海上の森原人回顧録 その8
  
2006年12月以降《市民活動文書・メール&じゃんじゃん掲載記事・転載》
     

第160回【京都知恩院/ピースウォーク/イラク差止訴訟/自然ネット総会準備

08年4月3日(木)11:42 【あいち自然ネット・カスミ網バスターズ展示資料】
 皆さん みやながデス 以下の件について「手間賃なしのボランティア作業」と
なりますが異論がないと思いますので、篠田さん、どうかよろしくお願いします。
>>Sent: Wednesday, April 02, 2008 6:57 PM 《A4(210×297cm)だと1枚630円になります。8枚作るとすると、630円×8=5,040円になります。これをパネル加工すると(まだ調べていないが、百円ショップで台紙を購入するつもり)、計6,000円くらいになります。

これでいいでしょうか?ちなみに、いま海上の森野鳥の会の会計は、57,851円あります。引き伸ばす写真としては ①密猟現場 網の張ってある状態 ②ひきむしられた野鳥の羽根 ③竹竿の束 ④束ねられているかすみ網 ⑤鳥屋場の遠望 ⑥密猟小屋 ⑦針金の束  ⑧テープレコダーなどの密猟道具でどうでしょうか?検討して下さい。篠田>>

4月4日(金)10:03【RE: 新任ごあいさつ】 三輪様
 【海上の森野鳥の会】代表・宮永正義と申します。92年から海上の森を活動エリアとして、野鳥を中心とする観察会や周辺一帯を含む地域で、密猟防止など自然保護活動を実施しています。海上の森の保護・保全はもちろん、愛知全体の森林資源など自然環境の維持・管理のため微力ながら協働していきたいと考えています。

 自己紹介といってはなんですが、お時間があればネットで以下の項目などを検索下されば、小生のこれまでの活動の一端をお示しできると思います。◇「宮永正義」「海上の森原人」「上野数馬」「カスミ網バスターズ」◇いろいろご相談しながら活動を続けたいと思いますので、こちらこそ、今後ともどうかよろしくお願い致します。

★4月5日(土)ジャンジャン掲載【
みみずのたわごと(17)鰯の頭も信心から】
      
     金華山・岐阜城から長良川を望む。弱肉強食・動乱の始まり戦国時代!
     
庶民も信者に巻き込む宗教興隆期となった。29日筆者撮影。

 3月末から5日間ぶらぶら旅に出た。といっても観光地巡りではなく、最近落ち込み気味の身内の気晴らしにとお見舞いやら墓参りを名目に、いつでも、どこでも「わっはっはー」と笑い飛ばしてオシマイ!の底抜け陽気オジさんの出番を図った次第。済んだコトをいつまでもくよくよしたって始まらない。老若・貧富に関係なく、1日24時間はあらゆるニンゲンに平等!だったら「明るく過ごさなきゃ損」というのが吾輩の宗教?なのだ。

 同時に「とんでもない事件が続発する」世相を覗いてみようという野次馬根性もあった。それには鈍行列車に乗り、町を歩く。そして縁があった人・よーするにたまたま目があったとき「にっこりしてみて、笑顔を返してくれた」人に片っ端から声をかけて話しをする。いつもやっているコトだが「頭髪を顎に転移」させてからは格段に警戒されなくなった気もする。中には初対面なのに話が弾んで「(髭を)ひっぱってもいいですか?」という女子大生まで。そんな旅のイロイロを少しだけ書き散らしてみた。

      

いつの世も子の健やかな成長を願う親心は変わらない、例外はあるが……
     稚児行列のお稚児さん・京都知恩院で。以下31日筆者撮影。

 いきなり初日、事故とかで地下鉄・千種駅で臨時停車。なかなか動かず不安になりかけ
た頃、そわそわしだした旅支度の娘連れの母親と目が合った。で、「海外旅行ですか?」
「ええ、そうです。この子だけですが・・・春休みで、でかけるんです」
「いいですね~。うちの娘もでかけて、帰ってきたばかりなんですよ」
 「そうですか。どちらへいかれていたんですか?」
「オーストラリア、ゴールドコースト周辺です。お宅はどちらへ?」
「タイです。まあ安全な国みたいなので、無事に行けるかと・・・」
「タイですか。あの辺では一番治安が良くて、今でも仏教が盛んなようですし」
「そうみたいです、では」と目顔で挨拶し、JRに乗り換えるのか親子が降りていった。

 心配なんだろうな、後は祈るしかないという雰囲気で・・・。そういえばオレってやっぱどっか変なんかな?ゼンゼン心配しなかった。行きたければ行けばいい、なるようになる。人生一度っきり、なんでもやれるときにやるっきゃない!自分で決めて自分で責任を取る。最悪、あてにするのは身内くらいまで。それでこそ人生・・・そう「信じて」いる!?

 翌日、未だに夜になると「故人を思い出して涙が出る」という塞ぎ勝ちの姉に案内を頼んで、小生は初めての金華山・岐阜城に登る。初心者用「七曲りコース」をゆっくり、たっぷりおしゃべりをしながら45分かけて山頂のお城へ。天守閣からの眺めは素晴らしかったが、歴代城主や重臣の肖像画に記された経歴を読むとまさに凄愴そのもの。親子、兄弟、縁戚が「権力を巡って殺しあう」壮絶な斉藤道三、織田信長を筆頭とする戦国時代。人情なんて皆無?!姉も沈黙したまま言葉がでない。これも一種のショック療法?

 「ほら、ほとんど20代や30代、よくて40代で死んでるね。普通に死ねたなんていないみたい。それに比べれば、精一杯72まで生きて寿命を全うできたんじゃないかな。あの時代ならみんなとっくに死んでるぜ。いつまでもくよくよしないでさー。生きているってそれだけでも素晴らしいと俺は思うよ、こんな年になっても兄弟一緒に歩けるしさ」「そうだね。毎日仏壇を拝んでいるだけでは気が滅入るばっかしだし」気分転換できたのか少しは元気がでてきたようで、その夜、二人でチュウハイで乾杯!

 4日目・31日。術後で体調がすぐれず鬱気味の妹と知恩院の御廟修理落慶法要に列席。かくいう小生は自称・無宗教。やるだけやってダメなもんはダメ。「神も仏もあるもんか」が61年の実感。自分が「主催の立場にある」宗教行事はすべて慣習は無視、無宗教で通してきた。でも人様の信心は一向に構わない。ひとそれぞれ、好きなモノ、好きな宗教を信ずればいい。それでそのヒトが救われるというのなら別に何を信じようと構わない。
          
      齢92翁・坪井俊映知恩院門跡の矍鑠たる足取りに信仰を深める信者も。
           長命と健康が宗教の根源の願い!とか……

 ただ、葬祭は深い繋がりがあった者だけ集まって偲びたければ偲べばいい。義理で集まった、それも普段、宗教なんぞ考えたこともない連中が、見たこともない坊さんのワカラナイお経を痛い足を我慢して聞いてオシマイってどうなんだ?というのが本音。それにみんないつかは死ぬ。死んだらオシマイ。それで忘れてくれていい。後は「なまなかにいかない」それぞれの人生をてんでに生きればいい!それが小生の信じる「鰯のアタマ」教!

 それを認めない連中とは付き合わない・・・それで十分これまで生きてきた。だけど、今の時代「宗教っていったいなんだろう」なんて考えながら、浄土宗総本山知恩院の墓地へ。頑として無宗教を言い張る跡取りを見限って、親族がこさえた両親の墓が知恩院にある。振り向いた斜め左に「湯川秀樹博士」の墓所があるこれ以上由緒正しき場所はなしという墓地だ。まさに地獄の沙汰もなんとやら、ナニの力って凄い。小生は頭を垂れるのみ。

 それにしても、宗教法人というのは結構な?職業を保守するシステムのようだ。わけても世界遺産・古都で由緒ある社寺の専用駐車場にはいずこも結構な高級車が鎮座していて、巡行法要も艶福比類なき顔色のお坊様方が金襴・贅を凝らした袈裟をまとい、流派の格付けに従い、序列を守りしずしずと練り歩かれる。区切りの年ごとに大法要。社殿の修理に改築、再建と喜捨は無制限・無課税。信ずるものは救われる。まことに結構なことで。

 えっ結局なにがいいたいかって。それはそのーとにかく平和だな~ってこと。低成長の格差社会なんていわれるが、いろんな宗教が好き勝手に活動していられる、しかもほとんどの日本人が宗教に無関係で生きていける今って、これ以上ない豊かで恵まれた時代なんだろうなとつくづく思う。モチロン例外はどうしてもある。医者もいないし病院もない、生まれた身分で「その日1日生きていけるかどうかすらわからない」時代には、それを信じるしかないから「宗教」の存在意義があったんだろう。そろそろ「上みりゃキリなし」教でもはやらんもんかなー?

4月5日(土)10:11【RE: 子どもの近況・写真①デス】 転送ありがとうございます。
 我が家は息子が父親の政治活動?のせい?で愛知での就職ができず、東京にでてそれっきり5年たって、もう絶対に帰らないと言っています。娘はオーストラリアでのワーキングホリデイで1年行っていて3月17日に帰ってきました。休学して行っていましたのであと半年大学に通って、単位を取って9月に卒業するそうです。 @今、とりあえず就職活動をしているようですが、見つからなければ2年間のビザがとれるそうでまたオーストラリアへ行くといっています。ワーホリのバイト関係から仕事を見つけてそのまま向こうに住みそうな雰囲気です。

 まあ、親業はとっくに放棄していますので、本人の好きなようにさせます。ところでもうずいぶんお会いしていませんが、今でも川名の水野眼科ですか?なにか参加されている活動など、行事がありましたらお知らせ下さい。できることがあれば協力したいし、記事も書けると思います。ではでは。

4月5日16:40【原稿について】 池住さん みやながデス
 ピースウォークでのおしゃべりに通信の内容を加味して「イラク派兵差し止め訴訟」裁判も告知する記事を書きました。近日中に掲載されると思いますが事後承諾となりますが、よろしくお願いします。記事は添付しました。(08.04.05.9条ピースウォーク) 

4月7日(月)12:37【修正です】 編集部さま みやながデス
 本日掲載の「政務調査費」の記事で1ページ目の終わり近くの●調査のためだなら分かるが、団の総会での昼食代では条例の規定から外れる。→調査のためだ【という】なら分かるが、団の総会での昼食代では条例の規定から外れる。*原文にはあった「という」が欠落しています。どうも宮永と上野の頭の切り替えがうまくいかず、記事の改稿にお手を煩わせてしまい申し訳ありません。今後とも注意したいと思います。ではでは 

4月7日13:12【5月の伊勢、志摩行きについて(予告)】 篠田さん、皆さん
、みやながデス 早速の手配と案内ありがとうございます。突発の急用がなければ「志摩行き」ぜひ参加したいと思います。皆さんとのんびり「ゆんたく」するのを今から楽しみにしています。それから4月19日豊橋で開催の「あいち自然ネット」総会でのお手伝い「確実にこられる方おひとり!」どなたか手を挙げていただけませんか?
 豊橋市民センター(カリオンビル)5階・午後1時集合:開場・午後2時 今のところ小生と「仕事が入らなければ」参加される不確定の篠田さんの2人です。往復交通費は会で負担しますので、ぜひ声をあげて下さい。協力していただける方、宮永まで連絡して下さい。

*仕事は受付、資料配布、託児、会場の設定、後片付けの補助などです。終了・午後4時 5時半頃から2次会(希望者のみ自費)の予定です。以下はオマケ・最近掲載の記事などです。《08・04・03 万物蠢く春!ロケも満開? 宮永正義》《08・04・04:名古屋市民オンブズマン、政務調査費返還求め提訴へ 上野数馬》《08・04・05 9条ピースウォーク、ただいま愛知を縦断中 宮永正義》**

>>【5月の伊勢、志摩行きについて(予告)】 5/10(土)から11(日)の一泊二日で、走出さんとその仲間の方が伊勢・志摩に所有されている「別荘」に遊びに行こうということになりました。今のところ、10人くらいの人が参加希望です。集合は地下鉄「上社(かみやしろ)」前。(コンビニかなんかがあったような…)午前8時です。参加費用 宿泊費 2,000円 交通費、食費 8,000円くらい?持ち込み大歓迎!!参加希望の方は、篠田まで連絡をお願いします。(今日、希望された方も一応お願いします)車を出せる方は、その旨連絡をして下さい。みなさんの参加をお待ちしています。  篠田耕児>>

4月7日17:005【RE: 原稿について】 池住さん みやながデス
 おほめの言葉、嬉しいかぎりです。早速ですが、既着の「メール通信」から池住さんの言葉を引用してイラク差し止め訴訟バックアップ記事を一本書きたいと思います。「予定稿を仕上げて送ります」のでチエックして下さいませんか?それからできれば12日夜の女性会館での集会で、少しお会いしてインタビューもして、この原稿に付け加えたいとも考えています。「引用の可否」と「12日夜の都合」をお知らせ下さると幸いです。あつかましい申し出とお願いですがよろしくご配慮ください。

4月7日17:16【白井えり子 日進市長選挙関連記事】 白井さん みやながデス 相変わらず意気軒昂!お元気なので安心しました!!遅くなりましたが、以下4件が日進市長選挙関連の記事です。(記事略)

4月7日17:37【9条ピースウォーク 名古屋イベント】 久野さん みやながデス
 お言葉に甘えまして、久野さんのメールを引用し、それに当日のおしゃべりを加えた構成にして、以下の記事を本日、ネット新聞に掲載しました。事後連絡となりましたが、悪しからずご了承ください。今後とも、いろいろよろしくお願いいたします。ではでは!

     ジャンジャン掲載:
「9条ピースウォーク、ただいま愛知を縦断中」
 ◇「名古屋大学9条の会」学生さんのもてなしに感激◇ 「9条ピースウォーク」一行が
4月2日、名古屋市北区黒川に到着した。「様ざまな国の、様ざまな人種の、様ざまな人々が共に歩くこと」で憲法9条の精神を体現する。同時に、沿道で触れあう人々や、各地で開く集会、宿泊地で出会う人々と「平和のありがたさ、素晴らしさ」をわかちあい、9条の精神をアピールする「9条世界会議」につなぐ活動だ。今年2月24日に広島・平和公園を出発し、71日間かけて5月4日、千葉・幕張メッセ到着を目指している。
      

左から中野いずみ代表、久野秀明氏。手元のパンフはお願いしたワケではありません!
    
  ピースウォーク名古屋地区世話人で筆者の10数年来の知人、久野秀明氏から連絡を受け、3日正午から2時まで中区栄小公園で開かれたイベントと、その後のピースウォークに参加した。まず、久野氏から2日から今日までのピースウォークの様子を聞いた。

 昨日、名古屋に入りました。航空自衛隊小牧基地では石野基地司令に申し入れをしました。途中で休憩した公園では桜が満開で、記念写真を撮りました。名古屋が近づくにつれて地元の9条の会の皆さんが次々と加わり、ふくらみ盛り上がりました。でも公式発表は49人です。夜は「名大9条の会」の学生さんがもてなしてくださりました。ちらし寿司、湯豆腐、とん汁、ほうれんそうの胡麻和え、サラダ。「予行演習」までしてくださったので、とってもおいしかったです。ウォークの参加者、おもてなしの学生さん、若い方々のがんばりに感激の1日でした。
 今朝は8時30分に黒川を出発しました。名古屋の中心部を歩き、愛知県庁と名古屋市役所を訪問して平和行政への要請をしました。栄小公園に着くと9条の会の皆さんがお昼のお弁当を差し入れてくださいました。今から歌やヒップホップを交じえた街宣をします。えっと、愛知岐阜実行委員会の代表を紹介します。話はそちらからも聞いて下さい。
          
    
ラップを歌い踊る外国からの参加者。青シャツの左の人物は高校教師とか。
記者:地区代表として、これまでのウォークの感想とか印象をお聞かせ下さい。

中野いずみ代表:滋賀・岐阜県境の関ヶ原で、寒くて雨が煙っている中から日本山妙法寺の僧侶が叩く団扇(うちわ)太鼓の音とともに野武士のような姿の一行が現われ、それを迎えたときに心から感動しました。賛同して積極的に加わって下さった方々が多く、いろいろな団体、信条の方々が一致団結して行動できるようになり、自分自身の新しい一面も分かりました。 幼少の頃から太平洋戦争の遺骨収集の運動に父親が関わっていたので、平和運動には関心を持っていました。そんな背景があって活動を始めたと思います。ほんとうにいろいろな方が参加されているんですよ。

記者:そうですね。ほんとに多彩なメンバーですね。どうもありがとうございました。
◇他の参加者2人にも少し話を聞いた◇

池住義憲氏:9条は絶対に守り抜かないとダメです!イラク戦争もますますひどい最悪の状況になってきています。3月1ヵ月間に戦闘で犠牲になったイラク人は1,082人(1日平均35人)。そのうち925人は民間人でした。今年1月は541人でしたから倍増しています。 それぞれ異なった尊い人生を送っていた人間の死を数字で表す。しかも束ねて数値化する。私はこれに強い違和感を持っていますが、あまりにもひどい現実が続いているので、敢えて数字を挙げました。03年3月から、今もアメリカ軍が戦争をしている地域があり、そのことをわれわれは忘れてはならないと思います。

記者:そうですね。なんだか第2のベトナム戦争の気がしてなりません。悲しいですね。そういえば、もうじき高裁判決*がでますね。(注*名古屋高裁民事第3部での「自衛隊のイラク派兵差し止め請求控訴事件」)
         
    行進の先頭で横断幕を広げる若者たち。平和すぎて平和を実感できないニッポン!

池住氏:17日1時半から控訴審の判決がでます。傍聴に来てください。
記者:どうみてもあれは戦争ですよね。庶民の常識に合う判決が出るといいですね。 

近藤ゆり子氏:ほんとうにお役人っていうのは度し難い連中です。個々に会うとほとんどの人は人間としては良い連中なんだけど、仕事となるとどうしようもない。理屈も筋もへったくれもない。どんなに論理的に矛盾していても、それを無視して恥とも思わない。それによくもまあ、嘘ばっかし平気で言えるもんだと。 
記者:ずいぶん怒ってますね。まあ、これだけ徳山ダムで滅茶苦茶なことをされたらねえ。 近藤氏:それにしても、どこに行っても同じ顔触れで、喜ぶべきか悲しむべきか。 

記者:大垣からのゆり子さんに岐阜の世話人の野村さん。わざわざ遠くから駆けつける物好きなんて、そうはいませんよ。それに名古屋の人権や平和、労働、反原発に反貧困、環境なんかの主だった人がほとんど来ていますね。でも、こんな活動ができるにはそれなりの覚悟が必要。打たれてもけなされても、シツコクくどく信念を貫こうと・・・。

近藤氏:そうね。みんなそれぞれ重なって活動しているし、これからもね。
 ピースウォークは、岡崎(7日)、豊橋(8日)を経て、9日には静岡県に入る予定という。
「一緒に歩こう、迎えよう」という方、ぜひ参加してみて下さい!・東三河地区連絡先:電話0532-62-0016・杉浦方 

4月8日(火)9:56【RE: 「あいち自然ネット総会」のお手伝い】 丸山さん、大羽さん、篠田さん 皆さん みやながデス 早速のお申し出ありがとうございました。「あいち自然ネットサポーター」にも声をかけましたので、会長団体として責任を持って総会支援ができる人数を確保できました。ともすると「官に対する抵抗勢力」と敬遠されがち?なわれわれですが、県提唱の市民団体とはいえ「口で言うだけ」でなく実際に人員を派遣し共に協働するという点からも、実働初年度の「この総会」は非常に重要です。

 基本的には「センターが構想する計画案」と「学や民が提案する事案」を共に検証し、意見交換し、可能な限り共催し、後援しようというものです。その前にまず「活発な情報交換ができるネットワーク作り」が急務ですが…。それらについては総会で皆さんに、幅広い協力を呼びかける予定です。

4月8日15:44【RE:取材の御願い】 可能です。すでに同会代表・池住義憲氏に
単独インタビューをし、「作成原稿の会話」にミスがないか、チェックをお願いしたところです。まずは提訴にいたる経緯など、裁判の概要についてのインタビューです。

>>Sent: Tuesday, April 08, 2008 1:47 PM 上野 様 こんにちは。 お疲れさまです。
下記の件、取材は可能でしょうか? 小池 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー  自衛隊イラク派兵差止訴訟・名古屋 事件名:自衛隊イラク派兵差止訴訟
 ~強いられたくない。加害者としての立場を~

係属機関:名古屋高等裁判所民事第3部 青山裁判長
次回期日:2008年4月17日午後1時半~ 名古屋高裁1号法廷
次回期日の内容:判決  紹介者:川口 創弁護士 連絡先:イラク自衛隊派兵差し止め訴訟の会 TEL052-781-0165 (名古屋学生青年センター内)

4月8日15:37【イラク派兵差止裁判原稿08.04.09) 池住さん 送ってくださった
第6信まで読みましたが、膨大なので重要な要点を簡潔に切り取って、添付の記事になりました。予定稿ですので日付がとりあえず明日にしてあります。ミスがあればもちろん修正しますし「これだけは主張したい」ということがあれば遠慮なく追加、挿入してみて下さい。

 ただし記事ですので、せいぜい2500字前後までという制限があります。その点を取捨選択して、小生の文の一部を入れ替えて書きなおして下さっても構いません。ただし最終の編集権は小生にありますので、その点はよろしく。確定稿についてもまた連絡しますのでアドバイス受け付けます。

4月8日16:13【あいち自然ネット決定事項&19日総会】 みやながデス
 笹川さん、小林さん、よろしくお願いします。 託児についてはいまのところ申し込みはありません。「海上の森野鳥の会」の豊橋在住の会員が子連れ参加しますが自分で責任を持つといっています。たぶん今回はいないと思います。保険については近所に「代理店をしている知りあい」がいます。今後の参考に保険を含めて考えたいと思います。以上よろしく。

4月9日(水)16:09【RE:イラク派兵差止裁判原稿】 池住さん
 早速の修正ありがとうございます。とにかく一日でも早く「全国に17日の裁判を予告したい」ので認めていただけるのなら、この原稿でいきたいと思います。ついては池住さんの写真を撮りたいので、明日以降11日までに名古屋市内なら「どこでも行きます」のでお会いできる場所と時間を教えていただけませんか?その際に追加インタビューもしたいと!ただし10日夜6時から名東区の富田かつぞう事務所で政調費の集会があり、その時間はムリですが。12日の集会は「もうひとつ別の記事」として報告したいです。

4月9日16:44【FW:日進市長選挙関連】   編集部さま みやながデス
 添付ファイルにある行事ですが、当日取材を「上野数馬」で可能でしょうか?事前は「宮永」名でインタビュー記事を書こうかなと思っていますが。前・愛知県知事選候補者だった石田氏が「会いたいといっている」と共通の友人から聞きましたので、アポはとれます。前・日進市長選候補者の白井氏にもインタビューできます。小生は次回衆院選の某氏選対の一員として動きつつありますので、とりあえず「無色を心がけて」公職選挙法にかかわるインタビューをするつもりですが。

4月9日17:24【
豊川水系対策本部事務局長との話】 伊奈さん みやながデス
 >以下引用:最後に今日、住民投票を求める会に説明をしたことを投げ込みで新聞に載せたいと言ったので、強硬に拒否をした。>これは正直な?お役人ですね。普通は了解なんか求めず、勝手に「報告した」と発表してしまいます。相手が「ゴリ押しで進めるダム建設」の不合理、不要性を本質的?に「少しはわきまえて?良心に恥じる気持ちがあるのかも?」しれません。

 いずれにしろ「都合のいい数字を挙げて話しをすり替えるのが常套手段」ですから住民投票を求める集会などで詳しく「事実の説明」を繰り返すことが必須です。今回の対応は、実に立派だったと感心しました。このまま推し進めましょう!!

4月9日21:52【RE:イラク派兵差止裁判原稿】 池住さん みやながデス
 明日16時・名地裁1階フロアーでお待ちします。よろしくお願いします。 ではでは!

4月10日(木)10:27【RE:イラク派兵差止裁判原稿】 池住さん みやながデス
 これで最終稿とします。明日に間に合えばいいのですが、掲載は12日になってしまうかもしれません。今日お会いして伺った話は次回の原稿に使います。12日の集会についても書きたいと思います。

4月10日11:10【勤務先アドレス変更確認】 蔵治さん* みやながデス
 勤務先のアドレス変更確認しました。6日に岩屋堂から「流水量観測所」のほうに無断で!入山して「タムシバの花見」にでかけました。正門に至る道が見事に整備されているのに驚きました。13日の「シデコブシの会」はなんとか天気になりそうですね。今日は午後名古屋高裁、夜は富田市議事務所で政調費対策会議でブツブツ、12日は鶴岡さんに頼まれた「海上の森」観察会の頼りない講師で13日はイラク派兵差し止め訴訟の取材と記事書きで、ヤレヤレ。毎日こんなんばっかしで困ったもんです。マッタク!!
 さて19日豊橋総会、うまくいくよう各方面に声をかけています。とりあえず、中日新聞には案内記事の掲載を依頼しました。(注:あいち自然ネット副会長・藏治光一郎:現・東大教授)
   

 第159回【モリコロ春祭り/ネイチャーゲーム/設楽住民投票/政調費活動

2008年3月17日(月)12:10【海上の森観察会&指名手配?写真】
 チヨコさん、鈴置さん、上田さん、皆さん  みやながデス いろいろまた始めましたので、
このところ殆どの土・日が詰まっています。土曜日(22日)は多分、主催するようになって初めて?か2回目の欠席になりますが、どうにも日程の調整がつかず止むを得ず、お願いすることになりました。2人とも観察会のリーダーとして経験は十分積んでみえるので安心です。

 なんせカスミ網バスターズでいつも案内を全てまかせているチヨコさんと豊富な山歩きと
GPSという優れものの達人で鳥に詳しい鈴置さんですから安心です。 いつも正確な記録を取ってみえる上田さんが仕事さえなければ参加して下さるはずで、鳥合わせが完璧!仕事のときは残念ですが、あてにしていますのでよろしくお願いします。あとは天候が心配ですが、小雨程度ならカッパを着て、メインを歩くくらいにして、かなり降っていたら集まったメンバーで、中止かどうか相談して下さい。よろしくお願いします。観察会の案内はたぶん19日中日に掲載されると思います。

3月17日17:17【あいち自然ネット・初行事】 皆様 みやながデス
 【愛・地球博】記念公園・3周年記念「春まつり」が開催されます。
◇日時:3月22日(土)・23日(日) 9:00~17:00
 ◎「メイン会場の大芝生広場」のNPO団体など活動紹介ブースで(あいち自然ネット)「あいち自然環境団体・施設連絡協議会」が出展し、所属団体のパンフ配布や活動紹介、行事案内など各種PR活動をします。
 ◎様々な団体・施設のみなさんとも交流ができます。23日は宮永も詰めています。愛知県内で活動する団体、施設の加入をお待ちしています。ぜひご検討ください!なお、以下に改めて発信した「会長」としての自己紹介と挨拶を添付します。(省略) 

3月17日17:59【設楽ダム記事ほか】 伊奈さん、市野さん、奥宮さん、皆さん 
 みやながデス いよいよ「住民投票を求める会」が始動し始めましたね。根気よく一人一人に説明して、賛同して頂くしかありません。くれぐれも代筆とか、別人の署名!が紛れこまないよう十分注意して下さい。応援に行きたいのですが、あくの強い「ニンゲン」が押し掛けて個別訪問などすると、なんでも!反対?の「セミプロ運動家」?が来たなんて悪意の中傷が予想されるので小生の出番はまたの機会にすることにします。

 なお、設楽ダム関連の記事がアップされました。ご笑読下されば幸いです。【造ることだけが目的か設楽ダム、県議会委員会通過 上野数馬】次に「市野さんのブックレットの宣伝」を入れました!コラコラものです!【みみずのたわごと(15)水と人との関わりを学ぶ 県主催交流会に飛び込み参加】なお以下はオマケで「自己紹介と挨拶」です。言うだけは誰でもできるんです!?(リンク先:省略)

3月17日18:15【政調費公開質問状&抗議文】 皆様  みやながデス
 成田さん原案で船橋さんが諸事・用意して下さった文書を13時に船橋、桑島、小生が集まり、提出して記者クラブへも報告しました。中日新聞は豊田雄二郎記者と面談できて、記事化をお願いしてきました。▲オマケですが、設楽ダムの記事がアップされました。ご笑読下されば幸いです。

3月19日(水)17:51【モリコロ春まつり出展パネル及びチラシ】小野島さん、皆さん みやながデス まあ写真を見て泣き出す子供がいなければいいんですが・・・。でもよく考えたら23日は本人がいて誰も近づかなかったりして・・・まあにぎやかしで小生は構わないのでいいんですが、他の役員から「どっかの裸男」のポスター事件のように「品位に欠ける」と苦情がでなければいいんですが、異論がありましたら?!宮永へ直接どうぞ!

★3月20日(木)【みみずのたわごと(16)ネイチャーゲームってなに?】
 知人から「ネイチャーゲーム講習会」のチラシを渡された。え~っと、どんなことをするのか、おおよその見当はつく。自然の中でゲームをするんだろうな、きっと、うん!すると不意に「馬跳び、缶けり、ショウヤに鬼ごっこ、釘差し、かくれんぼ」子供の頃の思い出が次から次に湧きあがってきた。う~ん砂利道や空き地の草っぱで遊んでいたな~。
 舗装道路なんてどこにもない時代で、下駄を履いている子が多かった。かくいう小生も小2までは通学に、高校生頃まで家ではいつも下駄を履いていた。大学の入学祝い!に生まれて初めて「革靴」を買ってもらったっけ。

 な~んて言うと「また!古い話を持ち出して」と、年寄りの昔話と敬遠されそうだが、まあ!構わず続けよう。敗戦直後に庶民が暮らす下町で生まれたオジさんたちにとって、遊び道具と言えば、せいぜいガラスのかっちん玉、木や鉄のコマ、しょうや(メンコともいうカード)、女の子はおはじき、お手玉、ゴム飛びの紐、端切れで作った人形
……なんぞで、高価なオモチャを買うおカネがあったら、まず食費、次に衣料費なんてもんだった。

 まあ「欲しい」といえばたいてい買ってもらえただろう?今の30代後半くらいまでの人たちには、オジさんたちの遊び道具なんぞ、どれもこれも「
ALWAYS三丁目の夕日」なんて映画か、歴史?ドキュメントでしか知らない人が多いんだろうな。モノがないぶん工夫して遊んだ。小学生までは、年齢差や体力差を、年長者が無意識のうちに配慮して「あうんの呼吸で」みんな一緒のまぜこぜで、暗くなるまで遊んでいた。

 それにしてもホントよく遊んだな~それも100%外で。学年の枠を超えて大勢で、とにかく集まってワイワイ。家の中なんて「箪笥とちゃぶ台」だけだったからすることがない!雨降りや夜なんか仕方なく、ラジオで「広沢寅造や春日井梅鶯、桃中軒雲衛門・・・」の浪曲とか講談を聞いて、結局「清水の次郎長」とか「寛永三馬術」なんてのを夢中になって聞いていたっけ。初めてテレビを見たのが近所の工場の食堂で、小5のときだったし。

 だけど貧乏だったなー。あんな時代には二度と!絶対に!戻りたくない!!だけど、大空の下で風に吹かれておもいっきり遊ぶから、いつも腹ぺこで出されるものはなんでも食べた!だからなんだろうな「今でも何でも!食べられるし丈夫」なのは。それにイジメもあったけど、かわし方を覚えて、誰とでも打ち解けて付き合える自分ができたような気がする。

 学校から帰ると、他のこどもと遊ぶしか「時間のつぶしよう」がなかった!テレビもない、冷蔵庫も洗濯機もない、庶民の家には電話も風呂もない、な~んにもない。代わりに未来への途方もない期待と希望の、そんな夢を思いっきりふくらませていた子供時代だった。
 ひるがえって現在、30代になっても「引き篭もり」のヒトがいるという。起きて食べてなんとなく?時間を潰して、寝てしまうのだろうか?それにしても「豊かになった、平和になったな~」とつくづく思う。小生なんぞ、その対極の「出っぱなし」ぶらぶら症、治療法がナイ!とほほ。

 しかしその日一日食べるのが精一杯の時代には聞かなかった言葉だ。そこらの庶民の感覚だと「家族以外に迷惑をかけなければそれも一つの生き方かも?」とか「身内には大問題」だろうが他人には関係ない話で「世間に被害が出たり事件が起きたら問題だが」なんて冷めた見方もありそうな気が。 昔から高等遊民といって「働きもせず、好きなことをして一生を過ごす」資産家の子息なんぞがいた。まったく事情が違うだろうが、最近の「引き篭もり」なども遊んでいても食べていけるからと・・・。

 本人の資質や生活環境など原因が様々で、これぞという治療法?がない深刻な社会問題とは十分承知しているが、ものぐさなヒトには「面倒な社会とボツ交渉で生きていけるなんていいな~」なんて考える不埒な人もいそうな気さえする。
 「おーいネイチャーゲームの話しはどうなった?」とそろそろブーイングが出そうで、ここでやっと振り出しに戻る!それは「子どもが外に出て、大勢で遊び、自然と親しむようにする」簡単にいうとそんな話し。大人だって童心に帰ってできるゲームでもある。

 リタイアして仕事以外で接する相手がぜ~んぶ中年以後の方々で、もう後がない!失礼。やはり未来の主役は子どもたち。相変わらず、我が子となれば「学歴」社会、経済力が支配する世の中で「自然の大切さ、環境の重要さ」を伝えるには、それに関心をもち行動できる子どもたちを育てるしかない。可能性は限りなく低そうだが、それしかない。で、まずは子どもと出会うチャンスを作り、一緒になって遊ぶ最新の手法を学んでみようか・・・。

 てなわけで「ネイチャーゲーム講習会」名古屋で3月中旬から3日間のコースにお邪魔してみた。理論や目的、手法や商法?は「日本ネイチャーゲーム協会」で検索すれば一発で了解できる。参加者は滋賀県彦根市、長野県原村など遠方からを含めて18名。この春から小学校の教師という方や、川崎市立少年自然の家で働いている方など目的意識のはっきりした方も多かった。

 冷めた大人ならフンと鼻であしらわれ「そんなバカなコトしてるひまはない」といわれそうな、よーするに集団でする遊びを「自然の中で自然を利用して」実地で練習する。昔しょっちゅうしていた「なぞなぞ、双六・トランプ、鬼ごっこや隠し物」遊びの応用編。
 60年代から70年代にかけて最盛期だったユースホステルで、ペアレントやヘルパーが主催しホステラーの多くが最大の楽しみにしていた夕食後のミーティング。見知らぬ同士が歌を歌い、手を繋ぎ、さまざまなゲームをして、新たな出会いがあった。あの現代版!

 ほとんどの時間を家で過ごす、集まっても「個別にゲームをするだけ」のいまどきの子どもたちが、野外にでて身体を動かし、言葉を交わし、同時に自分以外の生き物が暮らす自然にも触れる!「生きているのは自分だけではない!木も植物も動物もいるんだ」と知り、他者の痛みがわかり、配慮ができる子どもたちが増える、知識に実地での経験が生かせる、そんな可能性が見込める!ネイチャーゲームは優れものだと思う。

    
 目隠しして案内した木を:そのまま戻ったスタート地点から自分で探す「わたしの木」ゲーム。:雑木林のなかでゲームの手順を説明する中央・青山裕子理事長

 「課外授業の体験学習で取り組む小学校が全国的に増えつつあり、指導者の養成を求める声や、指導者を目指す教育関係者や大学生なども多くなってきています」と愛知県ネイチャーゲーム協会・青山裕子理事長からお聞きした。「生きる」に必要な物質的な豊かさでは昇り詰めた平和大国日本で、遊びをテーマに心の豊かさの回復を目指すネイチャーゲームを、お子さんはモチロン、ぜひ皆さんも一度は経験してみませんか。

3月20日(木)22:10【あいち自然ネット会計監査を実施します】 小野島さん
 みやながデス  ギリギリまでいろいろ手配ありがとうございます。残念ですが30日は法事で、前日から京都にいっています。お手数ですが事務局のほうで応対よろしくお願いします。

@実は両親の墓所が知恩院にあって、いつでも無料で拝観できます。湯川秀樹博士の墓所と同じ区画で、一列挟んだ隣で閑静なところデス。壇家ですから当たり前ですが、一般の方が入れないところもOKです。関係ない話しになりましたが、今の京都には「昔の風情が皆無」なのが残念です。

3月21日(金)18:30【住民投票の会について】 伊奈さん、奥宮さん、市野さん
 みやながデス 早速ですが「設楽ダム・住民投票の会」の記事を書きたいと思います。
設立趣意書とか呼びかけ文の最終確定稿など、資料がありましたらメールで送っていただけませんでしょうか。また最近の時点での賛同者数など、詳しい状況も教えて下さい。
 いろいろやっているので迷惑メールが膨大で、つい返信した分以外は一括消去していて、探すのが大変なんです。お手数ですがご配慮ください。また関連写真などありましたら、使いたいのですが。
 使ってもいい写真がありましたら、これも送って下さるとありがたいです。勝手なお願いですが、よろしくお願いします。なお23日は「あいち自然ネット」会長の初仕事が「万博記念公園」であって、
どうにも抜けられず参加できません。あしからずご了解ください。

3月21日18:35【
海上の森野鳥の会 明日の観察会】 上田さん、皆さん みやながデス これで大安心です。チヨコさん、鈴置さん、丸山さん、上田さんの「四天王の揃い踏み」ですね。結構問い合わせがありましたので、2、30人くらいになるかと思います。先頭としんがりさえ固めれば、あとはいつも通り、のんびりお願いします。

3月24日(月)13:39【東国原知事 ツーショット写真】 隆くん みやながデス
 なかなか忙しくて連絡が遅くなりました。東京で「ネット新聞の創立5周年パーティー」にゲストで招待されたとき、ネット新聞のカメラマンが写してくれたスナップ写真です。きみちゃんやのぶちゃん、あやこに渡したいので、次に送る分と合わせて、4枚くらいづつB5くらいのサイズに焼き増したいのですが。かかった費用はまた次の機会にお礼しますのでヨロシク。まだ取り込み方がわからなくてとほほです。あ~あ、やれやれ。

3月24日14:40【これからが本格的なダム中止の取り組み】 市野さん、皆さん
 みやながデス 本日24日午前10時からの3月定例議会・本会議を傍聴してきました。設楽ダム建設基本計画案」「政務調査費並びに費用弁償費に係る一部条例改正案」ともに議会での審議はなく「委員会での全員賛成の採決をもって、可決とする」との動議が「恐らく3会派の打ち合わせ?」で指名された議員から提出され、議長の「異議はございませんか」の問いかけに「異議なし」で、可決されました。

 議会議場での討議はいっさいなく!!事前の根回し、談合ですべて決めて、あとはカタチだけ議会にかけるというまったく《蝉の抜け殻》議会!議会政治の形骸化ここに極まれりという、幼稚園児にも劣る!!!有様でした。しかしながら議会のレベルはそれを頂く「有権者の民度を表す」というもので、こんな議員を選んだのはわれわれ県民なのですから、天に向かってつばを吐けば自分に降りかかる!まずは県民自身が変わるのを待つしかない?ことのようです。
 「ぶつぶつ言い続けてきた者」にとって「日暮れて道遠し」の感が深いものがあります。でも諦めず追及し続けるしか「ほかに手はない」ようで残念ですが。なお佐藤夕子議員は採決直前に退席し、次の議案の直前に議場へ戻りました。民主党会派からのこの意思表示への「処罰など対応」に注目しましょう!

3月24日14:56【海上の森野鳥の会 探鳥会】 チヨコさん みやながデス
 早速の報告ありがとうございました。それからレギュラーの皆さん、いろいろありがとうございました。また次回の観察会に詳しい裏話し?などもおききしたいと思います。このところ相変わらずの政治がらみの野暮用で大変です。やれやれ!

3月25日(火)13:22【お疲れさまでした!(鶴岡より)】 鶴岡さん みやながデス  早速の報告ありがとうございました。しゃべっているだけでお役に立てず申し訳ありませんでした。この件について「ネット新聞」に記事として掲載したいのですが、送って下さった写真のうち「小林さんとのツーショット」の写真と訪問人数など、報告の一部を引用させていただいてもよいでしょうか。お手数ですが、可否をお知らせ下されば幸いです。
>>(報告の一部)*ブース立寄人数 2日間でおよそ200名*「あいち自然ネット」を説明した100名*太陽光調理器に関心をもった人(会話をした)80名*丸太切り体験参加者(実際に切った)20名 (記録の画像11点添付)>>

3月25日18:38【サポーター活動・お礼】 小林さん、山口さん、 みやながデス
 22日、23日のモリコロパークでの自然ネットサポーター活動、どうもありがとうございました。お蔭で成功裏に終了しました!! この報告は近日中にネット新聞に掲載する予定です。今後ともよろしくお願いします。とりあえず、お礼まで。そうそう次は4月ですね。お会いできるのを楽しみにしています。ではでは。

3月26日(水)12:39【宮永さん お願いです!鶴岡より】 鶴岡さん みやながデス  お申し出すべて了解しました。原稿の添付もしておきます。写真は探して適当なのがあれば送ります。とりあえず原稿だけです。《環境市民・原稿》  ●宮永正義(みやながまさよし:筆名=上野数馬)「あいち自然環境団体・施設連絡協議会(略称・あいち自然ネット)会長  ●「あいち自然ネット」副会長となった東海事務所所長 鶴岡 朗氏の「責任を持って支えるから」との発言を頼りに「会長職を引き受けた」間柄で、森を愛する仲間でもある。共にジブリのアニメ「紅の豚」のフアンと分かり意気投合した。
●19歳で日本野鳥の会名古屋支部に入会。入退会を繰り返し現在は「海上の森野鳥の会」を主宰。政治を変えようという市民運動に関わり20年近く自然保護を訴えてきた。詳細は本名か「海上の森原人/末広まきこを辞めさせる会/名古屋市議政務調査費/設楽ダム/上野数馬」などネットで検索下さい。
●フィールドワークは92年から海上の森での観察会に参加。現在は毎月第4土曜朝9時・愛環鉄道山口駅集合で探鳥会を実施。93年以来密猟防止パトロールを開始。「カスミ網バスターズ・オオタカ密猟バスターズ」を検索下さい。
>>(一部引用)掲載紙:みどりのニュースレター5月号 No.180掲載コーナー:みどりのかわらばん みどりの特派員だより(14頁)●原稿ご提出期限:2007年4月7日(月)

3月26日13:34【4月19日総会&二次会】 原田さん  突然のメールで失礼します。海上の森野鳥の会の宮永です。あいち自然ネットの総会が来月に迫ってきました。名古屋にいるとどうしても地元にばかり目がいってなかなか三河地区の問題に目配りができませんでした。今回の総会を契機に、可能な限り多くの三河、渥美地域の団体・施設の方にお会いし、情報を得たいと考えています。12日に予定の「草刈十字軍」の自主上映会は残念ですが鶴岡さんに依頼された講師の仕事とダブって参加できません。

 立場上、純粋な?自然保護団体とは微妙な関係と推察しますが、今後まだ未参加で知りあいの団体の方などがみえましたら「あいち自然ネット」を紹介していただけたら幸いです。なお当日、総会終了後5時半頃から2次会を予定しています。会場の近くで手頃な店をご存じでしたぜひ紹介して頂きたいと考えています。とりあえず15人前後の参加者を見込んでいます。
3月26日16:13:【ジャンジャン原稿を送ります】 みやながデス
 【あいち自然ネット・活動を開始】 宮永正義  小生が関わっている市民団体「あいち自然環境団体・施設連絡協議会」・・・ったく、名前が長過ぎるのが「玉に瑕(キズ)」とゆーか、以下面倒なので(略称)あいち自然ネットで通すが、その初めての活動が3月22、23日の二日間にわたって実施された。
 会場は「愛・地球博記念公園(モリコロパーク)」愛知郡長久手町で、博覧会開幕3周年記念・春祭りイベントのひとつ、大芝生広場での市民大交流・ショーケースゾーンに出展した。広場を囲んで馬蹄形に展示ブースのテントが並び、その開口部にステージが設置され、奥の裏に万博で人気だったという外国料理などの飲食ゾーンが設定されていた。

 とりあえず会長としての責任?を果たすべく、小生も2日目に会場に詰め、終日来訪者への応対にあたった。展示したのは呼び掛けに応じて提供された会員団体のチラシやポスター、そして「あいち自然ネット」のパネルと会員募集チラシ。2日間で延べ7名のボランティアスタッフもそれなりに楽しめたようで、自画自賛ながらまずは成功裏に終了といおう。

   
 さて正面ゲートを入ってすぐ、案内所がある丘陵地の高台から、急斜面を下った底に「芝生広場を始め主な施設がある」ので、ほとんどの来訪者は大空の下に並んで、2台ある大型エレベーターで目的地を目指すことになる。自然が広がる公園で、いきなり屋外のエレベーターで移動するというのも、なんだか違和感があるが、これも万博の名残なのだろう。

 市民大交流ゾーンへの出展は40団体で、うち春祭り運営団体と市町村&関連団体の出店が24ほど。残りが市民団体などという構成だった。万博開催中もシツコク抗議声明をだすなど、徹底的に抵抗した反万博オジさんが会場に入るのは万博内覧会以来で、なんとも居心地が悪く違和感があったが、済んだことにいつまでもこだわってはいられない。それに今回は呉越同舟?で、全県を網羅する官・学・民が連携して結成した「あいち自然ネット」の初船出の参加行事だし…。県の施設が事務局の半官半民の団体だが、今のところ運営に関しては意見に食い違いなどなく、協働でうまく動き始めているようである。

 それにしても我々が散々言い続けた「貴重な里山を守ろう」「豊かな自然を未来に残そう」が今や!官のキャッチコピーとは!!無視され罵倒され続けた者には隔世の感が深い。だけど、ダケド、よく平気でいえるよな~。腹が立つ前にあきれ返って、う~ん、ったく。
 閑話休題、二日目の午後からこそ曇り始めたが、家族連れを始め様々なひとたちが訪れ会場は終日賑わっていた。今回出展の発起人で、二日間とも責任者として采配を奮って下さった鶴岡 朗「あいち自然ネット」副会長からの報告を、了解を得て以下に引用する。

 鶴岡氏:愛・地球博3周年記念「春まつり」無事終了しました。太陽熱調理器は連日、人気モノでした。最近TVに紹介されたらしく「あ!TVでやっていた」と駆け寄ってきた人も。「わぁーすごい!エコですね」とか、ちょっと見は怖そうな人も「お~オール電化やめてこれにするか?」なんてうれしいコトをいってくれました。仕事が板金屋だという人は「つくってみようかなぁ」とも。 丸太切りも子どもから大人まで、愉しんでいただけました。手を真っ赤にして頑張った少年もいました。愛知県の自然環境団体や施設のPRもできました。
 
 パンフ・チラシは来場者が好きに持ち帰ることができるスタイルにしました。ただし、会話をした人たちには「こんな活動や団体があります!」と手渡しを心がけました。 ブース立寄人数は2日間でおよそ200名/「あいち自然ネット」を説明した・100名/太陽光調理器に関心をもった人(会話をした)80名/丸太切り体験参加者(実際に切った)20名でした。以上 

 最後に小生から少し宣伝を:「あいち自然ネット」平成20年度総会と
意見交換会を以下のように実施します。

■日時:4月19日午後2時~4時(会場設営のため、関係者は午後1時集合)
■場所:豊橋市民センター(カリオンビル)5階大会議室
■定期総会の内容:19年度、20年度の事業報告と審議で総会を速やかに終了。

 以後ほとんどを、会員の活動発表(1分スピーチ)と「チラシ、教材の見本」を簡易のブースに並べ、それぞれの交流を図る時間にあてます。@入会希望の団体・施設の方、どなたでも気楽に覗いてみて下さい。参加費は無料です。年会費は1団体たった3000円!4月からの入会を含め、50団体になる予定です。総会後、自由参加の2次会を行う予定です。
(とーぜんみやながも参加します)

3月27日(木)16:14 皆さん  みやながデス 
 すでにご案内しましたように「あいち自然ネット」の総会が4月19日(土曜)に豊橋市で開催されることになりました。 会長団体として最低2、3名はスタッフを送りたいと思います。自宅から会場まで往復交通費を負担したいと思いますがいかがでしょう?また宮永は参加の予定ですが、ほかにどなたかお願いできませんか?することは受付や会場の準備、後片付けくらいで、女性歓迎します。
 篠田さんへ  そしてこれはお願いですが、もし篠田さんが参加できるようなら、カスミ網バスターズの活動の様子を写した写真を何枚かA4サイズくらいに拡大コピーして、パネルに張ったのを作成していただけませんでしょうか?
 時間がなくてムリということなら写真を送って下されば小生が作ります。バスターズのメンバーで「作ってもいい」という方がみえましたらお願いします。もちろん経費を会の積立金から出すことに皆さんの異論はないと思います。明日から1日まで旅にでますが、それまでに意見をお寄せ下さい。

   

 第158回【アキバで交流会/ケッタマン/ナゴヤ女子マラソン/ビルマ民主化

2008年3月1日【東国原氏・堺屋氏らを迎えJanJan5周年記念交流会】
 
東国原英夫・宮崎県知事と堺屋太一氏が講演をされた。東国原知事は挨拶の後、知事就任後の裏話しを身振り手振りで熱演、拍手喝采でした。また田中康夫氏、保坂展人氏、三遊亭らん丈氏、中江利忠氏、下村満子氏、蜷川真夫氏、穂坂邦夫氏ほか、ゲストの皆様からもエールを頂きました。(注*JanJanジャンジャン=日本インターネット新聞社 編集部)

◆3月3日(月)14:35【海上の森の手入れ活動の問題点】 みやながです
 事実関係と日時や場所をもう少し詳しく調べて、宣夫さんからもきちんと聞いて、即対応しなければいけませんね。もうすぐ初夏の繁殖期に入ってしまいますからね。ところで東京で
東国原知事とお会いしました。ツーショットの写真などは新聞社の記者が撮ってくれました。下の写真右端の「頭頂部にこれから毛がはえそうな?」人物が1ヶ月前に還暦を迎えた小生です。以下はその報告です。3月1日午後3時頃、富士ソフト・アキバプラザで
             

★3月3日【みみずのたわごと(14) ジャン5周年記念交流会にギリギリ参加】
 当初は欠席の予定だったジャンジャン5周年記念交流会。「堺屋太一氏と東国原英夫・宮崎県知事が来賓で出席」という発表の後、熟考?10秒!の末、参加に方針転換。当日は久々のスーツ姿で出席。大いに楽しみました。

 「こころ変わり」ってこういうことなんだろうな、きっと!えっ「なんの話か」だって?いや別に男女関係なんぞの「羨ましくも!ややこしい?」話が小生にあるワケがなく「ジャンジャン5周年記念交流会に参加するかどうか」というダケのこと

 実は去年の暮れには、友人が主宰する「渥美自然の会」が3月1日に20周年記念講演会を鷲谷いづみ・東大大学院教授らを招いて、愛知県豊橋市で開くことを決めていて「あいち自然ネット会長」として挨拶をしてもらえないかという話がきていた。

 でジャンジャンから記念交流会への招待メールがきたとき「先約があるので残念ながら欠席します」と即、連絡をしていた。それが、開催間近になって突然ジャンジャン紙上に「堺屋太一氏と東国原英夫・宮崎県知事が来賓で出席」というビッグニュース。豊橋で挨拶する件は見送りになっていたから「あご鬚オジさんが1人くらい欠席したってどうってことはないだろう」と、熟考10秒!の末、直前もいいとこの25日11:50、編集部へ問い合わせのメールを送ったのだった。

 超エリートの通産官僚から流行作家に転身し、経済企画庁長官という閣僚にまで上り詰めた「立身出世の鑑」ともいうべき逸材にして、お受験に奔走する世の母親たちには垂涎の的!上級職国家公務員から、雲の上にそびえたつ「国家的存在」となった堺屋氏。

 かたや国民的存在ながら、スキャンダルなど下世話な話題にこと欠かない「たけし軍団」のお笑い芸人から、有為転変を経て知事になった東国原氏。このあらゆる面で対極に位置する人物の組み合わせに「元祖・野次馬ニンゲン」としては、なんでも見てやろう、聞いてみようの好奇心を抑えきれず、ほとんど手遅れと思いながらも参加を打診したのデシタ。

 「OK」が出てはたと考えた。滅多に縁がない公式な集まりで一流の方にも会えるとか。
そんな会に「年中ジーパン、着たきり雀」で現われたらと、わが身を鏡に映した途端、カラッポ頭をうなだれてしまった。う~ん、公園で青テント暮らしの方々に話しかけても、皆さん、まるっきり分け隔てなく話してくれる。さもありなん!きっと同類、いや新入りと同情してくれてのことだろう・・・という風体の吾輩が、そこに!!とほほ。

 辻あつお氏の選挙(*注1)以来、2着目!還暦祝いに妹が誂えてくれたっきり、手を通してなかった(小生には)高級スーツに冠婚葬祭用以外、まともなのはコレ1本というグッチのネクタイを締めて東京へ向かったのでした。(*注1:
辻敦夫氏を名古屋市長に!)

 ところが着なれないスーツってのは「糊が効きすぎた二人羽織」のようで、なんとも落ち着かない。会場に着くやいなや上着を脱ぎ、初対面の方ばかりなのに、部屋中に響く大声で笑ったりしゃべったり。馬子にも衣装って誰のこと?という有様。結局、どこへ行っても遠慮ということを知らない傍若無人振りでコラコラこら~。(◇先月還暦の原人も「いちおー市民記者代表」として主賓講演の前座で雑談
をしたのデシタ)
           
  おっと、またやたら長くなってしまったが、肝心の両氏の講演内容!
 これについては録画を起こすなど、参加の市民記者や編集部などから、詳しい報告があるかとも思う。ただ、ともに短い時間ながら、さすがに手慣れたプロ。中身は別にして、聴衆をひきつける訴求力が、特に東国原知事に際立っていた

 まず堺屋氏の挨拶で、印象に残った閣僚経験者としての本音。典型的・官僚出身の氏をしても「省益、天下り益」確保を最大の職務と心得て「民の益を無視し行政を牛耳る」超優秀な官僚群にまったく抵抗できなかったという回顧談。

 それと国民総生産のアップが未だに氏の大命題らしいこと。どこまでも右肩上がりは無理とご存じのはずだが、そう筆者には聞こえた。豊かさの到達目標をどこまでにするかが問題で、そこらの素人オジさんには「もう限界、もう充分と思える」のだが・・・。

 また記者クラブ制度が根源にある中央省庁によるマスコミ・コントロールの怖さへの苦言。インパクトの強い発言の一部だけを抜き取る編集を嫌い、管直人氏が生放送しか出演しないという話にも納得した。

 小生も酷い目にあったことがある。反万博運動で「一木一草残らず切り払い跡地を2,000戸6,000人規模の住宅地にする巨大開発万博には絶対に反対」と記者会見で言ったのに、どこかの新聞が「一木一草も切るなという反対派」と見出しに書き、以後、誤解を解くのに往生したことがある。普段の会見での言動を知っていて、それでもそんな書き方をする新聞社があった。

 東国原知事の挨拶では、社会人入学した早稲田大学で、竹内社長が指導教授だった縁から、ゲスト出席が決まったとの説明があり、まず納得。次いで最近話題の地方分権がらみの持論をよどみなくひとくだり紹介。これは新聞、テレビで、ほとんどの皆さんが周知の話題で反応はイマイチ。

 それからが、もと芸人、いや今も「知事という名」の一流タレントの本領を発揮。一旦、ここまでと話を終わりにし、次いで場の雰囲気、いずれもひと癖あり気な市民記者軍団の様子を見て取って、知事就任以来の裏話やら失敗談を身振り手振りを交えてあれこれ。

 「知事になって困ったのはまず挨拶。どこでも主賓だから、挨拶が最初になる。そんな経験が今までまったくなかったからもう大変。ある高校で全員立たせたまま延々と話していたら「座って」という事務方の合図。で、そうかと自分が座ったら、こんどは立ってというジェスチャー。わけがわからない。

 結局「生徒を座らせて」ということだったが、初めに教えてくれないから、タイヘン。だけど、こんな話でいいんかな~」と知事。すると「いんですよ。続けて」と合いの手。「これも宮崎の高校で、優秀生を表彰することになって、一人ずつ、表彰状の文章を初めから終わりまで読んで渡していたら、5人目になって『以下同文』と小声で事務方から・・・結局、最後の一人だけ『以下同文』で・・・なんてのが絶妙の間合いをとって話される。

 すかさず、また「その一人には一生恨まれますね」とつっこみの声が。「そうなんですョ」と目線を送って、また話し出すという塩梅。マスコミもいず気楽で気分もよかったようで、盛んに合いの手を入れる小生に何度も視線を送り、また話が弾むという展開。退席後、ロビーで顔が合った途端、知事の目が笑っていて、しばし立ち話し。(届いた写真です)
          
 人間として「格上の別世界の人」という印象の堺屋氏。そして目線がまさに庶民のレベル、えらぶりもせず、すっと懐に飛び込んでくる人柄の東国原氏。この先どうなるかはワカラナイが、庶民に「政治への関心を持たせたこと」だけでも凄いし、「どげんかせんといかん」意欲を買いたいと思う。会ってほとばしるエネルギーを感じたのは事実だから!

 最後に、送れば全部、修正もされず「載せてくれるのがジャンジャン」と思いこんでいた筆者だが、どうもそうではないらしいと、交流会で編集部の方から聞かされびっくり。それに宮永正義が戸籍上の本名と知らず、筆名だと思っている人がいるらしいことも。

 逃げ隠れするようなことはしていないし、これからも思ったこと、したことをそのまま書くだけ、鼻で笑って読み捨てて下されば本望。なんせ人生は壮大な暇つぶしデスから、ウン。それにしても今日2日、初めて自分の投稿数が全社ランク3位と知ってビックリ!
         

次は記者としての記事です。《下町で「春を待つ」名古屋都心の再開発用地 (宮永正義)》よければネットで検索してお読み下さい。

3月3日14:43【掲載・御礼】 稲森さん みやながデス
 連絡が遅くなり申し訳ありませんでした。以下のように掲載されました。今後ともよろしくお願いします。《在留ビルマ人「難民不認定」の取り消し求め訴訟 上野数馬》

3月3日16:41【政調費中京テレビ報道】 皆さん みやながデス
 先ほど、富田勝三名古屋市議へ中京テレビから連絡があり、今日午後6時から「リアルタイム」の中で政調費に関するドキュメントの放送が決まったとのことです。

 @26日の市議会本会議・政調費採決を中心に据えた番組で、富田議員の一日の行動をメインに小生も取材を受けました。1円からの公開を求め、まだまだわれわれの活動は続きます。《政務調査費の情報公開を求める名古屋市民の会;設楽ダムを考える名古屋の会・事務局長》 

3月3日17:14【ご協力ありがとうございました】 カンさん みやながデス
 ゆっくり皆さんと話したかったのですが残念でした。また東京へ行く機会ができたらお会いしたいですね。「読者会とか編集部と記者の懇話会」が開催されるようになればぜひお邪魔してオジサンのぶつぶつを聞いてもらいたいです!ではでは 年中ぶらぶら散人 宮永正義  頓首九拝
>>March 03, 2008 3:41 PM 宮永正義様  日本インターネット新聞社のカンXXXです。
先日はジャンジャン創刊5周年記念交流会のトークライブにご協力いただき本当にありがとうございました。無事にご帰宅されましたでしょうか?早速、日曜日と本日、鉄田さんと宮永さんからの投稿があり、紙面をみて嬉しくなりました。楽しい記事を本当にありがとうございます

 当日、運営責任者だったこともあり、ゆっくりお話しすることはできませんでしたが、直接お会いしてご挨拶できたこと、大変嬉しく思っております。今後ますます皆さんと協力しながら、市民による新しいメディアづくりに注力してまいりたいと思っています。どうぞ今後とも、よろしくお願いいたします。■インターネット新聞ジャンジャン 東京都千代田区麹町2-3 麹町ガーデンビル9B TelFax:略

3月5日10:29【有難うございます】 チヨコさん みやながデス
 名簿を送ってくださりありがとうございました。野暮用で忙しく、返事が遅くなってすみませんでした。今月22日のことは、メールで皆さんにも連絡しますが「チヨコさんのお勧めコース」での観察会になります。台湾へ行かない常連の方にお手伝いをお願いしますので、お手数ですが観察会、どうかヨロシク!!お願いします。

 それから東国原宮崎県知事とツーショットで新聞社のプロカメラマンが写真を撮ってくれました。またその話もします。 そうそう、じゃんじゃんにも写真や報告が載っています。ではでは(注*前座で言いたい放題のおしゃべりをしました)

★3月6日【私が自転車人生?にのめり込んだいきさつを語ろう】3月8日掲載
   自転車にまたがり、ボランティア活動とジロジロウォッチングにあけくれる日々。
       毎日を生き生きと元気に活動する筆者の生き方の極意は?

 「わたしは《チャリダー》1年生」に触発されて、世界の「チャリダー」諸氏にくらべれば〈鼻毛の先ほど〉は内田良穂氏の先輩にあたる「ケッタでぶらぶらオジさん」から、自転車人生?にのめり込んだ経緯(いきさつ)を、しばし、話のタネにでも、と発信してみる。

 最初の想い出は黒光りする、2段スタンドがついた業務用の自転車。その頑丈な荷台にロープでくくりつけた「しんどー籠」に妹と2人で乗せられて、当時、まだ陸軍六連隊の練兵場跡だった、今の名城公園で開かれた花火大会を見に行ったこと。親父の肩の広さと初めて見る打ち上げ花火の凄さが「3、4歳頃の人生最初の記憶」としてまざまざと甦(よみがえ)ってくる。57、8年前の「今は昔」の話だが、脳味噌のどこかに、そのときの震動が今でも残っている!う~っむ。
            
  自転車歴やっと7年目・どこでも売ってる市販車3代目の愛車。初めて3段変速を買った!

 昭和20年代、大都会の下町暮らしでは、子供用自転車がある家などまずなく、子どもたちはたいてい家族共用の大人用自転車を「三角乗り」して、乗り方を覚えるのが常だった。そうやって覚えた自転車の三角乗りが小生の場合、中学まで続いた。自分でも信じられないほどチビだった。(注*イジメられっ子だった・教師編!2004年7月24日)

 高校、大学とバス通学。その後、稼ぐようになったら、もう完全に車、くるま、クルマ(注*)。高度経済成長まっただ中で、40歳前後には、4人家族で運転するのは2人なのに車が3台という、今から思えば無駄遣いもいいとこ、トンデモナイ時代もあった。それが2台になり、やがて相方用の1台だけになったのが92年7月頃。バブル崩壊の直前だった。

  
 左:正確な記録を取り始めた02年8月から約6年間の行動の印付カレンダー。
ただし近場の
散走分は含まず!右:
印が1回16㎞・月平均約420㎞・年間約5000㎞累積走行距離、
約3万1000㎞。どれだけ走っても疲れないのが不思議?

 理由は簡単、まず1番は維持費がもったいない!数年前にセミリタイアして収入が激減したせいもあった。といっても結構な額の住宅ローンを払って普通に楽しく暮らしていたが。そして2番目、本音は飲酒運転!白状するが「呑みながら運転したこと」ダケはないが、普通に??!!していた。違反が厳罰になり「絶対に飲酒運転をする自信があった!」から車を止めた。ほかにも小生を知る記者から「飲酒運転で捕まったら、絶対に書かなきゃならんから、トニカク気をつけて」と何人にもいわれていた。もちろん、家人からも、クドク!

 親がつけた名前が「正義」だから仕方がないが「自然保護運動家・飲酒運転で逮捕」なんて各紙にどかーんと載ったら、今までの言動すべてが木っ端みじんにふっとんでしまう。それだけは御免蒙りたい。それこそ万博推進派の連中が、目の上のタンコブが消えて「ざまあみろ」と大喜びしてしまう。車より「酒をとるっきゃない」とカラッポ頭ながら考えたワケで・・・。

 とはいえ、ある日突然、車から自転車に転換したわけでなく、その伏線はあって、それが01年12月16日。新車で大枚?7800円なりのママチャリで名東区と西区を往復したのが始まり(注*)。それからは土日祝祭日を中心に、また平日は日課のような図書館・公園巡りと次第に自転車での行動範囲が広がっていった。完全に自転車にしたのが02年4月。(注*「オシドリの里訪問など」の巻2005年8月29日)

 と、ゆーことから「省資源とか環境に配慮」などというまっとうな動機からの自転車転向ではまるでなく、まったく自慢できない、人に勧めたりできる立場でもないのでアル!以来、まる6年以上、これだけ長く続けて飽きもせず自転車に乗っているのは、とにかく好きだから。えっ!「何が好きなんだ」って? 

 それは何でも見たり聞いたり、しゃべったりすること。とにかく好奇心が強いんでしょうね。「知らないところ、知らない事、知らないヒト・特に女性なんぞが・・・デモ、これが誰も相手にしてくれない。まあ風采はあがらないし、うろうろと行動は不審だし・・・じゃ、アタリマエか?・・・とほほ・・・」閑話休題。とにかく!自分が知らないことをナンデモ、片っ端から知ること、観察すること、ただそれだけのこと、コレが面白くてたまらない。

 「家並み、小路、公園、ビルにマンション、施設、線路、駅・・・」街のすべて。そしてそこに生きる様々な人たち。ふ~ん、こんなとこに!こんなものが!こんな暮らしが・・・。そうなんだ、世の中いろいろ、なるほどな~」・・・って具合。自分でいうのも変だが「物好きここに極まれり」という、世間では「はるかにそれ以上の変人奇人オジさん」という判定のようで。

 ただ小生だけなのか、女性には最大の関心事のひとつであるらしい「食べること」への興味というか関心があまりない。それが自分でも不思議だ。ただ、これだけ動きまわれば腹が減ってアタリマエ。空腹が最大の「御馳走のもと」とはまさにこのことかも?と・・・。

 ひとが見ればどうでもいいことばかりしている毎日。そんなコトをしている暇があったら、何か仕事を探したらと言われそうな、金儲けとは縁遠い、その日暮らしの繰り返しだ。
 もちろん、あってもなくても欲しいのがカネ、かね、金。だけど商才はゼロだし、自分は「もうコレマデだろうな」とわきまえている。負け惜しみかもしれないが、今のままで充分生きていけるし、健康にも問題ない。当分はケッタにまたがり、頼まれもしないボランティア活動と「じろじろウオッチング」に駆けずりまわる日が続きそうである。やれやれ・・・。

3月6日12:06【モリコロパーク「春まつり」に出展しませんか?(鶴岡より)】
 皆様 宮永です ◇小生へは「いっさい問題なく」普通にすべてのメールが届いています。きっと「メーリングリストへの投稿とネット新聞へ原稿を送るダケ」でほかは「ほとんど使わない」からウイルスもつけこみようがない?んでしょうね。

◇それから、先日、素案を送って頂いた「海上の森センター」提案の3件の協賛事業について、あいち自然ネットとしてぜひ共催したいと思います。賛同を得られたら各団体ごとに「あいち海上の森センター」担当者と相談し、実施に向けて進むことになると思いますが、とりあえず会として始動したいです。◇実施となれば、是非アイデアと実施計画を練り上げて、名乗り上げて下さい。◎無論、「最終決定は役員会での論議を待ってから」ですが、柔軟な対応を望みます。

3月6日12:15【有難うございます】 チヨコさん みやながデス
 面倒なことをお願いして申し訳ありません。Sさん、Zさんなどがきっと手伝ってくれるはずです。それから中京テレビの放送は授業中で見られませんでした。富田さんと名大の教授が出ることはわかっていましたが小生たち市民運動メンバーの動きなどは報道されていましたか?撮影されてもカットされて映っていないことがよくありますから。いくつになっても取材されると結果が気になるものです、とほほ。

3月6日12:29【「春まつり」の件、福本さん感謝です!】 鶴岡さん、小野島さん
 宮永です 「あいち自然ネットサポーター」グループとしてお手伝いできると思います。初仕事になると思います。22,23日の開始時間、終了時間、会場内のブースの位置、スタッフへの注意事項、説明事項など詳細が決まり次第、お教えください。なお小生は23日はお手伝いできます。但し緊急の場合はあしからず!

3月6日22:14【登録お礼&3.1鷲谷シンポの様子】大羽さん、皆さん
 あいち自然ネット会長の宮永です。「あいち海上の森センター」事務局小野島さんの協力で会員用メーリングリストがこのほど立ち上がりました。会員の皆さんからの情報発信、意見交換、協賛依頼などどんどん情報を発信し相互の協力関係を創造しましょう。愛知全県をカバーする官・民・学の連携組織の旅立ちです。

3月8日12:01【あいち自然ネット事務局:モリコロパーク春祭り出展について】
 笹川さん、小林さん、山口さん 「あいち自然ネットサポーター」の皆さま  みやながデス 以下の行事が初サポーター活動になります。2時間でも3時間でも都合のつく時間だけお手伝い下さい。小生は23日だけですが、朝から昼過ぎ、多分3時頃までは手伝えます。
都合のつく方は小野島さんに大体の時間を連絡して下さい。

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  愛・地球博記念公園(モリコロパーク)で博覧会記念3周年記念イベント

 「モリコロパーク春祭り」(主催:愛知県・(財)愛知県都市整備協会)
○開催日時:3月22日(土)・23日(日) 9:00~17:00
○入場者数予想:30,000人(2日間) メイン会場の大芝生広場でNPO団体等市民団体の活動紹介ブースがあり、「あいち自然ネット」として出展が決まりました。ブーススペースは屋外テント2分の1張り分です。そこで会員団体・施設のパンフレット等の配布をしてPR活動をします。

●ブースにてあいち自然ネット並びに各団体・施設のPRをしてくださる方大歓迎です。9時から5時の間で、都合の良い時間でお願いします。申し訳ないですが交通費は自費でお願いします。・参加できる!方は3月20日(午後5時)までに事務局へご連絡ください。

3月8日23:57【あいち自然ネット:モリコロパーク春祭り出展について】小林さん、山口さん みやながデス 早速の協力のお申し出ありがとうございます。もしよろしければ「お子様を連れての参加もあり」と考えます。もちろんお子様たちが「行きたい」とおっしゃった場合ですが。小学生の高学年くらいだともう親離れしているかもとも???余計なお世話でしょうが、とりあえず、ではでは。

★3月10日【追っかけ失敗!名古屋国際女子マラソン】 宮永正義
 
9日午後1時15分スタートで、第29回名古屋国際女子マラソンが瑞穂陸上競技場を発着点に行われた。北京オリンピック女子代表の最終選考会でもあり、国内外19人の招待選手に、一般選手約300人がエントリーし「最後の北京切符」を賭けた熱闘を展開した。Qちゃんこと高橋尚子(ファイテン)に地元出身の大南敬美(トヨタ車体)を始め、坂本直子(天満屋)、原裕美子(京セラ)ら著名招待選手に沿道から盛んな声援が送られていた。

 土日でなくてもぶらぶらしているオジさんだが、なぜかこの日に限って午後1時からと3時からの予定が2つ詰まっていた。で、やむをえず都心で用事を一つ済ませた1時54分。桜通り高岳(たかおか)の交差点へケッタを飛ばした。着くと交差点の歩道が通行止めで「もう5分くらいで先頭集団が来るはず」と警備員。

「よかった、間に合った」とほっとしながら、ふと進行方向をみると陸橋の上に人がいる!よそでは全部封鎖されていたのに!「これはいい、あそこなら先頭集団を俯瞰して写真が撮れる」とあわててケッタを走らせ、鍵を掛けて階段を上ろうとしたら、テレビカメラを積んだ先導車が視界のなかを通過していく。ありゃ~、やばい。

渡された応援の手旗が籠からすり抜けたが、片手でごめん!・・・で、構わず、次の千種区車道付近:35Km地点を目指し、勝手知ったる裏道をふっとばす!あ~ダメだ。なんとか先頭に追い付いたが、ケッタを停めている余裕がない。こうなったら今池だ。近道をとり交差点に着いたが、かなたに先導車や白バイの後ろ姿。とほほ。

携帯で時間をみたら2時33分。40分近く走ったが、とうていマラソン選手にかなわなかった。まったく状況がわからないまま走っていたので、すぐ脇の30代のカップルに様子を聞くと「もう3人通過して、トップは21歳の一般参加の新人で名前はわからない。高橋選手はまだこない」という。「えー、Qちゃんがまそんな~」という思いで頭がまっしろ!

まったく予想すらしていなかったので意外さにビックリ、そしてがっかり。でもどうして?先頭通過から5分以上待ったが姿はみえず、棄権したのか事故があったのか??のまま約束の時間が迫り、後ろ髪を引かれる思いを断ち切り、広小路をぶっとばして栄:2時54分着。そしてマラソンの結果はすでにご承知の通り。

素人オジさんの感想は「監督とかコーチが職業として存在するのは必要だからだろうな。《自分の力だけで》という気持ちはわかるが」というものだった。ただ、最後まであきらめず完走したのは、やはり金メダリスト、凄いと思う、うん。結局、街頭で応援の皆さまを見ただけで、ぶらぶらオジさんのマラソン取材は終わったのでした。読んでもガッカリされるだけの報告で、やれやれ・・・おそまつさま。

3月11日10:27【観察会の保険代】 篠田さん みやながデス
 お手数をかけます。今後ともヨロシク。2月の参加費は「小生は呑んでしまうおそれ」があり、森島さんに預けてあります。3月はチヨコさんに案内と会費の徴収をお願いしています。来週早々にでもその件について、メールで他の皆さんにも協力を依頼する予定です。主力メンバーがほとんど台湾へ行くのに加えて、小生も休めない用事があって参加できませんので、ほかのメンバーに応援を依頼しなければなりません。

 チヨコさん 中京テレビの報告ありがとうございました。ビデオは富田市議から貰えるようです。観察会の件、どうかよろしくお願いします。バスターズで案内していただくように気楽にして下さい。

★3月11日【忘れないで!ビルマ民主化 名古屋で街頭運動再開】上野数馬
 昨年9月27日にビルマ(ミャンマー)のヤンゴンで、ジャーナリストの長井健司氏が軍政抗議デモを取材中に殺害された事件をきっかけに、ビルマ民主化問題が日本のマスコミでも大きく取り上げられた。

 だがあれから6ヵ月近くが経過し、重大事件・事故の続発に所詮(しょせん)他国の問題と、国民の記憶も風化し始めているようだ。そんな中、3月9日午後1時から、名古屋市・栄でビルマ人難民や支援者らにより「ビルマ民主化の支援を訴える」街頭活動が行われた。
       

  ここにいるのは全員覚悟しているから写真は構わないとチョウ・ミンさん。家族に被害が及ぶのを恐れ、 既婚者はこれだけいて2人くらいと、日本人支援メンバー(写真は全て9日筆者撮影)

  昨年暮れまでは様々な市民団体が、ほぼ毎週のように「ビルマ民主化を求める活動」を実施していた。しかし暮れから旧正月を迎えて〈日々の暮らしを大切にする〉在日の人たちの想いから、いったん活動を休息していた。しかし最大の年中行事・春節を終え、改めて「人間としての自由と権利が保証されない」ビルマ軍政の現状を最大の支援国・日本の国民に訴えようと、今回の街頭活動を決めたという。

 この間、ビルマ民主化を訴えてきた在日活動家の一人、アウン・チョウ・ミンさん(*下記記事を参照)を通じて了解を得たお二人に、簡単な略歴や活動への思いを聞いてみた。☆何度もお会いしていますが、差し支えなければ名前と来日したいきさつ、この活動で伝えたいことなどを聞きたいのですが。その前に、写真を撮ってもいいですか?

キョ・ウェイさん:いいです。ザニー・キョ・ウェイ(29歳・マンデル出身)です。国内で反政府活動をしている人は命を賭けているが、僕らは国外にいるから写真はだいじょうぶです。民主化されるまでもう国には帰りませんから心配ないです。
   
左:ザニー・キョ・ウェイさん。ほぼ完璧な日本語を話す。祖国に帰れば貴重な人材の
はずが、日本では単純労働者。右:ミン・モウ・スーさん。海外での活動歴が長い民主運動家。
2人とも命の覚悟はできているという。

■まず日本へ来た理由はなんですか?
キョ・ウェイさん:一番最初はどこでもいいから軍政から離れて海外にでたかったんです。
10歳のとき母親の弟が、おじさんっていうのかな、反政府活動で入れられていた刑務所で殺されて戻ってきたとき、遺体の内臓から脳みそまで抜き取られていて、両方のほっぺたに黒い糸がついていたのを見て、非常にショックを受けたんです

■傷口を縫った糸なのかな?
キョ・ウェイさん:ううん、違う。切り口の中から外へ糸がでていたんです。国民を殺している軍政では平和にならないと思った。それで国外にでようと思って2000年に日本へきたんです。2003年から、特にスーチーさんや運動家に対する迫害がひどくなって、ますますこのままではビルマは民主化されないし、平和にならないと思い、2004年から日本でも民主化運動に加わるようになったんです。

 自分は(ビルマでは少数派の)イスラム教の信者なので、宗教の問題からも仏教でないので余計に迫害される心配があり、このまま日本に残ることにしました。自分が一番言いたいことは、今の軍政のやり方は1990年のスーチーさんの選挙の結果を無視したことが始まりで、これは絶対に認められない。2010年に選挙をやると言っているが、今のやり方ではどんなことをしても認められないし、信用ができません。

 2007年9月末の僧侶たちのデモを弾圧した事実は、これは世界中が知っていることで、ぜひ軍政に圧力をかけて、国で苦しんでいる人たちやわたしたちを応援してください。その場だけのごまかしばかりの独裁軍事政権を認めないよう日本政府に働きかけてください。ビルマが民主化されるまで国に帰ることができませんが、日本で命を賭けてがんばります。

■もう一人まだよく日本語がわからないというのでキョ・ウェイさんに通訳をしていただいて話しを聞いた。何度も聞きますが本当に写真も名前もいいんですね。モウ・スーさん:ミン・モウ・スー(33歳・ヤンゴン出身)です。構いません。自分で自由な人生を送りたいと思ったから1991年に海外に出て、その後2006年に日本へきた。今は自由に暮らしているが、自分のようにビルマのみんなも自由になるようにしたい。それが今一番の願いです。

 1988年8月9日デモ隊に軍が銃を撃ったとき、デモに参加していて、民主化運動グループDPNSに加わっていた。1990年の選挙(アウン・サン・スーチーさんが大統領に選出されたとき)の終わり頃に軍政が弾圧を始めたとき、危険を感じて家(ヤンゴン)からマンダリーの親戚へ逃げた。そこからまた海外へ逃げた。それからずっと海外です。

 今は海外にいるビルマ人と国内にいるビルマ人が一つになって、一緒に戦って行くというのが望みで、私たちには平和が欲しいというのが心からの願いで、それだけです。お二人とも、どうもありがとうございました。

◇目まぐるしく移り変わる国際状況に、多事多難な国内事情。つい最近の自衛艦と漁船の衝突事故すらマスコミから消え、はや記憶の底にしずみつつある。そんななかでビルマ民主化問題に関心を持ち続ける人はごく少数に限られ、完全に忘れ去られようとしている。

 平和大国日本で「有り余る自由を謳歌する」若者たちを初め、ほとんどが横目で見て通り過ぎる通行人に、命を懸けて支援を訴える在日ビルマ人メンバーの顔に、苦難に敢然と立ち向かう命の輝きをみる思いがした。当然のものと手にしている「人間としての自由と人権の有難さ」を噛みしめ、その獲得が夢という彼らにぜひ同じ人間として、心からの支援を!と願う。

3月12日10:31【返信下さい】 青木さん みやながデス
 さっそくのアドレスありがとうございます。先日の胎児の先天的異常診断などに関する記事、興味深く読みました。反論的な書き込みが一部ありましたが、死刑廃止問題の「被害者感情から来る極刑論」と同様、悩ましい問題ですね。両論併記だと中途半端な記事になってしまうし、とりあえず、青木さんのように正論を書くしかないですね。

 いずれにしても病気なんてしたことがない小生には、一番縁がない、考えたこともない話題でした。写真の件ですが、焼き増しができるようメールで撮影された分を送って下されば結構です。青木さんの版権があるかもと思いますがご容赦を!ではでは、今後ともヨロシクお願いします。

3月12日13:00【第2回運営会議資料の印刷、配布のお願い】 蔵治さん  宮永です 積極的な提案ありがとうございます。搬出、搬入、返却ともに助手として手伝えます。体力だけはまだまだ自信がありますので、OKです。ただし遠距離ということや時間的な問題(返却が夜遅く?になるかも?)や費用なども含めて、豊橋会場で借りられる展示用資材(ついたて、机など)があれば、それもあわせて検討して、いずれか賛同が多い方にしましょう。

 蔵治案だと「トラックと積み込み、積み下ろしで運搬助手が3、4人は必要」ですし、美浜まで何人か集まって、それからまた豊橋までと大移動になりますね。問題は、交通費は無論、自弁で美浜と返却場所まで付き合ってくれるボランティアが集まるかどうかということになりますね。詳細は又会議で。

3月13日【みみずのたわごと(15)水でつながる山・里・川・海交流会に参加】
 
3月8日土曜午後1時過ぎ、愛知県東大手庁舎1階・あいちNPO交流プラザA会議室。着くと、まさに開会の挨拶の真っ最中。イスを並べただけの細長い部屋に、ほぼぎっしりの参加者が詰めかけていた。愛知県河川課内「愛知・川の会」主催・会費無料の活動発表交流会に飛び込み参加した。官が呼びかけて作った団体の第5回交流会だという。

        
   会場風景。どこかで見かけた顔が結構あちこちに?(以下8日筆者撮影)

 実は先月「あいち自然ネット」役員会で幹事の國村恵子さん(名古屋市水辺研究会代表)から開催案内のチラシを頂いていた。活動発表者のなかに10数年来の知人で水関係の技術職公務員・武藤 仁さんの名前を見つけ、ぜひ話しを聞きたいと思ったのだが、既にその日は昼までの先約があって、ギリギリまで用事をしていて駆け込んだのだった。

 見渡すとすぐ市野和夫氏(設楽ダムの建設中止を求める会代表・注*)と目があい、なんと隣りに武藤氏。「やあやあ、どうもお久しぶりです。(徳山ダムの)導水路問題でまたまたとんでもないことになってタイヘンですねー」と互いに苦笑い。まったくモウ笑っている場合じゃナイんだが、水資源機構といい、国交省といい、土建開発志向が止まらない!(*市野氏著書「川の自然誌・豊川のめぐみとダム」株・あるむ:ぜひ読んで!)

 すぐ事例発表に移り、名古屋市水辺研究会ジュニア会員・小中学生7人による「田んぼの学校」の活動紹介。指導を受けつつ、大人と一緒に「田植えから秋の収穫まで」かかわった農作業体験をリレートーク方式で報告。並行して成人会員がパワーポイントで作業経過の写真を映し、臨場感あふれる、ドキュメントをみるような楽しさが伝わってきた。

 田んぼで一番労力がかかる「田の草取り」をいっさいしない自然農法で、平均農家のほぼ半分の収穫量だったが、安心して食べられるおいしい米ができたという。ただしボランティアの労力と、収量を度外視してできる米作りだ。日本の食糧自給率が問題になっているが、採算という絶望的障害が立ちはだかるなか、食に対する意識改革のシンボル・啓蒙活動としての意義はあるのだろう。

 東大の合格発表が全マスコミでトップ扱いされ、テレビの「東大合格者・家庭訪問」ドキュメントや週刊誌の「高校別合格一覧」が相も変らず定番の超学歴社会で「学力向上にカンケーナイ」経験をする子供たちが珍しくなくなる時代はくるのだろうか?この子供たちに素敵な未来を約束できるのだろうか。う~っむ腕を組んで考えこんでしまった。えーい世の中なんとかなるさ、きっときっと、そのうちどうにか?!
     

 次いで今日最大の目的、徳山ダムにも長く関わってきた渡辺氏のお話:まず江戸時代に始まる濃尾平野の農業用水の歴史とその解説。次いで明治の水力発電勃興期の中部の電力王・福沢桃介(福沢諭吉の娘婿、女優・貞奴のパトロン)と島崎広助(島崎藤村の兄)の水利権をめぐる「実業家と地元住民の争いとその結末」・・・現在の巨大公共事業をめぐる官・民の対立と構図が同じ!結局、強権を持つお上には歯が立たない。

 明治以来、権力者専横の利権構造はまったく変わっていないようで、ただただ寒心するのみ。暮しは豊かになったが心は貧しく、品格ある政治家や官僚など絶無のようで・・・。まあぶらぶらオジさんにいわれてはオシマイだろうが。いでよ!田中正造、尾崎愕堂!でも、でも、でも、ムリだろうなー。

 話を戻して、渡辺氏の講演の続き:そして現在の水事情。名古屋市の場合、近年水需要がどんどん減少しており、それに比べて水源開発計画が進展した結果、供給量が需要の約1.8倍にもなり完全に水余りの状態になっている。これは全県でみてもほとんど変わらない。

 その上更に、徳山ダムの水を導水路を建設して長良川、木曽川に流し、ごく一部を改めて取水して利用するという計画は実情からかけ離れた、無駄としかいえない計画で、とうてい認められるものではない。無論、いろいろな立場から異論があるのはわかるが、改めて広く県民の声を聞いて、導水路建設の可否を検討すべきではないか…との提言がされた。

 最後に筆者の感想:県主催で、しかも国交省や水関係の県職員も多い集会で、こういった発言の機会が与えられるのは、少しは世の中が進んだ証拠だろうが、ただの抵抗勢力のガス抜きだったり、言わせて聞き流してオシマイじゃあ?と、ついひがみ根性丸出しのさもしい偏見が!?

 事情通にいわせると「お上の耳に痛いことを言ったり、反対運動に関わったりしたらお役所関係の仕事はモチロン、委員も嘱託もなにもかも口がかからなくなる。だから微妙な問題はそっと避けて遠ざかるのがオトナの分別、知恵なんだ」とか。とすると小生なんか永遠にコドモのまま。うっとおしがられて無視されて、そのまんま、あ~あ困ったもんだ!皆さん、トニカク写真のグラフだけは見て下さい!(水事情のグラフ・所在不明で省略:とほほ)

3月13日16:17【写真ありがとうございます】 青木さん
 早速の写真ありがとうございます。昼から議会委員会を傍聴してきました。連絡が遅くなりましたが、プライベートな「出生にかかわる事実の告解」までよくうちあけて話して下さいました。了解しました。他言はいっさい致しません。実は身内で、しかも一番交流が深い「実姉が初めて妊娠したとき」の予定日が昔からの迷信で「身内を食い殺す」といわれた「丙午(ひのえうま)」の年だったんです。婚家の親は勿論、嫁ぎ先の親戚からも「堕ろせ、堕ろせ」と詰め寄られたのですが「がんとして産むと言い続けた」ものの、余りのことにたまらず半年以上、実家に帰り生んだのが今の長男(たぶん、今年で42歳)でした。

 女の子が特にダメという迷信で、やはりその年の出生率は極端に低下しました。今でも姉は本当に産んでよかったといっていますし、その長男も小生とはすごく気が合う立派な?オトナになって、ちゃんと生きています。やはり生まれる子は生まれるべきですね。ただ様々な「障害を持った子の親」になった経験がなく、これ以上なにもいえませんが…。立場が変わると180度見える世界が変わりますから、ホント悩ましい問題です。

 小生には環境とか政治がらみに逃げ込んで「考えないように」している?気配すらあります。われながら卑怯かもしれませんが、やれやれ、とほほ…というところです。そうそう送って頂いた写真ですが、ぜんぶ赤っぽくなってしまいます??東国原知事とのツーショット分だけ1枚、高解像度・大きなサイズの写真を送って下さい。パソコンに詳しい身内に送ってなんとかしてもらいます。事務所に飾ったり話の種にみせびらかして、相手の反応を愉しむ積りです!まあ権力に弱い愛知県人のミニ権力者への「お札・葵の印籠??」代わりに使えそうです。がはは!!

3月13日17:26【7
議員への再公開質問状の件】  ネコへ
 
17日13時市役所東庁舎1階ロビー集合 了解しました。今日は県議会で「地域振興環境委員会」を傍聴してきました。設楽ダム関連で今から記事を1本書いてジャンジャンへ出稿する予定です。ではまた月曜日に。今後ともよろしくね

◆3月14日11:16【改めて会長就任挨拶】「あいち自然ネット」加盟団体の皆さまへ
 昨年12月22日の設立総会で会長に指名された「海上の森野鳥の会」代表の宮永正義と申します。副会長の蔵治光一郎氏から早速の挨拶と所信表明がありましたが、遅ればせながら会長として簡単な自己紹介と挨拶をしたいと思います。

 まず現在の職業は民間企業監査役と日本インターネット新聞契約記者の二足のわらじで、本名でコラム「みみずのたわごと」や教育問題、世相雑感、ペンネーム「上野数馬」で政治・選挙・環境問題などを執筆しております。(ネットで「海上の森原人」または「janjan.jp/」を検索いただければでます)

 市民ボランティア活動としては過去20年近く、自然環境問題を中心に無党派の市民の立場から「政治を変えよう」という市民運動に関わり、衆参の国政選、知事選、市長選など各級首長選挙でコアメンバーとして牧野 剛、影山 健、池住義憲氏らとともに政治の革新を目指し行動してきました。役割は主に「マスコミ対策の広報と街宣など実働部隊」を担ってきました。 というとトンデモナイ実践派の活動家のように聞こえますが、本来の趣味は地味なものの代表といえるバードウオッチングで毎月定例の観察会も実施しており、これもネットで検索すればでますが、10数年来【カスミ網バスターズ】という山野を駆け巡る活動もしています。

 今回は「海上の森」を活動拠点として情報を発信し続けたことが会長に選任された大きな理由だろうと思われますが、うるさいヤツだから!祀りあげれば静かになるだろうだったかも?・・・と勝手に下世話な憶測も・・・それはさておき、これまでの経験から「個々の団体が孤立」していては、これから迎える環境の壊滅的?危機にとても対応できるものではありません。
 主義主張、立場の違いを超えて連携し意見を交換し、是々非々で妥協点をさぐり、ともに目指すところは同じはずの「森と里、川と海」など地域の環境保全、保護、改善のため、皆さんと共に行動を起こしたいと思います。官と民が対立するのではなく、官に媚を売っていいなりになるのでもなく、互いに同等の立場で、官・学・民が手をつなぎ、まずは情報を発信しあうことから始めたいと思います。行事の案内、団体の紹介、宣伝なんでも結構です。どうかこのメーリングリストをどんどん活用して下さるようお願いします。
 以上若干長くなりましたが挨拶とさせていただきます。なお早速ですが以下のように観察会を行います。【海上の森の秘境を巡る会】■3月22日()午前9時:愛環鉄道山口駅集合:午後2時半頃解散。 弁当・飲物必携、会費200円・雨具持参
 @「ほとんど人が歩かない雑木林や尾根を歩き、春の花や野の鳥、目に鮮やかな新緑を観察しながら春を愉しみます」あれば双眼鏡持参。



  


 第145回【期末が終わった/要請を受け?よーすけ新聞に/イジメ根絶むり】
 
★2006年12月7日(木)午後5時:志学ゼミ教室 11月30日は所用で終日上京。
1日から6日まで台湾の野鳥の会を案内して旅行していたので1週間ぶりの授業となった。
こんなんでつぶれないのが不思議?はやらなくて当たり前!のとほほ教師の開店休業塾
での会話:「こんばんはー」「おひさしぶりですー、先生!」
「ばんこんわ」・・・中3クラス。時間ジャストでまず生徒3人がやってきた。

▼『あれ~いつも1番は翔太なのに珍しいな。
秋田、どうしたんだ?マスクなんかして風邪でもひいたんか?』
「うん胃腸風邪みたいだって先生が」「みたいってそんないい加減なこといわれたんか
お前どこの医者へ行ってんだ?」「どこの医者っていったって、いつも行ってるとこで・・」
「やめてくれよ!横で咳なんかするの!うつったらどーしてくれるんだ帰れ、お前」
「そうだよ帰れよ!いま流行ってるっていうから、なんで塾なんか来るんだよ」
「だって咳だけで、あとは平気だから」「帰れよ、風邪なんだから堂々と
休めるのになんでくるんだよ、お前」と後からきた生徒たち。

▼『こら~何いってんだ、折角来たのに。ほら、そこの隅の空いている席。そこに席を
替ればいい。1番前でみんなから離れているし』「お前さー息しないで咳をしてくれん?」
「こっちを絶対に向かんといて」「いま大事なときなんだからさー」
『しつこいぞ!そういうのをイジメっていうんだ。このどあほ!ほらもういいから』
「あれー、先生もなんか変わってる」「あー、髪を切ったんだ!」
『先生だって床屋へは行くの!旅行に行く前くらいは、特に!』「半額だったり」
「まけてもらったりして」『あのな~もういい!それより期末の結果がでたんだろ、
いつもの紙を渡すから正直に点数を書いてすぐ出す、いいな!大切なことなんだから』

▼「だけど先生、翔太が来ないから電話したほうがいいんじゃない?」
『そういえばいつも10分前には来るからおかしいな~なんかあったんかな~。
今日あいつ学校へは来てたか?誰かなんか聞いてなかったか?』「学校へは来てたよ」
「来るっていってたよ、塾へ。帰りに学校で会ったとき」『連絡なしでサボるなんて絶対にしないやつだし、ひょっとして交通事故にでもあったんかな~。あーヤバイ!電話してみよう!』
・・・結局、父親がでて「まだ学校から戻っていません」ということだった。
『よかった。まだ帰っていないんだって。きっと何かあって残されたんだな』
「なーんていってると来たりして、噂をすれば影っていうからさ」
『お前って、結構なこと知ってるじゃないか、凄いなー』感心するとほほ教師。

▼「あれーほんとに来たよ、翔太が!びっくり!」「ほんとだー」学生服のまま、
噂の翔太がにこにこ顔で、どんぴしゃ登場。『どーしたんだ、翔太。心配してたんだぞ!』
「うん、美術の課題があって残って仕上げてきたんだ。でさー、先生!テスト良かった!
成績も上がるって、1つじゃなくていくつか。だけど、内緒だぞって先生が」
「お前、内緒って、しゃべってんじゃないか!」と隣の席の生徒。
『いいの、塾だから。良かったな~、がんばったもんな、ほんとに』
「先生!おれも数学17点もとれた!」これは入塾したての生徒
(注*寺子屋事情「来る者去る者・本音トーク!」参照)

▼『そっか~よかったな~ずっと0点だったもんな。おーやったな~理科と社会だけで
入る前の5教科の合計点近くあるじゃないか。その気になればほんとできるんだ偉い!』
「先生おれも上がったよ、ほら見て!成績もあがるって」「いいなーおれは下がると思う。
テストはまあ良かったんだけど、数学がたぶん下がる」『どーしてわかるんだ?』
「授業態度が悪いから。嫌いなせんこー(先生)なんだ」
『あのな~今更いっても手遅れなんだけど、わかっててやってんだからどうしようもないな。
ったく、このどあほ!好き嫌いはあって当たり前なんだけどさ。まあ、みんなそこそこ
の点はとれたから良かった。授業態度や提出物は先生の力ではどうしようもないし。
とりあえず、今月は私立対策で基礎をしっかりやろう』

▼「先生!おれ、私立は受けんよ。公立は愛工1校だけ、だめだったら定時制にする」
『そっか~でもまだなんとかなるから、今日は公約数、公倍数がわかるようにしよう』
「先生、おれは私立1校だけ。よっぽどなんかなければ絶対に大丈夫って先生にいわれた」
「ぼくは私立の推薦頼んだけどだめだったから、2校受けることにした」
『う~んそうだよなー、お前って本番にめっちゃ弱いからな。行けそうな公立は柄が
悪いとこしかないし、お前っていいなりだから、イジメられに行くようなもんだしな~。
共学でおとなしい私立がいいんだけど、受かれば私立にしたほうがいいからな』

▼「おれも絶対に受かるところ1校だけ。受験料がもったいないから。本命は公立だし」
「うちもまだ弟がいて私立は無理だから、自転車で通える公立しかダメっていわれてる」
『そうだったな。姉さんがまだ高校生だから兄弟3人では学費が大変だからな』
「そう、姉さんがバイトしてるけど、しすぎると勉強が大変で追試ばっかしみたいで」
『まあ就職するまでの社会勉強ってことで、教科だけが勉強じゃないし。大学へ行かなく
たって、人間関係とかいろいろ実際の社会で体験することはさ、一生の役にたつからな』

▼『自分の身の丈だって大人に混じって働いてみると見えてくるし。みんなできる範囲で
それなりに生きて行ければ充分なのさ。がばっと稼いでお金持ちになりたいって夢は
みんな持ってるだろうけど。そのうち生まれつきの特別な才能なんかをもってないと
無理とわかってくるし。だから年末ジャンボなんて宝くじがやたら売れるんだろうけどさウン。
 さて久しぶりの授業で成績を聞いたり余分な話になって25分も過ぎちゃったな。
とりあえずこれからすることは3年間分の総復習をして基礎学力をつけること。
あと3学期の期末テストが1月の15日前後だと思うけど、これで中学のテストは
最後だから、年末にかけてスパートをかけよう』

▲『普通の社会人としての常識を勉強するのはこれで最後だから、ほんと真剣にやろう!
こんだけで一生それなりに生きていけるんだからな。じゃ、あと半分になっちゃったけど
授業を始めよう』

 ◆【よ-すけ全国制覇!余聞】
 ★12月8日(金)午後7時:中学合同クラスでの会話

 「こんばんはー、あー、わたし1番なんだー」
『こんばんは!そうだな。1週間休みが続いたから忘れてるのがいるかもしれん』
「先生!さやか、きっと忘れているからメールしてみてもいい、今から」
『ありがと。頼むよ!多分、あいつなら寝ているんだろうな、いつも通りだと』
「あー、メールが返ってきた。忘れてたって。そいで熱があるから休むって」
『そっか~、まあ試験が済んだばっかだし、テストも良かったみたいだし。
今日はあんまり進まないから、それに遅れた分は今度教えるからゆっくり
休めって先生が言ってるってメールしといて』「わかった」

▼と、そこへ「ばんこんわ、先生」と別の女子。『ハイハイ、ばんこんわ』
「先生!見た!新聞、昨日の朝刊!」『あ~、よーすけのか?』
「うん、びっくりした。また写真つきで載ってたから、ほんとビックリ。凄いよねー今度も
全国1だなんてさ」『よく新聞の記事に気がついたな。いつも読んでるのか、中日新聞?』
「ううん、ばあちゃんが気がついたの。来るといつも全部読んでるもん」
と、別の生徒:「えー、なんの話しなの?」「あれー知らないの?塾の先輩が
CG(コンピュータグラフィックス)の高校生の全国大会で優勝したんだよ、よーすけ先輩!」
「誰、それって、わたしの知ってる人?」
       
   休憩時間の様子:優勝を知らせる1月7日・中日朝刊愛知総合19面


▼『何度も塾へきている絶対に一度は会ってるはずなんだけどな。先生の
コンピュータの先生なんだ。今、高3なんだけど』「あーひょっとすると、いつか授業中にコンピュータを
直しにきてたヒト?」「そう!」「思い出した」「うちの近所で名電へいった先輩なんだョ!」
「よーすけ先輩って先月も別の高校生の全国大会で優勝して新聞に出てたんだよ」
「すごい先輩なんだ!」「うちらーの近くにそんなヒトがいるなんて信じられん」
「そいでさー、ウチのコンピュータはよーすけ先輩に貰ったんだよ」
『え~そうなんだ。初めて聞いた、その話し。先生も知らなかった』
「買い換えたときに前のを貰って、設定から手続きまで全部やって、
すぐ動くようにしてくれたんだ。親切でやさしくて凄くいいヒトなんだよ、よーすけ君って」

で、前日(7日)の朝のことを思い出した。
『あ~よーすけが載ってる!しかもカラー写真付きで1番目立つところに。凄い大きい
扱いだな~。今頃載せてくれたんだ。でもよかった。もう忘れかけてたところだった』
「何?どうしたの、誰なの、その子?」
『うん、うちの卒業生なんだけど、高校生の全国大会でデザインとコンピュータで
続けて2つも優勝したんで、是非、取材してくれるよう新聞社にFAXしといたんだ先月』
「えーそんなこと勝手にしていいの!その子に聞いたの?そんなことしていいのかどうか。
困るとかイヤだといったかもしれないのに!」ときつい?山の神のご叱責。

▼『そんなこと聞いていないよ。いいことだからみんなにも知ってもらおうと思って
連絡したんだけど。本人だってみんなに誉められて喜ぶって思ったんだケドな~』
「ダメじゃん、あなたがそう思っただけで勝手に決めたら!本人は迷惑かもしれないし」
むむむそういわれてもな~。コンテストに出ること自体が
世の中に認められたい
自分の力量を知ってもらいたい
それで出場するんだと思うけどな~普通は。
う~ん世の中、やっぱいろんな見方をするヒトがいるんだ」ふ~っ、やれやれ

●『でさ~、みんなに聞きたいんだけど、新聞に載るってどう思う?』
「うん、載りたい」「目だって有名になりたい」「自慢できるし、載りたい!」
「そんなん載りたかったら簡単じゃん!人を殺せば一発で載れるぞ!」
『おいおいなんてことを言ってんだ!そんな、お前たちの年齢だったら少年Aとかって
載るだけだし、変なサイトに顔写真を載せられてオシマイだぞ。それに大体載るって
ことの意味が違うぞ。いいことで特別なことや記録を作ったなんてコトで載るってことで、
イジメや殺人なんて話しにならん。読んで感心したり感動したりすることじゃないとな』

▼「有名になれば金持ちになれるもんなー」「うちらにできることってなんかあるんかな」
「とにかく金持ちになりたい!」『なんでもいいから金持ちになりたいってのは誰でもあるんだろうけど難しいな~。手っ取り早くカネをつくろうとパチンコ屋の景品交換所や宝石店を狙う強盗なんてしょっちゅうだけど、あとが碌でもない人生でオシマイになっちゃうし、宝クジでも買って夢を楽しむくらいしかないだろうな、先生みたいな、そこらの普通の人間では』

▼「よーすけ先輩は普通の人間じゃないんだ。新聞で、外国でCGの仕事を
したいって言ってたけど、そんなに英語、得意だったの?中学のときって」
『ううんコンピュータに夢中で、3だったり4だったりオール4に届くかなって成績だったな。
でも自分が好きなことには全力で取り組むタイプだったから。それに才能もあったんだろうな、きっと。英語だって自分で決めて高3の始めには英検2級をとって、今は準1級を目指してるって言ってたな。とにかく、みんなもなんでもいいから、これは!というのを見つけて自分を賭けて欲しいな、思いっきりやるだけのことをやれるような』「そんなんみつかるかなー」
「ぜんぜんなんも見当もつかん」「あるんかなーそんなん」
「カネさえあればそんなん考えんでいいのになー」
『う~んそういう先生もまだ見つからんからなー』「えー先生も!」

▼『ウンそう、恥ずかしいけどさ。何が自分に1番向いていたのか、何がしたかったのか
まだわからん。いつになるかわからんけどとりあえず、できることをボチボチやりながら、
これはというのが見つかるのを待ってたら、この歳になっちゃった。まあそうやって夢を
探しながら微かだけど希望を持って毎日を過ごすのが多分生きるってことじゃないかって
最近になってやっと先生はムリヤリ!思うようになったけどね』「ふーんそういうもんかなー」

▲『あれ~もう10分も過ぎちゃった。みんなには悪いけど休憩をちょっと短くするけど
いいよな。じゃあ、まず全員今日は国語をやろう。生きていくのに1番必要な漢字の
読みと書き、それから四文字熟語のチェック、1学期分から総復習しよう』

  ◆【イジメとイジリの違いって?】
 ★12月13日(水)午後8時:中学生クラス休憩時間の会話
 
「クミちゃんさー、今日も学校へ来なかったけど、どーしたんだろ?」
「う~ん。いろいろあるみたいでさ。今日の3者懇談も、お母さんだけみたいだよ」
「どこか具合が悪いって聞いたけど」「胃腸風邪っていう噂も聞いたよ」
「違うんじゃない。熱があって身体がだるいって、うちんとこへメールが来たけど」
「それだけじゃないみたいだよ。身体のほかに精神的なこともあるみたいで」

▼『え~どうかしたんか?その子。イジメかなんかされてたんか?
それで学校へ来なくなったんか?』いきなり脇から参入する?とほほ教師。
「ううん違う。イジメじゃなくて、なんて言うんかなー、イジられるタイプの子なの」
「イジくられキャラっていうか、ちょっかいだしてからかいやすい、そういう子でさ」
「カナとかレナとか、いつもイジくってたんだよね。ほかのみんなも結構してたし」
「そうそう、でもレナなんか冗談のつもりだろうけど、あんだけきつい言い方だと
絶対にイジメって取られちゃうんじゃないかなー」「そうわたしも同じイジくられタイプだから
わかるけど、ちょっとって思うもん」「すっごいハッキリときつい言い方をするもんね。
それも笑いながらさ」「わたしもちょっと可哀相で大丈夫?って声をかけたことあるんだけど」

▼「こないだからのイジメ問題で、アベ先生が言ってたけど、どんな言葉でも
態度でも、された本人が嫌(いや)だと思ったら、それはもうイジメなんだって」
『そうだよな~冗談のつもりで言ったりしたりしてても、それがくどくてしつこかったりすると
された本人は辛くて我慢できなくなったりすることってあるんだろうな。で、いつ頃から
学校へ来なくなったんだ、その子って?』「30日の合唱大会の後からもうずっと」
『ということは今日が13日でもう2週間になっちゃう。大変!あと1週間で冬休みだから
ズルズルいくと来年になっちゃう。ほかにもなんか原因があるんじゃないのか?』

▼「うーん、合唱コンクールの練習でさ、クミとサキとピアノの子と3人、
やる気がなくて先生に酷く叱られて、3人でトイレで泣いてて、それもずーっと泣いてて」
「あんとき、わたしも行ってなぐさめたんだけど、泣きやんでもまた泣きだして」
「なんか言われると、いったんは止まるんだけど、また泣いちゃうんだよね」
「それにカレシ(彼氏)と別れたみたいで」
『えっ、別れたって!つきあってるカレシがいたんか?その子』
「うん。それも向こうからコクって付き合ってたのに、
その子に別れようって言われたみたいで。だから別れたって言ってた」

▼「うん、わたしから言わせるとちょっとという男子でさ。
別れてよかったって思うって言ってあげたんだけど」
『そっか~自分から好きだって言っておいて振るなんてひきょうなヤツだな~』
「そういう男なの、あいつってさ」「それもあるんかなー。
それから体調が悪いとか気分が悪いって来なくなった」
「メールしても熱があるとか身体がだるいとかハッキリしない理由の返事だけ」
『う~ん、こんだけ休むと来にくくなっちゃうな。いろんなことが重なってずるずる
休んだんだろうけど、これで出てくるといろいろ言われるだろうから、また来れなく
なっちゃうし。いるからな~、余計なことをいうヤツが、きっと』

▼「そう前にもあった。別の不登校になった子にお前、なんで来たんだとか
おー珍しいのが来たーなんて取り囲んで言ってる子たちが。そんで来なくなっちゃった」
『う~ん、みんなはそのクミって子と知り合いなんだろ』「わたしは同じクラス」
「わたしはよく話してた」「結構仲がいいと思う、前から」
『じゃあ、みんなでメールしてあげたら。だけどどうして来ないのとか早く出ておいでなんてのは絶対にダメだぞ。今どうしてるで笑顔マークとか会っておしゃべりしたいなとかそんなんを送るんだゾ。仲間がいるよって知らせるんだ』「わかった」「まずワタシが代表で送ってみる」「次にわたし」「わたし、アドレス知らないから後で教えて。帰ってからメールしてみる」

▼「あー返ってきた。今テレビみてるんだって。晩ご飯まだ食べてないんだって」
「だれー今おなかが鳴ったの!」『ぼく!』「えー先生なの、やだー」「わたしも鳴った!」
「なにー2人とも晩ご飯まだなの?」『そう、腹が減ったな~』と、恥を知らないとほほ教師。
母さんがまだ帰ってなかったから、まだ」これは正直な生徒。
「いま塾で、先生とサヤカが晩ご飯まだって聞いておなかを鳴らしたって送ってみる』
「あー、あははだって」

▲『おっともう5分も時間オーバー!くどいけど、早く出ておいでなんていわず、
相手のことを思ってるってわかるメールだけで、みんなと会っておしゃべりしたいって
思うようにするんだぞ。またあとでってメールして、休憩はオシマイ。さあ授業始めるぞ』
「あーわたし、またおなかが鳴った!」

 ◆【今更?履修漏れ・中学の場合など】
★12月18日(月)午後7時少し前:
1番に来た生徒と授業開始直前の会話
 「先生!何だったの?今の電話。履修漏れがどうとかなんとかいってたけど」
『う~ん今頃まだいってんのかって思ったんだけど、必修科目の履修漏れのことで
知り合いの記者から問い合せがあったんだ』「記者って、新聞の?」
『そう。年末恒例の今年の10大ニュースの教育部門なんだってさ』
「中学でもあったんだよ、履修漏れ、知ってる?」
『そりゃあ知ってるさ。先月の末だったかな。新聞に載ってたから(注*11月26日中日新聞・朝刊1面)。確か名古屋の市立中学の4分の1が毛筆を習ってなかったって。そのあとうちの生徒にも話しを聞いたんだ。そのことも話したけど、ほかにもいろいろ知っててさ』

▼その何人かのうち最初に聞いた中3との会話を思い出してみた:
『みんなの学校はどうだったんだ?履修漏れってあったんか?』
「先生、オレらーの学校でも、ぜんぜん習ってなかったんだよ、習字」
『え~っ志賀中でもそうだったんか?本当は書写って毛筆と硬筆が必修なんだけど』
「うん、今まで3年間、1度も習字なんか習ったことなかったよ、授業では!」
『だって夏休みにいつも宿題で習字を書かなくちゃって言ってただろ』
「あれは夏の生活に載ってる課題の字を書いて出せってことで、宿題で出てるだけ」
「習字なんて授業でやったことなんか、いっぺんもなかったョ」

▼『え~っ、じゃ今まで一度もなかったんか?』「うん、まるっきりなかった」
「ぜんぜんなかったョ。今月になって急に国語の先生が今まで全然やってこなかったけど
その分来年になったら、まとめてやるからいいって」『それで終わりなんか?』
「そう、それっきりなんの話しもないよ」『来年って今月はしないのか?』
「うん、いっぺんもない。他の学年もそうみたいだよ」
『へ~、どうってことないんだ、書写なんて大した問題じゃなかったんだ。どこでも
やってるからって。時間をカットしてたところまで入れるとほとんど全部だろうな、きっと』

▼次に友人の牧野(剛・河合塾講師)氏と電話で話したときのこと:
『おい、知ってたんか?高校の履修漏れのこと?』「そんな、常識。どこでもやってたぞ」
☆☆高校の2年生なんだけど、全員夏休みに予備校で化学の授業を受けさせて
済ませたって話し、知ってるか?」「知ってる。ほかの高校でもやってる」
『そっか~関係者はみんな知ってたんだ、きっと教育委員会も当たり前か?建前は
必須だけど本音は1人でも多く有名大学へ送り込みたいもんな。必要がない科目なんて
裁量次第だったんだ。生徒は学校任せだし、親だって本人以上に出世のエスカレーターに
乗せたいだろうし。まあすぐ忘れるからほとぼりが冷めたらまた別の手を考えるんだろうな』
「まあな。ぜんぜん履修してなかったのが槍玉にあがっているだけで、3分の1とか
半分とかまで厳密に入れるともうほとんどの高校になっちゃうからな」というものだった。

▼最後に聞いた名塚中学の生徒との会話:
『習字って習ったことってある?正式には書写って課目になるんだけど』
「ううん2年間1度もなかった。で、こないだ新聞にでて先生がなんとかせないかんなー
っていいだして、今月になって2回授業があった」『それでおしまいなのか』
「うん、それっきり。もうやってない」『このあとどうするかとか、なにか先生から聞いて
いないのか?』「ぜんぜん何も聞いていないよ。もうこれでおしまいじゃないのかなー」
『へ~、そういうもんかなー』

▼次から次に想像もつかない絶句するような事件が起きる。でも人の噂もなんとやら。
衝撃的な事件、事故のニュースにマスコミがわっと飛びつき食い散らかしてそれでオシマイ。次はなにが起きるかそれだけを虎視眈々と待つ?マスコミの在り方だって、それを容認し
歓迎する世間があるからというもの。需要があれば供給するのが当然の世の中だし。

それにしてもいったいどうなっていくんでしょうね、これからの社会って。かくいう〈ぶらぶら
オジさん〉も万博問題に継いで「政務調査費問題(注*)」に関わってもう8年。ほとんどなにも変わらなかった。なんとかならんもんでしょうか?(注*じゃんじゃん記事:「名古屋市議会 平成17年度
政務調査費の闇」/「税金食い逃げ!名古屋市議会・与党会派」/「政務調査費・監査請求意見陳述に同席」など参照(いずれも記者は上野数馬=原人のペンネーム/など参照)・・えっ、どうにもならんって!やっぱり、そうデスかそうなんでしょうね、
ヤレヤレ、とほほ。

 ◆【なくならないイジメ!】
12月28日(木)午後5時:冬休み中学クラス・休憩時間の会話
 『こないだ言ってたもう2週間ほどこないって子、その後、どうなった?』
「あの子さー終業式の前の日にはでてきたけど、終業式にはこなかったみたい」
『そっか~今月は1日しかこなかったんだ。新学期からこれるといいけどな。学校や親が
きちんとケアしないと難しいな。ところで今の学年はどうなんだ、クラスの様子は?』
「ちょっと微妙、よそのクラスだけどいじめっ子がいて、常習みたいなヤな連中で」
「男子も女子も何人かいて。近付きたくないって感じの子たちでさ。
6年生のときなんかひどかったんだよ」『酷かったってどんなふうだったんだ?』

▼「男子はどうってことなかったんだけど、女子がクラスを仕切ってて、もうかなり
やばかった。もうやりたい放題って感じで、先生なんか毎日泣いてたよ。まるっきり無視
されて、なにいっても全然相手にされてなかった。で、気にいらんのはみんなイジメていた」
『どんなことしてたんだ?』「リサって子が仕切ってて、その下にマキって子たちがいて、
やってたんだョ」「女の子がクラスの主導権を握っていろいろやってたんだな」
「そう、リサが頭(かしら)のピラミッド構造ができていて、その下のマキから、
何人かいる下の子へ指示があって、あれこれやらせるっていう感じかな~」

▼『どんなふうに伝わるんだ?』「それはリサがあいつ、このごろウザイ!とか
調子こいとるなんていうと、聞いたマキが仲間に誰々をはぶれ!って、
そいでみんなでいっせいにやるっていうふう」『そのはぶるってどういう意味なんだ?』
「はばにすること、仲間外れにするっていうこと」
『そっか~、きっと村八分からきた言葉だろうな。先生たちははちべえにするって
言ってたな昔は。で、一斉にやるって、どんなことをするんだ?』
「いろんないやがらせをするんだよ。上履きをゴミ箱に捨てるとか、筆箱のなかみを
そこらにばら撒くとか、チョークの粉をカバンのなかにぶちまけるとか、
みんなで取り囲んでキモーとかダサーとかくさーって言ったり」

▼『え~、それってもう完全にイジメじゃないか!それもかなりたちの悪い。
周りのみんなは黙ってんのか?何もしないのか?とめたりするとかしないのか?』
「そんなんしたら、今度は自分がされるから」
『じゃあ、先生は知ってたんだろ、そんなんしてること、イジメをさ』
「知らないと思うョ。その前にもうゼンゼンいうことを聞かない子ばっかしで、授業でも
先生の声がきこえんくらい勝手にしゃべってたし、もう完全になめられてた先生で」
『女の先生だったんだな』「そう、もう50くらいのチビですぐ泣く、頼りない指導力ゼロの
先生で」『生徒にそういわれちゃあ、オシマイだな』

▼「それに仕切ってた子たちって結構、頭がいい子たちでさ、先生の目につかんよう、
わからんようにやってた」「そう、リサもマキもうちらーよりテストの成績よかったんとちゃう。
頭よかったもん」『う~ん、そういう子は頭がいいんとは違うぞ。少し勉強ができる要領が
いい子ってダケ。困ったもんだ、そういう子が多いからな。外見は問題ないぶりっこのイジメっ子が。だけどいじめられてた子はどうなったんだ。集中的にされてる子がいたんだろ』
「うん、1人集中的にされてた子がとうとう不登校になってこなくなっちゃった」
『酷いハナシだな~』「その子さー中学になったら出てくるようになったんだけど、また目をつけられてよその小学校から来た子たちに。前にやってた子たちとはクラスが違うんだけど」
▼『多分小学校から連絡があったんだろうな、不登校の理由が少しは分ってたはずだし』
「そのいじめられてた子なんだけど、あの子もちょっとねー」「うん、そう。イジメられキャラ
つーか、どんくさいつーか、いつもハッキリしなくて、しゃべっているとイライラしてくる」
「体格もちょっとね、あの身体つきだとイジりたくなっちゃうもんねー」
『どんな体格なんだ。ひょっとするとメッチャ太ってるとか、森公美子みたいにさ』
「あそこまでではないけど。背が低くてかなり太ってて、ずんぐりむっくりって」
『だけどそれって先生のハゲとおんなじで、本人の意思ではどうしようもないからな~。
特に体形なんてさ。でも女の子にはいわれたら1番こたえるコトだしなー』
     
 1月8日:逆立ちしても頭?全国指名手配:生徒が描いた似顔絵


▼「こないだも廊下で泣いててなんかされてさ。わたしなんかクラスが違うけど
大丈夫って声を掛けてみたんだけど、なんかごそごそいっててワケがわからんかった」
 「だけど今って、女子だけでなく男子のツッパリグループもイジっているんじゃない?」
「そうなんだよね、ちょっと度が過ぎてると思うことがある」「このままだと、
あの子自殺しちゃうんじゃない?小学校のときのこともあるし」

『え~、そこまでいってるんか!きっとその子って必死に我慢して学校へ来てるんだろうな。だけど先生や家の人にイジメられてるっていえんのかな。いえんのだろうな、きっと怖くて』
「そうちくったって、また集中的にはぶられるよ、絶対に!」
「だから先生にも親にもいえんの!可哀相だけど自分がされたら怖いから、うちらーもそう」

▼『そうか、親や先生が気付くしかないんだ!普段の様子からどっかでSOSを感知して。
だけど、もう冬休みに入ったからしばらくは安心だろうけどな。1月になったらどうなるか
心配だナ~。まず親がちゃんと子どもをみて命懸けで守らんとダメなんだけど』
「でも、先生が心配してもどうにもならんよ。塾は関係ないんだから」
『そりゃあ、そうだけどさ』イジメなんて大人の世界にもっと凄いのがある!つい最近も
女性刺客議員の行動で重箱の隅をつつく一部マスコミ主導の大騒ぎが》子供の
世界はそのままオトナの世界の写し絵!!企業に関わったほんの短い経験からでも、
その陰湿さあくどさは言語道断だった。

▼成人の主な自殺原因にある人間関係の悩みからって聞こえはいいけど、
よ~するにイジメが原因っていうのが絶対にあるだろうから、それからみれば子供の
世界のなんて、ホント子供だましで。イジメられている子どもたちには失礼極まりない
言い方なんだが。イジメっ子がオトナになってずる賢く要領良く立ち回って、あらゆる業界で地位や身分や権力を手にして、世間にはびこっているんだろうから、なにおかいわんやで。社会全体が驚天動地の改心変身?をしない限り、はっきり言って全面解決の道はなし?

▲イジメをなくすことは無理だろう。でも減らすことはできるはず。しかし自分に利害が
絡まないことはすべて他人事(ひとごと)という方々が圧倒的多数を占めるやにみえる
現状のニッポン国の有様では日暮れて道遠しの感が深い。やれやれ、とほほデス。

  

第146回【イジメられっ子/中学生ケータイ料金/入試面接の練習/政調費】
★2007年1月6日(土)午後6時:部活で休んだ1人の臨時クラス休憩時間の会話:
 
 『こないだ言ってた女の子、その後どうなったか知ってる?』「えーっと誰のこと?」
『合唱コンクールで叱られて学校へ来なくなったって言ってた子』
「あーあの子ね。なんか難しい名前の病気だったんだって」『どんな名前なのか聞いた?』
「うーんとね、なんだか聞いたことのない長い名前の病気だったよ。背が高くて痩せている
女の子に特に多い病気なんだって」『そんなんあるんかな。拒食症とか白血病とかそんな
簡単な名前じゃなかったんだ』「そう、なんだかカタカナで長ったらしいので忘れちゃった」

▼『で、学校はそれまでなんか対策をしてたんかな~その子に』
「うん、担任の先生が何回か家まで行って。でも本人は学校へ来る気にはならんかった
みたいで」『来る気にならんかったって、その気になれば来れるような体調だったんか?』
「うん、病気っていっても痛いとか苦しいとかじゃなくて、どっかが変?という病気みたいで、
なんだかよくわからんけど」『で、新学期になったら来るんかな?』
「うん、それが本人にはその気がないみたいで」『その気がないってどういうことなんだ?』
「よくわからないけど、とにかく当分学校へは来ないつもりみたいだよ」

▼『学校がいろいろ動いて、家族でも相談してたぶんだけどそういうことになったんなら仕方がないな~。学校なんてむりやり首に縄をかけてでも連れて行くってとこじゃなくなったからな。まあのんびりゆっくり時間をかけて、行く気になったら来ればいいのさ。中3になって分数の約分、通分から勉強し始めた子だっているし、英語や数学が解からなくたって
行ける高校はあるし、行かなくったって心配ないさ、充分生きていけるから』
 「ウンわかってる。学校なんてこうしたら成績が上がるとかああしたらいい高校へ行けるとかそんなんばっかし。そんなん簡単にできるんだったら、こんな成績なんかとってないって。わたしだって部活が楽しいから、今はなんとか行ってるけどさ」

▼『おいおい、はっきりいうな~。まあその通りだけど、わからんもんはわからんもんな!
さっき教えたばっかりのことでもすぐ忘れた”“わからんだもんな。仕方がないよな。
だけど人間には頑張っても頑張ってもダメなことがあって。勉強もその1つでさ。誰だって
好きで勉強ができんわけじゃないもんな~。先生もときどきどうしてこんなに教えても
ワカランのかな~覚えられんのかな~って悲しくなることがあるんだけど、解かろうって
気持ちがわかる子なんかは、まあそれでいいかな~って。わざとわからんワケじゃない
もんな。わかりたいんだけどわからんのだもんな。溜め息がでちゃうけどさ』

▼「そうなんだ!だから先生って怒らないんだ。わからなくっても」
『まあな。聞く気も解かろうという気もない生徒は怒るんだけど、ダメなのが多くて』
「いいの?そんなことはっきり言って」『いいの!今日はヒトリだけだから。でさ~」
もう1人小学校からイジラれているって子がいただろ。あの子はどうなったのか知ってる?』
「うん、学校でも問題になってたみたいで、いろいろあって新学期からは来るみたいだよ、
ウワサだけど」『そっか~、そうだといいんだけど』

▼「でも少し気になることがあって。ミニバスの子なんだけどさ」
『なに?そのミニバスってなんなんだ?』「ミニバスケットチームっていって、
小学校の子がうちらーの部活へ、一緒に練習しにきてるんだよ。そのなかで1人、
ハブられている子がいるのに気がついたんだ、つい最近。ほかの子に聞いたら
今頃気がついたのって、もう、みんな気がついてたみたいで
『で、なにかしたんか?みんなで。ハブるのやめさせるとか、かばってやるとか』
「ううん別に。そのまま、なんにも」

▼『う~ん難しいんだろうな~注意するのも、別のイジメになっちゃうかもしれんし。そこで
なにかするには相当な勇気がいるし。部活の先生なんかが気がつかなイカンのだろうけど』
「でも、わたし、その子がボールを持ってるときに近付いていって、話しをしてあげたよ。
頑張ってねって。素直でおとなしい感じの子だった」『そうだな。それでいいよ。
できることをしたんだから。みてくれている人がいるって、わかったはずだから。
おっと時間が過ぎちゃった。遅れた分をやろうな、もう少し』
▲でもイジメって絶対になくならないから困ったことですってしかいえないのが辛い。
人間という集団で社会生活を営む生き物の仲間にいる限りは!う~んやれやれとほほ

 ◆【わたしって何に向いてるんだろう?】

1月8日(月)午後6時過ぎ《中2新学期・初授業》休憩時間の会話:

「先生!わたし西陵に行きたいんだけど、内申どれぐらいで行けるの?
(注*愛知は公立上位で、内申点で高校別ランクが確立している)」
『え~急にどうしたんだ?北に行きたいって言ってたんじゃなかったか?』
「ユミ先輩がきて、部活のさ、ヤッパ絶対に行きたくなったの!」
『そうだな~、商業高校だった頃はここらの中学だとオール3前後の子が行くところ
だったけど総合学科になってからめっちゃ人気が出て難しくなって北高と同じくらいかな』
「内申はいくつくらい?」『そうだな~最低30から31はないとな。
あそこはラグビーでは名門校で、野球の甲子園みたいな花園(競技場)の全国大会で常連だし、とくに女の子に人気が高いんだ』「えーじゃ、あと3つか4つは上げなきゃ無理よね」

▼『そうだな。自分では何だったら上げられると思う?』
「うーんあんまり提出物を出してこなかったから、それもあると思うし」
『わかってるじゃないか。成績が真ん中クラスってどさっといるんだから態度や提出物が
一番大事なんだ。散々言ってきたのに、分かってて出さないなんて最低なんだゾ!』
「うん、これからは出すようにする」
『出すようにするじゃなくて絶対に出す!それから主要科目では何が上げられるかな』
「数学かな、結構分かるから。あと頑張ったら英語。それと音楽と体育もなんとかなる」
『そうだな。1と2はなかったから、頑張って4を増やすってことだな。だけど、
どうして急に西陵って言い出したんだ?』
「こないだ部活に来た先輩の制服がむっちゃカッコよくてさ。それに先輩がいっぱい
行ってて、今バレーが強いんだって。高校でも部活でバレーをしたいから」

▼『だけど制服や部活だけで決めるってのもな~。先のことも考えて決めなくっちゃ』
「高校へ入ってから考えるつもりだけど。でさー、スポーツ推薦って難しいの?」
『スポーツ推薦っていうのは高校の部活の先生が中学へこの生徒が欲しいって
申し込みに来て初めて決まることで、自分からはどうにもならんぞ』
「じゃ、部活で頑張って認められればいいんだ」
『そうだけど、レギュラーで市大会で優勝とか県選抜の選手に選ばれたとかじゃないと』
「えーそんなに大変なの」『そりゃあそうさ。優秀な選手じゃなかったら欲しいなんて
思わないさ。今年もウチの塾からは野球推薦で決まった子がいるけど、愛知では
甲子園レベルの高校なんだ』「じゃあ無理、なんとか成績をあげてそっちで行く」
『ずいぶんあっさり諦めるんだな。でもまあ、入試で、実力で入ればいいさ』
    
休憩時間の中2トリオ・了解を得て撮影:シッカリ勉強もしています(文中仮名)

▼「先生、わたしは山田へいく」『そうだな、内申は届いているし』
「無理して高いとこへいって下のほうでついていくより、上のほうで行けそうだから」
『そうだな、お姉ちゃんもランクを下げて、高校ではいつも1ケタにいるって言ってたな』
「うん、先生がとってもよくしてくれるって。大学の看護学部の推薦も貰えるみたい」
『そうだな、もう自分の進路が決まっていて、その目的への最短コースを選んだんだな』
「部活の仲間は山田っていうとダサーあんなとこって言うけど、いいの、わたしは」

▼『山田って普通の子が行く高校だから、進学校を目指そうっていう子からみるとレベルがはるか下で、バカにするかもしれんが、気にせんでいい。本人がよければそれでいい。
昔から鶏口となるも牛後となるなかれっていう格言があるくらいでさ』「なにそれって」
『ランクの高いところでビリで行くより、下でもそこのトップを狙えっていうこと。
どんな高校でもトップクラスにいれば先生だって期待するし、張り合いがあっていいぞ。
塾もどっこも行ってなくて通知表が4と5ばっかしなんていう子は別だけどな』
「そんな子、うちらーとはニンゲンが違う、宇宙人!」
『そんなことはない。たまたま勉強ができるってだけのこと。それも中学レベルのな。
先のことはまだなんにもわからん』「わたしはまだなんにも決めてないんだけど、
考えてもよくわからんから」

▼「先生、進路って今決めなくっちゃダメなの」
『ううん、ゆっくり考えりゃいい。高校へ入ってからでもいい。先生なんか、いまだに
自分が何に向いているかわからんくて考えている。もうお迎えが来るって歳なのにさ』
「えーそうなの」『そう!』『だけど高校へは進学はするつもりなんだろ』
「うん、そうだけど。でもばあちゃんがもう歳だし、高校を出たら働くつもり。
なんか手に職をって思うけど、なにが向いてるのかよくわからん」
『そうだな。今何がすきなのかな?どんなことをしたいのか?それくらいはあるだろ」
「わたしは高校を出たら専門学校へいって、美容師かエステシャンになりたい」
「私は看護師になりたいけど難しいみたいで、介護師かな」
「まだ何に向いているんかわからんけど、普通に結婚して普通に生きていければいい
と思ってる。平凡が一番だと思う。金持ちになんかなれんだろうけどそれでいいなって」

▼『そうだな。普通に生きるってことが簡単そうで実は結構、難しいんだ。先生みたいな歳になってもなかなかできなくてさ。でも大事なことなんだ普通って。塾だってもう閉店?休業だろ。30何年やってきて、やっぱ向いてなかったみたいで、人並みの稼ぎなんて夢の国って状態でさ』ふ~っやれやれ。最後は<とほほ教師>の愚痴になってしまったのデシタ。あ~あ!
   
 ◆【告白しちゃったの?】
★1月13日(土)午後4時前《中学実力テスト臨時クラス》開始直前の会話:

 「ねえねえちょっと聞いて、コクっちゃったんだ!わたし!!」
『えっコクったって……告白したってことだろ、好きですって!』「そうだよ」
『で、まさか相手はオンナってことはないんだろうな?』
「なにいってんの先生!オトコの子に決まってるじゃん」
『でも本人に聞いてみんとわからんだろ、どうだ、ユキ、どっちなんだ?』
「男の子!当たり前でしょ」
「ユキって惚れっぽいからすぐ好きになるけど、ひょっとして例の子なの?」
「前からいってたエイジ君でしょ」「あーあの子!わかった。へーそうなんだいい子じゃん」

▼『で、相手の返事はどうだったんだ?ニコニコしているからOKだったんだろうけど』
「うんばっちし。でも、ちゃんと付き合うのは入試が済んでからっていわれた」
『付き合うってデートしてお茶を飲んだり映画を見たりってすることなんか?』
「うん、そうね。学校ではいつでも顔をみられるもんね」
『でも、こんなことみんなの前で言っちゃって平気なのか?』
「大丈夫。塾でだけだから話すのは。それにここにいるのはみんな友達だし」
「彼氏なんてそんな子まるっきりいないもんね、わたしなんか。でもいい、まだ先のこと」
「それで、これからはメールをくれるって」

▼『そうだよな!学校の外では、まずメル友になって、いろいろと相手のことを
知るといいな。見かけはカッコ良くてもぜんぜんダメなオトコって結構いるからな』
「あの子ってそんなんじゃないから好きになったんだよ、先生!」
『そういうのを惚れた欲目っていってアテにならないんだぞ』「好きなんだからいいの!」
「ゴチソウさま」「わたしもコクってみようかな」『え~もう付き合っている子がいるって
聞いたけどなー、エミってさ』「ちょっといってみただけ」

▼『でもユキのお姉さんの学年だったけど、親の持ち物のマンションの部屋を勉強部屋
にして、そこで同棲しているっていう中3の子がいたんだ。ウチの生徒の友達でさ』
「あー知ってる。
△△先輩と▽▽さんでしょ」
『よく知ってるな。そのとき子供ができたなんて噂があったり、そういうのはちょっとまだ
早すぎるからな。ユキやエミはそんなこと絶対にしないと信じているからいいけど。
でも、いいな~、みんなにはまだ夢があって!先生なんか女の人に近付いただけで
しっしって追い払われちゃうもんなー。まあ、この顔じゃあ仕方がないけどさ』
「えー、先生でも女の人にもてたいってのがあるの?

▲『そりゃあな。起きて食べて寝て、あとは髭をさすって死ぬのを待つだけなんて、
淋しすぎるもんな。誰か紹介してくれんかな~』「なにいってんの、先生」
「それには塾をなんとかして稼がないとね、先生」
『う~んそれをいわれるとおとなしく静かに死んでいくしかないかな~このままで』
おっと時間だ。実力テスト対策をしなくっちゃな。まず数学、平行四辺形からいこう!


 ◆1月14日(日)《政調費名古屋》代表から要請を受け下記を作成
    【愛知県知事選挙候補予定者の皆様への公開質問状
 私たちは9年前から愛知県議会、政令指令都市名古屋市議会、双方の政務調査費の
使途に関し、公正明確な公開を求め活動してきた市民グループです。愛知県議会の政務調査費に関わる条例では「収支報告書」(全会派)のA4版一枚だけで、領収書添付の義務もなく、調査報告書の情報公開もされません。約6億円の税金が、一体何にどう使われているのか、その明細を私たち市民は知ることが出来ません。

 愛知県で領収書を公開していないのは名古屋市議会と愛知県議会だけです。全国では、都道府県10県・政令都市7市とそれ以外の都市で政務調査費の領収書を公開しています。 領収書の公開がされないままの、現在の愛知県議会のあり方に、公金から政務調査費を支出する立場の知事が、現行の政務調査費条例をどのように考え、知事としてどう県議会に対処されるのか、下記質問事項にお答えくださるようお願いします。

 なお、ご回答については、1月22日以降、県政記者クラブにて記者会見し県民の皆様に報告いたします。(質問回答は、お手数ですが1月21日までに、同封の返信封筒か、
FAXにてご返信ください)   質問事項

1.現在愛知県議会政務調査費は、収支報告書のみの提出となっていますが、
 全会派とも収支差し引き0円の報告です。これをどのように考えますか。
 ① 問題がある ② 問題がない ③ それ以外(その内容を記してください)

2.政務調査費に係わる現行条例に問題があると思いますか。
 ① 問題がある ② 問題がない ③ それ以外(その内容を記してください)

3.政務調査費の領収書を公開することについてどのように考えますか。
 ① 必要   ② 必要でない  ③ それ以外(その内容を記してください)

4.3項で①を選択された方にお聞きします。その内容を教えてください。
 ① 全面公開  ② 条件付公開(その内容と理由を記してください)

5.政務調査費の条例改正をさせますか。
 ① させる    ② させない   ③それ以外(その内容を記してください)

御回答ありがとうございました。市議政務調査費の情報公開を求める名古屋市民の会
 4600022 名古屋市中区金山5-2-30 604 FAX 052(752)1395 
  共同代表
水田 洋(名古屋大学名誉教授) 成田 操 文責:宮永正義

 ◆【面接試験リハーサル】 ★1月19日(金)午後5時過ぎ《小学クラス》
 「先生!こないだ、テレビにうつってたってお母さんがいってたけど、どうして?」
『う~ん今、選挙でね。知事選に出る人の出発式ってのにでかけたんだ。
そしたら知り合いがいて、県会議員だった人で前に知事選にもでた人なんだけど、
その人に応援のコメントをって頼まれてみんなの前にひっぱりだされて、え~ってなもん。その前に演説を聞いてたときのだろうな。きっと。なんせ、この顔だから目立つもんな~』
「ふーん、前はよくでてたって言ってたョ、お母さんが」
『まあね、いろいろやってたからね、カネにならんコトばっかし』
           
   過去32年間・愛知県知事選の結果:1983年以降の次点候補
(ただし牧野氏は3位)が全員知人で、91年以降は特に懇意な仲間たち


▼「でさーどうして今日はネクタイしてるの?先生がネクタイしてるの初めてみた」
『そうだよな。先生も1年ぶりかな、ネクタイなんて。結婚式と葬式のときしかしないから。
今日はこのあと中3で面接の練習をするからキチンとしてみたんだ。
でも、普通のネクタイを1本も持ってなくて、あ~あ、なんだ』

その中3クラス:「えー先生、どうしてネクタイなんかしてるの?」
『今日は推薦入試の面接の練習をするっていってただろ!ついでに公立の集団面接の
練習もするからな。で私立推薦のアキオから。まず部屋の外にでてノックしてから入ってくる。あとのみんなはよく見ていること』トントン……『はい、ど~ぞ』「失礼します」
『戸を開けながらものを言わない!開けて相手の顔を見てから挨拶をいう。
コラ、手をぶらぶらさせてお辞儀をしない!』
「お辞儀をしたら1、2、3って数えてから身体を起すんだって、先生が言ってた!」
・・・これは参観者?の生徒から。
               
            怪しいニセ面接官?我ながら困った人相で!
『よく覚えていたな~タカヒロ、偉い!そういう感じでお辞儀するといいな。
おいおい手と足がいっしょになってるぞ、練習なんだから、肩の力を抜いて自然に歩く!』
「だけど緊張しちゃって、身体がそうなっちゃう」
「先生がじゃがいもに手と足がついてると思えって言ってたよ!」外野席からまた声。

▼『ひとのときは気楽だからいえるんだ、な、アキオ。まだ顔がこわばってるぞ』
「うん、緊張しないようにと思うんだけど
『まあいい、練習なんだから、コラコラ勝手に座るんじゃない。どうぞとか座ってとか、
なんにも言わなくても失礼しますって言って、両手でイスを引いて、それから座る』
「あーもう疲れた!みんなもやればわかる。ほんと緊張しちゃう!」
『普通にして、いつもの自分を出せばいいんだ。よくみせようなんて思わんでいい。
で、まず相手の鼻の辺りをみていて、ものを言うときは目を見る。いいな!』「ぷっ」

▼『こら~笑うんじゃない。先生よりも面白い顔をしてるかも知れんのだぞ、相手は!』
「わかった」『じゃなくて、わかりましたって言うの!』「うん!」
ったく、で、まず自己紹介。学校名と自分の名前だな』『よし。ちょっと固すぎるけど
練習だから、まあいい。そいで質問は4つくらいで代表的なのから。まずこの学校を
選んだ理由を聞かせてくださいみんなも順に聞くからな』
「僕は将来介護士になりたいと思っているので専門学科のあるこの学校を選びました。
しっかり勉強して資格を取りたいと思います」『お~いい返事だ』
「昨日、学校でも練習したから」『そっか~』
「へーアキオってそっちへ進むんだ!俺なんて何にも考えてないもんなー、どうしよう」

▼『今はオマエに聞いてんじゃないから順番が来るまでに考えておく、いいな』
と次々に:「近所だから歩いていけるので選んだってのはダメなんかな?」
「オマエの成績だとここくらいしかっていわれたから決めたんだけど
「就職する積もりだし、勉強が楽って聞いたんで決めたんだけど
「それに公立で、自転車で行けるとこしかダメって親にいわれているし」
「そうそう、就職するのに有利な資格が取れるって聞いたからっていうのはいいんかな」

▼『あのな~外野は静かに聞いている。本音は別でも、あんまりじゃないほどほどの
理由を考えておくこと。例えば先輩から学校の雰囲気がよくて部活を楽しくやっている
って聞いたからとか勉強は得意じゃないけど、休まず通えば自分の力を引き出して
もらえると思ったからとか。間違っても勉強しなくても卒業できるって聞いたとか
私語もバイトもし放題なんて……ホントだけど……言うんじゃないぞ!』
「うん、髪型も服装もみんな勝手にしてるって、お兄ちゃんもいってた」
『まあな。みんなが行くのは卒業したらほとんどが就職するって高校だからな』
 このあとイロイロ質問に答える練習をした。

▼『これで1時間目はおしまい。で、みんな!本番でミスっても大丈夫、緊張してるのは
分ってるから。いつもの自分でいいんだぞ。よく見せようなんて思わんでいい。
ほかの子だって似たり寄ったりの普通の中学生なんだから、面接は塾で先生と話してる
積もりでな』こんな調子で、集団面接もしたのでしたが、やはりひとのときは勝手なコトを
言っていた生徒が、自分の番になると〈とほほ教師〉の前でも!固くなって言葉が出なく
なったり、詰まったり……普段は言いたい放題で身体はもう大人なんですが、
中身はまだまだ年齢相応の立派な?中学生たちでした。
 ■◇「当世下町寺子屋事情」は筆者の意向を持ちまして終了となります。
  長い間、愛読いただき、ありがとうございました。 2007年1月31日:編集部》

1月23日(火)【公開質問状への回答を得てマスコミ公表文書を作成】
 知事選挙候補者からの公開質問状回答について
 
知事選立候補者から政務調査費の扱いに関する公開質問状への回答が揃いました。
下記ご報告いたします。

 私たちは9年前から愛知県議会、政令指令都市名古屋市議会、双方に政務調査費の使途領収書の公開と条例改正を求め活動して来ました。もちろん愛知県議会に領収書公開を求める条例改正の請願を提出しましたが、適切かつ充分な論議もなく棄却されました。公金から支給される政務調査費の領収書公開を求める県民の声を聴く姿勢もなく、社会の声を聞く耳を持たない、愛知県議会は県民の負託に応えているとは考えられません。

全国では、都道府県10県・政令都市7市と、それ以外の都市でも政務調査費の領収書を公開しています。報道によれば、愛知では名古屋市議会、半田市議会、常滑市議会などで不正使用も発覚しています。全国では政務調査費の領収書の公開により、不正使用が発覚して、公費の使途に対する議員の認識を疑う声が、取り上げられています。領収書の公開は社会の常識であり、使途不問の公金使用を認める議員特権は許されません。今後益々政務調査費の使途のあり方が問われていくことです。

約6億円の政務調査費の使途について愛知県知事を目指される方々のご意見を聞きました。領収書を公開しない現在の愛知県議会の態勢に、公金から政務調査費を支出する立場の知事が、現行の政務調査費条例をどのように考え、知事としてどう県議会に対処されるのか、下記は立候補者の方々からの回答です。政務調査費は県民の税金です。支出する立場からの考えを公表されたものと思い以下に報告します。

1.現在愛知県議会政務調査費は、収支報告書のみの提出となっていますが、
 全会派とも収支差し引き0円の報告です。これをどのように考えますか。
 ① 問題がある ② 問題がない  ③ それ以外(その内容を記してください
 石田芳弘候補=①/あべ静六候補=①/神田真秋候補=②(回答到着順)

2.政務調査費に係わる現行条例に問題があると思いますか。
 ① 問題がある ② 問題がない ③ それ以外(その内容を記してください)
  石田芳弘」候補=① /あべ静六候補=① / 神田真秋候補=②

3.政務調査費の領収書を公開することについてどのように考えますか。
  ① 必要    ② 必要でない  ③ それ以外(その内容を記してください)
 石田芳弘候補=①/あべ静六候補=①/神田真秋候補=③(*議会が判断されること)

4.3項で①を選択された方にお聞きします。その内容を教えてください。
  ① 全面公開   ② 条件付公開(その内容と理由を記してください)
 石田芳弘候補=① /あべ静六候補=① 

5.政務調査費の条例改正をさせますか。
  ① させる    ② させない   ③それ以外(その内容を記してください)
 石田芳弘候補=①/あべ精六候補=①/神田真秋候補=③(*議会と十分に協議していきます)  
      市議政務調査費の情報公開を求める名古屋市民の会
 〒4600022 名古屋市中区金山5-2-30 604 FAX 052(752)1395
    共同代表:水田 洋(名古屋大学名誉教授) 成田 操 文責:宮永正義 
  

  第147回:【じろじろウオッチング最終編/政調費チラシ/市議会へ要請書
◆2006年5月5日から07年1月30日まで:
日本インターネット新聞社《じゃんじゃん》掲載のコラム「じろじろウオッチングinなごや」(9ヶ月72回の最終2回分転載)。上野数馬というぺンネームでした。次号以降、市民活動の報告とともにまた別名のコラムを転載します。

 ★2007年1月22日(月)【じろじろウオッチング その(71)
    花より車?少年の夢!カーディーラー巡りの巻】

  名東区名東本通3丁目ホンダクリオ@同区社台(やしろだい)3丁目アルファロメオ
同区社台(やしろだい)2丁目ベンツ・ヤナセ 巨大店舗で正面の一部だけ撮影!

 
東区山田1丁目大曽根交差点:BMW名鉄@千種区星ヶ丘交差点:レクサストヨタ
@千種区内山3丁目:ベントレーCORNES

 
東区泉3丁目フェラーリ・10数台展示中!@北区田幡1丁目:日産
@1969年教習生手帳:1月6日入校2月17日卒業・60分実車講習34回で終了

▼あと2週間で目出度く?還暦を迎える〈ぶらぶらオジさん〉は敗戦後のニッポンで、どん底から這い上がって経済成長の坂道を上り詰める過程を如実に体験した1人だった。といっても自ら起業し株の上場を果し、一代で莫大な利益を手にした創業社長なんて成功者からみると園児のままごとみたいなとるに足りない経験だが、今回はまず30で独身を卒業するまでの昔話。

@バイトで稼いだ資金を元に借地に建つ自宅を改築して「お好み焼き屋&駄菓子屋」を開店したのは小生が20の夏だった(注*)。提灯張りの内職をしていた母が西区明道町の「お好み焼き材料の問屋」から紹介してもらった店で2週間ほど修行し、その後は1人で店を切り盛りしてくれた。幸い隣りが銭湯で、子供がわんさか生まれていた時代だったから、家族の暮らしの心配は消えた。(注*1967年 20歳になったノンポリ学生、駄菓子屋をひらく!)

@70年安保直前の学生運動も、その他大勢の1人として若干、手や足を突っ込んだりした。バイトと放浪の学生生活に見切りをつけ、出版社系企業に勤め始めたのが24歳の3月。基本給+歩合給という報酬でスチューデントコンサルタントという結構な?肩書きのお仕事を始めた。

@最初の月収が28万を越えてビックリ。36年前で大卒初任給の2倍以上、そのまま右肩上がり。衣食住は足りていたからもう有頂天。就職して3ヶ月でカラーテレビを買った。次に思いついたのは今も恐らく男の子の最大?の憧れの1つ自家用車!6ヶ月で生まれて初めて車を買った。カタログもみず最初に出かけた店が日産で即断即決。紺青色のブルーバードだった。
勿論現金一括払い。免許は69年(昭和44年)2月に取っていて、北海道洞爺湖
「昭和新山ユースホステル」で3ヶ月バイトしたときなどは伊達紋別まで仕入れに
行ったりして、結構乗りまわしていた。

@ただ車好きといっても用もないのに近場を走りまわるだけで、自転車で走りまわっている現在とまるで変わらず、進歩がないことおびただしい。ただし、旅行はじろじろウオッチングができないから車では行かず、もっぱら汽車の旅。まだ蒸気機関車があちこちを走っていた最後の時代だった。

@デートもおしゃべりするだけの純情派?喫茶店で顔を見合わせニッコリでオシマイ。
車でどこかへ連れ込むなんて思いもつかず、つくづく晩生(おくて)だったとこれも後の祭り。今となっては誰も信じてくれないが昔はもてた?のにな~。ただしお茶を飲んでケーキを食べて食事してって、アッシー君みたいな存在で……女兄弟ばかりで育ち一歩踏み込む度胸がなかったのも事実。

@26歳で2台目・白のスカイラインに買い換えた。買ってすぐ稲沢の姉の家へ行こうと旧・木曾街道を通ったのが間違いのもと。大型トラックと行き会い、電柱で脇をコスってしまった。相手はギリギリセーフで、お気の毒という顔をして行ってしまい、やれやれ。それまで1度も駐車違反もスピード違反も事故もなかったから、かなりのショックだった。結局、回れ右して帰ってしまった。

@1年ほどたって車の雑誌で見つけ一目で気に入ったのがフォルクスワーゲンのスポーツカー。静岡の中古自動車屋まで新幹線で出かけ即金180万で買ったのがカルマンギア・水冷式2気筒ツーシーター。今から33年前のこと。
前のは売り飛ばしたが、もったいないことで・・・このカルマンギアは40万かけて完全修復し結婚してからもしばらくの間乗っていた。結局、独身時代に稼いだ金は車と旅行で見事に消えた。

@30歳で独立し次はポルシェなんぞと思ったこともあったが、さすがにもう車より家と土地と、ノーテンキ青年にもいちおう結婚しようという相手が現れたので、断念したのだった。
それにしても我が家の山の神にも若いかわいい?時代があったんだ!
今年は熟年離婚の急増年ともいわれている。はてさて我が家の場合は?!
風雲急を告げ、嵐の予感もなきにしもあらずで……

@おっと車の話だったっけ。その後の車歴はまたいつかということにして、
それにしても車って凝るときりがないですね。いろいろ買ったが、今や罰が当たって
山の神専用が1台、ぶらぶらオジさんは自転車という近所じゃ最低ランクの身分。
 でも老若男女を問わず車の人気はブランド装飾品に劣らずますます燃え盛っている
ようで、メーカー、代理店ともども御慶というしかはい!大気汚染や地球温暖化など言いたいことは山ほどあるけど、貧乏人の僻みと取られてちょん???

★07年1月30日(火)【じろじろウオッチング (72) 最終回】
   ≪昔は献立になかった!焼き肉屋めぐりの巻≫

 敗戦直後の生まれで肉といえば魚肉、それもサバにイワシとサンマがほとんどだった。
お盆の押し寿司で上に乗っていた甘辛く味付けした角麩とマグロのフレークの具もうまかったな~。本当の肉といえば、まず鶏肉。尾張地方ではかしわといっていた。
それも滅多に口に入らず、在所(両親の実家)へ帰ったときに祖父などが締めて、蓮根、ゴボウ、ニンジン、里芋、椎茸などと煮たり、茶碗蒸しにして食べるのが決まりで、下町育ちの子どもにとってはおおご馳走だった。

千種区池下サンクレアビル1F:下町の繁華街の中心部@千種区姫ヶ池通1丁目
:巨大な日泰寺納骨堂斜め向い@東区筒井3丁目:下町で歴史ある商店街の店

北区平安通2丁目:最近急成長のチエーン店 @北区光音寺1丁目:夕方5時間
だけ営業の店 *千種区光ヶ丘1丁目:土地っ子で賑わうバス停前の店

 
名東区高針台3丁目:娘がバイトしていたお店*我が家と同じ町内に住む麻田真央
姉妹が常連名東区高針2丁目:家族連れで行った地元の店・これでも営業中!
@西区天塚町4丁目 市民活動仲間を案内する店:前は長屋だったが改築して
マンションの1階になった。前に停まっているのは愛車のケッタ。


 いきなり昔話から始まったが家族全員が待ちに待った!お正月だけだったご馳走の《すき焼き》。それに入れる牛肉が年に1、2度の大盤振る舞い!野菜の陰に隠したり、まだ生煮えでつまんでたしなめられたり、うどんのあとで肉汁をご飯にかけて食べたり、ほんとーにおいしかった。

 あと豚肉というと肉じゃが、カレーライス、コロッケ……どれも探しても肉がみつからなかったりするしろものだったが、わずかな肉をしっかりかんであじわった。
豚汁(とんじる)や冬瓜(とうがん)汁も大好物で今でもよく食べるが、あの掬っても《おたまに一切れ、二きれの肉》のどんなにおいしかったことか。でもやっぱ本音でいうと、今のたっぷりの肉の方がおいしいけど……ね。

 さて焼き肉屋っていつ頃から身近に店を見かけるようになったんだろう。名古屋あたりで鉄板を使って調理するというと、せいぜい《お好み焼き(焼きそば)屋》くらいしかなかった。
それも小生が中学生だった頃、多分昭和30年代半ばくらいからのような気がするが、どうなんだろう?その頃、野菜炒めやイカ焼きなどをひっくるめて鉄板焼きといっていて、それがいつのまにかバーベキューという呼び名で一般化し、キャンプなどで人気の定番料理になっていったようだ。

 同じような調理法で型を使って焼く《タイ焼・たいこ焼・大判焼》屋なんて、屋台に毛が生えたような店も昭和の末頃までは結構あったが、最近ではほとんど見かけなくなった。いまでは縁日や夜店の屋台で《タコ焼屋:お好み焼き屋》」をみかける程度になっている。

 昭和の末頃から平成の始めにかけて、いっとき爆発的に焼き肉屋がブームになった時期があった。自動車王国愛知の特例かも?しれないが、自家用車が一般家庭に普及した結果なのか、都心の外れや郊外に大駐車場を備えた、巨大なカマボコ屋根の倉庫のような《焼き肉食べ放題の店》が乱立した。一度に何十人も客が殺到し、満員御礼、順番待ちがでる大繁盛だった。

 我が家も下の娘が中学生になるまでは週末は外食と決めていて、食べ盛りの子どもに合わせ、盛んに通ったものだ。やたらあったそんな店もバブルがはじける前後からすべて消えたが、それでも町のあちこちで焼き肉店は繁盛していて、庶民に人気の食べ物屋になっていた。それがあの牛海綿症問題・狂牛病騒ぎでみるみる廃業する店が続出し、今では朝から1日ケッタで町を走り廻っても、人口密集地や繁華街で辛うじて生き残った地域密着の店や大型店舗を4、5軒みつけるのがやっとという有様。

 匂いが服につくとか1人では入りにくいとか難点はあるだろうが、仲間と手軽にわいわい楽しめる庶民の味の店としてなんとか下町でも生き残って欲しいものだ。とはいうものの行きたくても一緒に行く相手がほとんどいないとほほ教師には店があったとしても辛いところだが。
 あ~でもまた食べに行こう。いつものあの店へ。いま真っ最中の愛知県知事選に以前、出馬した牧野(剛)君や兵庫県知事選にでた鷲田(豊明)さんなど友人、知人を連れていった馴染みの焼き肉店へ!とにかくおいしくて信じられないほどお値打ちなんです。ほんとです!でも特別扱いで、めっちゃ安くしてくれている節があるんです。いつも、いつも!ありがとね!!

★2007年2月11日(日)午後:政調費追及のため以下の街宣用チラシを作製

●政務調査費は全面公開を!名古屋市会議員に領収書の公開をさせましょう!
   領収書不要で使い道不明はもう許されません!
 政務調査費は、名古屋市会議員1人月55万円が支給されています。この政務調査費は非課税で領収書の公開義務もありません。何に使ったのか、決められた項目に正しく使われているのか、何の調査研究を行ったのか、その成果はどうなのか、まったくわからないのが現状です。政務調査費は名古屋市会議員に年間約5億円使われています。これはすべて私達の税金です。

   政務調査費の領収書全面公開は議員の責務です!
 
現在市議会で政務調査費の領収書全面公開を行っているのは、共産党名古屋市議団、
とみた勝ぞう(名東区)市議、のりたけ勅仁(中区)市議だけです。自民党、民主党、公明党は領収書公開をまったくしていません。公金支出には、当然厳正な使途説明が必要です。
議員特権は許されません。
いま政務調査費を検討する動きがあると報道されていますが、見直しの基本は全面公開でなければ、不正の温床の実態はまったく変わりません。


 名古屋市議会で政務調査費の【領収書添付と全面公開を義務付ける条例改正】を
皆さんの声で実現させましょう!@全国の自治体で実態が次々と明らかに!
市民の活動によって政務調査費の実態が明るみにされています。
(名古屋市民オンブズマンのホームページより抜粋)
       愛知県では:

06/06/14 桑名市議が05年度政務調査費1,743,204円を一般向け講演会に使ったとして住民監査請求。

06/07/04 豊橋自民党市議団が平成17年度政務調査費1,057万円全額を使い切っていたと装っていたとして全額返還を求め住民監査請求。

06/07/13 自民党名古屋市議団前団長が、名古屋地裁で「政務調査費の一部をプールし、選挙前に各議員に分配していた」と証言。

06/07/26 愛知県半田市・常滑市の市議らが2006年度政務調査費を用いた視察(札幌で行われた「全国都市問題会議」)をぬけだしてラベンダー視察・ゴルフ視察などをしていたことが判明。半田市は政務調査費自体廃止。

06/11/07 自民党名古屋市議団に所属していた病気療養中の元市議に04年度政務調査費450万円が支給されていた件で同市議団が市に返還

全国では

06/04/14 品川区議01.02年度の政務調査費約770万円を「スナックでの宴会費用」に用いたとして東京地裁が返還命令。

06/07/14 鳥取県議4名に支給された平成16年度政務調査費308,566円の返還を県監査委員が勧告。

06/08/01  兵庫県議が03.04年度政務調査費1106400円をマイカーローン代に充てるが「調査のための車のリース代を支払っている」と虚偽の記載をしたとして兵庫県警が書類送検。

06/08/15 岩手県議7名が05年度政務調査費13万5000円を登山用品、飲食後の運転代行料、議員同士のスナック飲食に充てたとして
       県監査委員が返還勧告。

06/09/21 自民党札幌市議団の01年度政務調査費1542万円の返還命令が最高裁で確定。

06/10/20 弘前市議10名が03年度政務調査費233万円を自宅の電話料金や自家用車のガソリン代に充てたとして青森地裁が返還命令。

06/11/30 公明党目黒区議団は住民監査請求を受けて内部調査をしたところ、私有車の車検整備費やカーナビ代、日帰りバスツアーの経費、議会だよりの印刷費で二重請求、など不適切な支出が判明。

  市議政務調査費の情報公開を求める名古屋市民の会  共同代表:水田 洋
   成田 操 名古屋市中区金山5-2-30金山レックスM604 FAX 052(752)1395

07年2月24日(土)議会あてに要請書を作成・河宮教授によるチェック後、発信

 2007年3月1日
 名古屋市議会議長殿  名古屋市議会議会運営委員会、理事会殿

政務調査費の条例改正を求める要請書
 私たち市民グループは「名古屋市会議員の政務調査費に、領収書添付で
収支明細を報告すること」を義務付けるように調査費条令を改正するよう求めています。
これは市議が税金の使途について説明責任を果たすために必須の要件であり、
また名古屋市の情報公開を進めるうえでも欠かせない基本原則です。

 名古屋市議会に対して、すでに平成15102日「政務調査費の交付に関する条例の
見直しを求める請願」と請願署名(約6000名)を提出しました。その後も重ねて市議会議長始め各会派に要請書を提出してきました。しかし、この請願は議会運営委員会理事会で
「継続審議」のまま据え置かれ、実質棚上げ状態です。

また2005年4月に政務調査費をめぐる不正な取り扱いの実態が顕わになりました。
自民党市会議員団による、政務調査費流用事案です。このことは現在の政務調査費の
条例では不正をチェックする仕組みがないことを如実に示しています。政務調査費の
使途が、監査・検証も受けず、議会のベールに閉ざされています。

 第3者機関による監査制度をもたない政務調査費の現行管理制度はあきらかに不備
杜撰です。全国では都道府県10県・政令都市7市その他の都市で政務調査費の領収書を公開しています。また三重県議会も昨日一万円以上の領収書公開に踏み切りました。
岡崎市議会は調査費を減額しました。是非先進例に習う改革を名古屋市でも実現して下さい。
 松原武久市長は昨年、「政令指定市の中で7市議会が領収書提出を決めている。
さらなる透明性の向上が求められていると認識している」と発言しています。
行政の長である市長が踏み込んだ発言をされた以上、「有言実行」を要請します。
本来政務調査費は使用目的に照らして厳正にチェックされる必要があります。

 その仕組みには、まず「政務調査費の使途に領収書の添付を義務づける」条例改正が
必要です。都道府県の中で1万円以上の公開、5万円以上公開、人件費、事務所費を除く
公開などと、領収書の添付基準を設けていますが、納税者の視点や社会的公正の視点
からいえば、金額の大小に関わらず、公金支出の使途はみな平等に公表されるべきです。

一般市民が自分の職場で「5万円以内だから領収書は出せんけど、会社のため使ったのだからお金下さい」といえるでしょうか。領収書、起案書、報告書など全支出に領収書の提出が必要です。公金支出には私企業での支出以上に、厳正な使途説明が必要なはずです。

一般社会の常識では経費支出に領収書発行は絶対の規範です。ところが「議会の常識」では市議はこういう市民的な規範を守らなくてよいのでしょうか。そのような慣習・特権は
市民的責任の単なる「不履行・怠慢」であり、一刻も早く是正すべきです。

2年前の自民党市議団による「政務調査費の不正使用事件」は、市民に政務調査費の
使途に関する疑惑と不信、怒りや不信感をもたらしました。これを払拭するためにも、
各派市議は「政務調査費の全領収書添付義務を盛り込む条例改正」を自分たちの
任期内に討議を実施し条例を改正することを要請します。

 市議政務調査費の情報公開を求める名古屋市民の会 共同代表:水田 洋・成田 操   名古屋市中区金山5-2-30金山レックスM604 FAX052(752)1395 (*文責:宮永正義)
  

 第148回【追及政務調査費/思惑大誤算?全県団体設立へ初集会/選挙記事】

 07年3月6日(火)発信:【正念場を迎えた政務調査費問題】 皆さま みやながデス   3月1日(木):既報のとおり名古屋市役所前にて「名古屋市議政務調査費」問題に対し市民グループ、労働組合、現職名古屋市議ら10名の参加を得て、街頭宣伝活動を実施しました。約1時間マイクでの呼びかけと同時に700枚近いチラシを配布できました。
 午後1時から水田・成田の両代表と市議傍聴ネットの桑山代表で市政記者クラブへ投げ込みをしたあと全会派、議長宛に要望書《文責:宮永》を提出しました。午後から小生は瀬戸の会議*へ移動しました。(*県主導でコップ10を睨み全県規模「環境団体」を設立する動き)

 3月2日(金)「朝日、読売、毎日」朝刊でこの件について報道され、日経は市民の会ではなく東京の問題を書いていました。中日にはありませんでした。たぶん4日・一面トップ記事の予定があったからということ?なのでしょう。《念のためトップ記事の写真を添付しました》市民の会は今後、4月統一地方選に向けて積極果敢に行動を進めます。

 まずは名古屋市議選・立候補予定者全員への公開質問状。「政務調査費への領収書添付義務付け条例化」に関し、その政治姿勢を問います。 ついで全国9府市県「政務調査費の使途」の実態調査の結果を報告する予定です。この調査は「ひとり会派」富田勝三議員の政務調査費の予算で、実費委託を浮けた市民グループが実施取りまとめ中です。

 情報公開が前提なのに「政務調査費流用問題」で、てんやわんやの東京区議会ですが、領収書さえ公開されていない名古屋市議会の場合、さかのぼって公開されたらとんでもないのがゾロゾロ!大騒動は必然のブラックボックスです。当然!徹底的に抵抗する自・公・民市議団の《必死の形相がありあり》で、やんぬるかなの情けなさです。しかし岐阜県の裏金問題同様、うみは徹底的に出さねばだめです。今後もみなさんからの情報提供と支援を期待します。「市議政務調査費の情報公開を求める名古屋市民の会」 代表:水田洋 成田操 広報・文責:宮永正義  ℡・FAX・住所など略

 ★3月8日(木)報告:【あいち海上の森センター・意見交換会】皆さん みやながデス   3月1日に「あいち海上の森センター」で開催された同館主催の「自然関係施設・活動団体等意見交換会」に海上の森野鳥の会を代表して、宮永が出席してきました。定刻午後1時30分ジャスト。同館3階研修室にて浦井巧所長の挨拶で開会した。県下12公共施設、民間24団体の代表らが出席名簿(50音)順に、指定の2分間を目安に自己紹介のスピーチを実施。宮永はほぼ真ん中あたりで、おおよそ以下のような挨拶をした。

 「海上の森野鳥の会」の宮永と申します。演説を始めると止まらなくなるのでとにかく手短にします。最初FAXで案内が届いたとき、添付の送付先リストに名前がなかったので、何かの間違いではないのかと問合せをしてみました。ハッキリ言ってお役所関係には天敵みたいな団体なので、このような案内を頂くのは初めてだったからです。で、思い出してみたら以前、所長から「一度お会いしたい」とのメールを頂いてお会いしたことがあり、それでご案内を頂いたのかなと思い、場違いかなと思いましたが、折角のお誘いなので参加しました。

 さて個人的なことから始めますが1966年に野鳥の会・名古屋支部が東山動物園の事務所にあって入会して以来、出入りを繰り返してきて、92年に海上の森で万博が開催されると知り、野鳥の会が政治的なことはしないということから、93年に有志で万博から海上の森を守りための市民グループを立ち上げました。その後2002年に現在の会に名称を変えて活動を継続中です。口だけでなく行動する!がモットーで、必要とあればデモも署名も請願も、できることはなんでもします。

 現在は観察会のほかに、有志でカスミ網バスターズ、植物盗掘バスターズなども結成し、自然破壊の予防活動に力を入れています。
キャンプや宿泊観察会など仲間作りも積極的にしています。今回は行動力のある皆さんと知り合えたらと来ました。活動内容はこの資料を展示コーナーに置きますのでご覧になって下さい。以上です。・・てな具合でした。

 最後の団体紹介が3時7分に終わり、いったん休憩後3時15分から本題の意見交換会に入った。浦井所長からネットワーク作りのため自然関係施設・活動団体連絡協議会(仮称)を設置することへの呼びかけがあり、これに対し役所関係?4名、市民グループ7名から挙手があり、そのうちの主な発言を以下に列記してみる。なお●印は浦井所長の回答である。

①今日の会合は県が開催を決めた県主導の集会なのか?
 ●「海上の森センター」が呼び掛けたもので、県の意向を受けてというものではない。

②県や市の施設はわかるが、今回呼び掛けた市民グループはどんな基準で選定したのか?また森林関係が多いがどうしてなのか?
 ●インターネットなどで情報を集めて案内を出した。不十分なのでさらに情報を集めたい。海上の森センターという性質からだが、川や海の団体にも呼び掛けた。

③参加名簿を見ると様々な団体があり、情報の面では役に立つ資料だと思うが、こういう団体を集めてなにをしたいの?またわれわれにどんなメリットがあるのか?それがあまりみえてこない。組織だけ作って・・・これまでもあったが、その結果どこへ行っても同じような顔ぶれという・・・その点はどうなのか?
 ●全県的な団体のネットを作って情報交換や共同行動などで活動の場を広げるお手伝いをしたいと考えて、みなさんに呼び掛けた。

④県の職員らしき方から:環境部や河川課、林務部、教育委員会などの参加があるが、これまでバラバラに縦割りでそれぞれやってきたが、これを機会に話し合いまとめたい。
 これに対し木村(光伸*)氏から「県の意向を受けての会ではないとの説明が先ほどあったが、県で1つにまとめたいなどと、そんな話は聞きたくない」とのクレーム。(*海上の森の会代表=事務局・あいち海上の森センター内!名古屋学院大学教授)

 すかさず宮永が」挙手。木村さんはそうおっしゃるが、今まで会ったお役人からは信じられないくらい珍しく率直な意見でいいと思う。この会が終わったあとで大いに話し合って頂いて1本化して、なるべくみんなに見えない陰から、しっかり支援をして頂きたい。

⑤今日頂いた参加各団体のプロフィール資料はいろいろな団体があるとわかってかなり役に立つと思う。まずはこの資料をもとに掲示板を立ち上げ情報交換の場を作ったらどうか? ●ネットもいいと思うが、それ以外にもいろいろ情報発信の輪を広げたいと思う。

⑥一番肝心の《カネの問題》はどうなっているのか?県から出ることになっているのか?  ●それはない。海上の森センターの予算の中からということになる。
 『それは今回のように、会議を開催する通信費程度ということか?』これは宮永の質問。  ●その通りです。『県の主催でないとすると、今日参加の県職の方の出張旅費はどうなっているのか?自費でなのか?』とか『準備委員を互選するというが、事前に話があって既に決まっているのではないか?』などと7回もいわずもがなのイヤミ?な宮永発言があってか、結局、具体的なことは何も決まらず、4時20分過ぎ頃になって

 「宮永さんが言うように(初めて会ってすぐ委員を10人選べ)というのは無理だから、次回に改めて話し合うということにしたらどうか」との?木村発言を受け、4月に2度目の会合を開くということで定刻4時30分過ぎにお開きとなった。ごめんね!根回しの準備をされた事務局のみなさん、予定?を変更?させてしまって。いやはや。

 閉会後、木村氏がわざわざ寄ってこられて「どうも、どーも、よろしく」
『え~っとお会いするのは初めてですよね?』と小生。「いえ、前にお顔はみかけたことが」
『そうでしたか、まあいろいろありましたが、万博は終わったし、済んだことを今更ごちゃごちゃ言っても始まらないし、過去は水に流して前向きに行きましょう』・・・とこれまで接点が皆無だった、共に顎鬚(あごひげ)のオジさん人は別れたのでした。

 さて最後に感想:協議会設立の真意はどこにあるのかはっきりしないが、コップ10の愛知開催も決まり、森から川、そして海につながる自然に関わる官民各団体のネット作りは意味があるかな?とは思う。お役所発案だからというだけで毛嫌いせず、しかも取り込まれないよう注意しつつ、言うだけのことは言って利用させてもらうというスタンスで、今回に懲りず?また案内があれば、次回も参加してみようと思うが、みなさんの意見はどうでしょうか?

 ◆3月10日()【政務調査費・三重県の決断】みなさん みやながデス
 標記の件について既にご承知の方もみえると思いますが、三重県議会は3月8日に政務調査費の使途について、収支報告書に「1万円以上の領収書の写しの添付と公開を義務付ける」ことを決定しました。三重県議会では政務調査費交付条例の改正案を3月14日に議会へ提出し、可決後5月1日から施行する。
 三重県議への)政務調査費は月額1人33万円年額396万円で情報公開条例に基づく請求手続きをせずに閲覧できるという。手続きなしで閲覧できるのは都道府県で初めてという

 これに対し愛知県では2月23日に自民党県議団が「議会改革検討プロジェクトチーム」を県議11人のメンバーで設置し「政務調査費と費用弁償」を検討課題とすることを決めた。
また同日、民主党県議団も議員10人で「政務調査費・費用弁償に関する検討委員会」を設置。委員長、事務局長を選任し関係条例や規則の改正案を3月20日までを目途に作成するとした。 
 さらに2月26日公明党が「議会改革検討会議」を設置し政務調査費や費用弁償の在りかたを見直す方向で議論すると正式に決めた。愛知の場合、政務調査費は月額50万円・年額600万円であり、費用弁償は1万5千円である。

 いずれも4月の統一地方選を見据え、票が目当ての「有権者の支持獲得合戦」のようであるが、最低でも三重県が決断した前例に倣うことが必須の条件であろう。果して愛知県議会の選良諸氏の決断はどうでるのか。談合でごまかすことのないよう、期待半ばながら大いに注目するところである。

 さて政務調査費に関しては金額に制限を設けず、すべての使途について領収書の添付を義務付けるのが当然である。すでに根回しが進みつつある名古屋市議会のように「5万円以上の支出にのみ領収書をつける」という案では、抜け道だらけのザル法で、まったく絵に描いた餅、改正案に値しないとしか言わざるを得ない。この証拠の実例として近日中に全国の調査事例を報告する予定である。

 政務調査費の使途基準としては①政務調査が目的である。②実費弁償が原則で、領収書と引き換えに費用を弁償する。③政務調査費以外の活動と重なる場合は合理的な比率で按分する。とくに事務費や人件費の扱いに明確な既定が必要である。④交際費、飲食費、政党・選挙活動、後援会活動への支出は認めない。・・・以上などを基本理念に各党とも真摯に議論したうえで条例を改正し「公金の使用には領収書が当然」という一般社会では常識の声に応えるべきであろう。
 「
市議政務調査費の情報公開を求める名古屋市民の会」 広報担当:文責・宮永まさよし ℡・FAX・052・524・XXX住所略(*マスコミ全社にも発信しました)

 ★3月16日()【政務調査費・議員提案議案否決への抗議声明】 マスコミ各社殿  私たちは過去9年間、名古屋市議の政務調査費の使途に「領収書を添付した収支報告を義務づける」よう条令改正を求めてきた市民グループです。名古屋市議会に対して2003年10月に約6000名の請願署名を添えて「政務調査費の交付に関する条例の見直しを求める請願」を提出しましたが、議会運営委員会理事会で継続審議の名のもと棚晒しのまま放置され、その後も度重なる要請、申し入れを繰り返しましたが、全て無視されてきました。

 未だに領収書の公開に応じない民主、公明、自民、新風自民の諸会派は政務調査費の使途で、なぜ領収書の開示請求に応じられないのでしょうか。条令に規定がないからという理由では市民の納得は得られません。領収書を公開できないのには“それなりの理由がある”というのが一般の常識です。

 後ろめたい使い方をしているのでは?非合法な使途が明るみにでるのを恐れているのでは?など至極当然の疑いを払うためにも、使い道を証拠の領収書と共に正々堂々と示すべきです。でなければ水道光熱費問題で疑惑まみれの大臣同様、上が上なら市議も同類、政治家なんてみな同じ穴のムジナと政治不信は“諦めに変わり”ひょっとすると選良諸氏の思う壺なのでしょうか。

 前回選挙直前に費用弁償費を「1万5千円から1万円に減額」してお茶を濁したのと同様、今回も「使途基準要綱7項目の決定」で頬っかむりと選挙対策がみえみえのお手盛り議決。好き放題の掴み金だったのを「みんなで仲良く使いましょう」と小学校の校則並のルールを決めただけ。領収書の添付義務がなければただの約束。部外者が使途の適否を検証する手だてがない。
 どんなルールを作っても「公正かつ公明に外部監査できるシステムがなければ」抜け道を探る輩(やから)や規則を破る横着者がでるのは自明の理でザル法としかいいようがない。被疑者と警官と裁判官が仲間という状況とも。

 今回のその場しのぎの条令改訂に強く抗議するとともに市民の会が12日に名古屋市議選・立候補予定者へ発送した「政務調査費への領収書添付義務付け条例化」を問う公開質問状へ“議員個々”の真摯な回答を要請したい。

 更に情報公開が当然の時勢で、無税の「政務調査費」の領収書さえ公開されない名古屋市議会の場合「遡って公開されたらとんでもないのがゾロゾロ!大騒動は必然のブラックボックスだから公開できない」との憶測を打破するためにも、緊急に「全ての使途に領収書」を添付するよう義務づける条令改正を、再選しか眼中にない状況であることは了解した上で強く要望する。 【市議政務調査費の情報公開を求める名古屋市民の会】 代表:水田洋
 成田操 広報・文責:宮永正義  ℡・FAX・住所 略

 ◆2007年3月19日(月)発信
 【愛知県会議員候補(予定)者に対する政務調査費アンケート】
 
議員に交付されている政務調査費について、特に一昨年以来名古屋市会をはじめ、使途の正統性のないものとか疑われるものなどが、全国で次々と発覚して、報道されていることは既にご承知のことと存じます。私たちは政務調査費の使途の公開を求めて9年このかた監査請求、訴訟、請願などを行って来ている名古屋の市民団体です。

 愛知県会議員には、1人月額50万円が支給されています。この政務調査費は非課税であり領収書の公開義務もありません。本来政務調査費は、使途に照らして厳正にチェックされる必要があります。その仕組みは、まず「政務調査費の使途に領収書の添付を義務づける」条例改正が必要です。納税者の視点や社会的公正の視点からいえば、金額の多少に関わらず、公金支出の使途はみな平等に公表されるべきです。

 一般県民が自分の職場で「領収書はだせんけど、会社のために使ったのだからお金ください」といえるでしょうか。起案書、領収書、報告書などは全支出に対して提出が必要です。公金支出には私企業の支出以上に、厳正な使途説明が必要なはずです。

 愛知県も財政面で逐年悪くなっている状況で、納税者である県民の眼は厳しく、政務調査費の全面公開は避けて通れない問題となっています。そこで今回、愛知県会議員に立候補を予定されている方々に以下のアンケートを実施して、県民の投票行動に反映させ、より活力に充ちた愛知県の発展に役立てようとするものです。

 御多忙中恐縮ですが、ご回答については3月25日(日)までにFAX:〇〇〇かXXXXかどちらかへ送信をお願いします。なおアンケート結果は公表することにしています。(アンケートは添付の別紙です)

 ★07年3月28日()発信:愛知県議議選立候補予定者【政務調査費アンケート】
 集計結果《報告:宮永正義》 愛知県選管(3月16日)公表の党派別立候補予定者156名に対し、標記の題でアンケートを送付した結果、総計54名〔回答拒否の文書送付2名〕から回答が寄せられましたのでここに報告します。 
       政務調査費アンケート

  現在は会派を対象に月一人5お万円が交付されています。
(注=%は回答総数54に対する割合)
 金額は ①多い  ②少ない  ③適当  ④それ以外(その内容を記入下さい)    ①21(39%) ② 4(7.4%)   ③24 (45.2%)  ④ 3(5.6%)

交付対象は①会派でよい②個人がよい③それ以外(その内容を記入下さい)
 ① 38(70.3%)  ② 12(22.2%)  ③ 4(7.4%) 

各会派の使途報告は収支報告書一枚となっていますが、どう考えますか?
①問題がある  ②問題がない  ③それ以外(その内容を記してください)
① 26(48.1%)  ② 3(5.6%)    ③ 24(44.4%)

3.政務調査費の領収書を公開することについてどのように考えますか。
 ①必要    ② 必要でない  ③ それ以外(その内容を記してください)
 ① 30(55.6%)   ② 0  ③2444.4%〕

4.3項で①を選択された方にお聞きします。その内容を教えてください。
 ① 全面公開   ② 条件付公開(その内容と理由を記してください)
 ① 28(51.9%)  ② 2(3.7%)

5.政務調査費の使途基準制定は必要だと考えますか?
 ① 必要    ② 必要でない  ③それ以外(その内容を記してください)
    51(94.4%) ②23.7%〕 ③ 11.9%〕

6.領収書の公開をあなたはどうされますか?
 ①公開する  ②公開はしない  ③それ以外(その内容を記してください)
 ① 29(53.7%)   ② 1(1.9%)③ 24〔44.4%〕

  ≪アンケート結果に対する見解≫
 全候補者が1人づつ回答した共産党や、各自が署名した連名1通で、回答は、54名からアンケートへの返事が得られ、回収率は34.6%だった。公明党議員候補者から、個人名で回答拒否の文書が2名分送られました。今回、内容は別に自民党、民主党からは個人にてのアンケート公開がありました

 某閣僚の【水道光熱費疑惑】同様「いかに時代遅れの悪法」でも、決まりを守っているからと、どんなに疑惑を指摘されても情報を公開する気すらない。後めたくなければ領収書などいくらでも公開できるはず。それをしないのは「できないからだ」と誰でも思う。名地裁の政調費返還判決からわかるように与党に自浄を期待できない絶望的状況のようだ。
 こんな政治家に道徳や信義、真心を求めるのは無理となれば今回の選挙でマトモな政治家を選ぶしかない。今やそれでもまだ政治に期待する市民がいるのを願うしかない状況だ。「市議政務調査費の情報公開を求める名古屋市民の会」広報:宮永℡&略
 【市議政務調査費の情報公開を求める名古屋市民の会代表:水田洋、成田操】

 ★以下の題目で「政治関連記事」を日本インターネット新聞に連載した。
すべて記者:上野数馬(原人のペンネーム)が現地を取材し、写真付きで掲載された。

◆2007/03/31 名古屋市会議員選挙:告示さる()        上野数馬

◆2007/04/02 名古屋市会議員選挙:告示さる()        上野数馬

◆2007/04/03 名古屋市会議員選挙:告示さる()        上野数馬

◆2007/04/03 愛知県会議員選挙告示さる()          上野数馬

◆2007/04/04 愛知県会議員選挙告示さる()          上野数馬

◆2007/04/09 名古屋市議選・当選者確定            上野数馬

◆2007/04/10 愛知県議選・低投票率ながら民主大躍進    上野数馬
  (*全候補者の写真付き現地報告:堅苦しいハナシばかりなので転載省略)

  

 第149回【政調費アレコレてんこ盛り/とほほ原人・新コラム連載開始】

2007年5月7日作成【公開質問状&緊急要請書】《文責:宮永正義》

 民社党名古屋市会議員団殿
 自民党名古屋市会議員団殿
 公明党名古屋市会議員団殿

 名古屋市議会議会運営委員会殿               2007年5月17日

     名古屋市政務調査費に関する公開質問並びに緊急要請書
私たちは1999年6月に政務調査費の透明性を求めて発足し、活動している市民グループです。今回の名古屋市議選で貴党公認候補の方々が政務調査費の使途の透明化、領収書の公開を公約とされ当選されたことは御慶の至りであります。ついてはまず政務調査費に関する以下の質問に対し、5月末日までにご回答下さるよう要請致します。

 私たちは03年10月に約6000名の署名をつけて「政務調査費の交付に関する条例の見直しを求める請願」を提出しました。その後、名古屋市環境総務委員会で03年12月、04年5月と審議され、結論保留のまま議会運営委員会での審議扱いとされ、以来07年5月現在まで議会運営委員会で継続審議のまま放置されています。この間、何度も審議を進めるよう申し入れてきましたが、ご回答はいただけませんでした。

1) 議会運営委員会の貴会派委員の方にお尋ねします。
  これまでこの請願について審議されたのか、されなかったのか。
   1 されたのであればその内容をお知らせ下さい。

審議経過と結果を知るのは請願者の権利であり、有権者として正当な要求と考えます。無論委員が新任であれば前任者からの引継ぎがあって当然で、議会運営上最低必須の事務手続きと思考します。

2)  貴会派では政調費問題等を検討する組織を初めて立ち上げられ「政務調査費の使途の透明化」並びに「費用弁償の再検討」を主な項目とされているようですが、これまで私たちが重ね提出してきた請願および申し入れ等をどのようにされてきましたか。

   1、今回の新組織が策定した提言はいつまでに発表されるのか。

2、その提言に対して所属議員が公約を守る立場から反対した場合どのような対応をされるのか、例えば除名などされるのか、会派決定に反する議員への対応をお知らせください。次に緊急要請に移ります。以下の件に最大の留意と全幅の賛同を求めます。

 まず政務調査費については全国で不正や疑惑が指摘され、本市でも訴訟になるなど問題が多発していますが、最近ようやく政務調査費の使途基準が制定され一歩前進と受けとめます。しかし国会で動きのある政治資金法に基づく「使途に領収書をつける問題」と政務調査費とは全く別の問題で、あくまでも政務のための調査・研究に資する公金である以上、使途の全てに領収書をつけるのが最低必須の条件であることをここに改めて確認します。一部「5万円以上の領収書を公開」の意見が側聞されますがもってのほかで、到底容認できません。
 その理由はすでに3月下旬 名古屋市政務調査費についての条令改正申し入れ書を提出しています。(再度別紙資料1 名古屋市政務調査費条例改正に向けての全国9自治体調査参照)以上のことから「政務調査費の使途すべてに領収書の添付を義務付け、公開する」条令一部改正案を9月議会に提出し成立するよう、ここに緊急要請をします。

5月16日のマスコミ報道で、新名古屋市議会議長は、政務調査費の領収書公開に向け「各会派がプロジェクトを作り議論している。結果を待ち早い答えを期待しているとの報道がありました。 貴会派の議会運営委員会並び議員の皆様、いたずらに審議を重ね、時間を引き延ばし、次回改選時まで保留にしようなどという姑息な手段は断じて許されることではありません。貴会派の誠実な判断と遅滞のない実行を期待するものであります。以上、これらについて貴会派のご所見をご回答下さい。
   市議政務調査費の情報公開を求める名古屋市民の会
 
名古屋市中区金山5-2-30金山レックスM604 共同代表:水田 洋 成田 操

●次は日本インターネット新聞(じゃんじゃん)新連載コラム第一回(以後2年間掲載)
 07年7月18日【みみずのたわごと(1)参議院選公示に思う】 宮永正義
 ≪こんな世の中にしたのは誰でもなく、それでよしとしてきたわれわれの責任で、これを変えるには政治を変えるしかない。やっぱりあきらめずとにかく、投票に行くことにしよう!

 相変わらず不信渦巻く年金問題に関する各種世論調査で、過半数の有権者が「記録不備を巡る政府の対応を信頼できない」と答えているなか、またしても赤城徳彦農相の事務所費問題が発覚した。報道を見聞きする限り、発覚当初の農相の両親や後援会長と称する人物の発言が不自然に変遷するなど、農相の使途説明は庶民感覚からすると到底納得できないものだろう。

 6月始めから1ヶ月以上の事前運動にうんざりするなかで、やっとたどり着いた公示日。政治と金の底の知れない闇の深さに「自民も公明も民主も同じ穴のむじな」と思うのが無党派庶民の直感で、もともと政治をあてにしない棄権常習層に加え、行ったり行かなかったり層の選挙離れを加速させ、投票率の低下も危惧されるなかで選挙戦へ突入することになった。
 このうえ本番の選挙運動の騒音が月末まで続くのかと思うとまたうんざりというのが庶民の本音だろう。まともと思える候補は当選しそうもないし、当選しそうな政党推薦候補は党議拘束に縛られ「当選後の公約なんぞあてにならん」のは過去が証明している。かといって棄権するのも癪に障るし、白紙にしても「しょうがない」しと悩む良心的無党派市民も結構いるように思う。

 それにしても疑惑閣僚に「ずるずる、だらだら、まともな説明をせずに済まさせて」それを変と思わない超常識?の首相を戴(いただ)く、わがニッポン国は「金さえ儲かれば、おカネさえあればいい」社会のまさに写し絵、とことん落ちるまで落ちるしかない!末期症状のようにさえみえてくる。

 教育新法への答申で必要とされた「正直に曲がったことはしない」道徳教育が一番必要なのは一部の政治家連中ではないのか。権力の中枢やその近くにいればいるほど本音をいわず、多数派に組みし、敵を作らず、しかも目立つよう要領よく立ち回ったものが勝ち。
といって再教育なんてとっくに手遅れ、そんな大人を手本としてみている子供たちが酷い事件を起こしても、どっちもどっちで非難も忠告も助言もできるわけがない。まさに上が上なら下も下のメビウスの輪!堂々巡りの繰り返しスッキリ解決できる道などまるで見当たらない。
 しかも、こんな世の中にしたのは誰でもなく、それでよしとしてきたわれわれの責任で、これを変えるにはやはり1人ひとりが自覚し、政治を変えるしかない。と、ゆーことは選挙にいくしかないが、必ず改革してくれそうで「政権担当の見込みがある」政党がない。個々の候補を信用できるとしても集団化すると豹変してしまうのが政党政治の常態だし。う~ん。

 不信と不満の連鎖で棄権する有権者も多いだろうしそれよりなにより、何があっても選挙に行かない完全無関心層が全有権者の30~40%もいるというのが人口密集地の大都会での現実だ。最大の責任は有権者にあるのだろうが、権力とは無縁の庶民には縁がない政治の世界の話しと結局、何も変わらずこんな状態が続くというより延々と続いてきた。

 あ~やだやだ、なんとかならないものか!だれかどうにかしてくれ~!でも、どーにもならんだろうな。頭(かしら)の総理以下、無節操、無反省のどぶどろにどっぷり浸かって昼寝をしているような、こんな状態では!!でもでも、やっぱり「もうダメだは死ぬときだけ」諦めず、とにかく、投票に行くことにしよう。


 07年7月15日作成【各会派あて「政調費・検討部会」へ要請書】
   民主党名古屋市会議員団殿              07年07月19日
   公明党名古屋市会議員団殿
   自民党名古屋市会議員団殿
   市会自民党名古屋市会議員団殿

 名古屋市政務調査費に関する貴会派「検討プロジェクトチーム」への要請書
 私たちは1999年6月から、政務調査費の使途に関し領収書の添付を義務づけるよう条例の改正を求めて活動を続けている市民グループです。

 今年4月の名古屋市議選で貴党公認候補の方々が政務調査費の使途の透明化・領収書の公開、費用弁償費の見直しなどを公約とし当選され、その後、その結果を真摯に受け止め、貴会派が「政務調査費並びに費用弁償費」に係わる条例の一部改正に向けて、組織内で検討チームを立ち上げられたことについては大いに評価するものであります。

 私たちは03年10月に約6千名の署名と共に「政務調査費の交付に関する条例の見直しを求める請願」を提出しました。その後、環境総務委員会で03年12月、04年5月と審議され、結論保留のまま議会運営委員会での審議扱いとされました。その後何度も審議を進めるよう要請しましたが現在まで継続審議のまま3年10ヶ月も放置されています。
 この間の経緯から、もはや検討すべきことはすべて検討済みのはずというのがごく普通の市民感覚です。そうでなければこの4年近く、いったい何をされていたのでしょうか。

 いやいや済んだことを言っても始まりません。百歩譲って、その間に結論がなにも出なかったということでしたら、統一地方選後、貴会派の検討プロジェクトチームの結成から2ヶ月近くが過ぎています。「政調費のすべての支出に領収書をつけて公開する」それだけのこと。いったい何を審議してみえるのでしょうか。ぜひともお尋ねしたいものです。

 政務調査費や費用弁償費は公金から支払い命令を出している市長にも責任の一端があります。しかしそれよりなにより市民税を納付しているわれわれ市民に「使途に付いて詳しく知る権利」があり、交付を受けた議員は「使途について説明する責任がある」というのが一般社会での常識です。問題はその常識が通用しない点ですが、そういう議員の方々を選んだのも市民で、残念ながら如何ともし難く、責任は双方にあるということです。

 とはいえ、私たちは政務調査費や費用弁償費を廃止せよとは1度も申し上げていません。必要であれば「これまで以上に増額する」ことにも異議はありません。真に市民のために使われ、市民の利益に繋がることであれば予算の許す限り支出すべきだと考えています。問題はその支給方法と「使途の透明性の確保」がどれだけ明確に担保され、市民に対し「使途に関する情報公開が保証されるか」ということです。

 となると問題は単純です。あらゆる情報を簡単に手に入れているインターネット世代の小中学生にもわかることではないでしょうか。まず、既に規定された使途基準に従い支出されたはずですから、なんら恥じることも躊躇することもないはず。政務調査費は「すべての使途について領収書の添付を義務づける」、費用弁償は実費のみ、これに尽きます。

 また一部でている5万円以上の支出に領収書を付ける案など言語同断、ザルで水を掬うようなものです。無論、故農水相や赤城大臣の例にあるように「領収書なしの説明に納得できる一般市民は皆無」なのではありませんか。後ろめたいことがなければ「すべての支出に領収書を添付し、情報公開に応じる」だけのこと。最も妥当で即決できることのはず。

 そうでなければ「領収書がいらず好き放題に仕える便利なカネ」だったカネづるを一旦握ったら何がなんでも放さない方々という「世間の見方」を公認することになるのではありませんか。正々堂々と議員活動を進めるためにも、9月議会での決断を要求します。
  【市議政務調査費の情報公開を求める名古屋市民の会】
  共同代表:水田洋、成田操 名古屋市中区金山5-2-30以下略《文責:宮永

07年7月25日【みみずのたわごと(2)団塊の諸君へ、晩学の薦め】
 ≪ネットで調べて大学の「科目等履修生」となり「環境の保護」1講座を受講。
若い世代に混じっての講義は充実していて非常に勉強になる。
団塊のみなさん!興味のある分野があればゼヒ、晩学を!!≫

今年2月メデタク?還暦を迎えた。兼ねての計画通り2月末をもって自営業を廃業した。といっても過去10数年の間、本業そっちのけで余暇もポケットマネーもほとんど注ぎ込むボランティア活動に熱中していて半分休業状態だったから、それが毎日になるだけのはずだった。
 ところが世の中、思うようにならないのが常のようで月・水と隔週金曜の、それぞれ夜の仕事が断り切れずに残り、合算すると月に10日間も、夕方から拘束されることになってしまった。これがなんとも中途半端で、時間の使い勝手が悪く、2、3泊の旅行となると週末を挟むしかなく、またこれまで関係してきたボランティア活動の集会などは夜が多く、相変らず出席できない状態となり、毎日が日曜日の夢はあっさり、はやばやと潰れてしまった。

 とはいえ昼間の自由時間はたっぷりある。これまでほとんど姿を見かけなかった亭主が「朝から晩まで自宅でぶらぶら」していては、相方にとっては目の毒、気の毒、うっとおしいの一言に尽きるだろうし、こちらもテレビの番をしながら「濡れ落ち葉」をしているのは、いちおう男の「沽券」に拘わる。互いの精紳衛生上はなはだよろしくないし、夫婦生活とボランティア活動は家庭に持ち込まないという主義にも反する。

 で、はたと考えた。なにを隠そう!高卒のくせに、あちこちでデカイ面?して言いたい放題、意見とやらを開陳してきた。でも、まてよ。俺ってまともに学問とゆーか、専門的なことを勉強したことってなかったな~。大学ってとこに6年もいたが、きちんとなにも学んだ記憶がない。どうするか。

 とりあえずネットで調べて大学生になった。愛知では名の通った大学で、身分は聴講生ではなく「科目等履修生」といい、一般の学生に混ざって講義を受けレポートの提出や試験もある学生だ。講義は複数選択できるが、まず試しにと「環境の保護」1講座のみ、授業料3万円也を支払った。 週1度・100分の授業が13回あり、その後試験に合格すれば、単位が認定される仕組みだ。

 4月中旬、初の授業に出席した。「掃き溜めに鶴」ならぬ「薔薇の花園にゴキブリ」という有様で、30数名のほとんどが女子大生、見廻したところ社会人はたった2名。無論、小生が最年長。そしてこれは後でわかったが、選択科目とあって大学1年から院生まで在籍の学年はばらばら。街中なら近寄っただけでしっしっと言われそうな、かわゆい学生だらけで……ついにこにこ……閑話休題。

第1講の前に、まず講師の方が、スクリーンに映し出した「受講の心得」
* 私語厳禁
* 携帯電話の電源はOFF
* 授業中の教室出入りは原則禁止
* 授業はパワーポイントのスライド中心
* 講義を聴きながら配布プリントの穴を埋める
* メモを取るときはなるべく早く取る
 単位認定基準:出席20点(10回以上出席)、中間レポート30点満点、
期末テスト50点満点。総合評価で60点以上で単位認定(100点満点)

 筆者は6月にまる2日間テレビ局の取材に同行したため、やむなく1回欠席したが、
同級生に写させてもらった。この学生には前に休んだときの分を見せてあげていた。
講義は充実していて非常に勉強になった。夏休みに入った現在、さらに複数の受講を検討しているところだ。さて、団塊の皆さん!興味、関心がある分野があれば、晩学を始めるのもいかがですか。

 07年7月27日【みみずのたわごと(3)期日前投票の伸びは投票率に結びつく】
◎7月23日付報道によると全国規模の調査で、投票1週間前までの期日前投票数が前回の1.5倍近いという。しかし筆者にはこれが当日の投票率にそのまま結びつくとはとても思えない。参院選3回、知事選3回、名古屋市長選2回と計8回の選挙に関わった経験からいうと、まず愛知では関心が高くて55%前後、よく行っても56~57%程度、60%を超えるなんて想像すらできない。

 理由は先の知事選で「いちお~与・野党の代理候補」が接戦を演じたが、結局、与党候補の勝利で何も変わらず、激戦だっただけに選挙疲れが残り「またかのうんざり感」が有権者にはある。その前に、もともと未組織労働者が多数派を占める大都会の庶民は政治なんぞをアテにしていない。はっきりいって党派に属さない普通の中小企業のサラリーマンや個人自営業者などは「どこの誰に入れてもなんにも変わらない」と見放している気さえする。

 成人してからわずか40年の社会経験だが「何ら利権を持たない、そこらの庶民」に手を差し伸べる物好きな有力!政治家なんていなかった。TVの水戸黄門で「三河屋、お主も悪じゃのう」と悪代官が出入りの商人と小粋な料亭で盃を交わす場面を定番のように見るが、見事に?世間の認識を肩代わりし「暴かれても、叩かれても、談合が後を断たない」現実をまさに象徴している。

 特に2大政党と公明が棲み分ける地方議会の議員レベルではまったく同じ穴のムジナぞろい。なんらかの利権に預かれる後援者・支持者以外にとっては、縁のない権力者の皆さん、関係のない人たち。世間の常識が議員の属す党派社会では非常識!まともなはずのことを公約し、当選後、頑固にその公約を果そうとすると除名されてしまう!カフカもビックリの不条理の世界。

 先の県会議員選挙で「政務調査費領収書の全面公開・費用弁償費の撤廃」を公約した女性候補が2ヶ月ほど抵抗したが結局、除名をちらつかされ沈黙。当然、公約を知った上で公認し推薦したのに、当選すれば党議に従えの一点張り、公約は選挙が済めば無視、恥を知らぬ厚かましさが議員の特技。政務調査費の今後を検討するプロジェクトチームの議論も一向に進まない。

 名古屋市議会、愛知県議会を例にとると、市議=月額55万(年額660万)、県議同50万(同600万)の政務調査費の領収書公開について、選挙で約束したのに未だにだんまり。定額1万円、1万5000円の費用弁償も、もらい得で猫被り。国政で問題になっている事務所費より「遥かに悪質で使い放題の掴み金」を握り込んだまま、最低限の公開で済むよう、次の選挙までの時間稼ぎ。一番肝心のカネの使い道すら説明しないで済ます政治家を、どうやって信頼できるのだろう。


 さて、投票率の話に戻ろう。どんな選挙でも必ず行く確信票が愛知の場合35%前後ある。夏休みに入り、梅雨が空け、お盆の民族大移動の前で「海・山ともベストシーズン」の土・日が7月28、29日だろう。期日前投票の多さは待ちに待った夏休みのスケジュールが決まっていた確信票の一部が投票しているだけ。それもパートや日雇い、派遣など時給・日給労働者とは無縁の、余裕のある、しかも政治的な関心の高い方々のみではなかろうか。

 20代、30代の若者には選挙より夏休み、今を愉しむのがきっと最優先。とすれば無党派浮動票のうち、年金や医療、福祉の先行きにハッキリした怒りや憤りをもつ、50代以降の有権者が今回の判定役になるだろう。 しかし腹を立てても諦めてしまう人がほとんどなのも現実で「世の中を変えるにはまず自分たちが変わるしかない」という自覚が有権者に徹底的に浸透しない限り、政治は変わりそうもない。いっそ投票の義務化を講じたらと思うが、憲法論議が湧きあがって、とうていできっこない。あ~あ。


 とはいえ、政治家がらみの報道は怒りより空しさが募るものばかりで……。テレビ画面で毛包炎(もうほうえん)なんて「できもの」の説明すらできず、政治資金や支援者を確保する政治家にとって最も大事!な後援会事務所の存在すら「知らなかった」で済ます国務大臣を頂く政府のもとで「トニカク投票に行きましょう!」としか言えない世相なのが哀しい。
なんとかならんかな~。

  

 第150回【新コラム転載開始/大学履修レポート/生きる!インタビュー】
★07年4月5日~9月15日まで6ヶ月「政務調査費」ネット新聞掲載記事12本

1、進まぬ名古屋市議らの政務調査費情報公開     上野数馬2007/04/05 

2、進まぬ名古屋市議らの政務調査費情報公開()   上野数馬2007/04/07

3、日付・項目ナシ領収書常識!名古屋市議政務調査費 上野数馬

4.「このまま知らん振り?市議特権の闇」   上野数馬

5、名古屋市議 公約の食い逃げ!       上野数馬2007/05/03

6、名古屋市議 公約の食い逃げ!()     上野数馬2007/05/19

7、名古屋市議会 平成17年度政務調査費の闇 上野数馬 2007/ 05/24

8、放さぬ議員特権 愛知の現実        上野数馬 2007/05/26

9、食い逃げ!名古屋市議会与党会派         上野数馬

10、愛知県庁裏金問題で名古屋市民オンブズマン質問書提出 07/09/04.

11、政務調査費・監査請求意見陳述に同席  上野数馬

12、政治とカネ 進まぬ政務調査費の使途透明性 上野数馬 2007/09/15

  (◎新聞閉刊のため、一部掲載日不明:また量が膨大なため見出しのみ転載)

07年7月30日【生物多様性条約について】大学履修講座・提出レポート
 ●始めに:大学紛争の真っ只中にいながら自然への思いが嵩じて、野鳥の会名古屋支部(当時東山動物園の木造事務所に間借りしていた)に入会したのが大学2年、19歳の春だった。以来、仕事に追われバードウオッチングどころではない数年間のブランクはあったが、還暦を迎えた現在まで40年以上、鳥を見、自然と親しむことを最大の趣味とし、生甲斐として暮らしてきた。

 壮年の頃までは1つでも多くの鳥を見ようと珍鳥、奇鳥を求め全国を飛び回ったりしたが、ここ10数年は身近な里山で暮らす野鳥や動植物の佇まいに触れ、彼らの暮らしを妨げず、のんびり眺めさせてもらうこと。そしてできる範囲でかれらの棲息域を守るための活動に力を入れてきた。

  さて本題に入ろう:まず地球上のあらゆる生物は生息場所に順応した形態、生態を受け継ぎ、他の生物と微妙なバランスをとりながら共存して地球上の生態系を保持している。このように多様な生物が棲む世界を「生物多様性」と称している。地球を支配しているかにみえる人間もその一員である「生物多様性」は生態系のバランスを保つうえで非常に重要で、同時に人間の暮らしを支える必要不可欠の恩恵をもたらす必須の存在だとの認識が近年ようやく一般化してきた。

 しかし人間活動の拡大による生息地の破壊や乱獲などで、生物多様性が加速度的に失われ、世界各地に存在するユニークでバラエティーに富んだ生物たちが織り成してきた多様性が危機に瀕し、結果として生物多様性の基礎となる生物種の大量絶滅が目に余るようになってきた。

 これに危機感を抱いた生物学者など有識者や、様々な国際的自然保護団体などから、種の保存を図り、未知の種を含むあらゆる種類の生物の活用に係わる国際的な取り決めを求める声があがり、1987年の国連環境計画主催の会議を発端に、その後、政府間条約交渉会議を経て、19925月に「生物多様性条約」がつくられた。同年6月ブラジル・リオ・デ・ジャネイロで開催された国連環境開発会議(地球サミット)で調印式が行われ、翌年発効した。

 20062月現在、日本を含む188か国とECが加盟し、世界の生物多様性を保全するために様々な活動を行っている。生物多様性条約締約国会議・事務局はカナダのモントリオールに置かれ、1994年以来ほぼ2年ごとに締約国会議が世界各国で開催されている。

 また条約が採択された522日を「国際生物多様性の日」とし、世界各地で記念行事が開催されている。環境省は愛知県、名古屋市と共催で「生物多様性と気候変動」をテーマに初めての「国際生物多様性の日」を名古屋市で22日に開催した。この行事は東京でも同日開催された。

更に日本政府が生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の開催地に立候補した結果、愛知県名古屋市での開催が確定した。国は愛知県や名古屋市と共催し、生物多様性の重要性と意義を広く国民に知らせ、環境先進国として世界に情報を発信する会議にしたいとしている。

 この条約では生物の多様性を「生態系」「種」「遺伝子」の3つに分類し、生物多様性の
①保全、②持続可能な利用、③遺伝資源利用による利益の適正な配分を3大目的としている。そのために先進国から開発途上国への1、資金援助、2、技術協力のシステムがあり、経済的・技術的な理由から条約履行が不充分な開発途上国への支援の実施、また各国が生物多様性に関する情報交換や調査研究を協力して行うこととしている。

 またこの条約ではワシントン条約やラムサール条約のように「特定の行為」や「選定された生息地のみ」を対象とせず、野生生物を保護するエリアを広げ、生物の多様性を地球的規模で保全することを主目的とし、更に「持続可能な利用」を明記していることも最大の特徴の一つである。

 各国の利害がからむ「生物多様性の持続可能な利用」については加盟各国が政策へ組み込むことや、先住民独自の処置薬など作成・利用に係わる先住民の慣習の保護なども規定されている。また途上国への技術移転についても、公正かつ最も有利な条件で実施するよう求めている。

 最近では生物多様性に悪影響を及ぼす可能性から、バイオテクノロジーによる遺伝子組換え生物についても検討され、2003年に「輸出国側が輸入国に遺伝子組み換え作物などの情報を提供し、事前に同意を得ること」などを義務づけた「バイオセーフティーに関するカルタヘナ議定書」が発効した。日本ではこれに対応して「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」が制定され、2004年に施行された。

 問題点として遺伝資源は人類共通の財産という国際的合意が各国専門家を通じて確立され議定書でも明記されたが、育種者の権利など特許を含む知的所有権を巡り「情報の提供は損失を招きかねない」と主張する先進国などに反対の声も多く、対抗して「遺伝資源の利益配分を強く主張する」途上国など、利害が相反するケースが避けられず、バイオテクノロジー最先進国の1つであるアメリカが批准していないのも、この理由によるものと思われている。
 見解として:生物多様性条約の発効は必然のことであり、規定通り加盟各国すべてが規約を遵守し、厳格に実行すれば問題は危機的状況から脱出できる可能性がある。しかし、ことはそんなに単純には進まないのではないか。法の隙間を探したり、わかっていて規約を破る人間がいるからわざわざ国際条約が結ばれるわけで、前途は今なお、はなはだ多難であるとしか思えない。

 特に経済がからむ「バイオテクノロジー」関連が資本主義社会の、大きくいえば国家の目を眩ませる気がしてならない。子孫のための「種の保存」とか「持続的利用」などと生物学者らがいう理想論より【今のカネ、今の暮らしをなんとかしたい発展途上国】と【あればあるほど!ますます欲しい富裕層を抱える、実利最優先の投資先進国】がせめぎあう現実がたちはだかっているのではないか。【未来の環境より現実の現金収入という本音】が生物多様性を踏み潰す予感さえする。

 個人的なことだが、趣味のバードウオッチングから「長良川河口堰」や「藤前干潟」「徳山ダム」「海上の森」と様々な生き物が暮らす豊かな自然を破壊する巨大公共事業に対し、過去20年以上にわたって、建設・開発反対の立場をとる住民運動の中核や間近にいて実働メンバーとして関わり、多くで広報担当として行動してきた。(注*インターネット「海上の森原人」で検索下さい)

 里山や干潟、湖沼、河川など自然に心を寄せ守ろうという人間は少なくない。が大多数の市民は頭では理解してくれるがそれまで。今の暮らしに影響さえなければ「別に…サツキマスやオオタカがいなくても生きていける」「お上がいうんだから仕方ない」「貴重な生き物が絶滅しても、すぐ人間が絶滅するわけじゃなし」と、考えれば庶民としてはあたりまえの反応で、自然の危機を叫ぶ人たちが変人・奇人にすらみえてくる、そんな日々の繰り返しだった。

今後最も必要なのは生物多様性に関わる体系だった知識を広く一般に伝えることではなかろうか。大学で専門的な講義を受けられる人間の数は限られている。新聞社系の文化センターや公民館、文化会館等の市民講座、高校の解放講座等、あらゆる機会を通じて少しでも興味、関心のある人たちに伝えること。

まず事実をもとに現状を知ってもらうこと、地球上に生きているのは人間だけではないと実感してもらうこと、そして非常に困難ではあろうが、自分たちの問題と認識してもらうこと…しかないのではと思う。手間がかかるうえに即効性はないだろうが、ほかに有効な手段が思いつかない。

 とはいえ、どんなに情報を伝えてもほとんどの人は「へーそうなんだ」なんて程度だろうとも思う。少数の「どこへいっても同じ顔触れ」のメンバーが環境保護を叫ぶ構図が愛知の現状で、といって諦めるわけにいかない。生物多様性の重要性を認識した方々が、傍観者でなく自らの問題としてとらえ、まず身近の自然を守ることから行動を起こす人が1人でも増えればと願うのみである。

 終わりに:途方もない贅沢さえ望まなければ、衣食住では不自由しない環境にいる。健康だし時間もたっぷりある。きっとそんな熟年が大勢いると思う。「楽して贅沢な暮らしをしたい」気持ちはわかる。でも地球環境を守ろうなどと大袈裟でなくていいから「残された身近な自然を大切にしよう」「できる範囲で自然を守ろう」と声をあげるそんな仲間をなんとか増やしたいと心から思う。

07年8月12日【みみずのたわごと(4)所詮ひと事?公的年金問題】
5千万件にも及ぶという公的年金記録の不備問題も「お仕置き批判票?」で参院与党惨敗の選挙が終わったいま、人の噂もなんとやら次から次に押し寄せる目を塞ぎ、耳を覆いたくなる情報の嵐の前に、もう済んだハナシのようである。

 こういった政治や官公庁がらみの出来事の情報源はテレビや新聞・雑誌などしかない庶民が、氾濫する情報に押し流され忘れさせられていく?のはアタリマエの成り行きかもしれない。

 年金問題の動向が直接暮らしに影響する年金生活者は別として、20代から50代前半の壮年世代まで、まず今の暮らしで精一杯なのが現実だろう。目先の仕事、教育、健康、人間関係など諸問題に向き合う苦労に加え、このうえ10年、20年先のことに、いつまでも気を揉み、心配していても「どうにもならん。なるようにしかならん!」という達観・諦観があるような気さえする。

 あとは渦中で各マスコミに登場した「社会保険庁と絶対不利の交渉をしていた」方々が、後ろ盾が消えた闘いをまた続けていくしかない雰囲気のようでもある。熱しやすく冷めやすい、逃れられない当事者以外はすべてひとごと。これが常識なのが、残念ながら世間というものだろう

 毎日、メールチェックに始まり5、6時間はパソコン漬けで眼精疲労が常態化し、霞む目に新聞は見出しだけ、テレビ各局のニュースが情報源のほとんどの筆者も同類で、世相を批判できる立場にない。それにしても、こうムチャクチャなことばかり横行するニッポンって、う~っむ、恥とか矜持、品性なんてもう皆無なんだろうか?
 な~んて人のことを言える人品骨柄ではないんだが……

 とはいえ6日、9日の原爆忌。続いて15日の敗戦記念日。それまでに「何を今更の後出しじゃんけん」空手形としか見えない首相の原爆症認定の見直し方針や、与党の政治資金規正法の修正案等の乱発。新人代議士のパパラッチ報道や、各党派の人事案件や勢力争いなど政界裏話の氾濫。本質はどこかへ吹っ飛びどうでもいい情報ばかり垂れ流され、やがて肝心のことが忘れられていく。

 肝心の年金の話に戻ろう。まず健康で人間としての尊厳を損なわない老後の暮らしを保障するのが年金だろう。しかし最低限生きていくことができる基準どこに置くかが問題だろう。まず我がニッポン国の現状に目を向けてみよう。自ら望んでの暮らしという人は皆無だろうが、都会では早朝3、4時間テリトリーを廻るだけで1000円から1500円になるアルミ缶が捨てられている。以前は50個100円の図書券で、環境事務所が引きとっていたが、それもなくなった。

 コンビニ、スーパーでは1日2回、賞味期限切れの食品が毎日!大量に廃棄処分されている。「もったいない」なんて掛け声だけ。収支が合って儲かればほかのことはどうでもいい。まさに、豊かさここに極まれりという社会になっている。

 しかも「まだその上の豊かさへ」と欲望を煽り立てるマスコミの大量宣伝、それに乗る世間。現実には無理でも「夢ならひょっと?」と「みんな、みんな3億円、サマージャンボ、宝クジ」につい手が延びかける筆者もそのヒトリ。いったいどこまで行ったら、もうこれでいいとなるんだろうか?

とはいうものの「人生カネだけじゃない。もういい加減にしなくっちゃ」などと言おうものなら、たちまち変人扱いが庶民の常識。なければないほど欲しいのがカネ。あればあるほど欲しくなるのがカネ……だという。しかし、起きて半畳、寝て一畳まで含めれば、衣食住についてはなんとか生きていける世の中になっている……と思う。

 モチロン例外はある。個人ではどうにもならない現実もある。かといって国民1人残らず満ち足りるなんてことは不可能だろう。さまざまな障害を抱える自立できない人たちへの生活支援や生活保障は国民の総意として国に要求し、政府によって最大限、誠実に実施されるべきだろう。

 ただ繰りかえして言うが、今ほど物質的に豊かで好き勝手に行動できる時代ってあっただろうか? 健康や精神に問題さえなければ、個々の能力・体力・気力の程度に応じた進路を選び、我慢を覚え(!)暮らせば、命の不安に怯えることなく生きていける、その絶頂期にいるのではないか。

 唯一最大の問題はニンゲンの欲望にキリがないこと。1人1人に「持って生まれた分(ぶん)」をわきまえさせる教育がされなかったこと。ニンゲンに平等なのは1日24時間という時間だけ。あとはゼーンブ不平等。

 美醜、貧富、病苦、壮健……千差万別、違ってあたりまえ。努力しても駄目なものはダメ。自分のレベルを知り、それで生きる算段をする。将来のためと今を我慢してやり過ごすのではなく、ありのままの今を生きる。与えられた境遇のなかで、しっかり地道に、みっともなく生きるしかない。

 「なんにもできなくて、そのくせ悩み苦しむ人に心を寄せ、おろおろするだけのでくのぼうでいい。起きて食べて寝る、その繰り返し、目的なんてなくていい。生きているだけで充分、それが人生だ」って宮澤賢治もいっている。何がグルメだ!豪華絢爛大邸宅がどうした……そうもいっている!

 ひるがえって今回の年金騒動。モノの豊かさにボケていたせいもあるが「国に収めたカネだから間違いない」と思い込んでいたら、あっさり裏切られ、心頭に達していた怒りが「責任をマッタク取らない与党に向って爆発」したもの。政治も国もアテにするな。自分のことは自分でせよと宣告されたようなもの。だから余計に腹が立ったということだろう。

 生きていれば誰にも必ずやってくる老後。払った分は絶対にもらうべき公的年金を含め、自己責任で引退後の設計図を書き実行するしかなさそうだ。生きていくのは自分自身なんだからね。

07年9月1日【連続インタビュー「仕事って?」 上野数馬
  身近な人たちに、実に基本的な質問をしてみた。
  「あなたにとって仕事ってなんですか。なぜ仕事をするんですか?」
 するとみなさん、真面目に答えてくださった。以下、順次、紹介してみよう。

●名古屋市内在住・臨時職員・47歳 
 そうですね。生活のためにしているっていうのがまず第1だけど。おカネってあればあるほどいいって言うじゃないですか。でも、それだけじゃないっていうのもあって。健康である限り働くのは当たり前という思いがどこかにあって、働けるうちは働きたいというのが本当のところかな。
     (記者:今まで、どんな働き方をしてこられましたか?)

 高校を出てから5年6ヶ月会社勤めをしたんだけど、高校生の頃か ら「結婚したら専業主婦になる」なんて考えはまったくなくて、と にかく早く社会にでて働きたい。自立して1人で生きていけるよう になりたいという考えがあって、今でもそれは変わりませんね。で、勤めて3年目から、会社が終わったあと、夜間の専門学校へ通 って、3年かかって保育士の資格を取ったんです。最後の半年は会社を辞めて、資格をとるための勉強に集中しました。そして民間の保育園で働きながら実習をしたりして専門学校を卒業して資格を取りました。

 それから結婚して、ひとり目の子どもの時には育児休暇をとり、また復帰して働いていたんですが、二人目の妊娠中にトラブルがあって長期の入院を余儀なくされ、ずっと働き続けるつもりだったのですが、自信を無くして不本意ながら保育園を退職してしまいました。それからは子どもを連れて、市が主催する育児講座に通ったり、研修を受けたりして、ボランティア活動にかかわるようになっていったんです。

 子育てをしながら、子育て支援のNPOの活動に参加して、若いお母さんと子ども達の応援をしてきました。子育て支援を追及しているうちに、自分達で拠点を持って納得のいく豊かな保育をしたいと考えて、仲間と◎◎商店街の空き店舗を借りて無認可の保育所を立ち上げたんです。

 なんとかやりくりしながら、いろいろなところに補助を申請した りして、とにかく大変でした。時給が500円くらいで、私なんかもっと少なくて、それでも半ばボランティアで仲間と続けてきたんです。でも赤字続きで、余りにも採算が合わなくて、とうとう今年の春にやめたんです。結局5年くらいがんばって閉鎖したんです 。ほんとお役所って、無認可には冷たくて…残念で、口惜しいですね。

(記者:普通だと自分の子育てだけで精一杯で、それが済んだら「 あーほっとした」で、人のことなんか考える余裕がないというか「 知ったことじゃない」というのが本音だと思うんですが、なぜそこまで、のめりこめるんですか?はっきりいって「経済的に得なこと 」なんてまったくないのに?)

 なんていうのかな、困っている若いお母さんがいるのに知らん顔をすることができないんです。もし自分がその立場だったらと思うと、身体が動いちゃうんです。そんな母親たちをなんとか応援したいという気持ちと、子どもたちが元気に育つ手伝いをしたいという気持ちなんだけど。実は私が支えられているんだ。私でも必要とされていんだ…と感じられるところで、私自身を保っているんですよ。

 今は公立の保育園で臨時職員をしていますが、私立に勤めていた頃や、これまでの無認可の時代に比べると、びっくりするほど恵まれていて、そのすごさを実感しています。労働環境も労働条件もキチンと守られているし、産休も充分取れるし、ほんと働きやすいように守られています。もちろん、その中でも正規(職員)と臨時(職員)とではハッキリとした格差がありますが…。

 それ以上に羨ましいのは、公立では長い期間働き続けている常勤の人が多いことですね。民間の人たちとの格差が非常に大きく、優遇されているのに驚いています。だからその分、若い人たちが(公立の施設に)就職するのはなかなか難しい。(保育士の)定員の枠があきませんから。

どこでも公立並みになるのが理想的ですが、まず難しいでしょう。それでもなんとか少しずつでも近づけるようにして欲しいですね。 今はその違いをじっくり見極めて、これからの活動に生かしたいというところです。これからも地域の仲間とつながりあって助け合っ て生きていきたいです。
  (記者:いつお会いしても目に力があり、生き生きしてみえる理由がわかったような気がします。忙しい時間を割いていただき、率直なお話しをどうもありがとうございました)

07年9月6日【連続インタビュー「仕事って?」その2】上野数馬

  ストレート過ぎて、答えにくいだろうなと思いながら質問してみた。
  『あなたにとって仕事ってなんですか。なぜ仕事をするんですか?』
 「匿名なら」という条件で、実に率直に答えてくださった。

●愛知県内在住・中学教諭・40代:生活のためですね。働くのは。

 (記者:う~んはっきり来ましたね。で、仕事をしていていま一番気になることは)

現実的なことですが、給料がまったくあがらないことですね。人勧(人事院勧告)(平成)11年くらいから公務員の給料が抑えられていて、特に愛知の場合万博のこともあってずっと据え置きのままで酷いんです。全然あがらないまま。来年あたり1000円くらい上がるという話しを聞きましたが、どうなることか?

 (記者:1000円上がるって1日に…ですか?まさかそんなことはないでしょうが)
  基本給が一律、月額1000円上がるというだけのようです。

 採用されたときから第何号棒何等級って勤務年限だけで自動的に上がっていくのですね) そうです。それから世間的に「公務員は給料が高い」とか「恵まれている」という声が高いようですが、残業手当がまったくないんですよ。給与体系のなかにないんです…手当て自体が、教員には!だから全部、サービス残業ですね。毎日7時前に来て、帰るのが8時、9時って人が何人もいるんです。

公務員といってもそれぞれで、教員の場合、教えること以外の仕事の密度が非常に高くて、それだけでもう手いっぱい。ほんとに雑務がやたら多くて、どうにもならない状態です。なかにはもういい加減にして帰ったらといいたくなるほど、毎日毎日遅くまで根をつめてギチギチの人もいたりして。

 (あなたの性格からいうと、そんなひとたちにも声をかけているんでしょ)

 そう。「自分が倒れたらどうにもならないから、もう切り上げて帰ったら」とか、「(上からの)いいなりで、なんでも仕事を引き受けていると、便利なやつだって、次から次に押し付けられるから、できないときはできないといったら」なんてアドバイスをしています。

(記者:教職志望者って結構多くて、替わりはいくらでもいるから、つい頑張ってしまうんでしょうね。でも、よっぽど酷いことをしない限り免職なんて滅多になくて、身分は保障されているんでしょ)

そうですね。ほとんどの教員は一生懸命やっているんですが、どんな世界でもそうでしょうが、ちょっとどうも…というひともたまにはいるようですね。でも、例外ですよ。

(記者:でも10年近く給料が上がらないというと、いくら昔は「聖職といわれた職業」でも、やる気がなくなりますね。仕事の中身は本業以外がますます増えて難しくなってきているし。万引やかつあげ、イジメ対策などの生活指導に、不登校、学習困難児、たいへんですね。子供より親のほうに問題があったり、もうお手上げ状態のこともあったりして)

そうなんです。そんな父母への対応や事務書類の作成、部活の指導とか、本来の業務以外の仕事が多すぎるんです。そんななかで必死で取り組んでも、給料が変わらないんじゃ、モチベーションが下がりますよ。それでもみんな、がんばって働いているんです。金も欲しいけどそれだけじゃないって(自分に)いいきかせて。そうそう、残業代の代りみたいなんですが(基本給料の)4%の手当てが一律ついていますが、それもこの先どうなるのか?

 おカネの話しばかりしていますが、大事なことなんです。それで働いているんですから。平均年収でいうとピラミッド型の下の方のひとたちに比べれば、きっと恵まれているといわれるでしょうが、大学を出て資格を取った専門職ということも考えて欲しいですね。

以前は従業員が100人以上の民間企業の平均給与を公務員給与の基準にしていましたが、最近は50人以上の企業を基準にして計算しているんです。それでも優遇されているという声が高いということは知っていますが。仕事の量と質を考えて欲しいです。未来の日本を背負う子供たちを育ててるんですからね。

 (記者:ほんと、よくやりますね。黙ってなんにもいわず自分のことだけやっていれば、出世の階段をどんどん昇っていけるのに、ずけずけ上に向かってものをいってしまう。まっとうで当然のことを言っているんだけど「右見て、左見て、上を見て、黙ってしまう」ひとがほとんどの時勢に、直言して、睨まれて、結局、出世とは縁がなくなってしまう)

 まあ、最初から出世なんて考えていませんから。いまのままでいいんです。

(記者:で、いま困っていることって、たとえばどんなことですか?)

 各学校についている年間予算が非常に少なくて、2学期くらいでなくなってしまうんです。教材研究とか備品の補充とかができなくて非常に困っています。なんでも一律に(予算を)削るんじゃなくて、優先順位を考えて、必要なところにきちんと予算をつけて欲しいですね。とにかくメリハリをつけて、教員からの意見もよく聞いて決めて欲しいですね。

 (普段あなたと行動を共にして、自然に対する愛情や姿勢を知る立場からみると、子供たちにも素敵な先生だと思います。真摯で率直な応答どうもありがとうございました)

  

 第151回【設楽ダム公判陳述/追及!政調費/ビルマ民主化名古屋の動き】
 ネット新聞《上野数馬記者=宮永》取材の設楽ダム関連・掲載済み記事一覧

1、「設楽ダムを考える名古屋の会」設立の巻

2、「設楽ダムを考える名古屋の会始動」の巻

3、「脱ダムシンポ愛知始動」の巻

4、「オシドリの里訪問など」の巻

5、「脱ダム愛知シンポ開催直前」の巻

   6、「ダムはムダ!脱ダムシンポ」の巻

   7、「ハチクマ騒動と脱ダム愛知」の巻

   8、「脱ダムネット愛知スタート」の巻

   9、設楽ダム建設中止を求める会・設立

10、設楽ダム建設にNO!愛知県に監査請求書を提出

11、愛知・設楽ダム 建設中止求め提訴

12、原告 悲痛のさけび せつせつ~設楽ダム支出差し止め裁判

13、設楽ダム裁判・原告意見陳述⇒今回はこの記事を以下に転載する。

★2007年8月20日【設楽ダム裁判・原告意見陳述】〔設楽ダムを考える名古屋の会:事務局長・宮永正義〕 法廷での意見陳述を傍聴した際の報告です。

◆8月20日午後1時15分から名古屋地裁2号大法廷で、民事第9部・松並重雄裁判長ほか陪席2名、司法修習生5名の臨席のもと「平成19年(行ウ)第32号・設楽ダム公金支出差止等請求事件」の第二回公判が実施された。

 第一回公判とは裁判長が替わったため、仕切り直しの裁判となった。原告側は代理人弁護士8名に、新城市や渥美半島田原市など、豊橋集合のバスで駆けつけた原告17名を始め、一般傍聴席がほぼ満席の状態で、代理人による「更新弁論陳述書」の読み上げから開廷した。

 設楽ダムとは愛知県の奥三河、長野と県境を接する地域に源を発し、三河湾に流れ込む豊川の源流・寒狭川に建設が計画されている「堤高129mの重力式コンクリートダム」である。公式には1978年に設楽ダム建設事業計画が始動し、建設予定地の環境影響評価の縦覧も済み、秋には計画地内地権者への用地等補償基準が提示され、買収交渉が始まる直前まで来ている。

 愛知では長良川河口堰、徳山ダムと隣接県に建設した水利施設が共に完成しているが、建設に反対する自然保護団体が指摘し続けた通り、膨大な水余りがまんえんし、莫大な建設負担金に関係自治体の財政当局はあえいでいる。

 しかも建設推進の当事者は誰一人責任を取らず、税金の垂れ流しと回復の見込みのない河川環境の破壊が続いている。「だから言ったじゃないか」といっても馬の耳に念仏で「済んだことは仕方がない、前任者の時代の話し・・」で無反応という。

このうえ更に業界の仕事づくりとしか思えない、国交省主導の巨大開発計画に対し「設楽ダムの建設中止を求める会」が原告を募り提訴したのが今回の裁判で、原告2人の意見陳述のうち1人分(市野代表)の要旨を以下に紹介する。

まず原告:市野和夫氏(元・愛知大学教授・理学博士)は「豊川の中流域に生まれ、豊川に接して育った」と出自を述べ、故郷を離れ成人後に訪れた際、あふれるほど豊かな水量だったのが、見違えるほど細い流れとなり、流心まで水草が生える有様で、このままでは豊川の水は取りつくされてしまうと危機感を抱いたと述べた。

更に退職までの31年間、愛知大学豊橋校舎で生物学の研究・教育を続け、後半20年ほどは環境問題にも取り組んだ。そのなかで「豊川用水事業や三河湾沿岸の港湾・工業用地開発などがこの地域の環境に著しい影響を与えてきた」こと。その原因は「行政主導の大規模開発型公共事業」が「自然環境保全に配慮してこなかったことにある」と痛感したという。

また設楽ダム計画は「計画策定の経過、事業目的と内容、環境影響評価の手続き・内容に重大な欠陥があり、持続可能な社会を目指す公共事業として実施できる水準にはない」とし、以下要旨のような根拠を理由に挙げた。

1、豊川総合用水事業が02年3月末の大島ダムの完成で完了し、現・水資源機構に施設と運用が引き継がれた。この事業で新たな水源が開発され、豊川水系における取水可能量が大幅に増強され「水不足」は解消された。

2、国交省中部地方整備局は01年11月に設楽ダム計画を含む豊川水系河川整備計画を策定した。(驚くべきはこの計画の策定段階で、完成目前だった上記1の総合用水事業で、水源がどれだけ確保され、完成前に比べ水需給のバランスがどう変化するかという検討をしなかったこと。総合用水事業完成以前の情報を基に立てられた設楽ダム計画は「事業の目的・内容、とりわけ利水計画について徹底した再検証が必要」だ。

3、06年2月に豊川水系の水資源開発基本計画(フルプラン)が全部更新され「新たな水源開発はほとんど必要がない」ことが判明したにもかかわらず、設楽ダムの規模は「1億?から9800万?へと微減したのみ」で維持された。

4、設楽ダム計画では「利水容量7300万?の82.2%を占める6000万?を「流水の正常な機能維持に充てる」としている。豊か自然が残る源流域で無傷の寒狭川に「致命的な環境影響を及ぼす巨大ダムを建設」し、貯水した水を、過去の環境破壊で細った下流へ放流して、下流域の河川環境の回復を図るとは「本末転倒した暴挙」だ。

5、環境影響評価法には「事業計画のできるだけ早い時期から、住民や専門家から環境情報を得ることにより、環境影響を可能な限り回避・低減する」方法書の手続きが新たに盛り込まれた。しかし方法書への住民意見で「事業の必要性への疑問、規模が大き過ぎると指摘する意見、ダムを造らない代替案の検討、閉鎖性が強く日本一の汚濁状況にあえぐ三河湾まで調査範囲を広げるべき」など、多数の意見が出されたにもかかわらず、事業者はほとんどの住民意見を汲み上げなかった。住民参加は形だけの「意見を言わせてやる。聞き置く」というものでしかなかった。

6、またダム予定地および周辺の寒狭川はネコギギの生息域になっている。この魚種は「伊勢・三河湾集水域の河川上流部にのみ生息する固有種」で、絶滅危惧種であり国の天然記念物に指定されている。事業者は「移植と若干の住み場所づくりで対応する」というが、移植技術がまったく未確定の「ネコギギ」1種の生息域を保全するためにだけでも、ダム事業は凍結されるべきだ。以上の理由から「このような事業に愛知県が資金投入することは許されない」と述べた。

●公判後、弁護士会館3階で40人が参加した原告団集会で記者は以下の発言を聞いた。ダム建設で著しい影響を受ける生物に関する意見陳述が少ないので、次回は特に鳥類「クマタカ」について陳述したい。クマタカは絶滅危惧1B類に属する貴重種で計画区域内の営巣地を調べただけで、最初から「影響ない」を前提にしたとしか思えないずさんな環境アセスだ。またアセスに支出した費用も信じられない高額さで、いったい誰の懐に入ったのかと疑わざるを得ない状況だ。

 また豊橋南部土地改良区に関係していたという人物が「水資源機構の役人と改良区の幹部が癒着していて、公団の運転手付き「長良川河口堰見学」バスが仕立てられ、1000円余りの会費でビール飲み放題宴会・お土産付き旅行に招待したり、また幹部への役人の接待が常態化して、言いなりで(改良区の)下の者がものを言える雰囲気などまるでなく、水なども使い放題に使っていて、節約しようなんて話もいっさいなく、そんな状態で、水が足りないと役員が言ってるだけ」と証言した。

 さらに平成18年、19年と毎年19億もの調査費が計上されているが、例えば寒狭川添い5ヶ所のボーリング調査がすべて随意契約で、しかも右岸・左岸と全部違う業者が請け負っている。専門的業者を選んだというが右岸専門、左岸専門の業者があるのか?
しかも10万単位まで見事に並んだ金額が1業者ごとの契約額になっている。それに何度か付近を歩いたが工事をしているのをみたことがない。この工事発注には役人と業者の裏があるように思えてならないが調べようがない。

 談合にしろリベートにしろ、内部告発や情報を知る人からのマスコミへのリークから表に出るケースがほとんどだから、どんなことでも怪しい情報を知ったら、とにかく新聞社などへ電話すべきだ。
 記者の場合も、現職市民派市議が「偶然手に入れた写真」から発覚した豊明市議のラベンダー見物事件について、元豊明市議から相談を受け、記者会見設定やテレビ局への対応などで協力した結果、4議員の自白を引き出し、残るボス議員一人に市民65人が告発状を出すというところまで来ている。

 「みなさん、ご存知のことがあればぜひ連絡ください」という呼びかけの後、原告団会議は終了した。なお以下は原告の1人が情報公開請求で入手した参考資料に基づく発言です。  ●ここでいう決算は18年度のもので、合計額が不思議ときれいな数字となっています。

左岸ボーリング調査 41,475,000円 (株)東建ジオテック

清崎ボーリング調査 41,475,000円 川崎地質(株)

松戸ボーリング調査 33,915,000円 日本工営(株)

右岸ボーリング調査 29,925,000円 国際航業(株)

川向ボーリング調査  6,510,000円 日本物理探鉱(株)

合計 153,300,000円 (1億5千330万円)

 左岸と清崎が同額、端数がそれぞれ5000円まで出ているのに合計すると10万円の単位までできれいになっています。ボーリング調査ができる会社(希望業者)は20~30社あった(ダム事務所職員の話し)そうですので、一般入札は充分可能だったと思われます。

 契約日が11月16日から12月14日に集中していますが、あえて同一日を避けています。私は1月から3月はよくこの辺りを歩きましたが、大きな機会を持ち込んだボーリング作業をしている姿は見ていません。おそらくかつて行ったボーリング箇所の点検をしていただけではないかと思われます。その費用が総額1億5千万円とは多すぎます。

 18年度の随意契約額は793,538,345円です。約8億円です。最大の契約は(財)ダム水源地環境センターと交わした71,400,000円(環境影響評価検討業務)ですが、同一の日付で同所に(環境保全検討業務)の名目で61,110,000円の契約を結んでいます。金額が多すぎるので二つに分けたのだろうと思われます。これはまさに環境影響調査書の作成費で、何冊作ったかを調べれば1冊いくらになるか分かるはずです。常識では考えられない金額だと思います。参考になればと書きました。

★07年9月15日【進まぬ名古屋市議らの政務調査費情報公開③】上野数馬
 議員に渡される経費には歳費(給与)のほかに政務調査費という項目がある。議員1人当たり愛知県議は50万円、名古屋市議は月額55万が支給されている。いずれも領収書を添付する義務がない金で、議員には「はなはだ使い勝手の良い」金でいったい何に使ったかは「本人しかわからない」仕組みになっている。「もともとは議会対策だった」といわれる第二給与ともいうべき金だ。

 この不透明極まりない政務調査費の使途の透明化を求めて活動を続けるグループが愛知県内各地にありそのうち2つの市民団体の近況を報告する。

 9月3日午後1時30分:名古屋地裁1102号法廷。民事9部・松並重雄裁判長のもと「平成18年(行ウ)第80号・政務調査費代位請求事件」の公判が行われた。原告は名古屋市民オンブズマン事務局次長・内田隆ほか4名。原告代理人は新海聡弁護士ほか8名。被告は名古屋市長・松原武久、被告補助参加人が自由民主党名古屋市会議員団である。

 訴えの中身は自民党名古屋市議団の政務調査費の使途に関し、本来はないはずの「剰余金がプール金として保管されていた」として、名古屋市長に対し自民党名古屋市議団にプール金の返還命令をだすよう要求したものだった。

 ことの発端は「偽の領収書を提出し410万円を横領した」として、西村健二前自民党市議が自民党名古屋市議団に訴えられたことで、これに対し西村元市議団長は「97年度からの7年間で約3000万円の剰余金をプール金として積み立て、統一地方選で団員に配る金に充てていた」と、政調費の帳簿記録を併せ示した陳述書を、名誉棄損で自民党市議団を訴えた訴訟で7月12日に提出した。

 その流れを踏まえたうえで、今回の裁判で原告は「文書提出命令申立書」を提出した。内容は自民党市議団に対し「平成16年度政調費の個人分の収支内訳を記載した会計帳簿並びにそれに関連する領収書を提出せよ」というものだった。

これに対し裁判長は被告代理人に対し「自発的に出せるものがあれば出して欲しい。出せないのであれば回答あるいは意見書として文書説明書の提出をお願いしたい。その上で申し立てを判断したい」と述べ、申立書を受理した。次回公判は11月15日午前10時15分、同法廷で開廷と決まり閉廷した。

 公判後、新海弁護士は「どんなものを出してきても納得できない不十分なものなら提出命令ということになる。相手の出方待ちだが、うまくいけば有利に戦いを進められる資料が手に入る」とニコニコ顔でコメントをされた。

 ついで9月13日正午:名古屋市役所東庁舎1階ロビーに集合した市民グループ「市議政務調査費の情報公開を求める名古屋市民の会」の成田操、水田洋の両代表に、池住義憲氏らメンバー4人に同行し、取材をした。@まず向かったのは市議会棟3階。国政では「自民・公明対民主」と政権交代を狙い激しい攻防を繰り広げているが、愛知では「権益共同体で蜜月が続く」仲良し自民・公明・民社の各会派議員控室を順次訪問し、各会派団長あてに緊急要請書を提出した。地方議員にとっては政権抗争は関心外らしく、与野党ともに目先の利益最優先のようだ。

ただしすでに要請に応じ04年度分からすべての領収書の公開に応じている共産党市議団と一人会派・富田勝三、則武勅仁の議員控室も訪れ、要請書を提出したことを報告し、14日から始まる9月定例市議会での対応について協力を依頼し賛同を得た。まともな議員はとっくに公開に応じているが、ごく少数派というのが現状だ。

 続いて県議会を訪れ自民、公明、民主の3党に要請書を提出した。県議会には共産党議員がいないため、最低のチェック機能が働かず「選挙のたびにそれなりの対応をしてきた」市議会を脇目にまったく手を打たず、しらんぷりで通してきた、まさに「税金泥棒、自浄能力ゼロ集団」といわれても仕方がない厚顔無恥の県議会ではなかろうか。

 緊急要請書の要旨は:春の地方選で政調費の透明化・領収書公開、費用弁償費の見直しなどをうたって当選した議員が大勢いた。選挙後、それを受けて政調費並びに費用弁償費に係わる条例の一部改正に向けて、各会派とも検討チームを立ち上げたと聞くが、あれからもう3ヵ月が過ぎた。いったいどうなっているのか。

 98年以来、再三再四、政調費の使途の透明化と費用弁償費の見直しを求める要請書を提出してきたが、根本的な対応をとらず、徹底的な引き延ばしを繰り返しされてきた。最近の公費濫費に対する世論の監視の目は厳しく、これ以上、公約の食い逃げは許さない。

 政調費は領収書と引き換えに適正に支出されてきたはずで、保存期間終了まで保管されてきた政調費の領収書について、今後は《すべての使途について領収書の添付を義務づけ公開する》だけのこと。以上などから以下の事項を実現されよう強く要請する。

 記:政務調査費のすべての使途に関し領収書を添付したうえ公開することを義務づけるよう9月議会において条例を改正すること。というものだった。
午後1時から名古屋市政記者クラブ、午後2時から愛知県政記者クラブと、続けて開かれた記者会見での市民の会メンバーによる主な発言を以下に紹介しよう。

●「内閣閣僚らの政治資金疑惑」や「社会保険庁関連の資金横領問題」など政治とカネに対する世論の怒りを「ひとごとでなく身近な地方議会にもある」と知らせ、向けさせたい。

●「領収書なしのカネなんてとんでもない」という庶民の声で、権力に麻痺し鈍感の極みにある議員たちを「もう逃げ切れない」ところまで追い込み、条例改正に追い込みたい。

●ここまできて5万円以上という民主党など言語道断。すべての支出に領収書が当然だ。

●「次の選挙まで無理」との声が漏れるのも現実だが、あきらめず徹底的に追及したい。@公約が守られるかどうか、愛知の各級議員の「民度と品性」が問われる9月議会の動向が注目される。と同時に、なにより世論の関心の高まりが最大の特効薬ではなかろうか。

07年9月16日~3泊4日【北海道探鳥ツアー】海上の森野鳥の会メンバー
 
 篠田氏の呼びかけで旅行が決まった。 シマフクロウの巣箱を占拠した原人
   

 



   
    Tシャツ1枚で平気な「寒さ不感症!」の海上の森原人

07年10月15日【愛知県議会・各会派あて抗議声明を提出】文責:宮永正義

愛知県議会議員団殿                2007年10月15日
   【政務調査費に関する「検討プロジェクトチーム」への緊急抗議声明】
 私たちは9月13日貴会派検討プロジェクトチームに政務調査費のすべての使途に関し領収書を添付したうえ、公開することを義務づけるよう、9月議会において条例を改正するよう緊急要請を提出した市民グループです。
 このたび議会運営委員会で政務調査費領収書公開を3万円以上とし、例外項目もあるとの示唆に対し、私たちは憤りを表明します。

県民税を納付している私たち県民には「使途について詳しく知る権利」があり、交付を受けた議員には「使途を説明する責任」があります。なぜ3万円以上なのでしょうか。10月12日の国会内で・・昨今大きく問題になった「政治と金」その政治資金の透明化に向けての議論では自民、民主、公明が足並みをそろえ「全面公開」1円からの公開に踏み込んでいます。また全国でも20府県が公開に向けています。1円以上の公開及び条例改正は18県です。また今まで5万円以上の公開をしていた県でも1円以上の条例改正案を提出されています

 政務調査費に対する県民、市民の意識は高く、税金の扱いに厳しい視点を持っています。政治資金とは異なりあくまでも政務調査費は私たちの血税から払われているのです。中心都市である愛知県が、世論の声に背を向け全面公開へ協議採決が出来ないことは、政務調査費は「領収書と引き換えに適正に支出」されていなかったのでしょう。

いまや時代の流れはあらゆる公費の「使途の透明化と情報公開」です。
「3万円以上の支出に領収書を付ける」はザルで水を掬うようなものです。
今回の採択を撤回し政務調査費の領収書の全面公開一円からの公開を議会決議をするよう強く要請するとともに、3万円以上の領収書公開議会採択に強く抗議します。
  【市議政務調査費の情報公開を求める名古屋市民の会】共同代表:水田洋、成田操
 ≪名古屋市中区金山5ー230金山レックスM604 以下略

07年10月24日「名古屋でも続くビルマ民主化を求める行動」 上野数馬
 24日水曜・午前10時半から名古屋市東区東桜2丁目・中国領事館前で「民主化のために活動する在日ビルマ人一同」主催・平日初の街頭活動が行われた。秋風が吹きわたる「豆名月」十三夜が明け、澄みきった青空を背景にはためく深紅の旗印のもと、在日ビルマ人のシュプレヒコールが、秋晴れの日差しを切り裂いて響き渡っていた。

 そこには平和天国ニッポンには「最も遠い異空間」ビルマ軍事政権の強権政治と弾圧の闇に苦しむ人々の現実が、確かに、抑圧された人々の抗議の声とともに存在していた。定刻少し過ぎ現地に着き見回すと、なぜか抗議グループが二つに分かれている。手前駐車場の金網沿いに十数人、1ブロック挟んだ先、中国領事館正面に何人かが見える。居並ぶ一人一人に会釈し、リーダーの1人であるエ・ウインさんに言葉をかける。

記者:おはようございます。どうして分かれているんですか?なにかあったんですか?  エ・ウイン氏:ちょっと全員はダメっていわれて。で、向こうは5人までだって。

記者:歩道が狭いし、よその建物の前だからかな~。ちょっと向こうへ行ってみます。
記者:おはようございます。あれ、君っていつも最後まで一人で旗を持ってる人だよね。
匿名A君:はい!…差し出した手をぎゅっと握り返してくれた。温かい手だった…。でもすぐ、緊張からか、口を真一文字に結び、硬い表情で領事館に向き直ってしまった。

記者:写真を撮りたいんだけど、写るとまずい人はいるかな?「写真は困る」って人…5人とも日本語はわかるようで…「いいです」と表情がゆるみ、少し笑顔がでる。
と、急に近づいてきた制服警官:ちょっと、私はこういう者ですが…

 (示した警察手帳に警部補の肩書)マスコミの方ですか?

記者:ええ、メンバーです。話を聞いてネットで報告をするんですが。なにか?
警部補:そうですか。では、いいです。

 「6人目」と思い警告に来たようで、取材とわかり、少し離れたところで監視を始めた。見渡すと制服警官が四方に4人。また公安らしき私服に警備関係者?らしき人物があちこちに固まって様子を窺っている。盛んにこちらの写真を撮っている背広姿と私服の人物も3人ほど。あと野次馬なのか、なんなのか、よくわからない人間が数人。

 あちこちでよく顔を合わせる日本人メンバーが「ここは右翼がしょっちゅう抗議にくるとこだけど、そういうときと同じくらいいる」…厳重警備だという。抗議はリーダーがキャッチコピーを叫び:メンバーが短いフレーズで後を追うスタイル。

●中国政府は独裁ビルマ軍事政権への援助をやめろ!!やめろ!!
●中国政府は独裁ビルマ軍事政権に!圧力を!!圧力を!!
●独裁ビルマ軍事政権を援助する北京オリンピックを!ボイコットせよ!ボイコットせよ

ほとんど通行人がいない通りに、緊迫間のある一種異様な雰囲気が広がっていた。
 領事館正面組リーダー:モウ・セ・スティンさんに終了直後、インタビューをした。
記者:今日の仕事は?
モウ氏:大丈夫です。半日休みにして、昼から行きます。
記者:こんな活動していて、仕事の方はいいの?
モウ氏:心配ないです。工場で働いているんですが、今の仕事に影響ないです。

記者:日本語がうまいですね。学校で習ったんですか。
モウ氏:日本へきて、いっぱいできた友達から習いました。
記者:そうですか。すごいですね。で、どんなわけで日本に来たんですか?

モウ氏:4年前に来たんです。観光ビザで入って、90日の、3ヵ月ですね。そのあと難民申請をして、仮放免になって、今は毎月1回、役所に行って「愛知県にだけいてもいい」という許可をもらって、もう2年2ヵ月、いや4ヶ月になります。

記者:仮放免って、逮捕されたんですか?
モウ氏:いや自分で出ていって申請したんです。それから日本へきたわけは、
いろいろたくさんあって、話すととても時間がかかるので次に会ったとき話します。

記者:そうだったね。昼から仕事だったんだ。
モウ氏:はい。今はビルマの民主化が進むのが一番の願いで、ほかのことは気にしません。日本では安心して暮らせますから。あっ、(先に帰った)友達が道がわからないっていってきたから、もうこれで…。

記者:じゃ、また、今度、ゆっくり話しましょう。
モウ氏:わかりました。忙しいところありがとう。
記者:いえいえ。じゃ、また。

 1時間半じっとプラカードを掲げて立っているだけ。合間に少し声を上げるだけのおとなしい抗議!それでも右から左から、前から、じっと注がれる警備陣の鋭い視線!おまけに誰だかわからない人物にデジカメで写真を撮られまくる。もうそれだけで普通の日本人なら、怖気づいて帰ってしまうだろう。

身分は難民でも、黙っていればなんとか生きていける「異国の地」で、命を盾に祖国の民主化を願う彼らの姿に飽食日本人が失った「いのちの輝き」を見たような気がした。そのうえ「どんなに自由で恵まれた国に住んでいるか」を改めて!つくづく実感!できた。

07年10月27日 【ビルマ民主化を求め長井記者追悼デモ】上野数馬
 ●10月27日土曜・午後7時から名古屋市中区栄3丁目・若宮大通公園で「民主化のために活動する在日ビルマ人一同」主催の市民集会が開かれた。先月27日にビルマのヤンゴンで、軍政への抗議デモを取材中に銃殺された長井健司記者を始め、これまでにビルマの軍政下で虐殺された多くの人々への追悼と、抗議のデモ行進が実施された。

 集会には在日ビルマ人難民、日本人僧侶・牧師ら宗教者、一般市民、学生など約100名が結集し、全員が黙祷をして軍政による弾圧の末、命を失った方々の冥福を祈った

ついで参加者がそれぞれの立場から「世界で世論の関心が冷めるこれからが本当の弾圧、虐殺が始まる」「ビルマ軍政を支持する中国・ロシアに対し、日本政府からの圧力が必要だ」「自国民を殺されて、しかも証拠のビデオも返さないような強権軍政の国へのODAは即刻停止すべきだ」などとビルマの民主化を求める懸命、必死のアピールを繰り返した。

ビルマの民主化を求めるデモ行進は、深紅の旗を掲げ、横断幕を広げたビルマ人難民、ビルマ僧を先導に、久屋大通公園沿い北へ⇒松坂屋東入口前⇒三越前左折⇒すぐ栄交差点左折(県庁に至る)大津通を南へ若宮大通公園 という名古屋一の繁華街を一周するコースで行われた。

秋たけなわ、しかも給料日直後の月末・土曜日の夕方とあって、いずこも老若男女でごったがえす繁華街での突然のデモ行進に、反応はさまざまだったが、一様に通行人の表情はやさしく、うなずく人、手を振る方、なかには飛び入りでデモに加わる人たちまでいた。

日本人メンバーが奏でる、秋祭りのように賑やかな笛や太鼓の鳴り物と、ビルマ人難民の片言まじりのシュプレヒコールが「あふれる自由と平和を享受する」消費天国ニッポンの都心で、週末のひとときを過ごす人々の間に、穏やかな夜風に乗って響き渡っていた。

軍事政権の弾圧と強権に苦しむビルマの人々の現実とはあまりにも乖離した「安楽な社会」に生きる…極論すると他人(ひと)のことなどどうでもいい、自分さえよければいい…が「もはや当たり前」となった日本の世相のなかで、どう理解を広げ支援を増やしていくか、母国の民主化を希求する在日ビルマ人難民たちの行く末にたちはだかる現実は厳しい。
  

第152回【ヤマイモ掘り/懲りないヒトビト/ビルマ亡命者・命賭けの闘い!】

★07年11月7日報告《みみずのたわごと(5) 精力材?山芋掘り》 宮永正義
 生まれて初めての経験だった。面白かった。故人が春に植え、姉が心を込めて育てた山芋を、弟のオジさんが掘った。だんだん慣れて2時間も掘ったらコツがわかった。「すぐまた来る、絶対に」と、いっぱい持たせてくれた野菜をぶらさげ、別れを告げた


 ◎「みきちゃん!元気にしてる?メールが送れるようになったよ。とりあえず今日は練習だけどね。(笑顔マーク)来週くらいに遊びに行くからね。(親指マーク)じゃあね!」よしっコレで送信しよう。これでシンプルマークを押せばと。れれれ「送信できません」だって。え~え~さっき同じことして友達に送れたのに。え~どうなってんだ?どうしてなんだ?頭のなかを四苦八苦=72個の???がぐるぐる、ぐるぐる。あちこち押すがどうにもならない!

 と、そこへ突然「るるる~、るるるる~」……固定電話に着信。

「なんだよ、このややこしいときに、だれだよー電話なんか、かけてくるのはったくもー」
「もしもし、誰だかわかる? わたし!」

 「え~みきちゃん?今ちょうどメールを送ろうとしたんだけど、送れなくてさ。なんでだろう」
「なんで?ってそんなん、いわれてもわかんないよ。それより、いつ、芋掘りに来るの?」
「うん、行く。明日起きたらすぐ、一番で行く。天気もよさそうだし、犬山廻りで行く」
「じゃあ、待ってるからね。ちゃんと食べてる、毎日?お昼はごちそう作ってあげるからね」
この初夏に「寡婦になってしまった」姉の寂しそうな顔がなぜか急に浮かんできて、たった70字ほど打ち込むのに10分近くもかかって、ダメでがっくり。溜息をついているところだった。

 「連絡がつかなくて困る」「山でなんかあったらどうするの!」
「(親に)万一のことがあったら」「家族は通話がタダってのもあるから」

 どうにも抵抗できなくて、とうとう携帯を持たされることになってしまった。
今までにメールを送った相手はたったの3人!姉が4人目で、トータル9通目。

 説明書はいちおー読んだが、そこは特技が機械音痴!なんだかわからないことばかり。
やっと送受信ができるというレベル。初心者用シンプル設定にしてもらって、このていたらく。やれやれ。行きの名鉄のなかで考えた。どうして、なんでメール送れなかったんだ?

 だけど「普通」なのにどうして、こんなに飛ばすんだろう。急加速してぶっとばし、すぐまた急減速して停車する。また急加速の繰り返し。どうにも落ち着かない。なんで、そう急ぐんだろう。普通なんだろ。どんなに急いでもせいぜい7、8分の違いだろ・・犬山線なんて終点まで行っても。おまけに窓は外から「目の高さ、幅30cmほどのシール」が真横に張られ、座ると景色も見えない。

 雲一つない秋晴れなのに誰も外を見ていない。視線を遠くに放つ。連なる山々や田畑、色づいた柿、さまざまな花、川の流れ、頭をからっぽにして景色を見るだけで心が解放されるのはオジサンだけなのかな~おカネなんかかけなくても、いくらでも心が休まるし気持もいいのに。
 もういい加減にしないと。早ければいい、なんでもスピードアップ、効率さえよければってのは。欲をいえばきりがないし充分豊かになったはず。だからそろそろガンバリ過ぎず、肩の力を抜いて、のんびりゆっくりって世の中にならんかな~なんて考えているのはやはりオジさんだけ?あ、そうか、わかった!携帯の契約会社が違ったんだ。あとのはみんな同じ会社!悩みが解決されてすっきりしたオジさんは、足取り軽く、駅から姉の家に向かったのでした。

 おっと、肝心のテーマ:芋掘り、生まれて初めての経験だった。面白かった。故人が春に植え、姉が心を込めて育てた山芋を、弟のオジさんが掘った。だんだん慣れて2時間も掘ったらコツがわかった。「すぐまた来る、絶対に」と、いっぱい持たせてくれた野菜をぶらさげ、別れを告げた。

砂地部分に先端がある。河川敷だった底下から掘り上げるのがコツ。畝の手前1mくらい
から幅も深さも80cmほどの人がかがんで座れる穴を掘る。
地上に出た茎の部分を
切り取る作業をする姉。今年は全体に細くて長いと姉はいう。


 それにしても、掘った山芋を手に「避妊具」の自動販売機がある木曽街道「細畑宿」を歩くオジさん。人生の「一里塚」どころか本物の一里塚の横をどう頑張っても!少子化の防波堤には手遅れだな~とメデタク還暦を迎えた「空っぽ頭」をふりふり、とぼとぼ歩いたのでした。

でも収穫の喜びは変わらないネと初体験の原人。
旧木曾街道一里塚:目印の木の幹をバックにいれるのが精一杯の狭い道。一里塚のすぐ脇、旧家の奥、郵便ポストの隣が現役の「自販機」
 
欲しい人にはできなくて、欲しくない人にできる?だから必需品。右見て左見て、きっと買うには度胸?と勇気?が緊張の一瞬がみなぎる現場!?都会にはまずゼッタイにない自販機だろうな。

07年11月15日《みみずのたわごと(6) 懲りない?ヒトビト》 宮永正義
   
前回記事:みみずのたわごと(5)精力材?山芋掘り〕
 秋も深まり北の国々・シベリア方面などから、暖かい日本で春まで過そうと命懸けで冬鳥たちが渡ってくる季節となった。そんな渡り鳥たちを、いまや遅しと待ち構えている「懲りないヒトビト」がいる。「群れをみかけた」などという情報が入ろうものなら、たちまち目を輝かし、中部から近畿に広がる里山から奥山まで、山野を跋扈し始める面々だ。

 大袈裟に言うとジョージ・チャキリス主演・「ウエストサイド・ストーリー」で対立するグループのような?のが2種類いる。ただまったく違うのは、双方ともほとんどのメンバーが「昔は若かった!という姿・形は不問!の皆さん」で、一方が確信犯の非合法グループであり、他方がそれを摘発しようとする民間のパトロール団という点だろう。

 人の目に触れない、ケモノ道しかないような奥山で、こちらと思えばまたあちらと、監視の目をすり抜けて密猟を繰り返す方々と、そうはさせじとあやしい尾根をかたっぱしから調べて歩く面々とが、もう20年近くも攻防を繰り返してきたシーズンの幕開けだ。

 さてその不法グループというのは「秋の味覚の定番」として地元の食通に根強い人気がある焼き鳥用ツグミ・シロハラなど野鳥を、製造は無論、所持すら禁止されているカスミ網で密猟をする地元の皆さんである。卸値で1羽1000円から1200円ともいわれ、群れで渡る習性から一網打尽で捕まえれば、それこそ濡れ手に粟で、高額の現金収入となる。
無税でオイシイ越年資金になるから、一度味をしめるとなかなか止められないようだ

 里から30~40分はかかる奥山の尾根の斜面の等高線沿いに何本もの網道を切り開き、カスミ網を張る鳥屋場を所有する集団だ。もちろん山主には内々の承諾を得ているというが、古くから住んでいる地元住民には公然の秘密で、しかも密告するものは誰もいない!! 

 それを見逃せないのが「鳥をみるのが好きな」パトロールグループ。あと10年か20年、黙ってなにもしないでいても「季節のモノ」を求める客も密猟犯も、確実にこの世からおさらばして、野鳥を食べる習慣も絶えるはず。しかしそれまで待ちきれないのが物好きで「懲りない鳥ずき連中」で、こんなメールで結集して、山野を駆け巡ることになる。

  皆さま 以下の日程で「カスミ網バスターズ」出動します。
 
11月13日(火)午前10時・愛環鉄道山口駅前集合
 山歩き経験者歓迎します。ただし危険は自己負担。現在3名参加の予定です。
 参加希望者は宮永まで連絡を。

 誰に頼まれたワケでもなく「歩いた跡が道になる」尾根筋や藪を漕ぎ体力を消耗するだけ、そんなカネにならないことに熱中できるヒトビト。誰のものでもないはずの野鳥を、代々の習慣で捕まえているだけの皆さんには理不尽?でお気の毒な話だが「バスターズ」名付け親としては心から信頼できる仲間との一蓮托生のシーズンがまた始まったのでアル。
        
 11月13日:鳥屋場から名古屋方面を望む。霞む地平線に名古屋駅ツインタワー
   トヨタ本社ビルなどが肉眼ではっきり見えた。
(詳細は3月頃バスターズ回顧録に)
       
 左:集合場所までケッタで1時間40分。それから移動、入山。途中2ケ所をチェック、
 1時間43分かかって着いた鳥屋場の網道。右;バスターズ名物?最新!幸子とうとう49歳

  皆さま みやながデス 今期第2弾「カスミ網バスターズ」出動します。
1月17日(土)午前9時・山口駅前集合・雨天中止
 13日は「らしき跡」1か所を含む4か所をチェックしました。密猟の痕跡はなくほっとしました。しかし手入れさえすればいつでも再開できる鳥屋場もあり安心できません。徹底的に追及します。参加を待ちます(しかし、他にすることナイのかね~、ヤレヤレ)
      
17日の収穫:ムラサキシメジ、見分けが簡単で安心して食べられ味噌汁の具にしてもうまい!      今日はバターでソテーしてみた。しゃきしゃきと歯ごたえがある食感でうまかった!

 ★2007年11月22日報告【忘れないで!ビルマ民主化愛知の動き】 上野数馬
11月21日()午前11時頃、名古屋市東区泉2丁目にある中国領事館前を訪ねた。ミャンマー(ビルマ)で日本人記者・長井健司氏が銃殺されてはや2ヶ月が過ぎようとしている。領事館前と1ブロック先の角地で在日ミャンマー人と支援者ら10数人が、旗とプラカードを掲げ要請と抗議のシュヒレコールをしていた。先月24日から、毎週水曜日にしてきたが、次の28日が最後になると現場のリーダー・エウイン氏が述べた。

エウイン氏によると「名古屋にはミャンマーの役所がないので、それで(ミャンマー軍政の)最大支援国の中国に、民主化を認めるよう(軍事政権に)圧力をかけて欲しいとアピールしているんです。それと先月はじめの土・日から金山と栄でしてきた(ミャンマー民主化を求める)署名活動も5000筆近くが集まり、28日朝9時に名古屋国際センターにある国連の出先機関に提出する予定」という。

まったく他人事(ひとごと)だったミャンマーの政治状況だが、問答無用で日本人記者を背後から銃撃するシーンが繰り返し報道されたことから、アウン・サン・スーチーさんを首班に選んだ選挙結果を無視し、民主勢力を弾圧し続けてきた軍部独裁政権への非難が沸騰し、いっとき世論が盛り上がり、在日ミャンマー人とその支援者の活動も活発化した

しかしリーダーは「ミャンマーの危機的状況はほとんどかわっていません。アセアン諸国が消極的で、国連の特使でも力が軍政に届かない。なんとか日本がODA全面停止など緊急措置をとって欲しい。カネは軍事政権のポケットに入るだけなんです」とも述べた。

また「じっとしていられなくて来た」という遠藤長一(日本名・55歳)さんは:「韓・日のハーフです。こういう人権問題には黙っていられないんです。在日の志願兵としてアメリカで4年ほど(韓国兵として)勤務したことがあり、その後、韓国の民主化運動にも在日で関わってきた。日本の公安に2度、拘束されて事情聴取を受けたこともある。

韓国へも2、3度渡ったが運よくなにもなかった。特別永住許可があるから帰化は考えていないが、先のことを考えると不安だ。でも韓国でも民主化が進んだのだから、きっとミャンマーでもそんな日がくる。だからそれまで応援する」と拳を握り締めて語った。

防衛省がらみのスキャンダルから「祖母と孫2人失踪事件」まで、次から次に事件・事故が続き、はや世間的には忘れ去られようとしているミャンマー民主化問題だが、正午の行動終了時に「世界にアピールをし続け、必ず祖国を自由と民主主義の国にしよう!」とエウイン代表が挨拶したように、在日ミャンマー人たちの覚悟や結束は固いようで、晴れ晴れとした明るい笑顔で、それぞれが午後からの仕事などに散っていった。

★11月24日報告【みみずのたわごと(7)昔若人(わこうど)の天国・弘法さまの日】

 ◎覚王山日泰寺・参道入り口地下鉄出口から徒歩1分(以下すべて21日筆者撮影)

 ◎ほぼ1㎞続く山門までの1本道での賑わい。

 ◎花より団子、お参りより買い物!最大の楽しみのようです。

 ◎正面に見えるのが日泰寺の山門。日本とタイ国の友好を願い建立された仏教寺院。

 ◎山門から境内・本殿を望む。この左手、奥までびっしり小屋掛けの出店!

 ◎境内の主な堂塔を望む。人が歩く道以外は出店の絨緞!

 ◎山門から広小路通りを振り返る。12月21日には身動きできない人通りになるという

 ◎真剣勝負で品定め!往年の美女?のミナサマ

 ◎干物や乾物も大人気!今夜はこれでご馳走ですか?

 目が覚めたら、なぜか枕元のカレンダーが視界に飛び込んできた。え~っと21日か。なんだったっけ。そうだ!弘法さまの日だ。生まれてこの方、数えきれないほど前を通ってきたが、一度も行ったことがないな~。よしっ、行ってみよう!!覚王山の日泰寺へ。毎日がほぼ日曜日、時間だけは使い放題の、家人いわく「野放しのイノシシがカネにならん余分なコトに駆けずりまわる」ダケ……「しょーもない」オジさんの1日がまた始まった。

 名古屋の都心を東西に貫く幹線道路・広小路線沿い、庶民の歓楽街・今池から一駅挟んで東隣り。地下鉄東山線・覚王山駅で下車すると、今日の目的地、日泰寺参道入り口だ。地下鉄出口脇に愛用のケッタを止め、ほぼ真北約1㎞先の山門まで延びる門前町の家並みを眺めると、縁日の小屋掛けが延々と連なっている。今日21日は日泰寺弘法さまの日だ。

 それにしてもどこからこれだけの人が湧いてくるのか不思議なほどの人出だ。しかも筆者が「洟垂れ小僧の最年少」の範疇に入る?ほとんどが「5~60年前には若かった」というミナサマ方ばかり。う~っむ。気後れしそうなところを勇気を?奮って、善男善女!の一員に紛れ込み、秋晴れの午前、ぶらぶら歩きで縁日を見学?することにした。

 とにかく平均年齢が高い!参道入り口で5分ばかり人の流れを観察してみた。圧倒的に女性が多い。男1人に女10人くらいの割合だ。その男もほとんどが夫婦連れで、男1人はまずまれで……。それに比べて、女性は1人、2人、3人、団体といろいろ様々。とにかく元気、いきいきしている。圧倒的なおばさんパワーの大軍団が続々押し寄せる。

 参道の両側の屋台をカウントしながらぶらぶら進む。年齢層のせいか日用雑貨の出店が目立つ。下着専門、年配者専用?洋服、靴下、帽子、靴、干物・乾物、米・雑穀、数珠・線香、茶碗など陶器……いやはや。みごとに「実用品」のオンパレード。お参りする前に店にひっかかっているヒトも多く「ついでにお参り、目的は仲間とのおしゃべりと買い物」という、まさに庶民のレジャーランド。足より口の動くのがはるかに多い?人の群れ!!

 人目もなにも、右も、左も似たりよったり、誰にも気兼ねせず高齢者が闊歩できる解放区。こここそ戦後60年、働き続けニッポン経済を下支えしてきた庶民が、やっと迎えた老後、好きなように気散じでき、半日遊べる「月に1度の楽しみ」弘法さまの縁日だったんだ!

 境内前の山門までで出店の数がなんと96。若干のカウントミスをみて100前後か。一息ついてから、黙って一人で歩くだけではとナンパじゃないが、女性ばかり3人ほどに声をかけてみた。「ちょっとすみません、少し、お話しを聞かせてもらっていいですか?」
記者:「ここへはよくお見えになるんですか、お参りに」
女性:「ええ、弘法さまはいつも。楽しみにしているんです、この日を」

記者:「弘法さまってどんなご利益があるんですか?」
女性:「何だろう?わからないけど。昔っから、弘法さまって縁日で、すごい人出で、それでくるんだけど、考えたことなかった」
記者:「お参りというより買い物が楽しみ……っていうか」
女性:「そう、そうなんよね。目当ての店がいくつかあって、今日は干しシイタケと本場千葉県産の落花生と、煮物用の豆なんか、いろいろ買って……。安くておまけにモノが抜群にいいんですョ」とレジ袋を4つもぶら下げた、60代後半とおっしゃる女性。

次いで、ともにお召し物がはちきれそうな健康体形で、元気バリバリの二人連れ。
記者:「いい買い物ができたみたいでニコニコですね。よくいらっしゃるんですか?」
60代というお二人とも、中身がいっぱい入ったレジ袋を両手にぶらさげてみえた。
女性2:「ええ以前、近くに住んでいたから、引っ越してからも弘法様にはよく来ます」
記者:「ずいぶんたくさんの出店ですね。あんまり多いのでびっくりしました」
女性3:「ええ、だんだん増えて境内にもいっぱいで。今日は昔からある目当ての店で
シャコを仕入れてきたんです。新鮮なうえに値打ちで、いつもこんなんが楽しみで」

記者:「境内もびっしりならんでいますね。魚や野菜の店もあるんですか?」
女性2:「ええ、なんでも売っていますよ。それぞれひいきの店があってね」
女性3:「来月の21日はもっと凄くて、ぎっしりで歩けないほどの人出になりますよ。
わたしらーみたいなんばっかりだけどね、くるのは。でもそりゃあー賑やかで」
記者:「さっきここでチラシを配ってる人に聞いたら中に6、70軒あるそうですね」
女性3:「食べ物から日用品までなんでも。安くて新鮮で店も人も多すぎるくらい」
女性2:「冷やかして歩くだけでも楽しいし、もう常連みたいになってる店もあって」

記者:「初めてなんで、びっくりするばかりで。どうもありがとうございました」
 山門から境内を見渡しただけで、ひとごみと密集する店の塊りに恐れをなして、
肝心のお参りさえ忘れて、おじさんはそこから引き返してしまったのでした。
 それにしても、畏るべし!庶民の熟年パワー。しかしまだ「娑婆っ気が抜けない」
未熟もんのおじさんには、まだまだとーぶん、縁の遠い世界のようでした。


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07年11月27日報告:
【年内最後の街頭活動 ビルマ(ミャンマー)民主化、愛知の動き
】 上野数馬
 11月25日(日)午後2時から4時過ぎまで、名古屋栄・中日ビル西・バスターミナル広場で、「民主化のために活動する在日ビルマ人一同」主催・ビルマ(ミャンマー)民主化を求める街頭アピール活動が行われた。10月から毎週土日に実施されてきたが、年内最後という今回は日本人支援者ら数人のほかは在日ビルマ人ばかり合計30人ほどが参加していた。

 歳末が近づき賑わう都会で、足早に過ぎる通行人に、マイクでせつせつとビルマの実情を訴える在日ビルマ人幹部メンバー。その両脇、横一列に並んだビルマ人難民らが立て看板やプラカードでビルマの現実を示し、日本語が堪能なビルマ人メンバーや支援者らがかけずりまわってチラシを渡し、国連へ提出する請願への署名を熱心に訴え続けていた。

 日本人記者・長井健司氏が銃殺されてからほぼ2ヶ月たった。しかしいまだ長井氏のビデオカメラや撮影済みテープが日本に戻されていないこと。アウン・サン・スー・チーさんが自宅に幽閉され続けていることなど、マスコミ報道で広く知れ渡っているせいか、チラシの受け取りや署名に応じる方が、こういう活動には珍しいくらい多く見受けられた。

4時過ぎ、街宣活動終了後、愛知でビルマ民主化の支援活動を以前から続けてこられた「おきはしみちこ」さんから話を聞いた。在日ビルマ人民主化運動グループ「ビルマ民主化同盟名古屋支部」と「国民民主化同盟解放地域名古屋支部」の2つと連携し2ヶ月間行動を共にしてきた日本人市民運動グループの主要メンバーだ。

記者:長井さん銃撃以来、国民の胸を撃つ「非業の死」とその瞬間を伝える映像の反復に、一気に世間の関心が盛り上がり、なんとかここまでもちましたが、中国領事館への要請行動なども含め、この間、一番印象に残ったことはどんなことでしたか

おきはしさん:ビルマ人のせっぱ詰まった状況がひしひしと自分のことのように受け留められたこと。これで彼らの愛国心が本当だとわかった。それこそ森や川、村や町と庶民が自分たちが暮らしている場所を愛すること、大事に思うこと、それが愛国心なんです。右とか左とか(政治結社の)言うような特殊なことではなく、ごく普通のことなんですよね。
         

   名古屋・栄・バスターミナル広場で。カタコトの日本語で懸命の呼びかけをする
    ビルマ人メンバー。日本人尼僧も応援に駆けつけていた(25日午後、筆者撮影)

記者:街頭活動は今日までということですが、今後のことはどうお考えですか?
おきはしさん:メディアがだんだん離れてしまうと、これでもうビルマが安定してしまうと思われるのが嫌ですね。これから「本当の独裁政治」が本性を現して、庶民に牙をむいて向かっていくのが分かっているから怖いです。アウン・サン・スー・チーさんと対話のポーズを軍政がとっているけど「まったく信用できない」とビルマの庶民はわかっているんです。もうさんざん酷い目にあってきていますからね。

記者
:日本人支援グループとして今後、目指すことは?
おきはしさん:日本の社会にビルマへの理解を深めさせるために(ビルマの)現状を正確に伝えること。本当の情報を伝え続けること。それと日本の常識ではとうてい考えられないめちゃくちゃな行政や政治が行われていることを伝えること。

 ただしどんなに庶民に伝えても、力がない庶民ではどうにもならないからまるっきり何もできないことがわかっているからビルマに影響力を持つ有力な政府関係者にビルマの本当の状況を知ってもらい理解してもらって、働きかけてもらう。それしかビルマ民主化へ向けての方法はないと思うんです。とにかく酷い、民主主義とは無縁なんです、ビルマの軍政は。それを変えるには国をあげて圧力をかけることが絶対に必要です。国さえ動いてくれれ

記者:熱しやすく冷めやすい国民性ですから関心を保ち続けてもらうだけでも大変ですね。ましてや国を動かすとなると、う~ん。再度ですが、今後はどんな活動をされますか?
おきはしさん:まだこれからなんです、先のことは。どうしたらいいのか。
記者:お忙しいところありがとうございました。今後も引き続き取材したいと思います。

●集会の終りの挨拶でビルマ人リーダーが「祖国の民主化が実行されるまで、手をつなぎ力を合わせて戦い抜こう」とよびかけていたが、先行きがみえない彼らの戦いに「ありあまる自由に不感症になっている」私たち日本人が、どれだけ共感を寄せ、力になれるのだろうか。
「ビルマ情勢から目を離さず心に留めて欲しい」これが彼らのせめての願いだという。

 ★07年12月3日報告:【名古屋でビルマの現状報告会】  上野数馬
12月2日()午後5時から7時過ぎまで、名古屋第一法律事務所(名古屋市中区丸の内2)でヒューマン・ライツ・ナウ・名古屋主催の『今、ビルマでは何が起きているのか?』と題する集会が行われた。報告者は大坂恭子弁護士と日本で難民認定を受けたビルマ人のキンマウンラさん、映像で現地情勢を伝えたアウン・ココラットさんの3氏だった。

 主催者を代表して稲森幸一弁護士による開会挨拶のあと、参加者一人一人が自己紹介をした。大阪や岐阜からの参加も含め30数名が在日ビルマ人の皆さんで、最終的な出席者数は50名以上となり、20名ほどと想定した主催者の予想をはるか超えたという。

まず大坂弁護士が人権NGO ヒューマン・ライツ・ナウの一員として、今回の民主化要求デモに対する大弾圧直前に、ビルマ国境を訪問した際の見聞を話された。参加者の過半数が日本語が分からないビルマ人となったため、急遽、ビルマ語での同時通訳が配慮された。

大坂弁護士の発言:今回はタイのビルマ国境メソットという町に行った。目的は
第一に、ビルマ少数民族の若者たち20人くらいに2年間にわたって法律を教える学校・ビルマ法律家連盟がメソットで運営するロースクールを支援すること。

第二に、ビルマ少数民族の団体と交流することだった。まずパラン族、カレン族の女性に対する人権侵害の話しを聞いた。特に悲惨なことでは、夫の留守にビルマ軍兵士に押し入られ暴行を受けても訴える相手がいないこと。難民の長に言っても黙っているほうがいいといわれたと訴える女性がいたこと。珍しくないことだという。

 ほかに政治犯として12年間刑務所にいた人と、ビルマ軍兵士から片耳が聞こえなくなる拷問を受けた人…ビルマ人活動家2人から刑務所の実態や日本軍から学んだという拷問の実例を聞いた…との報告(手書き見取り図や拷問の様子を描いた絵が複数、映写された)

 次いで在日ビルマ人・キンマウンラさんによる難民認定を得るまでの体験談:流暢な日本語で話し、すぐまた同じ内容をビルマ語で話す「一人同時通訳」の報告となった:私は1988年専門学校生のときに、反政府ビラをこっそり町に張ったり、デモの準備をしたりしていた。ある日家に帰る30分前に警察が来て「もう危ない」ということでバングラデシュを通ってタイへ逃げた。そのときの仲間が2人殺された。ほんと運がよかった。30分早く帰っていたらもう死んでいた。

 タイに2年以上いて、91年の選挙で「もう大丈夫かな」と思って帰ったが、やっぱりダメで、またタイへ逃げた。日本の入管(入国管理事務所)はすぐ正規パスポートというけれど、反政府運動家には絶対にでない。だからブローカーに金を払って偽造パスポートを手に入れるしかない。当時のビルマ入管は反政府運動に好意的だったんです。

 92年に偽造パスポートで来日し入国した。そのあと、不法滞在で警察に捕まってから入管に難民申請をした。その入管で係員にいきなり最初に「あなたの難民申請は絶対に認めない」と言われたことが一番ショックで悲しかった。審理もなにもしないでもう結論がでていてびっくりした。結局民事での申請が認められなかった。ほんと日本の入管は酷い。

 6ヶ月拘置されて、罰金50万円払って釈放されたあと、ほとんど誰もいなかったのに、引き受けてくれる弁護士や、支援してくれるお坊さんがいて裁判を起こした。一審で難民申請が認められたが、それまではほんとうに酷い妨害を受けた。日本の入管は難民を人間として扱わない。面と向かって国を捨てろ。宗教を捨てろという。日本人は無宗教だからいいという。私たちにとって宗教はいのちと同じくらい大切です。

 人権侵害の酷さは勝手に調書を作ったり、会社へ何度も来て同僚にいろいろ言ったり、信仰するイスラム教の礼拝にいったとき、私が一緒にいる写真を撮って、それをいろいろな人に「テロリスト扱い」して見せて、人間関係をずたずたにしたりした。

 日本にいけばなんとかなると思って必死の思いでやってきたが、ビルマで受けた人権侵害と同じことを日本の入管から受けた。この人権侵害の酷さはビルマと変わらないものだった。マスコミのインタビューで「ビルマの軍隊と日本の警察とどちらが怖いか」と聞かれたことがあるけど、日本の入管が一番怖いと答えたことがあるくらい、ほんとうに酷い。

 二審でも勝訴して日本で初めてジュネーブ条約に基づくビルマ人難民と認定された。判決の5日後に特別在留許可を得た。私の後に申請して一審、二審と勝訴してもまだ1年以上保留のままの人たちがいる。日本の難民に対する対応は国際的に最低のレベルにある。これは世界中に知れ渡っている。

 これから難民申請する人たちも、私と同じようにつらい苦しいひどい思いをするようになると思う。でもがんばってほしい。きっと認められると思う。そして最後に一つ、私たちは経済難民ではないということを特に日本の人たちに伝えたい。

 集会後の懇親会で大坂弁護士、キンマウンラさんのお2人にメモした発言のチェックをお願いし、更に詳しい話もきいた。そのキンマウンラさんの本音の話し:日本へきて15年。一層懸命働いてきたが難民の地位は本当に低い。仕事もない。フィリッピン人の奥さんの国に行きたくても、無国籍だからとビザが下りない。貯金も20万円もない。なんとか生きてはいける。でもそれだけではない…生きるってことは。今すぐ、明日にでも祖国に帰りたい。でも帰れない。祖国さえ民主化したら、それが夢です。

 記者の感想:記者よりうまい日本語で、目をまっすぐ見て話してくれた。あふれる自由と豊かさのなかで、のんべんだらりと生きている自分が「いかに恵まれた環境にいるか」を実感させられた。ほかにもいっぱいそんな国がある!でも、ビルマのことも忘れないでいたい。
  

 第153回:【好評だったとかでCBCTV取材に再同行/昔は岬オタクだった原人】

 ★07年11月30日報告【みみずのたわごと(8)とるのは写真だけつーの!】
 バードウオッチングが趣味である。ただフツーだと同じ趣味を40年以上も続けていれば
奥義
(おうぎ)を極め、蘊蓄(うんちく)を傾けられる「その道の第一人者」といわれる存在に
なれる?はずだが、いかんせん、そこはそれ、口と足だけが達者なオジさんのこと。

         
         どう見てもイチバン怪しい!海上の森原人
(番組スタッフ撮影・以下28日) 

 うっとり野鳥の声を聞き、ぼんやり眺めるだけでなが~~い年月(としつき)を過ごしてきた。3つ名前を知れば2つ抜けた若い頃はまだいいほうで、最近なんぞ大勢の参加者を引き連れた観察会で「ほらアレ!ホラ腰が白い胸がオレンジのあの鳥、ほらー」名前がでてこない。「ジョウビタキでしょ」「そうそうソレ!よく、すぐ名前がでてくるねー、スゴイな~」
「なにいってんですか、ミヤナガさん」・・・なんてゆーありさま。「ワタクシに鳥のコトは
聞かないで!」と探鳥会の冒頭でお断りするのが、恒例の前振りなのでアル!。

 そんなオジサンが普段、うすぼんやり歩きまわっている森があって、からっぽアタマの実体を知らない方々から「案内をしてください」という依頼が結構きてしまう。頼まれると断れない気の弱さ?から、ついつい不届きにも身の程知らずにOKしてしまうんデスね、これが。
そんな1つ、テレビ局に協力して「海上の森の初夏」という10数分のミニ番組が放送されたのが6月下旬。

 評判がよかった?とかで、今度は「秋の海上の森を紹介したいので」と懲りずに声がかかり、11月27、28の2日間、またまた森を撮影してまわることになった。いくら厚顔無恥のオジさんとはいえ、自称「海上の森原人」ぶっつけ本番・口からでまかせとゆーワケにもいかず、直前24日に下見を兼ねて森を歩いてみた。正直なはなし森羅万象みんな苦手だが、
特に不得意!な秋草や木の名前と「花や実のありか」を確かめ、お薦め撮影ポイントを
チェックしておいたのだ。

           
           雑木林の紅葉・篠田池のほとりにて(以下すべて筆者撮影)
 そして初日午後。草木がメインの本日のハイライトとっておきのお薦めポイント。
「リンドウが咲いているんです3株。ずいぶん森を歩いていますが、多分そこだけで」
「いいですねー、リンドウ、撮りましょう!!」

 「あれ~、ない、ない!確かこの辺だった。土曜の、3日前、確かに咲いていたんです」
 「そう、私もひと月くらい前にツボミだったのを見ています。この辺でした」

 カスミ網バスターズ同志で、助っ人に頼んだ、植物に詳しいチヨコさん。悪い予感が走り、二人で「絶対にこの辺だった」ところを探し回るが見当たらない。
「え~っつ、え~っ、え~っつ」絶句するだけのチヨコさん。
「くっそー、盗られた。こんな目立つところにって、心配はしていたんだけど。悔しい。あ~あ、きれいに咲いていたのに。採って帰ってもすぐ枯れてしまうのに。やっぱりか。情けないなー」

「そこに咲いているからいいのに。ほんと酷い!許せない」哀しい目でチヨコさん。
 観察会で「ここに珍しい花が!」といおうものなら、数日後にはほとんどが!なくなってしまう。出直して採っていくとしか思えない。そんなことがしょっちゅうあった。本当に珍しいものは仲間だけの秘密にするしかないのが現状だ。野鳥もそう。たちまちマニアが聞きつけ、大砲のようなレンズで巣を取り囲み、フラッシュをたき、子育てを妨害し、ひどいと育雛(いくすう)を断念させてしまう。

自然が好き、植物が好き、鳥が好きといっても、対象物を「自分のモノにしたい」人が後を絶たず「カスミ網バスターズ」だけで手一杯なのに「植物盗掘バスターズ」の出番がなくなる日がきそうもない。ニンゲンの欲ってほんと困ったもんですネ、欲深いって。とはいえ自らを省(かえり)みると、ひとごとではアリマセンが・・・。
        
            篠田池堰堤から森の奥、東方を望む。曇り空が残念至極! 
 えっ「テレビで放送するのに協力しているお前も片棒を担いでいるんじゃないか」って。
う~っむ、そう言われると。むむむのむ。でも、でも、しかし誰でも気軽に入れる素敵な里山、開発をまぬがれた県民の森「海上の森」で、一人でも多くのひとに命の息吹に触れ四季の
移ろいを実感して欲しいんです。ごく一部の不届きな連中は別にして。森の入り口・屋戸橋の奥には広い無料駐車場もあります。最後に、以下はCM!

 放送は某CBC(5ch)で12月7日(金)午後6時15分から7時の間とか。
正確には新聞のテレビ欄で。(以下の写真は、クリックすると大きくなります)

 ◎筆者自筆の注意看板。へたくそな字ですが、なんせ「北京原人」か「海上の森原人」かというレベルでしてご容赦を!

 ◎森じゅう20数か所にこんな看板。モチロン管理者には事後!承諾済み、ハイ!

 ◎縁起が良い晩秋の花・キチジョウソウ(吉祥草)

 ◎うまそうなケヤマウコギの実・子供の握りこぶしの大きさ。でも食べられません!

 ◎朝、海上集落・弘法堂管理人の鈴木宇佐美さんと取材中にバッタリ。「どうもどうも、お元気そうで」「あれーミヤナガさん!アルカイダみたいですね」「え~」トホホ!

 ◎懐かしい里山風景:民家と煙たなびく落ち葉焚きを取材するクルー

★12月20日報告【みみずのたわごと() 鉄ちゃん、鉄子ブーム再来とか?】
 筆者もその一人。30年以上昔の青春時代、鈍行と夜汽車で全国の岬をへめぐった。そして今、
 長年眠っていたムシが目覚め、東海道本線横浜~名古屋を6時間かけ「生きてる」感じ満喫!


 鉄ちゃん、鉄子などと称される鉄道マニアが静かに増殖中?だという。何を隠そう、
かくいう小生も、ひろ~い意味では、そのはるか末席を汚す、鉄道好きの《むかしセーネン》ぶらぶら鉄ちゃんなのである!むふふ。
          
          
   JR横須賀線・久里浜駅軌道上の列車と上空にかかる虹
 さて鉄道マニアといっても、家の中などに模型のレールを敷いたジオラマを設置し、
手造りの精密モデルを走らせる凝り性本格派から、軌道を走る乗り物は手当たり次第、
なんでも全部乗って回るという完乗マニアまで、さまざまなタイプがあるらしい。

 山好きには深田久弥氏提唱の「日本100名山」完登というのがあるそうで、小生の友人、知人にも3人ほど達成者がいるが、鉄道マニアにとっては国内鉄道全線・完全乗車というのが1つの勲章になっているようだ。そんなマニアが小生の友人にもいて、某国際空港で通関士の仕事をしているが、とっくの昔に全国制覇を果たし、今では韓国の全線完乗が目前であるらしい?

 聞くと、あらゆる路線の始発から終点まで乗るのはアタリマエで、地下鉄、市電、森林軌道
(トロッコ列車)まで、トニカク、ぜーんぶ乗るのだという。鉄道に乗りに行く合間に仕事をするという彼の日常を知るだけに、その熱中ぶりには、ただただ感心(寒心?)するのみ、いうべき言葉がない。まあ、ひとのことを言える立場にはないのだが、うん。

 しかも切符から何から何まで全部保存し、行程もすべてキチンと記録しているのだから凄い。韓国の場合、韓国語を習得し、車中で「韓国語で書いた旅行記録」を見せて友達になるなんてのは、いつものことで「結婚式に招待されて行った来た」というのまでいるというから驚く。人ごとながらホント「物好き、ここに極まれり」という1点集中人生。
         

       運転手の動作を真剣にみつめ、前方を見据え続ける青年。40年近く前の自分をみる思いが
 思い込んだら命がけ?とことんやらないと気が済まない!「1回きりの人生、好きなように使わなきゃ損、自分の時間!」な~んてとこが小生とまったくおんなじ。類は友を呼ぶとは、まさにこのことかと納得してしまう人物なのだ。つい最近も何度か連絡があったが、なかなかタイミングが合わず、前回、同行してから(*当世下町寺子屋事情:教師の休日「青春18きっぷ」九州の旅・前編&後編 参照)ずいぶん時間がたってしまった。

前置きが長くなったが、小生の旅は小5から。まず教科書の日本地図をたどる旅から始まった。大都会の下町で暮らす、日給月給の肉体労働者の子供にとって「旅行」なんて夢のまた夢の時代だった。国鉄の路線図を指でたどり、見知らぬ土地を夢想する旅。自宅の近所に東京から鹿児島までの全駅名をそらんじていて、どこからでも上り・下り順にいえる小6の子がいるが、まさに50年前の自分!!う~む、やっぱりいるんだ!

バイトで稼ぐようになった20歳(はたち)の頃から、とにかく出かけた。遠くへ出かけた。
もちろん乗るのは鈍行、夜行の2等車!目指すはまず北海道、九州それから四国、本州、そして島。目的地は端っこ。半島の先端、いわゆる岬と名のつくところ。北から南までとにかく地図で岬と名がつくところをひたすら目指した。いわゆる有名観光地は、帰りについでに
覗いてくる程度。

岬についたらどうするかって?そんなんイチバン突端につっ立ち、黙ってはるか沖合を
眺める・・ただソレだけ。「そんなんの、どこがいいんだ?」と言われても返答に困る。
好きってそういうもんなんデス。そんなヤボったい青春時代が10年近く続き、渡航に
パスポートが必要で、まるで外国だった沖縄を除く、全国の名のある岬はほぼ制覇した。

光陰矢の如し、あれから30うん年。ここ10数年は「森」にかまけて冬眠していた
先っぽ虫が、めでたくリタイアを果たしたのをきっかけにもぞもぞ動きだし、ずーっと
気にはなっていたが、チャンスがなかった神奈川県三浦半島の先端を巡る旅に出た。
        
         
すれ違う列車からくる風圧が身体の芯を揺すぶる快哉の一瞬!
 小生の旅のもうひとつの愉しみ。それは先頭車両の1番前に乗ること。
初めての路線なら、なおさら。運転席の後ろに立ち、運転士の目線で線路を突っ走る。

 久しぶりの東海道本線。横浜9時41分発・熱海行。ローカル線で島田、浜松、豊橋と4回乗り継ぎ、名古屋着15時27分。延々6時間近く、どの列車でも先頭車両・運転手乗務室の
窓際に立ちつくす「顎(あご)に頭髪?が生えた」オジサン。

 去来する大都会、地方都市、町、農村、田畑、河川、里山・・・急接近し、飛び去っていく
風景に目を凝らす。知らない街、知らない人たち、知らない暮らしがパノラマとなって展開し、後ろへ飛んでいく。人生いろいろ、世の中いろいろ、みんな生きているんだなー。
乗り降りする国籍も様々!千差万別の老若男女!日本の今が、世相が見えてくるんです、コレで。あ~いまのニッポンってこんなんだなー、と飽きないんです!あ~面白かった。

 席がガラガラなのに、立っていても誰も気にしないのが今の日本。しかし同類が
いたんです、浜松から名古屋まで運転手の動作をみつめ続ける青年が。ニンゲン、好きに生きていいんですよネ、生きるって一種の暇つぶし!そうは思いませんか?皆さん。

  

第154回【名古屋港視察/森林環境税/のんびり年越し/設楽ダム裁判傍聴記

★2007年12月1日JANJANフォトニュース掲載【渡り鳥に受難のシーズン到来】
 11月の声を聞くと悪魔が尾根で待ち構えている。美味・珍味を求める客に高値で売れる
 野鳥を密猟する輩(やから)とカスミう網バスターズの攻防戦が今年も始まった。
 

 瀬戸市の山の中、奥深くで発見した鳥屋場に散乱するむしられた羽根:
整備された網道と支柱で張り巡らされたカスミ網(11月25日:バスターズ撮影)

 ★12月6日(木)午後1時半開港100年・海から名古屋港を見学】 上野数馬
◆名古屋市港区入船1丁目・名港ボートハウス前:「皆さん、船は時間ピッタシにでますから、乗船場へ移動して下さい!まだ10人ほど来ていませんが締め切ります」今回の責任者・愛知県保険医協会事務局の村上さんの声。右手すぐ目の前の「南極観測船ふじ」を眺めながら、ガーデン埠頭先端のポートブリッジへ40人余りの参加者が移動を開始した。空は快晴、海はべた凪(なぎ)絶好の航海日和だ!

開港100周年を迎え「きらめき愛される港」をスローガンに、元気いっぱいの名古屋港を海から見学する催しが「住民に親しまれる名古屋港を考える会」主催で行われた。乗船したのは名古屋港管理組合(注*)所有の港務艇「ぽーと・おぶ・なごや2」158噸(トン)。

真っ白な船体、窓際一列の個席に、航路図が表示されるセンターテーブルを回転椅子がぐるりと囲む、ホテルのラウンジなみのゆったり感で優雅にくつろげる結構素敵な船内だ。(注*:平成18年度予算427億:10万人規模の市町村予算に匹敵。管理者は愛知県知事と名古屋市長が2年交代制で務める1951年設立の特別地方公共団体) ここで簡単に名古屋港の紹介をしよう。

まず日本の中央に位置し「名神高速、東名高速、名古屋港、中部新国際空港」と陸海空3拍子揃った輸送アクセス。次いで製造品出荷額で全国一の愛知で、名古屋港で取り扱う貨物の約98%が中部9県で生産、消費され、年間・港湾総取扱貨物量&貿易額は全国1位。更に世界150の国や地域と航路網が結ばれている。名港水族館やスペイン村など観光施設も充実しつつあり、地球温暖化の危機が叫ばれるなか環境にやさしい港も目指している。今日の案内役は名古屋港管理組合・職員労働組合の中央書記長・高木強さん。 

13時35分出港。波もない穏やかな海を、ほとんど揺れを感じさせず船は快調に進む。高木さんの説明も馴れたもので、よどみなく次から次へと続く。その一部を報告すると:
高木氏:まず最初に「船は苦手」という方もいると思いますから、船酔い止めのツボを教えます。手首に平行に指を2本分置いた、すぐ脇の腱と腱の真ん中がツボですから、気分がどうも!となったら親指で押し手下さい。あ、まだ酔ってないのにやってもダメです。

あ、右手の岸壁に小さな灯台がみえますね。米軍の爆撃の痕がある灯台です。港を整備するとき取り壊されそうになったんですが住民運動の結果、残されて保存されてるんです。ただ一般の人はそこへ近づくことはできないんですが。

記者:折角残されてもそれじゃあね~。場所はなんというところですか?
高木氏:潮凪(しおなぎ)埠頭です。今くぐるのが名港トリトン(名港中央大橋)。くぐった先、右側に見えるのが、ポートメッセ名古屋(国際展示場)がある金城埠頭ですね。ここから右へ、湾の奥に入ります。正面に見えるのが名港西大橋。この奥に藤前干潟があります。

記者:ラムサール条約の干潟ですね。数え切れないほど行ったけど海からは初めてです。
高木氏:橋の手前から浅くなって座礁する危険がありますからこのへんで引き返します。
今進んでいるあたりが航路の真ん中で、毎年何十万立米(?)という規模で浚渫しています。航行できる深さを維持するために。正面に見えるポートアイランド(海の真ん中にある舳先を港に向けた舟形の埋立地)へ運んで埋め立てに利用しています。容量が無限でないので、
その先どうするかが課題になっています。

記者:あと何年ぐらい埋め立てができるんですか。

高木氏:え~、どれくらいなんでしょうか?ちょっと。
記者:埋め立てたあとの利用法とか、企業からの引き合いとか目処はついているんですか?鍋田干拓に木曽岬干拓と、干拓して放りっぱなしの広い土地がたくさん愛知にはあるのに。やみくもに埋め立ててあとのことは知らないって、なんかそんなことになりそうですね。高木氏:え~、なにも決まっていませんし、どうなんでしょうかね~

高木氏:右にみえるのがコンテナ荷揚げ用の接岸バースです。1バース350mが2つ。
そのうち1つを使用していますが、その隣は建設中で750億から800億かかるんです。
飛島埠頭が最大のコンテナ集積場で、飛島村は日本で1、2を争う裕福な村です。
埋立地に進出した企業の法人税や固定資産税などの収入が住民5000人規模からいうと非常に多くて裕福で、この村の中学の修学旅行はオーストラリアでタダです。
医療費も中学生まで無料です。みんな名古屋港のおかげですね。

記者:羨ましい話しですね。ところでバース2つで750から800億なんですか?
高木氏:そうです。この先、両側に伸びているのが全長7kmの高潮防波堤です。伊勢湾台風の教訓から設置されたものです。ここを抜けると港湾区域のはずれで、ユーターンして戻ります。堤防の上に釣り人がいますね。高潮防波堤が海釣り公園になっているんです。

 こんどは港へ向かっていますが、右手が南5区で、愛知県産業廃棄物処分場です。いろいろ問題が多かったところですが、今はきちんとやってはずと・・・。あ、風車が2つ見えますね。管理組合が設置したものです。万博の時、ここからの電気を愛知県館に供給しました。
一部だけですが換算した分を。ただ維持費や管理費が大変で、採算はちょっと。

 このあたりからずっと臨界工業地帯で、出光興産、ジャパンエナジーの製油所、石川島播磨重工業。そして新日鉄、トヨタの車のシャーシー部分を製作している工場で、ここのお陰で東海市も全国有数の豊かな市です。つい最近、石炭の粉じんが飛ばないよう岸壁に柵を設けましたが、まだ煙はすごいし、燃料に石炭を大量に燃やしていますから、粉じんが問題で。環境対策はまだまだこれからもキチンとしてもらう必要があります。

記者:新日鉄というと名古屋大学の環境学研究科の講座で15日に、最先端の環境対策を検証する工場見学に行くと友人に聞きましたが、どうなんでしょうね。見学コースは一番いいところだけで、海から見たようなところはパスなんでしょうか。それにしても煙もすごいし、
ものすごくたくさんの石炭を燃やすんですね、製鉄工場は!!

高木氏:労働者の環境対策が今後も問題でしょうね。さあ、トリトンをくぐってガーデン埠頭に戻ってきました。今年もイルミネーションがきれいですよ。皆さん、また夜も来て下さい。
素敵ですから!

記者:イルミネーションの点灯時間と、期間はいつまでですか?
高木氏:午後5時から10時まで、年内いっぱい点灯します。
記者:大晦日のカウントダウン直前までということですね。 高木氏:はい!
記者:長い時間の案内どうもありがとうございました。

こうして1時間半余りの航海は終了した。質問するのは記者だけで、ご迷惑をおかけした高木さん、そして無事に運航して下さった乗組員の皆さん、ありがとうございました。

 以前は市会議員の後援会の行事だけに無料使用で問題になったが、現在は団体で申し込めば「港務艇ぽーと・おぶ・なごや2」で無料で港内一周の見学航海を利用できるという。
 詳しくは〔名古屋港管理組合:電話0526547839/FAX・0526547990
  (
http://www.port-of-nagoya.jp/)〕 取材:上野数馬

 ★12月11日報告:【森と自然を守る全国集会・愛知で開催】 取材:上野数馬

◆12月8,9,10の3日間にわたって、瀬戸市定光寺・サンパレア瀬戸(愛知県労働者研修センター)で第20回日本の森と自然を守る全国集会が開催された。日本の森と自然を守る全国連絡会(代表世話人:笠原義人・宇都宮大学名誉教授)が主催し、東京大学愛知演習林(芝野博文演習林長)が「愛知瀬戸集会」として共催・実施した。

8日は基調講演とパネルディスカッション(125名参加)、9日は4つの分科会と総括集会(111名参加)が行われた。沖縄、仙台、四国など全国からの出席者が連日、熱心に報告に聞き入り、真剣な質疑が交わされた。最終日10日は東大赤津演習林、海上の森などを巡る現地見学会に47名が参加した。なお9日の総括集会で「愛知瀬戸集会・宣言文」が出席者全員による真剣な討議を経て採択され、発表された。

日本で一番経済が元気な愛知で、環境問題にも官・民・学が手を結び最先端で取り組もうと「人工林、里山林、都市の緑―森と緑づくりのための行政、市民、研究者の協働」と題し林野庁中部森林管理局、愛知県、瀬戸市、中日新聞社など後援を得ての開催だった。

集会1日目は「豊田市水道水源保全基金」「福岡市水道水源かん養事基金」「環境税と山・都市の人の繋がり」等について現場体験に基づく報告がされた。  

2日目午前9時から同時開催の4分科会のうち、筆者は小額ながら庶民でも環境保護に寄与できるかもと関心を持った、第2分科会「森林環境税を考える」コーディネータ:蔵治光一郎(東大愛知演習林・講師)に参加した。その際の知見の一部を以下に報告する:

 まず瀬戸集会・事務局長・蔵治氏による「分科会の趣旨」を要約すると:
「森林環境のため県民に負担を求める税制を定め、得た税金を森林に投入する方式が全国で実施されている。愛知県でも導入を目指している。この財源を森と緑の再生に有効に用いるには、どのような課題と解決策があるのか、具体的に議論する場を提供したい」と発言これを受けて「環境政策における費用分担と参加」と題し、藤田 香氏(桃山学院大学経済学部)が講演をされた。興味を引いた点をいくつか列挙すると:

藤田氏:まず日本で最初に導入したのが高知県である。引退した元知事の強い政治力による主導でできた条例といえよう。個人負担は均等1人500円。ワンコインの負担が県民に受け入れられたようだ。税収規模は平成18年度分が1億8千万円程度。森林環境保全基金として入金、県民からの意見を基金運営委員会で検討し、各種事業を実施している。

成果はダム上流など森林約2500haを整備したこと。「こうち山の日」を制定し、森林ボランティア団体が急増したこと。森林環境税の仕組みが高知から他県に波及したなど。課題は整備対象が限定されるためボリュームが少なく、効果の実感が県民に伝わらない。過疎や高齢化が進む山村地域からの拡大を求める声に対応しきれないこと・・・など。

  次いで最近07年4月から導入した神奈川県の事例では:個人にだけ負担で5年間の時限立法。納税者1人あたり年間平均950円。税収規模は年額約38億円。高知に比べれば高額である。また必要額を計算してから県民に負担を求め、この金額になった。静岡、山梨など近隣県の水源環境保全及び再生の事業にも、この財源を投入するところが特徴である。

  課題は、国・自治体の多額な補助金の投入にもかかわらず、林業の荒廃が極限に近いまでの現状をしっかり検証する必要があろう。次いで環境税の入口と出口が住民に明示され、その根拠が理解され、しかも住民が参加できるシステムが必須であろう。更に費用対効果、使い道の妥当性をしっかり検証する必要があろう・・・など、だった。

質疑に移り、会場から「必要額が38億」と聞こえる説明だったが実情は違うのではないかとの指摘があった。これに対し「議員など関係先からさまざまな働きがあり、当初108億の必要額が議会に認定されたときには38億:約3分の1になった」と藤田氏から説明があった。
 ここで蔵治氏から平成19年11月1日現在の資料2枚が配布され、森林整備の地方課税導入が23県、議決済2県、検討中19道府県、計44道府県が実施または準備中とわかった。次いで地元・愛知県の動きが名古屋大学大学院生命農学研究科・服部重昭教授から座長として携わった愛知県森林税制検討会議での取り組みが報告された。

服部氏:愛知県の場合、森と緑のゾーニングで「都市の緑、里山、森林」の3つに分けて議論したのが第一の特徴だ。現状として手入れ不足・放棄森林の増加。都市化による土地利用の改変。都市内の緑の減少などがある。対応として共有財産としての森林や緑への県民の意識向上をはかり緑づくりへの参加を促し、都市と農山村の連携・協働の強化が必須である。

 負担は納税者1人当たり一律500円で約20億、1000円で約40億の税収が見込まれる。この負担額は今後議会などでの検討を経て採決される。森林環境税については様々な異論もあったが推進の方向で答申をした。(以下、藤田氏の講演と重複する部分など割愛する)ということだった。

  いずれにせよ、地球規模で今や待ったなしの状態にある環境問題。愛知県民一人一人が自覚し理解できるような広報を充分したうえで「郷土の環境をこれ以上悪化させず維持さらには改善をはかるには、最低ワンコインの負担は覚悟すべきだろうな」というのが記者の感想であった。読者諸氏の意見はいかがなものであろうか。

 ★12月26日報告:【設楽ダム第4回公判・原告意見陳述傍聴記】上野数馬

 クリスマスも終わり官庁街も明後日は仕事納めという、昔ならまさに「も~いくつ寝ると♪お~しょ~がつ~♪♪」のどん詰まり、26日名古屋地裁へ裁判の傍聴に出かけた。忙しさが頂点に達する歳の暮れで、傍聴人はほとんどいないだろうという予想は大外れで、ほぼ満席の傍聴人が詰めかけていて、設楽ダム公金差止裁判への関心の高さを窺わせた。

 設楽ダムとは愛知県の奥三河、一級河川豊川源流の1つ、かつてはアユ釣りで全国の釣り人にその名を知られた寒狭(かんさ)川に、容量9800万?の巨大ダムを作ろうという構想発表以来40年近く経っている計画だ。

バブル期にも河川事業で破壊されず豊かな自然が無傷で残った寒狭川にダムを造り、貯水した容量のうち6000万?を下流の宇連(うずれ)川や豊川へ、取水などで減った流水量を増やすために使うという。垂れ流すだけの水のためにダムを造るというムダの極地、時代錯誤もはなはだしい巨大自然破壊事業だ。

「設楽ダムの建設中止を求める会・市野和夫代表」がダム建設への公金の支出差し止めを求める裁判への賛同人を募り、応じた168人の原告が愛知県知事ほか1名を被告に訴えた裁判で、今回が4回目の公判となる。

原告団長によると豊橋・豊川など三河方面からマイクロバスで14人が来名。名古屋地区の原告や支援者を加えると総勢30人以上が傍聴したという。環境破壊などによる地球温暖化がもはや時事問題化している時代の流れを象徴する裁判で、行政の追認機関とさえいわれる裁判所の独立性、品性が問われる裁判でもあろう。

午前11時30分。名古屋地裁民事第9部 XXXX裁判長を先頭に陪席裁判官2人が定時に入廷した。原告、被告双方の代理人が「とりあえず」というなりで立ち上がり、つられて傍聴席の人たちもバラバラ立ちあげるが、お辞儀をしかけたときには、裁判官たちはもう席につき手元の書類を見ている。浮かした腰のまま、それぞれ礼をしたり、しなかったり、なんだか間の抜けた感じのまま、ぞろぞろばたばた、てんでに席に着いている。

その瞬間、書記官が平成19年(行ウ)第32号設楽ダム公金支出差止等請求事件と事件名を告げ裁判が始まった。予定通り行われた原告2人の意見陳述の要点の概要を以下に記すと:

加藤正敏原告:豊川河口の漁村に生まれ高卒後、家業の海苔養殖と農業を兼業していました。三河港の埋め立て計画で5年ほどで転業しました。豊川や矢作川が注ぎ込む三河湾は浅い内湾で、豊富に水揚げされる魚貝類に依存する生活が古くから営まれてきました。海苔養殖も日本3大漁場と言われ、特に大量発生するアサリの稚貝は、県内はもとより県外へも出荷され、アサリ養殖業に大きな貢献をしてきました。

ところが、昭和40年代に漁民の反対運動を押し切り、三河湾の埋め立てが進み工場・企業が誘致され、整備された港は車の輸出入共に日本一となりました。しかし三河湾の汚れはひどくなり、ハマグリは絶滅しアサリも絶滅を心配されるほどで、魚も種類、数共に激減しています。三河湾の汚濁は干潟の埋め立てや各種廃水、豊川用水による取水なども影響しているものと思われます。

三河湾国定公園の名に恥じないきれいな三河湾に戻すため、これ以上の埋め立ては止めるべきで、三河湾の環境を悪化させる設楽ダムは造るべきではありません。緑のダムとなる山の保全こそがこれからの進む方向だと思います。

 伊藤政志原告:私は豊橋市東南地域で28年以上、野菜3.ha、水田60aを耕作し、地域で中の上程度の専業農家です。豊川用水の使用ピークは8月下旬から9月中下旬ごろですが雨水の利用や保水性の高い土地のため、用水の利用は最小限になっています。豊川総合用水事業が完成2002年以降は渇水時でも各農家は一度に大量の水を使う多孔ホース使用を制限する程度で、断水や時間制限などなく、灌水作業に苦慮しなくなりました。

豊川用水の年間供給量は約2.7億?で、農業用水は年間約1.9億?と大きな割合を占めています。豊橋市の経営耕地面積は1980年7510haが2005年5830haと約22パーセント減り、耕作放棄地は1980年142haから2005年584haと4倍に増加しています。また通年でかんがい用水が必要なハウスやガラス温室の面積は同期間に262haから456haと170パーセント増加していますが1995年512haをピークに減少傾向にあります。

 次に総農家戸数は1980年8302戸に対し2005年4313戸で約48パーセント減少、農業就業人口では80年17792人に対し、2005年10565人で約41パーセント減少。そして農業生産額は80年617億円に対し、2004年514億円で約17パーセント減少。豊橋市の隣り、合併で農業生産額日本一となった田原市も豊橋市と同様、減少傾向にあります。

 以上のことから、今後農業用水の需要は減ることはあっても、伸びる要因はほとんどない状況です。結論として、設楽ダム計画で農業用水約800万?が掲げられていますが、これは必要ありません。必要のないダムの建設は税金の無駄遣いであります。
 報告は以上 (付言:はてさてこの陳述は裁判官にどう届いただろうか)

 ★12月28日~08年1月1日【みみずのたわごと(10)寡婦の姉と温泉&年越し】
 新春を前に、暮れの28日から京都方面へ鈍行を乗り継ぎ1人旅に出た。07年の初夏に寡婦になった、親代わりの実の姉を慰めてきた。次いで、妹の婚家の留守番を頼まれ年を越した。

◆「めでたさも中くらいなりおらが春」(小林一茶)の新春を前に、暮れの28日から京都方面へ鈍行を乗り継ぎ1人旅に出た。必要最低限以外は、互いに干渉しない、のが相方との暗黙の合意事項?で、「勝手にどーぞ」とのご了解を得て、のんびりブラブラ、まず岐阜の姉を訪ねた。この初夏に寡婦になった、いつも気にかかっている大事なダイジな、親代わりの実の姉なのだ。

 会えばまず夫に先立たれた悲しさ、1人暮らしの寂しさ、そしてもろもろの愚痴が溢れ出す。次から次へとたっぷりのそれをウンウンわかると「右から左に受け流し」つつ相槌を打ち続ける。黙って何でも聞いてあげる。これがなによりの癒やしになると小生は確信しているんデス、はい!そこへ帰ってきた甥っ子の運転で回数券があるという姉の提案で、食塩泉で近在に知られた武芸川温泉へ1年分の疲れを流しに出かけた。入泉料大人1人800円の日帰り温泉施設だ。
        
       武芸川温泉でのツーショット:いいお湯でした、ほんとゆったりできました!!
 大晦日は正月の先触れ。ニンゲン!いつかは必ずお迎えが来る。それがいつかは誰にもワカラナイ。でもきっと来る、逃げられない日が必ず!正月早々、縁起が悪い話になってきたが。伴侶に先立たれた悲しみは、そうなってみないと本当にはわからない。だけど想像はできる。で、トニカク無条件に耳を貸す。そして聞き流す。右から左へ(くどくてゴメン!)
そうしないと今度はこちらがタマラナイ。

あとは記憶が薄れるのを待ちさえすれば「いつかは自分の番」「必ずその日が来る」な~んてことを考えも気にもせず、暮らしていける日が続く日常に戻っていく。「生きるって、そんなもんだよね、みきちゃん」と心の中でつぶやきつつ、湯上がりに「亭主となんども来た」という思い出話を聞く。帰ってからも、炬燵で、姉が持ち出してきた大部のアルバム3冊分の写真をめくりながら夜は更けていく。「死ぬも生きるもタイヘンだけど、とりあえず生きていこうね、みきちゃん」でオヤスミ!

 明けて京都。40年ほど前にも1人で滞在した、暮れの28日から3日まで。妹の婚家の留守番を頼まれ年を越した。そのとき国鉄・京都駅前八条から一条まで市街地を隅から隅まで歩き回った。抹香くさい寺社めぐりは興味がなく、千年の都で庶民が暮らした町並みとその風情が心に染みた。大晦日、隣家の人に誘われて八坂神社へおけら参りにも出かけた。
細やかな人情が羨ましかった。

 そして今回、手あたり次第、じゃなかった、足当たり?次第、歩きまわってみた。
でも、言うべきことばがない。時は流れ、時代は変わった。選んだのは住民で、町並みに
よそもんがとやかく言う権利は?ナイ!ただもう2度と長居もブラブラ歩きもしない。
目をつぶろう。そう決めた。あ~あ。

       
   
お酒の神様・松尾大社:今夜(大晦日)は身動きできない人出のはず、嵐の前?の静かな門前
 「過去を振り返らず、せめて自分が暮らす街の未来に目を向けよう。自分ができる何かで環境を、自然を、なんとかしよう」。これが元日の覚悟?となった。妹の差し入れ・本格麦焼酎「百年の孤独」のがぶ呑みで、うすらボケになった頭で決めた、ブラブラおじさんの新年の誓いのよーデシタ。

 トニカクいろいろあった、とゆーより「ありすぎた」年も、暦が替わって元旦となると、なぜかそれだけのことで、いちおー改まった気分になるから不思議だ。といっても、この先、順風満帆?期待に胸弾む!な~んてことがまるで見当たらない、なんだか心許ない先行き不安な朝を迎えたのデシタ。
 お正月早々とりとめのない話しで失礼をば致しました!皆さん、今年もどうか
ご笑読のほどよろしくお願いします。酔眼朦朧けった散人 頓首九拝 ではでは

  

第155回【徳山写真展/晩学の勧め/自然ネット提言/(11)懲りないヒトビト

★2008年1月5日(土)報告【徳山ダムに沈んだ村・記念講演】
 上野数馬
1月5日午後1時30分からノリタケの森ギャラリー(名古屋市西区則武新町3丁目)で開催中の「増山たづ子写真展~徳山ダム完成を前に~」の記念講演が、野部博子滋賀県立大学準教授によって行われた。中部地方では徳山村のカメラばあちゃんとして知られる「増山たづ子さんの心に触れて」と題する講演(主催:朝日新聞名古屋本社)にほとんど60代以上、熟年の方々が100名以上も、立ち見で出入りが困難なほど詰めかけていた。

滋賀・福井の県境に接する山間の村、岐阜県揖斐郡徳山村は貯水容量日本一の徳山ダムが建設されることになり、水没する466戸が移転し1987年4月に藤橋村に編入された。神山征二郎監督の映画「ふるさと」の舞台にもなったが、現在は合併で揖斐川町となっている。
 徳山(とくやま)ダムは揖斐川最上流部に、独立行政法人水資源機構が建設した総貯水量6億6千万トンのロックフィルダムで、堰堤工事は既に完了し現在堪水中で08年3月に
完工の予定である。水害対策として揖斐川の治水と東海三県の水がめとして建設されたが、ダムの必要性について「徳山ダム建設中止を求める会(事務局・近藤ゆり子氏)」など市民団体による反対運動が粘り強く展開され、全国的なダム論争が起きるなど完工後も問題が山積するダムである。

戦争で夫と息子を亡くした増山たづ子さん(大正6年・旧徳山村戸入生まれ)は戦後、徳山村で農業をしながら民宿をされていたが、ダムができて失われてしまう故郷を写真で残したいと60歳を過ぎた1977年10月の村民運動会から写真を撮り始め2006年3月に亡くなるまで、ふるさと旧徳山村を撮り続けてこられた。

 生涯に数万枚を撮影したという写真には村人たちの様子、村の風景、祭りなど習俗・風習、四季の自然など、あらゆる事象が題材として撮られている。カメラへのフィルムの入れ方も知らず撮り始めたという、
旧徳山村の人々の暮らしや自然を感性豊かに写しとった写真は、さまざまな写真集として出版され、多くの人々の郷愁を呼び覚まし、深い感動を与え続けているという。 なお、この写真展は20日(休館日7日、15日:10時~18時)まで行われる。

 以下は07年9月から保存してある全発信メール中08年1月分96通から一部を抜粋

1月7日(月)13:06 【豊川署名活動】 皆さま みやながデス
 あけましておめでとうございます。6日、豊川稲荷前での署名活動、お疲れさまでした。
街頭で声をかけるのは今回が初めてという方も含めて、積極果敢に署名をお願いする
皆さんの姿に!お正月早々各地から豊川稲荷へ駆け付けられた思いの強さに!!
心強い勇気をもらいました。

地球温暖化など、世間も環境問題に厳しい目を向け始め、夏には「洞爺湖サミット」で地球環境問題が論議される今年こそ、ムダの典型「設楽ダムを止める」絶好、最大のチャンスだと確信しています。

豊川稲荷には参拝できませんでしたが、署名して下さる方たちをしっかり拝ませて頂きました。今後とも、力を合わせて進みたいと思います。なお、徳山の増山たづ子さん写真展の記事がJANJAN.JP に上野数馬で本日アップされました。お読み頂ければ幸いです。
以下は当日参加者の報告からの引用メールです。

>>◎Sunday, January 06, 2008 10:16 PM 皆さま 1月6日豊川宣伝署名活動には、名古屋、西三河からの参加を含めて16人(?)の参加で、正味1時間30分で300あまりの署名をしていただき、リーフレット約500部を受け取っていただきました。対話をする中で、かなりよく考えて署名してくれた地元商店街の方もおられました。終了後の新年会には12名の方が参加していただき、こちらも盛り上がりました。本年も頑張りましょう。>>

★1月9日(水)晩学の勧め 立ち上がれ!団塊の諸君~地球温暖化とヒートアイランド】 午前10時半:定刻通り名古屋大学電子情報館2階・1B大講義室で、名大大学院環境学研究科・竹内恒夫教授による「気候政策の課題と展望」と題する講義が始まった。
開講に先立ち、甲斐憲次講座担当教授から竹内教授の紹介があり、続いて「今日、明日の2日間は(受講対象の2年次学部生の教養科目の)補講日のため、他の講座と重なったりして、受講できない学生がでたことにお詫びをしたい」との発言があった。

通常の授業の場合、学生に対し講義担当の教授を別の教授が紹介するなど、ありえない光景だろう。実はこの講座は「三菱UFJリース寄附講義」といい、名古屋大学環境学研究科が企業から資金提供を得て「21世紀は環境の世紀といわれるようにますます高まりつつある環境問題への理解を深めてもらうため」平成18年度から、一般市民にも無料で公開している講座だ。講義室の様子・いつもの半分以下の出席数との話だった(9日筆者撮影)
             
 愛知県内の国・公・私立大学の単位互換制度を利用して他大学の学生も受講できるうえ、高卒程度の学力があれば誰でも試験なしで受講できる ということから、昨年10月1日開講の平成19年度後期「環境問題への挑戦」講座の場合、9月10日締切・定員40名に対し、44名もの一般市民が登録し、ほぼ毎週月曜日の講座を受けているという。

 テーマを「2つの温暖化地球温暖化とヒートアイランド」とした全15講座のうち今回が12講座目で、名大環境学教授5人に加え、東大、東工大、首都大学東京、筑波大、名工大など第1線の教授陣に、気象庁や国立環境研究所の研究者、そして名古屋市地球温暖化対策室長や大成建設環境専門家など、そうそうたるメンバーによる最新の情報と分析、今後の対策ととるべき手立てなど、あと残り3回を通し体系的に伝えていくという。

 温室効果ガスの放出で地球の平均気温が100年間で約0.
上昇し、東京など大都市ではこの間、ヒートアイランド現象で約2.以上も上昇したといわれている。このメカニズムの異なる2つの温暖化が同時に進行している問題の実態と、それが人類を含む地球上の生物に与える影響を知り、対策を理解しして実行に移す人材を養成する。これが今、一番重要かつ緊急に必要なことではなかろうか……というのが講座の目的のようだ。

 大学で環境関連の講義を聴講生や科目履修生として学ぶ熟年の方が増えているという。今回の講座終了後、面識のある知人に、しかも2人も声をかけられたうえ、別の大学で講義を受けた際に知り合った大学院生にも挨拶され、公開講座の認識度の高さ、環境問題に対する市民の関心の深さを改めて認識した。

 おそらく記者を含む団塊の世代は極端な地球温暖化の危機に遭う前に、この世をおさらばしていることだろう。だからといって「そんなこと関係ない」ですますのではなく「乳幼児を抱えたり、受験期の子供を持つ30、40代」に代わって「もうお役御免で、あとは自分だけのこと」という団塊の世代こそ、率先して学び地域から温暖化阻止の声をあげ、行動を起こすべきではなかろうか。

 団塊の皆さん! 地域の大学や市民講座は門戸を開いています。ほんの小遣い程度の費用で知識を得られ、人脈もできます。会社ではなかったかもしれない損得を離れた人間関係のなかで、環境保護や保全のために活動をしてみませんか。とにかくまず行動を起こすこと!そこには志(こころざし)を同じくする仲間がきっと待っています!! (宮永正義)

1月12日(土)【市民団体結成の提案】「海上の森大学」受講生・宮永正義
 海上の森大学市民参加コースで学んだ知識を実践するため、市民団体を結成しよう
と考え以下の提案をさせて頂きました。なおいずれもあくまでも例としての案です。
目的:まず市民団体の結成には明確な目的と賛同メンバーが必須です。 
①どんな活動を、②どこを対象エリアと定めて、③いつから行うのか?

 ●例:「あいち自然ネット」のサポーター団体を結成する。
 07年12月22日に結成した上記団体は「あいち海上の森センター」に事務局があり、
事務担当が小野島さん一人で、今後の活動を推進するにはサポーターが必須です。

 ●例:「海上の森ネット」の事務局と支援会員となる。
 07年12月1日結成の上記団体は「海上の森」の保護、保全を直接行動で実施する。森の自然環境を阻害または破壊する案件に対し「請願、署名、街頭活動など」を行う。この団体は代表と参加団体があるだけで、事務局は仮のままの組織です。その他、心当たりの案があればぜひ申し出てください。
*********************************
 例えば「あいち自然ネット」サポーター団体の場合:活動内容として考えられることは「あいち自然ネット」の事務補助:海上の森センターで文書作成、印刷、書類とじ発送など(事務局小野島さんと相談の上対応できる事柄について協力する)
《海上の森大学・事務局に提出》

1、 「あいち自然ネット」主催の行事で実施する作業(会場設定、受付、案内、進行等)

2、  加盟各団体が実施する行事での補助作業:広報の協力、受付、会場案内、託児補助、要請があれば企画会議へ参加、その他、要請があり実行可能な雑事いろいろ

3、「あいち自然ネット」会報作成の補助:企画、原稿募集、校正、編集、発送作業

4、    1月末から3月末までに2度予定されている役員会の決定を受けて、確定した行事の実施のために必要な作業の補助。小野島さんと綿密な打ち合わせのうえ実施。

5、    実質的には4月19日に予定されている08年総会の準備作業と会場での協力
6、    サポーター会員から要請があった集会、後援会、観察会などの支援作業。
 以上、まず取り組みやすい例を提案しました。賛同者が3人以上あれば結成し会名、会則、事務局体制、会費(原則ボランティア)、発足日時などを相談したいと思います。

1月15日(火)19:33 皆さま みやながデス
 急遽、こさえたファックス呼び掛け文(第一案)です。ご検討ください。

◎調査費「領収書全面公開」を求めるFAX請願に是非ご協力を!
◎皆さん、名古屋市議は歳費(月給)のほかに領収書不要で!使い放題!!
◎1人・毎月55万!年間660万円もの政務調査費を支給されています。 

市民グループの「9年にも及ぶ領収書公開要求」を無視し続けてきた4会派の
【公金意識ゼロ、その場しのぎのゴマカシ公開】を断固!糾弾しましょう。

 名古屋市が年間約5億円支出している政調費に関し、名古屋市議会・民主、自民、公明、市会自民の4会派は「事務費・人件費」以外の項目で3万円以上の支出のみ領収書添付を義務付ける条例改正案を1月18日理事会で議決し、2月14日議会に提案する模様です。

3万円以下は非公開で、領収書を分割すれば、ほとんど対象外になる、抜け穴だらけのザル改正です。国会議員ですら「1円から公開」で政治資金規正法の調整が進んでいるのに、借金財政への危機感ゼロ、世間の常識を外れた、お上意識丸出しの厚かましさです。

自民・前議員団長による偽領収書問題も裁判中でうやむやのまま!!後ろめたいことがなくきちんと使っているのなら、正々堂々と!今すぐにでも全額公開できるはず。若年フリーターから中高年のリストラ組まで広がるばかりの格差社会で、市民の代理人たる議員による「不透明な公金の使用」は「何が起きるかわからない」不条理社会に潜む諸悪を肯定するもので、市民の手本であるべき選良がこれでは世の中もうオシマイです。公金なら1円から領収書があたりまえ!ぜひ以下へ抗議のファックスを送付して下さい。

●名古屋市議会は政調費の無条件・全額・領収書公開の条例改正を!
 《FAX連絡先=名古屋市会議長 佐橋典一殿 972-4102
 民主党名古屋市会議員団 早川良行殿   972-4187
 自由民主党名古屋市会議員団 伊神邦彦殿 972-4186
 公明党名古屋市会議員団  小島七郎殿  972-4189 

 政務調査費の情報公開を求める名古屋市民の会代表 成田操Fax (052)752-1395   同上 広報担当 宮永正義 TelFax(052)524‐1586

◆1月16日(水)11:12 <皆さま>自然ネットML【総会会場案 宮永正義】
 4月に開催を予定している2008年度総会の会場を以下のように提案します。
◎会場:豊橋市民センター(カリオンビル)Tel.(0532)56-5141  6階大会議室(90人)
 5階会議室(40人) (愛知県豊橋市松葉町二丁目63番地:豊橋駅から徒歩5分)
≪JRで往復1500円という割引があるそうです≫

◎提案理由:尾張のしかもど真ん中の名古屋に住んでいる小生がいうのもなんですが、
愛知でなにか全県的な行催事をしようとするとき、まず名古屋で開催と反射的に考えて、
ほかにどこかと検討することすらしませんでした。

 今回の「あいち自然ネット」は全県的な自然関係団体・施設の連携を図り協働を進めるのが最大の目的です。まずこれまで恐らく最も呼びかけが手薄で、尾張圏との横の繋がりも希薄だったと思われる三河の中心・豊橋で開催し、名実ともに全県ネットであることを証明すべきと思われます。

12月22日の設立総会にも豊橋や田原、豊川など三河からの参加がありました。
ぜひこちらからも行き、三河地区の団体・施設に参加を呼びかけたいと思います。
名古屋圏の人が三河から来る大変さを知ると同時に、尾張では普段余り目が向かない
三河の現状を知る絶好の機会になるはずです。

 そして豊川上流の森林や、豊川流域、或いは三河湾の自然や環境についても目配りし
「瀬戸や豊田の森林や海上の森」の保護、保全、活用と同列に考えていくという意思表示をすべきと思います。

 勿論、同時に2つの地域でなにか行動を実施することは発足したばかりの現状では無理ですので、優先順位を相談して進めればと思います。ただし小生の腹積もりでは「あいち海上の森センター」の呼びかけで動き出した組織ですので、まず最初の行事のアドバルーンは
海上の森でと想定しています。

 その場合、どんなことをするのかという今年度の行動目標については「1会員団体」として、次回の役員会で提案したいと考え現在作成中です。このメーリングリストで事前に提示し、
参考にしていただく積りです。以上、今後ともよろしくお願い致します。 

◆1月18日(金)13:22 <皆さま> 【あいち自然ネット行事案】みやながデス
 「あいち海上の森センター」の呼びかけに応じて12月22日に設立した市民団体
「あいち自然環境団体・施設連絡協議会(あいち自然ネット)」のいちおー会長の宮永です。なけなしの脳味噌を振り絞って「海上の森野鳥の会」代表として、あくまでも!?
1例として私案を作成してみました。まあ2時間ほどで!でっちあげたてきとーな案です。

 これはこれとして、ぜひ「こんなことをしたらどうか」というアイデアを寄せて下さい。
どんな案でも結構です。3人寄れば文殊の知恵とか、どうか何か声をお聞かせ下さい。
以下「添付が開けない」という方もみえるようなので、少し長くなりますが貼り付けます。
4月19日開催予定の2008年度総会で提示する行事案のとりあえず私案です。
◎メインテーマ:森・川・海の蘇生「グリーンセーバー大作戦!」
◎キャッチコピー案「グリーンガード、自然再生十字軍、環境蘇生レンジャーなど
ひろく一般に呼び掛けるのにふさわしいコピー」を提案して下さい!

☆初年度:森のリインカーネーション(生命の蘇生&復活)大作戦
 第一次「海上の森」蘇生活動=人工林の下草刈り、間伐、枝うちなど(初夏~夏)

*あいち海上の森センター又は里山サテライトを拠点にする。
*まず人の出入りが多く目につきやすい場所を選び、集中的に手入れをする。
 (福井県の草刈り十字軍のように継続的に行うためアドバルーンとして選定)

*広く全県にボランティアの参加を呼びかけ、週末毎に2、3か月間実施する。*広報・事務処理には発足予定の「あいち自然ネットサポーター・仮称」が協力

*現地でのリーダーは「あいち海上の森センター」職員の方にご協力をお願いし、更に「海上の森大学・森林再生コース」受講生に呼び掛けて、リーダーやサブリーダーをお願いする。
(できれば自発的に団体を作って下さるといいのだが


*期間終了時には上記2ヵ所のうち「拠点にならなかった場所」でイベントを開催する。
 ◎ネイチャーゲーム、グリーンウオッチング(植物・樹木観察)、バードウオッチング、
オリエンテーリング、ウオーキング、ムササビツアー、木工教室な(保険料を含め
安価な会費・ワンコイン500円程度を徴収する・子供は半額)

*期間後はボランティアリーダーの元、月に1回前後で間伐事業を継続する

 第二次:「三河・穂の国」森づくりの行事に協力する(夏から秋・冬にかけて)三河地区は事情に詳しい地元の方の行事に全面的に協力し、広報活動や人的な動員、ボランティアでの応援など全県規模の行事と位置づけ積極的に支援する
◎その間:当然、会員団体主催行事への協賛、広報、動員などへ支援活動を行う。

☆2年度:「蘇れ!リバーライフ復活作戦」中流域の環境再生を目指す。
 河川、川沿いそして隣接する都市公園などの環境整備&クリーン作戦

☆3年度:「干潟の復活・がたろう全員集合」タイドセイバー作戦
 漂着物回収作戦、干潟で遊ぼう会、干潟ウオッチング、保護・保全活動など

1月21日(月)16:16 皆さま みやながデス 
 名古屋市議会が政務調査費の使途について「3万円以上の支出のみ領収書公開」の線で、2月議会に条例改正案を提出することが確定しました。これに先んじて「市議会4会派へ
抗議ファックスを送る行動」を実施します。現在、小生の案をもとに最終原稿を作成中です。

決定稿を近日中に発信しますので、どうかご協力ください。

なおこの件に関し、皆さんに関心を持っていただけたらと以下の記事を
本日ネット新聞にアップしました。お読み下さると幸いです。

 名古屋市議会・政務調査費問題に政治生命を賭けた男(上野数馬)

1月23日(水)16:42 《政調費・弾劾!》 ゆり子さんへ みやながデス
 モチロン!!!「木曽川連絡導水路」問題にも最大の関心を持っています。合法的な
あらゆる手段による建設阻止活動に呼応し、可能なかぎり協力したいと考えています。
 ただ小生が現在関わっている市民活動が「あいち自然ネット」の立ち上げと行動計画の
策定、設楽ダム建設を中止させる会の名古屋での側面支援活動、政調費問題の文章作成・広報担当、さらに今が猟期のカスミ網パトロールと、ボランティア活動があれこれあってナカナカなんです。でも微力ですが「ゆり子さんのファイトを励みに!」これからもできることは
なんでもやります!

1月23日(水)16:52 《バスターズ出動!第10弾》 皆さま みやながデス
 ◎カスミ網バスターズ出動します。日時:1月24日(木曜日)午前10時
 場所:愛環鉄道山口駅前・集合:19日に今シーズン2ヵ所目の大規模密猟現場を
発見しました。
詳細は近日中に報告の予定です。相変わらず密猟が続いています!!
・・・
どこかから天の声・・・ほんとオマエって他にやることないんか?う~ん、とほほ

1月24日(木)18:54 《朝日意見広告・議会へ配布する方法について》
>>宮永さん 名古屋市や愛知県の議員などへもポスティングしてはという提案があり ます。私は今までそういうことをしたことがありませんが、どこへ、どうしたらいい か教えていただけませんか。一緒に行動していただける方があればよろしくお願いい たします。>>

  田中さん  みやながデス

 県議会、市議会とも「議員団控室」の受付で所属議員の人数分だけ預けて「かならず一人ずつに渡して下さい」と申し入れをすれば渡してくれます。2月議会が始まる直前あたりに議員団総会がありますから、その日程を各会派に問い合わせて、その日に持っていくという手もあります。名古屋市宛に政調費の抗議声明、緊急要請書を2月早々に持っていく予定ですので、そのときに同行して下されば、付き合います。その日程が決まり次第連絡します。
都合が悪ければ、そちらの日程に合わせて時間が合えば同行してもいいです。

1月24日(木)19:50《密猟地発見&観察会》 皆さん  みやながデス
 今日通報を受けて、バスターズ緊急出動しました。なんと海上の森のど真ん中「オオタカ営巣発見ポイント・三角点」から蓮池に下る途中、古墳跡と三角点の間の尾根道に5枚、脇に切り開いた網道に2枚(*鳥屋場鑑定士・K君の判定による)=合計7枚もカスミ網を張っていたと思われる鳥屋場を確認しました。昨年秋から始めたばかりのようでした。「灯台もと暗し」とはまさにこのこと。まったくもってどこでも手当たり次第、密猟をする懲りない連中です。

 とりあえず被害を最小限に防げたことで参加メンバー3人ともほっとしましたが、改めてパトロールの重要性を認識しました。19日と今日で2回続けての新規発見となり「ほんとに来てよかったな~」と喜び合いました。

 もうだいじょうぶとパトロールを油断するとこんな状況だ。野放しの岐阜、長野など野鳥の犠牲は測り知れない。写真は発見した網道。網を7枚張っていたようだ。どれだけ摘発しても再開する密猟者。それだけすごい利益があるという!(共に2008年1月24日・カスミ網バスターズ・宮永撮影)*目立たぬように短い竹を持ち込んで繋いで使っていた。
 
 また以下の観察会で現地見学会を実施します。ほとんどのメンバーには初めての
コースになります。◎「森で野生の命に触れる会」1月26日()午前9時愛環山口駅集合:
14時半頃解散。弁当・飲物必携、会費200円「木の葉が落ちて見通しのきく海上の森で
春を待つ野鳥や草花を観察しながらゆっくり散策します。あれば双眼鏡持参。なおネットで
「カスミ網バスターズ」と検索すれば過去(1993年から)の活動報告を閲覧できます。
 『カスミ網バスターズ代表 海上の森野鳥の会代表 宮永まさよし』

1月25日(金)11:24《記念講演へ嫌がらせか》 伊奈さん、市野さん、皆さん みやながデス 元建設官僚で「現場で起きたこと、したこと、あったことなど全てを知る」当事者が
(
良心の呵責に耐えかねて?)自ら名乗り出て「講演」をするのですから、それはもう「なにがなんでも設楽ダム建設の可否に影響力がありそうな人たちには聞かせたくない」のでしょう。あくどい、非合法すれすれの?あらゆる手段をしてきた?例を熟知しているはずですから。キャリア官僚には稀な!人間としての矜持を捨てなかった良心の人だったんですね。

ただし警察の裏金がらみの内部告発者と同じで、その並外れた勇気!には驚くものの、内部的には変わりもン、変人扱いで、ほとんど後が続かず、世論の支持も瞬間的で、あとは忘れ去られてしまう例がほとんどで残念です。

こういった人物が当たり前に存在する官庁に、国交省や厚生省がならない限り、日本はなにも変わらない気がして残念です。自分が生きているうちになんとかしたいものです。しかし、こうも太平安楽の世の中になってしまう・・・でるのは溜め息のみです!でもでもあきらめずくどくしつこく、やるっきゃありませんね

 小生は27日は行事がほかに2つ重なっていて、どちらも半分ずつ出席という中途半端で、新城はやむをえず欠席します。海上の森野鳥の会役員の篠田氏が参加してくれますので、後日、彼から話を聞くことにします。ではでは。

★1月25日(金)《みみずのたわごと(11)懲りない面々!どっちもどっち?》
 めでたく?還暦を迎えて念願のリタイア生活に入り、はや1年が過ぎようとしている。
古人いわく《光陰矢の如し》をまさに実感する此の頃だが、思い描いた「理想の隠居!
暮らし」のほぼ80%くらいは達成できたかなと自画自賛できる1年だった・・・と思う。

 不足の20%は何かと胸に手を置いて反省すると、ただもうソレは本人の欲のせい!
継続を望む声に応じて「夜のオシゴト」を完全には辞められなかったこと。年金生活者に
とって固定収入の魅力にはどうにも抗しがたく、カネの力に負けた?それに尽きる。
その結果、誘いを受けた会議や集会そしてイチバン大事な飲み会!にたびたび参加
できなかったこと。ふ~っ、やれやれ。

 さてそのリタイア暮らしだが、うすらボケ頭のリフレッシュのためにアチコチの大学で講義を受ける日程と、ボランティア活動の予定が入っている日以外は、完全にその日暮らし、行き当たりばったりのふーてん人生。そんな一日。

 掃除、洗濯などもろもろの家事を済ませ、市民活動向けの「提案、議案、要請文」など
雑文書きの合間に「さてあしたはどうしよう?」とひと思案。そうだ!でメールを一発送信。
 ●1月18日()12:54 <みなさま> みやながデス
 カスミ網バスターズ今シーズン9回目の出動になります。◎日時:1月19日(土曜)
午前10時・愛知環状鉄道山口駅前集合 解散は3時半頃。弁当・飲物必携です。

 通常のパトロールであちこちの尾根を調査します。のんびりゆっくり歩きます!汗をかかずに済む最高の季節です。網道や鳥屋場の様子を知りたい方、丘陵を歩きたい方、どなたでも歓迎です。初心者の方には配慮をしますので、いっしょに尾根歩きしてみませんか?

1月19日(土)直前もいいとこ、前日昼過ぎの呼びかけになんと6人ものメンバーが集まった。「名鉄JR愛環鉄道で2時間近く」や「車で片道1時間半以上」という遠方からのメンバーもいる。すべて自費、オマケに危険も疲労も自分持ち。日当なんて貰えるワケがなく、誰にも褒められず、かえって物好きといわれてオシマイのボランティア活動。

 えっ何をするんだって?え~っと、それはデスね、鳥獣保護法で使用は無論、製造も所持すら禁止されている「カスミ網」を使う野鳥の密猟を摘発すること。瀬戸市を拠点に岐阜県境に広がる丘陵地帯(低山帯)を片っ端から歩き回るパトロール活動なんです

     
左:暖冬とはいえ真冬。山奥には長さ60㎝を超える(つらら)が!うーさむっ!
右:藪こぎで傷は必然。左4ヵ所、右長い1ヵ所。見たくもない毛もじゃの足で失礼! 
とーぜん密猟現場は山の奥深くに散在するし、非合法だから地図に載っているはずがない。とにかく歩いた跡が道になる山の中を、谷へ下り峠を越え、ひっ掻き傷だらけになってひたすら歩く。今回はとりあえず気になる地域を鳩首協議の末選定し入山10時28分

 休憩1回を挟みひたすら怪しい場所を探し、歩き続けること2時間余りの12時半過ぎ。
「もうそろそろ着くはずだよね、(前に見つけた)鳥屋場に!」と腹が鳴り始めた小生。
「え~、そうかなー。まだ先だと思うけど」「あ~、着いた!」「あれ~、ほんとに鳥屋場だ!」
「すごい整備されてる、現役だよ」「初めての鳥屋場だよ、ここって!」「やった~大手柄だ」

道を間違えたため偶然発見できたのだ!とゆーことから恒例の命名は、犬も歩けば棒に当たるから「犬棒鳥屋場」と決定。ほかには「黒糸」「種ブタ」「フユイチゴ」「ツルリンドウ」
「アケボノソウ」「ミズゴケばあさん」鳥屋場などなど・・・数えきれないほどある!!

 今シーズン9度目の出動で発見が2ヵ所目。状況からバリバリの現役で相当長期間使われてきた大規模鳥屋場だった。あちこちにシロハラの羽根が散乱し、過去に犠牲になった野鳥の数はおびただしい数に上るものと思われた。周辺の捜索で竹竿27本を発見した。
                 
     立ち木に立てかけ偽装してあった、カスミ網を張る支柱用の竹竿
 13時40分ころ現地を撤収、下山を開始。16時05分車のデポ地点に無事到着した。
アップダウンすること約1万5千歩、およそ5時間半のパトロールだった。
◎カスミ網バスターズを名乗り活動を始めて15年。「ほかにやることないのか」「そんなカネにならんこと、よ~やるなー」どう言われようとこの仲間がいる限りバスターズの活動は続く。

1月25日(金)13:14 《政調費抗議声明》 皆さん  みやながデス
 名古屋市議会・与党4会派にはほとほと愛想がつきていますが、やけくそで、とりあえず抗議声明を作ってみました。会派向けというより「マスコミ向け、市民向けチラシ用」にでっちあげた!ものです。ただ、案ですので修正、訂正などあればどんどん声をお寄せ下さい。まったく別の文になる可能性もあります!!

  10年近く政調費問題にかかわってきましたが、まったくもう、どうにも度し難い名古屋市議会「カネでずぶずぶ会派」です。誰だってカネは欲しい!だけど限度がある! でも人間としての矜持なんてないんですね、連中には!!とはいえ、こんな連中を選んだのはわれわれ市民なんですから「なにをかいわんや」で、やれやれ、とほほデス。あ~あ!!!!

1月31日(木)13:12《申し入れ書について》 ネコへ みやながデス
 4日は午後4時までなら時間が取れます。記者会見を設定するなら午後2時
または2時半から市政記者クラブで30分程度ということになりますか?1時頃にでも
市役所東庁舎に集合して各会派あてに申し入れ書を提出するということでどうですか?
ほかの参加者は桑島さん、水田さんなどに都合を聞いてみて下さい。連絡をお待ちします。

 なお松本さんたちは「通信簿をつける会」として議員団と面談します。
3時からの民主党なら、人数を増やす意味で同行できると思います。
自民党は「政調費」でわれわれは色がつきすぎていますからまずいかなと?

1月31日(木)13:43《カスミ網バスターズ第11弾出動》 皆さま みやながデス
 下記のようにバスターズ出動します。ただし降雪・降雨時は中止します。
日時:2月2日10時/愛環鉄道山口駅前(参加の方はメールで連絡下さい)
  なお明日午後1時市役所東館ロビーに集合。市議政調費で各会派に申し入れ書を提出、その後市政記者クラブで会見の予定です。参加可能な方連絡下さい。またオマケ記事「選挙を市民の手に!」フォーラム開催・名古屋市(上野数馬)
ネット新聞に掲載しました。

1月31日(木)16:47《政調費・記者会見》 皆さま みやながデス
 標記の件、以下のように確定し実施します。 ◎日時=2月1日(金)午後2時から
◎名古屋市役所・市政記者クラブにて。なお重複の方、無関係という方、ご迷惑をおかけしていますが「題字で判断の上」削除して下さい。《市議政調費の情報公開を求める市民の会・広報、設楽ダムを考える名古屋の会・事務局長》

  

 第156回【学生の分際で/フォトニュース/政調費/あいち自然ネット始動

 ★2008年2月1日(金)【みみずのたわごと(12)学生の分際デス!】
 去年の春から愛知淑徳大学、名古屋大学と自転車で通える身近な大学で環境学の講座を受けてきた。更に秋からは二股をかけて、イチオー大学と銘打った、あいち海上の森センター主催の「海上の森大学」市民参加コースの受講生となり、ほぼ週1回のペースでセンターに通ってきた。

 小生が主宰する野鳥の会の活動エリア「海上の森」の保護・保全を最大の目的とする「あいち海上の森センター」が開催し、自然関係、特に森林や環境問題などを専門とする学者やNGO活動家らを講師に招いての講義なので、身近な里山に棲む野鳥の名前を「少し知っているダケ」というカラッポ頭を、ひょっとして充電できるかもと受講を決めたのだ。

 わけ知りの知人から「万博の剰余金から年額1,500万円が今後10年間、センターへ裁量財源として支給され、その資金の一部を使っての講座みたいだ」と聞いたが、直接所長に聞いたわけではないので真偽はわからない。それにしても定員10人、受講料たった3,000円で有名国立大学教授や愛知で活躍する専門家など、超豪華な講師ぞろいの講座なのだ。

 5回ほどあった「30人を超える森林再生コース」との合同授業のときはいいのだが、市民参加コースだけだと毎回7、8人の参加で、昼の休憩1時間を挟み午前と午後、合わせて4時間の授業を《黙って座って聞いているだけ》ではどうにも物足りない。講師だって張り合いがないだろうし、その場で質問しないとわからないことがやたらと多い。で、意を決して、躊躇なく「聞かぬは一生の恥」と疑問には質問をし、感想も言ってみた。

 次回が済めばもう修了式という26日午前・前半の講義で質問と感想をあわせて2回したら、休憩時間にいつも講義に同席している職員が寄ってきた。「ミヤナガさん、ちょっと。実は事務局に《講義中の発言が多すぎて迷惑している》という苦情がきていますので、その点、どうか・・・」「あ、そうですか。わかりました」

 で、午前の部の終了直後、即、出席者7人に向き合い、『皆さん、少し話があります。実は事務局のほうに私が講義中に質問などをし過ぎて迷惑だという抗議があったそうで、ここに深くお詫び申し上げます。ご迷惑をおかけしました。ただ、実は私もあちこちで講義をすることがあるんですが、人数が少ないとやる気がなくなる・・・というか、元気がでないので、つい《張り合いがあるよう》といろいろ質問したりしました。どうもすみませんでした。改めてお詫び申し上げます」

 そんな注意?をされて「多分あのときだな」という心当たりの講座が2回ほどあった1度目はアメリカでの教員生活が長く永住権を持つ日本人教授による、アメリカの環境運動に関する授業。シーンとしていてはと、かなり質問をした。ゼミみたいだと教授にいわれるくらいに。ただ、これまでの12回で積極的に発言した人物なんて、1人かそこら・・・。

 2度目は某新聞幹部の講師が「腰が痛いから」と、急に代理の講師を派遣してきた授業。余りにも不慣れなのでつい、いろいろ気を配りお節介を焼いたことが。ほかにも市民運動の関係から「講師で来た大学教授やその他の講師」の6、7人が知人だったりして、知らない人には態度がデカイと映ったのかもしれない。それとは別に全講座にいつも必ず所長や職員が3、4人で出席していて、そのためか関係者席が確保してあったのも???

 それにしても講座はあと1回だけだし、オレって「あいち海上の森センター」が呼びかけて設立した「あいち自然ネット」のいちおー会長なんだけどな~。う~む、役所って相手を見てものをいうんだなー。公的な肩書がないそこらのおじさんではなー。これで相手が「海上の森の会」会長の教授だったら??いやいや、ひがみっぽい深読みはやめよう。

 そういえば27日に《海上の森での万博は絶対に認めない》小生と見解が異なり、そのままだった曽我部行子さん(元愛知万博検討委員会委員、あいち海上の森センターに事務局がある「海上の森の会」中心メンバー)が、いきなりつかつか寄ってきて「センターにはちゃんとものを言ってネ。がんばって」って声をかけられて、ビックリしたなー。

 しかし謝罪をした直前の授業でネットワーク作りのコツの3原則として 1.自分でできることは自分でしない。2.人に迷惑をかけることを気にしない・・・なんていうのがあったのには!笑っちゃったなー。出る杭はうたれるというより、「講義はとにかく黙って聞け。質問はいろいろあっても最後に用意した5~10分以内にせよ」というのが無料に近い官許講座の方針なんだろうか。ただ、どうも後味が悪いので、連絡先がわかる人には改めて、また1人ずつ謝っておいたが、反応は「自分ではない」「お詫びの理由がイマイチ理解できない」などだった。
 あと3人ほどは、今度の授業のときに謝罪することにしよう。裏でこそこそはまったく気に入らない。行動の理由を説明して理解を求め、悪かったと思えば、その上で冷静に謝罪する。なんでも「言われてすごすご引き下がることはしない」これがオレ流なのだ。

   ☆
2008年2月発信メール(74通)前半分から16本転載☆☆

 ◆08年2月1日03:28 <市政記者クラブ様> みやながデス

 私たちは1999年から政務調査費の使途に関する条例改正を求め活動してきた市民グループです。名古屋市議会「自民、民主、公明、市会自民」の4会派による2月議会での条例改正案に対し申し入れ書を提出し、その報告の記者会見を行います。

 ◎日時:2月1日(金)午後2時/名古屋市役所・市政記者クラブ
 ◎申し入れと会見の要旨:名古屋市政務調査費「領収書3万円公開案」に抗議します!
1人毎月55万!年間660万円もの政務調査費で「3万円以上の支出のみ領収書案」に対し、われわれ市民グループによる10年にも及ぶ領収書公開要求を無視し続けてきた4会派による公金意識ゼロ、その場しのぎのゴマカシ公開案を断固!糾弾する。

名古屋市が年間約5億円支出している政調費で名古屋市議会「民主、自民、公明、市会自民」4会派が事務費・人件費以外の項目で3万円以上の支出のみ領収書添付を義務付ける条例改正案を1月17日理事会で議決し、2月議会に上程すると聞き及びました。3万円以下は非公開で、領収書を分割すれば「ほとんど対象外になる」抜け穴だらけのザル改正です

。国会議員ですら「1円から公開」で政治資金規正法の調整が進んでいる現状で借金財政への危機感ゼロ、世間の常識を外れたお上意識丸出しの厚かましさです。自民・前議員団長による偽領収書問題も裁判中でうやむやのまま!後ろめたいことがなく、きちんと使っているのならば、正々堂々と!今すぐにでも全額公開できるはずです。

若年フリーターから中高年のリストラ組まで広がるばかりの格差社会で、市民の代理人たる議員による「不透明な公金の使用」は「何が起きるかわからない」不条理社会に潜む諸悪を肯定するものです。市民の手本たるべき選良がこれでは、累積赤字を抱える市の財政改革、地方分権の推進など夢の中の話しで、実現はとうてい不可能です。

前回の地方選で、領収書の公開を声高に叫びまわって当選した多くの公認議員の公約を、議員団という名のもと、多数決の論理で議員特権確保のため簡単に破棄し、お手盛りのわずかな改革でお茶を濁し、次回改選時までしのごうという、まったく子供だましの、有権者を愚弄した条例改正案は断じて許せるものではありません。

すでに一部一人会派と共産党市議団は自発的にすべての支出に領収書を添付し、公開に応じています。名古屋市役所や各区での裏金発覚以来、市民の公金の扱いに対する疑惑の眼、不信の念は底なしのものとなっています。疑念を一掃し信頼を回復するためにも、今こそ断じて、自ら襟を正し、使途を領収書とともに情報公開し、その清廉潔白を証明すべきです。 ●市議会は政調費の無条件・全額・領収書公開の条例改正を即決断せよ!!
 【政務調査費の情報公開を求める名古屋市民の会】広報 宮永正義 TF

08年2月4日15:15【あいち自然ネット総会・会場案】 皆さま みやながデス
 まず親水会の伊藤さん アドバイスありがとうございました。お蔭でメールの添付ができました。なんせ「機械音痴のど素人のくせにネット新聞の記者」というんですから、厚顔無恥もいいところで、お恥ずかしい限りです。さて大畑さん、鶴岡さん、蔵治さん、奥村さん、早速のご意見、いちいち納得して拝見しています。

小生はいちおー会長ということから「議事進行係になります」ので5日の発言の代わりに資料を送付させて頂きました。ただし許可を頂ければ、皆さんからの提案や意見の後で、送付資料の説明をしたいと思っています。

 なお「公的施設の加盟が進まない」という話しですが基盤整備局の所属施設の方から「海上の森センターが加入しているから、農政局関係「もうそれだけ」ということを聞いた覚えがありますが、どうなんでしょうか?それから海上の森センター主催の「海上の森大学」という、今月あと2回で終わる講座があり「森林再生コース」を青山裕子さん、寺岡靖介さんが受講されていて、小生は「市民参加コース」の受講生です。

「市民参加コース」はいつも生徒が7、8人のクラスで「講義中の質問など発言が多すぎるとほかの受講生から事務局に苦情がきています」とセンター職員の方から注意を受けた情けない生徒=宮永ですが、添付の資料にある呼び掛けをしました。今のところ確実な参加者は3人ですが「あいち自然ネット」サポーター団体を結成する予定です。

支援の方法については今後、担当の小野島さんと相談する積りです。もちろん浦井事務局長の了解が必要でしょうが。なお、小生の活動の参考資料として以下、お時間があればどうぞ!(JANJAN掲載)では、また明日お会いしましょう。「上野数馬」こと宮永 頓首九拝
 「逃げ得許さぬ!」名古屋市議・政務調査費 (上野数馬)

「選挙を市民の手に!」フォーラム開催・名古屋市(上野数馬)・・・URL共に省略
 なお上記2つの記事の登場人物は全員、小生の友人、知人です。

08年2月5日12:08【3月1日・生物多様性集会】 大羽さん みやながデス
 3月1日《生物多様性・鷲谷いづみ講演会》の件ですが「あいち自然ネット会長」として挨拶する話しは確定しましたか。まだ大した知名度のない団体の会長だし、4、5分程度の挨拶を簡単にすればいいのでしょうか?当日の講演など、行事進行の最終的なタイムテーブルがそろそろ決まるころと思いますが、夕方から夜にかけて「来賓に呼ばれている集会が東京であります」ので、中途退席があるかも?ですから出番?が決まっていれば何時頃か、教えて下さいませんか?よろしくお願いします。(◎付記:小生の朝日「声」欄への投稿を読まれた翌日に、たまたま半日ほど森を案内したあとで1時間程お茶した際に宮永と聞いて「あれってミヤナガさん」と鷲谷さんに指摘されビックリしたことを思いだしました)

★08年2月5日フォトニュース《白昼堂々の犯行!油断大敵・泥棒天国?》
 現場は大型娯楽施設に隣接する駐車場。楽しかった時間も吹っ飛んで、まさに天国と地獄。皆さんも気をつけましょう(2月2日午後3時頃。愛知県長久手町で筆者撮影)。白昼堂々、窓ガラスを割る大胆不敵な「車上狙い」を防ぐ手だてはただ一つ!車内にモノを残さないこと。浜の真砂と泥棒の種は尽きまじ・・・まさに憂き世の至言?やれやれ。
    

   見事に?割られた窓と散乱するガラス片。油断も隙もみせられない世の中。

08年2月6日14:02【あいち自然ネット4月総会&私案】 皆様 宮永です
 昨日の会議でなんとか「会場だけは決定できて」ほっ!としています。事務局・小野島さんからの迅速な決定事項の報告。青山さんの次回へ向けての提案とまとめ。鶴岡さんが「議事進行に際し適切な板書きをして下さったこと」【とメールでの感想にただただ感謝のみです。

 さて、青山さんから提案があった「次回役員会の進行と、総会の内容について」いささか私見を述べたいと思います。ただしあくまでも1会員としての提案です。

案>まず19日の総会について:会長挨拶2分、事務局からの19年度報告、20年度事業計画、予算など報告、承認に20分、だいたい30分をめどに時間をとる。その後、参加団体各3分()で、ポスターセッションを実施する。(國村案に賛同:ポスターセッションといっても必ずしもポスターが必須ではなく、チラシ、文書、展示物など、所属団体を紹介するものであればなんでもいいことを周知徹底する)

 受付の事務的なことは12月22日の設立総会の手法を基本にする。従って、参加団体から当日、会費を徴収する。欠席団体には継続の意思があれば4月中に会費を納入するように連絡する。また、登録代表が参加できないときは「会の総意を代弁する」代理人名を事務局へ連絡すればいいことにする(大げさな委任状は省く) ほかに「提案があった著名人などによる講演」は、今回は加盟団体の総会ということで、特に「会員団体同志の相互認識と交流を図る」ことにし、次回にしたらどうか。

講演会などはあいち自然ネット主催で、広く一般に呼び掛けて、最低必要経費分の参加費(500円、1000円程度)を徴収して開催するか、公的機関からの助成金をあてるなどの方法もあると思うが、希望するテーマ、呼びたい演者があれば提案して欲しい。今後の事業計画に盛り込めばいいと思う。

 宮崎さんから提案があった、名古屋市内で各団体が参加しての活動の紹介、展示、アピール案は「アースデイ名古屋」が実施している野外模環イベントなどや、市や県が関わる屋内 環境イベントに賛同又は協賛してという方策もあると思うがいかがか。

 なお「小生が提案した年度計画」について補足説明をしたいと思います。あいち自然ネットはご承知のように「まったくのボランティアの団体」から「職業としてプロの方を構成員とする団体・施設」まで、活動分野や活動目的、行動エリアなどさまざまな背景を持つ会員からなっています。しかも役員はいるが「実務機関として行動できる専属の人材」が発足したばかりで育っていないのが現況です。

 それを踏まえたうえで海上の森野鳥の会が提案し、あいち海上の森センターが主体となって企画し、賛同する有志市民グループが計画実施に協力する。あいち自然ネットはこれに協賛あるいは共催という形をとる・・・というのが小生の事業案です。会の趣旨にも合うと思います。  
 提案事業をあいち自然ネットが主催するなど、とても現状ではムリで、まさにセンターと協働するということです。従ってセンターが了解すれば、計画は実行に移るわけで、あいち自然ネットには「その計画」に賛同するか否かを決めて頂けばいいということになります。

 なお、それとは別に「草刈り十字軍の自主映画上映会を名古屋で開いては」という案を海上の森鳥の会・宮永として提案します。付随しての講演会も考えられます。それから蔵治さん提案の「あいち環境関連100選」の出版は「形として活動が残る」し広報資料としても有効だと思いますので、次回はぜひ検討したいと思います。

以上、勝手な見解を披瀝しましたが、皆さんから積極的な事業案の提案を待ちます。できれば具体的な内容のある「ゆるやかな組織でも実現可能な」提案を期待します。とはいえ、まずはどんな案でも言ってみてください。3人寄れば文殊の知恵といいますから。

08年2月6日15:57【貴会・会議傍聴の件】 大羽さん みやながデス
 早速、三河地方のメーリングリストに情報を流して下さりありがとうございます。

それから「愛知県野鳥保護連絡会議」(名前がうろ覚えで間違っていたらごめんなさい)の役員会が16日にあるそうですが、可能であればオブザーバー(傍聴人)参加したいのですが。

 個々の団体で「あいち自然ネット」に入っていただけたらと考えています。その点を含めて、もし時間が頂けたら、詳しく説明したいと思っています。すでに「日本野鳥の会愛知県支部」が加入の方向で検討しているそうです。皆さんの了解が得られたらですが、OKであれば時間と場所をお教えください。

08年2月6日16:35【あいち自然ネット総会&お願い】 皆さま みやながデス 
 添付の資料を基に「あいち自然環境団体・施設連絡協議会」役員14名に諮ったところ
(
略称)あいち自然ネット総会・会場が4月19日・豊橋市で開催と決まりました。なお行事案は「海上の森野鳥の会」が提案し、あいち海上の森センターが主体となって計画を策定し、有志の市民団体が開催に協力し、あいち自然ネットが協賛(共催)することを念頭に置いて、宮永が提案しているものです。

 総会で開会挨拶、今年度の決算や報告に次いで、新年度の事業計画案などを提示し(30分ほど)その後、加盟団体のポスターセッション、3分間スピーチなどと、団体間の情報交換や交流に力を入れた総会を予定しています。

 ただ次回運営委員会が3月12日にあり、そこで最終決定になりますが、それまでにとにかく三河地区の皆さんに、広く参加を呼び掛けたいというのが宮永の思いです。皆さんと交流のある団体に、ぜひ加盟と総会への参加を呼びかけて頂けたらと思いメールしました。
○定期総会は4月19日(土)受付午後1時半開場・2時開会・4時半終了の案があります。
***********************************************************
 会場:豊橋市民センター(カリオンビル)Tel.(0532)56-5141
 6階大会議室(90人)愛知県豊橋市松葉町63:豊橋駅から徒歩5分)
       ≪JRで往復1500円という割引があるそうです≫ **********************************************************

08年2月7日16:37【貴会・会議傍聴の件】 大羽さん みやながデス
 了解しました。代表の方を存じ上げない団体が多いので、反応に対して何ともいえません。あいち自然ネットへは「愛知県野鳥保護連絡協議会」としてではなく、個々の団体として加盟していただきたいと思います。あいち自然ネット提案事業などの可否を取るとき、非常に手間がかかると思いますので、貴・連絡協議会の「加盟団体それぞれで」入会の是非を判断頂きたいと思います。従って今度16日でしたか、その時はそのように伝えて頂くと有難いです。資料を送りますので、加盟団体の皆さんに配布下さると幸いです。

08年2月8日12:19【第1回運営会議の議事録送付及び会員向け報告の照会】
 
小野島さん みやながデス 添付文書2つとも「簡にして漏らさず」適切な議事録と報告文で感心しました。あれだけ長時間いろいろ意見が飛び交ったのに主な意見をキチンと書きとめてありました。しかも速攻での文書作成とメール送信に「有能な事務局を得たことを確信」し、嬉しく思います。@今後もいろいろ負担をかけますが、できることはしますので声をかけて下さい。ただし2日ほど旅に出ますのでメーリングリスト参加申込書はその後発信します。ではでは!

08年2月11日14:00【議事録と活動企画について(鶴岡より)】 皆様 
  みやながデス しばらく旅に出たりして、今日やっとメール環境に戻りました。
 とりあえず、鶴岡さんの提案に対し私見を述べます。20年近く自然と環境を守る活動をしてきましたが、そのためには政治を変えなければと、無党派の候補を擁立しての「愛知県知事選、名古屋市長選、参議院選、住民投票請求署名活動など」はっきりいうと政治的な市民運動のほぼ中心部にいて、数えきれないほどの集会や会議をしてきました。(ネットで「海上の森原人」を検索し表題だけでもご覧下されば了解いただけるかと?)

 そのなかで、出会ったことのない「ポスターセッション(内容を國村さんに教えていただきました)」とか「議事録署名人」という言葉にとまどっています。まず「署名人」について:ただおおよその意味は類推できますので、名乗り出た鶴岡さんには「議事録署名人」としてチェックしていただき?その他、発言した内容が漏れていると感じた「役員」の方は今回の蔵治さんのように申し出ていただけばよいのではないでしょうか。

 なお蔵治さんの提案のように、議事録は事務局が主な発言と判断された「メモ」程度のものを羅列すればよいと思います。初回12月22日の分がないということですが、スタート時は「初めて」ですので手違いや漏れができるのはある意味、当然のことで、今後、お互いに注意することにしましょう。それから記録の意味で「写真を撮ること」に賛同します。案内メールに添付したり、会報が立ち上がったときなどに使えると思いますから。

【活動企画については】は次回の議題に含めることに賛同します。特に5番目は具体的な提案ですぐにでもと感じました。それと同時に皆さんからの提案、修正意見など、なんでも結構ですからぜひ出して頂きたいと思います。以上、この件について、とりあえず。

08年2月11日14:28【4月19日についての意見】 皆様 みやながデス
蔵治さんの提案に基本的には賛同します。活動紹介の方法については「出席団体の数」と「借り受けた会場の客席を除いたスペース次第」だと思います。幸いに蔵治さんや原田さんなど会場をご存じの方がみえるので、その意見を参考にしたいと思います。

提案1)について:海上の森野鳥の会としてはポスター的なものはA2サイズの写真を用意できるくらいで、3人掛けの長机の半分があれば十分ですが、多様な団体に対処するには
()()のいずれかで、必要スペースを申告してもらい、確保するということではどうでしょうか。例えば1、長机半分 2、長机1つ 3、長机1つと間伐材パネル1 4、ブースは長机1つとパネル2(または3) (1として壁だけもありかも?ただ壁が使えるかどうかだが、その場合、展示の補助装置の有無の確認が必要)

提案2)、3)について:上記、例のような案で決まったとしたら、今月末までくらいを期限に展示スペースの申告を受ける。従って各役員の皆さんからの早急な意見の集約が必要で、ぜひ返信をして頂きたい。

提案4)について これはこれから意見をいただいて3月12日の役員会で最終決定しましょう。そうそう休憩の後で「希望団体に活動紹介をしてもらう」案はいいと思います。特に地元の方に!!
      ≪●原人のせいで身内が報復された?実例!やれやれとほほ

2月11日15:12【設楽ダムの建設中止を求める会・拡大幹事会2/8報告】
 
伊奈さん、大羽さん みやながデス 8日から旅にでていて大雪にあい、今日やっとメール環境に戻りました。お役所とか大企業はあらゆる手を使います。残念ながら被害は泣き寝入りするしかありません。

 トヨタの本社前で「トヨタ始まって以来」という抗議デモをしたことがありました。参加者は、共に愛知県知事選の出馬経験者である「牧野剛・河合塾講師」「影山健・愛教大名誉教授」と「堀田博之・福祉法人わっぱん理事長」「元東大・五月祭実行副委員長・跡部重夫」「ポール・レジェ安城学園講師夫妻・当時」と小生のたった7名でした。

地元警察やら公安の車両が5,6台、警備陣が4、50人という大騒ぎで、写真やビデオでばちばち撮影されました。その翌々日にはトヨタ系列企業に勤めていた義兄に上層部がなにかいってきたらしく「お前はなんてことをしてくれたんだ」と泣き声で苦情がきて、しばらく親戚づきあいが中断しました。(万博が終わるまで)

 その後03年には当時名大生だった息子が、地元での就職活動で、2次、3次までは受かるのですが最後の身元調査で全滅し、結局1年就職浪人し東京で職をみつけました。本人は小生に何も言わなかったのですが、家内には「一緒に就職活動した仲間が全員」第一希望!のトヨタや中電、名鉄などの幹部採用に合格したといっていたようです。身内びいきかもしれませんが、成績は小生に似ず優秀で、誰にも好かれる子だったんですが、迷惑をかけてしまいました。(どの教授も太鼓判を押していたらしかったのに全滅でした)

 本人はもうあんな名古屋には戻らないといっているようで「男一人の長男が戻らないのはアンタのせい」と相方に弾劾されると返す言葉がありません。身内に掛けた迷惑は一生の悔いになりますが、自ら選んだ道ですから諦めるしかありません。でもこんなことでは引きさがりません、徹底的に抵抗し戦い続けます。以上、体験から〔海上の森野鳥の会代表 宮永正義〕

2月12日フォトニュース:5日午後5時過ぎ《ヒートアイランド・名古屋でも初積雪》
 
大小並んでたたずむ雪だるま・大きさは右の愛車と比べて!温暖化の影響かほとんど降らなくなった名古屋にも、やっと初積雪・冬将軍の置き土産。でも2日後には跡形なく消え日差しの暖かい日に
   http://www.news.janjan.jp/photo-msg/0802/0802110601/img/photo146996.jpg 
     名古屋市北区:滋賀公園 積雪15cm!

08年2月13日14:18【14日公明党・自民党県議団への要請行動】 市野さん 
みやながデス 午前中に名古屋市議会へ政調費問題に係わる要請行動と記者会見(市政記者クラブ)をします。昼過ぎには終わりますので小生も参加します。では、またそのときに。

08年2月13日15:08【新年度・あいち自然ネット共催事業について】 浦井さま 宮永です 添付の資料にある事業案ですが、下記のような説明を役員に送りました。
「小生が提案した年度計画」について補足説明をしたいと思います。

あいち自然ネットはご承知のように「まったくのボランティアの団体から職業としてプロの方を構成員とする団体・施設」まで活動分野や活動目的、行動エリアなど様々な背景を持つ会員からなっています。しかも役員はいるが「実務機関として行動できる専属の人材」が発足したばかりで育っていないのが現況です。

それを踏まえたうえで海上の森野鳥の会が提案し、あいち海上の森センターが主体となって企画し、賛同する有志市民グループが計画実施に協力する。あいち自然ネットはこれに協賛、あるいは共催という形をとる・・・というのが小生の事業案です。会の趣旨にも合うと思います。

提案事業をあいち自然ネットが主催するなど、とても現状ではムリで、まさにセンターと協働するということです。従ってセンターが了解すれば、計画は実行に移るわけで、あいち自然ネットには「その計画」に賛同するか否かを決めて頂けばいいということになります。
*********************************

 以上の件について、とりあえず、蔵治さんからは了解を取りました。既に、あいち海上の森センターの「20年度行事案」は決定済みと思いますが、そのなかの「どれかとリンクしてバージョンアップする」か、新たになにか一つ「打ち上げ花火」的な規模の大きい行事を考えてくださいませんか。 必要とあれば、提案やその実施要綱の作成などお手伝いします。

無論、行事の広報や実施にさいしてのボランティアの動員は最大限協力します。「海上の森大学」受講生による「サポーターグループ」も結成して応援します。土曜日(17日)正午前後に、そちらに寄りますので、もしおみえになりましたら、しばし相談したいと思っております。3月12日では遅すぎるのでメールしました。貴センターからの提案を「ぜひお聞きしたい」と思いますので、どうかよろしく。

08年2月13日16:34【政調費・緊急抗議】 皆様  みやながです
 名古屋市議会4会派は政調費領収書を1万円案で決着を図ろうとしています。全領収書の公開要求を無視し「金額の問題」ですりかえるもので断じて許せません。緊急抗議書を作成しました。明日、午前に提出する予定です。世間の常識が「議員には非常識」という市議団に、厳しい監視の目を注いで下さい。政調費名古屋市民の会() 宮永正義

08年2月14日20:08【あいち自然ネットの事業について】浦井さま みやながデス お休みということで残念です。17日は台湾国立中興大学の教授とセンターを表敬訪問する予定でした。どなたか当日対応して下さると幸いです。こちらには通訳がついています。

 また協働事業の件、スタッフの皆さんでぜひ面白い案を提案して下さい。何度も申し上げますが、可能なかぎり過去のいきさつは水に流し協力します。浦井さんについては「海上の森自然観察会」の北岡さんからいろいろ伺っております。北岡夫妻とはもう20年近くのつきあいがあります。ではでは。

08年2月15日11:52【政調費・緊急抗議ファックス原文】 皆様 みやながデス
 ◎2月17日名古屋YWCAでの集会(13:30~16:30)
*中区新栄町2-3 TEL052(961)7707 ◎「これでいいのか!政調費シンポジウム」で配る予定の抗議ファック原文です。市内在住の方、市外でも名古屋に知人、友人がみえる方、ぜひ転送して下さい。(原文省略)

  

第157回【生物多様性/特大雛飾り/ビルマ難民訴訟/海上の森大学/豆腐売り

2008年2月16日(土)11:38【政務調査費・署名記事】 皆様 みやながデス
 下記の記事がアップされました。お読み下されば幸いです。(ご承知と思いますが
上野数馬はペンネームです)またファックス作戦、ご協力よろしくお願いします。
【風雲急を告げる?政務調査費問題・名古屋市議会 (上野数馬)】(リンク先URL略)

★08年2月16日(土)「生物多様性・絶体絶命 名古屋大学で学習会に参加」
 
午後2時から5時過ぎまで、名古屋大学大学院・生命農学研究科大会議室で「中部の環境を考える会・日本科学者会愛知支部」の共催で、生物多様性を考える講演会が開かれた。時の話題がテーマなだけに、参加者らは熱心に講義に耳を傾けていた。

 昨年11月に閣議決定された「第3次生物多様性国家戦略」の一環として2010年開催
予定の「生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)」の名古屋市への誘致が決まった。
今年5月開催のCOP9ボン会議で、日本が開催権をほぼ確保できる見通しだという。
現在、愛知県や名古屋市を中心にCOP10の啓蒙活動が盛んに進められているが最近
話題の食の安全問題に次いで、地球温暖化やヒートアイランド現象、希少生物の絶滅危機など、環境問題に対する県民の関心もかなり高まってきているようだ。

 更に誘致計画ではCOP10への市民参加が特に強調されている。しかし「なぜ生物多様性が大切なのか」という問いへの「基礎的かつ明快な答え」がみつかるかもとあいち自然ネット会長としてからっぽ頭に知識を充填する目的もあり参加してみた。各氏の講演で、記憶に
残ったことを列記すると: まず富岡 仁・名古屋経済大学教授:
「条約締約国会議COP1から9までの経過と課題」COP会議での最重要検討事項は以下の「1、内陸水、2、海洋・沿岸、3、農業、4、森林、5、乾燥地及び半湿潤地、6、山地、7、島嶼、8、公海の海洋保護区」と多岐にわたる生物多様性を専門部会ごとに精査し討議すること。これは最も基本的で、加盟国すべてにとって異論のない課題ではあるが、現実問題と
して現在では「遺伝子問題」が最大の論点になっている、という。

 早い話が「これまで通り開発した遺伝子資源を自由に使わせろ」という先進国と「遺伝子資源から生じる利益をより多く手に入れたい」原産国(世界人口の約80%を占める途上国)が対立する構図になっている。つまり生物多様性も重要だが、加盟国の関心の的は「遺伝子資源から得られるカネの配分をどうするか」で、それが最大のテーマになりつつあるという報告。う~んやっぱり最後は国益優先!カネがらみの綱引き会議かというのが正直な感想だ。

 次いで肘井直樹・名古屋大学準教授:「生物多様性とはなにか」
 種の多様性、遺伝的多様性、生態系(景観)の多様性と3つのレベルに分類するのが定説になっている。また種の定義は「交配によって同じ種の個体ができること」という。聞けば当たり前のことでライガーとかレオポンは種ではないということだろう。また推定総種数は約200万種といわれているものの、異論が多く確定が不可能という。

 種の絶滅の最大の原因は人口の爆発的増加で、それに起因する森林伐採、乱獲、外来種の侵入、地球温暖化が「生物多様性を脅かす4点セット」といわれている。特に島嶼部での絶滅の圧力が非常に大で、大陸部も野生生物の住み場所は「人間海に浮かぶ島である」状況にある。様々な研究が行われているが、行く先には非常に困難な状況が待ち構えて
いる・・・といったこと。

 斎 心教授(台湾国立中興大学教授):昆虫学が専門の教授は、生物多様性の基礎となる「種数やその個体数」の調査法について話された。たとえばあるエリアでA=2、B=1、C=3の割合で捕獲されたとして、それがそのまま実数に比例するとはいえない。時間、場所、空間の位置など様々な環境の違いがあり、比較が困難で、統計的な調査方法に偏るのは避け、生態学的な調査の基本に帰るべきだ。学会で流布している生物多様性指数は不要という見解だった。

 講演後、たとえば「顎に髪の毛が生えている宮永が名東区に1人いる」として「名古屋16区に一人ずつとは言えない」ということですねと言ったら、その通りという返事で・・・こらこら。
最後に率直な感想を述べると:いまやもう議論している場合じゃないほど、生物多様性が
絶体絶命の状況になりつつあるということがよくわかった。しかしそれでもやっぱりどこか
「ヒトゴトだなー」というのが実感としてあって・・・う~ん!

2月16日(土)21:48【:あいち自然ネットの事業に】 浦井さま みやながデス
 早速、具体的な提案で初年度はこれくらいかなと納得しました。もちろん海上の森センター提案事業にあいち自然ネットが賛同し共催するという大前提のうえの事業と再確認しました。*******************************
○小中学生夏休み自然教室 《夏休みのびっくり体験》 各団体及び施設が
自分たちのノウハウを持ち寄り、小中学生を対象とした自然教室を開催する。
*********************************
☆宮永所感:これはネット加入会員に呼びかけ、応じた団体・施設と事業の協議を
するということになりますね。
******************************
○活動内容&施設概要 発表会《あなたも参加しませんか》 あいち海上の森センター開館2周年イベントとして各団体及び施設の活動や取組について、一般の人を対象に発表する。◎9月21、23、27、28日のいずれか1日 ◎発表時間 1団体・施設 約20分・・計約13団体・施設◎方法は自由 ◎一般募集 約50名 ◎会場:あいち海上の森センター研修室◎質疑応答や会員募集の時間も設ける。********************

☆宮永所感:この件は場所が問題ですね。定員が参加団体の関係者を含めると研修センターだけでは収容できない気がしますが。対象者があいち自然ネット会員だけという一般募集なんでしょうか?もし純粋に一般に広く呼びかけるとなると他の会場の必要性もあるかなと?

*****************************
○間伐材の小屋づくりプロジェクト 《小屋づくりに挑戦》 間伐実習から間伐材の搬出、
製材、小屋づくりまで一貫したプロセスを体験学習し、会員の交流と里山保全を考える。
◎5月~11月ごろまで活動日をあらかじめ決定し実施
◎海上の森で間伐作業・搬出・製材・小屋づくりを行う。
*******************************
 ☆宮永所感:これも自然ネット会員団体・施設の会員・関係者に呼びかけて、
あいち自然ネットの身内交流を図るものでしょうか?それはそれで発足したばかりですから、大事だと思いますが。詳細を詰められた上で、また、お聞きし、役員会に諮りましょう。

2月18日(月)11:09【
増山たづ子・豊川流域写真共同展】  皆様 みやながデス 今年1月に名古屋で開催された「増山たづ子」写真展を取材し、以下のように記事化しました。なお上野数馬は政治、環境関連の記事を書く際の宮永の筆名です。「徳山ダムに沈んだ村」 増山たづ子写真展(上野数馬) 参考までにお読み頂ければ幸いです。

★2月19日(火)フォトニュース掲載【
特大雛かざりでいのち溢れる春を待つ】
 
瀬戸市街で3月3日まで開催中の「雛めぐり」。悲惨な事件は例外として子を思う
親心は不変のようで、大勢の観光客で大賑わい!思わず顔がほころぶ変わり雛も!
     目玉は瀬戸蔵に飾られた高さ4.5m:四角錐の「雛(ヒナ)ピッド」

       
 思わず顔がほころぶ「変わり雛」も!外は粉雪が舞う中ここだけはもう春!
     
 瀬戸蔵(せとぐら:入場無料)尾張瀬戸駅から徒歩5分:開館=8:30~21:30


2月20日(水)13:06【昨日はありがとうございました】 八田さん みやながデス  返事が遅れて申し訳ありません。こちらこそ、森を歩く機会をいただいて感謝しています。
台湾へはいきたいのですが、同じところではなく市街地など庶民が暮らす下町や現地の
方と触れ合えるところへ行きたいです。名大での学習会の報告は以下にあります。
暇なときにでもお読み下さい。
◇【生物多様性、絶体絶命 名古屋大学での学習会に参加して】
◇【フォトニュース】特大雛かざりで、いのち溢れる春を待つ(宮永正義)
◇【名古屋「これでいいのか政調費シンポ」(上野数馬)】

 ≫≫宮永さん 昨日はありがとうございました。斉先生も大変喜んでいただきました。
宮永さんのパワーにも大変感心していました。斉先生からも、お土産を預かっています。
近いうちにお会いできる機会を設けてもって行きます。先ずはお礼まで。

2月20日13:31【あいち自然ネットホームページ掲載のご相談】 小野島さん みやながデス 以下にある件ですが、宮永が小野島さんにお願いして海上の森センターのホームページに「紹介コーナーを開いてもらった」ことにします。会長が独断でお願いしたとメーリングリストで連絡します。それでいいですね?もし都合が悪ければ遠慮なく言ってください。

2月20日13:48【海上の森観察会案内&オマケ】 皆様 みやながデス
  自然観察会:「海上の森で小さな春をみつけよう」
*2月23日()午前9時・愛環鉄道山口駅前集合*弁当・飲物必携、費200円。
あれば双眼鏡や図鑑など。解散:2時半頃。のんびりゆっくり雑木林を歩きます。

2月20日16:10【緊急公開質問状】 皆様  みやながデス
 市議会「政調費・全面公開公約6議員」にだす質問状(文責・宮永)です。26日の定例議会では、党議拘束でしばられるなら、賛成しないで「採決に欠席という手もある」と示唆し、協力を要請する予定です。政調費・市民の会・広報 宮永正義 

★2月21日(木)取材:【在留
ビルマ人「難民不認定」の取り消し求め訴訟】上野数馬
 
国が在日ビルマ(ミャンマー)人を「難民として認定しない」処分にしたことの取り消しを求める訴訟の第3回口頭弁論が2月21日名古屋地裁で開かれた。原告代理人らから準備書面と証拠が提出された。次回期日は4月17日10時35分からと決まり、15分ほどで終わった。
裁判を起こした在日ビルマ人のアウン・チョウ・ミンさんは、ラングーン大学に在学中だった
1987年、生活が苦しくなった仲間の学生たちとネ・ウィン政権に対する反政府活動グループを結成した。
@88年3月、軍による学生殺害事件が起こり、その抗議デモで友人4人が殺され、自分も右足を撃たれ6針縫う怪我をした。
@88年8月、全国で17万人にも及ぶ民主化蜂起デモが行われた。チョウ・ミンさんはその学生デモで、隊列が乱れないように指示する役割をしていた。また学生運動のことで区役所に呼びつけられ「今後二度と反政府活動と反政府の政党に参加しない」と書かれた誓約書にサインさせられた。今後、ビルマに帰ったとき迫害を受ける理由となる。

@90年7月に知人が逮捕され、次は自分の身と危険を感じた。神戸にいた叔父の紹介で
ブローカーに公務員の給料の1年半分以上に相当する7,000チャットを払ってパスポートを手に入れ神戸へ来た。


撮影は構わないとアウンさん。いつも伏し目がちで、活動家らしからぬ穏やかな雰囲気の人。
名古屋地裁正面。門前払いせず、人道的な配慮が強く求められる。(いずれも2月21日、筆者撮影)

@来日後ビルマ人活動家と知り合う機会がなく、99年に名古屋でミン・ティンさんら後に難民認定されるような人と知り合って反政府活動を始め、2000年に「日本ビルマ問題を考える会」に参加した。その後ビルマ民主化活動グループが合同して設立されたLDB名古屋へは妻子に危害が及ぶことを恐れ、89年に結婚した妻と「形式的に離婚」して02年に加入した。

@以来、さまざまな反政府活動を名古屋を中心に続けてきた。
LDB名古屋では05年1月から、教育、保険、社会委員会の責任者をしている。
@91年に愛知へ来てから民主活動家と知り合うまで、地方の工場で難民認定申請のことも知らずに働いていたという。チョウ・ミンさんの難民申請は結局、05年10月7日に「不認定」と決定した。この日の閉廷後、チョウ・ミンさんに現在の様子を聞いた。

記者:これまで何度もデモや集会でお会いしましたが、顔も名前も出して危険ではないですかチョウ・ミンさん:ビルマに帰れば必ず逮捕されて刑務所です。たぶん殺されるでしょう。
記者:え~っ。ということは、ビルマへは危険すぎて、とても帰れませんね。
チョウ・ミンさん:ええ、ずっと日本にいます。もう帰りません。ビルマが民主化されるまでは。民主化のためには死んでも構いません。命の覚悟はしています。

記者:う~ん、凄い覚悟ですね。でも死んではダメですよ!チョウ・ミンさんの名古屋での
(反軍事政権)活動歴も、もうかなり長いですが今の心境を聞かせて下さい。
チョウ・ミンさん:ようやく軍事政権がアウン・サン・スーチーさんと会話をするようになって、
2010年には総選挙をすると言っていますが、ぜんぜん信用できません。民主化に命をかけて活動し捕まった学生たちや、スーチーさんを解放しなければ本当の選挙にはなりません。

今の政権はまったく信用できないんです。あんな事件(日本人記者殺害事件)があっても
ODAで(軍事政権に)援助を続ける日本政府が、どう考えているのかわかりません。
どうして独裁政権のポケットに入ってしまうお金をどんどん援助するのかわかりません。
ぼくの裁判の費用を(支援者の方に)援助してもらっていますが、その分をLDBからタイの
メソッドにある(ビルマ)難民の学校に寄付をしています。

記者:ビルマの少数民族の学生たちに法律を教える、ボランティア団体が
支援する寄宿舎のある学校ですね。若い人たち20人くらいが2年間学ぶという。
チョウ・ミンさん:そうです。そこの費用の25%をLDBが出しています。本当に必要なところにお金がいかないんです、今の日本の援助では。日本政府はどうしてわかってくれないんでしょう。
記者:わかっているはずです。ただ、ヒモつきといって日系の建設、土建業者が
利権にからんでいるようです。それと現地の有力者とかが。
チョウ・ミンさん:でも私たちは日本や中国の政府にお願いするしかないんです。
それから皆さんにも。とにかく軍事政権を支援することをやめてくださいと。

記者:そうですね。これからも大変でしょうが、風邪なんかひかないようにね。
今日は昼から仕事なのに引き止めてしまって、どうもありがとうございました。
@チョウ・ミンさん:いいえ、いつもありがとうございます。じゃあまた今度のビラ撒きで。
 「難民を認めないことが仕事」のような、難民受け入れ最底辺国「ニッポン」。入管の人道的配慮を心から願いつつ、ビルマ人難民の皆さんに「本当の春が来る日」を待ちたい。

2月21日15:45【あいち自然ネットホームページなど】 皆様 宮永です
 少しずつ春めいてきましたが、早いものであと20日ほどで第2回役員会です。
前回、総会会場と「役員用と一般会員用メーリングリストの作成」が決まりました。
一般会員用に関しては「最大3人まで登録できる」ということになりましたが
「会の自己紹介用・別紙」と合わせ、提出の件、速やかなご協力をお願いします。

 また「会のホームページ作成」については、何も決められませんでした。「あいち自然ネット」の活動を広げるには、存在を知らせるアイテムが必須です。事務局小野島さんとの会話のなかで「あいち海上の森センター」のホームページ内に「あいち自然ネット」の紹介コーナーを、作成していただけることになりました。当然、自前のホームページが完成した後は「リンクをお願いする」ことになります。

 春休みも近く「海上の森」を検索する方の目に留まる機会も多いだろうと思い、
お願いしたいと思いますが「それなら私がホームページを立ち上げよう」という方、
間借りはちょっとイヤだ」という方など、みえましたら、その旨、ご連絡下さい。
 また4月12日総会の内容は蔵治さん、鶴岡さんから具体的な案がでていますがそれ以外にもなにかありましたら、なんでも結構です、ぜひ提案して下さい。意見を前出しして頂き、
当日はそれに基づいて、検討したいと思います。

 まずは各団体間の「さまざまな行事」の情報交換を図る連絡網の確立が最優先です。
新年度で各団体がいっせいに年間計画なり、四半期予定なりを発表する時期です。
一日でも早く、加盟43団体の過半数が登録したネット網を構築したいものです。
今後とも役員の皆さんの、率直かつ明快な意見や提案をお待ちします。

2月21日16:11【政調費&設楽ダム】 皆さま みやながデス
 本日「名古屋市議の通信簿をつける会」船橋氏と、名古屋市議7名に公開質問状を提出してきました。26日本会議を前に「領収書公開公約」議員に現在の覚悟を問うものです。
明日の朝刊あたりからマスコミによる側面支援記事も掲載されます。25日2時から記者会見も予定しています。いよいよ正念場です!!なお設楽ダム関連の記事がアップされました。〔設楽ダム建設計画に反対の市民団体が県議会に請願へ(2月19日)上野数馬〕

2月22日(金)15:22【あいち自然ネット事務局:会員用MLについて】
 小野島さん、皆さま、みやながデス 小生の見解はすべて表示です。アドレスを表示する
ことで、直接応答したい場合など情報交換が円滑に進むと思います。皆さんと同様、
多くのメーリングリストに加入していますが、すべて表示されています。

 ネット新聞でペンネームを使用して「政治・選挙・自然環境」問題関連記事をいろいろ書いていますが、それ以外は「すべて実名で住所も電話も公表」して活動しています。たった一度だけ「野鳥の会」を名乗る「怪文書葉書」事件?があっただけで!!(これは新聞社を巻き込んだ騒動になり、謝罪?替わりの追加記事を掲載させました!)
 ほかはここ20年余りの活動で、脅迫も誹謗中傷も嫌がらせもなにもありませんでした。
とはいえ、そうと感じなかっただけかもしれません。皆さんの多数意見に従います。

★2月24日(日)【
海上の森大学を卒業】 愛知万博の跡地に出来た記念施設で開かれた
「海上の森大学」の1期生として環境学者らの講義を5ヶ月14回の受講に皆勤した。
最大の収穫は
「あいち自然ネット」をサポートしてくれる仲間ができたことだ。
24日朝10時からの「海上の森大学」最終授業にギリギリセーフで間に合った。見過ごせばいいのに《車にはねられて歩道のツツジの植栽にひっかかっていたアライグマ》を脇の雑木林の根元におろしていたら、そこへトラツグミとルリビタキが現れて、ついついウォッチングして開始4分前の到着になってしまった。

 受講のきっかけは万博に関わりはじめて16年目の去年、05年9月末の万博閉幕から
数えて2年目の初夏のこと。たまたま「海上の森大学・受講生募集」のチラシが手に入った。小生なんぞ、万博推進当局にとってはまさに天敵!「こてこての反対派」だったから、
ず~~っとまったく背を向けたまま。とーぜん万博も招待券で偵察(
)に1度行ったきり。
跡地に改築された万博記念施設「あいち海上の森センター」にも、むなくそ悪くて近づくこと
すらしなかった。(
 注:「愛知万博内覧会3月20日」その1、その2、その3)

 10数年間、冗談でなく、仲間ともども「命を懸け余暇のほとんどを捧げて」海上の森の保護、保全を訴えてきた。「昔はどこにでもあった《人間も自然の一部と確認できる》森が大都会の近郊では、じきに!消えてなくなる。日本の原風景というべき大事な里山だ」と。

 しかし県も国も「そんなのカンケーネェ」と終始一貫「どこにでもある里山だから開発しても問題ない」と言い続けて・・・のが、形勢不利とみるや、突如「環境博」とやらに衣替え。
そして終わった途端「貴重な里山の自然を子供たちに残そう!」「持続可能な世界づくりに
向けて、海上の森から自然の理解をはかろう」などと言い出す始末。

 いやはや見事な健忘症?いや変身の凄さ!?それってオレたちがさんざん言っていた
ことだろ!よくもまあいけしゃあしゃあと、呆れ果てて苦笑いするっきゃない。ったく、もー。
おまけに万博反対運動が始まると共に、いつのまにかフェードアウトした方々が「開発から
守られた」森で、官主催のさまざまな行事の講師とやらで活躍されているのを見るにつけ
「世渡りってそういうもんだろうな」と納得するものの、何か釈然としないものを感じていた。

 「森を守れたからいいじゃないか」といわれればそうだが、やはり主体的に関わりたいと
いう本音を抑えきれない。で意固地にこだわるのはやめ、こちらから飛び込むことにした。
ながながと繰り言をならべてしまったが、そんなわけで「万博の理念継承事業」として県が
10年計画で実施する「海上の森大学」1期生として、トップランクの環境学者や専門家が
講義する5ヶ月:14回:1日4時間の市民参加コースを受講してきたのだった。

 受講生は10名だったが修了式までこぎつけたのは8名。東京、京都、金沢など遠路はるばるの教授の方々には気が抜けるほどの少なさだったろうと思う。でもまあギャラは入るし、御公儀の覚えがよければ今後は安泰だろうし、いいな~(おいおい、コラコラ)。しかし、この人数で午前と午後の2時間ずつ、黙って座って聞き続けるのも生徒にとってはしんどいこと。慣れるにつれて勝手にどんどん質問したり、意見を言ったり、おかげで物議をかもしたり。
まことに扱いにくい生徒だと、さぞかし噂をしていたことだろうな。

 もともと威張ったり、権威をちらつかせるやからには徹底的に抵抗する。裸になれば「貧弱な哺乳類・ニンゲン」の一匹同士、どうってこたあない・・・「言ったもんが勝ち」というのが座右の銘?「死んだらオシマイ」が口癖!のそこらのオジさんだからな~。皆勤してうすらボケ頭で確認したことは:環境問題の理論や問題点、対処法はほぼわかった。じゃあどうするかといったとき「それではなにか動こうというヒト」をまず増やすこと。「誰かがやってくれる」
「そのうちなんとかなる」と思うのが普通だろうが、乗りかかった船でやるっきゃない。

 最大の収穫は「あいち自然ネット」をサポートしてくれる仲間ができたこと。20代、30代、
40代の素敵な3人組だ。このメンバーを事務局の柱に「これから一緒に楽しくやろう」と互いに約束を交わし、家路に就いた。葉っぱのような小舟に同船した4人組のあれこれは、またその都度、報告することに!ではでは。

2月25日(月)11:50【未投稿記事とじゃんじゃん5周年記念集会】 編集部さま
 みやながデス 在日ビルマ人難民に関する記事はほぼ仕上がっているのですが、担当弁護士に送って貰う約束をした「訴状」がまだ届きませんので一番肝心の「難民要件の根拠部分が書けない」状態でしばらくお待ち下さい。名刺も持たない、そこらのおじさんの頼みなのでパスされたのかも。この件については2度も確認の電話を事務局あてにしたんですが。

 それから、すでに「不参加と連絡」した5周年記念集会ですが、なんとか時間ギリギリに出席できるようにしますが、今からでも以前、連絡下さった条件などで、参加できるのでしょうか。時のヒト「東国原知事」に純粋な?野次馬根性!で実物の存在感に触れてみたい気がします。あいち自然ネットの関連で講演会とか、なにか「つてができれば考えたい」などども厚かましく考えています。なお今日はこれから市議会の会派をまわって、2時から記者会見です。以上、よろしくお願いします。

2月27日(水)12:24【:アウン・チョウミンさんの件】 稲森さん みやながデス
 さっそくの訴状ありがとうございます。秘密事項は厳守し「アウンさんの難民認定確保に向けて」側面支援をこれからも継続して行いたいと思います。過去10年間かかわってきた名古屋市議政務調査費問題もとりあえず、わずかな前進をしました。やれやれです。(今朝の中日新聞・市民版に写真付きで報道されています)今後とも、どうかよろしくお願いします。

2月27日16:32【あいち自然ネットサポーター】「あいち自然ネット」サポーターの
皆さん、小野島さん いよいよ12日の役員会で第1回総会の実施要綱が決まります。
これからいろいろお手伝いをしたり、されたりしますがどうかよろしく!!小生の活動の
1つも一段落して(今朝の中日名古屋市内版、写真付き)少しは行動が集中できるように
なりそうです。やれやれデス。これまでの「ぶつぶつ」が以下に掲載されました。
◇みみずのたわごと(13)海上の森大学を卒業(宮永正義)2月26日
 明日、明後日も「上野数馬」署名記事がたぶん!掲載されます。

2月28日(木)10:15【請願署名のご報告】 皆様 みやながデス
 設楽ダム・誓願署名の提出写真などです。紹介議員はでませんでしたが「できることはなんでもしよう!」でやっただけの効果は必ずあります。小生が万博と並んで10年近くかかわってきた政調費問題も不満ですが、一段落して(27日中日朝刊・名古屋市内版)添付記事)少しは行動が集中できるようになりそうです。やれやれデス。3月1日に東京で「東国原英夫・宮崎県知事」とお会いして話ができることになりました。また、その報告もします。

2月28日10:37【蔵治先生・千春さん 結婚お祝いパーティーのお知らせ】
 鎌田さん 「海上の森大学」同窓生の宮永デス 早速のお誘い、ありがとうございます。
**蔵治先生・千春さん お祝いパーティー**■出席します。(公共交通機関 利用予定) 名前:宮永正義 こちらこそ宜しくお願い申し上げます。今後とも、情報など、いろいろお知らせ下さい。≪発信元:東京大学大学院農学生命科学研究科附属 愛知演習林 技術補佐員 鎌田幸子)

2月28日12:18【政調費問題】 編集部さま みやながデス 本日掲載の記事についてぶつぶつデス。政調費問題は友人のネコ(愛称=成田 操)が牽引役の中心人物で文書作成・広報担当の小生ほか2、3人が動くだけの組織でした。まあどこの市民運動も「こてこての芯になる代表」がいて、あと補佐役がそれにくっついて動くのが常態なんですが、
今年になって特にマスコミを巻き込んで徹底的にいろいろしました。

 会見直後の個別取材でマスコミから「議会の低レベルにあきれる発言がでる」ほどで
結局「市民意識を超える市会議員はいない」という結論で、こんな結果になりました。
それにしても、市議会を知りつくした「記者クラブの皆さん」の脱力感がわれわれ以上なのが、接触を通じてわかり、余計にガックリきました。
 4月から1万円以上分の公開がはじまります。中身を精査してあらたな追及をする予定です。まだまだ懲りませんよ!そうそう投稿済みのビルマ人難民の裁判傍聴の記事で「メールで送った修正」ヨロシクお願いします。

2月28日12:31【あーあ政調費】 皆様 みやながデス
 全力を尽くしましたが、こんな結果となりました。議会が閉会すると同時にネコ(成田代表)が小生のところに寄ってきて、目から水滴をこぼしていました。ついこっちも「目から鼻水が
でそう」に。この日のドキュメントが中京テレビでそのうち放送されるそうです。
◇領収書公表1万円以上 名古屋市議会お手盛り議決 上野数馬

2月28日13:42【オトナになれない!】いいのサン、松浦弘智さん、まつうらサン
 みやながデス 万博問題でいろいろ「激しい?意見交換を?して」から随分たちましたが、小生はまるっきり進歩がないようで、まだ「オトナ」になりきれていません。相変わらず、カネにならない余計なことばかりしています。そのあれこれが以下にあります。
お暇な方はのぞいて下さい。(以下・省略)

2月28日23:21【集合時間変更のお知らせ】 姜さん みやながデス(上野数馬)
 自宅からバス・地下鉄で名古屋駅へ、新幹線で名古屋→東京往復、合計2万1500円です。どうかよろしく。なんとか頑張って13時15分までに間に合うように行きます。
>>引用:JanJanの姜です。明後日の交流会13時半の集合をお願いしておりましたが、運営の都合で申し訳ありませんがもう15分はやめて13時15分に会場にお越し下さいますようお願い致します。その他の点については変更ございません。交通費の清算のため、
ご自宅から秋葉原までの往復交通費を事前にお知らせくださいますよう、重ねてお願い
いたします。14時半ぐらいから市民記者トークショーというコーナーでお話していただきたいと考えております>>

2月29日(金)13:40【海上の森野鳥の会:請願署名のご報告】 篠田さん
 みやながデス 応援メッセージありがとうございます。まあカスミ網バスターズと同じで
「素敵な仲間がいるから」カネならんことでも、しんどいけど!楽しく?がんばれるんです!!今日も「じゃんじゃん」に小生の記事がのっています。明日は東京ですので「豊橋の渥美自然の会」に出られるようでしたら「海上の森野鳥の会」を代表してきたとお伝え下さいませんか。大羽さんには「残念ですが欠席します」と連絡しますが。

2月29日13:47【ビルマ名古屋3/1ビデオ上映会:3/2名古屋市内ビルマツアー】 内田さま みやながデス 先日傍聴した裁判の記事がネット新聞にアップされました。
ビルマの民主化を願う皆さんへぜひ支援の輪を広げたいと思います。(JANJAN・URL略)
◇在留ビルマ人「難民不認定」の取り消し求め訴訟(上野数馬)

2月29日投稿:フォトニュース【
流しの豆腐屋さん】
 
「とーふ、とーふ♪とーふー♪」昔懐かしい売り声とともにハッチを開けたまま、
ゆっくり町を流す豆腐屋さんを見つけた。「先週は出たら、もう向こうに行っちゃってたョ」と
お得意さん。お客のご主人は55年前、筆者は47年前、ともに豆腐売りの経験があると
わかり売り手に買い手、通行人!他人同士が笑顔で会話が弾む。
  
                      写真はいずれも2月28日、名古屋市西区で筆者撮影。
       
                      筆者の「昔のバイト先」が知りあいだという豆腐屋さん。
                許可を得てハイ!パチリ!!下町ならではの商売ですね。

  


                     

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