学2年有志生徒」を海上の森に案内 
  あえて「万博」ではなく会場を《外から眺めるだけ》の海上の森散策を選んだ生徒たちと、初夏の森を歩いた。
  コースは駅前から舗装道路を山口川添いに地道を進み、屋戸橋を渡って左折、銭屋鉱産手前で右手脇道へ
  荒れ地の湿地を抜け、斜面を登り尾根伝いに三角点へ。帰りの愛環鉄道の時間が迫り、ほぼ全員が駆け足!
  で三角点から山口駅までなんとたった21分!!新記録、ぎりぎり間に合い笑顔で別れを告げあった。

  ◎帰宅後、中日新聞編集部へ【意見を募集中:FAX(052)951−5549、Eメール:略】に応じ政調費関係・
  大量の資料を発信。今日現在、関連報道が続いている。体力と口先だけの肉弾メンバー?として街頭活動を
  中心に関わってきたが、これでようやく、無関心の海の底にいた人たちが「いっくらなんでもめちゃくちゃだがや」
   「こんなんで、あかんぎゃ〜」 「もう勘弁せんでよ〜、なんとかしたって」と動き出してくれたらいいが、果たして
  どうなることか??《*後注:中日新聞「どうする政務調査費:ご意見を」連載シリーズは5月25日も掲載された》 

 ★5月20日(金)【朗報?も忘れた頃!にやってくる」朝日・声欄に投稿が掲載された】
  テーマが「森」の投稿募集だったのでずいぶん久しぶりに、しかも今年初めて4月6日に〈作文の内容にかなり
  の自信を持って!〉発信したが連絡がなく『ひょっとして送信し忘れたかな?』と5月16日に再FAXしたのだった。
    まずは著者原稿  ◆【森は守れたが里山は消えた】 
   その森を知ったのは13年前だった。市街地から土や砂利がむきだしの道が1本だけ森の奥に通じていた。
  2kmほど進むと鎮守の森で、脇を抜けると急に視界が開け、棚田が広がり藁葺きの家など隠れ里のような
  集落があった。土のあぜ道をキジの親子が散歩し、田んぼの水路にはタニシやイモリが普通にいた。
  夏はホタルが乱舞しヨタカやフクロウが鳴いた。野と山の境、人と野生の生き物が共存する自然が息づいていた。
  大量生産、大量消費、大量廃棄とは無縁の時代から続く里山で、ひっそりと人が暮らしていた。

  その2年前、思うことがあって働くだけだった人生をやめ「土日、祝祭日は休み」に生き方を変えた。
  人生一度っきり、好きなように生きようと決めさせてくれたのがこの森だった。それが突然、開発で消されると
  知り仲間と必死に戦った。

  オオタカの営巣が発見されたりでやっと森の大部分は守られたが、田畑は買収され「海上の森」の里山は消えた。
  今は僅かに残る周辺の里山をめぐり歩き、相変わらず盛んなカスミ網による「野鳥の密猟」の防止活動で、
  花や実や姿で楽しませてくれる野山の生き物たちに恩返しをしているところだ。 

  ◆【開発を免れた自然に恩返し】 記者改訂稿(題を含め予想外に大幅な編集?でビックリ!) 
   愛・地球博の会場候補地にもなった瀬戸市の海上の森を知ったのは、13年も前のことだ。1本だけの道を
  2kmほど進むと急に視界が開け、棚田が広がる隠れ里のような集落があった。あぜ道をキジの親子が散歩し
  水路にはタニシやイモリがいた。夏はホタルが乱舞し、フクロウが鳴いた。人と野生の生き物とが共存する
  自然が息づいていた。大量生産、大量消費、大量廃棄とは無縁の時代から、ひっそりと人々が暮らしていた。

  思うことがあって働くだけの人生をやめ、生き方を変えた。一度きりの人生を好きなように生きようと決める
  きっかけになった森が突然、万博の会場として開発されると知った。仲間たちと必死に戦った。オオタカの営巣
  が発見されたりして、やっと森の大部分は守られたが、田畑は買収されて里山は消えた。
   今は周辺の里山を巡り、カスミ網による野鳥の密猟防止に力を入れている。野や山の鳥、昆虫、川辺の生き物
 、若葉や花で楽しませてくれる植物などに、恩返しを続けているところだ。

   以上 《一部手を入れてもいいか》と聞かれモチロン即、OK。しかし過去に改稿された記憶がなく、
  しかもこんなに大幅な編集も、1ヶ月以上経っての掲載も初めて!改稿された理由は想像するしかないが
  憶測は限りなく広がって、結局??世の中イロイロあるからな〜う〜っむ。
   (*ネット新聞掲載後、プロ記者数人から酷い改稿だから抗議したらという声があった)

 ★同:5月20日 <中日新聞「鳥・虫・花」欄様>  以下の件、掲載どうかご配慮ください
   〔海上の森で初夏を探そう観察会〕  ◎5月28日(土)朝9時:愛環山口駅前集合・昼2時過ぎ解散
  ◎会費200円・雨天中止・予約不要・弁当飲み物必携・あれば図鑑、双眼鏡など
  ◎新緑に映える卯の花やエゴノキの清楚な白い花が満開の雑木林を、ゆっくり小鳥を探しながら歩きます。
   子ども、お年寄り大歓迎。銭屋鋼産跡に無料駐車場があります。《海上の森野鳥の会:宮永正義》 

 ★5月21日(土)10時半〜【ネット新聞連載:寺子屋事情】 連休の過ごし方」作成
  このところ月2、3本のペースだが、久しぶりに「ケッタ談義で盛りあがった会話」をそのまま再録発信した。

  ◆5月24日(火) 114. 【連休・こんな過ごし方もアリ!】 「こないだの連休、琵琶湖へ行ってきたんだ。
   自転車で」 『けど名古屋から相当距離あるよ』 「うん、往復200キロ。朝5時に出たんだ」


   ◎5月20日金曜:中2クラス。国・理・社の選択クラスなので受講生は男子2人だけ。
  ▽『さあ、もう時間だから、答え合わせをして、わからんとこは質問して、今日はオシマイ!』
   「でさ〜、せんせー、これからまたケッタで家へ帰るの?」
   『そーだよ。名東区まで16kmちょっとかな。1時間10分くらいかかるんだけどネ』
   「名東区ってどこ〜?」と、もうひとりの生徒。
   『……だからさ〜、名東区なの。東山動物園の奥の山んなか、ずーっと向こう!』
   「せんせーって、いっつもケッタなんだよね」
   『そうだよ、片道2時間くらいまではどこでもケッタなの!』 「ふ〜ん???」

  ▽「そいでさ〜、誰にも言ってなかったんだけど、こないだの連休(ゴールデンウイーク)琵琶湖へ
    行ってきたんだ。自転車で……」と生徒。
   『え〜っ、喫茶「琵琶湖」とかレストラン「琵琶湖」なんてのじゃなく、ホンモノの琵琶湖か?』
   「うん、連休中、観光地なんか混むし、家でゴロゴロしててもしょーがないから、
    自転車で琵琶湖まで行かんかって、父さんが言い出して・・・。で、2人で1泊して行ってきたんだ」
   『う〜んスゴイなー。まさか先生みたいな《ママチャリ》で行ったんじゃないだろうな』
   「うん、ツーリング用で3万以上のと、その前に1万いくらで買ったのを父さんが持ってて」
   『そっか〜、そうだよな。けど名古屋から琵琶湖って相当距離があるはずだよな』
   「うん、往復200km。朝5時に出たんだョ。途中、コンビニや喫茶店で何度も休憩して……」

  ▽『そりゃあタイヘンだもんな、走りっぱなしは……休憩しないと。何時に着いたんだ琵琶湖に』
   「昼の2時過ぎに着いてさ〜。スゴイよねー琵琶湖って!波が寄せてんだよ、岸に!海みたいでさ〜、
   沖に波も立ってて、向こう岸が見えないんだ!」
   『だから地元のひとは、昔から「うみ」って呼んでんだよ。で、着いてからはどうしたんだ?』
   「湖沿いにあっちこっち走って、泊るとこを探して、そいでどっかに泊ったんだ」
   『どっかって、まあホテルなんかいっぱいあるからな』
   「うん、ホテルじゃなくて民宿みたいだった」
   『民宿みたいって、覚えてないんか、泊ったとこの名前、なんとか屋とかなんとか荘とか』
   「だって、父さんが決めて、そんなん、名前なんか……」
   『まあ、お任せだからな、そういうのは親に。で、それからどうだったんだ?』

  ▽「次ぎの日、黒壁商店街(滋賀県長浜市)を見物したかったんだけど、10時開店で、寄ってたら
    家へ着くのが(夜の)10時過ぎちゃいそうで、やめたんだ」
   『観光地だから朝はゆっくりで夜は遅いからな、残念だケド、また今度の楽しみってコトだな』
   「途中パンクしたり、なんかぶつかったり事故の心配しなかったんか」もうひとりの生徒。
   「そんなん、父さんが修理キット持ってるし、気をつけて走ったからダイジョウブだった。
    だけど、帰りに宣伝の旗にハンドルが引っかかっちゃってさ〜、転んで足を擦りむいちゃって、痛かった」
   『けど、自転車が壊れたり骨を折るなんてのじゃなくて、擦り傷くらいでよかったな』
   「うん、帰れなくなっちゃうもんね。けど、もう疲れて父さんのと自転車を変えてもらったんだ」

  ▽『そっか〜、で、どうなんだ、もうコリゴリか、ツーリングで遠出するのは?』
   「ううん、帰ってからしばらく足の筋肉が痛かったけど、もうなんともないよ」  『面白かったんだろ?』
   「うん!疲れたけど。また今度、ほかへも行こうって父さんが言ってる」
   『そうか素晴らしい連休だったな。そんな経験なかなかできんからな、親とツーリングなんて』
   「うん、だけど途中、車が多くて怖くてタイヘンだった。でもまた行くかな……」

  ▲『先生も、この7千円ちょっとで買ったケッタで京都へ行こうって計画があって。でも行くって言ったら、
   《途中が心配だから、往復の新幹線代を送るからヤメテ》って京都の親戚に反対されて・・。
   そういう問題じゃなくてさ〜、自分の足であちこち見ながら行きたいダケなんだけど、なかなかネ。
   風を感じて走るって素晴らしいもんな〜。さて、もうみんなも帰らなくっちゃ!じゃあまたね、さよなら!』

  ★5月25日(水)【名古屋市議・政務調査費呼び掛け文】原案2種を作成&発信
     その@:「だちかんョ!領収書ナシの掴み金」
    市民のみなさんへ    ☆☆みなさん、こんなんでいいんですか?☆☆
     政務調査費の不正使用をやめさせるため領収書公開を要請するFAX署名にご協力を!
   領収書不要で!使い放題!!1人毎月55万!年間660万円
   市民の税金をどうやって使ってるの?名古屋市が市議に年間5億1,000万円支出
            領収書公開義務を条例化してちょー!
    《FAX連絡先=名古屋市会議長 佐橋典一殿/民主党名古屋市会議員団 早川良行殿/
     自由民主党名古屋市会議員団 伊神邦彦殿/公明党名古屋市会議員団 小島七郎殿》
    (*FAX用に雛型の文書を作成し添付した)
    ●私たちは政務調査費の情報公開を求め過去6年間活動してきました。≪湯水のように使い放題≫の
    使途を追求した民事裁判では敗訴しましたが現在は1会派(共産党)と、ひとり会派の3市議(さいとうまこと
   、とみた勝ぞう、のりたけ勅仁)が領収書を添付し使途の公開に応じています。自民、民社、公明の主要会派
    はいまだにしらんぷりで公開に応じていません。
    ●自民党前市議団長による「日付・項目なし」の領収書による「架空請求問題」の発覚を受け、うしろめたい
    ことがなければ「いますぐにでも領収書を公開できるはず」とここは徹底的に追及し、条令改正に向けて
    市民からの圧力をかけたいと思います。市民のみなさん、ぜひ声をあげ、抗議メールや署名への参加を
    お願いします。  調査研究費の情報公開を求める名古屋市民の会代表 成田操 TEL&FAX(略)
    同上・市民の会(略)&「万博オンブズマン」事務局長 宮永正義 TEL&FAX(略) 
                 
  ★同上25日 <市民の会関係者&マスコミ各社各位> (メールとFAXで発信)
  そのA: 下記行動を実施します。都合のつく方はぜひ参加下さい!
  名古屋市議・政務調査費使い放題・毎月55万!領収書公開義務を条例化してちょー!
  みなさん、こんなんでいいんですか?街頭活動 (添付のチラシを配布し支援を呼びかけます)
   日時:5月29日(日)午後1時〜3時/場所:名古屋市・栄・三越ライオン像前
  【名古屋市、愛知県の政務調査費&費用弁償に関わる諸問題を訴えます】連絡先:略

  ★5月27日(金)深夜0時49分「政務調査費・街宣日を変更」メールで緊急発信
   先日お知らせした5月29日に実施予定の【名古屋市議・政務調査費】抗議&署名活動ですが、
  例年なら秋開催のはずが、動員のためにはなんでもアリで!なんと29日は「名古屋祭り」万博あい乗り
  開催日でした。時節に無関係に愛知県じゅうの「山車揃え」を万博で開くなど、マッタク人寄せだけの「祭り」で、
  本来の「祀(まつ)り」の魂は雲散霧消。

  ▼代々連綿と続く「地域に生きる命の繋がり」への感謝と、人智を越えた「見えざる手」への庶民の畏敬の念を
   込めた年に一度と「季節と場所」が厳密に決められているからこそ、年々歳々「今年もまた生きてこられた」と
  喜びを集約し発散できる、それが本来の「お祭り」…すなわちその土地に根づく「祀り」だったはず。

  すべてが経済的価値に換算されて本来の姿を失っていく。いつでもどこでも都合に応じて開催される
  ようではどんな祭りも、もう「祭り」なんかじゃない。ただの客寄せイベントだ!!まあ、名古屋祭りなんか、
  もともと名古屋の三大百貨店(*)の販売促進・客寄せ行事だったから、どーってことないんだけどネ・・・。

  ▲ということで、29日は規制が厳しく栄での行事は中止します。またあらためて連絡しますので、
  そのときはご協力お願いします。(注*丸栄、松坂屋、オリエンタル中村〈現・三越に吸収合併〉の3店のこと) 

  ★5月28日(土)朝9時〜14時半頃:「海上の森野鳥の会・観察会」海上集落まで参加後、帰宅
  今年前半で最後の探鳥会。6月から8月までは「暑さと鳥がいない」のでお休み。再開は9月第4土曜日。
  夏鳥(オオルリ、キビタキ、ホトトギス、サンコウチョウ、サンショウクイなど)がほぼ渡ってきていて、まさに初夏
  の真っただ中!花も卯の花(ウツギ)、エゴノキ、ノイバラ、ムシカリ、ヤマボウシ、朴(ほお)など咲き揃っていた。
  ただ、残念ながら昨日に続き今日も中間対策のおシゴト。海上の里で皆さんに失礼し、森島さんに四軒屋・
  ヤマナカまで送ってもらい、ケッタをギコギコ1時間20分。4時の授業開始15分前に無事!滑りこみセーフ。
  上田さんから《鳥》の、篠田さんから《植物》の「観察した種名」の詳しい報告があった。参加33名、野鳥36種
  植物30種。なおランチタイムに6月「くるみ島」キャンプへの参加を募ったら10名から申し出が・・・よしよし!

  ★5月30日 13:04 【政務調査費・緊急変更のお知らせ】 皆様 みやながデス
  明日31日(火)の【政務調査費】情報公開請求は名古屋市役所西庁舎:12時(正午)集合に変更します。
  公開請求後に各会派を廻るのは変わりません。14時から「自民党・伊神議員団長」と面談の約束がとれました。
  これまでの経緯と今後の方針をしっかり確認してきます。現在、参加予定は水田 洋、成田 操、宮永の3名です。
   《万博オンブズマン事務局長、政調費市民の会(略)広報、愛知万博から海上の森を守るネットワーク代表
     宮永まさよし 連絡先・略》

  ★5月31日(火)「名古屋市議・政務調査費」開示請求&3会派へ申入書提出 
  集合時間が2度も変わり、結局【市役所西庁舎・正午集合】となった開示請求。1度目は水田さんの都合、
  2度目は自民党市議団長とアポが取れたためで、宮永が発信した申し入れ文書の原文にネコ(成田操)から
  「想いを込めて加筆し、メールで送ったから校正して」との電話が、例のごとく《ひとり宴会中》の昨夜11時頃。

  ▼で今朝。ゆっくり新聞を読んでいて思い出し、あわてて「二人羽織」状の申し入れ文書の整合性を図り、
  訂正、加筆に追われ、やっと時間ギリギリで成田、水田、桑島の常連が待つロビーに到着。どうもどーも、
  こんにちは。昼休み中も受け付ける公開窓口は合格だが「今日から前年度分政調費の開示開始で、
  午後に記者発表する」と言うから、『これから全会派をまわるから、そこでコピーを貰えないのか』と窓口の
  係員を通し打診してもらうと、ダメとのこと。

   結局、手続きし15日以内の連絡を待つことに(最大、更に60日の延伸がある)。やれやれ。
  《開示、非開示、部分開示》いずれかの文書が来て、訪問日を連絡し(担当係員が持参し対応するため)
  通知文書を持って、また出向かなければならない。たったA4−1枚:8項目だけの文書に、このしちめんどくささ
  不親切さ、あ〜あ。15分ほどで手続きが済み、本庁舎・議会棟1階の喫茶室に移動、皆さんはサンドイッチで
  軽いお昼、小生はアイスコーヒーのみでお相伴。昼休みをしている市職員の真っただ中で、今日の会派まわり
  の作戦と今後の対応を相談。

  ▼『ネコはとにかく早口だから、ゆっくり話すコト。それから《受付》は事務手続きの窓口なダケだから、
  意見や抗議はムダ。団長に会えない会派では、確実に文書を渡すよう依頼するだけ。それから相手の
  発言をよく聞くこと、わかってるよね!』。直球のアドバイスを連発する小生。
  「ウン、わかってる。だから今日は、みんな、ミヤナガさんから言って」
  『わかった・・・といっても、黙ってられなくて、しゃべるんだろうけど、ネ』 あとのお2人は脇でニコニコ。

  ▼公明、民社は団長不在で申入書のみを渡し、記者3名が待ち構える自民党控え室前着12時45分。
  ドアが開いていた向かいのひとり会派をのぞくと「斉藤まこと議員」と阪野さんら2氏、待つうちに西(英子)さん
  が来て7人の顔がそろい、1時ジャストにノック。ところが事務員は「聞いてない」という。
  『なんだ、なんだ?どーなってるの、ネコ?これは・・・』と詰問しかけたところへ、
  伊神団長が「どうも遅れまして」と登場。やれやれ、ふ〜っ。
   早速、申入書を渡し、お読み頂いた上で、やはりネコから要請開始。さらに《市議会傍聴ネット》の立場から
  桑島さん、主婦の目線で西さんと、次から次へ「ナゼ領収書を公開しないのか、できないのか」と追及の嵐?
  「とにかく、今回の件については会派内で対応を協議中」と答えるのみの伊神団長。

  ▼で宮永から『議員1人あたり月額55万円のうち、5万円が団への供託金で、あとの50万を毎月渡しているのか』
  「いや、それは違う。領収書と引き換えに、かかった額を一人ひとりに渡している」
  『余った分はどうなっているのか?』に返事はなく、「それ以上かかった費用は、自腹で各議員が負担している」
  『公金を使って調査なり研究をするのであれば、まず稟議書を作り、審査を経て許可を受け、支出伺いを出して
  お金を貰い、最後に経理へ領収書を出すのが世間の常識だが、各市議から申請書は出ているのか』に対し、
  「調査、研究はこちらから指示を出している」?あまりに堂々とした嘘っぱちに、唖然として反論する気さえ失せた。

  ▼それではと『各議員から《お金と引き換えに領収書をもらって保管している》なら、なぜそれを公開できないのか?
    《公開しないのは、もともと領収書が無いからだ》という市民の疑問を一発で払拭できるのに、なぜしないのか? 
  公開できない不当な使い道が明らかになってしまうから、もともと領収書なんてナイからではないのか!?
  領収書を公開すると議員活動に差し障りが出る、なんて言ってるが、そんな表に出せないような「カネの使い方」
  そのものがオカシイと思うのが、普通じゃないのか。それにそちらの手元に、先日お渡しした小生のメモがあるが
  その申し入れに対する《何か文書なり見解》を今日は頂けるのか。10日以内と期限をつけたが、
   もうかなり過ぎているが・・・』

  ▲「いろんな団体から文書やFAXで申し入れがあり、対応しきれないのが現状で、理解頂きたい。今回の申し
  入れを含め団で検討し、皆さんの意見を参考にして、真摯に今後の対応を考えたい」。ほぼ30分で会見は終った。 

  ◆同上31日: 【聞いてよ!おじさんの独り・皐月晦日号】 
   まさに《とっちゃん坊や?老いて矍鑠(かくしゃく)永遠の青年》水田洋さんとの会話。
   『やあ、水田さん、こんにちは。相変わらずお元気で、だんだん若くなっていくみたいですね。
  普通だったら、こんだけメチャクチャな世の中で、もう何十年も、いっつも腹を立てて、
   お上に立ち向かい続けていたら、どうかなりそうなハズなんだけど・・・』
  「山岳部で鍛えてきたし、まだ85だからね」
  『まだって言っても、いっつも1人で、どこでも、ほんとタフですネ!!』 
  「うん、今月も5日から学会で東京、10日から月末までロンドンとブタペストで、いないからね、日本には」
  『ひょっとして1人で行くんですか』  「そうだよ、いつも1人だよ」
  『珠枝(*たまえ)さんを誘って行くって、しないんですか』
  「う〜ん、来年あたり女房孝行で、と考えてはいるんだけど」
  『荷物持ちとかボディガードとか、なんか名目をつけてお供に連れてってくれませんか』
  「また〜」  『いまだに世界中どこでも1人で平気っていうのはスゴイですね〜』

  ◎それにしても、歳を感じさせない元気さ、生命力っていうのは、尊敬に値しますね。
  本音でいうと人間、裸になればみな同じ、議員に医者、弁護士、教授・・・皆さんヤタラ先生と呼び合っているが
  それを見ると、可笑(おか)しくなる。《教えたコトも、教えてもらったコト》もない人は、肩書きがどうであろうと!!
  誰でも《さん付け》、これが宮永流なのだ。(*水田氏宅は名東区の小生宅の近所で、所用でたびたび訪れ、
  珠枝さん(名古屋経済大学教授・現在は名誉教授)から「がんばって!」と何度かカンパを頂いた!感謝々々)

  ★同上31日深夜発:「名古屋市議・政務調査費問題:地元各紙で連日の報道」
  このところ何日か【定番・万博翼賛報道】には負けるが、かなりの量で「政務調査費」問題が掲載されている。
  ただ、圧倒的に《お祭り騒ぎで、浮かれて楽しく面白く》の万博ニュースに比べ《あ、またか》のお役所がらみの
  不祥事、陰気でネクラで庶民と無縁の【ドブどろ金まみれ、魑魅魍魎の蠢(うごめ)く政治屋の世界】のお話。
  税金も取られてしまったら 「もう、しょーがない。」 「えらいさんたちのやってるコト。勝手にしたら!」で
   無関心、無関係の世相。

  ▼庶民の感想はたぶん「だから選挙で金をばらまいてもモトが取れるんだ」
  「やっぱ権力ってそれだけ旨みがあるんだ、偉くならなアカンな!」
  「どっちにしてもカンケーない、オレたちは!・・・一途に腹を立て駈けずり回っているこっちが、
  なんかヘンな人間に思えてきて(もともとヘンだろうが!)もう「三猿(*)」を決め込みたくなってきた。
  (注*日光東照宮・左甚五郎作、見ざる・言わざる・聞かざる)

  ▼ブツブツはこれくらいにして、報道内容の一部を抜粋してみることにする。まず、愛知県と県内全32市のうち
  4月に合併で発足した愛西市以外の全てで、政務調査費が支給されている。その中で領収書を公開していない
  のは愛知県と名古屋市だけ。支給額も県が年間600万円、名古屋市が660万円と極端に高額で、残り30市の
  最高が豊橋市・84万円、最低が瀬戸市・10万円で、平均が25万円ほど。

  ▼領収書の他にも県と名古屋市は《視察や研修などで提出された報告書を会派で保管し》市民に公開していない。
  《公開に耐えるシロモノでない。ひょっとすると表紙と集めた資料を綴じただけ》という疑念は晴れない。
  当然、金額が少ないからと理由は明白だが、県内では既に《25市が領収書と報告書を公開》している。
  結局、県内の市ではあたりまえの「領収書や視察報告書」の公開は、県や名古屋市では【非常識】で
  自発的に公開しようという動きは鈍く、頭を低くし風当たりを避け、問題の風化を待とうという雰囲気のようである。

  ▼われわれが6年前から追及している名古屋市議会の場合、歳費が月101万円、政務調査費55万円、
  本会議・委員会に出席するたびに日当(費用弁償)1万円、希望者には市バス・地下鉄の無料パスが支給され
  任期中(4年)に1回は海外視察が認められ、最高120万円が使われているという。特に費用弁償は以前、
  県と名古屋市が同じ1日=1万5,000円だったものが、われわれの裁判などによる追及を受け、選挙対策
  などでやむを得ず共に1万円に減額したものの、名古屋市議会の【ひとり会派の4人と共産党】を除き、廃止
  しようという動きすらない。まあ4年前までA4―1枚8項目の収支報告書さえ無かったのだから呆れる。ふ〜っ!
         

  ☆第118回:「イタ電!/声・勝手に改変/高校実習の下見/くるみ島キャンプ/政調費追及」
     ◇【海上の森くらぶ通信】2005年7月4日:148号 6月分(寺子屋事情:今月のあれこれ2本)

  ◆05年6月3日(金) 115. 【こら〜!いた電するなっつーの!!】
         『コラっ、A!お前のツレ(友達)だろ、かけてきてんのは!』 
  
中2の《男ばっかし問題児?あり》クラス。来る早々、ひとりが我が輩のモノマネをして笑い転げている。
 ▼「話をちゃんと聞くっつ〜の!」  「コラコラ、もういいかげんにせんと、おこるよっ!」
   「しゃべってばっかしじゃ、塾はムダだョ。聞く気がないのはジャマだから、もう帰ってヨシ。ほらほらホラ〜」
  口調もそっくり! 『……ったく』と苦笑いし、今日も賑やかに授業が始まった。

  『さて、今日は数学からだな。ところで、学校はもう連立方程式に入ったか?』
  「ウン入ったよ」 「なんかいってたけど、よ〜わからん」  「あしたから入るって」
  『あのな〜、なんか言ってたじゃなく、その《なんか》ってのが大切だからちゃんと聞いてくる』
  「なんでもチャンと聞けて、わかったら塾なんかこないよッ!」

  「うん、塾で聞いてやっとわかるんだもんな!」
  
『う〜ん、そりゃそーだけど、まあいい、わかるようキチンと説明するからな』
 

 ▼説明が佳境に入った頃、電話が『う〜ん授業中なのにな〜』 ぶつぶつ言いながらでると、プツン。
  『いた電(*)だな!しょーがないな〜』 教室に戻ると、また「トルルー」放っておけず出るとプツン、ツー。
  もう構わず、鳴り続けるのを無視して説明を続けると、かかっては切れること3度、4度……
  『ったく、もー』  「せんせー、ウザイ!」「ガマンできん、気になって……
  「出てもいい?代わりに、ヤメローって!」  『ホント迷惑だなー、名前はしらんケド見当はついてんだ
、  う〜ん、出てもいいぞ、じゃあ』 (注*いたずら電話)
  

 ▼《塾長》兼《教師》兼《用務員》の個人塾なので「職員室」なんて洒落たのはなく、教室の隣り、南向き
  【東西2畳の絨毯を敷いた廊下】に電話とパソコンが置いてあり、普段の《事務室?兼居室?》になっている。
  許可?した途端、かかってきて生徒が一斉に駆けより、かかる度に次々に出て、それぞれ叫んでいる。
  「こら〜だれだ、あほー」  「バーカ!いた電なんかするな」 
  「うるさい、死ね」……。  『よ〜し、もういい。どうだ、いた電された気分は!スッキリしたか、気分がいいか?』
  「う〜ん、むっちゃ腹がたつ」  「気になって説明が耳にはいらん」  「だれだ〜、こんなんするヤツ!」
  『そーだろ。イヤだろ、腹がたつだろ、むっちゃ気分が悪いだろ。だからお前たちは絶対にするな!だいたい、
  やってんのはわかってんだ。コラっ、A!お前のツレ(友達)だろ、かけてきてんのは!こないだからずーっと
   …
ピンポンダッシュしたり、いた電してるのは……、ほんとまだ小学生みたいなヤツだな!』 


 ▼「えーっ、どうしてそんなん分かるの。オレはしらんよ。カンケイないよ」
  『なにいってんだ、こないだピンポンされて出てったら●(50mくらい先の個人指導塾)へ駆け込んでく
  後ろ姿が見えたし、その日の夜、授業のあと、そこの前でおマエと2人が立っているのを見たぞ!』
 
  「あ〜、センセーが手放しで、体操しながらケッタで走ってったときだ!気付かれんかったと思ったのに……
  『パレ(*)へ晩飯を買いにいったの!真っ暗でもちゃんと見て走ってんだ、これでも!』
  「あ〜、またかかってる!」  「しつこいな〜」  「せんせー、留守電にしたら」
  
  『いいから、2つの1次方程式で解が同じになる、それぞれ共通のxyを求めるのが連立方程式ってわかったな。
   さあ、代入法で説明しながら3問もやったから、大体コツは掴めただろ、じゃあ(3)番の6問をやろう』 

 ▼「せんせーまた鳴ってる」 「ワンぎりにしだしたよ」 「集中できん!気になって」
  『いいから、もう相手にしない!そういえば、こないだ電話に出たらイキナリ「死ね」って言って「Aです」って名乗って
 、急にA、オマエが出て「せんせー、今のオレじゃなくてツレだよ。ゴメン」って謝ったことがあっただろ。ったく
  もうちょっとマシな友達はいないのか?オマエには!ろくでもないツレじゃなくて』 
  「あんときは勝手にオレのケータイをいじって、かけちゃったんだ。オレじゃないよ」
  『だけど、最初に始めたのはオマエだろ。面白半分にツレにかけさせて……。こんなん今までなかったし、
  後ろでオマエやBの声がしてたこともあったし……、4月から、もう何回あったかわからん、ほんと迷惑してる!』
  「え〜、そんなーオレじゃないよ」  「うん、オレ、そのときいた」。これは正直?なBの告白。

 ▼「せんせー、またかかってる」  「うるさいから受話器外したら」  「ほんとしつこくて腹がたつ」
  『腹がたつだろ、だからA!オマエには誰か分かってるはずだから、もうやるなって《そいつ》に言え!今度また
  やったら、オマエの家までついてって、親にも事情を話して、きつく注意してもらうからな、わかったな、いいな!』
  「えーっ、そんな〜」  『じゃあ、そいつの名前を言え』  「そんなん言ったら殴られまくって殺されちゃうよ」
  『あ〜、やっぱし、誰かわかってんだ。まあいい、もう絶対にやるなって、必死に頼め、いいな!』
  「あ〜、まただ〜」  「あれー留守電になっちゃった」  「せんせー女のひとの声だよ」 
  『オイオイ、先生の知り合いじゃないか!だから、ホント困るんだ、もしもし、どうもどーも、実はネ、今ね〜』

▲「センセーさっきの人、カノジョ?」
 『んなん、ケッタで走り廻ってるオジさんと付き合う物好き、いるわけナイだろ』 「そりゃ〜そうだよな」オイオイ
  
「あ〜、またかかって来た」  『もういい、ムシ、無視、かゆいときはムヒ!!』
 「センセー、なにソレ?ムヒって??ムシじゃないの?」  『いいから、聞こえんことにして問題をやる、
  わからんとこは聞いて、できたもんからオシマイで休憩だ、いいな!』やれやれ、ふーっ。

6月4日(土)午後1時〜2時46分:「市議政務調査費・街頭活動」名古屋栄・三越前:8名
  すぐ向いの栄小公園では《愛知万博協賛》学生ロックバンドが大音量で演奏中。月初め、しかも初夏の6月。
 愛知一の繁華街へファッションを決め、さっそうとやってきた老若男女であふれかえり、見た目もとにかく豊か、
 ブランドのバッグや買い物袋を下げた人たちが行き交う。万博の影響か、皮膚の色も様々な外国人も多い。
 そんななか《政務調査費の領収書を公開せよ:月額55万円、使い放題政務調査費》と白地に黒の横断幕を
 前に、成田、宮永、岩田の順でマイクを握り呼びかけるが、声は空しくビルの谷間へと抜けていく・・・。
 そ〜だよな、みんな自分のことで精一杯。折角のデート、ショッピング、散歩と楽しいときに、「クソ難しい?
 言ってもどうしようもないコトなんかに関わりあってらんないョ」 「うるさい、やかましい」 「関係ないって」ネ。

 反応はトニカク厳しい、チラシもほとんど受けとってもらえない。イラクも談合も靖国も、どーってことない。
 豊かそうだが一様に無表情で精気がない。ロボットの群れを見ている気分で2巡目のマイクを握っていたら、
 雲ゆきが本格的な雨模様で、パラ、パラ。もはやこれまでと午後2時44分、活動を中止。街宣車を用意の
 藤田さん、ピースアクション・9条の会の山本みはぎさん、阪野さん、桑山さん、みなさん、ビラまきお疲れサマ。
 ずぶぬれで戻った西区で『こんなんばっかでいいんかな〜、なんかもっと手応えのある楽しいこともしなくちゃ』
 と、自分で勝手に加わったのに「どこか侘しくヤケびーるをあおった」一匹オオカミ?のオジさんデシタ。

  ★05年6月6日(月)腐臭・マスコミ業界 平成サル芝居・石原都政顛末」ネット新聞
   なんだかよく本紙に掲載されているが「済んだ話」をクドク、日を追って書いているだけなので、内容については
  滅多に言及されない《オジさんのブツブツ》=【海上の森原人とほほ見聞録】の1記事に注目し、6月第1週・編集
  委員レビューで須田春海氏がコメントされていて『え〜っ、読んでもらえてるんだ!』とびっくりした。

  【眼光紙背に通ず】というけれど、やはり読む人が読むと、オジさんには??で《なんとも腰の落ちつかない
  妙な違和感と疑問を感じるダケ》が、「快刀乱麻、一刀両断」でかくも見事に料理されるものかと感心した。
  「声」欄担当者が改稿した理由はまったく不明だが、校正後の文章を再確認させる気はなかったコト、要するに
  《改稿し、事後確認をせず、紙面に載せることをためらわない》人物が記者をしているというコトはわかった。

  その夜、喉元までタップリ呑んでから、多分、深夜12時をまわっていたと思うが、記事の下段にある【ご意見板】に
  あるこーる漬けの脳味噌から絞り出した『意見というか所感というか感想』を書き散らし、誤字、脱字をチェックし
  、送信?をクリックしてほっとしたのが0時53分だったまでは覚えている。で、翌日、さてと、あらためて開いて
  みたら、ご意見板は閉じたまま、小生のぶつぶつの影も形もない。ありゃあ〜、なんてこった、とほほ・・・

  6月7日(火)13時半過ぎ「編集部さま みやながデス 05.06.07」 
  
昨日というより、今日の早朝というか深夜1時頃、「腐臭・マスコミ業界・・・」の須田春海編集員の記事の
  「ご意見板」に書き込みしたのですが失敗したようです。そちらに何か残っているようでしたら回復できない
  でしょうか、もう一度書く元気がでてきませんので。前にもこんなことがあって諦めたんですが
・・・。

  6月8日(水)午後2時〜「富田&則武市議控え室」市民オンブスマン主催集会・参加10名
   市民オンブズマンからネコ(成田)に参加要請があり、代理で出席した。斉藤市議の司会で、まず3市議から
  自民党の政務調査費に対する動きを聞いた。6月4日に報道された【西村前団長が改めて返還した410万円】
  も《政務調査費の残余金をプールしたものだろうが、金に名前は書いてないからネ》ということでチョンとか。

   オンブズマン事務局の内田君から、15日に住民監査請求をするという報告。議員の1人が刑事告発を考えて
  いると言い出したが、証拠がなくては?で、現実味ナシ。議長に《政務調査費について議長職権で調査を請求》
  という意見も出たが、議長といえば団長経験者で議員の古手、疑惑の真っ只中にいた人物が《自分で自分の
  古傷を暴くなんて???》で、コレも・・・う〜ん。

   100条委員会設置とか個別外部監査とか意見は出るが、どれも結果がみえみえ。いらだって「裁判でもなん
  でもやるから、なんかいい案はないか」と発言する人もいたが、あったらとっくにやっている。『案なんかナイ。
  残っているのはもうテロだけだ!!』と、思わず口走ってしまった。おいおい、コラコラ、やれやれ。

   結局、残るのは今回の白紙領収書問題の発端同様【内部告発、極秘の証拠資料の暴露】を待つしかない。
  あなた任せ、風マカセ、運任せ!当事者の自民党をはじめに公明、民社ともスネに傷だらけで、沈黙は金??
  自浄作用なんて期待できそうもない名古屋市議会の疑惑は底抜けに深い。う〜ん、なんとかならんもんかなー!
   えっ、「なんともならん」って?そんな〜、とほほ。

  
6月12日()10時37分:愛環・山口駅前 【信濃むつみ学園高校・教諭諸氏】待ち合わせ
   
知人の紹介で、依頼を受けた【学校法人 外語学院 広域通信制・単位制】普通科「信濃むつみ高等学校」
  生徒諸君が「1泊2日のスクーリング」で海上の森を訪れる予定で、今日はその下見で教諭を案内した。
  「汗まみれで臭いのは相手に失礼に当るから」と、山の神から車の使用許可が出て、名東区を出発9時半。
  駐車場からゆっくり歩き、駅前10時20分頃着。

   と、駐停車禁止の駅前に、しかも万博会場行きバス停の直前に車を停め、ベンチの若い女性2人と談笑して
  いる男性が目についた。列をつくる万博見物客を横目に、並びもせず異質な3人組。う〜ん、仲間を待ってる
  のかな、万博見物ではなさそうだけど、格好はかなりラフだし……。駅の階段の下で待つこと10分ほど。
  いきなり後ろから声をかけられた。 「失礼ですけど、宮永さんですか」 『ええ、そうですが』

   なんと、先ほどから気になっていた3人のなかの男性、窓口役の「タケウチ」さんだった。
  『えーっ、電車じゃなくて、車でみえたんですか?確か3人で東京から2人みえるとお聞きしていましたが』
  「それが松本から車で3人きて、あと、もう2人東京からくるんです。ひとりが新幹線に乗り遅れて、あとのひとりも
   ここで止まらないのに乗ってしまったみたいで」 トーゼン、定刻10:37分着の列車からは待ち人ゼロ。
  その大幅な遅刻に「いらいら」も「気をもむ」ふうも、まるでない皆さん。う〜ん。《万博・八草駅》からタクシーで
  1人が11時頃。もう1人が11時20分頃 「どうもスミマセン」と到着。森へ移動し、

   名刺と互いの資料を交換して判明した。「詳しくはホームページで」と言われ【松本むつみ高校】でどんなに
  検索してもナイはず。正式名称は【信濃むつみ高校】そして《不登校とか、ひきこもり10年とか、歳も10代から
  60近くまで、ちょっとユニークな生徒が多い。たぶん歩くのも苦手で、少し歩いただけで座りこんでしまうような
  生徒も》ということだった。なるほど、ナルホド、神経質だったり、几帳面だったり、融通が利かなかったり
  「いわゆる、教師然としている教師」では絶対に勤まらない相手が生徒なんだろうな。さすが!教諭は所を得て
  適切に選抜されている。 

   そうそう、案内中に「タケウチ」さんが牧野(剛・河合塾講師)の教え子と判明。6年(?)かかって名大を出た
  牧野が河合塾で教えて4年目の生徒なら、もう30年近くも前。影山選挙も手伝いに来たとのこと。う〜む、
  世間は狭い! 生徒の体力、生活環境を考え《最短、3分の1が休憩で80分前後》のコースを案内し、
  午後1時頃に別れた。うん、ヨシヨシ!まったく教師然としていない、感覚的、体質的に、自分にイチバン近い
   《せんせー》たちだった。

  ◆6月13日(月) 116. 【二度ある所とは三度ある!】  「せんせーの顔を見にきたの。

   ゼンゼンかわっとらんネ、教室も・・」 『まだ3月(みつき)しか経っとらん、そう変わってたまるか』
  ▽「センセー、誰か来てるよ!」 「お客さんみたいだよっ」
  
『ひょっとして、だれか友だちでも紹介してくれたんかな〜?』
   「ううん……」 「しらんよ、そんなん」 『じゃあ、誰かな〜、ど〜ぞ入って下さい!』
  
「コンニチハ〜、せんせー、きちゃったぁ〜」
  
 『あれ〜、カオりんか?珍しいな〜、どーしたんだ、まあいい、あがれ、あがれ』
  
「いいの?授業中みたいだけど……
  
『うん、ちょうど説明が終って問題に取りかかったトコ。集中力あるからこのクラスはいいの』
  
『ミンナ!一昨年(おととし)の卒業生の先輩だよ』  「こんにちは」 「コンニチハ」

  
▽「みんなって、こんだけなの?ヤバイんじゃない!センセー」  『うん、ちょっと、キビしいかな〜』
  
「(壁の中学全員の塾内テスト成績表をみて)わたしんたちのときの1クラス分じゃん」
  
『う〜ん、子供の数が減って、塾の数がメッチャ増えて、その他イロイロあるんだろうけど、
   まあ、ナントカ生活はできるからいいんだ。ただ、アデランス貯金がゼンゼンできなくてさ〜』
  
「またぁ〜、ゼンゼン買う気ないのに……
  
『まあ口癖みたいなもんで、つい……。で、まる2年ぶりか、学校はちゃんといってる?』
  「うん、やっと2年生(*昼間定時制)。数学が悲惨だけど国語が10段階で9なんだョ」
  
『スゴイな〜、なんか1つ得意があれば、あとはソコソコでいい。好きなのを伸ばせばいい』
  
「うん、英語も言われた通り中3まで全部やり直したら、すっごくわかるようになったし」
  
『そっか〜3年間、病気のほか一度も塾を休まなかったもんな〜(不登校で学校へは、ほとんどいかなかった)』

  ▽「うん、今さ〜ダイアモンドシティのミスドでバイトしてて、今日は浴衣を買ってきたの」
  
『知ってる!6月20日で閉店だってな』
  「うん、だからバーゲン中!浴衣と帯と下駄のセット1万円がなんと3,980円!見せよか?」
  『いいよ、授業中だし。そうか!明日から弁天通りの祭りなんだ。それで……だな。というコトは
   ●
と行くんだろ、いっしょに!』
  
「ううん、一年前に別れた。だけど、こないだ、遊びに来て部屋をきれいにしていってくれた。
   そいで、ウン、寄ってくるのはイッパイいるけど、カレシって、今イナイの、募集中!」
  
『別れたのか。まあいろいろ付き合えばいいさ。ところで仕事どうすんだ、店なくなるんだろ』
  
「うん、店長が気に入ってくれて紹介してくれるって。こんでも頑張ってんだよ、ワタシ」
  
『そうか、仕事を持つことが定時制の条件だったからな、近況報告に来てくれたんだ。ありがと。
   そういえばこないだ愛工大名電へいった《よーすけ》が遊びにきたけど……
  
「せんせー1つ下の学年じゃん、その子って。もう迷惑だから帰る。また来るネ、顔をみに。
   そうそう、コレ最近撮ったプリクラ、せんせーにあげる」
  
『アリガトね。いつでもおいで。ガンバリ過ぎず、気楽にやるんだぞ、じゃあな』
   
と、生徒3人、一人ひとりを順に教えてまわる横に10分ほどいて、ニコニコ顔で帰っていった。

  ▽次の午後7時半開始の中3クラス。始まってしばらくたった8時近くのこと。
  
「せんせーこんにちは!」 誰か来たと思ったら、今度はもう、いきなり教室に入ってきた。
   
「あっ、ミカ先輩」 「ゆりな先輩も!」 「おーっ、みんな元気にやってるゥ?」
  
『コラコラ、こんばんは!だろ。おっ、制服、女子高生してんじゃん、う〜ん、なかなかカッコいいな〜!
   見せにきたんか、せんせーに!』
  
「ちゃうよ〜、せんせーの顔を見にきたの。ゼンゼンかわっとらんネ、教室も……
   
『まだ3月(みつき)しか経っとらんのに、そう変わってたまるか』
   
「あっ、せんせー、休憩いつから」  『8時半からダヨ』
  
「そう、じゃあ、外で時間つぶして、休憩時間にまた来るネ」

 ▽8時半ジャスト、コンビニへ行っていたとかで、笑顔の2人が戻ってきた。
  
「せんせ〜さ〜、数学もう死にそう!ゼンゼンわからん……難しくて」
  
『なんだ、赤点とって、追試受けてもダメだったんか』
  
「そこまでヒドくはないけど、ミカ、ついていくのがやっとで、もう難しくてタイヘン。

   ゆりなと同じにすればよかった、学校」
  
『追試はなかったのか、じゃあもう忘れろ。単位さえとれればいい。得意科目があっただろ』
  
「うん、そっちはバッチシ」
   
『なら、気にせんでいい。倍率が県下最高で6.5倍もあって、入ってタイヘンなのは当然さ』
  

 ▽「その点、わたしなんか、もう楽々。テストもよかったし、女子が2人しかいないから……さ」
  
『もてもてだな!』   「知らない先輩なんかにまで声をかけられて、もう……
  
『オイオイ、へんなのにひっかるんじゃないぞ、浮かれて』
  
「わかってるよ!!オトコなんてさ〜、みんな……
  
『コラコラ、先生もいちおー、オトコなんだけどな〜。みんな、ナンなんだ?』
  
「せんせーは別。いいじゃん、そんなんまで言わせんでも。わたしさ〜、今の調子だと推薦もらえそうでさ〜」
  
『看護師になりたいんだったな?お母さんみたいに……
  
「うん、そう、学校も近いし、勉強もついてけるし、毎日むっちゃ楽しいんよ!」

 ▽「いいな〜、転校しようかな〜、ミカ。勉強ばっかしで、もう、うんざり……
  
『ヨソはよく見えるもんなの。さっき部活が楽しいって言ってたじゃないか』
  
「ウン、勉強大変だけど友達できたし、まっいいか。ガンバってみる。せんせーまた来ていい」
  
『いいよ、それからムリにがんばらんでいいから、りきまず、楽しくやらなあかんぞ。

    いま、この瞬間が生きてる時なんだから、2度とないんだから!』
  
「うん、わかった。もう休憩終るから帰る。みんな!受験なんてあっという間だから。じゃ!」

 ▽授業後9時40分、いつもの名鉄パレ。会計を済ませレジ袋に詰めながら、ふと視線を感じ
  外を見たら、ガラス越しに《満面の笑顔》の女性。「あ〜、せんせーだ〜」と駆け込んできた。
  
『え〜っと、ゴメン、誰だったっけ???』と小生。  「せんせー、レイコですッ」
  『あ〜、カワイイ赤ちゃんだねー、外人さんなの、ご主人?』  目鼻パッチリ、まるでお人形。
  「ちがいますッ!ニッポン人。もう、おネエちゃんのマリコも2人も子供がいるのよ。チエは紀伊長島の
  ミカン農家へお嫁にいって、来月生まれる予定で、ナオコは看護師さんで、こないだケンジに会ったし、
   せんせー、ちっとも変わらないからすぐわかった」
  
『そうか、いくつになったんだっけ、えーっと、23か?』
  
「ちがいますよ〜、若く言ってくれて嬉しいけど、もう28よ、せんせー、わたし」

 ▽
『う〜ん、もう13年も経ったのか……。歳をとるはずだよナー』
  
「せんせいって年齢不詳だから、ちっとも変わってないケドな〜」
   
『毛がもうほとんどなくなってきただろ』
  
「前もそんなんだったョ。あっ、お父さん、こっち私の中学の塾の先生!よかったー会えて」
  
『あっ、こんばんは!可愛がってあげてくださいね、奥さんを!
そうそう、マリコ、
   のんびりしてると閉店しちゃうよ、買い物に来たんだろ……買い物しなくちゃ』
  
「うん、おねえちゃんにも会ったこと話すからネ!今、下小田井に住んでんのよ、わたし」
  
『そっか〜、車だとすぐだね。みんなにもヨロシク言っといて、じゃあ元気でね、おヤスミ!』

  ★6月15日(水)11時37分「長良川河口堰・住民訴訟三重・上告理由書」への返信 
   14日、在間正史弁護士からメールが届いた。「長良川河口堰住民訴訟三重の上告理由書(*)をまとめ、
  昨日6月13日に提出しました。三重県の河口堰工業用水に関する総括的な文になりました」(注*最高裁)
  さらに別のメールで「上告理由書は本文24頁・図表8頁ですが、核心は第2の4頁〜12頁の8頁だけです。
  第1は前提とする法律論で、第3は付録です。第2の部分を抜粋の図表をみながらお読みください。
  そう時間はかからないと思います」  以下にミヤナガの返信を記載する。

    
【在間さま みやながデス 05.06.15.】
  本当にお疲れさまでした。それより他に言葉がありません。真摯に!心を込めて!!まっとうに読みすすめば
  おのずから被告の不当性が見事にあぶりだされてくる、凄い!上告書です。『そんなことはナイと、絶対にない』
  と、思いたいのですが、表紙、いや表書きだけを読んでオシマイにしているんじゃないか?との【裁判官に対する
  心底(しんそこ)からの強い疑念】を感じざるを得ません。

   証人申請も、喚問もほとんど退け、真実からも現実からも目を背け、ときの行政に逆らわず、出世を天秤に
  かけているとしか思えない、政治がらみの裁判での、おおよその裁判官の訴訟指揮の在り方には、もはやいう
  べき言葉がありません。是々非々。正しくないことはやはり正しくない!!折角の
権分立なのですから?
  右顧左眄(うこさべん)せず法理に則(のっと)り、世間の常識にそぐわう、まっとうな審決をだせる、いやできる
  、そんな、気骨のある裁判官っていないんでしょうか。

   彼らには【なんのために裁判官に任官したのか!】法律家を目指し成就した「司法修習生時代の純な、
  真摯な」初心にぜひ立ち戻ってほしいものですが、ムリなんでしょうね。あ〜あ、出るのは溜め息のみ!!!
  ニンゲンって弱いもので、やれやれ、とほほ・・・デス。(いつもこんなふうに、ムリヤリ、納得させないと気が
  狂ってしまいます)〔在間さんからは折り返しすぐ、簡潔そのものながら、想いのこもった返信が届いた〕 

 
 
6月17日(金)12時48分〔じゃんじゃんフロントページ〕右肩:おススメです
  
 「じゃんじゃん」のフロントページを見ていて、ふと目についた【朝日に投稿したら】をクリックしてみたら、
  なんと自分の投稿がでてきた。それで、今日がちょうどコトの発端5月17日から、まる1カ月目だと気がついた。
  6月7日に編集部に送った問合せになんの返信もなく、もうアキラメて、済んだコトと忘れることにしていたが、
  まあ、これもナニかの縁?かなと《思い出した限りのやりとり》を再現してみることにした。

    「もしもし、ミヤナガさんですか」  『はい、そうですが』
   
「朝日の声欄ですが、投稿された文を掲載したいと思いますが、よろしいでしょうか?」
  
『ええ、もちろんデス』  「いつも『みやながデス』ってメールを下さっている■、あのミヤナガさんですか」
  『はい、そうです』  「文中に《愛知万博会場の》という表現がないのは意識的にされたんですか」
  『ええ、コテコテの万博反対派なもんですから、つい
  
「それで、一部、文を変えますが、よろしいですか」 『ええ、いいですよ』
  
(この時点では、点検のため、改訂後の文が掲載前に送られてくると思っていた)

  
 というのは《声》欄への投稿は2000年4月に本格化し、2年弱続けたが、掲載前には必ず確認の電話があり
  そのあとゲラ刷りがファックスされてきてこちらで校正し、返送し掲載されるという手順で、それが4、5回続いた。
  が、その後ほとんど校正を受けず、原文がそのまま掲載されるようになった。当初から手を入れられるなんて
  コトは皆無で、字数オーバーで削除を依頼されるか、誤字、脱字の修正だけだった。

   で、現在の愛知のマスコミと社会状況を考えると「万博が開催され、まさに会期の真っ最中。
  メインの長久手会場には《マスコミ共同出展館》があり、在名・全テレビ局が《放送用ブース》を持ち
  《記者クラブ》まである。そして周知の通り、世界的大企業トヨタの城下町が名古屋。駅前に現在本社ビルを
  建設中で、全機能が豊田市から名古屋市に移るのも、すぐそこの話。

   トヨタ会長が経団連会長を務め、2期目もというなかで、愛知、いや中部でトヨタの意向に逆らうコトは、
  まったく無関係にできる商売は別として、即、経済的にも社会的にも「法人」として大袈裟でなく死を意味する。
  小生もそのオコボレの《しずく》にあずかる「親の欲目につけ込む?」塾業界。最大公約数の親の願い
  「いい学校をでて、いい企業に」には、医師、弁護士は別格として「トヨタに勤めること。むりならその関連企業
  でも」が愛知の父母と若者の究極の夢。関連企業を含め、社会的に上位階層を占めるトヨタ関係者の数は膨大で
  経営者は無論、サラリーマンといえども収入は豊かで、その声も大きく強い。 

   当然、マスコミといえども「出稿料」を原資に社員を雇い、経済活動を行っているわけで【ペンはカネに弱し】
  …
この一語に尽きる。「本音」と「建て前」を使い分け、時流に乗り、流れに棹をささず、うまく立ち回るのが
  社会経験を積んだ「オトナ」のチエ世渡り術というモノ。いつまでたっても『ヘンなことは変!』などと言い
  続ける《青二才》の小生など、社会のまさに、はぐれもん。権力、金力を前に健全な!庶民は無駄な抵抗など
  しないノダ。あ〜あ、ヤレヤレ。(■:20年以上、主要新聞・テレビ局に「みやながデス」で情報を発信している)

  ★6月17日(金)<中日新聞「鳥・虫・花」欄様> 遅くなりましたが掲載どうかご配慮ください。
  ◎【海上の森最後の秘境・塚原山丘陵を歩く会】 6月25日(土)朝10時:愛環山口駅前集合
  ◎小雨決行・予約不要・無料・正午ごろ解散・銭屋鋼産跡無料駐車場あり
  ◎森の入り口ながらほとんど人が入らない!塚原山の雑木林を野鳥や植物や古墳を観察しながら歩きます。 
  子どもお年寄り大歓迎、軽食、飲み物を持参  《主催:海上の森くらぶ  略 宮永正義》

  ◆6月18日(土)〜19日(日)朝9時:本郷駅前集合【くるみ島キャンプ】たっぷり堪能:参加11人
   市町村合併で高山市になった元・旭日村「御嶽山麓」標高1900メートルのオートキャンプ場。
  バンガローが新設され村営から法人に変わったが、管の理人は同じ方だった。木造平屋建ての
  「山の学校が取り壊しをまぬがれ、今年も借りることができた。なかは畳敷きになり毛布まであった!

   下呂での買い出しから、鍋にバーベキュー、キャンプファイヤーとそれぞれ自発的に作業を分担し、
  呑みかつ飲み、食べてしゃべり、和気あいあい!楽しい一夜だった。女性が4名、バスターズ青年!部
  からも5名の参加があった。
    
  ★6月25日(土)朝10時:山口駅前【塚原山丘陵を歩く会】古墳を中心に歩いた。
   掲載依頼が遅れて新聞に載らず、誰も来なかったらどうしようと焦ったが、口コミでみえた方が
  小生を含め8名+「海上の森を守る会*」メンバーが4名、合計12名で散策。屋戸橋正面に見える堰堤の
  左の山裾から入山、急な斜面を登る。このコースは小生も初めて!【建設が目的】の万博用バイパス道路で
  破壊される古墳多数を見学。天井部分以外はシッカリ残っている古墳時代の石室が5ヶ所も!12時半頃解散。
  《注*代表:加藤徳太郎市議/事務局長:森山昭雄・愛教大教授》(現在ある同名の会とはまったく別の環境団体)

  6月27日(月)「名古屋市議政務調査費問題」関係者へメール発信
  
皆様  みやながデス  6月23日から名古屋市議会が始まりました。政務調査費問題では
  自民、民主、公明の3会派とも時間と共に騒ぎの記憶が薄れるのを待つ戦法のようです。「熱しやすく
  冷めやすく」カッとなっても、手強いお上が相手だと「どうにもならん、泣く子と地頭には勝てない」とあっさり諦める。
   《権力を握った者たち》はそんな「庶民の習性?」を熟知しています。口を拭い、ほとぼりが冷めるのを、
  薄ら笑いしながら待っている!!ムダというそしりは覚悟のうえで、やはり人出が多い栄で風化を防ぐためにも
  下記日程で、街頭行動を実施します。綿菓子を握るような《蟷螂・とうろうの斧》での闘いですがあきらめません。
  ◎日時:7月3日(日)14時〜16時  場所:栄・三越・ライオン像前
  ◎目的:【このまま知らん振り?市議特権の闇をあばこう】政務調査費の条例改正を要請します
   
《市議調査研究費の情報公開を求める名古屋市民の会》 代表 成田操/広報 宮永正義

          

  ☆第119回:「娘と酌み交わす/政調費街宣/議会申し入れ/テスト対策過去問」

  ◇【海上の森くらぶ通信】2005年8月2日:最終149号 (上旬発信分:残りは次回)

  7月1日(金) <中日新聞「発言」欄殿> 【政務調査費で泥沼の名古屋市議】
   月額1人55万円も支給される政務調査費を巡り自民党名古屋市議団がもめている。4月末の貴紙スクープ
  西村前団長のニセ領収書問題を発端に、特集「どうする政務調査費」などで重大な関心を持って見続けてきた。
  庶民の感覚では「領収書のいらないカネ」といえば「表に出せない使い道に使うカネ」と相場が決まっている。
  しかも4年目までは領収書どころか使途明細の公表もなく残金ゼロで使いつくされ、まさに議員のポケットマネー
  として蕩尽されていた。

   公開できる領収書がないから公開請求に応じないのは当たり前で、6月23日からの名古屋市会で各会派の
  対応に注目していたが、古参議員が団長になる慣習から「一団長に罪をかぶせて」との自民党の方針に「身に
  覚えのある」民社・公明ともだんまりで、めちゃくちゃな世相がそのまま議会のドブ泥の闇と重なっている。
  膿をさらし今年度からでも全員に領収書公開を義務付けるしか、適切な使途を願う市民に応える道はないが
  前途は暗い。(本文11字×17行) 宮永正義(個人塾自営・58歳) 連絡先省略 

  ◆7月2日(土) 117. 【10年ぶり?娘との会話!
   
〔親のカネをあてにせず(できず?)、深夜バイトで頑張る今年はたちの娘が、珍しく話し掛けてきた〕
    ▽「ただいま〜」

   『あっ帰ってきた!珍しく今日は早いな〜』  時計をみたら11時少し過ぎだった。
  「おかえり、どう楽しかった?降ってなかった?(星が丘から自転車で)帰る途中」これは山の神。
  「うん、面白かった!やんでたよ。でも幹事がちょっと不慣れで、自分がやってあげればよかった」
   「そうなの」 山の神の説明では「ゼミの講義が予定より順調に進んで、最後のクラスを〈ゼミ生の懇親会〉
    にして大学近くの店で開くことになり、それにでかけた」ということだった。

  ▽いったん自室に上がっていった娘が戻ってきて、珍しく話し掛けてきた。週2、3度、夜遅く名東区の
   本宅に帰り、翌朝娘が出かけた後に起きる状態で話をする機会が殆どなかった。
  「チチ、お酒強いの?」「呑ませるのがモッタイないくらい、水みたいに飲むんだから」脇からまた山の神。
  
 「だったら何でも呑むんでしょ。どーして(父の日に)あげたお酒、飲まないで置いてあるの」 
  『だって、くれたとき「いっしょに呑もうね」って《きょん》がいってたじゃないか。だから、そのまま
  「びーるは水代わりだし焼酎、ジン、ウオッカ、梅酒まで、お酒だったら片っ端から呑んじゃうのにネ〜」また山の神

  ▽『じゃあ、いまちょっと呑むか?』  「呑んできたばっかしでしょ、コンパで、さっきまで」 
  「うん、けどビール5杯呑んだだけだし。私だけビールで、あと、みんな、チューハイやカクテルやうーろん茶で」 
  『よしっ、じゃあ、折角だから、今から口を開けて、少しだけ呑もう』 
  「チチ、この焼酎もおいしいンだけど、ホントはあげたいのがあってさ〜4軒まわったけど、なくて」 
  『そっか〜、神の舞(かみのまい)ってのか、コレ』  「みんな間違えるけど〈かんのま〉っていうの」 
  『ふ〜ん、いい色してて、うまそうだな』

  ▽「ワタシ、少しだけ呑むからロックにするけど、チチ、水割りがいい?」 
  『う〜ん《きょん》と同じでいい。オマエもちょっと呑まんか?』  「ゼンゼン呑めないの知ってるでしょ!」 
 
 「焼酎もいいけど、こないだ店長に最高級《久保田》を飲ませてもらったけどオイシかった」 
  『そっか〜影山さんの選挙のとき、久保田が差し入れで、牧野(剛)と毎晩さぁ、2本とも呑んじゃった。
   なかなか自分で買っては飲めんもんな〜、うまかったケド』
  
 「ナニを飲んでもおんなじでしょ、酒は!!!」 
  『まあ、そういわれると酔ってしまえば、おんなじダケド。いいからオマエもちょっとだけ、どうだ』

  ▽「いっしょに呑めたらいいのに。こないださ〜、どうみても〈やーさん〉のカップルと不倫のカップルがいてさ、
    なかなかのお酒を注文してくれたけど、ああいう人たちって、すぐわかるんだよネ」 
  『バイト先が《おとなの隠れ家》っていうのを売り物にしてんだろ、まあ世の中、蛇(じゃ)の道はへびといってね』 
  「なに、それ。料理もお酒もすごくこだわっててさ、店長がオーナーシエフっていう店で、もう1軒あるんだ、支店が」
   『凄いな。とーさんなんかには一生縁がない店なんだろうな、きっと。まあ、いい社会勉強ができるんだろうな』

  ▽「そいで友達が【海上の森】へ行きたいっていうんだけど、チチ、連れてってくれる」 
  『うん、いいよ。そっちの都合のいい日と時間が決まれば、いつでも案内するよ、ただ夏は暑いぞ!めっちゃ』 
  「うん、暑いのヘイキな子で虫も好きで、高校のときからの友達で、今は学部が違うけどネ」 
  『それからケッタでというワケにいかんからきょんの車(真紅のゴルフ)で行くことになるけど、いいか』 
  「うん、いいよ。行きたいって友達はひとりだから。もう、ずいぶん行ってないもんネ、海上の森って、ワタシ」

  ▽『そうだな、もう何年もないな。最後はヒューマンチエ―ンできょんと影山さんと手をつないだときかな?』 
  「最初は川でサワガニをいっぱい捕ったんだよネ。それから夜、キャンプで白い布に集った蛾をホルマリン
   漬けにしている人がいた。そうそうホタルを見に行って、いっぱい光ってたのも覚えてる」 
  『うん、うちの生徒が来ていて新聞に写真とコメントが載ったときだな、それは』 
  「そうそう、チチが作った小屋があったよね、田んぼのなかに、そこでお弁当を食べたコト思い出した」 
  『雑誌の取材でバードウオッチングの写真を撮ったな、本はどっかへいっちゃったけど』 
  「結構、何回か行ってたんだ、わたし!今でもあんまり変わってないんでしょ、守ったから・・」
  『ウ〜ン田んぼや畑を買収して人を追い出したから里山じゃなくなって、ちょっとね』
  「でも、いいじゃん、森が残ったんだから。今度、都合を聞いてみるから連れてって」  『よし、わかった』

  ▽「それから夏休みの予定がなくて、どっか行きたいんだけど、屋久島なんか、いいよネ」 
  『う〜ん、屋久島か。昔、野鳥の会の人が民宿を開くって引っ越していったけど、どうなったんかな〜。
   とーさんもいってみたいけどなぁ。ただ、有名な観光地を廻るんじゃなくて、普通に島の人が暮らしているとこで
  、民宿なんかでのんびりがいいな。行きたいんだったらなんとかするけど、でも、8月は混んでるんじゃないかな』
   「うん、ネットで調べたら、エコツーリズムって個人で観光地じゃないところを案内してくれるツアーがあったよ」 
  『そっかー、じゃあ、もう少しきちんと調べて日程なんか決めたら』  「ホント連れってってくれるの、やったぁ」
  『でも、とーさんとでもいいのか』 「いいョ」

  △親のカネをあてにせず(できず?)火・水は夜11時から朝6時までコンビニで、
   金、土は《創作料理の店》で夕方5時半から11時までバイトの今年はたちの娘。
  「酔ったうえでのハナシて、今夜のことは忘れているかも知れない」が、みなさん、屋久島の耳寄りな
   情報がありましたら、ゼヒ、宮永までヨロシク!こらこら、記事を私物化するんじゃない!!とほほのほ。

★7月3日(日)午後2時〜3時過ぎ 「政務調査費・街頭宣伝活動」実施 参加7名 
  
家を出た途端にポツポツし出した。『もう戻ろうか』といったんは迷ったが「呼びかけ人来なかった」では面目
 丸つぶれなので、気を取り直し『だれも来てないかも』と思いつつ、本格的に降り出したなか傘を片手に、
 とりあえず栄へケッタをギコギコ。到着がピッタシ2時。松坂屋のエントランスにいつもの仲間が笑顔で集っていた。
  「こんな雨だから中止して、日を改めてという意見が出てるけど」と成田さん。
 『え〜っ、せっかく集まったんだし、富田(市議)さんも来てるし、地下鉄の入口とか屋根のあるとこでビラ撒き
  して、マイクは傘をさしてやろうよ。1時間くらいということでどう?』 こういうときは声のデカイやつの意見が通る。
 ボーナスが出た直後の日曜、極めて政治的要素の強い《こういった活動》には最悪の時期、時節柄でしかも雨
 信号で溜まった人波がその都度どんどん素通りしていく。まれに意見を言うヒト、立ち止まって聞くヒト、
  がんばってネ!というヒトがいる。ごくわずかだが元気が出る。

  しかし圧倒的に無関心。「なにやってんだ?この連中」という視線や「シッシッと犬、ネコを追い払う仕草」のヒトが
 ほとんど。成田、富田のコンビで2巡後、マイクを渡された小生がしばしブツブツを撒き散らし、最後に《月額55万
 円》もの政務調査費の使い道を領収書を添えて公開するよう》今後も市議会に働きかけます。どうもお騒がせ致し
 ました。ありがとうございました」で終了。成田代表はじめ、せっかくの休みに雨のなか参加の藤田、奥村、岩田
 、久野の皆さんもお疲れさまでした。

 
7月4日(月)「海上の森くらぶ通信148号」最終校正&封書・メール発信 5月、6月合併号。
 それにしても地元紙はどこも連日3面分から4面分、まるごと万博記事の山。完全に「芸能公演・イベント」お祭り
 万博広報誌。万博とは、難しいことは考えず「楽しく、おもしろく、好奇心を刺激する」が本来で当然か?
 うっぷん晴らしに久しぶりにストレッチ。腕立て270回、身体だけ絶好調ってのもな〜。ふーっ。

 
7月5日(火)「マスコミ&市議調査研究費の情報公開を求める名古屋市民の会関係者各位」
 
皆様  みやながデス  05.07.05  下記行動を実施します。有志の参加を要請します。
 1.日時:7月7日(木)午前9時45分   場所:市役所東庁舎一階ロビー
  目的:(1)10時〜名古屋市職労と面談(今後の取り組みを要請)
      (2)議会運営委員会全会派、議長宛に条例改正の申入書提出
      (3)領収書を検分行動、各会派……所用時間は不明  会派まわりで、領収書を見せてもらえば
         良いのですが、順番は当日決定します。
      (4)13時30分〜議会運営委員会・傍聴(12時半頃・傍聴手続き)

 2.日時:7月9日(土)14時開始〜16時30分終了:参加費:無料
  ◎場所:とみた勝三事務所(地下鉄上社駅 徒歩4分名古屋市名東区上社3−709
  ◎講演:(1)14時〜【議員の政務調査費とは?】
         市議調査研究費の情報公開を求める名古屋市民の会代表:名古屋大学名誉教授 水田洋
       (2)【議会改革と政務調査費&費用弁償について】自民党市議団のゴタゴタの裏話市議会議員
  :斉藤まこと氏、とみた勝ぞう氏/15時〜16時15分 質疑応答/16時15分〜30分 まとめ 《広報:宮永》

7月7日(木)午前9時45分:市役所東庁舎1階ロビー集合【政調費・究明活動】
 
まず10時から名古屋市職員労働組合(市職労)幹部と面談。今後の取り組みを要請。それから各会派と
 議長室をまわり、議会運営委員長と議長に申し入れ書(以下)を提出。その後、共産党市議団を訪ね04年度分
 「政務調査費」の帳簿の公開を受けチェック。各月を項目ごとに領収書を分類、整理し、キチンと処理されていた。
  ほかに一人会派の3人も公開OKだったが、午後から議会運営委員会(議運)を傍聴の予定で今日は共産党
 だけにした。傍聴は定員3人!で、小生はここで失礼して、ちょうどよかった。成田、桑山、岩田氏と参加4名。

  詳細は以下【とほほ見聞録】掲載分に

 ◆同上7日(木)「市議政務調査費・領収書公開義務付けを求める申し入れ書」提出
  定刻に成田、岩田、桑山、小生の常連4名。まずは市役所5階、自治労連・名古屋市職員労働組合:
  大黒委員長、大橋書記長と面談。ともに面識があり、特に大黒氏とは市長選を巡りいろいろあった間柄。
  他のメンバーと名刺交換のとき「今度、東京に移動することになりまして」と大黒さん。
 『ということは栄転ですネ!』 「いや〜、そういわれると。で、この書記長が委員長になります」と人事発表。
 『そうなんですか、では今後ともヨロシク』 

 ▽トップから中堅幹部まで「市職員の業務」で一番タイヘンなのが議員対策、よーするに議員先生方への根回し。
 トニカク、何を決めるにも、ご意見を伺い機嫌を損なわないよう!センセイ方を盛りたて、こびへつらわなければ
 コトは進まない。廊下をゾロゾロ、腰も頭も低くして、会派廻りをする職員たちをいやというほど見てきた。
 会派団長をトップに各種委員に至るまで、たとえ相手が《当選1期目・30そこそこの若造》でも「先生!」と地面に
 頭がつきそうな応対。コレが出世の階段を上がる常識。できなきゃ定年まで万年ヒラ。ふーっ、ご苦労様。

 ▽だからか議会のアキレスケンに触れる「カネ」がらみの問題で、組合員の意気があがるワケがなく、
 申し入れ書を1通入れたダケとのお話。9月末頃までに「ことの内容の勉強会を開いて」という話しだったが、
 オイオイ、内実は一番知ってるはず!!『今さら、勉強会って、それはナイでしょ』って言葉を飲み込み、まあ
 『持ちつ持たれつ、いうに言えない事情も、お互いにあるだろうから』と内情をおもんばかって退散。やれやれ。

 ▽次に議運委員と議長宛、申し入れ書を順繰りに配達。とーぜん1人会派にも届け、斎藤議員とふた言三言、
 富田議員は来客中で「領収書綴りはホラ、棚のここ、いなくても勝手に見ていって……」ハイハイ、了解しました。 

 ▽自民党控え室では居合わせた伊神団長に『元団長の領収書の件、いったいどうなってんですか。
 言い分がまったく違うじゃないですか』というと「もう泥仕合で、どうにもならん」 おいおい、自分でドロって
 認めてるよ。しょ〜がないな〜。《領収書に出納簿、研修・視察報告書と精細な文書》の公開を受け、
 しっかりチェックした共産党で、応対に出た議員からの情報では「政務調査費の領収書公開については、
 与党会派はゼンゼンやる気なし、議運に諮るどころか、このまま持ち越しでどうにもならん」やはり時が
  記憶を消すのを待つ戦法のようだ。う〜む。

    名古屋市議会議長 殿  名古屋市議会運営委員会理事会 殿   2005年7月7日
        政務調査費に係わる条例の改正を求める申入書


  私たちは名古屋市議会議員に給付されている政務調査費の収支報告で「全ての使途について領収書を
 添えることを義務付ける」よう条令改正を求めている市民グループです。これまでに名古屋市議会に「政務
 調査費の交付に関する条例の見直しを求める請願」と約6000筆の請願署名提出し、その後もたびたび
 市議会議長始め各会派に要請書を提出しています。
 
  この件は議会運営委員会において継続審議となっていますが、現行制度では理事会審議は非公開で
 一般市民には傍聴すらできません。請願は無視され密室に幽閉されたままです。
  私たちは政務調査費が市政に関する調査・研究以外に使われているのではないかとの、ぬぐいがたい危惧を
 かねてから抱き続けてきました。それは政務調査費の使途で、収支報告書1枚が情報公開されるのみで、
 領収書の添付がなく、社会常識に通じない報告書だったからです。


  公的助成金を受けた組織や個人には領収書を添えた収支報告が義務づけられるのが社会の一般常識です。
 今回の事件発生の根本原因が「領収書の添付義務の除外」であることは明らかで、名古屋市議が特権的にこの
 義務を免れることは不作為の違法行為ともいえます。前自民党市議団長の特異な不祥事ではなく、全議員の問題
 であり、全会派の説明責任も免れません。

  現在、自民党名古屋市議団は、前団長が「約980万円を流用した」と業務上横領容疑で被害届を愛知県警に
 提出し、前団長は「100万円はタンスで預かっていた。410万円も返却を申し入れたが拒否された。残金は
 慣例的に選挙の年に均等配分するため保管していた」などと主張、名誉棄損で自民党名古屋市議団を損害賠償
 2000万円で告訴し、双方の意見が対立しています。


  自民党名古屋市議団、前団長共に責任を転嫁しての罪のなすりあいとしかみえず、そもそも政務調査費の一部を
 プールする共通経費の存在自体が条例規定に反する行為としか思えません。全国の政令指定都市でも領収書
 公開に向けての動きが浸透しつつあります。近隣では静岡市が支給費全額に領収書添付を義務付ける条例を
 制定し、市政情報を積極的に提供しています。


  市民・納税者に対し、特別公務員たる市会議員の職務を誠実に果たすことが、市議会構成員としての本務であり
 、市議会として政務調査費・不正使用疑惑事件の事態を真摯に受け止め、下記申入れの迅速な決定、並びに
 早期の実施を決議されるよう、ここに改めて強く請願します。
                記

 1. 事態が調査費管理の際の綱紀弛緩の顕れではないかとの市民の疑惑を払拭するため、
   政務調査費の支給・管理の実体を「事実に沿って」全会派に公表するよう要請するこ


 2.持続審議(棚上げ)になっている政務調査費の「領収書添付の義務付け」「その情報公開を認める」よう
   条例の改正を、議会運営委員会理事会は今議会にて、審議決議すること。
   
【市議調査研究費の情報公開を求める名古屋市民の】代表 水田洋、成田操(*文責:宮永正義)

 ◆7月9日(土) 118. 【過去問なんでヤメタの?センセー!】
  〔
前日になってもやってない連中に過去問渡したらそれダケ、やることやって実力チェックならいいけど〕   
 ▼まずは1学期中間テスト・中3との会話。
 「せんせー、理科めっちゃくちゃ難しい問題でゼンゼンだめ。あんなんヒドイ!詐欺だよ!」
  『どーして詐欺なんだ。先生がウソでもついて誤魔化したんか?問題のミスかなんか』
  「ちゃうよー、去年もおととしもおんなじ問題だって、先輩に聞いたから、今年もまた出すのって聞いたら
  〈ウン、数字だけ変えて出す〉って言ったのに、またゼンブおんなじでさ〜」
  『えーっ、そんなん先生聞いてないぞ!同じ問題を出すってんだったら過去問あったのに!』
  「うん、言うの忘れた」 「知ってたけど、難しすぎてわからんから、あきらめてた」……オイオイ。
  「数字を変えるっていうから計算の仕方だけ覚えたけど、頭がわーっとなって、ぜんぜん」

 ▼「結局、前の日に(よその)塾でやって、答えを丸暗記したっていう
◎◎や●●ちゃんなんか、答だけ書いて
  全部正解。あそこだけで8問もあって、学年平均なんか40点ちょっとしかなかったんだよ!」
  『う〜ん、確か新幹線で名古屋から東京まで行くとして、途中のいくつかの駅での停車時間や、かかった時間と
  距離から平均の速さを出させる、やたら細かい計算がいる問題だったな。まあ頭の回転がかなり速くないか
  ぎりムリな問題だから、パスしたっていい、できんかっても気にせんでいい』

 ▼『順位をつけるためにテストをやるから、こういう問題を出すんだ。それより《できるかできんか考えてできん
  と思ったらぱっと切りかえる》それができるようにするのがホントの勉強で、自分にできんことは仕方がない。
  できるのをやればいい。それが見極められるように勉強してんだ。ちょっと言ってることが難しかったかな?』
  「バカはしょうがないってコト?」  『そーじゃなくてさ〜、う〜ん。それにしても3年間おんなじって、先生も
   センセーだな。できる子なんか楽々だろうな』

 ▼で、6月29日、期末テスト真っ最中。授業開始前に中3の生徒。
  「せんせー、技術家庭、毎年おんなじっていうけど過去問ない?確か2年分あるって」
  『うん、去年、おととしと卒業生に頼んで2年分用意したけど、結局ムダってわかったから、
   そのままにしてあるケド。ちょっと待って、探してみるから。ないな〜、3年の1学期の技術家庭なんて』
  「じゃ、こないだ遊びに来たミカ先輩にメールしてみる。あったらFAXしてって頼んでみる」
  『あのな〜ダメって言わんけど、おんなじのが出るとは限らんから、ちゃんとやったほうがいいぞ、範囲を』
  「うん、わかってる。でも、毎年おんなじっていうから、やっぱ、欲しいし。出たら損だし」

 ▼で休憩時間 「こんばんは〜」 「あ〜っミカ先輩!」 「もってきたョ、去年の」
  『え〜、わざわざ持ってきてくれたんか』 「うん。せんせー今年も過去問やらせてんの」
  『ううん、もうやってないよ、理由、知ってんだろ、ミカ!』
  「うん、みんな過去問しかやんないもんネ。出たらいいけど、出ないと悲惨!もうサイテイ!」
  『そうだよな。学校の問題集や範囲のプリントから「出るとわかってる」のに《前の日になってもやってない》
  連中に過去問渡したらそれダケだもんな。やることみんなやって、基礎も応用もわかって、そのうえで実力
  チェックで、過去問を試すってのはいいけど、そうじゃない生徒には、ちょっとね〜』 

 ▼「勉強って、丸暗記の暗記力がないとダメだもんね。それにせんせーいってたけど、生まれつきってのがあって
   ソレはソレで認めて、自分で《できる範囲でやるだけやれば》それでいいんだよネ」……さすが高校生のミカ。
  『そうひとはヒト、自分はじぶん。できるコトはできるし、できんコトはできん。ムリなことはむり。どーしても身近な
   誰かや仲間に比べられてしまうけど、自分ってのは世界にヒトリしかいないんだから比べようがないんだ。
   自分のことを決めるのは自分で、比べる相手も自分、喜ぶのも悲しむのも、楽しいのもつらいのも自分。
  どんなにダメっていわれても、自分が自分を認めれば、ソレでもう自分は世界で最高の存在になるんだ。
  自分のなかに世界があって、その世界の中心にいるのが自分で、だから、自分でできることがあったら、
  それをきちんとしっかりやっていけば、それでいいんだ。わかるかな〜、先生のいってること?』 

 ▼「けどさ〜、せんせー、できんことばっかしで、やっても勉強はなんもわからんし、特技もないし」
  『難しいことかもしれんケド、そんな、なんもできん自分がわかったら、もういいんだ。みんな普通のニンゲンでさ
  、なんとなくいて、どうってことない毎日で、それでも、死ぬまでは生きるっキャない!って、それがわかれば・・』
  
「なんだか、よーわからん」 「やっぱ、できるやつが、いいやつだし!」  「勉強できんと、ゴミ扱いなんだもん」
  「でもさ〜、わたし、自殺なんか絶対にしないから、心配せんでいいよ、センセー」と、コレもミカ。

 ▲『さあ〜、折角持ってきてくれたから去年の問題みてみろ。出そうなのあるか?』
  「えーっと、家庭科のここだけ」  『なんだ、これっぽっち?じゃ、コピーするけど、ほかもちゃんとやるんだゾ!』    言ってるコトとは裏腹にしっかりとコピーを渡す教師なのデシタ。結局、過去問で「出たのは2問だけ」だったとか。
   やれやれ。 (中旬以降は次号に

     

 第120回:「投稿再開/高校生と森を歩く!/政調費街宣/月末9日間の些事」
  【海上の森くらぶ通信】2005年8月2日:最終149号後半:(7月中旬から)

  ◆7月10日(日) <朝日新聞「声」欄殿> 【名古屋市議会・政務調査費の闇】
   名古屋市議会の場合、議員歳費が月額101万円、政務調査費(領収書添付義務ナシ)月55万円、
   本会議・各委員会に出席ごとに日当1万円が支給されている。

   自民党前・市議団長が管理していた《政務調査費から毎月一律5万円を天引きし積み立てていた》
   団費の使途で「偽領収書を提出した」ことが事件の発端だった。

  これまでに一人会派3人と共産党市議団が市民団体の呼びかけに応じ、政務調査費の領収書公開に踏み
 切ったが、他は開示を拒否している。たぶん、ないから公開できないのだろう。今回は前団長が合計1千万円
 近くを流用したと「業務上横領容疑」で自民党市議団が県警に被害届を提出した。しかし一団長の不祥事と
 いうが、団長の専権で慣習的に使われてきたのがたまたま明るみにでたとしか思えず《領収書が要らないカネ》
 を既得権益と握り込む自民、民社、公明各派の浅ましい姿は《橋梁談合》と同様、無茶苦茶な世相の写し鏡で、
 いくらあってもカネが足りないドブ泥の選良たちがうごめく闇は明けそうもない。全議員に領収書の公開を義務
 づけるよう求める市民の願いは奈落の底でもがいている。(12字×42行) 《宮永正義:自営業・58歳》以下略 

 ◆7月12日(火) <中日新聞「発言」欄殿> 【名古屋市議会・政務調査費の闇】 
 
 自民党名古屋市議団・前団長が政務調査費から毎月5万円天引きして積み立てた団費の使途で、
 偽領収書を提出した事件が発覚して2ヶ月以上が過ぎた。
  市議には歳費月額101万円、政務調査費55万円(領収書添付義務なし)、本会議・委員会の日当1万円、
 地下鉄・市バスの無料パス、4年に一度の海外視察が用意されている。  現在、自民党市議団が前団長を
 約980万円の業務上横領容疑で被害届を県警に提出し、前団長は名誉棄損で損害賠償2千万円で告訴する
 という展開になっている。

  また病気の議員が回復後、数ヶ月分の政務調査費を受け取ったとの報道もあり、本来なら領収書と引き換え
 のはずの使途に重大な疑惑も浮上した。  領収書の公開要求に対し一人会派3人と共産党市議団が公開に
 踏みきったが、他は開示を拒否している。
  市議控え室で会った自民党伊神団長が「泥仕合でどうにもならん」と言っていたが、保存してあるという領収書
 を公開すれば解決するのになぜしないのか。  公金に関わる問題で自ら襟を正さない議員に政治不信は深く、
 庶民の政治離れは絶望的な状況だ。(本文:12字×34行) 住所・略 宮永正義(自営業・58歳)


 ◆7月15日(金) 119. 【単位制高校生と森を歩く!】  信濃むつみ高校の生徒たちを
   海上の森に案内することになった。山歩きという雰囲気じゃない子が目立つが・・・!?
  
牧野剛氏(河合塾講師)の人脈から、《影山選挙を専従事務局として支えた》鷲野さんの依頼を受け、
 彼女が講師をしていた【信濃むつみ高校】の生徒たちを案内することになったのが今年4月25日。
 選挙で知り合って以後、一度も会ったことがなく、丸山悦子さんを通じての話しだった。6月に下見で案内
 してから連絡がなく、待ちきれずに問い合わせメールを発信した。

  <05.07.08. みやながデス>  かねて依頼がありました《海上の森》を歩く件ですが、
  その後、現地でのスケジュールなど詳細はどうなりましたか。ほぼあと1週間後ですが、中止になったのか、
 実施するのか、実施ならどこで待ち合わせ、何時頃まで、どこまで同行するのか、もし、簡単なレクチャーが
 必要なら、資料はどうするのか、こちらにも足とかスケジュールの調整が必要ですので、決定事項がありましたら
 至急連絡して下さい」

  <05.07.11.15:05 発信>の返事メールが届いた。
  「現在参加予定者は生徒62〜3名でスタッフは6名、合計約70名です。
 7月15日(金)の予定は10:00テラ・スコラ出発(バス)/13:00 「海上の森」到着(山口駅で
 TYOからの参加者と合流)/13:20〜「海上の森」散策・自然観察/15:20 「海上の森」バス出発
 「中小企業センター」へ(名古屋駅付近)/16:20〜「愛・地球博と環境問題」レクチャー/17:50 出発/
 18:15 ホテルへということで、宮永さんには13:00に「海上の森」で合流し、その後「森」をご案内頂き
 (60分ぐらい)、その後「中小企業センター」でレクチャー(60分〜ぐらい)をお願い致します。

  レクチャーの際の資料など、宮永さんにお任せいたします。レクチャーでは「海上の森」の自然の特徴・
 万博の問題(歴史的ないきさつもふくめて)・開催後の万博の問題、自然と文化・社会などに関わる問題
 (宮永さんの自然観)などといった感じで、お願いできたらと考えています。またあらためてお電話差し上げ
 ようと思っています。 《資料を70人分》こちらで用意となると『おいおいそれはちょっと』と再メール 

 <05.07.12. みやながデス>   「資料ですが多分、5種類ほどになると思います。
 70人分、こちらで用意して下さいということですか。先日案内した時の資料がもし、まだありましたら、
 その分だけでもそちらで用意して頂くと楽なんですが」  折り返しすぐ返事が来た。 

 「資料は『地図』『バードウオッチングガイド』『海上の森の野鳥たち』の3点ありましたのでこちらでプリントします。
 こちらで用意するものは以上でよろしいでしょうか。当日の暑さが思いやられますが、生徒たちはまったく実感無く
、楽しみにしているようです。具合が悪くなる生徒が出なければいいのですが。本校の生徒たちのようなタイプ
 にはベテラン(?)の宮永さんには、いろいろとお世話になることが多いと思います。よろしくお願い致します」 

  最終的に<05.07.13. みやながデス>   「了解しました。後はこちらで用意します。
 難しい鳥類学や生態学的な話しはやめて『自然と人間のつながり』を宮永個人の体験を元にわかりやすく、
 元気がでる話しをしたいと思います。多分授業というより、自分史を重ねた漫談といったものになると思いますが、
 悪しからずご了承下さい」という《やりとり》を経て、当日の朝を迎えた。

 ◆続7月15日(金)朝10時過ぎ西区の自宅をケッタで出た。開業100年を迎えた名鉄瀬戸線:
  東大手駅までギコギコ。曇り空ながら蒸し暑く、背中や脇がもう着く頃には汗でビッショリ。すぐ来た
 「瀬戸電(せとでん・愛称)」に乗りこむがガラガラ。沿線の「喜多山」に母方の親戚があるが、何年ぶりなのか
 記憶がない。う〜む懐かしいというか、なんというか、ちょっとした旅行にでた気分で、ゆったり車窓から景色を
 眺める。
  大曽根でいきなり若い女性の集団が乗りこんできた。ブランド物のバッグに派手な衣装《おミズ関係かな?》
 という方から、いかにもお嬢様という女性まで……オジさんには目の毒!気の毒?別世界。まるで花園に紛れ
 こんだ野良犬の気分。そーだった!「金城学園大学」前・大森駅を通ってたんだ。
  【長良川河口堰愛知】の仲間で副学長を務める独身の教授がいるが、こんな皆さんからフェロモンを撒き散ら
 されたら、さぞかし「涙を呑んで撤退の」毎日だろうな。いいなあ〜、イヤイヤ「隣りの芝生はきれいに見える」
 …
さぞかしタイヘンだろうな。しかし羨ましいな〜、コラコラ。

  さて新瀬戸駅で下車、歩道を横断して愛環鉄道・瀬戸市駅から11時47分発「岡崎行き」に乗り換え、
 山口駅前に降り立ったらちょうど12時。ケッタでくるのとほとんど同じ所要時間だった。遅刻するよりはと、
 早めにでたが1時間早く着いてしまった。 
 ではと駅前の「珍竹亭」で好物の五目ヤキソバで時間つぶしに昼ご飯。勘定のとき、ご主人に「今日はもう
 歩いてみえたんですか」と声をかけられ、つい『ええ、まあ』となま返事。 

  で、炎天下、じりじり焦げる駅前で待つこと20分。やってきました赤い大型バス、乗用車を挟んで同色の
 中型バスと3台。ぞろぞろ降りてくる生徒達はトーゼン全員私服。繁華街やコンビニ前でたむろしているような
 服装の子たちや、かなりの生徒が頭髪を染めていて、ユニークな子が目立つ集団だ。トイレ休憩と水分補給の
 間に、引率責任者の教諭の皆さんと立ち話し。

  『どうです?歩けそうですか?山歩きという雰囲気じゃない子が目立ちますが』
  「ええ、言ってあるんですが、聞いてないのか、よくわかってないようで……」 
  『生徒さんはどこからの子が多いんですか』  「えーっと松本が一番多くて、あとはその周辺ですね」 
  『服装をみるかぎり都会の子とほとんど区別がつきませんね、遊び人系って子たちなんか特に・・・』
  ピアスに茶パツはどーってコトないが、いきなりタバコを吸い出したのがいたりして、まあ黙認・・・。

  銭屋鋼産跡地駐車場で再度下車し、道路脇の日陰に集まり、ハンドマイクで行程を説明。
 全員「暑い、暑い」の連発。「もうやめようよ」 「帰ろうよ」 「ホントこんな山ん中歩くの」
  「じょーだんじゃない」  文句に、不平に、ぶつぶつ、言いたい放題の皆さん。
 『お〜い、スクーリングで授業で来たんだろ、単位が必要なんだろ』と言いたい言葉を飲み込んで構わず出発。
 《キャミソールにフリフリの超ミニ、ペラペラのサンダル履き》どう見ても海岸を歩く服装の2人組が
  「え〜ッ、やべー、こんなとこ歩くのー」といいつつ先頭でついて来る。その後にイチオーつっぱり5人組が
  「おっちゃん、こんなとこ人間が歩くとこじゃないぜ」 「もうやめて帰ろ」 「暑くて死んじゃう」 

  小生だって夏は入らないから本音は同じだが、予定は予定で無視して、背丈まで雑草が生い茂る薮原を
 かき分け、湿地帯を抜け、尾根道のガレ場を登り、見晴らしの利く絶壁の上に到着。ブツブツ言いながら、
 先頭グループでついてきた5人組は、ここでも意気がって盛んに挑発する。

  遥か崖の下にいて、まだ《これから登ってくる子たち》に手を振り、声をかけている小生に向かって
 「おっちゃん、こっから突き落としたろか!」  「こんなん酷い目に逢わして、家教えナ、火つけて燃したる」
  「暑いだけのこんなトコ、どこがいいんか?ヘンタイとちゃう、おっさん」
 「これでオシマイにして引き返そ、おっちゃん 」とまあ、なれていない案内人だったら帰ってしまったかも?
  の言いたい放題。で、つい 『口ばっか意気がっとらんで、こっちへ来い!相手したるに!』
  「マジ!おっちゃん!!」誰も動かない……。 

  勿論、大多数の生徒は暑さに耐え、黙々と登って稜線上の木蔭でしばし休憩。わずかに吹く風に
 「あ〜気持ちいい」と声を出す子もいた。そま道の両側にかぶさる雑木林にさえぎられ風がない尾根道を辿り、
 三角点着午後2時。歩き始めて30分強、あとは下りの一本道で横着5人組は「さっさと下りよ」と教諭1人を
 せきたてて即下山。松本周辺の生まれでは、多分初めての暑さの中で山歩き。熱気でぼーっとした顔、かお、
 顔に簡単に見渡す周りを説明し、今度はずっと木蔭の道を下山。
 
  駐車場へ通じる道に出て後続を待つうちに「この川で手を洗ってもいいですか」と男生徒の声。
 『いいよ。ただし飲むのはダメだよ』 「やった〜」次から次へ女生徒も交じり7、8人がタオルをひたし顔を洗い
 「あ〜気持ちいい」 「つめたくてホントすっきり」 「あ〜よかった、水遊びできて」やっと気さくな、普通の素顔に
 出会えて、ホッ。みんなニコニコ顔でバスに向かったのでした。 

  さて駅へ戻りトイレ休憩。その間、5人はなんと「喫茶店でかき氷」とカワイイ事後連絡で、戻るのを待つ間
 「あんなんだケド、あいつ等は一番よく動いてくれる連中です」と教諭。 
 『だろうね!なんだかんだ言ってるけど構って欲しいんだ』と小生。

  名古屋駅前・中小企業センターへ移動。地下1階・階段教室で5時からオジさんの《なぜ万博反対運動に
 かかわることになってしまったか》を簡略に自分史を含め漫談50分。なぜだか盛んな拍手と《小生には過分な》
 講師料を頂きお別れしたのでした。う〜っむ、ボランティアは散々やってきたから、月1回でいいから《こんなんが
 あるといいな〜》……おいおい、コラコラの半日でした。

 ★7月17日(日)午後2時〜4時前【政務調査費・街宣行動】今池ユニー前
 
 このへんかなとケッタでうろうろしていたら声を掛けられた。成田操、岩田菊二、藤田国弘の《超・強烈
 スジがね入り》トリオだった。今池は名東区と西区の往復ルートの一つだが、小生には通過するダケで
 馴染みが 薄い。名古屋では有数の飲み屋街で、気楽な飲食店が多く庶民の繁華街だ。

  『ここらあたりでやろう』と街頭の支柱に横断幕二本を張り渡し、目の前の店舗2軒に「仁義を切り」
 ハンドマイクでアピール開始が2時ジャスト。メンバーも今日はいつもより多くて総勢8人!さすが庶民の下町。
 普段着の人がほとんどで生活感にあふれアジア系の人も多い。ビラの受け取りは栄に比べると格段によく、
 どんどん手持ちが減っていく。中高年が多いのも特徴だ。富田かつぞう市議に堀はじめ前・県議もかけつけ
 アピールが続く。話しかけると耳を傾け意見を言う人もいた。

  「あっ、知ってる。テレビでやってた《サスケ議員》 が新幹線代に使った《やつ》でしょ。好き放題に使えて
 議員っていいねー。だから一度やったらみんな辞められないんだ」という人も。「一種の闇給与だな」
 「しょうがないね、議員の特権だから」 「あんたも議員にならなくちゃ」 「権力を持っているのが連中だからなー」
 「むだ、ムダ、無駄、なにをやったってお上にゃ負けるよ」などなどいろんなコトを言うヒトがいた。でも、みんな
 異口同音に「こんなんしたってなんも変わらんよ!」 う〜む、そりゃそーだケド・・・『なんかしないと、よけい、
 変わらないんじゃない?』というのがやっと、とほほ。用意のビラ650枚がゼンブはけて、予定より20分早く
 活動終了。お疲れサマ、みなさん!!ふ〜っ、やれやれ。

★7月23日(土)地元学区に二度目《生徒募集チラシ》新聞折り込み:反応ゼロ
  卒業した生徒分の補充ができないまま1学期が過ぎた。ここまで来たら笑うしかない??

  ◆7月25日(月)120. 【志学ゼミ塾長と生徒の会話】テレビで大宣伝の大手塾とは勝負にならないけど
  『先生も30年間の経験と根性で教えるから、みんなも覚悟してやること!』
(●原稿・行方不明でとほほ割愛) 

 ★7月30日(土)午後:【 9条の会・西区:呼びかけ人の件で、西区選出市議来宅 】
  
先だってから電話で依頼のあった《9条の会・西区》の立ち上げ呼びかけ人の件について、昼過ぎ共産党・
  名古屋市議ら4人突然来宅。例のごとくほとんど小生が一方的におしゃべり。詳細はネット新聞連載コラム
  「当世下町寺子屋事情」同封別紙に。(▽以下に転載)

  ◆7月31日(日) 121. 【7月下旬9日間の日常些事】
 
 学校が夏休みに入って最初の志学ゼミのお休み:7月30日までのあれこれ

 
7月23日(土)地元学区の《通塾エリア》に20日に続いて2度目のチラシを入れた。愛知で80%近い
  購読率の中日新聞にだが、反応は見事にゼロ。友人にグチると「大手の《タレントのカラー写真入り両面印刷
 ・B4グラビアチラシ》に慣れた目からみると《ワープロで手製・A4チラシ》なんか1万枚で1本電話がかかれば
  いいほう。ほとんど誰もみないでオシマイ!気休めにしかならん。うちも折り込み入れたけど、おんなじ」でチョン。

  ▽『んなことワカッテる!ただ、まだやってるよ、ちっちゃな塾だケドって、存在をアピールしときたいだけ。
  モチロン1人でも来れば文句ナシだけど、もう、そんな時代じゃないもんな、コツコツ地道な個人塾のさ』・・・
  《土・日にキャンプ》というヨダレがでる誘いを断り、ひたすら待ちぼうけだった斜陽塾の相変わらずの土・日でした。
  それにしても《どんなに誠心誠意尽くして指導し、送り出しても》あとが続かない【ヤ】な時代になったもんデス! 

 
26日「お世話になりましたが、家庭の事情で」と暗い声で保護者から電話。 『あ〜、やっぱし、そうか』
  月謝が遅れだし「少し待ってくださいって」と生徒がいうようになり心配していたが、とうとうソコまできたか、ふ〜っ。
 
 
27日昼近く、溜まっていた月謝を持ち、親子そろって挨拶にみえた。  「先生、どうもお世話になりました」
  『そうですか。本人は来たいようなんですが、うちもタダというわけにはいかないんで、ほんと残念ですが
  これからも分からんことがあったら、聞きに来ていいからね!』と生徒に声をかけたが、寂しそうに帰っていった。
  『んなコトいわれても、これないよな〜、もう。ゴメンね、力が届かなくて』 

 
28日午後2時過ぎ 8月から始まる《中3・特別クラス》用の細かい授業スケジュールをワープロしていた。
  すると突然、画面が波打ちだし文字が溶けたように垂れはじめた。わお〜、なんだ!なんだ?コレは!ど〜
  なってんだ。もう25日分まで作ったから、あと少しで完成するのに、ここで壊れたらホント困る、タイヘンだ、
  トニカクここまでの分だけでもなんとかしなくちゃと、保存のキーを押した。終了の画面になってもまだ波うっている。

  ▽そこではっと気がつき、隣りの部屋の乾湿計を見ると、なんと33
、室内でこの気温。開けっぱなし網戸の
  南向き廊下に続く部屋で真昼の作業。本人は半ズボン・裸で平気なのだが、器械が熱でダウンしたと即座に判断
  手もとの団扇(うちわ)でおもいっきしパタパタ、パタパタ、通風孔を煽いでみた。するとすーっと揺れがおさまり
  通常の状態に。な〜んだそういうコトだったのか。

  ▽〔ミノルタカメラ製作所・MWP101〕40ウン万で買って15年以上使い続けてきたワープロ。寒さでダウンする
  ことは知っていたが、暑さもとは。もう《持ち主と同じ》で耐用年数が尽き始めたのか?う〜ん、今から2階へ
  上がって扇風機を出し、降ろしてってのもなあ〜、あと少しだし時間もないし、まっ、いいか。で、左利きの特権、
  右手で団扇をパタパタさせながら、残りをなんとか仕上げ、プリントアウトにこぎつけた。土用の丑の日も近く
  うなぎの蒲焼きをしている気分でした。あ〜『器械は裸になるってワケにいかないから気の毒ですネ』うん?

 
30日学校が夏休みに入って最初の、わが志学ゼミのお休み。午後1時プレイボールの甲子園・愛知県大会、
  名古屋ドームでの決勝戦をゆっくりテレビ観戦しようという算段。教え子が愛工大名電の選手なのだ。
  その前にまず、ブランチの用意。冷蔵庫をあさり、ありあわせの材料でツマミを準備。たまねぎ、ピーマン、
  キャベツの野菜炒め、最後に卵を落とし塩コショウの味付けで1品。シーチキンのマヨネーズ和え、定番の納豆と
  チーズ、果物はトマトとリンゴを半分づつ。メインは支援者の方が送って下さった《無農薬のジャガイモ》を2個、
  ラップで包んでレンジで3分。バターでいただくとコレがもう絶品!!

  ▽用意万端整え、テレビをつけるとNHK。受信料支払い拒否(影山さんの呼びかけに呼応して)で払ってないし、
  よそはとリモコンすると『ヨシヨシ、やっている』で、その局でみることに。どうでもいいのにヘンなとこにこだわ
  るんデスね。このオジさんは、いやはや……。さて試合は2回1点、3回2点と名電のペース。志学ゼミ期待の
  「コウキ」選手は高1ながら、春の選抜でベンチ入りした「優勝メンバー」の一員。残念ながら控えで出場機会は
  なかったが、まあ、行けただけでよかったし。

  ▽夏の今大会は初戦で5回途中、代打で出場し、3打数2安打。以来、準決勝まで代打ながら、出ればヒットと
  いう大活躍。ただし正規ポジションのファーストに高3・花山という強力なレギュラー選手がいて、控えのまま。
  試合は名電の一方的な攻勢で5回、もう7対0。レギュラー選手の大活躍で、控え選手のでる幕がない雰囲気。
  500ml缶びーる2本目がカラになりCMの合間に『ちょっと』と横になったのが大間違い。あ〜あ、珍しく扇風機を
  かけていたのも、はっと気がつくと試合は終っていた。こんなに効くとは、むむむ、歳をとったなあ。

  ▽結局「コウキ」は小生がうたたねしている間の9回に代打で登場、見事2塁打1打点。その裏の守備にも
  ついたという。彼の愛知県選抜予選の通算成績は6打数5安打4打点3得点1盗塁、打率は8割3分3厘だった。
  ただし正一塁手の花山選手も20打数9安打4打点6得点7盗塁、2塁打2本、3塁打3本の大活躍!
  本番の甲子園で「コウキ」が一度でも打席に立てたらいいなという状況。あとはただ彼の幸運を祈るのみ。

 
31日昼過ぎ、相変わらず半ズボン裸でコンピュータしていたら「ピンポーン」ひょっとして《入塾申しこみ》か、
  とあわててでると、熟年の男性の声 「先日、お電話した9条の会・西区の件でおじゃましました」・・・う〜ん、
  なワケないもんなーとぬか喜び?に落胆の格差がデカイ。気をとりなおしTシャツを着て迎えると男女2人づつ、
  面識のある共産党・市会議員女史の顔もあった。

  ▽サウナのような熱気の玄関で立ち話ともいかず『じゃあ、教室でお話しを伺うということにしましょう、どーぞ!』
  『では今から臨時授業を』いきなりの冗談に、「子どもの頃を思い出します」と破顔の皆さん。
  「9条の会西区の呼び掛け人になって下さり有難うございます」と先日の電話の主。
  『ええ、9条の会は随分前から全県規模で《水田洋さんが代表》で活発に活動されていて、趣旨は了解しています。
  でも、こんなに大人数でタイヘンですね、わたしのとこまで、わざわざ日曜に

  ▽『ただ新たな市民運動といっても、無党派のひとたちはこれまで県民投票なんかで相当期待してくれて頑張って
  くれたんですが、でもやってもやってもゼンブだめ無駄で、ちょっともう無力感で、みんな疲れきって諦めちゃって
  いるんです。それから《党是は別として》共産党の言ってることはよくわかるし、われわれに近いと思うんですが、
  時代にあわなくなっているんです、完全に!』

  ▽『もう誰でもなんとか食って、着て、生きていける時代ですから。極端な話し1人残らず豊かな暮らしって
  ゼッタイに不可能だし。無理だと思うケド、まず【生活福祉党】なんて名前を変えるとか、綱領を変えるとか・・・
  できんだろうけど、ゼッタイに!』
  「でも、最近、貧富の差が極端になってニートとか派遣とか、労働環境も悪化してるし」
  『でもね〜、ヒトのことが言える立場じゃないけど、自分のコトじゃない、ヒトのことで駆けずりまわっている
  《あんたたちって》はっきしいって変人、奇人なんですよ。変わりもんの集団なんです、まったく正直なハナシ!
  そこんとこを自覚して動かないと、浮いたままで……』 

  ▽『きちんとした身なりだけど、子どもまで連れて、老若男女数人ずつで1軒1軒まわっている宗教団体があるけど
  《朝から晩まで街を回ってるけど、食う心配がなくて優雅な集団だなあ》とか《ほかにすることないんかよ!》って、
  冷たい目で見ているのが普通の庶民の感覚で、オームとおんなじ。かかわりたくないってのが本音ですョ』 

  ▽『民主主義だから、主義主張はナニをいってもいいけど、今は何か《どデカイこと:天変地異みたいなコト》が
  勃発しないかぎり、このまま、なんも変わらないんじゃないかな。共産党さんもじっと我慢で、自分か世間が変わる
  のを待つしかないんじゃないの?』

  ▲『ある意味、いちばん平和で、豊かで、恵まれた時代じゃないかな、今の日本って』・・・訪問者の皆さんを
  無視して一方的にしゃべりまくるおじさん。「では、呼びかけ人が50人以上になったら集会を開きますので、
  また連絡します」・・・アッケにとられて、みなさん、そそくさとお帰りになったのデシタ。
  《 注● 海上の森くらぶ通信は万博閉幕で終刊。今後は活動記録に基づく回顧録となります 》

      
次回から【海上の森原人・ヒマつぶし言行録】:2005年8月号


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